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2013年01月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンガードアジアサーキット最終回とリンクジョーカー#1

  アジアサーキット 最終回。ヴォイドの力に飲まれた蒼龍レオンとの決戦。お互いサイクォリア使いである戦いだけど、この場合の定番、「よりカードと共鳴した者の勝ち」のセオリー通り、ロイヤルパラディンを取り戻す旅でより強い絆を結んだゴールドパラディン、そして駆けつけたブラスターブレードの力もあり、完全に闇に飲まれかけたレオンを倒す。まあ、結果的には結局クロスライドで勝つんだけどね?
 尖兵である蒼龍レオンの支配を失ったヴォイドは全クランの戦士たちの力で撃退、惑星クレイは救われ、後日正式に開催されたVFサーキット決勝でもチームQ4が優勝する。
 結局立凪タクトは何者か(ブロンドエイゼル?)に憑依されてたようで、これまでの記憶はすべてないよう。
 結局、ロイヤルパラディンを取り戻すためのアイチの旅だったのだけど、ロイヤルパラディンからの自立、という形で一応成長ものにもなってるのだよな。まあ、販促の都合上新クランに変更させたという見方もアリですが。
 心の支えであったブラスターブレードも金色パーツが増えて「ブラスターブレード・リベレーター」としてゴールドパラディンに加わったみたいだし、一応これまでを踏まえての成長、ということでいいのかな。
 でも、惑星クレイの危機を救って、次はどうするんだ、と思ったら、次は学園もの?

 と、いうわけで新シリーズ リンクジョーカー編 。VFサーキットも終わり、時は過ぎてミサキと同じ高校に通うようになった先導アイチ。しかし進学校ではカードファイトをする者もおらず、クラスでも浮き気味。そんなアイチを冷めた目で見ていた同級生の石田ナオキは、放課後アイチが楽しそうに何処かに行くのに興味を惹かれ、跡をつける。すると、そこにはカードキャピタルで学校とは打って変わって生き生きとしたアイチの姿が……
 世界を救った戦いの後で部活、というのも拍子抜けだけど、趣味をする際に一番重要なのは周囲の理解なので、案外といい展開かも。
 今回はアイチが素人のナオキを手ほどきしていくという形でゲームの導入を説明。部活ものの定番は、部員が五人必要なのがもっぱらなのだけど、アイチ、ミサキ、ナオキの他、もう一人男子生徒と、何故かコーリンが転入してくるらしい。つか、コーリン、15歳って、バイクに乗ってただろう……
 メインのメンツが入れ替わって、これまでのキャラはどうなるのかと思ったけど、OPを見る限りちゃんと出番はあるよう。カムイはとりあえずチーム男前に加入か?


2011年01月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] レベルE#1とIS#1とまどか☆マギカ#1

  レベルE #1「An alien on the planet」。所属していた野球部が中学全国一位になったことで、補欠ながら招かれ山形に「野球留学」してきた筒井雪隆。待ち望んでいた一人暮らしに胸踊らせるが、部屋には金髪の美形の青年がおり、荷物まで勝手に使っていた。追い出そうとする雪隆だったが、捕え所のない青年にからかわれはぐらかされた揚句、「自分は宇宙人だ」と名乗られてしまう。

 富樫義博原作の、SFミステリーコメディ。ネットスラングとしてすっかり一般的になった「斜め上」の元ネタと言った方がわかりやすいかもしれない。(元の台詞は正確には「あいつの場合に限って常に最悪のケースを想定しろ。奴は必ずその少し斜め上をいく」)
 かなり前の連載だけど、よほど原作コンテンツ不足なんだなぁ。とはいえ、原作に忠実にアホ王子の斜め上ぶりも再現されていて、作画も上々。安心して楽しめる出来になりそう。


  IS<インフィニット・ストラトス> #1「クラスメイトは全員女」。未知の敵の襲来に対し、人類は切り札、「インフィニット・ストラトス」を開発、危機を脱するが、再度の脅威に備え、優秀なIS使いの育成が続けられていた。その育成機関IS学園に、織斑一夏が途中入学してきて学園は騒然となる。それもそのはず、ISは女性にしか使えず、当然学園の生徒も彼以外は全員が女ばかり。しかし、一夏は男。彼は唯一ISの使える男だったのだ。

 サブタイトルが開き直りすぎてるけど、設定がもっと開き直りすぎてる。「未知の敵って何故、どこからきたの?」「不明です」「なんでISでしか対抗できなかったの?」「そういうものだからしかたありません」「なんで女性にしか使えないの?」「そういうものだから(以下略)」
 「フリージング」のことを「韓国の漫画家はこれだから……」と、ちっとも笑えませんな。そいでもってアニメ放送の影響で原作が爆売れらしい。日本人、いっぺん滅んだ方がいいかもしれません。
 ってわけで今期二度目のこの言葉を使わせていただきます。「内容はない」。まあ、ターゲットのニーズを的確に捉えた優秀な「商品」ではあるのでしょうね。


  魔法少女まどか☆マギカ #1「夢の中で逢った、ような……」。鹿目まどかは普通に家族にかこまれ、友人と学校に通う中学二年生。しかし、ある日少女同士が魔法で戦う不思議な夢を見る。
 そしてその翌日転校したきた少女・暁美ほむら。彼女は夢に出てきた少女とそっくりだった。とまどうまどかだったが、ほむらは他人との関わりを拒絶し、なおも関わろうとするまどかに意味ありげな言葉を残す。

 シャフト(新房監督)×虚淵玄×蒼樹うめのコラボレーションによる新感覚魔法少女アニメ、というのがキャッチフレーズの新番組。
 キャッチフレーズってのは客引きであり客の興味を引いて店に引っ張り込むためのものであり、店の満足度とは必ずしも同じではない、という前提で言うと、「別に新感覚じゃないだろう」と。
 「魔法少女もの」ってのは亜流派生パロディオマージュが多いので「これこそ王道」というものが定義しづらいが、「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」に端を発するものが最大公約数的に「魔法少女」として認識されているものと思う。「さるとびエッちゃん」なんかも魔法少女にカウントされることがあって「そうなのか? それでいいのか?」と思いながらも、「特殊な力を持った少女が主人公の少女向け作品(多分にファンシーな)」というのが大枠なのだけど、元々多分に「少女の変身もの」とはつかず離れずの関係だった。そこら辺が「ミンキーモモ」や「クリーミーマミ」辺りの流れで完全に合流し、さらにオタク文化の黎明期とも重なり、なんでも分類したがるオタクの習性により、この辺で「魔法少女もの」という概念が発生してきた。魔法少女にはマスコットが必須、という概念もこの辺りから。
 けど、この流れでこのジャンルの性質が変質する。これは魔法少女ものに限ったことではないのだけど、もともと玩具展開はメインではなかったアニメにおいて、どんどん玩具スポンサーの宣伝番組化していくという流れになっていく。これはロボットものだろうが全般的に同じ。
 そして魔法少女ものもこの流れの中で、「女児玩具向けの宣伝番組」という形で生き残っていくのみになる。ある程度の需要はあるものの、かつてほどの求心力はなく、商業主義に取り込まれる形で命脈をつなげることになる。
 この流れの大きな転換点になったのが、「セーラームーン」になる。戦隊もの(あるいは特撮ヒーロー)のフォーマットを魔法少女のガジェットでくるんだこれのヒットにより、セーラームーンの亜流作品が一気に増えることになる。そしてこの影響で逆にバトル要素を持たない魔法少女ものも増えるが、それそのものではもはや世間のニーズに合わないのか、そのジャンル単体で維持し続けるのは難しくなる。ここでさらに転換点となるのが「ふたりはプリキュア」なのだけど、セーラームーンのヒットに端を発する「戦う魔法少女」というコンセプトからさらに「肉弾戦を行なう魔法少女」という形に先鋭化し、これが製作スタッフにとっても予想外のヒットとなり、長年にわたり続くシリーズとなった。(これは最初のプリキュアが、女児層をメインとしながらもサブに保険的に二十代男性層(オタクを狙ったと思われる)を対象視聴者層として企画書に記したり、スタッフも「一年でやり尽くしてしまった」と言ってることから、長年にわたるシリーズになることは期待してなかったと思われる)
 しかし現在、本来的な魔法少女としてそのスタイルを残してるのは、かろうじて「ジュエルペットてぃんくる」と「おとぎチックアイドルリルぷりっ」くらいだと思われる。これらも玩具宣伝番組としての色合いが強い形で、である。
 女児ターゲットの「魔法少女もの」の系譜は以上になる。しかし、それ以外で影響を受けたものとして、「オタク向けの魔法少女ものパロディ作品」が存在する。黎明期のものは複数あるが、いずれも基本的に「上記の作品のパロディとして」という前提で派生していったことは共通する。中でも一番商業的な成功を収めたのは「マジカルなのは」のシリーズだろう。元々成人向けゲーム「トライアングルハート」のファンディスク中のパロディーからのスピンオフになるが、アニメシリーズを重ね、マニア向けムービーシリーズが作成されるまでにいたる。

 話が長くなったが、どう考えても「まどか☆マギカ」は一番最後の系譜、というか魔法少女のパロディでさらに「乗っかった作品」である。「だから作品としてダメか」というとそういうことではないが「新感覚」を標榜するには、すでに敷かれたレールの上に乗っかってる、ということになる。しかも本来的に魔法少女ものではなく、そのパロになる。(そんなことはスタッフが一番良くわかってるだろうけど)
 だから、いかにもオーバーすぎる客引きの後で、何を見せてくれるかを期待してるのだけど、正直一話目ではその客引きのハッタリに見合うだけのものは全然見えてこない。これから次第、なのかもしれないけど、正直虚淵脚本でこのフォーマットはきついのではないのか、と思ってる。杞憂ならいいのだけど。


2010年01月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] どこかで見はしたんだけど

  俳優の奥村公延さん死去河北新聞 )。名前はよく知らないけど、どこかで見た顔だなぁと思ったら、映画「お葬式」の亡くなったお爺ちゃん役だったそうで。
 ああ、なるほど、と思ったけど、まだなんか他に見覚えがある。死体の顔じゃなく、なんか満面の笑顔を見た記憶があるんだけど……と思い Wikipediaの故人の項目 を調べたら、ああ!  アバレンジャー の「恐竜や」のマスターか! つか、言われれば納得なのだけど、この二役が今までまったく結びつかなかった。毎年恒例の旧戦隊と現役戦隊のVシネマ(今年は映画)でときどき恐竜やが出てたそうだけど、もうマスターは出てこないのか……名前も覚えてなかったのになんだけど、なんだか妙に胸にぽっかり穴が空いた感じ。今はただ、合掌。

[アニメ] はなまる幼稚園#1とデュラララ!!#1とおまもりひまり#1

  はなまる幼稚園 #1「はなまるな入園式/はなまるなおかあさん」。初出勤の職場に遅れそうになってる青年、土田。途中で忘れ物を取りに行ったお母さんを待ってる幼稚園児の女の子が気になって声をかけるのだが、ナンパと騒がれて大慌てしてしまう。実は土田の職場というのは幼稚園。今日は新しい園児たちを迎える入園式だったのだが、緊張で眠れず、寝過ごしてしまったのだ。
 初日早々にポカをやらかした土田は、新しく同僚になった山本先生に一目惚れして、いいところを、というよりこれ以上かっこ悪いところを見せまいとするのだが、入園した園児の中に今朝の女の子がいて……

 GAINAXの新作……って、ええ!? GAINAX!? いや、OP見るまで気付きませんでした。
 原作はヤングガンガン連載の一癖も二癖もある園児たちと新米先生のほのぼのもの。活発を通り越してはた迷惑な杏がメインで、新米保父の土田がそれに振り回されるのだけど、杏は土田に一目惚れしてしまい、結婚すると言い出す。しかも杏の母親は土田の高校時代の先輩(学生時代に美術の先生と子供を作って自主退学)なため、(色恋沙汰ではなく上下関係的な意味で)微妙な関係に。
 つか、園児が ぽてまよ みたいですな。


  デュラララ!! #1「開口一番」。高校進学で田舎から東京の池袋に降り立った竜ヶ峰帝人(みかど)。小学校時代以来の親友で同じ学校に通う紀田正臣が出迎えてくれる。テレビのような刺激的な街を期待する帝人に「そんな大したことないよ」と街を案内する正臣だが、ラノベの新刊を全部三冊ずつ買いあさるカップルや、黒人の寿司屋の客引きなど、個性的な人々に面食らうばかり。
 しかし、この街ではそれ以上に刺激的なことが起こりつつあった。それは正臣が話してくれた「首なしライダー」の都市伝説に関わる事だった……

 直前の情報だとなんかいかにもな厨二病設定かなぁ、と思ったけど、厨二病は厨二病でも、カラーギャングがあふれ刺激的な渋谷の危険な雰囲気とか、多数の人間の視点が入り交じりそうな展開とか、構造的には小説や映画のある種の犯罪もの。なんか「バッカーノ!」みたいだなぁ、と思ったら、作者が同じでした。orz
 で、ケレンはあるけど痛々しい厨二病的なキャラの名前も作中でさらっとネタにしたり、そこらへんのさじ加減は流石に上手い。
 で、意味不明だったタイトルだけど、自分の首を探し求める首なし騎士の幽霊「デュラハン」のもじりなのか。なんで「ラララ」なのかはわからないけど。
 厨二病的だけど、わりあいこういうのは好き。


  おまもりひまり #1「猫と少女とアレルギー」。猫嫌いのごく普通の少年、天河優人。そんな彼の前に妖たちが突然襲いかかるが、日本刀を持った少女が現れ、その妖を一刀のもとに切り伏せる。優人の家系は人に害なす妖怪たちを人知れず葬り去ってきた「鬼斬り役十二家」の一つの末裔で、彼女は優人の先祖に命を助けられた化け猫の子孫だという。緋鞠と名乗るその少女は優人を「若殿」と呼び、彼を守ると言い出す。

 え〜……すいません。なんと言うか非常に言及しにくいと言いますか……
 テンプレートを何のひねりもなく用いたらこうなるのだなぁ、というか、いや、そのぐらいひねりがない方が逆に受けがいいのかもしれませんが、猫アレルギーに猫の妖怪の少女が押しかけ女房(家臣)ってのはまあ目をつぶるにしても、キャラや敵のご都合主義的なアレコレが……猫アレルギーつながりで、ストレートなラブコメながらキャラの魅力や演出で面白い「にゃんこい!」とつい比較してしまうのもありますが、別物なんだなぁ、と思う他ありますまい。いや、いっそお色気ハーレムものなら「けんぷファー」くらいイロモノにすれば別ベクトルで楽しめるのですが……


2009年01月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけおかえり#2と続夏目#2

  みなみけおかえり #2「オレも」。なんだか早々にカレーの妖精が登場してますよ? この話原作でこないだやったばっかじゃなかったっけ? いったいどんな制作ペースなんだ?
 それにしても「近づかなければ無害が売り」って、「近づいたら有害」という認識は持たれてるんだ。近づかなくても「キモイ」という話もありますが。


  続夏目友人帳 #2「春に溶ける」。結構毎回いい話で楽しませてもらってるのだけど、毎回見ていて疑問なのが「元になった動物・器物」と妖怪の姿があまり統一性がないってのと、あと、名前の由来がいちいちよくわからない……いや、ファンタジーとして見るべきであまり妖怪ものとして民俗学的に凝ったことは考えない方が楽しめるとはわかってるんですが、こう、つい。
 つか、委員長が声だけですよ? さらに新しい萌えキャラが出てくるそうなんでますます委員長が影が薄くなりそうですよ?


2008年01月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#48

  電王 #48「ウラ腹な別れ」。キンタロスが敵を食い止め過去に残ってしまい、意気消沈するデンライナー。それでも愛理を守るため急いで現代に戻ろうとするが、デンライナーにもイマジンたちが潜り込み、爆弾を仕掛けていた。ウラタロスがそれを見つけるが、ウラタロスは意外にもイマジンたちと共謀、デンライナーから良太郎たちを叩き出し、過去に置き去りにしてしまう。何故かデンライナーの外に出ても実体化しているモモタロスたちだが、それを不思議に思う余裕もなく、ウラタロスの裏切りに呆然とする一同。良太郎だけは「みんなおかしいよ。ウラタロスと過ごした時間のこと忘れちゃったの? 僕は心配なんかしていない」と言うのだが……
 一方現代では愛理に迫ったカイが愛理の身体の中から何かを引きずり出すのだが、それを見て逆にショックを受けて逃げ出してしまう。そしてデスイマジンを呼び出し、この時間のすべてを吹き飛ばそうとする。
 そして過去に取り残された良太郎たちも、過去の愛理から欠けていた良太郎の記憶に関する、重大な秘密を明かされていた。

 デンライナーに仕掛けられた爆弾を見てあっさり裏切るウラタロス。単純なモモタロスはそれをすぐに信じてしまい、リュウタロスはおろおろするばかり。良太郎はウラタロスを信じようとするが、それでも混乱は避けられない。
 もっとも、それはもちろんイマジンたちを油断させて爆弾を解体するためのウラタロスの嘘だったのだけど。そしてデンライナーを動かすにはパスが要ると嘘を吐き、良太郎たちを抹殺しようと見せかけ、ナオミに合図でデンライナーを奪還させる。まあ、基本モールイマジンがバカばっかで良かったというか。
 デンライナーが戻ってきてウラタロスの真意をモモタロスもようやく悟るが、早く乗るようにという良太郎の呼びかけに、ウラタロスもキンタロスのように敵を食い止めるために居残ってしまう。「もう少しでクールな僕じゃなくなるところだったよ。時間を手に入れるのも善し悪しだよね」と言いながら。
 デンバードにまたがり必死でデンライナーを停止させようとするモモタロスが、こいつらがタロスたちの中で一番友だちに近かったんだなぁ、と。
 そして愛理から明かされた良太郎が忘れていた秘密というのは、愛理の中にいた赤ちゃん。特異点である良太郎がいれば時間は復元されていくが、もし、ゼロノスカードで良太郎が桜井に関する記憶の一部ごと赤ちゃんのことも忘れてしまえば、その再生された時間の中には赤ちゃんは復元されない。全てが終わるまで、良太郎の記憶を消して赤ちゃんをカイの手から守ろうというのが愛理と桜井の計画だった。そしてそこまでして守ろうとした赤ちゃんは、良太郎と同じ未来の特異点。つまり、時間復元の起点となりうる赤ちゃんが生まれてしまえば時間の分岐はほとんど確定してしまう、ということか。そして、結婚式が四月ではなく二月に早まっていたのも、良太郎が結婚とは関係なさそうな八月に時計を贈る手配をしていたのも、そのせいなのだろうな。
 しかし、おそらくその事実を知ったカイは何故か混乱して一気に時間を消し去ろうとする。愛理の子供に、まだ何か秘密があるのか?
 そして次回は最終回。良太郎がついにモモタロスに望みを言うことになるのだが、その内容は一体なんだろう?

[アニメ] オーバン#16

  オーバン #16「神経質なニンとスクン」。二戦連続でポイントが得られたなかった地球チーム。ドンもモリーに檄を飛ばすが、流石に堪えているよう。モリーも「大いなる報償」を得るためになんとしてもポイントを得ようとする。次のレースは巨大な蓮の生い茂った密林のコースなのだが、序盤、モリーたちは有利に試合を運ぶ。が、悪魔のような外見をしたニンとスクンがアロー号に絡んでくる。

 生中なレースではないことはわかっているものの、やはり決勝戦だけあって一筋縄ではない相手ばかりが揃っている。今回絡んでくるニンとスクンは、女悪魔のような外見の二人組。二台に分離する期待を操ってアロー号を襲ってくるのだが、ツメで外壁を切り裂いて内部にまで侵入してくる……これは流石に「故意にパイロットを狙わなければ」って範疇を超えてるだろ。
 それはジョーダンがなんとか撃退するのだが、合体したニンとスクンの機体から発射された熱追尾弾に、ゴール目前で回避を余儀なくされ、結局今回も入賞を逃してしまう。
 ホントにまともにレースしてるのってアイカ王子と地球チームくらいだなぁ。
 気晴らしをするようにアイカ王子と共に原住生物の不思議な集会を見に行くモリーだが、ジョーダンもレース前に不慮の事故からモリーに抱きついてしまって妙にモリーに女を意識してしまい、これまで以上に明確にアイカへの嫉妬心を出してしまう。まあ、当のモリーはアイカに惹かれている部分はあるものの、母を復活させることで頭がいっぱいだし、またジョーダンはちょっとは意識しだしたところもあるのだけど。
 しかし、原住生物って、魔法のようなやり方で石を動かして神殿を築いたり、どうも知能の低い存在ではなさそう。オーバン星の秘密と関係あるのかな?
 それと、モリーが熱追尾弾を避けた軌道を見て、ドンは思わず動揺。チームメンバーはいつものモリーへの怒りと、参戦連続ノーポイントのショックかと思っていたようだけど、実際は、その軌道はかつてモリーの母でドンの妻であるマヤがショーで見せた軌道と同じだったから。ドンはそのことでモリーに対し娘のエバではないかと疑問を持ち始めたようだけど、過去から逃げてきたドンにとっては、積極的には肯定したくない模様。でも、家族を捨てたと言いつつも家族の写真をまだ持っているのだから……

 それと、「やっとかめ探偵団」は放送打ち切り確定。種々の情報を見ると、どうも2クール以降のスポンサーが付かなかったことが原因らしいのだけど……確かにアピール力は弱いけど、サスペンス&推理物としては、某半ズボン探偵なんかよりずっと面白かったのだけどなぁ。なんとかならんものか。


2007年01月14日() 旧暦 [n年日記]

ボウケン#45とカブト#48

  ボウケン #45「最凶の邪悪竜」。真墨は時期外れの大掃除の中、かつて明石への対抗意識を書きつづった日記を見て明石への対抗心をよみがえらせる。そんな時選ばれた者に絶大な力を与えるという「闇の三首竜」をリュウオーンが狙ってると知り、ボウケンジャーは出動。リュウオーンの率いる最凶の邪悪竜ダガーギンを倒すことで明石を乗り越えようとするが……

 どうも以前伏線の張られたブラックの心の闇の展開らしい。「技と技がお互い極まったのなら、あとは気力の勝負だ」って、正しいような、間違ってるような? 現時点で邪竜一族の最凶の邪竜が出て、次回か次々回に闇のヤイバとの決着がつきそうってことは、やっぱ大神官ガジャが最後の敵になるのかな?
 しかし、最後のコーナーでの悪の戦隊で、ガジャ様の「ビッグワン」の一言が……なんて頼りにならないビッグワンなんだ!(笑)


  カブト #48。根岸の目的に気付いた三島が根岸と取引、陸を更迭し、ZECTのトップになる。根岸の配っていたペンダントは、実は着けている人間をネイティブ化させてしまう代物。根岸の目的はワームの排除と、全人類のネイティブ化だった。陸はそれに気付いていながら、最後にカブトとガタックの暴走スイッチによりネイティブをも排除する機会をうかがっていたのだった。だがそんなことと知らない加賀美は根岸の「地球から争いをなくしたい」という理想に打たれ、その指示に従うことに。そんなときに実はネイティブ化人類第一号だった擬態天道を天道が救出。その天道の前に、根岸の真意を知らない加賀美が立ちふさがる。
 自分が元々人間だと根岸に聞かされた擬態天道はダークカブトになって根岸と三島に襲いかかるが、ネイティブ化した三島に返り討ちにされる。
 お互いすれ違ったまま対決する天道=カブトVS加賀美=ガタック。だが、怒りと正義感に燃えたガタックがカブトを圧倒。ハイパー化する直前のカブトをガタックが倒してしまう。
 だが、陸がワームの内通者として更迭。逮捕されたことを知り、救出に向かう加賀美。助け出した陸から、根岸の真の目的を聞き、愕然とする。

 ネイティブ化ペンダント最初の犠牲者は、欲張ってたくさんのペンダントを身につけていた影山。自分がネイティブ化してしまったことに絶望し、矢車に自分を倒させる。ネガティブを通り越してネイティブへ……う〜ん、とことん絶望人生だったなぁ……
 天道は病床の蓮華には事実を明かしたらしいけど、最初から加賀美にペンダントへの疑いを明らかにしとけばこういう面倒なことにはならなかったろうに……
 それはそうとして、根岸はやっぱり悪い奴で、陸はやっぱり自分を殺しつつ人間のために耐え続けてた男でした。それでこそ本田博太郎。だが、ゴローちゃんこと三島が人類を裏切ってネイティブ化することに……「料理」が人間性の比喩として多用されてると書いたけど、この回ではもろにそういう台詞が樹花の口から、天道から聞いた言葉として語られる。その伝では、味覚を持たずサプリメントでしか食事を取らない三島は最初から人間性が薄かったわけだ。
 次回は最終回。絶望的な人類サイドに救いはあるのか。とりあえず陸には生きていて欲しい(笑)。あと、ネガティブ弟を喪った矢車も活躍して欲しいな。


2006年01月14日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 久々の連絡

 知人から久々に連絡がありまして……このところ音信をとってなかったのですが、その知人の勤める会社が結構いろいろ大変な仕事をしてるのは知ってまして、どうしてるかなぁと思っていたのですが、その矢先、人伝で彼がその業務に配置転換になったことを知りまして。大丈夫かな? と思ってましたら、その知人から、今日久々にメールがありました。
 状況がわかんないのもそうですが、便りがないのが一番不安を煽っていたので、大変安心いたしました。それに加えて、しばらく音信を取ってなかったにも関わらずこのような気を遣っていただけたことにひたすら感謝感謝なわけで。
 大変であることには変わらないけど、安心し、なおかつなんか嬉しかったです。

[アニメ][マンガ] 新番組ラッシュもラスト?

  フェイト/ステイナイト #1。ん〜、予想通りの出来。つまり、悪い意味での予想通り。
 つってもこれはスタッフの力量不足が必ずしも原因ではないだろう。原作の骨格構造が悪いのだから、その構造を維持したままではどうやってもある程度以上には出来まい。原作作り手側が自分が作っているのがジャンクフードと気づかず、フルコースのつもりでいるというのが一番の問題だろう。ジャンクフードが悪いということではなく、ジャンクフードはジャンクフードとして供し、また食べるべきもので、フルコースぶった上にごてごて山盛り出すのは間違い。単純に言えば、登場人物も設定も多すぎで完全に作り手側からして消化不良を起こしてる。ゴシック様式を目指しているはずなのに、原作者がそれを自覚せず、その様式にあまりに無知すぎセンスもないのでただごちゃごちゃしたものだけが出来た。
 それが第一話の出来の根本原因。スタッフも大変ですね、としか言いようがない。これで「原作をダメにした」とか、文句言われたらたまらんわなぁ。でも、演出面でまだ余地がある気がするけど。
 とりあえず伝奇アクションとしてはノエインさんの爪の垢でも煎じて飲むべきですね。
 見る人が見ればわかると思いますが、今後良くなる予感ってのはあまりさせない。設計ミスによる破綻の兆候があちこちに見て取れるので。スタッフに神が降りてくれば別ですが……
 あと、これは好みの問題と言えなくもないが、どうにも主人公の薄っぺらさがなぁ……話を引っ張る中心の存在がコレなのは、やはりいかんでしょ。

  落語天女おゆい #2。圓朝が活躍してた時代ってことで、江戸時代編は調べて見ると安政から文久の間くらいみたいですね。つまり、必殺で言うと暗闇仕留人と必殺からくり人血風編の間くらい(って、必殺で言われてもなぁ)。
 前半の現代編はまあ、結構楽しく見れる。メインの一人妙が内気を通り越して陰気なところとか、小遊三師匠の落語シーンとか。唯の素人仕事との対比は良かったけど、ただ、落語シーンは最初から爆笑させすぎだったかな? これは演出の問題。最初はくすりと笑わせて徐々に、とやった方が良かった。江戸時代編も、美術は思ったよりがんばった形跡があるけど、戦闘シーンがかなり弱い。う〜ん、やはり美少女バトルとかなしで、現代のみを舞台にした方が良かったかも、と思ってしまうのだけど……

  ワンワンセレプ〜 それゆけ!徹之新 #2。タイトル間違ってました。「ワンワンセレブ」と思ってたら、「セレブなトイプードル」で「ワンワンセレプー」なんですな。それはそうと明日の生活費にも困る飼主の犬山家のために金策をどうにかしようとする徹之進。自分の身を売ってまで金策しようとする姿に打たれたセト様はじめ犬楽園の犬たちの協力により、値上がり確実の株を調べ上げる。それをパパに知らせるために、セト様の魔力により徹之進は人間に変身、セレブナイトに……
 って、そう来ましたか。子供番組なのにええんかなぁと個人的に少し思わないでもないけど、ま、これも昨今の時事風俗だし、隠すようなことでもないのでしょう。楽してあぶく銭なのは、まあ、子供番組ってのと尺の関係ってことで。でも、金銭感覚狂いっぱなしのおばあちゃんと奥さんは……なんかこの二人を禁治産者もしくは準禁治産者にした方が早い気がしてきた。って、心神耗弱者じゃないとダメなんだっけ?

 現在発売中の赤マルジャンプで「武装錬金」の完結編「武装錬金ピリオド」が掲載。「感動の」ではないけど、ひとまず綺麗にまとめましたか。


2005年01月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 昨日ののと一昨日のの続き

 NHKによる、政治介入による放送内容変更の事実の否定の声明と、安倍氏、中川氏の声明により、flame upするかと思われた事態は一時小康状態に。それでも追加事実が出るのを待てない政府などを批判したくて仕方ない方々は火のないところに火をつけようと一生懸命。私もこれら全てのコメントが現時点で無条件に事実だと認識してるわけではないが、同じ疑いの目は元々の糾弾や朝日新聞の報道に対しても向けてるわけで。要は、どんな事態になっても最小の方向転換で済むように日和見てるというわけ。
 一方で猪突猛進に突っ込んでいく人もいるわけで……そういう人たちは方向転換をどうするのだろう? と心配もするのだが、ひょっとすると心配の必要はないかもしれない。つまり、彼らのいくばくかは方向転換しないかもしれない。そういった現象はわりと見られる。そういう人はどうするか。推測ですらない妄想によって生み出した陰謀論を唱えだしたり(政府の圧力で事件が揉み消された、とか)、問題にならない部分を大問題だと騒ぎ立てたり。世間から見ると「変な人」の振る舞いをする。前者の場合「こう考えると不思議ではない」という仮定がいつの間にか確定事実のように語りだしたりするので、見る際は注意。
 一人二人なら私も笑って楽しむのだけど、今回はそれが大量に出る可能性があるので、逆に心配している。方向転換の努力を惜しんだばかりに、自身をのっぴきならないところに追いやってしまうかもしれない。大量にそういう人が出てしまうのは哀れだ、と思ってしまう。徹底的に「見たい現実しか見ないことの楽さ」に味を占めてしまうと引き返すのは難しい。だから、そうならないで欲しいのだけどねえ……みんな肩の力を抜いてもっと日和ろうよ。 *1
 一方、報道ステーションに渦中の人である安倍晋三氏が出てきて今回の疑惑について受け答えをしていた。 Irregular Expressionさんの書き起こしテキスト (いやはや、ご苦労様です)。これを見ると実に受け答えの歯切れがいい。検証すべき要点も明らかだ。一方、告発者の長井氏の記者会見も見たが、こちらは非常に要点がわかりにくい。狂牛病の番組とか作った人で正義感は強いのかもしれないけど *2 、肝心のポイントでは「らしい」「ようです」とか、本人だけが抱いてる確信であったりとか、行われてるのは「糾弾」であって「証言」とは言い難い。う〜ん、これはプレゼンテーション能力の点で大きな差になってしまっているような……本当にこれだけの材料で、職を失う覚悟で、公衆に顔をさらしてまで告発したのか、と首を捻ってしまう。海老沢批判が多かったことから、海老沢追い落としの鉄砲玉なのかもしれないが、それにしても銀玉鉄砲並の気が……「命(たま)ぁとったらぁ!」と飛び出したはいいけど兄貴分に渡された安物中国製トカレフのコピーが暴発して自分の指が吹っ飛んでもんどりうってるような感じ。情報源が「(匿名の)信頼できる上司」……ますます利用されてる鉄砲玉臭い。
*1: 方向転換の拒否要因のひとつは、blogなどでの場の主張者を支持するシンパの存在が大きいと思う。「支持者」の面前で大言壮語してしまった以上、それを引っ込める勇気が出ない、見放されるのが怖い、また、あからさまにおかしなことを言ってもシンパが支持し続けることで自分の発言の正当性を心理的に強化してしまう。やっぱ自分を偉く見せようとするよりは、自分を愚かに見せる方がいろいろな意味で楽だな。私の場合はそれが分相応だし。
*2: 正義感が強いことが良いこととは限らない。

[必殺] あんたこの替え玉どう思う

 必殺仕業人第二十四話。 DVD-BOX下巻
 捨三の洗い張り屋に、信州の田舎から出てきて女郎屋に身売りしたばかりの娘が洗濯物を持ってくる。その娘・お弓を見て驚く捨三。捨三とお弓は同じ郷里の幼馴染だったのだ。お弓は水飲み百姓である父の作った借金を返済するため、四年の年季で女郎屋に身を売ったのだ。どうにかしてやりたいがどうにもできない捨三。
 その頃、江戸では「田舎屋お艶」と名乗る女盗賊が悪事を重ねていた。その手口は純朴な田舎娘を装い大店に潜り込み、手下を手引きして家人を惨殺し金品を強奪するというもの。すっかり手を焼いた南町奉行所は威信をかけて捕らえようとするが、主水は内心ほくそえんでいる。お艶が北町の月番に代わるまでに捕らえられなければ、担当の定町回り同心二名が格下げになる予定なのだ。牢屋見回りの定員は二名。二人が格下げになれば主水は自動的に定町回りに復帰できるという算段。ところが主水の思惑とは裏腹に潜伏していたお艶が見つかり、廓での大立ち回りの挙句御用となる。がっかりする主水はやっぱり獲らぬ狸の皮算用をしていたせん・りつに責められ立つ瀬がない。
 一方捨三の方はお弓の身請けのための五十両という大金はとてもじゃないが作れない。やっぱり不景気な顔をして小屋にやってきた主水に相談するがどうにもなるわけがない。むしろ鼻でせせら笑い、女なんかすぐに心変わりするものとバカにされる始末。お弓はそんな女じゃない、と捨三はお弓に会わそうと廓に向かうが、お弓は丁度身受けされるという。座敷に上がった捨三に断りの挨拶を入れに来たお弓はまるで捨三のことなど知らないかのように振る舞い、人も変わったように冷たくなっていた。
 狐につままれたような捨三を前に「それ見ろ」と言わんばかりの主水だが、お弓の顔にどこかで見覚えがある。田舎娘にしてはあまりに手馴れた煙管の吸い口が気にかかり思い出すと、お弓の顔は捕まった田舎屋お艶とそっくりであった。つまり、女郎屋にいるお弓がじぶんそっくりだと知ったお艶はわざと同心たちに見つかって郭に逃げ込み、あらかじめ手下に気絶させておいたお弓と着ているものを取替えてお弓を自分の身代わりにしたて、自分は部下に身受けされたという筋書きなのだ。
 このままではお弓はお艶の代わりに打ち首になってしまう。だが、替え玉だと言ったところで信用されるわけがない。牢から逃がしてやるわけにもいかない。それでもお弓を助けてくれ、と頼み込む捨三に、又右衛門がひとつの提案をする。処刑の前に、もう一度お弓とお艶を牢の中ですり替えちまえばいいんじゃねえか?
 かくして、仕業人たちは牢内で替え玉をまたすり替えるという難題に挑むことに……

 すいません、ほかの話すっとばしてコレ見ました。実はこの話は必殺シリーズ放送通算200回目。200回目ということでシナリオもさることながら、今までの登場キャラを演じた役者がカメオ出演している。
 まず最初は煙草を買いに出たお艶に水をかけてしまう嫌味な店のおかみが中村玉緒(「仕掛人」おくら、「仕置屋」おこう)、内職の傘を届けに出たせん・りつとすれ違い、羨望の目で見られる犬を連れた上品な女将が草笛光子(「仕事屋稼業」 「商売人」 おせい、「からくり人血風変」おりく)、しじみ売りが沖雅也(「仕置人」錠、「仕置屋」市松、 「からくり人富岳百景」唐十郎 )、お艶がおでんをつついていた屋台のオヤジが中谷一郎(「助け人」辻平内)、牢屋敷におしかけてきた七人の子連れおんなが野川由美子(「仕掛人」おぎん、「仕置人」おきん、「助け人」お吉)、牢屋敷でゴミをあさっている屑拾いが田村高廣(「助け人」中山文十郎)、すり替えの練習をしていた剣之介にちょっかいを出してくるカマっぽい岡っ引が大塚吾郎(「仕事屋稼業」源五郎)、お艶に針を打つ針医者が緒方拳(「仕掛人」藤枝梅安、「仕事屋稼業」半兵衛、 「からくり人」時次郎、「新からくり人」安藤広重 )、牢内で「なりませぬ」と寝言をつぶやく女囚が三島ゆり子(「仕置人」おしま、「仕留人」妙信尼)、牢に呼び出される医者が石坂浩二(「仕留人」糸井貢)とまあ、こんな感じ(ピンクは仕業人以降の登場作)。昔その話を聞いて、再放送に恵まれなかったばかりに悔しい思いをした私の気持ちがわかりますか!? わかりますかってんでえべらんべえめ!(酔っ払いモード)
 が、ニヤリとするゲストキャラだけでなく、この話はシナリオも凝っている。
 すり替えられ、替え玉に仕立て上げられた娘を助けるためもう一度すり替えを行うのだが、まとまりのない仕業人たちがめずらしく息の合ったチームプレイを見せる。まず 最初に何か粗相をしでかして牢に一日でも長く居たい出戻り銀次を主水がそそのかし、ゴミ捨て口の鍵をわざと閉め忘れさせる。その晩に剣之介と又右衛門がお艶一味を襲撃、手下二人は始末し、お艶は針で眠らせ、牢屋敷の前に放り出して行き倒れに見せかけ、番屋内に手当てと称して運び込む。次に前もって女囚として入り込んでいたお歌がお弓を又右衛門直伝の針で眠らせ、急病人と偽り牢内から出す。そして人目がなくなった隙をついて鍵のかかっていないゴミ捨て口からお弓とお艶を入れ替える、というもの。これが宿直は主水一人のはずが二人になってしまったり、結構手に汗握らせる。ルパン三世の「華麗なるチームプレイ作戦」を思わせる連携プレイ。そして捨三の恋の顛末も、お約束ながら……仕業人的じゃないけど、娯楽性の高い好編。あえて言えば、仲間からのしっかり金を取るのが仕業人的……って、別に仕業人じゃなくてもそうか。
 お艶・お弓は夏純子の二役。純朴な田舎娘とすれっからしの女悪党の二役を演じ分けるのは見事!


2004年01月14日(水) 旧暦 [n年日記]

出たり入ったり

 熱が引いたと思ったら、今度は喉と鼻に来た。夕べは夕べで寒い寒いと思ってたら、今日週に一度のおつとめに出ていきなり「雪はどうでしたか?」と聞かれる。それで、はじめて雪が降ったと知る始末。うっかり「夏に雪が降ると飛葉君が治るんですよ」とか答えてしまうところでした(嘘)。だって出勤するときには既にあらかた解けてたんだもの。気付かんわなぁ。それにしても今夜もしばれる。
  小六までに常用漢字を読めるように 文化審国語分科会が提言Yahoo!hl )。「書ける」「書けない」はともかく、「この意味はこういう漢字なんだ」と認識させることは、日本のような同音異字の多い言語では必須だと思います。ようやく漢字を排除する事の弊害に気付いたか。
  2020年までの解決示唆=台湾問題で中国政府高官時事 )。逆 ストームドラゴン作戦 !? 友好的に行くか、敵対的に行くかはともかく、当然日本は周辺国として中国の行動には注意せねばならないと思うのだけどなぁ。あちらは憲法も変わる前の50年以上前のことを持ち出して、ありえない日本の軍事活動の危機を政治カードにしてるだけに、なおさら遠慮は要らん気もするのだけど。
  自衛隊−その素顔− 第一回東京新聞 )。話題としてはイラク派兵がらみが多くはあるけど、第一回のC130輸送機のパイロットの話は、パイロット魂というか、時代とか組織を超えて存在するそういったものを感じた。というのも、今たまたま 零戦の最期/坂井三郎 を読んでいたから。自分や人の生命だとか財産だとか血税だとかその他の責任だとか、そういったものを肩に背負っているからこそ、己の技量を熟知した上で示す事のできる、自信と謙虚さ。こういった人というのは、どの時代にも、どんな場所にもいるものなのだなぁ。
 マガジンで板垣恵介氏の新連載が始まったのでなんだろとか思ったら、餓狼伝の外伝のようで。え〜、バキは?

 鼻はつまるし、たまに吐き気がするし、これで気分だけは悪くないってのがなんなんだか。
 しかし、くしゃみが出そうで出ない状態というのはなんとも気持ち悪いの。どうせなんで、出るときに三回ほど出し溜めしときましたけど、あまり意味はなかったようです。(当たり前)


2003年01月14日(火) 旧暦 [n年日記]

あしたのごはんのために

 来年度の食いぶちをかせぐための折衝。もし、固定給の身にならなかったとしても、来年度はどうにか食いつなげるだけはなんとかなりそうです。それなりの責任も伴うけどね。
 お父さん、お母さん、美味しいごはんをありがとう。
 で、その来年の食いぶち稼ぎの場で、名古屋大学医学部解剖学講座のK名誉教授とご挨拶。お名前だけはうかがっていたけども、実際にお目にかかるのははじめて。って、よくよく考えると、ひょっとしてK名誉教授って、私の古巣であるK研の秘書だったKさんのお父さんじゃないのかな? いや、記憶違いかもしれませんが。できればM瀬君あたりの返答キボンヌ。元ボスから返答を頂いた日には、あたくし目もあてられませんわ。
 今日、研究室の中国人留学生Cさんと国際情勢の世間話をして、「イラクよりも、やっぱ北朝鮮が心配だよね〜」と合意する。別に一般化するわけではないけども、中国も北朝鮮のことはかなりやっかいだと思っているみたいです。まあ、その北朝鮮に散々過去支援をしてきたのは中国だ、なんてことは口が裂けてもその場では言えませんでしたとも。ええ。
 そんなこんなな情勢の中、 遠山文化相、「北鮮」を連発。謝罪 。内心はともかく、過去、いろいろ問題があった用語を連発するのはいけませんよ? ええ。ワタクシの内心はあえて語りませんが。
  日本人妻、日本政府に救助の嘆願書 。想像を絶する地獄の中生き延びてきているのだろうということくらいは、なんとかわかる。別経由で、「せめて日本で死にたい」だなんて言葉も嘆願書の中にあったと聞く。そんな言葉、希望の残ってる人間の言えるものじゃない。
  野尻ボード より、 μLabSatの写した地球の映像 。わずか一メートル四方に満たない衛星からこのような便りが届いたと言うことには、ちょっと感動してしまう。
  好き・嫌いと美味しい(良いもの)というものの違いなんて、私もはっきりつけられません 。その二つはおそらくは確実に違うものなのだけど、しかしその差はなにかという境界は、実はあまりはっきりしてないのではないかと思う。これは味覚の話だけではない。だからそのための一つの基準として「客観性」というものを持ち出すわけだけども、数式とかで割り切れないものな以上、客観性というのは帰納した多数の人間の感覚の最大公約数にしか過ぎない、と言える。母集団の人間の幅が広ければ広いほど、それは実に取るのが難しくなっていく。特に、今のように味覚が偏向してる(と、私は独断で感じる)世の中ではなお難しい。多数決の結果が必ずしも最大多数の幸福を約束しないという問題もある。とは言え、「世間の味覚が偏向している」というのは私の私見にしかすぎず、私の私見は主観であり、絶対性はなんら保証しない。理論はある程度補強してくれるが、理論は実体に沿うよう得られるものであり、理論のみを積み重ねることは危険でもある。だから、私は自分が書いたり言ったりしてることを、間違ってるとは思わないけども、必ずしも正しいとも思わず、他の人が「それは違うだろ」と言い出して、喧喧諤諤としながらも別の意見に触れることをとても楽しく感じる。ものごとをなに一つとしてはっきり言わない、ということもできる。そうすれば、少なくとも自分の頭の悪さはさらけださずに済む。けど、それって結局、他人からもほとんどなにかを得られない。だから、私は自分の頭の悪さを外にさらけ出すことをあえてしてます。「それってちゃうやろ」というツッコミを待ちつつ。
 あえて言うなら、人格部分で感じるものが「好き・嫌い」、さらにその奥で判断するものが「良い・悪い」かなぁ。その区別がはっきりしきれないので、結局曖昧なんですけどね、私は。
 昨日のアギトデザイン画集について、某所よりツッコミあり。幾つかの指摘点はあるのだけども、とりあえず「出渕氏は(本人も言っているように)デザイナーというより、あれんじゃ−だろう」という指摘について確かに、デザイナーってよりは、もうちょっと別のものかもしれないです。「スタイルのトータルのコーディネイトまでデザインに混める(新しいスタイル・コンセプトを提示する)」までは、確かに行っていないかもしれない。でも、アレンジャーって言ってしまうのも(やってることはそうなるのかもしれないですが)……「イラストレーター」ってのも少し違うな。う〜ん、なんて言うのが一番しっくりくるんだろう。


2002年01月14日(月) 旧暦 [n年日記]

特にネタはないんですが…

 新春の番組改変期に差し掛かって新番組(アニメだけどね)がちらほら始まっているので、一応見た物の感想等。
  おねがいティーチャー 。脳軟化アニメでした。以上。……ってわけにもいかないだろうので、一応ざらっと。「宇宙から来た女の子」と云うネタは今更何をか謂わんだけど、設定の陳腐さとかあざとさ以前に、致命的にまでキャラの立たせ分けが一本調子。「お約束」と云うのとも違うのだが。話の内容自体がオタク用離乳食(噛まずに飲み込め大甘)みたいな内容なのだけど、逆にそれだけにしっかり作っていないと見るのがつらい。作画とか演出とかには見るべき部分は結構あるけど……
  七人のナナ 。「主人公が七人に分裂して騒ぎを起こす」と云う、普通ならそれ1エピソードとしてやるぞ、的なネタなのだけど、今川演出にはそんな常識は通じませんでした。(^^; つってもまだ慣らし運転的な感じがしますが(いきなり今川演出全開で視聴者がついていけるかい!)。人柄はいいらしい(と聞いた事がある)のだけど、職人気質が強すぎるために寡作な今川泰宏氏の久々の新作。名前を知らない人も「ミスター味っ子」で「光るカツ丼」などの怪演出を行った人、と云えばわかるかも。よく動いてたし、良い意味でフツーに面白かったです。コレを「フツーに」と云うのもどうかとも思うけど、これからフツーじゃなく面白くなりそうだと期待させるので。
  アギト は、どうやらコレまでの子供向けTVヒーローものではわりと禁じ手だった「ヒーローVS社会」を行うつもりらしい。が、警察が敵対する経緯がちょいと描写不足と云う気が。主人公が主人公だから、某不動明の様に「貴様らこそ悪魔だ!」と云う展開にならないだろうのは安心して見ていられるのだけど。
 次作の仮面ライダー龍騎は一応 公式サイト が出来てます。


2001年01月14日() 旧暦 [n年日記]

Mozilla0.7

 何時の間にか Mozilla の新バージョンが出ていたのでインストール。こないだの新年会の時にOさんにナニソレ? といわれたけど、T姐御が説明した様にNetscapeの元もとの名で、ソース公開して独自に改良しようというプロジェクトのもとて開発されたものが今現在Mozillaと呼ばれるものだ。
 ちゃんとNetscapeでアクセスした後のログを見るが良い。"Mozilla/5.0 (Windows; U; Win98; ja-JP; 0.6) Gecko/20001205"とか"Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)"とかちゃんと出ているはずだ。もっとも全く違うエンジン使ったIEも"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)"とか出るのだけど。何故かっていうと、昔IEが「ダメだこんなもん、つかえねー、くるなくるな」とかいって毛嫌いされていた時にIEではアクセス制限されたりとか色々あって、それをごまかすためにこんなんなったとか。と私は聞いているが事実かどうかは知らない。
 Netscapeも不安定だったりStyle Sheetをまともに解釈しなかったり、一番良い時期にIEのOSとの抱き合わせ販売で水をあけられたりで、MSの極悪非道の活躍によってシェアのかなりを誇っていたのが衰退してしまったのだが、IEだと色々アレな部分も多い。
 まずは付属のメーラーのOutlookExpress。別に付属のメーラー使わなきゃいいじゃんと思うだろうが、しかし抱き合わせってのはそこまで抱き合わせなんよ。これが決定的にダメなメーラーである。使い勝手とかそういう問題ではない。ワームと呼ばれる自己複製・繁殖型のウィルスが存在しうるのは、OEという根本的にセキュリティをユーザーの自由に出来ないメーラーが存在したからだと言って間違いない。だって安全性を吟味せず勝手に実行ファイルやマクロを実行するなんて、ユーザーをバカにしてない? もひとつ、IEは根本的にOEと同じくセキュリティというものにとことん甘い部分があるということである。たとえば、ねーちゃんのbookmarkがねーちゃんのPCのどのドライブのどのディレクトリにあるのかってのも丸わかりなわけなのよ。見てる、ねーちゃん?
 でも、今回新しいMozilla入れてちと参ったことが。インストールしてから立ち上げようとして立ちあがらないのよ。あれやこれやといろいろいじってみたら、どうやら前バージョンで「表示」→「言語とWebコンテンツ」でデフォルトのEnglish以外を選んだ状態で、例えば日本語を選んだ状態で新しいバージョンを入れると、どうやら日本語のlanguageパックを探しに行ったまま逝ってしまうらしい。だから新規インストール前にEnglishに選びなおさないといけないっぽい。
 万事がフリーでオープンであるMozillaの場合、 こういうところ から日本語パックを自分で落とさねばならない。逆にいうと、開発する気さえあればどんなlanguageパックも用意できる。
 ちなみに日本語パックの開発ページは こちら 。ご苦労様です。
 実際あまり素人向けとは言い難いが、しかしちょっとなれたPC使いならかなり便利ということが触ればわかると思う。ちと不安定な部分はあるが、まあシステムごと落ちるわけで無いし。ただ日本語入力の弱さはあるけど。