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2013年04月05日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ジョジョ#23

  ジョジョの奇妙な冒険 #25「超生物の誕生!」。赤石をつけた仮面によって、ついに究極の存在になったカーズ。だが、うつろな表情のままのカーズを見て、ジョジョたちは本当に究極生物になったのか、疑うのだが……

 前半は絶望的な展開。自身の身体をどのような生物にすることもでき、太陽も波紋も克服したカーズを前に、絶望するしかない人類。ジョジョだけは諦めずカーズに対抗しようとするのだけど、その最後の策が「逃げる」……まあ、ジョジョらしいんだけど。
 絶望的な逃走劇の最中でもカーズの圧倒的身体能力とジョジョの知力、それと大チョンボを取り返すかのようなシュトロハイムのサポートで、カーズを火口に叩きこむのだけど……
 飛行機でのチェイスのシーンとか、いつの間にシュトロハイムフロートの中に潜り込んだのとかをフォローするシーンがあったり、原作にないシーンとかもあったけど、概ね良い感じのペースで、次回でいよいよ最終回。ラストも含め、良い感じになってくれるものと期待。


2012年04月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その1

  聖闘士星矢Ω #1「星矢が救った命!甦れ聖闘士伝説!」。聖闘士星矢新シリーズ。まあ、チャンピオンシリーズでいろいろやってるんですが、時代背景がわかりづらいってのは相変わらずだったり。
 なんかいろいろ年齢設定的に考えてしまう展開なんですが、よく考えると聖闘士星矢時代でも沙織や星矢は13歳。新主人公の光牙は星矢が射手座の黄金聖闘士になった後に光牙が拾われて、なので、沙織さんも多分二十代後半? それよりむしろシャイナさんの年齢が気になります。星矢が子どものころから聖闘士でさらに云々かんぬんなので年齢は最低でもそろそろアラフォーげふんげふん。
 なんか男女雇用均等の波か女性聖闘士も素顔を晒せるようになってるみたいだし、どうなるんですかね?

  しばいぬ子さん #1「フツーの中学生?」。以前から芳文社4コマアニメの情報コーナーに出ていたしばいぬ子さんのアニメ化。しば犬です。ええ。逆にこんだけストレートなシチュエーションなのが清々しいです。余計な虚飾なし。

  ZETMAN #1「未熟な感情」。なんか昨今桂絵を見るとタイバニを想起してしまうんですが、そもそもの連載はそれよりも大分早かったのですが。
 原作はちらちら見る程度で、なんかわかりづらい展開だなぁという印象なんですが、その印象からそう大きくずれず。原作を更にはしょってるので、もっと大人キャラの心情がわかりづらいです。そもそものこの作品のテーマって何だろう? それがまったくわからないのが……

  宇宙兄弟 #1「弟ヒビトと兄ムッタ」。こちらも原作はチラ見程度で、映画化があったり、賞を受賞したりなんですが、「ふたつのスピカ」や「度胸星」、「MOONLIGHT MILE」のような先行と比べ、明確な売りがよくわからないんですよね。
 支持を受けてるからにはなにかしらあるとは思うんですが、ちょっととぼけた雰囲気がいいな、以外には、特には何も感じられず。大仰な演劇的なところがいいのかなぁ、とか思ったり。
 ちょっとなんとも言えず。


2011年04月05日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] 感想がおっつかない

 流石にちょっと消化が遅れ気味ながら最終回を見たアニメがいくつもありながら、感想が流石にちょっと追いついてない……順次なんとか消化していきたいと思ってますが、とりあえず一言、「ドラクラのあからさまなアイ当て馬エンドはないだろ!」とだけ。


2010年04月05日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#26

  キルミンず #26「宇宙探偵キルミンずぅ」。謎の動物捕獲マシンに捕らえられてしまうリコたち。でもそれがUFOだと誤解したまま、脱出しようと彷徨うのだが、中はおかしな仕掛けでいっぱい。リコとケン、リムとタマオ、そしてナギサと三組に離ればなれのままそれぞれがピンチに……

 2クール目も終わり、ということで折り返しらしくいろいろとめぼしいイベントが。一つは、ついにタマオがキルミンに変身できたこと。ただしタマゴのような姿……というかタマゴそのものに。それを持って逃げ惑うリムが三組の中で一番ピンチなのだけど、途中でひよこに孵ったタマオは、リムのピンチにクジャクに変身する。一気にレベル上がりすぎじゃね? でもこれまでの努力と苦労を見てるので、ちょっと嬉しいけど。
 もう一つは、ミサとハルカが再度対面。前のときはハルカはミサに見覚えがないふうだったけど、今度は思い出しミサのことを「ミシェル」と呼ぶ。ミサはミサで彼女の母もろともハルカを「裏切り者」呼ばわりするし。過去に何があったのか。

[アニメ] 戦う司書#27とレスキューファイヤー#51

 共に最終回。

  戦う司書 #27「世界の力」。バントーラ図書館と武装司書が隠していた秘密が明らかになると共に、「天国」の正体であり図書館館長だったルルタが力を解放、彼の中で眠っている滅びの意思の権化となったニーニウの望むがまま世界は滅びへと向かっていく。それを止めようとしたハミュッツは殺され、もはや眠りの中で全人類は滅びるばかりかと思いきや、本を食べられていないのにルルタの仮想臓腑の中にハミュッツが現れ、ルルタの中の「本」たちを倒していく。
 最初世界観やらエキセントリックさばかりが目立って「見続けるのつらいかなぁ」と思ってたら、後半からどんどん上り調子に。裏切りやら謀略やらが錯綜し、武装司書たちも次々に倒れていく。もうめぼしいキャラがいなくなっちゃって最後はどうなるの? と思ったら、そこでハミュッツの本当の能力が……その能力とは、「本喰い」に強制的に本を喰わせること。その能力で自分の本はもちろん、これまで斃れた武装司書の本を次々に喰わせていく。
 武装司書たち大集合に、本来ハミュッツを恨んでるはずのヴォルケンまでもハミュッツに協力していくのはまさにオーラス。つか、おばちゃん若返って萌えキャラになってる……おいおい。
 これは終わりよければすべてよし、の典型になりましたな。最初で切らないで良かった。

  レスキューファイヤー #51「最終決戦 ドンカエンを爆沈せよ!」。う〜ん、シリーズ中あからさまな玩具展開が多く、それで番組自体が右往左往してたような。前作の「レスキューフォース」よりバトルの比重が高かったので、「戦いではなく人命救助が優先」という面もそれほど強調されなかったし。名古屋展開は地元民にはちょっと嬉しかったですが……
 レスキューフォースは完成度こそ高くなかったものの一本通った筋があったので、こっちはちょっと玩具展開にばかり走ってしまった印象が強いのが残念。


2009年04月05日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#8とディケイド#11

  シンケンジャー #8「花嫁神隠」。教会で結婚式を挙げる茉子。相手はなんと丈留。メンバーも参列して涙ぐんでいるが、これは全部演技。外道衆が結婚式場の花嫁ばかりを攫う事件が起こり、そのためのおとりだったのだ。しかし別の式場の花嫁が攫われてしまい作戦は失敗。もう一度おとり作戦を行い、今度は成功したかに思えたのだが、薄皮太夫にはその作戦がばれていて、花嫁たちを盾にして脅され、偽の情報を丈留たちに流してしまう。

 結婚願望が強い茉子の花嫁姿と、なんか過去に結婚関係で何かあったらしい薄皮太夫。太夫は打掛にこだわり、花嫁たちの悲しみを集めて自分のために打掛を作ろうとするのだけど……行き遅れ仲m(ry
 それと、新しい敵の登場か。はぐれもののアヤカシらしく、ドウコクの部下と言うことでもないみたいだけど、なんか仲間フラグ立ちまくりのような……一人だけ声が声優じゃないし。
 それにしてももう一人おとりとして入り込んでいた流ノ介に、茉子はひょっとして負けたんじゃ……「隠しきれない大和魂が!」って、まあ、元々女形もやってたから別に抵抗もないのか。


  ディケイド #11「555の顔、1つの宝」。由里にオルフェノクであることがばれてしまったタクミ。ラッキークローバーから彼女を連れ出して逃げるが、由里はオルフェノクであった彼を拒絶する。守りたかった者からの拒絶に、タクミは絶望してファイズギアを川に捨ててしまう。
 一方、スマートブレイン学園ではラッキークローバーが正体を現し、学生たちを皆殺しにし始めていた。その事を士から聞いたタクミだが、士は仕事を邪魔されたことに腹を立てた大樹によってライドブッカーを奪われ、機会を窺っていた鳴滝によって持ってきたファイズギアごと異次元に攫われ、リュウガに襲われる。
 タクミはファイズギアのないまま学園に駆けつけ、オルフェノクとしての正体を現してラッキークローバーと戦う。学生たちがタクミをも恐れ泣き叫ぶ中、たった一人由里たちを守ろうとして戦うタクミを見て、由里は……

 ファイズ編完結。ファイズギアを奪うことに執念を見せる大樹。しかし士の「ファイズギアより価値のあるもの」という言葉に惹かれ、異次元に攫われた士をリュウガから助け、一度は士から奪ったファイズギアをタクミに渡す。
 そしてタクミ。一度はファイズギアを捨てたものの、士の言葉に動かされ、また、由里たちの危機を聞いてファイズギアを失ったのにも関わらずラッキークローバーに立ち向かう。しかし多勢に無勢。傷つき、倒れながらも何度も立ち上がるタクミ。「自分が美しいと思ったものを、一緒に美しいと思ってくれる。それだけのことがどんなに嬉しかったことか」。タクミはそのために、由里の夢を守ろうと立ち上がる。
  東映公式 で白倉Pがかつて担当したライダーのパラレルワールドが展開されることに、複雑な気持ちを持つことを吐露してるけど、それでもあの巧や真理や啓太郎たちとは違っていても、あのファイズと同じものが確かにあることを描かれると、やっぱ嬉しくなってしまう。
 次はその白倉P初担当の「アギト」の世界。あのOPに出てきた壁画のような絵がシンボルっぽい。さらに、そこの世界の翔一は、「芦河ショウイチ」……津上翔一+氷川誠+芦原涼? なんかクウガ編で死んでしまった八代刑事が小沢番長ポジションっぽかったり、グロンギが出る世界だったり、更に世界観は混乱してるっぽい。つか、エクシードギルスキター!

[アニメ][特撮] 新番組いくつか

 そろそろ新番組が始まって幾つか見たので、感想を。
  • 毎日かあさん:第一回は一時間の特番。と言ってもアニメパートを芸人によるコーナーで水増しした構成だけども。一応ほのぼのなんだけど、ところどころ西原理恵子のドぎついネタが顔を覗かせて、子どもは気づいてるんだろうかというどきどき感がなかなか楽しいです。w でも、このお父さん、もうおられないんだよなぁ……
  • 戦国BASARA:原作ゲームは知らなくて、知ってるのは「もってけ!セーラー服!」をBGMにしたMADムービーくらいなのだけど、それのイメージとあまり変わらなかったですわw 伊達政宗が族っぽかったり、それはさすがにどうかと思ったりもしたけど、よく考えたら美少女化とかもっとアレなものがあるからこれくらいはいいのか。しかし幸村、信玄に殴られすぎ……
  • トミカヒーロー レスキューファイアー:レスキューフォースに続く第二弾。今度はレスキューフォース映画版に出てた世界長官役の藤岡弘も準レギュラーっぽい。前はヒーローものにも関わらず、敵を倒すことじゃなく災害から人々を守ることを押し出して、最後までそれを貫いたのを高く評価してるんだけど、今度は火災に話を絞ってる。普通のヒーローものっぽい設定の布石がひかれてるけど、さて、どうなることか。
  • 極上!!メチャモテ委員長:うわー。これは見てるのがつらい。3DCGによるアニメだけど、その違和感と、声優の棒さ具合があいまって、かなりキツイシロモノに。脚本もいいとは言い難いし、やっぱこの手の3DCGは頭身高いと15分以上は違和感がかなりつらい。
  • 真マジンガー 衝撃!Z編:サブタイトルが「大団円」ってなってるけど、いきなり最終回、というレベルじゃなく、カオスw のっけから初期永井豪が多用してた斜め四十五度のパースがバシバシ使われてて笑った。w 矢継ぎ早にキャラやら何やらが出てきて設定とかはほとんどまったく掴めなかったけど、そこらへんは次回以降を見てからか。
  • ジュエルペット:マイメロスタッフがメインなのかな? ヒロインが棒なのはマイメロからの伝統なのだろうけど、天然腹黒だったマイメロと違い、今度のパートナーはオチコボレでいい加減な魔法使いウサギのルビー。ルビーのボスであるラクマージョのテキトーさ加減とか日本の総理をアゴでこき使ったりとかのハッタリ具合とか、結構面白そうな感じ。
 他のもぼちぼち消化してます。


2008年04月05日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] アリソンとリリア#1

  アリソンとリリア #1「アリソンとヴィル」。長い歴史の間戦争を繰り返しているロクシアーヌク連邦とベゼル・イルトア王国連合がある大陸。そのロクシアーヌクの学生・ヴィルの元に空軍に入ったアリシアが飛行機でやってくる。他の基地に飛行機を送る途中、故郷に立ち寄るよう飛行計画を作成したのだ。久々の再会にヴィルはいつものように振り回されるが、ツーリングの途中で、地元では「嘘つき爺さん」として知られる老人に出くわす。彼を家に送ったついでにお茶に招かれるが、ズケズケとものを言うアリソンを気に入った老人は、これまで誰にも話したことのない話をする。
 老人はかつて一般には全滅したと伝えられる特殊部隊に属し、「戦争を終わらせる宝」を探す任務に参加したというのだ。任務は達成できなかったが、それを聞いたアリソンはその話に目を輝かせる。が、その話をうさんくさく思うヴィルをよそに、老人が怪しげな男に拉致される。

 すいません、マ王の方は勘弁してください。(^^;
 なんか、絵柄がちょっと黒星紅白の線と違うので、それが違和感あるなぁ、と思ってたのですが、監督が「もっけ」の人か。
 話としては、一次世界大戦くらいのヨーロッパみたいな世界が舞台なんだけど、状況設定から言ってファンタジー色が強いのがありあり。「連邦」「王国連合」って、どちらの「多くの国(邦)の寄り集まり」なんだから、そう単純に二分した戦争がいつまでもおこるってのはファンタジー以外ありえないと思うのですが。
 まあ、それはそれとして、「お宝」を巡る冒険譚なのですが、ちょっと設定がやや陳腐っぽいのが気になるところ。その辺りを気にさせない展開、語り口であれば、まあ何も言うことはないのですが、その辺、もう少し見てみないとわからないかなぁ。
 ところで老人の声が家弓家正ってことは、やっぱ宝って「バルス」とか唱えるアレですか?<絶対違う

[アニメ] 今期の最終回3

  True Tears #13「君の涙を」。眞一郎が好きなのは自分ではなく湯浅比呂美。乃絵はそのことを察し、兄の潤も妹に実は道ならぬ思いを抱いていたことから乃絵から離れることを決意し、「飛ぶ方法」が見つけられない彼女は、雷轟丸がいた鶏舎裏の木から飛んでしまう。乃絵を探してその場に駆けつけた眞一郎が救急車を呼び、折からの降雪から足の骨折だけで済んだが、乃絵とどう接していいか、眞一郎は迷う。比呂美も、自分が乃絵に言った言葉が原因でそんなことになったと、思い悩む。それでももどうしても乃絵のおかげで描けた絵本を乃絵に見て欲しい眞一郎は、比呂美の一言をきっかけに、「全部ちゃんとするため」に、もう一度乃絵に会いに行く。
 病院で乃絵に絵本を見てくれと言う眞一郎だが、乃絵は「見ない」と言う。眞一郎は、「乃絵に見てもらえないなら、『地べた』が飛ばないことを選んだ海に捨てに行く」と絵本を書いたスケッチブックを持ち去るのだが……

 最初「なんだろなぁ」と思ったけど、恋愛ものとして上質な作品に仕上がったなぁ。眞一郎は比呂美が好き。比呂美も、眞一郎への想いを秘めていたが、それは許されないと思いこんでずっと気持ちを押し込んでいた。それが解放され、「飛ばないことを選んだ地べた」のように、自分の選択に自分を全力投球する。
 飛ぼうとした雷轟丸だけではなく、同じだけの全力で地面の上で生きることを選んだ地べたもまた偉いのだと、眞一郎も乃絵も気付き、だからそれゆえに「飛ぼうとする」自分たちと比呂美に大きな隔たりはないのだと悟り、眞一郎と比呂美のそれぞれの想いを認識し、消化することができた。
 しかし、眞一郎の乃絵への気持ちもまた、恋とは違うものの、その純粋さへの敬意といとおしさ、空を飛ぶ勇気をくれた恩人としての感謝の念、なにより、「戦友」とも言える、同じ「飛ぶことを選ぶ」仲間への気持ち、それらも決して劣らないものだった。だからこそ、眞一郎は書き上げた雷轟丸の物語を乃絵だけに捧げ、別れを告げる。
 乃絵もまた、「乃絵は飛べる」と信じてくれた眞一郎の言葉、気持ちを糧とし、また一歩を踏み出していく勇気を得る。
 最後、地べたしかいなくなった鶏舎の前で乃絵が「人を初めて好きになり、そして初恋を失った」ための涙を流したことを暗示させるシーンで終わる。
 テーマとしては「大切な人のために流した涙は、すべて真実の涙だ」ということなのだろうな。
 登場人物の心情を細やかに描いた、予想しなかった良作でした。
 それにしても、覚醒した後の比呂美の攻めっぷりはなかなかアグレッシブでしたわ。特に乃絵兄への「あなたが好きなのは、私じゃない」はクリティカルヒットだったかと。ノコギリや包丁持ち出さなくても相手をえぐる描写ってできるのね。
 てか、これまで富山で放送してなかったのか!>公式サイト


  しおんの王 #22「明日へ・遙かな高み」。しおんの両親を殺した犯人は羽仁名人。その羽仁名人とすべてをかけての最終対局。
 原作とほぼ同時に真犯人が明らかになったわけですが(まあ、ああいう流れでは他に犯人がいようはずもないですが)、最終回は悪い意味でサスペンスものに堕してしまったような。原作の方は、羽仁の将棋に対する執着ぶりが善悪を越えた怪人物としてより描写されていたし、逮捕後の悟の行動も人間の複雑さが出ていたし。
 ちと最後が無難に終わった感はあるものの、楽しめたシリーズなことは確かで。
 しかし、アニメが先に終わってしまい、原作がどういうラストを描くかは大変楽しみでもあり気になるところ。


  ロザリオとバンパイア #12「月音とバンパイア」。これまで通りパンツアニメでの終了。というか、池田秀一の無駄遣い。
 って、え? 第二期決定?(ジャンプSQ掲載の情報) それはさすがにどうかと……せめてもっとはじけてる部分があれば……


  バンブーブレード #24「“それから”と“これから”」。石田が去ってしまった室江高校剣道部。しかし翌年、二人の新入生が見学に訪れる。

 あ〜、あの二人をそういうふうに使ったか。原作の雰囲気とは変わってしまったけど、倉田英之らしい、上手くまとまった終わりに持って行ったような。ただやっぱり都大会での急ぎ足の展開は流石に雑すぎて惜しかったですが。
 って、これも第二期制作決定って話を聞きましたが、どうなんでしょうね? いかにも第二期ありますよという前提な終わりではありましたが。原作とここまで変えてしまうと、第二期は作ってもほとんどオリジナル展開のような。
 まあ、心配しながらも期待して待ちましょうか。


2007年04月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] そういう前に、空気読ませてます?

 「空気読め」と(冗談でなく)言われたことはありますか? 私はあります。確かにこちらも場にそぐわないことを言ったな、と反省はするのです。するのですが……
 相殺論を持ち出すつもりは毛頭無いけど、そう言ってる相手もしばしば「空気読まない」ことを言ってるのですよね。「お前も悪かった。俺も悪かった」というのならわかりますが、言葉のはずみとは言え、棚上げして絶交気味に言われてしまいますとそれは「俺の話題に合わせられない奴は空気読めない奴」ということになってしまうのですよね。
 お互い、相手の話題の範囲をフォローしきれるとは限らないわけで。で、その中で自分の意に添わない流れの発言をされたとする。じゃ、どうするかと言えば、選択肢ははっきり言って二つしかない。排除するか、許容するかだ。
 排除は、拒絶。丁重にか強引にかはともかく、相手にお引き取り願う。けど、それだけでやってくってのは無理。だって、完全に話題の合う相手なんてまず見つからないから。妥協をしなくては他人を排斥し続けることになってしまう。
 その手の人間も多いですけどね。気に入らない相手は排斥し続け、似通った意見の相手とゆるやかな誤解と幻想を介して「世間」を築いてしまう。甚だしいと、それが「世界」と勘違いし、完全に他者への許容、柔軟性を失ってしまうわけだけども……
 許容も、二つ種類がある。相手の振った話題自体を許容するか、相手の場違いさは許容し、「空気を読ませる」努力をするか。
 「空気読め」と相手を糾弾し、拒絶する前に、空気を読ませる努力をしてるかどうか。無論、そうしなきゃいけない、ってことではないけど、人間関係の齟齬でその努力をせず「相手が空気を読まないから」と言っても、それは余程のことでない限り言ってる側もどうかと思う。
 同じ人物同士じゃないんだから、意思疎通の齟齬なんてお互いあって当たり前。努力する前にそれを言い出したらお互い様、ということ。

[アニメ] ここまで見た。

 とりあえず新番組。諸事情により、見たけど敢えて書いてない物もあります。

  Over Drive #1「Boy meets bicycle」。え〜、原作、一話しか記憶にないです。CM見たら、いつの間にか10巻も出てたんですな。一話見て萎えたのが、主人公のダメストーカーぶりと、妙にむかつくヒロインだったのだけど、その辺は原作通りなので変わらず……、でも、まあ、いいか、という気になってるのは、多分こちらの心境の変化。でも、見続けるかは、微妙。


  ウエルベールの物語 #1「始まりの章」。女盗賊と敵国王子暗殺未遂の汚名を着せられた姫様の逃避行。実は「貧乏姉妹物語」最終回後の番宣(メ〜テレでの放送)で見るまで、存在すら知りませんでした……けど、見ると「アピールが足りないなあ」と思ってたのに反し、わりと面白いでした。中世かと思いきや、ちょっとファンタジーでスチームパンクっぽくもあるけど、状況がシンプルでわかりやすい。それでいて興味を引かせるのは上手いと思った。
 ヒロイン二人の脱ぎっぷりがいいから、ってことではないですよ? ええ。


  ひとひら #1「む、無理です…」。人前が苦手な少女が、何の因果か演劇研究会に入部することになってしまい……というのが流れ。原作は、認識はしてるけど読んではいない。(単に時間的都合です。他意はない) なんでこの後の展開とか全然知りませんが、本家「演劇部」との対立、ということなのかな。絵は綺麗でした。ひとまず。


  ロミオ×ジュリエット #1「ふたり・出合わなければ」。「ロミオとジュリエット」です。ええ。これも全然放送するなんて知りませんでした。舞台はファンタジー世界になってる、ってのは、アニメ化すると知って覚悟してましたが、ギャビレット家が既に滅ぼされて、しかも密かに育てられた遺児のジュリエットは男児・オーディンとして育てられてたまでなんてなってるとは……ちょっと初回は「そんな変更加えて、ええの?」という吃驚でちとまだまともに判断できません。ジュリエットを匿ってるのは、おねえ言葉の井上和彦声ウィリアム・シェークスピアだし……
 あと、OPがアイルランド民謡のアレンジ。「あれ! あれ! あの曲じゃん!」と曲のタイトルを思い出そうとしたけど、思い出せず。思い出せないわけですわ。知らなかったんだもの。w 歌詞がついてからは「You Raise Up Me」のタイトルのようです。荒川静香のエキシビジョン? 知らん。(マジで)


2006年04月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] スクールランブル二学期#1、ラブゲッCHU!#1、ARIA THE NATURAL#1、錬金3級まじかる?ぽか〜ん

  スクールランブル二学期 #1「ScrambleがReloaded! SuperstarにRequest! ScandalousなRestart!」。サブタイなげーよ! 以前夕方の時間帯にやってたシリーズの続き。それ以上に特にないよなぁ。まあ、前作のノリが気に入った方なら、くらいか。今回は女性キャラ紹介コーナーを設けて狙いがよりわかりやすく。まあ、どうでもいいんだけど。でも次回は原作で最高に 盛り下がった サバゲ話。ちとあのガンアクションはセンスがなさすぎた。まあ今回限りの視聴でいいか、という気が。

  ラブゲッCHU! ミラクル声優白書 #1「桃子、声優になります!」。携帯ゲームコンテンツが原作の、声優を目指して専門学校に入学した女の子たちの青春もの? 正直、いろいろ低クォリティでお送りしてます。でも入学試験で専門学校の校長が怒ったのは当然だよなぁ……おまけに入学させるだけ入学させて学費だけ巻き上げるってんじゃあなく、入学者数を絞ってちゃんと育てようってんでしょ? 無茶苦茶良心的な社長じゃないですか。指摘してることもごくごく当然のことばかりだし。いきなり下腹にパンチ入れるのはどうかと思いますが、それでもこの社長さん以外、まともな奴いないよ……どうしろっての。

  ARIA THE NATURAL #1「そのカーニバルの出逢いは…」。続きのシリーズというより、そのまんま2クール目なので特に説明なくフツーに話が進んでく。前作と同じく雰囲気アニメ。よく言えば暖かい、悪く言えばぬるい雰囲気を生み出すのに特化した作品で、作り自体は丁寧なのでそれが合うかどうか次第。恥ずかしいセリフとか癒し系に我慢できない偽善性を感じないなら、よろしいんではないかと。こういうのにむやみに反発しなくなった分、ワタシも大人になりました?

  錬金3級 まじかる?ぽか〜ん #1「はじめての呪文は甘い罠」「午後の呪文は赤いカブ」。確かに見ているこっちがぽか〜んとした……そういう狙いなのだったら狙い通り。シリアスっぽいOPとはまるっきり関係なさそうな、人間界にやってきた頭のゆるい魔界の女の子四人がくりひろげる頭の悪いドタバタ。まあ、幼女とかパンツとかそういう話です。第一話だからか、絵は妙に綺麗だった。ただ、公式サイトの登場キャラ設定にツッコミどころが。「 普段は高飛車だが、イイ男に目がなく(上質の食料である為)、好みのタイプの前では猫を何匹も被る。典型的なツンデレである。」って、いや、それツンデレと違うから。
 それはそうとこういうのって主人公(?)+人造人間、狼人間、吸血鬼の組み合わせはデフォルトになったんですかね?

 流石に多すぎるから適当に視聴対象は絞らないといかんな。

[その他][マンガ] 武装錬金最終巻とか

  武装錬金(10)/和月伸宏
 別冊に掲載された「武装錬金ピリオド」と読み切りの「エンバーミング」、それと書き下ろしの武装錬金の後日談を収録。作者的には実質打ち切りの作品に、構想通りでなかったとは言えちゃんと結末をつけられて幸せだったろうと思う。ただ、幸せな作品だったかと言えば、保証の限りではない。ちょっと一皮剥けないと、作者は今後きついだろうなぁ……

 本日いろいろそれなりに。地獄に片足突っ込んだ気もするがそれも先方次第。一度地獄を見ておくのも悪くないだろうしな。浮かれず、落ち込まず、という精神状態を保つのはなかなかに大変。

 こないだ滓酒の七年熟成やら二十年熟成(!)やらを飲ませていただく機会に恵まれる。二十年熟成に至ると黒くてどろっとしていてびっくりしたのだけど、普通の日本酒とはまた違った味で面白い。まあ、今後の人生でそうそう飲む機会もないだろうけど……

 今月号の コミックフラッパー に天真楼亮一あらため柴田英樹氏「邦立グリパニア学園」の続編が掲載。女子高生たちが全世界の核を無効化しようとする話。正直、「核は世界のガン」って単純な捉え方はどうかと。別に核を正当化はしないけど、あえて酷い言い方をすれば、核兵器は外交戦略の一部に過ぎない。それがいきなり消失した場合、突如空白が出現したことにより混乱が起こり、逆に紛争の原因となりかねない。その紛争の死者に、無邪気な正義感で行動した主人公たちは責任を持ちうるのか? むしろに紛争を起こさずことを収めた各国首脳部の方に拍手を送りたい。冷戦構造の崩れたいまどき、核は事の問題の根幹原因(ってより、そう見えるもの)ではない。それが反映されてないので単に冷戦真っ只中の時期の古臭いSFに見えてしまう。
 他には、アタゴオルの映画化速報とか。

 ファミ通連載「たかまれタカマル!」のCM云々の現エピソード、放送ネット局の話はCMの話に見えて、深夜放送アニメ番組の話だとふと気付く。まあ、そういうことか。


2005年04月05日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 疲れた。

 体力落ちてるなぁ。日曜に木登りした疲労が若干残ってると言っても、この程度の立ち仕事でこれだけ疲れるとは。
 疲れを癒すために 朝日の社説 (4/5)を見て、朝日のいつもどおりの必死さとかに苦笑して和む。朝日の闘争史観は本当にほほえましいなぁ。
  切込隊長のこのエントリ はかなりの部分賛成。「人権擁護法案」についてはろくでもない法案なのは確かなのだけど、そのろくでもなさが「実際の運用の想定」に関しても及んでいるので、「言論弾圧の復活」とまではできないだろう。やるとすると、とんでもないマンパワーがいる。それでも自粛ムードが出たり法の悪用はあるだろうので通ってもらったら困るに越したことはないのだけど、一部の加熱気味のムードはちょっとなんだか、とも思う。う〜ん。
  世界物理年の行事、竹島問題に政治利用…韓国で計画読売 )。……韓国物理界に明るい未来はないと思いますた。

[マンガ][アニメ] 源さん復活! 源さん復活!(烈海王の声で)

 なんか、漫画サンデー(少年サンデーではない)で、「湯けむりスナイパーPART2」なんて始まってるんですけど……
 何故か近所の書店でも入っているフラッパー今月号購入。何故か寺沢武一の「コブラ」が連載開始。う〜ん、雑誌の方向性がますますわからなくなってきた。コミック版「ファンタジックチルドレン」最終回は、エンタテイメントとしてはアニメ版より締め方が良かったかも。「キングゲイナー」もマターリ進行中。今は泥棒市のところ。
  こいこい7 。原作自体好きじゃないんですけど、さらにその原作の悪い部分を綺麗に切り分けてそこだけもってきて、わざと最悪になるように調理したとしか……ヒロインたちの名乗り口上が必殺ナレーションの流用というのは楽しかったけど、それだけで見つづける気にはならない……
 ところで、烈海王はツンデレらしい。


2004年04月05日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 毎日大勝負

郵便受けに第四回植田寄席の案内が入っている。:

 あれ? 第四回ってことは、やっぱ三月は飛ばしたのか。よかった。二月はレーションOFFと日程がバッティングして行けなかったので、三月の案内が来ないのかと思っていた。日にちは4月10日PM六時から、ところは地下鉄植田駅近くの日映文化ホール。演目は旭堂左南陵師匠の「名将の面影」、旭堂南左衛門師匠の「豊臣秀吉」。本格的な講談ということで、ちと楽しみ。

去年やった生理学実習の指導を今年は後輩がやるということで、実験セットのセットアップやらを手伝うことに。:

 まあ、想像はしてたけど、彼が今まで使っていたセットからすると非常に原始的な道具なので、「こんなんでできん!」と不満を漏らすのをニヤニヤして見ながら手伝う。 除振装置 の脚を吹っ飛ばしたり(マテ)しながらも、「とりあえずできないことはない」ということを実証して一応面目躍如。つか、彼の言った文句・頓珍漢な行動は過去全部自分がやったことなので、対応しやすいったらありゃしない。

ちっと妹にお祝い事があった。:

 「花でも贈ろうか?」と打診したら、「最近引っ越したばかりなので、適当にCDでもチョイスして送って」と言われた。手持ちのうちから適当に選ぶ。あたくしの選ぶCDですから、当然Irish・Celtic中心ですが。いくらなんでも、アニメとか必殺のサントラなんて送りませんことよ? おほほほほ。

[ドラマ] 気になること

 先日の「犬神家の一族」のドラマを見ても気になったことなのだけど、最近のドラマ、一時間枠の連続ドラマですらも、どうしてああサブタイトルがダサいのだろう? たとえば、明日のスペシャルドラマの見出しを抜き出すと、
春のドラマスペシャル 「女達の罪と罰・姑殺しの嫁が隠す謎!?真実を追う検事vs弁護士人を愛し守る為の罪をめぐる感動のサスペンス!!愛情を裁く法律はあるのか」
ドラマスペシャル・ナースマン 「今夜復活あの熱血看護師が2年ぶりに帰ってきた!!命とは?心の看護とは?笑顔と涙を届けます…愛と勇気の物語・感動の小児科編」
と来たもんだ。この手のコピーはサスペンス劇場とかの安っぽいパターンで、笑いのネタとかにされてきたものなのだけど、気が付くとそんなのが席巻している。つまり、視聴者がそれだけ馬鹿にされてるってことでもあるのだけど、視聴者も特に疑問を持っていないようだ。ただ安っぽい単語を並べて良しとする放送局に、頭を使わないコピーをそのまま良しとする視聴者。昔は良かったなんて言葉は私のもっとも忌避するところだけど、昔のドラマのDVDでも見てた方がナンボもマシと思わせるようなコピーは勘弁してほしい。

[アニメ][その他] 新番組チェック用メモ

  AniWiki Wikipedia のアニメ版なんだろうなぁ。地方は時間帯が狂ってさっぱり新番組がようわからんので、まあ、一通りのチェック用に。


2003年04月05日() 旧暦 [n年日記]

バグダッド市街戦

  本日米英軍がバグダッド市街に進撃。市街での交戦もはじまった産経新聞 )。 偵察目的の進撃ではない、とアメリカは明言している毎日新聞 )。イラク側も 空港などで自爆テロを起こし、米英軍に抵抗している産経新聞 )。当然。 交戦による戦死者は出てくる朝日新聞 )。イラク側による交通規制や検問などはされておらず、市民も米英軍侵攻前から市外へと逃げ出しているらしいが、結局バグダッドの外も安全ではなく、戻ってきている者も多いらしい。イラク軍は主力部隊をバグダッド市の中心部へ集結させてきているらしい。イラクが取れる戦術はそんなに多くない。可能性としては市民を盾に取ってのゲリラ戦術や、最悪、化学兵器による攻撃もありえないではない。が、それは国際世論的にアメリカを後押しさせ、バグダッド市民を敵に回す諸刃の剣でもある。イラクが当初から言われていたように泥沼の市街ゲリラ戦に引きずり込むか、その前にアメリカが敵主力を潰してイラク軍を瓦解させるか、という勝負になるのではないかと思う。そして、どちらにしてもイラクには勝ち目はないが、戦争が早く終わるか否か、被害者がどの程度出るのか、戦後処理について既に米英と仏独露が対立している今、戦後処理がどうなるのか、その正念場ではある。
  古館伊知郎のイラク戦争についてのコラム 。人の尊厳という意味ではまったくその通りだと思うし、それを抜きにしても、この戦争の位置付けについては今でも私はよくはわからないが、軽佻浮薄の日本マスコミの報道姿勢(反戦的にしろ、戦争支持的にしろ)はため息が出る。
 しかし同時に、我々は「国家」という利益共同体に属し、それを通じて国際政治にも関わっている。その視点も決して否定は出来ない。人間は個であるが同時に集団の生き物であり、それゆえに人間が背負った「業」であるのかもしれない。
  サーカスの猛獣使いが団長の息子と駆け落ち。しかもライオンやトラと一緒CNN )。オイオイ。20歳の男は猛獣と同列ですか? つか、突っ込みどころはそこですか?
  中国海軍、日本の南シナ海への軍事進出を警戒時事通信 )。まあ、海軍力の強化、南シナ海への侵出の理由付けというか布石なんでしょうなぁ。相変わらず油断ならない。
  t.A.T.u.のインタビュー 。いや、それだけ。
  アニマトリックス新作「ディテクティブ・ストーリー」 。今回、はじめて「マトリックス」本編のキャラクタが出てきている。世界を覆う欺瞞を破壊しようとする彼女と、いかにもな古典的なハードボイルドの探偵(実際、劇中でもサム・スペードやフィリップ・マーロウを引き合いに出している)の、純粋なものを望みながら猥雑とした世界でしか生きられない人生が奇妙な対比として描かれている。ステロタイプなんだけど、いいなぁ。
 ところで アニマトリックスが米日韓共同プロジェクト???  いや、そら、参加クリエイターの一人、ピーター・チョンは韓国系米国人だけどさ……
 北朝鮮情勢も忘れてませんよ?  北ミサイル発射誤報の影に、米中の駆け引き?zakzak )。まあ、所詮はzakzakの言うことなんで笑って見逃してやってください。もっとも金ちゃんもあまりに世界がイラクにかまけてるんで 天の岩戸から出てきてちょっぴり存在をアピールした みたいですが( 朝日新聞 )。所詮、なんの利権も存在しない国ってのはつらいなぁ。
 一日部屋にこもってイラクニュースばかりを見てると、やはり話題が偏る。むむむ。


2002年04月05日(金) 旧暦 [n年日記]

導きの星

 学会期間中に小川一水氏の「導きの星」を読了。うん、小川氏の本の中では一番好きかもしれない。いろいろ元ネタが見えるのだけど、上手いこと流用してるなぁ、という感じもある。微妙に萌え路線を意識しながらも萌えにはできてないところとかもいい。ただ、全般的に「シム××」みたいな感じがしてしまうのはいたしかたないところだろうか。歴史好きとしては、ちょっと人類文化史としては不満が残るところはある。ちょびっとだけ。
 昨日は「事故って自転車全損になっちゃったんですよ〜」とヘラヘラしながら話したら心配を通り越して怒られました。(^^; いや、だから別にからだはどこもぶつけてないんだってば。
 テレビでスピード2をやっている。スピード感0なのにスピード2とはこれいかに? 教えてヤン・デ・ボン!
 今日は、なにげに昨日の事故のぶりかえしか、昼頃すこぶる調子が悪かった。風邪気味でもあるっぽい。大須を回らねばならない用事があったのだけど、ふらふらしながら回っていた。 グッドウィル 新情報百貨店に行くと、階段で団子になって話し込んでる奴らが鬱陶しくてしょうがない。何度どなりつけようと思ったか。階段を上り下りするだけでもしんどい体調だったのだ。ホントにむかついた。
 空腹でもあったので、なんか店舗を移設したらしい 銀だこ へ行く。やっぱりたこ焼きは経木にかぎりますよねえ。とか言いつつ初体験。確かに外はカリッ、中はトロ、としていてうまいのだけど、近所のたこ咲のほうが個人的には好き。でもおいしいのはたしか。新店舗開店記念なのか、粗品にマグカップを貰った。研究室で使おう。
 自転車が壊れているので、移動は地下鉄である。私が住んでるのは植田なのだけど、その二つ手前の八事(七事じゃないよ)で停車時間がやけに長引いた。乗客が「なにかあったのかな」と口にし始めたところで、ようやく車両が動き出す、が、動き出してすぐに急ブレーキ。また止まる。なにごとだ? と思ったところに「ただ今、飛び込みがありました……」のアナウンス。ちとびっくり。東京中央線辺りはその手のは多いらしいけど、名古屋で出くわしたことはついぞない。どうなってるんだ、轢いちゃったのか? と思っていたら、まもなく再運転開始。どうやら、轢く前に止まったらしくちょっと安心。と、思ったら、前の席に座ってる若いサラリーマンの様子がちょっとおかしい。もしや……と思ったら、急に席を立って車両のすみっこへ行って……やってしまいました。顔色があんまり変わってなかったから、気分が悪そうに見えなかったのだよなぁ。地下鉄に乗ってこんなことが連続で起こるなんて、流石にはじめて。うーん。
  ちっちゃな雪使いシュガー の最終回を見る。前回の「ミューレンブルグの小さな奇跡」がちとご都合主義的に感じていた部分があったのだが、それすらも踏まえての最終回。第一話冒頭に出ていた空飛ぶピアノと季節使いらしい妖精のイメージが明かされる。その季節使いは、明らかにされてはいないが、やはりシュガーの母だろう。明かすべきところを明かし、そうでないところは想像に任せる。エピローグではそれまでの登場人物総登場だが、日常の風景に溶け込みすぎていやらしさや違和感はない。そして、最期にOPナレーションと同じセリフで締め。上手すぎる。本当に上手いとしか言いようがない。本当に褒めるしかないってものはあるものなんだな。
 ギャラクシーエンジェルも最終回。まあ、こんなんかな。第一期の最終回のほうが個人的には良かったと思うが。でも「でも、今回で最終回ですよ?」は健在。第三期もそれで締めじゃないだろうな?


2001年04月05日(木) 旧暦 [n年日記]

やっと映画の話

 週刊チャンピオン見たら何故かデジキャラットが…そのせいか、近所のコンビニではいつも数冊は残ってるのに今週は一冊だけ…マジ?
 他にも個人的にオシてる馬場民雄氏の「虹色ラーメン」(いつも思うけどこの人、タイトルのセンスだけはないなぁ)が新連載。ヤングアニマルで掲載されていた「ご馳走さまっ」から続いての(その間に麻雀漫画の「トバクチ」があったのだけど)ラーメン漫画。もしや、と思って月刊の方のチャンピオン見たら、思ったとおり同氏の「やんちゃゴール」は連載終了。そんなにたくさんアシスタントを使ってる人には見えないので、多分週刊以外に連載をかかえるのはキツイと思う。ハデさは足りないけど、漫画的ケレンはあるし、良い漫画を書く人です。
 で、今週見てきた映画。「ユリョン」と「小説家を見つけたら」と「サトラレ」。
 「 ユリョン 」。やむを得ない事情により上官を射殺してしまった軍人、イ・チャンソク。上官殺しは当然大罪であり死刑を宣告され、射殺られる。しかし、次に彼が目覚めたのは見知らぬ部屋の中。そばにはやはり見覚えの無い男が立っていた。「202」と名乗る彼は、チャンソクは既に死んだことになっており、韓国の非公式原子力潜水艦部隊に接収された、と語った。「生前」とは全てが切り離され、名も「431」とさせられた。ロシアからの現物借款により入手したシエラ級原潜「ユリョン(幽霊)」に乗る男達は皆チャンソクと同様、何らかの罪により死んだことになっている男達ばかり。431となったチャンソクは、202にどこかうさんくさいものを感じながら、「ユリョン」に乗り込むのだが、案の定韓国領海を出た所で副艦長である202が官庁を射殺し、艦を乗っ取る。その目的は、沖縄で原子力潜水艦の開発をする日本に搭載している核ミサイルを撃ち込む事だった。服従の歴史を語り、我慢するのはもうたくさんだと言う202。どんな名目であれ、武力の行使は侵略であり正義は無いと言う431。艦内が全て敵の状態で、431=チャンソクは核の発射を防ごうとするが…
 え〜、まず、この映画、どう考えても「お笑い」です。「日本が原子力潜水艦を開発しているのは公然の事実だ!」とか、まあその他色々。これが韓国の一般的日本観だとしたら即刻韓国と手ぇ切ってもいいんじゃないかというカンジの日本=ワルモノ。まあ、一昔前のハリウッド映画におけるソ連の扱いと同じですな。でもそのワリに作中で日本が何か悪い事してるかってえと、別に領海侵犯した国籍不明艦を追い払おうとしてるから別に悪いコトしてないのである。202は沈む日本の潜水艦の圧壊音と搭乗員の悲鳴をわざわざ聞くという悪趣味っぷり(日本語で「バカ!諦めるな!」とか潰れる瞬間「おかーさーんっ!」という叫びが聞こえるなど、イヤな感じ120%)。つまり行動原理が完璧テロリストのイカレ具合なのに、主人公も根っこの所ではそれを否定してないのである。う〜む。更に、潜水艦で潜水艦を海底に引きずり込むという荒業や(船体の大きさは同じくらいなのだが、そういうことって出来るものなのか? そもそもアンテナを狙って相手の船に引っ掛けるなんて芸当が出来るとは思えんが)恒例の「敵の魚雷を敵潜水艦にぶつける」も披露。ラストも爽快感も救いもへったくれもありゃしねえ。悲壮感ですら漂わないってのは問題ですぜ。いや、もう言う事無いです。0.5点と言いたいトコだけど、潜水艦釣りに免じて1点。
 「 小説家を見つけたら 」。途中から見始めたのであらすじは省略。要は、ブロンクスの貧民街に住む母子家庭で育った黒人の少年が、大昔に一作だけ本を出した伝説の小説家と出会い、思わぬ文才を開花させるけど、あまりに出来が良過ぎるので、国語の教師に盗作の疑いを持たれる。しかし、小説家との約束で、彼の事を他に漏らすわけにはいかずに窮地に陥るという話。
 「恋愛小説家」や「グッドウィル・ハンティング」のガス・ヴァンサントの監督作品。う〜む、結構楽しめるのだけど、はっとする所や、絶え切れないくらいの重みを感じさせる所とかにはちょっと欠ける感じ。良くも悪くも「佳作」ですかね。1点。
 最後は「 サトラレ 」。佐藤マコト原作の漫画の映画化。「サトリ」というのは昔話に出てくる人の心を読む妖怪。一方「サトラレ」は、周囲の人間に心を「読まれて」しまう人間。しかも本人にも周囲の人間にも否応無く。周囲の人間に自分の考えてる事が筒抜けなどという状況下で、まともに生活出来る人間はいない。しかも「サトラレ」である人間は、何故か皆IQ180以上を誇る天才揃い。知的財産である「サトラレ」を守る為、日本ではサトラレ保護法が施行され、サトラレ本人に自身がサトラレである事を知られぬよう、彼らを守る「サトラレ対策委員会」が存在していた。物語は日本で7番目のサトラレである外科医、里見健一の元に委員会から派遣された小松洋子が接触する所から始まる。里見健一は医薬品開発に非常な才能を示しながらも、決して外科医志望と言う自己の信念を覆すことがなかった。これは医薬品開発分野における多大なる損失であるのみならず、守秘義務を要求される医者にとって「サトラレ」であることは生得的な欠点であるとも言える。洋子の任務は、健一が外科医を志望する理由を調べ、彼を医薬品開発の道へ向かわせることだった。洋子も最初はサトラレの思考伝播の為に迷惑する病院の人々を見て彼を病院から追い出すべき、と思うが、しかし異形の天才「サトラレ」とはいえ普通の人間、恋もすれば悩みもする、むしろ人間として真摯で純粋な健一の姿を見て、そして健一が医者を志す理由が、幼い頃高熱を出した時に助けてもらった祖母の姿が心に焼き付き、医者になって祖母が病気になったら助ける為ということを知り、「サトラレ」に対する考え方を変えていく。しかし病院内外からの働きにより、外科医としての自らの適性に疑問を持ち、方向転換を決意する健一。そんな時に彼の祖母のキヨが悪性のすい臓癌に侵されていることが判明した。無論サトラレである健一には知らされない。キヨは自らの病状が軽くは無い事を知り、健一にオペをさせてもらえないか、と頼む。そしてオペの当日、何も知らずに医科学研究所へと送られる健一を乗せた車を追って、洋子は祖母の本当の病状を知らせる為に走るのだった…
 ベースは原作の「サトラレには向かない職業」。それを原作の様々なエピソードを繋いで映画化している。基本的に原作のエピソード順にわりと忠実に映像化してるので素材の勝利と言えない事はないのだが、こういう場合にありがちなエピソードのバラバラ感というのは薄い。と、いうのも影の主役として「サトラレ以外の人々」、例えば小松洋子やサトラレ対策委員会の部長国光のサトラレに対する考え方、態度が全体を通して変化して行くというのがちゃんと描かれて行くせいだと思う。最初は世間的にはやっかいもの扱いで、正面切って以外は「サトラレ」としか呼ばれなかった健一が次第に名前で呼ばれて行くなど、あからさまと言えばあからさまだけど良い効果を出している。最後のシーン、どこで切るかも秀逸。映画としてはあそこをラストシーンにするのがベストだろう。色々言えるけど、良い映画かどうかと問われれば、「面白かった」とはっきり言える。2.5点。