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2014年01月13日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 獣電戦隊キョウリュウジャー#44と仮面ライダー鎧武#13

  獣電戦隊キョウリュウジャー #44「わらうカオス!はめつのカウントダウン」。二人の喜のマスクと哀のマスクをつけたマントの男たちを連れてきたカオス。彼らはより強い喜と哀の感情を集めるために生み出し、密かに活動させていた新たな戦騎だという。デーボスを見に宿してから様子のおかしいカオスに戦々恐々とする四戦騎たち。
 そして一方、ソウジから哀のマスクをつけた黒いマントの男が暗躍していると聞いたキョウリュウジャーたちはその行方を探すと、白マントの男により狂ったように喜ぶ指揮者が、肉体ごと感情のエネルギーを奪われる場に出くわす。

 最終決戦前なのだけど、エンドルフの復活に加え、カオスも自分の体を苗床にしデーボスを強化、さらに隠し球の新たな戦騎まで……ただでもデーボス軍がデーボスのの復活が近づいたのに合わせパワーアップしてるのに、邪悪なメロディでキョウリュウジャーのスピリットが弱められ大苦戦。なんとか内なる大地のメロディをみんなで増幅することで跳ね除けるが、カオスにはまったく歯がたたない。
 ダンテツが大地のメロディを持ち帰ることを信じ、できることをしようと言うダイゴだけども、デーボス軍ではそんなダイゴたちをせせら笑うような事態が……
 カオスはついに地球の最終的な消滅を宣言。らぶたっちの劇場版が見られなくなるとがっかりするラッキューロだが、それどころかカオスはラッキューロにクビを宣言。流石にドゴルドが最終決戦前にやりすぎではと口を出すのだが、勝ち誇ったカオスは彼に協力するというある男を紹介する……って、ダンテツやん! つか、ラッキューロ、クビってひどいな。確かに役立たずでアジトでごろごろしてるばっかで漫画ばっか見ててたまに外に出たと思えば遊ぶばっかで……あれ? リストラされても仕方ない気がしてきたぞ?


  仮面ライダー鎧武 #13「鎧武、バロンの友情タッグ!」。沢芽市でインベスによる犠牲者が急増。しかも犠牲者の身体からヘルヘイムの植物が生えて来ているという。病院に負傷者が押し寄せてると聞き駆けつける紘汰と光実だが、彼らがビートライダーズであることを知っている市民たちが、インベスをゲームで使っていた彼らを問題の大元だと責め始める。思ってもみない市民あげての糾弾に、紘汰はただ戸惑うばかりで……
 一方、すべてを仕組んだ張本人であるイグドラシルではプロフェッサーこと凌馬がプロジェクトの次の段階への移行を提案。新世代ドライバーの投入と、データ採取の用のなくなった旧ライダー達の排除を目論む。
 貴虎はそのために鳳蓮に接近、その密かな依頼を受け、鳳蓮はアーマードライダーたちが悪の権化であるかの風潮に乗り、彼らから市民を守るヒーローとして自らを演出、一躍街のヒーローになる。
 一気に激変する状況に紘汰は混乱しつつも、目の前でクラックから現れたインベスに襲われる人々を見捨てられず変身。しかしそこにブラーボが現れ、インベスそっちのけで鎧武に襲いかかる。「インベス退治は依頼に含まれてない」と言うブラーボに紘汰は激昂。そこにブラーボへの雪辱を晴らすため現れた戎斗と協力し、ブラーボに立ち向かう。
 だが、そこにインベス排除に現れた斬月・真と、ベルトを失ったことから力を求めてさまよっていた初瀬が姿を見せたことでさらに事態は思わぬ方向に……

 まあ、このあたりから虚淵脚本。絶対どっかで主人公たちを落とす展開になるんで。
 それまで若者たちのヒーローだったビートライダーズとアーマードライダーは一転して街の嫌われ者に。イグドラシルはそれも想定して、ビートライダーズたちにロックシードを配っていたようで。警察が事件とイグドラシルの関与を調べていることを貴虎が問題視してる以上、時間稼ぎにしかすぎないだろうけど、それだったら警察に介入したほうが早いんじゃ……ああ、それやると子ども番組上まずいか。
 そして、案の定ヘルヘイムの実を食べた初瀬は、インベスの姿に。仮面ライダーである以上、「敵の力とライダーの力は根源的には同じもの」ってのは、先のウィザード特別編でも触れられてた約束事なので、ロックシード=ヘルヘイムの実である以上は、戦極ドライバーを介してるとはいえそういうことなんだろうなぁ、と。
 そして、新ライダー登場に併せて、旧ライダートイのテコ入れのためか、鎧武がバナナアームズを使う展開に。戦術的意味はあまりわかりませんが。
 しかし、戦極ドライバーを破壊するのではなく、持ち主の拉致が目的ってのは、どういう意図なんだろう? そういや、鳳蓮のとこに出入りしてた城之内はどうなったの?
 あと、それと某玩具誌、来週登場のシグルドの正体伏せてても、紹介文中に「錠前ディーラー時代」って書いちゃってる以上、モロバレ……獅子丸ちゃん!


2013年01月13日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#46とウィザード#18

  ゴーバスターズ #46「新たな融合と熱暴走!」。メサイアカードも残り一枚になり、ヴァグラスたちの活動も影を潜め、リュウジは戦いの後のことを考え、ヨーコの進路をしきりに気にする。だが、それが逆に過干渉になりヨーコに嫌われ、落ち込んでしまうことに……そんな時、新たなエネトロン流出反応があり、駆けつけるが、そこはいつもと違う森の中。リュウジはそのことに気づきいつも人工物のある街中ばかりだったのにと不審がるが、そこに消滅したと思われたエンターとエスケイプが出現。だが、エスケイプの様子が以前と違っていた。

 やっぱり生きていたエンターとエスケイプ。けど、エンターもエスケイプも何か様子が違う。特にエスケイプはゴーバスターズにまったく見覚えがない様子で、最初に登場したばかりのよう。無機質に戦いを求めるエスケイプによって熱暴走してしまったリュウジは、エスケイプもろとも橋から落ち川に流されてしまう。
 エスケイプにより強制的に暴走させられ続けるリュウジを助けようとするヨーコたちだけど、近づくことすら出来ない。しかし、13年前からずっとそばにいて自分を見守ってくれたリュウジのため、ヨーコは捨て身でリュウジもろとも海に飛び込む。リア充爆発しろ! まあ、完璧に保護者と被保護者の愛情なのでリア充とは言いがたいですが……あと、みんなから「やっぱりちょっとウザい」って言われてるけど。リュウジ、13年間一番頑張ってきたのに、報われないなぁ。
 エスケイプもライオバスターで倒すのだけど、エンターは目の前でJのクワガタからクワガタロイドを生成。のみならず、手にした花からエスケイプを復活、というより再生成する。以前のエスケイプは、あのメサイアゾードと一緒に消滅してたのか。
 エンターはメサイアとしての力をつけ、今までメタロイドにできなかった自然物までメタロイド化できるように。つまり、地球全体を取り込むことも可能だということ?
 ヤバイことになった上に次回はヒロムのウィークポイントがばれてしまう。いや、今までよくバレなかったと思うけど。


  仮面ライダーウィザード #18「魔力が食事」。新たな魔法使いビーストこと仁藤の出現に引っ掻き回される面影堂の面々。マヨラーでノリと気が良さそうで助けてはもらったけど、人の話は聞かない。晴人の負担が減るのか、それとも邪魔をするのか……ひとまずもっと彼のことを知ろうと話を聞くことに。
 ウィザードもファントムの魔力を必要としてるという誤解を解きつつ、仁藤がかつて古代遺跡で見つけた指輪とベルトでビーストになったこと、ベルトに封じられていたキマイラファントムの力を使い魔法を使えるようになった代わり、キマイラに魔力を与え続けねば仁藤の命が奪われることを、悲壮感の欠片もなく語られる。
 あっけらかんとした仁藤にあっけにとられる晴人たちだったが、仁藤がファントムの魔力がなければ死んでしまうことは事実。敵ではないながらも味方とも言い切れない状況を確認しただけに終わってしまう。
 しかし、その仁藤に目をつけたのはメデューサ。メデューサは自分から仁藤の前に姿を現すと、ウィザードがファントムの魔力を必要としないというのは嘘だと吹き込み、もし協力すればゲートの中のファントムを供給し続けると約束をする。
 ゲートが絶望することでファントムが生まれるということを知らない仁藤は、その話にあっさり騙され、絵描きの及川を襲うヒドラファントムを倒そうとしていたウィザードを邪魔し、逆に倒そうとする。

 ビーストこと仁藤は確かに強いけど、どうにも人の話を最後まで聞かない困った性格。キマイラはほとんど何も教えてくれなかったらしく、ゲートのことすらも何も知らなかったのだけど、「ファントムはゲートを狙う」と中途半端な知識だけ得て、それが何故かを理解せずにゲートは単にファントムをおびき寄せるエサだと考えてしまう。こんなんでよく考古学とかやってたなオイ。
 そこをメデューサにつけこまれるのだけど、やっぱり中途半端な誤解でいろいろ面倒くさい感じに……悪いやつではないんだろうけど、人のために、ってタイプでもないので、誤解が解けてもまっとうな共闘はしばらく無理か。
 それと今回はもう一人、ファントムらしい人物が……コヨミの前に現れ、危害を加えるでもなく黄色の魔法石を渡して去っていく。魔法石はワイズマンが生み出すらしいから、彼はワイズマンの使いってことなんだろうけど、ワイズマンの意図と、白い魔法使いの関係がより一層わからんことに……
 それにしても今回のゲートがマジ空気なのが、ちとかわいそうな気が……


2011年01月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[読書] チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石/武田尚子

 現代社会ではすっかり身近な、チョコレートの歴史の本。チョコレートの基本的な知識から入り、南米から欧州に広まっていく過程、社会におけるチョコレートの位置づけの変化、そして技術向上によるチョコレートそのものの変化を網羅的に語っている。
 その中でも、重点的に紹介されているのが英国ロウントリー社(キットカットのオリジナルを作った製菓メーカー。現在はネスレ社に吸収合併)について。
 チョコレートが南米原産で、最初は固形物ではなく飲み物として消費されていたことは有名な話。というより、固形物として食べるチョコレートが出てきたのは19世紀になってからのことになる。というのも、現在の形のチョコレートというのは、非常に加工の手間がかかる。やはり大航海時代にプランテーションによる生産量の大幅増加で欧州に広まったコーヒーや砂糖よりもさらに加工が必要で、大量生産には機械技術の向上と家内制手工業の形態から大工場による生産がメインになる生産形態の変化を必要としたからだった。
 そして、プランテーションということは黒人奴隷の犠牲の上に成り立った暗黒時代という形で社会に関与するのはもちろんだが、この「大工場化」の過程でもう一つ、意外な社会との関わり方をする。
 ロウントリー家はイギリスの中間富裕層に爆発的に広がった「クエイカー教徒」の一員だった。クエイカー教徒はイギリス正教とは別の教義を持ち、その一つが「稼業により社会貢献を行なう」というものだった。ボランティアということではなく、稼業でお金を稼ぐだけではなく、そのことを通じて社会に貢献すべきだ、というのがその考え方になる。
 ロウントリー家がその教義で目を向けたのは、社会の工業化により都市部に大量に生じた貧困層だった。商品である「チョコレート」を通じての教義の体現は、「手軽で健全なカロリー補給源」としてのチョコレートの提供だった。
 今でこそチョコレートは高カロリーの代表として良くないイメージも付随するが、総じて当時の下級層は常にカロリー不足だった。そして食事で不足するカロリーを補う代表的なものは「アルコール」だった。嗜好品としてよりも、必要なカロリー源として仕事中にアルコールを補給することが一般的であったが、当然アルコールによる酩酊は作業にはマイナスに働き、さらに生活態度を崩す源ともなった。また、貧困層の家計をより圧迫することともなった。
 そのアルコールの代りとしてココア・チョコレートを売り出す戦略を採った。元々南米や欧州初期には、ココアは「薬」とみなされていたこともあり、「健康的であり、なおかつ良質なカロリー源」としてアピールした。
 そしてもう一つの社会貢献は、労働環境の充実、労働者への福祉として実行される。20世紀に入りアメリカではフォード社に代表されるベルトコンベアーによる作業の効率化が広まっていったが、イギリスでは第一次世界大戦時に単調作業が作業者の集中力や作業意欲を低下させるという研究結果が報告され、「作業意欲を高める仕組み」を構築することが主眼となっていた。ロウントリー社でも賃金体系から低年齢就労者への教育設備の充実、企業年金の拡充など、貧困層を減らし、また作業意欲を維持するためのさまざまな制度を実施していった。
 こういった福祉の制度は現在にも至る福祉政策の基本であり、ロウントリー社が最初と言うことでもないだろうが、その先駆けの一つであることは間違いないだろう。
 現在日本国内でも各種福祉政策で議論が紛糾しているが、概念的な理想論ではなく、「そもそも社会福祉政策はどのような必要上から生じたか」ということを考える良い材料となった。要は「弱者を守らなければいけない」という曖昧な抽象論ではなく、「このような生活レベルを実現するために行なう」という、具体的な政策でなければならない。
 チョコレートの話から、今旬な福祉政策の話が飛び出したのはびっくりしたが、もちろんそれだけではなく他の歴史とも深く関わったその歴史や、チョコレートそのものの開発史、世相の変化による宣伝の変遷など、幅広く楽しめる本だった。これは久しぶりにお薦めの新書。


2010年01月13日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] いやまあそれはさすがに

  鳩山首相:「勉強したい」…内田樹さんの本など28冊購入毎日 )。え〜? 今から勉強するの? ってありがちな突っ込みはさておき、これって麻生氏が行ったパフォーマンスの真似だよね? それも、麻生氏の場合は世情に通じてると、親しみを持たせるためだったけど、経済関連の書籍……いや、鳩山氏って元々経営工学が専門じゃなかったっけ? 経済もそう遠い話じゃないでしょうに、「キーワードを掴む」って、いや、それはさすがにちょっと……
 エコポイント等も麻生氏の真似だし、本当になんなんだろなぁ。

[アニメ] ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド#1

  ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #1「プロムナイト」。噂の真偽を参加キャストの投票で決める人気番組「アストレイアの天秤」。今日の話題は今巷を騒がせている吸血鬼事件だった。たった一人を除いて犠牲者は亡くなり、犠牲者の全ての首筋に吸血鬼の牙の痕のような傷が残っていた。参加者のほとんどはもちろん「吸血鬼なんていない」と言うのだが、レポーターのインタビューに、「吸血鬼の女王」と名乗る人物が現れる。当然のようにニセモノ扱いされる中、当の人物がスタジオに登場するのだが、彼女は「吸血鬼のいる証拠を見せましょう」と言い出す。彼女がスタジオに持ち込んだものとは……

 確か原作の第一話はこうじゃなかったよなぁ。最初は某バラエティ番組のパロディで「???」なのだけど、原作のキモが「現実の東京に現れた吸血鬼の居住区」なので、現実をファンタジーの住人が浸食する、というのを顕著に示す意味でコレはアリかも。最初のとっつきでちょっと戸惑うけど。
 皆の意見が「吸血鬼なんていない」に傾いていく中(元々「いる派」もほとんどテレビ受け狙い)、吸血鬼の女王が示したのは、吸血鬼事件の犯人の腕と言うもの。出演者の科学者は「科学的鑑定はしたのか!」と詰め寄るが、「吸血鬼の女王」はそれを歯牙にもかけず、本当の目的を語る。
 最後にヴァンパイアの女王ミナ・ハーカーが登場してバトルものっぽい展開になり、いよいよ本題のヴァンパイアバンド(吸血鬼居住区)が登場。今回ちょい出のアキラ、ミナと並んで、ある意味このヴァンパイアバンドが主役だし。
 改めて見たら新房監督ですか。原作者も出てるし(ビジュアルは結構本人に似てる)。
 つか、ヴェラさん胸揺れすぎでね? 


2009年01月13日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 結局週末寝込んでた

 いや、熱が出てたとか気分が悪かったとかはなかったんですが、数時間起きてると意識がもうろうとしてきて布団に潜るとほとんど気絶みたいにすぐ寝れてしまうという、「ただの寝不足じゃねーの?」と言われかねない状況だったんですが、丸二日、一日の3/4以上が睡眠時間だったってのはちょっとさすがに我ながら異常だと思う。
 月曜午後にようやくその状況もなんとかなってきて、約束があったので外出して人と会うと「肺炎かなんかじゃね?」と言われた。咳と痰はあったけど、熱はなかったのになぁ、と調べると、マイコプラズマ肺炎の場合、劇症でないことが多い上に熱が出ない場合もあるのだとか。
 ……病院行った方が良かったか、やっぱ?

[特撮] ゴーオン#46とキバ#47

  ゴーオン #36「家出ボンパー」。走輔と連が「もう壊れて直せないんじゃない?」と話してるのを聞いてしまったボンパー。自分のことだと思ったボンパーはあちこちを調べるがわからない。自分のわからない箇所が、もう修理不能なのでは……その心配ばかりしていたボンパーは、ガイアーク反応を検知し損ね、ダンベルバンキの出現を見逃してしまう。何故か両腕が上がらず大したことのなかったダンベルバンキを撃退するゴーオンジャーだが、走輔がボンパーが出現を知らせなかったのを責めたのに、ボンパーは「自分はもう必要ないんだ」とすねて家出してしまう。口では「勝手に出てったんだからほっとけ」と言う走輔だが、ガイアーク出現待機のために須藤兄妹のところにいる間も、どこか気もそぞろ。
 一方、家出したボンパーは二体のウガッツと出くわす。実はそのウガッツたちもダンベルバンキとの連係攻撃のための特訓に嫌気がさして家出しており……

 ウガッツとボンパーの交流? かと思ったら、ちっともそんな話になりませんでした。w そもそも待遇要求改善って……しかもキタネイダス、滅茶苦茶立場弱いし。それを叱責する謎の声……「どっかで聞いた声」って、あのキャラ復活?
 ボンパーの件はもちろん勘違い。走輔たちはギンジロー号のことを話してただけ。お約束なんだけど、この時期でそのオチはありかい……
 メカ戦はあまり活躍の場がないセイクウオーとゴローダー。ううむ、在庫セールっぽい雰囲気が……


  キバ #47「ブレイク・ザ・チェーン・我に従え!」。ビショップの扇動で襲ってきたファンガイアたちを退け、大牙と決着を付ける渡。過去から戻り一回り大きくなった渡の前に大牙は敵ではなく、傷ついた大牙に自らの勝利ともう一つの覚悟を宣言する。
 一方、ビショップとの戦いで視力が失われつつある名護は、渡に自分の替わりに青空の会会長に立候補することを勧める。が、渡は「自分には自分のやるべきことがある」と名護の言葉を拒否する。失意のまま再び現れたファンガイアの群を迎え撃つ渡と名護だが、渡は変身もせず、眼力だけで相手を退ける。一方名護は視力が効かず窮地に陥る。そこを助けた銃弾の主は、なんと死んだはずの嶋。幽霊でもニセモノでもなく、ファンガイアとの合体も解かれた嶋は、名護の視力がなくなりつつあることに気づき、戦士からの引退を勧告する。が、名護の最近の動きは視力を失った自分の替わりに跡を託そうとしていたのだと知り、恵が「私が名護君の目になります!」と……
 一方、嶋は渡に、自分を助け、ファンガイアとの分離手術をしたのは大牙であることを明かし、大牙の奥底には本当は優しさがあるのだと解く。しかし、それを聞いた渡の表情は変わらず……
 キバに破れた大牙は、ファンガイアたちから見切りを付けられ取締役総会で社長から解任させられる。さらにビショップが「もっとキングにふさわしい人物にキングの力を渡す」と襲ってくる。
 命からがらのがれる大牙は、真夜の元へと逃げるが、「自分より渡を愛してるのだろう!」と追い詰められた大牙は真夜を殺害、ダークキバの力を奪い取る。
 そして渡もまた、キャッスルドランの中で次狼たちを前に「自分が新しいキングだ」と宣言をする。

 名護さんがすっかり人格者だのう。昔なら嶋に引退宣言を出されてたら泣いてすがって土下座とか別の人物と自分を比較して貶めてたのに……あれ? よく考えると名護さんすごい最低な人だったんだな。(何を今更)
 渡は復活したのはいいけど、名護や嶋の言葉も聞かず、ついには自らキングを名乗り出す。あれ? キングって力が受け継がれないといけないんじゃない? 自分がキングになってファンガイアと人間の友好を成し遂げようということかと思ったけど、そうだとしてもファンガイア側にまるっきり人望がないし(そもそもキバとして同胞を多く倒した渡じゃ、力で押さえ込むしかないだろうし)、キングの継承者である大牙も倒してない。意図がどうにも読み切れない……
 大牙も「実は嶋さんを助けてました」といういい人フラグが立った直後に、自分の母親である真夜を手にかける。それで「お前の中には闇がある。気に入った!」と言って闇のキバの後継者と認めてしまうキバットII世……おいおい、キバット父ちゃん、いい加減だぞ。
 ビショップが復活させようとしてるのは多分バットファンガイアである前キングなのだろうけど、前キング復活で兄弟和解、という展開になるのかどうなのか。


2006年01月13日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] ソースにならないニュース

  小泉総理帰国の途に 中東和平の思惑かなわずY!hl )。 小泉総理大臣は、トルコ訪問を終えて、13日に帰国します。イスラエルのシャロン首相の緊急入院で、中東和平の仲介役を果たせず、年始めの外遊は思惑外れとなりました。え〜っと、他の報道を見ても、特に「失敗だった」という報道はないのですが、ANNは一体どのへんでそれを判断したのでしょうか……?  小泉首相トルコ訪問 現地メディア 破格の扱いにY!hl )と、唯一の訪問先となってしまったトルコではかなり歓迎ムードだったようで、それは無視なのだなぁ。シャロン首相の緊急入院は仕方ないことでさらに外遊前にわかっていたことなのに、それを今強調する意味がよくわからない……

  ドラクエ:発売から20年で初の欧州上陸へHotwired )。記事中にも書かれてるけど、意外。今回販売されるのはドラクエ8らしいけど、市場のタイプが違う欧州でどのように受け取られるのかな?

  民放の根幹を揺るがす、ある“深刻な”事態(1)〜テレビCMの限界が見え始めたnikkeiBP )。う〜ん、確かにテレビCMの有効性は以前から疑問視されていたけど、最近は番組自体をCM化する手法が多いんじゃないかな…… (参考: あるある大事典のニセ実験と洗脳 ) いずれにしてもこれが周知化したら、テレビ放送の形態は大きく変わらざるをえないよなあ。

[アニメ][マンガ] 新番組ラッシュもあともうちょい

  半分の月がのぼる空 。ウィルス性の肝炎で入院していた主人公と、転院してきた少女の恋愛もの? 事前情報何もナシだったのでナニか超能力とか妖怪とかが出てくるのかと身構えてましたが、そういうのはないようですな。その分地味というハンデがあるわけですが、それをフォローできるなにかがあったわけではないのが残念……おそらく原作は丁寧に二人の関わりを描写していったのだろうけど、原作第一巻を一話にまとめたそうで、そりゃはしょりすぎだわ、という感じでとにかく話が流れていったという印象しかない。う〜ん、スタッフには申し訳ないが、あまり原作を大事にした企画とは思えなかった。

  かしまし〜ガール・ミーツ・ガール 。世間では「あかほりさとる原作 なのに 面白い」とか「作画担当(桂遊生丸氏)に丸投げだかららしい」とか、褒められてんだかなんだかわからない評価ですが(実際はどういう作業分担なのか知りません)、キャラクターメイキングとかいきなり宇宙人とかいう呆れるくらいあざとい部分は確かにあかほり作品っぽいのだけど、それ以外の部分、作風とかは全然違う。噂も存外的を射てるのかも……第一話は女の子っぽい容姿がコンプレックスの主人公・はずむが想いを寄せてた女の子と仲良くなって、周囲の後押しもあって思い切って告白したのだけど玉砕。未練を断ち切るために植物採取に良く出かける山に入ったのだけど、そこで宇宙船と衝突、命を落としてしまう。宇宙人は規定によって死んだはずむを再生させるのだけど、その際性別を間違えてしまい、はずむは男から女に……
 まあ、ぶっちゃけ、そういったスラップスティック的要素よりも、突然女になってしまった少年を中心に、男だった時に告白されたけど男を意識できないが故に拒絶した少女、ずっとそばにいて密かに想いを寄せていた幼馴染など、ジェンダーの転換によっておこる関係の変化を結構きめ細かく描いている。スタッフもその辺の妙を心得てるようなので、安心して見れそうな部類かな?

  おろしたてミュージカル練馬大根ブラザーズ 。「落語天女おゆい」と並んで今期「鬼が出るか蛇が出るか」な新番組。「はれときどきぶた」以来、強すぎる作風の個性のためにイマイチぱっとしなかったナベシンことワタナベシンイチ氏の、個性的というか個性の強すぎる新作。メインライターに新ルパンの頃からのベテランの浦沢義雄氏を迎え、しかも主演は松崎しげる氏。「ミュージカルコメディ」というただでも難しいジャンルにアニメで挑もうというのは意欲的。どうなるかと思っていたけど、看板に偽りなくブルースブラザースばりと言っては言い過ぎかもしれないけどとにかく歌って踊って細かいことはノリでふっとばし、松崎しげる氏もかなりノリノリで演技していた。監督特有の下品なギャグも、シンプルな線のキャラと勢いであまり浮かずに済んだのが勝因? そういや、松崎氏ってアニメアフレコはこれが最初じゃないんだよな……「コブラ」の劇場版アニメで宇宙海賊コブラを演じてたっけ。テレビ版とは違ってたので違和感があったけど、独特のやんちゃでイナセな感じが結構良かった記憶があり、これも時は経ているけど同じ印象。心配なのはミュージカルを標榜している以上動きまくることになるのだけど、製作体制がどれだけついていけるかが……
 って、オープニング作詞が「石井竜也」って、カールスモーキー石井?
P.S.作曲が金子隆博氏だから、まず間違いないよ……>カールスモーキー石井

 今日の買い物。 サイカチ《真夏の昆虫格闘記》(1)/藤見泰高・カミムラ晋作
 週刊少年チャンピオンで連載中の本格昆虫格闘マンガ。原作の藤見氏は昆虫ライター兼マンガ家だけあって、虫の生態や格闘テクニックに詳しく、なにより虫への愛にあふれ、変に擬人化してないところが良い。新人のカミムラ氏も絵柄がややこなれていないところもありながらも、虫相撲の迫力を描ききる実力の持ち主。わりと女の子キャラが多くツンデレ幼馴染からドジっ子ダサ系けどナイスバデ年上、高飛車女王様までそっち系のニーズにも対応してます。


2005年01月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 昨日のの続き

  安倍氏の公式サイトによると
記事に関し、事実と反している部分がありますのでこのHPにおいて明確化しておきたいと思います。
1)朝日新聞の報道では『安倍晋三自民党幹事長代理が…NHK幹部を呼んで…』となっているが、先方から進んで説明に来られたのであって、当方がNHK側を呼びつけた事実は全くない。
2)先方が説明に来たのは、番組放送の前日である1月29日のことであるが、朝日新聞の報道で指摘されている『民衆法廷に批判的立場の専門家のインタビュー』はそれよりも前に完了していたものであり、当方がこうしたインタビューをするようNHK側に求めた事実は全くない
だそうで、これが本当なら朝日の記事のイメージ操作になるが……もっとも、安倍・中川側の言い訳である可能性もあり、どういうやりとりでNHK幹部がやってくることになったのか、具体的なことがわからないとなんとも言えない感じ。
 それはさておき、このことで友人に議論をふっかけてしまったのだけど(こっちから喧嘩を売りました。すいません)、その友人の場合はマスコミの恣意的報道よりも政治家や政府の権限拡大の既定事実化を懸念している模様。個人的には流れる情報が恣意的に選別、演出されてる現状の方が問題だとは思うが。「テレビを見てると頭が悪くなる」と言われたものだが、現状は「(日本の)ニュースだけ見てても頭が悪くなる」ということになりかねない……んじゃないかな?(ちょっと弱気。「どうすれば頭が良くなるか」は適切に提示できないし、自分も頭が良いわけじゃないし。違う視点でいろいろ調べて、できる限り消化することくらいは必要とは思うけど)
 あと、判例による法律上の検閲の定義は 「行政権が思想内容等の一定の表現物(出版物)を発表の前に網羅的一般的な審査を経て発表(出版)を禁止する事。その目的は発表(出版)を禁止する事のみ。」だそうで、実はすげえ範囲が狭かったんですな。(安倍氏・中川氏が行政権を行使したとは解釈しづらいし、一定の表現物で網羅的一般的な審査を行ってるわけでもないので、「検閲に相当する」とは言いがたいんですな。ふむん)
 続報。 安倍氏による記者会見日経 )。事実かどうかは続報を待たねばならないけど、本当だとすれば一面でデカデカと報道した朝日がアホ丸出しですな。

[その他] お笑い芸人の質的転換

 で、別の友人がその後「ギター侍の『残念! 切腹!』ってなんで受けてるの?」「なんであのフレーズをみんな使ってるの?」と話題転換を……いや、あたしゃこないだの正月に初めてギター侍見たんですけどね。だからようわかりません。
 流行物がなんで流行するかってのはむずかしい。その芸人の出演履歴を追っていけば多分その過程はつかめるとは思うけどそれでわかるってものでもない。しかも、テレビメディアペースだと芸人の消費ペースが激しい。流行の「流れ」と呼ぶにはあまりにめまぐるしい。お笑い芸人としては昨今はこの流れの中で継続して仕事を持ち、司会業や文化人化するのが「勝ち組」でなのだろうけど、なにか全体が「こういうもの」という枠にはめられてるようなのだよなぁ。
 江戸時代が終わった後も続いていた「芸人は身分外身分の存在」という空気、悪い面ではどこか蔑まれているような、良い面では枠外の人間として逸脱した言動を許容されてた雰囲気、というものが本格的に消えているのかな。テレビでのここ10年ばかりの新しく出てきた芸人を見ると「枠外の人間としての破天荒さ」は要求されなくなってるように見える。システムに組み込まれることを前提として、自ら枠の中に収まるよう進化する芸人、それは彼らが一生懸命本気ではないと言うことではないし実に環境に適応してるのだけど、まるで去勢されてしまったようで、「こいつらめちゃくちゃやってやがるな」という、呆れながらも反面心躍らせていたわくわく感は、もうそこにはない。
 しかし、滅多にこういうことを言わない友人が切り出したので、この話題を切り出されたときはちょっとびっくりした。

[アニメ] 好きで見てるんでしょ?

 そう言われれば、まったくその通りなのですが……
  スターシップ・オペレーターズ #2.まあ、#1よりはまだマシなんですが、やっぱりどこか視聴者おいてけぼり感がある。その違和感に悶々としたまま見てたのだけど、艦隊戦時の「プラズマ砲が〜」「レーザー砲が〜」「リボルバーガンが〜」という説明セリフがゲームのチュートリアルというかルール説明っぽく聞こえたことではたと気付き、原作を読んでる友人に振ってみた。
「これって、ひょっとしてTTRPGやボードゲーム的方法論で話を作りたいのかな?」
 友人の答は「多分、そうだと思うよ」。実際に原作を見てないですが、そうなら「スペースオペラ」や「艦隊戦」をやりたいのではなく「リプレイ小説風ストーリー」をやりたいわけですな。つまり延々と続く説明会話とかはゲームマスターによるルール説明なわけで、なんだ、そういうことか、と腑に落ちたので次からは見ません。<おいおい
  好きなものは好きだからしょうがない! ……いや、だって見ないと判断できないじゃん。良い悪い、つまるつまらない以前に最初から私の嗜好の埒外だということはわかってはいたけど、予想以上にキツイ! 出てくるのは男ばっか。寮母だと思ってたのも実は男。右を向いても男。左を向いても男。しかも男臭いのは一人もいず、みんな線の細い中性的美少年タイプ。だめだ、声聞いてるだけで精神汚染される。ダメ押しに、世界観の前提としてゲイカップル公認。うわー、こりゃキツイ。どうもBLもののあるジャンルのお約束であるらしいのだが……そういう意味では「美少女ばっかりハーレムアニメ」と同質の存在なのだろうなぁ。完全に同じではないけど、性的ファンタジーという意味では。男だけど現実の男ではない、性的欲求を満たすためだけのモノがそのために動いてるのを見ることの生理的嫌悪感ってのはやっぱ出てしまう。ハーレムアニメで中身のない性的欲求を満たすためだけの美少女が理不尽に主人公に尽くすのを見る女性も、同様の嫌悪感を感じてるんだろうか……それとは別に、実はこの手のBLものの始祖はアースラ・K・ル=グィンの「闇の左手」との持論をますます強くしました……「冬の惑星」に降り立ったゲンリーのカルチャーショックがよくわかる。よくわかったからもうカンベンしてください。<自分で見ておいてナニを
  らいむいろ流奇譚X 。その典型的な「中身のない美少女にひたすら主人公がかしづかれるハーレムアニメ」。いや、それも需要のひとつなんでいいんですけどね(「好きなものは〜」も嫌悪感が出ると言ってるだけで、存在を否定はしてない)。ただ、とてつもなく、どこまでも安い作りなのは……生理的嫌悪感を除けば、「好きなものは〜」の方がまだ視聴者へのサービス精神がある。これも次は見ない。


2003年01月13日(月) 旧暦 [n年日記]

なにもない日

 今日はなにもない。本当になんにもない。起きてテレビ見てちょっと書き物して、メシ食って外出して、戻ってテレビ見て酒飲んで、また書き物少しして……で、寝るか。<おいおい
 なーんにもなーいなーんにーもなーいまーったくなーんにーもなーい。
 ロイヤルミルクティ用に、トワイニングのアールグレイを一缶買ってくる。貰ったミントティを使うわけにはいかんしねえ。酒飲んだ後には丁度酔良い。しかし、 これは どんな味がするか、さっぱり想像もつきませんなぁ。ハーブティってより、漢方っぽい気もするけど。つーか、 別に他になにも混ぜんでも、そのままでもアルコール気にならないと思うのだけど。そのレシピなら 。てか、アルコール度数30%までならわたしゃ気にせずに飲めます。96%でも生で飲める。
  韓国で異例の親米デモ 。確かに海外基地に駐留している米兵の素行には問題がある部分もあるのですが、現時点で反米・親朝の行動というのもまたおかしいもの。反朝になることもないのだけども、バランス感覚は必要でしょう。ってか、北朝鮮との武力衝突はもう避け得ないと思うのだけども、韓国民は現実逃避してるんかなぁ。あたしゃノドンミサイルよりも難民爆弾の方が怖いですが。
 昨日日記に書きかけて、やっぱやめてうっかり消し忘れていた(もう消した) 仮面ライダーアギトデザインワークス画集 の感想。アギトの怪人デザインは、クウガ、アギト、龍騎と並べていても、やはり他の二つよりもやや上なんでないかな、と思っている。まあ、欲目かもしれないけど、ストーリー展開と一番シンクロしていたからかもしれない。しかし、やはりスーツアクターさんが来こんで、しかもそれでアクションをする、という前提である以上、制約は大きい。その制約の中で、どれだけいろいろを盛り込むか、ということになる。その点で、上手くいったデザイン、上手くいかなかったデザインとやはりある。上手くいったデザインも、出渕氏のレベルになれば偶然ではなくほとんど計算ずくのものであるし、上手く行かなかった部分も、どういう意図でデザインされたのか、ということがコメントや、デザイン画そのものから読み取れる。たかだか子供番組のデザインなのだけども、番組内で使用する目的、視聴者に与える視覚的効果、そういったものをどうするか、という、機能や形のみでなく、それを使う周囲のものスタイルすべてを規定する「デザイン」の本質が読み取れる。
 端的に秀逸だと思ったのは、「アクションのときに軽く見えてしまうから」という理由から毛髪類を素材として使用することが禁止され、代わりにチェーンを毛髪のように使用した点。ちょっと見、ドレッドヘアのように見え、また、アクションのときにも重量感があって迫力が出る。なるほど、こういうものか、ととても納得し、また感心した。おそらく、出渕氏は本質的にデザイナーなのだろうなぁ。そう考えれば、ラーゼフォンにも納得できるような気がする。アギトファン、出渕・草なぎ琢人氏のファンならば、買ってみると面白い発見があるかもしれない。


2001年01月13日() 旧暦 [n年日記]

天国の扉を叩いて

 映画版 カウボーイビバップ のタイトル、「天国の扉」なんてボブ・デュランみたいやな〜、思ったらまんま“Knockin' on heaven's door”だった。ギャフン。
 それではガンに犯された2人組が死ぬ前に海を見る為にマフィアや警察を巻き込んでドタバタ大逃走を起こすのか?
 というのはドイツ映画「 ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 」の話。末期の腫瘍と診断された男2人組が、病院で酒を飲んで酔っ払った挙句に「天国じゃ海を見たことがない奴は馬鹿にされる」とマフィアの金を積んだ車をそれとは知らずに奪って逃走。という映画なのだけど、主人公二人は不治の病という重い背景を持ちながらも展開はあくまで軽快。しかし最後、 海に辿りついた二人が浜辺で海を見つつ、ただ座るシーンは数ある映画の中で最も美しいものだと思う。より症状の進んだタフガイの身体が、崩れ落ちるように海を見ながら倒れる。しかし相棒の優男は振り帰らない。ただまっすぐ海を見つづけている。バックに流れるKnockin' on heaven's door …同じタイトルだと、イヤでも比較してしまうのだがはてさて。