不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2009年09月 来月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
HNS logo

2009年09月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリラバ#9

  プリンセスラバー #9「赤と青」。有馬グループの本拠地である有馬ヒルズをテロリストが占拠するのだけど、その目的である「占拠を報道して有馬グループの信用を落とす」が阻まれ、撤退……と思いきや、有馬ヒルズに時限爆弾が。しかも「ジャガーノート」から伝統の古典的な「赤か青か」式。この犯人たち、映画の見過ぎかと。
 しかし、なんつーか黒幕ぶりがあからさますぎて……ちょっとは深みがあるかと思った犯人側の小隊長も典型的なザコだったし、まあ、ベタベタが持ち味なんだろうけど、お姫様の空気よまなさは時々微妙だ……


2009年09月02日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 宙まに#9

  宙のまにまに #9「高校天文ネットワーク」。文化祭の展示を見た野木城高校天文部部長の近江から、県内高校天文ネットワークの定期観測会のお誘いが来る。はじめての校外の人との活動にちょっと不安を感じつつも野木城にやってくる蒼栄高校天文部一同だったが、個性の強いメンバーに驚きつつも歓迎され、また立派な設備に圧倒される。
 県内の他の天文部も集っての大観測会にテンション上がりまくりの美星たちだったが、近江が朔に、武佐が姫に積極的に接触してくる。

 いかん、これまで沢城みゆきキャラに萌えたことはないですが、近江あゆみはちょっとヤバイ。
 基本しっかり者なんだけどちょっとお茶目なところもまじっている近江は妙に朔と行動を一緒にしようとするのだけど、実は本命は路万部長の方。昔科学館の観測クラブで一緒で路万から星の楽しさを教えて貰ったのだが、何年も経って見に行った昨年の蒼栄の文化祭では精彩がなかったのを気に留めていての今回の参加要請。まあ、昨年までは地学部だったし。でも路万の方はすっかり忘れてて少しへそを曲げてたのもあって路万本人にではなく朔に接触。嫉妬を煽ろうとしてたというより、ひとまず接しやすそうな人と接して蒼栄高校とのつながりを確保したかったという感じに見えるなぁ。
 星図いらずの美星やラジオの気象情報から天気図を書ける路万の活躍もあり、結局なんだかんだで路万も昔会ったことを近江から聞いて、初めての他校との観測会は成功裏に終わる。
 ちょいと割を食ったのはうさんくさいくらいに天然さわやかなイケメン武佐。それより割を食ったのはいつも通り江戸川だけど、江戸川は基本の願望が邪(ある意味純粋)だから仕方ないかと。


2009年09月04日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] バスカッシュ#21

  バスカッシュ #21「トータル・エクリプス」。ビッグフットもチューンナップして心機一転月への大会に向かおうとするダンたち。だが、そこにエクリップスの解散の報が。ルージュの安否もわからぬまま、いても立ってもいられず解散コンサートのあるスカイブルーム王国へと向かうダンを、アラン=フローラ姫が追う。
 指名手配されているダンたちは女装して王国に忍び込もうとするが、スパンキーのからかいにダンが騒ぎを起こしてしまい、失敗。ますます警戒が厳重になる中、地下水路からなんとか市内に潜り込むのだが、ヤンにはダンたちの動きはお見通しだった。

 月とアースダッシュの危機に、自分の手で「伝説」を作ろうとしているっぽいヤン。ルージュを「バージョンアップ」させたり、スカイブルーム国王に甘言で近づいたりと、どう見ても悪役なんだけど、目的はまだはっきりしてるわけじゃないんだよな。
 そしてヤンの作ろうとしてる「伝説」のために利用されようとしているダン。そんなこといつも通りまったく気にせず、「なんだかもやもやしてよくわからねえからルージュとバスカる!」といつも通りの正面突破。まあ、王国への侵入は正面突破とは行かなかったけど、いずれにしてもばれて追ってくる警官を「イナズマの玉」で蹴散らす。でもついに追い詰められたとき、覚悟を決めたアランが正体を明かす。
 ダンはアランが王女ってより女と言うことに驚くけど、これでダンとお別れと覚悟を決めたアラン=フローラに、ダンが「お前もバスカッシャーだろ?」と手をさしのべる。
 フローラは伝説とか抜きでダンのことを好きになってたみたいだけど、完全に脈はなし。というか、ミユキやはるかたちと比較されたんじゃ、そりゃ「女」に見えないというか、怒られるわなぁ……


2009年09月05日() 旧暦 [n年日記]

[読書] イワシと気候変動 漁業の未来を考える/川崎 健

 そういやここんところちゃんと本を読んでなかったなぁ、と思い、書店でパラ見して適当に面白そうだと思って買って来た本。
 「近年のイワシの不漁は乱獲のせいとは限らない」という話は「築地魚河岸三代目」でちらっと見たのだけど、この本はもろにそれが主題で、「レジーム・シフト」という考え方が基本になってその説明にかなりが割かれている。
 地球上でかなりの面積、体積、そして熱容量を占める「海」は気候的な変動を長期間保持し、また表層と深層で別の海流が流れることで、複雑な熱変動を行う。特に海全体の海流の循環をコンベア・ベルトと言い、これにより海の環境は数十年規模での変化を起こす。
 元々はまったく生息域の異なる三種類のイワシの漁獲高がほとんど一致した変動を示していることから、海洋資源の変動は人間の漁獲のみが原因ではなく、全地球的な環境の変移が引き起こしているのではないか、という仮説が立てられ、さまざまな反論や検証を繰り返し、現在「レジーム・シフト」の考え方は多くの支持を受けるに至っている。
 数理生物学的に考えればわかるが、ある生物群の生息数が減ると言うことは、競合する資産(エサ、空間など)を必要とする他の生物群は生存・繁殖に有利になりやすい。したがってイワシが不漁だと他の魚が豊漁になる、ということもある。
 ということらしい。無論人間による漁獲が関係ないかというとそんなことはなく、もしレジーム・シフトで減衰した時期に大量の乱獲を続けていれば、その魚種にとって致命的なダメージになりやすい。したがってレジーム・シフトの考え方と海洋生物資源調査を元にした漁獲計画をきちんと立て、そのようなことにならないようにしていくべきだ、というのが本書での結びとなっている。
 70年代80年代的な「欲望にまみれた人間の資本主義活動が悪い」という単純かつ一方的なエコロジーの見方はもはやかなりすたれたはずだが、やはりきちんと科学的な考え方を元にした新しいパラダイムが一般に浸透しているかと言えば、必ずしもそうとも言い難い。クジラやクロマグロの漁獲規制に関する動きが科学的なデータを論ずるよりもヒステリックかつ政治的なものになってしまってきていることにもそれは顕著ではある。理性の科学の時代、と言う言葉を振りかざせば空虚にも滑稽にもなってしまうが、大量の情報があふれすぐに右から左へと流れて行ってしまう社会だから、きちんと知的好奇心を持っていたいなぁ、とは思う。

[アニメ] 東京マグニチュード8.0#8

  東京マグニチュード8.0 #8「まっしろな朝」。家へと戻ろうとする途中、体調の不良を訴えていた悠貴が突然倒れてしまった。救急救助隊に病院へと運ばれるが、翌朝、未来が目を覚ますと他の子どもたちと遊ぶ悠貴の姿が……安心する未来だが、何故か真里の表情はすぐれなかった。

 これって、どう考えても……うわー。
 悠貴が吐き気や頭痛をたびたび訴えるようになっていて、未来は心配しつつも熱中症かと思っていたのだけど、東京タワー崩落の時に頭を破片で強打してたことを考えると……うわあああああ、としか……
 もしそうだとしたら、完璧に手術が必要だから翌日元気に遊んでるだなんてことはあるわけがない。それに、真里が呼びかける時に未来の名前だけを口にし、悠貴の名はまったく口にしてないことや、悠貴のことが話題に出ると口ごもる辺りが……やはり、この悠貴は未来にしか見えていない可能性が高いかと……容赦ないなぁ。
 そうなってしまった後で、未来がお姉さんとしての責任感に目覚めるってあたりがなんとも残念。本当の震災などでは起こるえげつない行為などについては敢えて伏せられてこそいるものの、その意味でも容赦がないなぁ。


2009年09月06日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#28仮面ライダーW#1

  シンケンジャー #28「提灯侍」。スシチェンジャーを前に苦悶する源太。「もうダメだ!」と言いながら、形見にと屋台の提灯にモヂカラを打ち込むが、そんな時に名無し衆が大量発生したとの知らせが。
 既に名無し衆を退治してた五人に合流しようとする源太だが、変身しようとしてスシチェンジャーを投げ出してしまう。
 源太を欠いたままシンケンジャーは名無し衆は撃退するが、様子のおかしい源太に話を聞くと、シンケンゴールドに変身できなくなってしまったのだという。この前、魂を寿司に入替えられたときに猫に食べられそうになった恐怖で寿司が怖くなり、寿司の形をしたスシチェンジャーもまともに握れなくなってしまったのだ。
 皆は源太のためにそれぞれも苦手な物を克服しようと全員で「苦手克服作戦」を行うのだが……

 あ、先週の話、尾を引いてたのね。
 いきなりシンケンゴールドになれなくなってしまった源太。しかも寿司が苦手になったって……あの流れだと、猫の方が苦手になるんじゃないのか? みんながそんな源太を立ち直らせようとするのだけど、一向に寿司恐怖症は治らない。源太はすっかり諦めてしまい、戦えなくなった自分の代理をと、提灯にモヂカラを打ち込み続ける。
 しかも源太を欠いたシンケンジャーの前に新しい強敵・筋殻のアクマロが現れる。本人も強力なのだが、さらに切神という手下も使い、シンケンジャーを追い詰める。ここでシンケンオーのカブト脱げが来たか。
 しかしそこに現れたシンケンゴールド。しかも御用提灯と十手を持って……あれ? 変身できなくなったんじゃないの? と思ったら、彦馬が無理矢理寿司を食わせて克服……ショック療法かよw
 新しいアイテム&ロボであるダイゴヨウはなんだか微妙な立ち位置になってしまったけど、「御用提灯は岡っ引きだろ? 岡っ引きは侍じゃないぞ?」って、流ノ介、それ間違い……岡っ引きは侍じゃないけど、捕り物に岡っ引きは参加しません。捕り物には岡っ引きは参加できず、与力、同心が行うものなんだけど……シンケンジャー、微妙に脇が甘いよなぁ。


  仮面ライダーW #1「Wの検索/探偵は二人で一人」。風と風車の街、風都。そこで探偵稼業を営む左翔太郎の元に、一人の少女が押しかけてきた。彼女・亜樹子は探偵事務所の大家で、無断で事務所を開いている翔太郎に立ち退きを迫るが、彼女が師匠であるおやっさんの娘だと聞き、翔太郎はおやっさんの所在について急に言葉が重くなる。実はおやっさんは一年前にある事件に巻き込まれ、そのまま……
 立ち退きを迫る亜樹子に話をごまかそうとする翔太郎だが、そこに事務所のドアを叩く女性が……彼女は翔太郎の幼なじみ。仕事を首になって行方不明になった恋人を探して欲しいと依頼を持ち込んできた。
 まず戸川がつとめていた会社を調べる翔太郎だが、突然その会社ビルが崩落する大惨事が発生。土台が何者かに溶かされたようになっていたとなじみの警部から聞くと、「ドーパントの仕業か……」と謎の言葉をつぶやく。
 翔太郎と亜樹子は事務所に戻るが、事務所の地下駐車場に降りた亜樹子は、ホワイトボードに文字を書き殴ってる少年に出くわす。少年の名はフィリップ。上から見下したような態度と言葉遣いだが、大阪やたこ焼きも知らないなど、なんだか妙にずれている。
 うっかり亜樹子が口にした「たこ焼き」について調べだしてしまい、翔太郎の呼びかけにも答えなくなってしまったフィリップを待つこと一晩、ようやく元に戻ったフィリップに事件のことを調べてくれ、と翔太郎が頼むと、フィリップは突然固まったようになり、意識は別の場所へ……フィリップはこの地球上のことならなんでも記されている「地球(ほし)の本棚」に意識をリンク、検索することが出来る特殊能力を持っていた。
 フィリップの検索でこの事件の犯人とめぼしい戸川が次に襲う場所が特定でき、そこに翔太郎が向かうと案の定、戸川の姿が。しかし明らかに精神を病んだ様子の戸川が腕にガイアメモリーを突き立てると、怪人――ドーパントの姿に。しかし、翔太郎もガイアメモリーを取り出し、腰に付けたベルトに突き立てる。同じ頃、フィリップも腰に現れたベルトにガイアメモリーを突き立てると、フィリップの意識は翔太郎と一体化、翔太郎は仮面ライダーWに変身する。

 みんなどんだけ探偵物語好きやねんw
 お約束のコーヒー吹き出しはあるし、なじみの刑事が刃野「幹夫」ってのは、服部刑事を演じた成田三樹夫からなんだろうなぁ。
 それにしても合体ライダーということで不安はあったけど、実際に見てみるとこういう切り口があったのかとちょっと感心しましたよ。街を愛する探偵=街を守るライダー。そいでもって敵は街を支配しようとするシンジケート・ファミリー。意外と構図がはまるものだなぁ。寺田農のひょうひょうとした悪のボスも良い感じだし。
 行動派の探偵と安楽椅子型の探偵を二人に分けたりだとか、安楽椅子型も毎回推理をちゃんとやると行き詰まると思ってか「この地上の情報はなんでも検索できる」と言うことにしたりだとか、かなりちゃんと考えてる。
 半分こライダーで不安だった「一つの体に二つの意識」も、フィリップが戦術担当、翔太郎がメインの戦いを担当、という役割分担で行くっぽい。ただ、ライダーのシルエットがフォームチェンジしてもあまり代わり映えしないのは、左右ど派手なカラーリングでフォローってことか。パターンとしては3×3=9パターンだけど、基本パターンはその中でも3パターンに絞ってるみたいだし。ルナボディのゴムゴムパンチ&キックと左右分割のライダーキックはちょっとどうかと思いましたが。
 これまでにないパターンなので、どういうふうに展開していくか、とても楽しみですわ。


2009年09月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 出張中

 まあ、そんなわけです。むぅ。
 週末には戻ります。


2009年09月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] NHKアニメのはずなのに……

 エレメントハンターの主人公たちのアイテム「 エレバイル 」のおもちゃのCMを普通にやっててびっくりした。無論、放映局であるNHK教育でやってるわけではないのだけど、それはアリなんだ、というか、よく考えたら関連商品とか昔から出してたからそれと変わりないのか、という解釈でいいのかな?

  テレビ局が日本のアニメを駄目にした 「制作委員会」で制作会社は搾取され日系BP )。例のイメージ先行の騒ぎだった「アニメの伝道」で日本のアニメを象徴する場所があってもいいという議論がなされなかったばかりか、アニメが低いものとしてその名前を使われたことに対する憤りもとても感じるところがあるのだけど、今回は別の話。
 最近「政策委員会方式」が当たり前になり、また、その流れで放送したものを映像ソフトとして販売して減じ回収するというビジネスが主流となった。そのために放映枠が安価な深夜枠のアニメ放送、いわゆる「深夜アニメ」が大多数になった。
 これはこれでアリなんだろうけど、深夜アニメが当たり前になって時々違和感がある。「アニメは子供が見るものなのに」ってことではなく、「これって深夜にやるべきアニメなの?」と思えるものが結構あること。「のらみみ」とか、「イタズラなkiss」とか、今やってるものでは「宙のまにまに」とか。「夏目友人帳」は深夜帯から夕方の時間帯に再放送で流されることになった希有な例だけど。それについて、ネットのコメントを見ると「深夜にやる意味ねえ!」と否定的なニュアンスで(つまり、そもそもアニメ化する意味がわからない的に)言われたりすることもある。
 また知人から「そういうビジネスモデルじゃなきゃ今は成り立たないんじゃない?」という返事をされたこともある。でも思う。本当にそうなの?
 今、アニメDVDの売り上げを見るとごく一部の人気作は初動2万とか行ってるけど、他は数千がいいところ。これだけ連発すればパイの限られた市場なのだから疲弊していくのは目に見えてると言えば目に見えてる。そのため、今はこれまであまり開拓されてこなかったパイである女性向け(BL的な意味で)の作品が増えつつある。
 「視聴者を育てる気がないのだなぁ」と思う。「商売だから、仕方がない」という言葉は当然出るだろうが、どっちにしてもこのままだと先細りもいいところなのは目に見えてる。そもそも、昔は夕方とかに普通にやってたのに「出来ない」と言い切れる理由がわからない。
  こういうゲンダイにしてはまともな記事 では、横並びで売れた企画の劣化模倣ばかりしている現状にテレビ東京が結局横並びでは現状は打破できないことを強く意識しだしたみたいだし。まあ、元々テレ東は民放の中では独自路線だろ、とは思うけども。


2009年09月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] ま、こうなりますわな

  鳩山氏が京セラ名誉会長の稲盛氏と会談 政権への協力要請?

 で、今年五月の話。

  太陽光発電パネル売ります イオンと京セラが業務提携 

(共に 産経 )。
 太陽電池業界に話を聞くのは大事だけど、実際の所、国からの支援がなくては普及も開発も苦しい業界。まあ、国の支援金や研究補助目当て、って部分もぶっちゃけないではない。
 そこに「太陽電池、どうですか?」と聞けば「やってください! 補助金落としてください!」となるのは当然。しかも、二酸化炭素25%削減という気の狂ったことを言い出して、「達成するには太陽電池をどんどん普及させねば!」みたいな流れにしたがってておかしいと思ったら……
 いや、政策で需要を喚起し経済を促進するって事自体は別に否定することではないし、場合によっては必要なことと思います。けど、それって「公共事業」ってことで、民主が選挙前に散々「ムダ!ムダ!」と騒いでたのと同じこと。民主党岡田氏はイーオンの経営者親族で、その提携会社が絡むとなると、あからさまな政治家の関連企業への利益誘導政策じゃないの、と普通は思うよなぁ。
 「でも、エコでクリーンだからいいじゃない!」と考えるかもしれないけど、太陽電池の効率はまだそんなに良くなく、生産性とかも兼ね併せて大幅な補助を導入するか、強制かでないと急速な普及は無理。さらに「25%削減」ははっきり言えば産業革命レベルの技術革新が起こらなきゃはっきり無理でしょうね。つまり、太陽電池パネルを普及させようがさせまいがどっちにしても無理。どっかの国から排出量を買わねばならなくなる。そして25%達成が目的ではなく、手段と言っているそのためにいろいろな規制、補助金供出による特定業界の促進こそが本当の目的なんだろう。
 重ねて言うけど、それ自体はいい。手法としては悪いこととは思わない。だけどこの場合、国際的な需要を喚起して促進した世界の需要に売り出さないと意味がない。そうしないと国内で企業が弱者から搾り取るだけの話になる。そしてそのお題目として「CO2 25%削減」という実現があからさまに不可能な数字を出してるのが問題。鳩山氏は各国が「我も我も」とこの数字に追随すると思ってるんだろうか? さすがにそこまでおめでたくない、というか周囲が普通は止めるだろうから、党として合意が出来てると見るべきだろう。可能性としては、ひとつには「実現不可能でもいいからとにかく派手な花火を打ち上げて国民の興味と支持を集めろ」という行き当たりばったり。ふたつには……う〜ん、思いつかないなぁ。これを利用して利権を得るというのは当然動きとしてあるだろうけど、どう考えても破綻しかない政策を打ち出す意味がわからない。利権とパフォーマンスの兼ね合いで、民主崩壊前に資産を稼いでトンズラしようってハラかなぁ、とも思える。官僚利権を排すると言いつつこれでは、あまり意味があるとは思えないが。
 いずれにしてもまっとうな政策とは思えないが、せいぜいが「そりゃ鳩山夫妻は、太陽をパクパク食ってりゃエネルギーチャージできる不思議生物かもしれないけどなぁ」などと茶化しを入れるのが今のところの関の山か。


2009年09月11日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] お約束の権力闘争

 民主党、閣僚人事をめぐって予想通りの権力闘争が……福島瑞穂防衛相あるいは厚労相という面白すぎる悪夢の展開になるかと思いきや、流石にそれはまずいと思ったのかそれはなくなった模様。他にも小沢氏があからさまに人事介入をしてきたり、閣僚候補に面白すぎる名前が続々出たり……まあ、人材が不足してるんでどうしたって満足行く顔ぶれにはならないでしょうが。これで実務者である官僚を敵に回したり粛正したら、ほんとどうなるのか。いや、官僚側の肩を持ってるわけではないけど、ホント絵に描いたような山出し革命政府だなぁ、と。どうせならロベスピエールはおらんのか? ベルバラでも長谷川哲也版でもどっちでもいいぞ?

 それはそうと「宙のまにまに」、修学旅行の話を一話まるまる削って、「映像特典」と真っ正面から言い放つとは、いっそすがすがしい。w

[その他][マンガ] コマ割りの段数

 「咲」の連載最新掲載分で大ゴマ多用で展開が襲いのを取り上げられ、「アニメに追い越されるわけだ」と半ば揶揄気味にネットでも取り上げられてた。大ゴマ多用はそうなんだけど、前から実はちょっと気になってたことが。
 主に週刊少年誌で顕著なんだけど、コマ割りの段組が3段なのが当たり前になってない?
 いや、人によっては「今更何言ってるの?」と当然言うだろうけど、マンガのコマ割りは4段が基本、という頭がどうしてもある身としては、3段は演出は派手になる代わり、微妙な機微が出しづらい気がして、そればかりだとどうも違和感がある。
 とりあえず気になってコンビニで「ワンピース」と「ナルト」の単行本を見てみたけど、どちらも見事に3段。4段基本の分割でも段ブチ抜きコマとかあって実質3段がほとんど、ってのが今は多いのだけど、そうではなく、最初から3段前提の分割。ただ、ワンピースにおいては変形コマが多すぎて、4段分割では視認性とかの問題もあって無理なのだろうとは思うのだけど。
 一応念の為にコンビニで映画化に合わせてコンビニコミック化してた「カムイ外伝」を確認してみたけど、やっぱりこの年代はかなりガチガチの4段。
 手近にあるコミックスを見てみたけど、いわゆる「オタク向け」のものは3段のページがほとんどのものが多い。ただ、コマ割りのパターンとして4段の変形(2段分を1段分にして3段に分割)というものも多く、この辺は4段分割の系統なのだと思う。漫画サンデーなどのオッサン向け漫画誌では、4段分割なのがまだまだ主流でもある。ただ、そうじゃなく最初から3段前提の分割のものってのが、今はかなり多い気がするのだけど。
 それが今の時代に合わせたスタイルなのだろうし、無論悪いことではないのだけど、映画で言うと細かいカット割りの切り替えばかりが主流になってその刺激にばかり馴らされているようで、「ほんとに今の流れは正しいのかな?」という気にもなりはする。いや、それ以前に作家ごとのコマ割りその他の技量の差があるから、そう単純な話でもないのだろうけど。


2009年09月13日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#29とダブル#2

  シンケンジャー #29「家出提灯」。新しくできた仲間、ダイゴヨウと源太がゴールド寿司で喧嘩をしてる。歯に衣着せぬダイゴヨウに沸点の低い源太が耐えきれなくなってしまったのだ。喧嘩の挙句、ダイゴヨウは源太の元を飛び出し社会で通用することを証明しようとするが、提灯のダイゴヨウを雇う所などなく、四苦八苦。そんな二人を皆が気にしていたが、一番気にしていたのは茉子だった。

 姉御肌だけど微妙に乙女な茉子が源太とダイゴヨウの諍いをなんとかしようとそれぞれを説得しようとするのだけど……でも、源太を自分と同じ「料理が下手」と言ってしまうのは、どうかと……「いや、俺普通……」と源太が言っても聞く耳持たないし。
 ダイゴヨウにも話をしに行って、実際仲裁に役に立ったかと言えば微妙なのだけど、結果的には源太たちを動かし、仲直りさせる。
 そいでもってダイゴヨウの力で幻覚の分身を操るアヤカシを撃破。まあ、ダイゴヨウのプロモーションってところですか。あんまり茉子の話にはなってなかったけど。


  仮面ライダーW #1「Wの検索/街を泣かせる者」。探索の対象であった戸川が変身したマグマ・ドーパントを倒したダブル。しかし、巨大な何かが突然現れ、戸川を奪い去っていってしまった。そして戻った事務所で、戸川が死体で発見されたというニュースを知る。依頼主である真里奈に恋人の死を報告するが、その涙に戸川殺しの犯人を見つけることを誓う翔太郎は、街の情報屋・ウォッチャマンに戸川にガイアメモリーを売った男の情報を聞く。ウィンドスケール破壊犯は単独ではなく、共犯者がいて、やはりガイアメモリーを手に入れたそいつが戸川の口を封じたと推理したからだ。
 案の定、調査をする翔太郎を襲う恐竜の顔を持つドーパント。メモリギアでそいつを追い払った翔太郎は、ウォッチャマンから案の定戸川と一緒に売人からガイアメモリーを買った人物がいたと知る。
 そして、探偵事務所でフィリップが検索した犯人の名前は、「津村真里奈」だった……

 T−レックスドーパント、怪人体はどうかと……ちゃんと巨大化するけどさ。
 流石に本格推理物にするとネタが続かないので、翔太郎の推理をフィリップが検索で裏付けるって形にしていくのかな? フィリップの頭の中には地球上のほとんど全ての情報が収まってるとは言え、絞り込み検索をしないとフィリップ自身も適切な情報を引き出せない。翔太郎が材料を集め、フィリップが決定的な情報を導き出す、なのか。
 で、幼なじみの真里奈が共犯であることを知った翔太郎に、フィリップは心ない言葉を浴びせる。腹を立てた翔太郎はフィリップを殴りつけて事務所を飛び出す。
 そして真里奈の荷物からガイアメモリーを見つけた翔太郎は、真里奈に自首を勧めるのだが、すでにメモリーに精神を浸食されていた真里奈は、ドーパントに変身して待ち伏せていた警官隊を突破する。
 建物を破壊して襲いかかるTレックスドーパントに、危機に陥ったところでリボルギャリーに乗ってフィリップ登場。予言した通りの展開になったことで翔太郎を責めるでもなく、翔太郎に殴られたことを気にする風でもなく、「どうして殴られたのかな?」と、飄々と翔太郎のメモリを差し出す。
 そいでもってダブルの第二のメインフォーム・ヒートメタル。炎を操るヒートボディとパワーのメタルボディの組み合わせに加え、バイク、ハードボイルダーも換装で飛行形態になってドーパントを撃破する。つか、ヒートメタルフォームよりハードボイルダーの方が役に立ってね?
 右半身側の特徴は結構出てきているのだけど、左半身の特徴がどうにも武器だけになってしまいがちのような……その辺り、大丈夫なのかなぁ。
 あと、所長に収まった亜樹子に関しては、まだいろいろ今後の方針が出てくるまで触れないことにしますか。


2009年09月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ま、普通はそういう見方しますわな

  EU、民主の「温室ガス25%削減」絶賛読売 )。
 排出削減をめぐる国際交渉で、最も急進的な目標を唱えてきたEUの立場を後押しする効果が期待されるためだ。

 日本の産業界が目標に反対して新政権への働きかけを強めることも予測し、最大限の賛辞を送って、新政権の退路をふさぐ狙いもありそうだ。
 ま、普通はそう見ますわな。日本一人が言質を取られた形。なんの益もないのに、アピールできる成果ばかり急ぐから……
 それはそれとして 「党人事は小沢代表、失礼、代行に」9日の鳩山代表朝日 )。本音を出さないでもみんなそう思ってるから大丈夫。
 それと 民主新政権、事務次官会見を廃止 岡田氏が意向日経 )。まともに答えられる政治家がいるんかいな。ま、いるとは思いますが、愉快な発表の連続にはなりそうですな。

[その他] これはひどいスレw

  この想い栗山千明に届け!2ちゃんコピペ道場 さん)。なんつーか、これはいい変態。でもちょっと気持ちはわかるかも……


2009年09月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 前と同じじゃん?

  民主党の鳩山由紀夫代表は15日朝、都内の私邸前で記者団から「どのような内閣になりそうか」と鳩山新内閣について質問を受けると、「それよりも、イチローのあの活躍はすごいじゃないですか」と開口一番、米大リーグで史上初の9年連続シーズン200安打を達成したマリナーズのイチロー外野手を絶賛した。時事 )。党首討論で「財源は? ボランティアでまかなうって具体的にはどうやるの?」と問い詰められると「人の命より財源が大事なんですか!」と説明放棄して逆ギレした頃からちっとも変わってませんが。結局その後も曖昧なことを言ってまともに質問に答えてないし(まあ、「小沢代表」では答えようもないのだろうけど)、結局の所相変わらずですね。
 ここ半月ばかり株もやらないのに日経平均株価を見るのが毎日楽しみですが、明日は組閣発表の影響で少し上がるかな? 海外市場に大きな動きがなければ午前に上がってまた下がり、市場様子見のまま前日よりやや高めで推移して終了、くらいかな。一万円割れは何時になるかな?

[アニメ] 咲#23

  #23「本気」。県内大会個人戦本戦。久と当たり、その策略でカンできずに苦しむ咲。更に、東横桃子がステルスモードに入ってしまい、流れを一気に持って行かれてしまう。本調子の出ない咲は合宿の時の久の言葉を思いだし、ネット麻雀の感覚を思い出し、桃子のステルスを破り逆転勝利する。
 続く本戦最終試合、個人戦にのみエントリーしているダークホース・南浦数絵とぶつかる。南場になると異様な強さを発揮する南浦に本調子が出ず、またも苦しめられることに。

 う〜ん、全国出場の個人戦三選手は福路、和、咲ですか。まあ、三人しか出れないので仕方なくはあるのだけど、透華お嬢様完全に当て馬で終わってしまったのが……つか、聞いたところの最終回の展開からすると、全国出場が清澄と風越だけって、あれ? あれ?
 南浦は健闘したけど、ぽっと出のアニメオリジナルキャラのつらさで結局あまりからめないまま敗退。キャラも薄かったしなぁ。
 そして前日間違えて否定されたのに、またもや鶴賀の部長は加治木と間違える藤田プロ。わはは。
 本戦最終戦では和と純も当たってたけど、おかしな鳴きをして場の流れを狂わせコントロールするという純の得意技も、和の特殊能力「そんなオカルトありえません!」で一蹴されてしまったらしい。いや、特殊能力というか。
 原作ではまだ出ていない個人戦の扱いがどうなるかわからないけど、アニメでは番外編というか場外乱闘のオマケ的な扱いになるのかな。
 しかしやっぱり最後まで当て馬扱いだった透華お嬢様が……(まだ言うか)


2009年09月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 計算違いと計算通り

 今日の日経平均株価、午前は米市場の好調に引っ張られて上げ基調だったのと、閣僚発表が昼過ぎだったので昼過ぎに一過的上昇がずれこんだのは自分の完全な情報不足。でもそれ以外は大体こちらの予想した通り。閣僚発表後は一過的に上がったけどすぐ下がり、昨日より若干高めで推移して終了。
 明日も高めで始まり、数時間で下がって今日より少し高めで推移して終わる、ってところだろうけど、鳩山政権が実働するに伴いたぶんどこかで大幅に下がるところが出るはず。それは三日後か十日後かはわからないのがアレ。ただ、一ヶ月後ということはないと思う。菅氏は自信満々に「オールスター政権」と言ってるらしいけど、「よしもとオールスター」並の微妙さとしか言えない。
 よくわからない名前が多いので総括はとてもできないのだけど、あからさまに「だめだろ」というのがいる中で「ちょっと期待したい」というのもいたり。でもまあ、多分ダメだろうね。こちらの興味は鳩山内閣が何時崩壊するか、どのように崩壊するか、なんだけど。少なくとも来年の参院選は鳩山政権だとヤバイ、って状態になってると思うから、それまでには辞任すると思うんだけど。
 本当に豹変したら大したものだけど、昨日書いた通り、以前の通りだものなぁ。

[アニメ] 宙まに#11

  宙まに #11「それは白い雪のように」。高見女子天文学部との合同合宿に冬山にやってきた蒼栄高校天文学部一同(受験シーズンの部長は除く)。しかし予想外の冬山の厳しさに、一年生グループはさっそく防寒意識の薄さをツッコミされまくる。
 天候は生憎の崩れ模様ながらも他校との交流もあって盛り上がる合宿だったが、姫は一人、朔の手前もあっておしゃれ重視の格好をしてきてしまい、途中にあったコンビニに装備を買いに一人合宿所を出る。しかし、その後急に吹雪きだし、雪山の中で帰り道を見失ってしまう。

 冬山なめんな〜! って、いや、本格的な冬山は体験したことないですが。でも、姫ならスキーくらい行ったことあるんでは……って、高校デビューだっけっか。
 高見 腐女子スターズ 萌えガールズの冬山装備指南は……間違ってないけど、間違ってるような。やまねこ座たんにしろ、異様に男らしいさゆりの冬山ファッションモデルにしろ。いや、秋口の山ですら無茶寒いので、ホント装備はちゃんとしないといけないってのはわかるんですが。
 合宿所も暖房の不調で寒さに耐えかねた姫は持ち前の意地っ張りから美星や高見女史の生徒に言い出せず、インナーだけでもとコンビニに向かうのだけど、僻地のコンビニが24時間営業とは限らず……その上吹雪いて帰り道が不明。まあ、場所によっては携帯も通じないだろうしなぁ。
 姫が一人外に出るのを見ていた美星が後先考えずに追いかけ、二人がいなくなったことに気付いた両校は大騒ぎ。姫も意識が遠のいたところで追いかけてきた美星に合流できたのはいいのだけど、結局帰り道はわからず二人で遭難ナウ。しかしひたすらテンパるばかりの姫に対し、姫を気遣い、吹雪が晴れた後の星空を楽しみに語る美星に、つい朔をめぐるあれこれを重ねて「余裕ぶってないで、ライバルとしてちゃんと向き合って!」と言ってしまう。快諾する美星だけど、当然、ライバルの意味は絶賛誤解中……
 結局吹雪も晴れ、意外と近くまで来ていた二人。つか、合宿所の前の広場……まあ、こんなオチだと思ったけど。でも、江戸川結構役に立ってるのに評価低いのな。つか、あのリビドー丸出し具合では仕方ないのか……


2009年09月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] はずれ。

 今日の日経平均株価推移予想は大外れ。原因は海外の株価が思ったより上がりそれに引っ張られたのと、市場は様子見というのは正しかったけど新政権への不安があまり全面に出てなかったことか。「環境税を四年以内に」とか円高容認発言とかいろいろアレな材料はあるけど、既に市場は織り込み済みってことか。
 しかし環境税とか円高容認とか、何考えてるかわからないなぁ。環境税は不足してる財源分としてでっち上げるためにということも考えられるけど、円高容認は……外貨準備金を「埋蔵金」として使うために市場介入をしない口実にしてるのか、それともFX相場になんか利権でもあるのか。短期政権と見てさっさと稼ごうとしてるという見方も出来ないではないけど……
 いずれにしても「内需で云々」と言ってる割に国内企業の景気対策はストップさせるわ、円高容認で海外製品との市場競争を不利にするわ、出鱈目に見えるのだけど、市場はそうは見てないのかなぁ

[アニメ] うみものがたり#12

  うみものがたり #12「島の心 人の心」。光の巫女として覚醒したマリンと夏音の力もセドナを身に宿したウリンには通じない。ついにマリンたちと海と地上をセドナの闇の力が覆い尽くす。
 セドナの正体――それは、夏音たち島の人たちが海に流してきた、耐えきれない悲しみの集まりだった。巫女の力も失ったマリンにウリンは光の心を捨てるように促すが、ウリンを好きという心を捨てたくないマリンは、それを拒否し続ける。このまま光の心を捨てなければ命ごと光の心が消えてしまう。ウリンはマリンを助けるため、自分を憎むように仕向けようとする。

 展開としてはお約束なんだけど、それにどう説得良を持たせるか。異能バトルの要素はあったものの、丁寧に日常のすれ違いや思いやりのやり取りを描いた。自分でもどうしようもない嫉妬・独占欲に振り回されるウリン。自分の中にあったほんの少しの闇の心に気付き、とまどい迷うマリン。邪悪を装い人を近付けまいとしていたのは、人と一緒にいて生じる苦しみから逃げたかったからだと気付いた夏音。その他の人々、小島や大島、鈴木や都もほのぼのした中でそれぞれの影を描いて、セドナの正体は誰にでもある弱い心、それは光とか闇とか、正義とか邪悪ではなく、ただ誰にでもあるものだということを、しっかり見せた。
 セドナが浄化され、掟に従いマリンたちと別れを告げなければならなくなった夏音が、マリンに自分の気持ちをどう伝えればいいかわからず、最初、「愛してる」とマリンのように言おうとして言えず、最後の最後、海に帰ろうとするマリンに自分の言葉で気持ちを伝えることができる。
 うみびととそらびとは交わってはいけないという掟が唐突だけど、まあ、普通に考えれば騒動になるからダメに決まってるか。ただ善良さの固まりだったマリンは自分の弱さと向き合い、克服したかはともかく弱さと向き合う強さを憶え、夏音も人と向き合う勇気を得て、二人の主人公の成長もしっかり描かれてました。って、外にしか目が向いてなかったマリンと、内側にしか眼を向けてなかった夏音がそれぞれ内と外に眼を向けるようになったということで、その意味でも対象的な配置だったのだなぁ。そして、違うがゆえにお互いを好きになり、心を通わせ認めあえるようになる描写も良かった。
 パチンコ原作で、さらに要素がいろいろとっちらかりそうだと心配だったけども、終わってみると佐藤監督らしい叙情的な良作になりました。いや、ホント良かった。


2009年09月18日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] なんつーか

 鳩山内閣(っつーか民主党)を「山出し革命政府」と書いたのは確かに自分ですが、ここまでまんまだと、なんとも……というのが、わずか二日半の総理・閣僚発言を見ての感想。「確かにここは直して欲しい」という部分もあるけど、それ以上に「でっかいアドバルーンばっかり」というのが……福島瑞穂が比較的まともに見える日が来るとは思わなかった。いや、多分気のせいなんですが。
 フランス革命は次にナポレオン→王政復古(途中百日革命含む)→第二共和制→ナポレオン三世→第三共和制、だっけ? (調べたら七月王政とかも挟んでるようで) さて、日本の場合この後どうなるのか。ナポレオンに葡萄玉ぶちこまれないだけマシと考えるべきなのか。

[アニメ] シャングリ・ラ#24

  シャングリ・ラ #24「理想郷土」。え〜、いや、後半あれだけ勢いばっかり先走って無茶苦茶だった原作を良くも悪くも無難にまとめたなぁ、と思うのですが、アトラス計画がなんのためだったとか、つぶしてどうなるのとか、そう言った部分も滅茶苦茶部分と一緒に切り離してしまったので、なんとも。いや、その辺も滅茶苦茶だったんですけどね。
 美邦を悪者にしないために小夜子が善玉になり、それでは話が持たないのでポスト小夜子として後半に登場して悪役側での狂言回しとしてしつこいくらい出てきた涼子をどうまとまりのあるポジションに押し込むかで腐心してた感じで、なんともまあ。そのため、原作では死んでなかった人たちも多数死んで決着になってしまったし。
 国仁は涼子に童貞切られなくて良かったね、とか、ミーコは死んで神様になったのは良かったのか悪かったのかとか、メデューサは確かにここで収まりを付けといた方がいいなあ、とか、色々。
 どうせなら涼子が國子と美邦の母親とかした方がそこらへんの話の収まりはついたんじゃない? と思うのだけど……最後までなんとも置いてけぼり感がただよう番組でしたが、ある意味ゴンゾらしいとも言えたり。


2009年09月19日() 旧暦 [n年日記]

[映画] カムイ外伝

 夙谷(しゅくだに)の非人として生まれ落ちたカムイは、人々からその身分故にさげすまれる非人の生活から抜けだすため、伊賀の忍者となった。しかし忍者になっても命令で人を殺し、その命を省みられない下忍の立場に目指していた自由はなかった。自由を求めて抜け忍となったカムイを待ち受けていたのは追っ手からただひたすら逃げる日々。その追っ手の中には、カムイの親しかった者もいたが、それらを迎え撃ち命を奪っての逃亡生活だった。
 そんなある日、松山藩の領内で見ずぼらしい身なりの男が。領主の愛馬、一白(いちじろ)の脚を切り落として逃げるところに出くわす。男が何故そんなことをするのかという好奇心と幼い頃からの権力者に対する反発心から、男の逃亡を手助けする。
 男は松山藩奇ヶ島(くしきがしま)の半兵衛という漁師だったが、半兵衛と一緒に島に向かう船に乗っていたカムイは、こともあろうに助けたはずの半兵衛により荒れる海原へと突き落とされる。
 半死半生のまま島に流れ着いた半兵衛は今度は弱り切ったカムイを助けるが、カムイの半兵衛への疑念は消えない。が、カムイの気にかかっていたのは半兵衛だけではなく、半兵衛の女房お鹿もだった。彼女はカムイが少年時代に刺客の一人として命を狙い、大頭により始末された抜け忍・スガルに違いなかったからだった。
 過去のことを忘れていなかったのはカムイだけではなかった。スガルもまた、カムイに残る刺客の少年の面影を見抜き、自分を狙ってきた刺客と思いその命を狙う。
 カムイはと言えば、漁師たちの間で暮らし、半兵衛の娘サヤカらと過ごす内、貧しいながらも助け合いながら生きていく彼らの姿につかの間の安らぎを憶え、また半兵衛の狙いもかねてからの不漁により困窮する家族を救うため、何故か魚を引き寄せる一白のヒヅメを使って角(つの:疑似餌のこと)を作るためだったと知り、彼の人柄に心を許していく。
 しかし、カムイに心惹かれていくサヤカに横恋慕する村の男により、領主の馬を殺したのが半兵衛だと密告され、領主の手の者によって半兵衛が連れ去られてしまう。
 カムイ外伝ですよ、忍びが通る獣道ですよ。不安が一杯ですよ(マテ)
 今回映像化されるのは長編としてまとまりの良い「スガルの島」編とは言え、昨今のコミックの映画化・ドラマ化の傾向を見るにつけ、サヤカとの淡い交流をベタベタのラブロマンスにされるんじゃないかとか、チャチなアクションとかでお茶を濁されるんじゃないかとか、心配しても不思議はないですよね。しかも基本設定が被差別民の主人公。変な設定変更もされるんじゃないかと気が気でないわけで。
 結果から言うと、杞憂でした。映画ではのっけから「非人、非人」と連発してます。カムイや女優の格好も、とてもみすぼらしいです。ボロのつぎあてが実にそれっぽい。これがサスケとなると更に「術を仕込むにも金がいる……」と貧乏くささの極みになるわけですが。
 絵作りもあちこちでCG臭さが結構気になるところはある一方で、そうでないロケハンはかなりすばらしいです。なによりアクション。吹き替えなしのアクションでこれだけのものを見せるってのはかなりすごいかと。変移抜刀霞切りが(FSXを使ってるとは言え)ちゃんと変移抜刀霞切りに見えるし。カムイの二つの秘技・変移抜刀霞切りと飯綱落としは欠かせないでしょう。まあ、ナルトとかが忍者ものの典型だと思ってる人にはどう見えるかわかりませんが。
 いろいろ気になる部分はあるものの、アクションや美術、ロケハン、あと全体的にリアル路線な演出(忍術とかのアレは別だけど)、そして山崎努のナレーションで個人的にはかなりの満足です。
 ラストもカムイが無念を晴らすだけで、結局これまでと一緒の逃亡生活に戻るというのも、用意されたカタルシスを与えられるでもなく、ただ自由を求め逃亡するその決意を宿した姿の美しさと共に、カムイに安らぎが訪れない後味の悪さが微妙に残る。こうでなくてはやはりカムイ外伝ではないよなぁ。
 ただ、鮫殺しの渡衆の活躍が尺の都合で削られたこと、あと、最後のカムイの怨みの晴らし方が 原作やアニメでやった「生きながら鮫に喰い殺させる」というは流石にできなかったのかやっていないのが残念か。
 スガルの島は一旦連載が終了したカムイ外伝をアニメ化するにあたり、全26話の不足分のプロットを白土三平に打信、白土氏から渡されたシナリオを元に書かれたものが先で、数年後に開始したカムイ外伝第二部の連載でそこから書かれたという特殊な経緯のもので、それが今回の実写映画化に際し選ばれたというのは興味深い。
 それにしても映画冒頭のマンガの画像を使ってのカムイの過去の説明は、大島渚監督の「忍者武芸帳」を思い出して *1 、なんだか微妙な感じでした……
*1: マンガの画像を使って紙芝居方式的に映画を作成した実験作。つか、見るとまず戸惑う。


2009年09月20日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#30とダブル#3

  シンケンジャー #30「操学園」。鷹白学園に生徒と教育実習生として入り込んだことはと流ノ介。鷹白の生徒たちがまるでロボットのようになってしまう事件が起き、外道衆の仕業と睨んだ彼らはその潜入捜査のために潜入したのだ。しかしシンケンジャーの中でも天然ボケコンビが心配で他のメンバーははらはらする。
 案の定、過去の経験から流ノ介はアヤカシが学園内の誰かに化けてると考え、ことはは服にアヤカシが取り憑いてると考えてそれぞれ学園内で奇行を繰り返す。だが二人の思惑にも関わらずアヤカシは見つからず犠牲者は増えるばかり。とうとう学園内でまともなのはことはが仲良くなった絵里という女生徒一人になってしまった。流ノ介は彼女こそがアヤカシに違いないと言い調べようとするが、ことはが彼女を庇い、見逃してしまう。そして再び絵里を見つけた時、絵里もまたアヤカシに操られ……
 ことはの友人を疑ったことと、流ノ介を止めたことでアヤカシに襲われる隙を作ってしまったことで二人はそれぞれ自分を責めてしまう。

 天然ボケコンビの活躍第二弾? 今回は奇行以外はおとなしめですが。でもそんな二人の心配をして、源太はダイゴヨウをお目付役についていかせるけど……ボケが3重になっただけでは……
 しかし今回のアヤカシ、筋麻呂が送り込んだ刺客という割にはあまりぱっとしなかったような。学園の生徒を操って「これから殺し合いをしてもらいます」をやりたかったと言ってるけど、別に生徒全員操るまで待たなくてもやれたのでは……つか、なんでじょじょにしか操れる人間を増やせなかったんだろう? 結局、今回はダイゴヨウの手足交換アピールの回かなぁ。


  仮面ライダーW #3「Mに手を出すな/天国への生き方」。亜樹子が押しかけ所長に収まり、鳴海探偵事務所は犬猫探しの依頼ばかりで翔太郎は大いに不満。そんな時、家に寄りつかなくなった娘を捜してくれという夫婦が飛び込んでくる。その娘・優子は実家で営む和菓子屋の看板娘だったが、突然粗暴で派手好きな性格になって人が変わったようになってしまったという。それは噂となっている幻の地下カジノ「ミリオン・コロッセオ」が関わっているらしい。
 一人で尾行しようとする翔太郎だが、無理矢理ついてきた亜樹子が出しゃばって見失ってしまい面目丸つぶれ。仕方なしにウォッチャマンからミリオン・コロッセオに関わる人物を聞き出し、その男を訪れたが心神虚脱状態でまともに話が通じない。しかも借金取り立てに来た男がドーパントに変身する。しかしフィリップが何故か直前の検索で「家族」という言葉を聞いた途端動きを止めてしまい、Wに変身するのが遅れてしまう。しかも、新手の登場により当のドーパントを逃してしまう。
 ミリオン・コロッセオにはドーパントが関わっていることを知り、その事を優子に話してカジノ通いを辞めさせようとするが、優子はすでにそのことを知ってて聞く耳を持とうとしない。しかし彼女とのやりとりで所在不明のカジノの行き方が問題だと気付いた翔太郎は噂で出てくる地名をキーワードに絞り込み検索、カジノが定期行路に見せかけた専用バスで人々を集めてることを突き止める。
 翔太郎は亜樹子を事件の調査から遠ざけようとするが、亜樹子は言うことを聞かずに一人でこっそりカジノ行きのバスに……翔太郎は事件を嗅ぎ回る彼を疎ましく思うドーパントに襲われるが、ドーパントの体内には人々から集めた生気がコインにされてため込まれ、ドーパントを倒せば一緒に人々も死んでしまうと聞き戦いを躊躇する。更にまたもやフィリップがおかしくなってしまい、Wはたたきのめされてしまう。

 亜樹子が新所長になってハードボイルドを気取る翔太郎は面白くないみたいだけど、経営はむしろ堅実そうな……でもその亜樹子も妙に調査に出しゃばって、ライダーのヒロインは結構高確率で鬱陶しいのに従ってるような……
 で、さらにWの弱点も露呈。フィリップの失われた過去に関すること、それとそれに起因するメンタルの問題で挙動がおかしくなってしまうこと。そうすると、それに引っ張られて変身できなかったり、翔太郎の思うように動けなくなったり……それにマネードーパントも格闘能力は低いけど、人の命をコインにしてため込んでるせいで人質を取られたも同然になってしまう。ってそれどんなダービー兄弟だよ?
 さらに霧彦も先週の試練を無事に乗り越えたのか、ドーパント体になってマネードーパントをアフターケア。まだ全身は現れてないけど、ベルトを使ってはいるけど手を見る限りはライダーではないような? しかしその霧彦によれば、Wのメモリーはメモリー売人である彼ですらも聞いたことがないものらしい。咲子は意味ありげな言葉ではぐらかすが、1話冒頭を見ると当然知ってるはずだよな。Wのシステムはそんなにヤバイものなのか?
 それと絡んでフィリップも、人造人間ということではないらしく、記憶を消されて改造された人間らしい。いきなりその辺が明かされるとは思わないけど、ちょっとは出てくるのかな?


2009年09月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 箸にも棒にもかからない

 プチ山ごもりから戻ってみれば、鳩山のボケ(もう敬称使う気にもならん)が国連の場で「二酸化炭素25%削減」を公言してしまってましたわ。もうバカかと。アホかと。
 今の二酸化炭素削減は科学的裏付けから一人歩きした政治的、外向的、あるいは経済的なシロモノですが(二酸化炭素の温室効果は無視できる、とも言い切りはしませんが)、それを抜きにしても日本側に何のメリットもない勇み足のばらまき宣言をするとは。まあ、するだろうとは思ってましたが、バカ丸出しとしか言いようがないですな。外交が苦手とかそういうレベルじゃないです。
 そいでもって 日中首脳会談説明、「政治主導」のはずが官僚に「助けて」読売 )。そりゃそうでしょう。弊害もありますが実務のプロである官僚の肩代わりをはっきり言って実務の素人である政治家が出来るわけがない。それもある程度までならともかく、あからさまに「やりすぎ」。
 民主党が「官僚と利権政治の害悪の象徴」として面目にかけて潰そうとしている八場ダムにしても、「潰した方が負担が大きくなる」という試算も出てるわけで。「時代の変化」を演出したいのだろうけど、どっちにしても政局のための政治家の思惑には違いないのだよなぁ。
 農政や医療の問題、官僚の弊害として重篤な事態になってしまってる部分は多々ありますが、ちゃんとした制度改革できるような政権じゃとてもないでしょう……できればして欲しいですが。
 一月後には支持率がどうなってることか。大変楽しみです。

[アニメ] 宙まに#12

  宙のまにまに #12「星空ループ」。白鳥沢合宿最後の夜を迎える高見沢と蒼栄の天文学メンバー。これまで星空に恵まれず、最後の夜の観測に最後の期待をかける。
 一方、受験のため一人残った路万部長は、模試の後に近江歩から食事の誘いを受ける。ただでも病弱で食の細い路万が受験のストレスで体調を崩さないようにと近江が心配しての行為だったが、その後、近江はレストランの屋上に連れて行く。

 もちろんそんなことがあるわけないと知りつつも、「メインディッシュはわ・た・し」とやるかと一瞬だけ思ってしまいました思うよねちょっとくらい?
 合宿の方は三年生最後のイベントであり、また卒業していく路万もからめつつ、「世代交代」を下敷きにしての最終回。
 高見沢萌えガールズも、路万も、近江もみんなそれぞれの天文部を去っていくけど、その後を引き継ぐ者がいて、それぞれ新しい場所で天文の輪を広げていくことを誓う。
 それと同時に白鳥沢で知った新たな冬の星空の魅力、路万も初めて見るカノープス、まだ知らない星空が三年生たちにもたくさんあることを見せて星の世界と人の輪はどこまでも広がることを暗示していく。
 まるで期待してない夏の新番組だけど、これは夕方に放映してもおかしくない良作でしたわ。


2009年09月24日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 公共事業見直しはよくわからん

 八ッ場ダムの計画中止に絡んで公共事業見直しについて軽く調べて見たけど、これ自体の評価は保留。
 公共事業の見直し自体はこれまでも行われてきているけど、中には族議員との絡みで中止の判断に圧力がかかったものもあるだろうから、そういうものにちゃんと判断を下す分には歓迎。それがちゃんと判断が下されるかがまだ不明なだけで。こればっかは結果を見ないと何とも。必要以上に削って評価をアピールする可能性はやはりあるし。岩手と北海道の事業がどうなるか、どういう根拠で判断を下されるかが一つの判断材料だと思います。
 八ッ場ダムについては、無駄か否か判断が付きかねるのだけど、少なくとも「計画変更あるいは中止を検討」ではなく「のっけから中止で決定」という辺りが政治的パフォーマンスなのだろうなぁ、と思う。同じ行為を他で行わないとは限らないというのが不安材料ではある。民主独裁に加速してくか、注視すべきと思う。
 国連での演説については、やっぱどう考えてもあかんです。これまで乗り気でなかった国まで巻き込んでグリーンニューディールを目指してるのだろうけど、各国が乗ってくると言う自信の出所がわからん。「アフガンに自衛隊は出さない。代わりにタリバンに職業訓練はどうか」と、何考えてるのかわからない発言をしたり(いや、元ゲリラ兵に職業訓練をするという発想自体は問題はないけど、自衛隊派遣の代わりにこういうこと言い出す思考が理解できない)、「妥当性はまるっきりないわけではないけど状況があまり見えてない」というか、空回りしてるというように見えてしまう。
 ほんと、なんなんだろなぁ、としか思えない。朝日の気持ち悪いくらいの太鼓持ちぶりは無視するとしといても。

[アニメ] かなめも#12

  かなめも #12「はじめての人」。風新新聞専売所のみんなとフリーマーケットに出たカナ。初めてのお店に戸惑うが、初めて見るフリーマーケットの光景に好奇心いっぱい。おつりの両替を頼まれて銀行に向かうが、その途中で野菜を持ってフリーマーケットに参加してたお姉さんとぶつかってしまう。持ってた野菜を落としてしまったにも関わらず、お姉さんは気にもせず大安売りで傷物の野菜を売りさばく。採算度外視の行為もさることながら、ひたすらマイペースなお姉さんにカナもついつい手伝ってしまうのだが……

 フリーマーケットに初めて参加して、専売所のみんなと一緒に何かすることが楽しくてたまらないカナだが、去年のフリマの話題で「マリモ姉さん」の話題が出るたびに妙な孤独を感じる。そんなとき出会った野菜売りのお姉さん。ひたすらマイペースというか考えなしでおっとりしすぎな彼女の行動にカナは振り回されっぱなしなのだけど、これがマリモ姉さん、なのだよな。確かにはた迷惑な人ですわ。w
 フリマの野菜売りを手伝ってしまい、抜け出すタイミングを逃した上に、マリモ姉さんは突然猫の匂いを嗅いでついてってしまったり、ひたすら振り回されっぱなし。でも、何故か憎めない彼女に、みんなの話に出てくるマリモ姉さんと知らずに親近感と憧憬を抱く。
 でも世間的に見ればやっぱり生活力のないただのはた迷惑な人だよなぁ……つか、卒業して北海道に帰ったんじゃなかったっけ? なんでまだいるのか、つか、ちゃんと生活できてるの?


2009年09月25日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] バスカッシュ#24と東京マグニチュード8.0#11

  バスカッシュ #24「フー・アー・ユー?」。ヤンとサウザンドの元からルージュたちによって助け出されたダン。しかし意識を失ったまま一向に目覚める気配はなかった。その頃、月では失活した月のアルティニウム鉱石をバスカッシュにより活性化させようと、スラッシュによる「伝説リーグ」の開催が宣言されていた。月へ行く手段を持たないチーム・バスカッシュ一行とルージュたちは、すべての鍵は砂漠の町の遺跡にあると睨み、そこに向かう。
 一方、自ら伝説を生み出そうとするヤンはムーンキャノンを使い月を破壊することで救世主になろうとしていた……

 サブタイトルから、また記憶喪失ネタかと思ったらそうじゃなかったので安心。月で開催された伝説リーグに呼応するように月、そして地上のバスカッシャーたちの脳裏に「汝は何者か」という声が響き始める。それは遺跡にやってきて、意識の戻らないダンにも……
 つか、まさかのミユキ、ヒロイン復帰ですよ? 眠ったままのダンの復活を待つ一同。ミユキも信じてダンガン号を整備していたが、眠ったままのダンをダンガン号の操縦席に載せ、ビッグフットの、バスカッシュの感覚を呼び起こして目覚めさせようとする。
 月面ではアイスマンが伝説リーグに参加、最初こそ調子が出なかったが「汝は何者か」という声に、バスカッシャーとしての自分を思い出し、ただ楽しむためのプレイで復活する。
 そしてダンも復活。遺跡から現れた光る蝶の群に囲まれ、星渡りの船となって月へ……
 まあ、ちょっと作画が残念ではありますが、このまま訳の分からん勢いで最後まで突っ切って欲しいところ。


  東京マグニチュード8.0 #11「悠貴へ・・・」。家路の途中で悠貴が死んでしまっていた事実に気付いた未来。弟を守れず、失ったショックからずっと立ち直れずにいた。まだ復興も進まぬ8月の終わり、そんな未来を真理が訪ねる。真理から預かってもらっていた未来の携帯を受け取ると、中にはたくさんのひとから安否を尋ねるメールが……そしてその中には、悠貴が打った最後のメールも含まれていた。

 悠貴を失った事実を認められず、幻影の悠貴を見続けていた未来。しかし、その幻影に守られるかのように家の倒壊から助かり、否が応でも悠貴の死を認めざるを得なくなった。倒れて以降真理が未来の名を呼びかけても悠貴の名を呼びかけなかったり、未来以外の人間と接触してなかったりで予想はしてたけど、終盤、段々未来が自分をごまかしきれなくなり悠貴の登場が不自然になってく辺りは「うわああああ」だったなぁ。
 未来が最後に見た悠貴とのお別れは多分未来の心の中のものだけど、でも、親しい人の死で死者が語りかけてくるようにその人の言いそうなことが勝手にあふれてくるってのは、実際にあるものなのだよな。
 未来は悲しみも傷も全部含めて悠貴の死を受け入れ、家に、家族に、自分に染みついた悠貴の存在の匂いとこれからも生きていくことを誓う。
 災害サバイバルということでもなく、淡々と被災地を家へと向かう作品だったけど、容赦なく襲う災害のもたらす非常な現実を演出できてたと思う。突然襲う親しい人との別れ、死。そして残された人々の生活。別れがあっても、それを抱えて、生きてく以外にないのだよな……せめて強く、前向きに。


2009年09月26日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリンセスラバー!#12と狼と香辛料II#12とハヤテのごとく!!25(全部最終回)

 それぞれ簡単に。
 プリンセスラバー!:18禁ゲームのアニメ化としてはかなりの高クォリティ作品だったかと。まあ、それ以外特に言及するところは思いつかないですが……
 狼と香辛料II:悪くはなかったけど、一期には及ばなかったかも、という印象。スタッフの腕と言うより、絵的に地味なエピソードが連続したし、分かりやすい方のエピソードが前半に来てしまったからなぁ。
ハヤテのごとく!!:まあ、最後までハヤテのごとくでした、としか。盛り上がらず盛り下がりすぎず、無難な話とお約束で低空飛行を維持。特に言うこともなし。(なら書かなきゃいいのに)


2009年09月27日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#31とダブル#4

  シンケンジャー #31「恐竜折神」。スジ麻呂が屋形船にのさばって面白くないシタリは、夏の陣で破れた脂目マンプクの部下のアゼミドロが倒れているのを見つける。助けられたアゼミドロは調べ物でしばらく留守にするというスジ麻呂に代わってシンケンジャーの命を狙い、必勝の策を実行する。その策とは、人質。人々を守るシンケンジャーは人間を盾にされては手も足も出まいと、アゼミドロは病院を襲撃し、患者と医者・看護師を人質に取る。
 その病院から逃げ出してきた看護師・彩が源太の屋台に駆け込んで来、シンケンジャーに助けを求めるのだが……

 シンケンジャー、罠慣れしすぎ! 人質取られ慣れしすぎ!w
 人質を取って病院に立てこもったアゼミドロ。彩の助けに応じて救出に向かうシンケンジャーだが、良心の呵責に耐えきれなくなった彩が、これは罠で、自分は人質を取られてやむなく本当は罠が待ち構えてる秘密の入り口へ手引きしたのだという。だが、それを聞いた源太は慌てるまでもなく、「そんなのわかってたよ」と……罠の可能性も考えた上で、裏をかいて人質を危険にさらすよりは罠を正面突破することを選んだのだと説明する。
 しかし、保険として残っていた源太が逆にアゼミドロに人質を取られ自身もシンケンジャーをおびき出す人質になってしまうのだが、そこでもシンケンジャーが一枚上手。ダイテンクウで待ち受けるアゼミドロとクサレ外道衆を急襲し電撃作戦で源太たちを救出。恐竜折神を使って罠をものともせずアゼミドロを撃破。
 まあ、劇場版おもちゃの最後の販促キャンペーンでもあったのだけど、やたらと罠慣れしてるシンケンジャーたちに思わず笑ってしまった。特撮ヒーロー物の悪役っていうと人質が定番だけど、ヒーローの方も進歩してるのだなぁ。


  仮面ライダーW #4「Mに手を出すな/ジョーカーで勝負」。ミリオン・コロッセオを主催するマネードーパントを追い詰めながらも、コインに封印された人々の生命を人質にされ、更にフィリップが突然苦しみだして倒す機会を逃してしまう。
 フィリップの不調の原因が、彼が自分の家族のことを思い出せないことにあると気付いた翔太郎だが、気遣う翔太郎をフィリップは却って疎み、遠ざけようとする。そんなとき、ミリオン・コロッセオに潜入していた亜樹子から連絡が入る。監視対象だった優子がマネードーパントとの勝負に負け、生命をコインに吸い取られてしまい、亜樹子もまた潜入がばれて危険にさらされていた。しかし、亜樹子の「二人の部下の内、一人は超天才なんだから……」という言葉に興味を引かれたマネードーパントは亜樹子を始末するのをやめ、フィリップが切り出してきた勝負に乗ることに。
 フィリップたちはダブルのガイアメモリーを、マネードーパントはこれまで人々から奪ってきたライフコインを賭けてルーレット勝負を開始した。最初、ルーレットの出目が読めるフィリップが一方的にリードを広げていたが、マネードーパントが家族のことを切り出したために再び不調に。せっかく取り戻したコインも、メモリも半分が取り替えされてしまう。このままでは勝負にならないと見かねた翔太郎はフィリップの代わりに、残りのコインとメモリを全て賭けてマネードーパントとババ抜き勝負を行うのだが……

 優子は最初からお金とギャンブルに狂ってたわけではなく、借金まみれの実家をなんとかしようとミリオン・コロッセオに足を踏み入れたことが明らかにされる。しかし、次第に勝負とお金の魔力に取り憑かれ、家族のことをないがしろにするようになっていた。だが、損な彼女も、マネードーパントとの勝負に負けライフエナジーを吸い取られる瞬間、助けを求めたのは両親……まあ、これで目を覚ました、ということだろうけど。
 そしてどんな知識でも得られるのに自分の家族のことだけが調べてもわからないフィリップは、それをマネードーパントに見抜かれて窮地に陥る。代打として翔太郎が立つのだけど、性格的に勝負事や駆け引きに向かない翔太郎も手玉に取られてあっという間にピンチ……しかし、相棒を信じ決断した翔太郎の作戦で窮地を脱し、逆にマネードーパントをはめることに成功する。その作戦とは、ダブルドライバーを装着し、右半身を担当するフィリップが翔太郎の選ぶ札と反対の札を選ぶこと……って、まんまダービー弟VS承太郎じゃん!
 全てを自分に託した翔太郎と、翔太郎の気持ちがわからないフィリップをしかりつけた亜樹子への信頼がフィリップに生まれ、ダブルに変身した後はマネードーパントの挑発にも動揺せず、人質もなくなったマネードーパントを撃破。依頼も無事果たす。
 そしてもうひとつの家族、園咲家。霧彦を婿に迎えての結婚式が行われるが、それにふさわしい男かどうか試す硫兵衛、若菜……こっちは随分いびつさが目立つなぁ。それと、霧彦の変身体・ナスカドーパントが全身初登場。どんな能力を持ってるのか、イマイチわからんなあ。
 最後にいつも通り若菜のラジオ番組に耳を傾ける翔太郎・フィリップだけども、街の噂コーナーで今度は怪人と戦う仮面のヒーロー、仮面ライダーの噂が紹介される。ディケイドでは劇中で仮面ライダーって言葉が出たけど、それ以外では龍騎以来じゃないのか?


2009年09月28日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] なんだかオラワクワクしてきただ

 本日一時日経平均株価一万円割れ。多分反発はあるだろうけど、中長期的に上昇する材料が見あたらないから下げ傾向が続くんだろうなぁ。そいで鳩山政権が慌てて経済対策を始めたら第二ステージですよ。そこでどうなるかが一つの山場なわけで。下手なことをすれば混乱に拍車をかけることになり、そうすると支持率を維持するために泥縄な行動に出るというパターンは結構ありうる。そうならないのがいいのだけど、そうならないのなら最初からそうならないような行動を取ってるだろうなぁ、とも。
 こんなことをワクテカしながら言ってると、たまに「魔太郎め」と言われたりします。えへぇ。

  仮面ライダーの中の人やってたけど質問ある?働くモノニュース さん)。身元バレなしながらも質問への回答の傾向を見てると「 次郎さん ?」と思ってしまうのだけど、そんな迂闊にネットに書き込みをするかなぁ、と考えると、特撮マニアの騙りの可能性は結構あると思う。  しかしなりすましだとしたら、相当のマニアだなぁ……


2009年09月30日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 咲#25と懺絶望先生#12と化物語#12(全部最終回)

  咲-saki- #25「全国」。部長の呼びかけた地区予選決勝で争った四校による共同合宿が始まった。各校、まずは温泉でくつろぎ交流を深めるが、そんな中咲は全国区の化物・宮永照との関係を尋ねられる。しかし、福路から宮永照が妹はいないと言い切ったという話を聞き、咲は嫌われるどころか実の姉に存在を認めてもらえないことに落ち込む。

 基本、番外編ですな。温泉卓球で張り切る井上と池田……は、まあわかんないではないけど、透華が頑張りすぎ……つか、ようやく見せ場があったと思ったら麻雀以外かよ!
 地区予選決勝であったメガネ対決もリベンジ。なんか風越のメガネが性格変わってる気がしますが……でも幸運強化兵に返り討ち。そういえば、中の人がミルフィーユ・桜場だっけな……
 そいでもって最後は落ち込んだ咲が和と百合ん百合んしながら立ち直り、みんなで麻雀→俺たちの戦いはこれからだ! でオーラス。最後に全国編のPVみたいな感じで見せ場が流れるけど、なんだか地区予選を上回る変態揃いのような……つか、コスプレまがいの連中はまだしも、全員巫女服って、どんな学校だよ? 原作でもこいつらが出るの?
 そしてラストは、前期OPとアバンタイトルナレーションで締め。
 原作をろくに読んでないどころか麻雀がまったくわからないで見てましたが、外連味の効いた演出で期待していなかったにも関わらず、毎週かなり楽しみに見させていただきました。第二期全国編も期待したいところだけど、何時になったら原作が溜まるのやら……オリジナル展開って手もあるけど


  懺さよなら絶望先生 #12。これまた、いつも通りとしか言いようのない最終回。いえ、毎週楽しんでたし、最終回も楽しんだんですが、最終回だからと特別な展開があったわけでもなく、期のまとめがやりづらい……最初の「大きな間違いに気付かない」は、やっぱりわりと最近の掲載だったような……これってどういう製作体制なんだろう? それとも制作期間が異様に短いとか? これがとても謎なのだよなぁ。
 普通に第四期もありそうな勢いですが、こうなったら普通に夕方でいいんじゃない? ってまずいか。
 それにしても、絵描き歌、画伯二度目の登場……大槻ケンヂも登場ですが、画伯がやっぱりカオス過ぎてなんとも言えん。


  化物語 #12「つばさキャット 其ノ貳」。彼女の手作りのお弁当を食べさせて貰っているという嬉し恥ずかしのイベントのはずなのに、異様にプレッシャーを掛けてくる当の彼女のせいで微妙に心から楽しめない阿良々木。しかしひたぎからデートの誘いがあり、年相応の期待に胸を膨らませて待ち合わせ時刻に彼女の家へ。しかし送り迎えがひたぎの父の上、わざとらしく弾まない会話を振られたかの状況に、期待はみるみるしぼんでいくのだが……

 サブタイトルにも関わらず、委員長はまったく出てきません。いや、テレビ未放映の「つばさキャット 其ノ参〜伍」はネットで配信するんだそうですが。
 一応羽川翼にまだ問題の芽がありそうだということは匂わされつつ、具体的に何かあったという描写はないので、話としてはこれでまとまってはいる。特に、エンディングとからめての二人きりの星空観測会とか。これでありゃりゃぎ君も星猛者ですな。
 どこまでがヤンデレでどこまでがからかいなのかまったくわからないひたぎだけど、そのひたぎが不器用そのままに自分の全部を阿良々木にぶつけ、自分を受け入れて貰おうとするのはけなげ。まあ、ヤンデレなんだけど。
 しかし神原は腐女子属性よりエロキャラの方がすっかり立ってしまったな……