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2009年02月01日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#49とディケイド#2

  ゴーオン #49「最終ケッセン」。範人、軍平に続いて須藤兄妹までヨゴシマクリタインの「正義カイサン」によって光の粒子になって消えてしまった。意気消沈する三人だが、走輔の檄によって、消えた四人のためにもガイアークと戦い抜くことを決意する。しかしボンパーによる正義カイサンの解析も進まぬうちに大量のバンドウマが出現する。それはヨゴシマクリタインが設計しヨゴシュタインが作成した「デウス・ハグルマキナ」の真の力をヨゴシマクリタインが発揮したためだった。倒しても倒しても無限に発生し続けるバンドウマに、炎神たちが元の姿に戻れる限界を超え、ゴーオンジャーたちだけで戦わないといけなくなってしまう。キタネイダス、ケガレシアも本気を出し、圧倒的なその強さに圧され気味ながらもいなくなった四人の力を借りて反撃を試みるゴーオンジャーたちだったが……

 キタネイダスとケガレシア、やっぱスタッフは使い捨ての悪役には出来なかったか。てっきり罷免されるかと思っていたヨゴシマクリタインに優しい言葉をかけられホイホイと従う二人だったが、ヨゴシマクリタインは二人を使い捨てのコマとしか見ておらず、ゴーオンジャーからの攻撃の楯としたばかりか二人の意に反して身体の自由を奪い、捨て身の攻撃を仕掛けさせる。
 そんな二人は、バンドウマの大量出現を逆に利用してガイアークの本拠地を突き止め、乗り込んできたゴーオンジャーとの戦いの中でヨゴシマクリタインから離反。最期はヨゴシマクリタインの手によって始末される。「仲間想いだったヨゴシュタインとは正反対」「妾たちはガイアーク一族皆が暮らしやすい汚れた世界を作りたいだけ! 独裁者のヨゴシマクリタインではそれは実現しない」と、ヨゴシマクリタインを裏切り、正義カイサンのエネルギーが詰まったゴミ箱を奪い取り、破壊する。
 確かに手段はなんだったけど、こいつらはこいつらの気骨で戦ってたわけで、その矜持に反するヨゴシマクリタインは許せなかった模様。結局始末され、最期にデウス・ハグルマキナのことをゴーオンジャーに伝え、あの世でのヨゴシュタインとの再会を夢見て息絶える。
 二人の意志も受け継いだゴーオンジャー三人は、それを破壊すれば消えた四人も復活すると聞き、デウス・ハグルマキナの前でヨゴシマクリタインと最後の対峙をする。
 まあ実質話は決着がついたも同然だけど、次回はエンジンオーG12の最後の活躍が期待かなぁ。


  ディケイド #2「クウガの世界」。突如写真館ごと別の世界に来てしまった士たち。どうやらそこはクウガの世界らしく、士も巡査の姿に変わる。要は、巡査としてこの世界で何かをなさないといけないらしいが、士はあまり気にするふうでもない。しかし夏美はすべてのライダーをディケイドが滅ぼす夢のこともあり、ディケイドの使命について疑問を抱く。
 そしてこの世界ではグロンギを唯一倒せる者として、未確認生命体四号と呼ばれるクウガが、唯一彼の正体を知る女刑事八代と協力して戦っていた。だが、その正体であるユウスケは、正義や人々のためというより、そうすることで人から認められるから、という動機で戦っていた。そのため、「なにをすればいいのかわからないから、とりあえず遊んでみるか」とグロンギと戦いだしたディケイド、そして士に激しく敵意を燃やす。
 しかし意に介することのない士は、グロンギのゲゲルのルールを教える。いきなり現れ、そんなことを言う士に八代は疑問を、ユウスケは敵対心を抱くのだが……

 炭火焼きオルグが!(いや、それはいいから)
 士たちが最初に訪れたのはクウガの世界。だけど、そこはなんだか視聴者が知ってるクウガの世界とはちょっと違う。戦ってるのは五代雄介と一条刑事ではなく、小野寺ユウスケと八代刑事。それに、「みんなの笑顔を守るため」に戦っていた五代と違い、ユウスケは「自分のために戦ってる」と言い切る。
 そんなクウガの戦いに、暇つぶしついでに関わりだしたディケイド。だが、ディケイドの名を聞いたユウスケの表情が変わり、クウガに変身して戦いを挑んでくる。ディケイドを「悪魔」と呼ぶ彼によると、ディケイドはすべてのライダーを滅ぼす者、だということらしいのだが……
 そして、夏美もまた夢で見たディケイドに滅ぼされるライダーたちのうち、最後にクウガが立ち上がりアルティメットフォームになって戦いを繰り広げた光景を思い出す。まあ、平成ライダー一号だし。
 しかしその戦いを見ていたメガネの男が黒いオーロラを呼び出し、それで現れたのは……キックホッパーとパンチホッパーのホッパー兄弟。って、声がやっぱり矢車と影山だ。w 「ここにもライダーがいたか」とクウガとディケイドに襲いかかって来るのだけど……なんかカブトの世界とちょっと異なる事情らしい。そう簡単にやられないよね? ね?
 そして、ディケイドというより士自身も「その世界のライダーとその敵のこと」を潜在的に知っている、という能力(?)を持っているらしい。グロンギ語を理解し、そのアドバンテージでユウスケたちを出し抜くのだから、まあ、はっきり言ってずっこい。w
 クウガ編は次回で終了らしい。とりあえずクウガ編は「世界を巡ってディケイドがライダーにどう関わるか」という紹介っぽいけど、予告で「みんなの笑顔を守れる、そう信じる」と言ってるのが気になる。本来とはずれたライダー世界を、元に近付けていくのが目的?

[アニメ] フレッシュプリキュア#1と鉄腕バーディDECODE:02#1-2と絶チルちょっと

  フレッシュプリキュア #1「もぎたてフレッシュ! キュアピーチ誕生!!」。あらすじはもう大抵定型なので略。今回の特徴としては三人主人公で、それぞれが違う学校に通ってること。つか、セーラームーン化してね? あと、キャラクターデザインが過去シリーズとは変わったことか。
 とりあえず端的に言えば、「蒼井ミナモと川嶋亜美とその他一名が主人公のプリキュア」。つか、まんますぎやねんw 何時「波留さん、安全安心ですよ」と言い出すかと。


  鉄腕バーディDECODE:02 #1「After All」、#2「Simple Twist of Fate」。今回の事件は、移送中、地球に逃亡したリュンカ事件の黒幕たちを、捜査し確保するというもの。逃がし屋によって地球人に偽装し、潜伏している彼らだが、バーディとは別に、何者かが彼らを追い、惨殺していく。そんな中、バーディは理学療法士として病院に勤めていた幼なじみのナタルと再会する。幼い頃アルタ人の起こした事件のために故郷を追われて以来の再会だが、昔と変わらぬ笑顔の裏で、逃亡犯連続殺害事件に彼の影がちらつく。

 ってわけで第二期目。公式サイトだと「鉄腕バーディ02 DECODE:」って表記されてるけど、多分間違い、だよね?
 今回は前の事件がそのまま尾を引く。渋谷は廃墟のままで多くの被災者が難民村での生活を余儀なくしているし、身内や友人を失った人々の悲嘆もまだ癒えない。つとむも小夜香との別れを引きずったまま。そんな中で起こる新たな事件、そして色っぽい話とは無縁のバーディにも艶っぽい話が?
 でも、それはバーディの追う事件と余り良くない形で関わってきそう。差別の対象である「アルタ人と似てるから」というだけで地球をリュンカの実験場にしようとした首謀者たち。バーディの任務は地球に潜伏した彼らの身柄の確保だが、何者かが先回りして惨殺していく。
 原作より差別やテロといった時勢を濃く反映させたシリーズだけど、今回もそうらしい。
 しかし二週遅れはなんとかならんものか(放送するだけマシ、と言えばそうなんだけど)。


 それにしても絶チル、面白いんだけど、なんだか小ネタが子供にわからんものがどんどん増えてくような……特に名乗り。w とりあえず「大人が懐かしがることもない」こともないのは確実なようで。


2009年02月02日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] まあ、地獄兄弟登場が一番のwktkだったわけですが、

 なんでディケイドのクウガ世界で、未確認生命体6号から登場なんだろうと思ったけど、ディケイドを「未確認生命体 10 号?」と言わせるためのアレか。でもクウガが4号だから、「未確認生命体4号」が有名になるのにはかなり急なような。

  日本の民主党内から聞こえてくる意見、アイデアはどれも皆、ナイ教授ら米外交戦略家から見て、「日米同盟を弱体化させるもの」としか映っていない。「彼らが本気ではないことを望む」(シーファー前駐日米大使)という声は米共和党だけでなく、民主党にも共通した思いなのである。日経 )。まあ、 こんなこと東京新聞 )言うくらいだから、軍事関係は筋金入りにダメなんでしょうね。いや、共同歩調を取りたい社民、共産に媚びを売りつつの自民への嫌がらせで、本気じゃないとは思うんですけどね。それにしてもやり方が頭が悪い。

  「現金80兆円を持って高松駅に来い!」…ゲーム「桃鉄」に100年モードがなくて不満の29歳男、逮捕痛いニュース )。え〜……腹立ち紛れのメールが通報、タイーホ、って流れなんでしょうが、内容が面白すぎる。w 一瞬日付を間違えたハドソンによる四月バカネタかと思ってしまったものなぁ。まあ、ネットの普及に伴いこういうった行為の閾値が下がってしまってるわけだけども、厳格な対処をされることも多いので気をつけないといけませんね。しかし29でこれか……

[アニメ] 明日のよいち!#1

  明日のよいち! #1「サムライ来る!」。え〜、山奥から出てきた生真面目だけどむっつりなサムライ少年が四姉妹と同居でウハウハ、というアレでコレでございます。ええ、これで内容は9分9厘説明完了です。
 スタッフ的にはバンブーブレードの人が多いのかな? それもあってそんなに崩れてはないのだけど、原作が上記のごとくで、特に内容がないので、まあ、なんと言いますか。深く考えず軽く流してみる分には特に問題はないかと。でも、ちょっと前ならアニメ化のラインナップに並ぶ作品じゃなかったんだけどなぁ。


2009年02月04日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなえり#5と屍姫玄ちょっと

  みなえり #5「楽しくなる」。夏になってまもなくプール開き。しんどいプール掃除も夏のプールを思えば楽しく……ならないのは泳げないチアキ。消極的ボイコットから地味にプール掃除妨害をしだすのだが……
 あっという間に季節は夏。何度かめぐってる気もするけど気のせい。プール掃除の妨害のはずが、なんだか単なる遊びに。そいでもってマコちゃん登場。やっぱり当たり前に出てきてる。まあ、バカの子が出てくるとチアキの攻撃性がとたんに高まるからなぁ。でも、一番最初のエピソードの最後の、マコト別に悪くなくね? よく考えるとこのオチは別のエピソードのだったような。いろんなエピソードを微妙に融合してるんだなぁ。
 そいでもって誘うの誘わないの。必死にアイコンタクトを送るフジオカとリコだけど、まあ、カナ相手に通じるわけはないわな。あと、やっぱり冬馬の性別には鈍感なフジオカ。割とボケてるからカナとはお似合いかもねえ。(って、ボケてないキャラがいるのかってのはアレ)
 あ、そういや今回オチが保坂じゃない。


 屍姫玄、「屍姫、いや屍王子か」って言ってたけど、よく考えたらかつては年頃の娘さん以外も契約する術があったわけで、それはなんて呼んでたんだ? ただ「屍」だけではかぶるから、「屍若」とか「屍殿」とか。あ、「屍人」で、いいじゃん。でもそうすると、なんで「屍姫」って名前が別にあるんだ? う〜ん。(まあ、深くは考えてはいけない)
 つか、残ってる術はかなりマニアックだよな、正直。

[その他] ダメだこりゃ

  「100万円払うので内定辞退を」1月7日、届いた手紙朝日 )。え〜、まことに心中お察しイタします。この時期、このようなことを言われるのは大変ショックでしょう。その前から会社の状態もあぶないという話は聞いてたとはいえ、ショックでないということはないでしょう。が、
 「麻生、出てこい」

 麻生首相は経済対策はスピードが大事だという発言をしていた。今ごろになって身にしみた。「雇用、経済対策を早くしてほしい。何がスピードですか? 遅いですよ。政治が生活に直結していること、実感しましたよ
 党利党略のやりとりで完全にではないですが、主に採決を滞らせてるのは民主党なんですが……しかも言ってること二転三転させてるし。文句を言いたい、誰かに怒りをぶつけないとやりきれないという気持ちはわかりますが、筋がかなり違ってる気が。つか、ホントにこんなこと(東京タワーの展望室で叫ぶ)やったんですかね? なんか無理矢理麻生批判に持ち込むため、結構話を作ってる気が。

  小沢外交「政権取れば豹変」=民主・長島昭久氏インタビュー時事 )。
 米国の知人から「インド洋での海上自衛隊の給油活動などに反対する民主党はめちゃくちゃだ」と心配されるが、「小沢代表は必ず君子豹変(ひょうへん)する。政権を取ったら現実的な対応をする」と答えている。そうでなかったら政権運営できない。
 「君子豹変す」ってのは、「君子は間違いに気づいたらそれまでの考えや態度でもすっぱりと変えてしまう」というような意味だと思ったのですが、「現時点で間違いに気づかない」のであれば多分この先も気づかないでしょうし、立場によってそれまでと言うこともやることも変えるというのならそれは「君子豹変」ではありません。つか、普通に「嘘を言ってる」って言ってない? 小沢氏のフォローのつもりなんだろうけど「今言ってることと政権とったらやることは別です」って公言するって、フツーに政治家としてダメじゃん。


  衆院予算委:「首相はやるやる詐欺の常習犯」前原氏が非難毎日 )。え〜。……ここはやっぱ「お前が言うな」と言うべきなんでしょうか? なんか民主も完全に手詰まり感が。まあ、マスコミもだけど。


2009年02月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#18

  とらドラ #18「もみの木の下で」。生徒会主催のクリスマスパーティが近づき準備も進むが、みのりは相変わらず竜児に距離を置いている。たまに話せば何かにおびえたような不審な挙動を取るみのりをそれでもパーティに誘う竜児だが、彼女はそれを拒み続ける。それを見ていた亜美も何か分かったような口ぶりの忠告めいたことも言うが、それもこれまでと違って竜児にそれとは別の何かを訴えかけるかのようで、何かがおかしい。少しずつ回りがぎくしゃくしていく中、竜児は木原摩耶から暗に北村と大河をくっつけようとする男子たちを妨害する作戦を相談しようという誘いを受けるが、大河の荷物持ちを口実にそれを断る。しかし無理矢理上がり込んだ大河の家にあった大量の荷物は郵便小包。それは大河からいろんな人へのプレゼントだった。そしてその中に大河の父親と再婚相手の名前を見て、竜児は表情を凍り付かせる。

 クリスマス編中編。みのりは相変わらず様子がおかしいが、パーティの準備でみんなを引っ張っている亜美も見た目はすっかり皆と打ち解け溌剌としたように見えて、竜児に「竜児と大河の関係はいびつだ」「(みのりを含めた三人で)家族ごっこをやってるよう」「こんなの長持ちしない」と、毒ではなく、何かを切実に訴えるような言葉をはき出す。そして、「一から全部やりなおそうよ」と言った後に、「今度は私も最初から入れて……」とつぶやく。が、その言葉は竜児には届かない。亜美の危険信号もそろそろ大詰めだなぁ。
 クリスマスにはしゃぐ大河の様子は相変わらずだが、あれだけ酷い目に遭わされた父親にまでプレゼントを贈ろうとするのに驚いた竜児に、クリスマスが好きな理由を語る。それはかつていたミッション校のボランティアで孤児たちに接した時から続けてるのだという。「誰にも必要とされてないと思ってる子たちに、あなたを見てる人はちゃんといるよって、必要とされてるよって。そうしたら、あたしも誰かに必要とされてる気がする」と、ただの自己満足だと自嘲する。そしてかつてサンタを見た、という話を竜児にするが、竜児はそれを笑うどころか何一つ言うことができない。
 そして、クリスマスの準備も進み、体育館に設置された特大のクリスマスツリーに、大河秘蔵のクリスタルガラスの星のオーナメントが飾られた直後、体育館の窓を破ってボールが飛び込み、ツリーを倒し、大河の星も微塵に砕けてしまう。そして謝罪の言葉と共に入ってきたのは、ユニフォーム姿のみのり。最初びくついていただけだったみのりも、自分が起こした惨状、そしてよりによって大河の大事なものを壊してしまったことに、嗚咽しながら砕けた星を接着剤で元に戻そうとする。
 他の人の手、特に竜児の手を借りることを拒んだみのりだが、大河に押し切られる形で竜児と星の修理をする。だが、「壊れたものはもう元に戻らない」と、いつものみのりらしからぬことを言う。それでも竜児は形だけは元通りに戻し、「壊れても、また、直せる。元通りじゃなくたって、輝いてる」と。優しい言葉に聞こえるけど、今のみのりには実は一番残酷な言葉なのだよなぁ。
 そして、「パーティには行けない」と竜児の誘いをなおも断るみのり。次回はクリスマスパーティ。どんどん鬱になってまいります。orz


2009年02月06日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 久々にちっとも早くない「早い話が」

 ここんとこあまり面白いネタがなかったし微妙に忙しくなって見てなかったけど、 早い話が:ソマリア沖の靴投げ毎日 )。
 ところがマスコミの解説のなかに「ソマリアの海賊は重武装なので巡視船では歯が立たない、だから護衛艦を出す」という議論を見受ける。この論理はおかしい。「重武装」というと、金銭目当ての強盗集団が、あたかもテロ戦争のゲリラ軍のように映る。

 両者は似て非なるものだ。海賊は警察力で取り締まる対象である。一方、ゲリラ軍は軍事力で掃討する交戦相手だ。護衛艦は海上警備行動という警察行動に行くのであって、対テロ戦争に出陣するのではない。
 なんだこの頭の悪い論理展開。カテゴリー分けで対応を原則論に従うべきだと言ってるけど、常識的に考えてRPGとかも持ってる場合もある相手に、「警察の仕事だ」って……いや、軍隊が警察活動する例は、別にめずらしくもないんですが。もし、重武装した強盗に警察力で対応しろ、ってなら、そういう装備、訓練が必要ですが、軍隊を使わずにその分の出費をしろ、ということですね。艦船も含み。「強盗」というカテゴリではなく、「実際にどのような武装をした集団か」ということを考えなきゃいけないのに。なんでこう現実離れしたことを言い出すんだろう?

[アニメ] ドルアーガ2#5

  ドルアーガ2 #5「影の国」。幻の塔内部にたどり着いたジルたち。だがそこは塔の中とは思えない砂漠のような空間だった。カイと一緒にグレミカに連れ去られたヘナロが放り出されてるのも見つけ合流するが、影のようなものから出てきたモンスターに襲われ、逃げ惑う。一体一体はそれほどの強さではないものの、圧倒的な数で圧してくるモンスター。「物陰には入れない」という弱点を見つけ、日陰に逃げ込むが、日が高くなって逃げ込んだ岩陰か小さくなり、窮地に陥る。

 今回からが冒険の本番、ですかね。まず最初の試練は、影の化け物に追われる砂漠の階。でも早々にジルたちのパーティは生還の見込みが薄い旅に、不安に襲われる事に……特に今回はヘナロがそれを増幅してる。って、ヘナロは新参だし巻き込まれただけだから仕方ないのだけど。ところで、「もうすぐ給料が上がる」って、何の仕事してたの?
 とにかく来てしまったからには前向きでいよう、という態度のファティナと違って、ジルは何故か「大丈夫」という妙な確信を持つ。単なる脳天気ではなく、それはカイが何らかの影響を及ぼしてるのか、ジルの持つ何かがあるからこそカイがジルを選んだのか。グレミカがカイに先行しているニーバの足跡を顕現させることで窮状突破の糸口は見つかるのだけど、後一歩という処で陰のない開けた広場に、立ち往生する。そこでジルの窮余の一策が出てくるのだけど……後一歩、次の階への扉にたどり着けないのを助けたのは、メルト。ジルが巨大な石柱を倒して影の回廊を造ったのを、その上部を攻撃して粉塵の傘を作って影の化け物を撃退する。性格的な問題がなければ有能なんだけどなぁ、メルト。つか、前回から妙に冴えてない?
 それにしても、ギルガメスが良き王であろうという想いと、どんなに努力しても世界は変わらないという絶望から狂王として滅ぼされたいという願いで引き裂かれてるのは壮絶。


2009年02月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#5

  まりほり #5「禁断の匂い」「乙女の秘密」。先生から言われたからとかなこを無茶なやり方でかばう桐奈々美。かなこはさすがにやりすぎだと熊谷教諭に相談するが、私が頼んだのに今更やめろと言えないと言われてしまう。桐は無口な上考え方や行動が独特なせいで、中学、高校一年と孤立していたという。逆に桐が孤立しないようにお願いされたような形になったかなこは、桐のことが心配なこともあって彼女と友達になろうとするのだが、どうすれば友達になれるのかわからない。
 後半、天の妃第二女子寮で抜き打ちの荷物検査が行われる。が、普通の荷物検査ではなく寮長の趣味で巧みな隠し方、面白い隠し方をしたかに点数を付け、高得点の私物は持ち込みを認めるという妙なしろもの。鞠也からもらった触手生物入りのかばんが違反物とみなされてしまったかなこは、「アレが没収されるならそれはそれで」と思っていたが、追試落第の罰が寮生全員の前での小学校時代の「将来の夢」作文の朗読と聞き、鞠也に相談しようとするのだがにべもなく断られた上に「俺とお前は友達か? 違うだろ?」と一喝されてしまう。

 今回は二本立て。桐の話一本で一話引っ張られたら冗長だなぁと思ったけど、さすがにそれはなかった模様。かなこたちのグループに桐が入ってくる話なのだけど、何気に天然にかなこをいじってる。これまで友達らしい友達がいなかった桐に友達ができてめでたしめでたし、なのだろうけど、どうしても友達と認識されないかなこ……悪意とか壁作ってるとかないんだろうけど、なんで友達に認識されないんだろう? フラグ立て失敗した?(かなこ的思考がうつってる)
 でも冒頭のシュールストレミングは親衛隊の嫌がらせ復活? ホントに危険なのに。
 後半は、ゴッドの持ち物検査から例の触手鞄の話に。まだ使ってたんだ、アレ。まあ、鞠也が捨てたりなんだりというのを許すと思えない……って、あっさり許したな。まあ、アレはかなこをいじるための小道具に過ぎないから鞠也的にはどう処分されても構わないのか。でもすっかりかなこに懐いてしまった触手は自力で戻ってくる。鞄を捨てた直後しんみりするかなこだけど、いや、なんかそれって変だろ。つか、2-Bの仁科さん津田さんが何の関係が?
 今回で原作一巻から二巻にさしかかったけど、やっぱペース的には聖母祭までなのかな? つまり、桃色コスプレカーニバルでピンクなわけですね?(毒されてるぞ)


2009年02月08日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#50とディケイド#3

  ゴーオンジャー #50「正義ノロード」。デウス・ハグルマキナを破壊しヨゴシマクリタインの野望を阻止したゴーオンジャーたち。しかしヨゴシマクリタインは最後の力を使ってゴーオンジャーたちだけでも倒そうとする。ピンチに陥った走輔たちを助けに駆けつけたのは、デウス・ハグルマキナ破壊によって復活した仲間たちだった。

 ってわけで話は実質前回で終わってるので、今回は予定調和。消えた仲間たちの復活に、最終回定番の顔出し戦闘、それとエピローグで炎神の中の人たちの顔出し出演。あ、ガイアーク三大臣も出てたか。登場時期的にほとんど活躍できなかったカンカンバーも無理矢理気味に使用。
 シリーズ全体として敵組織の概要があいまいだったため「敵を追い詰めてる感」が薄く、そのせいか今回は徹底的に予定調和な最終回だったけど、最終回前回のキタネイダス、ケガレシアの最期が盛り上がったから、まあいいか。
 次からは和物戦隊の「侍戦隊シンケンジャー」。ところでゴーオンジャーはファンタジー戦隊に分類されるべきなのか、SF戦隊に分類されるべきものなのか、どっちなんだろう?


  ディケイド #3「超絶」。士の作戦でグロンギの王復活は防がれる。しかしディケイドの名を聞きディケイドに襲いかかったクウガに、さらにキックホッパー・パンチホッパーが乱入。ディケイドとクウガは意図せず共闘する形になる。出現と同様に突然ホッパーライダーが消えた後、ユウスケは八代にたしなめられディケイドとの戦いを渋々中断する。
 士からゲゲルとグロンギの王のことを聞いた八代は、今なら王を倒せると警官隊と士から聞いた場所へと突入するのだが、何故か目覚めないはずの王が復活、煙を吐き、警官隊たちをグロンギ化させてしまう。煙に追われる八代を駆けつけたユウスケが助けるが、グロンギ化の煙はさらに広がり、街中で人々が次々グロンギになってしまう。逃げ出したものの煙を吸い込み危険な状態に陥った八代も緊急入院するが、士が街に向かった一方でユウスケはこの世界でただ一人笑顔でいて欲しい人が死にかけているという事実に、戦うことが出来ない。だが、そんなユウスケに八代は病床の苦しい息の下で「私一人の笑顔のためにあれだけ強くなれるなら、世界中の人たちを笑顔にするために戦ったら、ユウスケはきっともっと強くなれる」とユウスケを諭す。

 地獄兄弟登場。そして退場(おいおい)。いや、倒された訳じゃないんだけど、謎の男に呼び出されて一時的に刺客に使われたかと思うと、また姿を消す。来週はカイザも出てくるみたいだし、ライバルライダーは基本的にこういう扱いなのかな? その代わりキャストはオリジナルらしいですが。
 で、クウガ編はグロンギの王復活は食い止められたかと思いきや、何故か目覚めないはずのグロンギの王、ン・ガミオ・ゼダが復活。人々をグロンギ化していく。そしてその中で倒れた八代刑事。ただ八代に認められたく、その笑顔を見たいためだけに戦っていたユウスケは戦うモチベーションが消えてしまう。だが、病床の八代から「みんなの笑顔のために」と言われ、その八代の笑顔のために、今再び戦うことを決意する。クウガのモチーフを上手く使ってる、というより正直、曖昧模糊とした五代雄介のモチベーションよりは、こちらの方が共感できる。
 そして超絶変身。つか、「ちょっとくすぐったいかもしれない」ってレベルじゃないだろw まあ、モチーフはどっちもクワガタだからいいんだろうけど。究極の闇がアルティメットフォームじゃないのに倒されていいのかってのはあるかもしれんけど、まあ、そこはそれ。
 次回はキバの世界。だけど、第一話に出てきた渡と違い、この世界の渡は子供……? なんか糸矢も出てくるみたいなんですが……


2009年02月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 仕事が忙しい

 いや、残業続きなのはまあいいんですが、就業時間中終始動きっぱなし(でないとこなせない)なのは、さすがにしんどいですわ。半分頭脳労働みたいなもののはずなんだけどなぁ。
 まあ、その状況も今日までだと思うので、多分大丈夫ですが。

[アニメ] みなえり#5

  みなえり #5「流してほしい」。いつもの面々と海水浴に出かけた南家。ところが帰ってきてからチアキが大事にしてるぬいぐるみのふじおかが見あたらない。チアキはカナの仕業と疑うのだが、カナにも心当たりがなく、もしや海に忘れてきたのではないかと思った矢先、自分の荷物に紛れてたとふじおかを持って藤岡がやってくる。しかし誰もふじおかを藤岡の荷物に入れた覚えがないことから、またもや犯人捜しに……

 今回はマコちゃんの露出が高め。「俺が勉強を教える! ……だから後で宿題写させて……ん?」とバカな子ども全開。まあ、もちっと正体ばれそうになったり微エロに巻き込まれたりとかして欲しいけどな! しかしチアキの耳元でささやかれぞわぞわするとは、女装癖と言い将来ヘンタイまっしぐらだな。
 しかしマコちゃんと言い内田と言いマキと言い、すっかり普通にカナと友達だな……


2009年02月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 対照的

  ネット暴力:匿名背景に集団化 ブログへの悪質書き込み摘発、無責任な書き込みに警鐘毎日 )と 2NNの管理運営者中島竜馬さん「ネット世論がすべてではない。でも、力は持ち始めている」朝日 )。これはどちらも間違ってはいないのだけど、社風というか、社内のネットに対する雰囲気がもろに出てるというか。毎日はどうもネット耐性が弱く、朝日も結構叩かれてるのだけど毎日のようにはネット敵視的な記事は多くない。どちらも書いてることは間違いではないのだけど、「ネットで誤った情報が広がり続ける」という面ばかりを毎日は強調するけど、一方で 毎日新聞の疑わしい記事を検証し、それを報告する ということも行われているわけで。無論、これも本当かどうかはわからないし、さも事実のように書かれたことが嘘であったり間違いであったりということが多いのも確か。(ただし、この記事の追求に関しては検証可能なように問い合わせ先を示されているので、検証は可能) 「ネットでは誤った情報が正されず一人歩きする」というのは事実であるが、一方でその逆の現象も起こる。前者の面だけを強調してネットを否定することは、もはや不可能なのだろう。結局、朝日の載せた「ネット世論がすべてではない。でも、力は持ち始めている」が現実に即しているのだと思う。毎日もネットに対する統括的な方針をきちんと定め、散発的に攻撃的な記事を載せるのではなく、きちんと向き合ってつきあうべきだと思う。

  米紙「米国経済の『新』救世主―日本」論評掲載サーチナ )と Asia's sufferingeconomist )。どっちにしても微妙にうれしくない記事内容なんですが……どっちにしても中国の状況をどう見るか、日本、中国を含む極東アジア戦略をどう取るか、という気が。中国の情勢はイマイチ露出しないのだけど、市場と見るにしても労働力と見るにしても全世界規模のこの不況で景気が良いとは思えないわけで。つっても外需回復の見込みが立たない日本だけをパートナーにして立て直し云々というのも、現実的とは思えない。結局複数国で、という こういう見方 が一番良いのかな、とも思う。
 ところで戦後日本はつまらないにしても戦後史は戦後史で面白いんだけど。経済紙の記者だから、会社がどうとかいう視点でしか見てないのかなぁ。

[アニメ] 続夏目ちょっとだけ

 新キャラ多喜登場。つか、貴志がそれよりも友人たちに引っ張られて行くのに出くわし、微妙に嫉妬してる委員長萌え。

[その他] 視聴率と視聴人口

  肥留間正明の芸能斜め斬り 1兆円企業のNHKが一人勝ち内外タイムズ )。民放の不振とNHKの好調、なのだけど、この記事読んでふと気になったのは、視聴率と視聴人口というのは比例なのかということ。マーケティングを先鋭化させて性別と年齢層のターゲットを絞って、ということを一面ではやってきたのだけど、それって家族で見る、とかは正確に換算できない、というのがいまだに現状な感じが。そもそも、「家族でテレビを見る」というシチュエーションがあまり顧みられない昨今ではありますが。
 「この時間帯はこの層を狙え」→「その辺りはこれが受けてる」→「それみたいな番組を」の繰り返しが今の民放のていたらくのような。いや、時代に迎合することも大事なんだけど、それって逆に視聴者なめてるってことかなあ、と。


2009年02月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#19

  とらドラ #19「聖夜祭」。期末テストが終わり、いよいよクリスマスパーティの当日。竜児はみのりが来るのか気もそぞろだが、大河が自分に任せておけと妙に自信ありげに言う。パーティのために大河はもちろん、竜児も大河父の要らなくなったお下がりのイブニングを着て、めいっぱいめかし込んでパーティへ。やはり会場にみのりの姿は見あたらない上、手際の悪さに見かねた竜児はついフルーツパンチの配膳役を替わったりとなんだかイマイチさえないが、それでもパーティは盛り上がり、竜児も知らなかった大河と亜美のクリスマスソング合唱でピークを迎える。だが、亜美から大河が会場を離れ、みのりを説得してから帰ると言っていたと聞き、竜児もいても立ってもたまらず会場を飛び出してしまう。

 鬱展開に本格突入。2chのスレも異様に伸びてる。
 みんな楽しいクリスマスパーティにうかれ、竜児もその気分に引きずられるものの、最大の目的であるみのりは姿を見せないまま。それでも竜児に「大丈夫」と言った大河の秘策は、「みのりが来ないと、竜児はいつまでも待ってる」と言うことだった。そうすることで二人の背中を押した大河だったが、自分はきっと好き合ってる二人が会うにはお邪魔虫とばかりに、自宅で一人寂しくツリーの前でたたずむ。
 だが、そんな大河の部屋を熊サンタが訪れる。「サンタがホントに来てくれた」とはしゃぐ大河だが、本当はその熊サンタの正体に気づいていて……気づいていても来てくれて、そばにいてくれて嬉しかったのだろうけど、それでも熊サンタを「あたしを嘘つきにするつもり?」と無理矢理送り出す。しかしその後で悟ったのは、もし竜児とみのりがくっついたら自分はもうこれまで通り二人の、竜児のそばにいられないこと。どんなときでも、いつでも自分のそばにいた竜児がいなくなってしまう、と考えた大河は思わず表へ飛び出し、ひたすらに竜児の名を泣き叫ぶ。
 自分が本当に心からいて欲しいと思っていたのは誰か、もう不可分なくらいに頼り切って依存していた相手が誰だったのか、自分の手ですべてを壊し手遅れになってから気づいてしまう大河。だが、その大河の叫びはもうそこにいない竜児には届かず、竜児が待ってると言われた学校へ向かおうとしていたみのりが聞いてしまう。そしてその結果は、これまでの全部を壊し、でも何も生み出さない結末……竜児は釈然としないまま、失恋の痛みも実感できないまま自分の恋の打ち切りを宣言され、ただ呆然とするしかない。
 亜美は亜美で大河がパーティ会場から去っていったことに気づかなかった竜児に「だから言ったのに」と怒りを除かせながら突き放す。でも、「あたしの言ったこと、聞いてなかったんだ」ってのは、ちょっと酷かと。それは亜美だからわかることだったのであって、竜児を含めた他の同級生にそれを判れというのは、それは詮無いこと。亜美もわかってはいるのだろうけど、「見えてしまう」自分だけが自分の気持ちを押し殺してまで損な役回りをしなければならないことに、ついに静かにぶち切れる。
 全員が誰かのためと思い、でも幼く未熟だからその反動の重さに耐えきることもできず、食い違ってしまった状況を大人の対応でどうにかすることもできず、形は保っているけどもこれまでの関係は完全に分断されてしまう。
 個人的にはこのラストの後でバニラソルトが流れたら痛々しさが最高潮だったのになぁ、と思うけど。まあ、劇中歌のクリスマスソングも、クリスマスにかけた祈りのはかなさが出てていいんだけど。


2009年02月13日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] よくわかりません

  赤松健「バクマンは原作者の願望充足漫画」アルファモザイク )。う〜ん、文章を見ると見出しほどには攻撃的なところはないのだけど、やっぱり読んでてちょっと引っかかる。具体的に言えるのは、竹熊氏の考察は「キャラのタイプ」としての話で、赤松氏は思考パターンの話を主軸にしてるので、「違う」というほどのものではないのですよね。真城が独り立ちするような伏線もちょこちょこあるので「画力もあり話も作れるキャラクター」としての理想が真城に投影されている可能性はあるけども、そこで「作者の願望充足」という言葉が出てきてしまうのがやはりちょっと「あれ?」と思ってしまうのですよね。「作者の願望」はあるにしても、「充足」と現時点で表現するのは、分析というより印象だと思うのですが。
 その他の分析は「徹底的に傾向と対策で売れるマンガを作った」赤松氏だけあって面白いしさすがと思うのですが……島本氏も「売れた漫画家の上から目線」というかなり棘のある発言をしてるし、普通、もし若手や駆け出しの発言なら「ねたみ」と済ませてしまいそうになるのだけど、どちらも独自性を確立しニーズを確保してる作家なので、単純に「売れた者へのねたみ」とは思えないのですよね。島本氏は「燃えペン」「吼えペン」でやっぱりマンガ業界を舞台にしてるわけなので、マンガ業界を舞台にしてること自体にどうこう、ではないはず。(逆にそこに対する方法論の違いで何か引っかかりを感じてるのかもしれませんが)
 ともかく、もしかしたら、話題になっているという以外にも何かマンガ家さんが気になる要素がある、ということかもしれません。
 しかし、何気にジャンプ王道パターンなことは、普通に言われてはいますがそこは欠かせない要素だと思うのだけどなぁ……


2009年02月14日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#6とドルアーガ2#6

  まりほり #6「倒錯の保健室」。朝から気味の悪い百面相を鞠也に突っ込まれるかなこ。今日、天の妃高等部では身体検査があり、順調に伸び続ける身長と胸囲に憂鬱になる一方で、クラス委員であるかなこも保健委員のサポートにかり出されるため、堂々と露出率高めの娘さんたちを視姦出来ることに浮かれているのだった。しかしそれをネタにかなこいじりをする鞠也も何故か憂鬱そう。早朝から茉莉花と出かけ、朝食にも顔を出さない。これはきっと男だと言うことがばれないよう、権限を使って身体検査をばっくれるつもりかと、妙に勝ち誇るかなこ。
 いよいよ待望の身体検査だが、期待が高まりすぎたかなこは目の前で桐が脱ぎだしたのを見て鼻血を吹き出して昏倒。せっかくの役得タイムだったのに保健室のベッドから動くことができない。だが、カーテン越しに級友と話す鞠也の声が……なんで男の鞠也が他の子たちと身体検査を!? と驚いて飛び上がりカーテンをはね除けるかなこが見たのは上半身裸の鞠也が隠す胸元に確かにある、二つのふくらみだった。

 鞠也の双子の妹・静珠登場。つか、一瞬「あれ? 声聞き覚えがあるけど誰だっけ……?」と迷ってしまった。もろ平野綾なのに。読者全プレのCDドラマではかなこ役だったらしいけど、アニメではこっちに回りましたか。
 ほくろの位置と性別以外は見た目鞠也とそっくりの静珠。でも、ドSでやることが容赦ない鞠也に対し、静珠はちょっとどこか抜けてて押しに弱い感じ。しかも男装で男子校に通ってるのに、男嫌いという……そりゃ体操着やらリコーダーの上の部分やら盗まれてれば……と思ったら、小さい頃からこの調子で鞠也からいじられまくってたのが原因っぽい。でも、鞠也にしてみれば身内でかわいいからいじってるとかいう……倒錯してるなぁ。あれ? でも、それじゃかなこをいじるのは……ただの珍獣あつかいか。
 かなこに対して「かなちゃん」と妙にフレンドリーなのは、元々ひとなつこい性格なのか? 原作ではなかった「保健室を飛び出そうとして鍵がかかってることを忘れて扉が開かず、とまどう」という描写でドジっ子成分増量みたいだけど、アニメじゃ今後登場あるのかなぁ。第二期があれば登場の機会は確実にあるのだけど。
 そいでもってオマケはエピソードの間に差し挟まれてた「下着泥棒」ネタを膨らませたもの。完全に犯人扱いされたまま「続く」になっちゃってますが、投げっぱなしジャーマン?
 あ、アイキャッチの伸び続ける自分の身長に憂う隆顕様は非常にかわいらしゅうございました。


  ドルアーガの塔〜the Sword of URUK〜 #6「四つの刺客」。先行しているニーバたちを追うジルたち。だがジルのパーティは階を移動した際にばらばらにはぐれてしまった。ヘナロとはなんとか合流し更にファティナたちを探すジルは、グレミカの一行と遭遇する。カイを取り戻そうとするジルと迎え撃つグレミカだが、その戦いは何者かの攻撃によって中断された。その突然の乱入者は機械人間と少女の姿をしていたが、その攻撃力は絶大で、戦いを中断したジルたちとグレミカたちをたやすく圧倒していく。
 一方先行するニーバたちの前にも、同じような男女二人組が立ちふさがっていた。

 ジルたちが塔に入ったのは半年遅れだというのに、ニーバたちはまだ入って十日あまりしかたってないという。時間の流れが遅いというより、ギルガメスの心象世界だから時間の流れも不安定なんだろうな。
 そいでもって前シリーズの終わり頃にちょっとだけシルエットが出てきた、「パズスの棺」の中身。かつてドルアーガに使えた四体のナイトの力を宿した人工生命体なのだが、彼らに対してのヘナロの反応がおかしい。どうも彼らのことを知ってるみたいで、しかも浅からぬ因縁らしい。ヘナロって単に巻き込まれただけかと思ったのだけど……計算して巻き込まれたように見せかけた、というふうにも見えないのだよなぁ。まあ、幼女はいくらなんでも狙いすぎ、とか思ったら、グレミカの攻撃にあっさり退場……あらら。と思ったら、傷ついた彼女はクーパに拾われた模様。OPでも一緒にチアガールやってるし。
 もう三体の刺客はロボット風味で顔の表面に表情のような模様が浮き出るのと、普通に強そうな戦士風の成年、それとやや熟女っぽい偽KOS-MOSw まったく歯が立たないわけではないけど、一対一ではニーバですらも危うい強さ。ただでも困難な旅を引っかき回しそう。
 ニーバの最終目的も明らかになったけど、カーヤの目的とはちょっと違い、もう一人のギルガメスを通して気まぐれに人間を苦しめる神をたおす、それが無理でも一矢報いることだった。能力はとても高いのに庶子であるために嫡子であるジルと生まれながらの差がある、というのが尾を引いてるのだろうなあ。これでジルがいやな奴ならストレートにそっちに恨みが向かったのだろうけど、ジルは裏表なくニーバを兄と慕ってるみたいだし。
 後はジルとファティナの痴話喧嘩が夫婦漫才化してたりだとか。もうお前らくっついちゃえよ!
 そして次回は死んだはずのアーメイが? 単に戦いではなく、ちょっと違った様子の話になるのか?


2009年02月15日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 侍戦隊シンケンジャー#1とディケイド#4

  侍戦隊シンケンジャー #1「伊達姿五侍」。人々を襲い苦しめることで三途の川をこの世に氾濫させようとしている外道衆と一人戦う青年、志葉丈留。しかし外道衆の大将である血祭ドウコクがまもなく復活し、そうなれば敵も強力になり丈留一人で戦い続けることは難しい。それを予期したジイこと日下部彦馬からかねてより各地にちりぢりになった家臣筋の者たちを集結させるように丈留に進言する。だが、丈留はそれに色よい返事をしない。主家だ家臣だということで、これまで平穏に暮らしていた連中を生死をかけた戦いに巻き込みたくなかったからだが、ジイは押し切って招集をかける。
 その頃、かつて志葉の一族によってばらばらにされていたドウコクがよみがえり、勢いづいた外道衆からアヤカシ・カゲカムロが人間界の露払いを買って出る。

 和のテイストを正面から押し出したシリーズだけど、これまで「カクレンジャー」「ハリケンジャー」と忍者モチーフの戦隊はあったが今回は侍。まあ、あの全身タイツは侍というより忍者と言った方がしっくりくるからなぁ。
 和ものテイストはアイテムにも反映されてて、「モヂカラ」という力を具現化して変身したりするための変身アイテム「ショドウフォン」に、共通アイテムである「シンケンマル」、その他各自の武器も斬馬刀、和弓、槍、扇子、手裏剣がモチーフになってる。これまでの戦隊ものだと共通アイテムと独自アイテムの棲み分けが微妙なところがあったけど、今回はシンケンマルがそれぞれの武器に変化するという形。
 巨大ロボは普段印籠のような形をしている「折神」がモヂカラによって巨大化・変形、今回はまだだけど合体して巨大ロボになるらしい。動物形態だけで戦うのかと思ったら格納形態でも体当たり攻撃したりするのはちょっと新鮮。
 今回仲間が同じ立場でならんでるのではなく、レッド以外の仲間は血統的に家臣というのが面白い。極端に忠義心が篤いブルーに、今時らしい高校生な態度で古式然とした君臣関係に醒めた態度を見せるグリーンと、仲間内がまとまるまでにもいろいろありそう。これで途中でジイが犠牲になったりしたら多分泣くな。w
 敵側は今回は女幹部も完全着ぐるみ。しかし、声がチョーと朴ろ美……聞き覚えがあるわけだ。
 マスクのデザインでいろいろ言われていたけども、お約束と斬新なコンセプトが両方盛り込まれて、割と期待できそう。


  ディケイド #4「第二楽章・キバの世界」。写真館事再び次なる世界に転送された士たち。今度の世界でいきなりビルに巨大な竜が埋め込まれた光景に驚くが、士はそれがキバの世界だということを思い出す。ここでも怪人――ファンガイアを倒せばいいのか? この世界でなすべき事がまたもやわからない士だが、写真館にやってきた客がいきなりスパイダーファンガイアになったのに驚き、ディケイドに変身しようとする。だが、スパイダーファンガイアの様子が何か変。栄次郎が見せたチラシには「ファンガイアと人間の交流会」のお知らせがあるし、外へ逃げたスパイダーファンガイアを見ても通りかかった子供たちは怖がるどころか士からかばいはじめる。どうやらこの世界ではファンガイアと人間は友好的に暮らしているらしい。だったら自分がすることは何もないのでは? と悩む士。
 しかし、街中を人間を追いかけ制裁を加えようとするライオンファンガイアに出くわす。「やっぱり人間と共存なんて嘘だったか!」とライオンファンガイアを倒すディケイド/士だったが、騒ぎを聞きつけ現れたファンガイア族の王子ワタルがまたもやディケイドを見て「悪魔」と呼びキバに変身して襲いかかってくる。その戦いを止めたのは、クウガの世界にいるはずのユウスケだった。

 今度は一気に話が飛んで、キバの世界。だけど、ここもこの前まで放映していたキバとはなんだか違う。渡は渡でなくワタルで子供だし、キバットは2世でなく3世、ファンガイアは人間を襲うことを掟で禁止され、人間と共存して暮らしている。糸矢が憎めないヤツになりすぎw
 一見、理想的な世界に見えるが段々いろんな問題をはらんでいることが明らかになっていく。ファンガイアの中には掟に力尽くで押さえつけられることに反発し衝動のままに人間のライフエナジーをむさぼろうとする不満分子がおり、それを抑える要であるワタルは何故かファンガイアの王となることを拒否し続け、王位は長いこと空位のまま。そこで音也・士の出番……ではなく、どうも鍵はユウスケの方らしい。自分が悩み、挫折し、そこから八代や士の叱咤によって立ち直ったことと重ね合わせ、ワタルに自分が進むべき道を見つける手助けをしようとしている。
 そこに現れた謎の男。どうもファンガイアらしいのだが、人間とファンガイアの共存など所詮は絵空事、とうそぶく。しかしかつてはその理想を抱いていたらしいから、だとするとワタルの……?
 そして、またもや謎の男に呼び出され現れたカイザがディケイドを襲う。「俺の思い通りにならないヤツは邪魔なんだよ!」と草加節全開。w
 あと、各ライダー世界二話のうち、一方は旧作のタイトルパターンを踏襲するのか。クウガ編だと「漢字二文字(#3「超絶」)」だし、今回は「音楽用語・内容」のキバのパターン。特にサブタイトルがなかったアギトとか、明確な法則がなかった電王とかはどうなるんだろう?


2009年02月17日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなえり#7

  みなみけおかえり #7「オレでよければ」。運動会の二人三脚でマコトとペアを組まされることになったチアキ。だが勉強は出来ても運動はまったくダメなチアキは、文字通りマコトの足を引っ張りまくる。マコトにはそんなそぶりは見せなかったが、実は気に病んでいたチアキはマコトと同一人物とは気づかないままマコちゃんに練習相手になってくれと頼む。

 今回はマコちゃん特集。マコちゃんがマコトだと気づかず二人三脚の練習をするチアキ。照れて距離を置こうとするマコちゃんの手を取り、肩に回させたり。なんとか上手く行くようになってマコちゃんに感謝するチアキだが、うっかりマコトが元の姿での練習の時に肩に手を回してしまい……いや、まあ、どっちが悪い、ってわけじゃ、ない、よね?
 他にはマコちゃんの胸があまりに平地なのが気にされたり、うっかりマコちゃんがタヌキの尻尾を出しそうになったり。
 「それだけは男として越えてはいけない一線!」って、とっくに一線は越えてる気がするんですが……って、あれ? マコちゃんの正体知ってるのって誰なんだっけ? カナ、内田、吉野と冬馬だけ? マキは知らなかったんだっけ?

[その他] グンクツの音が聞こえそう

 このところのマスコミの麻生政権への攻撃、というよりはむしろはっきり揚げ足取りを見てると、さすがに引きますな。何度も言ってるけど、現政権批判は批判でいいんですが、捏造と言っても良い切り貼り、どうでもいい揚げ足取り、ダブルスタンダードぶりを見てると、理性のかけらも感じられないのですが。戦前戦中の満州当たりとか太平洋戦線前半当たりの報道の過熱ぶりって、こんな感じだったのかなぁ、とか思ったり。
 ネットが普及し情報化社会と言いますが、ここんところ困るのは検索性。普通ならぐぐって調べればいい、という話なのですが、マスコミがあまりに切り貼りのロンダリングを行うと、そちらの記事と、あとそれを真に受けたサイトの記述ばかりが検索で引っかかってしまい、元発言やらの検索順位が異様に下がってしまうのですよね。逆に言えば、バカにならない数のサイトが「元発言の参照・リンク」を行わないままマスコミ記述をそのまま受けて意見を書いてる、ということなのですが。ネットは完璧ではないにしても、本当はじっくり腰を据えて調べれば色々とお宝が出てくるものなのですけどね。とにかくスピードと数で押し流されてしまうのは、なんとかならないものか。
 いくら手段や行為がアレでも、一応若干の敬意を持ってるので「マスゴミ」とは言わないようにしてるのですが、本当にこうもゴミをまき散らされると思わず言いたくなってしまいますな。


2009年02月18日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] これはひどい

  週内の予算案採決見送り 辞任問題で審議一時空転47news )。これはまったくすごい。民主「中川氏が辞任しなければ審議拒否」→中川「審議に影響を与え国益を損なうので辞任します」→民主「謝罪しなければ審議拒否」。結局審議拒否しかしないんじゃん。
 二次補正予算も定額給付金はまったく益のない悪いもの、という風潮になって(何故かその益のない悪いものを世界各国が行い、GDPを一時的にとは言え押し上げてたりしますが)「そんな定額給付金を押し通そうとするから民主が審議拒否をする。自民が悪い」的な報道をされてますが、これ見る限り(というか以前から見え透いてるとおり)定額給付金をはずしても別の理由をつけて「審議拒否」なのは見え見えですね。何故かほとんどのマスコミが審議拒否について民主を糾弾する論調を見せず、不思議なことに「自民の指導力がないのが悪い」とかいうことになっていますが。
 あ、言っておきますが、私は「自民を信じてる」わけでも「民主を特別信じてない」わけでもありません。ただ行動を見てるだけです。そしてその行動とそこから推測できる次の行動で、「民主を支持しない」と言ってるだけです。つか、主義主張は人それぞれだけど、この現状で「今の状態は自民のせいだから民主に交代した方が良い」と言ってる人の判断力は疑いますね。まあ、それは一昨年の選挙の時から思ってますが。その時想定した最悪レベルのシナリオを、現状はほぼ踏襲しています。予想外だったのはマスコミの思った以上の偏向っぷりかな? 結果的に自分で自分の首を絞めてるとしか思えませんが。(景気対策が遅れて景気が低迷し続ければ、広告収入が回復するわけはないのに)
 中川氏の辞任についても、マスコミや経産省官僚がはめたんじゃないか、って話もありますが、まあ、そこは憶測レベルなのでアレ。

 私がわざわざこんなこと書いてるのは、別にこれで世間の流れを変えられると思ってるからじゃありません。あまりの頭の悪い展開に愚痴を言いたい、というのもありますが、基本、アリバイ工作のためです。「自分はこの頭の悪い展開には荷担していませんでした」と将来言うための。荷担した人の中には、そのうち「だまされた」と言う人もいるかもしれません。おそらく大半はそれすらも言わず、別の犯人捜しをするでしょう。悪いけど、私はその頭の悪い行為に加わりたくありません。だからここでアリバイ証明です。
 まあ、こんなことが必要ない展開になればいいのですが、わりとそうなる可能性が高いのですよね。こんなことが無駄に終わって私が笑い者になることを、心の底から願います。


2009年02月19日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#20

  とらドラ! #20「ずっと、このまま」。みのりにふられたショックもあって年末年始をずっと寝込んで過ごしてしまった竜児。新学期の初日にはなんとか投稿できるようになるが、クリスマス以来ずっと竜児を避けてた大河は「私がいつも竜児と一緒にいたからみのりは誤解しただけ! 私がしっかりして自立すれば誤解も解ける」と言い切る。そんな大河の声援もあって竜児は頑張っていつも通りにみのりに挨拶しようとするのだが、朝教室前でばったり出会ったみのりは、クリスマスのことなど何もなかったかのように、まったくいつも通りに挨拶してくる。逆にテンパった竜児が逃げ出してしまう始末。みのりの意図がまったくわからない竜児は、放課後、ハワイでの写真集の撮影から戻ったばかりの亜美とばったり遭遇。何故かこれまでにない棘のある言葉を投げつけられるが、亜美と待ち合わせしていた大河から話を聞いた亜美は、「ついに大やけどしちゃったんだ」と……そして竜児の顔を見ていたくないとばかりに去ってしまう。
 不自然に変らないみのり、不自然に変った亜美と大河に戸惑う竜児だが、相も変わらぬ大河の励ましで、沖縄から雪山になってしまった修学旅行でみのりの本当の気持ちを聞いて現状打破することを決意する。

 修学旅行編突入。
 竜児への気持ちに気づいてしまった大河だが、それを押し殺し、自分が自立することでみのりと竜児をくっつけようとする。みのりはみのりで、竜児が告白する前にそれを拒絶したのだが、不自然なまでに以前通りに接してくる。だが、ふとしたはずみに見せる竜児への表情はすでに以前通りではない。二人して同じ事考えてるんだなぁ。
 亜美は亜美で、ねじれにねじれた不自然な状況が、なんとか避けようとしていた事態になり、なんだか投げやりに。竜児に対しても「バカだから顔も見たくない」とけんもほろろな言葉を投げつける。自分の気持ちを殺してでも守りたかったものが、結局誰もわかってくれなかったばかりに予想したとおりに壊れてしまったのを、もはや自嘲気味に見つめるしかしない。
 でも、それには気づかない、気づけない竜児。一番全体を俯瞰してるのは亜美なんだけど、亜美はもはやあきらめ気味だし。
 で、修学旅行。本当は沖縄だったはずがホテルが全焼。雪山スキーという展開に……南の島から一気に雪山じゃ、気分も萎えるわなぁ。能登や木原なんかのサブキャラも北村と大河をくっつけようとしたりそれを防ごうとしたり。まあ、春田は相変わらず空気を読まないアホキャラぶりだけど、こいつが狂言回しにならないと進まない場面ってのが多々あるんだよなぁ。
 それにしても独もといゆりちゃん先生の「人生、思い通りになると思うなよ?」は重みと含蓄があるw

[その他] 嘘はいけませんね。確かに

  「社会変革の運動を失速させたのは間違いない。しかし、彼らがいたから、今でも日本には徴兵制がなく、日本人は戦争に行かずに済んでいるのではないか」毎日 )。……どこをどう考えれば「日本に徴兵制がないのは連合赤軍のおかげ」になるのかまったく理解できませんが、まあ、「あーちすと」だから面白いものを作ればいっか、と思ったのですよね。ええ、確かにいっときはそう思ったんです。
 でもよくよく考えたら、連中のしたことって……(参照: やる夫はあさま山荘を攻略するようです【山岳ベース編】 まあ、わかりやすくしたまとめなので、正確さに問題はありますが、流れはつかめるはず)
 これも基本は「赤軍側の証言」です。「権力におもねらない」という態度は立派だとは思いますが、それは「権力側の見解を全否定する」ではないはずなのですよね。一方からの見方では偏りがでるから、多くの視点が提示された方が良い。それは確かです。が、おかしいものはおかしいのです。映画は見てないので、偏ってるかどうかはわかりません。が、やはりこの日本赤軍の正当化は明らかに間違ってる、とは言えます。それは曲げるべきではないのですよね。


2009年02月20日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#7とドルアーガ(2)#7

  まりほり #7「疑惑の黒下着」。みんなとの昼食中、同じ自宅生ということもあってすっかり仲良くなった様子を見せるサチと奈々美。美少女同士がたわむれるのに鼻の下をのばすかなこだったが、温厚な弓弦が「おもしろくない」とつぶやくのを聞いてしまう。意味が分からないまま寮に戻るが、今度は鞠也が弓弦の最近の様子について聞いてくる。同じ弓道部の鞠也は最近弓弦が調子を落としているのが(自分の部のインハイ行きがかかってるので)気にかかっていたのだ。特にこれといった心当たりのなかったかなこが、昼食のときのことを話すと、鞠也が意味ありげな笑みを……
 翌日、弓弦はサチを部活の見学に誘うが、サチは奈々美と買い物の先約があるからと断ってしまう。弓弦は一番の仲良しだったサチが最近奈々美とばなり仲が良く、取り残されたように感じていたのだった。そのことで心を揺るがせる未熟さを、部活中に鞠也に相談する弓弦。だが、その時買い物を後回しにして見学にやってきたサチと奈々美が内緒話をしてるのに動揺し、弓弦は道場を飛び出してしまう。

 仲間はずれだーれだ? の回。
 前回の下着泥棒の件、投げっぱなしじゃなかったですな。でも、「踏みとどまってる」って、全然踏みとどまってませんがな。
 奈々美とサチが急接近することにより、弓弦はサチが取られたように思ってしまい、嫉妬気味。かなこは奈々美が加わった事によるグループ内の均衡が崩れてることに気づかないのだけど……他の人がスルーしてる生徒会長と鞠也の不仲は気づくのに、鋭いのか鈍いのか。
 温厚でグループのまとめ役っぽい弓弦が、それで嫉妬しその嫉妬にまた苦しみ、鞠也にも相談するのだが(まあ、性格と性別以外は完璧超人だからなぁ)、やはり仲良くするサチと奈々美を見て感情を抑えきれなくなってしまう。
 で、醜態をさらしたのと嫉妬する自分を見せたくないので仮病でずる休み……が、その弓弦をサチたちがやってくる。見舞い、ということもあるが、何よりその日は弓弦の誕生日。奈々美とサチが相談したり買い物したりというのは、そのプレゼントのためだった。照れながらプレゼントを差し出す奈々美を見て、弓弦は自分の空回りと、奈々美は自分にとっても友人であることを実感し、誤解と嫉妬が氷解する。
 ……ってここまでならいい話で終わりなんですけどね。所在なさそうなのはかなこ。弓弦の誕生日を知らず、何も用意してないまま。回りのフォローが一層痛々しい上に、鞠也までプレゼントを用意してやってきてこっそりとどめの一言で突き刺す。いや、まあ、実は鞠也がそれとなくチャンスを与えていたのに(鞠也が全校生徒のプロフィールを把握してる、と言ったところ)、それを桃色妄想で潰しちゃったんだから、まあ、ちょっとは自業自得ですわな……
 そしてまたもや投げっぱなしになるかもしれないかなこの隠し芸前振り。鞠也の無茶振りにどう答えるのか!? って、かなこが出来るのは自爆芸くらいか……


  ドルアーガ(2) #7「常春の館」。幻の塔の内部とは思えない、おだやかな平原に建つ閑静な館へとやってきたジルたち。警戒して館の様子を窺おうとしていたところを、ウラーゴンたちとはぐれたメルトとクーパに遭遇。金剛の間でのことでファティナが文句を言いかけたところで、一行の前に、死んだはずのアーメイが現れる。あっけに取られつつも、再会を喜ぶ一同。だが、その不自然な出来事の理由を、アーメイは言葉を濁しはっきりと答えようとはしない。何か邪悪な力がなしているわけではなさそうでもあり、一行はすっかりくつろぐ。
 ただ、ヘナロだけが事の異常さを訴えていたが、ファティナたちの前にもカリーが、そしてヘナロにも死んだはずの父親が……
 アーメイたちの話によれば扉自体は近くにあるのだが、それには館の物置にある鍵を見つけなければならないという。乱雑な部屋をクーパの指示で片付けつつ探すのだが、ウトゥが、「しばらくここにいてもいいんじゃないか?」と、鍵の探索に消極的な言葉を吐く。
 一方、兵士たちが全滅した黄金騎士団もウラーゴンとクムがクーパが拾った少女(ドルアーガ四騎士の一人、マイト・ザ・フールだが、ウラーゴンたちは正体を知らない)を連れて館にたどり着く。だが、相も変わらずウラーゴンに八つ当たりをされるクムの前に、幼い頃死んだはずの姉が現れる。

 階ごとにクリアしなければならない試練があるのだけど、今回は武力ではなく「平穏と懐かしさ」。以前カーヤの入浴シーンが出たのはこの館だったのか。
 もう二度と会えないと思っていたアーメイやカリーと再会し、それが本物ではないことをわかりつつも、それでも喜びを隠しきれない。だが、あまりに平穏で優しい時間は、一行の決意を緩やかに浸食していく。ウトゥは扉の鍵を見つけたのに、それをみんなに言うことをためらってしまうし、皆「しばらくここに腰を落ち着けても」といいつつ、旅の再開を先延ばしにしようとする。ジルは皆を説得しようとしてアーメイに目で助けを求めるが、アーメイは無言で首を振るだけ。この死者の幻たちは、本物ではないけど「限りなく本物」なのだろうなぁ。ただ、自分たちが何故そこにいるのかを知っている。アーメイはその上でジルが自分の言葉と意志で仲間を説得して旅を続けるべきだと思ったのだろう。
 そこに襲撃してくる三騎士。館を守ろうとするファティナたちに、しかしジルは扉へ向かうことを提案し、さらに反対しようとする彼らに渇を入れる。「このままじゃずっと追いつけない。カーヤにも、ニーバにも……アーメイにも!」。その言葉に、黙って頷くアーメイ。扉まで彼らを送ったアーメイたちは、本当に最期の別れを告げた後に消えていくが、アーメイは消える前に以前教えたハンドサインをジルに手向けとして送る。そのハンドサインの意味は「前へ進め」。
 マイトも最初に見た、自分の棺を空けたカリーを親だとすり込まれていて、その幻に「みんなを守って」と言われたその直後、三騎士の館の襲撃が起る。カリーの言葉を命令として認識したマイトは、狂乱したままかつての仲間たちを襲う。自身も傷つきつつも、彼らを撃退するが、気絶した彼女を意外にもウラーゴンがただ一人、背負って扉へと向かう。人造兵器であるマイトにすら現れた「大事な人」が自分のところに現れない、自分には「二度と会えない大事な人」がいないという事実を突きつけられ、疲れた表情を見せていたウラーゴン。だが、母親をしたう赤子のように寝ながら自分のマントを掴んだマイトを見て、何か心境の変化が起きた模様。今までただの無能で部下を顧みない士官としか思ってなかったけど、今回初めてウラーゴンがちょっとかわいそうに思えた。
 そしてもう一人、その正体が明かされたヘナロ……もとい、暗殺者パズスの娘・ヘカテー。彼女がジルたちの一行に巻き込まれたのは偶然ではなく、アミナの命令によるもの。その使命は、パズスがいなくなったことで暴走した四騎士の回収、そしてジルたちがもう一人のギルガメスを倒すのを防ぐことだった。彼らが館にとどまれば、ジルたちを殺さずにすむ。しかしそれでも進む彼らに躊躇する彼女を、パズスの幻影が「殺せばいい」とささやく。苦悩しつつも再びパーティに戻るヘナロだけど、潜在的な裏切り者なわけで……そういえば、ジルがカイに予言された「三つの裏切り」、カーヤとニーバの裏切りはひとつにカウントされるのかな? ヘナロの裏切りもカウントするとして、あと一回、裏切りがあるのかないのか。うーん。
 そして今回も嫉妬しまくりのファティナ。良い感じです。でも多分噛ませ犬的に。


2009年02月22日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケンジャー#2とディケイド#5

  シンケンジャー #2「極付粋合体」。勢揃いしたシンケンジャー。だが、仲間同士のまとまりはばらばら。特にグリーンである谷千明は古式然とした上下関係にはっきりと反発し、忠誠心をアピールするブルーの池波流ノ介と衝突する。そんな中イエローの花織ことはの姿が消えてしまう。戦いが怖くなって逃げ出したのか? と疑いながらも探す中、ことはが一人鍛錬をしているのを見つける。本来シンケンジャーになるはずだった身体の弱い姉の代わりに、得意な武芸の腕で殿と人々のために役立とう、という純粋なことはの気持ちに打たれる流ノ介たち。そんなとき、街に外道衆のアヤカシ・オオツムジが現れる。シンケンジャーとして立ち向かう五人だが、急増チームなためにチームワークがばらばら。連携が崩れたところをつけ込まれ、レッドがピンチに陥ってしまう。自分の失敗を挽回しようと、身体を盾にしてオオツムジの攻撃からレッドをかばうイエロー。皆はそんなイエローを心配し駆け寄ってくるが、当のかばわれたレッドは「弱いのなら戦うな!」と言い捨ててオオツムジを追いかける。さすがにブルーまでもレッドの言葉に反発するが、イエローは「それは違う」とレッドをかばう。

 同じ使命を持ってはいるけど、君主と家臣という立場の違いがあるために、メンバーの仲はぎくしゃく。特に正反対なブルーとグリーンは意見がかみ合わない。レッドは家臣筋とかいうことは気にしてはいないようだけど、しかしその考え方はかなりスパルタン。力があるかないか、ということしか語らない。それにさすがに他のメンバーも反発するのだけど、その真意は、シンケンジャーは皆を守るために強くなくてはいけない、弱いのに戦い、無駄に命を落とすことがあってはいけない、ということだった。それによりひとまずレッドをリーダーと認める他のメンバー。そいでもって初めてのロボ戦。
 「シンケンオー」はオーソドックスな変形合体かな。配置パターンとしてはデカレンジャーロボと同じか。特徴的なのは合体バンクで兜をかぶったとき、緒が締まることと、巨大戦でも巨大化したザコが出てくることか。基本、「無双」系の「一騎当千」な感じがコンセプトなのだろうな。
 しかしこんなに早くまとまっていいのかなぁ。まあ、メンバー間のいざこざはこれからもあるんだろうけど。


  ディケイド #5「かみつき王の資格」。キャッスルドランの内部に乱入してきたビートルファンガイア。王座の間への道をはばむ者を排除していくと、王になることをこばむワタルの代わりに自分がファンガイアの王となり、人間との共生の掟も破棄すると宣言する。かけつけたワタルはキバに変身しビートルファンガイアを倒そうとするが、逆にキバットを奪われてしまう。無力な子供の姿に戻ったワタルをユウスケはクウガに変身してかばうが、その戦いの最中、ワタルはキャッスルドランから逃げ出してしまう。
 後から脱出し、ワタルにおいついたユウスケ。だがワタルは何もかも放りだして、ユウスケに玉座以外のどこかへ連れてってくれという。そのワタルに「本当に行きたいところならどこへでも連れてってやる。でも、本当にそれでいいのか?」と問いかけるユウスケは、どうしてそこまでしてくれるのか、と聞くワタルに「友達だから。誰かが側にいないといけないから」と答える。しかし、突如ワタルの顔にファンガイアの模様が浮かび上がると、血の本能に駆られて理性を失い、ユウスケのライフエナジーを奪い、むさぼり始める。

 キバ編、完結編。十年間王の座に就くことを拒んでいたワタル。その理由は、時折自分を襲うファンガイアの本能に苦しみ、こんな自分が人間との共生などと言えるのか、その資格があるのか、と思い悩んでいたためだった。しかしそのワタルから王座とキバを奪い取ったビートルファンガイアはファンガイアたちを操り、自分に逆らう者、すべてを抹殺し人間たちを襲わせる。
 一度はワタルに襲われながらもワタルを信じるユウスケは、クウガに変身して三モンスターを吸収したビートルファンガイアのキバ・ドカバキフォームに立ち向かっていく。圧倒的なパワーになすすべがないが、それでもワタルを信じるユウスケ。その姿を見たワタルは、「ユウスケのライフエナジーを奪って殺せば命は助けてやる」と言われても従わず、自分が王になることを宣言する。
 そいでもって駆けつけた士が後はいいところを持ってくのは、まあ、主役だからそうなんだけど、今回ほとんど仕事したのユウスケじゃんw
 キバットを奪い返し、キバに変身したワタルとビートルファンガイアを追い詰めるディケイド。最後のあがきにドランを操ろうとするのを、またもやキバを(強制的)超絶変身。……って、今度は武器に変身? キバットをモチーフとした巨大弓に……そっか、その作品に登場した乗り物とかに限らないんだ。じゃ、他のライダーどうなるのさ?
 結局、やっぱりビートルファンガイアはワタルの父である先代の王で、自分は挫折した夢にワタルを奮い立たせるためにわざと悪役に徹し、倒された、ということ。まあ、全体から見ればめでたしめでたしなのかもしれないけど、はた迷惑な親子だなぁ……まあ、この世界の場合音也はいなかったのだから仕方ないか。もちろん名護さんもな! まあ、名護さんは刺客ライダーとして「その命、天に返しなさい」と登場、そいでもって最後は劣勢になって「まあ、今日はこのくらいでいいでしょう」とか言って撤収する姿が目に浮かぶようですw
 刺客ライダーと言えばカイザ。最初はディケイドを追い詰めていたものの分身カードなどに追い詰められて、最後はかっこわるい捨て台詞で退散……いや、まあ草加ってそういうヤツなんだけどw 久々に襟をいじる仕草が見られたのはうれしかったかな。
 キバの世界もクリアし、次は龍騎の世界。けど、ライダー裁判って……世界の再解釈ぶり(のおもしろさ)にもほどがあるw

[アニメ] エリン#7と絶チル#46

  獣の奏者エリン #7「母の指笛」。大公からの大切な預かりものである闘蛇・キバが大量死し、世話をしていたエリンの母ソヨンはその責を問われる。故意ではなく原因不明の不慮の事故だったことが訴えられるが、役人は聞く耳を持たず、ソヨンは生きたまま野生の闘蛇に食われる刑である「闘蛇の裁き」がなされることが決まる。大人たちがそのことを話しているのを聞いてしまったエリンは、未明の闇の中を母を助けるために駆けていく。

 うわああああああああ!!!!! これはトラウマモノだわ。
 母を助けようと野生の闘蛇の沼へ急ぐエリン。手足を縛られたまま突き落とされた母を見て、後先考えずに飛び込むが、それはエリン自身も闘蛇の犠牲になるにすぎない行為だった。役人も、アケ村の人々ももはや命はないものと見ている中、エリンによって手足は自由になったソヨンは、不思議な指笛を吹く。飼い慣らされた闘蛇を制御する音無笛も効かないはずの野生の闘蛇たちは、何故か指笛によって一斉に動きを止め、ソヨンに操られる。が、ソヨンは一匹の闘蛇にエリンを乗せてそこから離れさせると、自身は固まった闘蛇たちの呪縛を解き、自らの身体を闘蛇たちのなすがままにさせ、引き裂かれていく……
 上橋菜穂子だから情け容赦ないとは思ったけど、情け容赦なさ過ぎ。直接はその描写はされなかったものの、水面で得物に群がり身を暴れさせる闘蛇たちの描写は、もう紛れもなく……さすがにこの描写は圧巻ですわ。


  絶チル #46「疑心暗鬼(ぎしんあんき)!その通りになるのです帳」。今回は非常に限定された条件でのみ力を発する超能力者が生み出した、書かれたことが本当になるアイテム「その通りになるのです帳」をめぐってのドタバタ……つか、露骨に「デスノート」パロw 「いいのか、そこまでやって」なネタがとどまることを知らない。スタッフやり過ぎだw あと数話しかないのに。
 あと、ティムとバレットのダメ人間ぶりが……さっきまでの苦悩してたお前らはどうしたw


2009年02月23日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 別におかしくないのとおかしいの

  「1個9万円のアワビをタレント達が無駄食いするテレビ番組。派遣切りされた人たちの気持ちも考えろ」…BPOに視聴者から怒りの投書痛いニュース )。煽りだけ見ると派遣を持ち出したテレビ番組への攻撃、にも見えるけど、実際に BPO の意見投書ページで他の意見と並べて見ると、異常、って印象はないのだよなぁ。無論「派遣切りされた人がかわいそうだからテレビでタレントに贅沢なモノを食べさせるな!」というのが主眼なら異常。けど、普通に読むと、まず「不謹慎」ということを訴えたいのだと思う。
 せいぜい言うにしても「それとこれとは話は別」くらいで、特に責められるべき投書とは思わないけどなぁ。

  What is Greenpeace Thinking? 。シーシェパードの捕鯨妨害船船長であるポール・ワトソン氏のグリーンピースの活動目的に対する私見とシーシェパードのそれとの対比。2chで翻訳記事を見たけど、時間なくて元記事の全文は読めなく、翻訳見ながら拾い読み、みたいな。
 まあ、概ね翻訳の通り「日本の調査捕鯨は堕落で違法行為だ。俺たちはそれを取り締まっている。俺たちの行為など軽犯罪で捕鯨の罪に比べれば軽微なものだ」というキチガイ理屈のようで。調査捕鯨はIWAの依頼を受けて行ってるもので法理的には当然犯罪にはなりえず(ワトソン氏の個人的宗教からは犯罪かもしれませんが、それはあくまで個人の問題です)、また、クジラ全体が絶滅の危機に瀕しているわけでもそう認定されているわけでもない。例の鯨肉窃盗の二人も、実刑判決は受けないかもしれないけど無罪になることはないでしょう。そういや先日、「クジラを間引いても漁業資源は回復しない」って論文が載ったらしいけど、そこらへんはたばこの時もそうだったけどどこから金が出てるかで言ってることが全然変るからなぁ。世の中そんなものって言えばそんなものだけど。
 本気でそれを言ってるかどうかはわからないけど、所詮シーシェパードは反捕鯨運動の政治的影響力を利用したいところの紐付きテロリスト団体だし。言ってることを真に受けるだけばかばかしい。


2009年02月24日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなえり#8

  みなみけおかえり #8「法ですよ」。最初は、男の気を惹く練習をしようと、非力で缶ジュースのプルタブが空けられないふりの練習をするカナたち。でも上手くできる人と出来ない人が……
 今回は主にハルカグループの被害担当艦・アツコがメインかな? 他の被害担当艦(チアキグループ:内田、カナグループ:ケイコ)に比べ影の薄いアツコだけども、意外にも魔性の女ぶりを発揮……はしてないけど、カナとマキからは魔性の女呼ばわり。まあ、この二人の言うことを真に受けてもしかたないんだけど。でも、きょにうでつりめでしょーとですか。見落としていた。
 中盤は相変わらずカナの無茶振りに振り回されるケイコ。「恋人ができるかな?」と言ってきたので、藤岡の気持ちを知ってるケイコが「きっと近いうちに素敵な人が見つかるよ」と答えたのが当たり障りのない反応だと逆ギレ。散々迷った挙句、ケイコ、めずらしくカナに逆襲。まあ、キレてるだけなんだけど。
 最後は、めずらしく真面目にバレー部部長している保坂。その姿を見て「黙っていればかっこいいのかもしれない」と思うアツコ。でも速水からハルカの名前が出た途端、保坂はあっちの世界に……「かっこいいのかもしれない」と思っても、「気がある」と思われるのはイヤなのね、やっぱ。まあ、保坂は良い奴です。ヘンタイだけど。
 ところでなんで冬馬が演技達者ということになってるんだ?


2009年02月25日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とらドラ#21

  とらドラ! #21「どうしたって」。沖縄から冬山旅行になってしまった修学旅行だが、なんだかんだではしゃぎ回る2-Cの面々。この旅行の間にみのりの本心を聞こうとする竜児だが、露骨に北村を狙う摩耶に能登が反発したことがきっかけでグループ内の男女間の対立にまで発展してしまう。これでは気持ちを確かめるどころではないとあきらめかけていたところに、みのりからやっぱり何事もなかったかのように男女のいさかいを何とかしないとと相談され、しかもその髪には大河からもらったという、竜児がプレゼントするはずだった髪留めが……遠回しの拒絶と自分の気持ちの空回りに、一層落ち込むことに。
 ふてくされて部屋で一人布団をかぶっていたところを、北村たちに引きずり出されて観念した竜児は、みのりに告白しようとしたこと、でもその前に拒絶されたことを話す。「なんで竜児みたいないい奴を振るんだ!」と憤った男性陣は竜児を引っ張ってみのりに文句を言いに女子の部屋へ。だが、そこには誰もいず、好奇心から女子の部屋に散乱したあれこれを春田たちがまさぐる内、突然大河が帰ってくる。とりあえず押し入れに飛び込んだが、大河が押し入れの様子をあやしんだところで、他の女子たちが帰って来、やむを得ず大河も押し入れに引きずり込むことに。
 出るに出られず息を殺して押し入れに潜む竜児たちが聞いたのは、遠回しに竜児を振ったこととその後の態度のことでみのりを責める亜美の嫌みと、普段の彼女らしからぬ剣幕で本気で怒るみのりの言い争いだった。

 楽しい修学旅行……になるはずが、北村をめぐって男女間、そして竜児の告白をめぐってみのりと亜美の対立に。「全部なかったことにして、これまで通りでいたい」という態度が透けて見えるみのりに、「これまで通りなんて無理に決まってるじゃない」と苛立ちをつのらせ、爆発させる亜美。でも亜美自身もなんとか避けようとしてた破綻を避けられなかったこと、そして何より苛立ちから自分がその破綻を加速してしまったことで、徒労感と、罪悪感にまみれていた。
 それでもやっぱり真剣に向き合うことから逃げることでまだどうにかなると自分に欺瞞的なみのりを見ると、つい苛立ちが出てしまい、みのりと亜美はついにとっくみあいの喧嘩まで始める。が、その最中飛んでいったみのりの髪留めを追って、いつの間にか大河の姿が見えなくなる。
 夜になり、吹雪になっても戻らない大河。旅館の従業員総出でも見つからず、いても立ってもいられなくなったみのりと、そしてみのり一人には行かせられないと竜児と北村が大河を捜しに宿を飛び出る。
 そして、竜児たちは斜面から転がり落ち、気絶して雪に埋もれかけている大河を見つける。またも飛び出そうとするみのりを竜児が止め、自分で大河を助けに行くが、意識がもうろうとしていた大河は竜児を北村と間違え、本当の気持ちを、弱音と共にはき出す。
「北村君、失恋大明神、全然御利益ないよ。お願いしたのに。この気持ち、全部なかったことにして強くなりますようにって。でも、どうしたって、私、竜児のことが……」
 こんぐらがった状態の中、ついに大河の本当の気持ちを知ってしまう竜児。しかも、大河は竜児本人に言ってしまったことに気づいてない。既刊分はあと一冊分なのだけど、ここから収束するように見えて話はもっとどん詰まりへ。どう決着付けるのかなぁ。
 さすがに今回は一話に収めるのが大変だったっぽくって、EDに本編が割り込んでるんだけどそれでもかなり尺がきつめ。まあ、仕方なくはあるのだけど。
 しかし、そういえば北村は脱ぎたがり癖があるって設定だったっけ。アニメじゃそれほど脱がないから忘れてた。


2009年02月27日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#8

  まりほり #8「穢された聖母(前編)」。天の妃でキリスト教のイベントである聖母祭の開催が間近になったことを知らされるかなこ。聖母祭がなんなのかも知らない彼女だが、いつの間にか2年クラス委員代表になっていたことから、聖母祭の準備委員会に参加させられてしまう。準備委員を束ねる生徒会長の絢璃と副会長の菜鶴とお近づきになれると浮かれて妄想を暴走させつつも、まったく知らないキリスト教のイベントを行わねばならないことで七転八倒。思い切って絢璃にレクチャーを申し込み、快くOKをもらって更に浮かれまくる。
 が、かなこはその時ついうっかり「もしかして、鞠也のことが嫌いなんですか?」と口を滑らせてしまう。

 今回前編だけど、続きは次回ではないよな。多分。
 学園の一大イベント、聖母祭に向けて生徒会との絡みが段々増えてくる話。っつってもかなこは主に変態妄想を膨らませて鼻血を出してるだけなんだけども。
 でも、善意の固まりで人を疑うことを知らずなおかつ親切な絢璃と、善意の固まりの人間につけいるのが大好きな鞠也の仲がどうして悪いのか、疑問に思ってつい口をすべらせるかなこ。それに対し「そんなことはありませんわ。遠慮のない関係がそう見えるのかもしれませんね」と、優等生な返事が。かなこは納得できないながらも引き下がるが、絢璃の本心は「嫌いだなんてとんでもない。大っっっ嫌いですわ!」。まあ、小さい頃からの仕打ちが仕打ちだからなぁ……絢璃をからかってた鞠也は主に男鞠也で、女鞠也である静珠はそんなことしてなさそうなのだけど、印象いっしょくたにされてる? まあ、同一人物だと思ってるからそうか。
 でも鞠也の方は絢璃が突っかかってくるから売り言葉に買い言葉で対応してるだけで、実は絢璃のことは気に入ってる? 実はわりと純粋に親戚の年上のお姉さんとして?
 二人が不仲になったのは鞠也の日頃のいじりだけではなく、決定的な事件があったからなのだけど、それは多分最終回あたりで持ってくるのだと。
 しかし、かなこの変態具合がとどまることを知りません。本当に道踏み外しそう。

[その他] 二次補正予算が通ったようで

 一昨年の参院選挙選挙の折、帰省の時に親と世間話で選挙の話になり、「自民に入れたよ」と父親に言ったら「今の官僚がのさばってるのは自民が云々」というお定まりの話がはじまって、それは実際にそのアレコレをリアルタイムの報道で見てきた人はそりゃ思うところはあるだろうけど、「反自民」しか柱のない民主が第一党になったら、それはそれで困るんじゃ? 特にすごい危機的状況になったとき洒落にならないよ、ってなことをそれなりに必死に訴えたんですよ。ええ、それなりに。
 まあ、話が一回りしておちついて、「それなら、民主がいいと思うの?」と聞いたら「民主もダメだ」と言うから、父親に尋ねたわけですよ。「じゃ、どこに入れたの?」
 父親「共産党」
 ギャフン。まー、どっちにしても政党としては政局に影響力は大してないポジションだろうし、共産党も用量と使用法を間違えなければ有効なんですけどね。でも共産党の現状について多少なりとも調べてたら、あそこには入れんわ〜〜〜

 などという「あの頃はオレも若かった」的な話はさておき、その時に「民主はとにかく反自民をやるしかできないから」という予想が当たってしまい、さらに大手マスコミの結構な数がそれを支援したおかげで長引いた不況対策の予算案も通過したようで。あれだけ定額給付金がどうだと騒いだわりには、「大変なことになる」って報道はないようで。どうして騒がないんですかね? 馬鹿馬鹿しい。
 ちなみに、再決議に関して各主要紙ウェブサイトを見てみると、12時台に「再決議確実」を報じたのは毎日、産経、日経、中日(東京)。16時台に再決議してから報じたのは、朝日。読売は少なくとも当日には一切記載しませんでした。
 その意味をちょっと考えてみるだけでも面白いかも。