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2012年02月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 時間ジャンプの演出法

 いやガンダムAGEと輪廻のラグランジェの最新話で、主要キャラが知りあってからの期間を短時間で描写するって展開があったのだけど、明暗の差がはっきりと……
 ガンダムAGE、はっきり言ってダメダメですな。簡単に言えば、その時間の間に築いた関係が描けてるかどうかってことで。
 敵の潜入工作員であるゼハートがガンダムの情報を得るためにモビルスーツ部に入部して、その間をイメージ映像ですっとばして、それが悪いという事ではないけど、彼らの関係が近づいたという描写がまるでないのに、最後のほうで一方的にゼハートが主人公たちに気持ちが揺らいでいるという描写がなされてる。唐突過ぎ。
 輪廻のラグランジェの方は、いかにも怪しい謎の人物であるムギナミをまどかが受け入れる一方、ランは警戒心を強めるのだけど、ムギナミはあけすけに自分が敵対する勢力であることを明かした上で、それでも今の生活が楽しいと言い、敵同士になるまでは今を楽しもう、とランに言う。
 ところが、ムギナミは独断で動いており、そのことを彼女が慕っていて行動の原動力でもあった人物・ヴィラジュリオからその独断を冷たく糾弾され、切り捨てられてしまう。
 ヴィラジュリオの言動もどうもできるだけ犠牲なく地球側の降伏を望んでいて、その上でムギナミを戦いや無茶な行動から遠ざけようとしてるふしがある。そもそもムギナミは天然ボケのケはあるけど、身体能力が高く目端は効くので、彼女を役立たず呼ばわりするのは、最初から彼女を戦場から遠ざけてたとしか思えないし。
 そして、ヴィラジュリオはかつてランと親しい仲だった、というところで、登場人物同士の相関と、その間の因縁を一気に構築してしまっている。ムギナミに不信感と反感を抱いているランも、かつて慕っていながら今は仇敵となった相手に快く思っていなかったムギナミが同様に冷たく切り捨てられ、単に反抗的でいるだけとは思えない。
 あと、今回漫画版のキーパーソンである「ユリカノ」の名がはっきりと登場。漫画版にランも出たし。っつーか敵側の「イゾ」が漫画版の主人公だと今まで気づかなった。かなり不覚。どうもこの「ユリカノ姫」がどうなったのか、ってのが一つの鍵であるみたいなのだけど。
 と、漫画版とのリンクの話は脱線。AGEの方は脚本・演出的な人間関係の「ギャップ」を「製作者の都合の良いように視聴者が埋めろ!」と「強いて」いるのに対し、ラグランジェの方は「描かれなかった時間の間でムギナミがランに歩み寄ろうと努力してた」という描写に使い、そしてその上で一気にキャラの関係図を構築してしまった。これはもろに巧拙の差が出た例だと思う。


2010年02月07日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#49とW#21

  シンケンジャー #49「侍戦隊永遠」。薫から預かった志葉家のディスクを使い、ドウコクに挑むシンケンジャーたち。しかし火の力を打ち込もうとして失敗。ドウコクの力の前になすすべなく敗れ去ろうとした。が、ドウコクはさらに圧倒的な力の差を見せつけるべく、薫の命を狙おうとする。シンケンジャーたちは傷ついた身体でさらに戦おうとし、薫もまた、今一度志葉家のディスクを作るために身の危険も顧みず渾身のモヂカラを振るっていた。

 って訳で最終回。圧倒的なドウコクの力の前に、志葉家のディスクを使っての作戦しかない。が、その作戦は一度は破れ、もう一度、薫が無理をおして作ったディスクを使うのだけど……最初と違い、丈留が囮。その丈留に気を取られている間に千明、茉子、ことは、源太がドウコクを押さえつけ、丈留と同等の力を持つ流ノ介がとどめを刺す。
 引き続き二の目も現れるが、シンケンハオー→ダイテンクウシンケンオー→シンケンオーとストリッピングしながら吶喊、渾身のモヂカラを打ち込むという、最後の力業展開。最終回だからこういうダイナミックな展開もアリか。
 そして外道衆がいなくなった志葉家で、丈留と皆との別れ。流ノ介が別れの舞を舞う中で、一人一人言葉を残して去っていくのだけど、流ノ介だけ、ただ傅き頭を下げ、丈留もそれで全部分かったというように頷く、無言のやり取りなのが良かった。
 これまでの戦隊ものを踏襲しつつそのお約束とは違うことをやったりして、でも最後は全部丸くまとめた、非常にいいシリーズだったなぁ。伊吹吾郎も最後まで良い味出してたし。デカレンジャー以来の出来でしたわ。一年間ご苦労様でした。


  仮面ライダーW #21「還ってきたT/女には向かないメロディ」。風都署超常課では、組織にメモリの捜査情報を流す内通者が署内にいると、密かに内定をし、氷室という刑事に目を付けていた。が、組織との取引の現場でツノを生やしたドーパントが現れ、氷室を始末する。
 しかし氷室以外にもいるはずの内通者の捜査を続行しようとしていた矢先、ニューヨーク帰りの女刑事・綾が超常課に配属される。彼女に一目惚れした真倉刑事は照井を出し抜きいいところを見せようと普段は毛嫌いしている翔太郎に協力を依頼。やっぱり照井を快く思っていない翔太郎もその依頼を受けることに。
 翔太郎たちはウォッチャマンから得た情報で、阿久津という評判の悪い刑事が最近食にあぶれた者たちに声をかけ、そこかに連れ去っていると知り、彼をマークする。ところがやはり阿久津に目を付けていた照井たちを見て真倉が暴走、先走って捜査を台無しにしてしまう。
 しかしそれでも阿久津を追う照井の前に、例のドーパントが出現。阿久津はそいつのことを「溝口」と呼んだ。
 悪徳警官でも殺させるわけにはいかないと、アクセルとダブルが変身して対抗するが阿久津は逃亡、ドーパントも姿を消してしまう。
 溝口というのは半年前に汚職事件で警察を追われ、その末に自殺したとされる刑事だが、その汚職は氷室と阿久津による陰謀。彼らの悪事を知った溝口を共謀してはめたのだという。そして綾はかつてその溝口の相棒だった。
 その溝口が実は生きていて復讐をしているのか。やはり復讐が行動の動機の照井はその気持ちといまだに彼を慕う綾に理解を示すが、真倉は空気を読まず「復讐なんてとんでもない! 刑事なら逮捕して法の裁きにゆだねるべきだ!」と言ってしまう。

 デカイエローの木下あゆ美ゲスト出演。プラス、普段嫌味が多い小者の真倉刑事にスポットが当たる回。
 普段は毛嫌いしている翔太郎に依頼を持ち込んだため、フィリップもその動機に興味を持つのだが、それがしょうもない小者らしい見栄のためと知り、がっかり。でもハードボイルドが似合う照井に「一度キッチリしめておかないとな」と対抗意識を燃やす翔太郎とは利害が一致する。
 悪徳警官の阿久津と氷室は単に捜査情報をミュージアムに流していただけではなく、無職者たちを斡旋し新型メモリの実験台としていたことが判明。翔太郎も怒りに燃えるが、その彼らにかつてはめられた溝口と思われるドーパントが次々に彼らを始末する。
 自分もダブリューのメモリの男に家族を殺された照井は復讐を否定しないが、空気の読めない真倉は溝口の復讐を否定し悪口を言い、照井に殴られる羽目に……まあ、小者だから。
 でも、小者は小者なりに「殴られたけど、やっぱり復讐は良くないと思う」と綾に言い続ける。こういうところ、憎めないキャラだよなぁ。
 しかし、実はその綾こそが復讐者ドーパントの正体。「トライセラトップス(トリケラトプス)」のメモリで溝口をはめた悪徳警官たちを始末していた。
 次回予告では、綾ならメモリの魔力に打ち勝つのでは? と言う翔太郎に、それでもやっぱり復讐は良くないと言う真倉の声がかぶる。小者の呼びかけは綾に届くのか?


2009年02月07日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#5

  まりほり #5「禁断の匂い」「乙女の秘密」。先生から言われたからとかなこを無茶なやり方でかばう桐奈々美。かなこはさすがにやりすぎだと熊谷教諭に相談するが、私が頼んだのに今更やめろと言えないと言われてしまう。桐は無口な上考え方や行動が独特なせいで、中学、高校一年と孤立していたという。逆に桐が孤立しないようにお願いされたような形になったかなこは、桐のことが心配なこともあって彼女と友達になろうとするのだが、どうすれば友達になれるのかわからない。
 後半、天の妃第二女子寮で抜き打ちの荷物検査が行われる。が、普通の荷物検査ではなく寮長の趣味で巧みな隠し方、面白い隠し方をしたかに点数を付け、高得点の私物は持ち込みを認めるという妙なしろもの。鞠也からもらった触手生物入りのかばんが違反物とみなされてしまったかなこは、「アレが没収されるならそれはそれで」と思っていたが、追試落第の罰が寮生全員の前での小学校時代の「将来の夢」作文の朗読と聞き、鞠也に相談しようとするのだがにべもなく断られた上に「俺とお前は友達か? 違うだろ?」と一喝されてしまう。

 今回は二本立て。桐の話一本で一話引っ張られたら冗長だなぁと思ったけど、さすがにそれはなかった模様。かなこたちのグループに桐が入ってくる話なのだけど、何気に天然にかなこをいじってる。これまで友達らしい友達がいなかった桐に友達ができてめでたしめでたし、なのだろうけど、どうしても友達と認識されないかなこ……悪意とか壁作ってるとかないんだろうけど、なんで友達に認識されないんだろう? フラグ立て失敗した?(かなこ的思考がうつってる)
 でも冒頭のシュールストレミングは親衛隊の嫌がらせ復活? ホントに危険なのに。
 後半は、ゴッドの持ち物検査から例の触手鞄の話に。まだ使ってたんだ、アレ。まあ、鞠也が捨てたりなんだりというのを許すと思えない……って、あっさり許したな。まあ、アレはかなこをいじるための小道具に過ぎないから鞠也的にはどう処分されても構わないのか。でもすっかりかなこに懐いてしまった触手は自力で戻ってくる。鞄を捨てた直後しんみりするかなこだけど、いや、なんかそれって変だろ。つか、2-Bの仁科さん津田さんが何の関係が?
 今回で原作一巻から二巻にさしかかったけど、やっぱペース的には聖母祭までなのかな? つまり、桃色コスプレカーニバルでピンクなわけですね?(毒されてるぞ)


2008年02月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#17と狼と香辛料#5とのらみみ#5とARIA THE ORIGINATION#5

  もっけ #17「スダマガエシ」。夏休みになると近所に遊びに来るガキ・一真。やたらと絡んでくる一真に振り回される瑞生だが、せがまれてお守り袋を渡してしまう。中のお札はポケットに入れていたのだが、途中で落としてしまっていた。だが、無事だろうと思っていた矢先、虫取りに行った森で見た巨木の木魂に取憑かれてしまう。

 なんでも人の真似をして人のものを欲しがる一真に、「自分を持ちなさい」と言って「だったら瑞生は自分を持ってるのかよ」と言い返されて答えられない瑞生。何十年も孤独だった古木の木魂がそこにつけ込まれる。絶対の価値、絶対の自分を持つことの誘惑に取り込まれてしまうが、そんな瑞生は自分だけの孤立した世界に入り込んでしまう。静流の呼びかけも届かない中、お爺ちゃんは瑞生に「本当の自分なんてねえのかもな」と呼びかける。だが、それは他者との繋がりがあってこその自分というものだった。人との付き合いの中で見えてくる自分、それが大事なんじゃないかという呼びかけに、家族や友達と一緒の時間を断ち切れないと、木魂の誘惑を断ち切る瑞生。その隙にお爺ちゃんのまじないで封じ込められる木魂だが、「こちらから見れば封じられたのはそちら側だ」と強がりともなんとも取れる言葉を残す。しかし、瑞生はその言葉に木魂の寂しさを感じる。
 「自分を持て」と言いながら自分とは何かって答えられないってのは、まああるけど、結局そう言われてもなんとなく「自分ってこんなもの」となんとなくでも思えるようになるのは、人との関わりが深くなってからだというのは確か。静流の年齢だとそういう迷いも薄くなってるけど、そこらへんは瑞生との世代差ということか。


  狼と香辛料 #5「狼と痴話喧嘩」。メディオ商会にホロが攫われてしまった。目的はミローネ商会が集めつつあるトレニー銀貨の取り引きを諦めさせようとしてのこと。近々現行銀貨が回収され改鋳されるため、多量に現行銀貨を所有しトレニー王家と有利に取り引きをしようとしてるのだ。メディオ商会の目的もそれ。しかし、メディオ商会はホロが狼の化身ということを利用し、教会にそれを告訴すると脅してミローネ商会を脅そうとしていたのだ。しかも、ホロが狼の化身だとメディオ商会に知らせたのは、実は……

 あ〜、クロエの役所はそれですか。まあ、他は原作通りだけども、まあ、デレるホロはお約束といえばお約束だけど、まあ、原作でもそう思ったけど唐突は唐突。そもそも単発で書かれたものだから、展開が急なのは仕方ないのだけど。
 で、ミローネ商会が取り引きを済ませる間、逃げ回るホロとロレンスなのだけど、そう簡単に行くわけはないわけで。

  のらみみ #5「半田オリジナル」。キャラマニアの所員・半田が、ハローキッズ59号店に現われたあるキャラに激しく動揺する。そのキャラは実は昔半田の家に居候していたキャラなのだが、ある日突然姿を消してしまったのだ。実は彼を捜してキャラ紹介所に就職した半田は、のらみみにけしかけられ突如姿を消した理由を聞いてみるのだが、相手はものすごく物覚えが悪い上にアホな役立たずキャラだった……
 「のらみみブロッサム」。のらみみの前に現われた占いが得意なお花タイプのキャラ。頼まれてキャラ紹介所に行くのだが、あっさり次の居候先が見つかってしまう。だが、前の居候先と正式に「お別れ」していないようなのだが……

 前半のキャラ、流石半田に居候していただけあって滅茶苦茶アホw しかも役立たずで全然あこがれる要素がないのだけど、半田にとっては唯一一緒に過ごしたキャラ。しかし、小学校卒業でお別れする前に突然姿を消してしまったのだった。その理由を問いただしたい半田だが、相手はアホすぎて覚えてない。w しかも役に立たないがらくたばかり詰まったズタ袋まで……が、そのズタ袋は実はそのキャラが物覚えが悪いので思い出の品を詰め込んだもの。思い出の品を見れば思い出がよみがえるから持ち歩いていたのだ。そしてその中に見つけた変な形の石。実は、その石を半田のためにみつけるために家を出て、石を見つけたけども家への帰り道を忘れてしまっていた。うわ、こんなアホなキャラで泣かせるなよ。w それにしても「初体験が特殊だとマニアックになる」って、ああた……
 後半は居候先の子と喧嘩して出てきてしまったお花タイプのキャラ。後悔したその子が追いかけてくるのだが、「帰らない」と言い張る。が、頭に寄生されてお互いの考えが伝わってしまうのらみみは、「だってあんた、とっくにこの子のこと許してるじゃんか!」と言ってしまう。でも単純には行かないいさかいの感情の奔流に、結局ノックダウン。
 お花キャラは元の家に戻り、派遣されるはずだったはずの家にのらみみがお花タイプキャラになりすまして行こうとするのだけど……ダメだろ、そりゃw


  ARIA THE ORIGINATION #5「その おもいでのクローバーは…」。灯里とアリス、それぞれ天性のものを持つ二人と一緒にいて、しっかり者だと言われながらも自身には天性のものが掛けていることを実感する藍華。やはりアリシアとアテネという「天才」二人と一緒にいた晃に、「辛くなかたんですか?」と聞いてしまうが、そんな藍華に晃は二人に先に昇格されてしまった頃の昔話をする。

 ああ。これはわかる。どこか嫉妬してるんだけど、その嫉妬は正当なものじゃないと自分でもわかってるから何も言えない。結局「自分がダメなんだ」と思ってしまわざるを得ない。そんな晃に救いを与えたのは幼い頃の藍華で、しかも本人は覚えてない。w
 そんなことはともかく、ショートカットの晃は良い。今からでも遅くはない。髪型を変えなさい。


2007年02月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 涼みの夜に渡します

 必殺シリーズ第二十弾「必殺渡し人」第一話。テレビ東京系11:35からの「時代劇アワー」に放送中。全十三話。
 ある夜、女が男に襲われる。男は女を兄の仇と言うが、女は「お前の兄は仲間を裏切ったんだから」と説得しようとする。それを聞かない男の首を、女は得物を仕込んだ指輪で切り裂く。
 明くる日、鏡研ぎ師の惣太の長屋ではかまいたちで死んだ男のことが話題になっていたものの、概ねいつもと変わらぬ朝を迎えていた。だが、蘭法医である鳴滝忍の元に若い女が飛び込み、子が出来ていたら堕ろしてくれと頼んでくる。理由もなく堕胎するわけにはいかないと忍が言っても、女はあきらめようとしない。そんな彼女を、惣太の妻の直がやさしく諭す。直は惣太との間に子をもうけたがっていたが、なかなか出来ない悩みを抱えていたが故の行為だった。
 その女・お沢は旗本水野の屋敷で働く下女だったが、そこのバカ息子、徳太郎に手込めにされいいようにされていた。出来た子も徳太郎の子だった。妊娠を告げるも家の沽券に関わるから堕ろせとすげなく言われたお沢はあてなくさまようが、身体の不調を訴え倒れたところを惣太に見つけられ、忍の元へ運び込まれる。母子共に無事だったが、子供をどうしても堕ろしてくれと言うお沢を、忍は実は自分がオランダ人と長崎遊郭の女郎の間に出来た、本来堕ろされるはずだった子供だということを明かして説得する。それでも逡巡するお沢を、彼女に一目惚れした同じ長屋の大吉が「暮らしのことが心配なら、俺が子供ごと養う」と言い、ようやくお沢も心を決める。
 大吉の母・お近も二人が一緒になることを喜び、事態は一件落着かと思えた。が、真っ正直にお近が水野の屋敷に挨拶に行ったことで一転、お沢もお腹の子供も生かしてはおけないと、水野が挨拶から変えるお沢とお近を、水野と通じた役人が奉公先を逃げ出したと捕らえ、二人に激しい拷問を加える。二人は放免され、かろうじてお沢は一命をとりとめたものの、お腹の子とお近は命を落とす。役人は水野に金で雇われたのでは、と知った母親想いの大吉は仇を討とうとする。その大吉を惣太は一日だけ待ってくれ、と抑える。
 惣太は夜の境内に忍を呼び出す。忍は「かまいたち」の異名を持つ「闇の渡し人」であり、惣太自身も「鏡」と呼ばれた渡し人だった。二人とも裏稼業からは足を洗っていたが、惣太は、大吉のために、と忍に頼み込む。だが、その話を大吉が立ち聞きしてしまっていた。

 まず、シリーズの前後関係を説明しておくと、「必殺仕事人III」の直後に放送された「新必殺仕舞人」に続く非主水シリーズになる。その後、「必殺仕事人IV」「必殺仕切人」、(三味線屋の勇次が主人公にスピンアウトしたシリーズ)「必殺仕事人V」「必殺橋掛人」となる。流れとしてはレギュラー殺し屋キャラが増加し、作品によっては飽和気味の感さえあったが、その中で「渡し人」は殺し屋は三人というシンプルなもので、その分日常のドラマに重きが置かれた……と聞いている。「聞いている」ってのは、未見だから。
 主人公の惣太に実力派に脱皮しつつあった中村雅俊、元締めの鳴滝忍に銀幕の大御所高峯秀子、腹に手を突っ込んで腸捻転で相手を殺す大吉には「仕置屋」「仕業人」の密偵役から殺し屋役に抜擢された渡辺篤史の他、惣太の妻・直に、現在「芋たこなんきん」で主演している藤山直美が出演している。また、第二話以降大吉の妻になるお沢には、主題歌が縁ですっかりこの時期常連になった西崎みどりが演じている。
 話では日常の描写に力を入れている、とのことだったが、実際、惣太夫婦と大吉、忍を含めた身の回りの人たちとのやりとりの割合が多く、それもかしましくも人情味あふれる長屋暮らしの雰囲気が出ていて、かなり見応えがある。前期必殺の雰囲気も残っている。やはり人数が絞られているし、夫婦であったり長屋の仲間であったりと表のつながりもあるので、きちんとしたドラマを作りやすいのだろう。
 殺し技は手鏡に仕込んだ刃物に得物を仕込んだ指輪とやや地味だが、惣太は手鏡に相手の死に顔を映して殺すという趣向で、大吉の殺し技が鉄、(仕留人の)大吉、仕掛けの天平以来久々にレントゲン演出が取られている。
 しかし見たことないのにBGMがやけに耳になじみがあるなぁ、と思ったら、サントラが「うらごろし」と同時収録でしたわ……うらごろしは一時期ヘビーローテーションしてたから、それでだな。

[アニメ] ヤマトナデシコ#18と少女コゼットちょっとだけ

  ヤマトナデシコ七変化 #18「夢・相思相愛」。このところすっかりスナコを素敵なレディにして家賃をタダにするという目的を忘れていた三人組。一計を案じて下宿をゴシックホラー風に装飾し、それに似合うドレスを用意する。ドレスを着れば、スナコもそれに合わせて自分を磨くと分での作戦だ。最初、装飾は気に入ってもドレスは渋っていたシナコだが、骨格標本の  にお嫁さんを買ったことを指摘、結婚式を挙げてあげないのかとわかったようなわからないような理屈で説得され、嫌々ドレスを着る。が、ベール付きのドレスで人の視線を感じなくなったスナコは予想外にドレスを気に入ってしまう。三人組も喜ぶが、スナコがその格好のままで買い物に出かけてしまい……

 なんだ、スナコ、すっかり商店街の人気者じゃん。「怖い姉ちゃん」と気さくに話しかけられるが、人の視線が怖いスナコにとってはそれが苦痛。それが勘違いしてゴシックホラー風のドレスで表に出たから、度を超して怖がられてしまう。それに気付いて逃げだそうとしたところ、男の子に秘密基地に誘われて立てこもってしまったのが誘拐と勘違いされて大騒ぎに。そのとばっちりでスナコの仲間と勘違いされたゴスロリシスターズは、まあどうでもいいか。(笑)
 結局男の子の母親が誤解に気付いたところを乃依の作戦で恭平が救出。でもスナコの方は元の木阿弥、というお約束。
 しかし、人の家を訪問するときは約束より少し遅れていくのがマナー、ってのは知らなかった。


 で、「レ・ミゼラブル〜少女コゼット」、面白いんですが、つり目が主人公親子をいじめる側ばかりってのが……うう。


2006年02月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 不思議な世論調査

  「所得の格差が拡大」74% 本社世論調査朝日 )。
 「格差社会」をめぐっては、小泉改革との関連で国会でも論争が続いている。「所得の格差が広がってきていると思うか」との問いに「広がってきている」と答えた人は74%、「そうは思わない」が18%だった。格差が拡大しているとみる74%の人に「広がっていることをどう思うか」と聞いたところ、69%が「問題がある」と答えた。この結果、全体の51%の人が「所得格差が広がってきており、問題がある」と認識していることが明らかになった。
 ここで語られているのは「思う」「思わない」のみであり、実体との比較・検討はなされていない。「所得格差」議論全般にわりと言えることだが、こういう批判調の記事では具体的なデータを提示しての議論がほとんどなされない(されてる記事も、ないことはないんだけどね)。先日自民と公明の間での議論のデータを見てみたいところだが……開示されてるのかな? 各政党のサイトではそれらしい記事は見えませんでしたが。
 こんな気分の話をのっけて、なにか意味があるのかという話。大衆の「気分」など、先見という意味ではアテにはならない。気分だけでものを語ってる限り、私たちは愚民から脱し得ない。
 じゃ、朝日がなんでこんな「気分」の調査結果を載せてるか、って話になるのだけど……あまりなにも考えてない気がする。「理由」はいくらか読み取れるが、「意図」はあるのかどうか……「所得格差」自体を真面目に分析しているところは結構あるので、そちらも比較しながらどうぞ。
 それと朝日新聞がネット上でよく叩かれてるのって(朝日新聞以外も結構叩かれてます)、発行部数が多いとか目の敵にされてるとかもあるけど、それ以上に「朝日新聞の反応がおいしい」からじゃないですかね〜。ワタクシ、ネット上で炎上する掲示板やブログをヲッチする悪趣味ヲッチャーを長いことやってますが、朝日の反応って炎上するサイトのそれに極めて類似してるんですけど。(独自論理でダブルスタンダード、曖昧な根拠をもとに強固に主張、記事が間違っていたと判明した後でも明確な謝罪訂正を行わない……etc.)
 朝日新聞の真似をすれば貴方のサイトも一万/日が夢じゃないかも!? その後の存続は保証しかねますが……

  /.Jの記事 経由、 知らずに赤っ恥!パーツショップ店員が笑いをこらえた不思議な読み方日経BP )。RADEON辺りは間違えて読んでた(レイドンとか不思議な読み方をしてた)なぁ……まあ、意思疎通の問題もあるので気づいたら直しましょう、くらいか。でも、Asusを「アサス」と読むのか「アスース」と読むのか「エイサス」と読むのかいまだに知らない私……ペガサスにちなんでるらしいからやっぱりアサスか?

 

[特撮][アニメ] エウレカ#41とカブト#2とゾイド#43とマイメロ#43

  エウレカセブン #41。ノルブとエウレカ以前の人型コーラリアン・サクヤの話。つか、サクヤよりも萎縮しまくってる少年時代のノルブが初々しくて可愛い。これがあのひねた爺さんになるわけか。そしてエウレカの髪と眉が伸びて、外見マイナーチェンジ。毎話少しずつ伸びてくとかやれるといいんだろうけど、それも難しいのかな?

  仮面ライダーカブト #2。専用バイク・カブトエクステンダーとカブト・ライダーモードのお目見え。超高速の戦いは面白いのだけど、毎回同じでは慣れと飽きが来ないか心配ではある。今回はクモ怪人らしく糸を使ったアクションがあったけど、毎回そんなお金をかけられはしないだろうし。もうひとつ、天道が不遜な態度なのはいいのだけど、そろそろワームと戦う根っこの部分が見えてこないと辛いかも。別に不遜だからいけないことはないけど、今のところ芯の通った人間が見えないのが……

  ゾイドG #43。いや、話の位置づけはわかるんですが……ジーンの応接間らしきところにバスタブをしつらえて入浴してるフェルミはどう考えても変だ(笑)。フェルミなりジーンの部屋でも構わなかった気がするのだが……話自体は再びアイアンロックに焦点が合わせられ、コトナの本当の名前の意味が明かされたりと伏線が解消される回だったんですが。「ソラシティにリーオの弾丸を取りに来い」と言う天空人は、本当に取りに来られると思って言ったのかそうでないのか。そうでなくってうかうか向かったら、えらい目に逢う気が。シリアスなはずの本筋と妙な味付けを楽しむべき回なのか、今回は?
 次回はもうギルドラゴンが復活してるような……

  マイメロディ #45。柊先輩ラスボス化。そいでもってメロディタクトの再度のパワーアップ。って、「もっとも〜っとおねがい」なんですが……王道からボール半分はずしてる暴投振りがイカしてます(暴投なのかそうでないのか)。次回は歌の心を傷つけた柊先輩に、真菜がごっつ男らしい行動に出るヨカン。それは真菜のポジションでいいのか?

[必殺] うらごろしキター!

 「商売人」の次はついに「翔べ!必殺うらごろし」らしい。ついに来ましたよ?


2005年02月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 不思議な理屈

 ネット上で一部局地的に話題になった(多分過去形) 「しがない記者日記」まとめサイト )なのだけど、前からたまに眺めていて、今回の騒動の元になった南京虐殺とか従軍慰安婦云々のくだりも、消える前に一応見ている。まあ、「不勉強」と逃げを打ちつつ「これを読んで勉強しろ」と高圧的な態度、しかも示したのが散々突っ込まれまくってる吉見教授の著作で、突っ込まれるだろうなぁ、と思ったら思ってたより大きな規模で祭りになってしまった。
 この手の人はネット上ではいくらでもいて、件のサイトの場合管理者が現役新聞記者というところが祭りが盛り上がったゆえんなのだろうけど(それ以外はお粗末過ぎて盛り上がる要素がない。新聞記者(しかも朝日新聞勤務)だからこそ逆にそのお粗末さが注目を受けた)、気になったのは管理者曰く「ネットウヨク(自説への反論者をひとまとめにこう呼んで敵対者とみなしてしまっていた)」への嫌味(のつもりだろう)として、小林よしのりの本のタイトルを上げていた。
 自分に賛同しないコメントをすべて「ネットウヨク」とレッテルを張り自己正当化を図るというのもいい大人としてどうかと思うが、それより不思議なのはこの新聞記者に限らず、相手を「ネットウヨク」呼ばわりする人は何故かすべからく自分の敵対者は小林よしのり信者だと信じているふしがあることだ。
 小林よしのりの「戦争論」は時期的なものもあってたしかに南京事件や従軍慰安婦についての再論争の火付け役とはなった。しかし私の場合当時、幾つかの資料や事実の紹介という点では確かに一般向けとして見るべきところもあるが、あまりに情緒的な感情論も多く、この本をそのまま真に受けるのも危険だ、と判断した 。同種のいかがわしさというか危うさを感じた人は少なくなかったと思う(小林よしのりのマンガが好きじゃなかったってのも実は大きいんだけど)。
 それでもいっときは熱狂的な支持者もかなりいたが、現在は作者自身のエキセントリックな言動が繰り返されたこともあり、心理的に距離を置いている読者が多い、というのが実際だろう。
 小林よしのりの「戦争論」はそういった論争のあるターニングポイントではあるが、現時点で「バイブル視」されてはいない。にもかかわらず「盲目的にバイブル視されている」とばかりにずれた嫌味を書く人がいるのを見ると、この手の人の世界観は存外単純なのかもしれない。少なくとも十年位前で止まってるんじゃないだろうか、と思ってしまう。


2004年02月07日() 旧暦 [n年日記]

今日の出来事

 またノートPCのHDDがクラッシュしますた(´・ω・`)。
 クラッシュする寸前に(多分)HDDからかちゃかちゃとかコツコツとか鳴ったりするんで、さすがにこれはハードウェア的な故障だろうと思い、メーカーのサポートに電話。すんなりと繋がったのはいいんですが、その後の説明が大変。
ワシ「あのー、PCのHDDが昨年末に一度クラッシュしてリカバリしたんですが(この辺、冗長だったかも)、それ以来HDDの調子がおかしくって、ついに壊れたみたいなんですけど」
相手「じゃ、どんな症状か教えてもらえますか?」
ワシ「かくかくしかじかで、突然動作が固まって、 カチャカチャとかコツコツとか 音がするんですけど」
相手「あ〜、それじゃ、どういう操作をしたときにそうなりますか?」
ワシ「(? 操作によってそんな異音がするんか?)いや、フツーに使ってたり、操作してなかったり、色々なんですけど……」
相手「だからどういうときに……」
ワシ「だから、操作してるときとか、操作してないときもなったりするんで、どういうときってのはよくわかりませんってば。アプリで調べても、HDDの異常っぽいんですけど」
相手「いえ、ソフトウェアによって、そういう動作することがあるので、即HDDの異常とは限らないんですよ」
ワシ「(? ソフトウェアが異音を起こせるんかな?)そうなんですか」
相手「で、他におかしいところはありますか?」
ワシ「ええ、さっき言ったことと重複するんですが、固まったときにカチャカチャとかコツコツという異音が……」
相手「え、そうなんですか?!」
ワシ「(だからさっきも異音がするって言うたやん)ええ、そうなんですよ」
相手「う〜ん、そうすると、一度こちらの修理センターに送っていただいて調べないと、わからないですね」
ワシ「(ホッ、ようやく話が進んだ)ええ、じゃ、そうします」
 ワシの説明の仕方が回りくどいだとか、多分持ち込まれる相談の多くがユーザーの使い方が悪いだのだろうなとか、サポートの方も気苦労は絶えないと思いますが、「異音がしてる」って最初から言ってるんだから、ハードウェアの異常の可能性が高いんじゃないかってすぐに察してくださいよう。ちなみにリカバリもしましたが、(ソフトウェアのインストールとか全然しないうちに)またすぐに(リカバリ後3分で)クラッシュしますた。やっぱ99%ハードウェアの異常だって。
 しかし、この辺は松の内に修理に出した時にちゃんと調べてくれればいいのに、その頃から異音はあったにも関わらず「ハードウェアは異常ありませんよ」とそのままつっかえしてくれたものだから、二度手間くらったりするのだよなぁ。
 その他は、テストの採点。「この範囲が出る」とかなり詳細に指定したので(さすがに問題は教えませんが)、当然全体的に点数は良かったけど、でも、あれだけ詳細に範囲を「ここらへんは出る、ここらへんは出ない」と教えたんだから、百点満点が一人くらいいても良さそうなものなんだけど……まあいいか。追試の問題つくらなくていいし。
 テストの採点は近所のファミレスでやってたんですが、ご近所の奥様連中がおガキ様をお連れになって井戸端会議してまして、子供がかけっこしたりしてうるさいことうるさいこと。まあ、こちはCD聞いてたりしたんであまり関係なかったんですが、一度子供がこっちを覗き込んでなんか言ってたんだけど、あれはなんだったんだろう? ノートPCとか広げてたから、珍しかったんかな?
  GPSより高精度 「準天頂衛星システム」初実験に成功朝日 )。これって、 ロバート・L・フォワードが特許を取った、アレ なんかな? この手の話はうといんで、ちょっとよくわからないんですが。でも、精度は出せても軍事転用とか考えると、民間用にはあまり精度は出さないんだろうなぁ。
 昨日のモスクワの地下鉄テロは、 ソ大統領選挙前の、プーチンの強硬政策に反対するチェチェン勢力によるものとの見方が有力産経 )だそうで。ロシア内の民族問題も実に根深い。無理矢理押さえつけようとすればどこかに噴出するのは、世の古今東西を問わず。
 ひと月ほど前に スクリプト言語のPerlが今年で16歳/.JP )ってネタが出てたのですが、案の定 こういうもの が。「歳」とか言うとそれでハァハァと妄想をたくましくする連中が出てくるんですから、そういうことはどんどんやって……もとい、気をつけてもらいたいものです。
 いろいろと各方面で 不評光と水のダフネ ですが、個人的には妙に楽しみになってきたり。構成とかシナリオとか演出とか作画とか、ダメはダメなんですが、この手のギャルギャルアニメがダメってのと比べて著しくダメってことはないし、今時古典的ギャグ演出を臆面もなく使うあたり、逆に気風の良さを感じます(そうか?)。惜しむらくは、ギャグの出し方のテンポがかなりダメってことなんですが(じゃ、ダメじゃん)。いや、ネタはコテコテなのが基本ですって。それよりなにより驚いたのは、DVDのCMでこのアニメを「 水着アクション 」と称していたこと。あれは水着だったんか! つーか、カジノとか市中で水着でアクションってのはどう考えてもおかしいって。


2003年02月07日(金) 旧暦 [n年日記]

ТАТУその後

 ひきつづき 速水螺旋人 氏のところから、 ТАТУ の日本語紹介記事 へ飛ぶ。ってか、見られた!?Σ(´Д`;) (見られて困るなら書くなよ>ワシ) それはさておき、記事を見ると、世界進出のユニット名としては「t.A.T.u」が正しいらしい。日本での知名度があまりないと思ったら、そもそも日本進出はまだだったのね。と、言ってももうすぐらしいのだけど。あまりテクノ系統とかはピンと来るものはないのだけど、 ここ で試聴する限り、わりとよさそうなので、試しに一枚買ってみようかなぁ。どっちがどっちの声かわからないけど、ちとクランベリーズのドロレスを彷彿とするところがあるし。似てるわけじゃないんだけど。所詮ヲイラもオタクか。
 ちなみに二人のうちならば、私はユーリャ(ジュリア)派ですがそれがなにか?(眉毛が濃いときの方が良かったのに。)
 東海圏でも当然のようにやっていない アニメ版GPM なのだけど、コアなファンが多いゲームのアニメ化のわりにはわりと評判では良さそう。シリーズ構成の高山文彦氏が効いてるのかなぁ。0080大好きですよ。08小隊は見てないけど。しかし、萌とか岩田とか田代とか本田とか茜とかその他大勢(非道!)の登場も削られているらしいのはちと残念か(イジメとか世界設定とかヘビメタ教師とか「自分の脚」フェチだとか身障者とか靴下フェチとかはやっぱヤバイんか?)。もっとも、冒頭でいきなり戦死してるのが「眼鏡っ娘」(田辺ではない)だったり(ゲームの裏設定では、GPMに出てくるキャラは一名を除いて遺伝子設計されて人工子宮で生み出された人類なので、近視や肥満といった要因は誕生前の段階で除かれている、という設定)、瀬戸口っちゃんがいきなりパイロットだったり(○○○○じゃないんかい、お前)するらしいんで、ゲームとは本当に別物なんだろう。それはそれで、割り切って見れば面白そうだが。その成果も、 アニメ版GPMにおけるJ.C.Staffのマジック のおかげらしい。まあ、2ch情報なので一応そのつもりで。そうか。低予算でやりくりしていくにはこういう荒業も必要なのだな。製作スタッフの努力にはひたすら頭が下がります。
  ANIMATRIXにて前田真治による第一話、配信開始 。こんな企画が動いてたんですな。
  ブッシュ大統領はクレしん並?  なにを失礼な。ブッシュ大統領で感動はできませぬ! ジャカルタでもしんちゃんはSHINCHANなのか。それはそうと、いまだにアメリカによるイラク攻撃の必要性がイマイチ理解しきれんのだよなぁ。軍事に明るい人のコメントなどを見るに、先の北朝鮮に備えての爆撃機部隊の配備も、やはり対イラクに向けて極東の艦隊が手薄になることの対策としての牽制の意味が強いらしい。各国の協力も着々と取り付けているようだし、早ければ来週にも賽は投げられるのか。
  ゲイツがついにテロへの支援を…… そんなことしなくても半分テロリストみたいなものなのに……ってのは冗談ですが、イメージ戦略としての寄付活動の中に、ビン・ラディンの偽装組織が紛れ込んでた、ってなところでしょう。
  DELL Saying Good Bye to Froppy Disk Drives .ついにFDも過去の遺物ですか……
  韓国の売春規模、GDPの5% 。いや、まー、なんてーか。
 日本SFファンダム関連の宇宙開発方面にはスペースシャトルの評価はあまり芳しくないのだが、その根拠が書かれてる記事が ここ に出たので紹介( 野尻ボード から)。スペースシャトルは直感的な機体ではあるが、効率的な機体であるとは実は言えない。今回犠牲になった七人の飛行士の死をおとしめるつもりは毛頭ないが、やはりこの先は有翼往還機の形にこだわっていてはいけないのではないだろうか……
 こないだボロクソに言った「魔法遣いに〜」だが、いいところもあるので一応フォローせねば。とりあえず、アンジェラは良い。他には? え〜っと、え〜っと……
 そういや(ごまかすように)、今日、虫(=バグ)がいっぱいということがあらかじめ分かっている某ゲーム購入。通常版とカレンダー付の初回版があって、「初回版はでかいし高いし」ってことで通常版を買ったのだけど、その後で「しまった、カレンダーには速水螺旋人氏も書いてるはずじゃん!」ということを思い出したが、後の祭。げしょ。
 本日の他の買い物は、顔見知り程度の知人の漫画家さんの単行本(良い子は読んではいけない類のなので、あえてここには具体的には書かず)と、ステルス艦カニンガムシリーズ三作目。カニンガムはちゃんと新刊で買いましたぜ? あと、大須の万松寺のビルにデニーズが入っとった。なんでも、巫女喫茶もできるとか……なんか間違ってないかい?


2002年02月07日(木) 旧暦 [n年日記]

先生、怒らないから、正直に手をあげなさい

 「リュウキ×ナイト」で検索かけたんは誰じゃ、ゴルァ!(怒ってる怒ってる)
 え〜、「○○×△△」というのは、「のうみそ膿んでる(おもに)おぜうさんがた」のよく使う表現で、「○○」が攻め、「△△」が受け、という意味を持ちます。問題は、大抵「○○」も「△△」も「♂」だということでして。連中はどんな創作物であっても男が二人以上いれば「×」でつなぎたがる習性を持ち(ズイブン失礼な言い回しだなオイ)、一般的には「腐女子(ふじょし)」と呼ばれとります。
 「大人の事情」という言葉は、普段、「諸事情で、正論どおりには物事を運べなかったとき」の説明として使うことが多い。
 この言葉には多面的な意味合いがある。逃げ口上として使われることもあれば、詳細を口にできない、不本意なことであるが、というニュアンスを含んで使われることもある。第三者が、皮肉を込めて使うこともある。世の中、正論一辺倒ではいかないなんてことはさすがにわかっている。会社の中の管理職などともなれば、従業員に対する責任、取引先に対する責任なども出てくるだろう。地位が高くなればなるほど、そういった人たちの責任まで肩にのしかかる。単純な正論でそれらをゆるがすわけにはいかない、というのも一種の正論である。だが、それとてもていど問題で、あるていど以上になってしまうと、今度は、たとえば消費者などに対する責任の放棄にまで至ってしまう。そうなると、彼らがしていたものは「仕事」でなく「作業」である。背景にある政治(このばあいの「政治」は政府とかなんとかそういう話でない)をかんがみれずに、やたらと「大人の事情」を揶揄する第三者も嫌いだが、自己保身(一個人とは限らない)のためのつけを消費者にまわし、「仕方なかった」などという輩も嫌いだ。嫌いなものだらけじゃないかって? まあそういうことになるか。だが、彼らの我が身と引き換えになんらかの損害を受けた者が、そう簡単に彼らをゆるすほどものわかりがいいと思ってもらっては困る。一個人としては同情できるかもしれない。しかし、やられたことを忘れられはしないし、忘れるわけにはいかない。そういうものではないのだろうか。
 つまりは、「大人の事情」という言葉はなんの事情も説明していない、ということなのだけど。
 理学部事務から夕方五時すぎに突然の電話。なにかと思えば、「学位論文、あした五部、製本して持ってきてください」……あのー、いつのあしたですか? 事前にぜんぜん話聞いてないんですけど? ってえか、なんで五時すぎに電話してくるよ? 購買も閉まってるし、必要なものがなかったときに、それを揃える余裕さえありゃしない。とはいえ、こちらもさんざんいろいろ引き伸ばしたりしたので強くは出られず、いちおうあした持っていくと約束してしまう。予定もなにもあったものじゃない。で、なんとかほうぼうに迷惑かけながら最低限の必要なものを揃えたけど……研究室のカラープリンタ、まだ壊れてるんですか? こないだはまともに打てたはずなのに…どうもまともに打てたり打てなかったりで、こないだはたまたままともに打てただけらしい。故障の報告は既に二ヶ月以上前にしている。別にPC関係にこだわれってことはないけども、ちょいと無関心がすぎるようにも思える。プレゼンが重要な分野であり、こんにちではPCなしでそれを行うのはむずかしいことであるのに……PCはしょせん道具だが、手入れが行き届かず、必要なときに役にたたなければ、どんな道具であれ意味はないのだ。
 あー、なんか久々にあれやこれやと腹が立った。