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2013年01月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ジョジョ#13とラブライブ!とキューティクル探偵因幡とあとなんか。

  ジョジョの奇妙な冒険 #13「JOJO vs. 究極生物」。ついにサンタナ戦。「ハッピーうれピーよろピくね」はのりピー的な意味でどうかと思ったけどしっかりやったwwww なんかラップ調になってたけどwwwww
 身体がひしゃげたり身体を切断したりと、結構刺激的なシーンが多いけどもほとんど省略せずにやってるところが愛ですな。そして、シュトロハイムの世界一ィィィィィィィィ!な勇姿! でも、なんかシュトロハイム良い人っぽくなってるけど、捕虜と称して現地民を大量殺戮してたの忘れちゃダメだよ?w
 そして次回はついにシーザー登場! こりゃ盛り上がるなという方が無理ですぜ。

 その他、新番組。
  ラブライブ! 。なんかけいおん!っぽいかと思ったら、なんか妙なノリ。でもテンポはメチャクチャ良い! 学園アイドルが全盛で各校生徒集めにアイドルを活用してる世界で、廃校の危機にさらされた音ノ木坂学院を救うために主人公たちがアイドルを目指す、という設定。アイドルもの+学園ものってことで、アイカツ!と似たような感じではあるかも。原作は「電撃G'sマガジン」の読者企画らしいけど、さすがにシスター・プリンセスとかHAPPY★LESSONとかみたいなぶっ飛んだ設定ではないよね……多分。
  キューティクル探偵因幡 。髪の毛フェチな狼男探偵とその周囲の変態が巻き起こす騒動のギャグアニメ。なんというか、変態だらけすぎてどこから突っ込めばいいのか……とりあえずノリが肌に合えば、ノリだけで見流すタイプかと。
  GJ部 。ラノベ原作の、ひたすら部室でダラダラする部活動の日常物。原作新木伸って、確か、シリアスなラノベも書いてたよね……うーん。
 これもノリが会うかどうか次第だけど、BGV化できれば見続けるだろうけど、どうなのかなぁ……
 その他、ショートアニメ群。
 「僕の妹は「大阪おかん」」は「大阪おかん」の生態を面白おかしく解説した本が原作のフラッシュアニメ。キャラはオリジナルだけど。GDGD妖精sのスタッフが作ったということで、まあ、省力アニメなんだけどボケと突っ込みが定番で安定して見られそう。
 「ぷちます!」は「アイドルマスター」のスピンオフもの。4クール分放映するらしい。これって3DCGだよね? 毎日更新なので、なんか見逃しそう……
 「まんがーる!」はマンガ雑誌編集部を舞台にしたコメディ。ダメダメな編集長と曲者ぞろいの編集者ということで、定番の構図なのかな。
 「ヤマノススメ」はアウトドアものだけど、テントが出てきたくらいで、まだ全然山にのぼってない……製作がA-1 Picturesだけあって、クォリティは安定。
 「戦勇」はヤマカン監督の最新作。OPがJAM PROJECTってのは、明らかに狙ってるよねw 面白くなるかは様子見。下手にシリアスに行かずこのノリの方がいいのかな?
 「GDGD妖精s」。ある意味今期の本命w まあ、相変わらずのぐだぽよぶりです。適当でいい加減なノリを楽しめばいいかと。


2012年01月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その1

 まあ、大体がニコニコ配信なんですが。

  ポヨポヨ観察日記 。まん丸としていて猫に見えない元ノラ、ポヨと飼い主佐藤萌一家との日常系4コマ。っつーか、原作が樹るうだって知らんかった。何気に樹るう初アニメ化? 三分番組だけど。この調子で他のもアニメ化してくれれば……(本編の話全然してねえ)

  リコーダーとランドセル 。主人公のあつしは街を歩けば女性の目をひきつけるイケメン。だけど実は小学5年生で外見以外は全部歳相応。性別が逆でのパターンのマンガは結構あるけど、この発想はなかったわ……まあ、そりゃ不審者扱いされますわな。つか、置鮎龍太郎が小学5年生の声をやってるって時点で大笑いだけど、限りなく出オチっぽい気も……

  輪廻のラグランジェ 。これは バンダイチャンネル での配信。有料会員(見放題)のみ三日前から見られるのか。これはちょっと面白い商売の仕方だなぁ。これだけだときついけど、見放題のサービスと併せてなら、求心力があるかも。
 内容は敢えて言えば、ロボット+女子高生学園ものという、手垢のつきまくったネタ。つか、ヤングガンガンで連載してるコミック版と全然内容違うよね? 鴨川を舞台にしてご当地とのタイアップもいろいろやるみたいだけど、やはりここはむしろ鴨川ホルモーとか四畳半神話大系とコラボすべきっしょ。そしてロボバトルで負けたら負けた方が「ホルモー!」と叫ぶ。叫ばなくてもいいけど。
 ごめん、これも全然本編と関係無かった。定番ながら元気印のヒロインにいろいろ決め台詞とか工夫しようとしたり、CGのメカ戦とかも頑張ってるかと。様子見。

  探偵オペラミルキィホームズ第二幕 。ゲームとの複合企画でありながらゲームの方のシリアス設定ド無視のハイテンション不条理アニメと化したアニメの第二期。第一話はまたトイズを失ってダメダメに戻ったどころか、日々の生活のためにすっかり農民となってしまったシャロたちに、ブチ切れ寸前のアンリエッタが怪盗帝国の三人組に彼女らを挑発して元の目的を思い出させようとする。って、まあだいたい無駄だってことは第一期でわかっていそうなものなんですけどね? つか、農民状態の方がマジで強くね?
 ようやく探偵としての初心を思い出したと思ったら、また元の木阿弥気味で、そしたら菜園がぶっ潰されて新展開の前フリ? いや、その前に前期最終回で出てきた森・アーティはどこ行ったのよ?

  夏目友人帳 肆 。定番人気シリーズの第四期。まあ定番なんで特に言うこともなく。ただ、のっけから祓い師の的場一族に絡まれての続き物だったり、これまでよりちょっと不穏の空気が増してきたような。そこらへん、今までと変えていくのか、変えないでいくのか、なんとも言えない感じ。まあ、大森監督なので心配はいらないとは思いますが。


2009年01月10日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日は一日死んでおり

 ここ一週間、熱はないけど体調がすこぶる悪く、今日は一日死んでました。どうも疲労が蓄積してたらしい……ほぼ丸一日寝てたので、どんだけなんだか。
 いろいろ滞ってるのはもう少しお待ちください。

[アニメ] まりあ†ほりっく#1とマリみて4th#1

  まりあ†ほりっく #1「戯れの接吻」。カトリックの名門女子校「私立天の妃(あめのきさき)学院」に転校してきた宮前かなこ。彼女の両親はこの学校の教師と生徒で、自分も両親のようにここで運命の相手を見つけられたら、と期待に胸を膨らませていた。が、実はかなこは男に触れられただけでじんましんが出るという真性の男嫌いでレズ。その反動もあってか美少女揃いのこの学園で気持ちばかりが暴走しまくる。
 そんな中で出会った毒舌メイド・茉莉花とその主人である美少女・祇堂鞠也。前理事長の孫でもある鞠也の可憐さに胸打たれ、学園案内をするという彼女の申し出をホイホイと受けてしまうかなこだったが、彼女に触れられてじんましんが出たのに不審を抱く。実は鞠也にはとんでもない秘密が……

 同作者の「破天荒遊戯」が破天荒すぎてついていけなかったけど、これは基本美少女ばかりの現代物。ただし出てくる人間はやっぱりみんなどこかおかしい。主人公のかなこからして「あたまがわるくて度を超した美少女好き」しかも美少女に興奮しては鼻血ばかりだしてるという変態ぶりなのだけど、やはり中心となるのは鞠也。一見可憐な美少女だが、その中身は実は少年。しかもドSで腹黒で自己中でナルシストという三重、四重苦。お付きの茉莉花も制御役というよりむしろ主人である鞠也を呆れて放置したり逆に煽ったりという極悪コンビぶりを発揮する(でもなんだかんだで問題が起きない範囲内に制御はしてるんだけど)。
 その他のキャラも100%ヅカキャラで空気が読めない隆顕様とか、自らをゴッドとかボスとか呼ばせようとする何故か猫耳のロリ寮長先生とか、程度の差はあれおかしなキャラばかり。一応友人たちは比較的まともなんだけど……
 演出は基本的に原作を新房流に咀嚼した感じで、いきなり茉莉花がシルエットだけになるとかの実験的風味演出はあるもののやや抑え気味。原作の暴走に預けてるという感じか。
 基本的に安心して見ていられるのだけど、元々の作風が作風だから、若干人を選ぶかも。
 しかし小林ゆう、ヒロイン役かと思いきや、結局女装少年。そのうち一昔前の沢梅陽子みたいに「この声だからこのキャラ男」と言われるんじゃなかろうな?
 ちなみにエンディングはYMOのヒット曲「君に、胸キュン」のカバー。しまった! この組み合わせはアリだ! HMO(初音ミクオーケストラ)のカバー版以来の衝撃。やられた!
 ところで公式見たら、OP曲タイトル「HANAJI」って……
P.S.そういや「てなもんやボイジャーズ」も同じ新房監督だったけど、同じカバーでもあっちのEDは「だれかが風の中で」(木枯らし紋次郎のテーマ曲)で、こっちは「君に、胸キュン」……えらい違いだ。


  マリア様がみてる4th season #1「学園祭はショック!」。え〜、すいません。原作は三巻止まりだし第二期、第三期も見てないんで、その間に起こったイベントとか登場キャラとかわかりません。けど、軽く説明されてることもあってなんとなくわかるのは脚本・演出と設定のうまさか。
 祐巳と祥子が姉妹になった一周年と、学園祭の演劇イベントにまつわるトラブルを併せて描く。知らないキャラもいるので幾つか事態が平行していくのはちょっと混乱するけど、それでも理解の範囲内。わりとわかりやすいキャラ立てだし。とりあえず見続けてみる。


2007年01月10日(水) 旧暦 [n年日記]

[読書] 歩兵の本領/浅田次郎

 人から奨められて読んだ。「歩兵の本領」とあるが、舞台は旧軍ではなく自衛隊。しかも世は好景気で世界情勢はベトナム戦争まっただ中。他に職もあふれてるのに、もしかしたらベトナムに行かされるかもしれない自衛隊になど誰が志願する、ということで大幅な定員割れ。有名な強引な勧誘が行われたのはこの時期。少々規定に満たなくとも入れてしまったのだから、集まってくるのもどこかはぐれ者ばかり。しかも旧軍からの居残り組もまだ現役であった。そんな雑多な自衛隊の様々な出来事を描く短編集。
 自衛隊という、旧軍の血を引いているものの、敗戦のねじれのために軍隊を名乗らぬ、矛盾に満ちた軍隊だが、描かれているのは「究極の損得である生死」を共有する「歩兵」たちの姿だ。
 地連の強引な勧誘に騙されるように入隊し、上官の横暴な鉄拳制裁に殺意を抱いたり、脱走(正確には「脱柵」)してやろうと思いながら、いつしかその世界になじみ、本物の兵隊となっていく。そして最後の表題作「歩兵の本領」は、任期を終え、自衛隊を辞める陸士長が主人公。慢性的な人員不足の中、どこかいけすかない先任一曹がしつこく翻意を促してくる。だが、結局決意を変えなかった主人公に、戦技はまるでからっきしなはずのその先任一曹が徒手戦闘での組み手を申し込んでくる。当然勝負になるわけもないのだが……
 最初からかなうわけがないが、それどころか陸士長に殴るままにさせる先任一曹。その真意を悟ったとき、陸士長はなんの後腐れも出ていくと思っていた自衛隊に、歩兵の生活に、懐かしさと誇りを持って去ることになる。
 浅田次郎ってわざとらしい泣かせの作家だと思っていたけど、ちと不覚にも目頭をうるませてしまった。単に泣ける、というのことではなく、「わだかまりは即日解消しなければならない」という自衛隊生活における生の生活の上で、いざという時には生死を預けねばならない関係を構築していき、その上で描かれるものであるので、「あざとい」だけでは切って捨てれないものがある。

[その他] よしなしごと

 人と話をしてて、アーサー王伝説の人物・アイテムにちなんだ名前がアニメに出てくることに「最近流行だからって、神話伝承の名前を出すなんて」と否定的なニュアンスをもって言われた。え? アーサー王伝説って、流行廃りとかに関係ない、一般教養に近いものだと思ってたのだけど……と思って周りに聞いてみたが、アーサー王伝説の存在は知ってても案外とその中身を知ってる人ってのは少ない。そういうものなのか。
 もっとも、アーサー王伝説というとまず真っ先に思いつくのが「モンティパイソン・アンド・ホーリーグレイル」な私なので、アーサー王伝説に何か荘厳なものやありがたみを感じてたりするわけがない。とりあえずアーサー王にはココナッツとツバメとボーバルバニーとスコットランドヤードが必要。

[アニメ] 新番組そのに

  Master of Epic The AnimationAge #1。 同名MMORPG のアニメ化。なのだけど、特に決まったストーリーはなく、名無しのキャラたち(一部名前で呼ばれているが、スタッフロールもキャラの名前でなくキャラの顔で表示される徹底ぶり)によるショートストーリーを何本も流すという珍しい形式。だけど、正直ノリがようわからん……が、ゲームのシステムや設定なんかが絡むネタの部分なんかはまったくわからないのだけど、なんか変なノリなのが気にはなる。一応しばらく様子を見てみるか。で、ダメだったら切ろう。


  Project Blue 地球SOS #1「怪円盤襲来!スカイナイト発進せよ!」。亡くなられた小松崎画伯が原作のレトロフューチャーなSF活劇、ってところらしいのだけど、そういう作品があったのか、デザインにインスパイアされてなのかよくわかりません。
 夢のエネルギー機関「G反応機関」により繁栄する、「2000年の」地球。だが、G反応機関を使った交通機関が次々と行方不明になると言う事件が起こる。目の前で列車の消失を見た二人の天才少年、ビリーとベニーは事件を解決しようと調査を開始するのだが……
 話はいまだ序盤でなんとも言えないのだけど、主人公の二人の少年ビリーとベニーが渡辺明乃と斉賀みつきの麗人コンビなのがちと笑ってしまった。


2006年01月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 何気に月曜夜がすごいことに……

 東海地方限定ですが、これ、一局で流すのだものなぁ……
  よみがえる空−Rescue Wing 。自衛隊協力アワー第一弾。
 コミックフラッパー及びMF文庫でサブタイトルと同名の作品が連載及び出版予定だが、それぞれ舞台が小松の航空救難団という以外、登場人物や設定に特に関連性はない。はず。
 これまた地味な題材を、と思うのだが、話の内容は更に地味。BGMもアコースティックギターとハーモニカメインで地味。最初から希望しているのとは違う進路を割り振られ、ややくさしている空自ヘリパイロットが主人公。愛知から小松に転勤したが、内心を上官に見透かされ早速いざこざを。東京の出版社に勤める彼女は仕事に東京での生活にと充実した様子なのと対照的。実家の母からの電話だとか、なんにもない地元商店街とか、異様にあふれてる生活感もあり、現状を受け入れつつもめぐまれていない自分の環境に釈然としていないものを抱き続けている様子がリアルに描かれている。決して望んだわけではないけど一歩間違えば人命に大きく関わる職場と、遠距離恋愛の彼女とのすれ違いなど、地味だけどしばらく見てみようという気にはなる。又聞きでは、第三話から大きく話が動き出すとか。

  タクティカル・ロア 。自衛隊協力アワー第二弾。別名「ドキッ! 女だらけの護衛艦隊」。
 こちらは「よみがえる空」とは逆に今時のアニメっぽくギャルギャルしくにぎやか。まーどうして女ばっか、しかも妙齢のご婦人ばかりかってのは、あまり考えない方がいいんだろうなぁ。ファンタジーファンタジー。
 太平洋上に消えることなく存在する巨大低気圧「グランド・ロア」が発生したことにより、空路が不安定化、海上路がメインとなった世界が舞台。同時に近代的に組織化された海賊も横行するようになったため、民間の護衛組織が設立された。主人公たちはその護衛艦勤務、ということになる。女の子ばかりってのは置いとくとして、公式サイトのキャラクター設定見ると、主人公含め年齢が低すぎの気が。全般的に+5補正してもいいと思うのだけど。それとも早熟が当たり前の世界なんだろうか? サービスシーンばかりってのは、視聴者が望むものってことでとりあえずスルー。
 CGによる戦闘シーンはあまりセル絵(喩えです)とはなじんでいないけど、それなりに迫力は出てる。ただ、海戦もので当たりって滅多に出たことがないので、その辺がどうなるか。第一話で主人公と艦長が実の姉弟ってのも全然わからなかった……元近所のお姉さんで、翼との三角関係になるのかと思ってた。
 あと、世界観の掘り下げ不足というか、主人公たちの組織概略、社会における位置づけが不鮮明なのがやや気になる。その辺を突っ込めそうな隙間は多いのになぁ。

  舞-乙HiME 。アカネ退場話。前作では殉職だったが、今回は寿退社? まー、突っ込みどころはあるけど、のーてんき方面に振った話だから、野暮言うこともないか。話としてはオトメの二律背反、義理と人情もとい、職業倫理か恋愛感情かのひとつの答えと、アリカが自身の恋心を自覚するあたりのターニングポイント。それとオトメ同士の戦いと、話自体が大きくうねることになるのだろう。

  灼眼のシャナ 。あ〜、それなりにまとまってましたが、最後のシーンは締めくくりとしては弱かったかと……って、え? 最終回じゃなかったの? てっきり全13話かと思ってた。原作読んでないんで良く知らないけど、次回は戦闘メイドが出てきたり、なんなんだか。

[その他] ワロスワロス……とばかりも言っていられない

  日本に報道規制を要求 中国「対中批判多すぎ」共同 )。いやぁ、まあ、なんと言いますか。ある意味微笑ましいやりとりと言えなくもないのですが。あまり真に受けてかっかしないのが身のため身のため。
 で、それを受けて 東京新聞1/10社説 。まあ、まったくあさっての方を向いてるってこともないのですが……確かに反中的な反応がここのところ過剰になってきてるのも事実だし、 違法デモはもちろん捕まえますが、デモ隊の数が警官隊を大幅に上回ると、多勢に無勢で、取り締まり不能になり、早く通過させ、解散させる方法をとることが多いのです。というくだりも事実。もう一つ付け加えると、ビデオに参加者を録画しておき身元を洗い出し、後日逮捕ということもやっている。去年の北京のデモとかではそれをやっていた。
  東シナ海のガス田開発も、中国側は十年以上前に共同開発を持ちかけたのに、日本が返事しなかったため、待ちきれずに単独開発に踏み切ったのだとも言います。日本政府の怠慢が今日の事態を招いたということにもなります。というのも、ガス田や海底資源開発はひたすら日本がぐずぐずしすぎていたというのも事実。いろいろな意味で政府・各省庁の采配ミスを中国に転嫁してる部分が多いのは確かではある。
 でも、いささか論調が変なことは間違いないよなぁ……軍事面では中国の言い分を無批判に掲載してるのみだし、 日中比較すれば、日本の軍事力は中国を圧倒しているのです。というのは、ちょっとねえ……日本の軍備は防衛を前提に特化しているということを無視して諸元を比較しただけの能天気発言としか思えない。別に中国が即刻の脅威というわけではないけど、「脅威でありえない」というのもまた変。
  それだけに日本は国際法、国際ルールで中国に対処し、言うべきことはキチンと言うべきです。「国際ルール」というのが明文化されたもののみを指すのなら「寝言」、明文化されてないものも含めているのなら、まっとうな言い分だと思います。
 いや、個人的にはもっとも大きなとんちんかんは、「同文異種」の例出の仕方なんですが。中国の(デモなどでの)対応が適切かどうか、にこれでつなげるのは無理がある。
 ここら辺は「なにが原因か」と「どうすべきか」は色々入り組んでて「こうすべき」と簡単に示せるものでないのはわかるのですが、読み方の方向性を示すなり、判断材料提供に徹するなり、スタンスををはっきりさせてマスコミももうちょっとがんばって欲しい。


2005年01月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[読書] 幻のスーパーカー/福野礼一郎

 少し前に読み終わっていたのだけど、今更に。
 正直、この本について云々吟味することは私にはできない。その技量も知識もない。なら語らなきゃいいじゃん、というのは正論だが、困ったことに読んだことの興奮はなにかを語りたくなってしまうのだ。ほんとにまったく。
 後書きによるとスーパーカーマニアのバイブル的な取り扱われ方も一部でされたみたいだけど、福野氏はそれを否定する。その前振りというか、理由はご丁寧に前文に記されている。
 そもそも物事を静かに深く考えるようなタイプの人間は雑誌のライターになれない。
 雑誌には締め切りがある。
(中略)
 世のなかの有様や社会のあり方に疑念や不満を持ったりするような人間もまた雑誌ライターには向いていない。
 雑誌には広告スポンサーがいるからである。(中略)生まれつき単純つとめて従順、不満だの疑問だの持ったりせずに物事おしなべて浅く軽く考え、右から左へ原稿を書いてウワサ話と流行に敏感になれば、それが雑誌ライターの鏡である。
「まえがきにかえて──スーパーカーの出発」P6から
 このことは決して謙遜でも卑下でもないだろう。この本にある記事は記念的集大成として入念に書かれたものではなく、雑誌記事の収録である。福野氏の言葉を借りれば「右から左へ」書かれた原稿で、その内容も雑誌掲載時から手を入れられていない。
 ならこの本の記事はいい加減なのか。とんでもない。だからこそ逆に、書いたの人間の物事の捉え方、常日頃もどうやって触れ、感じ取るようにしているか。そういったことがすべて反映されてしまう。そこに書かれている情報もさることながら、それ以上に福野氏という人間の面白み、すごさが刻み込まれている。記事の厚みはライターの人としての厚みの投影だ。
 テストドライブの体験記はあるいは官能的であり、透視の目を持って車の構造を分解する文章はエロティックですらある。そして機械を通し、その背後にいる人間を読み取ろうとする真剣勝負そのものの気迫。
 とてもそれらは私の言葉では伝えられず、ただ感想と称して書き連ねるしかできない。物事の姿勢、というか、あり方というのは、こういうことなのかと、楽しみながらも思わず居住まいを正してしまう。


2004年01月10日() 旧暦 [n年日記]

スティール・ボール・ラン、キター! その2

 本日発売の「ジャンプリミックス ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けないVol.27 吉良吉影の新しい事情3」(長いな)に、次号ジャンプより連載開始の「スティール・ボール・ラン」の予告が。それによれば「主人公の名前はジャイロ・ツェペリ」「意外な登場人物が──?」だそうで。“ツェペリ”って、ツェペリさんの身内?(シーザーの父親とは名前が違うから、シーザーの親父ではありえない。シーザーの叔父?) おそらく「ジョジョ」と同じ世界ではあるのだろうけど、主人公がジョースター一族でないということは、「ジョジョ第七部」の可能性は少なそう。あと、「意外な登場人物」というのだから、やっぱりアメリカに渡ったあの男が出てくるのかしらん?
 年末に 消えた少年たち/オースン・スコット・カード を読み終える。父親のステップの仕事の関係上、田舎町へ引っ越してきたフレッチャー一家。しかし、ステップは新しい仕事先になかなか馴染めないが妻のディアンヌが出産を控えているため、辞めるわけにはいかない。長男のスティーヴィは学校で教師からイジメを受けたことを家族に明かせず、苦しむ。一家が田舎独特の人間関係に悪戦苦闘する中、スティーヴィが「見えない友達」を作り出してしまい……
 どこの書評でも触れてるとおり、最後の最後でそれまでの日常とあからさまに違和感のある世界に反転してしまう。その点をどう捉えるかで評価は激変してしまう。カードがSF小説家だということを知っていれば(これはSFジャンルとして売られている本ではないけど)そこまで驚かないとは思うが、個人的にはやはりバランスを崩してると思った。だが、そこに至るまでの家族の苦難とそれを乗り越えて絆を強くしていく様は、なにげない日常の連続ながらも力強く、共感させられる。自分みたいな一人身でも、「家族ってイイナァ」と思ってしまうくらいだから。最後のアレも、家族の絆という主軸から外れているわけではない。ただ、斎藤由貴による後書きは、ちょっとはしゃぎすぎている感じがして、浮いていると思った。のっけに「忙しいけど、モルモン教徒の作者が書いた本だから受けた」みたいなことを書かれても……
 今週末の用事を次週に延ばしていただいたので、丁度都合がついて、 旭堂左南陵師匠 の第二回植田寄席に。いや、これのために「都合が悪い」って言ってたわけじゃございませんが。前回より客足も悪く、前座もすべり気味だったので(申し訳ない言い方だけど、やはり後出の師匠がたとは年期の違いを感じた。ただ、若いだけあってがむしゃらな感じは好感)「こりゃまずいかな」と思ったけども、出し物がすすむにつれ客の方もノリがよくなり、トリの 四代目三遊亭歌笑師匠 ではかなりの盛り上がりを見せる。歌笑師匠は戦後に人気を博した 三代目三遊亭歌笑師匠 の御実弟。新作落語や純情詩集などが有名な先代と違い、こちらは古典落語をメインとした芸風。つっても、枕で師匠が先代をまねて演った「豚の夫婦」を聞いて、私もはじめて「あ、あの人だったのか」と気付いたんだけど。面目ない。演目は「うどんや」。よく知られてる演題なんだけど、オチを知ってても独特の間、しゃべりの緩急のつけ方に引き込まれてしまう。うどんを食う食いっぷりだけでも十分金を取れる芸になってるんだから、これをかぶりつきで見れたとなれば、なんだか得した気分になる。師匠は明日から大須演芸場で出演なさるとか。私はちと行けそうもありませんが。次回は二月の十四日のバレンタインデー。場所は変わって植田駅近くの喫茶店ORI COFFEE。


2003年01月10日(金) 旧暦 [n年日記]

春なのに〜

 新春から、周囲がバタバタ。こっちもストレスがたまるのだけど、周りの人たちもまったく無血なわけではないことがわかっているので、周囲の不安や不快感を無用に煽らないようにこちらはこちらでできるだけ平静を装うしかないのである。ハーブティーでも飲んで落ち着こう。(似合わね〜、ってか、ワシがハーブ言うとハーブ・マーリンの方みたいだな。内臓占いしますか?)
 研究室の留学生のWさんが中国に戻るので、送別会。新年会みたいな感じになって、ささくれ立ってた心が少し癒されましたですよ。
 今日、別の中国人留学生のCさんが、PCにWinXPを入れるというのでちょっと見てあげてみる。比較的スムーズに進むのだが、中国語の入力をするにはどうしたらいいのかと聞かれる。んなこと言われてもこっちもわからんので調べると、XPには各国語対応の入力が標準でできるらしい。こいつぁびっくりだ。しかし、中国語の入力はできるだけしたくない、と渋っている様子なので(Cさんは無茶苦茶日本語が堪能である)、何故かと聞いてみると、中国語の入力は文節変換というものが無茶苦茶やりにくいらしい。変換の精度が悪いのだそうな。それが根本的な不可避の事象なのか、それともシステムが改善されれば良くなることなのかまではよくわからないがそういうことらしい。実際に変換をするところを見ると、日本語の入力などと比べて確かに変換の精度が悪かった。う〜ん、そういうものなのか。
  .hack//黄昏の腕輪伝説 の第一話を見る。一応、昨年前期に放映していた .hack//SIGN の続編のようなものなのだが、実際には続編ではなく、まず .hack というゲームがあり、そのマルチメディア企画として、ゲームの前に起こった事件を描いたのが先に放映したアニメの .hack//SIGN であり、ゲームの後の出来事を描いたのが今回の .hack//黄昏の腕輪伝説 になる。「黄昏の腕輪」は、元々はパソコンゲーム誌の コンプティーク でのコミック連載として展開しており、キャラクターもかなりコミック化に際しデフォルメされている(そりゃ、貞元キャラなんかそのまま描くほうが難しいわいな)。
 世界観は連続していると言っても、キャラクターデザインだけでなく、主人公・登場人物もまったく異なるが(「蒼天のバルムンク」なんかは全作通じて名前が出てきてる例外)、「アウラ」なるキャラクターが中心になるという意味では、まあシェアワールドみたいなものではある。
 ここまで説明。
 で、その「黄昏の腕輪伝説」だけども、実は原作は読んでいたけどもまったく期待していなかった。が、案外と第一話を見る限り、演出、動画の面ではわりと良い、という印象。話も、最初からネット上のコミュニケーションというわりと重めのテーマが見えていた前作(SIGN)と違って、軽く、流して見る分には悪くなさそう。一応、様子見。
  ストラトス4 を友人に融通してもらう。東京の友人が「らいむいろ戦奇譚」と並べて言っていたり、事前に「宇宙版ハミングバード」とか散々な前評判だったのでまったく期待してなかったけど、意外にも世界観がしっかり構築されていて、期待が持てそうである。スタッフ・キャストを見ると、 ヴァンドレッド の布陣とも結構重なってるみたいだし、悪くないかもしれない。ただ、一話目からちょっと作画のつらいところがあったのが不安材料。
  レッシグ教授の著作権法に関するQ&A日本語版 。レッシグ教授って言うと「 コモンズ ネット上の所有権強化は技術革新を殺す 」でその道のかたには有名ですが(私は読んでません。ちなみに)、最近の過剰な著作権保護の傾向(実際には著作とは無関係の企業の権益保護)に関する質問への教授の見解です。著作権が元の意図からはずれ、市場における流通の企業権益保護のために拡大しているという現状は以前からあちこちで指摘されているわけですが、まあ、理論武装には一読して役に立つかもしれません。
  ドラえもん実現へ向け、バンダイ、米企業と契約 。多分、多くの人は「大山のぶ代声のタヌキロボットより、四次元ポケットとひみつ道具を実現させろや、ゴルァ!」と思っているでしょう。いや、四次元ポケットだけでいいからお願いします(部屋の様子を見てため息)。


2002年01月10日(木) 旧暦 [n年日記]

たまには先輩風を吹かせて…

 後輩がセミナーのために論文読みをしてるのを高見の見物^H^H^H^H^Hもとい、ちょいと見てみたり。でも二人のうち一人の読んでるのはちょっと初心者にはきつ過ぎ。お前がやれと自分に言われても0.2secくらいで「ヤダ」と即答するだろうシロモノ。素人にはお薦めしない。
  MSが大量投票で自作ジエーン 。所詮はネット投票なのだけど、そこにここまでむきになるMSも可愛いと云うか…
 ここんとこなんか妙に自称「ファン」と云う存在の厭らしさがそこかしこで鼻につく。完全に自分の立場を履き違えた発言(例えばナイター見ながら「俺が監督だったら絶対優勝」と云ったほろ酔い加減のくだでこそ許されるものを公言して憚らないような真似)なんてのは、プロの送り手側にとっては失笑に伏すくらいのものにすぎないのだろうけど。ちょっと毛色の変わったものを作ると「ファンを裏切った」「ないがしろにした」とか騒いで、まるで生死に関わるかのように叫びだす。別にファンはそれで死ぬわけではないが、作り手はそれに生活をかけてるのだ。もう少し腰を落ち着けた視点が持てないのだろうか? 出来たものを見た上で面白い・面白くない、好き・嫌いを判断すればいいんではないか。ファンってのは作り手を育てる物(良い意味でも悪い意味でも)だとは思ってるけど、「同じファン」と括られるのが恥ずかしい人を最近よく見てしまうので。ちなみにこの話は私がファンサイトやってる作品とは違う作品の話ね。
 あと愚痴ついでにもう一つ。ここ最近風邪で体力が落ちていたせいだろうか、オタクのすまし顔が異様に気に食わなかった。自分だってオタクだろ、と言われればそのとおりなのだが、つまりは自分のすまし顔も気に食わないのだ。個人的な考えで申し訳ないが、人間の趣味とか嗜好とか云うものは、根っ子の方はどろどろと生臭くおぞましいものが渦巻いているように思う。結局はそれをどう昇華させているか、なのだが(別に趣味の問題なのだから、人様世間様の迷惑にならなければ昇華させる必要はないのだけど)、底が浅い癖につまらない文化人面をしていて、自分のつまらない趣味を小奇麗に飾り立てているつもりになっている人間と云うのは見るも無残だ。自分のハラワタにつまった排泄物を薄皮一枚でどうにか体裁を整えているようなものだ。自分自身がそうだからかもしれないが、オタクがその手の人間の中で最も目に付く。薄皮の向こう側が透けているのにも気付かずに好い気になって恥ずかしげもなく世間様を堂々と闊歩しているのを見ると(全員がそうと云う事ではないが、そう云うのが少なからずいるのも事実)反吐が出ると云うのが正直なところ。別に罪悪感を持てとか趣味を改めろと云う事ではない。だが何が透けてるかよく見返して、世間様をそれで闊歩する事を慎む程度の羞恥心は持って欲しい。「マイノリティの権利」で美意識のなさが正当化されるわけではないのだ。


2001年01月10日(水) 旧暦 [n年日記]

泥沼の様な

 え〜、昨日、一昨日と「心では重すぎる」の話をしたわけですが、ちょいと一晩読み進んでみた訳です。進まねえ。
 いや、文章はいわゆるいかにもな「名文」ではないものの、読ませる文章なんですよ。確かに厚い本だってのはあります。ハードカバーで一段組で原稿用紙1300枚分だっつーんだからあなた、ホントに人を殴って殺せますよ。しかしいつもめんどくさい文章は斜め読みですっとばすオイラが、数時間かけてようやく400ページ弱とは…
 内容が難解とか、読む気がしないというならわかります。だがそうではないです。続きが読みたくてたまらない。しかしなかなか進ませてくれない。一文、一文に世界、物語の背景、人物の背景、感情、そういったものが練り込まれている。一文も落として読めない。ちょっと眠いと、何かを頭の中から取りこぼすのが恐くて続きが読めないくらいに。
 正直まるで目の前に岸があるのに、泥沼の中で重い足を引きずって岸へ辿りつこうとしてる気分。それでも岸に向かわずにはいられない。

甘くてスイート

 実家に帰ってた時の話。お節に入ってた人参が京人参だったのですよ。こんなに美味い人参は初めて食った、って気になりました。注意しときますが、これはうちの母親の料理の腕が上手いってことじゃありません。むしろ下手の部類です。最近は父親の教育の成果か、上手くなってきたみたいですが。
 人参そのものが違うってことなんです。甘くない。それでいて噛むと味が出る。人参ていうと子供の嫌いな野菜No.1みたいなものですが、何故かというと苦いから。で、最近の人参ってのは甘さを上げた品種が主なわけです。子供は甘いもの=おいしいという単純な味覚になりがちですから。でも、何故かその甘い品種ばかりが出まわるようになってしまった。理由は知りません。ただ、消費者の選択の巾は狭くなり、味覚と価格以外のもので市場が支配されてしまった。もし、自分が食べてるものがどう変わったのかちゃんと観察してれば、ここまで一方的にはならなかったかもしれません。娯楽でも同じ。子供の食べやすいように噛み下したような、そして甘く味付けされたものが大量に出まわってる。流行とかは世代やグループで通じる共通価値の確認の為の貨幣の様な部分があるので、奥深くないとか精神性が無いとかいうのは間違いという事もります。しかし、みんながみんな子供の味覚になった結果、本当に「美味しい」ということがどういうことかわからなくなってしまった。あるいは、噛み下されたものしか受けつけなくなった大衆は、それに飽きた時何処へ向かうのか。
 昔の主婦とかは生活とか家事に追われてたと思われてるし、事実そういう側面もあると思います。でも、その中には美味しいものが何処へ行けば手に入るのかとか、そういうコトを考える事も含まれていたでしょう。今では本当に忙しい共働きとかもいるだろうので、別に家事に頭を使わないことを責めるとか、そういう意図はありません。でも消費者である以上、性別とか年令に関わらず、一体自分が何を欲し、何を消費しているか、というのをちょっと考えてみるってのも必要ではないでしょうか?
 噛み下した甘いお菓子しか受けつけない大人の社会なんて、なんか気持ち悪い。