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2013年06月01日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] カードファイト!!ヴァンガード リンクジョーカー編#20と這いよれニャル子さんw#7

  カードファイト!!ヴァンガード リンクジョーカー編 #20「二人の頂上決戦」。VF甲子園東京地区予選決勝、一勝一敗で迎えた大将戦はアイチとレン。アイチは仲間たちの想いに応えるためにも必勝の決意で決戦に臨む。

 第一期のラスボスであるレンと三度の対戦。よく考えると、直接対決では負けの方がはるかに多いんだよな。前期はマイ・デッキであるシャドウ・パラディンが封じられてていろんなデッキを使いまわしてたけど、今回は久々にシャドウ・パラディンでの対戦。
 普段はとぼけた天然な感じだけど、対戦の時の凄みはかつてサイクォリアに魅入られていたときのもの。でも、「仲間のために負けられない」と言うアイチに、「仲間なら、僕にも出来たんですよ」と、自分以外をコマと見なしていたかつてなら決して出てこない言葉が……
 結局、アイチの奮闘も一歩及ばず決勝戦敗退。悔しさに俯くアイチだけども、会場は実質上の決勝戦と言っても過言ではない名バウトに、惜しみない拍手。
 しかし、そのアイチとレンのバトルを途中で直接見るのをいたたまれず、会場外のモニターで決勝でみていた人物が……それは、アイチがこの世界に入るきっかけであり、レンとも因縁深い櫂トシキ。アイチにもいつの間にか実力差をつけられていることを認めながらも、「どうして自分はあそこにいないのか」と、一段上のアイチとレンの世界に至らない自分に歯噛みする。
 かつてならサイクォリアのせいとも言えたけど(櫂はサイクォリアの存在を知らなかったけど)、今はそうじゃないからねえ。
 気を取り直し次の大会、そして来年のVF甲子園へと気を取り直す宮地学園CF部の面々だけど、そこになんか悪いこと企んでる笑みの副会長と書記子(会計?)の視線が……書記子、もうちょっと活躍させて下さい。
 次回は一休止? 生徒会絡みの動きがなんかありげだけど、VF甲子園の方も櫂トシキの行き場のない自分の無力への怒りもあって、ただこのまま予選敗退では終わりそうにない?


  這いよれ!ニャル子さんw #7「プールサイド、血に染めて」。クー音をメタフィールドに閉じ込めて、真尋が演技する必要をなくしたニャル子はこれまでの鬱憤を晴らすが如き真尋への猛烈アタック! 昨夜のちょっといい雰囲気はなんだったんだと呆れる真尋だが、真尋の母が福引でウォーターランドの無料券を引き当てたと、なし崩しに水着回展開になることに……

 ずいぶんのんびりというか、原作一巻に対し、随分話数を使うなぁ、というか、オリジナルエピソードとか入れてますがw
 サブタイトルはガンダム初代の「太平洋、血に染めて」ですな。前回ではセリフ自体はネタながらも自分の真剣な想いを告げたニャル子だけども、今回はいつもどおり徹頭徹尾ネタアタック。まあ、これはこれで真剣なのかもしれないけど……
 どっちかというと、ハス太とルーヒーの方が進展があったような。まあ、進展とかなんとかも基本的に添え物なんですけどね?
 次回は流石にクー音編完結だよね……? まあ、いつもどおりしょーもない落ちなんですが。


2011年06月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 神知るII#8といろは#9

  神のみぞ知るセカイII #8「はじめてのおつかい/3人でお茶を」。インターミッション話。桂馬のゲーム好きにエルシィが古間触れる話と、ハクアの始末書書きに桂馬が振り回される話。桂馬の二次元趣味に歩み寄ろうとして桂馬の代りにお使いをするエルシィだけど、まあ、お約束。しかし「はんこ絵」とか、危険なタームが結構出てたな……
 後半はハクアの判りやすいツンデレ話。モザイクがかかってたところは何をやってたんだろう? つか、あれはハクアの自業自得だよな。そして最後の最後に……あれ? 天理は出ないのかと思ってた。女神編はやらないだろうけど、天理攻略はやるのか?


  花咲くいろは #9「喜翠荘の一番長い日」。喜翠荘のピンチに、街での結婚式に出席してる徹を呼びに行ったいろは。けど、手がかりもなく式場を駆け回り、見つからない。そんな時、考一からまた電話があり……

 女将さん不在なのにお客が殺到して混乱する喜翠荘で、緒花が女将さんの心を受け継いで奔走する後編。まあ、頓珍漢な徹さがしがほとんどでしたが。そいでもって考一受難。つか、最初から喜翠荘に予約入れてたと思ったよ。曲がりなりにも観光地で週末なんだし。でも最後にバイトシーンで出てきた女性は誰? 緒花は考一に感謝してるんだけど、肝心の考一は徹の声が電話越しに聞こえたことからかなりへこみ気味だったし、乗り換え?
 事態を引っかき回し気味だった崇子と次郎丸も、まあ一応独自に重点サービスをやらかすくらいで済ませて、余計なことはしなかったし。もっとも彼らが目を付けた雑誌ライター候補は当然的外れだったんだけど。
 で、次回はキャラクター原案の岸田メル氏が絶賛した十話。緒花の進退に関わる話っぽいけど。


2010年06月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 薄桜鬼#9とWORKING#9と迷い猫#8ちょっとだけ

  薄桜鬼 #9「修羅の轍」。伊藤甲子太郎新撰組離脱、はいいんだけど、史実どおり藤堂平助も一緒に離脱。うわ、死亡フラグ。落水で鬼化しないと、レギュラー最初の脱落組か。まあ、メインキャラで生き延びるのなんて永倉新八と斎藤一くらいなんだけど。
 しかし「俺が新撰組に誘ったようなもんだから」って、そんな描写あったっけ? いろいろ展開が急だなぁ。

  WORKING!! #9「ことりちゃん登場」。男を娘に近付けまいとする過剰に親ばかな伊波の親が、「ホワイトデーにお返しをくれた小鳥遊とやら」を見に来るというので、伊波の頼みで仕方なく女装して「女」ということにしようとする小鳥遊。あれだけタッパがあると、骨格とかきついんじゃないかなぁ。でも、最近中国で女装の結婚詐欺師(勿論相手は男)が捕まったというし、意外と大丈夫なのか? 芳忠さんはやっぱり過保護な保護者が似合うし。「シイタケ入れんなっつってんだろ、デネブ!」
 ところで本当に唯一一番まともな名前付きアルバイト松本摩耶。まだセリフなしか……

  迷い猫オーバーラン! #8「迷い猫、抜いた」。(褒め言葉的な意味で)酷い酷いと聞いていたけど、見たら本当に酷かった#8。ジェンガのパクリゲームを何故か全自動雀卓チックなテーブルでやる登場人物たちだけど、咲になったりスタンド出したり。しかも何が一番酷いって。この酷い話がこれまでで一番腹抱えて笑ったことだったりする。
 今回の監督は「咲-Saki-」の監督の小野学氏なので、セルフパロディ……といえるのか。まあ、アニメ独自の演出のパロが多かったし。ところでスタンドが腕から「にょきっ」と現れる演出は、OVA版のジョジョですわな。
 しかしこの番組で安定して面白いのが予告というのは、どうかと思う。


2009年06月01日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] そんなに欲しいものか?

  東京・銀座にあるパリの老舗宝石店実施の「ダイヤ無料配布」に長蛇の列 混乱もFNNニュース )。え〜、5000円相当のダイヤの無料配布になんでそこまでするの? せいぜい凄いちっちゃいクズダイヤがいいところよ? いや、お得感に釣られてってのはわかるけども、半日バイトしてたってそのくらいは稼げるでしょ? しかももらえなかったら文句言うって……
 この手の「無料配布」とかって、何故か逆に文句を言う人が群がるんですよね。むしろ有料で、それもある程度ちゃんとした金額を取ると群がる人も減るけど、文句を言う人の率はガクンと下がる。はっきり言えば、「さもしい人」が無料に群がるってことなんでしょうが。
 ちょっとした客寄せorお客様へのちょっとしたサービスor話題づくりでやったことでしょうが、これに群がって文句を言う人が老舗宝石店の常連になるかというと……絶対ならないでしょうね。

  平野綾、スッポンポンで平泳ぎしちゃったサンスポ )。これはびっくり……なんてことは当然無く、むしろ「何時のネタだよ、サンスポ!」とツッコミ入れたいんですが。(参考 平野綾 「誰も見てないし」全裸でプールを泳ぐJ-CAST 3/13))。いや、平野綾としては「結構ウケるかも!?」と思ってブログに書いたらネットの一部で騒がれたくらいで肩すかしだったので、「大事なことなので二度言いました」なのかもしれない。平野綾の立ち位置が段々良くわからなくなってきました。いや、知名度得てもそれでよしとせず、頑張ってる人だと思うんだけど。


2008年06月01日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#16とキバ#19

  ゴーオン #16「名誉バンカイ」。先日突然現われヒラメキメデスを倒した空飛ぶ炎神二体。キャリゲーターによると「ウィング族」らしいのだが、詳しいことは彼も知らない。今日もまたウィング族二体はオイルバンキのばらまくオイルで足下が定まらず苦戦するエンジンオーを尻目に上空からの攻撃で窮地を救うが、スピードルたちを無能扱いしたためにゴーオンジャーと炎神たちは憤慨。逃げ出したオイルバンキの再襲来に自分たちだけで立ち向かって名誉挽回しようと作戦会議を開くのだが、出てくるアイデアはどれもこれも役に立たないものばかりだった。

 空飛ぶ炎神二体、空を飛んでるだけに、上から目線? 自分たちがヒラメキメデスをマシンワールドから追い出したからスピードルたちだけでもガイアーク三大臣を追い出せたのだと自慢たらたら。しかしヒラメキメデスの改造で空を飛べるようになったオイルバンキに逆に追い詰められる。優位性を奪われると弱っ!
 しかし、食用油をこぼしたときの走輔のアイデアで、「こぼれたオイルは拭けばいい!」と新開発装備のゴーオンモップでオイル攻撃を封じてエンジンオー+ガンバルオーが撃退。スピードルたちを少しは認めるトリプターとジェットラスだが、そのコクピットにはパートナーの人影が……既にパートナーがいるってのはちょっと予想外でしたわ。しかも金ぴか野郎と銀ぴか女郎の二人組。いきなり七番目の戦士まで登場ですか? ゴーライジャー的なライバル戦隊ポジションなのかな? って、ゴールドは矢車想役の徳山秀典?! 今度は地獄兄妹か!?


  キバ #19「フュージョン・オーラの嵐」。近所の高校生たちに「お化け太郎」といつものようにいじめられる渡。だが、そこに現われたロック青年の健吾に助けられる。久々に会った健吾は以前助けられたキバに心酔し、「キバはロックだ!」とその正体を知りたがる。が、名護は「キバはかつて世界を滅ぼしかけた、ファンガイア以上の脅威」と猛反発。「キバはかつてのキバとは違うのかも」という恵も交え、霊能者にキバの正体を見て貰おうと全員で出かけるが、霊視していた霊能者は途中で倒れてしまい、何のヒントも出ずじまい。しかし霊能者と一緒に倒れてしまった渡の様子が急変。気絶した自分を家まで運んできてっくれた名護たちを「誰だ?」と言い、オーバーアクションで恵をくどいたり自分を賛美する言葉を語り出す。すぐに元に戻るのだが、渡にはその間の記憶がない。どうも何かが渡に取憑いたらしいのだが……
 22年前、結婚式場を襲うルークを見かけたゆりは母の敵を取ろうと攻撃するが、ルークにはまったく相手にされず、イクサの必要性を痛感。次狼にイクサを貸してくれるよう掛け合うが、ゆりには無理だと断られてしまう。だが音也が次狼をひっかけてイクサフィストを奪い、ゆりに渡す。一緒にルーク退治に付いてきそうな勢いの音也を当て身で気絶させルークの元に向かうゆりだったが……
 再度現代、キバの正体をめぐり口論する名護と健吾の前にファンガイアが現われた。名護はイクサに変身しようとするが不意を突かれイクサフィストを落としてしまいピンチに。恵のフォローで機会を得た名護が連係攻撃でファンガイアに対抗するが、イクサに変身しないままでは勝ち目がなく、再度形勢逆転されてしまう。気絶した名護に代わりイクサフィストを拾いイクサに変身しようとする恵だが、何故か躊躇し、変身しない。ファンガイアは仇敵であるイクサを倒すために、名護と健吾をさらい気絶していく恵に「二人を助けたければイクサとして来い」と言い残し去ろうとする。
 しかし、そこに駆けつけた渡だが、例の憑依状態。「この時代にもまだファンガイアがいたか」とつぶやく渡にファンガイアが名前を尋ねると、「紅音也だ」と答えを返した。

 「電王&キバ」ではモモタロスに憑依された渡だけど、今度は音也が憑依……ってことはやっぱり現代では音也は死んでいる? 音也は音也で自分が死んでることにも気付かず憑いているのが息子な事も知らず、いきなり22年後に現われたことに驚くが、そこは世界は全て俺様のためのものという音也、メイド喫茶に入っては「この時代もなかなかいいな」とご満悦。幽霊になっても音也は音也か。本当に死んだのかもわからないけど。
 そもそもイクサフィストは知っているけどキバは知らないみたいなので、精神だけタイムスリップしたのかしれない。
 しかし過去と現代でゆり・恵の母娘がイクサをめぐって同じ状況に立たされる。何故か二人ともイクサに変身しようとしても躊躇してしまう。どっちも音也がアドバイスするって展開になるのかな?
 次回はそれにも増して過去編で謎の美女が登場らしい。それってもしかして渡の母親?

[アニメ] ペルソナTS#21

  ペルソナTS #21「残刻」。まゆり=沙季にさらわれた洵=結祈とカナル。カナルは沙季にどうして自分たちをさらったのかと沙季に問うが、沙季は「カナルは刑事を始末した後、自分の意思で来た」と言う。
 慎たちの元には、洵がさらわれたことと、洵を尾行していた楢崎刑事が無気力症になって発見されたことが知らされる。実は真田参事官の策略で、薬が切れて取り込んだ人工ペルソナを抑えられなりつつあるマレビトたちにわざと洵をさらわせ、アジトを突き止めようとしていたことを知り、慎は真田を殴る。しかしその作戦は元々洵から持ちかけられた、最後の手段だったことを戌井から知らされる。
 洵のペルソナで自分たちのペルソナを安定させようとするマレビトたちだったは、洵が今はペルソナを出せないことを聞かされ、無理矢理引き出そうとする。しかしその間に椎葉のペルソナを吸収するようにして九條が意識を取りもどす。
 あくまで九條の大義を信じてその身を犠牲にしようとする沙季も、曾太郎に研究施設の奥深くに連れて行かれる。そこには機械に接続されたアヤネそっくりの少女がいた。

 荘太郎が語る九條の本当の目的。それは意識を失ったアヤネの身体にマレビトたちが集めたペルソナを全て移し替え、巨大なペルソナ複合体を持った彼女を自分が人々の無意識を支配する道具として復活させることだった。沙季も自分たちが収拾したペルソナの運び屋にすぎないことは察していたようだが、九條の動機と目的が娘への歪んだ愛情だと知り、動揺する。しかしそれを知ってもなお荘太郎が逃げ出したりしなかったのは、人から奪ったつぎはぎのペルソナであっても、自分から決して離れない存在が欲しかったからだった。九條の目的のために集められた孤児であり、しかし九條を信じなかった彼はペルソナにすがるしかなかった。これまで犯した罪の重さから自分の大義を信じようとする沙季もまた九條への疑念に心を揺らす。
 慎もまた犠牲になった楢崎やその罪の重さをあえて受け入れた真田、自分を犠牲にしてでも九條を野望をとめみんなを救おうとした洵の覚悟を知り、自分も自分のできることをしようと、まずは柊製薬社長に会いに行く。すべてのきっかけである小松原=九條の研究を裏で支援していたのが彼であり、その罪を贖うためにも事件を闇に葬らず、不祥事のすべてを世間に公表してくれと頼む。そしてその社長から、慎たちの両親が研究から手を引いたのはまだ母の中にいた慎をも実験材料にしようとした小松原の発言がきっかけだったという。洵と結祈の手術も結局は小松原の実験として二人が犠牲にされただけだった。
 いよいよ再び皆を不幸にしようとする九條を止めるための戦いの佳境なのだけど、からっぽの素体になったアヤネの身体も出たし、九條を倒せばおしまい、ではなさそう。カナルの正体や慎が失ってる十年前の記憶も気になるし。


2007年06月01日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] みんながんがれ

 ちょぉがんがれ。(なんとなく言ってみたくなった)

  俳優の石立鉄男さん死去 コミカルで人情味あふれる役朝日 )。2chのν速+で見て、まだその時は速報だったので「バーボンスレ?」と半信半疑だったのだけど、新聞各社に記事が掲載されるに至っては……変な話ですが、この人が死ぬとは考えたこともなかった、というか。お悔やみ申し上げます。


  2007/06/01-13:07 IWC脱退も辞さず=沿岸捕鯨拒否は「機能障害を象徴」−日本政府が表明時事通信 )。まー、正直、反捕鯨国が多数決の決議を反故にしたりって時点で、脱退してもいいんじゃない? って感じですが。その一方で IWC総会、調査捕鯨船への過激抗議活動規制決議を採択読売 )。シーシェパードとかは普通にあかんやろ。

[アニメ] DARKER#9

  DARKER THAN BLACK #9「純白のドレスは、少女の夢と血に染まる…(前編)」。中華系マフィア「青龍頭(チンロンタン)」の幹部が次々と契約者に殺される。血の付着した部分を物質転送させる手口の能力者「VI952」の仕業。外事三課の霧原未咲が情報を得ようとした男も、目の前で殺されてしまう。
 VI952逮捕のため青龍頭をマークする霧原は、青龍頭グループの運営するホテルの前で、旧友のアリス・ワンと出会う。たまたま誕生パーティが開かれていたのだが、そのアリス・ワンは青龍頭の頭首の娘。霧原が無理やり引っ張り出された会場には、ホール係のアルバイトを装った黒の姿があった。


 マフィアのボスの娘と、堅物女課長の意外な接点。ってか、眼鏡は伊達だったの?
 高校時代に出会い、アリスの身元を知って臆することなく喫煙を注意したのが縁で友人同士になった二人。霧原、どう見ても眼鏡委員長だが、委員長は他にいるのか。
 不良娘(ショートでつり目)と堅物優等生(眼鏡でつり目)の組み合わせ。よきかなよきかな。
 で、そのアリスに捕まって無理やりパーティに引っ張り出されるのだが、スリットが超深いチャイナドレスを着させられる。ああ、なるほど、やっぱ元の造作は悪くないんだ。パーティ会場には外事三課の斉藤も潜入したたのだが、パーティは隠れ蓑で、実際は緊急の幹部会。探りを入れようとする霧原を止め、アリスが連れて行ったのは「ゲート」由来の石の花の花壇。そして、そこにはVI952に殺されたアリスの父である青龍頭頭首の死体が……
 ハード→ソフト(萌え)→またハードと、なかなかに息をつかせぬ展開ですよ。そして、旧友に襲われ逃げる霧原が黒と接近……そぉいう展開?


2006年06月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 笑いが不気味

 人生の岐路かもしれない事態で平静、っつーか何も感じないふりっつーのはやっぱ難しいなぁ。
 私的な付き合い以外の場面、職業的な応対とかでは、不自然なほど笑いを浮かべてる人がいる。いや、それが悪いとかおかしいとかいう話ではないのだけど、それがある領域になると不気味に感じることがある。その対応のまま、こちらのプライバシーなどに水を向けてくる時などだ。いや、失礼とかってんじゃないけどさー。こっちが読もうとする情報を笑いで糊塗してる。それじゃキャッチボールができっこないでしょ。嘘でも駆け引きのきっかけを与えないと。


  駐車違反取り締まり現場で申し出ない方が“お得”zakzak )。今日から駐車違反取締りの基準が変わって厳しくなって、自転車で道を走ってると大きな道路は路駐があからさまに減ってて、まあ走りやすくはなっていたのだけど、でも、絶対問題が起こると思うのだけどなぁ。すでに 改正道交法施行、“郵便厚遇”に宅配業者から批判の声読売 )なんてのも出てるし。郵政は同じ公官庁で文句をねじ込まれると対処に困るからなんだろうけど……


  「事件は表現の自由侵害」 反派兵ビラで上告趣意書Y!hl )。こいつらアホ丸出しだな。


  近代以降の中国はアヘン戦争から始まるわけで、欧米日の半植民地となり「内憂外患」の連続で砂を噛む苦しさの連続だった中国情報局 )。う〜ん、中国の近代は混乱の極みだったのは認めるが、それが何故か、ってのは、「欧米が悪い!」で済ませられるようなものなんかね? 「新中華思想」って、近代どころかここ二十年くらいの中国の内外の動き見ただけでも悪い冗談にしか見えないのだが。


  私も子どもも孫もみな、税金払っていながら、なぜ年金がもらえへんのや朝鮮新報 )。年金の掛け金は払ってないからです。以上。(税金払ってりゃ年金もらえるってなら、今の年金破綻問題は起こってねえっての。アホかこいつら)


  「朝鮮は日本の民主主義に危険を知らせるカナリア」朝鮮新報 )。つまり、「鳴いてるうちは大丈夫」ってことですな。
参考: 炭鉱の中のカナリア
昔、イギリスとアメリカの炭鉱員が地下に降りるとき、行列の先頭がカナリアのカゴを持って炭鉱に入った。 カナリアの歌声が止まったり、力を失って死ぬなら、 炭鉱内にメタンガスのような有害ガスが多いと判断し、炭鉱員をいち早く危険地域から逃げさせる役割を持たせた。

[アニメ] ウィッチブレイド#9といぬかみ#9

  ウィッチブレイド #9「哀」。雅音と斗沢は、先日出会った奇妙なエクスコンの情報を調べる。ところがそのエクスコンの正体は、意外なものだった……
 酔って斗沢に「仕事」のことを追及する雅音。たちわりぃなぁ。絡み酒だよ。スクープをえさに、斗沢をなしくずしに自分の協力者に……ひょっとして、利用してる?
 その斗沢が警察の新聞データバンクで見つけたエクスコンの正体は、六年以上前に死んだ警官だった。表向きは殉職ということになっていたが、実は熱心なファンに追われたアイドルを警護していくうち、真面目さが仇となってのめりこみ、当のアイドルにストーカー扱いされたことを苦に自殺したのだった。
 死んだはずの男がエクスコンに? と疑問の消えない雅音だったが、彼はいつの間にか梨穂子と友達になっていた。「彼女」との将来の夢を楽しげに語り、梨穂子に優しく接する男。そして、犯行を行おうとした彼の現場を押さえる雅音たちだが、エクスコンは意外なことに「自分を殺してくれ」と雅音に頼む。男の願いを叶える雅音だが、エクスコンについて何か隠している導示重工と鷹山への不信の念が生まれる。
 梨穂子にはエクスコンの男だけでなく、再び玲奈が接近。公園の母子の姿を見て、本来あるべき母子の情と、それがない自らを比較しているかのよう。やっぱ玲奈と梨穂子は……?

  いぬかみっ! #9「煩悩とせくはたっ!」。いい話で終わりそうなのを台無しにするのがこの番組の定番か。一話で出てきた留置所変態トリオも再登場して、変態度もそれなりに。いや、いらんと言えばいらんのだが、何故かないと物足りなくなってきている……ヤバイぞ。
 オチの部分を見ると薫の犬神たち、とくに腐女子のいぐさがメインの話、だったのか?
 それにしてもあのフライパンは特注か?


2005年06月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 今日は軽めに

  昭和天皇が「米重視」の発言 米で公文書6点見つかる朝日 )。例によって朝日の報道だけど、これって昭和天皇が非常に常識的な判断能力の持ち主だったって事以外のなにものでもないと思うけど……朝日はなにかを煽りたいんだろうかと邪推してしまうが……

  ゲーム脳、言われているのは日本だけITmedia )。科学者の立場からの「ゲーム脳」批判。プレイヤーになんらかの(良いか悪いかの)影響があることは当然と言いつつも、安易な「結論ありき」の研究への批判といったところ。

  石原知事、英紙に「北京五輪ボイコット」日刊スポーツ )。中国でのオリンピックは不安要因が大きいのは事実だが、これはどう考えても行きすぎ。

  本社の旧日本兵生存情報の報道について産経 )。旧日本兵生存のニュース報道の、勇み足についての謝罪。そもそも勇み足は良くないと批判は出来るけど、こうした潔さは評価できると思う。 こちらzakzak )のイサギ悪さに比べれば。朝日ってなんで何事も素直に謝罪せず、見苦しい言い訳をどこかに載せるんだろう? 「見解の相違」って……それって翻訳すると「これで国税局をごまかせると思ってましたが、ダメでした。てへっ」ってことじゃん。ロクでもない。

  韓国漁船、海上保安官2人乗せ逃走…2時間半後に保護読売 )。こっちも相変わらず。一度沈めちまえ、とか乱暴なことも思ってしまったり。実際にはできないけどね。

  「アニメソングをチャート1位に」 ネット運動勃発ITmedia )。あんまりまともに相手にするとこっちも程度が低くなると思ったけど、やっぱり一言だけ。 このプロジェクトの目的は、アニソンで日本の音楽アーティスト達を圧倒し、オリコン一位を取って歴史に名を残す事、及び、荒廃した邦楽業界に革命を起こす事を主な目的としています。こういう自己矛盾の塊の醜い小理屈をくっつけて自分たちの馬鹿げた行動を正当化することを「無粋の極み」という。遊びなら遊びと割り切って胸を張ってやれ! 自分のやってることに自信がないからそんなロクでもない理屈で正当化しようとするんだ。オタクの質も落ちたものだ。同じオタクとみなされたくないな、 こいつら とは。


2004年06月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 次回DVD化作品

 「江戸プロフェッショナル必殺商売人」ではなく「必殺仕業人」だそうで。キター! 前期必殺では、この辺りは(最終回以外は)未見なので楽しみ。宇崎竜童のナレーション(あんた、この世をどう思う?)に、左遷された主水と以前のチームのようには心を通わせあわない仲間たち(最終回だけでもやいと屋又右衛門の曲者っぷりの演技は秀逸だった)、ひたすら重苦しいシリーズとの評価だけどもだからこそ期待してしまう。
 まったくキングレコードは神だ。

[アニメ][その他] おうまがはっしーるー パカパパン、パカパパン、パカパパン♪

  谷田貝さんの日記5/31 )で、「時代小説が書きたい!」に「映像作品で戦国時代の合戦の考証が一番しっかりしていたのは「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! アッパレ戦国大合戦」と書いてあった」とあり、大いに頷く。
 この点は劇場上映時に「あんなリアルな合戦シーン見たことない」と時代劇好きな知人に吹聴しまくってましたので。
 まず、冒頭の合戦シーンがわりあいと牧歌的だったこと。天王山な戦いとかならともかく、日常の小競り合い程度では近くの農民が弁当を持って見物に来ていたという話で、しかもその戦術が、鉄砲→弓→長槍→突撃と、きちんと手順を踏んでおり、なおかつ普通の合戦ものではまったく無視されがちな「投石」もきちんと含まれているという念の入りよう。雑兵は籠を担いで戦場につくまでに石を拾っていたというから、投石も大事な戦術の一部なんである。
 さらに感心したのは、井尻又兵衛が敵地に騎馬で乗り込んだあと、降りて敵と相対したこと。湿地が多く、また馬の体格も必ずしも大きいわけではなかった当時の日本では、基本的に騎馬というのはあくまで移動の手段が主だったはずで、映画でよく出てくるような大規模な騎兵同士のぶつかり合いというのは西洋のものを見すぎた誤謬なんである。武田の騎馬軍団、というのが有名だけども、あれも騎馬による突撃戦法が主体だったわけではない、というのが現在の定説になっていたはず。本当に騎馬による戦法は使われなかったのかというと そうではないという説もある みたいだけど、基本的には大々的に使われてはいなかった。
 まあ、この辺は見てピンと来そうな人にしかそういう勧め方をしてないのだけど。
 え〜っと、 当時に書いた感想 もそこらへんのことにきちんと触れてるな。このアニメ、そういう視点でももっと評価されるべきだと思うのだけどなぁ。と、いうことでひとつ。

[その他] これもまた退屈な日々

 知人のところに最近女性からの間違いメールが立て続けに来、それに返事をしてメル友になったのがいるという。それも複数人。友人一同、声を揃えて「いつ、壷を買わされるのかねえ」。
 うちにもその手のメール結構来るけどさ、少しは疑おうよ。
  放蕩オペラハウス さんとかで「あらわした本性がショック」というので 件のアニメ を見てみたのだけど……なんだ、本性の方が全然いいんじゃん。
  ことのは絵文録 さんの 雑誌の責任はどこまで及ぶのか? 。いや、PC Japan潰すくらいなら、もっと他に問題のある雑誌があるでしょう? ネットラン○ーとかネッ○ランナーとかネット○ンナーとか。いや、真面目な話、この廃刊理由って全然雑誌の問題ではないよな……(=理由になってない)
  英語のフォーラムで「サムライの起源は朝鮮」と書き、合理的に反論されるも、それに合理的な反論ができない人の例 。引用してるのがハングルサイトばっかですから、まあ半島の方なんでしょうな。
 が、そんな半島などよりももっと油断ならないのがその宗主国。 中国、日中境界海域に施設東京新聞 )。こっちの方がよっぽどしたたかで恐ろしい。日本も「コンテンツ大国」とか寝ぼけたこと言ってないで、きちんと確保すべきものはしなくちゃだめなんである。持ってるもの持ってる奴が結局強いんだから。たとえ、虎の威を借りようとも。


2002年06月01日() 旧暦 [n年日記]

腑に落ちる

 昔っから 王ドロボウJING のパターンって、どこかで見たことあるなぁという気がしてたのだけど、アニメ第三話を見てふと気づく。あ、これって寺沢武一の「コブラ」と似てるパターンなんだ。二話目はかなり話は凡、作画はアレでちとナニな出来だったけど、三話目は安定。安心。
 世間様ではワールドカップらしい。いや、知ってはいるし、頑張っては欲しいけど、いまいちピンと来ないんだよなあ。
 大須を歩いていたら、「 メメント 」のDVDを見かける。もう出てたんか! とある事件以降、新たな記憶を残しておけない男が、妻の仇を探すサスペンスなのだが、ミステリとして結構良かった。だから買おうと思っていたのだが、もう出ていたとは。未見の同監督による「フォロウィング」も同時購入。この両作は、シーンの流れが時間経過に沿っていないのだが、それを時系列通りに並べなおすモードがついてるのだそうな。余計な事を。あの並べかただから作品として良いのに、それがわからんのだろうか? まあ、わざわざつまんなくするのは自由だし、「フォロウィング」は見てないからわかんないけど。
 最近のDVDは、比較的安価でええのー。
 うわさでは ガンパレードマーチ TVアニメ化との情報が流れてるのだけど、どうも今ひとつはっきりしてこない。7月から放映との噂もあるのだけど、だったら普通、さすがに情報が流れていると思うし。それより、心配なのが制作が悪名高き GONZO (flashが相当うざったいので注意)という噂があること。 戦闘妖精雪風OVA化 のプロモーションビデオ公開に際しては、原作ファンを阿鼻叫喚の渦に巻き込んだという伝説がある。いや、別に零がビジュアル系だろうが、ブッカーが黒人でなかろうが、別にそんなことはあきらめますよ、ええ。ただ、雪風の機首に前からでかでかと「雪風」と書くのだけはやめてください。お願いします(いったいそんな場所に書いて誰に見せようというのだ?)。せめてあなたがたに常識と良心というものがあるなら……って期待しちゃダメか。GONZOアニメで面白かったとはっきり言えるのは ヴァンドレッド 1st&2nd stage くらいのものなので、むちゃくちゃ不安である。GONZOが変なこといじりそうな設定てんこもりだしなぁ(原作の設定どおりでないのは別に構わんのである。どう考えても変な設定にしてしまうのがいけないのである)。
 昨日書いた、龍騎の新フォーム デフォルメ人形


2001年06月01日(金) 旧暦 [n年日記]

レクター博士のお料理天国と地獄

 あ、いかん。タイトルでネタバレしとる。(わからん人は新・ルパン三世を頭から見直そう)
 映画の日ってことで、姉には「ビデオで十分」と止められてたにも関わらず、ゲイリー・オールドマン迫真の演技がメーキャップのせいで誰だかさっぱりわからないという「ハンニバル」を見てきちまいましただ。
 監督はリドリー・スコットってことで確かに面白くは撮れてるのだけど、前作と比較すると矢張り「うーん」と思わざるを得ない。
 作者トマス・ハリスがこの名義で出してる本は4冊あって、そのうち「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」「ハンニバル」の3冊がレクターが登場する。「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」では、主人公ではないが重要で非常に存在感のある役割である。何故か。この二冊では話のメインとなる犯罪に、直接ではないが関与しており、更に捜査側と接触し続ける事で事件の顛末自体をコントロールするという、実は陰のフィクサーとしての役割を果たしているからだ。
 異常犯罪者の心理としてよくあるのは「自分以上の何者かになりたい」という願望である。「レッド・ドラゴン」のレッドドラゴンも、「羊たちの沈黙」のバッファロー・ビルも、自己を生まれ変わらせる為の儀式として一連の犯罪を行っていた。そして生まれ変わった願望の先の姿、それそのものでは必ずしもないが、そちら側に存在するのがハンニバル・レクターなのである。実際にはレクターが「生まれ変わって」今のようになったかというと、多分違うだろう。だからそういう生まれ変わりたいという心理を解しはするが、同情もしないし親近感も持たない。何故なら全然似てないからである。
 レクターシリーズの最初二本において、レクターはすなわち「闇の神」であり、背後から人間の心の闇を操って全てを見晴らす、曖昧とした存在だった。二作の犯罪者は、いわばその崇拝者で神に近づこうとする。その意味ではサスペンスやスリラーというよりオカルトやホラーに近いかもしれない。
 だから、レクターを見つけ出して殺そうとするメイスンが話の主軸となる今回は「神狩り」なのである。メイスンの行動は復讐というよりむしろ神を殺す事で自らがその位置に立つ新しい神となろうとする行為なのだ。だから神を完全に殺す為に、豚に食わせるという、もっとも屈辱的な死を迎えさせようとする。
 ならばクラリスは何であるのか。巫女である。彼女の立場はレクターを始めとする「あちら側」(非理性)と対局である「こちら側」(理性。しかもFBI捜査官なのだから立場的には理性と秩序の権化である)に属しながら、しかしレクターの寵愛を受けるがゆえに闇と交信することが出来る。「羊たちの沈黙」は純粋なクラリスと闇の神であるレクターが接触し、その巫女である彼女を介して封印された神が復活してしまう話と解せられる。
 さて、この映画で何が不満かというと、この構造ではない。むしろホラーとしてはよく出来てるだろう。不満なのはレクターが「闇の神」としての役割を十分に果たしてないことだ。
 第一点。神の何が恐ろしいかというと、罰を下すとか、そういうことではない。何故罰を下すのかわからないという所だ。無論傾向はある。しかし、聖書の神罰の記述を見てみるとわかるだろう。神はわがままで気まぐれである。厄災に後付けで理由をつけてはいるが、それは単に人間が勝手に解釈した「決まり」に過ぎない。その「規範」にがんじがらめにされた時、神は恐ろしいものからシステマティックなものに堕す。神としての恐ろしさは失われる。
 今回、レクターは「殺す相手」の規範をかなり明確に定められてしまった。闇の威光が一つ削られたわけである。
 第二点。神の力、奇跡と言っても良いが、それは何故奇跡たりえるのか。それは「過程」が見えないからである。過程を省いて原因と結果、場合にによっては結果だけを示されると、その途中過程でどのようなことが行われたのか、人間は想像を逞しくする。ナスカの地上絵やピラミッドなどが地球外技術が云々という話が絶えないのはその為だ。今回レクターは自分で「動きすぎてる」。闇のフィクサーとして存在するのでなく、自分であくせく額に汗して働く姿を見られてしまった。目に見えないものは実は目に見えるものよりずっと恐ろしい。レクターはここでもまた一つ威光を失ってる。
 第三点。これは第一点、第二点とも関与するが、レクターがこれまで恐かったのは、レッドドラゴン、バッファロービルといったレクターのイミテーションを通してレクターを見ていたからだ。人間が最も怖がるのは、人間自身の闇である。前作まで恐ろしかったのは、作者が取材したレスラー元FBI捜査官の本の冒頭に捧げられた言葉、「深淵を見つめてはいけない…」という言葉通り、人間の闇を追う事で自身も闇に引きずり込まれる恐怖を感じるからである。(無論、普通の人間は引きずり込まれきりになったりしないのだが。) しかしレクターはそういう人間ではない。同調できる人間はまずいないだろう。だからレクターの今回の行動は残酷でグロテスクな割に恐くはない。単に正視に堪えないだけだ。今回、レクターは神の位置にいることを要求されながら神通力の大半を失っている。「神狩り」の部分は悪くなかったのに、オカルト・ホラーからスプラッタ・ホラーになってしまった。単体として見ればそれなりに面白くはあるが、神通力を失った彼の姿はいささかがっかりする。ジュリアン・ムーアは案外と悪くなかった。1.5点。