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2010年09月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その3

  ストライクウィッチーズ2 #12「天空より永遠に」。ロマーニャ方面のネウロイの大ボスを倒すために総力戦、な最終回。ストーリー性が高いわけではなかったし基本疑似ポルノなのが一側面としてあるので「良い作品」とは色んな意味で言い難いんですが。ただ、制作者はアンダースンの「大魔王作戦」みたいな世界をやってみたかったとあるので、世界観が第一で、キャラとかはその世界観の提示のためのものであり、大きく世界観を崩すことがなければそれでいいというアタマでもあったんでしょうな。要はストーリーと言うより、昔MS-Vのプラモに入ってたそのMSのエピソードのパンフみたいなノリなんでしょう。そういう意味では、まあ、上手くいったんじゃないでしょうかね。

  戦国BASARA弐 #12「蒼紅決死戦! 激闘の果てに吹く風の音よ!!」。毛利と真田が、豊臣と伊達がぶつかり合い最終決戦。前作のおバカノリがかなり減じられてしまって、その分幸村が悩んだりするあまりテンションの高くない話が続いたのがちょっと残念だったけど、最後はかなりど派手な戦闘シーンで締め。つか、前作で死んだと思ってた徳川家康と本多忠勝も出てきてるんですが……いや、死なれたらいろいろ歴史が変わりすぎてつじつまが合わなくなり過ぎちゃうんで、アレなんですが、姿も青年になってるし、三作目を睨んでの復活なのかな? つか、結局ほとんど主要キャラ死んでないんじゃん!
 もうちょっとバカノリを出して欲しかったなぁ、とは思いますが、まあ、最終決戦はその分ど派手だったので良しということにしときますか。
 そして劇場版決定。誰得www うぇうぇwwww

  GIANT KILLING #26。波に乗った大阪戦を達巳の戦略とチームと自分を変えようとする選手たちの努力により勝ちをもぎ取ったETU。が、今度の試合、主要選手がケガや累積警告でほとんど欠場という事態になってしまう。それに対する達巳の秘策とは……ファン参加のカレーパーティ?
 大阪戦は戦略もさることながら敵味方すべてが「自分にとってサッカーとは、プロの試合とはなんなのか」と向き合い、あるいはそれを突きつけ出た迷いに付け入り、の、知略以上にサッカー哲学同士の勝負で、結果はわかっていても手に汗を握ったんですが、最終回はその後から一転、若干気の抜けたようなエピソードというのがらしいw
 と言っても気を緩ませてるわけではなく、達巳にはもちろん考えがあってのこと。続編が出ないとその辺のことは半分わからないので、是非続編を期待したいんですが。
 そして、今シリーズでわかってるもう半分は、選手だけで戦うのではなく、選手、コーチ、フロント、サポーター、地元が一丸となって戦うチームを達巳が目指してるということ。これは最新刊16巻での達巳の過去でも出てきてるのだけど、達巳が尊敬するフロントでもあった笠っさんが目指したチームでもあり、選手だった達巳が前のオーナーに滅茶苦茶にされる前のかつてのETUで感じたチームでもあった。一件「達巳は雰囲気のいい家族みたいなチームを作りたいのだな」としか見えないけど、その辺がわかってると達巳のチーム作りは全部達巳の過去、そして達巳の関わってきた人々の積み重ねで出来てるんだとわかって、かなり男泣きな状態に。
 やっぱりこれは第二期作ってよ、NHK。


2009年09月27日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#31とダブル#4

  シンケンジャー #31「恐竜折神」。スジ麻呂が屋形船にのさばって面白くないシタリは、夏の陣で破れた脂目マンプクの部下のアゼミドロが倒れているのを見つける。助けられたアゼミドロは調べ物でしばらく留守にするというスジ麻呂に代わってシンケンジャーの命を狙い、必勝の策を実行する。その策とは、人質。人々を守るシンケンジャーは人間を盾にされては手も足も出まいと、アゼミドロは病院を襲撃し、患者と医者・看護師を人質に取る。
 その病院から逃げ出してきた看護師・彩が源太の屋台に駆け込んで来、シンケンジャーに助けを求めるのだが……

 シンケンジャー、罠慣れしすぎ! 人質取られ慣れしすぎ!w
 人質を取って病院に立てこもったアゼミドロ。彩の助けに応じて救出に向かうシンケンジャーだが、良心の呵責に耐えきれなくなった彩が、これは罠で、自分は人質を取られてやむなく本当は罠が待ち構えてる秘密の入り口へ手引きしたのだという。だが、それを聞いた源太は慌てるまでもなく、「そんなのわかってたよ」と……罠の可能性も考えた上で、裏をかいて人質を危険にさらすよりは罠を正面突破することを選んだのだと説明する。
 しかし、保険として残っていた源太が逆にアゼミドロに人質を取られ自身もシンケンジャーをおびき出す人質になってしまうのだが、そこでもシンケンジャーが一枚上手。ダイテンクウで待ち受けるアゼミドロとクサレ外道衆を急襲し電撃作戦で源太たちを救出。恐竜折神を使って罠をものともせずアゼミドロを撃破。
 まあ、劇場版おもちゃの最後の販促キャンペーンでもあったのだけど、やたらと罠慣れしてるシンケンジャーたちに思わず笑ってしまった。特撮ヒーロー物の悪役っていうと人質が定番だけど、ヒーローの方も進歩してるのだなぁ。


  仮面ライダーW #4「Mに手を出すな/ジョーカーで勝負」。ミリオン・コロッセオを主催するマネードーパントを追い詰めながらも、コインに封印された人々の生命を人質にされ、更にフィリップが突然苦しみだして倒す機会を逃してしまう。
 フィリップの不調の原因が、彼が自分の家族のことを思い出せないことにあると気付いた翔太郎だが、気遣う翔太郎をフィリップは却って疎み、遠ざけようとする。そんなとき、ミリオン・コロッセオに潜入していた亜樹子から連絡が入る。監視対象だった優子がマネードーパントとの勝負に負け、生命をコインに吸い取られてしまい、亜樹子もまた潜入がばれて危険にさらされていた。しかし、亜樹子の「二人の部下の内、一人は超天才なんだから……」という言葉に興味を引かれたマネードーパントは亜樹子を始末するのをやめ、フィリップが切り出してきた勝負に乗ることに。
 フィリップたちはダブルのガイアメモリーを、マネードーパントはこれまで人々から奪ってきたライフコインを賭けてルーレット勝負を開始した。最初、ルーレットの出目が読めるフィリップが一方的にリードを広げていたが、マネードーパントが家族のことを切り出したために再び不調に。せっかく取り戻したコインも、メモリも半分が取り替えされてしまう。このままでは勝負にならないと見かねた翔太郎はフィリップの代わりに、残りのコインとメモリを全て賭けてマネードーパントとババ抜き勝負を行うのだが……

 優子は最初からお金とギャンブルに狂ってたわけではなく、借金まみれの実家をなんとかしようとミリオン・コロッセオに足を踏み入れたことが明らかにされる。しかし、次第に勝負とお金の魔力に取り憑かれ、家族のことをないがしろにするようになっていた。だが、損な彼女も、マネードーパントとの勝負に負けライフエナジーを吸い取られる瞬間、助けを求めたのは両親……まあ、これで目を覚ました、ということだろうけど。
 そしてどんな知識でも得られるのに自分の家族のことだけが調べてもわからないフィリップは、それをマネードーパントに見抜かれて窮地に陥る。代打として翔太郎が立つのだけど、性格的に勝負事や駆け引きに向かない翔太郎も手玉に取られてあっという間にピンチ……しかし、相棒を信じ決断した翔太郎の作戦で窮地を脱し、逆にマネードーパントをはめることに成功する。その作戦とは、ダブルドライバーを装着し、右半身を担当するフィリップが翔太郎の選ぶ札と反対の札を選ぶこと……って、まんまダービー弟VS承太郎じゃん!
 全てを自分に託した翔太郎と、翔太郎の気持ちがわからないフィリップをしかりつけた亜樹子への信頼がフィリップに生まれ、ダブルに変身した後はマネードーパントの挑発にも動揺せず、人質もなくなったマネードーパントを撃破。依頼も無事果たす。
 そしてもうひとつの家族、園咲家。霧彦を婿に迎えての結婚式が行われるが、それにふさわしい男かどうか試す硫兵衛、若菜……こっちは随分いびつさが目立つなぁ。それと、霧彦の変身体・ナスカドーパントが全身初登場。どんな能力を持ってるのか、イマイチわからんなあ。
 最後にいつも通り若菜のラジオ番組に耳を傾ける翔太郎・フィリップだけども、街の噂コーナーで今度は怪人と戦う仮面のヒーロー、仮面ライダーの噂が紹介される。ディケイドでは劇中で仮面ライダーって言葉が出たけど、それ以外では龍騎以来じゃないのか?


2007年09月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ぽてまよ#12

  ぽてまよ #12「花」。ぽてまよとぐちゅ子の頭のつぼみも大きくなった頃、素直の父が日本に帰ってくる。死んだ素直の母の誕生日に合わせて帰ってきたのだが、一週間も遅れたことに素直は怒り続ける。実は誕生日のプレゼントにと珍しい人形を手に入れるのに手間取っていたのだが、素直は話を聞こうともしない。そんな素直の態度に、みかんが怒って思わず説教してしまう。
 そのおかげで素直は父と仲直りするのだが、みかんは他人の家族の事に出過ぎた真似をしたと落ち込んでしまう。翌朝登校途中出くわすも、謝ろうとして気まずい雰囲気のままみかんが弟のやすみに引っぱられてすれ違いそうになったとき、頭のつぼみが花開いたぽてまよに異変が起こる。

 正直、ぽてまよで泣かされるとは思ってもみませんでしたわ。前半は素直が夢で死んだ母の思い出を見るというエピソード。死別した母親の思い出話というと「らき☆すた」にもあったけど、あちらは「あ〜、こうすりゃ視聴者は泣くと思ってるのね」ととても冷めた目で見てたわけです。でも、こちらはちょっと来た。
 変なところでずらされるから、不意を突かれる、というのもあるのだけど、どっかのお涙頂戴物から持ってきたシーンをつなぎ合わせたような「らき☆すた」と違って、こちらはちゃんとシーンの関連性があるのだよね。父親の助手だったモリオとの、それはそれでずれた日常の中で、モリオが素直から教えて貰った日本語で母親に手紙を書いてるのを、「でも、(モリオのお母さん)読めないだろうな」と醒めたツッコミを入れる一方で、病床の母に自分が手紙を書いて、母から読んでとせがまれて照れるシーンとか、母の葬式にモリオからの手紙が届き、「遠く離れてるけど、モリオ、坊ちゃんから教えて貰った大切なこと、絶対忘れない」と書かれていたこととか……明言してしまえば、手紙は出した気持ちこそが大事なのだし、お母さんはいなくなったけどお母さんの思い出や教わったことはずっと素直の中にある、ということなのだけど、言葉にすれば簡単なそのことを、押しつけがましくなく、さらりと描いてしまってる。そして、素直もそれを受け入れつつ、でもやっぱり葬式にも遅れた父親にすねたように怒っている、と。
 だから、みかんの説教は本当は素直にとってありがたかったのだけど、みかんの方が萎縮してしまってお互い言葉を交わせない。そして、その時に頭の花が咲いたぽてまよに起こったこと。
 前回の次回予告で「ああ、泣かせに来るんだな」と思っていたし、実際そうだったけど、それでも泣かされましたわ。ナレーションの井上喜久子が素直の母の声だっていうのも、素直の日常を素直の母が見守っているというふうにも受け取れるし、そうでないとも言える。このさじ加減がとても上手いのだよな。
 今期の中では普段のずれっぷりといい、意外な良作でしたわ。

[その他] 間違ってロスト

 間違って25日の日記を消してしまいました……瀬戸花と絶望先生とヒロイック・エイジの感想はサルベージできたものの、DARKER THAN BLACKの感想はロスト。しくしく。まあ、仕方ないことだけど。
 しかし、久米田氏のアレは、素で浮かれてたんですか……てっきりネタで浮かれたポーズを取ってるか、ネタで浮かれたポーズを取ることで、浮かれてることをごまかしてるのかと。

[アニメ] グレンラガン#26

  グレンラガン #26「いくぜ、ダチ公!」。ケレン味たっぷりなのだけど、なんというか、こう、第四部に入ってからなんかぬるぬるした感じがつきまとうのですよね……敵が姿を見せず、その上で「確率兵器」とか、直線的でない攻め方をしてくるせいと思うのですが。それが燃える主人公側の展開と絡み合うので、なんか変な感じ。でも、幻覚(設定上は確率兵器の攻撃だけど、実質そう言っていいと思う)の中でカミナが出てきてシモンやヨーコに檄を飛ばすのはやっぱぐっと来る。理屈的には、確率変動の世界の中で生死の事実もあやふやになってるから、ってことだろうけど。
 プータが人型にメタモルフォーゼするのも意外だった。展開的にあまり意味がなかったけど……
 残念なのは、超銀河グレンラガンの活躍がぬるぬる展開の中で胸のすくように描かれなかったことか。
 でも、その分ニア救出にグレンラガンの活躍が描かれそう。


2006年09月27日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 昨日は急用

 いろいろありました。ええ。いろいろ。
 いずれにしても貴重な体験には違いありませんでした。やっぱ人間、いろんな人と会ってみなきゃいけないね。

[マンガ] 買った物

 ・ 東京赤ずきん(4)/玉置勉強
 ・ コミックアライブ11月号

 「東京赤ずきん」は完結。正直、アスタロテが記憶を取り戻した以降の展開は失速気味というか、わりとこじんまりした印象が……狂気に満ちあふれてた話が、かなり理性的に収束した、という感じか。それでも、よう完結させたなぁとは思います。はい。

 コミックアライブ11月号は、まあ、先月号通りといった感じか。「まりあ†ほりっく」がここ二ヶ月の少ページ数を挽回するかのごとく、26P+番外編8P。隆顕様はあのままフェードアウトかと思ったら、ちゃんと再登場してた。新連載の「トリオ デ ピンチ!」は、ギャグが滑り気味のような……「おまかせ精霊!」は、特に事件が起きそうにないけどどうするのかと思ってたけど、事件の起こらない日常を上手いこと見せてる。「ムクロヒメ」は掲載順位が上がってて良かった。「ガイスターバーン」は、今回は内臓少なめでした。ええ。


2005年09月27日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 別に右ってつもりもないけども

  「中国脅威論の誇張だ」 陸自の防衛計画に中国が反発朝日 )。はいはい。わろすわろす。 朝日のトンチンカン記事 への反論なのだろうけど *1 、中国としてはこうとでも言っておかないと格好が付かんのでしょう。これがジョークってことは この辺 でも見れば一目瞭然。だからどうしたって? 別に全然? あたしゃヘタレな平和主義者ですから。

  米マイクロソフトとインテル、「HD DVD」方式支持日経 )。う〜ん、これってどのくらい意味があるんかいな? 映像・音楽ソフトはどのコンテンツを有するところが何を出すかってのは大きな影響力を持つだろうけど、PCに関しては結局どんなハードウェアが出るかってだけのことに過ぎないんじゃなかろうか? MSとインテルがブルーレイ方式のドライブを全くサポートしないし、出したメーカーにはペナルティを与えるってならともかく。そんなことできるわけもないし。

  国連分担金 中露増額、要求方針固める産経 )。まあ、それがスジではあるよなぁ。まあ、他国との関係が悪化しなければいいのだけど。

  あぶない刑事で交通安全 啓発ポスターが完成産経 )。「人気『映画』」って辺りは微妙に違和感。 こっち とのタイアップか。まあ、仕方ないんだけどやっぱ年月は感じる。

  サンマのラーメンに弁当…価格暴落で新商品あの手この手朝日 )。「サンマーメン」とかいうベタなネタが頭に浮かぶ(サンマーメン(生馬麺)にサンマは使われてません)。実際はサンマ節を使ったラーメンなのか。スーパーで売ってるパック寿司とかもサンマが結構出てるなぁ……
*1: どの辺がトンチンカンかと言うと、中国の攻撃を想定してるという事自体は「防衛白書」にも載ってる当たり前のことで、「北方から転換」ってお前らの常識は何時から止まってる? としか言いようのないズレっぷり。あと、「計画の存在自体が極秘」って、んなわけないだろ。

[必殺] 隅田川関屋の里

 必殺シリーズ第十三弾「必殺からくり人 富嶽百景殺し旅」第十話。現在テレビ東京系時代劇アワー(月〜金AM11:35〜)で再放送中。
 お艶一行の次の仕事は総州流山。北斎から受け取った絵に浮かび出たのは馬で急ぐ三人の侍。丁度一行の前を委細ありげな一団が通り過ぎていく。そのうちの武士三人は途中で浪人や渡世人に姿を変え、消えていった。そしてその連れの一人が首を括った。その仲間たちの口にした「秋月様」が何か関係あると思ったお艶たちは探索するが、そんな人物は見つからない。
 それもそのはず、「秋月様」とは将軍の御乗馬。御召馬預頭である小関左内の元から何者かにより盗み出されており、三人の武士はその配下の者で内密に秋月を探していたのだ。
 しかし、挙動不審のかどで三人は代官所に捕らえられてしまい、やむなく身分を明かすと、代官たちの手配の者に切り殺されてしまった。実は代官稲取こそが秋月強奪の犯人。勘定奉行の鬼丸と組み、小関を失脚させるたくらみだったのだ。
 生き残った中間新助の知らせにより小関は自ら代官所へ向かうのだが……

 話としては筋立てがはっきりしており、時代劇らしい話。御召馬預頭の座を狙っての陰謀だが、御召馬預頭ってどのくらい偉いんだろう? と 調べてみる と……あれ? 碌で言うと勘定奉行の方が全然上じゃないですか? なんだか変な感じだなぁ。
 でも、ゲストの五味龍太郎、原田清人、草薙幸次郎、宮部昭夫らのベテランらの演技が渋い。
 責任を感じて首を吊ってしまう中間や、あくまで任務を果たそうとする侍三人、一人になっても役目を務める中間の若者など、派手さはないがこういったしっかりした演技陣に支えられ、きちんと時代劇に仕上がっている *2 。必殺としては物足りないが、古い時代劇(ってのは1950年代以前だぜ?)を見た人にはそれなりに見ごたえのある一本に仕上がってるのではないかと思う。
*2: こういったのって何が違うのかって、言語化しにくいんだけど、確かに役者の存在感で変わってしまうのだよね。一番わかりやすいのは宮部演じる鬼丸の居合での藁斬りのシーンなのだけど、所作というか、それらが今の役者さんとは異なってる。これはもうどうしようもない部分があって、NHK時代劇「秘太刀 馬の骨」が良く出来てても、そこを埋め合わせることは出来ないってのは厳然としてある。あえて酷いこと言ってしまうと「もう現代では時代劇は作れない」ってのもある意味真実。


2004年09月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮][その他] 休日の過ごし方。と、エトセトラ

 昨日は「 デカレンジャー 」も「 仮面ライダー剣 」も両方非常に良かった良かった。デカレンは「SWATモード」なる新装備のための訓練で、「返事は『Sir! Yes, Sir!』だ!」ってな展開なのだけど。幾分ソフトにされているとはいえ、お子様、ついて来られるんかいな。
 剣は、最強フォーム「キングフォーム」へのパワーアップだけども、パワーアップの過程がドラマと絡んでいて盛り上がる。剣崎にはなにか秘密があって、「普通ならありえない状態」への変身も可能らしいが……多分キングフォームは他のライダーは変身しないんだろうなぁ。カリスは新フォーム登場の予定はあるらしいが、レンゲルはイマイチ不明だし。
 で、見終わってからH氏、O氏と合流し、刈谷で行われる「 名古屋コミティア 」へ。主目的は某H氏がお世話になった関係で、間接的にお世話になっている まるちぷるCAFE のなかせさんへのご挨拶。なかせさんは 創作オンリー同人誌即売会そうさく畑 の、来年一月十日(祝)に東京で行われる番外番「HATAKET東京1」(こちらは創作がひとつでもあればパロディもOKだそうで)を応援されているそうで、そのチラシを持ったところの 写真を撮らせていただきました 。パシャ。
 O氏が直前まで仕事で詰めていたためか体調がおもんばかしくなく、閉会前に撤退することに。しかし、刈谷にはなんと 刈谷市交通児童遊園 なんてものがあったのですよね。刈谷には何度か来てるけど、まったく知らなかった。D51の実物が展示されていたり、ミニジェットコースターもあったりで、ミニ遊園地ながらなかなか充実。しかも入場無料で全ての乗り物が50円。D51は実動状態とは程遠い保存状態でちょっと物足りなかったのだけど、ミニジェットコースターが結構揺れや横Gがダイレクトな感じで、意外と怖かったり(すいません。最初ちょっとなめてました)、当日はハーレーダビッドソンのサイドカーが三台ばかりならべられてたりで、かなり楽しめました。刈谷市の意外な穴場。ハーレーってアメリカンバイクだから日本人の体格にはきついかと思ってたけど、ちょっとまたがってみたら案外と快適でした。サイドカーだからコケたときに起こす心配もしなくていいし。(ただし、800万円くらいだそうだけど)
 その後、アパートまで送ってもらうついでに近所のガストでかなり遅めの昼飯。例によって馬鹿話してましたが。
  SEED否定がフォーマット移行に伴う拒否反応との御意見 だけども、私見を述べさせていただけるなら「十中八九違う」と思います。バンダイがそれを意図してSEEDを製作したのは確かだけども。宇宙世紀との断絶というのは、否定の取っ掛かりにしやすいから食いつかれているだけで、否定の根本的な理由は作品自体の評価に他ならないでしょう。おそらく、五年後にSEEDが巷議に上るか、そこから発展した商品や作品が出続けているか、というのがひとつの指標になると思います。
(ぶっちゃけて言えば「SEEDは後にまで残る名作足りえない」と断言してるに等しいのですが、だからと言って、別に「SEEDを楽しんでいるのは間違っている」と言っているわけではないことをご理解いただければと思います)

[その他] むしのこえ

 近所の24時間スーパーに買出しに行き、ふと、店内からスズムシの鳴き声がすることに気付く。最初店内で流してるBGMかと思ったのだが違う。声の元をたどると、デリカコーナーの下の、排水溝(多分、掃除用の)の中から聞こえてくる。しばらく聞き入ってしまったのだけど、他に数人いた客も、深夜バイトのお兄ちゃんも気に止める様子もない。自分も、何故気に止めたのかよくわからない。が、一旦気付いてしまうと、店から出た後もすでにあちこち虫の音の大合唱になっていることに気が付く。スズムシ、コオロギ、キリギリス、エトセトラエトセトラ。虫の音を愛でる習慣を持つ民族は古代ギリシャ人と日本人くらい、と言うけども、こういうのを楽しめるんならそれは悪くないんじゃないかと思える。都会の真中にいたって、自然はすぐ近くにある。それに気付く目、耳を持ってるか否かだけなのだ。


2003年09月27日() 旧暦 [n年日記]

スパム、スパム、スパム、スパム

 明日は神戸に行く用事があり、新幹線の割引チケットを買いに行くついでに大須をぶらぶらと回る。で、沖縄食品の店「沖縄宝島 にらい」に寄る。入ったのは初めてだけども、前から興味はあった。で、ぶらぶら回ってると軽食コーナーがあってソーキそばだとか、タコライスとかも食えたり(いや、食ったわけではないけど)、スパムがひとそろいあったり……思わず一缶買ってしまいました。で、会計に行ったら、レジのところに ナビィの恋 の平良とみ刀自の写真とサインが。全国的にはNHK朝ドラ「ちゅらんさん」のお婆さん役って言った方が通りがいいか。まあ、沖縄の店なんだから不思議はないっちゃないんだけど。
 で、ここ数ヶ月ワイヤレスマウスの調子がおかしかったので充電池も買ってみる。入れ替えると快適に。単に電池がヘたってたのか。
 先週の 世界ふしぎ発見! を見てから無性にトルコ料理が食いたくなり、近所のトルコ料理屋へ。ピラウ・ウスツ・ドネルを注文。まあ、早い話がピラフ(ピラウ)の上にドネル・ケバブをのっけたものなんですが。スライスした玉ねぎとトマトも乗っかって、これがウマイ。けど、昼飯時にしては客の入りが悪かったけど、大丈夫なんだろうか?
  情報収集衛星打上げ延期。打ち上げは11月以降の可能性も朝日 )。失敗を許してくれない環境のために、延期は一種恒例行事化してるところもあるんだけど、残念。とは言え、失敗して衛星もH2A F6もパーになるよりずっといいのだけど。しかし、朝日の書き方、微妙にひっかかる書き方だなぁ。
  野中氏、拉致問題解決への期待感示すTBS )。……横田めぐみさんの両親の手記の記述によると、この人、直談判で家族会が拉致問題を訴えに行ったら「(そんなことしても)めぐみは帰ってこないんだよ!」とそれは心無い罵声を浴びせたとか。その状況状況で判断とかできる事とかはそりゃ変わってくるんだけど、野中氏に限らず、「票が稼げる」となると本当に態度を急変させるなぁ。信頼感もへったくれもない。
  小沢氏「日本人は特殊人間、特殊学級」発言朝日 )。政治家のこの手の発言ってのは見てると動物園のようで大変楽しいです。ウキっ。
  中国人犯罪者「日本の刑務所、中国生活より楽」Yahoo!hl )。ま、わかってはいた問題なんですけどね。相対的に刑が軽いのだけど、それはなかなか具体策がない。いっそのこと、中国に(強制送還でなく)送り返し、中国の刑法で裁いてもらうってのはいかがでしょう? たぶん刑の重さ一気にUP。……無理だな。
  マガジンZ でたかしげ宙原作・曽我篤士作画「緑の王」連載開始。以前見たことのあるネタの気がするけど、気のせいかな。冒頭でいきなり「トリフィド時代」が引用されてるのは、まあ、オマージュってことなんだろうか。
 少年エースで、「クロノアイズ・グランサー」がひっそり(と言うほどでもないけど)終了。う〜ん、悪いとは言わないけど、やっぱり知り切れトンボの感は少ししてしまう。
 週刊新潮だったか文春だったかに、栗山千秋が「 KILL BILL 」に大抜擢と言う記事が載っていたのだけど、役名は書かなくていいのかなぁ。「GOGO夕張」と言うんだけど……(マジ)
 テレ東系列の番組「キラリ!自分流」にみなもと太郎氏が出演。「風雲児たち」にクローズアップしてのもの。こないだのBSマンガ夜話と言い、みなもと太郎がさりげにブーム? 江戸時代の始まりから延々と幕末に至るまでの過程を描いて、やっと幕末というところで雑誌(コミックトム)休刊。リイド社の雑誌で連載再開という紆余曲折ぶり。いったいどこで終わりにするのかなぁ、というか、そこまで行くのに画伯は生きておられるだろうかとかそんな心配までしてしまうのだけど、それでも面白い。「楽しい脱線人生」と番組では評されていたが、今月の連載でも早速脱線。でも、この脱線がまた面白いのだからなんと言うか。


2002年09月27日(金) 旧暦 [n年日記]

レモンのフレグランス

 withしょうゆラーメン。
 岡崎にて所用あり、ついでに 岡崎の共同研究機構 にいる友人に会う。事前に「不味いものと美味しいものと変なものとおなかがいっぱいになるもの、どれがいい?」と聞かれたので、「美味しいものか変なもの」と答えたら(「不味いもの」と答えると機構内の食堂に連れて行かれる。あそこは本当に不味い。)、連れて行かれたのが ぎょうざ家 という店。元は餃子専門店だったらしいのだけども、それだけでは不人気でラーメンをはじめて、それからは客の入りはそこそこらしい。で、そこで出てきたものが、なんと「生レモン入りラーメン」なるもの。いや、普通のしょうゆラーメンに、レモンの薄切りが4枚乗っかってるというそれだけの代物なんですが、あまりに異次元の発想に頭がくらくらいたしましたですよ。まあ、味自体はテーブルひっくり返すほど不味いと言うこともなく、「変わった味」くらいのものなのですが……しかし、餃子はきちんと皮を閉じて欲しい……
 その友人に「最近、日記に北朝鮮ネタが多いね」と言われる。いや、多くしたいわけではない(むしろこれでも抑えている)のだけど、一日に一個はかなりのネタが出てきてしまうのだから仕方ない。たとえば これ とか。拉致邦人の生死をきちんと確認し、身柄を保護できても、事件は終わりにならないのだろう。先は長い。
 ちょっと昨日検索をして見つけた ページ 。旧日本陸軍屈指の愚行と呼ばれるインパール作戦に関わった(実際にインパール作戦に参加されたわけではないらしい)方の娘さんが父親の体験談をテキストにしたページらしい。まだきちんと目を通していないけど、貴重な話だと思う。
  大和心とポーランド魂 (0.8MB, swf)。第一次世界大戦直後、ロシアに取り残されたポーランド孤児たちを日本が救済した事件のフラッシュ。この孤児たちが中心に「極東青年会」が結成、抗ナチス運動にも参加している。
 なんとなく、日本ってのは成金国家として世界から嫌われているというイメージがあるけど、トルコのこととか、上のポーランドとか、また 台湾パラオ など、案外と親日的な国ってのは多い(もっとも「過去の歴史ゆえ」から「なんとなく、成功した国だから」くらいのイメージまで、割合と漠然とした根拠だけども)。韓国、北朝鮮、中国がかなりの反日教育を行ってるせいであまりそう感じないかもしれないけど、それは第二次世界大戦のこともさりながら、普通は隣国同士は(利害の競合がおこるため)仲が悪いことがもっぱらだということも忘れてはいけないと思う。もっとも今の日本が立派かと言うと、まあそんなことはないのだけど。
  シスターメイドって何? 本当になんなんだ、一体。
  きんぐげいなー 。見てない人は、これでどういうOPか妄想をたくましくしてください。


2001年09月27日(木) 旧暦 [n年日記]

グランドゼロ

 木崎ひろすけ氏っつーマンガ家さんがいたわけですよ。「いた」という過去形から想像がつくかもしれませんが、今年の初めに亡くなられました。メジャー系の作家さんとは云いがたかったのだけど、叙情的な絵柄とストーリーテリングは一部の強いファンの支持を受けました。あまりメジャー誌の仕事には恵まれなかったこと、またお若いうちに亡くなられたことから、残した作品はそう数が多くありません。っつーかまともに完結したのは事実上の遺作となった「A・LI・CE」くらいなんですが。その氏の作品「グランドゼロ」(旧タイトルは「GOD−GUN世郎」)、「少女ネム」、「A・LI・CE」がまとめて刊行された。
 一冊戦数百円と言うのは正直かなりボッてるという気もするのだが、しかし背に腹は替えられない替えられたからってどうだとも思うのだが、ともかく「グランドゼロ」は購入。これを読んだのはそれでも五年位前、徳間から出ていた短命の漫画雑誌に掲載されていた。正直ぱっとしない雑誌中でも最も目を引いた連載の一つだった。主人公世郎の秘密、目的が見えてきそうなところで終わったのが残念だった。少女ネムから入った人などはむしろ童話のような叙情的な面を気に入ってるかもしれないが、私は実はこの「世郎」が一番好きだった。無論、作者が亡くなった以上続きはどうあがいても描けないわけで、読んで連載最終話を読み終わった時、最初に思ったのが「ああ、続きが読みたい」であった。もうとっくにそんなのは無理だというのはわかっているのに。
 どんな方だったのかは全く存じ上げないのだが、しかし作家としては読者がそう思わざるを得ないことは、最上級の賛辞の一つではないかと勝手ながら思う。胃の腑の辺りからこみあげるような無念を以って、半年遅れの氏への追悼にしたい。

諸々

  2ちゃんアギト映画版スレ は半ば「劇場で見かけた迷惑な奴」スレになりかけてるような。いや、正直子供が声を出したり騒いだりするのは大目に見ていいと思う。むしろ子供が喜ぶのは正しいと思う。暴れるのは論外だが。別に息を殺して見る必要もないので笑う場面では笑ってもいいと思う。でも パラパラ踊ったり 気味の悪い笑い声をあげたり するのは止めた方がいいと思います。あと、ガオレンジャーの上映で大人が一緒にガオレンジャーを呼んだりガオアクセスを振り付きでやったりするのも禁止な。
 しかし子供向けじゃないとは言わないが、どう考えてもガオは子供メインの一方で、アギトはかなり大人向けを意識してると思うが。
  来月のBSで放映予定の映画のリスト を見る。ワンチャイですわよ、奥様! でも何故か2と6。馬を素手で殴り殺す4はやらないの? あとは、「悲しみよこんにちは」とか「勝手にしやがれ」とか「キス!キス!キッス!」とかは興味があるのだが……あ、「スリング・ブレイド」もある。来月は主にチャップリン特集らしいけど。マルクス兄弟特集とかバスター・キートン特集とかはやらないのかしらん? 他に興味があるのは「バスキア」と「将軍たちの夜」と「タフ・ガイ」くらいか。「Mr.レディ Mr.マダム」(ゲイの夫婦が主役の有名なコメディ映画)シリーズが一挙放映と言うのも面白いな。