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2009年04月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 仕置人再放送

 東海地区で必殺仕置人を再放送してるのに、今日まで気づかなかったよ……orz もう「閉じたまなこに深い淵」まで放送してるよ。いや、全話DVD持ってるから必要ないって言えばそうなんだけど。


2009年04月02日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなえり#13と屍姫玄#12

  みなみけおかえり #13「一緒だからね」。ある日曜の朝、目が覚めるとカナのベッドでチアキが一緒に寝ている。その後も離そうとせずいつも通り悪口を言いながらひっついてるのだが、聞けばカナが買い物に行ったきり帰ってこない夢を見たのだという。ハルカは友達と出かけ、日曜だというのにチアキがくっついていて外に出られないカナは仕方なしに昼寝をするのだが……

 最終回。つか、「みなみけ」の中心人物であるカナがいなくなったら……という不安に駆られるハルカとチアキ。だけど、いつものみなみけ通りゆる〜いオチ。悪くないと思うのだけど、2chのスレでは「無印>>おかえり>おかわり」という書き込みが結構多くて、順番には異存はないけど無印とおかえりってそんなに離れてたっけ? と思って、録画の無印最終回を引っ張り出してみたら……ええ、確かに無印、無茶苦茶おもしろうございました。ただ、それはそれほどストックがたまってない原作から比較的自由にチョイスして構成できたからと言う事情もおかえりには考慮してあげたく……いや、確かにそれを考えても第一期の構成は絶妙だったんですが。
 で、ちなみに今回も保坂オチでした。このオチはオリジナル(だと思う)けど、なかなかに絶妙w


  屍姫玄 #13「屍の果て」。光言宗の壊滅をもくろむ屍たち「七星」の策略により、街には屍があふれ、今また契約僧と屍姫の「縁」も断たれてしまった。マキナも旺里との縁を絶たれたまま、死なない「死そのものである屍」北斗に追い詰められるのだが……

 一部では「俺たちの戦いはここからだ」エンドみたいに言われてるけど、これはちゃんと終わってるよなぁ。「本当に死んでいる・生きていることとは」で、マキナは復讐の意味を失い、旺里に「静かに、穏やかに生きていけばいい」と言われ、一度は失った穏やかな生活に埋没することに心揺らがせるのだが、そのままでは「ただ存在し続けるだけの存在」になると、「生きる意味も知らずに死んだ」七星の北斗に、生きるということ、死ということを判らせることを目的とする。
 會川昇の説教オチ的なきらいはあるけど、「生の充実」ということをテーマにしてたとすれば、生の痛みも知らないままの北斗をひたすら殴り続けるラストは、生の痛みを知ったマキナがそれを北斗にも教えようということを「生きる」目的にしたということで、「生きることの充実」を示したように思えるのだけど。
 胸に迫る上手いオチかと言えばそこまで上手く行ってないけど、でもこれはこれで「既に死んだ存在である屍姫」と「生きてる人間」の違いは何か、に、ある程度の答えは示したように思える。
 すごく良い、とは言わないけど、ちゃんとテーマを設定して、ある程度きちんとそれへのオチを示したと思う。


2009年04月03日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回を見たもの3

  • マリア様がみてる4thシーズン――祐巳は、バレンタイン企画で祥子が譲るような形でデート権を得た瞳子とデートをすることに。そしてすべての誤解を悟り、自らの祐巳への思慕を認めた彼女から「妹にしてください」と告白されるが、同時にその返事はデートの後にしてくれと言われる。デートの当日、瞳子が祐巳を連れて行った場所は、彼女の祖父が地方で営業する病院だった。シリーズ完結編。まあ、「お互いの気持ちはみんな分かりきってるのに素直になれない」という、王道の展開でしたが、それをてらいもなく丁寧にやってたので好印象。最後、祐巳が瞳子を妹にする決意をして、そのビジョンを見せることで終わりにしたのも、余韻が残る上手い終わり方。
  • ソウルイーター――4クールに入ってオリジナル展開になり、原作の独特の「イッちゃってる感」がなくなったのは残念なのだけど、これはこれで上手い終わり方だと思う。特に、放映時間帯を考えれば。ただ、「二人で強くなっていく」存在だったはずのソウルが結局マカの成長のダシになってしまったことだけは残念だけど。退魔の波長とかマカの鎌化とかいろいろ出しておいて、最後はアレなのはアレだけど、アシュラの「なんだ、狂気と同じじゃないか」の一言で非常に収まりは良かったと思う。
  • 続夏目友人帳――カイは妖怪としての自分を忘れてるのかと思ったけど、そうではないので、いろいろおかしな部分はあるんだけど、まあ、人と妖怪、どちらも選べず、どちらも選ぶというのはこの作品らしい終わりだと思う。ぬるいと言えばぬるいんだけど。最後に、ニャンコ先生が貴志の元に来た理由、本心を明かすのはちょっとホロッと来た。
  • WHITE ALBUM――前半戦終了。美咲先輩の原作ルートは既に終わってるから、後半はその他のキャラになるのかな? まあ、メインの対抗馬はいずれにしても理奈なんだろうけど。美咲も脱落というわけではなさそうで、半年後にまたやるらしい続編でどれだけ引っかき回されるかだなぁ。
  • 源氏物語千年紀――源氏の君都落ちまで。萌え系ばかり氾濫してる中でこういうのを見ると安心できて良い箸休めになったのだけど、わりと中途半端なところで終わったような。第二期はあるのかなぁ。
 あと、最終回とは言いにくいけど、ヤッターマンとイナズマイレブン。どちらも時間帯を変えて放送継続。ヤッターマンは、ゴールデンタイム撤退だけど、野球中継やコナンスペシャルに潰されてひと月近いブランクが何度かあったことを考えると、こっちの方がいいかも。それに、二年目継続と言うことだろうし。
 イナズマイレブンは、神様チームも倒して、今度は宇宙チームらしいけど、その次は異次元チームとかかしらん? どこまで行くつもりなんだろう。あと、メインヒロインはマネージャーじゃなくどう見てもお嬢様だよな。
 それにしても新番組の予約してて思ったけど、「毎日母さん」とか「花咲ける青少年」「グインサーガ」と、放送してすぐの再放送多いな……って、 電脳コイル も7日からNHK-BS2で20:00〜再放送するらしい。これは本気でコンテンツ不足だな。

[その他] 北朝鮮のアレ

 考察、というほどの大層なこともないのだけど、現在受けてる印象を漠然と書いてみる。
 ミサイルか衛星か、ということであれば、衛星打ち上げの可能性が高いと思う。ただし、いずれにせよそれを軍事的な威圧に利用してるのはほぼ間違いない。判断がむずかしいところだが、もし「頭上を通るものがロケットだから看過しろ、ということを通してしまうと、それは日本、そして安保同盟国である米国の北朝鮮とのせめぎ合い上、かなり問題となる。個人的には他国領土内を打ち上げは避けるのは当然と思ってるので(君子は李下に冠を正さず)、北朝鮮のはロケットでもミサイルでも「撃ったら落とす」という態度は間違ってないと思う。つか、官僚、政治家が「ミサイルではなくロケットの可能性が高い」という認識であったとしても、「ミサイル」と断定してマスコミに公表、対応するのは、正直間違ってないと思う。
 むしろまかり間違って他国領土に墜落したら一番まずいと思ってるのは北朝鮮自身だと思う。それほど自信があるか、追い詰められてるか。金正男の発言も、幾通りか意図が解釈できるのだけど。
 ここまで言ってしまった以上北朝鮮もそう引っ込みはつかないだろうし、逆に日本も別の意味で引っ込みがつかない。落としどころは双方どう考えてるんだろうなぁ、という感じ。

[その他] ねとすた第二期一回目

 調子ノリノリ気味な白石稔と天の声とか「アキネーター」とかのネタも捨てがたかったけど、とりあえず野尻さん、仕事汁w


2009年04月05日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#8とディケイド#11

  シンケンジャー #8「花嫁神隠」。教会で結婚式を挙げる茉子。相手はなんと丈留。メンバーも参列して涙ぐんでいるが、これは全部演技。外道衆が結婚式場の花嫁ばかりを攫う事件が起こり、そのためのおとりだったのだ。しかし別の式場の花嫁が攫われてしまい作戦は失敗。もう一度おとり作戦を行い、今度は成功したかに思えたのだが、薄皮太夫にはその作戦がばれていて、花嫁たちを盾にして脅され、偽の情報を丈留たちに流してしまう。

 結婚願望が強い茉子の花嫁姿と、なんか過去に結婚関係で何かあったらしい薄皮太夫。太夫は打掛にこだわり、花嫁たちの悲しみを集めて自分のために打掛を作ろうとするのだけど……行き遅れ仲m(ry
 それと、新しい敵の登場か。はぐれもののアヤカシらしく、ドウコクの部下と言うことでもないみたいだけど、なんか仲間フラグ立ちまくりのような……一人だけ声が声優じゃないし。
 それにしてももう一人おとりとして入り込んでいた流ノ介に、茉子はひょっとして負けたんじゃ……「隠しきれない大和魂が!」って、まあ、元々女形もやってたから別に抵抗もないのか。


  ディケイド #11「555の顔、1つの宝」。由里にオルフェノクであることがばれてしまったタクミ。ラッキークローバーから彼女を連れ出して逃げるが、由里はオルフェノクであった彼を拒絶する。守りたかった者からの拒絶に、タクミは絶望してファイズギアを川に捨ててしまう。
 一方、スマートブレイン学園ではラッキークローバーが正体を現し、学生たちを皆殺しにし始めていた。その事を士から聞いたタクミだが、士は仕事を邪魔されたことに腹を立てた大樹によってライドブッカーを奪われ、機会を窺っていた鳴滝によって持ってきたファイズギアごと異次元に攫われ、リュウガに襲われる。
 タクミはファイズギアのないまま学園に駆けつけ、オルフェノクとしての正体を現してラッキークローバーと戦う。学生たちがタクミをも恐れ泣き叫ぶ中、たった一人由里たちを守ろうとして戦うタクミを見て、由里は……

 ファイズ編完結。ファイズギアを奪うことに執念を見せる大樹。しかし士の「ファイズギアより価値のあるもの」という言葉に惹かれ、異次元に攫われた士をリュウガから助け、一度は士から奪ったファイズギアをタクミに渡す。
 そしてタクミ。一度はファイズギアを捨てたものの、士の言葉に動かされ、また、由里たちの危機を聞いてファイズギアを失ったのにも関わらずラッキークローバーに立ち向かう。しかし多勢に無勢。傷つき、倒れながらも何度も立ち上がるタクミ。「自分が美しいと思ったものを、一緒に美しいと思ってくれる。それだけのことがどんなに嬉しかったことか」。タクミはそのために、由里の夢を守ろうと立ち上がる。
  東映公式 で白倉Pがかつて担当したライダーのパラレルワールドが展開されることに、複雑な気持ちを持つことを吐露してるけど、それでもあの巧や真理や啓太郎たちとは違っていても、あのファイズと同じものが確かにあることを描かれると、やっぱ嬉しくなってしまう。
 次はその白倉P初担当の「アギト」の世界。あのOPに出てきた壁画のような絵がシンボルっぽい。さらに、そこの世界の翔一は、「芦河ショウイチ」……津上翔一+氷川誠+芦原涼? なんかクウガ編で死んでしまった八代刑事が小沢番長ポジションっぽかったり、グロンギが出る世界だったり、更に世界観は混乱してるっぽい。つか、エクシードギルスキター!

[アニメ][特撮] 新番組いくつか

 そろそろ新番組が始まって幾つか見たので、感想を。
  • 毎日かあさん:第一回は一時間の特番。と言ってもアニメパートを芸人によるコーナーで水増しした構成だけども。一応ほのぼのなんだけど、ところどころ西原理恵子のドぎついネタが顔を覗かせて、子どもは気づいてるんだろうかというどきどき感がなかなか楽しいです。w でも、このお父さん、もうおられないんだよなぁ……
  • 戦国BASARA:原作ゲームは知らなくて、知ってるのは「もってけ!セーラー服!」をBGMにしたMADムービーくらいなのだけど、それのイメージとあまり変わらなかったですわw 伊達政宗が族っぽかったり、それはさすがにどうかと思ったりもしたけど、よく考えたら美少女化とかもっとアレなものがあるからこれくらいはいいのか。しかし幸村、信玄に殴られすぎ……
  • トミカヒーロー レスキューファイアー:レスキューフォースに続く第二弾。今度はレスキューフォース映画版に出てた世界長官役の藤岡弘も準レギュラーっぽい。前はヒーローものにも関わらず、敵を倒すことじゃなく災害から人々を守ることを押し出して、最後までそれを貫いたのを高く評価してるんだけど、今度は火災に話を絞ってる。普通のヒーローものっぽい設定の布石がひかれてるけど、さて、どうなることか。
  • 極上!!メチャモテ委員長:うわー。これは見てるのがつらい。3DCGによるアニメだけど、その違和感と、声優の棒さ具合があいまって、かなりキツイシロモノに。脚本もいいとは言い難いし、やっぱこの手の3DCGは頭身高いと15分以上は違和感がかなりつらい。
  • 真マジンガー 衝撃!Z編:サブタイトルが「大団円」ってなってるけど、いきなり最終回、というレベルじゃなく、カオスw のっけから初期永井豪が多用してた斜め四十五度のパースがバシバシ使われてて笑った。w 矢継ぎ早にキャラやら何やらが出てきて設定とかはほとんどまったく掴めなかったけど、そこらへんは次回以降を見てからか。
  • ジュエルペット:マイメロスタッフがメインなのかな? ヒロインが棒なのはマイメロからの伝統なのだろうけど、天然腹黒だったマイメロと違い、今度のパートナーはオチコボレでいい加減な魔法使いウサギのルビー。ルビーのボスであるラクマージョのテキトーさ加減とか日本の総理をアゴでこき使ったりとかのハッタリ具合とか、結構面白そうな感じ。
 他のもぼちぼち消化してます。


2009年04月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組いくつか2

 そういや最終回の感想で「とある魔術の禁書目録」を書くの忘れてた……まあ、いっか。(一番気になったのが、原作がさほどたまっていない「とある科学の電磁砲」アニメ化の報くらいだし)
  • 花咲ける青少年:樹なつみ原作のアニメ化。初回は原作者のインタビューも放映。って、もうそんなに昔だったのか。これまで何度かアニメ化等の話はなかったわけではないけど縁がなく、今回初めてのアニメ化で喜んでいるとか。「足下が見えていなかった若い頃だから描けた」というのは、いろいろ思わせぶり。本編は、遠藤綾が意外とクールな役を演じてて結構合ってる。
  • グインサーガ:こちらも初のアニメ化。キャラクターデザイン、作画は文句の付け所はないのだけど、なんだろう、「なんだこりゃ?」って部分も幾つか……今回のアニメ化はどの辺りまでやるつもりなんだろう?
  • 咲−Saki−:高校に入って幼なじみに麻雀部に誘われる咲。その麻雀部には昨年度中学生麻雀大会優勝者の和がいた。「家族で打ったことしかない」という咲は当然のように和に大敗するのだが、部長の久が咲が三回連続プラスマイナス0点で終了したことに気づく――ドキッ! 美少女だらけの麻雀大会。なんつーか、正直あんまりどんな話になるのか想像つかないけど、基本的にスポ根的部活ものなのかな? 牌さばきが演出過剰気味だったり、その都度解説が入って状況説明してくれたり、何気に親切。麻雀は知らないけど、しばらく見続けようかという気にはなる。
  • タユタマ-kiss on my Deity-:化け物の封印されていた塚を間違って壊してしまったら、化け物と一緒に化け物を封印していた神様が出てきたよ、そしてその神様はちっこくなって押しかけ女房になったよ、という一話。まあ、いかにもエロゲ原作な内容。元永慶太郎&上江洲誠コンビの新作なのだけど、School Daysコンビというよりは茜色に染まる坂コンビと言った方が正しそうだよなぁ、今回は。いや、School Daysでnice boat.になられても困るのですが。
 それはそうと、今日のメ〜テレ仕置人再放送は#11「流刑のかげに仕掛けあり」。仕置人中、というより、必殺シリーズ全エピソードでも屈指の好きな話なのだよなぁ。岡っ引きながらも大物の雰囲気ただよわす強烈なキャラクターを持つ悪役「鬼岩」に、二転三転しピンチに陥る仕置人たち、そして鮮やかな解決法。仕置人の真骨頂ですな。


2009年04月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 大丈夫か、ハリウッド?

  アニメ「フルメタル・パニック!」が実写映画化シネマトゥデイ )。……いや、ビバップやAKIRA、もう三十歩譲って獣兵衛忍風帳まではわからんでもないけど、フルメタって、ああた……いや、手当たり次第にコナかけてくってのはハリウッドは昔からなんだけど、ここまで手当たり次第になったか、という感じに。ハリウッド、大丈夫か?
  『ワンダと巨像』がハリウッドで映画化決定。壮大なファンタジー作品に…?Game*Spark )。こちらの方が、上手く作れば面白くなるような。カルト映画になるかもしれないけど。


  イタリアの地震 、M6.3ということは聞いていたけど、あんまり騒がれてる様子がなかったので被害はさほどでもなかったのかなぁ、とか思ってたら、かなりとんでもない事態になってる様子。 救援の配給に並んでる女性がみんな結構綺麗に着飾ってる朝日 )のは、ちょっと不謹慎ながらも「さすがイタリア」とか思ってしまいましたが。


2009年04月09日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組いくつか3

  • アスラクライン:ラノベ原作。原作は未読。で、感想はと言われると……とても困るなあ。えっと、主人公は一人暮らしで幼なじみの美少女の幽霊が取り憑いていて兄の知り合いだという眼鏡お姉さんが変なトランクを届けてきて学年一の巨乳美少女が警告してきて……何を書いてるかわからないかと思いますが、書いてるこっちが一番わかりません。w いろんな要素を詰め込むにしてもまとまりがなさすぎる。今のところ気になるのはOPで出てくる二挺拳銃をぶっぱなす眼鏡委員長風のキャラくらいか。夏目友人帳の後番なので、なんだかなぁ、となおさら思ってしまう。
  • Phantom〜Requiem for the Phantom〜:諸事情あって感想を書きにくいんですよねえ。同メーカー原作のデモンベインも、全話見たけど同じ理由で一度も感想書かなかったし。面白くなかったら感想書かずにスルーしようと思ってたんですが、監督が「ノワール」等の真下監督で、原作の雰囲気とは異なってるけど、様式美としてこれはこれで大いにアリ。今期で見たものでは、ジュエルペットと並んで面白いと思いました。(なんかこの二つを並べると微妙な評価のように見えますが、そんなことはありません)。ただ敢えて言うならアインがスパッツじゃなくミニスカだとか、アインの胸が主張がありすぎだとか、アインのつり目度が足りないだとか云々。
  • ヤッターマン:正確には新番組じゃないけど、日曜朝7時に時間帯を移して二年目に突入。今回からドクロベエの孫、ドクボンがレギュラーに加わって、ヤッターマンドロンボー双方を引っかき回すのだけど……う〜ん、完成してる関係に別の要素が割り込んできて、いまのところちょっととっちらかってる感じ。ある程度ポジションが落ち着けば、印象が変わるのかもしれないけど……
  • イナズマイレブン:こちらも水曜夜7時に時間を移して3クール目突入。OPとEDが変わったけど、前のOP・EDの印象が強烈だっただけに、悪くはないけどちょっとインパクト的には損してる気も。初回は一時間SPということで、前半は総集編、後半は新章突入の宇宙人チーム戦。いや、宇宙人って、頭大丈夫か? とか思ったけど、まあ、サッカーが出来るんならこの番組的には問題あるまい。しかし日本一の次は、世界一を通り越して宇宙一か。この一足飛び加減はなかなかに面白い。
 しかし今期も番組が多いのう。この中で化けてくれるものがあれば見てる甲斐もあるのだけど。

[必殺] 今日の仕置人

 今日は#13「悪い奴ほどよく見える」。家老の娘をさらって油問屋に立てこもった青年藩士。当初、その娘に振られた腹いせの反抗かと思われた。が、事件収集を押しつけられた主水から頼まれて油問屋に忍び込んだ仕置人たちが聞いた真相は、それとはまったく異なる、家老による民百姓を虐げ私欲を肥やす悪逆への反抗だった。
 善だと思ってた者、悪だと思ってた者がひっくり返り、思い詰めた青年の一途な想いは、仕置人たちが遂げるが、その結末はあまりにも……青臭いくらいの純真さゆえに青年に共感し、なんとか助けようとする錠に、青年の正義感にかつての自分を重ねつつ、その結末までも予見してた主水。青年の想いは果たさせたが、最後の家老の娘の見せる見下した表情が、勧善懲悪とはほど遠い結末。この幸せな結末にあとわずかで届かない隔靴掻痒感がピカレスクな快楽になる。


2009年04月10日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組いくつか4

 相変わらず魔の木曜日。
  • シャングリ・ラ:大量消費経済が崩壊し、二酸化炭素の産出、消費が経済の基幹となった世界。東京は二酸化炭素経済のために森に覆われ、一部の特権階級のみが巨大構造都市アトラスに住むようになった未来を部隊に、その施策に反対する反政府組織「メタル・エイジ」の次期首領として育てられた女子高生・北条國子の活躍を描く。っつーか、こないだ原作読みましたが、実に作者が行き当たりばったり。後半出てきていきなりキーパーソンになった涼子が最初から出てたりと、再構成はされてるみたいですが……原作がキャッチーな設定の矛盾を勢いと展開の速さで押し切るものだったので、さて、どうなるのか、という感じ。
  • アラド戦記〜ステップアップパーティー〜:MMORPG原作に当たりなし! ただしMaster of Epicは除く! と、使い回しのネタを。いや、MOE、あのグダグダさ加減は結構好きだったんですよね。何より高島雅羅の演じる萌えキャラなんて、あれくらいでしか見れませんでしたから。それはさておき、なんかいろいろ置き去りにされてる感はあるけど、基本ギャグタッチなのでわりと楽しんで見られるかなぁ、という感じ。まあ、展開によりけりですかね。
  • Pandora Hearts:え〜、すいません。文脈がわかりません。いや、話の筋はわかるんですが、何を誰に訴求させてるとかが、直感的にピンと来ないと言うか。多分、おっきいお姉さん向けなのかなぁ、とは思うんですが。作品の善し悪し以前に、完全に私が視聴者の対象外、ってことですね。いや、それ抜きにしても良い作品ではないとは思いますが。黒執事はなんとか耐えて見たんですが、これまでそこまで頑張ろうとは思いません。特に2クールとかって、あり得ない……腐女子ターゲットの商法がある程度確立しつつある、ってことなのかなぁ。
  • ハヤテのごとく!!:前シリーズは26話までで挫折しましたすいません。善し悪し以前に、まくし立てる場面で「ピー」「ピー」鳴り響くのが耐えられなかったんですが。内容が薄いのは、作者が自分の持てる武器を最大限に生かしてるのがわかって好感ではあるんですが(でも面白いかどうかはまた別ですが)。絶対可憐チルドレンはスタッフの悪ノリも面白く感じたのだけど、ハヤテは、イマイチ面白いと思えないのだよなぁ……ベタからほんのわずかはずしたところをやり続けるというのは、上手いとは思うのだけど。上手いかと面白いかは、ホント別なのだなぁ。


2009年04月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#9とディケイド#12

  シンケンジャー #9「虎反抗期」。丈留と流ノ介の稽古を見て感心する千明。丈留の腕ももちろんだが、流ノ介も負けず劣らずの剣裁き。だが、他のメンバーはそれは認めるものの、流ノ介の剣裁きが型どおりなことを指摘し、「どちらが強いのか」という千明の質問の答えを明言しようとしない。
 そんな時、新たなアヤカシ・ヒトミダマが現れる。ヒトミダマは先の大戦時はぐれていた虎折神をその術で意のままに操り、そしてシンケンジャーも操ろうとする。他のメンバーは異変を察知して攻撃を避けるが、逃げ遅れた千明が術を受けそうになるのをかばった流ノ介が代わりに攻撃を受け、ヒトミダマに操られてしまう。
 仲間と戦えるのかという千明に、丈留は本気で勝負をすること、自分に考えがあることを告げる。だが、常に本心を見せない丈留に、千明は心底信頼できず不安をぬぐいきれないでいた。

 三体目のオプション折神登場と、殿としての絶対的立場を崩そうとしない丈留と他のメンバーとの関係の、ちょっと改善。
 新しい折神は……虎はいいんですが、なんでドリル?
 これまで千明が一番腕が劣り、ことはがそれより上、茉子は不明で、丈留が一番腕が立つというのは示されたけど、これまであくまで裏方的な立場ばかりが強調されてた流ノ介が、意外にも丈留と同等クラスの腕と示される。でも、それは道場での練習試合の話。実戦の場の駆け引きではやはり丈留が一歩抜きん出ており、流ノ介に術をやぶるモヂカラを打ち込むことに成功する。が、それは流ノ介が術破りのモヂカラの威力に耐えられるかどうかの賭けでもあった。操られたことで自分を責め、自分には家臣の資格がない、と言う流ノ介に勝手に流ノ介の命を賭けたことを詫びる。
 今回、一応丈留と流ノ介の話なんだけど、視点はやはり丈留のことを信じて良いか迷う千明に寄っている気が。シビアな上下関係の意識を持つメンバーより、やっぱそっちの方が視聴者目線に近くできるのか。


  ディケイド #12「再会 プロジェクト・アギト」。新しい世界にやってきた士たちだが、テレビではグロンギ出現のニュースが流れている。「またクウガの世界に戻ったのか?」と思った士たちだが、クウガの代わりに出てきたのはメカメカしい外見の仮面ライダーG3-X……ここはクウガの世界と酷似したアギトの世界だった。が、G3-Xはグロンギを倒すものの暴走して甚大な被害を出してしまう。テレビではその記者会見で、警察のG3-X運用責任者が出てくるのだが、それはクウガの世界で死んだ八代刑事そっくりだった。「アネさん!」と、自分の世界の八代ではないのは承知で飛び出すユウスケ。後を追おうとした士も、自分の姿が今度は郵便配達員になってるのに気づく。そしてその手には「芦河ショウイチ」宛の転居先不明で未配の手紙が握られていた。
 八代の元へと向かったユウスケは、G3-Xのあまりの危険性に装着者が逃げてしまい、途方に暮れる八代を目にする。「アネさんにとって大事なものなら」と、G3-X装着者選抜に志願するユウスケ。だが、志願者の中に海東大樹の姿もあった。
 一方、手紙に書かれていた住所にやってきた士と夏美は、荒れ果てた屋敷にたどり着く。そこには転居したはずの芦河ショウイチがいたが、彼は手紙を受け取ろうとせず、自分に近づくな、出て行け、と冷たく言い放つ。そう言われておとなしく引き下がる性分ではない士はさらに食い下がるが、そこに怪物が現れ、ショウイチを襲おうとする。だが、その怪物はグロンギではなくアンノウンだった。
 ショウイチはなんらかの理由でアンノウンに襲われているらしいのだが、その理由を語ろうとしない。挙句、無理に押しつけようとした手紙をやぶってしまう。士はその手紙の内容を見るのだが、読み終わるや否や、再びショウイチの元へと行き、「俺がお前を守ってやる」と突然言い出す。
 その言葉に、ショウイチはあざけり笑いをすると「こんな化け物の俺を守るってか?」と、触手をまとった仮面ライダーの姿に変身する。

 アギトは平成仮面ライダーシリーズの第二弾として登場し、その世界観は「未確認生命体たちが暴れ回り、未確認生命体4号によりその事件が収束した後の世界」というものだった。これはクウガからの移行をスムーズにするためと、視聴率が振るわなかったときにはクウガを登場させる布石だったとか。が、結果的に視聴率も好調で、一部クウガのファンからも不興を買った。それもあって、「アギトの世界の未確認生命体はグロンギそのものではないし、4号もまたクウガではない」というパラレルワールド設定を公式に表明するということがあった。
 で、今回のアギト世界はオリジナルよりクウガ世界に近いものになってしまっているらしい。ライダー以外にも一部主要キャラはオリジナルのものをアレンジして登場させている。555の真理→555世界の由里のように。で、今回は……小沢番長ですか。orz しかも真面目でカタブツだった八代が。ユウスケは別人であるとはわかっていても、慕っていた八代のために出来ることがあるならとG3-X装着者に志願する。が、同じく何かを狙ってる様子の海東も志願し、圧倒的身体能力で正装着者の座を奪ってしまう。かろうじて副装着者として選ばれたユウスケは、八代のためにこの世界に残ると言い出すのだが、海東はいざ戦いとなるとG3-Xを脱ぎ捨て、ディエンドになって戦う。それを見たユウスケは、八代の夢であるG3-Xが無碍に扱われることに不満を隠せない。つか、ひょっとして今回のユウスケって、尾室ポジション?
 一方、訳ありの男・芦河ショウイチは、人と交わることを極力避けようとしていた。士が配達しようとしていた手紙にその事情がわかることが書かれていたらしいのだけど……手紙を読んだ士は、何故かショウイチを守ると宣言? だが、ショウイチはそれを拒絶してエクシードギルスに変身。手紙が八代からのものだとすると、ギルスはアギトになり損なった者がなる不完全なアギト、という設定だったから、G3-X→ギルス→アギトという三段変化をするのか? しかしG3、ギルスではなく、G3-X、エクシードギルスとは……確かにエクシードギルスは歴代のメインライダーの中で最も凶悪なシルエットだから仕方ないけど、すっかり悪役扱いだなぁ。

[アニメ] 新番組をいくつか5

  • クロス・ゲーム:あだち充原作。原作は未読。第一話からいきなりヒロインが死んだりと、ちょっとびっくり。つか、それ以前にあだち充作品が素直に面白いと感じるようになるとは……自分も年を取ったなぁ。(やたらと設定詰め込み式で地に足の付かない作品が増えたせいってのもありますが) のっけにヒロインが死んでどうするんだ、と思ったら、真のヒロインはその妹の模様。ただし、大好きな姉が主人公に取られたと思ってた子供の頃のまま、大きくなったようで。つか、ここでも戸松か。
  • 戦場のヴァルキュリア:PS3のシミュレーションゲーム原作のアニメ化。視点はヒロインの方寄りになってるようですが。ライフルの構え方とかが根本的に間違ってるわけじゃなかったので、まあ、いっかと。ただここでも、女性兵士(民兵)の軍服がミニスカートなのはどうかと。
  • 07-GHOST:よく理解できない(多分)大きなお姉さん向けアニメその2。主人公が群を抜いて才能を持ってるとか、クール系少年だとか、出生に秘密があるだとか、多分その辺が基本なのでしょうね。個人的にはそんなことはどうでもいいけど、軍服着てるのにちっとも軍隊でも軍人でもないのがアレ。
  • 夏のあらし!:「スクールランブル」の小林尽原作の少し不思議系マンガのアニメ化。原作は、正直「あずまんが大王みたいなものを」と言われて描いていたスクールランブルより、ずっとちゃんとしてると思う。ただ、コマ割りが古くさい気がするのだけど。これってわざとじゃなく、癖なのだと思うけどなぁ。それはさておき、「まりあ†ほりっく」に続いての新房監督の新作でもある。OPの悪ノリは相変わらずだけど、今回は外し気味かなぁ、と。話は、単発のドタバタ話を第一話に持ってきて、キャラ紹介およびおおよその世界観のつかみを紹介。キャラのデザインで時々女性キャラの縦横縮尺が間違ってるんじゃないかと思えた以外は、面白かったです。ただ、原作がまだ連載中なのと、どうシリーズ構成するかで以後どうなるかわからないのだよなぁ。


2009年04月13日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「いやさかえ」騒動

 麻生首相が10日、天皇皇后両陛下の結婚50周年祝賀行事で「弥栄」を「いやさかえ」と読んだことで産経新聞等が「誤読」と報道、でもその後「誤読じゃない」という指摘で謝罪なしに記事を削除したり、謝罪もそこそこに言い訳にならない言い訳をしたりというアレ。
 私は「弥栄」は地名とかくらいでしか知らなかったので、「いやさかえと誤読」という報道を見たとき、「いや(いよいよ)さかえ(る)って意味だから、日本語のルール的には間違ってないよなぁ。「さか」だけじゃさかえるという意味にはまずならないし。「いやさか」って言葉自体がいやさかえ」の「え」を省略したものが広まったんじゃないのか? 省略形の方が正式になったのかな? う〜ん」などと首をひねってたのだけど、やっぱおおよそその解釈で良かったよう。
 で、 この誤読関連で記事が消えたり訂正されたりする前のブログを検索する と、かなりの数が「弥栄っていやさかって読むんですね。知りませんでした。見たことのない言葉なので」とか、「いやさかえでも間違ってないよ」とかいうものなのだけど、やっぱりそれでもかなりの数「また誤読!」とはしゃいでるものがある。訂正してるものもあるのだけど、かなりの数そのまま放置してたり、実際に見に行くとこそっと消してあったり……ずいぶんと釣り針に引っかかったものだなぁ。
 それはさておき、真っ先にこの報道を流したのが産経というのもちょっと意外だったのだけど(産経は全体的に麻生氏擁護の方向性があると思ったので。まあ、同じ新聞社でも記者によってスタンスの違いは多々あるのでさほど不思議ではないですが)、その後、記事をこっそり消して謝罪・訂正がない、というのも意外。産経は誤報の訂正を結構迅速にするというイメージがあったので。(まあ、全部が全部ではないでしょうが) このへん、どういう話なのかなぁ、というのはちょっと気になる。
 しかし、コメント欄を開放してないブログは、訂正をきちんとすべきと思うのだけどなぁ。

[その他] え? なんで報道されないの?

 まあ、わかっててわざと言ってみたんですが。
  麻生首相ら、混乱のタイから脱出 予備機もフル活用産経 )。
 東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の会議に出席するため、タイ中部のパタヤを訪問していた麻生太郎首相は、反政権派による暴動のあおりを受けて、早々に帰国した。その際、民間機で事前に入国していた各省職員らも急遽(きゅうきょ)、一緒に連れ戻すなど、予備機を含めて政府専用機2機をフル活用するドタバタの「脱出劇」となった。

 「報道陣はこちらに乗ってください!」

 11日午後8時(日本時間同日午後10時)前、パタヤ近郊のウタパオ海軍基地。首相同行の記者団は、叫び声を上げる外務省職員に誘導されて専用機に乗り込んだ。本機に並んで駐機していた予備機には、タイに先乗りしていた省庁職員らが吸い込まれていった。
 省庁職員のみでなく、報道陣も政府専用機で迅速に退避させたとのこと。じっくり考える余裕があればいざ知らず、とっさにそこまで出来るってのは、正直自分も麻生氏を見くびってました。そういや、若い頃は結構修羅場をくぐってたんだっけ。
 さらにすごいと思ったのはここ。
 やっとの思いで乗り込んだものの、機内食は予備機の分まで準備されておらず、首相が宿泊先のホテルに手配してサンドイッチを差し入れる場面も。首相は機内で同乗の職員らに「取り残されなくてよかったな」と声をかけてまわっていた。
 普通ならパニックに陥って逃げるのに精一杯だろうに、そこまで気が回ってるというのが、よしんば事前に不穏な空気を察知してたとしても、びっくり。この脱出劇は、今のところ産経の記事でしか見てません。
 この記事そのものが私は知らなくて、某方に教えていただいたんですが、その方に麻生氏が帰国してすぐに何をしてるか教えていただいて更に唖然。
  小学生に交通安全訴え=麻生首相goo ニュース )。
 「じこがない そんなまいにち うれしいな」。麻生太郎首相は13日午前、東京都大田区の区立萩中小学校で開かれた「春の全国交通安全運動中央大会」に出席し、直筆の標語を児童の代表に手渡した。
 エエエェェェ!? 暴動の起こったタイから省庁職員および報道陣を引き連れ、脱出してすぐにコレですか!? この交通キャンペーンって、4/13のことですよ?
 正直、ちょっと想像を絶する。誤読だのなんだのと騒いでるマスコミって何なの?
 三月までのマスコミの盲滅法なバッシングに対しても、我関せずとばかりに目的の行動を行っていたのでもかなり見直したんですが、今回はそれに輪をかけてびっくりですわ。


2009年04月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ALL ABOUT EVE

  イヴの時間 っていう短編連作アニメがネットで配信されてて、面白い、って話を聞いてはいたのだけど、ふと見ると ニコニコでも1話から配信が始まっている のに気付いて(元々配信していたYahoo動画は公開期間が終わっていた)、#1「AKIKO」を見てみた。
 時は未来、舞台は、たぶん日本。ロボットが普及してかなり経ち、人間型ロボット(アンドロイド)が普及してまだそんなに経っていない社会。そんな社会でアンドロイドを人間のように接し依存するアンドロイド精神依存症(ドリ系)が社会問題としてマスコミに騒がれ出していた。
 主人公のリクオは家政婦アンドロイドのログを見て、買い物の最中にどこかに寄り道をしているのを知る。彼女はどこに行っていたのか、それが気になり、どちらかと言えばロボット嫌いの友人、マサキと共にGPS記録を元に彼女の行っていた場所に行く。
 ビルの通用口のような扉をくぐり、地下へ降りていくと、そこには「イヴの時間」という喫茶店が……一歩店内に入ると目に入ったのは「この店では人間とロボットを区別しません」という注意書き。ここではアンドロイドも目印である頭上のリングを消し、人間もアンドロイドも外見的にはまったく見分けが付かず、またお互いそれを詮索してもいけない、という、特殊なルールの場だった。
 この喫茶店「イヴの時間」を舞台に人間とアンドロイドの短いエピソードが描かれていくのだけど……アンドロイドは音声コマンドによって入力された命令に忠実に従い、無表情、無感情なのだけど、多くの人間は「機械」と割り切ってる中、たまにその外見があまりに人間と同じなために割り切れない者もいる。主人公リクオもその一人。リクオは他の人がアンドロイドをどう思ってるのかを知りたくて、店の客の一人に「どうしてこの店に来てるのか」を聞くのだけど……
 オチは想像しなかったわけではないけど、描き方が秀逸。その事がわかった時点ではちょっとホラーっぽい雰囲気もあるけど、でもその後でそうではなく、コミュニケーションの話であることが描かれる。つか、人間と架空の存在であるアンドロイドの共存の思考実験SF的な見方も出来なくはないけど、ファンタジー的な部分も多く、これって結局「人間同士の、普遍的なコミュニケーション」が根本にあることに気付かされる。相手が何を考えてるかわからない、相手は自分と違う、違う相手と触れあうのは怖い……わからないけど、でもそこから一歩踏み出せば相手のことが見えてくるかもしれない、ということを提示している。
 これは寓話としてもSF系の話としても、演出的に見てもクォリティたけえ。
 ちなみにリクオの姉はエロい。


2009年04月15日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組をいくつか6

  • クイーンズブレード:ネット配信。なんかいろいろと聞いてましたが……ネット版では温泉地でもないのに湯気がw いや、「攻撃されると脱げてきわどいショット」はオリジナル通りなんですが、モロ出されるのもなぁ……一応原作発売初期の主要キャラメインに進んでいくのかな? でもイルマは雑魚っぽいですが。
  • 初恋限定。−ハツコイリミテッド−:ネット配信。河下瑞希原作の連作的恋愛マンガのアニメ化。個人的には「BLE○CH」とか「ONE PI○CE」とかより情報量が多くて好きだったんですけどね。それはさておき、これはかなり頑張ってるなぁ、という評価。QBとちがって、まっとうな意味で。やっぱ中心は中学生グループらしいけど、高校生グループも出てくるようなので安心って言えば安心かな?
  • 涼宮ハルヒの憂鬱:「アニメ第二期」「第二期改め再アニメ化」の京アニの釣から早何年? 再放送なんですが、全28話だそうで、おそらく第一期に続けて新作の第二期の分をやるのでしょう。まぜこぜにする可能性はまだあるけど。その間にいろいろありました。「監督の域」とか鷲宮商工会がぶいぶい言わせたりとか、絵で話が進まず台詞で話が進むアレとか。どうも基本的に今度は時系列順に話を流すらしいけど、作画とか演出とかはともかく、今見ると、やっぱ時間が経ってるなぁ、という部分もある。OPで「ここ音程伸びてないなぁ」とか「あ、ここ音はずれてる」とか。いや、この時より声の方々は成長することこそあれ、劣化してるわけではないですから、今と比べるとやっぱアラは見えてしまうもの。おそらく今度こそ「消失」をクライマックスエピソードに持ってくるのだろうけど、「また京アニの釣りか」と言いつつも、どんな釣りを用意してるかワクテカしてる自分もいたりする。

[その他] 北野誠がほされてるとか

 なんか、サイキック少年団の発言が元で、テレビ、ラジオ問わず一斉に降板をしてしまったとか。いろいろ憶測が飛び交ってるし、「干すのではなく、問題をやりすごすためにとりあえず露出させないようにしよう」という意図だとか、あと今回の発言だけが理由じゃなかったみたいな報道もされてるけど、いずれにせよ何かトリガーとなる存在があったのでしょうね。単にコップにしずくが垂れてある一滴でこぼれた、ってことじゃなく。
 そのトリガーが何かはわかりませんが、北野誠はその悪口がウリなのだから、度量の小さいことだなぁ、と思う。たとえばゲンダイがいろいろ書いたところで真面目に受け取る人がどれだけいるのか、と思うし、ゲンダイがいい加減なことばかりを書くからと潰されたら、それはそれで悲しい。もっともその他の理由でつぶれる分には知ったことではないですが。w
 しかしこんなご時世なのだから、問題発言と思われるところとかが流出してても良さそうなものなのだけど。


2009年04月16日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 痴漢冤罪とか

  痴漢裁判で逆転無罪の防衛医大教授「胸がすく思い」産経 )。以前、一度だけ通勤中にそれっぽい現場(痴漢してる最中ではなく、女子高生が駅員を呼んで男の人を指さして何か言ってた現場)に出くわしたことがあって、それが本当なのか誤解だったのかはわからないんですが、否応なく満員電車で通勤の身としては、これは考え出すとかなり真面目に怖い。もし自分がその身になったら、「運が悪かったね」で済ますにはちょっとダメージが大きすぎるし。とは言え、無論だからと言って痴漢被害の女性が泣き寝入り、ってのも良いわけはない。じゃ、どうするのがいいか、というと抜本的解決法なんてなく、お互いの一般良識を期待するしかない、という状況なワケで。
  明日は我が身!?痴漢えん罪を回避する5つの極意zakzak )なんて記事が出てくるのもわかる。でも、これでも万全じゃないというのがアレ。個人的には両手が必ず何かでふさがってる状況は作ってますが、鞄を押しつけてきたとか言われたら……って、鞄押しつけてそもそも何が楽しいんだ? まあ、世の中にはそういう嗜好の人もいるかもしれないし、やられた女性がイヤなのは間違いないでしょうが……いっそのこと、ハンブラビ法よろしく、痴漢されたと主張する女性は相手の男性を逆に痴漢しても良いとするとか……ああ、ダメだ、それは逆にいろいろとダメだ。


  なぜ日本文化は変な外人ばかり惹き付けるの?【海外掲示板】誤訳御免!日本視覚分か研究会 )。別に日本がロリとかエロとかそんなばっかなわけではないのですが……何十年か前までは、洋物のエロとかがかなり重宝されてたわけですし。その頃より規制がゆるくなったとかはあるにしても、要は「どこを禁忌とするか」とかの意識の違いの上に築かれたものと、あと、「他人のものはとりわけエキセントリックな部分ばかりが目に付く」ってことでしょうね。でも、なんかそのエキセントリックな部分しか目に入ってない人が、夢中になる人も引く人も多そうだってのが……
 あと、日本文化の他の部分、侍だとかに興味を持つのが本当だ、と本流ぶってる人もいますが、昔に比べればおそらく英語等のそれ関係の書籍も増えていると思いますが、「侍の精神」とか言ってる時点で結構ミーハーな気が。

[アニメ] そらかけちょっとだけ

つつじ「良く聞きなさい、ベンケイ。人間はね、自分のプライドを投げ打ち、ドロをすすってでも生き延びなければならないの」
ベンケイ「だったら、普通にこの船に乗せてくれるように頼めば……」
つつじ「わかってないわね、ベンケイ――そんなの私のプライドが許さないわ!」
ベンケイ「お前の言ってることはさっぱりワカラナイ!」
のやりとりは不覚にも笑ってしまった。


2009年04月18日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組をいくつか7

  • けいおん!:ぼーっと生きてきた主人公の唯は、高校入学を契機に何かを始めようとしてたのだけど、やっぱりぼーっとして4月が終わろうとしてしまう。そこで門を叩いたのは、担任の会話を小耳にはさんで知った、部員が集まらずつぶれかけの軽音部だった。が、唯は楽器を弾けないどころか、軽音部がどんな部活かも知らなかった……京アニ期待の新作。まあ、バンド始めようとして打ち合わせしてないのに全員楽器がばらばら、それも全員ギター以外、というのはファンタジーなのだけど、まあ、それはそれ。相変わらずレベルの高い作画なのだけど、なんだか微妙なもっさり感が。フェチっぽいこだわりが演出に見られないというか。面白いことは面白いけど、世間での評価は大分京アニブランドによるものの気がするなぁ……ところで平沢唯って、「平沢進」のもじり? 他のキャラも元ネタいるのかな?
  • 蒼天航路:王斤太作の、曹操を主人公にしたぶっとんだ解釈の三国志のアニメ化。原作の連載が開始したときには「あのGONTAが、歴史大作とは……」と思いましたが、話が進むと、やっぱGONTAはGONTAだったというか更に輪をかけてGONTAだったというか、なんかそんな感じ。BSアニメ夜話で取り上げられていた時にも「一枚絵的な作画」と指摘されていて、あの決めゴマの独特なポーズの動きをどうするのかというのが気にしてたポイントなのだけど、OPの動き、特に民衆を前にした劉備の動きだとか夏侯惇のポーズだとか、おそらくCGと組み合わせてるであろう作画も、原作の雰囲気を崩さないようにかなり頑張ってる。これはかなり期待かも。
  • 東のエデン:卒業旅行でワシントンD.C.に来た森美 咲。彼女はそこで全裸で現れた奇妙な青年と出会う。だが、彼は過去の記憶を失っており、携帯と、怪しげな武器と、偽造臭いパスポートのみを持つ、世界の命運を決めるゲームのプレイヤーの一人だった……事前情報何もなしに見たけど、これはちょっと予想外の収穫かも。最初、エキセントリックなキャラである朗以外は少し技術が進んでいるだけのちょっとだけ未来の話かと思ったら、ラストにいきなりミサイルが東京直撃とかやってるし。いや、絶対狙ってこのタイミングでやったわけではないだろうけど。この奇妙な世界がなんなのか、キャラも魅力的だし、かなり面白そうな予感。
  • 忘念のザムド:PS3でネット配信されていたSFアニメを地上波配信。戦後の日本を思わせる、大国の管理下に置かれた先端島、宗教指導者によって扇動されたテロ、とここまでだと戦後構造と911以降の云々カンヌンとなりそうだけど、テロは無差別な殺戮が目的じゃなく、ある存在を生み出す意図の元行われている様子。ただ、なんかエウレカセブンの悪い部分を集めた感じになりそうな気もするのだよなぁ……不思議な世界観とかは結構好きなんだけど。


2009年04月19日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#10とディケイド#13

  シンケンジャー #10「大天空合体」。すべての折神が揃って喜ぶ丈留たち。さらにじいの言うところによると、シンケンオー以外の三体の折神が合体し、「ダイテンクウ」になるという。そのため、三体の折神の搭乗者を割り振られるが、実力から考慮されて丈留、流ノ介と、モヂカラの扱いが巧みな茉子の三人に決まる。それを聞いて千明は自分が選ばれなかったことに悔しさをおぼえ、何時になく特訓に身を入れる。
 それを好ましく捉えていたシンケンジャーたち、とりわけじいだったが、新たに現れたアヤカシに流ノ介と茉子が追加ディスクを使おうとしたとき、千明は何を考えたか茉子の持っていたカブト折神ディスクを奪い、勝手に使おうとする。が、モヂカラの不足のせいでディスクは発動せず、結局アヤカシを逃がしてしまうことに。そのことをじいから激しく叱責され、ショドウフォンまで取り上げられた千明は、腹を立てて志葉家を飛び出してしまう。

 戦隊物は目的も主人公たちの立場も最初からはっきりしてる分、序盤部分の成長がライダーとかより描き易いよなぁ。とは言え、今回の千明は流石にあかんでしょ……無論、それは邪魔をしようとしたのではなく鍛えた自分なら使えるかもしれないと思ってのことなのだけど。まあ、じいが怒るのは当然かと。
 とは言え、高校を出たばかりの子供。千明も自分の力を高めようとしてのこととわかってはいるじいは、内心言い過ぎたのかと後悔する。それを、丈留に指摘されるも、「皆を一人前にするのも自分の使命」と頑固ぶりを発揮する。しかし、「全員モヂラカが異なるように、自分と同じようにしてもそれがいいとは限らない」と丈留に言われてしまう。その言葉にやり方を変えることを決意したじいは、千明にモヂカラの根本、自分の力の具体的なイメージを持つようにヒントを与える。
 って、それって要は無茶苦茶初心者扱いってこと? まあ、基礎を知らずに扱っててもそこそこ扱えてたってことは、それだけ地力があったってことかもしれませんが、う〜ん。
 次回は、志葉家の者が持つ、何かの秘密をめぐってドウコクと十臓が本格的に対立、三つ巴になるらしい。まあ、十臓はそのうち味方になるんだろうけど。


  ディケイド #13「覚醒 魂のトルネード」。エクシードギルスにベルトをはずされ、生身のままデルタのルシファーハンマーを受けそうになった士だが、直前でユウスケに助けられ、事なきを得る。だが、エクシードギルス=芦河ショウイチはこれに懲りて自分に関わるなと譲らない。その場でただ一人事情のわからぬユウスケだったが、その男が八代が必要としている男であり、前G3-X装着者だと聞き、激しく動揺する。
 一方、新たな敵、アンノウンの出現に、G3-Xのさらなるパワーアップの必要性を説明する八代。彼女はその存在を予期して開発していたG4チップを使おうとするのだが、大樹の目的はそのG4チップだった。チップを奪って逃げようとする大樹に、八代の想いを踏みにじられまいとかじりついて逃がさないユウスケ。だが、八代はG4チップを自ら破壊してしまう。「本当に大事なものは、そんなものじゃない」そういう八代の言葉に、大樹はさらに価値のあるお宝とは何かを見極めようとする。
 その頃、光写真館ではショウイチを守るという士の言葉に、夏美たちが目を白黒させていた。士は人類の進化を止めようとするアンノウンに、人類の次の段階である「アギト」に目覚めかけたショウイチが襲われていることを八代の手紙で知ったのだった。ショウイチが殺されれば八代が悲しむ。そんな八代の悲しむ姿を見れば、きっとユウスケも悲しむ……そう思ってのことだった。
 だが、ショウイチはあくまで暴走する自分の力から人を遠ざけようとし続けていた。そんな彼に、もう一度G3ユニットに戻るよう、ユウスケが説得を試みる。

 上手いことまとめたなあ、という印象。八代は小沢であるだけじゃなく、部分的に真魚でもあったのか。いや、その真魚の中の人は、次の電王編でも出てくるのかもしれないですが。
 アギトの主人公翔一は、「みんなの笑顔を守るため」と言っていたクウガの後を継いで「みんなの居場所を守るため」というのを戦いの理由としていた。映画版では「真魚ちゃんの笑顔が、俺の居場所だ!」とも言っていた。
 この世界のショウイチはアギトの力に目覚め、自分の居場所を見失い、居場所であったG3ユニットから姿を消した。一方ユウスケは、パラレルな世界の八代の笑顔を守ろうと、そこにいようとした。だが、そこは本当のユウスケの居場所ではなく、そこには本来別の誰かがいるべきはずの場所……それがなくては八代は本当に笑顔にならないと察したユウスケは、ショウイチに、八代の待つG3ユニットこそが彼の居場所だと訴える。
 そして、アギトの力に目覚めつつも、人間として生きていくことを決めたショウイチは、ギルスではなく完全な力を持つ姿・アギトとして覚醒。ディケイド、ユウスケの装着したG3-Xと共に戦う。
 いや、正直エクシードギルスの方が素のアギトより強いと思いはするんだけどさ。でも「DEEP BREATH」をBGMに喰った弁当で最終パワーアップ、よりは、まあおかしくはないかも。
 その他、ショウイチに、最終回の誠の台詞「俺は、ただの人間だ!」を言わせたり、やっぱりあちこちくすぐりがあるなぁ。アギトの変身したトルネーダースライダーモードにディケイドとG3-Xが乗るのは、スペシャル版の冒頭の部分からだろうなぁ。
 結局、大樹はお宝は目の当たりにするものの、盗める物ではないと次の世界へ。アギトとしてアンノウンと戦うことを決意したショウイチは再び八代の待つG3ユニットに。それを見極めたユウスケは、満足そうにアギトの世界に別れを告げる。
 次は電王の世界。脚本は小林靖子で、映画との連動回らしい。でも、「この世界はもう終わってたんだな」ってのは、良太郎はもう電王にならないってことなのかなぁ。他のキャラはなんかオリジナルっぽいですが。


2009年04月20日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回を見たもの4

 多分これで今期最後。
  • 地獄少女 三鼎:前半、逆恨み系の話が多く、正直見るのが苦痛になって視聴継続をどうしようか迷ったのですが、折り返しから話が急転。「ゆずきがあいの次の地獄少女」という話になって、地獄少女とはどんな存在か、という、意味づけの話になっていって、特に終盤辺りは面白かった。
    毎週見せるシリーズものとしてちょっとこの構成はどうよ、というのもないではないけど、全部見てからだと全体的には好評価です。
    ところで気になるのは、はじめちゃんは一体どうなったんでしょうか?……シリーズ最大の謎?
  • 鉄腕バーディーDECODE:02:リュンカ事件の後、結局悲劇は悲劇を再生産する、という悪循環の中、その中の核がバーディの幼なじみだったことで、バーディは命令通りにこなしてきた任務のように解決ができなくなってしまう。
    ナタルへの感情が恋だったかどうかは微妙だけど、割り切れない感情というものに直面してしまったバーディーの成長ものではあったと思う。作画的に動画優先で簡略化された部分が今シリーズは何度かあったけど、個人的には特に問題とは思わなかった、というかラストバトルは「ノエイン」には及ばなくとも想像力の限界に挑戦した表現だと思う。
    そういえば中杉さん、原作にも出てたなぁ……
  • 明日のよいち!:え〜……最初から最後までまったく感想も方針もぶれることがありませんでした。ある意味では立派、かな?
  • ミチコとハッチン:主人公(?)のミチコが当初期待した「なんでもパワフルに正面突破する」ってキャラじゃなかったのが肩すかしと言えば肩すかしだけど、「逃げた男を追う」ということにがむしゃらに突き進んで行き、その途中でそのヒロシを知らず神格化してたことをうすうす感じ取ってしまい、でも旅でハッチンとの間に絆が生まれ、旅の目的がヒロシではなくハッチンに切り替わっていったのは、やっぱこういうの好きだわ、という感じ。
    ハッチンがその後賢く幸せに生きられたかというとそうでもなく、なんだかヒロシたちの二の轍を踏んでるのは現実的だけども、その中でもミチコとの旅が綺羅星のごとく生き続けてるってのは、なんかやっぱり良い。


2009年04月21日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他][特撮] ガンバライド必殺技集

 思わず見てしまったわけなんですが。 仮面ライダーバトル ガンバライド−必殺技集趣味は無料ゲーム 様)。やっぱクリムゾンスマッシュはかっけーのう。アクセルフォームクリスマは更にカッコよし。つか、クウガがやられ役なのが多いのは、ちょっとどうだろうとは思ってしまう……
P.S.ブレイドの必殺技、ライトニングソニックでかけ声が「ウェーイ!」なのは、狙ってるのだろうかと思ってしまう……

 動画投稿サイトネタというと、 Susan Boyleさん の件が、各新聞で取り上げてるのにちょっとなんだかなぁ。いや、Susanさんの歌声はすばらしいんですが、新聞の取り上げ方が「Youtubeでこれだけのアクセスが」ってもので、主役はSusanさんじゃなく、Youtubeみたいに感じたもので。これだけネットが広まっても、ネットで話題は珍奇な話題っぽく取り上げられてしまうのかなぁ、と。


2009年04月22日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 仕事が進まんw

 いや、仕事をしてないってことじゃなく、優先度の高い別の仕事が連続で割り込んできまして……それはそれで必要なんだけど、本来の仕事が進まないのは、わりと本末転倒のような。
 
 20日のニュースだけど。 懲りない伊首相また失言 黒人牧師らに「いい色に焼けて」産経 )。ベルルスコーニ首相だからなぁ、で終わりそうな気もするけど、これに比べて日本のマスコミの切り貼りでの失言報道のレベルの低いこと。天然自然の失言だから面白いというのに!(そういう問題じゃない)
 日本じゃ 誘導質問をあっさり見破られてけんもほろろに扱われる産経 )のがオチだものなぁ。

  民主党の鳩山由紀夫幹事長の公式Webサイトに不思議な誤字多数Internet Watch )。マジレスすると、手書き原稿をOCRで読み込んで誤認識されたんじゃないでしょうかね? とネタにマジレス状態。今更このくらいで騒ぐ気にもならん……

  盗用疑惑TDL本の出版社長を直撃 「無断引用」認め謝罪産経 )。けど、「 その上であらためて「盗作ではない」と主張し、「この本で伝えたいことの意義が変わるわけではない」と同書の販売を続けることを明らかにした。」。いや、そもそも「無断引用」って言い方自体が「?」なのですが(引用は無断で行うのが問題ないもの。更に、出典の明記がなされていない時点で引用の用件を満たしていないので引用ではありえない)。「(無断)引用だから、盗作(著作権侵害)じゃない」ってこと? それは無理があるでしょ。もっと言うと、件の元の文章はディズニーではなく「地元の遊園地」ということで掲載されていたらしい。( 読売新聞記事 参照)。全然ダメじゃん。それに元の文章と勝手に変えるのも引用の用件満たしてないよ。「感動」はニセモノによってももたらされるので、「実話」系の話にはちょっと注意しましょう。的な話?


2009年04月24日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] バスカッシュ面白い

 東海の新作アニメは今晩の「リストランテ・パラディーゾ」で最後なので、一本だけ別なのもアレで明日待ち。

  首相は傲慢? 番記者の取材で加藤幹事長イザ! )。まー、一理なくはないのですが、相手の態度がひたすら言葉尻を捉えて文脈無視で都合良く切り出せる言葉を引き出してやろうという態度では、麻生氏の気持ちもわかるというもの。狙ってきた質問を逸らすのも一つの手。小泉氏は誤解のしようのない単純な言葉で返すというやり方をして、「単純なことしか言えない」みたいなことも言われてたけど、マスコミのやり方を見ればなぁ……加藤紘一氏は 先日も番記者への態度にもの申したらしくイザ! )、番記者制度でいろいろやってきたであろう人にとっては、こういうのはなじめないのかもなぁ。

  【鳩山幹事長会見詳報】「(永住外国人の地方参政権は)愛のテーマだ。付与されてしかるべき」産経 )。愛って……到底本音とは思えませんが、本音だとしても、つか、むしろ本音だとしたらかなりヤバイ人のような。
 ちなみに韓国での永住権の資格、取得邦人の人数についてはちゃんとしたデータが見つからず……ただし、 外務省のデータ で「永住者」は、平成20年度で2903人だそうで。これは婚姻等で永住権を受けた日本国籍所持者も含めているらしいのですが、いずれにせよこれは相互主義にするにはバランスは悪いですわな……(在日韓国人・朝鮮人の場合の永住者は こちらの報告 (外国人登録統計)によると、永住権、特別永住権両方含め、47万人(個別の国籍のデータはすぐにみつかりませんでした)だそうで)
 あと、気になるのは男女比。在韓邦人の総数自体が男8566人と女14901人と女性の方が多いのは確かなのですが、永住者は男186人、女2717人……十倍以上の開き。ざっと他の国を見てみましたが、女性の方が多い国も多々あれど、これほどの開きはありませんでしたわ。え〜っと、これってまさか、例のアレのせい? なんだかオラ、ちょっとガクブルしてきただ。


2009年04月25日() 旧暦 [n年日記]

[その他] すがすがしいほどのクズ人間

 ちょいと見かけて思わず読みふけってしまったのが うちの母ちゃん凄いぞワラノート )。中学生の時に父親が作った借金のため、家族崩壊した>>1(通称クズ子)。ストレスから詐病、それがこうじてホントにメンヘルになって発作的に自殺未遂。そのため高校受験にも失敗し、ニート化。親は協議離婚、兄は高校卒業後家計を助けるために進学せずフリーターになり、幼い妹は環境からのストレスで登校拒否に陥る。けど、そんな家族を支えたのは、ただの主婦だったはずの母ちゃんだった。
 家族のためにとしたいこともせず、文字通り寝る間も惜しんで働く母ちゃんは、パートから正社員、主任、課長とあれよあれよと出世。そんな母ちゃんの凄さと、スレ住人から愛される>>1のクズっぷりの落差を楽しむスレw
 いつ釣り宣言のコメントが出てくるかと半ば期待してもいるのだけど、最初の方で「釣りじゃない」宣言が逆にされてる。実話なのか? >>1の妙にリアルなクズ思考ぶりを見てると、そうなのかもしれん。

[アニメ] 新番組をいくつか

 多分これで今期最後。
  • バスカッシュ!:未来の地球のような惑星「アースダッシュ」を舞台に、主人公が「ビッグフット」というアメ車に手足が付いたようなロボットで行われるバスケ「ビッグフットボール」でなんかするアニメ?
     主人公のダンはゴミためのような街で、「ダンクマスク」としてビッグフットボールの街頭中継を邪魔して混乱を起こし、その騒ぎに乗じて仲間が壊れたテレビとかの部品を盗むコソ泥稼業なんかをしている。それは単に金のためではなく、昔、事故で妹ココの足の自由を奪ったビッグフットへの復讐という意味もあった。
     けど、それが謎の少女ミユキと出会い、カスタムアップされたビッグフットに乗せられたことから事態が変わる。そして、テレビではカメラワークやCGでの演出で派手に見せかけていたビッグフットボールの実際がレベルの低い、バスケとは言えないものだと知ってバスケが好きなダンは憤怒。ビッグフットで試合に殴り込み、「本当のバスケ」を見せつけ競技場ごと試合を滅茶苦茶にしてしまう。結局つかまり、一年の懲役を食らった後、出てきたダンを待ってたのは、街中でボールをドリブルするビッグフット……ビッグフットボールをぶち壊そうとしていたダンの思惑とは逆に、あの試合のダンのプレイでビッグフットボール人気に火がつき、あまつさえダンは「伝説」に……
     SFバスケ物っぽいということくらいは事前に見てたけど、ほとんどノーマークに近い状態で見た中で、かなり好み。中学校時代バスケ部だったってのもないではないんだけど。きらびやかな月面都市を見上げるしかできない、ゴミためのような街でくすぶるしか出来ないダン。粋がってはいるんだけど、溺愛する妹(某誌によると「ツンだけ妹」)の障碍やらなんやらで結局それはビッグフットボール嫌いに向かうしかない。多分、ビッグフットボールで月面都市を目指すって展開になるのだろうけど、とてもわかりやすい構図には違いないけど、個人的にかなりツボですわ。これは楽しみ。
  • リストランテ・パラディーゾ:これも事前情報ほとんど見てなかったんですが、まさか老眼鏡ウェイター萌えのアニメだったとは……
     母の再婚相手が、バツイチはイヤだからというので子供はいないと嘘をつくために田舎の祖父母に預けられっぱなしになってたニコレッタ。その復讐のために今の母の夫に本当は子供がいるとばらそうとローマにやってきたのだけど、その夫が経営するレストランは、極上の料理と、老眼鏡紳士が出迎えてくれる場所だった。奥さん、いやどんな趣味してるんですかw
     この設定にちょっと度肝を抜かれたのだけど、原作者オノナツメの相変わらずの洋画のような雰囲気は、やっぱこの人ちょっと並外れてるわ、と思ったり。人生の機微を知り尽くしたはずの老人たちの、少女(なのか?)の逆ハーレム状態なのだけど、なんてマニアックなのか。設定だけでなく話も面白そうだから、期待。


2009年04月26日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#11とディケイド#14

  シンケンジャー #11「三巴大騒動」。十臓の態度が気になったシタリは、志葉家のことを調べ、志葉家は代々アヤカシを封印するモヂカラを使えることを突き止める。ドウコクが封印されたのもそのモヂカラで、もしそれが完全に使えれば、ドウコクを二度と復活できないようにすることもできるという。
 そのような大事なことを隠され出し抜かれたドウコクは怒り、シンケンレッドを倒そうと本腰を入れる。
 一方、シンケンジャーたちも志葉家代々のモヂカラの話を聞かされ、丈留を皆で守ろうとするのだが、当の丈留は「余計なことはするな」と冷たい態度。仲間が自分のために命をかけるなど、丈留には重すぎる負担だった。
 そんなとき、ドウコクの命令を直々に受けたアヤカシ・ウシロブシが現れ、丈留を襲うのだが、流ノ介とことはが庇い、二人は大けがを負ってしまう。

 これまで丈留が隠してたことがこれか。もし自分が対ドウコクの切り札だと知られれば、仲間は自分の命を省みずに自分を守ろうとする。だから黙っていたのだろうけど、ドウコクにそれを知られ、攻撃が激しくなったために隠し通すことができなくなってしまう。
 案の定、忠義に篤い流ノ介を筆頭に、それが世界の平和を守ることにつながるということもあって、皆は丈留を守ると言い出すのだけど、それが重く感じる丈留は冷たく突き放すしか出来ない。
 さらにウシロブシと、純粋に件の勝負をレッドとしたい十臓が加わって三つ巴の戦いに……勝負は一時お預けとなるけど、アヤカシのウシロブシだけでもかなり強く、強敵二人を相手にかなり劣勢。シンケンジャーのメンバーの関係がまた微妙に揺らいでることと、十臓の立ち位置がどうなるか(多分最終的には仲間になりそうだけど)が今回のエピソードの主眼か。


  ディケイド #14「超・電王ビギニング」。電王の世界にやってきた士たち。写真館の外に出ると駅のすぐ目の前。いつものように士の衣装も変わったが、今回はレトロな旅人風。しかもその手にはデンライナーのパスと、ブランクのカードが。どうやらデンライナーにとりあえず乗らねばならないようだが、どうすれば乗れるのか、それがまずわからない。
 早速行き詰まる一行だが、突然赤い人魂が飛来し、士の身体を乗っ取ってしまう。異様に柄が悪い人格が豹変した士は、突然駅員に食ってかかり出す。ユウスケと夏美が止めようとするが、様子がおかしくなった駅員の身体から砂がこぼれ出すと、モグラのような格好の怪人が飛び出て来る。憑依された士はパスを使い、電王に変身してその怪人――イマジンを斃す。
 イマジンを斃してもなおイライラし続ける憑依士だが、夏美が「笑いのツボ」を押して人魂を追い出すことに成功。だが、今度は人魂はユウスケに取り憑いてしまう。
 プリンとコーヒーをだしに光写真館に連れて行き、ユウスケに取り憑いた人魂に話を聞くと、彼もあの怪人と同じイマジンで、実体を持っていたのだが、過去に何かが起ったせいで実体を失い、自分が何者なのかも忘れてしまったのだという。その苛立ちの八つ当たりで、他のイマジンを探してはぶっつぶしてるのだという。
 どうやらその過去に起った何かをどうにかしなければいけないことはわかったものの、イマジンに憑依されたままのユウスケは話も途中で突然飛び出し、それを追いかけた士たちの前に、また別のイマジンが……次々に士や夏美憑依する。どうやら彼らは「ディケイドが世界を破壊する」という噂を聞いて、士にちょっかいを出しているらしいのだが……

 電王編、なのだけど、タロスたち総憑依をしてるので、わりとテンポの悪いことに。映画の宣伝と言うこともあって、中途半端感も否めず。でも、久々に(つってもこないだ「さらば電王」で見たばかりですが)タロスたちを見れて、嬉しいは嬉しいんですが。あと、タロスたちが女性に憑依したのを見るのは初めてかも。ちょっと衣装変わりすぎだけど。髪型とアイテムくらいに抑えて欲しかったなぁ。
 ただ、話としてはまとまりがない感は否めず。明るく、楽しく、が電王の基本なので、そこが抑えられてれば、まあいっか、というのはないではないけど、やっぱちょっとグダグダっぽくなるのは悲しいかな。佐藤健が割と売れてきてしまったので、スケジュール抑えられないってのが電王TVシリーズで築いてきた関係を使い切れないってことになってしまうのだと思うので、仕方なくはあるのですが、ちょっと残念かも。それでもデンライナーの面々、タロスたちやオーナー、ナオミに会えるのは、やっぱ嬉しいのだよなぁ。制作者の術中にはまってると言えばその通りなんですが。
 でも、次回の放送と超・電王は多分しばらく見られない……


2009年04月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 必要かどうかはともかくとして、業務連絡

 GW中はほぼ不在になります。土日祝日は完全にいないとお考えください。つか、GWなのにちっとも休めないよ。とほほ……


2009年04月29日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] とりあえず帰ってきた

 手のひらが若干腫れ気味。一晩寝れば治る程度だけど。
 これからアニメの録画消化および再び土曜からの長期不在の準備です。休まる暇がない。


2009年04月30日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] バスカッシュ!#2と戦国BASARAちょっと

  バスカッシュ! #2「レジェンド・イズ・デッド」。一年の服役から娑婆に出てきたダンは、ぶっつぶそうとしていたビッグフットボール(BFB)が、自分のせいで逆に人気に火が付き、さらに競技場破壊などで莫大な借金を背負わされたことを知らされる。溺愛する妹のココからも久々の再会なのに冷たくされ、途方に暮れるが、仲間たちと幼い頃別れた幼なじみだった謎の美少女ミユキのアイデアで、「伝説」になったダン=ダンクマスクの知名度を利用してビッグフット配送便を起業することになる。が、すぐに真似され、差別化のために建物の屋上をショートカットすると踏み抜いて逆に借金が増える始末。それでもどうにか経営の目度が立つが、そんなダンを、ビッグフット配送便のセラが挑発する。

 一話目で伝説が始まったかと思えば、二話目で終わってるんですがw 伝説のヒーローになったかと思えば、同時に借金王に。ドルアーガの塔のメルトの借金がGONZOの赤字と同額と同じとかとかではないですよね?
 久々の妹には相変わらずつれなくされながらも、借金をどうにかするしかないとダンは前向き……というか、むしろ何も考えずにビッグフット便稼業に乗り出す。最初は物珍しさもあって盛況だが、あっという間に後発同業が……ビジネスモデル特許取っておかなきゃダメだよ!
 それでも、屋根の上を移動するというダンのアイデアはそれなりに良かったものの、強度のことを考えずにしたせいで……そこから、廃タイヤを利用したサンダルに行くのだけど、廃タイヤ利用のサンダルって、どこの事例だっけ?
 まあ、それはともかく、なんとか借金を返してココに見直して貰おうと必死なダン(価値観の中心はそこ)の前に立ちふさがるのは、銀髪の美少女セラ。第一話でも競技場の物売りで出てましたが。なんか遺伝子がどうとか、色々アレだけども、なんか事情がありそうな模様。
 展開面白いんだけど、世間様ではあまり話題になってないような……何故?


 それと戦国BASARA。能登が若槻の妹というのもカオスなんだけど、時代前後関係ぐちゃぐちゃw でも笑えるからいいや。本多忠勝は、一応人間だったのね。ダメージ受けると電撃が走るのは、どう考えても人間とは……