2010年09月14日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 代表戦は菅氏が勝ったみたいだけど
なんか結果の布陣を見てると、この結果こそ小沢氏の思うつぼじゃないかって気もしてくるのだよなぁ。もし小沢氏が勝ったとしても仙谷氏ら反小沢グループ(派閥ってほど権益による強固な結びつきもないし)が抵抗勢力になれば思うようにはいかない。逆に党に居残り自分が「抵抗勢力」になれば、要求を突きつけ飲ませる立場になる。そうでなく、党を割って出るということも出来る。その場合、連合の受け入れを示唆してる垣谷自民党と合流すればあっさりと局面はひっくり返る。そのことを交渉材料にも出来る。一番の問題は党予算を仙谷・枝野ラインに握られてるので、それを材料に陣営が切り崩されること。というか、実際それをもうやってるのだろう。目端が利く議員なら、目標はともかく現状は現主流派は箸にも棒にも引っかからない惨状であり、破綻は目に見えてるのだけど、ひとまず「最悪の状態」を想定するとしても、「新人」が多い小沢陣営がそう簡単に乗り換えられるかというと、難しいと思える。そうすると小沢陣営はある程度以上数は確保できる。
他の要因としては検察の起訴があるけど、この辺が不透明。既に起訴に失敗してるのに何度も起訴を行ない、しかも政局にかかわらずそれが続いてると言うことは、状況はどうあれ小沢氏を追い落とすのが意図と見るのが妥当。検察がその無理筋を通せるかどうかは、正直良くわからない。
ただ、現状を面白く引っかき回せるのは小沢氏の去就次第なので、起訴・逮捕で退場、というのは、「菅・仙谷」の支配があと三年続くと言うこと以外ではなく、それが良いことかどうかは「現状」を見てそれぞれが判断するしかない。現状が続くのが良いと思ってる人が何故そう思うのかは、それこそまあ正直よくわかりませんが。
P.S.菅氏や仙谷氏はもろに学生運動世代でしかも積極的に活動してたのを見ると、あの当時、おイタをした子供をちゃんと躾けなおせなかった当時の大人のツケを今払わされてるという気もするなぁ。
2009年09月14日(月) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] ま、普通はそういう見方しますわな
EU、民主の「温室ガス25%削減」絶賛 ( 読売 )。排出削減をめぐる国際交渉で、最も急進的な目標を唱えてきたEUの立場を後押しする効果が期待されるためだ。ま、普通はそう見ますわな。日本一人が言質を取られた形。なんの益もないのに、アピールできる成果ばかり急ぐから……
日本の産業界が目標に反対して新政権への働きかけを強めることも予測し、最大限の賛辞を送って、新政権の退路をふさぐ狙いもありそうだ。
それはそれとして 「党人事は小沢代表、失礼、代行に」9日の鳩山代表 ( 朝日 )。本音を出さないでもみんなそう思ってるから大丈夫。
それと 民主新政権、事務次官会見を廃止 岡田氏が意向 ( 日経 )。まともに答えられる政治家がいるんかいな。ま、いるとは思いますが、愉快な発表の連続にはなりそうですな。
2007年09月14日(金) 旧暦 [n年日記]
■ [アニメ] DARKER#23とSchool Days#11
DARKER THAN BLACK #23「神は天にいまし…」。ノーベンバーの最後の言葉の意味を知るべく捜査を続ける霧原だが、なぜか部下たちが部長命令で自分を尾行していたことを知り、組織への不信感を強める。そんな時、町中で暗い表情をした李と出逢う。食い逃げをしようとしていた久良沢たちとも会い、街に広がる「今夜12に時、昔の星空が見える」という噂のことを聞く。李と霧原は、見えるはずがないと言いつつ、二人で夜空を見上げ、李はかつていた「消えた妹」の事を話すのだった。
話の発端は久良沢探偵事務所。子供の宿題のために「昔の星空についてのアンケートを100人分集めろ」という依頼を、それなりの報酬額に釣られて受けてしまう。そんなの聞いても誰も興味ないと思いきや、結構みんな語りたがる語りたがる。おんぼろアパートの大家のじいさんがしゃべりまくるのに驚いた。ぼけてるのかと思ってたよ。
霧原は李が黒=BK203であることを知らずに、組織への不信感と自分がすべきことは何か悩んでることを語る。李もまた、南米のゲート共に消えた妹・白のことを、詳しいことは伏せつつ語る。誰もが昔の星空が現われるのを期待していることが、12時前に次々消える街の灯りで示されるが、霧原は「今ある星が消えるのも、寂しい」と言う。ノーベンバーの死をもって知った「契約者もまた人間」ということか。
しかし星空は雨雲に覆い隠され、霧原には父親である警視から「東京から避難しろ」という連絡が届く。そして、アンバーたちがついに動きだし、組織から切り捨てられた黒たちをゲートの中へいざなう。
次回からついに最終エピソードらしいけど、黄が妙に苦しそうなのが……どこか撃たれた?
School Days #11「みんなの誠」。誠は世界に乙女との浮気のことを問いただされる。刹那が転校して頼る相手もなく、世界は登校拒否に陥るが、当の誠は刹那に依存していた分を自分に求めようとしてくる世界の気持ちが重くなり、世界の見舞いに行くどころかうるさいのがいなくなったとばかりにいろんな女の子と関係を持ちまくる。誠を世界のところに連れて行こうとした光までも誠と寝てしまい、ずるずると関係を持ち続けていた。
しかし、久しぶりに登校してきた世界に誠の子を妊娠したことを告げられて状況は一転。教室で言い争いを始めてしまいそのことをクラス中に知られてしまう。そのことがきっかけとなり、関係していた女の子たちから一斉に拒絶される。後ろめたさを感じたまま誠との関係を続けていた光は勿論、中学校時代から誠のことが好きだった乙女でさえ、昔の優しさのかけらもなくなった今の姿に愛想づかしをしてしまう。
誰にもすがれなくなった誠はクリスマス前の街をさまようが、そこで見たのは、現実を直視すること拒否し、妄想の中の誠と待ち合わせをする壊れた言葉の姿だった。
さかりのついた伊藤誠はもう誰にも止められない、状態。言葉の気持ちが重くなって逃げるようにして世界に傾いた誠が、世界がめんどくさくなったらそこから逃げるのは当然と言えば当然か。刹那や乙女と関係を持った事に自信を得たのか、いろんな子たちと寝まくるのだが、自業自得的にそんな状況も破綻。女の子たちも「おもちゃ」的感覚で関係を持っていたので、捨てられる時もあっさりと。まー、なんつーか、当然のことながらまったく同情は出来ない。
しかし、状況をあれだけかき回した乙女があっさり誠を見切るのが、まあ。つっても乙女が悪いっつーか(悪くないとは言わないが)、誠がどう考えてもアレなだけなんだけど。
世界も刹那がいなくなって心の弱い子ぶりをいかんなく発揮。あれだけの目にあっても誠の子を宿したことを暗い笑みで喜んでるんだから、まあ。
言葉は壊れっぱなし。空想の中の誠に料理を作ったり、デートの約束をしたり……そんな姿を目にして、誠はうつろな目で「そこにいない」誠にデートの話をする言葉に向かって謝罪し続けるが、罪悪感ってより、自分が捨てて身投げした女の幽霊に出くわした感覚だろうなぁ。
こりゃ最終回は刺して斬って飛び降りるか?(そうすると三人とも……)
しかし、アニメの七海はいじめにも荷担しないし誠とも接点薄いしでいい七海なんだが……今回妙に暗い顔をしてたのがクローズアップされてたのが、なんかありそう。
2006年09月14日(木) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] 落ち込んでます。
結構尾を引くなぁ。でもそろそろ復活しないと。ネットの完全定額制もはや限界 事業者ら適正コスト検討 ( bussiness-i )。まあ、しゃあないって言えばしゃあないんだけどねえ。でも、「話が違う!」ということには、ちとなりそうかなぁ……
歴史認識 政治家が語れぬとは ( 朝日 )。っつーか、戦争責任と一般国民を分けて云々と言うのは、中国側の(自分たちのための)事情って面が結構デカいんだけど。毛沢東時代の理屈を今だもって後生大事にしようって言ってもなぁ、とも思う。つっても強硬路線一辺倒でも確かにダメなんだけど、それにしたって朝日の主張は「中国の歴史認識を前提としましょう」って言ってるってことだからなぁ……
コンセントをネット端子に 電力線通信、解禁は不透明 ( 朝日 )。う〜ん、ノイズかぁそういう可能性もあるのか。実際問題、どのくらいのノイズレベルになるんだろうか?
麻生直撃「アキバであんなにウケるとは…」 ( zakzak )。個人的には今回の総裁選立候補者三人の中では、麻生氏の言ってることが一番まともに聞こえる。いや、別にオタク方面に詳しくってローゼン閣下だからってことじゃないですよ。諸質問に対する受け答えが一番頭がいいように見える、ということ。ただし、これは主観だから「総裁として最も相応しいか」と言われるとわかんないけどね。まあ、なったら面白そうだとは思うが。
クジラ在庫 「ダブつき」の真相 ( J-CAST )。ん〜、本当はどっちの言い分が正しいんだろうねえ。卸業者が減って流通がスムーズに行かない面もある、ってのは確かにあるだろうし。データをきちんと出せばほとんど解決する問題と思うのだが、データなしで「自分が正しい」の応酬されても……
■ [アニメ] ウィッチブレイド#23といぬかみ#24とゼーガペイン#24
ウィッチブレイド #23「乱」。脱走エクスコンに対する警戒が強まる中、雅音は身体を引きずるようにして梨穂子の元へ帰る。最初変身したままで現れた奈月ビルの面々は恐れおののくが、斗沢からこれまでの経緯、それと雅音の運命を聞き、嘆く。一方、洋上のアイウェポンが暴走して東京に向かっていると聞き慌てた和銅は、進退窮まり鷹山に事態の回収を持ちかける。だが、鷹山は和銅の意に反し、導示の崩壊につながると知りつつ住民避難と対策の済んだアイウェポンでの迎撃を試みる。
三千体以上のアイウェポンが自分めがけ押し寄せてくると鷹山から連絡を受けた雅音は、梨穂子との最後の食事を終え、梨穂子を守るために最後の戦いに向かう。
もはや梨穂子の料理の味もわからないほど変調した雅音。もはやその命が長くないことを初めて知り、嘆き悲しむ奈月ビルの面々だが、どうにもできない。それでも精一杯雅音を励まそうとする。
一方、研究所の忠告を無視して暴走対策を施さないアイウェポンを輸出し、暴走させてしまい、打つ手がなくなった和銅は鷹山に泣きつくことに。なんとか穏便にことを済ませたい和銅に「お前のせいでそれは無理」(大意)ときっぱり言ってしまう鷹山が……瀬川も流石に小者丸出しの和銅を見切って鷹山に従う。No.1よりNo.2の生き方ですなぁ。どっちにしても和銅にただ従っても最悪の結果しか残らないものなぁ。鷹山も「瀬川はこういう奴だ」と見切ってるのが(笑)。
次回、ついに雅音と暴走アイウェポン、まりあたちの三つ巴の決戦?
いぬかみっ! #24「薫となでしこっ!」。先週の「あのね」の続き。薫の過去と秘密なのだけど……どうやら原作とはかなり変えてあるらしい。でも、正直ビミョーな気が。原作のままだと第二部続きが前提になってしまうからかもしれないが……邪星とやらのキャラも薄すぎだし。邪星=赤道斎? 赤道斎は悪人だけど無邪気な悪人だから、なんかキャラに合ってないしいろいろ矛盾が。
ゼーガペイン #24「光の一滴(ひとしずく)」。ナーガの申し出を蹴ったキョウたちはサーバの中でマインディアと死闘を繰り広げる。だが、シマのオリジナルとの接触に失敗し、敵の真っ只中に取り残されたオケアノスは陥落寸前。もはや幻体のもたないシマとAIたちを残し、他の幻体たちは舞浜サーバに避難する。だが、シマの最期の瞬間、黒猫がブリッジに現れる。
一方、マインディア相手になすすべのないアルティールとガルーダは、サーバのひとつに招かれるように転送される。その中で托鉢僧姿の男と出会う。その男こそがシマのオリジナルだった。
シマのオリジナルはちゃんと味方だったのか。オケアノスが堕ち、舞浜サーバとリザレクションシステムを運び出す手段が失われた今、ゼーガペインがすべての敵を倒し、そして地球からの仲間の到来を待つ以外の道はなくなった、という究極の状況。そのためにゼーガの活動限界を延ばすQL多層化技術を陥落寸前のオケアノスに送信し、そのデータを組み込む間の時間稼ぎをするために、ルーシェンが決死の出撃を行う。復活したばかりのキョウとまた良いコンビになれるか不安で、最初冷たい態度を取っていたこと、そしてキョウの生き方にあこがれていたことを認めるルーシェン。ってか、BLネタ?
次回は本当に最終決戦。てか、舞浜サーバ内での戦闘?
2005年09月14日(水) 旧暦 [n年日記]
■ [その他] ××××道不覚悟切腹よ♪
号外 衆院選2005を斬る! ( 社会派君が行く! )。村崎百郎氏と唐沢俊一氏の論調の対比が面白すぎる(笑)。私が共感するのは、言うまでもなく唐沢氏だけど。村崎氏の吐く気炎も「日刊ゲンダイがグチのはけ口にしてるようなら大丈夫」で一発キャンセルだものなぁ。が、注目したいところはそこではなく「民主主義道不覚悟」の一言。民主主義ってのは確かにそういうもの。悔しがろうがホゾ噛もうが構わないけど、結果が出る前にそれに同意したなら自分の思い通りにならなかったからという理由で後からシステムを否定してはダメ。
今回喜んでる側(自分も含む)も、立場が反対だったらどうだったか。民主主義道不覚悟にならぬよう、気をつけねば。
あと、個人的には民主主義において一番危険なのは独裁者になろうとする人物ではなく、民衆の英雄待望論だと思います。
床屋政談ついでにもひとつ。前に対中国、っつーか靖国参拝関連 *1 のことで話してて、中国市場進出の障害になるからやめるべきだ、と言われた話まわりで喧々囂々してたら「今さら鎖国でもするのか!」と言われ、ハァ? となってしまったことがある。いや、私も対韓国、中国については色々感情的に物を言ってきた過去があるから誤解されても仕方ない非はあるのだけど、そんなことは一言も言ってないしむしろ逆。その為にはシーレーンの確保(とか)が重要で、米国との軍事協調支持の意見とかも全部そこらへんからの必然に過ぎない。中国とは仲良くする必要がないと言ってるわけでなく、別に必要以上に媚びることもない、と言ってるつもりだったんだけど……
こんな話を急に思い出したのは、今回の選挙結果を受けて 中国紙「有権者が靖国参拝支持したわけではない」 ( 日経 )と、おそらく中国内向けのコメントが見られたため。あまり油断できるわけではないし簡単に靖国云々を引っ込めるわけにも行かないのだろうが、中国も日本との関係悪化(特に経済方面の関係)を望んでいるわけでもなく、その為のフォローだろう。
まあつまり、中国はツンデレ、ということで。
*1: 私の立場は「しなければならない」とは思わないが、他国がどうこう口を出す性質のものではない、というもの。
■ [その他] これも演出?
立っているのも難しい台風の中で必死に中継。でも、画面が切り替わる直前に……?? 種明かしすると、 レポーターが台風の中で必死に風に抗ってる演技をしてただけで、画面がまだ切り替わってないのに気付かず画面が切り替わったと思ったとたん、何事もなかったかのようにすたすたと画面外に歩いていってしまった。腹が立つより先に、コントのようなシュールさにすげー笑った。■ [必殺] 駿州片倉茶園ノ不二
必殺シリーズ第十三弾「必殺からくり人 富嶽百景殺し旅」第三話。
殺しの依頼の隠された北斎の富嶽百景に従い、駿州を訪れたお艶一行。絵の題である「片倉」を捜し求めるが、そんな土地はどこにも見つからない。それもそのはず、片倉とは地名ではなく小島藩にある茶問屋の屋号だった。
小島藩はお茶以外の産業も特産もない貧しい小藩。その小島藩の茶が将軍家の御飲用になるかもしれない、という。現在御飲用である宇治から茶を運ぶ御茶壷道中、その責任者である玉木千阿弥が口入を申し出ているのだ。もしそうなれば藩の待遇は上がり、藩も領民も潤う。しかし、そんな千阿弥に切りかかろうとする若侍がいた。
お艶たちは若侍が口にしていた「琴路」という名前をたよりに事情を探ると、御飲用採択にまつわる悲惨な話が明らかになっていく……
小島藩はお茶以外の産業も特産もない貧しい小藩。その小島藩の茶が将軍家の御飲用になるかもしれない、という。現在御飲用である宇治から茶を運ぶ御茶壷道中、その責任者である玉木千阿弥が口入を申し出ているのだ。もしそうなれば藩の待遇は上がり、藩も領民も潤う。しかし、そんな千阿弥に切りかかろうとする若侍がいた。
お艶たちは若侍が口にしていた「琴路」という名前をたよりに事情を探ると、御飲用採択にまつわる悲惨な話が明らかになっていく……
一話・二話については後日DVDでフォロー予定。
軽くシリーズの説明をすると、シリーズ第十一弾「新からくり人」の直接の続編、ということになっている。が、キャラクターとして共通しているのは泣き節お艶のみ。キャストとしては芦屋雁之助も登場しているが、「火吹きのブラ平」ではなく「宇蔵」というキャラクターである。
お艶一座の「東海道五十三次殺し旅」の評判を聞きつけた殺し屋の元締め・永寿堂与八が手下である唐十郎を通じ、「富嶽百景」に隠された殺しを依頼するというもの。
いろいろ安易な企画、という感は免れえず、シリーズ中での評価も微妙。
詳細は後日書く一話に譲るとして、今回は権力者に翻弄される小藩の悲劇が描かれる。茶壷道中というのは「ずいずいずっころばし」に出てくる「茶壷」のことで、「茶壷に追われて戸、ぴっしゃん」とあるように、将軍家御飲用の茶壷を輸送する一行は、下手な小藩の大名行列など比べ物にならないくらい恐れられていた。粗相などしようものなら勿論切り捨て御免。(だから童謡の中では触らぬ神とばかりに「追われて逃げてる」) しかしそれだけに御飲用になればその待遇はひとかたならない。
武家の子女までも総出で茶摘をせねばならないほどの小藩・小島藩家老玄蕃はそのために娘まで差し出し、それが原因で娘が自害することになっても忍従に忍従を重ねる。実際には千阿弥にそのつもりは毛頭なく、千阿弥に取り入ろうと片倉屋が吹き込んだ悪知恵なのだが、疑いつつも藩と領民の為と耐えに耐え、千阿弥を討とうとする若者たちを抑える。しかし、もう一人の娘が妹の敵を討とうとして返り討ちにあったとき、玄蕃はついに腹を決める。
どうしてあんな方法を取ったか、というのは、玄蕃自身が斬ればお家の断絶にまでなってしまうことは明白だからだろうし、お艶一行の目的を察しながらも泳がせたのは、そのときのためだろう。この話の見所が玄蕃のひたすらの忍従、そして最後の解放にあることは間違いない。
殺しのシーンとその演出もこの時期の必殺は完成の域に入っており、勢いのある流れの良いシーンになっている。木陰の中でのお艶のシルエットの殺陣や、唐十郎の優美で勢いのある動き、宇蔵のユーモラスな力技と、バランスも良い。
2004年09月14日(火) 旧暦 [n年日記]
■ [その他][必殺] ちょいと出ました三角野郎がぁ
近頃世間に流行るもの……じゃなかった。近頃ここんとこ、ちと映像をいじってて、その関係で積読?だった「新必殺からくり人」DVD一話を見る。いや、最終回だけは見たことあったのだけどね。真っ先に気になるのが、BGMがほぼ全部過去の作品(主に「必殺仕掛人」)の使いまわしということ。内容自体は結構いいのだけど、BGMの使いまわしのせいでやはり安っぽい印象を受けてしまう。せめてクライマックスのBGMくらいは主題歌のアレンジとかでやって欲しい。唯一見た最終回の印象も妙に薄かったのだけど、多分、そのせいもあるのだろうなぁ。テレビシリーズにおいてBGMの独自性ってのが意外と重要ということを認識しました。
で、なんだかんだで印象に残ったのはジュディ・オングが演じる「小駒」の独楽での殺し(「必殺からくり人」では、ジュディ・オング演じる「とんぼ」は殺しはしないキャラだったので)と、噺家塩八の「催眠術殺し」。後者はどういうものかと言うと、相手を話術で催眠状態に陥れ、屋根の上からダイブさせるという……塩八はシリーズ途中で降板し、最終回ではいなかったので、話には聞いていたのだけどこれが初見。無茶にもほどがあるのだけど、演じるのが故・古今亭志ん朝師匠で、話術の語り口の上手さでなんとなく納得してしまう。
火吹きのブラ平の技はかなりダイナミック。
ちなみにこのシリーズでは牢抜けした高野長英が蘭兵衛という偽名で殺し屋として参加。レギュラーの殺し屋で実在の人物って、これの高野長英と、「仕事人 激突!」の山田朝右衛門くらいじゃないのかな。今回初めて気付いたが。
ここんとこず〜っとgoogleのbotのアクセスが結構集中していて、なんだかなぁと思いつつ無視してたのだけど、先週末くらいからようやく止んでくれた。
と思ったら今日からまた再開。一日千件近いとかいうmsnのbotみたいなことはないのだけど、それでも数百はアクセスして来やがる。頼むからルーチンをもちっとなんとかしてくれ。でないとアクセス制限するぞ。
北朝鮮で、前回の竜川駅の三倍の規模の爆発が起こった事件 ( 産経 )だけども、核実験ってのは、まあいまだもって大真面目に主張してる人がいればお笑い沙汰で(だってそんなの、素人でも放射線値を測定すれば異常が起こったかどうかはわかるし)、北朝鮮当局の「水力発電ダム建設のもの」というのもまた馬鹿馬鹿しい言い訳。じゃ、なにか、っていうのがわからないので、軍事施設での事故とかいう話がなんとなくもっともらしく聞こえてしまうのだよなぁ。竜川での爆発も、かなり不可解なところが多くはあるのだけどね。
各国もこれをどう対処、または利用するのかな? 利用するなら上手いこと利用してほしいけど。
M・I・Qをぶっとばせ! ( めぞん六星 さん)を 朝目新聞 さんからたどる。細かいところ言うと反論の余地はあるのだけど、「デイトレーディングをしない奴は馬鹿」みたいなところとか、そのリスクを示さずに「ギャンブルでなく投資」と言葉の上っ面のつくろいをしたりとか、世の中の仕組を教えてやる的な物言いの割に実は思考停止的な内容だとかが気になっていたので、この記述内容にはその趣旨に大いに賛同する。特に、マネーゲームをしない、地道に働く奴は馬鹿、的なところは非常に癇に触っていた。
別に投資自体は反対しないけど、そういった投資自体がなんらかの生産的産業の上に成り立っているものであるのは、当たり前の大前提。もし皆がマネーゲームに走り生産的活動を一切しなくなれば、「デイトレードが今トレンド」なんてことは言ってられない。別にマネーゲームで一攫千金、という爽快さを描くという趣旨ならば、それ自体は娯楽作品としては否定しないが、その下敷きになる当たり前の大前提が欠如してる時点で、この漫画は何かおかしい。
倫理云々をいうつもりはないが、まともに考えれば思い当たることを、前提からすっぽ抜けさせてるのだもの。なにかが狂ってる。
2002年09月14日(土) 旧暦 [n年日記]
■ カレー六日目:カレーとメイドとピーピング
カレー六日目。昨日作ったカレー。焦げた以外は成功。ンまい。明日までこのカレーを食い続けるでしょう。エマのことをこないだ書いたばっかだけど、 姉のところで紹介されてたメイド漫画 。実物見つからないんで現在内容確認できません。
ちょいと大須に寄る用事があったので、 グッドウィル アミューズメント館の2階にできた M's Melody とかいう喫茶スペース。人から聞いてはいたのだけど、まあ、笑い話の種になるかと思い入ってみる。……すいません。私がわるうございました。だから、だから、入店時に「おかえりなさいませ、ご主人様」はご勘弁ください。いや、ウェイトレスの女の子たちも恥ずかしくってちと小声だったみたいだし。こっちも恥ずかしくって投身自殺したいくらいなんですけど……お値段は全般的に高め。まあ、いわばイロモノ系の店なので、それは致し方ないかと。レシートの「アリガトウゴザイマシタ」である部分まで「イッテラッシャイマセ」ってのは、凝りすぎっていうか。カンベンシテクダサイ。
この日記システムは、アクセスしてきたアドレスをログに記録しておく機能があったりするのだけど、それを見てると、いつも見に来てくれてる人とかが結構いたりする。ログを見てると、そういう人たちの生活パターンが垣間見えてちょっと面白かったりする。無論、どこから何時アクセスしたかというのは外部に公表するわけにはいかないので、せめてものひそやかな楽しみというわけです。ハイ。
ほとんどがどこ誰かはわからないのですが、夜遅くまで会社でがんばってる方とか、納期直前でテンパってる様子とか、納品とか、いろいろログとかその他の情報から生活パターンが見えたりもするのです。
ってワケでおめでとうございます。>該当者。
「 キングゲイナー 」のOPを見てみる。本当は一話まるごとあるのだけど、とりあえず、ね。うわ、本当に踊ってるよ。敵も味方も、ロボットも。うーん、今のところは頭を抱えておこう。そのうち慣れるのかもしれないけど。
うぐ、今日はそろそろネタ切れ。