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2012年04月19日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] しろくまカフェ#1とエウレカセブンAO#1と未来日記#26(最終回)

  しろくまカフェ #1「しろくまカフェへようこそ」「パンダくんの就職」。家でゴロゴロしているばかりのニートのパンダくん。ママからアルバイトくらい探せと言われ、渋々情報誌でアルバイトを探すが「働かないでお金をもらえる求人はないですか?」とニート丸出し。
 そんなパンダくんが迷い込んだ良さ気なカフェ。そこではしろくまのお兄さんがマスターをやっていて……
 福山潤、櫻井孝宏、神谷浩史、中村悠一、小野大輔と腐女子垂涎のキャスト揃えて何やってるんだよw
 パンダくんのダメさ加減もかなり逝ってるけど、何気にしろくまのマスターが辛辣。シュールでゆるい感じで、ぼーっと見るのは良い感じ。

  エウレカセブンAO #1「ボーン・スリッピー」。2025年の沖縄。親がなく医者のトシオに育てられているアオは、周囲から外人扱いされていることもあり、トシオの愛情にも関わらず「自分はよそ者」という疎外感を抱き続けていた。幼馴染の島のユタであるナルに相談するのだが、病弱な彼女に逆に叱咤される始末。そんなアオがある夜海岸に出ると、イリーガルな運び屋連中の無謀な運転に巻き込まれかける。かろうじて無事だったものの、運び屋の荷物はとんでもないもので、アオは運命的な出会いを迎える。
 「交響詩篇エウレカセブン」の直接の続編らしいのだけど、何故か舞台は西暦。パラレル設定?とも思うのだけど、アオがイメージで見る母親は、どうもエウレカ本人っぽい感じ。「日本軍」だとか、なんか世界情勢が妙な感じではあるけども、微妙な地元感とかは悪くない感じ。旧作とこれがどうつながるんだろう?

  未来日記 #26(最終回)「初期化」。原作と同じどんでん返し。神の力を分け与えられたナインスのバトルも含め、出来はかなり上々。なんだけど、原作からのアラ「三巡目の世界の崩壊は解決してない」とか、「オヤジはクズのまま」とか、それはそのままなんだなぁ、と。原作はなんとなく一気に乗り切ってしまった感なんだけど。
 で、その一番の原動力だったエピローグが削られてるのが一番の問題。劇場版か何かはわからないけど、それで一番大事な演出削っちゃダメだろう。出来はいいのに、なんかどこかでずれてる感じ。


2011年04月19日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 春の新番組その2

 あいも変わらずテンパってるので、今回はリンクもなし。(胸を張るなよ)

 プリティーリズム・オーロラドリーム:「めちゃモテ委員長」の後枠。絵柄的には大分違うし阿澄佳奈を中心とした声優ユニットLISPがメイン三人を勤めたりと、声優ユニット売り出し企画にも見えるけど、オシャレがテーマの一つという意味では同じ。しかもフィギュアスケートとの組み合わせという……それが「オーロラショー」なるもの。よく判らないけど大人気のエンターテイメントなんだそうな。そのオーロラショーに、ド素人の少女あいらが足を踏み入れてしまう、という展開。基本、王道のアイドルものっぽいですな。3DCGによるオーロラショーのシーンは、まあ、それなりに違和感がない。ちょっとアイマスっぽいけど。

 へうげもの:山田芳裕原作の、戦国時代に生きる美術や風情に目がない奇人「数寄者」である古田織部を主人公とした変わった時代もの。第一話から戦国数寄者の代表のような松永久秀が出てきて、当時普及した文化と戦国が入り交じった作品なので、とっつきにくいけど変わってて面白い。あと、OPがIKZO(吉幾三)で、EDが斉藤由貴って辺りも高めの年齢層を狙ってるなぁ、という感じか。

 俺たちに翼はない:エロゲ原作のアニメその2。群像劇っぽいけど、アニメっぽい奇人変人が勢揃い。ただ、なんかこのガチャガチャした感じは嫌いじゃない。なんとなく覚えのある雰囲気の気もして、監督を確認したらウシロシンジ監督。やはりエロゲ原作の「祝福のカンパネラ」とか「乙女はお姉さまに恋してる」とかのスラップスティック系の作品には非常にはまる監督さん。多分大ヒットはしないだろうけど、地味に楽しみに出来るかも。

 よんでますよアザゼルさん:モーニング別冊から独立創刊したイブニング連載の、ギャグマンガ。性格の歪んだ探偵アクタベの事務所でバイトしてる女子大生が、アクタベが使役してるブタのようなイヌのようなちんちくりんな悪魔「アザゼル」を始めとして、いろんな悪魔やクセのありすぎる依頼人に振り回される話。もうなんというか、原作に忠実ですとしか言いようがありませんw

 青の祓魔師:ジャンプSQ連載の、学園オカルトアクションもの。岡村天斎監督なだけあって、めっさDARKER THAN BLACK臭か! 話作りに深く関わるとハイクォリティのオサレアニメになってしまうんですが、今回は原作付だからそういうことはないかなぁ、と思いたい。いや、でもマンガ見てもあまりピンと来なかった部分が、アニメだと天斎演出で妙なリアリティが生じて実に良いです。

[マンガ] STEEL BALL RUN最終回

 なんというか、実にしんみりしてしまう最終回でした。
 しかも、荒木作品にしては珍しく、最初の方の伏線もちゃんと回収してるのですよね。(ポコロコだとか)
 多分、週刊連載でとにかく矢継ぎ早に読者への矢を放たないといけなかったのと違い、初期を思い返しながら構成を練れるペースになった、ってことなんでしょうね。最強のはずのスタンド「ザ・ワールド」を、誰が、どうやってどうにかできるのかとか、遺体の行方、ジョニーがどうなったか、全部きちんとはまった感じの最終回でした。主人公がスーパー能力で悪い敵ボスを倒さないとすっきりしない、って人は、もやもやするかもしれませんが、そういう人も年月をおいて見返してみるといいと思います。
 そして既に次号にはジョジョ第八部の告知が! 舞台は二巡目の世界の杜王町、時は現代(?)、そして主人公はすきっ歯のジョジョ? しかもシリーズ名は決まっていて「ジョジョリオン」。内容が想像もつかんw


2010年04月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] TVタックルに麻生元首相が出てた

 TVタックルに麻生氏が出ると聞いて、出来る限り残業しないようにして帰宅して視聴&録画。たけしとの酒の席で「出てよ」と言われて「ついOKしてしまったw」というのがらしい。ビートたけしだから引っ張り出せたというのもあるけど、ビートたけしのポジションだからこそ出せた、という部分もとても感じた。若干、いまさらながらの鳩山政権叩きのダシにされたという感もあったけど。「言ったからには実行しろ!」で「民主党にブーメラン」のテロップが入ったのは笑ったが。
 番組の内容的には「今だからわかる麻生政権の功績」みたいな感じだったけど、それ、全部当時から言われてたことなのだよね。「マスゴミ」と言って揶揄する人もいるけど、マスコミも報道しなかったわけじゃない。ただ、扱いは小さく責任追及とか解散期待の記事ばっかだったんだけど。この辺は最近調べてカルテルというよりマスコミの意識のずれから生じてることらしいという印象。微妙に歪んだ使命感と政党寄りの慣習の正当化とがあって、「情報をもらえなくなると困るからある程度手心を加えないと」というのと、自尊心をくすぐられて「この政治家はマスコミを大事にしてくれてる」という懐柔に簡単に引っかかって、記事に傾向を加えてしまうのが昨今のマスコミで、麻生氏はそこを斟酌せずまったく無視したのでマスコミに大バッシングされたというところだろうな。麻生氏の宣伝戦略の欠如と言われればそうだが、そんな程度のマスコミも情けなく、なにより今はテレビ新聞以外に情報を得る手段はあるのにそれを行使せずに流されるままだった視聴者も情けない。
 まあ、今言っても何もかも繰り言にしかならないけど、でも麻生氏の相変わらずの調子を見られたのは良かった。
 ちなみに鳩山はダメダメだけど、小沢については今ちょっと評価を保留。鳩山を暴風壁にして、なんか水面下で動いてますな。単に権力が欲しいだけの人物とも思わないけど、かと言って賛同もしかねる感じ。


2009年04月19日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#10とディケイド#13

  シンケンジャー #10「大天空合体」。すべての折神が揃って喜ぶ丈留たち。さらにじいの言うところによると、シンケンオー以外の三体の折神が合体し、「ダイテンクウ」になるという。そのため、三体の折神の搭乗者を割り振られるが、実力から考慮されて丈留、流ノ介と、モヂカラの扱いが巧みな茉子の三人に決まる。それを聞いて千明は自分が選ばれなかったことに悔しさをおぼえ、何時になく特訓に身を入れる。
 それを好ましく捉えていたシンケンジャーたち、とりわけじいだったが、新たに現れたアヤカシに流ノ介と茉子が追加ディスクを使おうとしたとき、千明は何を考えたか茉子の持っていたカブト折神ディスクを奪い、勝手に使おうとする。が、モヂカラの不足のせいでディスクは発動せず、結局アヤカシを逃がしてしまうことに。そのことをじいから激しく叱責され、ショドウフォンまで取り上げられた千明は、腹を立てて志葉家を飛び出してしまう。

 戦隊物は目的も主人公たちの立場も最初からはっきりしてる分、序盤部分の成長がライダーとかより描き易いよなぁ。とは言え、今回の千明は流石にあかんでしょ……無論、それは邪魔をしようとしたのではなく鍛えた自分なら使えるかもしれないと思ってのことなのだけど。まあ、じいが怒るのは当然かと。
 とは言え、高校を出たばかりの子供。千明も自分の力を高めようとしてのこととわかってはいるじいは、内心言い過ぎたのかと後悔する。それを、丈留に指摘されるも、「皆を一人前にするのも自分の使命」と頑固ぶりを発揮する。しかし、「全員モヂラカが異なるように、自分と同じようにしてもそれがいいとは限らない」と丈留に言われてしまう。その言葉にやり方を変えることを決意したじいは、千明にモヂカラの根本、自分の力の具体的なイメージを持つようにヒントを与える。
 って、それって要は無茶苦茶初心者扱いってこと? まあ、基礎を知らずに扱っててもそこそこ扱えてたってことは、それだけ地力があったってことかもしれませんが、う〜ん。
 次回は、志葉家の者が持つ、何かの秘密をめぐってドウコクと十臓が本格的に対立、三つ巴になるらしい。まあ、十臓はそのうち味方になるんだろうけど。


  ディケイド #13「覚醒 魂のトルネード」。エクシードギルスにベルトをはずされ、生身のままデルタのルシファーハンマーを受けそうになった士だが、直前でユウスケに助けられ、事なきを得る。だが、エクシードギルス=芦河ショウイチはこれに懲りて自分に関わるなと譲らない。その場でただ一人事情のわからぬユウスケだったが、その男が八代が必要としている男であり、前G3-X装着者だと聞き、激しく動揺する。
 一方、新たな敵、アンノウンの出現に、G3-Xのさらなるパワーアップの必要性を説明する八代。彼女はその存在を予期して開発していたG4チップを使おうとするのだが、大樹の目的はそのG4チップだった。チップを奪って逃げようとする大樹に、八代の想いを踏みにじられまいとかじりついて逃がさないユウスケ。だが、八代はG4チップを自ら破壊してしまう。「本当に大事なものは、そんなものじゃない」そういう八代の言葉に、大樹はさらに価値のあるお宝とは何かを見極めようとする。
 その頃、光写真館ではショウイチを守るという士の言葉に、夏美たちが目を白黒させていた。士は人類の進化を止めようとするアンノウンに、人類の次の段階である「アギト」に目覚めかけたショウイチが襲われていることを八代の手紙で知ったのだった。ショウイチが殺されれば八代が悲しむ。そんな八代の悲しむ姿を見れば、きっとユウスケも悲しむ……そう思ってのことだった。
 だが、ショウイチはあくまで暴走する自分の力から人を遠ざけようとし続けていた。そんな彼に、もう一度G3ユニットに戻るよう、ユウスケが説得を試みる。

 上手いことまとめたなあ、という印象。八代は小沢であるだけじゃなく、部分的に真魚でもあったのか。いや、その真魚の中の人は、次の電王編でも出てくるのかもしれないですが。
 アギトの主人公翔一は、「みんなの笑顔を守るため」と言っていたクウガの後を継いで「みんなの居場所を守るため」というのを戦いの理由としていた。映画版では「真魚ちゃんの笑顔が、俺の居場所だ!」とも言っていた。
 この世界のショウイチはアギトの力に目覚め、自分の居場所を見失い、居場所であったG3ユニットから姿を消した。一方ユウスケは、パラレルな世界の八代の笑顔を守ろうと、そこにいようとした。だが、そこは本当のユウスケの居場所ではなく、そこには本来別の誰かがいるべきはずの場所……それがなくては八代は本当に笑顔にならないと察したユウスケは、ショウイチに、八代の待つG3ユニットこそが彼の居場所だと訴える。
 そして、アギトの力に目覚めつつも、人間として生きていくことを決めたショウイチは、ギルスではなく完全な力を持つ姿・アギトとして覚醒。ディケイド、ユウスケの装着したG3-Xと共に戦う。
 いや、正直エクシードギルスの方が素のアギトより強いと思いはするんだけどさ。でも「DEEP BREATH」をBGMに喰った弁当で最終パワーアップ、よりは、まあおかしくはないかも。
 その他、ショウイチに、最終回の誠の台詞「俺は、ただの人間だ!」を言わせたり、やっぱりあちこちくすぐりがあるなぁ。アギトの変身したトルネーダースライダーモードにディケイドとG3-Xが乗るのは、スペシャル版の冒頭の部分からだろうなぁ。
 結局、大樹はお宝は目の当たりにするものの、盗める物ではないと次の世界へ。アギトとしてアンノウンと戦うことを決意したショウイチは再び八代の待つG3ユニットに。それを見極めたユウスケは、満足そうにアギトの世界に別れを告げる。
 次は電王の世界。脚本は小林靖子で、映画との連動回らしい。でも、「この世界はもう終わってたんだな」ってのは、良太郎はもう電王にならないってことなのかなぁ。他のキャラはなんかオリジナルっぽいですが。


2008年04月19日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#3とHOLiC継#2と狂乱家族日記#1と図書館戦争#1

  マクロスF #3「オン・ユア・マークス」。SMS本部の前で邂逅したアルト、ランカ、シェリル。だが、居住区に侵入したヴァジュラが迫り、三人は緊急用シェルターに逃げ込む。余裕なくいらつくアルトに、それをからかうように挑発するシェリル、二人の間でおろおろするランカ。他人任せの状況にいらつくシェリルだが、ヴァジュラの攻撃の余波でシェルターの換気設備が故障してしまう。このままでは窒息するという状況に、ひたすら前向きに自分の力で未来を拓こうとするシェリルを姿を見て、アルトとランカは何かを感じる。

 なんだ、シェリルはなくしたイヤリングを取りに来ただけか。これでは修羅場にならんわなぁ……<なにを期待しているんだ
 状況をわかってないかの如く我を通そうとするシェリルだけど、実際は自分に出来ることがないといらつくだけのアルトや、ただ単に立ちすくむだけのランカと違い、可能性は少なくとも自分の出来ることをして突破口を開こうとする、最もポジティブな行動力を見せる。それを見てアルトが、そしてランカがそれぞれの決意をしていくという流れ。
 ヒロイン(の一人)が中華料理屋で働いてる、敵の襲撃の余波で閉じこめられる(、マグロを食う)、戦闘機乗りとアイドルを目指す、って、初代マクロスの流れを追ってるなぁ(まあ、マクロスシリーズはすべて「マクロス世界で作られた、実際の事件を元にしたドラマ、映画」という設定なので、意図的に初代に似せて作られた、という設定かもしれない)。ポロリもあるでよ。って、あれは完全な不可抗力の気が。シェリルが別れ際に「視覚データ云々」と言っていたのは、電脳インプラントが合法なマクロスギャラクシー船団の常識での発言だろうなぁ。
 それはさておき、ヴァジュラは撃破するが、ランカの兄、オズマが戦闘中に負傷してしまう。それを見て、トラウマから気絶してしまうランカ。実はランカは幼い頃家族の乗っていた移民船をヴァジュラに襲われただ一人生き残った過去を持っていた。オズマはその際ヴァジュラと交戦した軍の戦闘機乗り。彼女の家族を守れなかった後悔から、彼女を引き取り妹として育てていた。まあ、ランカの家族を襲ったのがヴァジュラとは明言されてないけど多分間違いないでしょ。おそらくSMSが設立されたのも公式にはその存在を伏せられていたヴァジュラへの対抗組織として、実際は秘密裏に準備をしていた、ということだろうし。
 ランカは(その記憶は封印されてしまっているが)そういう過去を持っているがゆえにオズマは自分が危険に任務に就いていることを隠しており、事情を聞いたアルトはさらに詳細な事実を知ろうとするが、それはSMSに参加するということでもあった。その決断のために24時間の猶予を与えられるが、友人でありSMSに所属していたミハイルは「ただ単に逃げたいだけのお前は、やめておけ」と忠告する。実際女形歌舞伎役者の家系に反発してのパイロット転向だったが、過去の傷と向き合おうとするランカを見て、人々を守りたいという気持ちもあるのを再確認、SMSへの入隊を決意する。ランカもまた、死の危機、兄の危機に直面し、自分の歌を出来るだけ多くの人に効いて貰いたいという気持ちに素直になり、「ミス・マクロスフロンティア」へエントリーする。
 しかし、シェリルが今後も二人に関わる伏線は張られているものの、このままだとランカを巡る三角関係みたいに見えてしまう……


  xxxHOLiC◆継 #2「左眩 ヒダリメ」。百目鬼の代わりに蜘蛛に右目を差し出したワタヌキ。だが、「自分がしたいからそうした」というワタヌキに、百目鬼は明らかにいらだった様子を見せる。そんなとき、座敷童子の取り巻きのカラス天狗たちが、侑子の店に飛び込んでくる。

 他人のために自分が犠牲を払うことと、自分を大事にしないことで自分を大事に思ってくれる他人を傷つけることの競合がいまいちわかっていないワタヌキが、それを思い知る事件に巻き込まれる、というのが流れなのだけど、それはさておき。
 「いまどきのネコ娘って、あんななんだ」って、いまどきのネコ娘はさらに進化(堕落?)してメイド姿やキャンギャル姿にまでなってますぜ。いやはやもうなんとも。


  狂乱家族日記 #1「凶華様、君臨す!」。現在過去の日本と関係ない架空の「大日本帝国」。そこの政府機関である超常現象対策室に所属する乱崎鳳華は、街で少女にしか見えないネコミミ、ネコしっぽの無銭飲食犯・凶華に出くわす。偶然のような必然のようなことに、鳳華は凶華を含めたあるメンバーたちのとんでもない(あるいはろくでもない)プロジェクトに巻き込まれていた。

 原作未読。ま〜、設定から書くと、昔世界を滅ぼしかけた「閻華」という存在が、対峙される間際に「自分の子供が復讐する」と言い残し、その閻華の子供たちをあつめ家族ごっこをさせて管理、対処しようという政府の計画に主人公が巻き込まれるというもの。主人公が父役、ネコミミが母役。まあ、他のメンバーも、内気少女はまともなのだけど、クラゲ、人型殺戮兵器、人語を解するライオン、オカマと、狂乱というか、意図的なカオスというか。でも基本的に唯我独尊な凶華が締めるという構成らしい。おかしな連中が一堂に会するってのはスラップスティックの王道といえば王道なんだけど、まあ、どうなんだろうなぁ。
 普通にED見てたけど(いや、電波ソングなんだけど)、放送局によってEDが違ってたらしい。つか、凶華の声の藤村歩って、名前が聞き覚えあるけど誰だっけと思ったら、「あさっての方向。」のからだ役だった。演技力とかとは微妙に別の意味で、声優ってすげえ。


  図書館戦争 #1「我ガ王子様ハ図書隊ニアリ」。人権保護のための表現規制「メディア良化法」が施行された架空の現代。その一方で強権を有するその法制度に対抗し、「図書法」が施行され、図書館は強制良化法の実行組織「良化特務機関」に対抗するため、独自の武装組織「図書隊」を保有するに至った。
 高校生時代、図書隊に好きだった本を良化特務機関に守ってもらった笠原郁は、その図書隊員に憧れ、隊に入隊する。が、あこがれの仕事は想像と違ってハードな基礎訓練ばかり。特に指導教官である堂上篤はことあるごとに笠原に絡んできてイライラするばかり。寮で同室の柴崎にも愚痴ってばかりの毎日だが、街に出た時に良化特務機関が書店の本を接収しようとしているのを察知、それを防ごうと無鉄砲に飛び出してしまう。

 これも原作未読。え〜、いや、これどう判断していいんでしょうかねえ……一種ファンタジーってのも、基本はラブロマンスってのもわかるんですよ。「本を守るための武装組織」って設定も嫌いじゃない。ただ、まず主人公はじめ図書隊の面々はハートマン軍曹様に鍛え直して来ていただきたい。あと、図書館内で発砲するな。本に当たるだろ。図書館で撃っていい銃は暗殺用にあらかじめ用意された、くりぬかれた図鑑の中に隠された拳銃だけだ!(新男たちの挽歌ネタ) 良化特務隊はともかく、図書隊はそんなことでいいのかと小一時間(ry
 原作では法的社会的背景や状況の文章的ハッタリが上手いこと働いてるのかもしれないけど、映像化したものを見ると違和感この上ない……ファンタジーと割り切れればいいのだろうけど、変にリアル調描写で割り切れないでツッコミばかりしてしまうのが……
 どういう視点で模式化してるのかわからんので、おいおいそれがわかれば楽しめるのかもしれないけど、今のところは見てる端から小石でつまずいて風景を楽しむどころではない感じ。


2007年04月19日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] らきすた#2と藍蘭島#3とおおふり#1とロミジュリ#3

  らき☆すた #2「努力と結果」。4コマをだらだら流していた#1とはちょっと違って、GWの宿題間に合わない→自分のためにならない→納得いかね〜! の流れが一応出来ていたかと。でも、そういう方向で今後も行くのかな? なくてもだらだら流し見する分には最適なのでそうでなくても構いませんが。
 EDはやっぱり今回も変わってて、「アクマイザー3」……次回はアニメって、ギンガイザーでも歌うんか?
 それにしても「らっきーちゃんねる」の黒さはなかなか。


  ながされて藍蘭島 #3「役立って、居候」。すずの家にやっかいになることになった行人は、せめてすずの手伝いをしようとするのだが、電気もガスも水道もなく、全てが自給自足の島のこと、現代っ子の行人はあまり役に立たない。その後仕事に出ても常識外れの村の動植物に翻弄されっぱなしになってしまう。

 電気ガス水道がないってのはともかく、この島の生態系は……つか、「マツタケ」のビジュアルが普通にヤバイだろ。
 動作画は少し落ち着いた感はあるものの、それでもクォリティ高ス。
 でもなんと言っても本気で行人に惚れつつあるりんがテラカワイス。
 途中であやねが茄子に乗って流れてるのはなんでだろうと思ったら、鬼ごっこ大会からまだ一日しか経ってないのか。


  おおきく振りかぶって #1「ホントのエース」。中学時代、球威がないのに通っていた学校の理事長の孫ということで野球部のエースをもらっていた三橋廉。その事を周りから責められ続けていた廉は、高校では野球部に進むまいと決めていたが未練たらたらで覗いた野球部で新入部員としてとっつかまり、試しに投球練習をさせられる。しかし、廉のヘロ球を受けていた阿部隆也が急に目の色を変える。

 原作未読。「ヘボだと思われていたけど、実はとんでもない資質の持ち主だった」という定番ネタだけど、コンパクトに、いやみなくわかりやすくやってますな。これだけでも関心だけど、演出の仕方がシリアスよりもコメディ寄りで地味になりすぎることがない。と思ったら水島努監督だったのか。
 原作が面白いという話は聞いてたけど、実は野球ものには心理的障壁があってちょっと避けていた。だけど、確かにこれは面白いですな。巨乳監督もよろしいですし。でも、オレンジを手で搾るくらいで、と思ったら、搾ってるの甘夏かよ……教師じゃないって、仕事何やってるんだ……


  ロミオ×ジュリエット #3「恋心・残酷な悪戯」。前回はジュリエットがギャビレット家唯一の生き残りであることが明かされ、元家臣たちに傅かれ復讐の御輿に担ぎ上げられるまで。今回は、捕らえられた「赤い風」の支援者を助けに行った赤い風=ジュリエットが逆に窮地に陥り、ロミオに助けられるも、ロミオが仇のモンターギュ家の跡取りだと知らされてしまうまで。
 古典的、っつーか、古典なんだけど、やっぱ周囲の状況に引き裂かれる恋、ということでは状況的にムード満点。アクションシーンではやはり動きまくるし。
 一方でモンターギュ大公がわかりやすく単純な暴君だったり、赤い風があまり考えずに人を場当たりで助けてるのが……普通に考えれば、助けられた者や赤い風の援助を受けた人間が大公側から更に厳しい糾弾を受けるだろうに。その辺は、あまりごちゃごちゃしすぎない方が良いって割りきりかな?
 それにつけても、ロミオのおっかさんが存外地味な顔立ちで意外だった。松本零士キャラのおっかさんなんざ、下町のラーメン屋のおかみさんでもまつげバタバタなのに。(比較対象が悪い。)


2006年04月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] URL切り替えのお知らせ

 まあ、実際には大分前から切り替わってるんですが、この日記の旧URL (http://www.renge.sakura.ne.jp/~ssuzuki/diary/)上のコンテンツは契約上の保存期間がもうそろそろ終了します。実際にはいつまで保存されてるかは不明ですが、四月以降は突然消えても不思議はありません。ですので、もしこんな日記でも「まあおかしな奴をたまには見てやるか」という方で、旧URLから変更してない方はブックマークやアンテナ等のURLの変更をよろしくお願いします。

[その他] 竹島近海の調査船の話

  竹島周辺調査、安倍官房長官「粛々と」産経 )。この問題、産経、日経、読売、東京新聞は普通に報道していたが、朝日、毎日はスルー気味のようだ(韓国側の抗議は報道している)。報道すること自体が韓国との波風を立てるとの判断かもしれないが、真意はわからない。(どっちにしても既に波風は立ってる)
 韓国は自国の排他的経済水域と主張しているが、日本は日本の排他的経済水域と認識しているし、国際法上も日本の側に分がありそうである。いずれにしても非経済行動的な政府船舶による「学術調査」なので、拿捕や攻撃などは「海洋法に関する国際連合条約」によりできない(韓国側の排他的経済水域であれば退去勧告までなら出来るが、これすらも韓国側には著しく不利である)。韓国は「場合によっては調査船を拿捕する」とコメントしているが、それについては 韓国内からも国際法上拿捕は問題があることが指摘朝鮮日報 )されている。拿捕を強行した場合、韓国側は反撃されても文句は言えない(まあ、まずないと思うけど)。反撃なしに拿捕しても国際司法裁判所に訴訟されれば、流石にこれまでのように逃げるわけにも行くまい。
 もし日本の調査船に対応しなければ、それは韓国が腰が引けたことをアピールする。この局面だけで言えば、韓国の「詰み」状態に見えるなぁ。韓国側としては形ばかり側で警告を繰り返すくらいしか手はないように思えるが。だがむしろ日本側の積極的攻勢に驚いてるんだけど。どこらへんが旗振ってるんだろう?

  【海洋調査】市民団体「だ捕・処罰に応じなければ撃沈せよ」朝鮮日報 )。すげえ。この人たち、戦争したいのかな?(私はしたくないです) もし撃沈なんかしたら問答無用で韓国は致命的不利な立場に立たされるんだけど……この手のは(日本に対してよりむしろ韓国自身にとって)性質が悪いなぁ。

[アニメ] BLACK LAGOON#2とまじぽか#3

  BLACK LAGOON #2「Mangrove Heaven」。PMCのEO社のヘリに追われるブラックラグーン号。マングローブ林の暗礁に追い詰められた一行に、緑郎が提案した一発逆転の秘策とは……?
 原作の終盤と、第二話(連載化第一話)の冒頭まで。作画がやや荒れた感じと、間延びした感じはするが、作画の方はこの程度なら問題なし。ただ、魚雷で人が潰れるところはもうちょっと臨場感が欲しかった気も。地上波だからあまり無理はできないのだけど。それと、景山部長が家に帰るシーンはアニメオリジナル? このシーンで緑郎の立場が現代のサラリーマンにとって窮屈な社会を抜け出した、ある意味での夢であることが暗示される。もっとも緑郎(ロック)のこれから生きてく世界も、夢の世界ではないことが示されるはずなのだけど。
 なお、サンデーGXでの情報によると#3以降のタイトルは順に#3「Ring-Ding Ship Chase」#4「Die Ruckkehr der Adlers」#5「Eagle Hunting and Hunting Eagles」#6「Moonlit Hunting Ground」#7「Calm Down, Two Men」#8「Rasta Blasta」#9「Maid to Kill」#10「The Unstoppable Chambermaid」#11「Lock'n Load Revolution」#12「Guerrillas in the Jungle」。#3〜5はおそらくナチの潜水艦引き上げとアホのネオナチエピソード、#8〜10はロベルタ、#11,12は大地康男似のテロリストか? ただ、#6,7が不明。双子、じゃないよなぁ。

  錬金3級まじかる?ぽか〜ん #3「明日の呪文は愛の献血」「幸せの呪文は理想の男性」。前半は献血車職員のお兄さんに一目惚れしてしまった吸血鬼のパキラの話。血を求めてたはずなのに、逆に献血に励むハメになってしまう。あしたのジョーネタとかやって、一途なんだかおバカなんだか相変わらずわからないゆるゆるの世界(笑)。「搾りたての血」って、誰から搾ったんだ? 後半は暗闇で四人が理想の男性とシチュエーションを語り合う。ところが彼女らの置かれてる状況は実は……後半もゆるゆるだけど妙に中毒性が。作画が崩れないし、キャラもきちんと立ってるし。
 今回EDはパキラver.だった。次回の前半は鉄子の話っぽいから、次回は鉄子ver.かな? 前半は各キャラメインの話、後半全員でのコントって形なのかな。


2005年04月19日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国反日デモ関連追加

 昨日提示した China Japan tension: Your views で、名古屋在住のBobさんと言う方が "I'm sure the Chinese government is trying to distract our attention from the Dalai Lama's action."(中国政府はダライ・ラマ活動から我々の注意を逸らそうとしているに違いないの)という指摘をしていて、なるほどなぁ、と思った。後ろ暗いところを隠すにはとりあえず他人を責めろ、というわけか。タイミング的にはその他日本の国連常任理事追加枠選出への反対だとか(何故ここまで強固に反対するのかがよくわからない。日本が固執する理由もわからないが)も重なっていて、一つの行動で複数の目的を達成するという、いかにも中国らしい考え方に思える。
 が、そうするとデモを煽ったのは誰? ということと、どの程度までが意図的だったのか、というのがさっぱりわからない。煽ったのは複数でそれぞれ思惑が違ってるって可能性もある。
 もっとも胡錦濤にしたってそんなに信用してるわけではなく、チベットでの虐殺を指示したのは彼なのでそういうことをできる人間だという程度には認識してる(関係ないが、「超人ロック 冬の虹」に出てくる湖局長ってのは、多分胡錦濤がモデルなんだろうなぁ)。ってことはチベット問題が騒がれたらもろ胡錦濤は困るわけか。胡錦濤がGOサインを出して現場が暴走(あるいは誰かが暴走するように仕組んだ)ってことだろうか。
 世界のニュースを見てみると日本を支持しているものは冷静で理にかなった対応を評価してるようなので、日本はあまり感情的にならず、原則論を崩さずにそのポイントだけを徹底的に繰り返すのがいいんじゃないかと思う。中国以外には日本がフェアで民主的だってことをアピールしつつ、ね。どうせ日本の外交は弱々なんだし。
 ところで上記の読者の意見の中で"The pot is calling the kettle black"だとか"The pot can't call the kettle black"ってフレーズが目立ったので調べると、「ナベがヤカンを黒いと言う」、つまり五十歩百歩とか目くそ鼻くそというニュアンスらしい(どちらも真っ黒じゃん、ってこと)。チャットではPKBという略語もあるらしい。60年前の黒さと現在進行形の真っ黒クロスケさんを比較されるのも困ってしまうが、すでにこの手の不毛な争いにはうんざりしている向きも確かにある。
 一方で非チャイニーズにも(多分)「日本は反省していない」とか「南京で25万人以上殺した」とか大真面目に言ってる意見もあって(入城時20万人の都市で、入城後一ヶ月で25万人に人口が増え、それでその間に25万人以上殺したって、どういう計算してるんだろう?)、「第二次世界大戦時の日本を徹底的に悪者にしたい」という部分もあるにせよ、宣伝活動って大事だな、と思ったりなんだり。

  フジ、ライブドアが提携合意 2カ月の買収攻防に幕朝日 )。多分堀江社長も幾つかのシナリオを用意して挑んで、結果、利益を得たことはたいしたものだと思うけど、一体なにをしたいのかが結局わからない。本当に終わってみれば一体何なんだったんだ、という感じ。あからさまな作り笑顔が、まあなんと言うか……

 そういえば、朝日新聞は NHKに対し法的措置を検討とかなんとか言ってました が、あれ、どうなったんでしょう? 朝日的にはフェードアウトさせて事実を曖昧にしたままにしておこうってことなんでしょうか。本当に竜頭蛇尾な。世の朝日大好きさんは未だに「NHKは説明責任を果たしてない」と思ってるようですが、責任を果たしてないのは明らかに朝日新聞側ですわな。これもしょーもなし。
 さて、退屈な所感にお付き合いいただきありがとうございました。この後は何事もなかったかのようにロクでもないオタク話をどうぞ。↓

[マンガ][アニメ] STEEL BALL RUN本格再開

  ウルトラジャンプ 誌上でSBR今月より本格再開。って、のっけからシュトロハイムですか〜〜!? ちゃんとサイボーグだし。この時点ではかなりのオーバーテクノロジー(って第二次世界大戦時でもそうだって)。でも、登場に興奮したのも束の間……
 この連載再開から本格的に「ジョジョの奇妙な冒険 PART7」を冠することになった。PART6「ストーン・オーシャン」のラストで一巡した世界だってのは作者の荒木氏がインタビューとかで言ってたんだけど、編集部の方針で敢えて明記してなかったとか。雑誌がマニアックになったからOKってことかな?
 で、SBRレースに隠れてた別の目的が徐々に明らかに……って、絶対後付だろ! 多分ジャイロの目的とかで少なくともステージ2の最後くらいまで引っ張るつもりが、惜しみなく投入しちゃったものだから……でも、やっぱハッタリの利かせ方はサイコー。
 米国大統領とかも出てるけど、当時の大統領は第22代 グロバー・クリーブランド か第33代 ベンジャミン・ハリソン …… らしい 。でもどっちも顔が違うぞ? そこすらも現実の歴史と違っているってことだろうか?
 オペラの雑談は大笑い。意味がないけど、いかにもありそう。

  こいこい7 #2。見事に脱落。さすがについていけません……

  極上生徒会 #2。罪がない作りなんだけど、その罪のなさが罪作りな事もある。具体的にはいじめの対処の方法なんですが。言っても詮無いしいかなる意味もないのはわかってるんですが、あれは対処方法としては現実には最悪。あと数回様子見し、やはり個人的に合わないようなら切ろう……

 ネガティブに締めてしまった……反省。


2004年04月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 殺害されたイタリア人について

 確かに殺害されたイタリア人は民間のガードマン(つってもたぶん黒服に武装はハンドガンだけ、なんてことはないだろうけど)と三邦人の分かれ目は、武装、非武装の差(あと、ひょっとしたら人質自体の派兵への意見も)というのは大きそうです。すいません。(そもそもずぶのカタギだったらこんな捨てゼリフを最期に言えそうもないですが)
 でも、ガードマンを「戦闘員」って記述は微妙に違う気も(相手がどう見るかはひとまず置いて)。記事から見ても戦闘員だから殺した、というニュアンスではなさそう。武装の有無は大きいでしょうが。
 また、ガードマンが国際条約で保護対象になるか(遵守されるかは別)は、 ジュネーヴ条約 およびそのもとになった ハーグ陸戦協定 では正規軍以外に適用される交戦者として「民兵・義勇兵」が定義されています。その定義は
(1)部下ノ爲ニ責任ヲ負フ者其ノ頭ニ在ルコト
(2)遠方ヨリ認識シ得ヘキ固著ノ特殊徽章ヲ有スルコト
(3)公然兵器ヲ携帯スルコト
(4)其ノ動作ニ付戰争ノ法規慣例ヲ遵守スルコト
民兵又ハ義勇兵團ヲ以テ軍ノ全部又ハ一部ヲ組織スル國ニ在テハ、之ヲ軍ノ名称中ニ包含
報道が示唆するように軍と行動を共にしていたとすれば、まあなんとなく民兵として取り扱えそうです。そうでなければ完全に民間人でしょう。
 あと、一部報道では DTS社 のガードマンと報道されてますが、DTS社からはこの報道は誤りとのプレスリリースがトップページに掲載されています(イラクおよびその周辺国家での業務は行っていない、とのこと)。

[マンガ] アクション復活

日経
 昨年秋に売上不振で休刊した 漫画アクション の復活号が出ていたので、購入。今ジャンル的にこの手の漫画誌がないので応援はしているのだが、復活第一号から死刑囚の刑務所官吏が主人公の「モリのアサガオ/郷田マモラ」、初回からカルト宗教に狂った母親によって家庭が崩壊してる「カリスマ/新堂冬樹・八湖路つとむ・西崎泰正」、小学五年生の妊娠・出産がテーマらしい「コドモのコドモ/さそうあきら」など、相変わらキツイ話が多い。意気込みは買うし、個人的には好みだけども、大丈夫だろうか……
 気になったのは「軍鶏」が復活の見通しがわからないことと(作者はモーニングに週刊連載してるが、今のところは「軍鶏」の方を買うかなぁ……)、復刊の目玉の一つの、「奪還/蓮池透・本そういち」。「奪還」は 原作 を読んだけども、コミカライズされて、なんというか、あらためて漫画の力、というか、演出の効果力というものを思い知らされた(作画の本そういち氏にその力量あったればこそなのだけど)。以後の展開は報道や原作でも知ってはいるのだけど、それでも帰国したばかりの弟との再会を、喜びよりも「何者になっているかわからない」という恐怖と疑いが支配しているというのが、暴力的なまでに示されている。ノンフィクションでここまでしてしまってもいいのだろうか、と思うくらいに。


2003年04月19日() 旧暦 [n年日記]

ばいよー

 今度研究で使う細胞はCELL LINE(細胞種の系統)がはっきりしている培養細胞を使うので、ちとそれの株分けやらなんやら。コンタミ(汚染)しとったらいやじゃのう。
 発売からひと月近くたっていたのに年度末年度頭がごたごたしていて忘れていた ゲド戦記V アースシーの風 を読了。前作「帰還〜ゲド戦記最後の書」ではタイトルにも関わらず、テハヌーの秘密など、いくつかの謎が残った。なぜ魔法使いクラスの力を使える女が生まれたのか、竜とはいったいなんなのか、アーキペラゴの人間達だけが本当の名前を駆使し、魔術を使えるのはなぜか……亡き妻の幻影を夢で見、壁の向こう側の死者たちの異変の予兆をもたらしたしがないまじない師ハンノキ、そして短編「ドラゴンフライ」に登場した竜女アイリアンを加え、一行は魔法使いの秘密と、それによりもたらされた世界の歪みを知る。~   ゲドは第三巻「さいはての島へ」でアーキペラゴに新しい王をもたらした代わりに一切の魔法の力を失い、「帰還」では元アチュアンの墓所の巫女で、ゲドがそこから腕輪のかけらと共に連れ出したテナーと再開、普通の男としての人生を歩みだし、また養女テハヌーの登場により新しい時代の到来の予感をさせて終わった。日本では「ゲド戦記」と訳されているが、原題はEARTHSEA(EARTH+SEA)で、アースシー世界があくまで主眼であるとわかる。そして、今回ゲドは出てくるが主人公というわけではない。この話を読んで感じたことは、グランドフィナーレ、というところだろうか。これまでの登場人物で、生き残ったほとんどの人々が出て来、集まり、そして世界の謎にけりをつける。もうひとつ、この話で感じたのは人のなす「わざ」の描写である。今回の案内人ハンノキはものを修繕するまじない師で、世界を修繕する今回の話に暗示的ではあるのだけど、それだけでなく、魔法にしろ職人の手業にしろ、その人間のスキルというのはその人自身の人生を導くものになる。なすべきことというのは、運命とかで決まっているものではないが、その人自身が得てきたもの自身が決めるものかもしれない。その他にも異なる宗教・言葉・風習を持つひとびとのある世界観とか、謎だけでなくこれまでのすべてに決着がついた観がある。アンコールではなく、やはりグランドフィナーレ、そんな気がする。ゲド戦記に付き合ってきた人は読まないわけにはいかないだろう。
  愛國チャンネル「チャンネル桜」 。……いやコレは右でしょう、どう考えても。ただ、戦前戦中的価値観を持ち込まれるたびに、やはり今の日本って当時と変わってしまってるのだなぁ、と感じる。戦前戦中の価値観が悪いとか良いとか、そういうことではなく。
  中国がWHO査察からSARS患者隠し朝日 )。中国ってばもー。
  X-boxが実質値下げYahoo! )。値下げもいいけど、軽くしてください。
  米国が米中朝三者協議の中断の可能性を示唆東京新聞 )。北朝鮮が核燃料の再処理をちらつかせたんで、その報復に脅したみたいですね。まあ、これは脅しだろうけども、北朝鮮も阿呆と言うか懲りないと言うか、無事に済めばいいけど。
  SIMPLE2000シリーズ「ザブングル」 を買って来る。忘れてたワケジャナイヨー<嘘くさい。ノンクレジット版のオリジナルOPに加え、音声こそないものの銀河万丈調のナレーションテロップに、レースしながら競争相手をどつきまわすというゲーム内容は実にザブングル的。ゲーム性自体はなきに等しいけど、トロン・ミランも出るしアコンも出る。ホッター爺さんも出る。マリアは敵を攻撃した直後に「ああ、戦ってしまった」とか言うし、グレタ・カラスは「とーちゃんの仇〜!」とか言ってくる。レッグタイプ(小型WM)がブラッカリーだのセンチビードだのオストリッチタイプだのも投げ飛ばす無茶苦茶さ加減もシビリアン的。いやいや、作った奴、エライ! ファンとしては2000円でこれだけ作ってくれれば満足です。エンディングもできればつけて欲しかったけどな。


2002年04月19日(金) 旧暦 [n年日記]

PFAが目にしみる

 免疫組織染色(わからん人は、そういう実験手法があるんだと思ってくだせえ)の方法の一つで、パラフォルムアルデヒド(PFA)で分子構造を架橋して(わからん人は「ふーん、そうなんだ」と思ってくだせえ)生体標本を固定する方法があるのだけど、このPFAを溶かすとき、熱を加えなければならない。更に、気化したPFAは結構目にしみる。う〜。
 で、こうやって固定した標本を MoleculerProbes社 (わからん人は、そういう試薬会社だと思ってくだせえ)から購入したFITC共役β-actin抗体(わからん人はそういう薬だと(以下略))商品番号AC-15で染色したのだけど、どうも上手くいかない。変だ変だと調べてみたら、カタログに小さく「PFAで固定しちゃダメよん」と書いてあった。一週間前まで免疫組織染色のプロトコルをまったく知らなかった人間にそんなこと言うな〜!(ちゃぶ台ひっくり返し)
 そうすると、置換法か凍結標本を作るしかないのだけど、ノウハウがまったくない。しかたない、下の階の解剖学教室に修行に行ってくるか……
 自転車でころぶ。関係ないけど、「ころぶ」(うつぶせに倒れる)と「まろぶ」(あおむけに倒れる)って、「転(ころ)ぶ」「転(まろ)ぶ」で、漢字にすると同じ表記になっちゃうんだねえ。どうでもいいか。話をもどすと、ころんだ原因は、急に車が出てきたので急ブレーキをかけたら、ブレーキが利きすぎて前輪をロックしてキャット空中一回転でふっとばされたというもの。車はまったくぶつかってない。うう、マヌケだ。背中から落ちて、30秒ほど動けませんでした。いやあ、瞬間的に体性を失うと、体性感覚の把握に全神経が集中して、他のことがよくわからなくなるものなんですな。ころんだのはタクシー会社の前だったのだけど、そこにいた人が「車にはねられたかと思った」と言っていたから相当派手なころび方だったらしい。背中から落ちてちょっとからだがパキパキ言ってるけど、おおむね元気。お父さん、お母さん、頑丈な身体に産んでくれてありがとー。
 帰りは帰りで、自転車で走ってたら、同じく自転車に乗っている外国人と日本人の二人組に呼び止められる。「道にでも迷ったのかしらん?」と止まると(このあたりお人よし)、モルモン教の布教活動でした。
「神様は信じてますか?」「いや〜、あんまり……(イスラエル製の9mmの神様なら……)」
「イエスの生涯について、どのようなことをご存知ですか?」「え〜、世間様一般で知られてることくらいなら……(ムアコックの「この人を見よ」とか「ライフ・オブ・ブライアン」並の知識だけどな)」
「神の救済計画についてご存知ですか」「はあ、まあ、大体は……(選民思想には興味ないんですが……)」
「ジョセフ・スミス(モルモン教の教祖)の体験(悩んでて森の中で神様とイエスに会ったんだそうな)をどう思われますか?」「いやぁ、そういうこともあるかもしれませんねえ(注)」
 いや、まったくその気はないのに、以前「ユタ州のモルモン教徒は諸外国へ宣教師として布教活動をする義務がある」という記事を読んだので、妙な情けが出てしまって。でも「名前と連絡先は?」と聞かれて、偽名と偽の電話番号を教えてしまったり。でも、モルモンの経典(知ってる人は知ってると思うけど、モルモンの経典は、紀元前600年ごろにイスラエルの預言者がすでにアメリカに来ていて、あまつさえイエスもアメリカまで来ていたという、アダムスキーもびっくりのトンデモなものである)を「ボクの大好きな本なんですよ」と言われても、「アメリカインディアンの歴史をなめとるんかい!」としか思えないしなぁ……いえ、モルモン教徒の皆様方に別に敵意や悪意を持ってるわけではありませんので、念のため。
 ちなみに、現在一般的に知られている聖書(の原型)が編纂されたのはイエルサレムでなく、6世紀頃のローマだったはず。案外と勉強不足なのね。あ〜、つっこみどころ満載だった。

注:一説によると、こういった神霊との交感体験というのは古いタイプの厳しいモラルなどにより抑圧された性欲が一因であるとの説があり、したがって「その体験は14歳の思春期の頃だったんでしょ? だったらあるかもねえ。いろいろ溜まってそうだし」などと思ったと正直には決して言えるわけがない。

 「指輪物語」のサントラを買ってくる。サントラってより、エンヤの新作CDのつもりで買って来てるな。いや、「ブラックホーク・ダウン」のほうが、サントラ的にはハンス・ジマー節バリバリ(本人なんだからあたり前だが)で燃えるBGMなんだけど。
 ウルトラジャンプは、うーん、悪くはないけど、全般的に低調か? 「なにがモチベーションで、なにが目的なのか、見えてこない」作品が多過ぎる。展開が間延びしてくると、勢いで押すのが難しくなるのだろう。その意味では、一見難解っぽくはあるけど、「STREGA!」は根底に感覚的なものがあるので、それがわかってくると、ある意味直感的にわかる気がしてくる気がする(婉曲な言い方だなぁ)。
 ヤンマガ増刊を見る。あ〜、「今日の五の2」、ちょっといいかも。

P.S.「木で出来た宇宙船」というアイデアは、少なくとも1986年ドナルド・モフィット「創世伝説」で出ています。


2001年04月19日(木) 旧暦 [n年日記]

スペース家政婦は見た

 いや、今日チョイと人と話をしてて、「スペースバンパイア」「スペースインベーダー」の「スペースシリーズ」の続きを勝手に作る、とかいう話をしてて、それなら何を作るか、というので上げたのが「スペース家政婦は見た」。
 大原スペース家政婦協会から派遣されてきた市原悦子が地球の家庭をただ覗くだけ。静かなる侵略どころか侵略もしない。こりゃ新機軸ですぜ、ダンナ!
 …ダメかやっぱ。眠いのう。
 友達とメールで「ガンダムに魂はあるか」みたいな話をする。魂ってのはつまるところ、他人から見て、その人間の根本的行動原理を帰納的に推測したものである。しかし人間の行動原理は単純で無いから、実は結構それは間違いの多い概念ではある。
 ガンダムの擬人化というのは、つまるところただの操縦されるものにすぎないロボットに、人間的な行動原理を投射していると言う事に他ならない。悪いとは言わんが、そういうお約束はちとね〜。