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2012年01月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回いろいろその4

  境界線上のホライゾン #13「境界線上の整列者達」。三河当主の娘ホライゾンの魂を宿しており、さらに7つの大罪武装すべてを支配下に置くことができるがゆえ、三河消失の責を負わされ処刑されようとするP-01s=ホライゾン・アリアダスト。彼女を助けるようとしアリアダスト教導院のクラスメイトの力を総動員し武力・外交・交渉で救出しようとする葵トーリだったが、あともう一歩というところで当のホライゾン自身が救出されることを拒む。

 中二病で安易なエロでまとまりがなくて、なのだけど、見ていて案外と面白かった。一度失った神格を取り戻すために人間がかつての歴史を再現するという大きな魔術的行為自体が世界の舞台なのだけど、それを管理する立場にある連中がそれを自らに都合よく利用しようとするのに自他ともに認める「無能」であるトーリがたった一人の少女を救うために歯向かう、というシリアスなストーリーが下敷き。なのにも関わらず、全キャラいい加減と言うかアホばっかというか。黒田崇矢に「私はいつもどおり(ゲームの)姉キャラ後略担当だな」とか言わすなよw 子安の守銭奴は全然okだけど。
 それでいて、中二病全開のご都合主義設定ながら、トーリは芸能の神の力を借りそこから供給される力を仲間に与えることが出来るようになる代わりに、その神を失望させる行為、すなわち「悲しむ」ことを一切禁止されるなど、そういったシリアスとアホのバランスが結構良くとれてる。
 また、話の中で仮にもガンダムの名を冠してるガンダムAGEよりもよほどまともに外交や折衝をやってるってのが、また。
 これだけごちゃごちゃした設定で、キャラのビジュアル的な書き分けも上手いとは言いづらいキャラクターデザインなのに、13話見終えてみると名前まではさすがに覚えないまでもどのキャラがどれだったか、大体覚えているといて、しかも悪い印象を持ってるキャラがいないというあたりは、キャラクター小説として非常に正しいのではないかと思える。
 監督の小野学は「咲−Saki−」くらいしかヒットとしてはあまり印象にないが、原作との相性もあったのか今回は非常に手腕を発揮したように思える。
 これで一旦は最終回だけども、分割二期で後半は夏に放映されることがすでに決定してるので、もうしばらく楽しめそうな感じ。


  ぬらりひょんの孫 千年魔京 #25「乾坤の千年魔京(総集編)」。最終回は総集編で、実質的には前回で終わってるんだけど。原作の羽衣狐編まで。羽衣狐のポジションとか、開花院家のことや奥州遠野組の関係などで、ちととっちらかった感はある。これは原作からなんだけど。あと、邪魅が普通に登場してたんだけど、前期では邪魅のエピソードってたしかやってなかったよね?
 アニメではこれまでの大きな事件の背後にいたのが魔王山ン本五郎左衛門と鵺こと安倍晴明と判明し、原作でも山ン本(江戸百物語組)編から次のエピソードに移るところなのだけど、三期があったらそこまでで終わりそうだなぁ。原作が鵺との対決がちゃんと書けるか、掲載順位的に心配ではあるんですが。
 本来は深夜ではなく夕方にやるポジションの原作だと思うんですが、カードゲーム化しにくかったり、商品展開と絡めづらいから仕方ないんですかね。


2011年01月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回いろいろ4

  咎狗の血 #12「同至/beginning」。いや、すいません。徹頭徹尾なんだか意味不明でした。原作ファンにとっても噴飯ものらしく、まあ、それじゃこれはなかったことで……とはいかないけど、ホントに意味が不明すぎるんだよなぁ。主眼がぼやけすぎてテーマがなんだったかすらわからない。原作の要素をまとめようとして失敗した例ではあるのでしょうね。
 ここから何をはじめようとするのかすら不明なのは、もうどうしようもないかと


  アマガミSS #25「シンジツ」。原作の隠れヒロインがメインの特別編、らしい。そしてそのヒロイン、上崎裡沙の特徴はと言えば……一言で言えば、ストーカー? 主人公の純一を影から見守り……と言えば聞こえがいいものの純一の回りに女性の影がちらつくと「騙されるかも知れない!」と捏造写真でその女性を遠ざけ、純一のトラウマにもなってる2年前のクリスマスにも関与してるという……でも、クリスマスの件は、弄ばれそうになった純一を守るため、ということで、本気でサイコパスなわけではない……と思う、多分……
 最後に彼女のしてきたことを許し、受け入れる純一だけど、おいおい、ホントにそれでいいのか!? まあストーカー女と変態紳士だから釣り合いは取れてる……のかな?
 なにはともあれ、平気なふりをして動揺が隠しきれなかった七咲が一番可愛い回でした(あれ?)

[読書] ハーモニー/伊藤計劃とホルモー六景/万城目学

 帰省から戻ったときに同時に買ってました。どっちも文庫版が出たばっかだったので。その他一緒に買ったのは「チョコレートの世界史」と「君主論」。まあ相変わらずです。

  ハーモニー は一昨年闘病生活のすえにみまかられた著者の最後の長編になる。そして舞台は技術の発達によりすべての病魔に打ち勝ち、人類のすべてが健康でいられる社会、となれば、否が応でも作者の状況に照らし合わせたくなる。が、今回は敢えてその視点は持ち込みません。
 作品世界では、過去原因不明の世界的紛争の混乱を経て、復興した後、その二の轍を踏むまいと「人命」を最上価値観とした社会が構築され、「人命」と「健康」の維持管理が社会の最優先の価値観となってしまっている。人々は成人後に体内に注入されるナノマシンによりあらゆる病原体に対する抵抗を得、また健康状態をモニタリングされ、痛みすらも遮蔽された社会で生きている。
 以下ネタバレ。
 そんな社会に息苦しさを覚えた少女、霧慧トァンが本作の主人公となる。正確に言えば、息苦しさを明確に認識したのは、もう一人の少女、御冷ミァハとの出会い、そしてその薫陶によるものになる。社会の押しつけがましい「優しさ」、それにより奪われていく自我と自由意思に耐えられず、社会への抵抗として彼女らは、もう一人の仲間と三人で、餓死することを試みる。しかし試みは失敗し、ただ一人、精神的な指導者とも言えるミァハだけが死んでしまう。
 そして13年後、表面上は生命査察機構の一員として社会に適合しながら、実際は機構の目の届きにくい世界の辺境で不健康の悪徳を享受することで折り合いをつけていたトァンは、タバコや酒などの不健康物資の不正入手を内々にとがめられ、日本に一時帰国した時にあったかつてのもう一人の「同志」零下堂キアンと再開しその食事中、突然目の前でキアンがテーブルナイフで自殺するという場面に立ち会ってしまう。
 キアンの自殺と同時間に世界中で数千人が一斉に自殺を行なうという現象が起きていたことを知り、トァンは権限を濫用することでキアンが死んだわけを知ろうとするのだが、そこに密接に結びついた自分の過去を知ることになる。
 潔癖さを守るために少女たちが自殺を試みる、という展開はいかにも、と思うのだけども、思春期のナイーブな社会への抵抗が、どんどん雁字搦めになった社会の内部へとつながっていくのは、前作の「虐殺器官」とつながるところがある。実際、どうもこの世界は虐殺器官の後の世界であるらしく、健康至上主義の社会が構築されるきっかけの「大災禍(メイルシュトロム)」は、前作のラストから引き起こされたことらしい。
 もっとも、本作は前作とは基本的にはオーバーラップしないし、別物なので前作を読んでなくてはいけないということはない。
 今回の中で描かれる社会は、風潮として「身体に悪いものは絶対にダメ」という極端な価値観に流されている社会で、捕鯨だとか禁煙だとかなんとかいろいろ連想しがちなのだけども、具体的なものではなく原理主義的な健全主義の態度を考察し昇華させたという感が強い。
 その「社会的風潮としてダメ」というものと「それに反発する自我」との対立として、結末がこれ、というのは、それでいいのかという大疑問と共に、合理的には反発する部分は何もない、という、矛盾にさいなまれる結末に至る。
 結末はすべての調和が取れた最良の世界には違いないのだけど、なにかが違う、しかしなにが違うのか言えないという、隔靴掻痒の感覚が、作者が突きつけた謎かけのようにも思える。


  ホルモー六景 は、映画にもなった「鴨川ホルモー」の外伝的短編集。基本的には、ぶっちゃけ、恋愛青春譚なのだけど、「ホルモー」という仮想の日本古式の由緒正しい(?)競技にまつわる「法螺話の連続」というのが正しいと思う。実際、作者もそのように短編を組んでると思うし。
 更にたちが悪いのが、その法螺話の青春譚が面白くて仕方ないのだw ホルモーの拡大感染も示唆されてるし、短編で矢継ぎ早にそういった法螺話を展開されるのは法螺とわかっていても面白い、という短編集。
 でも、これは鴨川ホルモーがあればこそではあるよなぁ。


2010年01月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DARKER THAN BLACK〜流星の双子〜#12

  DARKER THAN BLACK〜流星の双子〜 #12「星の方舟」。ゲートの地下で、蘇芳はついに紫苑と再会する。紫苑は一体何をしようとしているのか。銀(イン)と会わねばならないという紫苑に蘇芳は着いていくのだが……
 一方、銀を探し求めて黒(ヘイ)は彼女が監禁されていた施設にたどり着くが、すでにそこには銀の姿はなく、三号機関の契約者・葉月が耀子の仇と黒を待ち構えていた。

 なんでも第三期はない、と宣言されたらしいですが。orz
 まあ、岡村天斎監督なので、これで投げっぱなしでもまったく本人は気にしないと思いますが……
 月のないはずの偽りの空に現れた月。それは月ではなく、紫苑の能力によりコピーされた地球だった。ドールの持つ観測霊のネットワーク、そしてMEの識域下に張り巡らされた人間の意識のネットワーク、紫苑の能力とそれらを使い、ヘルズゲートによって破滅がもたらされようとする人類の「方舟」を作ること。それがパヴリチェンコ博士と紫苑、そしてマダム・オレイユの計画だった。
 それに銀がどうからむのかは推測だけど、おそらくコントロール不能にして自滅させてしまうほどの「能力」を解放させてしまう銀の力で地球のコピーを完成させたか、あるいは、ヘルズゲートの解放を促し、「ネットワーク」を活性化、コピーの地球に人々の意識をコピーしたのか……
 蘇芳の旅はその実験であり、流星核なしにはME技術でも定着させられない人間の意識が定着するか、を試したらしい。とすれば、銀の役目は意識の定着の方だったのか?
 蘇芳に与えた記憶を「あくまで人間らしさを演出するためのものだ」と語る紫苑だが、おそらくは、自身がどこかで望んでいたんだろうなぁ。そして、蘇芳のことを銀に頼み、老衰したような外見になって息絶えてしまう。
 蘇芳は能力で呼び出したデグチャレフで銀を撃とうとするが、流星核が自壊し蘇芳の意識は拡散していく。それに寄り添い、「これからお前が行く場所ではもうこれは必要ない」と銃を放させる。
 そして、BK201の星が再び空に輝き、「まだ間に合う」という銀に電撃を……
 地球から遠ざかっていく星の方舟は紫苑たちの望み通り、コピーされた人々が平穏な生活を送っていた。黒との旅の記憶をなくした、蘇芳も含めて……しかし、「いつも自分を見てくれている誰か」を彼女は感じ続ける。
 これは、蘇芳の初恋の話だったのだなぁ。恋を知らない少女が恋を知り、そしてその記憶を失いつつも「想い」だけは確実にその胸に残る。
 残された地球の行方だけど、意味ありげに出てきた銀に似た少年や、マダムと一緒にいた双子が肉体を捨てゲートの向こう側に行ったり、多分ゆるやかにだけど、破滅に向かっていくのだろうなぁ。未咲はゴルゴ課長、マダム、そして猫(マオ)と一緒にその世界で、それでも希望を捨てず破滅にあらがうことを選ぶ。つか、ゴルゴ課長は絶対ネタキャラだと思ったから、結局裏も何もないいい人でしかも最後まで生き残るとはおもわなんだ……
 これであとはDVDに一話ずつ収録される一年前、黒と銀に何があったかの話だけってことになるけど……でもやっぱ第三期やって欲しいなぁ。

[アニメ] バカとテストと召還獣#1とソ・ラ・ノ・ヲ・ト#1

  バカとテストと召還獣 #1「バカとクラスと召還戦争」。試験校である文月学園高等部二年の吉井明久は折り紙付のバカ。成績によりA組からF組まで分けられる振り分け試験の結果も文句なしに最下位のF組。しかも成績の違いはクラス割りだけではなく、クラスの施設にも影響していた。A組のいたれりつくせりの最新設備の教室をうらやましげに見る横で、ほこり臭い畳敷きにすきま風吹き込むオンボロ教室に愕然とするが、気心の知れたバカばかりですぐさま慣れてしまう。そんなとき振り分け試験当日、体調不良で倒れてしまい、試験不参加扱いでF組に編入された姫路瑞希が同じクラスになったのにちょっと喜んだのも束の間、病み上がりの彼女が劣悪な教室の環境に苦しそうにしているのを見て、「試験召還戦争をしかけよう!」と言い出す。
 この学校では、生徒たちは試験の結果に応じた強さの召還獣を呼び出し、教室の入替えをかけて召還獣同士を戦わせることができるのだった。
 しかし、基本的にバカばかりのF組がその次にバカとは言えどE組に勝てるわけがないと、明久の悪友でもあるクラス代表雄二が作戦を考える。

 タイトルだけでインパクトがありますが、面白いですな。
 「召還獣って何? 魔法学園か何かが舞台のファンタジーもの?」と思いきや、イベント時のみ呼び出せる限定的なもの。しかも「テストの点に応じて強さが変わる」、ということはバカクラスには望み薄のはずなのだけど、それをどう逆転するか、という、おちこぼれたちの逆襲がメインの定番と言えば定番。基本的に勉強の努力なしで、ってところが開き直ってて面白い。
 主人公は時々熱血で良い奴だけど、本当にバカ。多分アニメ史上高ランクに入るのは間違いないバカで、今回もクラスのみんなを扇動したり、時間稼ぎしたりというところしか見せ場が……まあ、バカなので目立ってますが。
 とりあえず本来ならA組にも入れた瑞希の学力と雄二の作戦で今回はE組に勝利するけど、目的であるはずの教室交換を、何故か雄二は行わない。しかも、成績最上位のA組から宣戦布告……こりゃ次回も楽しみですな。
 しかし二年生の三分の一がF組って、それってヤバくないですかい……?


  ソ・ラ・ノ・ヲ・ト #1「響ク音・払暁ノ街」。軍の新米ラッパ吹きとしてセーズの街の時告げ砦に赴任してきたソラミ・カナタ。しかし砦に行く前に道に迷ったり、街のお祭りに巻き込まれたりと予想外の出来事に見舞われるが、天真爛漫なカナタはそんな状況も思いっきり楽しんでしまう。
 そんな時、街に出ていた砦の兵隊リオと出会うが、彼女が持っていた由縁ありげな鈴を、手にとって見ている時に鳥に取られてしまう。

 「けいおん!」第二期……ではありません。キャラクターデザインが何故か原案と変わってまるで違う堀口絵モドキになってしまったことが先行して話題になったアニメ。
 それであまり良いイメージはなかったけど、第一話はそのイメージに反して面白そうな雰囲気。どこで戦争をやっているのか、勝っているのか負けているのか、それすらも明らかにされないが、勝っている雰囲気ではないのに徴兵が止められていたり、赴任した舞台では階級は関係ないと言っていたり、どうも人々の活気に反して暗い影を感じさせる。
 それを一層強くさせているのが、セーズの街に伝わる炎の娘の伝説。自らを犠牲にして燃えさかる悪魔を抱き続けた彼女にちなんで、街の人々が色水を掛け合う祭なのだが、昼の楽しい水掛合戦から一転、選ばれたリオが夜明け前に執り行う儀式は、やはり悲壮な伝説の娘たちと重なる。
 何か事件が起こるのか、起こらないのか、それすらもわからないけど、雰囲気的には嫌いではない。まあ、ギャルばっかの部隊という辺りは、一瞬あれでしたが……


2009年01月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 年の初めの風邪っぴき

 ちと風邪がぶり返して軽く残業も入ったこともあってまだちょっと体調不良が尾を引いてます。諸々滞ってますが、しばしお待ちを。

[アニメ] イナズマイレブン#14とソウルイーター#39

  イナズマイレブン #14「伝説のイレブン!」。地区大会で宿敵帝国学園を下し全国出場を決めた雷門中。昨年の優勝校として全国大会出場枠の決まっていた帝国学園との再戦を約束し、しばし試合のことは忘れ雷雷軒で祝賀会が開かれてた。しかし会が終わった後でうらぶれた様子の男が尋ねてくる。男は監督である響木の旧友で、伝説のイナズマイレブンの一人・浮島。伝説の一人に会えたことに感動した守は無邪気にその事を口にするが、雷門中イレブンがイナズマイレブンのことを口にするたびに男は暗くうちひしがれ、「やっぱり戻ってくるんじゃなかった」とまで言い出す。男が言うには、「自分たちは伝説のイレブンなんかじゃない。一度の敗北から立ち上がれずサッカーを捨ててしまった負け犬だ」と……
 あこがれのイレブンのそんな様子に我慢できない守を見かねた響木はイナズマイレブンとの練習試合を決め、四十年ぶりに守の祖父を除くかつての伝説のイレブンが揃うのだが……

 伝説のイレブンのおっさんたち集結にワロタw つか、夏未に付き従ってるバトラーが驚愕の正体の全部をかっさらってしまいましたが。意外すぎるわ!w
 が、かつて帝国の罠にはまって不戦敗を喫してしまったことから皆サッカーを捨ててしまい、四十年のブランクがある彼らにかつての面影はまったくない。凡ミス連発のその姿に失望を隠せない雷門中だが、守は伝説云々よりサッカーに対して真剣に取り組もうという気が見えない彼らの姿に腹を立てる。
 そんなかつての伝説に活を入れたのが響木。守の姿に彼の祖父を見て復活した彼は、「自分たちにあこがれ、ここまで来た彼らにそれでいいのか!?」と怒声を上げる。サッカーに真摯な子どもたちの姿と響木の檄に再びかつての情熱を取り戻した旧イレブンは、それまでとは見違えたようなプレイを見せる。
 それこそ影の薄かった影野を浮島にからませたりとか、「伝説のイレブン」のていたらくと復活を早々に見せるとは、ちょっと意外でしたわ。打倒帝国を早々に果たしたのでかつてのイレブンが最終目標ではいけないのは理屈なんだけど、挫折した大人たちが子どもたちのためにもう一度奮起することでそれをフォローしたのはいいなぁ。
 それにしても「夏未ちゃん」と呼ばれて土門をにらんだお嬢様、あれ一瞬絶対に本気だったろうw?w


  ソウルイーター #39「クロナ、逃亡〜ください、君の微笑み?〜」。母・メデューサの命令で死武専を裏切り、マリー先生を媒介してシュタインの狂気を加速させていたクロナ。日々マカたちの笑顔に良心の呵責をつのらせていたが、シュタインのフォローで大変なはずのマリーが生徒たちへの気遣いを忘れていないことを目の当たりにし、ついに耐えきれず死武専を飛び出してしまう。

 4クール目突入を目前にして、そろそろオリジナル展開になってきたかな。まだアラクネー編が終わってない原作では逃亡して姿をくらませてしまったクロナだけど、アニメではマカが追いかけ、自分の優柔不断さを責めるクロナに「優しいクロナの悪口を言うな!」と死武専に連れ戻す。BJも退場してないし、鬼神阿修羅がアラクネ側に組み込まれるみたいだし、でも、メデューサが死武専に投降してきたりというのは原作通りで、原作を基本にアレンジしていくっぽい。ってことは、キムとジャッキーの武器職人チームも原作通り?

[アニメ] 続夏目友人帳#1とWHITE ALBUM#1

  続夏目友人帳 #1「奪われた友人帳」。季節は夏・秋から冬に移り変わって、ときおり妖怪に襲われたり頼まれ事をされたりと相変わらずの貴志。今日も友人帳を狙う妖怪に襲われ、途中小さな祠の縄を切ってしまう。用心棒のはずのニャンコ先生が助けてくれず、喧嘩をするが、夜戻ってきたニャンコ先生の様子がおかしい。全身が真っ黒なのだが、洗っても落ちない。しかも一言も口を利かないのを不審に思っていたところ、本物のニャンコ先生が……特に悪いことをするでもなくおとなしい黒ニャンコ先生をいぶかしみながら友人帳の無事を確認するが、取り出した友人帳を突然黒ニャンコ先生が奪っていってしまう。

 これも基本的に普通に続き。まあ、特に前期も区切りがあったわけではないし。ただ、内容紹介っぽく貴志の身の上と、友人帳、ニャンコ先生についての簡単な説明っぽい感じで話が進んでく。
 蝶の物の怪っぽい「紅蜂」が出てきたけど、一回こっきりのキャラなのかしらん?
 ところであれはどう見てもキツネの物の怪じゃないと思う……


  WHITE ALIBUM #1「そう、あの時はもう、スイッチが入ってたんじゃないかなあ」。さて、皆様ご一緒に。「冬弥 Uzeeeeeeeeeee!!」。原作通り、無意味なうざさ。いや、原作通りなんだから無駄じゃないし、うざいのは冬弥だけじゃないしなあ、どっちみち。キャラクター紹介を見るとどうも原作のあれこれ一番うざいところをちゃんぽんにしたシナリオ展開になるっぽいけど……耐えられるかしらん?
 ところで、原作と違い年代設定が1986年になってるけど、1986年って何かあったっけ? いや、キバットがどうとかではなく。 wikipediaの項目 見ても、「これ」って理由が思い当たらないのだけど……う〜ん?


2008年01月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけ#13

  みなみけ #13「恋のからまわり」。「おかわり」の方じゃないですよ。オリジナルを交えて、年末も無意識に男どもを振り回す南家三姉妹。つか、前回カナのサンタになりそこねた藤岡の哀れさと、保坂先輩のあまりに空回りな男らしさが……(でも変態) つか、このシリーズでこれだけ保坂先輩のキャラが立つとは思ってませんでしたわ。原作では変態の割に影が薄いんですが……やはりBGMと効果音を得ると変態は強いなぁ。最後はトリまで持ってっちゃうし。あ、マコちゃんはいつも通りでした。w
 最初作画とか安っぽいんでどうかと思ったけど、なんだか原作の間を上手く表現していて楽しめるシリーズになりました。
 次回から(つか、東海圏では今晩)キャストはそのままにスタッフと製作会社を変えての次シリーズが。いったいどんな大人の事情なのか……ネットでの評判見てると、不安だなぁ。

[その他] そんなん言われても

  来年は「アルスラーン戦記」の最新刊に取りかかって、中国ものも出ます毎日 )。そんなこと言われても、話がどこまで進んだかすっかり忘れてますがな。う〜ん、完結させる気あるんだろうか? ないのならいっそのこと放置で……

   政権発足から百日余となった福田康夫首相が、庶民の苦悩をよそに、高級レストランや日本料理店などで、財界人や側近などとひんぱんに飲み食いをしていたことがわかりました赤旗 )。赤旗は、それより共産党幹部の贅沢ぶりをすっぱ抜いた方がいいのでは? 不破哲三御殿とか、自分の身体のサイズに合わせて作らせた特注家具とか、党の金で料理人まで雇ってるとか、有名ですよ?

  捕鯨監視船、今週出港 豪外相が発表中日 )。どうでもいいけど、攻撃とか直接妨害仕掛けたら外交問題なんですが。おかしな過激自然保護団体の行動と違うんですから。近くで大声で嫌がらせとか? 一国が国の名前出してやることじゃないよなぁ。

  温暖化防止:「生活レベル下げられる」49%…毎日調査毎日 )。ホントは地球温暖化防止とか言うのだったら消費エネルギーを減らすところから考えなきゃいけないんですが、「できる」と言う人も、ホントにできるのかなぁ、というのは甚だ懐疑的な目で見ております。ハイ。

  会図書館の本、全国で閲覧可能に・3000万冊をデジタル化日経 )。おお、それは大変期待したいです。でも、ビューアは工夫してね。(^^;
#この手のはビューアが悪くて使いにくいことが多いんだ。


2004年01月07日(水) 旧暦 [n年日記]

曇り、ところによっては一時晴れるでしょう

 こんなんばっかやな。夕べ食ったものが悪かったか。バーゲンの焼き鳥はもう二度と食わん。
 今日は週に一度のおつとめ。客商売はウケとか考えんといかんから大変だの〜。まあ、それなりに準備した甲斐はあったわけですが。しかし、最近の若いのはエッシャーとか知らんのか。ならもうちょっと悪乗りできるかの。
 おととい、IRCで友人から「NEWS23で小泉さんアンケートやってる」ってんで見たら、「なにがしたいの、小泉さん」とかいう特集で、田原総一郎氏と桜井良子女史を招いて討論みたいなことやらかしてた。その討論は「感情論でしか語らない田原VS比較的冷静に語る桜井+蚊帳の外の筑紫」みたいな感じだったのだけど、思わず「『なにがしたいの、筑紫さん』ってのをやった方がいいんじゃないの」とか思ってしまった。そしたら今日書店の店頭で 筑紫哲也「妄言」の研究/宝島社 ( bk1 ) なんてのが出てたんで、思わず購入。もー、ノリとイキオイだけで生きてるな、ワシ。内容は、ほとんどがネットで散々突っ込まれてることなので、「筑紫ちょームカツク。溜飲下げたい」って人でないとちょっとお値段分の価値は保証しかねる。けど、個人的にちょっと気になった記事は、与那原恵さんの「迷惑な沖縄愛」、清原信一さんの「戦場を知らないジャーナリスト」、上杉隆さんの「ドキュメント! 『NEWS23』の舞台裏」。一つ目は、東京出身ながらも沖縄系の家系の筆者による、「本土決戦悲劇の地」「おおらかな地上の楽園」「米軍基地を押し付けられた土地」というお仕着せに対する反論で、実際はそういう単純なものではなく、もっと複雑な経過と苦労があるし、問題が込み入ってそう単純なものではないことは沖縄県民自体が一番よく知ってるし、楽園的な報道も迷惑なだけだという、筑紫批判でなくとも安易な沖縄観に対する総合的な批判としてとらえられること。二つ目は、個人的にあまりに単純すぎる筑紫氏の自衛隊・軍隊観に対して溜飲が下がったというのもないではないけど、小泉政権における防衛庁・自衛隊改革の功績が短いながらもわかりやすく、簡単にまとめられていること。三つ目は、筑紫批判が筑紫哲也個人の問題というより(無論、個人の問題も多くあるのだけど)、筑紫哲也を中心とした「NEWS23」という番組制作体制、言ってしまえば「筑紫哲也という『しくみ』」がこれらの問題を生み出してるのではないか、というあたりで、単純な有名人批判で終わるべきではないという示唆も含んでいること(あたしゃ 続巷説 の「狐者異(こわい)」を連想しましたですだよ)。まあ、これらだけで1200円払う価値があるかといえば、流石にそれはないので、筑紫哲也に腹が立ってる人だけ、どうぞ。
 ジャンプ今週号のスティール・ボール・ラン予告で、テキストにはないのに、時代が「1890年」ってのが頭に残っていて、なんでかなぁと思ったら、モノクロページの予告にある、馬蹄型のモニュメントに“San Diego 1890 New York”の記述があったのを思い出す。ジョジョの奇妙な冒険第一部が1888−1889年の出来事なんで、その直後ということになり、ジョジョ第七部じゃないにしてもアメリカに渡ったスピードワゴンとかが見れるんじゃなかろうかとか、ちょっと期待してしまうよなぁ。
 それとはあまり関係ないけど、 ジョジョで不覚にも泣いたシーンは? スレジョジョを最初に読んだときを思い出すスレ (共に 漫画サロン板 )。ジョジョは連載開始時から読んでいたクチなので、イキナリ途中からあの世界を目の当たりにした人はどうなんかなぁ、ってのと、あと、結構「泣いたスレ」であがってたシーンが自分が泣いたのを思い出して、ジョジョって泣ける漫画だったんか、と意外。よく上がってる「アバッキオの昇天シーン」の「凶器のビンの破片を集めて組み立てる」ってのは、実際にあった事件が元ネタだってわかってるんだけど、それでもセリフとかで泣けるものなぁ。まるごとそれをパクってるんじゃなく、それを要素として別のストーリーを組み上げてしまう、ってのが、やっぱすごいところなんだろう。
  中高年に名作の「あらすじ本」が人気毎日 )。がー! そんなものは教養でもなんでもねえ! 読んでないんだったら読んでないって言え! 面白そうと思うんだったら読め! 時間がないのはみな同じじゃ! まあ、そりゃ「失われた時をもとめて」を全巻読めとか言われたら、私もあらすじ本に頼りますが。


2003年01月07日(火) 旧暦 [n年日記]

自転車盗られたショックで一回休み

 自宅前で、しかも鍵かけといたのになぁ。鬱ダ寝ヨウ。


2002年01月07日(月) 旧暦 [n年日記]

島津は奔(はし)る、お前も奔れ

 ってワケで池宮彰一郎「島津奔る」読了。粗筋はひとまず置いといて、この本の柱の一つとなるのは冒頭の朝鮮出兵から繋がる「戦時景気に支えられた経済の戦後処理」と云う事になり、その重要性と意味に気付いた島津義弘が関ヶ原の合戦において戦術上以上の意味を持つ位置付けに置かれるのだけど、正直「戦後経済の面に目を向けてたのが三人だけ(家康、義弘、三成)ってこたなかんべ」とは思うものの、最大の疵瑕としてはそのくらいのもので、あとはとても面白く読めた。敗戦国であるのに領地を保ったばかりか(徳川方に組みしても領地没収となった大名は多い)、沖縄に関する権益まで入手したという事実上の勝利を収めたと云うのは僥倖と云う外ない。沖縄に関してはまるっきりのとばっちりでこの後薩摩藩支配下においてそれこそ塗炭の苦しみを味わう事になるのだが、まあ、一応ここではひとまず置いておこう。ラストの部分(これから読もうと云う人にこればらしたらそれこそ殺されそうだから伏せておくが)と、その前提となる関ヶ原と関ヶ原後の脱出劇は悲惨ながらも鮮烈なのだが、やはり最大の山場は下巻に入ってすぐの、島津兵約千人の義勇兵の島津走りだろう。国許の前藩主龍伯が弟義弘への嫉妬から判断を誤り、兵を出し渋ったことにより義弘は窮地に陥るのだが、殿様一人を死なちゃならんとばかりに「自発的に」(義弘派の作戦ではあったのだけど)千人ばかりの薩摩兵が取るものもとりあえず薩摩から大阪へと駆け上っていく。その心理は単純に忠義とも云えず一種の異常心理ではあるのかもしれないが、以下の部分がその感想を簡潔に示していると思う。
「(前略)あるじの危急に数百里の道を遠しとせず、一心不乱に走る、その意気は壮、その至情は純、これぞ薩摩の国振りと存じます。」下巻P41
 え〜っと、ついでなんで正月に実家で見た「雨あがる」の感想。今の静岡県大井川、江戸時代当事は地方からの軍勢が江戸に上ってくる事を恐れ橋がかかっておらず、その為雨などで川の水かさが増えたりすると旅人は川止めをくらい、長いこと逗留を余儀なくされた。裕福なものであればそれでもさほど困りはしないが、宿泊費ですらようようの貧乏人にとっては死活問題になりえた。そんな川止めを喰らっている木賃宿の人々の中に浪人三沢伊兵衛夫婦の姿があった。この伊兵衛は剣術指南として幾つかの家に仕えたのだが人を押し退けて出世するような宮仕えが性に合わず、浪々の身に甘んじていた。そのように心根が優しい男だったため、長引く逗留に同宿の人々が神経を尖らせて餓えていくのに耐え切れず、妻から止められていた賭け試合で幾ばくかの金を用立て、それで同宿の者達に糧と酒を振舞った。人々から感謝を受け、その内に雨もあがり、川の水が引けば川も渡れるようになるとなったある日、地元の侍のつまらない諍いを止めた事が元で、城主に目を止められる。剣術指南として是非召抱えたいと請われ、殿様らしからぬ城主の気さくな人柄に、ここでなら宮仕えも勤まるのではないか、と期待に胸を膨らませるが、思わぬ横槍が入る。それは、同宿の人々を慰める費用を調達する為に行った賭け試合の件だった……
 「用心棒」とか期待すると肩透かし食らうけど、非常にまったりとしながらも「これはこれで」と思わせる内容。黒澤監督が撮っていたらどうなっただろうかと思うと共に、撮らなくて良かったんではないかとも思わないでもなかったり。ただ、全編三沢伊兵衛夫婦の優しい人柄に和まされていくような空気に、人生の皮肉的な話の展開ではあるのだが、このようなハッピーエンドとは云いにくい結末もいいのではないだろうかと思えてしまう。難しいかもしれないが、このように自分の信念を貫き、それを悔いない人間でありたい。1.5点。
  イダタツヒコ 「ゴルディアス」の三巻ゲット。わりと大き目の書店にも置いてなく、マンガ専門書店に行かないとなかった。「エリートヤンキー三郎」なんて置いてなくてええんじゃ、うきゃー! 内容は……見事に「未完」。ちょっと編集とどんなやり取りがあったのだろうかと思ってしまうが、再開できるといいなぁ、とは思ってしまう。ちなみに桐島は「外道の書」、榊原は「HeRaLd]の登場人物……だっけ?(榊原の方はちょっと記憶あやふや)
 古橋秀之「サムライレンズマン」入手。「島津奔る」の次に読むのがこれかい! とか思われそうだけど、いいじゃないかよう。
 あ、それと忘れないうちに昨日見た番組の感想。
 ガオレンジャーはマッスルにっぽんVS正月仮面でした。以上。普通ならこの手の馬鹿話、インターミッションのはずなんだが……
  アギト はあと三回しか残ってないのに沈滞振りがちょっと気になる。大丈夫か?
 デジモンテイマーズは、サクヤモン進化シーンは噂に違わぬ力の入りようでした。いや、それだけの話だったけどな。
 話では、サクヤモンの進化バンクシーン(使い回し用のシーン)はキャラデの人が自分の描いた原画にすらリテイクを出した拘りようだとか。道理で。


2001年01月07日() 旧暦 [n年日記]

メモメモ

 Oさんに600円の借り。姐さん方面(姉さん方面ではない)にクウガビデオ。
 名古屋の知人で新年会。いや、結果的に新年会になっただけだけど。
 面子はH氏にT姐さんにOさん。
 メシ食って深+へ。マスターに帰り際檄入れられる。うう、そんなにダウだったか。
 風邪もずるずる引っ張ってるし。頑張らないと…
 それとは何の関係も無いが、今年も 星雲賞非公式ノミネート やります。もうちっとページ整理してから、あちこちに宣伝始めましょうかね。