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2012年09月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 銀河へキックオフ!!#19とか

  銀河へキックオフ!! #19「天才ストライカー」。ヘブンリーの天才ストライカー、青砥との対戦を前に闘争心丸出しの虎太だが、青砥は去年三つ子三人でようやく封じ込めて勝てた相手。花島もビデオ録画を見てその個人技に舌を巻くが、チーム全体としては青砥のワンマンチームであること、青砥自体はディフェンスにまったく興味が無いことを見て、「取られた以上に点を取り返す」ノーガード戦法を提案する。
 あれ? エリカが色気づいてませんか? もしかしてショタ趣味?
 これまではチームのストロングポイントを生かして勝ち進んだものの絶対的な技術差の相手に、あっという間に七人抜きされ先取点を許してしまう。
 青砥を封じる方向じゃないみたいだけど、点取合戦で本当に勝てるのかなぁ。あと、何らかの事情でチームを離れたヘブンリーの元キーパーが、なんかいわくありげに出てきたけど関わるのかな? って、キャラクター紹介で出てるので後に青砥と一緒に合流するのは目に見えてるんですが……

  聖闘士星矢Ω #23「敵陣突入!若き聖闘士、再集結!」。合流してアリア奪還のために敵地に乗り込む光牙たち。そして遅れて修行先から合流してきた蒼磨が今回の主役。なんかいきなり復讐心に疑問を持った蒼磨が出会ったのは、聖闘士を引退したユニコーン邪武。サブキャラ聖闘士のリーダー格なのだけど、うん、基本的にただ出てきたですねw
 当初は星矢のライバルキャラとしての展開も考えてられていたようだけど、まあ、展開的にはそうしなくて正解だったようですね。
 邪武が道を誤った市を説教するとか、サブキャラ聖闘士総集合するとか、そういう展開はあるんだろうか?

  カードファイト!!ヴァンガード アジアサーキット編 #23「最強!タッグファイト」。香港ステージ一回戦でタッグルールでラウ兄弟のチームプレイに苦しめられるアイチとミサキ。アイチはこれまでの定番ブロンドエイゼルではなくペリノアを中心に攻撃を組み立て、そのリミットブレイクも駆使してチームラウを追い詰める。しかしタッグ戦最大の特徴、タッグガード(チームメイトが味方のガードをできる)で9ダメージ目を阻止され、さらに相手ターンでヒールトリガーを引かれピンチに。しかしそのピンチを救ったのは、これまでのターンで手札を貯め続けていたミサキ。アイチの猪突猛進をカバーする形でタッグガードを使いこなし、最終ターンも相手の手札を削りガード不能にして勝利。
 チームワークってより、完全にミサキ主導のプレイだったよなぁ。しかもミサキ、まだリミットブレイク使ってないんだけど……
 この次はルールを覚えられないカムイとミサキがタッグ。大丈夫かいな?

  ゆるゆり♪♪ #11「時をかけるあかり」。オリジナル脚本回。何故かごらく部部室で見つかったタイムマシンで一年前の過去に戻ってしまったあかり。中学デビューの失敗で存在感がどんどん薄くなった現在を変えるために、過去をやりなおそうとするのだけど……
 二転三転する展開は「ゆるゆり」らしからぬ、とは言えるけど、悪い感じではないですな。ひどすぎる落ちも含めて、いじられキャラのあかりへのキャラやスタッフの愛が感じられる回。まああかねのストーカー愛は微妙ですが……
 まるで最終回のような展開だけど、ホントの最終回は次回。この勢いなら三期目もあるか?


2011年09月11日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイ#29とフォーゼ#2

  ゴーカイジャー #29「アバレ七変化で新合体」。風邪をひいてしまったザンギャックのワルズ・ギル。ギルは風邪を治すため、地球人の新婚の幸せエナジーを行動隊長のワルズ・ギルに集めさせる。
 ダイヤールの悪事を見つけ倒そうとするゴーカイジャーだが、伸縮自在のダイヤールにゴーカイオーや豪獣神も翻弄されて逃げられてしまう。そこでアイムとガイが新婚のふりをして結婚式を挙げ、ダイヤールをおびき出そうとするが、彼らの戦いを見て、「もしかして、彼らはアバレンジャーの大いなる力の本当の使い方を知らないのでは……」とつぶやく男女の姿が……

 アイムの当番回+アバレンジャーふたたびのゲスト回。今回は三条幸人とえみぽん。って、いつの間に結婚してるの!? いや、先週書いたけど。
 海賊って雰囲気ではないアイムをマーベラスが仲間に迎えた理由を疑問に思うガイ。その理由を示すかのようにおてんば姫ぶりをいかんなく発揮、なんだけど、羽目を外しすぎてるような……まあ、今回モチーフのアバレンジャー自体がそんな感じだったけど。
 アバレンジャーの大いなる力の真価を発揮するためには、豪獣神だけではなくゴーカイオーにもレンジャーキーを使わないといけないという。でも、アバレンジャーにピンクポジションのキャラがいない……って、そこでアバレピンクかよ!w アバレンジャーは編成のイレギュラー具合では歴代随一だったしなぁ。
 そして豪獣神の本当の力。それは……ゴーカイオーと腕交換だけっすか……いや、ゴーオンジャーみたいにタワーみたいな合体しろとは思いませんけどね。
 今度はライブマン回らしい。順調に大いなる力の回収が進んでますな。って、 東映サイト 見たら、階段落ちがあるって……

  仮面ライダーフォーゼ 「宇・宙・上・等」。ゾディアーツを倒したのにいきなり怒り狂った賢吾に責められる弦太朗。賢吾によれば、ゾディアーツを倒しても本体である人間を見つけてアストロスイッチを回収しなければまたゾディアーツは現れるという。フォーゼとしての資質がないと言われた弦太朗が、対抗心から自分が本体を見つけ出すと、勝負を挑む。
 頑なな賢吾の態度に反発しながら手当たり次第怪物の正体を尋ねて回るも、あまりに無計画なので収穫なし。意気消沈し再びラビットハッチにやってきた弦太朗は、窓を開くと外に地球が見えてることにびっくり。何故か宇宙に浮かぶ地球に理由もわからず涙を流す弦太朗の前に、ユウキが現れる。
 ユウキは賢吾に勝負を挑んだ弦太朗の態度はらしくもないし、自分がフォーゼドライバーを渡した意図がわかっていないとも言い、ラビットハッチの外に弦太朗を連れ出す。そこは、月面世界。ユウキは大きな事故跡のクレーターを見せ、そこでかつてアストロスイッチの開発に関わっていた父が、アストロスイッチを悪用するため奪った悪党たちが起こした基地爆発に巻き込まれ死亡したこと、その父の遺志を継ぎ、アストロスイッチを悪用されないために回収しようとしてることを語る。
 賢吾の背負ってるものの重さ、それを真剣に抱いているがゆえの態度を知った弦太朗は、自分が言い出した勝負を反古にしてでも、賢吾への協力を申し出る。最初は弦太朗の言うことを歯牙にもかけない賢吾だったが……

 大体基本的な構図は固まってきたかな?
 良いバカ、弦太朗が、単純に友だち勝負を仕掛けるのだけども、そんな軽い話じゃないと知って賢吾の背負ってるものを自分も背負う覚悟をする話。
 いきなりバイクが出てきたりと力業の部分もありますが、基本、いいバカの話ですなぅ。
 今回は学園ものとからめて「仮面ライダーが部活動」というかなりアレなコンセプトなので、仲間意識的な部分が重要で、弦太朗と賢吾、その仲立ちをするユウキというところでまずまずなリフトオフ。
 特撮部分も冒頭ということもあってかなり力が入ってる。アクションもだけど、パワーダイザーを使ってライダーを打ち上げ→宇宙からライダーキックという……宇宙ライダーキックは初めて? カブトの映画版があった?(GOD SPEED LOVEは見てない)
 メインキャラのキャラ立ちとかで、まあまあの出だしかと。次の仲間候補のゴスロリ娘もまあまあのキャラ立ちだし、早々にヘタレを見せてる学園のキングとか、ここからどう学園ドラマに膨らませるのかが楽しみなところ。
 ゴスロリ娘こと野座間友子が仮面ライダーの命名をするところで、歴代ライダーの映像を見せたのはまだしも、もろに「風都タワー崩壊」の記事があったのは、否応もなくボルテージ高まりますわ。平成ライダーはこれとクウガだけなのがなんですが。


2009年09月11日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] お約束の権力闘争

 民主党、閣僚人事をめぐって予想通りの権力闘争が……福島瑞穂防衛相あるいは厚労相という面白すぎる悪夢の展開になるかと思いきや、流石にそれはまずいと思ったのかそれはなくなった模様。他にも小沢氏があからさまに人事介入をしてきたり、閣僚候補に面白すぎる名前が続々出たり……まあ、人材が不足してるんでどうしたって満足行く顔ぶれにはならないでしょうが。これで実務者である官僚を敵に回したり粛正したら、ほんとどうなるのか。いや、官僚側の肩を持ってるわけではないけど、ホント絵に描いたような山出し革命政府だなぁ、と。どうせならロベスピエールはおらんのか? ベルバラでも長谷川哲也版でもどっちでもいいぞ?

 それはそうと「宙のまにまに」、修学旅行の話を一話まるまる削って、「映像特典」と真っ正面から言い放つとは、いっそすがすがしい。w

[その他][マンガ] コマ割りの段数

 「咲」の連載最新掲載分で大ゴマ多用で展開が襲いのを取り上げられ、「アニメに追い越されるわけだ」と半ば揶揄気味にネットでも取り上げられてた。大ゴマ多用はそうなんだけど、前から実はちょっと気になってたことが。
 主に週刊少年誌で顕著なんだけど、コマ割りの段組が3段なのが当たり前になってない?
 いや、人によっては「今更何言ってるの?」と当然言うだろうけど、マンガのコマ割りは4段が基本、という頭がどうしてもある身としては、3段は演出は派手になる代わり、微妙な機微が出しづらい気がして、そればかりだとどうも違和感がある。
 とりあえず気になってコンビニで「ワンピース」と「ナルト」の単行本を見てみたけど、どちらも見事に3段。4段基本の分割でも段ブチ抜きコマとかあって実質3段がほとんど、ってのが今は多いのだけど、そうではなく、最初から3段前提の分割。ただ、ワンピースにおいては変形コマが多すぎて、4段分割では視認性とかの問題もあって無理なのだろうとは思うのだけど。
 一応念の為にコンビニで映画化に合わせてコンビニコミック化してた「カムイ外伝」を確認してみたけど、やっぱりこの年代はかなりガチガチの4段。
 手近にあるコミックスを見てみたけど、いわゆる「オタク向け」のものは3段のページがほとんどのものが多い。ただ、コマ割りのパターンとして4段の変形(2段分を1段分にして3段に分割)というものも多く、この辺は4段分割の系統なのだと思う。漫画サンデーなどのオッサン向け漫画誌では、4段分割なのがまだまだ主流でもある。ただ、そうじゃなく最初から3段前提の分割のものってのが、今はかなり多い気がするのだけど。
 それが今の時代に合わせたスタイルなのだろうし、無論悪いことではないのだけど、映画で言うと細かいカット割りの切り替えばかりが主流になってその刺激にばかり馴らされているようで、「ほんとに今の流れは正しいのかな?」という気にもなりはする。いや、それ以前に作家ごとのコマ割りその他の技量の差があるから、そう単純な話でもないのだろうけど。


2008年09月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ワーデス#10とイタKissちょっとだけ

  ワールドデストラクション #10「カラクリロボには108の原則がある」。デストラクトコードについての本を書いたワニ師を訪ねてクロックタウンを訪れたキリエたち。獣人に変装して街に潜り込むが、獣人の命令しか聞かないカラクリロボたちのためにあっという間に見やぶられ、彼らがデストラクトコードを持っていることを知るワニ師の差し金でカラクリロボたちに追い詰められる。たまたま撲滅委員会対策の「チビクマ族の命令は聞かない」という付帯原則が付け加えられていなかったカラクリロボのおかげでトッピーだけは難を逃れ、デストラクトコードを持って一時逃げる。だがワニ師に捕まったキリエとモルテを助けるため、トッピーはそのカラクリロボ・28号と共にクロックタワー最上部に向かうのだが……

 多いな、原則。
 ワニだから時計モチーフなのか、今回は珍しく複数回にわたって敵になりそうなワニ師が登場。デストラクトコードの研究を行い、その力を制御し我が者にしようとして、キリエたちを迎え撃つ。
 が、トッピー対策に「クマ族の命令は聞かない」とカラクリロボの原則を改造していたのだけど、トッピーがチビクマ族だと知って「手配書は間違いだったのか!」って、その手配書、例の偽撲滅委員会……こんなところで登場とはw
 モルテはデストラクトコードのことを知るため敢えて捕まりワニ師の前に引っ立てられるのだけど、「起動させればみんな元素の砂に還るのだぞ」と言われても「それでいいのよ」と、絶望をたたえた目で答える。RPG原作なのに戦闘より三人の珍道中が中心で、それも弟の死で世界への絶望に凝り固まったモルテの心を解きほぐすものなのだよなあ。これまでの経験を通しても、いまだモルテは世界を憎み続けてるのか。
 そしてトッピーは、原則と命令に従うだけのはずの28号と友情に似た交流を持つ。「自分は命令に従うだけ」という彼に、「心があるということは、命令じゃなく自分の意思で行動を決定することだ」と言うトッピー。その言葉に何かを感じたかのように、ワニ師の命令に逆らい、トッピーたちを逃すために犠牲になる28号……って、生きてるのかよ!
 トッピーの「自分の意思で生きる(クマ)」という命令に「難しいけどやってみます」と言って別れる28号。
 そのトッピー、次回予告ではついにクマと認めてしまってる……まあ、冬眠じゃなぁ。
 それと、次回登場の竜の谷はリュウ族にゆかりの深いところらしいけど、当然リ・アが絡んでくるんだよね? キリエへのデレが今回もなくてちと欲求不満……

 それとイタKiss、ついにそろそろ原作で描かれてなかったラストにさしかかるよう。2クールという長さの制限上、わりとはしょった感じの構成なのがちょっと残念ではあるのだけど。

[その他] テレビ局には二通りある

 って、いかん。トッピーの口癖がうつった。
  キー局の持ち株会社化でローカル局はいよいよ正念場IT-PLUS )。主にはスポンサー離れとデジタル化設備の重い負担、場合によってはネットの普及なども多少は関係してるのか、やはりこれまでのキー局−ローカル局という体制には無理が出てきた模様。ローカル局のドキュメンタリーとか深夜番組とか、結構特異なものがあって面白くはあるのだけど、キー局からの番組配信を中心とした経営体質というのが、スポンサー不審の昨今テレビ局再編の動きになる、というのはそうなのだろうなぁ。
 深夜アニメの番組とかを見ると各局の独自の動きが結構あるのだけど、やっぱ広告収入が最も多い時間帯だとそうでもないのか。現行の局ネット体制が崩れて、どうなるんだろう。
 しかし見れば見るほど、現在の地上波デジタル化戦略って混乱ばかり招いてるよなぁ。
 お役所のやることと来たら……


2007年09月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 瀬戸の花嫁#23とヒロイック・エイジ#23と絶望先生#10

  瀬戸の花嫁 #23「過去のない男」。瀬戸内組の若頭・政は最近、昔の夢を見る。小さな女の子が泣いている夢なのだが、それが誰かわからない。実は政は十年前から昔の記憶がないのだ。しかし、燦の使う剣術が不知火家のものであり、それを教えたのが政であると聞いた明乃が、その剣をどこで覚えたのか、尋ねてくる。明乃は明乃で実は人魚試験とは別に、生き別れになった兄を捜すという目的があり、政に剣術を教えたのが兄ではないかと考えたのだ。
 ところが、その話を聞いた豪三郎が急に焦りだし、永澄に明乃が政の昔のことを質問するのをやめさせろと言い出す。実は政こそが明乃の兄。十年前人魚試験の試験官として瀬戸内組に来ていたのだが、豪三郎が「うっかり」どつき倒して記憶喪失にさせてしまい、記憶が戻るまでのつもりで組で預かっていたのだが、いつまでたっても戻らぬ政を捜しに来た彼の同僚に、事実を言えずについ「どこかに逐電した」とごまかしてしまっていた。そのために任務放棄で逃げ出したとしてお上と不知火家、両方から抹殺指令が出ており、明乃も今では家名を辱めた兄に落とし前を付けさせるために探していたのだった。
 なおさら引っ込みの着かなくなった豪三郎から話を聞いて、永澄も政が処刑されることになっては大変と、捨て身の行動で明乃から政を引き離そうとするのだが……

 Mr.ダンディこと政さんの過去。つか、わりと行き当たりばったりで展開考えられてるだろw いや、面白いんですけどね。
 実は明乃の生き別れの兄だった政、兄を抹殺するために捜し求める明乃。気付きそうなものだけど、意外と天然だからなぁ、明乃。いや、どっちかってえと見た目が変わり過ぎか……って、見た目どころか記憶を失った途端声まで変わってるよ! 魚人ってそういうものなの!? しかも記憶なくす前はキャスバル兄さん!?
 政を助けるためにと必死で明乃を政から遠ざけようとする永澄を見て、燦が天然ボケ全開で嫉妬故の行動と誤解。永澄も事実を言えずにもう捨て鉢で暴走しまくり。それでも食い下がる明乃にごまかしきれなくなったところに豪三郎が乱入。政さんを愛の鉄拳でどつき回す。って一瞬元に戻ってますがな。また証拠隠滅されたけど。
 おまけに明乃まで燦のボケのおかげで頭を打って幼児逆行。兄がいなくなった直後の四歳に戻ってしまう。って、あのスタイルで「しらぬいあけのよんしゃい」の破壊力は……今のように任務任務と肩肘張っておらず兄がいなくなったことに純粋に泣き叫ぶ明乃よんしゃいだが、政が豪三郎にどつきたおされて気絶している間に、昔の自分と邂逅し、記憶を取り戻す。明乃が妹であることを思い出した政は、明乃をなぐさめるのだが……明乃の一言、いい話台無しw
 ラストはなんとか元の鞘に収まるのだが、豪三郎は色々ちゃんと反省した方がいいよ。絶対……
 今回は最初に「今日の政さん」があったのでラストは何かと思ったら、永澄がやけくそになって政さんにラブアピールしてるのを見てしまった委員長が、頭をアフロにしに美容院へ……ママ、手広く商売やってるのね。
 次回は公式サイトに「典型的ライバルキャラ」とか書かれつつもここ最近全然ライバルキャラらしい見せ場どころか影自体薄くなってた三河海の話らしい。いや、予告の煽りは話十五分の一くらいで聞いた方がいいのだろうけど……つか、殺しても死にそうにない。


  ヒロイック・エイジ #23「四人」。ディアネイラとプロメの会見の結果、銀の種族内の穏健派が戦闘から離脱。一気に数を減らした主戦派との戦いになるのだが、主戦派が抱える最強のノドス・ユティが地球人を一気に殲滅しようと襲ってくる。エイジがそれを迎え撃つが、ユティが狂乱しての激しい戦いの中、ユティを狂乱から引き戻そうと割って入ったカルキノスが犠牲になってしまう。彼を愛していたユティは暴走し、エイジばかりかメヒタカ、レクティまでも生み出した時空の歪みの中に葬り去ってしまう。地球側はエイジたちを失い、銀の種族主戦派もユティが消耗したことで戦いは一端中段するのだが、ディアネイラはエイジの無事を信じて金の種族がその意思を残した惑星「エリュシオン」へのスターウェイを探すことを決断する。
 一方、異次元のはざまに放り出されたエイジたちだが、レクティが時間を遡る能力を転用して作った空間に避難し、かろうじて生き延びていた。しかし、それだけでは脱出もままならず、疲弊して息絶えるのを待つばかりだったのだが……

 ちょっwwwww カルキノス反則wwwwwwww
 カルキノスの能力は「毒ガス」(のようなもの)かと思っていたら、生命をコントロールする能力(つまり、戦闘ではそれを逆に「生命を奪う」作用をさせることで武器にしていた)だったことが判明。で、死んだと思われていた自己まで再生させる。どんだけ卑怯な能力だw
 エイジはカルキノスを含めて四人のノドスの能力を集結させて異次元の牢獄から脱出することを提案。って、提案したけど、具体的な作戦考えたのレクティのような……本当にわかっていたのか、怪しい……ゲキレンジャーのジャンと似てるよなぁ。単に語彙が少ないだけなのかも知れないけど。
 ユティはユティで、銀の種族が感情を預けていた(それにより精神的ダメージから無縁でいられた)プロメが穏健派の首魁であり、地球側と同盟したことからプロメとの接触を断たれ、カルキノスを失った哀しみに悶える。挙げ句、自分にこんな仕打ちをするロムを憎悪するにまで至るのだが……その苦痛からユティを助けることが、他のノドスの残った契約と関係するっぽい。ようやく契約とかのめんどくさい部分が生きてきたなぁ。


  絶望先生 #10「生八つ橋を焼かねばならぬ」。今回は「下見」。修学旅行の下見に京都に連れて行かれた二のへ組だが、「下見だからちゃんと見ちゃダメ!」といつもの理不尽な言い分に、楽しむこともできない。挙げ句、「下見寺」などという怪しい寺に連れて行かれる。
 今回、「絶望した!」の前振りのギャグが多かったな。あと、「式場の下見」「新居の下見」ネタは、ブラック過ぎ……
 あと、最後の「視聴者の声」コーナーは、もうやりたい放題だな。


2006年09月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 母を呼んで寺の鐘は泣いた

 必殺シリーズ第十四弾「翔べ!必殺うらごろし」第五話。( DVD2巻DVD-BOX上巻

 松葉屋女郎のおそではある晩、娘おちよの声に導かれて廓を抜け出してしまう。娘の姿を求めてさまようおそでは、山道で怪我したところをおばさんに介抱される。
 おばさんより一足先に村に来ていた正十は、寺で新たに鋳造した鐘がひとりでに鳴るという現象に出くわし、怪異を解決すると先生を売り込んで一儲けしようと企む。だが、鐘は作った梵鐘屋に引き取られていってしまう。だが、おそではその運ばれる鐘を「娘が呼んでる」と追っていく。
 おそでの様子が気になったおばさんは、廓の連中がうろつき出歩けない彼女の代わりに鐘を調べるが、なぜか鐘に向かって手を合わせる鐘匠の姿を目にする。おそでによれば、彼女は夫を亡くして借金を返すために身を売ったのだが、別れて暮らしていた娘が半月ほど前から姿を消したのだという。そのとき、娘は鋳物問屋の河内屋で働いていると話していた。だが、松葉屋の連中に見つかりおそでは連れ去れてしまう。
 鐘のことが気になった先生は河内屋に返された鐘を前に霊視しようとするが、なにかに怯えたような河内屋にけんもほろろに追い返される。だが、松葉屋で切諌されるおそでを求めるかのように、鐘は激しく鳴り響く。
 おばさんはおそでの話からおちよが河内屋の若旦那・卯之吉に弄ばれたと察し、夜鷹のふりをして卯之吉を誘い、おそでの家で追求する。激しく狼狽する卯之吉の姿に、おちよは卯之吉に弄ばれたこと、そしてその挙句殺されたことを察するおばさん。
 だがその夜、おそでは鳴り響く鐘の前に誘われるように現れたところを、河内屋の手先に殺されてしまう。
 おちよはおばさんの予想通り、弄ばれて殺されたのみならず、証拠隠滅に炉の中に放り込まれていたのだ。怪異はおちよの祟りだと察した河内屋は、事態の発覚を恐れおそでまで殺したのだ。両親の呵責から店を辞めた老鐘匠からことの次第を聞いたおばさんは、母娘の無残な死に様に怒りに身体を震わせる。

 今回も犠牲者の末路は思いっきり悲惨。娘に至っては殺された挙句に炉の中に放り込まれてるし……怪異も「娘の霊が母恋しさに泣き叫ぶ」というものでわかりやすい。悪事が発覚するのも単に先生の霊視によってのみではなく、良心の呵責に悩まされた老鐘匠の口から語られることで、「そんな根拠で人を殺すのかよ!」ってところがないし。
 その分、悪党は小娘を弄ぶバカ旦那とそれをもみ消すバカ親並びに鋳物屋ということで小粒だが、年端も行かない娘(十四歳……だが、当時は数えなので今の年に換算すれば十三歳、下手すりゃ十二歳!)を弄び、飽きたら殺して始末して良心の呵責を感じないという外道。ともすれば軽くなりすぎるが、対比として老鐘匠を出したのは良かった。
 殺しのシーンは、おばさんは一足先にもぐりこんで鐘を鋳潰そうと工場にやってきた卯之吉を待ち受ける。
「おばさん……」
「火を入れといたよ」
「なんだって?」
「ほら御覧」
「おばさん!」(勝手に炉をいじるおばさんを責める口調で)
「あんまり暑いんで汗びっしょりだ……」
「余計なことしないで……」
(おばさん、よろけてもたれかかる振りをして卯之吉を刺す)
「言われなくったって出て行くよ……(息をあらげて) 炉に入れられたんじゃかなわないよぉ……
 この「××されたんじゃかなわないよぉ(たまらないよぉ)」は、以後おばさんのキメ台詞のパターンとして多用される。
 若は河内屋の手下を炉の中に放り込み、先生は河内屋をいつもどおり旗で刺し貫く。悪党を担ぎ上げて炉の炎の中に投げ込むのは、やっぱ結構ショッキングなシーンですわ。
 今回はおばさんが娘を探す母としておそでに同情してるのだが、おばさんが卯之吉を誘うシーンが……いや、確かに声は独特の艶があるけど、女ならなんでもいいんかいバカ旦那!(笑)
 あと、おばさんのたのみでおそでの様子を探りに客として女郎屋に上がり込むことになって右往左往してる若が……
 正十は梵鐘屋から怪異の原因の口止め料ということで金をせしめ、これが仕置料代わりに。
 今回、死体抹消を手伝った梵鐘屋やおそでを責めさいなんだ松葉屋も悪党といえば悪党だが、手にかけていない。俗世にあふれる悪党は数知れず、死者の魂の救済をただするのみ、ということなのだろう……

[マンガ] 買ったもの

 ・ STEEL BALL RUN(9)/荒木飛呂彦
 ・ 椿ナイトクラブ(1)/哲弘
 ・ じゅっTEN!(1)/絶叫

 SBRは、4thステージゴール間際。VS DIOとVSブラックモアの息をつかせぬ展開。「遺体」の主は予想通りっぽいけど、宗教関係は大丈夫なのかなぁ、とちと思ったり。
 椿ナイトクラブは……連載当初は「ヤニーズの人が萌えマンガ っぽい ものを描いてるぞ!」というのがむしろびっくりだったんですが、無事ヤニーズ同様変態マンガになったようでなにより。最初の頃は鉄脚の槙とかも(嗜好的には)マトモな部類だったのになぁ。秋田書店の非売れ線の常で初版はかなり少なめっぽい。
 じゅっTENは…… こ……ここで薦められてた から買ったわけじゃないんだからね!(無駄にツンデレ風) いや、一応連載も目を通してるんですけどね。やっぱどう見てもカナコがヒロインで良かったんだよな、ということで。

[その他] 911以降

 あのテロから五年、とニュースで気付いた。あの当時の感想は 日記にも書いた が、読み返すと当時のことが結構鮮明に思い出される。見ながら、否応なく世界の枠組みが変わることを意識した。「変わっていく」ではなく力尽くで「変えられる」感覚。インパクトとしては戦争より大きかった。
 当時の日記には書いてないが、IRCだけではなく自分の運営してるBBSでもその話題が沸騰してた。真偽の確認できない情報がひたすら錯綜する中、テレビ画面上でWTCビルが粉塵を巻き上げながら崩れ落ちていくあの光景は、多分一生忘れられない。
 それから五年、世界は予想した通り、あるいはそれ以上に混迷を深めている。だが、そういうものだと受け入れられてきている。受け入れられなければ取り残されるから。
 解決法を考えるには「誰が悪い」などと考えるのは無駄なのだろう。悪人はあまりに多く、どの勢力にもいる。悪を糾弾し、排除してそれで解決もしない。もし自分にわずかでも善がなせるのだとすれば、できるだけ苦しむものが少なくなるようにと、願うしかことしかできなさそうだ。

  アニメ「おじゃる丸」原案者・犬丸りんさん死亡 自殺か朝日 )。さすがにおどろいた……遺書からすると、仕事に行き詰まってと読めるが、実際の心中は推し量れるわけでもない。お悔やみ申し上げます。


2005年09月11日() 旧暦 [n年日記]

[映画] ヒトラー 最期の12日間

 名古屋じゃまだやってると聞いて、あわてて見てきたわけですが。
 1942年11月、SSの将校に付き添われトラウドゥル・ユンゲは“狼の巣゛に出頭する。そこで初めて出会ったヒトラーは宣伝映画や新聞で見るのとは違う、紳士的な好々爺であり、彼女は彼の個人秘書として採用された。
 それから二年半後、首都ベルリンはソ連軍の侵攻により陥落しつつあった。首相官邸地下の避難壕の中ではナチスドイツの閣僚の誰もが敗戦を確信していたが、ヒトラーはその現実を認めようとせず、反撃の夢を見つづけている。そんな彼の妄想とも言える指令のために将校や市民は一層苦しめられる。
 そして私生活面では相変わらず紳士である彼の側には、退避を拒否し避難壕に残ったユンゲの姿もあった。
 ヒトラーは主役も含めて色んな映画で題材にされているけども、ヒトラーの秘書を勤めた女性の回顧録を元にされていて、私生活面を含めたリアルなヒトラー像を追求している。その徹底的な追及は、見る者に当時のベルリンに迷い込んだかと思わせるほど。
 本国(ドイツ)ではヒトラーや側近の人間的な描写が多い反面ユダヤ人政策等の描写が不足しているという批判もあったようだが、これは邦題どおりヒトラーの最期の十二日間とその直後のユンゲの脱出行が描かれているから、そうならざるを得ない。かと言って、ヒトラーの賞賛では決してない。逆に過度の批難的な描写の挿入なしに、同時進行的にヒトラーや首脳連の迷走とベルリンの惨劇のみが淡々と描かれる分、「事実の強み」としてメッセージが突きつけられる。邦題の「最期の12日間」の部分は、その意味では内容について良い提示になっている。(原題は“Der Untergang(転落)”)
 ヒトラーが敗戦を受け入れられず、中途半端に戦闘継続の指令を出しつづけたため、降伏も出来ず、将校や市民は戦禍の苦しみを受けつづけ、その側近たちもドイツの敗北は見えていたのにヒトラーに逆らうことは出来ず、その癖甘い見通しを抱きつづけている。その現実から逃れるために酒に溺れ、首脳部はますます機能しなくなっていく。そんな官僚的機構の瓦解が描かれる。
 一個人としてのヒトラーは取り繕っているわけではなく紳士的で、一方で「総統」としての妄想狂的な顔も晒す。ナチスの広告塔であったゲッベルスはかなり悪役的に描かれているが、それでも「怪物」ではなく、他の人物も弱い人間としての姿を晒されている。戦後、ヒトラーという怪物がドイツを誤った方向に導いた、というような見方が多くされてきた。だが、本当にヒトラーは怪物だったのか? ただ個人だったら妄想狂にすぎないヒトラーを怪物に仕立て上げたのは一体何なのか? この映画では確かにヒトラーは人間的魅力があるが、ヒトラー擁護では決してなく、突きつけているものもまた単なる批難ではない。
 ヒトラーの死に纏わるエピソードで印象的な話がある。ヒトラーが愛人(前日に簡素な結婚式を挙げていたのでこの表現は正確ではないが)エヴァと自殺し、その銃声が響いた直後、隣室で皆一斉にタバコを取り出して吸いだした(ヒトラーはタバコ嫌いだったので、エヴァを含め皆隠れるように吸っていた)、というもの。それはこの映画でも描かれているが、単にヒトラーの重圧が取り払われたということではなく、今後のことについて考えるような顔をしながらも、皆困惑したような表情のみを浮かべているところに問題の一端が如実に表されている。
 映画の最後、2002年まで存命だったユンゲ本人が登場し、「目を見開けばちゃんと見えたはずなのに」と、当時の自分への後悔を吐露する。
 何がヒトラーを怪物にしたのか。これは多分、世界の誰にとっても他人事ではない。まったく他人事ではない。

[特撮][アニメ] 井上セリフ

  響鬼 は体制刷新後の二回目。新キャラの京介の言葉から、母と離婚した父のことを意識した明日夢が、父に会いに行く。かなり強引なロケーションとか、行く先々で明日夢の父のことを誉めてる話を聞くのはご都合主義的すぎてちと苦笑なんだけども、犬小屋の下りはさすが井上敏樹氏、という感じ。こういうの上手いんだよなぁ。
 色々変えてしまってる(変えざるを得ない)状況だけども、ちゃんと大事にしてる部分ってのはあるのがわかって、安心。
 それと、脚本のクセが強いんで井上氏に批判が集中しているようですが、多分勘違いされてる方が多いと思いますが、井上氏はシリーズ構成ではないのですよね。好き嫌いはもちろんあるのが自然だし、それはいいのですが、そのことに対し「戦犯探し」をすること自体にはそもそも意味がないと思えるのですよね、状況を分析すると。
 でも最後の京介の「お前は俺のものになる!」は井上セリフすぎてワロタw

  エウレカセブン 。1クール目はお気楽に、2クール目は徹底的に突き落とす、という構成なのはわかるけど、やはり今更「人殺し・戦争をやってる」と自覚するのは、遅すぎるというか強引かと。ともあれ、レントンは居場所がなくなり家出、エウレカはレントンにこれまでと違う感情を抱いて戸惑い、新OPに出ていた新キャラも登場、お話は確実に転がってる。
 それにしても月光号に乗ってるのはダメ人間だらけってのはわかってたけど、今回はホランドが子供すぎ、というか、ボダラクが言っていた「エウレカがああなった原因」って、レントンじゃなくってニルヴァーシュだろうに……

  ゾイドジェネシス 。決起を決意したラ・カンは各地の反ディガルド勢力に檄文を飛ばす。ルージは街に残りハヤテライガーを使いこなすための修行を続けるが、かつてのラ・カンの腹心でもある灼熱のティ・ゼへの使者に立つことに……
 地味目の話だけど、二度目のハヤテへのエヴォルト、ディガルド四天王の一人・フェルミの登場と、それなりに見所も。ゾイドファン的にはブラストル・タイガーの登場も嬉しいらしい。今回は出ただけだけど。
 他には相変わらず妖しげなロンに、セイジュウロウの病状、ルージがラ・カンの檄文執筆を手伝うのを嫉妬するレ・ミィが、ラ・カンはルージをミィの婚約者にするつもりかもしれないと言われて一転動揺しまくったりとかのツボもはずさない。
 ミィのお婿さんに、はどうかはわからないけど、ルージを反ディガルドあるいはディガルド後の後継者として育てようという腹積もりはあるのだろうなぁ。


2004年09月11日() 旧暦 [n年日記]

[必殺] 私にも父親をどうぞ

 必殺からくり人 第十一話。
 楽しそうな父娘連れを池の傍で見、自分の父親について母・仇吉に尋ねるとんぼ。父を知らないとんぼにとっては、やはりどうしても知りたいことだったのだが、仇吉は言葉をはぐらかし決して話そうとしない。仇吉にとってはあまりに辛い思い出だったのだ。
 そんなとんぼに、声をかけてきた男がいた。男は絵師の歌川延重。なぜか花乃屋一家の島抜けのことまで知る彼に頼まれ、とんぼは仕方なく絵のモデルになることを承諾する。
 そのことを知った仇吉は、ようやく重い口を開く。
 二十年ほど前、仇吉は当時「お艶」と言う名の深川の辰巳芸者で、そしてまだ駆け出しで売れない絵師だった延重は延次郎と言い、将来を誓った仲だった。恋人の才能を信じ、やがて芽が出るのを楽しみにしていたお艶だが、延次郎はそれまでとても我慢が出来なかった。思い余った延次郎は出世の手蔓を掴むため、お艶を騙しオランダ人のカピタンに抱かせてしまう。恋人に裏切られた上、毛唐の慰み者として世間から石持て追われる身になったお艶は鳥追いにまで堕ちていく。心身ともにボロボロになった仇吉だが、その上自分が妊娠していることを知り、宿した子がオランダ人の子ではないかという恐怖におびえる。そして、自分を捨てた延次郎を見かけ、たまらず斬りつけた。しかし復讐はならず、その罪で仇吉は八丈に島流しとなった。
 島抜けしてからも延次郎を探し続けていたお艶こと仇吉だったが、つい先日、延重と名を変えた延次郎を見つけたのだ。
 自分がオランダ人の子ではないかとおびえるとんぼ。しかし、仇吉ははっきりとそれを否定する。つまり、とんぼの父親は延重なのだ。しかし、延重はとんぼが実の娘と知らず、仇吉と同じ方法で慰み者にしようしている。もはや仇吉には男を許すことができなかった──

 今回未放映だった一話。
 仇吉の口から辛い過去が切々と語られていく。当のとんぼに向かってオランダ人の子じゃないかと怯えた挙句に堕ろそうとしたことや(これがまた自分の腹に石を叩きつけるかなりえぐいシーン)、とんぼの父親が自分が殺そうとした男だということを粛々と語っていく様は残酷で怖気が出る。
 オランダ人への忌避感がこれでもかというほど描かれるが、当時の感覚としてはそういうものだっただろう。また、二十年近く前の仇吉=お艶も山田五十鈴が演じていて、ライティングやフィルタリングで肌などをごまかしてるが、さすがにどうしても近くにカメラが寄ると無理が出てしまう。後のとんぼが仇吉そっくりになった最終回の最後のシーンを考えると、ジュディ・オングが演じるのも一つの手じゃないかとも思うけど、しゃべり方とか所作は演技力で若々しく見せ、また堕ちた後の迫力はちょっと当時のジュディ・オングでは無理かとも思えるし、悩ましいところ。なにより、そんなことしたら視聴者が見てて一体誰かわからないんですけどね。多分。
 今回の悪役は実在の絵師歌川延重なのだけど、これが本当に外道としか言いようがない。オランダ人と日本人の間に出来た娘たちを平気で食い物にするし、とんぼを実の娘と知らず陵辱しようとするし。
 最後の仇吉と延重の絡みはそんな延重への情念と女の恨みが絡んで、アクション的な派手さはないが間違いなく見所。


2003年09月11日(木) 旧暦 [n年日記]

サンタになれ!

 ちょっと前の話だけど、友人から 島本和彦のラジオ番組が元ネタのサンタ談義 (swf)を教えてもらう。で、「こんなこと言えるのは、島本和彦くらいだよなぁ」というのに対し、「いや、富士鷹ジュビ……もとい、藤田和日郎も……」と反論してしまったけども、良く考えたら藤田和日郎の場合は、「俺がサンタになる!」とまず言い出すかもなぁ、と思いなおす。「吼えろペン!!」の最新刊でもそうだけども、熱い漫画家と言っても島本和彦は外に向かう(敢えて言えば「他人を煽る」)タイプなのに対し、藤田和日郎は「まず自分が」という、良い意味なのか悪い意味なのかはわからないが、「まずは内に向かう」タイプの気がする。だから島本和彦の熱血は揮発性なのに対し、藤田和日郎はかなり粘着性の熱血なのだよなぁ。
 週刊チャンピオンの「虹色ラーメン」で、どっかで見た人が……いや、いつかは出ると思ってたけどさ、中谷内。「神の舌」VS「ラーメンバカ」の対決は実現するのか!?(いや、多分しないけど) あと、「カオシックルーン」のあのスクール水着はナニよ? いつの間にか待望の「摩擦係数0の恐怖!」掲載の二巻も出てたけど。
 ちょっと前のネタだけど 海保押収の覚醒剤、7割が北朝鮮製TBS )。そりゃかなりの数だとは思ってたけど、まさか七割にも上るとは……これは冗談抜きで本腰入れて対策するべき数字だと思うけど。
  ガンダムゲーム出荷累計一千万本突破GAMES )。え〜っと、LEDの「軌道戦士ガンダム」からの計上でしょうか、というのが気になる。
  捕鯨反対23ヶ国の抗議書Yahoo!hl )。そういうことは臨海していない国にも投票させるような真似をやめてから言えや。ゴルァ!
 石原都知事が、田中外務審議官の自宅に不審物を設置されたことに対し「当たり前」と言ったことに テロは悪い、と釈明産経 )。いわんとしてることはわからんではないけど、やっぱ誤解のないよう、言葉は選ばなきゃ.選んでもどうかという気もするけど。
  米国、人身売買問題で北朝鮮など3カ国を制裁措置へ産経 )。こういうのはあまり気にしてなかったんで、言われて見れば当然あるよなぁ、という感じ。実際、どのくらいのものなんだろう?
 今日は、件の9.11テロから二年。そうか、もう二年か、という感慨が強い。その与えたショックは言わずもがなだが、それでも少しずつ、それの影響は変質していっている気がする。特に米国とその他の国の温度差が出てきて、米国内での評価が他国からは分かりにくくなってきている気もする。大統領選やら北朝鮮情勢やら、そういった情勢の変化に対し、位置付けはどう変わっているのか。そう言えば「闇のイージス」で「9.11テロ」のエピソードが出てたっけ。
  米の“親密な同盟国"で日本が七位に急浮上zakzak )という記事を見ると、やはり複雑な感じはする。
 ところで「死者を侮るなかれ」はやっぱり読中。加害者も被害者も、追う者も追われる者も、深い傷を抱えてお互い交わりあう、この闇に塗りたくられたかのようなストーリー展開は読んでいて引き込まれる。


2002年09月11日(水) 旧暦 [n年日記]

カレー三日目

 昼は大須のインド料理店「 MIZAN 」のチキンカレー、夜は バルチックカレー 。今のところやはり飽きは来ていない。
 カレーを食いに行ったついでに(ついで?)いつのまにか名古屋でやっていた ゴースト・オブ・マーズ を見に行く。「殺生100万人」とかスゴイキャッチコピーが出てるんですが、冒頭で火星の移住人口は65万人って出てるんで、どう考えても数が足りないんですけど……
 それはともかく、映画の内容ははなんつーか、いつものカーペンター節。イキオイのある出だし、中だるみする中盤、ノリだけで単調なBGM……うーむ、数十年にわたり、ここまで同じものを作るというのはやはりすごい。誉めてるように聞こえませんか? スイマセン。でも今度の映画は一味違う! ナニが違うかというと、主人公が女! これで「カーペンターには女は描けない」とは言わせない? いや、やらせてることはまったくいつもと変わらないんですけどね。酒宴のナターシャ・ヘンストリッジは、実写版徐倫をやらせるんならこの人だと思いましたです。年齢的なアレは無理がありますが。しかし、西部劇(+SF+ホラー)フォーマットで、なかなか楽しめました。1.5点。
 実写版徐倫ってえと こんな人 が。イタリアのオタクちゃんもなかなかスゴイと思いますた。プロフィールを見ると微妙にミーハーなのが笑えますが。
 9/11は、あの事件から一年。いったいアレはなんだったのだろうと考えてはみるけど、答えが出るわけもない。直接の当事者ではない身なればなおさら。テロだの報復だのについて知った顔をして書いたところで、書くだけ自らの無知が空しい。なんなれば、ただ「この世に地獄は存在しうる」ということと、亡くなった被害者の冥福を祈りたい。


2001年09月11日(火) 旧暦 [n年日記]

実験失敗

 しかも最後の最後になって励起用ランプが出力不安定たあどういうこった。
 台風も名古屋をすかして東京に直撃らしい。こっちは全然「え? 台風?」という感じなので全く実感ないが、結構被害が出てるらしい。心よりお見舞い申し上げます。
 もう一つ、狂牛病が日本で初めて見つかったそうで。狂牛病ってのは異常なプリオンが摂取される事によって異常なプリオンが生成されつづけて、それにより死に至るという病気。BSEとかとも言われるのだけどね。これは人間にも伝染して、クロイツフェル・ヤコブ病とその場合は呼ばれてる(同じ病気だとは最初思われてなかったのだ)。普通は摂取したものが無害だったり、あるいは毒であっても増殖はしない。増殖するのはウィルスなり細菌なり、とにかく生物だというのが常識だったのだけど、有機物とはいえただのタンパク質が自己増殖する病原体になりうるというのは大変な衝撃だったわけっす。しかも熱に強いタンパク質だから焼いたり煮たりとかくらいではダメ。接触感染するわけではないけど、非常に根絶しにくい病気なのだ。広まったり、変なパニックにならないといいけど。
 とか言ってたらニューヨーク貿易センタービルと米国国防総省に同時テロ!? なんか悪い夢を見てるみたいだ…