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2012年09月23日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#31とウィザード#4

  ゴーバスターズ #31「宇宙刑事ギャバン、現る!」。亜空間でヴァグラスのボスであるメサイアを倒したゴーバスターズ。しかし、何故かヴァグラスとは別の存在が時空を超えてやってきた反応が……とりあえず現場に駆けつけると、そこには少女を襲う怪人の姿が。ヴァグラスとは明らかに違う敵に戸惑いながらもバスターズの活躍で敵は一時退散、少女を無事保護する。
 少女は自分を銀河宇宙連邦の刑事・シェリーと名乗り、宇宙犯罪組織マクーの残党を追って地球に来たが、相棒のギャバンとはぐれたところを逆に襲われたのだという。敵はヴァグラスではないとは言え平和のためと、シェリーに協力することになったが、お目付け役になったヨーコは天真爛漫なシェリーに振り回され気味で……

 「宇宙刑事ギャバン 劇場版」の公開に合わせた特別版。初代ギャバンは先代のゴーカイジャーで「ゴーカイジャーVSギャバン」としてスーパー戦隊とは共演済み。でも今回は初代は出てこないで二代目のみらしい……
 これまでの戦隊のお約束要素は残しつつも新しい基軸を積極的に取り入れてるゴーバスターズだけど、ギャバン側は完全に昭和乗りのままw
 マクー空間への接続へのエフェクトとか、もうまんま過ぎて泣けるw さすがに大葉健二の内側からにじみ出るような濃い感じは出ないけど、まあ、頑張ってるのはわかるw
 ミミーの代わりにギャバンの相棒を務めるシェリーを演じる森田涼花は、シンケンイエローも演じてたのでヨーコとはイエロー同士の絡みになるのか?
 そして最後は、亜空間ごと消えたと思っていたエンターが……ダンガンロイドが現れたのは単にはぐれメタロイドなのかとも思ったけど、案の定エンターは生きてたわけで。そうなるとメサイアも消えてない可能性大だなぁ。
 次回もギャバンとの共演。初代ギャバン・一条寺烈がでないのは残念だけど。

  仮面ライダーウィザード #4「人形とピアニスト」。ある朝、朝食前にコヨミに魔力を注入する晴人。丁度凛子が店にやってきて、その現場を見て何をしてるのかといぶかしがるが、晴人は話をはぐらかす。そんな時、コヨミの水晶に次にファントムが狙うゲートの姿が……
 そのゲート・音大生であり現役のピアニストである高木はスランプに陥り、刺々しく周囲に当たり散らしてたが、フェニックスとメドゥーサの命令を受けたファントム・ケットシーに狙われる。駆けつけた晴人と凛子が助け出し、人を喰ったような性格のケットシーは不利と見るやさっさと退散する。
 しかし高木は感謝するどころか助けてくれなんて頼んでないと言い出す始末。仕方なく自宅の外から護衛する晴人たちだったが、手伝おうとする凛子に、コヨミは、凛子の助けなど必要ない、晴人の助けになれるのは自分だけだと凛子を追い払おうとする。晴人は二人をなだめるために、一人で警護すると言い出すが、そこに人間態に化けたケットシーが。だが、コヨミが正体を見破り、ケットシーは逃げ出す。
 晴人と凛子はケットシーを追い、コヨミと瞬平が取り残されるが、店に戻ろうとする二人の前に、メドゥーサが現れる。ファントムを見破るコヨミに興味を持ったからだが、メドゥーサはコヨミの正体を見ぬくと、彼女を触手で絡めとり、彼女の身体から魔力を抜き取り……

 今回はコヨミの正体編か。かなり惜しみないなぁ、正体がこれだと早い内にばらさざるを得ないのは確かだけど。
 コヨミの正体は人間ではなく、ファントムですらなく、魔力で動く人形だという。その詳細は次回以降だろうけど、晴人にベルトを与えた白い魔法使いが創りだしたってことなのかなぁ。そのわりにはきちんとした自我を持ってるようだけど……
 今回のゲートは初めてレギュラーキャラじゃないけど、これはこれで癖のある人物。ファントムのことを知っても怯えるわけでもなく、自身の不調への失望だけ。特に次の発表会が失敗すればすべてを失うという状況で、逆にケットシーに「両腕を切り落としてくれ!」と懇願する。本人の希望で切り落としたのでは絶望にならないと逆にケットシーが困ることにw
 そして今回の最大の面白キャラはケットシー。人間態は大柄なレゲエ調の黒人。そいでもって口癖は「めんどくさい」で、結構お調子者な性格。「いちいちゲートを絶望させるのってめんどくさいッスヨ〜」と流暢な日本語で命令を渋りまくり。フェニックスもそれに同意することから、やっぱ手順を踏んで絶望させるのってめんどくさかったんだなぁw
 逆に言えば、人間の大量殺害などの事件を起こさない理由もそれで説明されてるわけだけど。
 今回はコヨミの秘密がメインだろうので高木の悩みとかも比較的あっさり解決するんだろうけど、ケットシーはこのエピソードで消えるのは惜しすぎるキャラだよなあ。こういう変な怪人って、Wとかには結構出てたんだけど。黒人絡みでシリアスなキャラのはずなんだけど何故か笑いを誘った555のJも思い出すなぁ。


2011年09月23日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回いろいろ

  セイクリッドセブン #12「セイクリッドセブン」。研美の野望が明らかになり、最終決戦、なんだけど……ううむ、なんとも。1クールという尺の短さもあるのだろうけど、なんともメリハリのない展開になってしまったような。キャラ立ちだけで引っ張るタイプだったけど、そのキャラ立ちもしきらないうちに終了という感じで、なんかちょっともやもやです。
 いや、 西田亜沙子のつぶやき が最高でしたがw

  うさぎドロップ #11「はじめの一歩」。りんを看病してくれたコーキママが風邪で寝込んだと知り、うろたえる大吉。ちょうどその時期にりんの上の前歯がぐらつきだし……
 何か大きな事件が起こるわけではない最終回。でも、何か大きな事件がなくても、子ども成長と変化、ハプニングに右往左往することが大事件で、それによりいろんなことを学んでいき、それを喜びと感じられる、というのが一番この番組の大事なところだったんでしょうね。原作の第二部の話をちらほら聞くと、なかなかに微妙なところはあるんですが、それはさておき、素敵な子育てアニメではなかったのではないかと。

  No.6 #11「伝えてくれ、ありのままを」。え〜っと、なんというか、もう語りたらずというか……突然紫苑が豹変したり、なんだりかんだりと、なんかいろいろ説明不足。怒濤と言うより、ぽかーんと言わざるを得ないというか。作られた都市の中と外の少年の友情、ってのが一番の軸だったんだろうけど、なんかいろいろ語り足らずでぶれてしまった感じです。

ゆるゆり #12「みんなでポカポカ合宿へ」。最終回っぽい話は前回終わって最後は普通にゆるくゆり。つか、あかりの扱い、最終回で一層ひどくね? いや、逆に出番があると言うことで喜ぶべきか……
 「みつどもえ」では微妙に視聴者に退かれてしまった太田監督ですが(個人的にはあの振り切れぶりは好きだった)、今作は原作との相性もあるのか、かなり評判が良かったようで。それが何より嬉しいかも。


2010年09月23日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オカルト学院#12

  世紀末オカルト学院 #12「千の風、美の尋めゆき」。黒魔女の本性を現した美風に、父の敵と食ってかかろうとするマヤを逃がすため、千尋も白魔術師としての全力を出す。マヤは使い魔だった千尋の部下に連れられ、逃げるしかない自分の無力さを嘆くことしかできない。
 一方、マヤが死んだという嘘を信じた亜美たちはマヤ殺しの犯人を知るために一生懸命マヤの霊を呼び出そうとするが上手く行かない。が、その彼女らの前に当のマヤが生きて姿を現し、マヤを助けるために奮戦することに……
 だが、その時千尋は、圧倒的な黒魔女の力に加えて文明を想う心の隙を突かれ、美風の致命的な一撃を受けてしまっていた。

 サブタイトルに登場人物の名前が入ってるのが定番だったけど、今回は変則で千尋と美風の名前が分割して入ってる。
 これまで怪しい黒幕っぽい演出をされてた千尋だけど、その正体を明かして美風相手に奮戦。が、文明のことを持ち出されて動揺した挙句、美風に「キスした」と告げられ、その動揺の隙にとどめを刺されてしまう。が、千尋は最後の力を振り絞って文明にかけられた金縛りを解くと、マヤの父、神代純一郎が生きていること、そして何事かを告げ、文明に行動を促す。
 文明は千尋が重症であることを知らず、マヤを助けるために飛び出すのだけど、その直後、千尋は力尽き、文明のジャケットの上で息絶える……ようやく見せ場が来たと思ったらこれとは、報われなさ過ぎる……けど、千尋の行動でヘタレの文明は決起し、さらに美風を倒すための重要なヒントも残す。千尋のした重要なことはそれだけじゃないけど。
 マヤも自分の出来ることが逃げ惑うだけなのに反発。使い魔はそんな彼女に美風を倒す最後の手段を教える。それは、バルトシュタイン学院を使って起動する魔を滅する呪文。手帳に記されていたその呪文なのだけど、肝心の手帳は美風が燃やしたはずでは……というと、実は前回文明に渡した手帳は偽者で本物はマヤが持ち続けてた。燃やされたのは、入替えた千尋のポエム手帳。千尋、どんだけ役に立ってるんだか。つーか、でも切ないよなぁ。あと男を見る目のなさも……
 しかしマヤを直接攻撃できない美風は足場を崩し、その拍子にマヤは手帳を落としてしまう。その手帳を拾ったのは駆けつけた文明。美風は再び文明を籠絡しようとするのだけど、騙されていたことを知り、千尋の想いも受け取った文明はもう美風の言葉に耳を貸さない。これ、本当に文明? 偽者じゃないの?
 いや、案の定前の姿で迫られると動揺し、マヤが写メで「美風こそがノストラダムスの鍵」と教えることで、ようやく最後の誘惑も振り切るのだけど。
 色仕掛けが利かないとわかると美風は直接攻撃に切り替えるのだけど、何故か美風の攻撃は文明に致命傷を与えられない。美風は動揺しながらも心当たりがあるようなのだけど……文明の超能力が復活したのか、それとも別の理由? ついには杖で殴打するのだけど、文明曰く「こんなの、マヤに比べれば……ぬるいな!」。美風は「変態〜!」と悪態を吐くのだけど、ご心中、お察し申し上げます。w 確かにののしって欲しいとか、変態だw
 文明とマヤのコンビプレイで美風を滅することに成功。破滅した未来も書き換えることに成功したはず、なのだけど……文明の連絡を受けた未来のレジスタンスが喜び勇んで外に出るが、廃墟の光景は変わっていなかった。つまり、鍵は美風ではなかった、ということ? そうすると、本当の鍵は一緒に写っていた……
 そんな感じで微妙に決着がついてないまま、次回最終回。あれ? 今回マヤの呪文で一緒に消えたはずの千尋と部下の黒服も出てるんですが、なんで???
 そう言えば子ども時代の文明が母親とプラネタリウムに行くはずだった第三水曜に入った終業式の講演会。恐怖の魔王が降ってくると言う1999年7月21日も第三水曜なんですが……

[アニメ] 最終回いろいろ1

 最終回サブタイトルにメインタイトル付けるって、最近の流行ですか?

  黒執事II #12「黒執事」。悪魔執事二人(+その他)の坊ちゃまをめぐるドタバタ愛憎ギャグも今回が最後。って、説明間違ってないよな? 基本、この話痴話喧嘩ですから。第一期みたいな「復讐」という目的がなくなってどうなるかと思い切って痴情のもつれだけに特化させるとは、思い切ったことをしたなぁ。そしてその結果は、破れたはずのアロイスが永遠の幸福を手に入れ、目標を達成したはずのシエルは永遠という怠惰の中に、セバスチャンもまた望むものを永遠に手に入れられなくなる。うわぁ、意地の悪い終わり方だ。
 これを2クール続けられたらめげるところでしたが、先の読めない展開といい、「痴情のもつれ」という一本線を貫いたことといい、意外にも楽しませていただきました。3期目はないだろうけど、これはこれで(ネタ的に)「良いものだ」でした。
 ところでこれ、ギャグって認識で間違ってないよね?


  祝福のカンパネラ #12「祝福のカンパネラ」。世界中で起こっている異常の原因であり、ミリアムの命を縮めているマナの異常を治すため、レスターたちはマナの流れを整える「天涯の水車」を治そうとするのだが、そこで待ち構えていたアニエスの師匠・アルトワーズからある事実を告げられる。

 いや、なんというか、毒にもならず薬にもならず、を貫き通してました。ギャルゲのアニメ化っていう点ではクオリティが高かったんですが。サブキャラメインの八話が頂点だったかなぁ、というのが個人的な感想。藤原啓二や石丸博也が出てたのは良かったんですが、そのへんもっと生かしてくれれば良かったのになあ。キャラもそう悪くなかったし、いろいろ宝の持ち腐れ感のある作品でした。

[アニメ] 前回のオカ学

 え〜、実は前回のオカ学の感想で、アライブ連載中のコミックについて書いたことで、身内から「ネタバレすな!」ってコメントが届いたんですが……実は、ネタバレってほどのことじゃないんですよね、アレ。
 コミック版の展開は、第一話の展開のラストで、死霊を倒した後に学長の死体からメモが飛び出てきて、そのメモで死体は偽物で学長は実は生きてる、学園は任せた、ってことを知らせる展開ってだけのものだったんですが……そもそも他でもアニメと展開違ってるし。端的には、アニメだと一話最後で登場した文明が中盤で出てきてからんできてるし。これ見てアニメの方でもマヤの父が生きてるって確信するものじゃないです。
 これは単に「アニメのシリーズ構成を元に学長が生きてることにした『のかもしれない』」って可能性のひとつでしかないですわな。
 これが単に「学院側に文明側の協力者がいなければおかしい」「その協力者と思しき人物が学長の遺体が火葬にされて証拠隠滅できたと安堵した描写がされた」「学長と文明側は同一の目的を持ってる」ってことから「学長は生きてて、(どうやってか)偽の死体を仕立てて学長が死んだことにしてその痕跡の消滅も図ってる」って推測と符合したことで補強材料の一つにした(上記のはコミック版以前にすべて材料が出て推測してます)のに、補強材料の一つを明らかにしたからって「ネタバレ」呼ばわりされても困りますわな、ってのがこちらの言い分。
 全部推理の上でのことであり、それを「考えてることを書くな」と言われても困ります。と、言いたいです。すいませんが、全世界公開で。


2009年09月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 箸にも棒にもかからない

 プチ山ごもりから戻ってみれば、鳩山のボケ(もう敬称使う気にもならん)が国連の場で「二酸化炭素25%削減」を公言してしまってましたわ。もうバカかと。アホかと。
 今の二酸化炭素削減は科学的裏付けから一人歩きした政治的、外向的、あるいは経済的なシロモノですが(二酸化炭素の温室効果は無視できる、とも言い切りはしませんが)、それを抜きにしても日本側に何のメリットもない勇み足のばらまき宣言をするとは。まあ、するだろうとは思ってましたが、バカ丸出しとしか言いようがないですな。外交が苦手とかそういうレベルじゃないです。
 そいでもって 日中首脳会談説明、「政治主導」のはずが官僚に「助けて」読売 )。そりゃそうでしょう。弊害もありますが実務のプロである官僚の肩代わりをはっきり言って実務の素人である政治家が出来るわけがない。それもある程度までならともかく、あからさまに「やりすぎ」。
 民主党が「官僚と利権政治の害悪の象徴」として面目にかけて潰そうとしている八場ダムにしても、「潰した方が負担が大きくなる」という試算も出てるわけで。「時代の変化」を演出したいのだろうけど、どっちにしても政局のための政治家の思惑には違いないのだよなぁ。
 農政や医療の問題、官僚の弊害として重篤な事態になってしまってる部分は多々ありますが、ちゃんとした制度改革できるような政権じゃとてもないでしょう……できればして欲しいですが。
 一月後には支持率がどうなってることか。大変楽しみです。

[アニメ] 宙まに#12

  宙のまにまに #12「星空ループ」。白鳥沢合宿最後の夜を迎える高見沢と蒼栄の天文学メンバー。これまで星空に恵まれず、最後の夜の観測に最後の期待をかける。
 一方、受験のため一人残った路万部長は、模試の後に近江歩から食事の誘いを受ける。ただでも病弱で食の細い路万が受験のストレスで体調を崩さないようにと近江が心配しての行為だったが、その後、近江はレストランの屋上に連れて行く。

 もちろんそんなことがあるわけないと知りつつも、「メインディッシュはわ・た・し」とやるかと一瞬だけ思ってしまいました思うよねちょっとくらい?
 合宿の方は三年生最後のイベントであり、また卒業していく路万もからめつつ、「世代交代」を下敷きにしての最終回。
 高見沢萌えガールズも、路万も、近江もみんなそれぞれの天文部を去っていくけど、その後を引き継ぐ者がいて、それぞれ新しい場所で天文の輪を広げていくことを誓う。
 それと同時に白鳥沢で知った新たな冬の星空の魅力、路万も初めて見るカノープス、まだ知らない星空が三年生たちにもたくさんあることを見せて星の世界と人の輪はどこまでも広がることを暗示していく。
 まるで期待してない夏の新番組だけど、これは夕方に放映してもおかしくない良作でしたわ。


2008年09月23日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 普通に出勤してました

 しかし施設がところどころ閉まってて仕事がはかどらない。orz
 時刻表も休日のになってるのを忘れてうっかり乗り損ねかけるし、休日出勤はちょっといろいろ気をつけないと……

  逆転裁判、宝塚舞台に毎日 )。え〜、想像通りのビジュアルです。

  「正しい」怒り方、教えます:自分の怒りに気付いて、解消する方法ITmedia )。ITmediaのこういう非テクノロジー系の記事がなんか最近面白いんですが…… ZDnet Japanモノマネ芸人に学ぶ英語の発音矯正法--エリック松永の英語道場 でも「400円で入手できる良い教材がある」と書いてあったので、「またタイアップか」と思ったらNHK英語講座。w 確かにこれを活用しない手はないよなぁ。

 自民党総裁選もやっぱり麻生氏で決まり、11月に解散総選挙があるとかないとかという話だけど、微妙にしらけムードという感じも。というのも両陣営、奥歯に物がはさまったような言い方しか出来ない(あるいはそうでなければ大風呂敷)ので、「実際には何をやるのか」が見えないからではあるのだけど、小沢民主代表は政局を気にしてなお一層政権奪取後の行動が見えないのがなぁ……元々説明不足な人と言うことだけども、政局を操って喜んでるような印象があるからなぁ。
 しかし民主支持のマスコミも小沢氏については敬遠みたいな感じなのがなんとも。この辺、利害関係というより、感情とか成り行きとかそんなものが強いのかなぁ。

[アニメ] 軽く

 薬師寺涼子、なんだか身内の争いっぽい展開になってきたけど、この手の奴はやっぱ怪優がいないと締まらないなぁ……たとえば岸田森とか。

 隠の王、なんだかぐだぐだな展開に……服部が何やりたかったんだってのもあれだけど、あれだけ死ぬ死ぬ言ってて一向に死なない宵凪が……この辺は文法の文化の違いなんだろうか?


2007年09月23日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 退屈だけど暇がない

 生存報告代わりに。退屈なら暇か、暇じゃないなら退屈じゃないかでどちらかにしていただきたい。(って、ただの状況に対してそんなこと言っても)
 思ってたより疲れが蓄積してたらしくって、夕飯後に6時間ばかり眠り込んでしまったし。ここしばらく休日にもなんらかの用事が入ってたからなぁ……も少し惰眠をむさぼりたい。
 明日には通常更新に戻る予定。


2006年09月23日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] NHKにようこそ#11とホスト部#24とシムーン#25と徹之進#37

  N・H・Kにようこそ! #11「陰謀にようこそ」。これ以上関係を縮めて傷つくのを恐れて岬と決別した佐藤は、腑抜けたまま同人ゲーム製作を続ける。そんな時、突然佐藤の部屋に高校時代の先輩の柏瞳が酒を手に押しかけてくる。無理に明るく振舞う態度に彼女が傷ついてることを察した佐藤は、その気に乗じて先輩との仲を縮めようとするのだが……

 原作及びコミックでも中盤のヤマの「オフ会」編、突入。仕事の忙しい許婚とすれ違いが続き、そのことで精神状態が悪化してたメンヘルの瞳は、フラフラとネットで開催されるとある「オフ会」に参加することに……佐藤と最後の別れのつもりで部屋に押しかけるのだけど、そこから誤解で佐藤もその「オフ会」に付き合うことに。それがどんな「オフ会」かは、知らない人はお楽しみに。(汗)
 しかし本当に瞳先輩はヤバイな……コミック版では今ビミョーに立ち直りかけてるけど。
 オフ会編で終わりだと「委員長」が出ないじゃん、と思ったけど、2クールなのね。


  ホスト部 #24「そして鏡夜は出会った」。ホスト部影のキング鏡夜と環の出会いの過去編。それまで三男ということで無難に期待に応えることに注力してた鏡夜は、打算で近づいた環に振り回されつつ自分を殺してることを図星され、親の求めに小さく収まってる必要はないと気づく。
 どう見ても表面的には正反対の二人がなんで友達になったのか不思議だったけど、やはり鏡夜も環によって救われてたわけですな。しかし鏡夜、兄が二人いるのは知ってたけど、姉までいたのか。しかも箪笥の整理をしようとして言ってる台詞は、狙ってるのか?(笑)


  シムーン #25「パル」。コール・テンペストの面々はついに泉に向かい、そこでオナシアの跡を継いだユンと出会う。そして、ネヴィリルとアーエルは心をひとつにし、仲間たちの協力の下、翠玉のリ・マージョンのために飛び立つ。

 仲間たちはついに泉へ。それぞれ、ロードレアモン、モリナス、カイム、アルティは女、フロエ、ヴューラは男に。甘えん坊なフロエが男ってのは意外だったが、意外と女性にこだわってなかったのか。ネヴィリルを守るために男になろうとしていたパライエッタは、女を選んだ。いや、良かった良かった。(そういう問題か?)
 ユンは、泉で選択をした少女たちを支えることに。オナシアと同じく、身体を朽ちさせながら少女たちの気持ちを受け続けるのだろうな。
 そしてお互いへの気持ちを確認しあったアーエルとネヴィリルは、仲間たちや嶺国の巫女の助けも得てシムーンを奪取、空へと飛び立つ。
 最終回がどうなるのか、さっぱり予想がつかない。


  徹之進 #37「てつのしん、ネオにゴーモンされる」。ネオによってサンチャイルドが攻撃され、危機に陥る。だが、セレブナイトになって危機を救おうとする徹之進の前に、偽のセレブナイトが現れ、徹之進がさらわれてしまう。

 うわ、なんか子供番組にしてはシリアスな展開になってきてるんですけど。てか、犬楽園の仲間、イマイチあてにならね〜。w ネオの目的はセトの巻物というより自分の顔をつぶした徹之進への報復になってるような……まるで「数に弱いスペインの宗教裁判」のような拷問にも関わらず、ネオの企みは成功し、サンチャイルドは経営破綻、黒一に乗っ取られる。
 今回留美ちゃんは偽セレブナイトを偽物と見破るが、結構辛辣だな。しかしまるでルーシー・スティールのようだ。結局危機は回避できなかったが。
 半分くらい破綻は家族の散財が原因の気もすのだけど、次回、会社が経営破綻した犬山家と共に、徹之進はヒルズを離れることに……?
 今回ショコラが出てこなかったけど、いよいよ怪しいなぁ。


2005年09月23日(金) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 甲州犬目峠

 必殺シリーズ第十三弾「必殺からくり人 富嶽百景殺し旅」第八話。現在テレビ東京系時代劇アワー(月〜金AM11:35〜)で再放送中。
 次の仕事に行く前の興行の途中、お艶が突然倒れる。ただの疲労と唐十郎とのつなぎを取ると、次の仕事は甲州の犬目峠。絵にあぶりだされた男は、北斎の前で死んだ甚五郎という男で、「騙された」と言い残したらしい。甚五郎の元女房の話では、甚五郎は金鉱脈を掘り当て、その鑑定に江戸に向かおうとしていたらしい。同時期、犬目峠では丁度疱瘡の男が来た為湯治場が閉鎖されたとのことだったが、それは吹き所支配役守口による策略で、甚五郎の見つけた隠し金山から人目を遠ざけるためではないかとお艶たちは睨み、自らも疱瘡を装い、宿に潜り込む。
 一方、金山奉行の元に江戸からの金山目付として入っていた冬木大作は、隠し金山の存在を知り、そのことを金山奉行の神尾に相談するのだが……

 冒頭で興行中に倒れるお艶の姿で始まるというショッキングな展開で、それそのものはそんなに意味があるわけではないが、一応隠し金山のからくりの伏線になってる。
 悪人たちは金鉱脈の見つかった湯治場を偽病人を送り込んで閉鎖、その背後に鉱脈を見つけた山師の死があり、それを見て描いた北斎の絵から悪事をあばいていく。物語の中心になるのは冬木夫婦。しかしむしろ群像劇的に話は進んでいく。その分、掘り下げは甘さを感じるが、短い描写で娼婦に身持ち崩した甚五郎の女房や冬木夫妻の夫婦愛をよく描写している。
 一方、悪党の方は偽の伝染病患者で人を遠ざけるという仕掛けもさることながら、人畜無害そうな金山奉行の神尾も実は一枚噛んでいて、冬木に手痛い裏切りを浴びせるのが予想はついても衝撃的。
 冬木の妻の八重も無差別の人狩りに自ら名乗り出、その凶刃に倒れる。その彼らの清廉な死に様がからくり人たちの怒りを起こす。
 地味な話だがからくり人たちもほどよく絡んで、出来としてはレベルが高い。それだけに突出したところがなく、印象が薄いのは残念。


2004年09月23日(木) 旧暦 [n年日記]

[映画] 銀幕が呼吸する

  スウィング・ガールズ を見てくる。
 山形の田舎町、せっかくの夏休みというのにやる気のない数学の補習を受けていた鈴木友子たち一年女子は、補習をサボる名目に野球の地区予選で応援する吹奏楽部に仕出し弁当を届けることになる。が、駅を乗りすごして炎天下を遊び気分でのんびり歩いて球場に届けたものだから、届けた弁当がすっかりいたんでしまって吹奏楽部は一名を除いて全員が食中毒で入院してしまう。
 せっかく勝ったのに演奏なしの応援なんてイヤだからな、と野球部の先輩に脅され、唯一生き延びていた吹奏楽部一年の中村は助っ人要請の連絡状を全校生徒にまわすが、来たのはリコーダーしかできない眼鏡っ娘・関口と、参加してたバンドが解散してどこでもいいから演奏したいというロック少女二人の計三名のみ。その前を楽しげに通る友子たちを見て、おとなしい中村もさすがに激怒。食中りの原因を黙っている代わりに一年女子補習組全員応援演奏に参加しろ、と脅す。しかしそれでも吹奏楽には人数が足りない。野球部の先輩に迫られた中村は、苦し紛れに「ビッグ・バンド・ジャズをやる」と言ってしまう。
 それで補習がサボれるなら、テキトーに練習して当日はばっくれよう、と下心アリアリの友子だったが、案外とスパルタな中村と、野球部の先輩に一目ぼれしてしまった斉藤、まじめにコツコツ上達していく関口に引っ張られるように練習するうち、だんだん楽しくなってくる。
 一週間の猛特訓の後、ヘタクソながらもどうにか演奏が形になってきた試合の前日、期待に胸膨らませる彼女らの前に退院してきた吹奏楽部がやってくる。結局本職の吹奏楽部が復帰して彼女らはお役御免。野球部も敗退。友子たちの夏は不完全燃焼のまま終ってしまう。
 夏が終って新学期が始まるが、友子の中からはもやもやが消えない。補習で仲良くなった斉藤や田中と廊下ですれ違っても、同じ想いを抱えているのか、どこかぎこちない。吹奏楽部を訪ねるも中村は辞めてしまっていた。同じく中村を訪ねてきたらしい関口と困ったような表情を向け合う。ついに我慢できず、おばあちゃんに買ってもらったパソコンと妹のプレステを売り払って中古のサックスを買ってしまう。
 そうして河原でボロのサックスを鳴らしていた友子の耳に電子ピアノの音が届く。川の向こう側に目を遣ると、そこには電子ピアノを前にした中村の姿が……お互い視線を交わし、二人は決意する。もう一度ジャズバンドをやろう!
 夏休みの仲間たちに総動員をかけ、もう一度バンドをやろうともちかける。でも楽器はどうするの? 練習場所は? 取りあえず、中古でもいいから楽器を揃えようと全員スーパーでバイトを始めるが、騒ぎを起こして友子、斉藤、田中、関口はクビに。残りの夏休み補習組も飽きっぽい当世の女子高生のこと、ブランド品に、男にと、すぐにジャズバンドから興味を切り替えてしまった。
 それでもあきらめまいと友子ら五人はどうにか楽器を揃え、パチンコ店の前の演奏にこぎつける。が、独学で練習した演奏は酷いもの。やる気だけではクリアできない壁にがっかりする彼女らの前に、意外な助っ人が現れる……

 「ウォーター・ボーイズ」の矢口監督最新作。
 「ヴァン・ヘルシング」や「ヴィレッジ」「アイ・ロボット」「バイオハザードII」など、アクション大作目白押しだというのに、そもそも邦画がそんなに得意でない自分が何故これを見に行ったのか。理由は、まあほぼただひとつ。「スクリーンが呼吸してるところを見たかったから」。その一言に集約しても良いと思う。
 スクリーンの呼吸って、通気性? と思われかねないので説明すると、要はCG映画になっていない映画、ということである。別にCGの否定をしてるわけではない。が、アクション映画大好きの私も、CGによるアクションってのはどこかのっぺりしていて、つまらないのだ。それをごまかすには短いカット割に速いカメラワークなどを多用するしかないが、全編それでは見ていて疲れ果ててしまう。もっと言えば、そればっかの映画にドラマなんて載せられっこない。 先の深+の「映画の日」 で「CG紙芝居」なんてMさんが揶揄していたが、その気持ちはわかる。だからとにかく、止め絵でも長回しでも、見ているほうが画面に釘付けになるような、非CG映画を腹いっぱい見たかった。
 十分に、いや、十二分以上に期待に応えてくれました。
 映画の中で、楽器の購入費を稼ぐために 山の中にマツタケ採りに入った五人が、猪に出くわし追いかけられる一幕がある。パニックになった彼らを猪が追いまわし、結局猪から逃げようと木に登った田中が猪の上におっこちて、逆に猪を仕留めるのだけど、このシーン、「What's a Wonderful World」をバックにスチール写真っぽい停止画像で表現されている。ところが、この停止画像、よく見ると模型でもないし、CGでもない。役者全員が逃げ惑うポーズのまま、静止させられて撮影しているのだ! だからカメラの回り込みもあるし、微妙に揺れてたり震えてたりする。(笑)
 これを安っぽい、と思いはしない。ひょっとしたら製作予算の関係もあるかもしれないが、矢口監督は計算してこのシーンをこのように撮ったのだろう。もしこれがCGだったらどうなるか。当然、役者たちの微妙な揺れとか震えはない。おそらく、彼らが逃げる「必死さ」は大幅に減ってしまうし、映画という「動画」の中でそれが差し挟まれれば、彼らは背景の中に埋没してしまう。これが「銀幕の呼吸」なのだ。矢口監督は、別にCG反対派でもなかろうが、きちんとこの「呼吸」の大切さをわかっているのだろう。
 一場面ばかりを取り上げてしまったが、この映画自体非常にすばらしい出来。メインは五人のメンバーだが、鈴木智子、斉藤、田中の三人は補習逃れの口実に参加しただけで当初やる気ゼロ。関口はなにを考えてるのか良く分からないし、素人娘たちにスパルタ教育を施す中村も、吹奏楽部の退部を考えていて、単に言われたから仕方なくジャズバンドを結成しただけでジャズ演奏に熱意があるわけじゃない。でも、一度演奏をすることの楽しさを知ってしまった彼女らがだんだんのめりこんでいき、みっともない姿をさらしたり騒動を巻き起こしながら腕を上げ、目的を達成していく。夢は全国大会とかじゃなくて、ただ思いっきり気持ち良い演奏をしたいだけ。まっすぐ目標に向かっていくときのがむしゃらなみっともなさは、ちっともみっともなくない。
 五人以外のメンバーは作劇上十把一からげな扱いだけども、実はそれぞれきちんとした個性があるし出ている。行動は一緒でも、個性がないわけではないのだ。
 対比として地区予選に負けたとたんにちゃらちゃらしだす野球部の先輩があって、役柄的にはちょっと嫌味な役なのだけども、この辺もきちんと締めてました。役者の方、ご苦労様でした。
 高校生たちがすっ頓狂に見える目的に向かって邁進する、という意味では「ウォーター・ボーイズ」の二番煎じと取られかねないけど、はっきり言ってこちらの方が上。久々に時計を見ることも忘れた100分余でした。 *1
 先の、ちょっと嫌味な野球部の先輩の言を借りるならばこういうことになる。「世の中には二種類の人間がいる。スウィングする者と、しない者だ!」

 以下余談。登場人物、特にメインの五人は皆個性的なのだけど(味と貫禄のある田中だとか、監督に鼻までほじらされた智子役は体当たり感が出まくり)、個人の趣味で語ると、斉藤と関口の二人。斉藤はとにかく惚れっぽく、最初野球部の先輩に惚れて調子良くやる気を出したり、そんなのばっかなのだけど、未練のように夏の大会で打った目に、もうとっくに治っているのに眼帯を着け続けてたり、気が付けばバンドの中心メンバーになっていたり、一人河原でトランペットの練習をしていたりと、実は純な裏返しというところがいい。もう一人の関口は本当に何考えてるかわからないのだけど、要所要所で転機のきっかけとなり(作劇的には便利な役どころ、ってことなのだろうけど)、また、最後に勇気をふりしぼってチューニングのことを切りだすところとか、最初に「できる楽器は?」と聞かれておずおすとリコーダーを差しだすところとか、もう素人バンドはお役御免、というところで吹奏楽部にトロンボーンを渡すまいとするシーンだとか、異様に可愛い。いや、別に眼鏡っ娘だからじゃないですよ? ちょっとだけ関口と智子の中村に対する恋のさや当てとか見たかったのは、ここだけの話。ええすいません。どうせオタクですよ。
P.S.私が映画を人に薦めるかどうかの指標として、上映が終わった後の他の観客の言動がある。今回、見終わった後に親子連れの女の子が「ジャズやりたい」と母親に言っていたり、カップルの彼氏側が「DVD出たら買う」と言っていたこと、また、ほとんどがエンディングテロップが終わるまで席を立たなかったことを追記しておく。
*1:  本来こんなこと書くべきでもなかろうが、どうしても書きたいので出来るだけ簡潔に。
 先日ラジオで久米宏が「日本映画は韓国映画に完全に追い抜かれた」と発言した。確かに、(主に組織側の理由によって)準備期間の短さ等ゆえに、日本映画の低迷は目を覆うものがある。だが、わざわざ海を渡って日本に来るものは、大体ある程度の水準をクリアしたものであることを忘れてはいけない。くっだらねえ韓国映画賛美(あんな発言してる時点で、久米宏がろくに韓国映画見てないことは丸わかりなのだが)してねえで、何故日本映画がダメになったのか、どうすれば良くなるのか、それでも面白い映画撮ってる人間がいる事を言ってみろってんだ!

[必殺][その他] サブタイトル

  必殺仕事人V旋風編のサブタイトルがどうの という話が出てたので思わず反応。そんなもの、 必殺仕切人 に比べたら全然どうってことないですよ。ピラミッドに密林の王者(ターザン)って、ああた……


2003年09月23日(火) 旧暦 [n年日記]

豆腐は難しい

 豆腐作りに再挑戦。一度豆乳が煮立つ直前で火を止め、少し冷ましてから、今度はこの前よりにがりを少なめに。こないだよりはマシだけど、やっぱりなめらかにならない。難しいなぁ。
  ARTIFACT 人工事実 さんところで 今のオタクは文脈よりグルーヴ と、 ガンダムシード擁護論 を見る。  「文脈よりグルーヴ」ってのは、ある意味納得出来る話で、一つにはジャンルが長くなればなるほど、後からは全体像ならともかく、個々の番組・作品をフォローするのは大変になる。もう一つは、全体の流れを変えてしまうようなエポックメイキングとなる作品が、ここ数年出ていない、ということがある。「××ってなんだったのか」と後で見返すようなことは少ないと思う。そういや、今日自転車で街中走ってて、信号待ちのときにいろんな学校ごちゃ混ぜっぽい女子高生の集団が「今度、ファーストガンダムやろうよ」とか話していたけど、一体あれは……
 「ガンダムシード擁護論」は、私自身は数回見てさっさと切ってしまった番組なのだけども、友達で楽しんで見てる人もいる。「面白い」という人からすれば「面白くない」と押し付けられるのは迷惑だろうし、「面白くない」という人からすれば「面白い」と押し付けられるのも迷惑だろう。作品論は別だが、私は見ていないので作品云々は言えない。上の「文脈論」がらみで言えば、ガンダムシードは結局文脈語られざる現在の中に置かれた作品なので、文脈的重要性は初代とは比較にはならないだろうが、別にそれも楽しい楽しくないとは別の話だし。そもそも主軸のぶれた話の気がするんだけどなぁ。まあ、議論自体を楽しんでるのだろうけど。
 イラクの駐在米軍はかなり大変そう。銃撃を受けてヘリが民家を攻撃とか、お祝いの空胞を攻撃と勘違いして発砲・民間人死亡とか。原因の一部は米軍の兵員不足にもあるらしい。まあ、民族・宗教対立の火種をわんさか抱え込んでいるのだから、ただでも大変なのだけど。安易に「米軍は出て行け」で済む話でもない。原状ではそれこそ悲惨なことになるし。長い戦いになるんだろうな。
  日本の電気街から消えていく韓国製朝鮮日報 )。低価格勝負だった韓国製品が、中国製品や東南アジア諸国で生産された日本企業ブランドに追いやられてきている、という話。低賃金をアドバンテージとした低価格戦略からの転換を余儀なくされていることは前からわかっていたことだけど、サムソン以外はそれが上手く行ってるように見えないのだよなぁ。ってなことをたまたまそのことで友達と雑談もしたけど。海外工場進出では、やはりノウハウのある日本の方に一日の長があるようだし。昼にテレビ東京系で「緊急提言!日本経済は蘇る」って番組をやっていて、独自技術の道、独自市場を切り開くことで生き残りをはかる日本企業のレポートがあったっけな。同時に、知・技術の移動性が低い日本の体制の問題点も指摘されてはいたのだけど。
  福岡の一家四人殺害事件産経 )だけども、元中国人留学生が数万円で殺人を請け負ったという話は、そういう世界だとわかっているつもりでも、やっぱりやりきれない。
  韓国人船員、起訴事実を認めるYahoo!hl )。日本ではろくすっぽ報道すらされなかった第十八光洋丸にパナマ船籍の韓国タンカーフン・ア・ジュピター号が激突した事件の裁判。この事件では事件における韓国船側のあまりのいい加減さも呆れたけど、それ以前に国内でまったく報道しない主要マスコミもそれに増して不気味。以後衝突事故が続出したことから考えても、もっと注目されてしかるべき事件の気がするけど。
  ダイナコン18 に参加申し込み。今まで一度も行ったことがないのだけども、まあ一度行ってみるのも面白いかもしれない、と思って。友人も企画で参加するみたいだし、会場まで 自転車で行ける場所みたい だし。
 書店に寄ったら グレイトフル・デッド/久正人 が出ていたので購入。清代末期が舞台のキョンシーものなのだけども、センスがいい。なんで4話だけで終わっちゃったのかなぁ。
  楽天市場の555DVDvol.1の解説文 。いや、そりゃ子供向けとしては結構入り組んだ話だし、必ずしも間違いと言い切れない部分はあるんだが……


2002年09月23日(月) 旧暦 [n年日記]

カレー千秋楽:カレーとえんいーとメイドなスパルタン

 カレー最終日。特にこともなく、コンビニカレーとファミレス。うーん、この手のカレーは甘すぎるなぁ。辛いのを食べられない人に合わせているのだろうけど、やっぱりカレーは辛くないと物足りない。
 これで明日からカレー以外も食える。
 今日、ちと所要があって大須に出かけ、その時に こんなの を購入。うわ、激ムズ。っつーか、コンピューターのルーチンの難易度設定がなく、基本的に敵は容赦なくコンボを決めてくるので、ヘタクソなヲイラにはついていきにくいだけ……パターンはわりと単純なので読めるんですが、こっちの腕がついてこない……(泣)
 今日、「 路地裏の大英帝国 」と「 イギリスのある女中の生涯 」を両方読み終わる。これは、両方を同時に読んで正解だったかもしれない。「路地裏の〜」では、メイドが当たり前に存在した18〜19世紀末までのイギリスの変遷を、中産階級の台頭のおこったこの時代の幾つかの注目すべき社会変化、風俗について描いており(それも主に「一般市民」が関わるレベルのことである)、「イギリスの〜」の方では、時代は20世紀初頭だけども、その時代に生きた一般市民の生活の一例が具体的に描写されている。すべてがではないけど、前者と後者を読んで、この時代がある程度立体的に見えた気がする。「イギリスの〜」も、実は原題が「WINIFRED:A WILTSHIRE WORKING GIRL」であり、20世紀初頭を生きたウィニフレッドという名の下層階級の女性の半生記である。
 だから、本来は別にメイド本ということではない。しかし、日記のタイトルに「メイド」と書いてるのでそこを中心に説明する。
 まず家事をするための女使用人としての「メイド」という存在は、大前提として(一部の例外はあるものの)厳密な身分制度ゆえに成立していたということだ。この時代、下層階級の人々はごくわずかな給金でこきつかわれるというのが当たり前だった。子供ですら雇い主の命令があれば、わずか6ペンスというお金で一週間働かされた。12ペンスは1シリングであり、20シリングは1ポンド、19世紀末の熟練植字工の平均週給が2ポンド弱である。ウィニフレッドの父も、その他の収入があるとは言え、週給10シリングという薄給で働かねばならなかった。逆にいえば、給料以外の収入がなければとても家計が成り立たなかった。それでも文句を言わずに働いていたのは、当時はそれが「あたりまえ」のことだったし、主人の権力は絶対で、少しでも機嫌をそこねれば職を失い、住む家から追われることも珍しくなかったからである。どんな待遇だろうと、奉公人は主人の機嫌を損ねるわけにはいかなかった。
 そういうぎりぎりの生活をする人たちにとって、働けなくなるということはすなわち死を意味する。女子供とて例外ではない。女性が工場などに勤務するようになるのは、第一次世界大戦時に兵役で男手が不足してからのことで、当時、下層階級の女性の働き口はほとんどがメイドだった。この時期、都市労働者のうちで最も大きい割合をしめていたのは、こういう奉公人だったらしい。奉公人を上手く使い、手を汚さず家を切り盛りすることが夫人のステータスであったため、猫も杓子も、中産階級の下流の方まで無理をしてでも奉公人を雇ったのだ。と、いうことは、家庭の夫人は自分の沽券にかけて奉公人を厳しくしつけねばならない。無論、冷たい家庭もあれば、暖かい家庭もあるけど、いずれにしても「上に立つものと下で使われるもの」というはっきりとした違いは歴然としてあった。しかも、労働者の権利など徹底していなかった時代、上の奉公人が給金をくすねる、主人との軋轢で仕事をやめたくてもやめさせてもらえない、やめても次の奉公先への紹介状で悪いことを書かれる、などなど、ひたすら厳しい社会だった。
 無論、花嫁修業という性質もあることはあったし、悪いことばかりではないけど、基本的にそういったスパルタンな世界に生きた女性たちだったのだ。あー、あんまメイド萌えとかいう気分じゃなくなってきたな。(墓穴堀)
 ただ、こういったこととは別に、「イギリスの〜」はそういった厳しい時代の中で自尊心と労わりの精神を忘れず、アクティブに生きた女性の記録であり、読むと元気付けられる本だということは付け加えておく。


2001年09月23日() 旧暦 [n年日記]

虫の知らせ

 昨日、自転車で移動中に親から電話があった。出ようと思った矢先切れてしまったのだが、部屋に帰って留守電を聞くと、実家にいた犬が死んだ、という話だった。
 実はこれに先駆けること一時間ばかり前、何故か死んだ祖母の事を考えていた。祖母は手の指が何本か欠けていて、昔紡績工場で働いていた時の事故だとかなんだとか聞いた気がするけど、詳しい話は知らない。祖父も既に亡くなっていて、先の戦争末期に徴兵されたと云う話は聞いてたが、その時の話とか聞いとけば良かったなぁ、と思った。で、その次に思い出したのは昨日死んだ犬の親。なんかのんびりしてるというか天然ボケと言うか、妙に気というかテンポが私と合ってはいた。最期はボケ気味で、首輪をはずして外に出てしまったところを車に轢かれた。死んだことを聞いた時、こんなことなら実家に帰った時もっとかまってやれば良かったと思った。なんか故人(+故犬)の、心残りな事ばかり思い出して、それで何故か昨日亡くなった犬の事も思い出したんである。そう云えば最後に帰った時、あまりかまってやらなかったなぁとか、そんな事を取りとめもなく思っただけなのだが。
 で、実家からの電話があった時、幾つか可能性はあったのだが、なんとなく、その事じゃないかという気がした。部屋に帰って留守電に、その犬が死んだ事、最期は眠るように息を引き取ったという伝言が入っていて、ああ、やっぱりと素直に思った。親犬とほどには馬があったわけではなかったけど、それでもやはり悲しくなって少し泣けたのがちょっと意外だった。
 多分その犬のことを最後に思い出したのはただの偶然だし、電話があって、その事だと見当がついたのは、単に繰り返しかかってこなかった事とか、かかってきたタイミングからの重要性の推測から直感が働いたとか、そんなことだろうと思う。でも最期の時にまで、ずっと忘れっぱなしではなかった、と思う事で少しは心が慰められるのなら、虫の知らせと思うのも悪くはないと思う。多分最期まで忘れっぱなしだったら素直に悲しむことも泣いてやる事も出来なかった、そんな気がする。