不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2024年05月 来月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
HNS logo

2011年06月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] いろは#10

  花咲くいろは #10「微熱」。キャラ原案岸田メル氏が関係者ラッシュ見て絶賛の第十話。前回ひとつ大きな山を越えた喜翠荘で、緒花が頑張りすぎたのか熱を出して倒れてしまう。冷たく「自己管理が出来ないなんてプロとしての自覚がない!」と言う崇子の言葉に珍しく同意する女将。でも、何気に緒花の様子を見に来たりして、心中は気にかけているよう。緒花は緒花で、自分がいなくて大丈夫だろうかという心配が、自分がいなくても喜翠荘はどうにかなる、自分は必要ないんじゃないか、と弱気な考えに至ってしまう。けど、緒花がいないことでみんなどこか気もそぞろで、緒花の心配とは裏腹に既に緒花は喜翠荘の一員だと皆が認識することに。
 そして、緒花の夢の中で緒花を励ましたのは考一。また考一に感謝する緒花だけど、もっと考一に優しくしてやれよw でないとバイト先のメガネ子に取られちゃうぞ?


2010年06月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ま、一応ポインタ残すだけは残しときましょ

 いまさら細かいことを言う気もないけど(どうせ数ヶ月でボロ出して騒ぎになるのは目に見えてるんだから)、その落差のための指標を集めときましょか。

  【菅首相会見速報】「最小不幸の社会」づくりを目指す産経 )。
  【世論調査】菅新首相に期待57%、比例投票先は民主34%に急伸産経 )。
  すごいぞ“菅効果”「新首相に期待」57%スポニチ
  菅次期内閣に「期待する」57.3%、鳩山内閣発足時には及ばず FNN緊急世論調査FNN news
  参院選、単独過半数目指す=民主・輿石氏時事
  菅新首相:経済財政政策も「脱小沢」、財政再建派を重用bloomberg

 今目につくところではこんなところかな?
 これとは関係ないけど、 【菅首相誕生】鳩山氏とは異質の湿った軽さ パフォーマンスの菅氏産経 )。ちょっと見出しだけで笑ってしまったw 2ch辺りでは菅氏は「カイワレ大根のO-157騒ぎの時の無意味なパフォーマンス」や国保未納を責めた直後に自身も未納だったことが判明し党代表を辞任、まではいいもののその後に「お遍路に出かける」という、なんだかよくわからないパフォーマンスで有名なのだよね、確かに。他にも、国会中継の最中によく居眠りしてるのが映されたり……たまたまというレベルではなく、友人から聞いたところによると党代表選出の会議の日の昼にも居眠りしてる(ように見える)姿が映されたとか。ナルコレプシーか何かなのかしらん?
 政治家にパフォーマンスは必要にしても、実の伴わないパフォーマンス倒れな人物なんだけど、さて、今後一ヶ月どうなるやら。ひょっとしたら「なんでこんなことを一生懸命報道するの?」という芸能ニュースが頻繁に流れるかも。

[アニメ] キルミン#35と怪談レストラン#23(終)

  キルミンずぅ #35「ダブルでおまかせ!ハグハグリーダー!?」。動物と触れあう神浜市のイベント「神浜ハグハグウィーク」が近づき、神浜小学校でも各クラスごとにリーダーを決めてイベントに合せた活動をすることになる。特になにも考えず「リーダー」と聞いて立候補してしまったカノンと、間違いで立候補と勘違いされたリコがクラスのリーダーになるのだが、カノンはミサからも発破をかけられ、指導者にふさわしいところを見せようとするが、空回り。結局リコやタマオたち主導で、鳥の巣箱作りをすることに。
 実際の巣箱作りでもカノンはいいところを見せられず事実上雑用ばかりで機嫌を悪くするが、ツバメの親鳥がケガをして落ちてるのをクラスのみんなが見つける。ツバメは獣医に見せることになるが、もしツバメに小鳥がいたら、親がいない小鳥は飢えてしまう。リコたちはツバメの巣を探すことにし、カノンもそれに便乗するのだが、また見栄からのやる気が空回りしてしまう。

 今回はイベントでクラスのリーダーになったカノンが母であるミサからの期待に応えようと空回りするのと、とっくにリコたちの変身のことを知ってるカノンからキルミンの秘密を守ろうと四苦八苦するリコたちのドタバタがメイン。カノンは自己顕示でばっか動くんだけど、空回りの上に妙に律儀に仕事をしてるから憎めない。リコたちもツバメの巣を探そうとするのだけどカノンの目があることもあってそっちが気になるせいか、やっぱり上手く行かない。
 タマオがツバメにキルミンしてツバメの話を聞こうとするのだけど、なんとか飛べる鳥に変身したものの半身したのはツバメでなくスズメ。「メ」しか合ってないとがっかりするタマオだけど、その必死さに応えたかのように、ツバメの巣のありかのイメージを受け取ることが出来る。それをヒントに無事に巣を見つけたリコたちだけども、小鳥が巣から落っこちて地面に激突しそうに……
 それを助けたのはコウモリに変身したカノン。リーダーとかなんとか忘れて思わず助けてしまったのだけど、そのコウモリがカノンと知らないクラスメイトから「カッコイイ」と思われることに。混乱してイメージを上手く伝えられないタマオを叱咤して落ち着かせたり、そういうところ出せばいいリーダーになれるだろうにねえ。
 なんだかんだでリコたちとの活動を楽しんだカノンは、「呆れた」と言いつつ楽しそうにその事をミサに報告するが、ミサは冷酷に「御子神の子とのお遊びはもうやめなさい」と……なんだか追い詰められ思い詰めてるのはミサの方に見えるけどなぁ。パルスといいカノンといい、御子神家や人間への敵愾心が薄まりそうなのに、例の宇宙人男やらの暗躍で敵対が煽られてるような……
 しかしナギサ、初めて自分の的に当たったって……


  怪談レストラン #23「怪談レストラン最初の客」。怪談好きのシュウの提案で、夜中に学校の七不思議巡りをすることになったアコたち。呼んでもいないのに話を聞いたレイコが例によって「霊やオバケなんているわけがない」と小馬鹿にして割り込んでくるのだが、実はレイコには霊や死後の世界を否定する理由があった。

 怪談レストラン最終回。子ども向けライトホラーとして、結構楽しかったんだけどなぁ。
 最後のエピソードは、これまでアコたちをバカにするように霊やオバケの話をバカにしてきたレイコ。が、レイコがそうするのには理由が……
 彼女には兄がいたのだが、三年前に海水浴中の事故で故人に。一緒にいたレイコに母が「どうしてちゃんと見てなかったの!」と思わず言ってしまったため、兄の死に自分の責任を感じたレイコは、兄と会えることを期して幽霊や不思議体験のスポットを巡り歩いたが、兄と会えるはずもなく、幽霊などの存在を否定するようになってしまった。
 それだけではなく、亡くなった兄はアコと同じ小説家希望だったため、アコに兄の姿を重ねて反発してもいたのだった。
 が、学校にいたはずのレイコたちはいつの間にか夜中の三時にだけ営業してると噂の怪談レストランに……そこでレイコは、亡き兄からのメッセージを受ける。
 ホントにもうちょっと続けて欲しかったんだけどなぁ。地獄巡りの話とか、教養的な意味で良い話もあったし。残念。


2009年06月08日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「ネットはバカと暇人のもの」という本がありますが

 なんだかここ最近ν速+とか見てると、「ようもこんなに騒ぐなぁ」という感じのスレが結構……いや、冤罪だとか、政治問題だとか、重大な事件であることは間違いないのだけど、スレの中身見てもほぼ情報の整理もせずにマスコミの報道に煽られてるだけ、という感じなのですよね。マスコミをマスゴミと呼んでるような向きもある一方で、こっちはこっちで何なんだかなぁ、と思わずにはいられない。正義を行ってるように見えるけど、実際はマスコミで「悪者」とされた者に石を投げて正義を気取ってるにすぎない。無論、冤罪だとか、そう言うつもりはないけど自分で検証しようというのが全然ないのが、思考放棄だなぁと思う。もしマスコミをバカにしてる一方で煽られるままに騒いでるだけだとしたら、それが一番最悪だなぁ。
 無論そんな人ばっかではないのですが、そういうエキセントリックな行動を取る人間が目立ちやすく世論と錯誤されるのは、どうにかならんものか。

  ゆうきまさみの絵がひどいワラ速 )。中島愛の声を素材に使ったボーカロイド「Megpoid」のパッケージイラストをゆうきまさみが手がけてるのだけど、 マイコミジャーナルの記事 で掲載されたイラストが「なんかおかしい」と騒がれているという話。う〜ん、マイクの位置(輪郭に干渉しておかしく見えてしまう)と、あと、元々立ち絵のカラーイラストはそんなに上手くはないからなぁ……まあ、そんな騒ぐほどでも、というのが個人的感想。

 そういや、昨日のヤッターマンのレスキュー話で、ドロンジョが「爆裂的に〜〜」と言ってたけど、レスキューフォースorレスキューファイアーって、微妙にマイナーネタじゃないですかね? いや、それ以前に他局ネタなんですが。


2008年06月08日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ペルソナTS#22

  ペルソナTS #22「依り代」。洵が身を犠牲にして突き止めた九條たちの本拠地だが、真田たちに上層部からストップがかかる。九條に彼の目的を遂げさせた後、その成果だけをかすめ取ろうとしてのことだった。動けない真田たちに代わり、慎たちは自分たちだけで洵の救出に向かうが、敵の本拠地でも空っぽのアヤネの身体が暴走し、マレビトたちからペルソナを引き剥がしだしていた。そしてカナルは、そこで自分の正体を知ることになる。

 「アイギスは出ないのか!」とは言っていたわけですが、まさかホントにロボ子が、しかも最初から出ていたとは……
 明らかになったカナルの正体は、実験体を元に作り出した、多重OSの情報収集体。普段は守本叶鳴としてすごしながら、影で影抜きをして有望なA潜在の情報をマレビトたちに送り続ける「モリー」として活動するために作られた存在だった。時々ふらふらと徘徊してはその間の記憶がなかったり、影抜きの時は人格が変わったようになっていたのは普段のカナルとは別の人格が起動していたから。しかし慎たちと触れあう中で「副」であったはずのカナルとしての人格が次第に影響力を強め、「主」であるモーリーの活動にも変調をきたしたために沙季が「まゆり」として調整に現われたのだった。つまり、影抜きを流行らせた「モーリー」も実はカナル本人。
 わかってみれば11話の描写もいろいろ納得のいくところが。カナルが影抜きに依存していたのは中毒症というより活動のためにそういうふうに設定されていたからだし、最後に影抜き依存から脱却した際にペルソナが発動したのは、カナルの人格が「モーリー」の人格を凌駕したということだろう。あれは単に依存脱却の話じゃなくって、ホントの意味でカナルに自我が生まれた話だったのか。
 本来人形にすぎなかったはずのカナルが仲間のために自我に目覚めたことで、九條の計画も狂いをきたす。モリーのペルソナは慎が切り離したみたいだし、今後はモーリーも出てこないのだろうけど、九條を倒してもアヤネの身体は暴走してるし、鯨の方もなんだか状況はせっぱつまってきてるみたいだし。
 それにしても荘太郎はもちろん沙季も含めてマレビト全員「リバース」で全滅とは……犯した罪は重いとはいえ、容赦ないなぁ。

[特撮] ゴーオン#17とキバ#20

  ゴーオン #17「正義ノツバサ」。ウィング族のパートナー須藤兄妹が変身する「ゴーオンウィングス」登場。先週、ウィング族にいいところを見せて仲良くなれるかと思いきや、ウィングス登場でその実力を見せつけられ、また距離が離されることに。ハッパバンキの再度の襲撃に、ヒラメキメデスの策略もあって苦しめられたところをウィングスに助けられるということに。しかも、そのことを知らない一般人からお礼を言われ、自らの無力を痛感させられたところで次回。無謀な行動がウィングスに認められることになるらしい。
 でもゴーオンゴールド、役者が役者だけにいつやさぐれるか 楽しみ 心配で。

  キバ #20「夜想曲・愛の救世主」。何故か渡に憑依してしまった音也。そんな音也が恵の前に現われ、どうして急に脚が動かなくなったのか、それを挑発的な態度で教える。
 過去では、結婚式を襲ったルークの前に現われた「クィーン」と呼ばれる女ファンガイアが登場。「同族にもかかわらず人間を愛した」と新婦を処刑して去る。

 現代編は音也の一人舞台。どうも過去編のいきさつはすべて知ってるらしいのだけど、キバットのオヤジについて口にしたくらい。過去編の「クィーン」のそばに、キバットに似たものがつきまとってるので、それがキバットバットII世なのだと思うけど。どう考えてもこのクィーンこと真夜が、渡の母親だよなぁ。幼い頃は渡は母と一緒に過ごしてたみたいだけど、この変わり様は?
 次回は音也に優しくされたことで心惹かれていくゆりを見て、危機感を覚えた次狼が拙速に求婚をするらしいのだけど。まさか恵の父親が次狼、ってことはないよなぁ。
 戦闘シーンは、めずらしいイクサとキバの共闘。これまでの問答無用でキバに襲いかかってた名護イクサを見ると、ちと違和感。

[アニメ] マクロスF#10

  マクロスF #10「レジェンド・オブ・ゼロ」。ランカは新作映画の端役をゲットし、そのことをアルトに報告しようとするが、軍から委託された広報活動の真っ最中。しかもシェリルと一緒にいるらしい。うれしさ半減のままロケ地の島へ行くと、そこにはSMSの面々が……VFが登場するのでその撮影協力に駆り出されたのだ。さらに映画の主題歌を歌うシェリルと、その広報協力をさせられていたアルトもやってきた。
 いつもの一同が介するさなか、映画の重要登場人物役の子が事故に会う。さらに、待ち時間の間に崖の上で歌っていたランカがエデン原産の怪物ヒュドラに襲われるが、それを助けたのは例の敵バルキリーの青年ブレラだった。

 レオン三島が何故か撮影の島で謎のエージェントと密会してたりしてるけど、エージェントの声が……いや、それよりもブレラがサイボーグらしいことや、何故かシェリルのイヤリングの片割れが三島に手渡されたりと、どうにも波瀾がありそうな感じが。特に前者は、ヒュドラに傷つけられたブレラの身体から人造の組織が露出してたりしたので明らかなのだけど。
 今のところ結構対抗できるようになってきてわりと楽観できそうな対ヴァジュラだけど、「ヴァジュラの本当の恐ろしさ」ってのは、一体なんのことだろう?
 ヒュドラに襲われ生還したランカたちだけど、ランカの歌声を聞いた監督が彼女にヒロインのうちの一人マオ・ノーム役を依頼する……って、ゼロなんですがそうですが。ところが、マオ役にはスタントを依頼されたアルトとのキスシーンもある。それを知り、シェリルとアルトが親しげにするのを複雑な面持ちで見ていたランカには、姉の想い人に積極的に迫りキスするマオの気持ちがわからず、せっかくのチャンスなのに役を受けることを躊躇してしまう。だがキスシーンのことでアルトをからかうシェリルが、突然アルトにキス。その様子を見てしまったランカは、マオ役を演じることを決意。そしてこの映画をきっかけにランカは一躍有名になることに……シェリルもどう見ても本気なんだけど、今のままだと当て馬っぽいなぁ。でもランカが特別なのは伏線が張られてたけど、ランカもイヤリングのことが段々伏線になって来てるし、どう転ぶのか。
 それにしても「惑星エデン原産」とかちゃっかり出てたりして、「ゼロ」との繋がりだけじゃなく、「プラス」との繋がりもちゃっかりアピール」してた今回でした。


2006年06月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 突如奥方と芸者の人格が入れ替わった

  翔べ!必殺うらごろし 第二話。
 先生は江戸の宿場町で失せ物探しで糊口をしのごうとしていたがさっぱり。なにやら曰くありげな人探し中の百姓たちも、先生を胡散臭げに避けていく。そんなとき、浪人に襲われていた芸者・染香を助けた。その礼にと歓待される一行だが、その席で突如染香が人が変わったようになり、武家の子女のような口調と立ち振る舞いで周りを牽制し出す。それと同時刻、上州漆が原の代官・山地半十郎の妻・琴路もまるで芸者のような言動を行っていた。
 これは二人の魂が何らかの原因で入れ替わったのだと、先生は漆が原の代官所に向かうが当然相手にされず、用人の松波にけんもほろろに追い返される。あまりに融通の利かない先生のやり方に見かねた正十と若は町で情報収集をし、貧乏旗本だった山地が琴路に見初められ、婿養子として家に入り、当所の代官になったこと、道場仲間の松波を用人とし、過酷な取立てを行っていることを探り当てる。
 琴路の入れ替わりはまだ他になにか理由があると踏んだ先生は代官所に忍び込み、彼女を誘拐。彼女が見た、地下牢のようなところに転がる死体を霊視すると、何か気にやんでることがあるのではと問うが、彼女は決して口を開こうとしなかった。
 そんなところに、おねむがたまたま出会った人探しをしている百姓一行を連れてくる。それは、江戸で先生とすれ違った百姓たちだった。百姓たちは琴路を見ると平身低頭拝み出し、篤い情けを常々受けていることと、代官所に直訴に行って帰ってこなかった身内の行方を知らないかとたずね出した。途端、苦しみだし再び人格入れ替わりを起こしだす琴路。先生のお陰で様態が収まるが、琴路の介抱は若に任せ、先生は百姓たちから話を聞く。話を聞いた先生は、恐らくお上の意向以上の取立てを行い私腹を肥やす代官・山地が、江戸へ直訴に上がろうとした百姓たちを口封じに殺してしまったのだと察する。琴路は夫の悪行に気付き、夫への愛情と良心の呵責の板挟みになり、そのために人格入れ替わりを引き起こしていたのだった。
 若もまた琴路からことの真相を聞く。一人、夫の下へ戻ろうとする琴路を止めようとするが、琴路は聞こうとしない。いくら愛してると言っても、そんな酷い男に何故……と食い下がる若に、琴路は言い放つ。
「男のそなたに、女子の気持ちはわかりませぬ!」
 雷が落ちたような衝撃を受ける若。一人呆然とする若を見つけた仲間たちに、若は「女なんて、みんな、バカヤロウだ!」と泣きそうな顔で吐き捨てる。
 代官所に戻った琴路は、夫に、罪を悔いて百姓たちの遺族の身を立つ様にと懇願する。それを受け入れたかのように言う山地。しかし、百姓たちの霊前に花を供えようと地下牢に下りた琴路は、夫が殺した、新たな百姓の死体を目の当たりにしてしまう。
 再び地下牢で人格入れ替わりを起こした琴路を、出世の邪魔と切り殺す山地。その現場を見てしまった、江戸の大物の永井。しかし永井は山地をとがめるどころか、証拠は残すなとまで言うのだった。
 代官所に忍び込んだ正十から一部始終を知らされ、駆けつけた先生たちが見たのは、琴路や百姓の遺体ごと燃え盛る代官所だった……
 「メイド刑事」第一話の元ネタの(多分)ひとつ。w(読んだ人はどこらへんがかはわかるでしょう?)
 人格の入れ替わり現象が今回の怪奇現象だが、怪奇現象そのものよりも怪奇現象を引き起こした代官の妻・琴路の苦悩がメインになる。領民に対し慈悲深い奥方が、代官である夫の悪行を知ってしまい苦しむ。しかしそれでも夫の元に戻ろうとする琴路。そんな琴路の気持ちが理解できない若に琴路が浴びせた言葉は、女の幸せを知らず女を捨てて生きてきた若には痛烈すぎる一言だった。
 しかし琴路の愛は裏切られ、真相を闇に葬り去るため始末されてしまう。直訴の嘆願に来た百姓たちのため、そして琴路のあまりに哀れな末路のために、先生たちは江戸に赴任しようとする山地たちに襲い掛かる。
 このシーンも第一話同様すさまじい。江戸に向かう山地一行に岩を落とし、混乱に乗じてまず若が山地を連打した上、岩を脳天に振り下ろす。おばさんは襲撃から逃れた永井を待ち伏せる。
(道端で焚き火をしてるおばさんに)
「おいこら! この道はどこへ行く!」
「一本道だよ……」
「どこへ通じていると聞いているのだ!」
(そう言って永井、おばさんを追い越し道を進む。突如おばさんがすくっと立ち上がり地面に置いていた匕首を手にする)
「この道をずぅっと行くと……」(おばさんが突如人が変わったように全体重を乗せ背後から永井を刺し貫くと、勢いでそのまますすきっ原にすすきの枯れ穂を押し倒しながら進んでいく)「 地獄へ行くのさぁ!!!!! 」(さらにえぐるようにし、永井の身体ごとすすきっ原にもんどり倒れる。そして息を切らせたおばさんだけが再び立ち上がる)
 先生は馬で突進してくる松波を真っ向から迎え撃ち、ジャンプ一閃、手にした旗竿を投げ、馬上の松波の身体を貫く。
 とことん、泥臭いまでの怒り。恨みの発露。社会のこちら側とあちら側で、あちら側からどうしようもなかったこちら側の不条理を、こちら側の条理にとらわれないアウトサイダーだけが裁くことができる。それだけが彼らにできること。しかし、恨みを晴らしたとて助けられなかった犠牲者はよみがえらない。それを知ればこそ、彼らは再び傷を負い、しかしその傷をさびしげな笑顔で糊塗しながら再び旅を続ける。

[アニメ] ウィッチブレイド#10と吉ガー#9と涼宮ハルヒ#10

 今回もあっさり風味で。
  ウィッチブレイド #10「交」。エクスコンは人間ではないかと詰め寄る雅音に、あっさりと認める鷹山がなんだかいいです。人間と言っても、死んだ人間。様々な契約で入手した死体を元に、兵器として開発され、アイウェポンおよびその失敗作のエクスコンが生み出されたという。「兵器を売るなんて!」とさらに詰め寄る雅音だが、「パワーバランスを生み出すことにより却って平和が生み出される」と一蹴。いいね、こういうやり取り。
 それどころか斗沢に秘密を知られたペナルティに、雅音は鷹山の社内のライバルである、和銅主催のパーティに同伴させられることに……ちょっとした、マイ・フェア・レディ? しかし最初は上手いことネコをかぶってたものの、食い物を目の前にしてあっさり化けの皮が……しかしその雅音が引き起こしたトラブルのために、鷹山が和銅と飲み対決。無理をして和銅を下す鷹山を、雅音もちょっと見直した?
 でも、NSWF側では梨穂子のことで一時前線を退いた玲奈に代わり、新たな強敵登場の予感。


  吉永さん家のガーゴイル #9「怪盗梨々」。自分を助け出してくれた怪盗百色に憧れ、自分も怪盗になると言い出す梨々。周囲は百色も含め止める。双葉ももちろん止めるが、そのために二人の仲は険悪に。しかし梨々は風邪で倒れた百色に代わり、勝手に依頼を受けてしまう。
 梨々が百色にあこがれるのはもっともなのだけど、百色を含め、周囲はまだ分別のつかない梨々を止めるのはやっぱ見ていて安心する。結局梨々にとって大事なのは怪盗になることじゃなくって、百色おじさんとのつながりを実感することだということ。その辺、きっちり落としてる。


  涼宮ハルヒの憂鬱 #10「涼宮ハルヒの憂鬱IV」。いよいよ本格的にクライマックスへの序章。長門対朝倉涼子は圧巻。でも、その後大人朝比奈さんも詰め込んだり、ちょっと詰め込みすぎの感も。まあ、最終回への伏線、かな? 多分次の次くらいに来る「V」で古泉がらみの話で、後は怒涛のクライマックス?(なぜ疑問系)


2005年06月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 押し売りお断り

  Umikazeさん(6/7)の話題 経由で、 訪問販売等撃退法 を見る。これで気になったこと。
 宗教団体云々について。こないだ「も○みの○」系の方が例によっていらしたわけですが、その際ドア越しに「すいません、そういうのは間に合ってますんで」と言ったらあっさり引き下がったわけですが……あの手の人は元々わりとあっさり引き下がるのだけど、それにしてもあまりにすぐに引き下がってしまった。その後で気付いたけど、宗教系で「間に合ってる」って、一体なにが間に合ってるんだろう?(自分で言っておいて悩むな)
 あと、催眠商法ですが、実は比較的近所で催眠商法の店舗と思えるものが、ここ二三年以内、わりと近場で少なくとも三件確認できてるのですよね。いずれも空きテナントを借りて改装費用とかをほとんどかけず、長くて二ヶ月で姿を消してしまうという……たまに通りかかって店内を覗くと、ご老人方がパイプ椅子に座ってなんか講義らしいものを聞いてました。あれってどう考えてもそうだよなぁ。それもあんな短期間に三つも。どっかでやはりネットワークが出来てるのかな?

 人様の日記のネタからが連続で恐縮なのだけど、 わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるさん(5/16)なんのことはない、戦争とはプロジェクトなのでありって言葉は、実は友人から同じような言葉を聞いて、ドキッとした記憶がある。それを言った友人は軍事方面はとんとうとい(はず)なのだが、こちらがひとしきり日本の軍事アレルギーについて文句を言ったのを聞いた後で「要は、戦争ってプロジェクトなんだね」とポツリと、なんでもないようにもらしたのだ。この的確な指摘には却ってこちらがびびってしまった。この友人は普段真面目な話題にもはぐらかしたようなことしか返さないのだけど、なんだかんだとものの評価はしっかりしてるし、こういう部分で的確な目を持っていることがわかるので、本当に油断がならないというか、ただふざけているだけではないな、とか思う。


[読書] テレビアニメ魂/山崎 敬之

 あまりに俗なタイトルに、敬遠してしまいながらもパラパラとめくってみたらその内容のあまりの濃さに購入してしまった一冊。
 著者の山崎氏は、東京ムービー(現 TMS )で文芸担当としてアニメの非常な重要な時期に現場で活躍された方。「アタックNo.1」の主題歌の歌詞を作られた方だと言った方が、わかりやすいだろうか……実は本人はものすごく恥ずかしい思いをしていたらしいが(特に「だけど、涙が出ちゃう。女の子だもん」の部分)。
 氏が東京ムービーに入社したのは'68年、白黒の時代の「怪物くん」放映当時のこと。それから'88「アンパンマン」の立ち上げまでが氏の東京ムービーでの活動期間である。
 一番生々しい記述はその間なのだが、それ以前、鉄腕アトムによるTVアニメの立ち上げ以降についても、当時の内部者でなくては記述できない部分が多々ある。
 氏が担当したアニメには上記のものの他に「巨人の星」「ルパン三世」「天才バカボン」「ベルサイユのばら」「宝島」などがあり、体勢云々よりも当時の現場の雰囲気が感じられるものになっている。なぜ当時の作品があれほどエネルギッシュだったのか。それは理屈でなく、それゆえに説明が出来ないという、現代のマーケティング偏重に対する警鐘的な部分も含まれている。それは、当時とは市場規模が異なり世界市場も視野に入っているので同じ視点で語ってはいけないのかもしれないが、初代「オバQ」、「おはようスパンク」などの、視聴率は校長なのにスポンサーの一方的かつ短慮的な判断により打ち切られた作品群の例示による「本来の対象である子供たちが置き去りにされた状況」というのは、最低でも傾聴に値するのではないかと思える。
 また、今のアニメーターの環境が云々、としばしば言われるけども、昔から先駆者はぎりぎりで戦いつづけていたということ。だから今の状態が正しいということではないのだけど。
 ちなみに「アタックNo.1」の歌詞は、原作をろくに知らない状態で、しかも二日酔いの状態で書いたのだそうな……当時はオーバーアクションが好まれていてそれが疑問をもたれなかった、ってな印象を抱きがちだけど、実はそうではなく、当時の人の常識からも「オーバーだろ」と思われつつも、受け入れられたものだということ。これは非常に大きいなにかを示唆してると思う。
 個人的には、最終章の「葛藤、太陽、月が大事」というのと「漢詩から学ぶ起承転結の転」というのが刺激だった。


2004年06月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] HDD大クラッシュ

 つってもクラッシュしたのはデータディスクで、回復が完全に不能なデータは置いてなかったので、まあ、まだマシなのだけど。問題はクラッシュの仕方。最初、HDDの要領がプロパティで完全に認識されてなかったのでハードウェア的なものかと思ったが、どうもディスクのデータ構造がかなりやられているらしい。ウィルスでは(多分)ないはずだが、こういう崩れ方は初めてなのでかなり戸惑い気味。データサルベージツールですらお手上げってんだから、どうなってるんだか。仕方ないので、ひとまず再フォーマット(どうやらそれはできるらしい)して、もう一度データのサルベージを試みてみるか。しかし、いきなりのクラッシュなので(しかも比較的新品)、ちょっとわけがわからない。RAIDは組んでおくべきだったか?

[必殺] 一筆啓上正体が見えた

 仕置屋第八話。南町奉行所同心、山崎は定年間近。その山崎の下っ引き・仙吉が殺される。下手人は山崎に島送りにされた島返りの銀次。しかし、その銀次はおこうがかくまっていた。銀次はおこうの幼馴染で、しかも仙吉を殺害したのは山崎と主張しているという。主水はおこうの剣幕に仕方なくことの真相を調べる。
 山崎の好漢ぶりに最初、見事に騙される。昼行灯を装いながら裏の世界につながるという意味では主水の裏的存在。レギュラー的には、殺された仙吉の妻のおしまと市松の交流を描き、そこからチームとの衝突の多かった市松が初めて最初からチームと意を一つにするのが良い。銀次を逃がす際におこうがたまたま門前に立った印玄に金を払って匿ってもらうが、13話「一筆啓上過去が見えた」で、おこうは印玄が仕置屋チームと知らず *1 印玄の殺しの依頼を引き受けるからこの時点ではまったく面識がなかったはずなのだが……
 最後に亭主を島送りにすると脅し、人の女房に身を売らせていた山崎とその上司織部の仕置の仕方が、かなり手が込んでいて面白い。
*1: 依頼人から依頼を受ける役のおこうは、主水としか接触しないので、主水以外の仕置屋のメンバーを知らなかった

[必殺] 一筆啓上地獄が見えた

 「必殺仕置屋稼業」第一話。町奉行所同心中村主水は北町から南町 *2 への転勤を命じられる。妻のりつと姑のせんは無邪気に栄転と喜ぶが、実際は新任の奉行鳥居耀蔵 *3 の厳しい目が光り、袖の下もままならない。また、昇給をあてに勝手にせん・りつが離れの増設を行い、家計は火の車に。そんなとき、主水の過去を知る女髪結いのおこうが近づき、裏稼業から遠ざかっていた主水に再び仕置の依頼を行うが……
 ひたすら破天荒なメンバーによる「仕置人」、黒船襲来の混乱期に、価値観の転換にさらされる「仕留人」に続く主水シリーズだが *4 、それらともまた違い、世の無情をドライに描くのが目立つ。それを反映したかのような、殺しの現場を見られた主水をつけねらったのがきっかけで仲間になったクールな殺人マシーン市松、躁鬱の気がある *5 印玄らなど、これまでのようにまっすぐに世の不条理に怒りを示すのではないキャラが仲間に設定されている。しかし、どこか鬱屈した雰囲気の中にも、印玄の屋根突き落としのユニークさや、日常シーンでは主水につく下っ引きに小松政夫を配する、中村家のコントを定番化させるなど、全体としてはコミカルな印象になっている。また、わりとパターン化しはじめたのもこの作品からで、その意味で評価は分かれるものの、後の必殺シリーズの方向性を示したとも言える。第一話は後の話に比べると暗めのトーンだが、それでもシリーズの雰囲気をつかむには十分である。
*2: この「北町」「南町」というのはそれぞれの奉行所所在地に起因するもので、それぞれの奉行所に管理区域はなかった。それぞれひと月ごとに交代で江戸全体の訴えを管理していた
*3: 鳥居甲斐守耀蔵は実在の人物。儒学者の家計出身の鳥居は蘭学者を目の敵にし、「蛮社の獄」を起こしたのは他ならぬ鳥居で、その苛烈な弾圧から「妖怪」(耀・甲斐)と揶揄された。鳥居は「必殺からくり人」やスペシャル「仕事人VSオール江戸警察」でも出演している。また、蛮社の獄の犠牲になった高野長英は「新必殺からくり人 東海道五十三次殺し旅」で逃亡中、旅の一座に扮したからくり人一行に「蘭兵衛」の名でもぐりこんだとして出ている
*4: 仕留人の黒船来襲から時代がさかのぼってるじゃないか、ってのは言いっこなし
*5: これは実の母親を手にかけたことに起因しているらしい


2001年06月08日(金) 旧暦 [n年日記]

吸血鬼って知ってるかい?

 昔、イギリスで派手に暴れまわってたっていうぜ…今も夜中に吸血放題、ボヤボヤしてると後ろからひと噛みだ。どっちもどっちも、どっちもどっちも!
 いや、別にヘルシングの地上波でのアニメ化の話じゃないっす。正直不安8割だけど。
 昨日の飲みで夢の話になって、飛ぶ夢の話とかしてたのだけど、私が「そういえば、増殖する系の化け物、吸血鬼とかゾンビとかに追われる夢ってけっこう見るんだよなぁ」と漏らしたら同席してた後輩(になるのか?)が「え! 吸血鬼って増殖するんですか!?」と…おいおい、と思わず突っ込み。ひょっとして分裂して増殖するとかという意味と間違えた? いや、違うよなぁ。とりあえず一言「詳しくはブラム・ストーカーを読め!」と言っておきましたが。
 吸血鬼の知名度ってそんなものなの?
 宣伝。知人の 山口さん のデビュー作「GUNNER」は無事発売日が延びてますが、どうやら先日脱稿した模様。7月にちゃんと出るでしょう。今度は多分。おそらく。
 表紙・挿絵の人は、ヒントもらったので大体絞れてるのだけど、どう考えても件の小説の内容と絵柄が結びつかない気もするんですけど…いや、代表作を挙げると、ある意味「なるほど」ではあるのですが…ううむ。