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2010年04月18日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#10とW#31

  ゴセイジャー #10「ハイドの相棒」。スカイック族、ランディック族はそれぞれパートナーがいるのに、シーイック族のハイドだけがパートナーがいないことを改めて疑問に思うゴセイジャーたち。アラタだけはかつてハイドの相棒に会ったことがあるらしいが、そんな時にルビーウ星人クラスニーゴがやってくる。しかしクラスニーゴとの戦闘でハイドはまったく冷静さを欠き、結局惨敗してしまう。実はハイドの相棒、マティスはかつてウォースターの天の塔襲撃時にクラスニーゴからハイドを庇い、命を落としたのだった。
 久々に通信が通じたマスターヘッドから「お前がすべきことは?」と問われ、「マティスのためにも奴を倒す」と答え、もう少し頭を冷やせと言われてしまうハイド。そんな時、天知博士が友人の海洋生物の専門家、さかなクン博士を連れてくる。天文バカと魚バカの二人は話がまったく噛み合っていないながらも何故か意気投合し、和気藹々。そんな不思議な二人のやり取りを見ていたアラタが、何か思いついたらしくさかなクン博士から地球を守るためのヒントをもらえるかもと、ハイドに一緒にいるように提案する。

 本来ゴセイグリーンになるはずだったマティスの存在とか今回匂わされたけど、やっぱ今回の出色はさかなクンでしょうw いや、あの天然キャラぶりはすごいわ。素のキャラで番組になじんでるw
 かつて自分の危機を救うために命を落とした相棒のためにと、復讐に凝り固まるハイドだけど、クラゲクライシスの話をするさかなクン博士に「だったらクラゲを減らせば良いのでは?」と問いかけ、「いろんな生き物がバランス良く暮らすために、もっと大きく、広い視点で地球の海を守ることが大事なのです」と言われ、自分が復讐に凝り固まりマティスの願いでもある地球を守ることを忘れてしまっていたことを思い出す。お礼を言ってピンチに陥る仲間の元に駆けつけようとするハイドに「頑張ってください、天使さん!」と声をかけるさかなクン。これって「ベルリン天使の歌」におけるピーター・フォークと同じ役所って解釈でいいんですかね?
 今回の敵キャラの元ネタは「ゾウムシ(Weevil)」、「クライシス2050」。どっちも2ch見ないとわからなかったよ……
 それにしても「クラゲクライシス」って、さかなクンが言うとハッタリでもホントらしく聞こえるなぁ、と思ったら ホントにあった!  二人の博士の分かりづらい喩えと言い、妙に教育的だな、この番組。


  仮面ライダーW #31「風が呼ぶB/野獣追うべし」。鳴海探偵事務所にやってきた妙に貫禄のある無頼な出所上がりの男、尾藤。彼はおやっさんこと鳴海荘吉の旧知らしく、面会時に「調査してることがあるから、出所したら事務所に来い」と言われたらしい。が、翔太郎でさえもその話を聞いていない。荘吉が既に亡くなっており、話の件も誰も知らないとわかり尾藤は立ち去ろうとするが、翔太郎は「おやっさんのやり残した仕事ならそれは自分の仕事だ!」と尾藤に食い下がる。
 尾藤に相手にされないながらも彼と一緒に行動する翔太郎だが、尾藤はかつての弟分である有馬という男の元を訪れていた。彼の女房とも親しいらしい様子だったが、肝心の有馬はテキ屋の元締めに収まり、けんもほろろに尾藤を追い返そうとする。その態度に腹を立てた翔太郎は、有馬に「おやっさんから話は聞いて、例のものも預かってる」とハッタリをかましてしまう。
 案の定、ハッタリに引っかかりビースト・ドーパントが二人を襲撃、翔太郎は早速Wに変身して迎え撃つが、何故か不調をきたし、本来の力を出すことが出来ない。アクセルが駆けつけ、また尾藤が「そいつは何も知らない。ハッタリをかましただけだ」とばらすことでビーストは変身を解除、有馬としての正体を晒し、その場を立ち去る。
 事の真相は、ビーストに変身して犯罪を犯した有馬を、有馬の女房である鈴子に密かに想いを寄せ居ていた尾藤が、有馬の罪をかぶって服役、しかし有馬はいまだにビーストで罪を重ねていたのだった。有馬の捨て台詞から、翔太郎は生前荘吉が見せた木彫りの熊が今回の件に関係あるのではないかと睨むが、それを探しに行こうとする翔太郎をフィリップは止めようとする。というのも、変身時の異常の原因がエクストリームメモリと接触した自分の力が増大したことで、翔太郎がそれに着いて来れなくなったからと気づき始めたからだった。

 なんてベタな、なんてベタな昭和テイスト! いや、良い意味で。
 弟分の泥をかぶって敢えて臭いメシを食う兄貴分。しかし娑婆に戻ってみれば自分のいた組は増長した弟分に乗っ取られ、その弟分は兄貴分を邪険にするのみならずさらなる悪事を行おうとしている……って、最近「とある科学の電磁砲」でもそんな展開あったけど、やっぱこの手のパターンの金字塔は「男たちの挽歌」でしょう! やっぱここは鳩とスローモーションと横っ飛びを……(って、挽歌では実は鳩は出てないんだけど)
 おやっさんのやり残した仕事だからということ以上に、おやっさんと同じ時代の雰囲気を引きずる尾藤に惹かれて行動を共にする翔太郎。有馬の所行に我慢が出来ずハッタリをかましたり、ずけずけと「鈴子のことが好きだったから罪をかぶったのか……」と思ったことを口に出して、「薄っぺらすぎる」と指摘されてしまう。そして「薄っぺらな奴は、大事なものをなくすことになる」と……翔太郎は「おやっさん以上に大事なものなんてことは……」と、かつて自分の軽挙でおやっさんを失ったことを思い出す。この辺は劇場版「ビギンズナイト」の話ですな。
 でも翔太郎はまったく予感すらしていないが、シュラウドがフィリップに「翔太郎は災いをもたらす」と予言しており、それが現実になるかのようにフィリップの増大する力に翔太郎が着いて来れず、Wとして力が振るえなくなっていく。
 それはフィリップの身体をベースとしたファングジョーカーでも同じ事。どうも次回予告とか見る限り、シュラウドがフィリップの相棒として用意したのが竜で、そのためにアクセルドライバーなどを与えていて、イレギュラーな翔太郎は排除したい意図のように思える。
 でも、なんでシュラウドがそんなことをするのかってのが問題なのだけど、冴子と同じくフィリップを「来人」と呼ぶことを考えると、やっぱりフィリップは園崎の人間で、母親がシュラウドなんじゃないかと。
 それにしても鈴子、なんか微妙におかしいような。実は裏で二人をいいように扱ってたのは彼女、ってオチではなかろうな。


2009年04月18日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組をいくつか7

  • けいおん!:ぼーっと生きてきた主人公の唯は、高校入学を契機に何かを始めようとしてたのだけど、やっぱりぼーっとして4月が終わろうとしてしまう。そこで門を叩いたのは、担任の会話を小耳にはさんで知った、部員が集まらずつぶれかけの軽音部だった。が、唯は楽器を弾けないどころか、軽音部がどんな部活かも知らなかった……京アニ期待の新作。まあ、バンド始めようとして打ち合わせしてないのに全員楽器がばらばら、それも全員ギター以外、というのはファンタジーなのだけど、まあ、それはそれ。相変わらずレベルの高い作画なのだけど、なんだか微妙なもっさり感が。フェチっぽいこだわりが演出に見られないというか。面白いことは面白いけど、世間での評価は大分京アニブランドによるものの気がするなぁ……ところで平沢唯って、「平沢進」のもじり? 他のキャラも元ネタいるのかな?
  • 蒼天航路:王斤太作の、曹操を主人公にしたぶっとんだ解釈の三国志のアニメ化。原作の連載が開始したときには「あのGONTAが、歴史大作とは……」と思いましたが、話が進むと、やっぱGONTAはGONTAだったというか更に輪をかけてGONTAだったというか、なんかそんな感じ。BSアニメ夜話で取り上げられていた時にも「一枚絵的な作画」と指摘されていて、あの決めゴマの独特なポーズの動きをどうするのかというのが気にしてたポイントなのだけど、OPの動き、特に民衆を前にした劉備の動きだとか夏侯惇のポーズだとか、おそらくCGと組み合わせてるであろう作画も、原作の雰囲気を崩さないようにかなり頑張ってる。これはかなり期待かも。
  • 東のエデン:卒業旅行でワシントンD.C.に来た森美 咲。彼女はそこで全裸で現れた奇妙な青年と出会う。だが、彼は過去の記憶を失っており、携帯と、怪しげな武器と、偽造臭いパスポートのみを持つ、世界の命運を決めるゲームのプレイヤーの一人だった……事前情報何もなしに見たけど、これはちょっと予想外の収穫かも。最初、エキセントリックなキャラである朗以外は少し技術が進んでいるだけのちょっとだけ未来の話かと思ったら、ラストにいきなりミサイルが東京直撃とかやってるし。いや、絶対狙ってこのタイミングでやったわけではないだろうけど。この奇妙な世界がなんなのか、キャラも魅力的だし、かなり面白そうな予感。
  • 忘念のザムド:PS3でネット配信されていたSFアニメを地上波配信。戦後の日本を思わせる、大国の管理下に置かれた先端島、宗教指導者によって扇動されたテロ、とここまでだと戦後構造と911以降の云々カンヌンとなりそうだけど、テロは無差別な殺戮が目的じゃなく、ある存在を生み出す意図の元行われている様子。ただ、なんかエウレカセブンの悪い部分を集めた感じになりそうな気もするのだよなぁ……不思議な世界観とかは結構好きなんだけど。


2007年04月18日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] もしも必殺仕切人が再放送したら…

 「もしも」じゃなくってするんですが。明日(木曜)11:35〜の時代劇アワーで。
 最初にヘタレ宣言しておきます。すいません。しばらく録画だけして当日消化はしません。つか、出来ません。新番組を四話まで見て切るものが決まって余裕が出来たら、消化していきたいですが……出来るのか? ぎゃふん。

[その他] 愚痴以外の何者でもない

 いかんなぁ、昨日の日記。いくらストレスが溜まってるからって、自分だって居丈高に言えることじゃない。できれば相手のガス抜きがなされ気楽になるように会話を持って行けばいいのだろうけど、こっちも心に余裕がないとなかなか出来ない。
 でも、「辛い辛い」とだけ言ってても、良い事ってなんもないのよ。ホントの話。
 あと、暴力についても肯定はまったくしてません。でも、「やめろ」で止まるものじゃない、と骨身に沁みてるだけ。


  銃撃された伊藤長崎市長が死亡 出血多量で朝日 )。まずは伊藤市長の死にお悔やみ申し上げます。
 新聞記事などを見てると、「言論の自由の弾圧」的な記事が多くて、何故だろうと思ったけど、1990年に起こった前長崎市長銃撃事件が前提にあるよう。ただ、報道ステーションに届けられた犯行予告といい、平和運動に対する市長の言動に起因するものではなさそうなのだけど。「テロ」と書き立てるのは、なんかちょっと違う気がする。「民主主義への挑戦」とか「言論弾圧」ってより、「法治国家への挑戦」じゃないのかな。
追記:今回の件で現時点まず第一声として「民主主義」という言葉が出てくることに違和感を覚えるのは私だけかな? 「民主主義」以外ならこの行為が許される、なんてわけもあるまいに。控えめに言って現時点では殺人事件以上のことはわからない。民主主義とかを持ち出す意味が不明。
 それと、犯人が組長代行と結構上の人間であることを考えると、犯人側からするとメンツがかかった問題の気がする。要は、「それだけの地位の人間が行った」という事実が必要だと考えてる、そして原因もそのような事実をアピールする必要があるたぐいの事だと推測される。

[アニメ] ウエルベール#3

  ウエルベール #3「復讐の章」。絵的には相変わらず見てて飽きないのだけど、今回は話的には凡庸だったかも。あくまでティナの事情を説明するのがメイン、としても、ちとパターン的に過ぎたかも。
 次回は色町に潜伏した姫様が、そこで不幸な女性たちを見て(多分戦災で他に行く場所がなくなったとかかな)公開処刑に出頭する気になってしまうという話らしいが……


2006年04月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] 「メイド刑事」、ちょっと真面目な雑感

 ふと昨日書いた「 メイド刑事 」の感想を読み直すと、一から十まで巫山戯たおちゃらけノベルとの印象を与えかねないので、ちょっとだけ追加。いや、確かに基本的にネタ話なんだけど。
 昨日リンクを貼った「映画秘宝」掲載「うらごろし」の記事にも作者のプロフィールがあるし(十年以上前のだが)、検索すればそこかしこに作者のプロフィールは見つかると思うが、この方も生半な人生を送っているわけではない。作者については調べてプロフィールに書いてある以上のことを知ってるわけではないから、「大変な」などという安易かつ無責任なまとめ方はしない。しかし、この人は、文筆業という職業でそのプロフィールにあるような中、やってきた人なのだ。そこにはそれまで体験してきたものからの、ものの見方という物がある。アニメとかライトノベルとかに対してということのみではなく、社会に対して、ということだ。
 先にも書いた通り、基本的にはネタ小説ではある。メイドで刑事で、スケバン刑事をやらせようってコンセプトだ。だが、単に自分の好きなものをぶちこんだというだけではなく、作者の世間に対する見様、それに対する怒り、やるせなさが、おちゃらけの中にもきちんとある。
 至高の文学作品、とかいうものとは、お世辞にも言えない。だけどもある意味卑近な泥臭い作者の怒りが、ちょいとオブラートに包まれながらも込められてることはちょっとだけ触れておかねばならない気がした。
 ま、アタクシが必殺シリーズとか好きなのもそのせい(そういったものが込められてるから)なんですけどね。


2005年04月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国反日デモ関連

 ワタクシにしては中国の反日デモにあからさまに憤慨したりニュースを集めてまとめたりとかしてないんですが、別に日本に責任があるとか中国人は悪くないとかそういうことじゃなく、対応として「どうすればいいんですかいの」ってな感じなのです。別にワタクシが対応を決定するワケじゃないんで、関係ないって言えば関係ないんですが。
 中国の態度が問題だ、ってな感じの所感が多く、それには同意。ただ、反日デモを仕掛けたのは反胡錦濤派だという分析もあり、中国の現状にはもっぱら不利益にしか働かないように思えるデモを見ると、もっともらしいかなと思える。
 本格的に反日教育が始まったのは江沢民政権からだけども、それ以前から中国共産党内では日本に対しどういう対応をとるかが、指導者としてのポイントになってきた背景がある。現時点では日本資本の投資の足を鈍らせ(場合によっては諸外国も)、日本の謝罪というこの上ない落としどころも見込めない。国際的イメージも低下する。それでも国内の不満を反日で逸らしている状況なので、それを無理に押さえつけて本格的に反政府の活動が起こる事と対日に弱気になっていると党内の反勢力から攻撃される事の両方を恐れ、弾力的な外交に出られない、という事情もあると推察される。中国内の反胡錦濤勢力の分布図とかはまったく知らないのでこれ以上はさらに当て推量になってしまうが、このまま反勢力が胡錦濤の対日政策を攻撃するならばさらに過激な対日、というより反日政策を押し出してくるんじゃないか、という懸念があって、現状はなんだかやっかいだな、としか言いようがない。胡錦濤としては「ちょっとでいいから謝って譲歩してくれよ」ってな泣き言も言いたい気分なのかもしれないが、いずれにしてもそれだって姑息な対応に過ぎず、抜本的な対応を取らないと結局は同じことになる。で、抜本的な対応って? と言われても勉強不足でさっぱりわからない。
 救いとしては、日本国内では感情的な中国への反感というよりは「困ったものだなぁ」的な雰囲気がわりと強い事か。当面は常識的な対応をするしかないんじゃないかなぁ。
 とか言いつつ、 BBCの" China Japan tension: Your views" を見入ってしまったり。中国国内からの投稿が多いのはなんだかなぁ、と苦笑(反政府的なことはチェックされてるんだから書けなくて当然だろうに)。韓国を除いたそれ以外の国は、反応は色々。日本でも「日本は反省しる!」って人がいるし。ただ、概して日本滞在中あるいは滞在経験がある人は、中国のクレームに対して批判的な意見が多い。やっぱマスコミによる宣伝と実際に触れてみて感じる実感はかなり差があるらしい。


2004年04月18日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 続いて二邦人も解放

 ( 朝日 )。これで拘束された邦人は全員解放されたはずで、良かった。
 いろいろ「なんだかなぁ」と思うところはないではないけど、これに乗じてデマゴーグを行うような真似もいやなので、割愛。
 ただ、先の三邦人に関して、なんだか変な記述の記事があったのがちょっと気になる。 人質にナイフの脅迫映像は演出産経 )。「武装グループに強要され、やむなく従ったとみている」ってのは、なんだか微妙な表現だなぁ。「強要」というのがどのような事実をさしてるのか、漠然としている。記事としては、自作自演説を煽っているようで気にいらないのだけど……もうひとつ気になるのは、二邦人の方もそうだが、アメリカやイタリアの事例と異なり、ほとんど人質への害意がなさそうだということ。たまたまそういうグループだった、ってこともありそうだけども、イラクの対日感情が全般的に良いということなのか、それとも現地ゲリラ・テロリストにも「先進諸国の中では反戦派が世論に多い」という分析がされているからなのか。
 それとは話は変わるが、一部与党内や世論で「救出にかかった費用を請求すべし」あるいは費用額を公開すべし、って意見があるけど、ちょっと別の意味で明細を公開してくれるとうれしい。こういう事件によりどのような人が動くのか、どこへどのくらいの金が流れるのか、というのが明細から見えてきそうだから。まあ、興味本位の話なんで、公開により被害者及びその家族へ浴びせられるだろう世間の風当たりを思えば、不謹慎で口にしてみただけレベルの話ですが。でも、どれだけ多くの人が奔走したか、どれだけの金がかかったか、それが理解されれば、とも思う。

[ドラマ] 印籠のない水戸黄門

 近くの TSUTAYA 系レンタルビデオ屋が旧作半額レンタルのキャンペーンを行っていたので、水戸黄門の第一部の最初の方を借りてきてみる。第一部は後ろの方しか見たことがない。水戸黄門は最初の頃は印籠がない、というのは有名だけども、本当に印籠が出てこない *1 。それと同時に、ドラマの作り方もまったく違う。悪役も通り一辺倒でなく、それぞれの野心と覚悟を持っているし、話の構造も多層的。印籠というアイテムはきっととても便利なものなのだろうけども、同時にドラマの幅をぐっと狭めてしまったのだなぁ、という印象を抱く。けど、同時に今同じ方法論で水戸黄門を撮ったら、視聴者から「こんなの水戸黄門じゃない」と非難が殺到するだろう。視聴者が悪いってわけではなく、スタッフばかりが悪いわけでもない。良くも悪くも定番化とはそういうものだ、というのにすぎない。けど、定番ってのも窮屈なものだなぁ。
 先日なくなられた平さん、じゃない、中谷一郎氏の元気な姿が見られたのが、ちょっとうれしいかも。
 近所のビデオ屋、水戸黄門だけじゃなく必殺シリーズも入れてくれないかなぁ。(多分無理)
P.S.水戸黄門の印籠の件が奇妙に頭に引っかかっていたのだが、印籠が定番化したあたりは、必殺のライト化が顕著になった「仕事人III」「IV」の放映とほとんど重なっていることに気づいた。ただの偶然なのか、それとも必然なのか…… Wikipedia1980年代 をざっと見てみたのだが……なにかある気もするし、気のせいにも感じる。
*1: こちら によれば、印籠が定着したのは三代目格さんのときから。それまでは印籠を出すシーンは「権威的だ」と没にされていたというのが意外。

[アニメ] プラネテス終了

 最終回。決して悪いわけではないけども、印象としてはこんなものかな、という終わり方。スケジュール的に無理だったのかもしれないが、できればハチマキの演説で締めて欲しかった。個人的にはあまり感銘を受けた演説ではなかったが、この話を締めくくるには、あの演説ほどぴったりなものはないと思うから。


2003年04月18日(金) 旧暦 [n年日記]

バカ映画マンセー

 なんか見に行かないとミヤギ師匠の家を掃除させられそうなイキオイだったので、本日最終日の リベリオン を見に行く。お見事なまでの(ダメ映画ぎみな)バカ映画ですた。
 舞台は第三次世界大戦後、「人間性こそが戦争を引き起こす元凶である」と、人間性を否定され、一切の芸術・娯楽を禁止された世界。国民に義務付けられた感情を消す薬の投与をしないで過去の芸術作品を集める犯罪者たち、それを裁く「聖職者(クラリック)」と呼ばれる執行官たちがいた。主人公のジョン・プレストンもクラリックの一人、それも銃を自在に操る武術「ガン=カタ(銃型)」最強の使い手だった。黙々と犯罪者達をつぎつぎ始末し、感情に目覚めた同僚ですら無表情に粛清する日々が続くが、ある日、薬を投与しそこねたことをきっかけに、それまで失っていた感情に目覚め、世界への疑問を抱いていく。
 と、書くとよくある反体制もののSF映画っぽいけど実はコレが大バカ映画。話の筋なんてどうでも良く、未来武術「ガン=カタ」のとんでもなさが一番のウリ。過去の銃撃戦を科学的に解析し、東洋武術と融合して、敵の射線上に身を置かず、敵に有利なところを陣取るというフレーズなんだけど……分析した過去の銃撃戦って、ジョン・ウーとかジョン・ウーとかジョン・ウーとかだろう!? 話自体はバロックスペオペのなりそこないと言うか、「ネメシス」とか「バトル・フィールド・アース」とかみたいにスタイリッシュを狙って170度くらいずれた感覚と言うか、でもそんなストーリー屑なんてのはどうでも良くって、お前ら悪いもの食ってうなされたときに思いついたんだろう的な「ガン=カタ」のアクションがもうなんて言うか。強くなりたきゃ掃除しろの精神ですよ、ええ。いまどき珍しいB級バカ映画の雰囲気まんさいの映画ですた。でも人には勧められないので1点。
  宇宙のステルヴィア #3。3話目にして作画ピーンチ、の予感。まあ、昨今のアニメバブルでは……アニメは他の番組制作と太刀打ちするために制作費を引き下げてるわりに、関連商品が当たれば大きいと言う未だにエヴァ幻想を持ってるスポンサー・キー局のせいか、ここ数年どうしようもないほどのバブル状態なので、まあ作画に関してはいまさら云々言ってもしかたありますまい。構造的なものだし。今回は主人公志麻の同級生たちや、学生達のトップ・ビッグ4の顔見世も兼ねながら、事故で書き換えてしまったステルヴィアの重要プログラムを元にもどしにメインコンピュータールームへと、延々と彷徨う話。ビッグ4の奇人さ加減もさておき、今回のウリは犯罪者の自覚0の志麻のずれ方。スーパーハカーと言うか、「セキュリティ? 切っちゃった」とこともなげに言う何気ない常識外れさ加減がまた……2chあたりではなんでか「SF論争」が起こったけど、そういう番組では、あからさまにあるまいに。
 ムリョウと見比べてみると、佐藤竜雄の学園もののパターンがなんとなく見えるかも。
  phoenix 使ってるとChocoaが関連付けが上手く行かないので、 LimeChat に乗り換えてみる。DCCの設定とかが上手く行かずちと四苦八苦したけども、それもどうにかなって、ショートカットのキーバインドがchocoaと違うのがちょっと戸惑うけども、概ねベネ(よし)。
 その phoenix は、 新名称“Firebird”が別のOpen Sourceプロジェクトに使われてて、またもや名称変更の可能性がある と言う。もー、いっそのこと ファイバード にでもしちゃえ!
  宗教者の呼びかけに、バグダッドの戸品が続々返品産経 )。これって、微笑ましいとか、感心とか言っていいんかなぁ。微妙だ。
  北朝鮮談話の全文産経 )。誰か代わりに突っ込んでください。私はもう疲れました。
 突っ込み疲れたと言うと、 コミックバンチ 連載の「ブルンギル」で、キャリア組警官の韓国人主人公が逆ギレして「日帝36年の搾取」とか「日本は朝鮮戦争で儲けた」とか、お決まりの文句を言い出したのにはちと苦笑。韓国併合は1910年八月、ポツダム宣言受諾が1945年8月。その期間35年なんですが。さらに日本は朝鮮半島へのインフラや教育の整備に国家予算の十分の一を捻出してました。半島出身者への差別がなかったとは言いませんが、これって搾取って言うんでしょうか? あと、朝鮮戦争特需で日本が復興へのきっかけを掴んだのは事実ですが、別に朝鮮戦争自体は日本がそのために起こしたものではありません。もし日本が弾薬などを供給してなければ李承晩率いる韓国軍および米軍が戦線を支えることは難しく、威張ったり恩を着せるようなものではないし、韓国側としてもあまりいい気はしないでしょうが、そのために現在の韓国が維持できていたという面もあります。歴史云々という割には、アレな講釈内容だったなぁ。と言っても娯楽としては一般認識をベースに軋轢を描くというのは正しく、別に作品としてどうこうってことではないのだけど。
  米国amazon でちょっと注文。しかし、日本版は生産中止なんか? 続編シリーズ始まったんだから、廉価版出せばいいのに。それと、仕方ないところがあるとは言え、日米のこの価格差は……


2002年04月18日(木) 旧暦 [n年日記]

サイバーパンクっつったらブードゥー

 ブードゥーっつったら「ゾンビ伝説」ってことで、原作の「 蛇と虹 」を注文したり。
 今まで貧乏生活を送っていたせいで、余裕ができても一日あたりの食費はかなり低くなっている。うーん、まあ、別に死なない限りは困らないしな。脂肪もつかないし、いいことだ。
  サンデーGX は今月から 広江礼威 氏の「BLACK LAGOON」が連載開始。ハデ、イカス、面白い。……のだけど、前々から広江さんのマンガで気になってることが一つある。ときどき、どこかセリフが浮いている気がするのだ。その他の部分が圧倒的にカッコイイので「ま、いっか」と思ってしまうのだが、今回の第一話もちょっとそう感じた。映画や海外小説に影響を大きくうけてるのなら同誌連載「ワイルダネス」も相当なものだけど、そっちはそう感じないのは単なる欲目か? うーん、何故なんだろう?
  むつきつとむ 氏(リンク先は強制的にMIDIが鳴るので要注意)の読みきり「アンバランすGIRL」も掲載。安定ということではこちらのほうが安定してるかも。でも、安定してれば受けるかというとそういうものでもない。世の中難しいにゃぁ。
 今月号では「鉄人」がなかなか。「機神兵団(小説版)かよ!?」とちらっと思ったけど。
 日曜に買ってきたたけのこを、昨日は炒め物に、今日はたけのこご飯にしてみた。出し汁は手抜きで作り置いてあるめんつゆで。でもなかなかにうまい。シャキシャキしててええのう。
  .hack//SIGN うーん、どこを誉めればいいのかと言われると悩むのだけど、なんとなく雰囲気が気に入って見つづけてしまう。スタッフの大半はNOIRのスタッフらしいが、まあ、なんとなく納得。NOIRは個人的にはちとイマイチだったけど。
 「七人のナナ」は作画レベルはちと落ちたままだが、ちょっとシリアスな話。毎回、話の中心はわりと地に足のついた悩みだったりするのだよな。こういう部分で共感できる。
 昨日、日記をULしたあとで思い出したのだが、ウチらがPKって言ったら、まず、Protein Kinaseを思い浮かべなきゃダメじゃん!(Protein Kinase:蛋白リン酸化酵素。リン酸化は生体内において種々のスイッチになっている重要な反応なのだ)
 ちなみに、SCIENCE4/12の話はCaMKIIでなくCaMKIVの話みたいなんだけど。
 うー、今日はねむー。


2001年04月18日(水) 旧暦 [n年日記]

バタバタ走るよ

 今、所属してる研究室の方で担当してる医学部学生の生理学実習の心電図の実習を手伝ってるのだけど、案外と機能的に問題がない形の異常ってのが多いのにビックリ。
 典型的なのは「右脚ブロック」と呼ばれる伝達障害なのだけど、これは心臓の機能には全くと言って良いほど影響はない。単に心電図の上でそれが現れるからそれがわかるのだけど、今の所右脚ブロックの生徒は一割近くいるのではないだろうか。
 他にも心臓が少し変な方向に傾いている「右軸変位」(病的右軸変位でなければなんら問題はない)や、不整脈の一種の「期外収縮」(どの程度の頻度で起きるかで変わる)など、案外と出るものである。異常が出たというと学生が不安がるので、「全然問題はない」ということをちゃんと説明してやらねばならぬのだが…まあ結構面白い物である。
 なんか今日のパワーパフガールズは子供向け番組みたいに一応「ちゃんとお風呂に入りましょう」という教育番組っぽかったぞ。
 キャプテンフューチャーは相変わらず笑ってしまいました。広川太一郎が真面目に主役を演じてるし。