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2008年05月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 我が家のお稲荷さま。#4とペルソナTS#17

  我が家のお稲荷さま。 #4「お稲荷さま。収穫する」。守り女のコウが三槌の先代の司祭だった昇と透の母親の美夜子のことについて透に聞いて母親のことをほとんど覚えていない透がちょっと気にしたりコウが逆にそれを知って気にしてしまったりとあるのだけど、それはともかくとして、空幻、性別が不定だからってぐーたらお兄さんどころかぐーたらケダモノ化してるんですが。しかし狐ならそれはそれでアリだ!(アリなのか?)
 まあ、化けたとは言えないものの、キャッチー丸出しになりそうなところから半歩分くらいずれた感じが、そこそこは面白くなってきたかなぁ、という感じ。

  ペルソナTS #17「風の里」。マレビトによって傷を負わされた洵だが、めぐみの実家に担ぎこまれ無事手当てを受ける。しかしめぐみは母親との間に確執を抱えていた。それは十年前の交通事故に起因することだったのだが、めぐみの実の母ではないこともあってその溝をいまだに埋めることができなかった。
 しかし洵を町の病院で見てもらった帰り、椎葉が出したペルソナの影響でトラックの運転手が意識不明に。トラックの暴走に巻き込まれ、戌井と洵、めぐみと母親は車ごと川に転落してしまう。めぐみはとっさにペルソナで戌井と洵は助け出すのだが、助けそこなった母親を助けようと無理をして自ら川底に潜っていく。

 めぐみが夏休みも寮ですごして実家に帰ろうとしなかったのは、母親との確執が原因だったのか。それは弟が死んだ事故が発端だったのだけど、再婚だった母が、葬儀で取り乱したあまり、自分の子ではないめぐみに心無い一言を浴びせたことが、ペルソナを発現させても弟を助けられなかっためぐみの心に刺さり続けていた。母親もそのことは後悔していたのだけど、ペルソナのことも何も知らないからめぐみがどうしてその言葉に傷ついたのかを正確には理解できないでいた。
 幕間的な話なのだけど、めぐみが過去のトラウマを払拭して本格参戦するには必要な話。めぐみのペルソナがみんなを助けるのを見て、めぐみの母は事故のときに自分と夫を助けたのがめぐみだと知り、「あんたは精一杯やったんだ」とめぐみを呪縛から解放つ。
 拓朗のペルソナが相変わらずいまいち使えるのか使えないかなのだけど、あとはカナルのポジションがどうなのかだなぁ。なんかめぐみより慎といい感じだし。


2008年05月02日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#5

  マクロスF #5「スター・デイト」。突然アルトの前に再び現れたシェリル。その目的はコンサート中になくしたイヤリングを探してだった。アルトは強引なシェリルに引っ張り回されるがままに心当たりを探すが、更衣室のロッカーに二人で閉じこめられたり展望室でファンにシェリルの正体がばれて騒ぎになりかけたりと、ハプニング続き。目的もイヤリング探しからいつの間にかデートもどきになり、振り回されつつも「アルトは気に入らないけど、唯一私をシェリル扱いしないところは気に入っている」と言う彼女に、アルトは彼女のスターであるが故の孤独を感じる。アルトはそんなシェリルをとっておきのスポットとしてゼントラーディの居住区に連れて行く。
 同じ場所に偶然、ランカとミハエルがいた。無断でミスマクロスコンテストに出て学校から停学処分を受けたことを兄にとがめられたランカが家を飛び出し、兄馬鹿丸出しで探索を命じられたミハエルが偶然彼女を見かけたのだ。アルトに相談するつもりだったという彼女に、ミハエルはいつになくまじめな様子で「兄に反対されたからと拗ねて今度はアルトに逃げるのか。その程度のものなら最初からやらない方がいい」と冷たく言い放つ。そして「人前で歌うことができるのか」という彼の煽りに、誰も彼女に注目していない街頭で歌を歌うことになってしまう。

 おっぱいマイスター祭り。ホントは「What's bout my star」なんだけど、英語としてなんかおかしい気がする上に、そうとしか聞こえないものなぁ……
 それはともかく、うれし恥ずかしデート編。これまでは「すごいやつ」とも思ってたものの基本的に「強引で変なやつ」だったシェリルの孤独な面を見て、アルトもちょっと認識を改める。ギャラクシー船団はケミカルプラントが中心の工業船団だってのが意外。フォールト技術が確立されてるから、船団ごとに得意分野を持たせつつ船団同士の輸出入も行ってるって形態なのか。しかしシェリルとクラン・クランの取り合わせも、意外と相性良さそうと言うか。二人とも強引で無理矢理に舞えむき出しな。
 それはともかく、ランカも引っ込み思案な自分を乗り越えてプロになるための決意を形にしていく。街頭で「What's bout my star」を歌い、人々を聞き惚れさせてしまう。そんなランカを発見したシェリルは「出てくる子は勝手に出てくるものよ」と勝ち誇ったように言うが、その後少し表情を曇らせる。ランカを早くもライバル視し始めてるってことだろうか? それくらいの我の強さはありそうだけど、でもなんか違う気もする。
 それにしてもミハエルは言うことがいつもきついですな。まあ、そういう役回りを進んで受けてしまう損な性分なんだろうけど。
 でも、そのランカの歌声に呼応するように、保管されていたヴァジュラの遺体(?)サンプルが突然蘇生して暴れ出す。ヴァジュラは怪物というより何者かに操られる「生体兵器」のようだし、プロトカルチャーが生み出したいまだ知られていない種族が背後にいるとすると、ランカの歌に反応したというのがあり得そうな感じ。
 しかし、あと一週間でフロンティア船団を去るというシェリルだが、その故郷であるギャラクシー船団がヴァジュラの大群に襲撃されたとの報が……故郷のことをあまり好きではなさそうなシェリルだけど、さすがに平然としていられるとも思えない。って、シェリルがギャラクシーに帰ったらシェリルの出番がなくなるのか???

 それとは関係なく、昔は疑問にも思わなかった(ってより知識がなくて思えなかった)けど、知識がちょっとついてから疑問だったのが「なんでゴルゴが狙撃ライフルじゃないM16で狙撃をしてるのか」ってことだったり。なんでも作者のさいとうたかを氏がまったく銃器の知識がなかったので友人である軍事イラストレーターの上田信氏に「最新鋭のライフル教えてくれない?」と頼んだら、狙撃ライフルのことだと思わなかった上田氏が突撃銃のことだと勘違いしてM16を挙げてしまったので、そうなったとかいう話を聞いたこともあるのですが。


2008年05月06日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#12とキバ#15

  ゴーオン #12「味方ガバンキ」。みんながトレーニングする中、一人だけ風邪で寝込んでる走輔。一人だけ仲間はずれのようでふて腐れるが、そんな時に蛮機獣が現われ、勇んで一人で出撃する。ハツデンバンキの強力な放電攻撃を接近してくっつくことで封じようとするが、蓄電した電撃が暴発して二人とも倒れてしまう。しかもそのショックで二人の精神が入れ替わってしまい、それぞれ仲間に気付かれないまま敵の本拠地に戻されてしまう。

 戦隊物で人格入れ替わりネタって、過去にあったっけ? 偽物はわりとあった気はするけど。でも今回は走輔がバンキになっているので、逆に敵の計画をそれで邪魔したりもしてるし。つか、ハツデンバンキ冗談抜きで強かったから、正直戦力的にはそのままでも良かったんでは……


  キバ #15「復活・チェックメイトフォー!」。バッシャーと手を組んだガルルに襲われ、とどめを刺されそうになる音也。しかし姿を消した音也を探したゆりがやってきて、九死に一生を得る。イクサフィストも奪い返された上に身体に大きなダメージを負っていたことがばれて入院させられる音也だが、ゆりが見舞いに来ても相変わらず軽口を叩き、次狼に敵意まる出しと何時も通り。だが、最近出現する、人中でも平気で人を襲う大胆なファンガイアを調べていた次狼は、それらしき人物を見て表情を変える。そいつはかつて次狼の仲間たちを皆殺しにした「チェックメイト・フォー」のルークだった。
 現代、渡は服のまま川の中に入り込んでいる大男を見つける。おぼれているのかと慌てて助けようとしてみれば、ザリガニがおぼれてるのかと思って助けようとしていたのだという。どうも記憶らしいその男を連れて帰ってしまう渡。静香は「警察に任せた方がいい」というが、子供のように世間知らずで無邪気な彼を見捨てる気にならず、渡は「大ちゃん」と名前を付けてしばらく面倒を見ることにするが、彼は22年前、ゆりたちの前に姿を見せたルークに間違いなかった……

 はいはい、ラッキークローバー、ラッキークロバー、と言いたくなる設定の「チェックメイト・フォー」が登場。その一人目の「ルーク」、ライオンファンガイアは自分でルールを決めて得物を襲っては、その正否によって自分に罰やご褒美を与えるという、完全にゲーム感覚で人を襲う。しかも、ガルルはもちろん、イクサ、現代のキバでさえも歯が立たない強さ。でも現代になると記憶を失って子供のようになってしまっている。チェックメイトフォー・ルーク編の終わりでその理由が描かれるんでしょうかね?
 ファンガイアの中でもエリート集団っぽいチェックメイトフォーだけども、井上脚本特有のヘタレエリート(アギトの北条、555の琢磨)は名護さんが受け持ってるし、強敵のままでいるんでしょうかね?
 のっけからガルルの仲間の仇でもあり、ゆりの母の仇でもある大物が出てきましたが、しかも渡が思いっきり感情移入してるので、どうなるんだろう? 記憶を失ったままならしばらく生き残るのかもしれないけど、時々ファンガイアの本能に従って人を襲ってるし、やっぱわりとすぐ倒されちゃうのかな?

[その他] なにをおいてもやはりソレか

  核戦争の最大の懸念は放射能ではなく紅茶不足、50年代の英公文書afpbb NEWS )。いや、紅茶を気にしてる場合じゃないと思うのですが、それを突っ込んでもムダか。つか、この当時のジョンブルはやはり何はともあれ紅茶なのね。今は紅茶消費量が落ち込んでるようですが。

   「何でダメなんだ」。パトロールが始まった先月27日、人気アニメのキャラクターにふんした水色のセーラー服を着た北区の男性(28)が、警察官に食ってかかった。読売 )。周辺への迷惑を考えずに活動し、その結果取り締まられたというのに。活動をしたいなら、まず社会に受け入れる、少なくとも迷惑を最小限に抑え説得できるようにする努力が必要だろうに、この手の人ってありもしない権利をわめき立てるばかりだなぁ。なおさら周囲から白眼視されるだけだろうに。「権利と義務は表裏」という概念がいつから欠如したのか。

  バラエティが腐らせたテレビ スポンサーはそっぽを向く 芸能評論家の肥留間正明氏に聞くJ-CAST )。「バラエティが腐らせた」とタイトルにあるけど、内容はむしろ「局に番組制作能力がなくなる→下請け、孫請けへの制作丸投げ→中抜きによる制作費の低下→低予算で安っぽい番組作り」という流れがまず根底にあると指摘。そこからさらに相対的にテレビ局より力が上になったタレント事務所がスポンサーと提携して番組制作、テレビ局に卸すという構造にまでなってるという辺りは新しいか。番組が制作できないのに高給を取ってるってことは、テレビ局社員の大リストラが起こるのかなぁ。


2008年05月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] OTAKU is dead.

  岡田斗司夫「オタクは消費するだけの存在、すでに死んでいる」痛いニュース :元記事は朝日新聞)。言ってることが正確とも岡田斗司夫がオタクの代表とも代弁者とも思ってるわけではないけど、恐らく私とかの世代は同様の閉塞感を抱いていると思う。つか、コメントを見てこの閉塞感が肌感覚でわからない人が多いらしいのにむしろびっくりしたのだけど、まあ、肌感覚ってのはそういうものだからなぁ。
 コメント欄では「時代から取り残された愚痴」みたいな見方も一部あるみたいだけど、そうではなく、「オタクが(主に)消費者の一カテゴリーでしかなくなった」ということにオタクというジャンルに閉塞しかないことを感じている、という方が正しいのだろう。
 オタクってのはよく言われる通り自意識過剰であることは確かなのだけど、かつては創作(パロディも含めて)や評論(自己満足的な拙いものにせよ)といった行為によりそれを発散する方法を求めていた。他人の借り物での自己発散なので誉められたものではないにせよ、内側に溜まった過剰な自意識を様々な形で外にばらまこうという欲求はあった。
 しかし、今やオタクは「消費者」として過剰自意識の大義名分を与えられるようになってしまった。無論、オタクと呼ばれる中には今でも別の形で自意識を発散しようとする者はいる。だが、オタクが「消費者」に甘んじてしまった以上、「過剰な自意識を創作・情報として発散する者」は「オタク」という概念からは微妙にズレ出す。
 結局、オタク自身が「消費だけしてて何が悪い」と(強がりでなく)本気で思ってしまうようになった以上、「消費」(これは「消化」ではなくただの「視聴」あるいは「購買」である)のみを情報遺伝子(ミーム)とすることを肯定したも同然ということ。オタクと呼ばれる人間が増えてもパラメーターとしては以前よりずっと単純化した存在となり、また文化に必至な「流れ」の継承がほとんど拒否されているということでもある。
 岡田斗司夫がこれを言ったということは、オタクに「ミームとしての価値」(あるいはオタクが望む形で)を提供することを商売にしてた人間が、「もはやそれが商売として先行きがないくらい単純化した」と見切りをつけたということでもある。  それは同時に「消費」という行為に資本主義的な役割以上の、ヒエラルキー的な「価値」を幻想しだした(もはや「しだした」でもないか)ということで、岡田斗司夫が「オタクに限定してのことではない」と言うのもそのことを意図してのことだろう。
 「供給」「消費」は資本主義の基本だが、それだけで社会は成り立ってるわけではないし、文化というものは特にそう。文化としてのオタクの死は消費層としてのオタクの(おそらくは緩やかな、しかし確実な)死に繋がるだろうし、そのことは社会全体のある意味での縮図でもあるのだけど、きっと世間にとっては何の教訓にもならないだろう。
 オタクは死ぬが、おそらくそれは無駄死にだ。

[アニメ] と、いう話とは関係なく

 日々見たアニメの感想を淡々と上げていきますよ?
 つっても ニコニコ動画 で公式配信されているアニメ二本ですが。

  ペンギン娘はぁと #1-3。週刊チャンピオン→チャンピオンREDへと連載を移した萌え狙いマンガのアニメ化。OPの(意図的な)驚くべき低クォリティにびっくりだ!w
 まあ、内容はたわいもないドタバタなのだけど、主人公のペンギン娘こと南極さくらへの仕打ちがわりと容赦ないのが……映像を見てコメントで雑談にふける視聴形式が成立しているようなので、これはある意味ニコニコ配信で正解なのかも。

  Candy boy 先行版+#1。ソフト百合な姉妹(マリみてみたいな仮の姉妹ではなく、本物の二卵性双子)のソフト百合な日常を描くアニメ。メインキャラはやや天然な姉の雪乃と張り切りがやや空回り気味な妹の奏に、それに絡むストーカーチックな狂言回しの後輩咲夜の三名のみ。キャラが絞られてるせいか妙に作画がいいし。百合というより過度な相互シスコンという感じだけど(でも後輩はガチだ!)、これもコメントによって視聴者の盛り上がりが相互刺激されて、ニコニコ配信で正解かも。
 ちなみにタイトルに「boy」と付いてるけど男は一人も出てきません。つか、スタッフが出さないと宣言してます。いったいこのスタッフって……


2008年05月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ケータイ捜査官7

  ケータイ捜査官7 。網島ケイタは不登校でもイジメをされているわけでもないが、学校でも誰ともコミュニケーションを取ろうとせず「空気」とあだ名を付けられていた。そんな彼が唯一うち解けて話せる携帯友だちと富士山に登る約束をして、夜中一人原付でプチ家出を敢行する。だが、その途中、土木ロボットが暴走している現場に出くわしてしまう。なすすべもなく逃げまどうケイタだが、その前に謎のエージェント・滝本と、彼のパートナーの歩く携帯フォンブレイバー・セブンが現われる。暴走するロボットを止めようとする彼らだが、逃げ遅れた正孝をかばい、滝本が重傷を負ってしまう。ケイタは彼に代わりセブンをサポートし、どうにか暴走を止めるが続けて別の事件が起こる。事情聴取のために滝本たちの組織「アンカー」の本部に連れてこられていたケイタは、セブンをサポートした勇気と行動力を見込まれ、病室から動けない滝本から彼の代わりにセブンのバディとして事件を解決するよう頼まれる。

 三池崇史監督の特撮テレビドラマ。ハイテク犯罪に対応するために設立された非公式の捜査組織「アンカー」に図らずも加わり、携帯型ロボット「ブレイバーフォン」セブンのバディとなった少年の成長ドラマ、ということらしい。他人とコミュニケーションを取るのが苦手、というかむしろ興味なさそうな主人公なのだけど、時々勇気を出して行動するところとか、王道で安心できる。決して根暗ではないし。
 三池監督はまともに作るときと滅茶苦茶なもの作るときの落差が激しいけど、これはまともな方。監督参加もそうそうたるメンバーだし、龍騎で秋山連をやっていた松田悟志やその他特撮に出てたキャストも多いし、見ていて正統な娯楽として楽しめる番組ですな。

[アニメ] ペルソナTS#18

  ペルソナTS #18「沈む夢」。洵の前に「くじらのはね」を読む赤い髪の少女が現われる。洵はアヤネと名乗るその少女と意味深な会話が繰り広げる。そんなこととは知らない慎はめぐみに「くじらのはね」を貸す約束をするが、洵が本の所在に冷淡な反応を取ったことを不思議に思い、後をつける。一方、「マレビト」たちは意識不明のままカプセルに収められた九條を前についに活動を開始しようとする。

 これまで何度も出ていたけど会話はまったくなかった赤い髪の少女が洵と接触。自分のことを「間違った愛され方をした人形」と言う。どうもこの辺の会話から、九條の娘かとも思えるのだけど……さらに洵と不思議な共感を示し、「あなたとなら一人じゃなくなる」「君となら一人になれる」と、一見かみ合っていないけどおそらくは同じことを意図して言葉を交わし合う。それってマレビトのトウマや諒と同じ状態になるってことなんだろうか?
 どうも洵がいきなりアヤネと共感してるのは、自分の中に結祈がいることが大きく影響しているらしい。洵の後をつけた慎はアヤネを見て見覚えはあるのだけど、誰かがすぐに思い出せない。おいおい。つっても、以前見かけたときはいずれも妖怪か幻影かって感じだったので、すぐに結びつかなかったのかも。結局、アヤネと接触して倒れた洵が目を覚ますが、これって、結祈、だよなぁ。
 他には、弁論大会に出場するカナルが慎が現われないのに気を落とすとか……フラグですか? などと言ってもいられない状況にだんだんなってくようで。まゆりもこれが最後というように弁論大会へと応援に顔を出してるし。
 次回も事態が劇的に変わることはなさそうだけど、だんだん日常が侵蝕されていくっぽい。


2008年05月10日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#6

  マクロスF #6「バイバイ・シェリル」。もうすぐギャラクシー船団に帰るシェリルのサヨナラコンサートが近づく中、ナナセが血相を変えてアルトたちのところに駆け込んでくる。先日ゼントラーディモールでランカの歌を聴いた弱小芸能プロダクションがランカをスカウトしたのだという。ナナセの過剰な舞い上がりっぷりはともかく、アルトたちも集まってお祝いするが、アルトが「一人でゼントラーディモールに行ってた」と言うのを聞いて、シェリルと一緒にいたのを見ていたランカは沈黙してしまう。
 しかしそんな時、行政府からの緊急放送が入る。これまで秘密としてきたヴァジュラの存在と、ギャラクシー船団がヴァジュラの艦隊に襲われていることを公表したのだ。アルトたちSMSのメンバーにも非常招集がかかり、ギャラクシー救出のための部隊として編入される。
 初めて兵士として本格的な戦場に向かうアルトは、待機していた宿舎を抜け出し、イヤリングを返すために、コンサート前のシェリルに会いに行く。故郷の危機を聞いてただでも穏やかではいられないシェリルは、アルトと二人きりで初めて故郷に対する本当の想いを口にする。

 序盤の山場かな。一番最初の戦闘は巻き込まれて逃げるだけだったし、二回目の戦闘は模擬戦中の突発的な遭遇だったし、戦争としてアルトが参加するのはこれが初めてか。
 前回のデート現場をミハイルとランカに見られたアルトは、ミハイルに対してはつっぱらかるけども、ランカにも見られたことを知らないので一人だったとつい嘘を吐いてしまう。まあ、意識してなきゃそんな嘘を吐くわけもないのだけど、立場に大きな開きがあるとはいえシェリルと同じ土俵に上ったこともあって、ランカのシェリルに対する気持ちも単に憧れだけではなく複雑なものになっていく。
 しかしテーブルのギミックが面白いですな。ブーイング機能まで搭載。w つか、ナナセがいつの間にかこのメンバーの中に当たり前にいるし。ルカも下心見え見えw
 そんな中のギャラクシー襲撃の報と、非常呼集。シェリルはいつも通り力強いコメントを会見で行うのだけど、実際はギャラクシーでの苦しい少女時代の思い出と、それでも危険に陥って初めて感じる故郷への想いとを持ち、それをアルトへ吐露する。って、アルトが警備を押し切って訪ねてきたのを見て顔を赤らめてるんですが。もう完全フラグ立っちゃってるんじゃん。
 シェリルはアルトが返そうとしたイヤリングを再度預け、「絶対に戻ってきて返してね」と約束させる。アルトも必ずギャラクシーを救って、イヤリングを返しに生きて帰ってくることを誓うのだけど、どうもギャラクシーの状況はかなりまずいらしい。
 ランカも同じニュースを聞いてオズマに電話するのだけど、オズマが自分の芸能界入りを許可してくれたのは危険なミッションを前にしてのことと思い問い詰めるが、オズマはアルトたち共々必ず生きて帰ってくることを約束する。が、SMSの母艦マクロス・クォーターに行政府から監督役としてキャサリンが……オズマとの過去のあれこれもあるみたいだし、平静でいられるのかしらん?
 そいでもって次回、 ケーニッヒモンスター も本格初参戦。って、衛生兵の機体ですかよ。つか、予告でのガウォーク形態で敵戦艦に着地するシーンがめがっさかっこいいんですが。


2008年05月11日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#13とキバ#16

  ゴーオン #13「侠気マンタン」。ヒキガネバンキに襲われていた女の子を助けるゴーオンジャー。ぷーこりんと名乗る頭の弱そうなしゃべり方をする女の子は、実家の稼業を継ぐことを嫌がって父と対立して家出してるのだという。ところがガイアークと手を組んだぷーこりんの父親はなんと極道。ヒキガネバンキすら平伏させてしまう人間離れしたそのヤッパ捌きに、彼女を庇おうとした連もびびるが、自分も実家の老舗料亭を継ぐことを拒否してレース関係の仕事に就いた彼はぷーこりんの夢を叶えさせるために彼女の父親と三番勝負をすることになる。

 今度のバンキは名古屋弁ですか……「ヒキガネ」だから語尾が「……だガネ」という安直な連想。そのわりにやられるときに中日の優勝を祈願したり、名古屋城が建ったり、力の使いどころを間違えてるのが実に正しい。w
 で、本編の方は小倉優子のパチモンっぽいゲストキャラが極道の娘……って辺りまではお約束だったんだけど、さらにその正体が「本物」ってあたりがカオス。さすがにそれは予想できなかったわw
 そういえばこりん星は愛知県にあるんだっけ? だからヒキガネバンキも名古屋弁だったのか?


  キバ #16「プレイヤー・非常のルール」。22年前、仲間の仇であるチェックメイト・フォーの一人ルークに挑みかかる次狼だが、ガルルやイクサに変身してもまったく歯が立たない。その場をかろうじて逃げ出すが、次狼が落としたイクサフィストを拾ったゆりはそれを使って母の敵を討とうとルークを捜して街中をさまよう。そのことに気付いた次狼は音也に共闘を持ちかけ、音也もゆりのためならと一度限りの約束でそれを承諾する。
 現代、大ちゃんがルークだと気付かない渡は相変わらず常識を知らない子供のような彼に振り回されるが、先日大ちゃんと自転車の修理をしてあげた娘・恵里子と再会し、大ちゃんは恵里子の実家の定食屋でバイトをすることに……大ちゃんが失敗しないか心配ばかりする渡だが、大ちゃんが少しだけ思い出した「赤いタイルの噴水」に大ちゃんの記憶の手がかりがないかと探す。恵が整理していた未解決事件の史料の中にその噴水とおぼしき場所を見つけるのだが、そこは22年前、音也と次狼がルークに挑んだ場所だった……

 ルーク、圧倒的ですな。ガルルと音也イクサの二人がかりでも歯が立たないし、キバも防戦一方。しかも、記憶を取りもどした途端、それまで親しくしていた恵里子やその父親、定食屋の常連まで平然と襲い出す。この辺あっさり済ませてしまうのは井上敏樹的。次狼曰く「イカレたヤツ」ってのも伊達じゃない。まあ、結局記憶を失ってた理由が音也とガルルの攻撃のせいじゃなく、単に「寝ぼけてただけ」ってのがアレですが……あと、肩のラッパと旗はツッコミどころで良かったんだ。
 渡的には心を許していた大ちゃんが凶悪なファンガイアだったというのが身体のダメージもさることながらショックなようで。ルークの呼び出したソウル体にとどめを刺されかけるか、皮肉にもキバへの雪辱に燃えるイクサの新装備「パワードイクサ」によって救われる。
 傷ついた渡はキャッスルドランに収容され、次狼によって運ばれるけど、次回予告を見るとバッシャーが渡を見限ろうかというような発言をしてるし、イクサがガルルソードを持ってキバを攻撃してるし。イクサの装備にフェイクフエッスルがあるのは知ってたので恐らくキバの装備を呼び出せるのだろうとは思ったけど、キバのようにフォームチェンジまではしないみたい。

[その他] コードギアスR2見てて

 中華連邦(この番組呼称とかいろいろおかしいんだけどそれ以上にツッコミどころが多いのでそのくらいで突っ込んでいては身体が持たない)の天子の声やってるのが子役だって話を聞いて、「ふーん。そんなに違和感ないけどな」とか思ったら、仮面ライダー電王でコハナ役をやった 松元環季 だったらしい。orz(まあ、VVがのらみみのナレーションと同じだってのは気付いたんだけど) つか、この子「レ・ミゼラブル 少女コゼット」で幼少時代のコゼットも演じてたのか。全く気付かなかったわ。
 まあ、番組内容は相変わらずうっかり者のルルーシュくんが自分の詰めの甘い穴だらけの作戦で自爆してるいつものうっかりぶりを披露してたわけですが。

  映画字幕で業界が四苦八苦 若者の知的レベル低下が背景か?産経 )。なんでもかんでも「最近の若い者は」と言うのもどうよ、とか思ったのですが、「ナチス」「ソ連」がわからない、とか、文字数減らすとかルビを振るとか、「アチャァア」な内容が。目くじら立てることでもないのかもしれないけど、知的レベルが下がってるってのもあながち間違いでもないのかもとはとちらと思う。

  松本人志、「硫化水素自殺はマスコミが悪い」「丁度ええ時期にアホがたくさん死んでくれてオレはいいけど」とラジオで発言…ネットで話題に痛いニュース )。発言の部分部分ではそうおかしなことを言ってるわけでもないのだけど……(マスコミの報道が却って自殺を煽っているのではないかという考察とか) こういう挑発的な発言が許容されるか否かがそのタレントがどう世間から見られてるかのバロメーターでもあるのだろうなぁ。個人的には、吊し上げ喰らうほどではないが、「いいこと言った」と自画自賛するほどのことでもないと思うのだけど。


2008年05月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他][マンガ] なんか島耕作が社長になった記念らしい

 「イブニング」で島耕作が社長になった記念に他作で島耕作をゲスト出演させる企画ってのをやってたけど、「喰いタン」と「よんでますよ、アザゼルさん」のネタがひどすぎるw 「ヘルプマン!」ではちょっと顔出ししたくらいで本筋は「認知症」という重いテーマを扱ってるし、本そういちも良い扱いをしてるし。まあ、こういう扱いを許容するのはさすが大物と言うべきか。いや、本編は見てないんだけど。

  米空軍、対地攻撃機A10『サンダーボルト』延命へ。主翼を交換Japan Aviation & Railway News )。なんちゅー息の長い機体だ。いやまあ「対地攻撃機」という位置付け上とかあるだろうけど、それにしてもなぁ。

  3千〜5千人死亡の恐れ=負傷者は1万人超−中国北川県時事 )。地震があったらしい、という話は聞いたのだけど、こりゃまたすごい被害規模になりそうで……海外からの支援云々にしても、海外の組織がおいそれと入るわけにはいかない以上、まず現場の実働の救援がなんとかなって輸送や物資の補給体勢が整う目処が立たないといけないだろうし。速やかな救援・復旧活動を祈ります。
 それにしても2chあたりでバカなコメントするのが結構それなりに湧いてるのが頭痛い。単純に地震国家である日本国民としてそれはどうよ、的なのもあるし。そういう人たちは震災の時に「天罰」とか書いた中国韓国のアホな一部の方々(ネチズンとは敢えて言わない)と自分が同じです、と自分で言ってるようなものだけど。

[アニメ] ヤッターマンとか

 いろいろ有名人のパロが多く出てる新ヤッターマンだけども、先週のみのもんたは笑っていいのかなんなのか。持ち上げてるようでいて「みのもんたは複数人いる」というネット上の都市伝説(ってか冗談)をネタにしてたりするし。ただ、普通のバラエティをあまり見ないのでこの辺のネタはどの程度ライブ感があるのかはイマイチよくわからない。
 今月の「巣鴨のカリスマ店員」ってのは何かネタがあるのかよくわからないけど、実はあるのかな? その孫娘が「ミキ」ってのが、ドロンボーメカがネギミサイルを撃つカモロボットだったことからネギ繋がりで初音ミクネタか? というのはうがちすぎか。
 つか、やっぱドロンボーの歌があると(ドロンボーの)出撃シーンが盛り上がるなぁ。

 あと、ソウルイーター、基本的に男キャラはボンクラ揃いだと認識。いや、椿以外は女性キャラもかなりボンクラ寄りなんだけど。


2008年05月13日(火) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] いろいろあるのでしょうね

  『美味しんぼ』の山岡士郎と海原雄山が歴史的和解、原作・雁屋哲は「これが一区切り」Y!hl )。大分前に一区切りすべきだったと思うのだけど、 ネタ切れ状態でも編集の要請でやめられなかったJ-CAST )ってな感じのことを雁屋氏は言ってるようですね。まあ、そんな感じもあるのですが、でも逆に雁屋氏は他に今目立った生計の手段ってあるのかな? 「美味しんぼ」自体は続ける意図を表明してるので、アイデアは枯れたけどこれで小金を稼ぎたいってことなのかなぁ。
 マジな話、食い物蘊蓄マンガというジャンルが広がる先駆けとなったのはすごいと思いますが、検証やら切り口やらの面でマンガとしても警鐘としてももはや鈍って惰性で続いているだけというのが個人的評価なので、まあ、多少遅かったにしてもこの辺で退くのがいいのでしょうね。


2008年05月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] クリブレ#6と潜脳調査室#6

  クリブレ #6「EPISODE・6」。ポリリンとキトーとの話し合いは決別。銃撃戦を抜け出すシュウたちだが、そのことでシュウはサラを街の外へ逃がす決意をする。サラのみならず、マナミとアヤカも一緒に逃がそうとするのだが、外へ出るための橋がSWATによってすべて封鎖される。ポリリンの上の連中がキトーの上層部と手打ちをし、サラの捕獲に目をつぶることにしたと察するシュウだが、それでもサラを守ると宣言。それを聞いたマナミは、ひとつの重大な決意をして密売屋のヨブに接触する。

 これまでの被験体と違い、タイムリミットを過ぎてもガラス化しないサラをキトーは単なる回収対象ではなく貴重な研究対象として接収しようとする。
 話の筋としてはどんどん追い詰められていくシュウたちがサラたちを逃がそうとするのだけどもはや街は封鎖状態。ポリリンもあてになるかわからない中で、マナミが非常手段に手を染めようとするというところか。この話、OPからシュウとサラのラブストーリーになるのかとおもったら、サラを巡っての事件でマナミとアヤカが成長していくという要素が主軸に見えるなぁ。やっぱ。
 ラグスタウンの設定はツッコミどころたくさんなのだけど、シュウやアキラはもちろん、マナミやアヤカですらもここ以外に行き場所をなくしてるという象徴的な場所になってるのだよな。そこを追い出されそうになって、でもそこから出られなくて自分の最後の居場所を守るためにマナミは腹を決めたみたいだけど、アヤカはどうするんだろう? マナミみたいに攻撃的になる性格ではなさそうだけど。マナミもこのままダークサイドに突き進む展開になるのかどうか。そういうキャラじゃないと思うのだけどなぁ。カッコは探偵物語の優作だけど。


  潜脳調査室 #6「ラブ・レター」。学校で出された課題図書を読むのに、電脳化してないミナモは中央図書館にしかない紙媒体の本を探して図書館通い。しかし見つけた本はところどころ切り抜かれていた。それを「きっと持ち主が昔、切り抜いた部分でラブレターを作ったんだ」と思いこんだミナモははしゃぐが、実際は昔紙媒体の電子化に反対した人間が脅迫文に使ったとわかりがっかり。本自体もそんなにおもしろいものではなかったことを祖母に愚痴る。しかしそれを聞いた祖母は、昔ベストセラーになった「ラブ・レター」という本を薦める。ミナモはその本を中央図書館で見つけて読むが、最後のページがやぶられているのにまた憤慨。しかしその本の最後のページは便せんになっていて、読者が本当に手紙を書いて物語を完結させるという趣旨のものだった。それを知ったミナモは、本に挟まれていた手紙を探し、本を寄贈した人物を捜すのだが……

 本をめぐっての云々。ミナモが夢見がちなくせに結構本に対してシビアだ。w でも、本がほとんど電子化されて電脳化されてないと読めないってのは、ちょっとなぁ……でも、本って読む習慣がないと読めないものなのだけど。
 それはさておき、本の持ち主が誰かという展開になって、ミナモの祖母かと思いきや、まったく関係ない人……と思ったら、本の本当の持ち主は……波留が眠っていた50年の歳月の重さが最後にのしかかってくる。いきなり久島が出てきて、本の持ち主だった「小湊沙織」について波留と語り出すので、しばらくどういうことかわからず混乱しましたよ。波留が「読んだことはない」と言ったのがなんかはぐらかしてるような印象だったので、気にはなっていたんだけど……たった一行の手紙の内容と、「ちょっと眠っていただけなんですけどね」と言う波留に絶句するしかなく目を潤ませるミナモの姿が、50年の歳月とそれを超える手紙のメッセージに込められた今回の話のテーマすべてを表していて、こっちもちょっと目頭がうるんだ。
 しかしこの世界って電脳化してないと不便きわまりないのだなぁ。ナノマシン注入で手術は済むとはいえ、やはりなんだなぁ。


2008年05月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#7

  マクロスF #7「ファースト・アタック」。ギャラクシー船団救出に向けて連続フォールドを行うフロンティアからの救援部隊。だが、途中のフォールドアウトでヴァジュラと交戦中のギャラクシー船団の戦艦・カイトスらギャラクシーの生き残り船団が出現する。救援に出撃するSMSのスカル小隊とピクシー小隊は、新たに開発されたフォールド通信システムもあり戦いは優勢に進むが、新統合軍の技術では越えられないフォールド断層を越えてヴァジュラの戦艦が出現、可能な限りデータを収集しようとしたルカ機が囚われてしまう。アルトは無謀にも敵戦艦内部に飛び込むが、そのアルトを突如出現した「ヴァジュラ側のバルキリー」が追う。
 一方、アルトたちの戦況を聞きつつもサヨナラライブを続けるシェリル。ランカはアルトから受け取ったチケットで会場に駆けつけるが、SMSがすでに出撃したことを知らない彼女はアルトが来てないことに不安を覚え、シェリルもまたステージの途中で……

 こないだコンビニに寄ったら有線で聞き覚えのある曲が流れたんで何かと思ったら、「ダイヤモンド・クレヴァス」ですた。既に知名度のかなりある歌手・グループのタイアップアニソンはかなり流れてるんだけど、これはちょっと意表を突かれた。
 それはさておき、予告で「アルトは命の選択を迫られる」と言ってたから、この展開はてっきりルカが柿崎役かと。綺麗な柿崎。w
 今回、コンサートシーンは使い回しが多かったけど、その分戦闘シーンは見所多いですな。CGで描かれる板野サーカスは勿論だけども、のっけからいきなりケーニッヒモンスターの強制着艦および一斉砲撃。って、衛生兵バリバリ全面に出てるんじゃん! まあ、この時代でもアルトが驚いてるほどの火力なんだから、「機動力のある砲台」としての威力はいまだ衰えてないのか。
 真っ先に突っ込んでいくクランとミハエルの会話は、やはりこの二人以前からの知り合いだったのか。ミハエルもゼントラーディの血を引いてるみたいだし、クランもモールの格好からすると意外にも現役女子高生っぽいし。ミハエルの姉とやらとクランが同い年なのかな?
 アルトも奮闘はしてるけど、腕はあっても場数を踏んでないので後塵を拝し気味。でもルカの危機に無謀にも敵艦内に突っ込む。無謀は無謀なのだけど、これを好機と捕えたマクロスクォーターは、トランスフォーメーションして敵艦に突っ込むことに……「クォーター」と言うだけあって400m級という比較的小型艦(初代マクロスは 2000 1200mくらい)なのにマクロスを称するのだけど、その戦い方は……マクロスガウォーク形態!? っつーか機動格闘戦をのっけから挑むマクロスはさすがに初めてですわ。アルトも無謀だけど、艦長もかなりのものですなぁ。
 ライブシーンも使い回しが結構あったとはいえ、のっけが「文化してる!?」だったり、また「あたしのうたを聞け!」が出たり。
 そのライブ中、まだSMSが出撃したことを知らなかったランカはオズマからの留守電でその事実を知り、シェリルもここが自分の戦場とばかりにコンサートを続ける。が、シェリルは最後の曲の前で堪えきれず絶句し、思わず涙をこぼしてしまう。それを見てこの状況で歌い続けていることにランカは思わずシェリルの名を呼び、シェリルもその声に応えるようにギャラクシー救出に向かったアルトたちのために最後の曲を歌う。つか、「ある人たちのため」って言い直したけど、ほぼアルトのためだよなぁ。
 しかし、その歌がアルトの窮地を救う。ルカ救出の最中、ヴァジュラのみならず謎の敵バルキリーに襲われピンチだったところを、何故かシェリルのイヤリングを通じてシェリルとランカの歌声が伝わり、その歌声でヴァジュラたちが動揺。その隙にアルトはルカ救出に成功する。ランカの歌がヴァジュラに影響を与えることは示唆されてたけど、シェリルのイヤリングも何かの伏線?
 そして特別版エンディングなのだけど、敵のバルキリーパイロットの青年(OPにも出てる)がハーモニカで「アイモ」を奏でる。ルカが殺されずに捕らえられていたこともあるし、死んだはずのランカの本当の身内か何かなのかな? ヴァジュラが人間を殺さず捕らえて洗脳(?)してるのならば、逃走組以外のギャラクシー船団もまだ生き残ってる可能性があるのだけど。
 来週は、ランカが芸能活動のため美星学園に編入、結局フロンティアに居残りらしいシェリルも乗り込んでくるらしい。ああ、ホントに学園ものやるんだ……でも作画が乱れ気味w


2008年05月17日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ペルソナTS#19とお稲荷さま。#6

  ペルソナTS #19「帰還者」。めぐみのダンス部卒業ファイナルステージを見に行った慎たち一行。しかし、浜辺で駄弁っていた途中、拓朗がある男を見て目の色を変え、詰め寄る。しかし男は拓朗に見覚えがないらしく、拓朗も引き下がる。
 だが、洵によれば、その男は昔蒸発した拓朗の父親らしい。しかし、男がとぼけてるとも記憶喪失とも思えない。そんなとき、見知らぬ女性が拓朗にいきなり話しかけてきた。

 行方不明者や無気力症候群が出続ける中、突然帰還するも、別人格になっているという異常事態が出現する。そんな異常事態にもろに巻き込まれるのが拓朗。かつて保証人となったせいで背負った借金を一人で背負って、拓朗と妻を置き去りにした彼が、いきなり拓朗の前に現われるが、詰め寄る拓朗に「自分は水谷という者ですが……」と、本当に拓朗のことをわからない様子。その代わり、拓朗のまったく見知らぬ女性がなつかしげに親しげに話しかけてくる。
 慎と洵の前に現われたアヤネが言うには、「鯨が怯えている」らしいが、おそらく九條が進めていた人々の意識の収拾が何らかの変調をきたしているということ。アヤネもそのシステムに組み込まれてはいるが、基本的に単に淋しいだけだし、九條の計画に賛同してるわけでもない。ましてやそのせいで「無意識の集合体」のこととおぼしき「鯨」に異常が起こってるのを良しと思ってるわけでもない。てか、アヤネは今のところ「鯨」の代弁者っぽい感じ。慎はいまいち気付いてないっぽい。「洵」はアヤネのメッセージの意図することがわかっている模様。洵の魂はどこかに消え、今は結祈の魂しかいみたいだけど。
 そんな異常の中の「拓朗の父」の出現。拓朗は信じがたい事実を受け入れるが、事態はそれをさらに上回っていたよう。「鯨」の変調のせいで、鯨に同化した人々の意識にも何か起こっている模様。久々の、おそらく最後の邂逅で、遠慮がちに、でも精一杯わだかまりを父親にぶつける拓朗。今の息子を認め、タイムリミットを迎え消えていく父親。
 拓朗は父との絆であった「サイクロイドV」を今も大事に思っていることを最後に明かすが、「鯨」の暴走、「くじらのはね」は、ますます異常事態が進んでいることを示す。
 事態の根本は多分世界を揺るがせることなのだけど、でも、主人公たちはあくまで自分たちの大事な世界を守るために動いている、というスタンスがいいなぁ。
 次は消えたはずの諒が出てきてるんですが……やっぱり中身は別人? それとももっと違うもの?
 しかし、拓朗のアフロには理由があったのね。


  お稲荷さま。 #6「お稲荷さま。食い倒れる」。昇の家にクウとコーという二人の美少女が同居してから、彼に恋する同級生・佐倉美咲は気が気ではない。しかも透が学年のアイドル・宮部紅葉のことを美人だと言ってるのを聞き、学校まで来たクウがチョコレートケーキをせがんだのにかこつけ、日曜に高上家に行く約束を取り付ける。名目はコーに料理を教えるのとクウのせがんだお菓子作りだが、本当の目的はもちろん美少女二人の偵察と牽制のため。初めて昇の家に来たことに一人舞い上がる美咲だが、クウが好奇心で余計なちょっかいを出したためにお菓子作りは滅茶苦茶なことに……

 比較的キャラ薄めの作品だけども、その中でも顔立ちは地味なくせに妄想で暴走しまくる美咲の百面相は際だってますな。ボケっぱなしのクウとコーに空回りしまくるけど、結果的に打算で二人を利用してしまい、昇との間も取り持って貰おうとしてる自分の身勝手さに落ち込むところは基本的にいい子。いや、暴走キャラなんだけど。
 美咲は二人にとっても三槌家やら妖怪やら関係ない初めての「普通の女友達」になるのだけど、クウ、どさくさまぎれに利用しすぎだろう……
 それにしても普通のサラリーマン世帯である高上家の家計が心配だ。


2008年05月18日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#14とキバ#17

  ゴーオンジャー #14「毎日ドキドキ」。人々を体内に取り込み、その中の温泉で快楽漬けにしてしまうカマバンキが出現。範人も囚われ骨抜きにされてしまう。しかしそのカマバンキの温泉を達人風の男が打ち破り、人々は解放されることに……
 その男・藤尾万旦はゴーオンジャーであるにもかかわらず軟弱な範人を歎き、無理矢理自分の道場で修行させる。しかし楽しいこと大好きの範人は道場でもふにゃふにゃのぐだぐだ。しかもただの人間がカマバンキを破ったことに屈辱を感じたガイアック三大臣の一人ケガレシアもその秘密を探るために変装して藤尾の道場に入門する。ところが変装した彼女を見て範人は一目惚れし、いいところを見せようといきなり張り切りだす。

 煩悩に流されるのも愚かだが、煩悩を持たない人間もまたなく、要は煩悩を飼い慣らすのが重要、ととあるお坊さんが書いたものを最近読みましたが、範人の場合はどうかというと……え〜っと。
 「人間は温泉に弱い」というケガレシアの発想がそもそもどうかと思うけど、ふざけた発想のわりにはカマバンキは結構強い。でも修行で雑念を捨てている藤尾に打ち破られる。けど、その藤尾も範人のぐだぐださ加減の前ではなぁ……
 逆に精神修行のヒントを得たケガレシアからの情報によってパワーアップしてしまったカマバンキに他のゴーオンジャーが囚われ、骨抜きにされてしまうのだけど、早く道場に帰ってケガレシアの変装の汚石玲奈にいいところを見せたい範人がムダに張り切って超人的な集中力を見せる。他の連中を現実に引っ張り戻すし勝手に仕切るし、ハイウェイバスターも一人で撃つしエンジンキャストの用意も一人でするし。でも、急いでいたのでキャストとソウルがばらばら。やってること滅茶苦茶ですな。w
 結局戻ってもケガレシアはいるわけがなく、範人はがっかり。ケガレシアは「美しい」「汚れがない」と言われたことに逆上するし。(世界を汚すのが目的のガイアックにとっては「美しい」「汚れがない」は最大の侮辱、らしい) でも最後になんか引っかかってはいるみたいだから、この二人の因縁はもう少し続くのかな?


  キバ #17「レッスン・マイウェイ」。キャッスルドラゴの中でモンスター三人に見守られ眠る夢を見る渡。彼らの会話の中で、渡を殺そうと言うバッシャーをガルル=次狼が「それは音也との約束でできない」と制止したところで目を覚ます。ガルルの言う「音也との約束」も気にはなったが、記憶を取りもどした大ちゃんが残酷なファンガイアだったことに戦う意義を見失い、渡は一人で旅にでることに。しかし河原でアーチェリーをする女性・マミに出会い、悩みがあることを打ち明けると「鍛えてやる」と引っ張り回されることに……
 22年前、ゆりが珍しく音也にプライベートな頼み事をしてくる。それは知り合いの子供にバイオリンのレッスンをしてほしいというもの。「ガキは相手にしない」と最初聞く耳持たない音也だったが、ゆりとのデートを報酬に引き出してしまう。その少女・マミはコンクール直前にスランプに陥ってしまったのだがこれまで雇った教師はことごとく追い出してしまうひねくれたいたずら者。容赦ない罵倒に音也も顔を引きつらせるが、彼女の演奏をちょっと聴いただけで「才能がない」と一刀両断。レッスンと称しマミを引っ張り回す。

 現代で渡が会った女性と22年前で音也がレッスンをした少女が同一人物なのだけど、過去では音也に引っ張り回されていたマミが現代では渡を振り回してるのが……流石に音也ほど非常識ではないけど、十分パワフルにはなった模様。どうもそれは音也のレクチャーがきっかけっぽいのだけど、その辺は次回か。
 マミも悪ガキなのだけど、音也はそれに輪をかけて悪ガキだから、むしろマミが可愛そうになる。けど、一応音也はマミの不調がどうして起こってるのかはわかってるらしい。絶対にそれだけで引っ張り回してるわけがないけど。
 でも、ファンガイアに出くわしたことがあるってのが音也と関係ないのが、ちょっとなぁ。その辺も音也絡みにできそうなのになぁ。
 戦闘ではパワードイクサを手に入れたにもかかわらずますます暴走の名護が、ボタン収拾に異様に狂い出したり、ファンガイア無視でキバを襲ったり……ってのは、いつも通りか。イクサがフェイクフエッスルでキバの呼び出したガルルソードを奪いキバを苦しめる。 次回はお手軽最強フォーム・ドガバキフォームが登場で巻き返すのかな?
 しかし次狼の言っていた音也との約束ってのは一体……次狼が音也に友情なりなんなりを感じるようになっていくんだろうか?

[その他][アニメ] かのこんが一位ってマジですか?

  今どきの小学生が見る動画 人気1位アニメはエロコメディJ-CAST )。ネット配信における年齢規制の件はまあ識者にお任せし、むしろ「 その「小学生」では、男子、女子とも5月7日付でかのこんが1位になっていた。」って男女共かよ! そういうものなんか? そうなんか?
 しかし小学生男子の二位「ヤッターマン(旧作)」はわかるけど、三位の「RD潜脳調査室」は、小学生でわかるのかなぁ。ちなみに2008.05.17のランキングは、小学生男子1位「マクロスF」、2位「ドルアーガの塔」、3位「ガンダム00」、小学生女子1位「桜蘭高校ホスト部」、2位「シュガシュガルーン」、3位「サンリオBB Light」でした。この辺は健全と言えば健全なのかな? いや、小女五位が「青い部屋の女」(不倫がテーマの官能ミステリーらしい)ってのは、まあ、なんだ。
 P.S.キスダムRもランキングに載ってたのでちょっと見てみたら……キスダムってDVD出てなかったの!? 「R」で作画を直して、ってことかもしれないけど、人が派手に死ぬし超展開だし、結構ガッカリアニメとしては良いポジションだったのになぁ。


2008年05月20日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 紅#6

  #6「貴方の頭上に光が輝くでしょう」。なんかいきなりミュージカルなんですが……紅香が持ってきた町内会イベントのミュージカル出演依頼に五月雨荘の面々がムダにやる気を出す。闇江が「子供合唱団だった」と言って主役になろうとするけど、歌が棒だ……代わりの主役を探してるところに夕乃がやってくるのだけど、これまた……しかしこれこそが待ち望んでた新谷良子だ! いや、最近の新谷良子、演技がマシになってるのだもの。
 監視してた弥生まで巻き込んでだんだん調子に乗りだした面々、最後には勝手に話を変えてしまうのだけど、その依頼が紅香のイタズラ(本人は生活の潤いのためと主張)だと気付いた銀子がやってくるのだけど……既に手遅れですた。いろいろと。

[その他] 救助チームに代わり、医療チームが現地入りだそうで

  死者4万人を超える 日本など4カ国の医療チーム受け入れ、四川大地震産経 )。様々な報道で政治的な判断であることは明白な日本救助チームの活動だったのだけど、その政治意図は悪く転がるものではないだろうし、また行為自体も悪いものではない。ただ、そのような状況でまだ誰も助けられないまま帰国しなければならない救助チームの心中は察するにあまりあります。帰国は21日だそうですが、お疲れ様でした。

  理想の総理大臣、「爆笑・太田」に人気集まるY!hl )。いや、お笑いタレントとしても好きじゃないんですが(努力家なのは知ってるし認めますが)、政治がらみの発言はそれに輪をかけて寒いという印象なんですが……まあ、対象は「有名人」なので人材が限られてるのはわかるけど、安直に過ぎるなぁ。


2008年05月21日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] クリブレ#7

  クリブレ #7「Episode・7」。何でも屋のヨブから拳銃を入手しようとしたマナミ。適当にはぐらかされるが、それでも諦めようとしない彼女は心当たりをあちこち探し回る。しかしヨブから話が回っていてどこでも相手にされない。サラを守るためにどうしても拳銃が欲しいというマナミに、シュウは銃を手渡すが、マナミは思ってもいなかった重さと冷たさにへたりこんでしまう。そして、「他人の言葉に振り回されているうちはダメだ」と指摘され、指摘され、また部屋を飛び出してしまう。が、そこへ彼女を心配してずっと跡をつけていたアヤネがやってくる。

 自分の居場所を見失い、流れるようにラグスタウンにやってきてシュウに拾われたマナミとアヤネ。アヤネは勝ち負けしか気にせず人を傷つけることしか知らない家がイヤで飛び出し、その後にやってきたマナミも自分のやりたいこと、自分の目標が見出せずに、たまたま出会ったシュウに憧れ、飛び込んできていた。そのシュウがサラの件で初めて自分たちの前で銃を使うところを見、サラの言葉もあって自分もサラを守るために銃を使おうと思い詰める。その根底は、自分は役に立ててないという思いから。でも、同じように逃げてきたアヤネにとって、「楽しくやろう」と言ってくれたマナミの言葉にこそ救われたと言うことを吐露する。
 アヤマナ二人はこれで落ち着いたみたいだけど、シュウとサラがマナミの暴走の件で言い合いに。マナミが銃を持とうとしたのはアヤマナの前で銃を使ったシュウのせいだ、と責めるサラに、そんな無責任なことを言えるのもお前はもうすぐ死ぬからだ、とつい言ってしまう。言い過ぎたと思いながらも、二人は謝罪以外の言葉が出せない。お互いの中にもう一歩踏み出せないあたりで、二人のドラマにシフトしていくのかな? シュウ自体、エリート捜査官だった立場から過去に挫折し、ラグスタウンに流れ着いてやさぐれたような今の立場になったことを示唆されてるし。
 事態の方も、SWATがラグスタウンの警察を掌握し、さらに研究所に。いや、ここらへんいろいろおかしいんだけど、図書館戦争よりマシっぽい気がするのはなぜなんでしょう?
 警察組も上から押さえつけられてじっとしてるタマに見えないし、この辺も結構絡んでくるのか?


2008年05月22日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 潜脳調査室#7とペルソナTS#20

  潜脳調査室 #7「手と手で」。波留の事務所に依頼人が来るということでソウタと一緒に向かうミナモ。その途中で、昔子供番組に出ていた探偵犬「ダップー」そっくりの犬を見つける。ファンだったミナモははしゃいで飼いたいと騒ぐが、ソウタの反対に遭いしぶしぶ交番に預けることに。しかし、波留の事務所の前にまたもやダップーが転がってくる。なんと今回の依頼人はこのダップー。実はメタルを通してダップーと依頼人イシオの精神が入れ替わってしまい、ダップーが入ったままの自分の体を探して欲しいというのが依頼だった。仕方なくダップーの「鼻」を頼りにイシオを見つけほっとするミナモだが、翌日、再び事務所にやってきたダップーと遭遇する。今度はダップー自身が依頼人。メタルから戻れなくなり病院に運び込まれたイシオの体がどこかへ抜け出してしまったという。メタルで行方不明になったイシオの精神と現実で行方不明になった体を、波留とミナモがそれぞれ探すことになる。

 最初何の話かわからず、中盤にさしかかるまで感情移入先がわからずとまどうのは「探偵もの」としては仕方のないことか。「安楽椅子探偵もの」というか「車椅子探偵もの」というか、でもメタルではめっちゃアクティブだしなぁ、波留。
 今回は犬との関係に入れ込んだあげく、メタルで犬の精神とつながったのみならず、本当に対等になるために犬のメタル空間の中で溶けてしまおうとしてる犬フェチがゲスト。犬のためにどんなにいろいろしてやっても、メタルでつながってさえも別れの時には後悔し、また自分の上からの目線に傷ついたイシオはメタルで融合しなければ本当の意味で対等のパートナーになれないとまで思い詰めるのだけど、そんな彼を体に戻そうとしたダップーの気持ち、電脳なしでも手と手を重ね合わせるだけでつながる気持ちと幸福感があったことを思い出させられる。
 イシオは皮肉にもこの件でメタル障碍が発生し、メタル通信を遮断している療養施設に入ることになったのだけど、波留はイシオが手と手でダップーと心をつなぎ合わせていることを確信して、その幸福を断言する。手と手をつなぐだけで満たされる幸福、ってのも確かにあるよなぁ、と、犬派としては賛同。
 今回はイシオのサルベージに向かった波留のいるメタル領域に謎のウィルスが攻撃してきたり、どうも妨害勢力があるっぽいことが描かれてたけどさらっと流されたな。
 ED後の映像は、前回はイシオだったし、どうも次回の登場人物?


  ペルソナTS #20「おもいで」。協力を求められ真田に話を聞かれる慎だが、「くじらのはね」の絵本とそのモデルとおぼしき不思議な羽根、それと「アヤネ」と名乗る謎の少女のことしかわかることがない。その慎に真田が見せたのは昔ペルソナ研究を行っていたメンバーの古い写真。そこには九條とその娘であるあやねの姿が。マレビトたちも最後の行動に出ようとしてる中、少女のようにはしゃぐ洵が授業中にもかかわらず慎を呼び出す。無理矢理慎をつれまわして洵は、まるでデートのように街を二人で歩き回る。

 結祈だけになってしまった洵の身体。慎をひっぱりまわすのだけど、慎は今の洵が結祈だけで洵がいなくなってることに気づいていた。自然体でそれを受け入れたことを感謝する結祈なのだけど、「今しかできないこと」と言って慎を呼び出したのは、何か気になる。洵がいなくなったことでペルソナも呼び出せなくなったみたいだし、さらにマレビトたちにさらわれるし……のみならず、結祈とカナルの前に現れたまゆりがカナルに何事かささやくと、まゆりが別人のように動き出す。そのカナルに、楢崎刑事も……せっかくカナルと慎のラブコメ展開が始まるかと思った矢先に!
 マレビトの有働は、最終事態を前にまゆり=紗季に「慎に頼んでペルソナを切り離してもらうわけにはいかないか?」と持ちかける。九條に心酔しているまゆりはそれを断ってしまうのだけど、拓朗やカナルとの日常に未練がないわけではなさそうだけど、それを自ら絶つ行動を取る。
 一方手がかりを求めて家にやってきた真田から絵本作家に転身する前の慎たちの両親が九條親子と一緒に写っている写真を見せられ、慎は驚愕。諒が差し違えてでも九條を止めた動機、そして慎が特異なペルソナを持っているわけ、ちょっと見えてきたかな。
 そして、予告で出てきた諒はくじらの中だったらしい。アヤネに連れて行かれて諒と再会した洵が見たものってなんだろう? それにカナルにいったい何が?


2008年05月23日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#8

  マクロスF #8「ハイスクール・クイーン」。ヴァジュラは撃退したもののギャラクシーの安否は不明なままで、シェリルはフロンティアに居続けることに。芸能活動を本格的に始めたランカもその都合上美星学園に編入。が、それに驚いている暇もなくシェリルが地元交流と称して学園にやってくる。アルトがイヤリングをなくしたことをだしに奴隷呼ばわりして学園の案内をさせるシェリルだが、学園内でシャワーを浴びてた隙に小動物にパンツを盗まれ、学園中をひっくり返しての騒ぎになる。

 やると思ってはいたが、やっぱりやりやがったw
 フロンティアに滞在し続けねばならなくなったシェリル、なんの気まぐれかアルトたちの学校へ。ランカも編入してきたばかりだったのだけど、その表情は浮かない。仕事と言っても着ぐるみを着ての商店街での販促イベントとか、やってることはいわゆるみかん箱営業。徳川さんが励ましてくれるし弱小事務所の無名新人だから仕方ないとは思いつつも、シェリルとの差がまざまざと示されるとやはりつらい。しかもアルトともいつのまにか接近しているのを見てはなおさら。レズっ娘の本性丸出しのナナセの応援だけではなぁ。
 でもそのランカを大統領補佐官の三島が注目。裏からいろいろ手を回しだしたらしい。ヴァジュラの復活と昔のヴァジュラ襲撃の唯一の生き残り、というくらいでまだ具体的な何かをつかんでるわけでもなさそうだけど。しかしせっかくのTV出演のチャンスが、皮肉にもシェリルの特番でつぶれてしまい、丘のモニュメントで歌う彼女の前に現れたのはあの青年? やっぱランカの関係者?
 シェリルもやたらとアルトにからんで、アルト自身はからかわれてるだけと思ってるみたいだけど、色男のミハエルはさすがに察しがいい。大事なイヤリングをなくしたわりに怒ってないみたいだし(根には持ってるけど)。マネージャーもあからさまに邪悪な笑みを浮かべてますが……
 しかしEXギアを装着してノーパンで学園中を追いかけ回すトップアイドル……う〜ん。パンツは取り戻すのだけど勢い余って屋上から墜落しかけたところを、間一髪アルトが助ける。失意のランカと裏腹にこっちはいい雰囲気に……と思いきや、「まだ全然ものたりないわ!」とシェリル、美星学園のパイロット育成コースに編入……いや、やるかなとは思ってたけどさ、ホントに臆面もなくやられるとなかなかにスタッフが小面憎くなりますな。いやはや、イカレたヒロインって素敵ですな。

[その他] 気をつけるところは気をつけるべきなんですが

  「ジョジョの奇妙な冒険」、中東で「日本が侮辱」「テレビ局爆破しろ」と批判殺到→集英社、原作の第3部など出荷停止日スポ )。まあ、コーランは本気で怒る人が多いんでアニメスタッフの迂闊なのはそうなんですが、これはさすがに反応の過剰さに引く。つか「(放送した)テレビ局爆破しろ」ってOVAやっちゅーねん。「原作のモスクの描写がおかしい」ってのはどうなのかわからないのでNCだけど、過剰反応だと思うけどなぁ。アニメ仙人も「スタンドバトルのアイデアはすばらしい」って言ってたし、その部分はその部分として普通に楽しめばいいのに。
 つか、朝起きたらみのもんたがしかめっつらでこの記事を紹介してたのが微妙にむっとしたんですが。まるで「とんでもないことをまたした」みたいな表情なのだけど、良いとも悪いとも結局自分の意見は言わないまま見出しだけ読み上げた後は別のキャスターが原稿を読み上げただけ。みのもんたのいる意味まるでないじゃん。

  『ソウルキャリバーIV』セクシーキャラの露出度に米ファン怒り心頭gpara.com )。アメリカ人の巨乳好きは異常。ってのはどうでもいいんですが、日本人から見るとアメリカの規制ってエロ方面には異様に厳しく、バイオレンスには緩めのような、なんかアンバランスな感じ。まあ、テレビはどっちも厳しいんですが、「警官がやられ役ではいけない」とか、「子供番組ではその番組のおもちゃのCMを流してはいけない」とか、妙な規制があるという話もちらと聞いたことがある。ホンマようわからん。

  椎名桔平 ゲイリー・オールドマンとの共演に「信じられない」時事 )。椎名桔平の出演作は見たことないんですが、ゲイリー・オールドマンが! やっぱ主人公に「ベートーベンは好きかぁ!?」とか言ったりするんでしょうか。CIAアジア局長が! これって、邦画ではないのですよね? だったらちょっとは期待できるかも。


2008年05月24日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドルアーガ#8

  ドルアーガの塔 #8「伝説の塔」。ドラゴン「片羽」攻略で重要な働きをしたジルは図らずも「竜殺し」として名前が一挙に売れ、悪い気分ではない。だが、突然カーヤが(わざとらしく)倒れ、「私の病気を直すにはこの近くにある石版が必要」と言い出す。そして彼女が連れて行ったところは……

 ボタン押しながら→九回↑二回←二回↓九回って、裏ドルアーガプレイのコマンドだっけ?(でもないみたい)
 前回はウルク軍が「片羽」攻略に多大な犠牲を払うのを見て見ぬふりができず、「ウルク軍が倒した後に進めばいいや」と乗り気でない登頂者たちを(主に仲間たちの口から出任せの扇動で)説得し、正規軍と協力して片羽を倒したことで一躍「竜殺し」として名前の売れてしまったジル。
 今回は塔の中に昔のドルアーガの塔があり、カーヤにだまされてそれに登ることに……でもジル自身の意志では動けず、塔のわきの駄菓子屋にある筐体でカーヤたちが操作。なんでか駄菓子屋に交流ノートがあってそれに攻略情報が書いてあるしw
 前回の次回予告で遠藤雅伸が出てきて「ネットもない時代によくあんなの攻略しましたね」だなんて言ってたのはこういうわけかw
 ホント、ドルアーガ初代は雑誌とかの攻略情報見ながらプレイしてもくじけそうになるんですよ。でもドルアーガは初代からパスワードがあったはずだから、控えておけば一階からやりなおさなくても大丈夫な気が……まあ、「一階からやりなおし」がオチにつながってはいるわけですが。
 それにしても「グリーンスライムを三匹倒す」とか「レッドスライムの魔法を受ける」とか懐かしいなぁ。ドルアーガの魔法攻撃は壁を貫いてきたりするのでマジ油断できないんだよね。って、なんてオッサンホイホイ?
 操られて何度も死んでコンティニューするジルをよそ目に、ほかの塔頂者たちも集まってきてゲーセンでたむろってる学校帰りの学生みたいな雰囲気にw ニーバたちもやってきて駄菓子屋でう○い棒食うはラムネ飲むは……ラムネの栓の開け方も飲み方も知らないニーバを他の塔頂者たちが「ボンボン(いいとこの坊ちゃん)だ」とひそひそ話するのだけど、すいません、中のビー玉は内側のでっぱりに引っかけるんだって、二十歳くらいまで自分も知らなかったです。orz
 けど、ニーバはもちろん他の仲間たちもカーヤがジルをだまして何か秘密の目的のために動いていることは察している。ジルは人が良すぎて気づいてないみたいだけど、やっとたどり着いた塔頂で封印されていたカイ(の幻影?)に「あなたは三度裏切られる」と不吉な予言をされる。一人はカーヤ、もう一人はニーバとして、あと一度の裏切りって誰に? 冒頭で回想されていた、ドルアーガ攻略後は決して幸福とは言えなかったギルガメスの半生に関係があるのかな? って、ギルがカイと一緒でないのは、カイがイシターの巫女だから一緒になれなかったのだと思ってたけど、そうではないみたい。意味ありげに描かれてた失踪した息子のこともなんかありそうだし。

[アニメ] 図書館戦争#6

  図書館戦争 #6「図書館隊ハ発砲セズ」。甲府の蔵書家から寄贈された出版禁止の本を持って武蔵野図書館に戻る途中の郁と小牧二正。しかし途中で情報を得た良化隊に襲撃され、地上路で帰還を試みる。しかし、発砲が禁止されている市街地で小牧が脚を撃たれ、郁は憤慨する

 なーんか、ずれまくってる気がするなぁ。主人公は何に対して怒ってるのか。仲間を撃たれて怒る。これはお互い撃ち合うのが前提だとしても、おかしくはないでしょう。市街地で発砲する。まあ、これも「一般市民の生命や身体、財産に危害が加わるかもしれない」と怒るのもまあわかります。が、主人公はそれで怒ってるようには見えないのですよね。仲間が撃たれたことには怒ってるだろうけど、怒り方が「ルール違反だ!」って、ハァ?
 いや、興奮して思わずそう叫んだならそれはそれで構わないのだけども、その後ヒロインは「市街地で発砲するのはルール違反だ」としか繰り返さない。作品設定から考えると、市街地で発砲しちゃいけないのは一般市民が巻き添え喰らうのは完全にアウトだからでしょ。どんなに上手く狙いを外そうが、予期せぬ先に市民が現われたとか、跳弾したとか、手元がなんらかの事情で狂ったとか、イレギュラーはいろいろ発生するのに。そういった当然気にすべきことを気にしてないように見えてしまう。携帯電話の使い方は、そこそこ面白いと思ったけどこの悪印象を覆すほどではない。
 作者が「鉄砲の弾が飛ぶ」ということと「人が死ぬ」ということは別のことだと考えているように見えてしまうのですよね。鉄砲の弾が飛べば当然起こりうることをまったく考えられてないように見える。サバゲでもやってるかのようにしか描かれてないことでもそうなのだけど、「そこまでして抵抗する言論弾圧とは何か」という部分がまったく不在なのですよね。単に「主人公たちは公権力の横暴である言論弾圧に立ち向かってる。カコイイ」という厨房設定に見えてしまう。
 アーネスト・ボーグナインの「お嬢さん、人は撃たれると血が出るものなのですよ」という言葉が思い出される。 *1
 恐らく「予言書」と言われていた禁書は「華氏451度」をモデルにしてるのだと思うけど、これも作者であるブラッドベリ自身が「テーマは国家検閲ではなくテレビによる文化破壊」とインタビューで述べたそうで、それに倣わなければならないということはないけど、そういった「国家権力による言論弾圧」を描いた作品ということにされた作品の上にあぐらをかいて大して考えもなく使っていってるだけにも見える。
 ミリタリー的ないい加減さは本題ではないだろうのであまり突っ込むには及ばないだろうが、「どうしてそういう設定にしたのか」という部分で「なんとなくカッコイイから」だけだとするならば、ガンアクション的かっこよさもミリタリー的緊迫感も欠如している時点で破綻している。
*1: 映画「ワイルドバンチ」の記者会見上で女性記者からその暴力的描写について質問されたときに答えた言葉


2008年05月25日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#15とキバ#18

  ゴーオンジャー #15「炎神ストール」。マシンワールドからヒューマンワールドに新たな侵入者が訪れる。新しい炎神かと喜ぶ走輔たちだが、スピードルたちによるとそれは炎神ではなくガイアークの第一副大臣「ヒラキメデス」らしい。どうせスピードルたちにマシンワールドを追い出されたヤツなんて楽勝、と楽観する走輔たちだが、スピードルたちの様子はおかしい。そしてヒラキメデスの乗る特別仕様バンドーマが襲ってくるが、スピードルたちは恐れて出てこない。走輔たちだけで立ち向かうが、ヒラキメデスの圧倒的な強さに手も足も出なかった。

 敵側に新キャラ登場。普通ならこのタイミングで敵に加わる戦力は仲間になったりするのだけど、どうもこいつはそういうのではなさそう。炎神たちがマシンワールドで唯一苦戦した相手で、三大臣を追い出せたのも突然姿を消してしまったからに過ぎない。けど、外地大臣の副大臣ってことは、あと二人副大臣がいるってことか?
 けど、自身が強いだけでなくウガッツまでネジを巻いてパワーアップさせてしまうヒラキメデスにタジタジ。メカ戦を仕掛けようにも、通常の三倍早いヒラキメデスの緑のバンドーマはスピードルのジャンプでも届かない。って、「ジャンプだったのかよ!」と走輔と同じツッコミをしてしまいましたが。「赤じゃなくて緑なのに三倍なの?」って早輝の発言もどうかと。
 結局発破をかけられた炎神たちの合体技で撃墜するのだけど、その後のヒラキメデスの弱体ぶりが……突如現われた炎神ジェットラスとトリプターのダシにされてしまうし。でもスピードルたちは空を飛ぶ炎神なんて知らないという。「7」「8」と番号振ってあるのだから仲間になるに決まってはいるのだけどね。w


  キバ #18「カルテット・心の声を聴け」。イクサの新システム・フェイクフエッスルによってガルルセイバーが奪われ、叩きのめされたことで戦うことがイヤになった渡。自分が行けばイクサが襲ってくるし、行かなくてもイクサがファンガイアを倒す、と戦いを拒否し出す。女性アスリートばかりを襲うシースターファンガイアがマミを襲い、ブラッディローズが鳴り響くが渡はそれを拒否する。のみならず、「こんなものがあるから戦えって声がするんだ!」と、武れっでぃローズを壊そうとまでする。
 22年前、イクサを賭けて次狼とビリヤードで勝負する音也だが、口先ばかりでルールも知らない音也は手も足も出ない。が、偶然のワンショットで勝利してしまう。音也が調子に乗ってるところに、ゆりが乗り込んでまともにマミのレッスンをしてないことをなじる。音也の行ってることがデタラメだと知ったマミは怒って出て行ってしまうが、ゆりとのデートがかかってる音也はマミに追いつき、そのスランプの本当の理由を教える。

 渡が戦いを拒否し出す下りはちとなんですが、音也がマミに伝えた言葉が、再びマミから渡に伝えられる、という流れは綺麗だったかと。オーディションには受かったものの、音也の演奏を聴いて「回りから言われてバイオリンをやってるだけの自分にはここまでの演奏は出来ない」とマミはバイオリンを続けることを諦める。そのマミに音也が「これからは心の声を聴いて、本当に自分がやりたいことだけをやれ」と。すごい厳しいことを実は言ってるんだけど、音楽のためなら実は女を口説くことすら二の次という音也には言う権利があるのだろうな。
 渡も本当にやりたいのはバイオリン作りのはずなのにブラッディローズの音色に急かされてファンガイア退治をし、さらにイクサに痛い目に遇わされることに嫌気がさしていたが、心の中の声がブラッディローズのものではなく自分の心の声だと気付く。ってなんでやねんw まあ一応突っ込んでおきました。
 一応渡にしても、ファンガイアに無惨に犠牲にされた人たちを見てるから、まるっきりどうでもいいと思ってるわけはないので、その辺の描写をこれから厚くして貰いたいところ。
 渡が上がればこっちが下がる、というわけで、名護さんは今回も転落しっぱなし。ボタンに執着して逮捕された凶悪犯を逃す真似までしてるし。
 そして戦闘シーンではドガバキフォーム登場。いや、「全部アリ」だと以後それでやればいいじゃん、ってことになってしまうってのは、電王でも課題になってた(そしてそれを克服するためのクライマックスフォームとライナーフォーム」だった)はずなんですが……う〜ん。

[アニメ] コードギアスR2#8

  コードギアスR2 #8「百万 の キセキ」。毎回楽しませていただいてますが、今回も笑わせていただきましたw いや、それは多分悪い意味ではない……よなぁ。少なくとも制作者の偏向とかそういうところにツッコミ入れる楽しみ方ではないし。
 ナナリーが再び立ち上げた「特区ニッポン」計画に乗り、黒の騎士団に協力させる代わりに自分を国外退去という名目で海外逃亡させろと密約を交わす。けど、目的が「ナナリーが普通に安全に暮らせる場所を作る」から「皆がまた集える場所を、偽りではなく作る」に変更してるので、それがホントの目的なわけがない。てか、これで終わっちゃ面白くないw(そっちか)
 記念式典で一般人の減刑・恩赦とゼロの国外退去が発表された後、黒の騎士団によるスモークが……って、百万人ゼロ大行進!? そいでもって「全員ゼロなのだから、指示通り国外退去する」と……滅茶苦茶すぐるw その前に「ゼロであることは中の人間ではなくその行動をもって規定される」と会話してるので、一応伏線張ってるんですけどね。
 無論そんな詭弁がただ看過されるわけもないけど、流氷を特殊加工した巨大船で百万人が国外退去に……流氷を利用しての船というのも実際計画されたアホな事実はあるけども(無論実現不可能で計画段階で却下)、こういうときに便利なラクシャータ博士w どんな技術的科学的に無茶なことでも「こんなこともあろうかと!」の一言で説明を済ませてしまうのだものなぁ。
 百万人をどうやって集めたとか、流石に巨大流氷を利用した船でも百万人は無理だろうとか、ゼロの衣装をいつどうやってそれだけ用意したとか、日本を出た後どうやって養うのかとか(まあその辺は次回以降中華連邦との会話で「さらっと」流してくれるのは予測済み)バカバカしくて仕方ないけども、百万人ゼロの映像的バカバカしさのインパクトがそれを遥かに上回ってたのがこの番組らしい。学園の「ゼロは自分を象徴から希望に変えた」というシリアス会話(多分)ですらギャグにしてしまうというこのインパクト。これは考えなかったわw
 それ以外ではルルーシュがヴィレッタを式典に呼んだのは国外脱出前に扇に会わせてやろうという心づくしだったのだろうけど、そういうところがムダなうっかりの原因でもあるんですけどね。
 いやはや、この番組実にバカバカしくて素晴らしく面白いですわ。

[その他] 結構意見に迷う

  「ごくせんは不良を讃えるな」 和田秀樹さんがコラムで異論J-CAST )。具体的番組名を出してるあたりとか、「創作なんだし、そこまで言わんでも」とか「ダメだと周囲に思われてる人間が活躍したりいいところを見せたりするから面白いんだろ」という意見もわかるのだけども、和田氏の意見もちょっと頷けるところがある。
 「不良が活躍するから面白い」ってのは事実にしても、だから「不良が活躍しなくてはいけない」ではない。親近感を抱ける、世間からは平均以下とみなされるキャラ作りをすれば、それに当てはまる可能性は高い。つか、今時マンガみたいな不良も多くないでしょ。視聴者側はほとんどが実物を知ってるわけではなくマンガとかでのインプリンティングだろう。つまるところ、それ以外のものを提示出来ず「お約束だから安心」と同じパターンで固めてる制作者側の怠慢に過ぎない。無論それがいけないのではなく、「それだけ」というのはいかにも既存のパターンの上に胡座だし、また同時に放映側にその影響を考え、行動する「見せる側の責任感」が欠如してることを指摘してもいるのだろう。「絶望先生」の「見た目で誤解されてしまう可愛そうな子」と、実際は見たままなのに逆方向に誤解される「三珠真夜」はそういった下地があるからこそ成立する。
 結局、「ごくせん」の番組批判と捉えてしまうと「なんだなぁ」と思う意見だが、同じパターンばかりしか送り出せない制作者(すべて制作者の責任にするのは酷だとしても)、あるいは「番組を見せると言うことは視聴者を教育してると言うことだ」という事実を無視し続けたテレビ局への批判と考えると、頷ける意見ではある。
 別に倫理の授業みたいな番組を流せってことではなく、もうちょっと視聴者を単なる条件反射機械とみなさない、まっとうな番組を作ってくれ、ということなんですが。


2008年05月26日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 最近の共産党の自画自賛ぶりは

  これでいいのか資本主義赤旗 )。それを間に受けて 共産党:志位委員長ネットでモテモテ(2止)次の衆院選で「ウルトラC(志位)」なるか!?毎日 )。なんか痛々しい……そもそも党組織の弱体化が歯止めが利かない状況なんですが。確かに今の政治情勢見てると自民にも民主にも入れたくない、という気持ちはわかりますが。共産党の腐敗ぶりはホントどうしようもないからなぁ……

[アニメ] ポルフィ#17-21

  ポルフィの長い旅 #17-21。待ち合わせの場所に現われなかったミーナを探して港を駆け回るポルフィ。花売りのお婆さんからミーナが旅芸人の一座についてイタリア行きの船に行ってしまったという話を聞く。ポルフィは追いかけようとするが、手持ちの金では船に乗ることができない。チケットを買うお金を稼ぐため、ポルフィは仕事を探すが、たまたま出会った人に紹介され、アンゲロブロスという老人の家でペンキ塗りのバイトをする。息子も独り立ちし一人で暮らすアンゲロブロス老人の親切で船賃以上のバイト料を貰ったポルフィは、船に乗ってイタリアへ向かうのだった。
 船でも出会った親子にも親切にして貰いながらも、仲の良い彼らを見て自分が一人きりな事をかみしめてポルフィはイタリアへ渡る。が、早速お金の両替の仕方もわからず立ちつくし、騙されてお金を半分盗られそうになってしまう。そこを助けてくれたのは自動車修理工の青年レオン。レオンはポルフィを自分の親方のところに連れて行き世話をしてくれる。しかし妹を見つけるために一人で旅をするというポルフィに「考えが甘い」とレオンが厳しい現実を突きつけ、ポルフィもつい「自動車修理なら一通りできるから一人でやっていける」と反発してしまったため、親方の反感を買い、「それならやってみろ」と持ち込まれた故障車の修理を任されるはめになってしまう。売り言葉に買い言葉で修理に望むポルフィだったが父親には教えてもらえなかった電装系の故障な事がわかり、立ちつくしてしまう。結局実は見守っていてくれたレオンと親方の助け船でどうにか仕事をこなすが、世間というものをまた一つ教えられるのだった。
 ミーナはパリに向かっている。そう信じるポルフィはレオンたちと別れ北へ向かう列車に。しかし乗ったのは西行きの列車。途中で間違いに気付き慌てて降りるが、再び北を目指す途中で立ち寄ったのは岩山を削りだして作られた町。誰一人見かけない町並みを不気味に思いながらも空き家と思って一晩の宿を取るポルフィは、翌朝一人の老婆にけたたましく起こされる。その老婆ドーラは最初ポルフィを不審人物と思い、追い出そうとするが、彼が家族を亡くし、唯一残った妹を捜して旅してることを知ると、途端に態度を変え親切にしだした。ポルフィはその好意に甘えるが、もうすぐ町を出る意思を告げた途端、一瞬ドーラの表情が曇り言葉が険しくなる。その晩、ドーラはポルフィが寝入っている間に、町の高台の教会からポルフィの荷物を投げ捨てるのだった。

 地震によって両親と死に別れ、唯一残された妹は心に深い傷を負い、そしてまた生き別れるという展開ですが、ホントに洒落にならない四川の地震がこのタイミングで起こったというのは、これもまた偶然かなんなのか。安易な安っぽい悲劇だったら自粛せざるをえなくなるんでしょうが、ここで描かれるのは残されたもののために負った傷を乗り越える人たちであり、ご都合主義な予定調和ではないので、その辺は心配要らないと信じてます。
 最新のエピソードのドーラも、息子をポルフィと同じ年頃に亡くし、それ以来現実から逃れるため酒浸りの生活を送っていて、ポルフィのことを息子と混同して手放したくないばかりに父の形見の工具も入ったポルフィの荷物を投げ捨てるという暴挙に出てしまう。
 この町自体が再開発のため立ち退きを迫られており、死にゆく町なのだけど、ポルフィは友だちになった子供に「どこで暮らすかじゃなく、誰と暮らすかだと思う」と語る。それはミーナを探し再び一緒に暮らしたいというポルフィの素直な気持ちでもある。
 そして、過去の傷を乗り越え切れないドーラ。荷物を見つけ町を発とうというポルフィと顔を合わせようとしないが、やはりそのままには出来ず、もう一度最後の挨拶に来たポルフィとのドア越しの会話が泣かせる。「傷を乗り越える」とか簡単に言うけど、ホントはそんな言うほど簡単なことではない。安易に慰めの言葉なんかかけられない。それでも、ポルフィの精一杯の誠意の言葉に、ドーラはようやく現実を受け入れ今を生きようとしだす。この辺の下りはホント泣けますわ。オリジナル展開のはずなんだけど、こういうのが作れるなら日本のアニメ制作の地力はまだまだありますわ。


2008年05月28日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] クリブレ#8

  クリブレ #8「EPISODE・08」。ゴミ処理場地下の研究施設に潜り込んだソフィアとJJ。しかしそこで見たのは研究施設の強制調査に入り込んだSWATがガラス女たちに虐殺されている現場だった。その場を逃げようとする二人だが、すぐに侵入がばれて追われ、JJは後に残ってソフィアを逃す。以前侵入したときの出口にたどり着くソフィアだが、今度は扉が開かない。
 連絡を受けて助けに行ったシュウが見たのは、捉えられ、薬を打たれて片腕がガラス化したソフィアだった。

 相変わらずいろいろツッコミどころが今回も満載なわけですが、図書館戦争と違って笑ってつっこんでいられるなぁ。なんでだろう。
 JJの言動が純粋と言うより考えなしなのだけど、それでもソフィアをかばって後に残ったりするところはやっぱり刑事と思ってしまう。設定やら見せ方はツッコミどころ満載の研究所なのだけど、実際の状況としてシュウたちは追い詰められていく。ガラス化しかけたソフィアを救おうとアジトに向かい、これまで「協定」で守られていたシュウたちの居所もばれ(実行部隊はあるのにそれだけの調査能力もない組織というのもなんだけど)、ポリリンもバックが相手の上と手打ちをしている現状、シュウたちをおおっぴらに庇うわけにもいかない。
 そしてソフィアのガラス女化のもう一つの側面として、サラの特殊性が余計に強調されているということがある。HWシリーズという、初期型の失敗作の一体にもかかわらず、サラの症状の進み方は遅々としているし、ソフィアにはシュウが触れても大丈夫だった。敵側がどうあってもサラを取りもどそうとする動機が余計に増えたわけだけど、こうなると手打ちも無理だし、物理的に相手組織をぶっ潰すだけじゃなく、政治的にもどうにかしないといけないのだけど、どうするんだろう?

[その他] 時代は変わったものだ

  自衛隊機で支援物資空輸 四川大地震で政府方針中日 )。日中間の支援物資の輸送のみ、という支援内容を見てると逼迫してという話ではなく、内外に向けて日中はこれから密接な外交を行うというアピールなのは明らかなのだけど、それにしたって江沢民時代から考えると想像もつかない事態ですな。見る側がそういう感想を抱くことを期待してるのでしょうが、日中双方首脳がそう考えてなければ成立しないことですな。日本にとっては丁度良いタイミングで米大統領選挙も近づいてることですし、これを期に上手いこと他国を翻弄するやり方を日本にも期待したいところ。

  「川田アナは世間知らずで打たれ弱い」電撃・南部のブログが炎上!サイゾー )。言ってることはそう間違ってるとは思わない。むしろ肯いてしまうところもある。けど、それを書いてもどうなるの、とも思う。
 面と向かって落ち込んでる人に「お前は甘ったれてる!」と言っても、それが通じるTPOはかなり限られている。「通じない場合もある」ということをきちんと考えた上で言わないと、言った側の完全な自己満足にしかすぎない。
 ブログの場合はどうか。実質半ば以上自己満足として行ってる(もちろん私も半ば以上の方)のだけど、特に他のメディアと比べても公と私の境界があいまい、というか入り組んでいて、その中で南部氏の発言は「公に対してなんてことを言うんだ」という雰囲気になってしまったということだろう。
 今回の場合は特に原則論的に避けるべきとわかりやすいものだったので、「そう思う分には問題ない。けど、公で書くには公で書くだけの意図と覚悟がなかった」という話だと思う。


2008年05月29日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 潜脳調査室#8

  潜脳調査室 #8「ノー・フレンド」。ミナモたちの学校では最近校内で幽霊を見る生徒がたくさんいるという噂が広まっていた。ミナモの友だちのユキノが忘れ物を取りに行った校舎で幽霊を見たと騒いだことから、ミナモは幽霊探索に乗り出す。

 今回の電脳ネタは分散コンピューティング。SETI@homeとかのアレ。ただし、提供するのは端末ではなく自分の電脳。アバター作成会社がより効率的なアバター制作のために生徒たちの脳を夜の間使わせて貰うというバイトを募集していたのが生徒たちに広がっていて、ユキノやサヤカも美味しいバイトと参加していた。という辺りで察しが付くけども、会社側に悪意はないのだけどそのデータが残存していたことで作成中のアバターの像が見えてしまって今回の幽霊騒ぎになっていた。だからユキノやサヤカには見えていたのに電脳化してないミナモには幽霊は見えなかったという落ち。
 けど、そんなことよりやはり衝撃なのはユキノの三段腹! 学校指定水着がセパレートタイプってのもなんだけど、それ以前に「むちむち」とかいうレベルじゃないよ! いいのか、こんなの流して!? ある意味かのこんより衝撃的!
 その他はサヤカがアバター会社の調査絡みで学校に来たソウタにデレったり、少佐似の教師が良かったり。
 あ、良く考えたら今回波留出てないじゃん。


2008年05月30日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#9

  マクロスF #9「フレンドリー・ファイア」。SMS一のスナイパーを自認するミハエルが訓練中、手元を誤ってダミー標的ではなくそれと格闘していたアルトを狙撃してしまう。そもそものきっかけは、シェリルが美星学園に転入し、アルトたちの部活にまで入ってしまったことに端を発していた。押しかけるテレビ局のせいで飛行時間が削られ不満を言うアルトをよそに、シェリルのマネージャーのグレイスを口説くミハエルだが、グレイスがミハエルの名字を聞くと表情を変える。そして彼の姉のことを口にした途端、ミハエルは激しく動揺する。その後のSMSの訓練でもそれを引きずってしまったのだ。
 逆上したアルトはミハエルととっくみあいの喧嘩をし、これまでの見下すような態度もあって口も聞かなくなるが、ミハエルの過去に原因があることを暗にほのめかされる。
 一方動揺を引きずり続けていたミハエルは就寝時間後も宿舎を抜け出し狙撃訓練をしていたが、まったくいつもの調子が出ない。クランも心配するのだが、苛立ちから逆にクランにも心ない言葉を投げてしまう。
 そんな険悪な雰囲気のままの彼らに、近くの船の残骸にヴァジュラの巣があるとの情報が寄せられる。しかし巣の卵をサンプル回収しようとする彼らの前に、例の敵バルキリーが出現した。

 おお、バルキリーとゼントラーディの愁嘆場かw なんかすごいな。「マイクロン化したクランとじゃ淫行条例違反か」って、淫行条例あるのか、フロンティア。つか、ミハエルがゼントラーディ化すればいいんじゃあるマイカ?
 一応メインはミハエルの過去の話。これまで第三者的にひょうひょうと傍観者を気取っていた彼が、姉のことを話題にされて動揺しまくり。クランともやっぱり幼なじみで、でも一歳差くらいだったのね。姉との年齢差は逆にかなりあって、両親不在で姉がミハエルを育てていたらしい。が、作戦行動中不倫関係にあり別れ話を切り出されていた上司を誤射してしまい、それが故意ではないかと軍法会議にかけられてる最中に自殺してしまっていた。覗き屋とは言えグレースが知ってたくらいだから、フロンティアのみならず各船団でそれなりに有名になったスキャンダルではあったんだろうな。
 姉の誤射が意図的か否か。それを知るためにSMSに身を投じたミハエルは、クランを盾にされ、またアルトともつれる敵バルキリーに狙いを定めきれない。しかしアルトの「姉を越えろ!」という叫びに動揺を振り切り秘中の狙撃を成功させる。
 ミハエルもまた訳ありであり、いかなる形でかそれを乗り越るためにSMSに参加しているということでは自分と同じと知ったアルトは、初めてミハエルと「ミシェル」と愛称で呼ぶ。
 メインの流れはそんな感じだけど、サイドでは、やっぱりシェリルは学校に行けないような境遇だったことが示唆されていたり、ランカの芸能活動が何者か(恐らくレオン三島)によって妨害されているらしかったり。やっぱりヴァジュラはあくまでヒューマノイドの道具でもあるらしい。
 それにしても、マイクローン←→ゼントラーディって、一瞬で済むようになったのか。なんて技術の進歩w そいでもって次回はマクロスゼロですか?


2008年05月31日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ドルアーガ#9

  ドルアーガの塔 #9「イレブンナイン」。塔の攻略を順調に進めていくジルたち。しかし自爆モンスターのせいで崩落事故が発生。多くのパーティが仲間とはぐれてしまう。ジルたちとニーバたちも仲間とはぐれてしまい、どうにか合流しようとするのだが、それぞれ意外な相手と行動を共にすることになる。

 仲間とはぐれて急場のパーティを組むことになるのだが、その組み合わせがジルとファティナ、カーヤとニーバ、ケルブとアーメイ、メルトとエタナ、クーバとウトゥ・カリー……カーヤとニーバはそれぞれ事情を知ってるらしい含みのある者同士、ケルブとアーメイは過去に因縁がある者同士のようで。クーバたち基本的に脇役パーティとなんだかラブコメモードなジルたちはともかく、性格が正反対なのにメルトとエタナが意外と上手くいってる。メルトはダメ人間だけど鷹揚だし、エタナは大人だからなぁ。ダメ人間だけど邪悪なところのないメルトにエタナもそれなりに心を許していい雰囲気にもなるけど、結局はケルブLOVEの人だから。
 それぞれ道行きの最中ブルークリスタルロッドを手に入れてかなえたい願いを口にするのだけど、カーヤとニーバの会話ではそれが出てない、ってことは、そんな甘いお宝ではなさそう。ジルが単に正義感からドルアーガを倒したいだけでブルークリスタルロッドを手に入れてかなえたい願いがない、というのも響いてきそうだし。
 そうやってそれぞれが交流を深めあるいは真情をあらわにしている中、クーパたちのパーティがパズスと遭遇し、クーパとウトゥを逃がすためにカリーが犠牲になる。サブメインキャラでは初めての犠牲か。最初ニーバと合流できてうかれるファティナもカリーの死、そしてそのことを顧みようとしないように見えるニーバに、少なからずショックを受けているよう。ニーバの抱えているものも多分大きなものなのだろうけど、微妙に嫡子であるジルに対し、自分が庶子であることの劣等感が見え隠れするのが気になる。ジルたちの父親が敵前逃亡の汚名を着せられてるらしいのも気にはなるし。
 全12話だからこれからどんどんたたみかけてくんだろうけど、カリーの死を皮切りに明るくない展開になっていきそうだなぁ。
 追加:なんだかタイトルが気になったので 聖書協会 で創世記11章9節を検索したら、以下のようだった。
こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである
 なるほどね。