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2013年04月12日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] はたらく魔王さま!と銀河機攻隊マジェスティックプリンスと断裁分離のクライムエッジと這いよれ!ニャル子さんWと百花繚乱サムライブライド

 今期も多いなあ。
はたらく魔王さま! :異世界「エンテ・イスラ」を支配する野望を勇者に阻まれた魔王サタン。彼は居城にまで迫った勇者から逃れるため、一旦異世界へと逃げ延びる。ところがそこは現代日本の笹塚。魔力もほとんどなくなってしまい、元の世界に戻る術も見つからない。ひとまず戻る方法を見つけるため、市井にまぎれて雌伏することを決めてから半年、魔王は立派なハンバーガーチェーン店のチーフアルバイターになっていた……
 力を亡くした魔王と、それを追ってやっぱりアルバイトで糊口を凌ぐ女勇者の極めてちっぽけな世界をめぐる戦い? 作画が綺麗なのもあるけど、予想以上に魔王と勇者が情けない状況に陥っててワロタw しかも魔力で出来てた魔族の身体も失い、コアとなってたのは童顔小柄な人間の姿。とりあえず今のところは世界の命運そっちのけでいがみあったり貧乏所帯に涙をながしたりしてるけど、エンテ・イスラからのちょっかいがちょこちょこ入ってきそう? ずっとこの路線でもいいんだけどなぁ。

銀河機攻隊マジェスティックプリンス :謎の敵との戦いに巻き込まれた人類の未来を守るため、将来の士官を育てる士官養成学校「Millitary Junior Play academy(MJP)」。そこに、能力は決して低くはないのにいろいろ残念すぎて落ちこぼれの生徒たちの集まり「ラビットチーム」がいた。ある日、前線基地撤収作戦に駆り出されることになり、彼らも牽制および収容船の護衛役として新型機「ASH」で戦場に駆り出されるのだが、チームのリーダー、ヒタチは基地にまだ民間人が多数残されてるのを見てしまい……
 「まーたロボット物か」と思ったら、なんか思ってたのと違うw 日常パートはコメディタッチで、でも戦闘シーンはわりあいシリアス。キャッチフレーズ通り「微妙にザンネン」だけども、監督が「刀語」「お兄ちゃんのことなんか全然好きじゃないんだからねっ!」の元永慶太郎。キャラはスットコだけど、作りはスットコなわけでもなさそうで、わりあい楽しみ。

断裁分離のクライムエッジ :バスを乗り違えてしまい、町外れの洋館へと来てしまった灰村切。そこはクラスメイトがお化け屋敷と噂する場所だった。好奇心から恐る恐る中を覗くと、そこには髪の長い小柄な少女、武者小路祝が……身寄りもなくとある組織によって養われているという彼女にはとある秘密が……彼女の髪はどんな刃物でも切れないというのだ。その呪われた髪により自分の存在意義を否定する彼女を切は励ますのだが、二人の少女が部屋に入って来、切を「部外者」と追い出してしまう。
 コミックアライブ連載の超常バトル物。モチーフが「連続殺人鬼」とその殺人鬼が殺人に用いた道具「キリング・グッズ」という、ちょっと危ない設定。実は切自身も医者としての裏で人々を生きたまま解剖していた殺人鬼ノーマ・グレイランドの子孫で、彼が常に持っていたハサミはそのキリンググッズだった。昔から髪に異様な興味を持ち、祝に惹かれたきっかけもその髪からだったのだけど、他のグッズオーサー(所有者)から祝を守りながらも、次第にキリンググッズの衝動に飲まれていく。原作だとスタートアップが遅いし、展開もわりとゆっくりだけど、どんな感じでアニメ化するのかな。流石に決着まではつかないと思うけど。いずれにしてもウィッチさんはよ出て。あとかしこ頑張れ。

這いよれ!ニャル子さんW(ダブル) :今日もかしましく真尋を守るという名目で八坂家に居座っているニャル子ら惑星保護機構の邪神たち。今日も任務そっちのけで真尋をその気にさせようと的はずれなアプローチを繰り返すのだが……
 内容なし、全編ほぼパロディという、非常に開き直った作りのラノベ原作アニメの第二期。あ、フラッシュも含めれば4期目か。今回もガンダム、仮面ライダー、モンハンと節操なしのパロディぶり。つか、二期目を明示するためにタイトルにくっついてる「W」って、多分2chで多用される「w」いわゆる「草」と、 仮面ライダーW の二つからだろうし。なんでWなのかは、多分二話目でわかるかと……まあ、基本的に節操なしだから、この作品。
 一期は基本的に原作のネタをベースにしてたけど(オリジナルエピソードは入ってたけど)、二期目はパロディもスタッフオリジナルで飛ばす飛ばす。「A」「K」「B」(と言ってたけど画面に出てきたのは何故か「Q」)のメモリとかは、「仮面ライダーW FOREVER/運命のガイアメモリAtoZ」のシーンのパロディだし。ところでなんで「バード」と言いつつ「Q」のメモリだったの???

百花繚乱 サムライブライド :天草四郎の復活を阻止し、救国の英雄となった宗朗は見聞を広めるために長い諸国漫遊の旅に出ていた。が、帰ってみると必死の想いで守った道場は、何故かメイド喫茶に……真田幸村が運用していた道場の維持資金が金融不況により大幅に目減りしてしまったのだ。嘆く宗朗に起死回生の策はこれ以外にないと説き伏せる幸村たちだったが、そこに訪れた初めての客は、天草四郎を倒した将と侍と一太刀交えようと蘇った、かつての剣豪たちの魂を持つ少女たちだった。
 なんつーか、前期通りゆるーい雰囲気で始まった第二期。つか、お星様になった十兵衛が普通にいるんですが……? え? BD/DVD特典映像の中で帰還してたの? うーん。
 大日本を救って救国の英雄となり、道場も守ることができたと思った宗朗たちだけど、何故か日本を救ったのは徳川慶彦とその侍シャルルということになっており、報奨金もなし。そして資金難で、また相変わらずの貧乏生活に……で、今回の敵キャラは宮本武蔵、佐々木小次郎、荒木又右衛門、宝蔵院胤瞬ら蘇った剣豪たち。ただし、もちろん全員美少女化。まさか山田風太郎もこんな風に魔界転生させられるとは思ってなかっただろうに……つか、森宗意軒は?
 宗朗たちの実力に失望し、一ヶ月の猶予の代わりに宗朗に呪いをかけるのだけど、特に武蔵は微妙に緩くて、ラスボスって感じでは……慶彦が柳生道場に冷たいのと、関係があるのかね?
 あと、関係ないけど何気にけいおんの主要声優揃ってない?


2012年04月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 新番組その4

  めだかボックス 。西尾維新原作のジャンプ漫画のアニメ化。つか、見るまでガイナックス製作だと気が付かなかった。まあ、なんというか、ジャンプ漫画のパターンをメタ化して「王道」をやってるという特異な連載なので、当然深夜アニメにしかなりようがないですわな……メタ的な原作をメタ視点特異なガイナックスがアニメ化、ということで、はじければ面白いことになりそうですが、今のところ「無難なアニメ化」の範疇ですね。
 しかしそういや最初は不知火小袖がメインキャラだったんだよな。今やすっかり影が薄いけど。不知火半纏とかどうなったんだ。

  這いよれ!ニャル子さん 。今までのフラッシュアニメから大出世、今度はちゃんとしたセル?アニメです。のっけから(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー! とやたらとOPが耳に残り延々脳内リピートする最終兵器ぶり。原作はパロネタのひたすらの羅列なので、ストーリー性どころか「萌え」からすら程遠い「オタクのへのくすぐりとしてのパロ」が手段でなく、目的と化した極北のシリーズになってます。
 やっぱまとまり自体は数分のフラッシュアニメの方がショートコントでキリは良かったですね。でもネタの応酬がひどすぎて目が離せないという、ついていけない人は完全切り捨てぶりw クトゥルーとかSAN値の説明のあたりでもう完全ついてけない奴拾う気ないだろw
 クトゥルーなのにガンダムネタやライダーネタが多いですが、ライダーネタは平成のが原作当時の時事ネタっぽくてまたw サンライズ・東映は見逃してくれるのか?
 あと、阿澄佳奈、やたらとイキイキとしてるな。この番組の半分はその阿澄佳奈の演技に依っているのだけど。

  アクセル・ワールド 。ニューロリンカーという端末により誰もがネットワークにアクセスできるようになった世界。いじめられっ子で体型肉丸くんのハルユキは、現実の鬱憤を仮想現実のゲームで晴らすしかない毎日を送っていた。しかし、ある日、仮想現実の中で憧れの先輩である黒雪姫の誘いを受ける。
 主人公がとにかくネガティブ。しかも体型肉丸w 特殊な力を得て特別な世界のバトルに巻き込まれる、というパターンなのだけど、その自虐言動のことごとくに身に覚えがありすぎてwww
 設定とかバトル展開とかよりも、そっちの展開の方が気になりますな。

  非公認戦隊 アキバレンジャー 。東映によるスーパー戦隊セルフパロ。非公認という割には公式の戦隊ネタが出まくりですが。のっけにデカレンとは。なんか力が入ってるのか入ってないのか微妙ですが、シリーズ構成・脚本が荒川稔久、監督が田崎竜太、音楽が川井憲次というガチ体制。おいおい……戦隊ネタも楽しかったですが、ブルーのスレてなさっぷりが良かったです。あと、スーツ明らかにブルーとイエローの胸の大きさ変えてるのがわかってるのかわかってないのか。
 あと、イエローの子、オーズ劇場版で敵の先兵であるベル役をやった荻野可燐だよね。


2010年04月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#27

  キルミンずぅ #27「ネコの涙にご用心!?」。学校の宿題のために美術館へやってきたリコたち。そこに飾ってある猫の像の瞳にはまってる宝石から惚れ薬が出来るという伝承があると聞いた矢先、最近美術館内で夜な夜な猫の像が動いているという噂を聞いてしまう。猫絡みの話題でリコが飛びついたのはいつものこととして、スクープ狙いのリムや、一回は変身できたのにそれ以来何度やってもキルミンになれず危険な状況ならあるいはと考えるタマオも率先して張り込みをしようと言い出す。化け猫と聞いて怖じ気づいたケンだけがなんだかんだ言って参加せず、ナギサは皆に押し切られる形で付き添うことに……
 だが、実はリコたちは母親のハルカから「危ないことはしないという約束を忘れないように」と釘を刺されたばかりだった。それは、ハルカがミサことミシェルと再会したことで不穏な予感を覚えていたからなのだったが……

 3クール目に入ってさすがにいろいろ話が動き出してきたのかな。人間の身勝手な欲による自然破壊とそれを行う人間自体を憎んでるミサだけど、誤解やら何やらはありそうだけど根っからの悪人には思えないのだよなぁ。先の作戦失敗を獅子山のせいにしたカノンを「部下のせいにするな」ときちんと叱ったし。
 これまで子どもの遊びで探偵と怪盗ごっこを相手の正体を知らずやってきた子どもたちだけど、本格的に大人の話が動き出すことで、知らずに段々危険なところにまで足を踏み入れてしまう。まあ、普段は押さえ役のタマオもキルミンできたことで浮かれてたってこともあるんだけど。
 やったこと自体はいつものドタバタなんだけど、キルミン自体がまだ未完成なもののこと、そしてミサが何か画策してることを知ったこともあり、ハルカは今回はまったく容赦なしに子どもたちが約束を破った代償にキルミンコンパクトを取り上げてしまう。
 ハルカがミサが何か画策してることを知ったことでその調査を始めたみたいだし、新クール早々キルミンを禁止された子どもたちがどうするのか。って、来週すでにタマオがタマゴに変身してるんだけど……コンパクトもないのに???

[アニメ] 迷い猫オーバーラン!1と聖痕のクェイサー#14

  迷い猫オーバーラン! #1「迷い猫、駆けた」。都築巧は高校生ながら、実質上洋菓子店「ストレイキャッツ」を取り仕切っていた。本来のオーナーである姉の乙女が趣味の人助けで不在がちのためだ。幼なじみの芹沢文乃が手伝いなんとか店を切り盛りするが、やたらとちょっかいをかけてきたがる大金持ちのご令嬢梅ノ森千世やクラスメイトに囲まれ賑やかしい毎日を過ごしている。
 そんなある日、注文を受けていたケーキが何者かに食べられてしまい、犯人と思って捕まえた男の子は「食べたのは人間くらいの大きな猫」と言い出す。悪友の菊池家康がそれを嘘と決めつけるが、文乃が反発、犯人(?)の猫を見つけると言い出した。

 なんというか、主人公のモノローグを多用する脚本と言い、場面転換のやり方と言い、「フタコイオルタナティブ」をなんとなく彷彿とさせますな。
 でもこれ、フタコイ〜のスタッフは特に見あたらず、「バスカッシュ」の板垣伸の新作。確かに終盤の追いかけっこはバスカってたw これだけすぐに次の監督作が出来るってことは、バスカッシュの監督交代は手腕の問題や人間関係のトラブルってことではなかったのか。
 それはともかく、お約束のハーレムものだし、主人公と幼なじみのヒロインが孤児で云々、というあたりはやはり無理クリなんだけど、ドタバタのテンポが良く、結構楽しめた。
 あまり期待してなかった分、ちょっとお得感があるかな。文乃は日奈森あむと違いがわからないというのと、OP、EDが聞いてて脳が溶け落ちそうでしたが。


  聖痕のクェイサー #14「辻堂美由梨の憂鬱」。まさかの2クール目。1クールかと思い込んでおりました。で、今回はサーシャが記憶を失ったままのどちらかと言えば番外編。つか、いつ妄想オチとか夢オチになるかと思ってました。全然夢オチでなかったですが。
 スタッフの悪ノリもさることながら、声優陣、ノリノリだったろ? と突っ込まずにはいられない悪ノリ具合。美由梨愛されてるなぁ。
 ちなみにこんなセクハラアニメなんで女性のウケはさぞ悪かろうと思ったら、主人公がクール系ショタということはあるにしても案外と女性の評価は悪くないみたいなんですよね。エロもあそこまでネタに走ると逆に受けるものらしい。


2009年04月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#9とディケイド#12

  シンケンジャー #9「虎反抗期」。丈留と流ノ介の稽古を見て感心する千明。丈留の腕ももちろんだが、流ノ介も負けず劣らずの剣裁き。だが、他のメンバーはそれは認めるものの、流ノ介の剣裁きが型どおりなことを指摘し、「どちらが強いのか」という千明の質問の答えを明言しようとしない。
 そんな時、新たなアヤカシ・ヒトミダマが現れる。ヒトミダマは先の大戦時はぐれていた虎折神をその術で意のままに操り、そしてシンケンジャーも操ろうとする。他のメンバーは異変を察知して攻撃を避けるが、逃げ遅れた千明が術を受けそうになるのをかばった流ノ介が代わりに攻撃を受け、ヒトミダマに操られてしまう。
 仲間と戦えるのかという千明に、丈留は本気で勝負をすること、自分に考えがあることを告げる。だが、常に本心を見せない丈留に、千明は心底信頼できず不安をぬぐいきれないでいた。

 三体目のオプション折神登場と、殿としての絶対的立場を崩そうとしない丈留と他のメンバーとの関係の、ちょっと改善。
 新しい折神は……虎はいいんですが、なんでドリル?
 これまで千明が一番腕が劣り、ことはがそれより上、茉子は不明で、丈留が一番腕が立つというのは示されたけど、これまであくまで裏方的な立場ばかりが強調されてた流ノ介が、意外にも丈留と同等クラスの腕と示される。でも、それは道場での練習試合の話。実戦の場の駆け引きではやはり丈留が一歩抜きん出ており、流ノ介に術をやぶるモヂカラを打ち込むことに成功する。が、それは流ノ介が術破りのモヂカラの威力に耐えられるかどうかの賭けでもあった。操られたことで自分を責め、自分には家臣の資格がない、と言う流ノ介に勝手に流ノ介の命を賭けたことを詫びる。
 今回、一応丈留と流ノ介の話なんだけど、視点はやはり丈留のことを信じて良いか迷う千明に寄っている気が。シビアな上下関係の意識を持つメンバーより、やっぱそっちの方が視聴者目線に近くできるのか。


  ディケイド #12「再会 プロジェクト・アギト」。新しい世界にやってきた士たちだが、テレビではグロンギ出現のニュースが流れている。「またクウガの世界に戻ったのか?」と思った士たちだが、クウガの代わりに出てきたのはメカメカしい外見の仮面ライダーG3-X……ここはクウガの世界と酷似したアギトの世界だった。が、G3-Xはグロンギを倒すものの暴走して甚大な被害を出してしまう。テレビではその記者会見で、警察のG3-X運用責任者が出てくるのだが、それはクウガの世界で死んだ八代刑事そっくりだった。「アネさん!」と、自分の世界の八代ではないのは承知で飛び出すユウスケ。後を追おうとした士も、自分の姿が今度は郵便配達員になってるのに気づく。そしてその手には「芦河ショウイチ」宛の転居先不明で未配の手紙が握られていた。
 八代の元へと向かったユウスケは、G3-Xのあまりの危険性に装着者が逃げてしまい、途方に暮れる八代を目にする。「アネさんにとって大事なものなら」と、G3-X装着者選抜に志願するユウスケ。だが、志願者の中に海東大樹の姿もあった。
 一方、手紙に書かれていた住所にやってきた士と夏美は、荒れ果てた屋敷にたどり着く。そこには転居したはずの芦河ショウイチがいたが、彼は手紙を受け取ろうとせず、自分に近づくな、出て行け、と冷たく言い放つ。そう言われておとなしく引き下がる性分ではない士はさらに食い下がるが、そこに怪物が現れ、ショウイチを襲おうとする。だが、その怪物はグロンギではなくアンノウンだった。
 ショウイチはなんらかの理由でアンノウンに襲われているらしいのだが、その理由を語ろうとしない。挙句、無理に押しつけようとした手紙をやぶってしまう。士はその手紙の内容を見るのだが、読み終わるや否や、再びショウイチの元へと行き、「俺がお前を守ってやる」と突然言い出す。
 その言葉に、ショウイチはあざけり笑いをすると「こんな化け物の俺を守るってか?」と、触手をまとった仮面ライダーの姿に変身する。

 アギトは平成仮面ライダーシリーズの第二弾として登場し、その世界観は「未確認生命体たちが暴れ回り、未確認生命体4号によりその事件が収束した後の世界」というものだった。これはクウガからの移行をスムーズにするためと、視聴率が振るわなかったときにはクウガを登場させる布石だったとか。が、結果的に視聴率も好調で、一部クウガのファンからも不興を買った。それもあって、「アギトの世界の未確認生命体はグロンギそのものではないし、4号もまたクウガではない」というパラレルワールド設定を公式に表明するということがあった。
 で、今回のアギト世界はオリジナルよりクウガ世界に近いものになってしまっているらしい。ライダー以外にも一部主要キャラはオリジナルのものをアレンジして登場させている。555の真理→555世界の由里のように。で、今回は……小沢番長ですか。orz しかも真面目でカタブツだった八代が。ユウスケは別人であるとはわかっていても、慕っていた八代のために出来ることがあるならとG3-X装着者に志願する。が、同じく何かを狙ってる様子の海東も志願し、圧倒的身体能力で正装着者の座を奪ってしまう。かろうじて副装着者として選ばれたユウスケは、八代のためにこの世界に残ると言い出すのだが、海東はいざ戦いとなるとG3-Xを脱ぎ捨て、ディエンドになって戦う。それを見たユウスケは、八代の夢であるG3-Xが無碍に扱われることに不満を隠せない。つか、ひょっとして今回のユウスケって、尾室ポジション?
 一方、訳ありの男・芦河ショウイチは、人と交わることを極力避けようとしていた。士が配達しようとしていた手紙にその事情がわかることが書かれていたらしいのだけど……手紙を読んだ士は、何故かショウイチを守ると宣言? だが、ショウイチはそれを拒絶してエクシードギルスに変身。手紙が八代からのものだとすると、ギルスはアギトになり損なった者がなる不完全なアギト、という設定だったから、G3-X→ギルス→アギトという三段変化をするのか? しかしG3、ギルスではなく、G3-X、エクシードギルスとは……確かにエクシードギルスは歴代のメインライダーの中で最も凶悪なシルエットだから仕方ないけど、すっかり悪役扱いだなぁ。

[アニメ] 新番組をいくつか5

  • クロス・ゲーム:あだち充原作。原作は未読。第一話からいきなりヒロインが死んだりと、ちょっとびっくり。つか、それ以前にあだち充作品が素直に面白いと感じるようになるとは……自分も年を取ったなぁ。(やたらと設定詰め込み式で地に足の付かない作品が増えたせいってのもありますが) のっけにヒロインが死んでどうするんだ、と思ったら、真のヒロインはその妹の模様。ただし、大好きな姉が主人公に取られたと思ってた子供の頃のまま、大きくなったようで。つか、ここでも戸松か。
  • 戦場のヴァルキュリア:PS3のシミュレーションゲーム原作のアニメ化。視点はヒロインの方寄りになってるようですが。ライフルの構え方とかが根本的に間違ってるわけじゃなかったので、まあ、いっかと。ただここでも、女性兵士(民兵)の軍服がミニスカートなのはどうかと。
  • 07-GHOST:よく理解できない(多分)大きなお姉さん向けアニメその2。主人公が群を抜いて才能を持ってるとか、クール系少年だとか、出生に秘密があるだとか、多分その辺が基本なのでしょうね。個人的にはそんなことはどうでもいいけど、軍服着てるのにちっとも軍隊でも軍人でもないのがアレ。
  • 夏のあらし!:「スクールランブル」の小林尽原作の少し不思議系マンガのアニメ化。原作は、正直「あずまんが大王みたいなものを」と言われて描いていたスクールランブルより、ずっとちゃんとしてると思う。ただ、コマ割りが古くさい気がするのだけど。これってわざとじゃなく、癖なのだと思うけどなぁ。それはさておき、「まりあ†ほりっく」に続いての新房監督の新作でもある。OPの悪ノリは相変わらずだけど、今回は外し気味かなぁ、と。話は、単発のドタバタ話を第一話に持ってきて、キャラ紹介およびおおよその世界観のつかみを紹介。キャラのデザインで時々女性キャラの縦横縮尺が間違ってるんじゃないかと思えた以外は、面白かったです。ただ、原作がまだ連載中なのと、どうシリーズ構成するかで以後どうなるかわからないのだよなぁ。


2008年04月12日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] S・A#1とヴァンパイア騎士#1とあまつき#1とxxxHOLiC◆継#1

  S・A〜スペシャル・エー〜 #1「光・慧」。小さい頃から父親にプロレス技を仕込まれ、女の子ながら負けなしだった華園光。しかし父が連れてきた男の子、滝島慧にあっけなく初敗を喫してしまう。それ以来なんとか慧に勝とうと勝負を挑むが、一度として勝てたためしがない。負けん気の強さがたたり、慧を追いかけて名門の白選院学園の高等部にまで入学してしまうが、慧に勝とうという努力の結果、学年トップ7人だけが入れるという特別クラス「スペシャル・エー」の一人になる。が、肝心の慧には勝てず、毎日「万年二位の二位さん」と慧にからかわれる始末だった。

 主人公の声が後藤邑子ですか。この手の元気系の役は聞いたことなかったな。まずくはないんですが、OPの歌声はちょっときつそうというか……
 まあ、スーパーだけども奇人変人のS・Aクラスの面々が繰り広げるドタバタ。と説明すればおしまいだけど、深夜にやる必要があるとは思えないのだけどなぁ。イタKissといい、普通に夕方にやればいいのに。なんでそうしなくなってしまったのだろう。
 図書室で勉強してたはずなのに結構離れてそうな職員室の物音を聞いたりと、結構脚本はゆるめっぽい。


  ヴァンパイア騎士 #1「ヴァンパイアの夜」。小さな頃、吸血鬼に襲われたことのある優姫。それ以前の記憶がなくなっていた優姫はそのときに助けてくれた吸血鬼・玖蘭柩(かなめ)に連れられ、黒主学園学園長の養女になった。その黒主学園は表向きは普通の全寮制学園だったが、昼に校舎を使う「デイクラス」と夜に校舎を使う「ナイトクラス」に別れ、実はそのナイトクラスの生徒たちは全員吸血鬼だった。優姫は風紀委員として何も知らない一般生徒たちに秘密がばれないように、また不用意な接触をして襲われないようにと、幼なじみの零と共に学園の平穏を守っていた。しかし、零は優姫と違い吸血鬼を激しく憎んでおり、また吸血鬼たちも純血種の名家である柩が命令しているから大人しくしているだけで、うわべの平穏とは裏腹に一触即発の緊張をはらんでいた。そんなとき、ナイトクラスの生徒にあこがれるデイクラスの女生徒たちが夜の校舎に勝手に入り込んできてしまった。

 「ロザリオとヴァンパイア」の新シリーズ。嘘です。ごめんなさい。でも、学園の設定とか似てるしさ〜。
 真面目な話、逆ハーレムアニメって奴でしょうか? 女性キャラも出てきてはいるんですが。話はあからさまに吸血鬼中心(というよりほとんどONLY)で話が進んでいくっぽいですが、逆にそれだけに人間対吸血鬼の抗争というわけでもなさそうで。検索でいろいろネタバレを見たけど、それでもどういうふうに話が進んでくのか、ほとんど読めない……


  あまつき #1「雨夜之月」。高校生の六合鴇時(りくごうときどき)は歴史の授業で赤点を取った罰として、バーチャルで江戸を体験するアトラクションに行き、当時の生活についてレポートを提出しなくてはならくなった。江戸時代のことなど全く知らない鴇は同じく補習の篠ノ女紺と知り合い彼に根掘り葉掘り話を聞くが、ふと目を離した隙に彼の姿を見失ってしまう。のみならず、アトラクションのはずの施設の中で、虎の身体のバケモノに襲われる。いつのまにか鴇はバーチャルのフィールドではなく、本物の江戸に来てしまっていた。

 これは、逆ハーレムアニメとはちょっと違うのか。でも、作者が江戸好きなのはわかるけど、だとすると朽葉のあの格好は……当時、女性が胸の形がはっきり浮き出る、ヘソ丸出しの格好で歩き回るってのはマンガとしてのケレンとしてもやりすぎな気も。でも、そのくらいしないと男か女かわからんけど。
 タイムスリップ+妖怪ものらしいけど、女性向けのこの手の定番は読み慣れてないだけにちょっととっつきにくいなぁ。男性の江戸好きと女性の江戸好きでは、ちょっと傾向も違うしね。まあ、様子見はしてみます。
 それにしても今期は女性向け作品が多いなぁ。


  xxxHOLiC◆継 #1「蜘蛛 クモノス」。変わらず侑子の店でバイトをしている四月一日(わたぬき)。百目鬼とも文句を言いながら腐れ縁が続いていた。ある日無理矢理登校前に境内の掃除を手伝わされている時に、蜘蛛の巣が絡まってしまう。百目鬼がなんの気もなく取り払うが、それがとんでもない事態を引き起こすとは四月一日も百目鬼も思っていなかった。

 まあ、普通に旧シリーズから続いて新シリーズ。今シリーズは四月一日の目をめぐっての騒動と、四月一日が出会う霊能者の女の子・小羽のエピソードを中心に構成していくらしい。安心してみていられる安定したシリーズなので、普通に楽しみ。

[アニメ] マクロスF#2とペルソナTS#13,14

  マクロスF #2「ハード・チェイス」。逃げ遅れたランカを助けるために思わずパイロット不在になったF-25に乗り込んでしまったアルト。まったくの素人ではないのもあってそこそこ渡り合うが、所詮は初めての戦闘で、おまけに傷ついた機体。あっという間に劣勢になるが、他の機体が駆けつけ、その援護のお陰でランカを助けてその場を逃げ出そうとする。怪物に追いかけられあわや撃墜されたり船外へ投げ出されそうになるが、どうにか間一髪、怪物は撃破され、助かる。ランカは無邪気にお礼を言うが、アルトは目の前で殺されたパイロットのことを思い出し、その場を逃げるように立ち去る。
 翌日から破壊の跡も生々しいまま日常生活が再開されるが、登校していたアルトの前に軍の人間が現われ、彼の身柄を拘束する。最新鋭機を勝手に使い戦闘を行ったことを追求され、あれは仕方なかったと弁解するが、軍の本当の目的はアルトのスカウトだった。しかし、その事情聴取の現場に民間軍事会社SMSのオズマ・リーが現われ、彼を横からかっさらっていく。
 そしてまた一方、まだフロンティア船団に滞在していたシェリルもアルトの身元と居場所を探させていた。

 ランカ、機外に放り出されたり真空に投げ出されかけたりしても平気って、やけに頑丈だと思ったらゼントラン(ゼントラーディ人)のクォーターだとか。ぴこぴこ犬耳の様に動く髪もそのせいか! とか冗談で思ったら、どうもホントにそういう設定(ゼントランの一部には髪などがアンテナになって動く種族もある)らしい。
 助かってはしゃぐランカと裏腹にアルトは戦闘の間は夢中で忘れていた目の前で死んだF-25パイロットのことを思い出し、逃げるように立ち去ると人目のないところで一人嘔吐く。まあ、そうだよなぁ。
 けど、ランカの証言や軍の記録映像にバッチリアルトの姿が映っていたことから、軍とSMSが彼に目を付ける。軍の目的はスカウトだけど、SMS、というかオズマの目的はF-25のパイロット、ギリアムの最期を仲間たちの前で語ってもらうため。しかしその前に船団に貼り付いていたもう一匹の怪物=ヴァジュラが再襲撃して来、オズマたちに出撃命令が下る。ギリアムの死に様が目に焼き付いて離れないアルトは思わず「自分にも戦わせてくれ」とオズマに直訴するが、素人が巫山戯たことを言ってると思われ、殴られて放り出されてしまう。でも、同じ学生のミッシェルやルカがSMSにいるのは、なんでなんだろう? バイト、というレベルではなさそうだし。
 そして失意のままのアルトの前に現われたのは、兄オズマに差し入れを持って行くところだったランカと、その途中で道に迷っていたところを案内してもらって意気投合していたお忍び姿のシェリル。シェリルの目的は、アルトなんだけど。
 そして図らずも三人が再開するところで引き。さっそく修羅場か?>それはさすがにない
 それにしても前回のシェリルのコンサートではマクロスプラスでのシャロン・アップルのコンサートを思わせる演出(というか、その技術の発展系といった描写)があったのに加え、今回アルトをSMSに連れて行くオズマの車内でFIRE BOMBERのナンバーが流れてたのが、きちんとシリーズとして意識してるんだなぁ、と。戦闘ものだと旧式機体として過去の作品の機体が出てくるとか以外では同一世界の別時間を演出するのが難しかったけど、こういう演出の仕方は上手いと思う。「あたしの歌をきけぇっ!」は、まあセルフパロだろうけど。


  ペルソナTS #13「朱に染まる雪原」#14「狭間の彷徨」。本来ペルソナを使える上限年齢を超えてペルソナを使っていた諒。それは不正な薬剤の使用とその副作用を代償として可能としていたことであった。だが、それも限界に近づき、ほころびを見せ始めたところで敵の親玉である九條が接触してくる。すなわち、彼らの目的のために諒の協力が欲しいというのだ。しかし、それは慎たちも巻き込むことも意味し、諒は自分で全ての決着をつけるために九條との待ち合わせ場所に向かうのだが……

 九條との対決の最中、諒は瀕死の怪我を負いその影響でペルソナが暴走。その巻き添えで諒を追ってきた映子が死んでしまい、半年が経った。慎と洵は実家から学生寮に移っていたが、諒の事情を何も知らない二人はまだ兄の失踪をどう受け止めていいのかがわからなかった。特に、初恋の相手である映子の死、その容疑者として諒が挙げられていることに慎は苛まれ続け、伊藤刑事にも捜査状況を頻繁に尋ねていた。しかしそれでも仲間たちの間では表面上は平凡な夏休みが営まれていたが、街中での「マレビト」の一人がペルソナを暴走させてしまい、表面上だけでもつなぎ止められていた日常は完全に崩壊へと向かう。

 急転直下ですな。
 諒が無理にペルソナを使っているのはわかっていたし、そのために多大な犠牲を払うだろうとは思っていたけど、その犠牲がまさか映子だとは……しかし、自身も重傷を負っていたはずの諒の姿は現場になく、失踪ということになっていた。綾凪署には新しい署長が来るのだが、それは多分、諒が電話で話していた相手だよなぁ。戌井も彼と同じ勢力に属する人間で、二人の会話は完全に日常の終焉が決定したことを示す。
 慎と洵に気を使っていた仲間たちだけども、事態が急変し、状況を探るために学園に潜入していたまゆり=沙季の二重生活もおそらく限界を迎えるだろうし、ペルソナを伊藤警部たち一般人に見られるし、これを契機にマレビトも本格的な活動を開始するしで一気に事態が動き出す。
 それよりなにより、行方不明の諒がペルソナと共に姿を見せるのだけど、その様子が明らかにおかしい。死んだはずなのに諒を襲ったトウマの時と同じように。それにはあの赤い髪の少女が関わってるのだろうけど、「無意識の統合による救済」や「諒たち勢力の動き」とどう関係するのだろう?

 それはそうと、「わたしのお稲荷さん」もとい「我が家のお稲荷さま。」、普段は男形態ですか……狐は陰の獣だから女に化けることが多いって理屈が一応あるんだけどなぁ。なんだかますます見続けるモチベーションが……


2007年04月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] カート・ヴォネガット・ジュニア死去

  米作家のカート・ボネガット氏が死去朝日 )。映画にもなったから世間的にはやっぱ代表作は「スローター・ハウス5」なんでしょうかね。でも「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」とか「猫のゆりかご」とか、傑作を上げれば限りない。まだご存命であることを知らなかったのだけど、でもやっぱり哀惜の念を禁じ得ない。合掌
 しかしなんて「カート・ ネガット」なんだろう?


  「組織的強制徴用なし」 慰安婦問題 米議会調査局が報告書産経 )。まあきわめて妥当なところでしょうね。でも、安倍首相も別に「徴集に関与を否定したことで重要性を下げよう」としたわけではなく、「徴集に関与したかのように風雪を流し重要性を上げよう」とした連中に対して反論したんだと思いますよ? まあ、もうちっと歯切れ良くやってほしかったですが。
 一生懸命「従軍慰安婦問題」を「問題だ、問題だ」と言ってる 毎日新聞金子記者 なんかはどう反応するんでしょうかね? スルーかな? それとも「事実はともかく、そう言われてるのだから謝れ」かな? ジャーナリストじゃないよねw

[アニメ] まだまだ新番組……

 何本見たのか、数える気もなくなってきた……


  らき☆すた #1「つっぱしる女」。原作未見。元気の固まりのオタ娘こなたと周辺の人々の微妙に変な日常。なのだけど、ホントに大きなストーリーも流れもない……ぐりぐり踊り動きまくるOPにびっくりした後は、(京アニにしては)比較的省力な本編。いや、省力と言っても平均以上ではあるんだけど。「ひだまりスケッチ」みたいなすさまじい省力ではないですよ。
 OPもアレだけど、EDも延々カラオケボックスの扉が映って中でこなたが「キョーダイン」の主題歌が歌ってるのが流れるという……版権許諾取ったんだ……
 次は「ケーキ屋ケンちゃん」か? シュークリームをふたですくって食べたしな!
 面白くなるかはわからないけど、ショートのミントグリーンの髪の子が出るまでは少なくとも見よう。
 しかし、アバンタイトルが「怪物くん」なのは、「怪物王女」に対する挑戦かなにかか?


  鋼鉄三国志 #1「諸葛孔明、を江東に放つ」。SF(すこしふしぎ)風味三国志なのだけど、主役が蜀でも魏でもなく、呉というのが珍しいかも……で、主人公は陸遜。って、陸遜って誰だっけ?
 OPからしておっきくて腐った女のお友達を釣る気満々なのだけど、孫権が女なんですけど……でも、OP見るとロマンス要員員数外? 今のところなんとも言えませんわ。


  シャイニング・ティアーズ×ウィンド #1「現代×異世界」。タイトル、「シャイニング・ティアーズ」に「×ウィンド」がくっついてるわけではなく、「シャイニング・ティアーズ」×「シャイニング・ウィンド」なのか。で、今度発売される「シャイニング・ティアーズ」の続編「シャイニング・ウィンド」の、ライバル側から見た話らしい……道理でどう見ても主役、って方じゃなく、引き立て役なのが主人公なわけだ。
 だけど、どこから突っ込めばいいんだろう? ツッコミどころ満載なんだけど、やっぱりツッコミどころしかないパンシャーヌとは別の意味でツッコミにくいな……
 とりあえず、登場人物ほぼ全員に「ちょっと待て、お前らそれで本当にいいのか」とツッコミたい。


2006年04月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][マンガ] メモ、ってわけでもないが

 普通の日記らしく備忘録っぽいことも。
 なぜ他の連中はさっさと帰ったのに自分一人が飲みで最後まで残って(いや、それはウソ。あと一人いた)後片付けのフォロー等をしてるのかとかはさておき(まあ、私も酔っ払ってポンコツだったんだけど)、意外なところでオタク話。しかしこの手の話ってどこまで話してOKなのかわかんないね。とりあえずポーカーフェースを勤めてはいるが。

  月刊少年ブラッド 創刊号。う〜ん。あまりきついことは言いたくないけど、正直、馬場民雄氏の「デカ教師」以外、あまり読める連載がないな、というのが第一印象。新人さんを大量投入はいいけど、やはり連載経験がない人ばかりというのはきついんじゃなかろうか……創刊号は特別価格で240円だけど、安ければいいというものでもないし。

  MOE-DOLL 。姉から教えてもらった。週刊ヤングVIP連載?のウェブコミック。この手のウェブコミックは画力がイマイチってのが多いのだけど、これはかなりしっかりしてる。最初はネタっぽかったけど、安定感が出てきたし。途中から絵板ツールではなくちゃんとした描画ツール使い始めて、ますます線がしっかりした。ところでドール仲間の「アニキ」って、マジグリーン?

[アニメ] ブラックラグーン#1とまじぽか#2

  ブラックラグーン #1「BLACK LAGOON」。(てっぽとか硝煙とか好きな人には)今期一番の期待の酷い原作マンガ(誉め言葉)のアニメ化作品。血沸き肉躍るというか血しぶきとか肉片が躍りまくってるこの世の果ての義理も人情も金勘定のタフな悪党たちの話。第一報では、絶対テレビアニメ化なんか不可能だと思ってたんだけどなぁ。やりやがりましたコンチクショウメ。という感じ。
 作画がOVA並(っつってもピンキリだけど、ピンの方)なのは勿論、血とか人間がぶっ壊れたりとかもあますとこなく。レヴィの声がやや心配だったけど、そろそろ中堅の豊口めぐみ氏もアバズレっぷりを熱演してる。
 広江氏の台詞回しは下手をすると冗長になるのだけど(原作では下手をしてしまってる部分もわりと……)、そこも上手いことワイズクラック(減らず口)のテンポを崩してないし。
 バラライカ姐さんもイカしてるし、このまま上手く料理してくれることを祈るのみ。

  まじかる?ぽか〜ん #2「月の呪文は血の系譜」「まやかしの呪文はTVショッピング」。相変わらず脈絡とかいろいろ読めないアニメだ……前半は狼少女のリルがメイン。色気より食い気の天然かと思いきや、意外と色気が勝る? しかし鉄子が料理の感想を求めて「ふつー」って突っ込みようもない答えで淡々と流れてく辺りがたまらなく緩いな……後半は世間知らずのお約束。鉄子がフードプロセッサーを欲しがる理由が「まな板ごと切っちゃうから」ってのが……
 EDはリルメインの話があったからかリル役の生天目氏によるリル編。まさか毎回(EDアニメーションも)変わるとは思ってなかったのでおもいきり意表を突かれた。あの電波ソング、四種類もあるのか……
 さて、水曜深夜のアニメラッシュは今晩からが本番の地獄だ……


2005年04月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国反日デモ云々

 この件については中国への反感を煽るつもりも中国の言動を肯定するつもりもないのでそゆことで。
 各社社説。
  朝日 中国政府 なぜ暴力を止めないのか(4/11)
  朝日 八方ふさがりの日本外交 小泉首相の責任は重い(4/12)
  読売 [中国デモ騒動]「『反日』だけは黙認するのか」(4/11)
  毎日 中国デモ暴徒化 チャイナ・リスクの芽を摘め(4/11)
  日経 中国の反日行動に自制を求める(4/10)
  産経 【主張】反日デモ暴走 中国は再発防止に全力を(4/10)
  産経 【主張】反日暴力デモ拡大 中国政府の責任は明白だ(4/12)
  中日 再発の防止に全力を(4/11)

 最初は朝日でさえもさすがに苦言を呈していたが、その後「小泉が悪い!」と小泉外交政策の糾弾(それも二段ブチヌキで)に走るのはやっぱり朝日と言うべきか。「根底には首相の靖国参拝」などとあるが、明らかに今回のトリガーはそれではないので、朝日の必死の話題そらしぶりが顕著でほほえましくすらある。朝日のアジア外交についての見解は徹底的にファンタジーだなぁ。
 それ以外は各社、硬軟態度の違いはあってもデモ参加者及び中国当局の対応への苦言を呈している。場合によっては朝日よりも親中的な記事が載ることもある中日新聞ですらそう。まあそりゃ普通はそうだ。
  セカンドカップはてな店さん によると 相変わらずNY timesで大西記者が怪気炎を吐いているらしい が、前天皇誕生日がみどりの日になったことにあからさまなデマを飛ばしてるあたり、マツケンサンバ人気をゲイ文化と結びつける怪記事を書いただけのことはある。
  BBCは教科書記述が原因だと報道してる けど、まあ、WWII時の日本の記述についてはBBCはいつもこんななのでこんなものでしょう。
 CNNはもう少し色々伝えていて、在中大使が邦人保護を当局に訴えたとかなんとか。このデモが官憲の黙認の下大々的に行われたことは、あまり興味がないのかいずれもそんなに伝えているようには見えない。まあ、日本企業が中国進出に二の足を踏むようになれば自国の競争相手がそれだけ減る、という皮算用もあるのかもしれないけど。
 と、思ったら ワシントンポストのこちらの記事 には警察がデモ隊に非常に協力的だったことを"The Chinese government rarely approves public demonstrations but appeared to make an exception for the throng of mostly college-age protesters who converged in the city's high-tech district and for smaller groups that marched from there to the embassy."と皮肉を込めて(多分)報道し、また、 Times紙のこの社説 では"Japanese opinion is no longer so subservient. Aid to China has ended, and Mr Koizumi, fearful of challenge to his Liberal Democratic Party on the Right, is in no hurry to visit Beijing."と書かれていて、やっぱり中国の内外交戦略として捉えている(そしてそれがもはや上手くいってないと判断している)ようだ。
 デモ自体がわりと発作的なものであるように見えることと、日本製品の不買運動と言いつつなんとなく「その場で言ってみただけ」感がただようところから、やはり中国内部における各種不安を、唯一認められた反日デモという形で発散していると見るのが妥当に思える。それはただそれだけのことなのだけども、中国政府側の対応がむしろ事の中心になるだろう。中国政府は取り敢えず本格的に日本に態度を硬化されたり悪いイメージが海外に流布するのも困るけど、力押しでこういった活動を禁止することも反動が怖くてできないってところか。
 仕掛けた勢力には別の思惑があるかもしれないけども、日本側は戸惑いながらも「こちらが悪かったです。すいません」ということにはなってないので、中国側に有利なカードとは思えない。その上国としての必要な対応をせずに(国内外への見得のため)ふんぞり返ってるものだから、これってやっぱまずいんじゃないかなぁ、と思う。中国は覇権主義でけしからんとかそういうことではなく、以後も同じような問題が起きるたびに同じ対応を繰り返すことになり、これまでは中国が外交カードとして使いつつ日本が一方的に折れる形だったのがそうではなくなったので落としどころがなくなってしまってる。過剰にヒステリックに反応することもないけど、笑って「気にするな」で済まされることでもない。まあ、日本が一方的に折れる必要はまったくないとは思いますが。
 やはりこれって過去になにがあったかという問題ではなく、今の思惑でがんじがらめになってる、どうしようもなく今の問題なんだよなぁ。


2004年04月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 続・イラクの三邦人

 いまのところ解放の情報なし。解放の申し出は愉快犯によるものだったのか、それともなんらかのトラブルか。期限が過ぎたのに解放も、要求拒否への反応もないのは心配。
 ネット上じゃ被害者三人が結構批判されてるのだけど、当人たちの主義主張に同意するかはともかく、邦人が被害者となった事件には違いがなく、実務的には「救助の努力をすべし」という結論以外はないとは思う。その意味では無用に責める側も、ここぞとばかりに自衛隊撤退の活動をする団体もなんだかなぁ、と感じる。
 家族が自衛隊撤退や外相のビデオの内容に口をはさむのは、まあ、肉親としてはなんとしても安全無事に帰って欲しい、そのためにはなんでもして欲しい、という情によるものだろう。あまり責める気にはならない。無論、その言が正しい、その通りにすべきという意味でもない。
 しかし、今回のマスコミ報道を見て、ここまで撤退拒否の支持で一致するとは思わなかった。とくに朝日新……げふんげふん。

[アニメ] 土日

 その三邦人報道のあおりを食って時間帯がずれた プラネテス 。用心棒がいたら、イラクまで斬りに行かれてしまうところですよ? テロ事件の大きさに比べて、溺れ死にかけて納得かい! というイベントのスケールによる違和感はあるけども、どんなアニメ化されるかと心配していた頃を考えると期待を大幅に超える出来だった。いや、まだあと一話あるんだけど。
  今日からマ王 は、まあ、次からは見なくていいか、と。狙っている層からは自分は明らかにはずれていました。良かった良かった。
  鉄人28号 。鉄人28号はこれまで四度映像化されている。最初は実写、次は白黒アニメ、その次はカラーで、最後は正太郎の息子が主人公、という設定で。今回は原作のビジュアルに近いキャラクターで、横山光輝キャラ総出演だった「ジャイアントロボ」の今川監督による新作。おなじみの今川演出で今ではあかぬけないはずの横山キャラがごっつかっこええの。これは視聴継続。

[その他] スーパー24時間営業

 近所のスーパーが来週から二十四時間営業になるそうな。なんかここのところ研修のレジ打ちを良く見ると思ったら、そういうことだったのか。ありがたくはあるのだけど、経営が圧迫されているための窮余の策だったならば、と考え、ちょっと心配になる。


2003年04月12日() 旧暦 [n年日記]

韓国VS香港

 偶然かなんか知らないけども、土曜の朝に韓国製のアニメの ポトリスゼントリックス がやっていて、前者は 公式ページ を見ると英語ではFortressと書いてあるのになんでポトリスになってるかと言うと韓国英語でFortressを発音すると「ポトリス」に聞こえるからだという話を聞いたけど、そっちの方がfortressだなんて名前をつけるよりは気が利いてるよなとかおもわなくもなく、テレビアニメの方は子供向けで可もなく不可もなく、しかし主人公の子供の顔が わんぱく王子の大蛇退治 とかの黎明期の東映アニメ映画みたいで、オイオイ日本市場を狙いにしておきながらイマサラコレかよとか突っ込まずにはいられなかったりして、それでもこれまで日本で放映されたどの韓国アニメよりはマトモに見えたけどもこの次も見ようという気にはならず。
 後者のゼントリックスはフル3Dアニメでキャラの顔が微妙に濃いというかアメリカナイズというか香港製作なんだけども、いきなりタイムパラドックスとかなんとか無視で過去に行ってしまってオイオイなんだけども悪役の声が麦人だったりヒロインの父である国王が堀秀之だったりして、15歳のヒロインが7年前に時間跳躍したら8歳に戻っているというのは正しいような、間違っているような、一部の限られたおっきいお友達狙いなのかと勘ぐってみたりもするのだけども、どう見ても「アイアンジャイアント」のパクリの主役ロボットのゼウスは機能不全で何故か喋りがズーズー弁になっていたり聞き耳を立てると耳の部分が集音機に変形したり、それもアイアンジャイアントじゃんと言えばそんな感じなのだけども、全体としてはそういったつぎはぎの寄せ集めと言えなくもないながらも、妙にもさっとしたスタイルというか、日本とは違うセンスを隠そうとしないでそれでスタイルを統一しているのはちょっと好感持ったりするのは、決して薬莢がたくさん出たからと言う理由で評価が甘いわけではないと思う。
 う〜ん、この芸風はあまり合わないな。
  駆逐艦文武大王 。歴史上の文武大王は 朝鮮半島の三国時代に三国を統一した偉人 らしいのだけど、駆逐艦で「大王」ってのもなぁ。一応「 フリードリヒ・デア・グロッセ (フリードリヒ大王)」ってのもあったけども、あれは戦艦だったし。もっとも、 広開土大王艦 というのもあるらしいし、駆逐艦クラスにも「大王」までつけるのが韓国式なのかもしれない。では、是非次の駆逐艦には「あずまんが大王(Azumanga the great)」と命名してください。
  プリンセス主体(チュチュ) 。ええ、タイトルだけのネタです。それ以上は何にも出てきません。
  小中高校生の万引き500人越す読売 )。群馬版の記事のようで、万引きの理由も「本自体が欲しかった」から「転売による小金稼ぎ目的」へと移っていてたちが悪くなっている現状や、万引きが書店の経営を圧迫している事実を指摘している。「万引きぐらいで」という保護者も多そうだけども、「小遣い稼ぎ」って理由じゃあ、同情の余地はないよなぁ。
  イラク指導部の顔入り「お尋ね者トランプ」、米英軍が兵に配布産経 )。戦争映画とかだと、兵隊がポーカーとかで使ってるのは大抵ヌードトランプなんですけどね……合理的っつーか、色気がないっつーか。
 それにつけても、日本の戦争報道は、ひとつひとつはさして面白みはなかったけども、情勢が変わっていくにつれ表現が変わっていく新聞社があったりするのが面白かった。どことは言いませんが、 朝日 とか(思いっきり言ってるやん)。
  新海誠 氏製作のみんなのうた「笑顔」を見る。……「彼女と彼女のハム」ですた。


2002年04月12日(金) 旧暦 [n年日記]

北へ15キロ、東へ20キロ

 うーん、湿っぽい酒は苦手だ。深刻になるべきところはなるべきだけど、湿っぽくなっても何もいいことはないし。
 今日で最終日の「エネミーライン」を見てくる。ボスニア調停に派遣されながら戦闘らしい戦闘のない海軍に不満をもち、除隊を考える航空士バーネット。彼を引きとめようとするレガート少将の命令で間もなく和平が結ばれようとするボスニアの安全地域の偵察飛行に行くが、安全地域付近の森の中に、怪しげな軍事施設を発見する。が、その直後、彼の乗るF―18は撃ち落とされ、負傷して動けなかった相棒は現場にやってきたセルビアの兵に殺された。バーネットは救助を要請するが彼の落ちたところは敵勢力圏(エネミーライン)内、和平が近いこの時期に危険な区域での救助活動は方面軍指令のピケにより禁止される。助かるためには周りはすべて敵の中で安全圏内まで移動せねばならない。
 感想を一言でいうなら、デジタル時代のスタイリッシュな戦争アクション映画。「ブラックホークダウン」のタフな戦闘描写と比べると、フィクションくささは否めないが、まったく狙いは異なるのでとやかくいうべきことではないだろう。比較してしまうとメッセージ性がまったくないのが気にならないではないが、やはりとやかく言うことではないのだ。久々に頭空っぽにして見られる映画でした。ただ、ボスニアがこういった痛快アクション映画の舞台に使われ、見る側もまったく抵抗がなくなったということは、それだけ見る側にとって旧ユーゴの内戦が遠くなったということなのだなぁ、とちらっと思った。1.5点。
 映画見ていてたら、隣に座ってたお姉さんが登場人物が射殺されるシーンで椅子がゆれるくらいびくっとしてたのがちょっと笑えた。
  デジモンスキャナーズ が始まったので見てみる。「原点回帰」らしく、よくわからんうちに主人公の子供たちはデジタルワールドへ。個人的には、この「えらばれし子供たち」ってのはちとうさんくさいのだけど。まあ、脚本、演出ともにそんなに悪くはなかったです。ただ、テイマーズと比較すると激しく私好みではなくなっている。しばらく様子見。
 七人のナナは、脚本はまだしも、作画レベルがまた落ちていた。ちょっとやそっとは気にしないたちだけど、ねえ。あと、ちょっと最後の神近君の独白は余分だった気が。
 休刊になったというエースネクスト5月号を見る。あー、見事に読みきりばっか。うーん、絵柄的には受けの良い作家さんが揃えられるのだから、編集の手綱取りの問題だったのかなぁ。下手なメディアミックスに依存しすぎた気がするのだけど。


2001年04月12日(木) 旧暦 [n年日記]

五輪書、おもしれ〜

 宮本武蔵の手によると言われる「五輪書」なのだけど、以前買って積読になってたものを積み崩して引っ張り出す。宮本武蔵ってえといかめしいイメージがあるし、兵法の心得を云々と言うと尚の事重そうなイメージがあってちと敬遠していたというのもあります。が、読み始めてみてびっくり。いや、内容の奥深さは当然なのですが、これが当時の文体にしては異様に読みやすい! 文章が平易で、喩えを多く用いる事でわかりやすくなっている。宮本武蔵が多芸な人間という事は聞いてはいたが、半ば伝説の人物なので話半分と思っていたところがあるのですよ。しかし、五輪書が本当に武蔵の手によるとするならば、宮本武蔵と言う人はとても頭の良い人だった、というのを始めて体感できてます。天性の回転の速さ、というのもあるだろうけど、こうやって喩えを用いながら平易に、物事の本質を説くということは、並々ならぬ洞察力、普段から貪欲かつ謙虚に物事を見る姿勢というのがなくてはできるものではありません。
 これを考えると、宮本武蔵の伝説の姿ってのは案外と本当である部分が大きいのかなぁ、とか思ったり。