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2006年12月03日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#40とカブト#43

  ボウケンジャー #40「西のアシュ」。高丘の祖先に封印されていた西のアシュ・オウガがクエスターたちによって解放される。クエスターたちはオウガをたきつけボウケンジャーたちにぶつけてる間に、プレシャスを奪おうというハラなのだ。しかも、オウガは映士の母・ケイと因縁が深いらしい。アシュの身で人間の子を産んだケイの魂が死後も苛まれているのを救うため、オウガは映士を仕留めようとするのだが……

 どうもクエスターたちが他のネガティブシンジケートの協力もとりつけ、プレシャスを集めてでかい戦いを仕掛けようとしてるみたいだけど、まだ最終エピソードには早いよなぁ……クリスマス商戦に向けた展開かな?
 そのせいもあってか、劇場版オンリーだった合体パターン・ダイタンケン(ボウケンビークル6〜10までの合体)も登場。
 しかしオウガがいじましいのか往生際が悪いのか、なんともビミョーですな……途中からケイの魂を救うってより嫉妬がメインの動機っぽくなってるし。声が八尾一樹ってあたりも、微妙な女々しさを演出。
 しかし、案外とオウガやケイは人間くさいので、愉快犯じみたクエスターたちは別にアシュの標準って訳じゃないのか。


  カブト #43。パーフェクトゼクターの力で乃木を倒したカブト。だが、乃木は倒しきられておらず、それどころかカブトの技さえ覚えて復活してしまう。一度見た技を盗んでしまう乃木をどうすれば倒せるのか、悩む加賀美。だが天道はそれとは別に、ひよりを取り戻す手段を考え続けていた。そんなとき、サルに天道が姿を見せるのだが、俺様ぶりがまったくなく、明らかに様子がおかしい。それは実はひよりと共にいた擬態天道で、ひよりの平安のためと称し、天道を倒そうとダークカブトに変身して天道に襲いかかってくる。

 こちらは間違いなく最終エピソードに入ってきたかな? 強力な敵である乃木に加え、ダークカブトまで参戦してくる。天道はひよりのいる時空の果てに通じる道を知っているのは自分の偽者だけど、わざと倒されて加賀美にその後元の時空に戻る偽者の後を追ってひよりを取り返すように頼むのだが、加賀美は危機に陥った天道を助け、「俺が超えようとした天道は、たった一人のために自分を投げだすようなちっぽけな人間じゃない!」と叱責する。加賀美も言うようになったねえ。
 加賀美の言葉に失っていた自分を取り戻した天道はハイパーカブトになってダークカブトを圧倒。だが、とどめを刺そうとしたところにひよりが現れ、擬態天道をかばう。どういうつもりなのかわからず天道と加賀美は再び混乱することに……
 それとは別の筋で、乃木から岬を護ろうとして結局倒されてしまった神代だが、「次は勝つ」と強がる神代に、岬が「現実を見なさい」と厳しい一言を……まあ、確かに神代の現実見なさっぷりはすさまじいけど、根は悪い奴じゃないからなぁ。これで自身がワームと知ったらどうなるんだか。
 一方、シャドウに復帰する気はないかと矢車と影山に持ちかける田所。矢車は鼻にもひっかけないが、差し出されたザビーブレスに、影山は明らかな未練を見せる。ネガティブ兄弟、解散の危機?
 ところで関係ないけど、なんで田所さん、いまだに幼生態なんだろう? 組織におけるポストとはあまり関係ない?

[アニメ] ストレイン#6とオリンシス#9

  奏光のストレイン #6「安らぎに背を向けて」。なんだか世界名作劇場パターンから逸脱して貧乏お嬢様状態から早々に抜け出してしまったわけですが、ロッティが、セーラが兄の敵の身内だと知らないという爆弾を抱えてるので、緊張感は維持してますな。
 しかし、リーダー格のロッティはじめ、リーズナーたちが揃いも揃ってボンクラ揃い。ガンビー乗りたちの悲壮感漂うくらいのテンパりぶりとは正反対。まあ、ガンビー乗りは位置付け的に貧相な装甲と装備で最前線に出される、板子一枚下は地獄な生活だし、リーズナーは若干安心感があるのと自分たちが戦場の中心だという自負と責任感があるんで、そうなっちゃうのかもしれませんが。それはそうと、ボンクラ精鋭なリーズナーたちの中でも特にボンクラなのがラヴィニア。どんぐらいボンクラかと言うと、ショートでもつり目でもないのに思わず惚れてしまいそうなくらい。なんつーかすんげーダメ人間。
 作画レベル的には低い方だけど、なんだかんだで楽しんでますわ。


 作画レベル低めというと 銀色のオリンシス も最初から低空飛行気味だけど、それなりに楽しんでますな。本当にあまりそういうの気にしない性質なんだなぁ、自分。
 話の構図的にはわりとありきたりで、スケール感はさほどないんだけど、そのせいか身の丈にあった話をやってるって感じ。#9ではミスズの当て馬っぷりがツボにはまりましたわ。トキト本当に酷いな。ミスズはどうもそのせいでなんかやけっぱちな行動をとるらしい。でもミスズは裏切られたと言っても良いけど、ヴォルフは勝手に先走って自滅しただけでは……「オリンシス現象」というもので過去や未来から人間が飛ばされてくるらしくって、ちょっとまだ話のギミックが見えてこないですが、なんだか古くさくも懐かしいED含めて、結構楽しめてます。

[その他] 気持ちがすさみ気味ですなぁ

 いかんですなぁ。


  【コラム・断】給食費という高い税金産経 )。「 日本だけが類例のない制度を続けている」。へ〜。類例がないんだぁ。知らなかったな。
  「イギリスの学校給食に革命!」eikokutabi.com )。あれ? 類例がないんじゃないの? おかしいですね。生活が大変だ、というのは同情しますし、学校給食から弁当に制度を変えるべきだという意見自体はあってもいいですが、話の筋が違ってませんか? あらゆる制度がそうであるように、学校給食にもメリット、デメリットがあります。それを別の制度と比較しつつ、検討をするというのならいいでしょう。でも、これってデメリットを挙げてばかりのただの印象操作じゃん。最近ではアレルギーの子供への配慮で、アレルギーがひどい場合には給食ではなく弁当持参でもOKというところもある模様。それに非難されてるのは給食を食ってるのに対価である給食費を払わない親であって、それらの親が「給食から弁当にすべきだ」と確固たる主張を持ってるわけではない。この論調では給食費を惜しんでるだけか、給食制度自体に私怨があるように見えてしまう。
 つか、 Wikipediaでの記述 を見ると、見るたびに記述が変わってなかなか笑える。


  日本「寿司」国際認証へ…韓国人運営食堂打撃憂慮中央日報 )。ん〜、ちゃんとしたもの出せばいいだけなんじゃね? つか、一々職人が日本人か韓国人かとかで区別なんかしないし、できないでしょ。別に日本食ブームにあてこむことは構わないけど、それで日本食のブランドイメージが下がるものを出されたら困る、って話なんだから。国粋主義ってなら、「日本食」の看板を使わなければいい。それだけの話でしょ。


  『陛下のガン』も笑いのネタにした『皇室中傷』芝居産経 )。別に天皇を崇拝しようがしまいが構いませんが(個人的には日本における天皇の役割と重要性を見れば、敬意くらいは払っても罰は当たらないと思いますが)、これは単なる誹謗中傷の猿芝居でしょ。他人の病気を揶揄することが常識的にどういうことかもわからないんでしょうね、多分。


  桃太郎は反男女共同参画?北名古屋 女性の会が啓発劇収録中日 )。これも調子っ外れだなぁ。性別入れ替えれば男女平等、って、なんだそりゃ。わけわからん。逆に男の雇用が制限されてる職場ってのもあるんですが、そういうところに男が入ってもいいわけでしょうかね?
 もうちょっと考えて主張して欲しい。


  ギネス掲載の肥満女性死去 米、476キロを記録共同 )。人間の体重ちゃうやろ……つか、半tの体重でも人間って生きてられるんだなぁ、という人体の脅威が。亡くなる前は体重が激減してて180kgほどだったらしいんですが……いや、確かに激減してるんですが……寝たきりだったのは、健康のせいなのか体重のせいなのかもかなりあれで……とはいえ、亡くなられた方にあまりあれこれ言うべきではないですね。すいません。

[アニメ] 牙とマイメロちょっとだけ

 「牙」、ネオトピアのツンデレメガネが実は妹属性まで兼ね備えていたことが判明。うはっwwwwwそれなんて完璧超人?wwwwww っつっても、メガネははずしちゃってるんですけどね。ノアの「メガネのない方がいい」という言葉にたぶらかされたのか。メガネなきゃただのツンデレデコ女だし。
 てな冗談はさておき、ちょっとお人好しのケモノビトが出たり、 長島雄一(現・チョー)の指導者がセト様同様やっぱろくでもなかったりで (追記:声だけでチョー氏と思ってましたが、麻生智久氏でした。ご指摘多謝。つか、でも似てるなぁ)、なんだか展開が混迷してきたような。アミルガウルの色が赤くなってたのは、あれはなんなんでしょうね?


 マイメロは、ちと一ヶ所間違いの指摘。飲食店の前にある盛り塩は、あれは魔除けではなく、客寄せのおまじない。 参照
 塩は清め塩でもあるからまるっきり間違いでもないけど、飲食店は追い払うより招く方がメインなんだから、やっぱ違うと思う。


2006年12月04日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] いかん。

 間違って土曜日の日記消しちゃった……保存はしてないし、復旧は無理か。
 こんな単純な操作ミスとは、本格的に疲れてるな、漏れ。


2006年12月05日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 出勤途中で

 なぜか駅のゴミ箱に空き瓶があるのを見つけた。ただの空き瓶だったらどうということはない。酒瓶だったとしても、そんなにおかしくも思わない。
 けど、なんでよりによってスピリタスの空き瓶が……寒くなったからどっかのロシア人が駅でラッパ飲みでもしてたんか? わけわからん。


  日本版「西遊記」に反発 中国、文化ギャップ鮮明共同 )。ん〜、正直香取版西遊記は一回見てやめたんで、非難されてもさもありなんなんですが……
原作に忠実な中国作品を世界に問うことが
……あれ?  オリジナルを尊重しないことでは人後に落ちないのでは?  ちなみに堺版西遊記は、「Monkey!」というタイトルで英国及びオーストラリアで放映され、日本では未発売のDVD-BOXまで発売されています。要は、面白いモノを作って広める方が先、って話だ。


  実刑が不服と両親殺害の少年側が控訴ニチスポ )。う〜ん、いや、弁護士の仕事は被告を弁護することだってのはわかるんですが…… 弁護側は「判決は犯行の残虐性ばかりに着目し、未熟さなど少年の特性を理解していない」って、ホントにそれで済む話? 未熟だから、両親を、というか、他人を殺しても情状酌量の余地が与えられるべきだ? ちとこの理屈は私にはわかりませんわ。


  漫画制作会社「たまくら」が所得隠しニチスポ )。流石に数人のアシが数十人に偽装してたってのは、 にわか収入があったのに税務面をいいかげんにしていたところがあったではすまんでしょう。明確な脱税意図。っつーか、アニメを作ろうってんじゃないんだから数十名のアシって一体何事よ?


  イラン人一家在留、長勢法相が特別許可与えない意向読売 )。これは、まあ仕方ないだろうなぁ、と思う。何故なら、これを許したら居留許可目的で密航、不法滞在する人間が増えるのは間違いないから。つまり不法滞在が増える一因になりうる。まあ、細かいこと言えばそれだけじゃないんだけど、違法な手段で居座ってもOKってのは、単純に納得できない。

[特撮] ライオン丸G#10

  ライオン丸G #10。先週までの戦いはさておいて、サオリの誕生日を祝おうと、コスKが獅子丸たちを巻き込んでサオリの誕生パーティを企画する。
 「飲み会で盛り上がるとサオリは脱ぐ」というコスKの嘘に釣られてカレーパーティの企画を手伝う獅子丸。でも料理がてんでだめな二人に代わって立ち上がったのが、意外なことに獅子丸につきまとうブス二人組。割烹着姿でプロ顔負けの調理を……登場させたキャラ、あますところなく使ってるなぁ。
 まあ、一応今回、獅子丸がフランキーズに絡まれて、変身もせずに相手をのしてしまったり、果心居士に選ばれし者と言われてジョーが迷ったりするんだけど、獅子丸が変身する気配に果心居士共々ホストクラブに飛び込むと、隠し芸で変身した獅子丸の姿が……ま、呆れるわな。いつもよりライオン丸が小さい(つか、ヒール分の高さがあるとは言え、サオリより小さい!)のは、多分中身に松波一喜氏が入ってたからじゃないのかな。衣装もだぶついてたし。
 登場キャラの隠し芸大会が見られたり、酔っぱらったサオリに告白されたあげくキスされて動揺して逃げる、珍しいジョーの姿といい、最終回前の休息的話っぽい。獅子丸も結局いいとこなしかと思いきや、コスKに(ほっぺに)キスされて、微妙に動揺。ライオン丸の記事で稼がせてもらってることもあってか、コスKは微妙に獅子丸に好意的だな。
 次回は初めて(にして、多分最後)の怪人、「シシトラ」が登場。豪山の手下で、獅子丸のいるホストクラブに入り込んでくるらしい。
 ところで今回のJr.の軍曹様(つか、リー・アーメイ)ネタ、パロディの中では悪くなかった。

[アニメ] おとボク#9とその他ちょっと

  おとボク #9「まりやの気持ち」。文化祭を目の前にして色めき立つ学園。そんな時、生徒会長の貴子が瑞穂に生徒の人気投票で選ばれたからと、瑞穂に生徒会主催の劇に出て欲しいと依頼してくる。貴子を敵対視するまりやは何かの罠ではと疑うが、瑞穂は考えたあげくに依頼を承諾、まりやは「好きにすればいい」と自分で言ったのに、何故か不機嫌になる。まりやは、いつも自分の後を追いかけていた瑞穂がいつの間にか自分がいなくても歩き出したことに、物寂しさと嫉妬を覚えていたのだった。
 一方貴子は、やはり人気投票で劇のヒロインを演じることになって瑞穂を意識しまくり。敵なのか友人なのか、態度のわからない瑞穂との関係をはっきりさせようとする。

 現時点でまりやと貴子の問題の話をぶつけてくるってことは、メインヒロインはこの二人にするつもりはないのかな? そうすると紫苑ってことになるのだけど、これまで存在感が薄かったからなぁ……ちと、終盤の構成が不安。
 そんなうがった見方はともかく、貴子はこれまできっちり瑞穂に対する複雑な気持ちを要所要所で描いてきたことが生きてきてますな。まりやは、伏線が足りない気もするけど、瑞穂のフォローをする姿とかは描いてきたからなぁ。
 今回はまりやがらしくなくうじうじしてるのだけど、瑞穂の今回の行動で次回はふっきれるのかな?


 で、ちとなんなのがギャラクシーエンジェる〜ん。つらい。さすがにつらい……ギャラクシーエンジェルとの落差が以前に、見所が……今回はそれが極まれり。どうも内輪ネタらしいけど、単純にネタとしてベタな割に見所も落としどころもない。いや、これまで付き合ってて言う言葉じゃないかもしれないけど、動作画はそれなりに持ちこたえてるように見えるのに、シナリオと演出がこれではなぁ……


2006年12月06日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 連絡、ってほどのことか?

 すいません、おそらく週末まで日記の更新が止まります。すいませんって誰に謝ってるんだ?>自分
 ちと時間制限付きの予定が重複した。投げ出すわけにもいかん。リーダーってのは辛いな。って誰がリーダーやねん(私じゃありません)。てか、それ以前になんでブチャラティやねん。
 ってわけで、予定が済んだら早々に復帰はします。更新がなくても死んだわけではないので、そこんところよろしく。


2006年12月09日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ストレイン#7と徹之進#48

  ストレイン #7「ラヴィニアの素敵な陰謀」。ボンクララヴィニア、大活躍の回。もちろんボンクラな活躍ですが。漏れの目に狂いはなかった!
 前回助けられてすっかりセーララヴになってしまったラヴィニアがセーラをモノにしようとあの手この手を尽くす。が、当然すべて自爆しまくり。乳掘り出してあばれまくりだけど、色気とは無縁です。宇宙時代ともなると陰謀に使う画鋲もクリスタルですよ。クリスタルである意味全然ないですが(笑)。
 しまいには全裸で艦内一周する羽目に。話に尾ひれがついて真剣にその対策を講じる上層部。いつの間にかロッティが勝手にストリーキング周回の回数増やしてるし。尾ひれの出元はそこか! すばらしいボンクラ揃いだな! つか、WOWOWで年齢指定無しなのに湯気も修正もなしでいいのか?
 でも、それでも懲りずセーラの気を引こうとラヴィニアはエミリィを隠してしまうが、それが間違ってゴミ箱に落ちてしまったため、またもやセーラはミミックを失う危機に陥る。
 他人にとって大事なものを深く考えずに持ち出してしまうラヴィニアは今回悪い意味でボンクラだったけど、よく考えればきちんと管理すべきものをそうしてなかったのはセーラだからなぁ。まあ、過去を考えれば仕方ないのだけど。
 で、廃棄されたエミリィを探しに寄港地に降りたセーラは、幽閉同然の毎日を抜け出した、人間の方のエミリィと出会う。
 ラヴィニアのはじけっぷりに史上希なバカ回かと思いきや、なんだか意外にシリアスな展開につながったなぁ。これに懲りずにラヴィニアにはおとなしくならないでいて欲しいものだが。


  徹之進 #48「てつのしん 永遠の愛に泣く」。前回、ネオ側のスパイ「トゥエルブ」であることがばれたショコラ。ショコラがネオの魔法で命をかたに取られてることを知って、徹之進はネオを倒そうと一人で白金に向かう。

 まさか、こんなにバカスカ登場キャラたちが退場するとは、さすがに思ってなかった。メグ一人(匹?)をショコラの見張りに置いて徹之進を助けに行く犬楽園の仲間たち。メグの誰にも見せなかった感情を見抜いて見張りに置いていったのは珍しくセト様炯眼。ただし、同じ想いを抱いていた者同士で、ショコラを慰めさせようというつもりだったのだろうけど、今回はそれが裏目に出てしまう。
 駆けつけた犬楽園の仲間たちもろとも危機に陥る徹之進を、メグが連れ出したショコラが救う。でも、結局徹之進が助けようとしたショコラが犠牲になってしまう展開に。サスケの時のように「まだひょっとしたら生きてるかも」でも、カイザーのように宇宙に飛ばされただけでも、ルミのように石にされたわけでもなく、明確に「死」を描写してるからなぁ……最後に長々と犬楽園の仲間たちとのお別れをするかと思いきや、メグがすっぱりそれを断ち切って徹之進と最後の別れをさせる。鈍い徹之進は最後の最後までショコラの「旅に出るだけ」というあからさまな嘘に気付かなかったが、さすがにショコラの亡骸を前にただただ泣くしかない。イワンの「もう一度バカって言ってくれ!」も泣ける。しかし、イワンっていっつも間抜けな役所ばっかだったけど、ちゃんと強かったんだ。まあ、ハスキーだし。
 次回も誰かがいなくなるらしいけど、公式の次回予告を見ると、リニアとイワンの気配が濃厚……イワンだったら、ポチと並んで主要なムードメーカーだけにショコラ以上にきついぞ。

[その他] 読んでてクスリと

 途中から積ん読だった「ローマ人の物語」(文庫版)を再び読み始めてるのだけど、「悪名高き皇帝たち」を読んでるところで、思わずちょっと苦笑が漏れてしまった。
 カリグラのユダヤ人弾圧の下りの部分なのだけど、ユダヤ人がローマ世界の中でどのような存在だったのかを、かなりの紙数を割いて説明されている。その説明と評価が、かなり在日韓国人・朝鮮人に当てはまるのが、苦笑の理由。すべてを許容し同化を許すローマ世界だが、ユダヤ人は総体としてその同化を拒む選択をした。ユダヤ人にとって良いローマ治世だったのは、それを尊重し適当な距離をとり続けた政権だった。
 どうして同化を拒んだのかということだが、虐げられ続けたがゆえに選民思想に傾倒し信仰への依存を強化してきたこと、そんな状況で強固な一神教を築いてしまったことがある。それがゆえに神の定めた「法」は絶対で、多神教であり人間の定めた法が秩序を作るローマを受け入れられなかった。しかし、特に金融関係に多く人材を輩出していたユダヤ人を、ローマとしてもかなりの程度取り扱いに注意しなければならなかった。
 で、笑ったのはローマの認めたユダヤ人の特権(兵役義務の免除)について述べているくだり。
「特殊」を認めさせたということは、「普遍」への道を自分たち自身で断ったということである。(「 ローマ人の物語18 悪名高き皇帝たち[二] 」p167)
 特別永住許可などの「特権」を日本に認めさせている在日韓国人・朝鮮人にも、まったく同じことがあてはまる。日本と朝鮮半島は、ローマとユダヤ人とまったく相同ではない。が、いくつかの特徴で共有する部分がある。日本が宗教的にゆるい国であり、他国の文化とその方面で干渉することが少ないこと。また、ローマほどではないにしろ元来日本人は外国からのものをほとんど無意識的に同化させてしまうという奇妙な性質を持っている。キリスト教のお祭りであるクリスマスでさえも、キリスト教とは無関係の「日本風クリスマス」にしてしまった。どうしても自分たち風に出来ないものは排除されるが、自分たち風にできるものならば大抵の物は取り入れてしまう素地がある。
 朝鮮半島側の特徴だが、長らく虐げられてきた民族であること。これは地政学的に中国という一大地域に頭を抑えられ、海が天然の要衝となったために諸外国から軍事的な干渉を受けることが少なく独自に一大勢力を築いた日本との間に挟まれていたことは、人ごとのようだけども不幸であったと思う。特に中国は華夷文化の国だから、必要ならば辺縁にいかなる過酷な対応をすることも平気だ。自国民に大してだってするくらいだから、他国属国となればもっと躊躇はない。
 地政学的な不幸としか言わざるを得ないのだが、虐げられた民族が築いた文化、という点ではユダヤ人と共通する。小中華思想とも揶揄されているが、基本的に自分たちと他者の区別が他の民族よりも激しい。これは個人が人として良い悪いではなく、文化の素地だから仕方ない。「同化」を拒み、「普遍」たりえない理由だ。
 また、そういう民族は身を寄せるべき権力者を判断するとき、酷薄なぐらい機を見るに敏でもある。これも仕方ない。そうしなければ生き残れなかったのだから。
 こうして見ると今日の事態はほとんど必然なのだが、問題は日本が朝鮮半島を統治する際、必然性はあったとはいえこういうめんどくさい民族に手を突っ込むということを、あまり認識してなかったように見えることなんだよなぁ。中国進出についても同じ事が言えるのだけど、日本人は自分たちがほとんどのものを自分風にして取り込んでしまうから、他国人もそれが出来ると考えてしまう。個人としてはそういう人もいるだろうが、文化としてはそう簡単ではないのだよなぁ。中国人の文化は中国人の文化だし、朝鮮人の文化は朝鮮人の文化以外の何物でもない。日本と同じような変化は無理だ。
 ローマとユダヤ人の関係は在日関係の問題のヒントになるようなならないような、だが、相手にそれを認めさせられるかはともかく、日本人と第三者に対しては「在日韓国人・朝鮮人の特殊性は日本人の押しつけたものではなく彼らの選択であり、それを選択し続ける限りは普遍性への道を自ら閉ざしている」と周知させるように努力することかなぁ。とりあえずは。
 人によっては反韓文章に見えるかもしれないけど、ちゃんと読めばわかるとおり、半島への嫌悪感は(現在は)ほとんどないし、交えてもいないのでそこのところよろしく。

[読書] 上の文に関連して

 上の文でローマと日本の共通事項として「多神教である」と わざと 書かなかったのだけど、これには理由がある。いや、多神教は多神教なのだけど、はっきりと多神教と明言しまうのには躊躇がある。
 多分、近い時期に 日本の神々/松前健 を読んだせいだと思う。この本は、古事記や日本書紀で書かれた日本神話がどのように編纂され、主要な神がどこからやってきて日本神話で統合されたかということを考察している。いや、借り物の本なんですけどね。
 日本神話の主要神と言えばイザナギ・イザナミ、天照大神、素戔嗚尊などだが、正直、昔古事記などを読んでて混乱したことがある。イザナギ・イザナミの国産みから、天照大神・月読、素戔嗚尊の誕生、天照大神への主権委譲、素戔嗚尊の追放とのその後の流れ、天孫降臨などが、部分部分で雰囲気がバラバラすぎたからだった。名前の付け方のパターンも断続的にバラバラだ。特に素戔嗚尊の混乱は激しく、無軌道でまさしく「暴風の神」にふさわしい立ち振る舞いだった高天原とは打って変わり、追放後は大人しくなり品行方正な英雄になってしまってる。というか人間になってしまってる。アニメ映画「わんぱく王子スサノオの冒険」では母を失った無分別な怪力王子が憂さ晴らしに暴れ回ったということになっているが、原典はその解釈では成立しない。そもそも、三神はイザナミが産んだのではなく、黄泉から帰ってきたイザナギの禊によって生まれたのだから、そんな親子の情がからむわけがない。
 神話とは元々荒唐無稽なもの、と思われがちだが、荒唐無稽なりに語り継がれる型というものがある。日本神話にはそれがない。天孫降臨や天照大神の誕生は政治的意図が明白だが、その他がまったくわからなかった。
 それがこの本を読んである程度合点がいった。
 あからさまに不自然な素戔嗚尊はもちろん、イザナギ・イザナミ、天照大神は、そもそも完全に関連性のない、それぞれ別の地域で祀られていた独立した神だというのがその説明だ。というより、天照大神がそもそも天皇家の祭神ではないという説がちとびっくりだった。
 どの地域にどの神がどのくらい昔から祀られているかなどを調べ、イザナギ・イザナミは淡路地方に、素戔嗚尊は出雲をはじめとして紀伊、摂津、播磨、吉備と広範に信仰されていた神、天照大神は伊勢の地方神だったのではないかと推測している。それが国の統合などや、あと政治的状況からこのようになったのではないか、ということ。
 特に天照大神は特殊で、天照大神を祭神とした痕跡を遡れるのは古くても8世紀までで、祭事や関連神社の分布などからは元々祭神は天照ではなかったのではないかという痕跡すらある。叙述ではそれがタカムスビではないかと推測しているが、農神的性質が強く日本神話にも高位の神としてかなりはじめの方から存在したことを考えると、かなりの程度説得力がある。米を主要作物とし政においても重要だった日本においては、王家の祭神としてふさわしいと思える。ただ、何故タカムスビから天照に祭神を変えたか、幾つか可能性を挙げてはいるが、根拠としてはいまいち決め手に欠ける。
 この手の地方神が国や集落の統合などによって一つの神話体系にまとめられていくのは多神教では当然のことなのだし、ギリシャ神話やローマ神話もそれをやっているのだが、日本の特殊なところは最初から最後まで、つまり世界の成り立ちから神からの支配権委譲(つか、その根拠が神の血筋なんだが)天皇家の王権の正当性の主張まで、一つの流れで全部やってしまってること。これは王権が千数百年来変わらなかったから作られた神話も破棄もされず残ってきてもいるのだが。また、だから日本神話は場面場面であんなに雰囲気などがバラバラであるということになる。
 素戔嗚尊はその編纂の過程で広範に人気のあった神を組み込むために、おそらくは性質の違う他神を無理矢理つなぎ合わせたのではないかということだ。
 もう一つ特殊なところがあって、それは普通の日本人にはほとんどそんなことが関係ないということ。各地方でそれぞれ元々信奉してた神を信奉し続けるのは当然なんだけど、ご神体という物も特にない。リンガであったりただの石であったり、まあ比較的時代が下ったところでは鏡であったりということはあるが、たとえばご神体が神の像だったりするものはと言えば、私の知る限りほぼ存在しない。戒律で偶像崇拝を禁止していたわけでも禁忌視されてたわけでもない。後世絵姿を書かれることはあったが、信仰において神を模した像のたぐいの物を置く必要性を、日本人はそもそも感じていなかった、ということだろう。背景には万物に霊魂が宿るという思想、つまりそこにあるものが神であり、別段神様を作る必要がそもそもなかったのではないかと思える。精霊信仰に近い部分もあるのだが、精霊信仰ともまた違う。そのせいか古事記や日本書紀の記述は庶民には驚くほど拘束力がない。
 こうなると、多神教は多神教なのだが、ローマなどと同じ、少なくとも共通項として挙げて良い物か迷ってしまう。だから「多神教であること」を上では共通項として挙げなかった。
 日本ってつくづく、調べれば調べるほど変な国ですわ。


2006年12月10日() 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] 何度も見たいOP

 まあ、ワタクシ周知の通りオタクでございまして、体力削りつつ週に何本もアニメとか特撮とか見てるわけでございますよ。(今数えたら三十作品近く見てた……わはは(汗))
 ただ、時間も惜しい昨今、毎回のキャスト・スタッフがテロップされるEDはともかく、固定スタッフがテロップされるOPは飛ばしてしまう傾向があるのですよね。
 アニメのオープニングとエンディングってのは、多分バンク映像と同じで使い回しで尺を稼げるというところが大きいと思うんですが。中には「ARIA THE ANIMATION」「同 NATURAL」のように毎回OP映像は書き下ろしとか、2クール作品なのにOPが三種類とかあるという「ぱにぽにだっしゅ」のような変則もあるんですが。
 とはいえOPは番組の顔。本編のイメージを代表したり、見る者の興味を惹くためのものであるわけでして、それだけの魅力が本来要求されるわけです。思わず飛ばしてしまう(数度見て、それで満足してしまう)OPってのは、おそらく個人的に求心力が足りないんだろうなぁ、と、スタッフには酷いことを思ったりするんですが。
 それでも中には何度見ても飛ばさず見てしまうOPってのもあるわけでして。
 今放送中のだと、「 地獄少女 二籠(ふたこもり) 」が典型かなぁ。第二シリーズになって手下の三人(一目連、骨女、輪入道)がそれぞれ主観となりつつも、依頼者側も微妙にぶっ壊れた、ねちっこい世界を描いて絶好調なわけですが、OPがつい何度も見てしまうのだよなぁ。OP歌詞とキャラの唇の動きがシンクロする場面とか、回り込みが多いカメラワークとか。前期のOPも見事だったけど、今回もさらに見事。

[特撮] ボウケン#41とカブト#44

  ボウケン #41「メルクリウスの器」。映士がオウガ最期の術によって石にされてしまったボウケンジャー。どうにかしようとするが、各ネガティブが一斉に動き出したこともあってひとまず後回しにせざるをえない。だが、戦力が分散してしまい、ことごとくプレシャスの奪還に失敗。そしてついにすべてのプレシャスが揃った時、とんでもないものが生まれてしまう。

 映士は身体は石に、魂は異世界に飛ばされてしまう。そこで母・ケイと出会い、平和な暮らしの幻想に浸るのだが……映士自身がうちやぶらねば仕方がない、ということで、やっぱそういう展開なのね。
 一方、四つのプレシャスから生まれた無敵の巨人・ホムンクルスを操り、ダイボイジャーも打ち破るクエスターたち。だが当然他のネガティブをあっさり裏切り、自分たちだけでホムンクルスを独占して人間世界を滅ぼそうとする。ガジャ様の「なんでいつもこうなるのだ」というつぶやきが切なす(笑)。
 次回、映士不在のままサイレンビルダーなどを出してどうにかしようとするらしいが、多分映士復活してメンバー勢揃いで撃破、のパターンか。そうすると、解決は次々週かな?


  カブト #44。天道と擬態天道との戦いに中に割って入ったひよりは、再び擬態天道と共に時空の果てに消えていく。ひよりが戻りたくないのならば……と言う天道に、加賀美はそれがひよりの真意ではないと言う。どうすればひよりを取り戻せるのか悩む天道だが、悩む間もなく乃木がエリアXを、ライダーシステムを奪おうと襲う。天道と加賀美は二人同時攻撃なら乃木を倒せると作戦を立てるが、ハイパーモードに変身したとたん、再び食が起り、時空の扉が開く。加賀美は、ひよりを連れ戻す間持ちこたえると、天道を行かせる。乃木の圧倒的な力になすすべのないZECT。危機に陥った岬を、勝てないまでも守ってみせると剣が身を挺してかばう。その姿に、流石に岬も心動かされる。だが、サソードもガタックも乃木には勝てない。ザビーザクターを再び得た影山も、加賀美のアドバイスに耳を貸さず、あっけなく倒され、協調の心に反応するザビーゼクターに再び見限られる。
 そして、天道は時空の果てで再び擬態天道とひよりに対峙するのだが……

 ひとまず、最終展開前の一段落かな? 天道は本当は元の生活に戻りたいひよりの心を見抜き、ひよりの戻るべき世界を守る、と約束し、連れ帰ることに成功する。だが、そのことで擬態天道が暴走することに……乃木が倒された以上、ダークカブトが最後の敵か?
 一方、剣、影山が次々と倒される中、天道が戻ってくることを信じ、ボロボロになりながらも乃木と戦い続ける加賀美。そんな加賀美をバカにする乃木だが、加賀美の決心は揺るがない。加賀美、天道を説教し支えるまでになるとは、成長したなぁ。
 そしてライダーシステムを奪われるくらいならとエリアXが爆破されようとしたそのとき、ついにひよりを取り戻し戻ってきた天道に、弟分である影山の意趣返しに現れた矢車を加え、トリプルライダーキックが炸裂。乃木を倒し、エリアXを守ることに成功する。考えも立場もバラバラの三人が共闘するのは、いいねぇ。
 でも、ダークカブトの不穏な動きに加え、ネガティブ兄弟の独自の動きがどうなるのかが……明確なラスボスが存在しない、ってのは平成ライダーに多いパターンだけど、ひよりをめぐって世界を守る、ということが中心になりそう。


2006年12月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] そのりくつはおかしい

 こないだに続いて「ローマ人の物語」文庫版を消化中。
 だが、19巻で妙なことが書かれていた。
 イギリスやその他の帝国主義国家を批判する前に、われらが日本はどうであったかを思い起こす必要がある。朝鮮や台湾の人々に、帝国議会の議席を与えたであろうか。日本国政府への参加を認めたであろうか。(「 ローマ人の物語19 悪名高き皇帝たち[三] 」P138〜139)
 ええ!? 与えてたよ!? つか、朝鮮半島出身の議員がいたことは有名だと思ったんだけど!?
  こっち 参照。
 半島や台湾からの立候補が出来なかっただけで、でもそれは本土以外在住の本土人でも同じ事。それでも半島や台湾からも立候補できるようにすべきだ、という主張だとすると、それはローマも属州になって間もない地域にはすぐには元老院を出す権利を認めなかったことを非難しないことと矛盾する。
 半島や台湾からの立候補を認めるつもりがあったのかなかったのかわからないうちに日本の治世が終わったのでなんとも言えないのだけど、その可能性は結構あったのではないかと思う。とは言え、歴史にIFはないのだけど。
 まあ、当の議員周りの思惑がどうだったかとかもあるだろうけど、少なくとも権利自体は認められてたことは間違いはない。
 この巻で描写されているクラウディスの評価は大変面白かった、というか共感すらできるので楽しく読んだのだけど、こういう妙なところでミソを付けられるのもなぁ。塩野七生の戦時中の日本観、なんか微妙に変な気がする。


2006年12月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ここんところ忙しくて

 アンテナ巡回とアクセスログの参照先を見るのをうっかり怠ってた。
  西遊記日本版DVD-BOX出てたんだ 。つか、あ〜、そういやそんなニュースも聞いた気がする。同時代の「うらごろし」DVDで満足したせいか、すっかり忘れてたけど。まあ、香取版西遊記とのタイアップ的要素が大きいのでしょうが、とっくに出てて良さそうなものなのになぁ。シリーズ話数が多いので、様子見してたのかな?


  安倍止まらぬ支持率急落…政権発足以来初50%割れzakzak )。まあ、安倍政権の政策方針、中でも派手に打ち出したものは実現性も具体性も欠けてるってのはわかりきってたんで、当然の結果か。インパクトのある小泉政権の後で、それを真似しても上手くいくわけがないのはわかりきってるのになぁ。つか、民衆もそのくらい見て取れるだろうに、とは思うけど。取れないものなのか。そいでもってそういう民衆の上で上手くやってくのが政治か。


  著作権保護期間、死後50年から70年への延長を巡って賛成・反対両派が議論impress watch )。いや、まあ、多くは語らないが吉ですが、松本零士御大のお言葉がいろいろ痛々しい。
 つか、敬意とは金を払い続ける期間の長さで決まるものなのですか? 勿論生活があるわけですから生存中からそれを無料開放しろとは言いませんが、先人の事物や作品にインスパイアを受けた以上、後進にもインスパイアとして繋いでいきやすくするのが、先人に対する敬意ではないでしょうか。ねえ。宇宙戦艦「ヤマト」や「銀河鉄道」999の作者の松本先生?


  「正しい和食」認証制度に米メディア猛反発産経 )。ん〜? 国粋主義って、国の名前が出てるんだから、ある程度しっかりしたものを出して欲しいってのはある意味当然と思うんですが。「アメリカ人」とふれこんで他国人がいい加減な商売やってたら、アメリカ人だっていい気はしないでしょう? 他国人じゃなくても、アメリカ人自身がいい加減な商売をしてても信頼が落ちるわけで。別に誰もカルフォルニアロールとかを否定はしてないと思うけども。
 基準は一考の余地ありだけども、ちゃんとした商売をしてれば問題ないでしょ。つか、こんなんで「国粋主義」とか言われてもなぁ……

[アニメ] おとボク#10

  おとボク #10「二人のジュリエット」。学園祭での、瑞穂と貴子が主演する生徒会主催の劇がついに目前。瑞穂を意識しつつも彼女(彼)に対する評価を定めかねてる生徒会長の貴子に、前回瑞穂に八つ当たり的に怒ってたことを自分らしくないと反省したまりや。だが、まりやはやはり二人が劇でカップルを演じることに心中穏やかでなく、劇の練習の相手役をしてる最中に、キスシーン目前であわててやはりらしくなく心を乱す。文化祭中も過剰に落ち込んだり浮かれたりで調子が戻らない。そして生徒会の劇から逃げようとするようにクラスの企画のプラネタリウム司会を引き受けるのだが……

 あ、まりやVS貴子ってのが最終展開なのか。原作ゲームでは紫苑がメインヒロインっぽいけど、この構成で紫苑がメイン、ってのは無理があるから納得。
 結局、自分の瑞穂に対する気持ちを確かめようと劇の会場に向かうまりや。だが、見に行ったときに丁度アクシデントをごまかすため、瑞穂が本当に貴子にキスしてしまう様を見てしまう。そのことで動揺した自分に、ようやく自分の気持ちに気付くまりや。一方、貴子も完璧にデレスイッチが入ってしまい、瑞穂をめぐってのこの二人のドラマってことになるのか。
 でも、まりやは瑞穂が男だって事を知ってるけど、貴子は知らないわけで。そうなると、普通は結論は大体そっちになるだろうけど、お手並み拝見といきますか。


2006年12月13日(水) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ライオン丸G#11

  ライオン丸G #11。獅子丸の努めるホストクラブに、真影という男が新人ホストとしてやってくる。真影はやってきた客を片っ端から奪ってめろめろにしただけでなく、獅子丸ラヴのブス二人組まで奪ってしまう凄腕。だが、その手腕はどうも尋常のものではない。
 そんな時、前回サオリにキスされたことで「責任を取るために、付き合う!」と意気込んだジョーが獅子丸に相談。獅子丸は自分がサオリに襲いかかったところをジョーが助けるというベタな作戦を提案する。ところがサオリはジュニアから獅子丸のキンサチを奪うように命令されていた。のみならず、手はず通りその場で待ちかまえていたジョーを、真影が不意打ちし、めった打ちにしてしまう。


 あからさまに怪しげな新人ホスト真影は、案の定豪山の刺客。獅子丸の立てた作戦の不意を突いてキンサチギンサチを奪ってしまう。そして、何故か二人以外に抜けない両刀を抜き、異形の怪人・シシトラに変身。ついに怪人登場。っつってもキンサチとギンサチ、両方奪われてんじゃん! 主人公変身できないじゃん!
 変身できない二人を、現れた果心居士が救うのだが、それこそが豪山の狙いだったらしい。残飯をあさって食あたりした果心居士を、獅子丸は憎まれ口を叩きながら助けたのだけど、なんとなく爺さんやばいかも。
 ジュニアは豪山の息子ながらその真の目的も、正体も知ることがなくって、変身できるがゆえに豪山に目をかけられた獅子丸とジョーに嫉妬を抱いているのだが、次回、予告の台詞と映像を見る限りではそのジュニアが大きく関わることになるらしい。
 ところで真影、二枚目もエキセントリックも似合うと思ったら、唐沢充でしたわ。流石こういう役似合うな。


2006年12月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日も疲れた

 殺生仕事は堪えるわ。でも懲りずにヲタ話をする漏れw
 ところで「文庫版ローマ人の物語」の21巻が見つからないんで仕方なく購入して読んだら、以前11巻当りと間違えて読んだ巻でしたわ。だからどっか山の中に埋もれてるはず。わはは。

[アニメ] ブラクラ#23とストレイン#8

 疲れてるんで、簡単に、になりますが。
  BLACK LAGOON #22「Snow White's Payback」。組を存続させ皆を守るため跡目を継いだ雪緒だが、高砂会は自ら言い出したにもかかわらず雪緒の継承を認めず、高砂会とホテルモスクワの両方に追い詰められる鷲峰組。偽善者であることを助けようとした雪緒に糾弾され悩んでいたロックは、よりによってバラライカに詰め寄る。

 ロックがある意味自分の立場を俯瞰して、「趣味的偽善者」であることを宣言してバラライカの興味を買う。でも、バラライカが高砂会を潰しても、破滅を望んでる連中を止められるわけがないんだよなぁ。
 帰郷編は、登場人物の行動ロジックはわかるけど、どいつもこいつも破滅しか向いてない、しかもカタルシスのない破滅なんで、どうにもこうにもなんだよなぁ。
 そもそも、雪緒が組存続にこだわってるのも、ごく個人的な、ただ一人に向かってる感情故だし。


  ストレイン #8「グォール空間補給廟」。間違って回収されたゴミに紛れてしまったエミリィを探し、寄港したグォールに降りたセーラ。仲間たちも一緒になって探すが、エミリィは見つからない。何故自分のためにこんなに一生懸命になってくれるのかと問うセーラとカリスがいい雰囲気に。さらに、謎の少女がセーラにつきまとう。だがそんな状況も一変、グォールに敵が来襲したため、出撃命令が下る。そしてその敵とはセーラの兄、ラルフだった。

 前回のおバカ回とうってかわってシリアス。カリス、キャラが立ってないわりに一気に死亡フラグが立ったと思ったら、その回で本当に死亡とは。この番組、そのへん本当に容赦ないなぁ。ラヴィニアは帰還命令を無視してセーラの元に。いや、良心の呵責はわかるけど、それはやっちゃだめでしょ。それを聞いてロッティもセーラの元に向かうのだが、そのためにラルフとセーラの話を聞き、セーラが兄を殺したラルフの妹だと知ってしまう。あ〜、早々に爆弾破裂ですか。1クール作品はやっぱ展開早いのう。それと、ラヴィニアがシリアスモードなんですが……死亡フラグ?


2006年12月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] ええ〜!?

  宇宙基本法案、2月に国会提出へ 与党PTが方針朝日 )。ここしばらく国政ニュースから目を離していたんで全然しらなんだ。個人的には上手いこと宇宙開発の予算に貢献するのなら面白げと思うのだが、実際のところはどうなんだろう? 宇宙開発方面なんて、はっきり言って強い勢力じゃないから、いい加減に扱われるんじゃないかという気も……


  米バーガーキング、日本に再上陸日経 )。そっか、撤退のニュースからもう五年も経ってたのか。一度も行ったことがなく、噂に聞くビッグワッパーとはどんなもんだろうと思ってたんですが。でも、本国のメニューと同じとは限らないんだよな。ロッテの系列になるみたいだし。でも食ってはみたい。


  法人減税、検討課題でも触れず 与党税制大綱朝日 )。景気の上向き感が協調されてた企業へは減税で、実感できないと言ってた一般家庭は無視されるってどういうことよ!?
 というとありふれた井戸端会議的愚痴なんですけどね。んなもんで満足するわけもなし。
 いや、企業減税は、実を言うと別に反対ではない。経済活動を活発にすることにより、市場を活性化させる、というのは、一概に間違いではない。けど、それは企業利益が末端、特に従業員の経済貢献にフィードバックされる政策とパックなら、という前提で。じゃなきゃ、企業減税のあおりはどこに回されるかというと……経済を全体で見てない感じがひしひしと。

[アニメ][その他] 川城和実氏について

 いや、ちょっと前から気になってたんですが、この方ってどういう方なんでしょう?
 見てるアニメでプロデューサーをやってられることが多いのに気付いたのがごく最近。でも、どこの社員でどういう形で関わってるかってのが、まったくわからないんですよね。なにをされてるかってのがわからないんでなんとも言えないんですが、それなりに気になる作品に名を連ねてるという事実自体が気になる。どういう人なんだろう?


2006年12月16日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 徹之進#49と地獄少女二籠#10とおとぎ銃士ちょっとだけ

  徹之進 #49「てつのしん 宇宙で大切な友を失う」。ショコラが死に、ハンゾウをはじめ犬楽園の仲間たちも怪我を負ってしまい、徹之進も落ち込んだまま。だが、ネオは手をゆるめず、密かに打ち上げたキラー衛星によって八本木を壊滅させると宣言してきた。それを防ぐためにヒルズロボをセトの犬魔法で宇宙に上げ、衛星を破壊しようとする。比較的軽傷だったリニアとイワンが名乗りを上げ、そしてイワンがはっぱをかけるために徹之進をつれていく。

 いきなりロボが3Dになってるよ! リニア、死亡フラグ立つの早っ! っていつもながらどこから突っ込んだらいいんだか。宇宙に上がったロボを待ち受ける偽ロボ。オリジナルにはない肉球光線を持つ強敵に、ハカセ、頭を残してあっさり自爆で相打ち。おいおい……ロボ送った意味ないじゃん。
 頭だけでキラー衛星に乗り込む徹之進たちだが、迎え撃つ衛星内の迎撃システムを簡単に撃退してしまうイワンとリニア。イワンはともかく、リニア、三解してるよ……でも徹之進も役立たずではなく、最後のセキュリティの合い言葉をノリで正解させてしまう。これまで散々伏線が張られてたけど、やっぱネオと徹之進の関係って……
 でも、衛星に爆弾を設置するのには成功したが、迎撃システムが行く手を阻む。リニアが追っ手を引き受け、イワンが嫌がる徹之進を無理矢理連れ出す。いつも通り「バカ!」という徹之進に「リニアの犠牲を無駄にしたらホントのバカだ!」と答える。
 そしてイワンは、徹之進一人をヒルズロボの頭部に乗せ、自分は衛星の外に頭部を押し出すために残る。最後にわざと「バカ」と言わせるイワン。道化役が多かったけど、本当は全部を承知して進んで道化をやってる大人だったんだなぁ。
 しかし児童番組で、確かにやってることはいろいろおマヌケにやってるんだけど、本筋は本当にハードになったなぁ……次回は歯が欠けるようにメンバーがいなくなった犬楽園がネオを倒すために、生き残りのうち一人に犬魔法を伝えようとするらしい。誰なのかはまあ最初からわかってるようなものだけど、ほぼ確定したも同然の徹之進とネオの関係が、最後にどう響くのか……


  地獄少女二籠 #10「曽根アンナの濡れた休日」。曽根アンナって誰? と思ったら「ほねおんな→そねあんな」かい(笑)。
 今回は千葉繁声の映画青年崩れのダメ男哲郎がメイン。骨女を主演に映画を撮りたいとナンパしてきたのがきっかけで、哲郎とその奥さん、そして同棲相手と奇妙な交友関係を結ぶ。何をするにもいい加減で臆病者で中途半端で、周りに迷惑をかけてばかりの哲郎だけども、悪気のなさと愛嬌ゆえについつい付き合ってる女たちも許してしまう。小さな事件は起こったが、特に殺したいほど憎んでる、という人物はいないはずなのに、その哲郎の地獄送りの依頼がやってくる。哲郎は骨女に地獄送りを告げられても「男と女をテーマにしてきた俺だから、そのくらいの覚悟はできてる」と諦め顔だが、実は依頼の理由はさらにろくでもないことだったり……
 毎回通り一辺倒でない話が続くけど、今回もまた奇妙な話だったなぁ……哲郎のダメ男ぶりと、それをついつい許してしまう女たちの奇妙な関係が甘ったるく腐ってて、でも心地よく、とてもおもしろい話でした。60〜70年代ロマンポルノっぽい雰囲気?
 本当は映画を撮る夢なんてとっくに風化してて、残滓でその夢を語ってると自分でも半分気付いてる男と、ろくでもない男に呆れつつも、その男が作り出す空間に奇妙になじんで居心地の良さを覚える女たち。そんな幻想の空間を破綻させるきっかけになったのは、哲郎の夢を大まじめに受け取り、思い込みで実現させようと暴走させてしまった若い女。形もろくでもないが、哲郎はそこで最後の駄目押しのように自分にはもう映画を撮るつもりがないことを思い知ってしまう。そして人生を郷里でやり直そうと、女たちと旅行に出た先で……
 今回細かいギャグが入ってて、珍しく口にした冗談がすべって赤面する閻魔あいとか、 「豊田六八」って名前とか……そんな理由で地獄送りかとか。運がないときはないんだろうけど、それでも今回の地獄送りは悲惨そうではなかったな。


 おとぎ銃士、白雪も本当に「姫」だったのか。故郷を継母に乗っ取られて、出奔同然なのだけど。あと、「たがめとげんごろうの夫婦」って……田亀源五郎先生?


2006年12月17日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#42とカブト#45とその他

  ボウケンジャー #45「クエスターの時代」。オウガによってシルバーが石にされたことに加え、クエスターの目覚めさせたホムンクルスの圧倒的な力に、ダイボイジャー、アルティメットダイボウケンまで破壊され、クエスアーたちになすすべのなくなったボウケンジャー。そんなクエスターたちに、レッドは唯一無事だったサイレンビルダーをホムンクルス共々自爆させて倒そうとする。だが、そこにレッドの意図を悟った仲間たちが駆けつける。

 クエスターの大侵攻編、今回で終了。あと一週かかるかと思ったんだけど。ネガティブの中でも暴走気味だったクエスターだが、ホムンクルスの圧倒的な力にボウケンジャージャーはなすすべがない。レッドが特攻を覚悟するが、それを押しとどめるのはこれまで築いてきた仲間の絆。映士も、偽りの安らぎを打ち破り仲間の元へ。ぎりぎり修理の間に合ったダイボイジャー+ダイボウケンでホムンクルスを撃破。そして、クエスターとの最終決戦。
 手ごわい敵だったクエスターたちはこれでさすがに最後だろうけど、そうなると、「ネガティブシンジケート」という不特定多数が相手だったボウケンジャーの戦いは、どういう形で締めになるんだろう? これからがいよいよ最終章?
 でも、次回、美少女サンタって……ヲタ方面に影響受けすぎだって。


  カブト #45。身を挺しての行動で、ついに岬の心に訴えた神代。陸によりネイティブの幹部らしい根岸に引き合わされた天道も、神代をZECTに参加するように勧める。だが、ZECTに入った神代の行動は、岬本位主義。以前と同じとあきれながらも、岬もまんざらでもなさそう。クリスマスのデートの約束までとりつけてしまう。
 だが、そんな神代と岬に心穏やかでないのは、神代の正体がワームだと知っている加賀美。神代の正体を告げるわけにもいかず、勝手にしろと逆切れして飛び出してしまう。
 だが、神代と岬のデートの当日、倒したはずの乃木が再び現れる。そして神代は岬を守ろうとサソードに変身するのだが、乃木に圧された神代は、岬と、駆けつけた加賀美、天道の前でスコルピオワームの本性を現してしまう……

 じいやが久々に出てきたよ! って、それよか、神代が最後のキーパーソンになるらしいってのがびっくり。加賀美とじいやだけが知り、ひた隠しに隠してきた神代の正体がついに明らかにされてしまう。神代自身もそれを知ってしまうってのが……神代自身はバカだけど憎めない奴だけに、この展開はきついなぁ。自暴自棄になった神代は、次回、ワームの側に立ってしまうらしいが、これまでの神代から、それで終わるとは信じたくないなぁ。
 なんか今回主役は神代っぽいけど、今後の展開に向けて擬態天道が乃木の誘いを受けたり、天道がひよりに行動を擬態天道と共にした理由を聞いたりとかもある。その中で変なのは、陸もへりくだってるのにやたらと低姿勢な根岸に、「もうZECTを手伝わない」と、自ら鎖で縛るネガティブ兄弟たち……矢車の姿に感動して「すごいや、兄貴!」と自分も倣う影山、絶対おかしいよw
 次回から本当に本格的な最終展開らしい……このままで終わるとは思えない神代といい、いまだその真意が不明なネイティブとマスクドライダー計画の全容が、今後の展開で明らかになるんだろうか?


 ところで、仮面ライダーの次シリーズは、「電王」って情報があるんですが……使う武器によって四つのフォームを使いこなす、ってのはまあいいんですが、電車に乗ってくるって話は、本当かしらん? さすがにそれを「ライダー」と呼んでもええのかどうなのか……

 同様にプリキュアの新シリーズは「プリキュア5」って……「ふたりは」じゃないんかい! 結局戦隊パターンに落ち着くのか……まあ、ええですけんど。


2006年12月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] くよくよするときもある

 っつーか最近しっぱなし。多分環境変化にもろもろ気持ちの整理がつかず、奥底にためたストレスが変な形で出てしまい、それでまた自分の行動に落ち込む、という悪循環。
 でもそんな時、おかしなことを言ったり書いたりしたら殴りに(いや、拳で、じゃなく言葉で、ですよ)来てくれる友人・知己がいるのは本当にありがたいと思う。
 自分でも自分の行動をどう抑えて良いかわからず、とっちらかってる時にきちんと付き合ってくれると、話してて段々自分の気持ちに整理がついてくる。
 人から見てほめられたものじゃない人生を送ってますが、こういう知人友人がいるってのは、本当に身に余る幸せだと思う。


2006年12月20日(水) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ライオン丸G#12

  ライオン丸G #12。獅子丸と錠之丞はキンサチ・ギンサチを真影に奪われ変身できないばかりか、真影がキンサチギンサチを使って変身したシシトラになすすべがない。そこへ助けに入ったのは果心居士。だが獅子丸たちも予想しなかった果心の強さにもかかわらず果心は傷を負い、またサオリも何者かにさらわれてしまう。助けに行こうとする獅子丸だが、「今は耐えて錠之丞を連れて逃げろ!」という果心の言葉に、涙をのんで傷ついた錠之丞を連れて逃げる獅子丸。
 果心はシシトラに追い詰められ、もはやこれまでか、と思われたところで突然シシトラが苦しみだし、変身が解ける。唐沢充、案外とあっさり退場。のみならず、真影の姿は爛れたようになっていた。真影は豪山の作り出したスカルアイの完成形「アカアオ」で操られており、豪山はこのアカアオを日本中にばらまいて日本を支配しようとしていたのだ。果心居士は豪山との直接対決を覚悟する。
 一方、サオリを連れ去ったのはジュニアの手下。サオリからキンサチギンサチを横から奪ったのは父・豪山の手下と知り、また豪山から余計な手出しをするな、と言われ、自分が父から何も期待されていないことを実感し、暴走、部下を撃ち殺し、サオリを連れて豪山の元へ向かう。

 クライマックス目前にして急転直下。キンサチギンサチを奪われた獅子丸とジョーは無様に逃げるしかなく、果心居士は豪山と直接対決。そしてこれまで蚊帳の外だったジュニアは、何をしても父の愛が得られないと悟って暴走して豪山を殺そうし、返り討ちに遭ってしまう。
 逃亡先で落ち込むジョーを獅子丸は一生懸命おどけることではげまし、ついにジョーも獅子丸に心を開く。獅子丸はジョーに女を知らないことを打ち明けられ、童貞を切るためにソープに連れて行くことを約束する。ジョーはそのお返しに獅子丸を鍛えて強くしてやる、と言う。お互い笑い会う二人を見ると、最初の頃と比べて信じられない変化だな。
 だが、悲痛な叫びをあげて殺されたジュニアに続き、果心までも豪山に打ち倒される。果心はサオリとコスKにキンサチギンサチを預けることで、獅子丸とジョーに最後の望みを託す。
 豪山が獅子丸とジョーに何をさせたかったのか今までよくわからなかったけど、子飼いにしようとしてたのか。だけども獅子丸は俗物ながら根本的なところにある純粋さで、ジョーは獅子丸と出会ったことで殺人機械から人間に戻ったことで豪山にコントロール不可能と見なされたのか。しかし豪山、マスターといい意外な知り合いが多いな。そのことごとくに離反されてるのがアレだけど。
 次回はついに最終回、だよな。ジョーの親の仇といい、単に豪山を倒して決着、という以上のものはあるのかな?


2006年12月21日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] おとボク#11

  おとボク #11「戸惑いの練習曲」。学園祭も終わった学園で、年の最後のイベント、ダンスパーティが待ち受ける。瑞穂は生徒会から相手のいない子のパートナー役を依頼され、快諾する。だが生徒会主催の劇でキスして以来瑞穂を意識しまくりの貴子はまともに瑞穂の顔も見られない。一方、まりやも気持ちに振り回されて、引いた風邪をこじらせてしまう。そんなまりやを看病する瑞穂に、これまでにない戸惑いを見せる。貴子もまりやも高まる自分の気持ちが押し隠せなくなっていた。思い詰めたまりやが瑞穂のことを知るためにデートを申し込む。だが、その帰りに誘拐に遭った貴子と遭遇してしまう。

 瑞穂正体バレ展開。やはり貴子VSまりやが最終展開のよう。まりやはこじらせた風邪を瑞穂に介抱してもらい、これまでになく取り乱す。そして自分の気持ちに整理をつけるべく瑞穂にデートを申し込むのだが、ふざけあって瑞穂との距離を再確認をした帰り、貴子が誘拐されかける現場に出くわす。
 瑞穂はそれを助けに入るのだが、ナイフに切り付けられた胸から、パットが覗いてしまい、瑞穂が男だと貴子にばれてしまう。
 一見横暴にも見える貴子だが、実際は生徒会長という役目に生真面目すぎるくらい真面目なだけ。でも、瑞穂に想いをよせてることを自覚した今、単純に瑞穂を糾弾するとも思えない。単にかばうだけとも思えないけど。
 次回は最終回、かな?

[その他] おととい地震があったらしい

 帰途に地下鉄に乗ると、ダイヤが乱れてるわ混雑してるわで、明らかに変。車内アナウンスを良く聞くと、地震があったために徐行運転で運行しているらしい。
 で、家に帰り、風呂を沸かしてメシを作ろうとすると、どっちも火がつかない。あれ? と思ったら、地震感知器に引っかかって元が止まってましたわ……どんな地震だったんだ。


2006年12月22日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 電車で通勤してて

 気持ちが落ち込むこと。乗るとことごとく目を閉じてうつむいてたり、ってのは、まあみんな元気なさ過ぎとも思うけど、疲れてるのだろうなぁと思うし、自分も疲れてるときはやってしまうからわからないでない。けど、少し詰めればもう一人座れるのに詰めるどころか大股広げて目を閉じてたり、そのちょっとの隙間に、自分のもの予約したとばかりに荷物を置いておく人を見るとね……疲れてるのはしかたないし、それで電車の中で眠りこくる、ってのもしょうがないかもしれない。でも、些細な自己利益獲得にそんなみっともない真似を晒すのを見るのは、見てるこっちまで嫌な気分になりますわ。
 って、注意すればいいんだろうけど、そこまでの度胸はないチキンな漏れ。


  国旗国歌で「不起訴は相当」議決 「公務員の職務遂行を」と検察審査会Y!hl )。別に安倍首相の教育基本法改定は支持しませんが(教育基本法改定自体は別に否定しない)、まあ、まっとうな判断じゃないでしょうかね。社歌を歌わないどころか「歌わないようにしましょう」なんて呼びかけられて、注意されても行為を続けたら、業務妨害と見なされても仕方ないよなぁ……
 いや、自分も実は中学生時代辺りは口パクして歌ってませんでした。積極的に反対ってより、納得が行かないままで歌いたくなかっただけですが。今なら、ちゃんと歌うと思います。でもその時も他人に同じ対応を押しつけようとはまったく考えもつかなかったなぁ……


  人口が減ってどこが悪いのでしょう日経BP )。どうつっこめばいいんだ、これは。「中国の方が人口密度は低い」って、中国の問題は人口密度ではなく、人口自体や人口の偏向と移動度などに関する問題なんだが。抱える問題の質が違うのに、同じ観点で見てどうする。人口密度自体問題にされてないのに。つか、中国の方が一人っ子政策のせいで今後の老後問題はもっと深刻だろう。
  「日本には生活に適する地域が少ない」と解釈する専門家が多いようですが、技術力と経済力を備えればインフラ整備が進み、住めない土地も人間が住めるようになるケースが多いです。
 ……砂漠化に汲々として、森林資源の伐採をどうにか抑えようとしてる国に対する言葉とも思えませんが。第一、経済力ってことは金が集まるってことですが、その金をどこから集める気なんだろう?


  右翼抗議 皇室劇中止の舞台裏 タブーに挑戦 下品さで自滅東京新聞 )。さすが東京新聞、というか、見事に話の焦点がずれまくってる。 全面降伏”した劇団関係者は「『反論権のない方に対しやるのはおかしい』という抗議に、その通りだと納得した。」って言ってるんでしょう? だったら何故 週刊誌挑発、踊らされ…って副題が出てくるのか。つか、話題にしたのは週刊新潮一誌のみだったのでしょう? しかも当人が抗議に対し非を認めてる。つか、反省のコメントと謝罪文の内容がずれてるのもおかしいんですが、それはさておき、 新右翼団体・一水会顧問の鈴木邦男氏は「週刊新潮が一番悪い。抗議した右翼の話を間接的に聞くと『あそこまで書かれてしまったら、やらざるを得ない』ということだった」とメディアの責任に言及する。って、反省コメントの指摘された点と、主張してる内容が違うんですが。誘導したいけど、半端に理性が働きどっちつかずの散漫なコラムになった、という感じ。


  【ニセ科学】 「マイナスイオン、根拠なし」「ゲーム脳、親のしつけの問題」…菊池教授、NHKで批判(動画あり)2ちゃんν速 )。よくぞやってくれた菊池さん。まあ、これで迷信が一掃されるわけでもないでしょうが。

[アニメ] BLACK LAGOON#24と地獄少女#11

  BLACK LAGOON #24「The Gunslingers」。ロックがバラライカに持ちかけたのは、鷲峰組の徹底的な壊滅。組という軛を破壊することで、雪緒を解放しようという意図だった。だが、高紗会も壊滅させ、仕事が終わってロアナプラに帰ろうとするロックたちを襲ったのは、雪緒と銀次だった。

 日本編完結。そしてシリーズ最終話。救いのない展開は原作と同じだけど、場面とか、ボニー&クライドな行動とか、アレンジが結構効いてる。そのことで雪緒は単に銀次との生存もしくは破滅を望んでいただけで、それを「傷」になろうと見届けることで「夕闇」に立ち続け、ロアナプラで生き続ける決意をすることを印象づける。
 原作ではちと救いがないのが大きく、エピソードとしてはその救いのないのが放り出しっぱなしという印象だったのだが、アニメではロックの成長がメインになってる。あれは成長と言っていいかはむずかしいところだけど。
 しかし、原作ではいくら銀次の腕が立つっても、銃対刀は無茶だろう、と思ったけど、アニメで動きがあると、殺陣の付け方にもよるけど結構見栄えしますな。
 原作ストックがないから即第三期はないだろうけど、続けようと思えば続けられるだけに、ちょっとは期待してしまうかな?


  地獄少女二籠 #11「遠い隣人」。いきなり藁人形の赤い糸を引く場面から始まり、依頼の経緯がつづられていくのだが……
 正直、「なんで閻魔あいと愉快な仲間たちが犠牲者を苦しめる側に回ってるんだろう」とか、「最初に依頼が成立して、時間がさかのぼって経緯が説明されていく、というのは、先週もやったのに」と思ったのですが、正直やられた。まさか、そういうことだったとは……要は、別に時間はさかのぼってなかったんですな。平凡な話かと思ってたんで、最後の地獄流しで完全にやられました。依頼の対象も、猫が憎くて嫌がらせしてたんじゃなく、たった一人(一匹?)の友達を奪われたと逆恨みして、ってのが、やるせない。最後に依頼対象の部屋に入り、その中に猫の写真が一面飾られてるせつなさと言ったら。


2006年12月24日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 徹之進#50とコードギアス#11

  徹之進 #50「てつのしん犬魔法を受けつぐ」。ついにセト、メグ、ビクトリア、ポチ、ジョン、傷ついたハンゾウとハカセ、そして徹之進だけになってしまった犬楽園。目の前でショコラを、そしてリニアとイワンを失った徹之進はネオへの復讐心に燃え、セトに犬魔法を教えてくれと懇願する。セトはそんな徹之進の姿に危ういものを感じつつ、ポチ、ジョンと共にテスト。結局一匹だけ適正のあった徹之進に犬魔法の修行を行うのだが……

 修行がなんの意味があるのかよくわからないが、わりとスターウォーズリスペクトだということは理解した! 修行を段々こなしては行くものの、今一歩習得しきれない徹之進。セトはそれを「犬魔法にとって一番大事なものを忘れてる」からだと言う。「なら、セト様はなんで犬魔法を習い始めたの?」と聞く徹之進に、「一人前になったら教える」とはぐらかすセト。が、セトが教えたかったのは、「ネオを倒す」ためにではなく、「仲間を守る」という気持ちだった。
 まあ、徹之進の行動原理は常にそれだったし、見えてはいたんだけど、その辺は大事なポイントだよね。
 ついに犬魔法を習得し、セレブナイトの姿で居ることも三分を超えた徹之進。瞑想で力を蓄えたネオをセトと共に迎え撃つのだが、その戦いの途中、ネオから重大な事実を明かされてしまう。それは、ネオが徹之進の息子だという事実。セトすらも知らなかったその事実に、愕然とし戦意を失いつつも、共に世界を支配しようというネオの誘惑にあらがう徹之進を、「犬楽園の者はみんな自分の子供のようなものだ!」とネオを退けるセト。そしてセトは、徹之進を守るためにネオもろとも玉砕してしまう。その間際、犬魔法に入門した動機を「きまっとるじゃろ。もてたいからじゃよ」ともらすセト。セト様、やっぱりろくでもないけど、それがセト様なんだよな。
 しかし、セト様までいなくなってしまうとは……次回は最終回だけど、ちと帰省中になるんで、見るのは年明けになってしまうなぁ……残念。

  コードギアス #11「ナリタ攻防戦」。前後編なのに後編だけの感想ってのも変だけど。「日本解放戦線」の本部を攻めるブリタニア軍を、大胆な作戦で逆に追い詰める黒の騎士団。キョウトにいる大スポンサーから渡された「紅蓮二式」の力もありコーネリアの部隊を圧倒するが……

 グリグリ動くメカ戦と言い、突っ込みどころ満載ながら妙に外連味があったりと楽しい。今回はCC(シーツー)の過去の断片が示される。限りなく不死に近い身体といい、その能力といい、胡散臭いことこの上ないが、最初からそういう存在ではなかった模様。つか、こいつもツンデレか。
 しかし、相変わらずキレるのかツメがあまいのかようわからんな、ゼロ=ルルーシュ。結局CCに助けられることで窮地から抜け出したし。まあ、あのくらいの作戦で圧倒的すぎると、逆に敵をマヌケにしすぎという気もするが。紅蓮二式とランスロットが能力を互するってのは、リアルに考えればどうとは思うけども、黒の騎士団側はかなり問題抱えてるし、このくらいで丁度良いのか?
 まあ、端々で「なんなんだろなぁ」と思いつつ、楽しんではいます。はい。

[特撮] ボウケン#43とカブト#46

  ボウケン #4「3危険な贈物(クリスマスプレゼント)」。メンバーに乞われ人気店のケーキを買って帰るレッド。だが途中で空から振ってきたサンタの格好をした女の子に潰されてしまう。「イブ」と名乗るその子はそそくさと立ち去ってしまい、メンバーはレッドの話を誰も信じようとしない。だが、イブの持つプレシャスを狙ってゴードムの大神官ガジャが暗躍していた。

 恒例?のクリスマス話。しかし美少女サンタって、どっち方面狙ってます?
 そのサンタ少女イブがかっこいいロボットのおもちゃが欲しいと願った子供に、一夜で国を滅ぼしたプレシャス「ゴーレム」を渡してしまったことが発端で、レッドが巻き込まれることに。わがままなイブをなだめすかしつつ、レッドはゴーレムを見つけるのだが、ガジャに一歩送れ、ゴーレムを手にされてしまう。
 emeth(真理)の最初一字を削ってmeth(死)にするってのは元の伝承に忠実なんだけど、ゴーレムが目からビーム出したり、とかってのはわりとあれな図だな。
 イブとデートもどきな探索をするレッドにピンクが嫉妬したりして、閑話休題的な回だったけど、ガジャが再びゴードム文明のプレシャスを求めそうな雰囲気で不気味。
 次回はダークシャドウとの対決か?


  カブト #46。岬の目の前でスコルピオワームになってしまった神代。その場にカッシスワームの乃木も居合わせ、手を組もうと神代に申し出る。だが、知らなかった自分の正体に混乱した神代は乃木も加賀美も振り切って駆け出し、海へと身を沈めていく……
 神代を捜す加賀美は、乃木と出くわし戦闘状態に陥るが、そんなとき海から再び神代が姿を現す。しかし、神代は加賀美を助けるどころか乃木と共に加賀美を襲い、更に乃木に毒を打ち込み手下化、「ワームの頂点に立つ」と言いだし、「すべての人間は俺が倒す」とまで宣言した……

 神代編、完結編。これまではた迷惑ながらまっすぐに進んできた坊ちゃまの、最後の晴れ姿。つか、乃木の弱体化はげし! 一番最初の能力「フリーズ」が強かったんでないの? おまけに神代に部下にされちゃってるし。
 自分こそが姉の敵であるスコルピオワームであることにショックを受け、まるで居直ったかのようにワームを率い、説得に来た加賀美すらも人質にとってすべてのゼクターを引き渡せと天道に要求。天道はホッパー以外の全部のゼクターを引き渡してしまう。
 プレスで潰されたと思ったゼクターだが、復活して天道と加賀美の手の元へ。前回自分で鎖で縛っていたネガティブ兄弟も、「もう一度、光を目指すか」と参戦。神代+乃木×2VSカブト・ガタック・ダブルホッパーの戦いに。
 最初はサソードに変身してカブトに対抗する神代だが、変身を解かれ、スコルピオワームの姿になってカブトに向かっていく。だが、人間の姿に戻った瞬間、その手首に岬がプレゼントしようとし、加賀美が神代に渡して目を覚まさせようとしたブレスレットが輝いているのを岬は見てしまう。それで、本当は神代は自分を見失ってなどいないことを悟り、天道を止めようとするのだが、「約束を果たせ」という神代の言葉に、パーフェクトゼクターでスコルピオワームを貫く。神代の目的は、ワームたちを集め、そして自分もろとも天道たちに倒されることでワームを一掃することだった。天道はそれを知って、じいやから頼まれ、そして神代自身とも約束したことを果たした。
 最期の力を振り絞り、じいやの元に姿を現した神代。「眠っていいかな?」という神代に「じいやがいつまでもついています」と答える。じいやが神代の正体を知りつつ変わらず仕えてきたのは、その中に生き続けてる神代を信じてのことだったのだなぁ。
 神代の行為もあってワームの活動は一気にそがれるが、まだ生き延びている擬態天道が最後の活動を起こすらしい。


2006年12月25日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] きな粉パスタ

 少し前の「ためしてガッテン!」で料理には使いにくい食材であるきな粉の利用法という特集をやってて、コクを出すのに使う、特に麺類に絡めると良い、というのをやってた。特にカルボナーラに使うと、チーズと卵を使わなくてもコッテリ感が出るとか。
 で、試す。ベーコンの端切れを焼いて、とりあえず買ってあった豆乳をちょっと煮詰め、チーズちょっとと卵黄、そこにゆでたパスタを投入し汁気がなくなるまで和えた後、きな粉をまぜ、粗挽きコショウと塩で味付け。
 出来たものを試食すると……いや、やっぱりきな粉の味なんですが。でも、カルボナーラと別物の、カルボナーラ風のものと思えば、行けないことはない。学生時代に貧乏な後輩が作ってた牛乳パスタなぞよりよっぽどいい。あれ、口の中に牛乳のえぐみが残るんだよなぁ。
 というわけで行けないこともないということがわかった。
 しかし、これでベーコンの代わりに薄切りしたテンペを使い、パスタの代わりに緑豆春雨でも使えば、豆ばっかのパスタが出来ますな。


 それはそうと、気遣いってなんなんだろう、と最近ちと思ったり。自分も気遣いはそれなりにしてるつもりだけど、私の場合良く言えば浮世離れしてる、有り体に言えば常識知らずなところのある性格なので、どの程度気遣いになってるか、というのがまず疑問。
 もうひとつ、端から見てて例えばAさんがBさんを気遣ってるな、とわかるのに、Bさんの方はまったく感じ取ってないらしいことが結構あるのに。感じないものなのかなぁ、と思うが、そういうものらしい。ってことは、逆に言えば私自身そうと認識してない気遣いを受けてる可能性が高い、というか多分たくさんあるだろう、ということ。老子だったかで「気遣いと思わせないのが本当の気遣いだ」みたいな言葉があった気がするが、それにしたって他の人のおかげ、ということに無頓着なのもいけないので、気をつけよう。

[アニメ] 最終回ものとか

  銀色のオリンシス #12「銀色の未来」。月の執政官コーイチと思っていたのは実はコーイチを元に作られたアーティのアルで、本物のコーイチは千年前にアルによって殺されていた。コンプレックスと嫉妬の固まりの本性をむき出しにしたアルとの最終決戦。ちょっとだけオリンシスマシンを起動できるのはアーティだけなんだから気付よ、テア、と思わないではなかったけど、アルのことも忘れてたらしいから仕方ない。
 背景は地球人皆殺しとかいうことではあるが実質きわめて身内なごたごた、というのは、場合によりけりだけど、1クールという長さにはこのくらいのスケールが丁度いいかも。それでも説明不足、経過不足、ツッコミどころの部分はあるけど、ようがんばってたと思います。エリスとシュバルツの正体が、予想の方向性はあってたけど予想外。つか、あれがああなるってのは、ちと無理がないかと……
 主人公二人の生死は不明だけど、エリスが云々ってことは、まあ無事なんでしょう。ペンダントもこっちの世界に残ってるみたいだし。
 安っぽい部分とか説明不足のガジェット投入も、バロックSFを現代風に作ってみた感じで、結構雰囲気的に好きでした。

  夜明け前より瑠璃色な #12「お姫様と……」。オリンシスと同じく、おそらく予算面からくる厳しさが伝わってくるのだけど、それなりにまとまった、というか一定のスタイルを貫いたオリンシスとの差は一体なんなんだろう……と言うにとどめておきます。はい。


2006年12月26日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 年賀状書きが

 ってわけで日記書く時間が足りませんわ。なので、感想のみ。(って待て)

[特撮] ライオン丸G#13

  ライオン丸G #13。ついに果心居士も倒されてしまい、もはや豪山を止める者はいない。キンサチギンサチを届けに来たサオリたちから果心居士の最後の言葉を聞かされ、獅子丸は泣きながら特訓を繰り返す。だが、獅子丸たちが雌伏しているしている間に豪山の手下が獅子丸由来の人間たちを片っ端から殺していく。傷が癒え、連絡を取ろうとした獅子丸が見たのは、死体になって転がる仲間たちの姿だった。
 怒りに燃え豪山に立ち向かう獅子丸とジョー。だが、変身しても豪山の圧倒的な妖力にはかなわない。キンサチギンサチも力を失ったかのように変身が解け、それでも何度も立ち上がる獅子丸がとどめを刺されようとするが……

 多分、獅子丸とジョーが二人で豪山を倒してめでたしめでたし、なんてありきたりには終わらないだろうなぁ、と思ってたが、登場人物ほとんど皆殺しという展開はちと予想してませんでしたわ。ホストクラブ「ドリーミー」や常連のブス二人、喫茶ゼットのマスター、夜間教師オザキと、ことごとくが殺されていく。ただ獅子丸とジョーを挑発するため、理不尽に殺された人たちを見て怒りを爆発させるが、それでも豪山にはかなわない。
 で、ひょっとしてこのまま悪に倒されて終わりかと思ったら……ジョーさん、そう来ますかい。っつーか、そういう話ではないのはわかるが、この決着キンサチギンサチ意味ねー! とちょっとつっこみたくなってしまった。
 いや、まあでも本当はそうではなく、キンサチギンサチがあったから獅子丸はヒーローとして正義に目覚め、ジョーは獅子丸と出逢い人間らしい心を取り戻したのだけど。結局獅子丸は仲間を守れずヒーローにはなれなかったのだけど、キンサチギンサチを手にネオ歌舞伎町をさまよう姿で、ヒーローの志を捨てたわけじゃないことを暗示させる。
 と、そういうことではあるんだけど、でもあれで倒せるならキンサチギンサチに頼る必要はなかったのでは……あと、サオリの最後の一言がすげーいい話台無しで、さすがライオン丸G。

[アニメ] 最終回ものとかそのに

  ギャラクシーエンジェる〜ん #13「ワルワる〜んエンジェる〜ん」。ミルフィーユ桜庭再びゲスト登場。つか、あんたらが滅ぼした星の数は百や二百どころじゃなく、宇宙そのものを滅ぼしたことも何度かあったろ!
 そんなツッコミはともかく、最終回にして旧GAの基本ガジェットだったロストテクノロジー登場。つか、今回面白かったんですが……一体どうしたの!? ロストテクノロジーを出したからってわけでもあるまいが。
 旧GAでは、さすがにアベレージではないが、最終回とかではなくこのくらいの悪のり話がちょくちょく出てたのだから、つい比較もしたくなるよなぁ。いや、余計な味噌をつけるのは嫌な視聴者ですな。最終回は素直に面白かった、と言わせていただきます。あと、司令のうなじもよろしかった、とだけ。


  はぴねす! #12「幸せの魔法」。主人公が潜在能力を発揮して笛をぴひゃら〜、と吹いて事態を解決、と言ってしまうと身も蓋もないか。#10での怒濤のネタ晴らし、というかほとんど伏線も張られてなかった過去の秘密の暴露大会になったのは、さすがにびっくりしたが。
 作画も悪くなかったし、一話一話のアベレージも低くはなかったのだけど、全体の構成ではちと難が目立つかなぁ、という感じです。普通にわいわいやってる話のが楽しく、無理に大きな話にもってく必要があったのかなぁ、とも思うが、でもないと視聴者も収まりが悪いだろうし、難しいところ。


2006年12月27日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] おとボク#12(最終回)

  おとボク #12「ラストダンスは永遠に」。瑞穂が実は男だと知ってしまった貴子。学園内は貴子を瑞穂が颯爽と助けた話題で持ちきりだが、当の貴子は事情を聞いて欲しいという瑞穂に、お礼もそこそこにそそくさと立ち去ってしまう。瑞穂は学園を去る決意をしつつも、エルダーとしての最後のつとめとして、ダンスパーティのエスコート役だけは最後に果たそうとする。

 イベントイベントで貴子の心情の揺れを拾ってきたんでそうかもとは思っていたけど、やはり貴子エンド、ということらしい。体調が悪いという名目でダンスパーティを欠席していたが、瑞穂を否定して欲しくないまりやが貴子を説得し、出席することに。
 でも男でも女でもかまわない、と開き直って良い雰囲気になったところでまりやが横からかっさらう、というかグダグダに。w
 恋愛ものというより異分子の入った女子校ものでまとまってて、そのせいか罪がない話と言えなくもないが楽しかった。どのヒロインエンドにするかというと選定が難しいだろうけど、生徒会長としてことあるごとに絡む貴子にしたのは、学園生活をまんべんなく描くには正解だったと思うし、キャラクターのツボも押えててギャルゲーのアニメ化としては上手い作りだったと思う。原作ゲームではメインヒロインポジションだったらしい紫苑が、生徒会活動を軸とした学園生活にあまり関われなかったのは、まあ仕方ないか。キャラ自体を削るわけにもいかないし。

[アニメ] ヤマトナデシコ七変化#12,13とゴーストハント#11、12

  ヤマトナデシコ七変化 #12「Oh!, my sweet home」。丁度一年前のクリスマス直前、父親の転勤のせいで下宿にやってきた雪之丞。だが当時の武長と蘭丸は今と違って他人と関係を持とうとしないか、女にしか興味がないかだった。雪之丞は皆とうち解けようと奮闘するが、空回り。そんな時、大家のおばさんが狂犬のような目をした恭平を拾ってくる。

 クリスマス話。美少年四人組のなれそめだが、雪之丞が実は一番まともだったのか。武長かと思ってた。家に押しかける女の子たちからかばってもらいながら雪之丞を小馬鹿にする恭平を、武長と蘭丸が「そのちびっ子に庇ってもらってるお前はなんだ」と叱りつける。それで初めてひねてた恭平が誠実な態度に出ることに……いや、その後の対応があまりにお嘆美ですが。しかし、家とは疎遠な恭平はともかく、資産家っぽい武長や蘭丸までなんで家賃で汲々言ってるのかわからなかったのだけど、すべてはおばさんの愛の鞭だったのか。多分。

 #13「ウィ、ムッシュゥ!」。スナコが雪之丞のもらってきた怪しげなキノコを食べて、それまでの根暗な性格から一転、乙女らしい、四人組にも恥じらいを見せる性格になってしまった。四人はこれで家賃タダと喜ぶが、性格が反転したスナコは壊滅的な料理の腕に。それでも我慢しようとする四人組だが、いつもと違うスナコに段々居づらさを覚えてきてしまう。

 まあ、お約束の性格反転ネタだけど、やはりスナコの具体的容姿が想像つかん……武長が出て行こうとする理由が「女の子と同居してるという自覚が出てきて、野依に申し訳ない」ってのが……この二人付き合ってるのか付き合ってないのか。


  ゴーストハント #11「公園の怪談!?」、#12「サイレントクリスマス#1」。#11は、息抜き話? 公園で誰もいないのに水を浴びせられるアベックが続出。SPRの面々が調査に乗り出すのだが、正子が事件を引き起こしてる悪霊に取り憑かれてしまう。つか、取り憑かれた正子が面白すぎるんですけど……悪霊は男に二股かけられ、自殺しようとしたがことごとく失敗、自殺もあきらめたところで間抜けな事故によって死んでしまったという、おマヌケ幽霊だけに、いつものクールな正子の面影もないw 正子には微妙に優しいナルちゃんに嫉妬を覚える麻衣も面白いが。

 #12はいつも通り。クリスマスに孤児院を運営する教会で起こった怪異。不幸な事故で亡くなった子供の霊が次々と子供たちに憑依する。だが、憑依された子供が近くの森に隠れてしまう以外、特に悪事をするわけではない。それでもこのままにはしておけないと根本的な除霊をしようとするのだが、霊が悪霊化する兆候を見せ、その霊の境遇に同情した麻衣に憑依してしまう。
 いつものノリに戻ってますな。ただ、ゴーストハントは後の話になればなるほど悲惨になるらしいので、どうなるのか。


2006年12月28日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] これもリメイクですか

  東雲さんの崩壊日記 経由で 獣装機攻ダンクーガノヴァ公式サイト 。いや、話は聞いてたんですが、 なんで綾波とアスカがダンクーガに乗ってるんですか?  というのはともかく、 メカの説明 が。
「戦場、紛争で一方が負けそうになると現れて、戦局をイーブンに戻して去っていく」……無茶苦茶はた迷惑な存在なんですけど?
#戦局を膠着させ続けてどうするんだ。


  くじびきアンバランス #12「ゆめをかなえてみよう 9点」。元々の企画が「げんしけん」の作品内作品で、オタク文化を揶揄するようにエキセントリックなキャラと設定を断片的に出していた。そのため、設定をまともに考えようとするとどう考えても収まりきらない。げんしけん付属のOVAではそれをスラップスティックコメディということで吸収し、今回のテレビアニメ化は変なものは変なものとして、で設定を構成した。どちらがいいのかは良くわからないが、正直、こういうようわからない企画を、結構まともにまとめ上げたんじゃないかと思える。
 水島努監督の妙なハイテンションな動きと日常的なやりとりとの緩急や、妙ちきりんな設定につじつまをあわせようとすると破綻するのでそのままで扱ったことなど、スタッフは本当にがんばりました。「それで作品は……」ということになるのだけど、見てて単に目が飽きなかったし、おかしな設定だけに、話の筋はオーソドックスにしたのか、奇をてらったところがなくわりと面白かったです。はい。


2006年12月29日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] そらあかんでしょう

  宙戦艦ヤマト「ありふれた表現」 著作権侵害認めず朝日 )。いや、裁判長の判断もどうかと思うんですが(旧日本海軍戦艦状の飛行物体の先端から光線兵器が発射される映像はありふれてる、としても、それは明らかに「宇宙戦艦ヤマト」から派生したものだろうに)、それに輪をかけてるのは松本御大。まあ、ビジュアル的なものは御大の貢献が大きいのは確かなんですが、他人の著作物であるのも確か。こないだ著作権保護期間延長について「先人に敬意を払えば当然だ云々」と言った人と同じとは思えませんな。他人の著作物には敬意を払わないが自分の著作物には敬意を払え、ではなぁ……この人も本当に老いた。


  「君が代」斉唱時に起立せず事実上解雇された都立高校元教員十人の裁判が結審しんぶん赤旗 )。……あいかわらずツッコミどころ過ぎて、どこからつっこんだらいいんだ、この記事。
 「 都の通達による強制命令に服従したら、戦争のできる国へと逆戻りさせてしまうと思った」……いや、先の戦争の原因は全然そういうところじゃないんだが。
 「 子どもも教職員も安心して、本音で語り合える学校にするための判決が求められている」。子供はともかく、教師は本音じゃかならずしもいかんと思いますが……だってそれが子供に対する大人の態度ってもんでしょ?


  フセイン元大統領、死刑近く執行か・イラク法相「恩赦ない」日経 )。「一両日中か」という情報があったり錯綜してますが、法律では判決後30日以内に執行されるそうで、日本から見ると冤罪の名誉回復の余地もなくて無茶苦茶だなぁ、とも思うわけですが。この30日以内って、新政府が定めたのか、サダム時代に既に成立してたのか不明ですが。まあ、体制がひっくり返ったときってそんなもんだとは思うんですが。判決後すぐに引きずり出されて銃殺されたチャウシェスクよろしく。


  「窒息死は残酷」「苦痛なく低コスト」 アライグマ殺処分論争産経関西 )。炭酸ガスによる窒息死はある大きさ以下の動物だったら動物愛護を意図した殺処分の基準にかなってるんですけどね。大きすぎるとたしかに意識を失うまでの時間がかかり苦痛を伴うといわれてはいるんですが、そのへん、反対者はふまえてるのかな? 「そもそも殺すこと自体が残酷」なのだけど、そうも言ってられない現実があるってことをふまえないと。


2006年12月31日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 年の最終日ですが

 特別なことは書きません。つか、思いつかねえ。


  アル・ジャジーラ、フセイン元大統領の死刑執行の映像を放映読売 )。まあ、諸々の事情でそうなるかなぁとは思ってましたが、あっさり執行されると、逆になんの感慨も沸かないのがショックですな。メリットデメリット、意図的な部分と不慮の部分は多数あるでしょうが……多くの人を翻弄した人物もまた、翻弄されたかと思うと、なんとも言えません。


  夕張を桜1万本の名所に ニトリ提案北海道新聞 )。う〜ん、北海道夕張市までわざわざ桜を見に行く人がいるかというと……しかも、一ヶ月に満たないごくごく限られた期間だし。あくまで志、ということかもしれませんが……


  キレる酔客 新幹線で急増 警察でお正月…ご注意産経 )。酔ってたって、他人に迷惑はいけませんな。え? お前はどうなのかって? いや、警察沙汰はないですよ。警察沙汰は……それ以外は……すいません。


 ううむ、そこそこ書きたいことがある気もするが、時間と余力がない。それでは良いお年を。ったってあと一時間もないが。