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2012年02月24日(金) 旧暦 [n年日記]

[映画] TIME/タイム

 技術の発達により人間の老化が止められるようになった未来。人々は25歳から年を取ることがなくなったが、そのかわり、全ての通貨が「時間」になり、労働の賃金も余命で支払われ、買い物などの支払いも、全てが時間のやりとりで行われる世界になってしまっていた。
 数日の余命をやりくりして生きている者ばかりのスラム地区に暮らす青年ウィルは、ある日なぜかそのスラムに迷い込んだ上流階級の男がギャングに時間を奪われそうになるのを、助ける。しかし、男はあまりに長すぎる時間に人生の意味を見失い、ただただ時間を浪費するためにスラム地区にやってきたのだった。「自分だったら、残り時間なんて見ない」と言うウィルの答えを気に入り、百年もの余命を与え、自ら時間切れになる男。突然大金に等しい時間を与えられたウィルは、友人や母に時間を分け与えようとするが、母親は突然行われた値上げ政策のせいで、ウィルの目の前で時間切れになってしまう。最愛の存在を失ったウィルは、男が最後に残した「連中はスラムの人々の時間を奪っている」という言葉から、貧しい人々から奪われた時間を取り戻すために富める人々の集まる「ニュー・グリニッチ」へと向かう。
 「ディストピアSFを見てたと思ったら、『俺たちに明日はない』になってた。何を言ってるかわからないと思うが(以下略」
 25歳で老化が止まる代わり、その時点で1年の余命となり、時間を「稼ぐ」ことをしないと死ぬのを待つばかりの社会。全ての通貨が時間になり、買い物や支払いも全部時間。貧しい人々は一日程度の余命を稼ぐのがやっとで、その日を生き抜くのが精一杯という見た目に分かりやすすぎる格差社会になっている。っつーか誰だよ、こんな社会システム構築したのはw
 しかし、一見平等なシステムももともと持てる者は貧しい人々から時間を吸い上げ続け、貧しい人間はどうあがいてもそこから抜けだせず死ぬのを待つばかりという社会は、わかりやすい現代社会の寓意となっている。
 が、そこから何故か話はボニー&クライドへ……何度も「あともう少しで余命がなくなる!」って事態に陥るんで、「俺たちに明日はない」ってのは間違ってないんですが。
 「時間の浪費」とか「時間泥棒」とか、なんかそのまんまのシーンが出てきて、現代社会の皮肉と見ると面白いですが、SFとしての整合性はあまり考えてはいけません。
 キャラクターとしては体制を維持する立場で、役目以上にウィルの逮捕に執念を燃やす時間管理局レオンが一番面白かったです。


2011年02月24日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「国民の生活が云々」ってのがキャッチフレーズじゃなかったっけ?

  菅首相、法案反対の自民にやいば…持久戦模索か読売 )。
 民主党内では、予算関連法案が参院で否決された場合、衆院での再可決をしないまま11年度に突入し、国民からの批判が野党に向かうのを待つ「持久戦」に持ち込む案もささやかれる。この日の首相の強気の発言を、その戦術の表れとする受け止め方もあった。
 この件で、「自民もやった」みたいなコメントを見かけたけど、恐らく一昨年の自民政権下でのねじれ国会の予算審議での参院時間切れでの通過を意識してるんだと思います。
 でもあの時は、与党の具体的予算案に対し与党は具体案を出さずにあからさまな引き延ばし戦術の(意味不明な)審議拒否を繰り返していた。今回は野党が妥当な案を出しているのに対し与党は収支的に明らかにこれまで以上にバランスを崩した予算を検討しており、予算案の練り直しを要求されるに十分な理由がある。
 ちなみに、自民政権時代の予算案については、民主党政権下で再検討をした挙句結局それを引き継ぎ、野党時代の審議拒否による引き延ばしを含めたタイムロスにもかかわらず一定の効果があったことから、民主の反対に抵抗してでも通過させたことのある程度以上の妥当性、および、具体的な理由も対案も示さず反対していた民主党の不誠実さ、非論理性が証明されたことになる。
 なんつーか、「俺の言う通りにしないと国民の生活を脅かすぞ!」って言ってるのと同じですな。野党時代も、与党時代も。

[その他] あっちこっちで革命騒ぎ

  娘の名前はフェイスブックちゃん産経 )。これって、どうなんだろう……日本で言えば、DQNネームのたぐいにならないんですかね? もしくは愛称で呼ばれる? FACEBOOKだから、FxCK'Nちゃんとか……ないな。
 それはさておき、フェイスブックやトゥイッターで暴動・革命(この二者を特には区別してません。あしからず)が起こるってのが時代ですな。まあ、民衆の不満が溜まっていたとは言え、閾値が低くなったのかなぁ、と思うと、対岸の火事としては、却って微妙ですが。それだけ世界全体が政情不安化しやすいってことだからなぁ。良いことなのか悪いことなのか、微妙です。まあ自分勝手な感想ですが、「抑圧された人々が反旗を翻すのは良いことだ」というようなありがちで実感のこもらない反応に反逆してみましたw


2010年02月24日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「驚愕」、ようやくお目見え?

  涼宮ハルヒの驚愕がついにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!ニュー速クォリティ さん)。この写真がコラでなければ、いよいよ分裂の続きが出る訳か。まあ、本物だとしても一部「しか」できなくて、本編は永遠に出ないという可能性もあるわけですが(どれだけ警戒してるんだよ)。まあ、再始動であれば素直に喜びましょう。

  講談社の純損失57億円J-CAST )。落ち込み比率で言えば広告収入の落ち込みが激しいわけですが、それも折からの不況に雑誌の売り上げ部数減少が響いてるからこそでしょうな。ぶっちゃけて言えば、買いたたかれ状態。新雑誌を作ってはいるけども、どうも印象としては狙いが不鮮明でぱっとしないし。
 講談社と言えば少年マガジンなわけですが、帰省した時に姉と話をしたのを始め、最近同年代くらいとマガジンの話をすると「読むものがない」という話が判を押したように出てくる。本当にまったく読まないわけではないのだが、決まって読むものは一つか二つ、という感じが多いみたい。「それは感覚が古くなってるだけでは?」という突っ込みもありそうだし可能性は考えるけども、ジャンプ、サンデー、チャンピオンでもマガジンよりは読んでるものが多いよう。いや、サンデーは微妙だけど。
 それと関係あるのかないのかわからないけど、最近のマガジンに目を通していて気になったことが一つある。「女性作者が増えたな」ということ。ちなみに一応久保ミツロウがコミックス等でトッポイ兄ちゃんを自画像に描いてた時から「この人、どう考えても女なんだけど、おかしいな」と思う程度には鼻が利きます。念の為。
 いや、別に女性作者がいけないわけではないし、女性が少年誌に描くことがあまりタブーでなくなって久しいし、描いてはいけないと思ってる、ってことでもない。ただ、読んでて「『少年』マガジン?」と首をひねることがしばしばある。
 おそらくジャンプ等がある程度意識してやってる「女性層の取り込み」かと言うと、そうでもないのだよなぁ。
 マガジンはある程度昔から編集が原作してある程度絵の達者な新人に描かせる、という戦術をかなり頻繁に行ってきた。ただ、それがいつからかはわからないが、その作画の傾向がある程度「女性的繊細さ」を好むものになってきたように思える。それがいけないことというわけではない。だが、大体その時期から「どんな読者を想定してるのか」が、なんだかよくわからなくなってきた。二十年くらい前ならかなり明確で、ヤンキーものがかなり全盛、そういうのにあこがれを持つ中高生くらいが背伸びして読んでる、という感じだった。だが、今はわからない。女性作家の多用とそれがなんの関係がある、と言われても困るのだけど、なんか「少年週刊誌」という名前にふさわしいものを作ろうという意気込みが感じられない。別に女性作者を排除したからってそれがなされるわけではけっしてないけど、単に自分たちの思い通りに作画する人間を使ってるだけで、誌面作り、雑誌展開、すべてにおいて戦略とコンセプトが感じられない。過去の「売れたもの」のパターンでどうにかしようとあがいているように見える。
 これはそこを直さないとどうにもならん気がするのだけど。


2009年02月24日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなえり#8

  みなみけおかえり #8「法ですよ」。最初は、男の気を惹く練習をしようと、非力で缶ジュースのプルタブが空けられないふりの練習をするカナたち。でも上手くできる人と出来ない人が……
 今回は主にハルカグループの被害担当艦・アツコがメインかな? 他の被害担当艦(チアキグループ:内田、カナグループ:ケイコ)に比べ影の薄いアツコだけども、意外にも魔性の女ぶりを発揮……はしてないけど、カナとマキからは魔性の女呼ばわり。まあ、この二人の言うことを真に受けてもしかたないんだけど。でも、きょにうでつりめでしょーとですか。見落としていた。
 中盤は相変わらずカナの無茶振りに振り回されるケイコ。「恋人ができるかな?」と言ってきたので、藤岡の気持ちを知ってるケイコが「きっと近いうちに素敵な人が見つかるよ」と答えたのが当たり障りのない反応だと逆ギレ。散々迷った挙句、ケイコ、めずらしくカナに逆襲。まあ、キレてるだけなんだけど。
 最後は、めずらしく真面目にバレー部部長している保坂。その姿を見て「黙っていればかっこいいのかもしれない」と思うアツコ。でも速水からハルカの名前が出た途端、保坂はあっちの世界に……「かっこいいのかもしれない」と思っても、「気がある」と思われるのはイヤなのね、やっぱ。まあ、保坂は良い奴です。ヘンタイだけど。
 ところでなんで冬馬が演技達者ということになってるんだ?


2008年02月24日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#2とキバ#5

  ゴーオンジャー #2「無茶ナヤツラ」。新たな蛮機獣が現われ、現場に直行するゴーオンジャーの三人。ダムを汚染していた蛮機獣は撃退するが、三人の留守中にボンバーが誘拐されてしまう。誘拐したのは軍平。自分がゴーオンジャーになろうとその秘密を聞き出そうとしていたのだ。やっぱりゴーオンジャーになりたい範人と共にゴーオンジャーの力の源で炎神の魂・エンジンソウルとセットの「エンジンキャスト」を盗み出すのだが、そんな時に再び蛮機獣が現われてしまう。

 今回の話でメンバーが三人から五人に。エンジンキャストを盗み出した二人だが、ゴーオンジャーたちが巨大化した敵に対し、エンジンオーを呼び出せないのを見て決死の覚悟でエンジンキャストを届けに……結局そのガッツを変われたのか、やはり盗み出したチェンジキャストで変身、なしくずしに第四、第五のメンバーに……そんなんでいいの?
 軍平がなんでゴーオンジャーのことを知ったのかとか、よくわからんがそういうものとして流した方がいいのかなぁ……
 まだパートナーになる炎神が現われないということで新メンバー二人はまだエンジンソウル抜きだけども、現われたとして、三体合体のどこに付け加わるのだろう? それとも早々に二号ロボ?


  キバ #5「二重奏・ストーカーパニック」。これまでの挙動不審のために地に落ちているご近所さんの評判を挽回しようと、近所の人たちを招いてバイオリンの演奏会をしようとする渡。だが緊張してしまい大失敗……こんな自分を変えるには、もはやあの人にお願いするしかない! と名護に弟子にしてくれと頼み込むが、名護はそれを許可する代わりに同僚の恵を影から見張るように言う。名護は恵がキバと頻繁に出くわすなんらかの理由があると思って監視していたのだが、恵に嫌われているため渡にそれを代わりにやらせようというハラ。だが、渡は途中で「自分も名護に頼まれた」というあからさまに怪しい男の言うことを信用してしまい、さらに監視が恵にバレて恵からも名護からも叱られてしまう。
 22年前、ゆりにつきまとい続ける音也だが、彼女のバイト先「マル・ダムール」で妙にコーヒーに五月蠅い男、次狼と出くわし、叩き出されてしまう。が、その次狼はどう見てもガルルの人間体だった……

 二号ライダー・ハンターが出るかと思ったら肩すかしでしたな。まあ、あのデザインはちとどうかと思うので、あまり期待はずれでもないのですが……
 しかし母娘二代でファンガイアに攫われるゆりと恵。こういうのって血筋で遺伝するものですか? おまけに現代のファンガイアはストーカーだし……なんかファンガイアの行動基準がよくわからんくなってきた。
 過去編では音也がガルルと出合ったところが描かれるが、明らかに人間外のガルルと、ただの人間の音也が出合ってどうしてガルルが幽閉されて渡に協力することになるのか……とか謎に思う間もなく次回は第二のフォームチェンジ・バッシャーフォームが登場らしい。まあ、ガンフォームなんですが。人間体は美少年にセーラー服って、狙いすぎ……半魚人ってことらしいけど、モンスター体はどんななんだ? 怪物くんの半魚人みたいなのじゃないだろうけど。

P.S.CMで「仮面ライダー電王&キバ」の劇場上映告知が……当初はVシネマって発表だったけど、それなりに反響があったのだな。4/12だから一応GW映画になるのかな? 脚本もこれまでの情報だと小林靖子らしいし、安心か。
 しかし「クライマックス刑事」って……


2007年02月24日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] コードギアス#18と地獄少女#18

  コードギアス #18「柩木スザクに命じる」。親友であるスザクが敵であるユーフェミアの騎士となり、また、体制側のシンボルとなりつつあることに苦悩するゼロ=ルルーシュ。そんなとき、ユーフェミアの警護が手薄になるのを知り奇襲をかける。それをランスロットを駆って阻むスザク。だが、ルルーシュの狙いはユーフェミアではなくスザクだった。

 黒の騎士団は日本解放戦線の残党も吸収したことで新たに組織改編。藤堂が部隊の統括は妥当で、扇が副司令ってのも妥当だろうな。ゼロはカリスマはあるけど、人間的な人望はないからなぁ。尤も、その扇はヴィレッタという不安要素を抱えてるわけだけど。ヴィレッタというと、料理は一体どこで習得したんだろう? 実は記憶喪失前のあの性格で、あんなタコさんウィンナーとかやってたとか? 自分で作った弁当を開いている様を様子を想像すると笑える。もしくはあれで男に尽くす性格だったとか……で、男に捨てられひねて出世一筋に……まあ、どうでもいいか。しかし登場人物紹介で扇より先に乗っていながら、どう見てもただのバカ状態の玉城が「第二特務隊隊長」ってのは……あ、ひょっとして、第二特務隊って重要なポストに就けると迷惑だけど無視するわけにもいかない相手の為の名誉職? 気を遣ってるなあ、ルルーシュ。
 ディートハルトとゼロのやりとりで、メディアの人間が事件を生み出すのに関与したことを云々するけど、別にメディアを政治勢力が利用する、あるいはその逆なんてよくあることだし、やはりそういうところ潔癖だなぁ、と思ってしまう。
 それはさておき、CCの言うとおり、ギアスでスザクを操るのが一番楽なんだよな。まあ、そこまでしきれないからルルーシュは詰めが甘いんだけど。あるいはディートハルトの言うように、暗殺か。もっとも暗殺だと、殉教者に仕立て上げられるんだけど、まだ今のうちなら大したことはないし。ディートハルトの口車に乗ってスザクを暗殺しようとするカレンも、なんだかゼロ崇拝がさらに強くなってるような。大丈夫かいな。
 で、まだまだ甘いルルーシュはユーフェミア襲撃をダミーにスザクを説得する機会を作るのだけど、トラウマ由来の頑固者をそう簡単に説得できるわけもない。それどころか、ユーフェミア襲撃の機会自体が罠で、第一皇子シュナイゼルがルルーシュ率いる黒の騎士団を一掃しようとする。自分も犠牲になることを知りながら命令通りゼロを解放しようとしないスザクに、ついにギアスを使う。マオの時といいとっさになると結構迂闊な使い方をするから、どんな命令を下したのか。
 スザクを暗殺しようとするカレンをごまかすのに、スザクにシャーリーが呼んでると嘘を吐き、ルルーシュのことを忘れてるシャーリーがその事を聞いてしまったことから、またシャーリーの悲劇フラグが一つ立ったような。


  地獄少女 #18「あの人の記憶」。今度の依頼主は、我儘を通り越した寝たきりの母を恨む娘。母は幼い頃家族を捨てて男と逃げ、自らの過失で交通事故に遭って寝たきりになってしまったのだ。しかも、我儘な母の介護が原因で、婚約者との結婚も実質上ご破算となってしまう。そりゃ恨んで当然、と思うが、母の行動にも理由があった。
 実は、娘は母の実の子供ではない。母は自分が子供を産めない身体と知り、夫に、他に子供をもうけてくれと申し出たのだ。だが、夫が悩んだ末にその申し出通り余所の女と子供をもうけた日を境に、次第に母は様子がおかしくなり、結局娘が聞いていた行動に出る。母がどのような想いで余所の女と子供を作ってくれと言ったのか、わからない。その時は本気だったのか、あるいは夫が後悔して推測するように、夫を試していたのか……結局、妻を地獄送りにしたのは娘ではなく、母が苦しみながら娘の幸せも台無しにしてしまう行動を取らざるを得ないのを後悔しながら償おうとする、父親だった。しかし、娘に対し憎悪しかないと思われた母の車いすには、幼い頃娘が母にあげたおはじきが……どれが真実だったのか、殺しのカタルシスが主眼ではなく、殺すほどの恨みを持つに至る周辺の人たちのドラマがメインだというのが、やはり下手な必殺風味作品よりよほど必殺テイストと思うのだけどなぁ。

[その他]

 いすれも 痛いニュース 経由で。

  在日高齢者無年金訴訟棄却 どこまで苦しめる読売 )。勝手に苦しんでください、ってのは、嫌韓厨っぽく見えるか。要は年金制度の維持に必要な金銭的対価を払ったか、ってだけの話なんですけどね。年金ってのは「権利」じゃありません。「制度」です。ま、それに対する国の対応も思うところはありますが、制度である以上、制度に参加してなかったのに制度に要求するのはおかしい。それだけです。
 もし国の義務であるというならば、国籍国に言ってください。


  ペニシリンに楽器持ち出したと賠償命令スポニチ )。「  ロックバンド「PENICILLIN(ペニシリン)」が所属していた音楽事務所(東京)が、バンドメンバーらが移籍前に楽器や衣装を無断で持ち出したとして、約2300万円の損害賠償を求めていた訴訟の判決で、東京地裁は23日、約230万円の支払いを命じた。鯉沼聡裁判官は損害額について「時代のせいか音楽が評価されず、当初ほどの人気が全くない」というメンバーの供述を基に「購入当時の価格で売れるとは考えられず、10%程度」と判断した。」うわー。正直、「すごいよ!マサルさん」のOPしか知りませんが、犯行がまず切ない。そして、過剰と思える賠償請求に対し、妥当と思える東京地裁の裁定にほっとすることに、二重に切ない。


  6歳女児:虎にかみつかれ死亡、記念撮影で興奮中国情報局 )。いや、バカなことしたなぁ、と思いつつ、噛みつかれた女児には哀悼の意を表します。悪いのは、そんな判断が付く歳でもない女児ではなく、まずはそれを許した両親、次には設備投資を怠った動物園運営側なのだから。
 でも、成人なのに虎の尾を踏んだら、「バカだよなぁ」と思うしかないですよね?(となにげに含みありげに)


2006年02月24日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日買ったもの。


  日本人はなぜ狐を信仰するのか/松村 潔
  カムナガラ(9)/やまむらはじめ

 きつねー。もふもふー。えきのこっくすー。ってのは嘘ですが、タイトルでわかるとおり稲荷信仰の本。明治以降、日本の文化に初めて触れた西洋人は動物信仰、特にその中でももっとも広く行われている稲荷神社の狐信仰が理解できなかったそうな。西洋人に理解できなかった日本人のメンタリティ上の狐信仰を説明する本だが、これを買ったのは狐が好きだからってのもないではないけど、それより稲荷の狐の由来についてちょっと知りたかったから。以前、私が承知してるのと違う由来を開陳してる人がいて、何が正しいのかってのは気になってたんだよなぁ。
 「カムナガラ」はいつもどおりデフォルトで。内容は柱の封印が解かれ地獄絵図に……「人間の負の感情の解放」と言葉にすると多用されすぎて陳腐にもなりさがった描写を、以前の巻で描かれた描写も含めこんなふうに描かれると、ちょっとばかりぞくっとする。

[アニメ] 練馬大根ブラザーズ#7とかしまし#7

  練馬大根 #7「俺ので奏でて訴えて」。今回のターゲットは悪徳弁護士。ユキカは既にNDB逮捕と別のところで暴走してるな……まあ、それもよし。今回のモデルは「行列の出来る法律相談所」などにレギュラー出演してる丸山弁護士だという説が。似てるって言えば、似てるかなぁ。どこか笑福亭仁鶴っぽくもあるけど。今回は特にモデルがどうこう、ってことではないのか。思い出が暴走して引火してクルーザー大爆発は予想がつかなかった。過去のトラウマ映像は笑えるが微妙な生々しさがあってイヤン。ノリはいいなぁ。

  かしまし #7「みんなで海へ」。今回はグループの中で唯一の男になってしまった明日太の迷走っぷりがメインの小休止? まあ、今まで女っ気らしい女っ気がなかった青臭いところに親友が美少女になったらそういう気の迷いが起こってもしかたないですわな。まるっきり相手にはされてませんでしたが。(笑) メインのとまりとやす菜は、とまりが真正面からやす菜に宣戦布告。次回は傍観者的な立場のあゆきがメインっぽい。メガネ〜。
 それにしても女がよく描けてるのに対し、男はわりと単純ってのは女性作家に多い傾向(あくまで「傾向」であって、絶対ではない)で、この話もそうなのだけど、久保ミツロウ氏が女性らしい、という話を聞いて納得。前に「サンサンナナビョーシ!」を見て「女性かと思ったけど、自画像は男だしなぁ」で「?」になってたので。あれも男の子が割と単純で、女の子が魅力的に描かれてた。あと、絵のくせが女性向け漫画の系譜だった。いや、本当に確実に女性と決まったわけではないのですが。


2005年02月24日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] やっぱりいつもの

  舞-HiME はなんつーか、どいつもこいつもキレまくりすぎ。キレやすい十代? そんな簡単に殺す殺す言わない!
 多すぎるキャラを立たせてはいたがきちんと描けなかったことがこの段になって裏目に出たか? 美術教師は引っかき回すだけ引っかき回して道化状態。タコ髪娘はひょっとして自覚なしにやってるのか? 終盤にかけてちゃんと収拾がつくのか不安も。う〜ん。

  ファンタジックチルドレン #21。ついに反逆者ゲオルカたちの手に落ちてしまったヘルガ。ティナの弟デュマはまだ見ぬティナを復活させることだけが人生の望みだったと説得するが、すでにヘルガとしての人生をまっとうすることを決意した彼女の意志は変えられない。結果、強制的に転生装置にかけることに。トーマやベフォールの子供たちはゲオルカの野望を止め、ヘルガを助けようと転生装置のある施設の元へ駆けつける。一方、ゲルタ博士はデュマの「お前こそベフォールの子供たちの仲間だ」という言葉の真意を知るため、封印されたルーゲン博士の金庫をこじ開ける……
 話はいよいよ佳境に。転生は阻止できるのか? ベフォールの子供たちの運命は? トーマとティナの人生との関係は? いや、舞-HiMEが欝展開、というかややなんだかなあ、という感じなので、こっちが楽しみで。主人公をいじめるためじゃなくって、もっといろいろ有機的につなげてほしいよなぁ。この作品みたいに。

[その他] いろいろあって脱力中

 気合入れんと。でも入らん……
 ライブドア買収の件は、はたから見てる分には面白いが、なにも判断ができんとそれ以上ではないよなぁ。堀江社長を破壊者とかトリックスターになぞらえてる向きもあるが、そんなもの結果が見えないとただのお騒がせか有意な破壊かなんてわからない。まあ、先を見通せる賢者ならぬ身としては取りあえず無責任に楽しむしか出来ない。でも、ほりえもんに放送業務に関わってほしくないよなぁ。面白いものが出来るとは思えん。

 明日、昼11:30から、テレビ東京で「新必殺からくり人」放送。一応メモメモ。

 おとといの酒の件ですが、いや、別に催促というわけでなく、単に「もやしもん」を読んだ感想でして、ハイ。いや、そりゃ「なかなかいい酒屋がないよ〜」って愚痴もあるんですが。
 行動圏内にある酒屋は6〜7件、そのうちちゃんと飲める酒がいくらか置いてあるのが3件。試飲させてくれる銘柄とか試飲会とかもあるけど、やっぱなかなか。まあ、探す楽しみがないわけではないんですが。
 酒と言うとM瀬君が前に飲みに行ったときに「空」が美味い、と言って頼んでたけど、ちょっと飲ませてもらった限りでは、確かに飲める酒なんだけど、一杯1800円も出して「飲みたくなる酒」ってわけじゃなかったんだよなぁ。
 ディスカウントストアとかは銘柄の種類は揃えてるんだけど、管理の仕方とか見るときちんとしてることはまずない。吟醸とか大吟醸とかでも、見ると醸造アルコールが入ってたりする。制度的にはそれでも構わないらしいが、なんなんだかなぁ、というか。「原酒」と言いながら醸造アルコールが入ってるのはなぁ。区分的には こんな感じ らしい。原酒は基本的に加水しないって書いてあるけど、醸造アルコールはええんか?
 やっぱり少なくとも試飲の機会が増えないと、日本酒はいろいろ厳しいよなぁ。


2004年02月24日(火) 旧暦 [n年日記]

少しはマシになったような

 ここんとこずっと少し欝気味だったのが、ちょっとはマシになった感じ。いったいなにがきっかけで良くなったり悪くなったりするのかわからないのがなぁ……
 ゆで卵のトマト煮のことで、「ポーチドエッグにしてみたら?」というアドバイスを受けて、試してみる。ところがこれが、ポーチドエッグ自体を作るのが難しいんすよ。試したのは「ポーチドエッグにしてからトマトソースに入れて煮込む」「トマトソースにそのまま入れてポーチドエッグにする」。黄身に火を通さないように、ってのは黄身がつぶれるとなんなので、結局火を完全に通しましたが、結果は<前者>白身が完全に黄身からはがれ、分離状態。<後者>まあ、まとも。白身よりは黄身の方が味がしみやすいだろうので、実は黄身だけで煮込んだほうが美味いのかもしれない。ううん。
 新必殺仕置人の#40「愛情無用」、#41「解散無用」を見る。
 「愛情無用」。「寅の会」の仕置人の処刑人「死神」が惚れた女の敵討ちに仕置人を殺してしまう。死神と知らず彼をかくまった「念仏の鉄」のグループのメンバー「正八」はその境遇に同情し、仲間にも内緒でかくまい続けようとする。しかし私怨で仕置人を殺した死神の始末をめぐって鉄のグループと殺された仕置人のグループとが対決することに。
 「解散無用」。鉄のグループの「巳代松」が仕置の現場を町方に取り押さえられ、過酷な取調べを受ける。しかし「寅の会」の元締め「寅」は「寅の会」の解散を告げ、巳代松の件は自分に任せろという。寅は自分一人を犠牲にして、仕置人たちと巳代松を救おうとしていたのだ。だが、唐突な解散に不満を持った仕置人グループが離反して新たな仕置人組織を作ろうとする。解散を待たずして崩壊していく「寅の会」。一方、殺しの現場を押さえられたのに巳代松の罪状が「物取り」なことに不審を抱き、主水は巳代松捕縛の裏を探る。
 プロットとか細かいところは突っ込みどころ満載なのだけど、やっぱ見るものをねじ伏せる演出力、台詞回し等の凄みがある。あと、設定も「寅の会」という複数の仕置人グループ(鉄、主水、巳代松らのグループはこの中の一グループにすぎない)を統括する組織の中で、仕置人グループ同士の抗争や掟破りの処刑があったりと、ケレン味がある。 正八が押す大八車が逃げまどう相手を追い掛け回しながら、大八車に乗った(拷問で廃人同様になった)巳代松とおていが短筒で仕留める とか、むちゃくちゃすぎるものなぁ。個人的には「新仕置人」より「仕置人」の方が好きなのだけど、シリーズ中の最高傑作と言う人もいるほど。ただ、個人的な感覚としては皮肉なことに「新仕置人」を頂点として、情念めいた映像のエネルギーは次第にシリーズから消えていっているように思える。
  アナン国連事務総長、国会演説で自衛隊のイラク派遣を評価朝日 )。 朝日の演説要旨 。 要旨中にある旧敵国条項とは国連憲章の 第107条 のこと。それと関連して 第53条 。戦後が終わった、続いてるとかいうのではなく、単に歴史は断絶することなく続いているだけのこと。良きにつけ、悪しきにつけ。
  誤認逮捕で死亡の男性、警備員を呼んだ女性の方が泥棒?読売中部 )。女性が見つからない以上実際のところは断定できないけど、そうだとしたら本当にひどい話。もちろん殺意があってのことではないだろうけど、でもやりきれない。
P.S.一般的にジャガイモは煮物の場合メークイン系が向いてます。ダンシャク系はマッシュポテトやコロッケ向き。ただ、煮込む前に軽く表面を炒めておくと煮崩れしにくくなります。


2003年02月24日(月) 旧暦 [n年日記]

最後の授業

  555スレ で見かけたこんなネタ。
戸田「最後の授業だ」
(黒板に)“Vive la France!”(フランス万歳!)
 確かに 最後の授業 だ。もっとも、この短編の舞台となった アルザス実際は歴史的には「ドイツ語圏」 で、物語の背景としては プロシアに制圧された というより プロシアに奪還された というのが正確なところらしい。う〜ん、物語の見方が一変してしまうなぁ。
  「人間の盾」、バグダッドにキャンプイン人間の盾ホームページ 。これに関して2chの ニューススレのネタ を見て大笑い。って、笑っては不謹慎なのかもしれないけど、こういう人たちって、どういう心境で行くのだろうか? 本当に「イラクに人間の盾として利用されて死んでもいい」という覚悟で行くのだろうか。それとも自分達がいれば国連軍(主に米軍)は攻撃しない、とタカを括ってるのだろうか。戦争は起こらないには越したことはないのだけど、あまり「立派だ」という印象を受けないのはなぜなんだろう。ただの自己陶酔の自己犠牲にしか見えないからなのかなぁ。
  70年代生まれの9割、アレルギー体質 。っかしいなぁ。ヲイラはアレルギーないのだけど……小さい頃の環境である程度耐性が付くという話は聞いたことがあります。
  小2の放火魔、補導 。流石に口あんぐり。
  大邱の地下鉄火災、運転手ら七名を業務上過失致死で逮捕 。動転していただろうし、必ずしも責める気にはならないけど、やはり責任は免れえないのだろうなぁ。
  太平洋の国ナウルが音信不通に 。ナウルってのはどんな国じゃい、と思ったら、 上質のリンが産出され、外国人労働者による採掘により、国民が労働をしなくていいという国 らしい。ひょっとして国家規模の引きこもり?
 ああ、なんだか近頃(に限らないが)ダメ人間だ。


2002年02月24日() 旧暦 [n年日記]

ゲイツのX-Box売名行為大作戦!

 が「笑っていいとも!」でやっていたというので、特集号で見ようと思ったら、こっちでは一週間遅れの放送でした。シマッタ。
  龍騎 は、マジで出たよ、カニライダー。龍騎・ナイト・ゾルダのような玩具の商品展開はないようなので、多分ザコでしょう。やっぱどうみてもヨロイ元帥ってあたりがなんですが。まあ、カニモチーフでそれなりのデザインっていうのも、そう数は多くない、のかな?
 「お金の達人」では、大田区の中小規模製造業の特集。いわゆる「職人の技」というやつ。日本のロケット技術をはじめ、数多くの技術がこういった職人たちによって支えられているのは良く知られていることだけど、こういったわりと総括的に特集した番組ってのはあまりなかったんじゃないだろうか。結構見る価値があった。
 デジモンテイマーズは、まあ、突然なアリス&ドーベルモン、あと、どう考えてもおもちゃ展開のために入れざるを得なかったジャスティモンを除いてそれなりだったと思う。ジャスティモン、最初「ラ○ダー?」とか聞いてたけど、実物見ると、むしろ零式強化外骨格って感じですな。でも、話的にはヒロカズ&ガードロモン、小春&アンティラモンの援軍のほうが盛り上がってた。
 ギャラクシー・エンジェルは、後半がもうすごいことに。ある年代以上は笑いなくしては見れないでしょう。宮内タカユキ氏には、わざわざこの一話のためだけに歌を吹き込んでもらったんかい!? なんか、かなりマイナーなロボットアニメのネタが結構あるんですが……これもある意味、視聴者おいてけぼりだなぁ。こっちからこっち重点的な視聴者には大受けだけど。
 昼に何気にテレビをつけていたら、ペキンパーの「ビリー・ザ・キッド/21歳の生涯」が始まった。おお、ラッキー。しかしなんとなく見てたら、今まで気づかなかったけど、「ワイルド・バンチ」と重なってる部分って異様に多いのな。パット・ギャレット=ソーントンのキャラもかぶってるし。
 そういえば、過日の飲み会で、後輩がアホなことにS木さんの娘さんを泣かせてしまったのだけど、それで、やはり子供って「死」に対して耐性がないのだなぁ、と再認識。もっとも、大人が耐性ができてるかというと、必ずしもそうでもなく、なんとなく不感症になってるだけ、って気もしないでもない。人間が生まれてから触れる「死」ってのは、本当はむちゃくちゃたくさんあるはずなのだ。でも、現代では、うまいことそのほとんどが目につかない、目についても「死」の実感が注意深く切り離された形で与えられる。それって見た目は良いかもしれないけど、本当に良いことなんだろうか、とも思う。


2001年02月24日() 旧暦 [n年日記]

さすらいエマノン

 「おもいでエマノン」の続編「さすらいエマノン」が出てたので買う。買うのだが、どうにも違和感がつきまとう。今回に始まった事ではなく、「おもいで」の途中から既に感じていたことなのだが…
 この違和感の正体に途中で気付いたのだが、エマノンが観察者でなく、超能力を持った行使者になってしまっているということなのである。エマノンは、生命が生まれた時からその記憶をずっと蓄積しつづけている。母から娘へ、記憶だけが受け継がれ、エマノンの本体は肉体でなくその記憶であると言える。地球の生命の歴史を記憶して行く事。それがエマノンの存在意義の全てである。そのはずだった。しかしどうにも前作の途中から既に「おや?」と思うようになった。エマノンが、積極的に何か、進化の方向性に関わっている部分が多くなったからである。それでは記憶者でなく、先導者だ。それがいけないということではないが、一代毎にその生その生を精一杯生きてるはずのエマノンの魅力が削がれるような気がする。つまりは、視点がメタ生命な部分に移ってしまい、共感し難いということなのだが…ううむ。