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2003年02月02日() 旧暦 [n年日記]

脱北

 え〜、週末になにがあったかというとですね、 戸狩温泉 まで拉致されてたのですよ。スキーやら蕎麦やら温泉やらを味わってきたのですよ。優雅だなって? いや、それはそうなんだけど、それは結果としてそうなっただけでして。
 金曜夜に実験してると、研究室の中国人留学生Cさんが私と隣の席のTさんのとこにやってきて
Cさん「今晩から中国人留学生でスキー行く予定だったんだけど、Lさん(前に研究室にいた、私も知ってる人)が子供が急に熱を出して行けなくなっちゃった」
私「それは大変ですね」
Cさん「キャンセル料、半分もとられるよ」
私「まあ、当日だとそうでしょうね」
Cさん「他の留学生にも声かけてみたけど、バイトが入ってたりして、代わりに行ける人いなくって」
私「急だと難しいですよ」
Tさん「それじゃさ、すずきくん連れてったら?」
私「……え?」
Cさん「ああ、そうか。留学生の人ばっか探してたよ(何故か乗り気)」
私「……(どうやって断ろうか考えてる)」
Cさん「じゃ、そういうことで。今夜九時十分集合ね」
私「ええ!? 今七時半なんですけど!? ってか、私の意思は無視でスカイ!?」
 で、着の身着のままでつれていかれました。てか、こっちもこうなりゃ楽しまにゃ損とばかりに楽しんだし、同乗者の人もいい人ばっかで、嫌どころかとても楽しかったわけですが(雑談が中国語なのでわからんという欠点はあったけど)。しかし、ワタクシ最近、自分の人生が自分以外のなにものかの意志によって決められている気がしております。
 幸いだったのは、持っていた暇つぶし用の本が「ストームドラゴン作戦」読み終えて「シーファイター全艇出撃」だったことか。なんの本読んでるかと聞かれて「台湾軍が中国を侵略して中国がやけになって核を使おうとする話デス」とは流石に言いにくい。しかし、やはり中国は遅かれ早かれ、そのうち分解せざるをえないのだろうなぁ。多民族を(少なくとも一部は)無理矢理まとめているし、地域の貧富の差がこれからどんどん広がることも拍車をかけるだろう。その日が十年後か、百年後かは知りませんが。
 帰ってみると、 スペースシャトル「コロンビア」が空中分解 というのでびっくり。なにが原因なのか、そしてこれからの影響がどうなのかはわからないけども。まずは七人の宇宙飛行士たちの冥福を祈りたい。彼らのためにも、宇宙開発の気勢がこれで殺がれないことも。
 しかし ここらへん とか、なんの関係があるんだ?
 ちと週末のビデオの消化とかもあるんで、短いけどこのくらいで。


2003年02月03日(月) 旧暦 [n年日記]

百四十四分の一

 今日も今日とて WTM を購入。キューベルが二台、シュトルヒが一機、二号Fが一両。これで車種(機種)は全部そろった(塗装違い除く)。さて、これをしまうケースをどうしようかなぁ。
 WTMやその後追い企画の ドラゴンポケット・アーマー は1/144なのだけど、1/144ってえとガンプラがそのサイズ。しかし、WTMに端を発する成功(かな?)に触発されたのか、タカラから食玩(食料品のおまけにつく玩具。WTMの場合お菓子付玩具と言う方が正しいのだが、こうすることで流通経路がお菓子流通にも乗せられるというメリットがある)だか石鹸のおまけだかで「奇想天外兵器」をリリースするとかしないとか。アレですよ。 フライングラム だとかドイツ軍の三枚羽だとか、ああいう奴です。いや、そりゃ私はそういうの大好きなんですけど、なんでもかんでも出すのはどうかと……で、極めつけは コレ 。上のドラゴンのポケットアーミーのラインナップ。超重量級戦車「 マウス 」(これで「ネズミ」ってんだから悪い冗談だ)やカール列車臼砲、レオポルドまで……いや、嬉しいんですけどね。1/144ったってあーた、大きさ考えてくださいよ、大きさ。レオポルドなんざ、砲身長が22m近いんですよ? 1/144でも15cmですよ? そりゃ1/144でも1mある デンドロビウム よりかマシですが……全然「ポケット」じゃない。
 なぜか「スマートレディ」やら「ホースオルフェノク」やらの検索が増えてきた昨今、 仮面ライダー555 を見る。ベルトを奪い取ろうとした怪人(オルフェノク)をベルトの力で変身し退けた巧だが、怪人のことより盗まれたカバンのことばかり気にしていて、「変身できるんだからこれからも守って!」と勝手に事情を話す真理のことなど歯牙にもかけない。ところが警察で見つかった自分のカバンを真理のと間違えてしまい、おまけに肝心のベルトの入った真理のカバンは盗まれてしまう。質屋でようやく売り飛ばされたカバンを見つけるが、それを買い戻すために遊園地で子供の散髪をしてかせぐ真理。「東京に出て美容師になるのが夢」と語る真理に、「自分には夢がない」とどこか虚ろにつぶやく巧、しかし、感情移入をしながらも結局真理とは行動を別にする。一方、東京の勇治はオルフェノクに変身して人を殺めた後、あまりの出来事にビルの屋上から身を投げる。しかし、気付いたときにはマンションの一室。そこにいた妙な格好の女は、勇治が人間を超える存在「オルフェノク」になったこと、そしてオルフェノクとしての生き方に馴れるまで自分が世話をすることを告げる。その女「スマートレディ」の姿は大企業「スマートブレイン社」のCMに出るイメージガールと瓜二つだった……
 どこか強烈な人間不信を根底に感じさせる井上脚本で、やはり癖はあるが、今回はそれぞれの立ち位置がより明確になってきている。しかし、見所は人間体から突進体に変身するエレファント・オルフェノクのアクションか。いや、あそこまで行ったらびっくりですわ。ファイズの変身や装備のセットはややもたついていたけども、馴れれば演出でもっときびきびするんだろうなぁ。変形バイク「オートバジン」もその布石か? しかし、栗原瞳嬢はあまり声が良くないのでしゃべるとちと……だなあ。
  キングゲイナー 19話。ゲインのかつての相棒エリアルがゲインに頼まれた荷物を届けにヤーパンの天井にやってくる。再会を喜ぶ二人だが、エリアルは実はシベ鉄の運行部長カシマルによって、天井の中のガンガランのピープルの暴動を扇動するために送り込まれたのだった。カシマルからガンガランのドームの再建を餌にされ、受け取った指示に従いガンガランのピープルの暴動を煽るガンガラン市長。アデット隊が暴動を抑えようとするが、むしろ火に油をそそぐことに。その隙に乗じガンガラン市長によって倉庫になっている後続のユニットが切り離され、シベ鉄の線路上に取り残されてしまう。それを見計らって突進してくるシベ鉄の装甲車両をエリアルと食い止めようとするゲインだが……
 ゲインがかつて失敗したエクソダスに関わる人物の登場、エクソダス自体の意味、そしてゲインにとってのこのエクソダスの意味、シリアスが基調ながらもテンポの良い回だったが、前回ほどではないにしろ作画の低下はやはり気になる。予告を見る限り、次回もちょっと作画はなんだし……これから終盤にかけて、大丈夫なんだろうか? あと、終盤にかけての展開のための整理か、カシマルが意外とあっけなく退場。う〜ん、ちとあっけなさすぎる気が。
 ところで大型獣の肉はとれたてより熟成させたほうが美味いと思いますぅ。
 なんかあちこちで叩かれているアホ毛アニメ 魔法遣いに大切なこと を、4話まで融通してもらう。う〜ん、これって良い話なんか? 「お礼」と言ってすぐお金を連想したりする主人公に黒いものを感じるのは私だけではなさそうだが。「魔法遣いが実際にいたら、その影響がどんなことになるか」という考証はもはや突っ込んでも仕方あるまい。ただ、これだけは書いておきたい。確かに「魔法少女もの」という女幼児向けジャンルが存在し、その需要は究極的には「モラトリアム」であると言ってよいと思う。大人になるというのは現実との妥協であり、妥協が出来ない子供には、現実との軋轢を緩衝するための想像の翼は(需要として)ときには必要となる。これは女児に限らず、男児でも同じ。しかし、人間はいつまでも夢の中にいるわけにはいかないし、現実には魔法も正義のヒーローも存在しない。物語をどう決着をつけるか、それはクリエイターの裁量だが、心ある者は視聴者の心の方向性を現実に向けるように、できるだけやさしく促す。その完成形のひとつとしてモラトリアムの終焉、しかし、魔法などなくても現実に向けて何事かができることを諭す。これはひとつの例であり、これにのっとる必要はない。けども、件の番組は主人公の自我をほとんど傷つけない。小児的な思い込みと暴走を肯定してしまう。一話二話でお金でお礼をしようとして却って怒られた時、どうしてその行動がいけなかったのか。「相手になにか与える」でなく「相手の気持を推し量る」ことを学ばねば結局同じ失敗をまた同じように無反省に繰り返すだろう。が、主人公はなにも成長していない。ただ感傷し、相手に与えるだけ。以後も同じ。ただ与えるということは相手から奪うということになりかねないことに、脚本家自体が無神経なんである。熱心さ、情熱は悪いことではない。が、それだけでは良いことでもない。それをどう使うかが大事なのに、無条件で肯定してしまっている。こういう無神経さは映画「ハリー・ポッター」にも通じる。ほぼ無反省・無理由・無条件な主人公の肯定である。登場人物が悩み、行動し、問題を解決する(あるいは解決しなくても)プロセスに感情移入することで視聴者がカタルシスを得るようには努力せず、単に一連の現象として「なんとなく」問題が解決することでカタルシスを「与え」ようとしてるように見える。それで需要があるなら私が否定することじゃないと思う。が、そんな安っぽい「癒し」に乗る人間にもなりたくはない。
 「 アッパーズ 」を見たら山田風太郎の代表作のひとつ「甲賀忍法帖」が「バジリスク−甲賀忍法帖」としてコミック化。氏は生前、白土三平の忍者漫画を見て「これは自分の小説の真似じゃないか!」と怒り、以後漫画には良い感情を持っていなかったと聞く。「忍法帖」の対決パターンは日本の漫画への影響が深いので残念なことだが、氏の死後にこうやってはじめてコミック化がなされていくというのも複雑な気分ではある。


2003年02月04日(火) 旧暦 [n年日記]

我、悪をなすもの

 悪の定義ってのがなにかって問題はあるが、人が悪いことをするときには二種類ある。悪いことと自覚してやるか、自覚せずにやるか、だ。自覚せずにするというのは一種の「無責任」である。たとえば、昨日の「 魔法遣いに大切なこと 」の主人公とかはこの類。もう一人身近にこういう人物がいるのだけども、具体的には口が裂けても言えない。ただ、無自覚というのは気付かないから無自覚なのであり、この罠に陥っている可能性は私を含め誰にでもある。「自信」というのは無神経という副作用を招きかねない諸刃の剣でもある。
 自覚して悪いことをする場合にはさらに二つ種類がある。責任を転嫁するもの、転嫁しないものである。まあ、どっちがどっちということはないのだけども、責任転嫁というのも実にたちが悪い。これまた身近にそれの激しい例がいるのだけども、これもやっぱり具体的には言えない。たとえば、別の例だと、悪徳商法の勧誘員がカモをひっかけながらこう考える。「こういう騙されやすい人間は自分じゃなくてもいつか騙される。それがたまたま自分だっただけのことで、自分は悪いわけではない」。あるいはルサンチマンからの犯罪を起こす人間はこう考えるかもしれない。「悪いのは自分をこういう境遇においやった社会だ。自分は可愛そうな人間だ。犠牲者だ。だから悪くない」。無論、そんなわけはないのに。
 なんでこんなこと書いてるんだろう? ひょっとすると、自分でも気付かないうちにその身近な二人にたまらなく腹を立てているのかもしれない。
  THEビッグオー #18話「The Greatest Villain」。パラダイム・シティ一の建設業者ヨシフラ・ヤカモト工業に招かれたロジャーが消息を絶つ。三度刑務所を抜け出したベック一味により誘拐されてしまったのだ。誘拐の交渉を受け持つはずの交渉人が誘拐されたことにオタつく軍警察のダストンを尻目に、R・ドロシーは自分が交渉を請け負うと言い出すのだが……
 今回はしょっぱなから「なんじゃこりゃ?!」。最初から最後まで徹底してギャグってのは、ビッグオーじゃ初めてじゃないのか? 日系企業「ヨシフラ・ヤカモト」(どんな字だ?)の「ヤカモト」はどうやらモンティ・パイソンのスケッチに出てきた、ヴィスコンティに化けていたけどもLとRの発音が聞き分けられずに偽者とばれる日本人監督「ヤカモト」かららしい。けど「ヨシフラ」がよくわからん。その名前からもわかるとおり、(わざと)間違ったジャポニズム全開。負けずにドロシーもチャリで車をブッチぎるは、再度再度メモリーを奪われている額のCDトレイにはメモリ着脱防止用のバッテンはつけられてるは、日本的合体ロボのベックロボは見栄切りの間に飛び道具であっさりやられるは。しかし、ベックがロジャーとビッグオーの関係を知ってることを不思議に思うより、いつの間にダストンがロジャーがビッグオーの操縦者と知ったのかの方が記憶にないんですが……メモリー・ロスト?
 あまりおおぴらに宣伝はされてないけども、 ファイズ も複数ライダーであったりする。で、その第二のライダーの 流出情報 (例によってネタバレ注意)。う〜ん、今回のライダーはモチーフこれで行くんかいな?
 ところで、2chで「アギトの涼はファイズの勇治と似た境遇だったのに、ぐれなかったのな」という書き込みを見る。そう言われればそうだ。
 コロンビアの空中分解について、なにかを書くべきかと思いつつ、結局あらかたはどこかで言われており、あえて自分が付け加えることもなく、ならば自分にとってこの事故はなんなのかと考えた。有翼宇宙往還機の非効率性、宇宙開発の必要性・無用性、その他の死と対比することのできる七人の宇宙飛行士の死、いろいろ考えるが、すべてをまとめることなど到底できない。犠牲があったのだからやめるべきなんてことも、「七人の犠牲があるからこそ、より宇宙開発を進めるべきだ」的な物言いも好きではない。どちらにしても人の死を自分の欲望・利益の方向へ誘導する材料に使っているみたいだから。宇宙開発への影響は、まだ待たねばわからないだろう。ならば、今のところ自分にとってこの事故は七人の命を奪ったいたましい事故以上ではないし、以下でもない。アメリカがイラクでもっと多くの罪なき人を奪うかどうかの瀬戸際だとは言え、この七人の死を悼んではいけないということにはなるまい? 百万人が死んでいるからと言って一人の死が軽くなるということはないはずだ。


2003年02月05日(水) 旧暦 [n年日記]

ТАТУ

  速水螺旋人 氏のとこの日記で TATU (ロシア語表記はТАТУらしい)とかいうロシアのアーティストの記述を見かけた矢先、 2ch でたまたまそのTATUの話題を見かける。って、制服でレズって……事実かどうかは知らないが、そういうことで売り出しているらしい(現役の音楽学院生というのは本当らしい)。事実かどうかは知らないのだが、ライブで こういうパフォーマンス があったりはするらしい。おまけに ファンサイト では こんなん とか、 こんなん とか こんなん とか こんなん とかが何故か多い。オタク向けデュエット? 日本での知名度はあまりないが、ロシアを中心にヨーロッパではかなり人気があるらしいのだが……
 家に帰り、なんとなくテレビをつけるとBSで「 靴をなくした天使 」(ビデオタイトル「ヒーロー/靴をなくした天使」)をやっていた。離婚係争中のつまらない小悪党風の男、バーニー(ダスティン・ホフマン)は息子と待ち合わせた夜、その徒路でたまたま旅客機の墜落現場に出くわす。口ではシニカルなことを言いながら、つい見逃せずに飛行機の中に閉じ込められた乗客を助けるが、その際、つまらない出来心から乗客の一人のハンドバッグを盗んでしまう。世間は乗客54人を助け、名前を名乗らずに靴を片方だけ忘れて去った「英雄」探しにやっきになるが、当のバーニーは離婚調停中ということもあり目立ちたくないとばかりに名乗りをあげずにいた。だが、テレビ局が「英雄」探しにかけた懸賞金百万ドルに目がくらみ名乗りをあげようとした矢先、窃盗の罪で逮捕されてしまう。そして代わりに名乗りをあげたのは、バーニーの手元に残った片方だけの靴をあげたホームレス、バーバー(アンディ・ガルシア)だった……
 ストーリーの幹はいいがどうもあちこちの枝葉のはり方がイマイチの部分もあるこの映画、実は個人的には劇場公開時に見て、シチュエーション的には無茶苦茶好みだったりする。 フル・モンティ と言い、どうにもこのパターンに弱いなぁ。とりあえず、「靴をなくした天使」の得点はトータルではこんなものだろうが、「フル・モンティ」に2点以下をつけた奴はそこに正座しろ! 小一時間説教してけつかる(いや、個人個人の趣味だからそれもどうかと)。とりあえず、「あの程度の芸で」とか言ってる奴は、まともに映画を見てないことがもろばれなんだけど(観客のほとんどは、(少なくとも最初は)まともなストリップを見に来てるんでなく、全部脱ぐとまで宣言したダメオヤジどもを物見遊山に見に来てた「はず」なのだが。)。
  ファイズの東映ページ を見ると、チョイ役だと思っていた二話に出てきた刑事二人( 沢村刑事添野刑事 )が メインキャストの紹介 に。久々に警察が絡んでくるんか。ってか、添野刑事の方はコロンボ警部の声の人デスカーーーー!? (声の人などいない)


2003年02月06日(木) 旧暦 [n年日記]

煮ても焼いても

 昨日スーパーで特売のチャーシューを買ってきたのだが、これが大失敗。とても生では食えた代物ではなかったのだが、捨てるわけにもいかず、どうにかするしかない。仕方ないんでわざわざメシを炊いてチャーハンの具にしました。安物買いの銭失い。げしょ。
  WOLF'S RAIN #3。「貴族」に花の娘「チェザ」を連れ去られ、人間たちからも追われることとなる「キバ」と「ヒゲ」。一方、「トオボエ」は偶然レアラに遭い、誤ってレアラの鳥を殺してしまったことを謝ろうとするが、トオボエの正体を知ってしまったレアラはただ怯えるばかり。そして、その悲鳴を聞きつけたクエントに追い詰められる。その絶体絶命の危機を救ったのは仲間に見限られた「ツメ」だった。
 いよいよこれから旅に出ることになる、旅立ちの回。4匹が合流し、でこぼこながらも群を形成し、「花」を追うことになる。ところで、ネットであちかちを見るとなぜかまだ誤解して「狼男」と書いてるところがあるんだけど……あれは実体は狼で、化かして人間のように見せてるだけなんだけども。このアニメ、個人的には微妙にツボなんだけども、困ったことに人に勧めにくいのはこういうすぐには分かりにくい部分があることなんだよなぁ。主人公たち「狼」もまた人を化かす、月の光で神秘的な力を持つ、でわかるように、実在の狼と言うより、あくまで「ファンタジー」「野生の象徴」である生き物としての位置付けだろう。位置付けとしてはファンタジー世界のナンチャッテハードボイルドというのが正解だと思うのだけど。
  /.JP の記事にもあった、 Mozdevの寄付募集 に寄付。些細な金額だけど、普段使っているのだから、払えるときは払っとかないと。
  朝鮮の呼称わい曲報道に対し総聯中央常任委員会、NHK会長に抗議文伝達 。歪曲もなにもなぁ。それよか、破防法適用されんように気をつけた方がいい気も。
  ま〜、なにかと暗い世相ですから
  X-boxゲーム「格闘超人」、BGMにコーランで回収 。別のニュースでは、 回収後に修正版を出す予定はないとか 。そういうことやってるから、 ゲーム部門の赤字が二倍とか になるのだと思うけど……
 暇があるとファイズのOPをついリピート。オルフェノク側のCGの使い方が外連味があっていいなぁ。


2003年02月07日(金) 旧暦 [n年日記]

ТАТУその後

 ひきつづき 速水螺旋人 氏のところから、 ТАТУ の日本語紹介記事 へ飛ぶ。ってか、見られた!?Σ(´Д`;) (見られて困るなら書くなよ>ワシ) それはさておき、記事を見ると、世界進出のユニット名としては「t.A.T.u」が正しいらしい。日本での知名度があまりないと思ったら、そもそも日本進出はまだだったのね。と、言ってももうすぐらしいのだけど。あまりテクノ系統とかはピンと来るものはないのだけど、 ここ で試聴する限り、わりとよさそうなので、試しに一枚買ってみようかなぁ。どっちがどっちの声かわからないけど、ちとクランベリーズのドロレスを彷彿とするところがあるし。似てるわけじゃないんだけど。所詮ヲイラもオタクか。
 ちなみに二人のうちならば、私はユーリャ(ジュリア)派ですがそれがなにか?(眉毛が濃いときの方が良かったのに。)
 東海圏でも当然のようにやっていない アニメ版GPM なのだけど、コアなファンが多いゲームのアニメ化のわりにはわりと評判では良さそう。シリーズ構成の高山文彦氏が効いてるのかなぁ。0080大好きですよ。08小隊は見てないけど。しかし、萌とか岩田とか田代とか本田とか茜とかその他大勢(非道!)の登場も削られているらしいのはちと残念か(イジメとか世界設定とかヘビメタ教師とか「自分の脚」フェチだとか身障者とか靴下フェチとかはやっぱヤバイんか?)。もっとも、冒頭でいきなり戦死してるのが「眼鏡っ娘」(田辺ではない)だったり(ゲームの裏設定では、GPMに出てくるキャラは一名を除いて遺伝子設計されて人工子宮で生み出された人類なので、近視や肥満といった要因は誕生前の段階で除かれている、という設定)、瀬戸口っちゃんがいきなりパイロットだったり(○○○○じゃないんかい、お前)するらしいんで、ゲームとは本当に別物なんだろう。それはそれで、割り切って見れば面白そうだが。その成果も、 アニメ版GPMにおけるJ.C.Staffのマジック のおかげらしい。まあ、2ch情報なので一応そのつもりで。そうか。低予算でやりくりしていくにはこういう荒業も必要なのだな。製作スタッフの努力にはひたすら頭が下がります。
  ANIMATRIXにて前田真治による第一話、配信開始 。こんな企画が動いてたんですな。
  ブッシュ大統領はクレしん並?  なにを失礼な。ブッシュ大統領で感動はできませぬ! ジャカルタでもしんちゃんはSHINCHANなのか。それはそうと、いまだにアメリカによるイラク攻撃の必要性がイマイチ理解しきれんのだよなぁ。軍事に明るい人のコメントなどを見るに、先の北朝鮮に備えての爆撃機部隊の配備も、やはり対イラクに向けて極東の艦隊が手薄になることの対策としての牽制の意味が強いらしい。各国の協力も着々と取り付けているようだし、早ければ来週にも賽は投げられるのか。
  ゲイツがついにテロへの支援を…… そんなことしなくても半分テロリストみたいなものなのに……ってのは冗談ですが、イメージ戦略としての寄付活動の中に、ビン・ラディンの偽装組織が紛れ込んでた、ってなところでしょう。
  DELL Saying Good Bye to Froppy Disk Drives .ついにFDも過去の遺物ですか……
  韓国の売春規模、GDPの5% 。いや、まー、なんてーか。
 日本SFファンダム関連の宇宙開発方面にはスペースシャトルの評価はあまり芳しくないのだが、その根拠が書かれてる記事が ここ に出たので紹介( 野尻ボード から)。スペースシャトルは直感的な機体ではあるが、効率的な機体であるとは実は言えない。今回犠牲になった七人の飛行士の死をおとしめるつもりは毛頭ないが、やはりこの先は有翼往還機の形にこだわっていてはいけないのではないだろうか……
 こないだボロクソに言った「魔法遣いに〜」だが、いいところもあるので一応フォローせねば。とりあえず、アンジェラは良い。他には? え〜っと、え〜っと……
 そういや(ごまかすように)、今日、虫(=バグ)がいっぱいということがあらかじめ分かっている某ゲーム購入。通常版とカレンダー付の初回版があって、「初回版はでかいし高いし」ってことで通常版を買ったのだけど、その後で「しまった、カレンダーには速水螺旋人氏も書いてるはずじゃん!」ということを思い出したが、後の祭。げしょ。
 本日の他の買い物は、顔見知り程度の知人の漫画家さんの単行本(良い子は読んではいけない類のなので、あえてここには具体的には書かず)と、ステルス艦カニンガムシリーズ三作目。カニンガムはちゃんと新刊で買いましたぜ? あと、大須の万松寺のビルにデニーズが入っとった。なんでも、巫女喫茶もできるとか……なんか間違ってないかい?


2003年02月09日() 旧暦 [n年日記]

スキャナを買って来る

 ちょこっとだけ休日出勤して雑用を済ませた後、大須に出て壊れたスキャナの代替物を買う。大昔(5年位前)には大枚4万円くらいをはたいて買ったものだが、今では一万円以下で結構良いものが出ている。時代の趨勢はすごいですのう。結局買ったのは前から目をつけていた CanoScan Lide50 。なんだかんだでUSB2.0のワンプラグで済む、電源アダプタ要らずという部分にどうしても惹かれてしまった。楽なのがいいのじゃよ〜。
  仮面ライダー555 #03。真理は同行することを拒否する巧に「手を怪我した」と言って無理矢理東京まで同行させようとする。だが、嘘がばれて結局逃げられてしまう。元恋人を殺した東京の勇治は、スマートレディについていくが彼女のボスであるスマートブレイン社の社長は留守であるという。残されたデータカードには「王の眠りは深い」という、謎のメッセージが残されていた。一方九州の真理は逃げた巧を追って、クリーニング店の車と事故を起こしかける。壊れた車から出てきたのは、超が付くほどお人よしの青年、菊池啓太郎。「真っ白の洗濯物が配達できないと、お客さんもみんな不幸になっちゃうよ」と嘆く啓太郎に仕方なく配達を手伝う真理だが、お人よしの度を通り越している啓太郎に呆れるやら鬱陶しいやら。その啓太郎のメル友である東京の女子高生、長田結花は、養父母の家でも学校でも居場所のない少女だった。「みんなが幸せであることが夢」と書いて送る啓太郎に、「誰も傷つけあうことのない世界へ行くことが夢」と返事をする結花。真理と巧は三度、ベルトを狙うオルフェノクに襲われ、巧が変身して退けるが、その現場を啓太郎に目撃されていた……
 今回でOPに出てくる主要キャラのほとんどが出揃う。あと一人、オルフェノクと思われる蛇男が最後のメインキャラか? 噂では、 オルフェノクでも巧たちと特に敵対するでもなく、むしろ興味を持って近づいて来る らしいのだけど、さて。
 今回から登場の啓太郎は自分勝手な巧・真理とは逆に善意の固まりのようなキャラだけど、これもどっちかというとはた迷惑な善人のような。キャラ的には、 アギト の尾室に似ている。結花の環境は、わざとらしいって言えばそうなんだけど、養父母には苛められてるよりむしろ無視されてる、ってあたりが微妙にリアルでイヤン。
 2・3話で立て続けに「夢」という言葉が出てきているけども、それが一つのテーマになるんかなぁ。今のところローテンションだけども、もうちと線が一本につながるまで生暖かく見ていきますか。
  キングゲイナー #20。大都市「カテズ」で資材調達中に襲われたゲイナーとサラ。シベリア鉄道に追われて逃げ込んだゲームセンターで出会ったのはゲイナーのゲーム友達、シンシアだった。シンシアの手引きで無事シベ鉄の包囲網から抜け出す二人。が、キングゲイナーを見てシンシアの目の色が変わる。様子がおかしいシンシアを不審に思った二人だが、シンシアが呼び出したのはあの不定形オーバーマン「ドミネーター」だった。
 前回からシリアス風味。いつもどおりゲーム気分でゲイナーに戦いを仕掛けるシンシアだけども、実際の戦いに人が、それも友達のゲイナーが傷ついたことに深くショック受ける。終盤にかけてはやはりシンシアがキーパーソンになるのか? 一方、シンシアに取り入ったのかあっさりケジナンたちの上司におさまったロンドン・イマのアスハム。エリートの割には図太いな、こいつも……アスハムの言動からすると以前の「最強のオーバーマン」というのはやはり初代ミイヤたちが封じた「オーバーデビル」である模様。ドミネーターも、キングゲイナーも「オーバーデビル」の系統の機体らしいのだけど、似たところなんてないぞ? あと六話。そろそろスケジュールもつまってきたっぽいけど、作画の方は大丈夫かしらん?
  GA はAパートもそこそこだったけど、Bパートの女海賊が沢梅陽子……ドレス着て踊る沢梅陽子キャラが生きてるうちに見られるとは思いませんでしたわ。
  明日のナージャ は、評価の高かった「どれみ」の後番だけあって高いクォリティ。でも、あちこちお約束の描写に大笑いする私は多分心が汚れてます。ハイ。とりあえず、公爵のジジイもどうしてそんなに信用していない息子に後継者探しをさせるのか……
 とりあえずt.A.T.uのCD、試しに注文してみました。テヘ。


2003年02月10日(月) 旧暦 [n年日記]

ここんところ胸が痛い

 比喩的な意味でなく。先週スキーのときに左の肋骨辺りが痛くなったのだが、肋間筋でも傷めたのかと思ってほっとけば治る、と放置していたのだけど、右側まで痛くなってきた。そのせいか若干熱まで出てきたし……自転車に乗っていても痛くなる。明日もまだ痛みが引かなかったら病院に行くべきだろうなぁ。
  /.JP で見た JASRACの電子透かし技術 の記事とそのコメントを見る。保護する側と利用する側の利害の衝突というのはいくぶんなりはどうしても出てくるもので、「文化だから」とか「利用者の便を考えて」というのは必ずしも通じるものではない。「権利」というのははじめから存在したものではなく、人間が生み出した「発明」の一つでしかない。だから、「こうあるべき」という権利の形は存在しない。しかし、である。それでも現在の著作権に絡む音楽業界・映画業界の動きというのはいささか首をかしげる。たとえば、DVDにおけるリージョンコードやプロテクト。その存在を正当化する根拠は現在の著作権その他の知的財産の原則によっては正当化されない。このことは確定事項ではないが、 DeCSSコードの作者の無罪 からも、流れ的にはそういう流れであると思う。コピープロテクトはともかく、リージョンコードに関してはそもそもが同一ソフトにおいて価格差のある地域間での流通をふせぐことで各地域の利益を保護するための障壁としての意味しかない。たとえば、アニメーションにおいては日本とアメリカでは同一ソフトで二倍以上の価格差があることも珍しくない。別にこれを肯定するつもりもないが、言下に否定できるものでもない。アメリカではそのくらいの値段でなくては売れないが、日本では高い値段でも買う層がいる、ということでもあるからだ。そのこと自体は否定しないが、不自然な障壁を設けて権益を保護するとなると、健全な努力とは言えない。~   音楽業界においてはどうであるか。CDのコピーにより売上が落ちた、というCDレーベルの主張にはあまり信憑性がない。 CDの売上が落ち込んだといっても、バブル前の水準に戻っただけ 、というデータもある。ならばなぜコピーを執拗に攻撃するのか。イマイチ分かりきらないのだが、ひとつにはコピーを攻撃することで、コピーに対する姿勢をアピールすることだろう。ふたつには、コピー規制を事実化することで、これまで慣習的に許可されていた家庭内コピー、レンタルからのコピーも一律に規制し、潜在的需要を増やそう、ということであると思う。ただ、それにしても無駄の多い努力であるように思えるので、他の要因もあるのかもしれない。これは作者の権利を保護するための著作権法を、営利団体の権益保護のためのものとしようとする動きである。(別に権益の確保は否定しないが、著作権のもともとの概念とは相容れないものはある)
 JASRACにおいても、著作物の保護団体からそのものが権益団体化している。自身を維持するための利益は必ずしも否定はしないが、目的のすりかわりは批難されてしかるべきだろう。
 CD売上不振の原因が不況だけではなく携帯電話などの他コンテンツとの競争に負けているから、という見方に立つならば、こういう利用者の利便性を縛る行為はひいては業界全体の首を締めることになると思うのだけど……長くなりすぎたんで、これくらいで。
 中東情勢は着々と進行している模様。しかし 仏独中ロは積極的な支持まではしておらず 、攻撃開始まではもう少し時間があるかもしれない。アメリカがイラク攻撃にこだわるのは、やはり核保有疑惑(個人的には限りなく黒だと思うけど)のせいなんだろうか。もしそうだとすれば、北朝鮮もただで済むわけはない。まったく不謹慎で申し訳ないのだが、人的・物的損耗もさることながら、「核保有大国」の一種自己権益保護のための戦争で強いられるであろう日本の経済的負担というのも大変気にかかる。
 そろそろ星雲賞ノミネートの季節なので、 今年の 非公式ノミネートのページ も活動しなければなぁ。ううむ。今夜作業してしまうか。

追加

 ってことで 星雲賞非公式ノミネートのページ を準備。さて、あちこちに宣伝しておかないとなぁ。
 ヲイラが触れないとネット上でほとんど誰も触れそうにない(思い上がり)、滝沢聖峰作 ガンズ&ブレイズ(上)(下) 。時は西暦1869年(明治2年)、函館五稜郭に幕軍として参加した旗本の佐々木と町人出身の早川。二人は榎本にもはや徹底抗戦の意思無しと見て、官軍に下るのも潔しとせず、函館を抜けて北海道の奥へと逃げていく。途中、土方の遺体のありかの手がかりとなる遺品の脇差を手に入れてしまったりして、北海道のあちこちを逃げ回る……
 戦記物の大御所である滝沢聖峰氏の珍しいことに時代劇。だけども、実はこれは時代劇でなく西部劇のフォーマット。二人の主人公の境遇を南北戦争から落ち延びた南軍兵士として、未開の北海道を未開の西部、アイヌをネイティブアメリカンとして置き換えて見ることもできる。が、ただ単なる置き換えでなくきちんとした考証も魅力。銃器関連の考証はもちろんのこと、当時乱造された維新刀や土方の長脇差(新選組は予備の刀として使えるよう、太刀とほとんど変わらないような長脇差を身に付けていた)、アイヌの生活文化習慣などの点も抑えてるし、明治日本の西部劇という破天荒な物語ながらも要所要所で当時の息吹を感じさせる丁寧な作りは流石。巨悪が現われたり二人が日本を救う(ある意味救ってるんだけど地味)とかの派手な展開はなく、むしろ通好みの地味な作品だけども、西部劇好きで時代劇好きは読んでおいて損はない(狭いニーズだな)。
  ぷちぷり*ユーシィ 見たら、わりといい話なんだけど、番組後のお姉さんのコメント。「ご主人様も娘と仲直りし〜〜」って、あれをどう見たらそう見えるんだ、オイ。
 アギト最終話を久々に見る。作品としては齟齬の多い番組だったけど、お祭みたいで楽しい番組だったよなぁ、と思う。
 アギトのアンノウンデザインで明確な失敗だった馬(縞馬)モチーフの怪人だけども、ファイズでは無理に頭全体を馬の頭部にせず、馬の顔は兜の面当ての意匠に用いて上手い事まとめている。これはこれで馬としてのアピールは弱くなってしまうという欠点はあるのだけど、きぐるみのデザインとしては上手いよなぁ、と感心してしまう。


2003年02月11日(火) 旧暦 [n年日記]

冥福

 冥福という言葉は何気なく使うけども、そもそもの意味は文字通り「冥土での幸福」である。「冥土」というのは仏教用語なので、字義を厳密に解釈するならば仏教徒に対してしか使えないことになる(相手がよほど宗教的にガチガチな環境でなければ、かえって気にしすぎだと思うが)。では、英語で「冥福を祈る」というのに相当するタームはどうなるかというと、例えば“Please accept my deepest sympathies”になる。直訳すれば、「私の深い同情をお受け取りください」となる。宗教的な意味合いは含まれないので、相手の宗旨は気にしなくていい。だけども、やっぱりニュアンスは違う。日本人相手の場合は、宗教的に信じているかどうかは置いて、文化的になんとなく「死んだ後の世界」というものが共通認識として存在するので「せめて死後の世界で不幸の埋め合わせをするくらい幸せであることを祈ることであなたも私も慰められるよう」というニュアンスがなんとなくは通じる。さて、文化を共有しない、異なる国の人に対してもそれは通じるんだろうか。通じないのだろうか。そのことを願うことを表すのは無神経なんだろうか。相手によりけりとなるのだろうけども、一般的に許されることなのか、許されないことなのかはいまだにわからない。
  韓国の特攻隊漫画 。実際に朝鮮半島出身者の特攻隊隊員がいたかどうかわからないのだけど、少なくともこの漫画の設定にはツッコミどころ満載なんだけどなぁ……
  ANIMATRIX日本語版公開 。ナレーションがほとんど聞き取れなかったので、日本語版ではじめてどういう話だったかわかった。
 夕方にチャンネルひねったら、NHK−BSでなんかドラマやってたのでなにかと思ってみていたら、 NHK少年ドラマシリーズ の「幕末未来人」最終回だった。NHK少年ドラマシリーズはビデオテープが貴重だった頃の初期のVTR作品だったため、テープが使いまわされ、ほとんどオリジナルが残っていない。だが、「タイムトラベラー」や「なぞの転校生」「七瀬ふたたび」などのSF作品の代表作は、全盛期がずれていたために私は見ていない。「七瀬ふたたび」はぎりぎり見れてた可能性はあるのだけども、覚えてないのだよなぁ……もう少し早く気付いていたら。
 で、ドラマ化というと、一部根強いファンのいる Papa told me がドラマ化。 NHK大阪だからって、舞台を無理に大阪にせんでも…… 大阪弁の対人関係の距離感と、原作の対人関係の距離はちと相反するものに思えるのだけど。
  「なぜ本が売れないか」シンポ 。CD売上にしてもそうなんだけど、そもそもが経済圏全体が縮小している現状で、好景気時と比較することになにか意味があるんだろうか? こういう「犯人さがし」は無益だと思う。
  Mozilla1.3betaリリース 。ロードマップ見ると予定をかなりオーバーしてたので、どうなったのかなぁと思ったのだけども、無事出たようで。ぱっと見では1.2xと大きな差異はなし。
 ふとアクセスログ見て気づいたのだけども、 google で「星雲賞」を調べると 星雲賞非公式ノミネート がトップになってしまっている……


2003年02月12日(水) 旧暦 [n年日記]

仕事にならん

 まだ胸が痛い。朝起きたときは前の日ほどではなかったので油断してたら、職場に出て半分は胸が痛くて仕事にならない。ぐったりしているところをボスに冗談交じりに嫌味を言われるが、弁解する力も出ない。後半になったら大分マシになってきたのだけど、本当に医者にかかった方がいいかもしれん。
  外務省の関連機関が米で反日セミナー 。いや、過去の振り返るのは悪いことじゃないし、その過去に反省すべき点があるんなら素直に反省すべきです。けど、ここまで偏ってるのはねえ……「人選には口を出せない」ってあるけど、口を出せないなら金も出さなきゃいいんでは? 外務省がこういう活動を容認してるのは、日本への批判を煽ってODAを引き出させ、その利権を増やそうとしている、という説がもっぱらですが、本当にこいつらなんとかしてくれ。
 え〜っと、 フルーツバスケット地獄変?  中退してるから厳密には女子高生じゃないんだけど、テント暮らしの女子高生というものが実在していたとは……ん〜な漫画みたいに甘い生活なわけはないですが。
 今日発売だった 週刊少年マガジン の表紙、どうやらタイアップらしいのだけど……見なかったことにしていいでしょうか? いや、文句を言いたいわけじゃないんですけどね、 デスケドネ……
  ニンジャが街を襲う 。不勉強で知らなかったんですが、コンゴの反政府武装勢力で「ニンジャ」ってのがあるんですな。名前の由来は日本の忍者からなんだろうか? だとすると、ちとイメージが……
宇宙は137億歳で平らで永遠に膨張 。最近はNASAの発表だろうがなんだろうがすぐさま信用できない気分なのですが、永遠に膨張しつづけるとするとアンダースンの「 タウ・ゼロ 」が成立しなくなってしまうのでぃす。
  ニューロンチップ、実用化へ 。単一ニューロン上でこれだけのプローブを実現した、というのは初めてなのかな? しかし、「これで記憶・学習のメカニズムが解明できる」はちとリップサービスしすぎ。ニューロン群の継続的観測に道が開かれたという意味では、画期的ではあるのですが。
 あちこちのSF系サイトでは 軌道エレベーター の話題で持ちきりなんですが、水を注すわけじゃないけど、どうにもきな臭いと感じてしまう。宇宙開発系のサイトではあえて触れてないみたいだけど、タイミング的に見てコロンビア事故により水が注された形の宇宙開発の、あらたな広告塔のひとつとして使われている、というのは間違いないだろう。別にそれが悪いってわけではないけども、ひねくれものの私としてはかえって妙に冷めてしまうのだ。なにか重要な見落とし点がないか、とか、気になって。
 一部で有名なロシアのオタク娘、秋葉いつき(芸名(?))が来日した際に吹き込んだボイスCDというのがあるらしいのだけど、その CDジャケットイラスト ……そうか。ロシアだものなぁ。
追加:とりあえず ラーゼフォンの単行本って 、いったい なんだろう? ちなみにヲイラは「時間調律師」しか読んでねっす。


2003年02月13日(木) 旧暦 [n年日記]

あなたに神のお恵みを

  友達の日記 で、アメリカ出張中に空港でくしゃみをしたら“Bless you.”と言われた、と書いてあるのを見て、ちと一昨日の話と結びついた。説明するまでもないけど、“Bless you.”あるいは“God bless you.”というのは直訳すれば「(神の)祝福あれ」という感じで、くしゃみでなんでそんな大げさなことを言うかというのは、たしか風邪は悪魔の仕業と考えられていたことから、悪魔払いのまじないとして、というのが元々の意味だと思った(ちと曖昧)。キリスト教圏で「God」といえば当然唯一にして父なる神のことで、八百万のどれかの神さまとか土着神とかそういうことはない。そういうものはキリスト教では聖人などに吸収されてしまっている。もちろん、言ってる方はそんな深いこと考えてるわけでなく、そういう習慣で口にしてはいるんである。字義的にはキリスト教徒だけにしか意味がないのだが、少なくとも私はそう言われて嫌な気はしない。風邪のときの「Bless you.」と、弔辞の「冥福」では深刻さの度合いが違うのは確かだけども、遺族や死者の知己が「それは不快だ」と言うのならばともかく、無関係の第三者が「宗教が違う」と文句を言うのはお門違いという気はする。無関係なのに「冥福」を口にする方も、余計なおせっかいなのかもしれないが。
 イラク情勢、どうなるんかなぁ、と隣のT納さんと話をしていて、なんでアメリカがイラクを攻めたがるのか、という理由がやっぱりイマイチはっきりしない。石油の利権もあるだろうし、核保有疑惑もあるだろう。ブッシュJrがウォーモンガーだからかもしれないし、自国の力と「正義」を誇示したいからかもしれない。多分あらゆる要素がからんでいるのだろうけども、とりあえず「現イラク政権をアメリカが倒し中東情勢を掌握することでアメリカにとって有利な石油価格コントロールを行い、国際競争力を高めて不況を脱するという絵図」ってところなんだろうか。そうするとプライドと実利の両方が絡んでいることになり、性質が悪い。日本ももうちょっとしたたかに立ち回っては欲しいのだけど……無理か?
 「核」の観点から少し離れて見ると、北朝鮮情勢もまた見え方が違ってくる。「極東の中の不穏分子」よりは「米国言うところの悪の枢軸国への武器輸出元」としての意味合いが強くなる。いずれにしても先が読めないなぁ。
  WOLF'S RAIN #4。人目がないのに狼たちが人間たちの格好をしてるのは、作劇上の都合なんでしょうな。それにしても、人間の格好で腐りかけた鹿肉に貪りつく図はなかなかエグイ。関東では来週もお休みらしいんで、ようやく追いつくのか?

サイコローグ

 「見たものすべて記憶してしまうんですよ」と言う人は関係ないです。多分。
 日記の巡回をしていて シュレディンガー音頭 という懐かしい単語にふと目をとめたのが こちら 。わはははは。これも息が長いなぁ。生誕20年は経ってるんじゃなかろうか?
 ただ、本文の内容を見てちと眉間に皺を寄せざるを得なかった。なんつーか、どこかで見た議論をまた……多分、物理学科出身の人間ならば一度は出くわしたことのあるレトリックだと思う。ことの経緯をまとめてあるのは こちら 。大元の 砂色 氏の文章を見ると、「ああ、自分で書いた記述のトリックに、自分でだまされちゃってるな」というのが素直な感想。たとえば「まがいものの学問」という言葉。「まがいもの」を定義するには「本物」がなくてはならない。では「本物」とはなにかになる。自然科学において唯一無二の本物と言うのは自然現象そのもの以外にはない。それでは自然科学はすべからくまがいものなのか。「捉え方による」というのが無難な答えだけども、例えば自然科学とはまがいものである、というのは彫像を指して「これはまがいものである」と言うのと似ている。モデルとなったそのものではない、という意味ではそうなのだけど、そんなことは始めからわかっているのだから、言われても「うん、そうだけど、だからなに?」としか答えようがない。数学は少し事情をことにするけども、自然科学とはそもそも全部の記述を完全にすることは諦め、構造主義的に言う実体から切り取った概念を扱うことで、人間の手に届くようにしたもの、と言えなくもない。心理学の始祖ユング(フロイトのは「精神分析学」)の子供の頃の逸話で「A=1、B=1ならば、A+B=2である」というのが理解できなかった、というのがある。「AはAであり、BはBであるのにどうして同じものとして取り扱えるのか」と考えてしまったのだ。これはAとBが等価の変数であるという「概念の切り取り」に混乱したということだろう。先の日記で心理学を「まがいものの学問」と呼んだ当人が心理学の祖ユングの子供の頃と同じように概念の切り取りで躓いているのはある意味皮肉だとは思うが……
 一つの主眼である統計学・確率論の話をする。サイコロを振るとき(イカサマ賽ではない奴)、1から6の目が出る確率はすべて等しく、それぞれ1/6である、というのは嘘である。嘘というのは正確ではない。「厳密には正しくない」、「完全に検証することは出来ない」と言った方がいい。サマ賽でないとしても、重心がまったく偏りがないということはありえないし、ひょっとしたらサイコロを振るのは自在に目を出せるプロのギャンブラーかもしれない。理想的な確率論を支えるものは「完全なランダム性」だが、完全なランダムというのは実は難しい。もうひとつ確率論を支えるのは「無限の試行」だが、言うまでもなくこれも不可能である。じゃ、なんでそんな不完全なものを使っているのか。一々突っ込み入れるのも疲れるのでおおざっぱに言うが、「結果と照らし合わせ、適切な仮定から導いた確率は概ね正しい」「実際に使える」からだ。
 では、確率論によらず「完全な記述」は出来るのか、あるいは出来なくては完璧な科学にならないのか。答えは前者は実質的不可能、後者はそれはポリシーによりけりだが、実際的ではない。「ラプラスの悪魔」に惹かれるというのは気持ち的にはわかるのだけども、ひとつにはリソースの限界がある。すべてのパラメーターを測定することもだが、そのパラメーターを法則にぶちこんで計算するにはどのくらいの時間がかかるのか。1秒後の結果を出すのに1億年かかったのでは笑い話にもならない(1億年で済めばまだいいけど)。ふたつには、量子仮説によればまったく正確な測定は不可能、ということ。ラプラスの悪魔を創造したいのならば、リソースの限界と量子仮説、この二つは最低でも破らねばならない。
 で、最初の方の話に戻るけども、自然科学にとっての本物というのは、実際の自然現象以外にはない。「完璧だけども実際に検証のしえない理論」より「不完全な記述ではあるけども実際に検証して概ね正しい理論」の方が意味がある。新しい理論体系を求めるのは悪いことではない。確率論や統計論、熱力学を否定するのも自由。だが、それに替わりうるもの、その上位にくるものを提示しえなければただの否定でしかない。
 釈迦の説法だったかな? 「ある人が矢を射られた。従者が治療をしようとするとその人は『この矢はどこから射られたのか、どのような身分の人が射たのか、この矢には毒が塗られているのか、塗られているとしたらどのような種類の毒か、それがわからない限りは手当てはしない』と言って治療を拒否し、考えてる間に毒が回って死んでしまった」という話を思い出した。とりあえず目の前にある道具が使えるんなら使って、それ以上の道具を求めるならそれを使いながら道具を作ったって別になにも問題はないのだけどね。
 本当は避けて通るのが無難だったんだけど、つい口を出すのは物理出身のさがか。

CD注文したばっかなのに

  t.A.T.uが解散との噂 。ユーリャの脱退(デュエットなのに脱退ってのは? レーベルから離脱したのか?)という噂がまことしやかに……せっかく日本進出間近なんだから、情報をはっきりさせてほしいものだにゃあ。


2003年02月14日(金) 旧暦 [n年日記]

だからドリルはやめとけと……

 いや、チガタ。
 先様には失礼な物言いではあるのですが、まあ多分昨日の記述だけで話が通じるとは思ってなかったのですが、 昨日の日記のサイト に関していいたかったことは
  1. 科学とはもともと完全な記述をするためのものではなく、不完全な記述をしてもいい。
  2. それぞれの理論体系はある理想的な仮定でモデル化されたものである。(したがって仮定に当てはまる、あるいは近い事象においては適用できるが、そうでない事象には適用できない)
 という、デカルト以来の科学の常識ですかね。「完璧な理論」を求めることを無意味とは思いませんが、科学史と言うのは事実上「現象→モデル化→検証」のきざはしを刻む作業の繰り返しです。仮定の束縛の不自由さに「イライラするぜ!」と浅倉チックにいらつくのは結構なのですが、ではその仮定とはどのようなものなのか、どういう束縛なのか、を理解した上でなくては、「その不完全さに束縛されない理論」と言ってもそもそもなにを目指してるのかすらわかっていない状態と言えるでしょう。
 つまり、確率論を否定したいのなら、まず確率論をしっかり勉強しましょう、ってことなんですが。
 これだと老人の繰言みたいにしか取られない可能性があるんで、一応(2/13)の6つの質問に答えときましょうかね。
1.まず、そのサイコロを十分多数回(N回)振って統計をとってみるべし。「確率論」の仮定の一つは、その中の一回の試行が他のN−1回の試行のそれぞれと等価である、ということ。これが確率論の実際の自然現象から切り取られた概念。既に決定したただひとつの状態は確率論の適用の範囲外だが、ただひとつを決定する前の結果を知りえない状態では確率論の適用範囲。
2.「あらゆる起こりうる事象のすべてが等しい確率」という無言の前提が間違い。
3.これは前述の通り、科学の定義が違っている。あと、平面上のある点を通る線は無限に考えうる。(結果がわかっているからと言って、それだけではそこにいたる過程は分かるとは限らない)
4.「同じ川には入れない」と言いたいのだろうけど、実体の、ある側面のみを切り取って、その側面においては同じ川、とするのがモデル化ということである。違う水だろうが、入ったものにとって違いが分からなければとりあえず問題はない。確率論・統計論は「どう振ろうがサイコロの一振り」という切り取り方をする。
5.実際の基準は違うが、「過去の似たような天候で5回に4回は雨が降った」ということ。具体的に精度を知りたいなら ここ参照
6.何故ここで神さまが出てくるのかは知りませんが、
答えその一:かくて人は自らの姿に似せて神を作った。
答えその二:私の宗派は ジェダイ ですがそれがなにか?
答えその三:常に人間を見守っていてくれるらしいが、とりあえず見守る以外になにかした痕跡のない、市原悦子みたいな存在。
答えその四:本来二日かけて人間を作るべきところを一日で済ませて、余った一日を勝手に休みにした人。そうでもなければ、この出来の悪さは説明できない。
答えその五:しかして神は自分が休んだ後に「休日出勤」を作られた。
答えその六:その後、サポートセンターとして教会を作った。クレームが神に届くことはなかったが、「聖書」と称するよく出来たクレーム対策マニュアルを置いていったのでルターなる大クレーマーがドイツに現われるまではそれで事足りていた。
答えその七:とりあえず死亡宣告をしたのはニーチェとかいうヒゲ男らしいが、医師だという話は聞いたことがないので多分医師法違反である。おまけに第一発見者らしいので一番怪しい。
答えその八:
  #include <word.h>
   main()
   {
     printf("light\n");
   }
これだけで宇宙をコンパイルしたらしい凄いプログラマー。
答えその九:経験則的に言って、責任を神に転嫁する奴にロクな人間はいない。むろん私を含めて。
答えその十:しかしそんなこととは関係なく、私にとっては この人 ですが?
 まあ、ざっとこんなところですか?(結局最後はネタになったな)


2003年02月15日() 旧暦 [n年日記]

t.A.T.u来た

 先日注文した t.A.T.uのCD が来たので、PCのプレイヤーにかけてみる……が、実は複合フォーマットで、そのままやると最後のトラックに収録されているミュージッククリップが再生されるのみ。しかたないので、CDA全トラックをMP3にぶっこ抜いて再生。BGMとしてはなかなかいい具合。ちょいと気に入った。ユーリャの脱退に関しては、イギリスのゴシップ誌の記事が元らしく、どうにも今のところ信憑性は薄そう。
 ビデオの消化と、友達から送ってもらった地方未放映の番組を幾つか見る。
  魔法遣いに大切なこと は、相変わらず主眼がわからない。作劇的には伏線等の張り方に明らかに失敗している。そういううがった見方をするな、と言うにしても、どうにもあまり心洗われる心持にはならないのが困ってしまう。声を大にしてつまらんと言うほどでもないのだろうけども、作劇・シナリオ以外は出来がいいのでどうしても悪いところがことさら目だってしまう。部分部分は悪い話ではないのに、それが集合となるとどうにもいい話にならないのは何故だろう?
 それに対して存外面白かったのが L/R 。チープはチープなんだけど、「できること以上」をしようとしないのでまとまった感じがする。作品自体も70・80年代のドラマのテイストで、悪くない。「魔法遣い〜」は一話見た後で続けて見るのは(あまり良い意味でなく)難儀だったのだけど、これは一気に送ってもらった分を見れた。BGMの使い方とかもその辺へのリスペクトを感じる。てか、OP聞いてると「運が悪けりゃ死ぬだけさ、死ぬだけさ〜♪」と口ずさむのは私だけなのかな? しかし、ジャックが持ってる銃がよくわからない。ベルナデリのモデル60とかにシルエットが似てる気はするけど、あちこち違うし。
 主眼の ガンパレードマーチ 新たなる行軍歌 。ゲームの設定がわからないと設定がわからないのだが、ゲームともまた設定が変わっているというわりと難儀な作りになっている。けど、SF馴れしてるならそんなに戸惑うこともないのではないかなぁ。概ね「戦場を、ただ戦場として描こうとしてる」ところが好感。HWT(士魂号)の整備が簡単に出来すぎとも思うが、キャラクター整理の関係上だろう。そのあおりでキャラクターの性格もいくぶん変わってきているが、今のところ個人的には問題ない。そもそもがばらばらの記号をあまた埋め込んでも、それなりの整合性があればプレイヤーがその隙間を埋めるゲームとは根本的に違う(実際はその埋めるように誘導するのも技術なんだけど)。今後、新しく組みなおしたがジェットをどう料理するか、だと思う。
 送ってもらった中で一番出来が良かったのが以外にも ななか6/17 。ただの萌え路線でもなく、「子供は純粋で正しい」でもなく、下卑た鬱路線でもなく、微妙な舵取りをバランス取っている。ううむ。原作の舵取りも微妙なラインを上手く乗り切ってると思ったけど、アニメ版も……まあ、これ見て咲耶の声がどうの、雛の声がどうのと言う人は、とりあえず心を禊いできた方がいいかもしれませんネ?
  MRR は、全隊の初出動が行方不明のネコ探しという、閑話。お約束だけども、偽善もここまでやってくれればきちんとギャグになる。「魔法遣い〜」に見習ってほしいものだけども……あと、隊は眼鏡に牛耳られているということがよくわかりました。
  夢みたいエンジェル隊?  いや、活動は女性限定というわけではなさそうですが。どれぐらい効果があるのかなぁ。
  ドリー、安楽死 。どうして安楽死させたか、はともかく、体細胞クローンの技術の初成功からの長さというものを感じる。
  欧州主要国で反戦デモ 。良いことなのだろうか、悪いことなのだろうか。アメリカがなぜイラクを今、どうしても潰そうとしているのか。それがわからないからどちらかかはわからない。けど、戦争が起きなければ少なくとも確実に砲火での死者は出ない、と今は考えておこう。とりあえず。
 知人のサイトで、昨年末に米軍の車両に轢かれた韓国の女子高生の事件について、轢いた車両はジープやそういった装輪車両でなく、M60戦車改造の地雷原突破車両だったと知る。マジ? そんなんで轢かれたら、さすがに韓国全体で感情的になる気持はわからないでない。


2003年02月16日() 旧暦 [n年日記]

ルッコラ

 近所のスーパーの日曜朝市に行くと、どこのスーパーにも置いてなかったルッコラが……包装には「イタリア料理には欠かせません」と。普段は置いてないくせに。(買ってきたけど)
  ファイズ の予約録画中に目が覚め、結花のイジメのシーンにデジャヴを感じる。って大映ドラマかよ!? ただ、実際のいじめというのはもっと陰湿な部分もある。テレビではやりすぎると放映できないしねえ。で、「人助けをしたくてたまらない」啓太郎が人助けにはあまり興味のない巧と真理から変身ベルトを奪って逃走。その途中、ベルトを狙う二人組みのオルフェノクに襲われ、変身しようとするが啓太郎は変身できない。「誰でも変身できるわけじゃない」とオルフェノクの一人がベルトを装着すると、啓太郎と彼を追ってきた巧と真理の前でファイズに変身する。変身のための条件とはなんなのか、オルフェノクを支援するスマートブレインがどうしてこのベルトを作り、真理に送ったか、とか謎振りが結構あったけど、ちとドラマ部分はお粗末なところはあるか。初登場のオートバジンロボ形態。まさか走行しながら変形するとは思わなかった……無茶だ。
  ギャラクシーエンジェル は、世界観にそぐわずギャグのかけらもない完璧人間の登場に自分達のアイデンティティの危機と、落しどころを暴きたてようとする話。オチがないオチがないとさんざ言われてるのを逆手に取ったのか。ただ、後半は一体どんなオチかと思ったら、「オチがないというのが売りの前半よりさらにオチがないというオチ」だったのかと気付く。え? 違うって?
  EXCELさんの日記 (02/15)で「オーストラリア留学中に“Bless you.”と言ったら「なに言ってるんだ、お前?」と返されたとか。オーストラリアにはそういう習慣ないんか? と調べたら、 あるみたい 。ドイツ語で“Gesundheit.”でもいいようだ。 このサイト 自体が面白いんで、他のも目を通してもいいかも。
  GULF WARS Episode II 。まー、なんと言いますか。サブタイトルが「THE ATTACK OF CLONES」(クローンの攻撃)でなく「CLONE OF THE ATTACK」(攻撃の複製)になってるのがご愛嬌。
 米国紙が日本海/東海の併記を行うことを決定したとの報道が韓国マスコミによりあったけども、 外務省によれば、そんな事実はないらしい 。外務省への不審がぬぐいきれてるわけではないですが、これに関してはきちんと仕事してくださってるようです。
  /.JP 経由で 時代と共に移り変わる夢の色彩 。何かでこの論文の日本語紹介記事読んだんだけどなあ。って、日本語版Natureのダイジェストだっけ。要約すると、カラー映画が出来る前は夢はモノクロだったという研究結果。夢を見てる瞬間は色彩とかについては曖昧で、起きて思い出してるときに先入観で勝手に色をつけてしまうという考えは面白い。映画が出来るさらに前は夢は絵画だったというが、そうだとするとそもそも夢は映像的に見ているものですらないかもしれないというのも面白い。夢というのはどういう形で記述されてるのだろうか?


2003年02月17日(月) 旧暦 [n年日記]

デジャヴ

  ビッグコミックスピリッツ に今週から連載の 木葉功一 作「マリオガン」どこかで見たことがある気がすると、脳内検索をかけたが、以前モーニングで連載して途中でスッパリ中断してしまった「ルビー・ザ・キッド」のリメイクと言うか、再立ち上げ? 木葉功一氏の描線には怒りが込められててすごい好きだし、微妙に少女愛的なものも感じられるフェチぃところも気に入ってるのだけど、「キリコ」と言い先の「ルビー・ザ・キッド」と言い、長期の連載はイマイチ苦手なところがあるようで、今度こそはと思いつつも、大丈夫かしらんと心配にもなる。しかし、アメリカ消滅って……エヴァンゲリオンの初期プロットか、はたまたダークウィスパーか。
  キングゲイナー のDVD二巻付録のキャラクター設定を見て、ビックリしたことというとメカニックちびっこ、コナ・マダヤが実は27歳ということもだけども、ヤッサバ・ジンがあの顔で32歳だということ。ご冗談でしょうファインマンさん? てっきり40代かとばかり。アデット姐さんは何歳かはわかりません。多分今月に発売のDVD三巻の付録でしょう。
 で、#21。のっけから文句というのはなんなのだけども、作画はもうチョイなんとかならなかったのかなぁ、とは思ってしまう。動いてアレなのと動かなくてマシなのと、どちらがいい、と予算的に考えれば究極の選択なのだろうけど、しかしシンシア・レーンの葛藤や移動要塞アガトの結晶の登場など、かなり話的には盛り上がるところだっただけに、これは……お話自体はとてもよろしかったんですけどね。ええ。DVDで直しが入るのかなぁ。予告見る限り、来週は持ち直しそうだけど。
  ファイズ はドラマとして見るとあちこちお粗末で、これは脚本の井上氏の「ドラマ自体をデフォルメ化する」という悪い癖なんだけども、ただ、キャラクターの立て方は上手いので困ってしまう。巧・真理・啓太郎の主人公三人組はそれぞれどう考えたって性格的にかなりムカつくのだけども、でも、妙にどこかで許してしまう、憎みきれないところもある。スーツアクターさんも相変わらず上手い。ファイズの変身後に右腕を「チャッ」と鳴らすしぐさが巧の性格に妙に合っている。公式ページの メッセージボード を見ると、イジメの描写などでけんけんがくがくしているところもあるけど、でも妙に読んでてほのぼのもしてしまう。
  万引きの取り扱いに悩む書店 。追いかけられた万引き少年が線路に入り込み電車に轢かれたという事故を契機に、書店さんたちの万引きの取り扱いの苦慮の声を取り上げている。件の書店は非難の電話などが相次ぎ、閉店に追い込まれてしまったと言う。万引き少年の自業自得なのだが、書店店長も一人の死への責任が重くのしかかってしまったのだろう。不況のさなか万引きは書店側にとっても死活問題でもあり、これからも対応に苦慮しそうである。中東の一部みたいに泥棒は指を切り落とすまですれば減るのだろうが、まさかそういうわけにもいかないしなぁ。
  米、北朝鮮への制裁を検討 。イラク攻撃が微妙になりつつある昨今の、保険的意味合いもあるのだろうか? この場合、日本は北朝鮮への明確な対立の対応をすることになるだろうが……正直北朝鮮はなんとかなってほしいが、どうにかはなってほしくはないという、微妙なところ。
  「竹島は日本領」と書いた金氏に罰金刑 。韓国には表現の自由は保障されてないようです。やっぱり。
  フランス人の「漫画」アーティスト 。フランス人で日本を舞台の漫画ってのは、どんなものなんだろう? フランスではBD(ベデ)という日本の漫画とはまた違うコミック文化があるのだが。しかし、「ヌーベル漫画」と言っても日本の漫画は「魔法と漫画はなんでもあり!」なので(微妙に用法違い)、特にそう喧伝する必要ってあるのかなぁ……おもしろそうではある。


2003年02月18日(火) 旧暦 [n年日記]

本日わかったこと

 ロベルタはミクラス、と……
  サンデーGX は「FACTORY Z」が巻頭。嫌いではないんだけど、ちと各々の利害関係とかポリシーとかがわかりにくいきらいがあるのだよなぁ。「ワイルダネス」は大銃撃戦中篇。全然役に立たんかと心配したケンケンが意外としぶとく活躍……って、やっぱ役に立ってないかも。あのグレネードは梅崎とかも使ってたアレか? 恵那は窮地を脱するも、よく考えたら恵那がアメリカに来た理由って、友達の死がきっかけだったんだよなぁ。目前の、自らの手による「死」に対してどう反応するかが……しかし、今月だけでキラーズが半分脱落とは。きっとS部さんのせいでしょう。(笑) 個人的には「鉄人」面白いと思うのだけども、常に後ろ側の位置キープというのはどういう意味なんだろうか。不人気だから、ということではないと思いたいが……「ジャジャ」の社長の言葉「職人は言葉の代わりに物を遺す」にちと目頭が熱くなった。ちと私のツボがずれてるのか、正しいツボなのか。大手自動車メーカーのデザイナーだった(らしい)えの氏だから説得力を持たせられる台詞だなぁ。「吼えよペン」は前号限りと思っていた富士鷹ジュビロ再登場。無駄に熱いマンガ家二人の無駄な意地の張り合い再燃。これまでの「吼えろ〜」も「燃えよ〜」も、ライバルマンガ家は炎尾燃と同じタイプの熱血マンガ家だったけども、藤田…もとい、富士鷹ジュビロはちと違うタイプの熱血なんで、またちょっと違うパターンで面白い。この上なく爽やかな笑顔で「できないと思うならやるな」の辛らつな台詞に熱血とドス黒さの同居が……いいキャラクターだなぁ。(笑)
 「マリオガン」の「サバイバル云々」という辺りを見ててふと思ったのだけども、 キングゲイナーWOLF’S RAIN もどちらもテーマは「野生」というか、「たくましさ」なのだろうけど、描かれ方というのは随分違う。キングゲイナーの方は実際にたくましい、図太い人間の視点なのに対し、WOLF’S〜の方は憧憬対象としてのたくましさ、野性味に見える。まあ、どっちも好きなんだけどね。
 その「マリオガン」に出てきた小学校、モデルは 灘高らしい 。2chであの赤い銃は「 ピースメーカーのパクリじゃねえのか? オリジナリティねえなぁ 」とか書いてる名無しさんがいたけど、どちらかと言うと 1851 NAVY に近くないか? 少なくとも ピースメーカー とは全然シルエットが違う。っつーか、「独立戦争時のピースメーカー」ってなんだよ? アメリカの独立戦争は19世紀にあったのか?
  韓国の地下鉄にて火災があったとのこと 。放火によるものらしい。ニュースサイトを見ていて時々刻々と死者の数が増えていく様は、例のサリン事件を連想して慄然とした。逃げ場のない空間で、出口に重なり合うようにして焼け死んでいたという被害者たち、助けを求めていたのか携帯をかけながら亡くなっていたという女子高生など、事件の惨状を聞くにつけやりきれなくなる。あえてこの言葉を使う。負傷した方の一日も早いご回復と、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
  拉致被害者救う会会長、「日本も核持つべき」 。外交上で相手になにかを求めるときには、なんらかの力が必要になる。拉致被害者を救いたいと強く願う気持ちはわかる。だが、核攻撃力の保持は下策であると思う。核を持つということは、ただ持っている、ということにとどまらない。持っているを正当化しうる他の力が必要になる。軍事力? 経済力? 核を持つということは、強い代償も求められるということを念頭に入れねばならない。


2003年02月19日(水) 旧暦 [n年日記]

胸の痛み

 治りますた。なんのことかわかんない人は二週間くらい前に遡ってくらはい。一時はまともに夜も眠れなかったからどうなるかと思った。(結局病院には行ってません)
  任意団体日本音楽著作権連合GASRAC 。ネタサイトなんだけどね。笑うにはちと微妙なネタが多いんだけど「口笛による被害」「ハミングによる被害」「ものまねによる被害」の辺りはわりとニヤリと来る。 JASRAC 自体はいささかやりすぎとも思える対応で反発をされがちだけど、そのすべてが悪いとは思わない。だけど、 こういうトンチンカンなこと (FAQの一番最後)を言ってるようではなぁ。それじゃ、ワーグナーやリンドバーグ(太平洋横断飛行の)が好きなら、ナチスも好きにならなきゃいけないんか? JASRACは良くも悪くも著作権の管理を委託されたエージェントに過ぎない。アーティストが好きならエージェントのやり方にも無批判でいろ、というのは、あなた、実は全体主義者ですか?  アドルノF尺度 でも調べてみますか? と思う。ちなみにヲイラは2.6666…の惰弱な自由主義者でありますHerr。懲罰部隊行きモノですよ? Hanschen、Hanschen〜♪
 組織の性質はちょっと違うけど、似たような反発をユーザーから受けがちなのが コンピューターソフトウェア倫理機構 。コンピューターゲーム流通の自主審査機関なのだけども、ネット上ではその機構をあるメーカーが脱退したことがわりとニュースになってる。 せかいのまんなか さん見てもトップを独占してたものなぁ。個人的にはなにもコメントできない。だってなんで脱退したのかわからないんだもの。ただ、規制のがんじがらめで思い出した例は、 アメコミのバッシングによる衰退 の事例。なにかてえと、フレデリック・ワーサムってえ心理学者だかなんだかが、アメコミの過激な描写の子供への影響を(魔女狩り的に)叩いたのがきっかけとなり、アメコミ業界はかなり厳しい自主規制を敷くに至った。その結果、アメコミの独自の方向性も生むのだが、全体としてはアメコミは没落の道をたどる。現在、その自主規制は有名無実化している。規制がそのメディアの勢いを殺してしまった典型的な例だ。が、逆に、規制をしようという気持もわからないではない。要は「ケース・バイ・ケース」って当たり前のことなんだけどね。
  なんだかむやみにわかってるっぽいMBSガンパレページのスタッフ (一番下の書き込み)。何時間睡眠時間を削ったクチでしょうか?
 つい読んでてうるっと来てしまった ダイノボットの最期のシーン 。あの話はマジで泣けた。 ビーストウォーズ の真の主人公はダイノボットだった、と言っても個人的に差し支えない。続編の ビーストマシーンズ の国内放映は難しそうだけどナー。
 今年公開されるらしい 魔界転生 は、どうやら魔界衆は五人に減らされて、森宋意軒とか由比小雪は出ないみたいです。まあ、まともに二時間未満の映画にするには明らかに登場人物多すぎだものなぁ。でも、荻窪洋介が天草四郎ってのは……ペコですぜ、ペコ? 原作の面白さは「戦国末期〜江戸初期の剣豪VS柳生十兵衛」という夢の対決の部分がかなり大きかったのだけど、原作どおりでないにしろ、ラスボスにはもうちょっと妖しい雰囲気が欲しい。原作じゃ全然ラスボスじゃなかったんだけどね。関係ないけど、幼少のみぎりに見た「魔界転生」のインパクトのおかげで、小学校のとき学芸会の演劇で戦国〜江戸時代の成立の台本を書かされたとき、ラストは島原の乱で締めましたよ、あたくしは。ちなみに内藤泰弘版「サムライスピリッツ」では森宗意軒は勿論、知恵伊豆まで出てましたぜ? このぐらいの気骨は欲しい。


2003年02月20日(木) 旧暦 [n年日記]

銀漢まつり

 なぜ、 うででん は本編よりも予告でチラッと出た人影の方が話題になるのだ。本編の方がアレだからというツッコミはなし。しかし、SIGN放送中はDQNだの自治厨だのさんざん言われてた銀漢がのぅ。あのヘタレっぷりが逆に愛されたんか? OPでシルエット出てるんで気にはなっていたが。
 例の サイコロ問題とその派生 は、 友達がこれ以上ないくらい適切に一言でケリをつけている のであえて口をはさむことはないのだけども、どうして無理数や分数は疑うくせに、少数は疑わないんだろうかとか、そもそも「1」という概念はなんなんだと考えないんだろうかとか、「自分が知っているつもりのことは本当に自分が知っているんだろうか」という疑問は何故出ないのか、不思議だよなぁ。「知っているということ」を考えるときにはカントの批判哲学の「感性」「悟性」「理性」の概念はわりと便利なツール、とだけ書いておこう。
  防衛庁「日本の核保有、国益にそぐわず」 。私も概ね同意見です。極東情勢が大きく変わればまた変わる可能性もないではないですけどね。前に「核保有は利益にならないから」と言ったら、広島出身の友達に「じゃ、利益になるなら持ってもいいのか?」と詰め寄られたけど(無理からぬことだけど)、私は核を「他の兵器とは特別な悪魔の兵器」的にみなすことは好きじゃない。それじゃあ一種の神格化だ。だけど、同時に友達が育ちながら聞いてきた被爆者の声は、兵器や戦争を否定する際のもっとも根源的で大事な根拠だとも思う。
 まあ、言っても詮無いことなのだけど、 この店の主人の持つ「自由」のイメージとはどんななのか、聞いてみたい気はする 。力を振るうなとは思わないが、無邪気に振るわれる力ほどたちが悪いものもない。
  カラシニコフブランドを世界へ 。ううむ。「ブラックホークダウン」の原作「強襲部隊」で「AK47とRPG7は革命二大兵器と呼ばれている」と書いてあった。そのくらい紛争地域ではよく使われている。しかし、ナイフはともかく、傘にウォッカ……う〜ん。資本主義に随分と慣れられたようで。
  朝鮮総連への固定資産税課税検討 。石原さんを全面的に支持するわけではないけど、まあ、これは当然いずれはやらなきゃいけないことでしょうな。
  北朝鮮機、韓国領空を侵犯 。どこかで「ちゃんと飛ばせる飛行機があるんだぞう、と見せ付けたかった」とコメントしてるのを見て大笑いしたけど、実際、そういう面もあるんでしょうな。しかし、話によると北朝鮮のパイロットの飛行時間は平均年数時間程度だという。そんな燃料事情では、とてもむなしいハッタリにしか見えない。
 OURs増刊号の「ヘルシング外伝」、こ、このアーカードは……そりゃバケモノということは分かっているつもりでしたが、戯れにしても必然性が……
 噂には聞いていたけど、マジで 二階堂が要潤とは…… ハムテルに「ネズミも触れないんですか? 氷川さん、もとい、二階堂だめだなぁ」と言われ、「こんなのが触れなくたっていいんですよ。こんなのはこのまま食べればいいんですよ!」と実習用マウスを頭からバリバリかじる二階堂とか、「彼は二階堂なのよ〜〜。決して気絶せずにネズミに触ったことのない男よ〜〜」と菱沼さんに言われる二階堂キボン。(それ、既に二階堂じゃねえ)


2003年02月22日() 旧暦 [n年日記]

さすが大日本技研

  天下のカラシニコフに、こんなツッコミをするとは! (撃たないときにはトリガーに指をかけてはいけません) いや、多分持ってるのは文鎮(無可動実銃)なんだろうけどね。(現時点では既に画像が変わっています。前の画像は「トリガーに指をかけるなぁ!」というものでした。)
  /.JPのスレッド では、カラシニコフ氏に対する批判が出ていたけど、そんな簡単な話ではないだろう。前線の兵士にとっては、壊れにくく、整備しやすく、確実に稼動する銃というのは生死をわけるものだというのは事実のはず。それが歴史上、不幸な位置に置かれることにはなったが、それが結果のみを見て簡単に否定できるものだとしたら、否定する人はよほど強い信念を持つか、幸せな世の中の見方しか出来ないのだと思う。 亀井秀雄氏の北朝鮮拉致報道に関するエッセイ に、「現実の微妙な襞」という表現がある。それを感じ取れる能力と言うのは、実は重要なのではないだろうか? 無神経な私が言ってもあまり説得力ないかもしれないけどね。
 ゆうべ、例の 確率クン のことでチャットで友達と盛り上がる。いろいろツッコミどころありすぎなんだけど、「昔の学者の書いたことは疑うくせに、どうして辞書や教科書や十進法の成り立ちや人間の認識のしかたについては疑わないのか」、やっぱり不思議でたまらない。別に疑わないことを推奨するわけじゃないけど、中途半端に疑うのは疑わないことより害が大きいかもしれない。こういう能力ってのは理系だからあるってわけではなく、文系でも、また学歴にも関係なく、私なぞよりよっぽど卓越した人がいくらでもいるのだよなぁ。なんとなく、 アドルノF尺度 で理系学生が数値が高い(権威に服従しやすい)というのが納得できる気もしてきた。
 「ワイルダネス」でセニョール・ペコからケンケンが奪ったグレネードランチャーだけど、知人からアレは アームスコーMGL40 で、流れ星が使っていたのは エクスカリバーMk.II だとの指摘を受けました。わざわざメール、ありがとうございました。これからも阿呆でも見るような生暖かい目で見守っていただけたらと。(^^;
  朝鮮民族学校卒に大学受験資格認めず 。で、朝日がこういう記事を載せてくるからには当然こう来るだろうと思ったら やっぱり来ました 。無理矢理なんでもかんでも北朝鮮問題に絡めようという努力が涙ぐましい。元の記事をよく読めば、WASCやECISの学校評価機関の評価を受けられない、ということが許可のできない理由である。もし、ここでそういった保証無しに許可をすれば逆に特別扱い、認定を受けねばならない各種学校に対して差別をしていることになる。「評価機関の設立を」というのならわかるが「差別だ、評価せずに許可しろ」というのは理論のすり替えである。
  キディグレイド は、きっかけと中間過程すっとばして結果だけ見せられてる気がする。なんつーか、ある意味面白いのかもしれないが、見ていて非常に腰が落ち着かないと言うか……
 うわ、NHK教育見てたら引きこもりの番組に滝本竜彦氏が出てた。一言一言、考えるように絞り出す言葉が、引きこもってきた期間の重みを感じる。
 本屋に寄って「エマ」二巻、「シャーリー」(共に 森薫 作)、「 エンブリヲン・ロード 」(やまむらはじめ作)七巻、「羊のうた」(冬目景作)七巻を買って来る。わりと散財だったけど、どれもそれだけの価値があった。シャーリーは実にすばらしいメイドっぷりだし、「エンブリヲン・ロード」は連載時にこまぎれで読んでいたときには気付かなかったこれまでの伏線とかが綺麗につながってることに気付いたし。SFとしても少年の成長物としても、申し分がない。(はっ! もしや星雲賞受賞資格あるんか!?) 「羊のうた」は、フィギュア付き買っちまいました……だって通常版が置いてなかったんだもの。いや、浅井真紀氏原型のフィギュアの出来は、確かにいいんだけども。
魔法遣いに大切なこと は主人公をアンジェラにした方が面白さが百倍増しになると思う。2000ペリカ賭けてもいい。


2003年02月23日() 旧暦 [n年日記]

ビルを殺せ!

  artifact さんとこで知ったネタ。映画Hi−Hoがでっちあげたらしいタランティーノ新作“ Kill Bill ”ポスター。 バカヨシキ 氏(高橋ヨシキ氏)の名前が見えるあたり、「わかっている人たちがわかっている人向けにわかっていてやってる」というのが明らか。日本公開時のポスターはこいつにしてくれませんかねえ? ダメ? それじゃせめて前売り購入特典で……ちなみに映画中のユマ・サーマンはきちんとブロンドです。しかし、 経歴 見ると結構スゴイ人だなぁ。
  はちぽち さんでは、「ハリーポッター」三作目の「アズカバンの囚人」役が ゲイリー・オールドマンに決定した と知る。校長役のマイケル・ガンボンって誰だっけ、と思ったら、 こういう人 。これは「スリーピー・ホロウ」の写真ですな。案外と普通の人っぽい配役。それはさておき、ゲイリー・オールドマンがハリーをつけねらうってことは、「ベートーベンは好きかァァ?」と変態チックに迫ったり(ハリーポッターの世界にベートーベンがいるのかどうか知りませんが)、最後はハリーに「ハーマイオニーからの贈り物だ」と手榴弾のピンを渡されたり……だからそれはハリーじゃねえってば。
  キングゲイナー は、先週までの作画の低調が復活するかと思ったら、復活を通り越して神の作画になっておりました。前回の作画監督の「下井草 井伊乃弼」(なんて読むんだ? 「しもいぐさ いいのすけ」?)は富野監督の変名らしく、富野監督が直々に作監をやったってことは、本当にギリギリの状態だったということになる。今回はその甲斐あってか、単に「絵が綺麗」というレベルじゃなくって、アスハムの狂気とか、シンシアの迷いと怒りとかの喜怒哀楽、アガトの結晶内で足元を滑らせながら走る描写、板野サーカスばりの絡まりそうなブラック・ドミの腕伸ばし攻撃など、申し分なし以上。
 いや、もうなんと言ってもキッズ様が強すぎ。拳銃持ったアスハムが子供あつかい。「キッズ・ムントって多分に富野監督自身がモデルのところがあるよなぁ」と思っていたけど、アスハムとの殴り合いは 「カントクが最近の軟弱な若手を鉄拳制裁」してる ようにしか見えない。実にすばらしいですな。オーバーデビルはブリュンヒルデと同様、自己の意思を持って乗り手を選ぶオーバーマンのようで、ひとまずシンシアを選んだみたいだけど、アスハムの叫びに応えるのかどうか。しかし、結局アスハムの動機って、「妹に恋慕してそれを馬の骨(ゲイン)に掻っ攫われた」ことなのか? 最近はどいつもこいつも妹萌えだな、まったく。エクソダスのシンボルのわりにはいまいち存在感が薄かったミイヤも再登場。今後の展開は オーバーデビルを巡ってヤーパンとシベ鉄が共闘 するらしい。お祭みたいな番組だけに、最後は全員で盛り上がって欲しい。やっぱりみんなでエクソダス?
  ファイズ は主人公達がようやく東京に戻ってくる。オルフェノク側三人組の最後の一人、海堂も登場して、メインの人物がようやく揃うことになる。それぞれがそれぞれの否応ない環境へと巻き込まれたことをつきつけられ、今後をどうするかを迫られている。しかし、放送第五話にして「一発免停」の仮面ライダーって……どうするんだよ、これから。戸田は木野の再来かと一瞬期待するが、とんだ雑魚フェノクでした。しかし、ファイズはオルフェノクよりスペックを上回って作られているらしいのは一目瞭然なのに、どうしてどいつもこいつも真っ向から襲ってくるんだろう……
  ギャラクシーエンジェル は、前半は前回と同じく「オチ無し」ネタ。「落としたら怒られます」って、落としても野尻さんあたりも「普通だった」と言うだけで怒りやしませんよう、多分。(^^; 自虐だなぁ。前半で「落としたら怒られる」と言ってるわりに後半はミルフィーユが未帰還兵を説得して連れ戻す任務に行くという話。オーソドックスにまとめたネタで、無茶苦茶良く出来てるわけじゃないけど、たまにこういうのが入ってると安心する。
  /.JP より二つの記事。 BIOS破壊大会、最初の一人で破られる 。う〜む、な展開。ただ、これはこのCrashFree BIOSに特化した作業での破壊なわけで(復旧CD立ち上げ部分を破壊してから、メインのBIOS破壊、ということらしい詳しいテクニックはわからない)、CrashFree BIOSの筋のよさは破壊した人自体も認めている模様。それは「それ以後誰もクラッシュに成功しなかった」というのが証明してるのだろう。
  JASRAC独占がなぜ崩れないのか 。そりゃ、既に市場を確立した企業が、アーティストに脅しかけてたんじゃねえ。あと、辻仁成はどうでもいいんだけど 辻仁成ファンサイトとの往復書簡 もなんだかなぁ。「楽曲・歌詞についての批評はその対象の楽曲・歌詞が主であるので、批評・研究目的のための引用と認めない」ってこと? なんだかそら恐ろしい理屈だ。競争がすべてよいとは思わないが、JASRACに 比肩しうる競合機関ができることで、この暴走状態が緩和されるのではないかと言う期待は抱いてしまう。
 メモ。 ゲド戦記五巻「アースシーの風」3/20発売 。今回のシリーズはゲドからテハヌーへと主人公が移っていくらしいので、「ゲド戦記」というタイトルはどうかと…… こちらは全巻セット 。4巻以降は微妙だが、個人的にはハリポタよりは子供に読ませたいなぁ。


2003年02月24日(月) 旧暦 [n年日記]

最後の授業

  555スレ で見かけたこんなネタ。
戸田「最後の授業だ」
(黒板に)“Vive la France!”(フランス万歳!)
 確かに 最後の授業 だ。もっとも、この短編の舞台となった アルザス実際は歴史的には「ドイツ語圏」 で、物語の背景としては プロシアに制圧された というより プロシアに奪還された というのが正確なところらしい。う〜ん、物語の見方が一変してしまうなぁ。
  「人間の盾」、バグダッドにキャンプイン人間の盾ホームページ 。これに関して2chの ニューススレのネタ を見て大笑い。って、笑っては不謹慎なのかもしれないけど、こういう人たちって、どういう心境で行くのだろうか? 本当に「イラクに人間の盾として利用されて死んでもいい」という覚悟で行くのだろうか。それとも自分達がいれば国連軍(主に米軍)は攻撃しない、とタカを括ってるのだろうか。戦争は起こらないには越したことはないのだけど、あまり「立派だ」という印象を受けないのはなぜなんだろう。ただの自己陶酔の自己犠牲にしか見えないからなのかなぁ。
  70年代生まれの9割、アレルギー体質 。っかしいなぁ。ヲイラはアレルギーないのだけど……小さい頃の環境である程度耐性が付くという話は聞いたことがあります。
  小2の放火魔、補導 。流石に口あんぐり。
  大邱の地下鉄火災、運転手ら七名を業務上過失致死で逮捕 。動転していただろうし、必ずしも責める気にはならないけど、やはり責任は免れえないのだろうなぁ。
  太平洋の国ナウルが音信不通に 。ナウルってのはどんな国じゃい、と思ったら、 上質のリンが産出され、外国人労働者による採掘により、国民が労働をしなくていいという国 らしい。ひょっとして国家規模の引きこもり?
 ああ、なんだか近頃(に限らないが)ダメ人間だ。


2003年02月25日(火) 旧暦 [n年日記]

監督してみる

 っつーか、試験監督ですが。ノルマでやらなきゃいけなかったですが、でもこういう場所も、面白い人間観察の場ではありますな。むちゃくちゃ疲れたし、あんまり細かいことは書けないけど。
 ほぼ半日のご奉仕で疲れた後、マターリ2chのニューススレを見てるところを後輩に見つかる。
「2chやないですか?」
−ええやん。試験監督で精も根も枯れ果てたんだから、これくらい。
「書き込みとかしてるんですか?」
−してないって。(少なくとも研究室からはしてない。だってプロキシ通さないといけないんだもん(ってか、マジで最近はほとんど書き込みしてません))
 まー、週末には構内に泥棒が入って荒らされた形跡があちこちにあったらしく、戸締りには気をつけなきゃいけませんなー。(ごまかしてるつもり)
 久々にweb comicの BLOOD STAINED を見る。あ、vol.08で終わりなんだとてっきり思ってた。ってか、 週刊ちまみれ (そういうサイト名なんだから仕方ない)に掲載されてたのって、 psychotrigger の方じゃなかったっけ? 結構ブランクがあるので良く覚えてないけど。ってか、11話以降進んでない……タダで見るものに文句言っちゃいけませんが。悪いかよう。今更サイバーパンク大好きなんだよう。
 あのね、他のサイトがこぞって取り上げるような話題をわかってて取り上げるのは不本意なんですよ。不本意なんだけど上げないと期待を裏切るような気もするのが 北朝鮮、24日にミサイル発射試験、日本海へ落下(朝日の記事)産経の記事 )。つってもテポドンとかノドンでなく、対艦ミサイルのようではあるんですが。で、米国は 北朝鮮へ食料最大10万トン支援 で、ミサイル発射に関しては 大した事はない 発言。どう考えても恫喝なんだけどね。イラクの方が政治的に膠着してきてるんで、北朝鮮の方はとりあえず妥協案出しといてひとまずしのごう、ってことなんですかいのー。つか、その十万トンのうちの何割を日本が出すんじゃい、と聞きたい。もっと言えば監視体制もなしに食糧支援すれば食料はほとんど完璧に中国辺りに流れ、金正日の懐が潤うだけ、という循環は目に見えている。監視体制をどうこう、という話は記事中には少なくとも見えない。つまり、ヤクザへの献上金ってこと? (こんなヲイラがどうしてアドルノF尺度3以下なのか、自分でもよくわかりません)
 正直、金正日とどんなに交渉しようが、北朝鮮の建て直しが行われるとはとても思わない。と、言うのも今までの将軍様の行動見てると「経済的センスゼロどころかマイナス」というのがあからさますぎるくらいあからさまだからなんだけど。その意味では、フセインの方がまだナンボかマシ。今、ステルス艦カニンガムシリーズ3作目(アマンダ・ギャレットシリーズとしては4作目)を読んでる最中なんだけど、わりとリアルなシミュレートだけに(比較問題としてね)、なんで将軍様のことには触れないのかなぁ、とちらと思ったりもしてしまう。つか、今の展開だとひょっとしてアーカディからエディ・マックに乗り換えでつか?(結局楽しんでる)
  クェートでブラックホーク・ダウン 。うーん、流石に事故と思うけど。うーん、うーん。
  韓国地下鉄放火死者は確認済みで182人、最終的には二百人以上の見込み 。んでもって 運転士ら6人を正式逮捕 。司法・警察としては当然すべきことである。が、ちっとももやもやした気分が晴れないのは何故?
  山手線で難民受け入れをアピール 。すいません。なぜ日本が難民受け入れをしなければ ならない のか、ヲイラにゃよくわからないんですが……受け入れない国が嫌なら出てってもいいですよ? ヲイラは一向にかまいません、とか言ってはいけないんですかいの。つか、彼らの主張の根拠を誰か教えてください。(本当になんでF尺度3以下なんだ)
  ビル・ゲイツが都内小学校で特別授業 。まー、MSとしては比較的当り障りのない内容です。
 戦隊モノの新シリーズ、 アバレンジャー はわりと面白いのだけど、主役恐竜(?)が定番の「ティラノザウルス・トリケラトプス・プテラノドン」というのはチョイとのー(話自体は面白いんだけど)。どうして主役メカにラプトル系を持ってくるのはないんかな。やっぱ某恐竜映画で悪役のイメージが強いからなのかな。あのカギ爪、カッコイイのに。もっとも、ティラノが「ジュウレンジャー」の時みたいな「ゴジラ型直立系」ではなく、もっとアクティブな身体水平型なのは良いのだけど(タイムレンジャーのTレックスの方が先だけどね)。楽曲が羽田“お兄さまへ…”健太郎というのは結構いいかも。あと、合体ロボの両腕が人間型の手でないのもいい、と思ったら、あのティラノのしっぽとトリケラの頭の下にはちゃんと人間型の手があるらしい……BW版メガトロン様っぽくていいと思ったのに。ショボーン。


2003年02月26日(水) 旧暦 [n年日記]

FIT TO BE TIED

 昨日の 北朝鮮の対艦ミサイル(シルクワーム)発射演習 に関して、「危機管理が不足してる」と叩いているマスコミもアホちゃうか、と思うのだけど(北朝鮮沿岸から対艦ミサイル撃ってたかだか数十キロのところへ落ちて危機管理もへったくれもあるまいに)、べつにいい、と思えるかと言うとどうもなぁ。領空侵犯と言い、JSAでの北朝鮮兵士の挑発行動と言い、今の北朝鮮の行動で思い出すのは「トムとジェリー」でブルおじさんが市長の作った条例で小屋につながれたとき、トムが調子に乗ってつながれた紐の長さの外からちょっかい出してきた話なのだよな(国内では「ブルおじさん」と言う題で放映された話。原題は“FIT TO BE TIED”(イライラする、くらいの意味?))。まあ、そういうことで。
 それに関して 小泉首相「とんだ祝砲」発言、真意問われ「忘れた」 。おいおい、マスコミ、ここは「気が利いたこと言うよな」とコメントする場面でしょうが。
  山崎自民幹事長、米に「戦費負担に応じられない」 (時事通信)。まー、出さないで済むなら出さないでおきたいですな。なぜ、今イラクを叩かねばならないのかイマイチ不鮮明なままですし。本当に、なぜ今、イラクなのだろう? 完全にほっといていい、ということでもありませんが。
  人間の盾に日本人14人もバグダッドへ 。もしいざ戦時になったらむしろ膠着を長引かせて被害を増やすとかは考えないんかのー、と、いうのはさておいて、どうも実際に行ってる人のコメントを見るに、どうも「その場に行って、その状況を肌で感じる」という目的が大きいようにも思える。さすがに物見遊山とは言いませんし、思いませんが。ただ、やはり私には理解しがたくはあります。
  米上院でも北朝鮮への食料支援非難 。まあ、主張はしごくもっともです。実際は支援の裏にはどんな腹芸があるのかと思うとちとわくわくする。
 国家ごと引きこもりになったナウルなのだけど、どうもちゃんとした参照元は見つからなかったけど、リンを取り尽くしたため経済破綻し、昨年から入国もストップして政情不安、と言うより内紛状態だったらしい(ある程度は ここ 参照)。情報化社会の現代で、こんなもどかしい事態が長期にわたることが起こるとは思っててもみなかったのでちょっとショック。
  普通「マグロ漁船に乗るか?」と言ったら脅しだろうに 。もっとも、実際のマグロ漁船は「 マグロ土佐船 」でもわかるように、なまなかな覚悟で通せるような場所ではない、プロフェッショナルの現場ではあるのでしょうけどね。
 2ch軍事板の お前のジーちゃんの戦争体験記スレホームステイ先のトムじいさんの話 。おお、「鷲は舞い降りた」を地で行く話だ。(あれはドイツ側だが)
  名古屋の地下鉄のドア、開かず 。うぎゃ。うちの最寄の駅でつ。そういえば前に名駅で停車位置を過ぎてしまい、バックした経験があったなあ。てか、出勤途中にその手前の駅で消防署の立ち入り検査やってたんですけどねー。
 本日帰宅途中で「 キャラクター小説の作り方 」(大塚英志著)と「 導きの星(3) 」( 小川一水 著)を買って来る。大塚英志氏はどちらかと言うとキライ(批評家のふりして、オタクを斜めに見下ろし自分の主張に都合の良いように扇動しようとするから)なのだけど、ネットのあちこちでの批評(プラスもマイナスも)も聞いて読む気になってみた。「導きの星」は、まず二巻を掘り起こすことから始めないとなぁ。


2003年02月27日(木) 旧暦 [n年日記]

姉をキンゲにはめてみる

 はまりますた(あっさりと)。
 まあ、そりゃはまりそうなものを選んではめてるんだからはまって元々なんだけども、こう、意外性というものが……
  /.JP より 歌詞と楽譜を打ち込むと歌声を合成するソフトウェア 。AMAZING GRACEを聞いてみましたが、確かに人口音声臭さはあるものの、歌詞と楽譜のみでこれが構成されたかと思うと(まあ、細かい設定の調整はあるのでしょうが)、わりと驚きを禁じえない。市販されるとなかなか面白いおもちゃになるかも。
  Windows Updateで不正情報送信?   対LINUXに日本政府機関に対してのアピールに来日中 だというのに、安全性という意味ではそんなに大きなことではないかもしれないけど、信頼性という意味ではちょいとマイナスポイントかな。夕べの WBS でビル・ゲイツの遊説の様子を特集していた。政府関係者へのプレゼンは、言ってることをちゃんと聞けば突付きどころがたくさんあるのだけども、悪く言えば相手を丸め込む技術はさすがだと思った。一人物には違いないのだけどもなぁ。
  福井大学入試で解答用紙と間違い、問題用紙を回収 。ちょっとだけひとごとではなかったり。学生の方は別枠で面接して合否を判断、ということになったようですが、担当者の方はマジで始末書ものだろうなぁ。
  うででん 、銀漢キターーー! と思ったら即あぼん。変なカッコしてえらそうに説教かますヘタレなところは相変わらず。それでこそ銀漢。碧衣の騎士団の暴走を明示的に示すため、SIGNで同じような立場だった銀漢に説教させたのだろうけどね。おそらく、昴登場のためだけの布石ってことはないよなぁ。
  スレ自体が川柳スレと化している2chニュース板北朝鮮川柳スレ1 。高畑勲氏によれば、ギャグとは距離感である、だそうだ。たしかにある程度距離をおいた目で見なくてはユーモアも笑えない。カリカリするよりは、ユーモアを楽しむくらいには距離をおいて見てみることも必要かもしれない。でもやりすぎ。(^^;
 週刊マガジンで赤松健氏の新連載がはじまってたけど……つまり、ハリー・ポッターが女子高生30人切りをするバトルロワイヤルですか? いや、別に否定はしないけど、もうちょっとひねれよ、とか思ってしまう。あと、チャレンジ精神旺盛なのは認めるのだけど、チャレンジ精神の使い方が間違ってまつ。少年誌で「パイパン」自体は、「オヤマ菊の助」でとっくの昔にやられてるけどね。(最近のマガジンは読みどころが本当に少ない)