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2008年06月01日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#16とキバ#19

  ゴーオン #16「名誉バンカイ」。先日突然現われヒラメキメデスを倒した空飛ぶ炎神二体。キャリゲーターによると「ウィング族」らしいのだが、詳しいことは彼も知らない。今日もまたウィング族二体はオイルバンキのばらまくオイルで足下が定まらず苦戦するエンジンオーを尻目に上空からの攻撃で窮地を救うが、スピードルたちを無能扱いしたためにゴーオンジャーと炎神たちは憤慨。逃げ出したオイルバンキの再襲来に自分たちだけで立ち向かって名誉挽回しようと作戦会議を開くのだが、出てくるアイデアはどれもこれも役に立たないものばかりだった。

 空飛ぶ炎神二体、空を飛んでるだけに、上から目線? 自分たちがヒラメキメデスをマシンワールドから追い出したからスピードルたちだけでもガイアーク三大臣を追い出せたのだと自慢たらたら。しかしヒラメキメデスの改造で空を飛べるようになったオイルバンキに逆に追い詰められる。優位性を奪われると弱っ!
 しかし、食用油をこぼしたときの走輔のアイデアで、「こぼれたオイルは拭けばいい!」と新開発装備のゴーオンモップでオイル攻撃を封じてエンジンオー+ガンバルオーが撃退。スピードルたちを少しは認めるトリプターとジェットラスだが、そのコクピットにはパートナーの人影が……既にパートナーがいるってのはちょっと予想外でしたわ。しかも金ぴか野郎と銀ぴか女郎の二人組。いきなり七番目の戦士まで登場ですか? ゴーライジャー的なライバル戦隊ポジションなのかな? って、ゴールドは矢車想役の徳山秀典?! 今度は地獄兄妹か!?


  キバ #19「フュージョン・オーラの嵐」。近所の高校生たちに「お化け太郎」といつものようにいじめられる渡。だが、そこに現われたロック青年の健吾に助けられる。久々に会った健吾は以前助けられたキバに心酔し、「キバはロックだ!」とその正体を知りたがる。が、名護は「キバはかつて世界を滅ぼしかけた、ファンガイア以上の脅威」と猛反発。「キバはかつてのキバとは違うのかも」という恵も交え、霊能者にキバの正体を見て貰おうと全員で出かけるが、霊視していた霊能者は途中で倒れてしまい、何のヒントも出ずじまい。しかし霊能者と一緒に倒れてしまった渡の様子が急変。気絶した自分を家まで運んできてっくれた名護たちを「誰だ?」と言い、オーバーアクションで恵をくどいたり自分を賛美する言葉を語り出す。すぐに元に戻るのだが、渡にはその間の記憶がない。どうも何かが渡に取憑いたらしいのだが……
 22年前、結婚式場を襲うルークを見かけたゆりは母の敵を取ろうと攻撃するが、ルークにはまったく相手にされず、イクサの必要性を痛感。次狼にイクサを貸してくれるよう掛け合うが、ゆりには無理だと断られてしまう。だが音也が次狼をひっかけてイクサフィストを奪い、ゆりに渡す。一緒にルーク退治に付いてきそうな勢いの音也を当て身で気絶させルークの元に向かうゆりだったが……
 再度現代、キバの正体をめぐり口論する名護と健吾の前にファンガイアが現われた。名護はイクサに変身しようとするが不意を突かれイクサフィストを落としてしまいピンチに。恵のフォローで機会を得た名護が連係攻撃でファンガイアに対抗するが、イクサに変身しないままでは勝ち目がなく、再度形勢逆転されてしまう。気絶した名護に代わりイクサフィストを拾いイクサに変身しようとする恵だが、何故か躊躇し、変身しない。ファンガイアは仇敵であるイクサを倒すために、名護と健吾をさらい気絶していく恵に「二人を助けたければイクサとして来い」と言い残し去ろうとする。
 しかし、そこに駆けつけた渡だが、例の憑依状態。「この時代にもまだファンガイアがいたか」とつぶやく渡にファンガイアが名前を尋ねると、「紅音也だ」と答えを返した。

 「電王&キバ」ではモモタロスに憑依された渡だけど、今度は音也が憑依……ってことはやっぱり現代では音也は死んでいる? 音也は音也で自分が死んでることにも気付かず憑いているのが息子な事も知らず、いきなり22年後に現われたことに驚くが、そこは世界は全て俺様のためのものという音也、メイド喫茶に入っては「この時代もなかなかいいな」とご満悦。幽霊になっても音也は音也か。本当に死んだのかもわからないけど。
 そもそもイクサフィストは知っているけどキバは知らないみたいなので、精神だけタイムスリップしたのかしれない。
 しかし過去と現代でゆり・恵の母娘がイクサをめぐって同じ状況に立たされる。何故か二人ともイクサに変身しようとしても躊躇してしまう。どっちも音也がアドバイスするって展開になるのかな?
 次回はそれにも増して過去編で謎の美女が登場らしい。それってもしかして渡の母親?

[アニメ] ペルソナTS#21

  ペルソナTS #21「残刻」。まゆり=沙季にさらわれた洵=結祈とカナル。カナルは沙季にどうして自分たちをさらったのかと沙季に問うが、沙季は「カナルは刑事を始末した後、自分の意思で来た」と言う。
 慎たちの元には、洵がさらわれたことと、洵を尾行していた楢崎刑事が無気力症になって発見されたことが知らされる。実は真田参事官の策略で、薬が切れて取り込んだ人工ペルソナを抑えられなりつつあるマレビトたちにわざと洵をさらわせ、アジトを突き止めようとしていたことを知り、慎は真田を殴る。しかしその作戦は元々洵から持ちかけられた、最後の手段だったことを戌井から知らされる。
 洵のペルソナで自分たちのペルソナを安定させようとするマレビトたちだったは、洵が今はペルソナを出せないことを聞かされ、無理矢理引き出そうとする。しかしその間に椎葉のペルソナを吸収するようにして九條が意識を取りもどす。
 あくまで九條の大義を信じてその身を犠牲にしようとする沙季も、曾太郎に研究施設の奥深くに連れて行かれる。そこには機械に接続されたアヤネそっくりの少女がいた。

 荘太郎が語る九條の本当の目的。それは意識を失ったアヤネの身体にマレビトたちが集めたペルソナを全て移し替え、巨大なペルソナ複合体を持った彼女を自分が人々の無意識を支配する道具として復活させることだった。沙季も自分たちが収拾したペルソナの運び屋にすぎないことは察していたようだが、九條の動機と目的が娘への歪んだ愛情だと知り、動揺する。しかしそれを知ってもなお荘太郎が逃げ出したりしなかったのは、人から奪ったつぎはぎのペルソナであっても、自分から決して離れない存在が欲しかったからだった。九條の目的のために集められた孤児であり、しかし九條を信じなかった彼はペルソナにすがるしかなかった。これまで犯した罪の重さから自分の大義を信じようとする沙季もまた九條への疑念に心を揺らす。
 慎もまた犠牲になった楢崎やその罪の重さをあえて受け入れた真田、自分を犠牲にしてでも九條を野望をとめみんなを救おうとした洵の覚悟を知り、自分も自分のできることをしようと、まずは柊製薬社長に会いに行く。すべてのきっかけである小松原=九條の研究を裏で支援していたのが彼であり、その罪を贖うためにも事件を闇に葬らず、不祥事のすべてを世間に公表してくれと頼む。そしてその社長から、慎たちの両親が研究から手を引いたのはまだ母の中にいた慎をも実験材料にしようとした小松原の発言がきっかけだったという。洵と結祈の手術も結局は小松原の実験として二人が犠牲にされただけだった。
 いよいよ再び皆を不幸にしようとする九條を止めるための戦いの佳境なのだけど、からっぽの素体になったアヤネの身体も出たし、九條を倒せばおしまい、ではなさそう。カナルの正体や慎が失ってる十年前の記憶も気になるし。


2008年06月05日(木) 旧暦 [n年日記]

更新停滞

 もう少しだけ続くのじゃよ


2008年06月08日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ペルソナTS#22

  ペルソナTS #22「依り代」。洵が身を犠牲にして突き止めた九條たちの本拠地だが、真田たちに上層部からストップがかかる。九條に彼の目的を遂げさせた後、その成果だけをかすめ取ろうとしてのことだった。動けない真田たちに代わり、慎たちは自分たちだけで洵の救出に向かうが、敵の本拠地でも空っぽのアヤネの身体が暴走し、マレビトたちからペルソナを引き剥がしだしていた。そしてカナルは、そこで自分の正体を知ることになる。

 「アイギスは出ないのか!」とは言っていたわけですが、まさかホントにロボ子が、しかも最初から出ていたとは……
 明らかになったカナルの正体は、実験体を元に作り出した、多重OSの情報収集体。普段は守本叶鳴としてすごしながら、影で影抜きをして有望なA潜在の情報をマレビトたちに送り続ける「モリー」として活動するために作られた存在だった。時々ふらふらと徘徊してはその間の記憶がなかったり、影抜きの時は人格が変わったようになっていたのは普段のカナルとは別の人格が起動していたから。しかし慎たちと触れあう中で「副」であったはずのカナルとしての人格が次第に影響力を強め、「主」であるモーリーの活動にも変調をきたしたために沙季が「まゆり」として調整に現われたのだった。つまり、影抜きを流行らせた「モーリー」も実はカナル本人。
 わかってみれば11話の描写もいろいろ納得のいくところが。カナルが影抜きに依存していたのは中毒症というより活動のためにそういうふうに設定されていたからだし、最後に影抜き依存から脱却した際にペルソナが発動したのは、カナルの人格が「モーリー」の人格を凌駕したということだろう。あれは単に依存脱却の話じゃなくって、ホントの意味でカナルに自我が生まれた話だったのか。
 本来人形にすぎなかったはずのカナルが仲間のために自我に目覚めたことで、九條の計画も狂いをきたす。モリーのペルソナは慎が切り離したみたいだし、今後はモーリーも出てこないのだろうけど、九條を倒してもアヤネの身体は暴走してるし、鯨の方もなんだか状況はせっぱつまってきてるみたいだし。
 それにしても荘太郎はもちろん沙季も含めてマレビト全員「リバース」で全滅とは……犯した罪は重いとはいえ、容赦ないなぁ。

[特撮] ゴーオン#17とキバ#20

  ゴーオン #17「正義ノツバサ」。ウィング族のパートナー須藤兄妹が変身する「ゴーオンウィングス」登場。先週、ウィング族にいいところを見せて仲良くなれるかと思いきや、ウィングス登場でその実力を見せつけられ、また距離が離されることに。ハッパバンキの再度の襲撃に、ヒラメキメデスの策略もあって苦しめられたところをウィングスに助けられるということに。しかも、そのことを知らない一般人からお礼を言われ、自らの無力を痛感させられたところで次回。無謀な行動がウィングスに認められることになるらしい。
 でもゴーオンゴールド、役者が役者だけにいつやさぐれるか 楽しみ 心配で。

  キバ #20「夜想曲・愛の救世主」。何故か渡に憑依してしまった音也。そんな音也が恵の前に現われ、どうして急に脚が動かなくなったのか、それを挑発的な態度で教える。
 過去では、結婚式を襲ったルークの前に現われた「クィーン」と呼ばれる女ファンガイアが登場。「同族にもかかわらず人間を愛した」と新婦を処刑して去る。

 現代編は音也の一人舞台。どうも過去編のいきさつはすべて知ってるらしいのだけど、キバットのオヤジについて口にしたくらい。過去編の「クィーン」のそばに、キバットに似たものがつきまとってるので、それがキバットバットII世なのだと思うけど。どう考えてもこのクィーンこと真夜が、渡の母親だよなぁ。幼い頃は渡は母と一緒に過ごしてたみたいだけど、この変わり様は?
 次回は音也に優しくされたことで心惹かれていくゆりを見て、危機感を覚えた次狼が拙速に求婚をするらしいのだけど。まさか恵の父親が次狼、ってことはないよなぁ。
 戦闘シーンは、めずらしいイクサとキバの共闘。これまでの問答無用でキバに襲いかかってた名護イクサを見ると、ちと違和感。

[アニメ] マクロスF#10

  マクロスF #10「レジェンド・オブ・ゼロ」。ランカは新作映画の端役をゲットし、そのことをアルトに報告しようとするが、軍から委託された広報活動の真っ最中。しかもシェリルと一緒にいるらしい。うれしさ半減のままロケ地の島へ行くと、そこにはSMSの面々が……VFが登場するのでその撮影協力に駆り出されたのだ。さらに映画の主題歌を歌うシェリルと、その広報協力をさせられていたアルトもやってきた。
 いつもの一同が介するさなか、映画の重要登場人物役の子が事故に会う。さらに、待ち時間の間に崖の上で歌っていたランカがエデン原産の怪物ヒュドラに襲われるが、それを助けたのは例の敵バルキリーの青年ブレラだった。

 レオン三島が何故か撮影の島で謎のエージェントと密会してたりしてるけど、エージェントの声が……いや、それよりもブレラがサイボーグらしいことや、何故かシェリルのイヤリングの片割れが三島に手渡されたりと、どうにも波瀾がありそうな感じが。特に前者は、ヒュドラに傷つけられたブレラの身体から人造の組織が露出してたりしたので明らかなのだけど。
 今のところ結構対抗できるようになってきてわりと楽観できそうな対ヴァジュラだけど、「ヴァジュラの本当の恐ろしさ」ってのは、一体なんのことだろう?
 ヒュドラに襲われ生還したランカたちだけど、ランカの歌声を聞いた監督が彼女にヒロインのうちの一人マオ・ノーム役を依頼する……って、ゼロなんですがそうですが。ところが、マオ役にはスタントを依頼されたアルトとのキスシーンもある。それを知り、シェリルとアルトが親しげにするのを複雑な面持ちで見ていたランカには、姉の想い人に積極的に迫りキスするマオの気持ちがわからず、せっかくのチャンスなのに役を受けることを躊躇してしまう。だがキスシーンのことでアルトをからかうシェリルが、突然アルトにキス。その様子を見てしまったランカは、マオ役を演じることを決意。そしてこの映画をきっかけにランカは一躍有名になることに……シェリルもどう見ても本気なんだけど、今のままだと当て馬っぽいなぁ。でもランカが特別なのは伏線が張られてたけど、ランカもイヤリングのことが段々伏線になって来てるし、どう転ぶのか。
 それにしても「惑星エデン原産」とかちゃっかり出てたりして、「ゼロ」との繋がりだけじゃなく、「プラス」との繋がりもちゃっかりアピール」してた今回でした。


2008年06月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 潜脳調査室#10

  潜脳調査室 #10「至高の話し手」。ミナモの学校でも話題の占い師ELIZA。しかしELIZAと会話していた人間が、その間の記憶を一部失うという事件が起こり、ソウタが調査をしていた。それとは知らない波留はELIZAと会話していたが、電理研の調査から逃れるためにELIZAがあらゆるアクセスを遮断する。しかし波留だけはELIZAに捕らわれたままになってしまう。

 メタルを通じて相手の至高を読む会話AI・ELIZAが波留に興味を持った理由って、名前かい!w まあ、AIだったら逆にデイジーデイジー歌わせたくなるわなぁ。波留はELIZAの正体を知ってて接触。どうも昔電理研が開発した超高性能の会話AIらしくて、それで波留も知っていたのか。しかしきっかけはともあれ波留を最高の話し相手と惚れ込んだELIZAは彼をとらえ続け、ホロン、ソウタが救出に潜ろうとするが、心を読む相手に不意を打たれいずれをシャットアウトされてしまう。ホロンはわかるけど、ソウタは一体何を見させられたんだ? 書記長?
 結局、唯一電脳化していないミナモだけが心を読まれないで潜れる可能性があるということで、ギアのバックアップを受けて初めてメタルにダイブ。でも心の隙は突かれないけど、自由に動けないんじゃどっちにしてもダメじゃん……
 が、メタル圧に苦しみながらも捕らわれていた波留を探し当てる。単に「会話」だけではない人と人とのつながりを見せつけられたELIZAは、波留を解放。彼との会話の中で「最高の話し相手」になりうる「地球律」を求めて海へ……しかし地球律って、一体なんなんでしょうな。それとソウタの受けた攻撃は一体(もうええって)


2008年06月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] クリブレ#10とペルソナ#23

  クリブレ #10「EPISODE・10」。治療の甲斐なくソフィアはガラス化して砕け散った。ソフィアが残したコンタクト型の記録媒体をヨブに渡し解析させるが、その間にソフィアにつけていた発信器でシュウたちの居場所を知った研究所の連中が、しあわせ病院を襲撃する。バラバラになって逃げるシュウたちだが、落ち合う手はずになっていたポリリンの店に、先生だけが現れなかった。それもそのはず、先生はとらえられて研究所に連行されたのだが、先生がかつて名をはせた生体兵器研究者だということに気づいたキトーが、共同研究を持ちかける。そしてこともあろうに、先生はその申し出を受けてしまう。
 そして、シュウたちの側でも傷ついたアキラの手当のための薬を買い出しに出ていたアヤカとマナミが研究所の女たちにとらえられてしまう。

 へっぽこアニメのくせに妙なところでシビアだなぁ。とらえられた先生は、キトーの研究成果を目にしてあっさり寝返る。まあ、「研究は飽きた」とぼそりとつぶやいてることから、寝返ったふりをしてる可能性は大なのだけど。ポリリンもスポンサーから圧力がかかり、ラグスタウンを捨てることまで言い出す。どうもポリリンのスポンサーがキトーたちの新しいスポンサーっぽい?
 ポリリン、先生があてにできなくなって、シュウたちの最大の切り札はソフィアが残したデータだけだけど、それも普通にやれば握りつぶされるのに、どうやって手を打つのか。
 おそらくは心配いらないとは思うけど、先生の立ち位置が気になるなぁ。


  ペルソナTS #23「絆を抱いて」。九條=小松原を倒し、リバース事件はすべての決着がついたかのように見えた。しかし、九條が収集したペルソナを移すつもりだったアヤネの姿の実験体の完成体が姿をくらまし、また慎の周囲にアヤネが何かを訴えるかのように姿を表していた。そして、警察が押収した中にあったカナルのデータには、カナルが人造生命体としての活動限界を迎えようとしていることが記されていた。
 自分を引き取ってくれた親のことも孤児院時代の過去のこともすべて嘘だったと知ったカナルだが、慎たちと過ごした時間だけは本物だったと、また誰に訊くともなく自分の寿命を悟り、恵や、自分が影抜きをしたせいでペルソナ襲撃事件に巻き込まれた人々の元を訪れていく。

 九條は倒したものの彼の残した野望はまだ生きて事態を進行させつつある中、カナルが最期の時を迎えていく。すべてを知ったカナルが自分の家で見たのは、これまでの幻想がやぶられた、まったく人間の生活の痕跡のない殺風景な部屋だった。最期の挨拶に来たカナルに、恵は「悪かったのはカナルじゃない!」「カナルの本当のペルソナはあの丸いペルソナだよ! あれはきっとペルソナの赤ちゃん!」と必死に訴える。やっぱりそういうことだったんだなぁ。しかしカナルは心から感謝しながら立ち去り、これまで過ごしてきた場所を徘徊する。
 警察の押収した資料からカナルの正体とその寿命が近いことを知った戌井は、そのことを恵に連絡……やっぱり戌井、裏切ったわけじゃなさそう。けど、それも見透かされているような感じ。
 何も知らずに拓朗を見舞いに来た慎は、何も知らされないまま恵と拓朗に「早くカナルを追って!」と言われる。これまで過ごしてきた場所、学校、街の通り、公園と探し続け、慎がカナルを見つけたのは公園の恐竜型の遊具の中。慎が何も知らないまま少しかみ合わない会話を続ける二人だが、それでもカナルは十分に満たされたようで、慎への想いを口にして、その手を取ろうとしてためらったまま、眠るように動かなくなってしまう。
 慎は最初眠っただけかと思っていたみたいだけど、何者か、おそらくは真田からの電話で、真実を知らされる。慎が振り向いて見たのは、降り始めた雪が、溶けもせず積もっていくままになったカナルの身体だった。
 肌に落ちても溶けない雪と、携帯を持つ慎の手を、涙のように溶けて滑り落ちていく雪の対比が見事で、それだけに胸が締め付けられましたわ。
 そして、最期にカナルが握りしめていたのは、影中の副作用に苦しむ中、慎に渡されたお守り……カナルは幸せだったとは思うけど、やはりつらいなぁ。
 残された慎も、必ずしも平穏に行くとはならなさそう。鯨に起こる異変、消えた実験体、そして鯨の中の諒と洵はどうなるのだろう。

[その他] それが報道の公平性と自由ってものでしょ

  性団体が逆転敗訴 NHK“従軍慰安婦”番組改編訴訟で最高裁判決産経。 )。朝日涙目wwwうぇっうぇっwwwwwwって本音はおいといて(最初から本音ダダ漏れじゃん)、「取材対象の言うままに編成しますよ」的な持ちかけ方をしたのだとしたらそれはNHKスタッフ側に問題アリだけど、そうだとしても問題なのはNHKスタッフの取材交渉の仕方であって、放送番組の作成としてはそれ以外では問題はないでしょ。先に BRCが団体側の意見を紹介せずに報道しなかったのは公平性を欠く と勧告したのは、要はあくまで「報道の公平性」を問題としたのであって、団体側が正しい、と言ってるわけではない。発端の番組にしても同じ。あまりに公平性を欠くと指摘されたことから編成を変えたのだから、報道の公平性という観点から見て両者はまったく矛盾がない。団体との約束と番組内容の公平性を天秤にかけるのならば、公共性と約束を履行しなかった事による被害を考えて、公平性の方を重きを置くべしと考えるのは当然だろう。別に団体のことを番組内で悪く言ったのではないのだし。それが理解できないなら、この団体は一般市民からの支持など到底得られないでしょうね。
 それと朝日はどうしたんだ? まあ今度もだんまりでしょうけど。

  首相問責:「我々は淡々と」…町村官房長官、無視姿勢毎日 )。てか、もう可決されたわけですが、社説見ると微妙に各紙伝え方のニュアンスが違うのですよね。読売、産経あたりは「完全無視支持」、その他は「法的強制力はないが民意を無視していいのか」。が、「民意を無視していいのか」と言ってるところも、「民主党の見え見えの党利党略で天下の宝刀を抜くのはどうかと」と苦言を呈している。つか、まったく「見え見えの党利党略」しかないんですけどね。それに対して自民が衆院で見え見えの首相信任決議をしたのは、いい皮肉。そもそも参院と衆院は性質が違うなんてのは義務教育で習うわけで、内閣が解散させられない参院が内閣を辞任させられるというのは、おかしいでしょ。使い方によっては内閣への批判を一気に強めて退陣に追いやることもできたろうに、天下の宝刀をつまらない党略でなまくらにしたのだから小沢一郎はどうしようもない。
 第一、民主が政権取ったらお仕置きにしかならない。自民へ、のじゃない。日本国民への。自民政権の長期ビジョンの欠如も確かに腹立たしいけど、だからと言って短期的ビジョンもない連中に政権取らせてどうなるのかねえ。それも見えない国民なら、自らの行為で罰を受けるしかない。


2008年06月14日() 旧暦 [n年日記]

[その他][特撮] 確かに亀田一家には無理だ。

 レスキューフォース見てたら、番組の最後にWBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助選手がキャンペーンキャラクターみたいな感じでPRしてた。意外に思ったけど、番組の主旨が正当派子供向けヒーロー、しかも敵と戦うことが目的ではなく救助が第一、ということを番組中でもずっと繰り返してるということもあって、亀田大毅選手じゃこの手のキャンペーンには使いづらいわなぁ、となんか納得した次第。微妙に納得の仕方が間違ってる気もするけど。


2008年06月15日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#18

  ゴーオン #18「庶民ヒーロー」。ウィングスとの力の差をみせつけられ、対抗心を燃やすゴーオンジャー。一方、ゴーオンゴールドはゴーオンジャーのことを歯牙にもかけていなかったが、ゴーオンシルバーはどうしてゴーオンジャーが自分たちより弱いのにヒーローをやってるのかわからず、「それなら自分が彼らを教育してあげよう」と、ゴーオンジャーたちを街に連れ出す。

 やっぱりいつゴールドが「パーフェクトハーモニー」とか、「いいよなぁ、お前たちは」とか言い出すか気になってしまう。
 シルバーはシルバーでブラコン全開でことあるごとにゴールドと比較。でもバキュームバンキに誘拐されるという……妹を人質に取られて、計算と情の間で苦悩するゴールドだけど、走輔が思いっきり情に偏った行動に出て、結局それが解決に繋がる。ゴールドはまだゴーオンジャーを認めてないみたいだけど、シルバーはレッドの熱血にちょっと自分たちとは違うゴーオンジャーの強さを認めたよう。
 しかし早輝、あっさりドレスに釣られるって……

[アニメ] ドルアーガの塔#11

  ドルアーガの塔 #11「ただ一枚の盾として」。最上階にたどりついたジルたちだが、同時にアヌの夏の終わってしまう。しかもあまりに巨大なドルアーガの姿に、残った塔頂者たちも臆してしまう。しかしニーバとパズスはそれぞれ奥の手を使い、ドルアーガを倒そうとするのだが。

 いよいよ最終局面。このドルアーガはどうも偽物らしいけど、それでも強力すぎるほど強力。ニーバは仲間を騙して死地に赴かせるけど、その窮地を見逃せないジルは彼らを助けに飛び込む。以前、仲間そっちのけでニーバを助けたことで「仲間を見捨ててまで人を助けに行くのか」ということを責められたのだけど、今回はジルの行動がきっかけでドルアーガ戦になだれ込んだ中で、アーメイが戦死することに……ウトゥが危なく、カリーに続いて殉職かと思ったところをジルが助けてるので、ジルの行為はムダではなかったのだけど、アーメイが死んだことでジルは自分を責めだしてしまう。まあ、それはカイの幻影に叱咤されることで自分が目指すことを見いだすのだけど、ジルがみんなの希望になりそうな中で、ニーバが暴走しそうなのが。ドルアーガを柩を使って倒そうとしたパズスも殺してしまうし。しかしあの柩はなんだったんだろう?
 それにしてもあと一話で終わるのかなぁ。ジルが受ける三回の裏切りもなんなんだろう?


2008年06月16日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 主役なんぞよりも

  モンスター親は日英米共通? タイムズ記事に共感コメントJ-CAST )。TIMESの元記事もこの件の裏も取ってないのでこれ自体は何とも言えないのだけど、ただ、主役ってそんなにやりたいものかなぁと思う。無論、私は主役なんてやったことはないけど、学芸会はクラスで一番楽しんだのではないかと思う。
 いや、「脇役だって大事」という話じゃございません。私がやったのは「脚本」と「配役」。まあ、流れとしては面倒な雑用を押しつけられたことになるのだけど、これほど舞台を楽しめるポジションはそうはございません。クラスの全員になんらかの役をつけなきゃいけないとかの制約はあったにしろ、自分で話を作ってそれをクラスメイトに問答無用で押しつけて、望んだとおりに動かせる。主役だなんて言ったって所詮こちらの手の上で動いてるコマにすぎないのですよふふふのふ。
 子供が望んでるのならまだしも(いや、それでもいかがなものか、なのだけど)、判で押したように主役主役とわめいてるとしたら、能がないなぁ。自分の子供を人形代わりに飾り立ててるだけなんて。主役より面白い役があるってのに。


2008年06月17日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 陰の王#11

  陰の王 #11「カーテンコール」。え〜!? 雷鳴と雷光の兄妹の件、こんなオチなの!?
 いや、もともとオサレアニメ(マンガ)なので、深いこと求めちゃ行けないんですが……うわー、あまりに恨みとかなんとかがあっさりしすぎ。つか登場人物に深みなさすぎ。深み=濃いなのかなぁ。最近のはこんなんでいいのかなぁ。う〜ん。

[その他] 死刑で何も生まれはしないけど……

  「執行増は異常」「抑止力ない」=法相あてに抗議書−死刑廃止議連時事 )。死刑に抑止力がないってのは、どんなデータからどんな理屈を以て言ってるのかなぁ。明らかに嘘なのだけど。(死刑が抑止として働かない連中もいる、というだけで) 欧米の死刑廃止は日本とは文化的・宗教的背景を異にしている部分があるので、「欧米でもどうこう」という理屈で無理矢理に「人権云々」と結びつけるとおかしくなるのだけど、言ってる連中、わかってるのかな?(廃止議連の人たちは「復讐するは我にあり」の意味がわかって、さらにそれを元に理論を構築してるのだろうか? そうは思えないけど)
 また、ドラスティックなことを言ってしまえば、更生の余地がない、少なくとも低いと思える人間をどうするか、ということもあるわけで。社会に出して再犯が出たら、この議連はどう反応するだろう? また、無期懲役にするにしても、それは国費、すなわち国民の金でそうするということになる。それだけの価値がある、ということを示せるのだろうか? 「人の命は地球より重い」と、ただ「飼い殺し」にしてる懲役囚を示し、言い切れるのだろうか? また、「死刑を実行しても殺された人は戻ってこない」と言っても、「殺された人間は戻ってこないのに、殺した人間は生き続けてる」ということに対して遺族が抱きうる「理不尽感」はどう釈明するのだろう?
 無論、これらのことには全て反論可能ではある。が、これらが絶対的に正しいと言えないのと同じくらい、その反論が正しいと言い切ることもできない。少なくとも、これらのフォローをしないで死刑反対と言うのは、他者を納得できるものでは到底ないと思う。


2008年06月18日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 潜脳調査室#11とクリブレ#11

  潜脳調査室 #11「純正律」。久島から渡されたチケットで世界的バイオリニスト一ノ瀬のコンサートに行ったミナモ。そのミナモを、コンサート後に一ノ瀬がミナモを楽屋へ招いた。一ノ瀬が彼女を招いた理由は、久島にバイオリンを渡して欲しいというもの。それはかつて天才バイオリニストだった久島がバイオリンをやめるときに一ノ瀬に渡したバイオリンだった。今の久島からは想像も付かない過去を聞かされ驚きながらも、ミナモは久島にバイオリンを渡そうとするが「音楽とは決別した」と受け取ろうとしない。一ノ瀬も久島を目標にし、追いつこうとしながらその彼が音楽をやめてしまい、その後も何度もチケットを送っても姿を見せなかったことから、自分は久島のバイオリンに相応しい人物とは認められなかったのだと久島にバイオリンを返したがる。
 その話を聞いた波留は、久島に真意を尋ねる。

 一之瀬の声が野沢那智なのが、なんか腹に一物ありそうに聞こえてしまう。w
 久島が音楽をやめた理由というのは、自分には音楽の探求に一生を捧げる「愛」がないと悟ったから。たとえ純正律を操る天才だろうと、それは技術のことにすぎない。だから一之瀬にバイオリンを託し、自分は「地球律」の探求に一生を捧げた。
 しかし何も告げられなかった一之瀬は自分が認められなかったと思い、老齢もあって最後のチャンスと決めていたのがこのコンサート。だが久島は現われなかった。
 だが、一之瀬の音楽が決して一之瀬自身が思ってるように認められず意味のないものだと思えなかったミナモは、これは久島に返すのではなく、久島からのメッセージを正しく伝えてもう一度一之瀬に渡すべきだと思い実行する。
 つたないながらも一生懸命練習したミナモのリコーダーに、かつての久島の姿を見る一之瀬。その一之瀬を探求者としてうらやましげにも見える目でみつめる久島。やはり一之瀬ほどの音楽への愛を持てなかったことがうらやましく、だからこそコンサートにも行けなかったのではないなぁ。真相は。


  クリブレ #11「EPISODE・11」。アヤマナが人質に取られ、代わりにサラの身柄を要求される。だがシュウはその取り引きにのるふりをしながら、SWATと連携を取り二人の奪還を試みる。

 ありゃ。先生あっさり寝返っちゃった。もうちょっと引っ張るかと思ったんだけど、次で最終回だしなぁ。
 予想通りアルファ登場で暴走という流れ。
 アルファの弱点がサラの血だとかそんな感じでアレなのだけど、女なのにガラス化しないって、つまり、オカマさん?(違う……かもしれない)
 あと、予告がなんか意味深なこと言ってるんですが、2クール目とか言いませんよね? まさか。

[その他] 火狐更新

 そんなわけで Firefox3.0 のリリースですよ。ベータ版を一度入れたのだけど、アドオンがほとんど対応しなかったので結局はほとんど使わなかったのだけど、今回のは使ってるアドオンはほとんど対応してた。
 スマートロケーションバーやスマートブックマーク、「よく見るページ」が地味ながら閲覧済みのページの再読み込みさせる手順において、使い勝手が大分違う、というか、使い方が結構変わりそう。ツリー型のブックマークではなく、タグ等をつけたURLをピックアップしてくという使い方になっていくっぽいから、これまでの概念が結構変わる。
 っていうか、主要全国紙で結構取り上げられてたのがびっくり。シェア的にはIEの4分の1程度だけど(でも、IEが事実上Winに強制バンドルであることを考えればかなりのシェアではあるけど)、かなり注目されてるんだなぁ。


2008年06月20日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ペルソナTS#24とマクロスF#11

  ペルソナTS #24「贖罪の楔」。十年前に起こった大惨事。そしてそれに続く悲劇の序章。

 慎たちの両親が背負った罪。それは自らが大いなる罪の象徴と知ったアヤネの投身から始まった。すべての研究から身を引いた神郷夫妻は絵本作家としてひとびとの心を慰めつつ生きていこうとし、慎たちもすこやかに成長していくが「鯨」に飲まれたアヤネが再び現われたことで全てが覆されてしまう。そしてそれは、両親の業を諒が引き継いでしまう第一歩でもあった。
 子供らしい映子への思慕から諒を呼びに行き、そこで見てしまった両親のリバース死。そのことが原因で慎は心を閉ざす。自身も両親の死を目の当たりにし、しかし事の真相を知らされ、さらに残された家族を守らねばならない立場だった諒は、その混乱を小松原に突かれ、利用されてしまう。本当に結祈は助からない状態だったのか。それは小松原なき今、誰にもわからないのだけど……
 まだ制服勤務だった伊藤刑事もちらっと出てきてたのだけど、カナルの墓、伊藤刑事の妻子の墓、そして神郷夫妻と結祈の墓を皆が最後に訪れる。それは、十年前のさらに前から続く悲劇の終止符を打つ誓いでもあるのだろう。
 でも、カナルはホントに死んでしまったのだなぁ。あと、諒と洵もどうなるのだろう?


  マクロスF #11「ミッシング・バースデイ」。映画に出演して以来仕事で忙殺されアルトにもなかなか会えない日々が続くランカ。親友のナナセからアルトの誕生日が近いことを聞き、自分の初コンサートチケットとプレゼントを渡す計画を立てるのだが、その計画の日程にシェリルがアルトを自分が慰問に行く惑星・ガリア4に招待する。ガリア4には呼吸不可能ながら大気があり、アルトに本物の空をプレゼントしようというのだ。また、映画でアルトのスタントシーンを見た兄弟子が、「誕生日に先生のところへ来れば、勘当の件は撤回してもらえることになった」と彼を芸の道に引き戻そうとする。
 目の前に示された三つの道に、アルトの選択は……

 それはそれとして、マネージャーがどんどん腹黒くなってきますよw どうもいろいろの黒幕らしいのだけど、さすが井上喜久子17才(+α)。やはりシェリルのイヤリングには秘密があるらしいのだけど、フォールド断層を突破するヒントがあるんだろうか?それ以前に、いかにも訳ありなランカはともかく、実はシェリルもなんかの鍵? まあ、シェリルのマネージャーになってるくらいだしなぁ。
 そのシェリルは、ランカと逆にかなりの頻度学校に出てきてる模様。「仕事が減ってなんかいないんだからね!」って、ちょっwwwwそれもツンデレ?wwwwwww が、実はかなり無理をしてるっぽく、体調を崩したのを圧して慰問の仕事に。仕事を強行するのはともかく、仕事に万全の体調で向かうために学校を休むと言うことはしない。学校生活というものをこれまでまったく過ごしたことがなかったのと、やはりアルトのため? 評判の悪い愚連大隊のいるガリア4の慰問に行くのも、ギャラクシーの生き残りがいるという噂もあるけど、アルトに誕生日プレゼントをしたい節もあるしなぁ。いや、そんなものを自分にリボンを巻き付けて「プレゼントはわ・た・し」とやれば……orz(あまりにベタでアホなことを言ってしまい自分で落ち込んだ)
 で、ランカの方はと言えば、アルトと自分の距離が遠ざかってると感じる一方でシェリルと彼の距離は近づいていってることに焦りを感じ、クッキーを焼いて渡そうとするが、アルトは現われず、相変わらずの朴念仁ぶりで頼まれたミハエルが代わりに……焼いたクッキーが失敗してたのって、ナナセがわざと失敗レシピを渡したんじゃないかとうがったり。ジェラシー?
 あ、兄弟子は完璧蚊帳の外です。ハイ。


2008年06月21日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 最近のあれこれ

  なんだか政府がフェアユースやらなんやらの整備を進める方針を出したようで読売 )。本来研究などでは引用が許可されているのだけど、この引用の条件というのはしばりがきっちりしてるわりにはその境界があいまいで、さすがに「批評」などでは騒ぎ立てられる例も減っては来たが研究・教育などでは多くの場合著作権者が「NO」と言ってしまえば成立が難しかった。と、いうのも大抵はそのことで長々と争うよりも折れてしまった方がはるかに楽なので慣習的に判断するには前例が少ないままという悪循環で、結局引用の条項はかなりの程度有名無実になっている。事例としては少数だがテストの長文問題などで過去の名作を掲載しても出版社から「著作権違反だ」と言われたりしてテスト長文の制作に難儀したり、教育用に生徒に資料をコピーして配布したら告発されたという例もある。一部を参照するために高価な資料を生徒全員に購入させたり、絶版しているものもコピーさせないとかは常識的に考えればやりすぎなんですけどね。
 著作者の生計を保証するための著作権保護が、いつの間にか産業になって、原生産者と消費者の間の中間業者(出版社やJASRAC)が大々的にそれを振り回すようになってる。それがいけないこととは思わない。産業化したことで消費者である我々が入手しやすく、かなり安定した供給を受けられるのだし、また最近での小学館のごたごたのような問題を含まないわけではないにしろ、作者もプロの出版が存在してることの恩恵は受けてるはずだから。これはJASRACにおいてもそうだとは思ってる。
 けど、すべてを「資産」として囲い込み、権利だけを握ったまま死蔵したり、格別原生産者の利益を削っているとも思えない事例、たとえばアマチュアバンドのライブなども締め上げ出すのはどう考えても「やりすぎ」。付き合い方が難しいし一律排除する方針で対応した方が何も考えずに楽なのはわかるのだけど、まあ、怠け者な愚者の思考ですわな。「誰もが情報発信者になれる」というインターネットの性質を大々的に使ったサービス(ブログ、動画アップロードサイト、など)がここまで広がってる以上、お互い反発し消耗するのではなく、相乗的に上手くやってけるところは上手くやってきましょ、ということをやってかないと、先細りでしょ。上手く使えばWikipediaなどの多くの人が見てるところで、手間いらずで宣伝や解説をしてもらえたりするのだから。
 それは権利者団体(原生産者とは重複はしえても同一ではないので、悪しからず)もわかってるとは思うのだけど、まあ、いきなり現在の利権を手放すわけにもいかず、悩んだり欲の皮突っ張らせたりがしばらく続くんでしょうね。
 それにしてもJASRAC、これだけ電子化した社会なんだから、今なら少なくとも電波放送媒体では「どの曲がどの媒体でどのどれだけ使われたか」の算出をするシステムの構築は不可能ではあるまいに。その辺の不透明さはどうにかならんものか。

  朝日新聞夕刊素粒子欄「死に神」の表現、鳩山法相が抗議読売 )。死神だったら遮光器をつけてマレッキで裏切り者を粛正していってほしいところ。「虎は、裏切りを許さない」
 いや、そーじゃなく、これは「素粒子」が小欄で字数制限が厳しいにしても、ちとアホすぎる。死刑執行に反対ならばそれでも構わないが、法に則り粛々と行われていることにこのような知性のかけらもない悪口では…… 朝日の記事 では「辛口の批評」とのコメントが載っているが、「 2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」はどこら辺が批評なんだろう? 私には「鳩山法相は死神」と書いてるようにしか見えない。そもそも、死刑執行が透明化してきたのは最近なのだけど。本来ならそれを受けて議論をしっかりしていくべきところを、「死刑執行ペースの新記録だ!」だなんて揶揄はクォリティペーパーを自認するなら恥ずかしいとは思わねば。(棒読み気味)
 それと、「 死刑囚にだって人権も人格もある。(表現は)執行された方々に対するぼうとく、侮辱でもある」という法相の発言は朝日はやっぱり無視。自社の記事に書いてすらいない。法相の「自分も苦しんで執行した」というのだけを載せてるのでは、「法相はいいわけばかりしてる」との印象操作と取られるだろうし、自社の文章に責任を持ってない、ということにもなる。責任を持たないものを読ませられてもなぁ……

  クジラ肉窃盗容疑、グリーンピースのメンバー2人逮捕・ クジラ肉大量持ち出し、捕鯨船乗組員12人は不起訴 (いずれも 読売 )。逮捕された二人のうち一人はGPメンバーか不明、みたいな記事もどっかにあったけど、どうなんだろう? ま、それはともかく、公的機関でさえ捜索差押えを行う際には令状が必要なのに、一般人が勝手に他人ちに入ってってものを持ち出したら、そりゃ単なる不法侵入・窃盗なわけで。勝手に他人の権利を侵害したり財産を奪ったりしちゃいけないから公的機関が、しかも裁判所の許可を得て行うことを、どうして自分たちが勝手に行えると思うのだろう? ま、ポーズだけかもしれないけど、それにしてもアホすぐる。

 ああ、あと参院での問責決議後、福田内閣の支持率が回復してたのはワロタw 元々が内向きの決議だというのが一般的な評価だったけど、ここまで国民にガン無視されてたら信託された国民の意思もへったくれもない。民主と小沢、どうにもならんなぁ。困ったもんだ。いろんな意味で。

[アニメ] ドルアーガの塔#12

  ドルアーガの塔 #12「〜the Aegis of URUK」。ドルアーガの圧倒的な強さに加えアーメイを失っていたことで意気消沈していた塔頂者たちだったが、「ただ、みんなを守りたい」という自分の望みに気付いたジルにより励まされ、再度の攻撃を試みる。ジルの作戦で身動きが取りにくい最上階に誘い込み待ち伏せするのだが、ジルがドルアーガをおびき出す囮に志願する。

 いろいろ撒かれた伏線、今回だけでは回収不可能なのは見えていたけど、やはり第二期決定のようで。
 みんなで生きて帰るために、自分の身に変えてもドルアーガを倒そうとするジル。皆決死の決意の中で、それぞれ素直な気持ちをぶつけ合う。だが、その中でやはり異質なのはカーヤ。カーヤだけは「秘密」を抱え続けていた。しかしジルがその意味を問いただす前に、予想以上に早く動き出したドルアーガの攻撃が始まる。
 作戦通りにいかないながらも、それぞれが持てる力を全て出してドルアーガを攻略していく。最後、ドルアーガに取り付きながらも全ての武器を失ったジルが手にしたのは、アーメイが命と引き替えにドルアーガに突き立てた回転槍だった。
 ドルアーガを倒し、喜ぶ一同。満身創痍のジルは現われたブルークリスタルロッドに手を伸ばす。それさえあれば、亡くした仲間を甦らせることができると信じ……だが、横からそれを奪ったのはニーバ。そしてニーバの口から誰も知らなかった事実、すなわち、ジルたちが倒したのはドルアーガの姿を模した門番に過ぎないこと、そして現われたブルークリスタルロッドは本物ではなく、次の塔への鍵に過ぎないこと。そのことを隠し仲間を騙し裏切っていたニーバに怒りをぶつけるジルだが、全てを隠し、裏切っていた者はニーバだけではなかった。ニーバの誘いを受け入れ、最後の塔へ共に向かうカーヤ。だが、野望に曇ったように見えるニーバの目と違い、カーヤの瞳はあくまで悲しげ。どうも、二人が向かった塔は生きて帰ることができないものらしい。二人が新しく現われた塔の中に消えた後、押し流されたジルは二人を追うことを決意したように塔をにらみつける。
 そしてやっぱり第二期が告知。第二期は「Sword of URUK」らしい。皆を守るための盾になりたかったジルを表わしてるAegisがSwordに変わったことといい、どうなるんだろう?
 しかしドルアーガDVDのCMはひどいな……(誉め言葉)


2008年06月22日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#19とキバ#21

  ゴーオン #19「軍平ノホンネ」。ウィングスの登場で対抗心を燃やすゴーオンジャーだが、ただ一人、その出現を喜んでいる軍平。プロを自任する軍平はウィングスと合同訓練することで皆にもプロ意識を持たせようとするのだが、ウィングスには歯牙にもかけられない。しかもその後現われたノコギリバンキとの戦いで脚を引っ張ってしまい、軍平は落ち込んでしまう。そんな軍平を見て自信を取りもどさせようと、範人はノコギリバンキをおびき出そうとする。

 公式ブログとかあったのか、ゴーオンジャーw まあ、確かにこの五人だと軍平は人気が一番なさそうだなぁ。
 もっとも軍平にとっては人気よりもプロじゃないと言われてアイデンティティが揺らいだ方が大事。ウィングスのポジションとキャラがかぶってるものなぁ。デカレンのホージーも鉄幹と一時かぶり気味で影が薄くなってたし。キャラが多くなるとどうしてもそういうのは出てくるのか。
 まあ、クールぶってても基本は熱血バカなので、「ゴーオンジャーになるのに飛び込んでいったように」という例えをそのまま受け取ってホントにノコギリバンキに飛び込んでく。でもノコギリバンキの弱点を見やぶり、仲間を仕切って子供たちの救助とノコギリバンキ戦を並行して行う辺り、基礎の能力は決して低いわけじゃないんだけどなぁ。バカだから余計なこと考えるとダメなのか。
 この次は新しい炎神が登場。そいでもって三体目のロボも。


  キバ #21「ラプソディ・指輪の行方」。軽薄な言動とは裏腹のこれまでの音也のフォローなどに、前はバカにしきっていたゆりも彼に対しうち解け始める。しかしその様子を見て次狼はあせりだす。彼女にウルフェン族の子供を産ませようとしている彼は、いきなりゆりに婚約指輪を渡す。次狼に好意は持っているものの、唐突なプロポーズに戸惑うゆり。そんな時、友だちから合コンに無理矢理誘われ、音也や次狼、力=ドッガまで駆り出される。
 現代、恵も同じように合コンの話を渡たちに持ちかけていた。ノリノリの健吾に、無理矢理引っ張られた渡、そして何故か名護まで参加するのだが、初心な態度の渡が意外にもてたり、名護が空気を読まず王様ゲームで「こんな馬鹿げた集まりは解散すべきだ」と言い出したり、混乱気味ながら盛り上がる。しかしその場をウェイトレスが料理をひっくり返してしまい、台無しに。ドジが度重なり首になってしまった彼女と、渡は店の外で再開する。要領が悪く、押しが弱いせいで頼まれ事も断れないと打ち明ける彼女・深央の話に、渡は自分もそうだと意気投合してしまう。

 芳賀優里亜、久々に見たけど「ぷに」と言われてた昔と違って、普通に可愛くなったなぁ。いや、555の後半からすでに急激に成長してたのだけど。(劇中でも「丸顔のおばさん」とネタにされてたりしたけど)
 押しの強い真理のイメージもあるのでそのギャップがあるのだけど、なんだか渡と急接近。こういうときに保護者して出てきそうな静香が、今回は全然出てこないけど……そして豆腐。井上さん、豆腐になにかあるの?
 過去編では三角関係がいよいよ激化。音也が気になり次狼のプロポーズを受け入れるのをためらうゆりだけど、合コンで再開した幼なじみと彼がいい雰囲気なのに嫉妬したり反発したり。力も合コンに駆り出されるのだけど、人気のないところで合コン相手を食いまくり……ライフエナジーをですが。こいつらの生理とはいえ、野放しにしといていいんかいな。そいでもってドッガのモンスター態も登場。なんだか無口な力、最初のころの次狼に似てる。最近は音也にひっぱられ気味で、性格が崩れてるからなぁ。

 ライダー繋がりの話題だけど、響鬼で立花日菜佳役を演じた 神戸みゆきさんが死去産経 )。最初、「三代目セーラームーン」というのが大々的に書かれてたので気がつかなかったのだけど、言われてみれば聞き覚えのある名前だったので、調べてみると……役柄同様朗らかな性格だったらしいのだけど、まだ全然若いこともあって突然の訃報は流石にショックです。お悔やみを申し上げます。


2008年06月24日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] テレパシー少女蘭#1

  テレパシー少女蘭 #1「蘭、テレパシー!〜ねらわれた街」。中学に上がったばかりの少女・磯崎蘭は陸上部に入ったりと、新しい生活を精一杯楽しもうとしていた。そんなとき、時折頭の中に不思議な声が聞こえるようになり幼なじみの留衣に相談する。留衣も疑いこそしないものの深刻に捉えようとはしない。同時に街では自殺者が増えるという不吉なことが起こっていた。そして、留衣と街を出歩いていた蘭に、今度ははっきりと例の声が話しかけてきた。

 「バッテリー」で有名なあさのあつこのジュブナイルシリーズが原作。あ、原作は未読です。超能力に目覚める思春期の少女というオーソドックスな話だけども、母がホラー作家というわりとありがちな特別家庭な設定の傍らで、父親が漬け物会社勤務の研究員だったり、兄が料理が得意なおデブさんだったりと、三枚目っぽいずれ方もある辺り、ちょっと「願望充足」とは違うかなと思ったり。
 第一話はまだ話がはじまったばかりだけど、転校生の少女の挑発で蘭が本格的に超能力に目覚めたりというところ。ライバルの超能力少女はツンデレ? いや、まだ話ははじまったばかりなんだけど。

[アニメ] ヤッターマンちょっとだけ

 なんだかこないだの一時間スペシャルに続いて「ドロンボーの歌」が復活しててびっくりした。つか、段ボールで偽物を作る村って……いろいろギリギリだな。
 それにしても見覚えのある鳥も出たのだし、偽孫悟空の中に孫田空作もいるかと思ったのだけど……それは鬼門なのか?

[その他] すいません。まったく意味不明です

  朝日新聞6/21コラム 。「 カタカナの看板は「ヌシハウス」「スンハウス」と微妙に間違えていた。日本人客を呼ぼうと、店主が無理をしたのだろう」無理? 別に日本で間違えた英語がメニューにあってもあまり英語が得意じゃなかったんだなって思うだけで「無理をした」とは思わないけどなぁ……
 「 わが同胞は行儀、静かさ、苦情の少なさなどの項目で点を稼いだ。」「同胞」? あまり新聞社説では聞かない単語ですね。日常会話でもあまり聞きません。むしろ某半島のメディアで見かけるような。
 「 旅に出てまで気を使い、評判だけいいのは悔しくもある。それで割引があるわけじゃなし」。旅に出て羽根を伸ばすってのは「ワガママを言い散らかして王様気分になる」「俺は客だぞ!」と威張りちらすってのとは違うと思いますよ。多分、日本人ならわかると思いますが。なんだか海外へ買春旅行に行く人間を擁護してるようにも見えますね。w
 「 わがままな上客というのもある。」でも普通はワガママは嫌われるだけですけどね。言及してるアンケートでもその結果が出てるわけで。
 一体この朝日の中の人は何人なのでしょうね?


2008年06月25日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] クリブレ#12と潜脳調査室#12

  クリブレ #12「EPISODE・12」。アルファの弱点がサラの血だと知ったシュウは、アヤマナが止めるのも聞かずアルファをとらえられていたサラごと撃つ。サラの血を浴びて結晶化し崩れていくアルファ。だがすべての元凶であるキトーは新たなスポンサーの寄越したヘリに乗って逃げ去ろうとしていた。シュウは決着をつけるためにヘリを追う。

 う〜ん、なんつーか、この消化不良感はなんだろう。というか、まあ「へっぽこ感」なのだけど。軽い軽い、すべてが軽い。けど、やりたいこととできたもののこのギャップが楽しくもあったりするのが末期だなぁ、自分。
 結局キトーはシュウの猛追にこれまでの報いを受け、ポリリンも新しいスポンサーを見つけこれまで通りラグスタウンを運営し続ける。シュウが急所を外して撃ってたので驚異的な回復力で生き返ったサラはポリリンのお店でバーテンダーとして働くことに……エエエエエエエエ! そんなんでいいの!? いやだっていろいろあったじゃん。ガラス化の件とか、男が触れるとショックが走るとか。全部投げっぱなしでgdgdなオチ!?
 アヤマナは前の居場所から逃げ出してきた自分から脱却できてラグスタウンを「卒業」するのは順当なのだけど、これじゃアヤマナの話にした方が良かったような……じっと研究所で潜伏して生き延びていたジェイジェイが、ソフィアの死を遅ればせに知ってずっと泣き崩れてるとか、キトーが自分の乗ってるヘリに突っ込むシュウの車を不適な笑みのまま見つめるとか、結構おもしろくできる要素もあったのになぁ。
 まあ、だからこそのへっぽこアニメなんですが。


  潜脳調査室 #12「光のない朝」。ミナモはある日電車から海に身を投げようとしている少女を見かけ、あわてて電車を降りて彼女を止めようととびかかる。が、それはミナモの勘違い。その少女は生まれついての全盲だったのだが、最近目を擬体化し視力を得たのだという。だが、これまで存在しなかった「視力」というものが自分の世界に割り込んできたことで彼女は自分と世界との関係、ひいては自分の存在に混乱を感じていた。波留のところでその話をすると、久島が全盲の人間にはそうでない人間と同じようには感覚野が成長せず、後天的に視力を得ることは未だに困難を伴うことを説明する。波留はちょうど久島から音信不通になった正体不明のメタルアーティスト探索の依頼を引き受けていたのだ。
 その翌日、学校に行くとクラス中が色めき立っている。サヤカとユキエに聞くと、ミナモの転入と入れ替わりにこれまで休学していた全盲のクラスメイトが、擬体で視力を得て復学するという。しかし、彼女は結局姿を現さなかった。サヤカの見せた写真でそのクラスメイト・エイミが例の海の少女だと知ったミナモは、先日の海辺で彼女と再会する。


 エイミ=行方不明のアーティスト・イリスなのは言うまでもないんですが、なんか今回、そこかしこでネタが多いんですが……エイミによく見られようと外見のメンテナンスに余念がないクラスメイトの中で「思ってたより太ってるって言われたらどうしよう」とため息をつくユキエに「気にしてたんだ……」と突っ込むサヤカや、イリス探索にメタルに潜りっぱなしの波留を久島が心配し、「成果は上げて欲しいが管理もきちんとして欲しい」とホロンを叱るのを聞いて、波留が「すまん、実は入り浸ってるだけなんだ」とこっそり謝ったり。w
 でも、波留がイリスの作ったメタル作品に入り浸ってたのは理由があって、それは地球律の感覚にとても似たものだったから。イリス=エイミは視覚のない中で築いてきた独自の世界観をメタルと直結することで、「地球律」を無意識に感じそれを作品に反映させていたのだった。しかし、視力を得たことで逆に感覚のバランスを失い、世界観を崩壊させてしまったことで作品が作れなくなってしまったばかりか、脳がオーバーヒートを起こしてしまう。
 波留に助けられたエイミは、新しく得た世界に順応して生きていこう、と「視覚者」らしく生きようとするのだが、それが本当に彼女のためになるのか、ミナモは疑問に思う。だがある日、自分の目を擬体化した父とじっくり話し合いわかってもらうために、家族と一緒に父の赴任先へ行くことになる。寂しさを覚えながら、きっと彼女が本当の自分を取り戻せると確信するミナモ。それは、若さと自由な身体を失った波留にも希望があることを示してるかのようでもある。


2008年06月27日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ペルソナTS#25

  ペルソナTS #25「謂れなき喪失」。両親のペルソナを引き剥がそうとするアヤネのペルソナを攻撃し、逆に自分が両親を殺してしまったことを思い出した慎。兄の諒がそれらを全部一人で抱え込んでいたことを知り呆然とする彼を、仲間たちはなぐさめ、励ますが、慎はどう処理して良いのかわからない。そんなとき、回収された実験体が突如目覚め、ペルソナを発動させながら街を徘徊する。近づいた者たちがペルソナの影響で無気力症に陥る中、かろうじて抵抗力のあった戌井からの連絡でその事実を知る真田。だが街には無気力症だけではなく入れ替わりも起こり、破滅的な状況になりつつあった。
 しかし慎は、自分が両親を殺してしまわなければありえたかもしれない幸せな家族の幻想に浸り、海を見つめていた。

 ラストバトルまで淡々としてるなぁ。能力者自身を傷つけることなくペルソナだけを引きはがせる慎の能力。それはおそらく封印されていた記憶に起因するものらしいことが拓朗の台詞で示唆される。拓朗のきかん坊なペルソナは、実は人を恐れていた拓朗そのもので、恵の守るペルソナは贖罪のつもりで、しかし恵本来の性格から来る面倒見の良さから来ていた。だから、慎のは、両親を過って殺してしまったようなことがないよう、もう誰も傷つけないように強く望んだから発言した能力ということか。
 だが、アヤネはそんな慎に実験体に近づかないよう告げる。慎のペルソナを取り込んでしまえば、もはや世界は実験体の望むままに作り替えられてしまう。
 しかし、肝心の慎は立ち直るきっかけがつかめないまま、ありえた今を夢見てしまう。これで終わりなわけはないと思うけど、家族はみんな消えてしまったわけだからなぁ……
 あと、良く考えると慎が両親を殺してしまったと言うことは、慎のペルソナの中に両親のペルソナもいるということ?

[アニメ] マクロスF#12

  マクロスF #12「ファステスト・デリバリー」。惑星ガリア4のゼントラディ部隊に慰問にやってきたシェリルとアルト。だが、シェリルは無理を圧したせいで到着早々倒れてしまう。そもそもがこの慰問は隊の不穏分子が反乱の口実のために突きつけた無理難題だったため、それを良いことに不穏分子のリーダーは一斉に反乱を煽る。シェリルはもちろん、助けようとしたアルトも捉えられてしまう。
 ガリア4での反乱のニュースはフロンティアまで届き、SMS小隊の面々やランカたちを不安に陥れる。が、通信はできてもそこまでフォールドすることはできない。そんなとき、ルカが自分の実家の会社で開発した新装備を使うことを提案する。

 絶望した! どこかで見たガリア4の面々に絶望した!w
 もひとつ絶望した! 「萌え〜!」とか言い出しかねないゼントランの面々に絶望した! って、それは元のマクロスからずっとそうか。しかし、エキセドルもどきは「ランカたん!」と言い出しかねない勢いだったぞ。
 シェリルはアルトのために無理をしたことがうわごとではっきりしたのに、いいところはランカにかっさらわれるのが、なんだか立場が逆転してるなぁ……でもまだ折り返し地点なのにここまでランカを持ち上げるって事は、落とす気満々ってことだろうけど。
 カムジンもどきも何か意味ありげな事言ってたけど、単にカムジンの断末魔のパロだろうな。まあ、もどきの方は生きてるみたいですが。
 それよりも、この反乱を裏で扇動していたのはやはり腹黒マネージャーらしい。すっかり腹黒キャラが板に付いたなぁ、井上喜久子17歳。でも、シェリルのマネージャーについてるのは意図があってのことだろうに、そのシェリルを失う危険を冒してでもそんなことする意味があるんだろうか? って、最後に出てきたのは初代マクロス……やっぱり「ここが地球だったんだ!」とアルトが言うべきなんでしょうか?<猿の惑星じゃねえ
 まあ、どうもマネージャーの目的と、カムジンもどきの奥の手もこの初代マクロスの同型艦だったようだけど、これが一体どんな意味を持ってるんだろう?


2008年06月29日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] キバ##22

  キバ #22「序曲・運命の交差点」。次狼からのプロポーズに戸惑うゆり。まんざらでもないのも確かだが、音也が気になることもあって強引な次狼への反応に困る。そんな時、音也が合コンで再開した幼なじみに、金の無心をされる。兄が怪我をして仕事が出来なくなったからだと言うのだが、端で聞いていたゆりは怪しむ。案の定、彼女を高級ブティックで見かけ、それが欲しがっていた服と音也が無心されていた金額が同じ事で確信し、そのことを音也に伝えるのだが、音也は「彼女の兄が怪我をしてるというのが本当でなくて良かった」と心底安堵する。ゆりはその底なしのバカさ加減に呆れるのと同時に、やはり音也に対しても心揺れる自分に気付く。
 現代、渡は合コンの焼き肉屋のバイト深央が気弱なところが自分と似ていて気になったのだが、健吾が彼女のことを気に入ってしまったと聞き、つい身を引いてしまう。だが、ひたすら押せ押せの健吾に、押されたら断れない深央は振り回されて消耗してしまう。そんな深央は、自分を変えるために渡に一緒に買い物に付き合ってくれと頼み込む。彼女はこれまで店員に勧められるままに服を買っていたのを、克服しようとしていた。

 なんだかキバがいないのにすっかり過去編がメインだなぁ。しかし音也が「病気の子どもがいなくて良かった」ってのは、さすがにそういうキャラじゃないような。まあ、口説いてる女性限定なのかもしれないけど。いずれにしても自分が騙されてもすぐ忘れそうな気はする。しかも騙されていたばかりでなく、騙していた女がファンガイアの犠牲者になりそうだというので、囮にまでなってるし。いい人というわけでもなく、でもいい意味でホントバカだよなぁ。次狼も憎まれ口を叩くが、憎々しげだが最初の頃のような歯牙にもかけないという感じではない。ただ、現代編を考えれば音也は最後には幸せなことになるとは思えないのだよなぁ。
 現代編では深央の話が一段落付くけど、芳賀優里亜のコメントを見ると深央はしばらくレギュラーらしい。しかも以前出てきたアーチェリー選手のマミもまた出てくるらしい。結構これまでのキャラがいろいろ絡む話になるのかなぁ。
 って、予告に「力に好きな人が出来たんだって」というラモンのアレは何?

[アニメ] コードギアスちょっとだけ

 なんかいきなり小夜子がいろいろ肩書きがついてるんですけど? 単なる身辺の世話だけじゃなく、アシュフォード家が護衛に付けていたSPってことだけど、それだけじゃなく監視って意味もある気も。更にルルーシュに「小夜子は天然だからな」といつの間にか天然宣言。
 学園祭に増してのバカ騒ぎだったわけだけど、「前期であれだけ終盤ぐちゃぐちゃにして、よくいまさらこんなのやるなぁ」と思ったら、最後にオレンジがアンチギアスを……行方しれずのコーネリアも再登場していきなり世界の危機とか言い出してるし。