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2010年05月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 軽く死ぬかと思った。

 というわけで4月28日から今日まで山奥に拉致られてました。
 今から一週間ぶんの録画の消化です……どんだけかかるんだか。


2010年05月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#12とW#33

  ゴセイジャー #12「ミラクル・ゴセイヘッダー大集合!」。流星のデレプタがモンス・ドレイクと組んで攻めてきて大ピンチ、の巻。天の塔を壊した張本人を目の前に先走ってゴセイジャーが天裝術を使えなくなるといった展開を絡めての暫定最強合体の登場。データスがひっくり返って背中に貼り付くのは意味があるんだろうか……つっかえ棒役?
 とりあえず 正面画像を見てみる と、なんと言うか、狩猟の獲物の壁飾りみたいですな……
 そいでもってデレプタは退場。小山力也の声はもう聞けないのか。デレプタの名前の元ネタは言うまでもなくプレデターで、モチーフはカマキリ(マンティス)、と。


  仮面ライダーW #33「Yの悲劇/きのうを探す女」。鳴海探偵事務所にやってきた不破夕子という女性の依頼は「きのうを探してくれ」というわけのわからないもの。実は「きのう」というのは彼女の飼い猫の名だったのだが、いつもはペット探しを嫌がる翔太郎が今回は夕子に魅せられたのか乗り気。喜び勇んで猫探しをする。
 一方、風都では突如奇妙な行動を始めて事故に遭い、昏睡状態に陥る事件が多発。被害者は風都市のある土地買収に関わった者のようであり、竜ら怪奇課がその関係者に会いに行くが、彼らの目の前でその人物もビルから飛び降りようとする。間一髪竜が助けるが、その相手もまた昏睡状態に陥ってしまった。
 猫探しをする翔太郎は、その最中にドーパントを発見。攻撃を仕掛けられ、Wに変身して戦うが、ドーパントは戦いの最中姿を消してしまう。夕子の飼い猫もあっけなく見つかり、釈然としないまま依頼が終わったのに亜樹子が首をひねるが、翔太郎は夕子の美しさに見とれて気にする様子もない。
 翌日、連続昏睡事件の手がかりを掴もうと竜がフィリップに検索を依頼しに来るが、その最中翔太郎が突然奇妙な言動を取り始める。その言動は昨日翔太郎が夕子にしたものとまったく同じ。異常事態に気付いたフィリップは、二十四時間前と同じ行動を取らせるドーパントによるものと検索して知るが、昨日翔太郎がWに変身して戦ったホールでは、今日、園崎冴子が講演を行っていた……

 今度のドーパントはムーディ・ブルースか!……ってジョジョネタは置いとくとして、攻撃を受けた相手に二十四時間前と同じ行動を取らせるイエスタディ・ドーパントの正体は不破夕子。実は夕子というのは偽名で、本名は須藤雪絵。誰あろう、須藤霧彦の実の妹だった。敵対はしていたものの同じ風都を愛する心を持つ者として最後は心を通わせ合った霧彦の妹と知り、話をしようとする翔太郎だが、雪絵は霧彦を負け犬呼ばわりし、Wを倒して組織でのし上がると言い切る。でも、Wを利用して冴子を暗殺しようとしたり、霧彦のデザインした風都くんに見入ったり、どうにも本心とは思えないのだけど……
 園崎家の方では冴子に脅迫状が届いたり、若菜が自分だけエクストリーム誕生の瞬間を見せられた意味に悩んだり。
 あと、今回と次回、何気に脚本が中島かずきなんですな。

[アニメ] キルミンずぅ#30と怪談レストラン#19

  キルミンずぅ #30「モップ師匠と黄色いアイツ!?」。キルミンコンパクトを返してもらって特訓をしていたケン。カラスにさらわれそうになったところを、モップのようなもさもさな毛並みの猫に助けてもらったが、その猫に触れた瞬間、何か黄色い巨大なものの映像を見る。
 御子神家にもその猫が現れ、ママが同じ映像を見たとリコたちが話しているのを聞いたケンは、動物と心が通じたのを喜ぶのと同時に、モップ猫が何か困ってるんじゃないか、その原因がケンも見た黄色い何かじゃないかと考え、モップ猫を助けようと言い出す。
 その頃、アニマリアン牙組の一人、桐野が事故で記憶喪失になってしまい、大学の女子寮の生徒たちに拾われる。皮肉にも記憶喪失の間にモテモテになってしまった桐野だが、ストレスで時々キリンの姿になって葉っぱをむさぼっていた。そこでモップ猫の悩みを解決しようとしていたリコたちと、桐野を捜していたカノンたちが鉢合わせることに……

 タマオが変身できるようになって、OPがいろいろ変更。タマオが演劇用の衣装から、キルミンの姿になっただけでなく、ダンスの振りがオーバーになったり、出てくる人がいろいろ増えてますな。それと合せてかEDも曲ごと変更。歌ってるのは相変わらずNEKO JUMPだけど、今度は日本語の歌詞。これは番組用に作った新曲かな?
 キルミンが楽しいおもちゃとしか思ってなかったのを、持つことの危険、そして他の人に出来ないことができるようになったことで生じる義務を教えられたリコたち神浜キルミンズ。復帰して最初の仕事はモップ猫の悩みの解決。まあ、見てる側には何が原因かはバレバレなんだけど、動物の姿になっても動物と簡単に意思疎通できるわけではないところとか、動物にとって人間にはなんでもないものがまったく違うように見えるとか、こういう安易な擬人化をしないところはこの番組のいいところ。
 結局ケンたちが右往左往してる中でモップ猫は自分で悩みを解決してしまうのだけど、そのことでリコたちは逆に「動物ってすごい」と、動物に対する興味を深めたよう。ケンのキルミンレベルも上がったみたいだし。


  怪談レストラン #19。内容は相変わらず子ども向けのライトホラーなのだけど、今回の最初のエピソード「あの世の旅のご案内」は異様に教育的w 祭の晩に「冥土の旅ツアー」とある看板に興味を惹かれて見世物小屋に入ったあこたち。そこで本当の地獄旅行を体験することになってしまう。ビルとテッドじゃないけど。
 死んだ後どうなると考えられていたかを説明しながら、現世の法事の意味を解説していったり、地蔵和讃に謳われることがどういうことが見せたり、そういう言い伝えやらをわかりやすく解説してて、これは良い番組でしたわ。死んだ後で故人を生きた人が弔うということがどういう意味かにも通じるし。
 何気に閻魔大王が飯塚昭三だったりするのも非常に良かったですw


2010年05月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#1

  四畳半神話大系 #1「テニスサークル「キューピット」」。京都の大学に在籍する「私」は、あこがれていたバラ色のキャンパスライフにあっさり破れ、その憤懣やるかたない鬱憤を大学で知り合った悪友・小津と共に人の恋路を邪魔することで発散するという不毛この上ない青春を送っていた。しかしその活動にも空しさを覚え、「入学式のあの時、テニスサークルキューピットを選ばなければ、小津と出会わなければ」とこぼすも、小津からは「どういう選択をしてもあなたは今のような境遇になる運命だったのですよ。そして私は全力であなたをダメにします」と、堂々と腐れ縁を宣言されてしまう。そんなある日、下鴨神社付近に出没する幻のラーメン屋台・猫ラーメンで自らを下鴨神社の神「カモタケツヌミノミコト」と名乗る怪人物と出会う。彼は来る神無月に出雲で開かれる神々の会合で、「私」と後輩の女性「明石さん」の仲を取り持ってもいいと持ちかける。そうでなければ明石さんを小津とくっつける、という言葉に、一晩中悩んだ挙句、意を決してかの怪人物の部屋の戸を叩き、自分と明石さんをくっつけてくれとお願いしに行くのだが……

 今期の新作最後の番組かな?
 鬼才と呼ぶしかない湯浅政明の新作でもあるのだけど、奇妙な登場人物、奇妙な動きと、文学作品っぽいなんだか奇妙な雰囲気が、異様におかしな雰囲気を醸し出してる。京都のキャンパスライフで繰り広げられる奇怪な出来事ということでは、「鴨川ホルモー」にも似てるのだけど、京都という町の不思議さがそういう作風を可能にしてるのかな?
 湯浅監督というと一番アニオタになじみがあるのが、「作画崩壊」と揶揄されたグレンラガンの第四話なのだけど、湯浅氏の作風を知ってればあれが「作画崩壊」じゃないことはわかりそうなものなのだけどね。
 そんな独特の奇妙な動画と演出に加え、やたらと長回しで早口の登場人物のセリフが奇妙に心地良い。湯浅作品らしからぬ、明石さんの可憐さもだけど。小津の狂言回しぶりも非常に愉快で、思わず原作を買うほどには気に入りましたわ。


2010年05月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#16

  デュラララ!! #16「相思相愛」。杏里を襲った赤い眼の通り魔。それを救ったのは門田たちと、通り魔を捜していたセルティ、そして静雄だった。静雄の規格外の破壊力に、通り魔は倒され事件は一件落着と思われたが、セルティが持ち帰った「罪歌」はただの文化包丁。罪歌が被害者に感染し増殖する呪いだったとわかり、事件がまだ解決していないと知ったセルティは掲示板に静雄を求める罪歌たちの書き込みが増殖しているのを見て罪歌の狙いが静雄に移ったことを知る。
 しかし一方、杏里の元にも那須島との関係のために不登校に陥った先輩、贄島春奈が訪れる。那須島への意味不明な一方的な愛を語り出す春奈の目が赤く輝き「邪魔者」である杏里を始末しようとする。春奈こそが事件を起こす「罪歌」たちの「母」だったのだ。が、そこへ杏里への下心を持った那須島が訪れる。
 思いがけず春奈の姿を見て怯えて逃げ出す那須島を追い、春奈は杏里の始末を「子どもたち」に任せて立ち去る。絶体絶命に陥ったかと思った杏里だったが……

 「罪歌」編、いよいよクライマックス。増殖する「妖刀」である罪歌の正体、そしてその目的が明らかになり、しかも全ての元凶は那須島に弄ばれて捨てられた傷心を罪歌に付け込まれた贄川春奈ということも明らかになる。が、そこからさらに、本当の「罪歌たちの母」の正体が……
 「彼女」が何故罪歌を手にし、なおかつ支配されずに済んだかはおそらく次回で明らかになるとは思う気ど、今回のエピソードでもう一人の主役は静雄。
 こらえ性のない性格とその衝動を満たすべくついてしまった力故に、限られた人間たちとしか近付けず、そのために自分自身の力を嫌い、自分自身を受け入れることが出来なかった静雄。だが、初めて自分の力を認める相手、それを求める相手が現れ、自分自身を受け入れることができる。もっとも「あ〜、だが言っておく。俺はお前たちなんか大っ嫌いだ! とりあえず臨也の次くらいにな」なのだけどw それでも初めて何のためらいもなく、自分自身の意思で100%の力を振るえる静雄は嬉しそう。
 次回を待たずしておおよその結末はわかるだろうけど、でもこれも次のエピソードへの序章にしか過ぎない。そして、臨也の謎ルールのボードゲームの残酷な意味も。


2010年05月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#2

  四畳半神話大系 #2「映画サークル「みそぎ」」。京都の大学に在籍する「私」はあこがれのキャンパスライフを銀幕乙女に求め映画サークル「みそぎ」に入ったもののそこでしかれている城ヶ崎先輩の独裁体制に夢破れ、サークルでも孤立したその憤懣やるかたない鬱憤をハリウッド指向の城ヶ崎先輩と真逆の作風の作品を撮ることで晴らそうとするも、逆に城ヶ崎先輩のカリスマを高めるテコの役を知らず担うという不毛この上ない青春を送っていた。しかし次回作に構想していた純愛ロマンス映画を上映拒否されるという仕打ちに耐えかね、これまで片棒を担いでいた小津に唆されたこともあって城ヶ崎先輩の真実を暴く告発映画を作製、城ヶ崎先輩のフィルムとすり替えゲリラ上映するという暴挙に出る。が、唯一「私」の映画をちゃんと見て感想らしきものをくれた下級生の明石さんが城ヶ崎先輩の映画製作に参加してると知り、いたたまれなくなりゲリラ上映を中止しようとするが、結局小津に押し切られて決行することに……

 第一話は原作の一話目の要素を拾って膨らませたような話だったけど、二話目は原作第一話の残された部分を利用した内容。
 第一話でちらと顔見せしてた「城ヶ崎先輩」が独裁体制を敷く映画サークルで、反体制派として肩身を狭くしつつもその鬱憤を晴らすように好き勝手に映画を作るが、後輩の明石さんが「また阿呆なものを作りましたね」とそれなりに楽しんでくれるだけで、サークル内で相手にされないのにどんどん鬱憤を募らせてく。小津は「あれだけ好き勝手やって何が不満なんですか」と言っているけど、これはある意味尤も。でも「私」の気持ちもよくわかる、というよりむしろそっちの方がわかるのだけど、小津のように「やりたいことをやって楽しめばいい」という立場もわからないではない。まあ、小津は小津でやりすぎなんだけど。
 今回も「私」が明石さんとの約束を思い出しつつサークルの選択を悔やむところで終わるのだけど、原作ではその後の部分もあったはず(というか、毎話そのラストで終わる)なのだけど、その下りはないのだなぁ。あと、原作では四パターンしかなかったのだけど、アニメは毎話ごとに一パターンなのか。

[その他] 電子書籍と音楽販売不振

  「電子書籍の衝撃」出版記念の佐々木俊尚さんの講演会へ行ってきましたたつをのChangeLog )。
■印刷は何を変えた?

500年前くらいの話。
手書きから印刷へ変わったときに、得られたもの失われたものは?

(1) 手書きとの筆者という美しい工芸文化の消滅。
(危惧する論調が当時あった)

(2) 紙のような移ろいやすい媒体で本を読むなんて!
(石板・羊皮紙と比べ保存期間が短い)

(3) 聖書を一般信徒が読むなんて、冒涜もいいところだ。
(各自が読むようになって宗教革命の礎になった)

(4) 新技術や新理論を本当に史上初なのかを確認できるようになった。
ルネサンスの礎に。失われた知識の探求を印刷が可能にした。

(5) 王や教皇の言葉が文字として固定して流布したことで、先例を守る」というルールができた。

印刷の登場のときもまとはずれな危惧があふれてたんだから、今回の電子書籍への変化についても自分の感覚だけで語るな!
(原文ママ)
 まあ、「まとはずれな危惧」とばかりは言わないけど、結局慣れ親しんだものだからと「これはこういうものだ」という思い込みはあまりアテにならないのはちがいないだろうなぁ。新美南吉の「おじいさんのランプ」みたいなもので。
 正直、個人的には電子媒体が紙媒体をほとんど駆逐して書店のような場所がなくなってしまうということにはならないで欲しいとは思う。あるいは、新聞紙のようなとりあえず端から端まで読んでみる、ということが出来る媒体がなくならないで欲しい、とは思う。が、そういう願望とは別に、そうなる時はそうなってしまうものだから仕方ない。
 要は、大多数が何を求めてるか、ということだろう。入手経路が細いものより、誰でも読める(ようになる可能性が高い)ものに移ったように、紙媒体より電子媒体の方がより欲求に答えるならそっちに移るだけだろう。
 結局、昨今「CDが売れない」ってのもそれと同じなのだよね。昔は音楽を常に手元に置いておくには、レコードやCDしかなかった(ラジオの録音やレコードからのテープのコピーもあったけど)。要はそれらが買われたのは「そうするしか音楽を手元に置いておけなかったから」。別にみんなに「作者に対するリスペクト」としての「作品への対価」という意識が元々あったわけじゃない。単に「音楽を手元に置いておく」方法が易きに流されてるだけで。無論、それには制作者の生活をどう支えるか、というところが問題なのだけど。(ひょっとしたら究極的には大規模流通そのものが必要なく、作者(あるいはそれと比較的小規模な編集)と大規模紹介者のみが残る、という未来もありうるのかもしれない。アニメやゲームなどの場合「産業」にならないと作製自体が難しいので、個人的にはちょっとイヤだが。)
 まあ、著作権(コピーライト)というものそのものが出版で作者の生活を成り立たせるために「発明」されたもので、コピーの概念が揺らいでいる現在、それを今一度原点から考えてみるのも良いのではないかと思う。
 それが作者の生活のためではなく「資源」「資産」化されてる現状もどうかなのだけど。


2010年05月09日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#13とW#34

  ゴセイジャー #13「走れ!ミスティックランナー」。天裝カードをほったらかしにしてだらしないアラタを叱るエリ。そんな時ホグンロ星人のパワードダークが現れる。しかしパワードダークはゴセイジャーと同じ攻撃を繰り出し、返り討ちにしてしまう。唯一、レッドが使うコンプレッサンダーのみが通じ、同じスカイック族のピンクもそれに続こうとするが、ピンクはコンプレッサンダーが使えない。混乱に乗じてパワードダークは逃げ出してしまい、好機を逃したエリは皆から責められる。アラタが次はエリの分も自分が、と言うが、エリはコンプレッサンダーを使えるようになると宣言し、アラタを先生として特訓を始めるが、アラタの教え方はパフェを食べたりお気に入りの場所に連れて行ったりというものばかり……

 天裝カードと新しいゴセイマシン「ミスティックブラザー」の紹介が主なのかな?
 エリはアラタの特訓を受けるが的外れに思えて仕方がない。しかし、擬音ばかりのアラタの説明を聞いている内、それは昔自分がアラタに天裝術を教える時に言っていたことだと気付く。改めてアラタから天裝術の極意を教わったエリはコンプレッサンダーを使えるようになるが、対策を施されたパワードダークには通じない。しかし、スカイック族二人が力を合わせることでパワードダークの攻撃を破る。
 限界を一つ破ることで得た新しい力が「ミスティックブラザー」。タマゴを背に乗せたダチョウの姿のゴセイマシンで、たった一体で相手を蹴散らすほどのパワー。巨大ロボ戦になってもその力は留まるところを知らず、ゴセイジャーたち「俺たち何にもすることないな……」って、おもちゃ販促にしても強く設定しすぎでしょう。まあ、最初の内だけなんだろうけど。
 今回の敵はカミキリムシ(ロングホーンビートル)と「ハワード・ザ・ダック」が元ネタ。あらかじめ用意されたパワーシードを口にすることで天裝術を上回る各種の力を発揮する能力との関連は不明。つか、ハワード・ザ・ダックってルーカス痛恨の失敗作呼ばわりされてるんですな。まあされてても仕方ないんだけど。まさか、だから「(ルーカス作品の)変わり種」→「種を使った特殊能力」? いやいや、まさかなぁ。


  仮面ライダーW #34「Yの悲劇/あにいもうと」。Wを利用して冴子暗殺を企てた不破夕子=須藤雪絵。兄・霧彦の復讐が目的かと思いきや、霧彦を負け犬呼ばわりし、逆に冴子に暗殺未遂をデモンストレーションだと言って自分を売り込む。
 雪絵の目的が明らかになったと思えたが、翔太郎はまだ何か腑に落ちない。翔太郎は雪絵を訪ねて彼女と霧彦が育った養護施設に向かうが、そこで見た彼女は過去を切り捨て、野心に身を投じた人間のものとはどうしても思えなかった。
 本心を問いただす翔太郎だが、雪絵は刻印を街めがけてばらまき、Wがそれを撃ち落としている隙に逃亡。しかしそれでも翔太郎は雪絵が刻印をすべてWが撃ち落とすこと前提でそんな行動を取ったように思えてならなかった。
 冴子も、雪絵の申し出を警戒しながらも、癖のあるメモリの特徴を逆用する雪絵の頭の良さを保障する井坂の言葉に、雪絵を呼び出し彼女を受け入れると告げる。だが、雪絵の取った行動は……

 雪絵が土地買収に関わる人々を襲ったのは、土地買収区域に自分と霧彦が育った養護施設があり、それを守るためだった。その事実を知った翔太郎は雪絵は過去を捨ててなんかいないと直感し、本心を問いただすが雪絵は頑なにそれを拒む。
 それは、最後の瞬間まで冴子を騙し抜き、確実に霧彦の敵を討つためだった。しかし井坂の手によってパワーアップしたタブードーパントには通じず、逆に刻印を自身に返されてしまう。
 翔太郎たちによって見つけられた雪絵は、冴子を前に霧彦との絆を語る昨日の行動を繰り返していた。それを嘲笑する井坂=ウェザードーパント。雪絵を助けるためにはエクストリームで刻印を打ち消すしかないが、ウェザーはそれを楽しみと興味のためだけに邪魔をする。
 Wとアクセルの協力でどうにかイェスタディのメモリを破壊し、井坂もあと一歩で倒すというところまで追い詰めるが、蜃気楼を使った分身でまんまと逃げられる。
 霧彦の言う通り、鳴海探偵事務所を頼って良かった、と翔太郎に礼を言う雪絵だが、その次の瞬間、メモリの副作用で過去の記憶をすべて失ってしまう。霧彦との記憶も、すべて……擁護院のためとは言え、人を傷つけたことは事実、その罪は罪ってことなんだろうな。
 一方、復讐に囚われ、Wがウェザーにとどめを刺したと思いWに恨みを吐く竜も気になる。エクストリームだからウェザーを圧倒できるけど、今のままのアクセルではまず無理。井坂自身も自己改造を繰り返しパワーアップしてくだろうし。アクセルにもパワーアップがあるらしいから、この次のエピソードはそれかな?


2010年05月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 口蹄疫関連

 なんだか口蹄疫について、いろいろ真偽不明の情報が巷説で流れていて、マスコミもほとんど報道を流さないので農水省のサイトとか見てもイマイチ調べが付かない。
  こちらの方 が、農水省の畜産関係の方らしく、農水省の発表を補足するようにコメントしているらしく、一応この方の話を元に、農水省ページなどを見て調べて見ると……

 ・韓国に備蓄していた消毒剤を援助した→根拠不明。実際消毒剤の備蓄、放出、援助などについて、いずこにも記載がない。
 ・口蹄疫で禁輸になってた韓国産豚肉を民主政権になってから輸入再開した→禁輸してたがこれは豚コレラのため。輸入再開は清浄地域の指定やその他条項が結ばれたため( 中央日報に記載 )。ただし今年一月に韓国で口蹄疫が発生し、済州島以外からの輸入は再度ストップされた。( 参考
 ・今回の口蹄疫は韓国中国からの輸入が原因。→現在感染経路は不明。香港O型とかなり高い同一性を示しているが、どこからどのように入って来たか不明なことは違いがない。感染源を特定出来る科学的裏付けはない。
 ・被害地域は拡大し、パンデミックの危険が高い。→患畜および疑似患畜、処分(予定含む)頭数は増えてはいるが、同地区での増加であり今のところパンデミックが危惧される被害地域の拡大は確認されていない。( 農水省の口蹄疫情報ページ の「発生場所」(pdf)。
 ・補助基金は事業仕分けによって仕分けされたため、今回の被害での金銭的救済は絶望的→上記情報ページに資金的救済が掲載されてる。(また追加も検討されてる)

 他にも「口蹄疫が発生した畜舎は五年は使えないというのはデマ」などもあったが、調べが追いつかなかったので保留。
 これらを見る限り、農水省の官僚はきちんと仕事してるってことですね。被害にあった畜養業者の方々にとってはショックだろうし痛ましいことではあるし、またまだ他にも出来ることがあるだろうというのはそうなのだろうけど、すべきことはきちんとしてる印象。
 マスコミが取り上げないのは、確かに風評被害やパニックを防ぐために感情的に報道を控えるようにという依頼はあったらしいが、情報統制といえる強制的なものではなく、単にマスコミが「商品価値の高いニュース」と見なさず無視してるだけというのが実情だろう。これはこれでいい加減にしてくれだが。
 最初に提示した方のtwitterとか見てると、こういう場合、マスコミを介さないこういった形での情報提供などがこれからどんどん増え、また有効になってくのだろうなぁ。そうすると、ジャーナリズムとしてのマスコミはますます死に瀕すると思うのだが……
 あとそれと、まとめサイトと言いつつ流言飛語を並び立てるだけで、きちんと裏付けするサイトが本当に壊滅的なまでに少なくなってしまったなぁ。いや、実際にはあるにはあるのだけど、そういう頭の悪いまとめサイトを装った扇動サイトを喧伝したり飛びついたりする人が増えたと言うべきか。


2010年05月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#31と怪談レストラン#20

  キルミンずぅ #31「白黒山だよ!パンダだよ!?」。白黒山で怪しい噂が立ってるのを聞きつけたリコたち。希少動物を料理して出してるレストランがあるだとか、ヤマンバがいるだとか、夜中に踊る骸骨を見ただとか。
 動物が酷い目にあってるなら放っておけないと、リコたちはママに許可を取って「暗くならないうちに帰ってくるなら」という条件付きでキルミンズとして白黒山の疑惑の調査に出かける。が、ナギサだけが弓道部の合宿で不在。しかしナギサの合宿場所が白黒山。さらにナギサの親友のカスミが、同じく噂を聞きつけて調査に来たアニマリアン牙組の半田に出くわし、一目惚れしてしまう。

 3クール目に入り、牙組エピソードが増えたなぁ。2クール目から新井のエピソードもあったけど。
 今回のはどうということのない、勘違いでドタバタを巻き起こすエピソードと言えばそうなんだけど、一度キルミンを取り上げられ、またキルミンの危険性も意識するようになって「ママとの約束」「みんなの安全」とどう両立するか、って葛藤がちょっと入ってるのが面白い。
 さらに牙組でもマイペースな半田と、ナギサの親友であるカスミにスポットが当たる。サングラスの似合う王子様にあこがれてるという、ちょっと変わった趣味のカスミ。山道に迷った彼女を送った半田に一目惚れし、ナギサに仲介を頼んだり勝手に暴走したり。「私、口べただから!」って、意思疎通に問題があるという意味では口べたかもしれないけど、口べたとはちょっと違う問題の気が……しかも散々振り回しておいて、サングラスを取った半田が美形だったことから「私、ハンサムはあまり好みじゃないの」と……どんなのが好みなんだw 真面目に彼女の恋を応援してたナギサがいい面の皮……
 それにしてもくじら、こういう役がすごい似合うなぁ>半田山のレストランの「お姉さん」


  怪談レストラン #20「予告テレビの怪/悪夢の続き」。EDが削られたかと思ったら、今度は「百物語」までも削られてしまったようで。段々各エピソードの尺が伸びてくのは仕方ないのか、次回も二本立てだし。しかし、「悪夢の続き」でドリームキャッチャーが出てきたのはちょっと驚いた。よく考えれば別に驚く事じゃないんだけど。ショウが取りに行ってたのはこれだったのか。まあ、本来は投げて使うものじゃないけどそこはご愛敬。
 けど、怪談レストラン、23話で終了らしい。絵柄は今風だけど、こういうプリミティブなの結構好きだったんだけどなぁ。


2010年05月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#17

  デュラララ!! #17「有為転変」。オリジナルの罪歌を持っていたのは園原杏里だった……那須島への愛が罪歌によって暴走し、「罪歌の子ども」を増やした贄川春奈と対決する。
 そして一方で、罪歌に見初められた静雄が罪歌の子どもたちの大群と対決していたが、それは静雄にとっても生まれて初めて自分と自分の力を認め全力が振るえる瞬間でもあった……

 五年前の出来事をきっかけに、何もしないことを選び他人に依存する道を選んだ杏里。彼女は自分の身に起こることを全て他人事として捉え感情を切り離し、何も選ばなくていいよう、何も望まなくてもいいよう、他人の影になり生きることを選んでいた。かつては有間美香の引き立て役として、今は帝人と正臣の向ける行為を知りながら、宙ぶらりんのままで二人の間に身を潜めることを……
 しかしそんな彼女だからこそ、自分が語ることをやめた「愛の言葉」を、罪歌が囁き続けるのを聞くことで自分の愛の代わりとしており、またそれは同時に愛の言葉で持ち主を支配する罪歌を封印することにもなっていた。
 だが、前の所有者――杏里の母親の犠牲者となっていた春奈が、那須島に捨てられて自傷行為を始めたことをきっかけに彼女の中の罪歌が増大、罪歌の声に囚われ凶行を繰り返し、多量の「子ども」を生み出すに至った。
 杏里は、オリジナルの罪歌を持つ者として、また自分の居場所を守るために一つの選択をする。それは、春奈をもう一度「斬る」ことによって彼女の罪歌を支配下に置き、事態を沈静化させること。しかしその代償に杏里は「日常からの逸脱」と「強大な力を持ってしまった重圧」という望まぬものを背負うことに。
 また、罪歌自身は「斬る」こと、そして人々を支配下におくことが人類への「愛」の表現であるため、より強い者を愛そうとし、静雄に行き当たる。が、静雄は初めて自分の力を恐怖せず認める相手を得て、ようやく嫌い恐れていた自分の力を認めることができる。もっとも「お前らは臨也の次に大っキライだ!」と言って片っ端から罪歌の子どもをぶん殴り投げ飛ばし蹴散らしまくるんだけど。ホント怪獣だw
 二人のおかげと言って良いのかはともかく、とにかく事件は終了し、元凶の那須島も逃走資金ほしさに静雄相手に強盗するという自殺行為をして自滅。けど、事件の余波はそれで収まらない。
 帝人は非日常を求める言葉を遠回りに杏里に否定され、わずかな反発としこりを覚える。そして事件の真相を知らず、杏里を襲った通り魔がダラーズと関わりがあると思い込んでしまった正臣は、彼が隠してたもう一つの顔……かつて池袋を席巻したカラーギャング「黄巾賊」の創始者「将軍」としての顔を復活させてしまう。でも、黄巾賊の顔ぶれになんだか妙な連中も……
 そして勿論これを意図的に引き起こした元凶は臨也。盤上のコマと同じように帝人、正臣、杏里をいいように操り、歓喜する。罪歌の人斬りと同じく、これも彼なりの人類への愛なのかもしれないけど、はた迷惑には違いない。つか、この作品の愛ってそんなんばっかだよなぁ。

[アニメ] いちばんうしろの大魔王#6とHEROMAN#7ちょっとずつ

  いちばんうしろの大魔王 #6「臨海学校へ行こう!」。ひとまず前魔王の遺産「魔竜ピーター・ハウゼン」の主になし崩しでなってしまった阿九斗。今度は臨海学校なのだけど、ころねの様子がいろいろおかしい。それは彼女が上層部から阿九斗を色仕掛けで籠絡し、コントロールできるように言われていたからなのだけど、それに臨海学校が行われてる島に魔王にまつわる伝説があって、それがなんだかいろいろ妙な事態になりそう。しかも島出身というヒロシが妙にそれに関わってそうな。
 ところでこの番組、藤子不二雄作品オマージュだったんですな……生徒会三役とかころねとかはあからさまだったんだけど、よく考えればけーなはオバQだし、詢子はハットリくん、不二子は魔太郎で、しかもアニメ声優由来で名前を付けてたりとかあるらしい。栄子が緑基調なのは、ハットリくんのライバルのケムマキだからか。いろいろついぞ気がつかなかった。
 しかしころねの卑語連発は、軽く声優へのセクハラですな。今二本子ども向け番組の主人公を演じてる声優への仕打ちとは思えないw


  HEROMAN #7「レジスタンス」。ウィルとニックがスグラックの尖兵に改造されてしまい、スグラックの攻撃を止めるためと彼らの救出のためスグラックの基地に潜入する。そこでウィルとニックが立ちはだかるのはお約束で、ジョーイたちは彼らの洗脳を溶いて助けようとするのだけど……その後の展開が割とシビア。ウィルが何故無茶な行動をしたか、また常にウィルに付き従ってたニックが抱いていた感情とか。この二人は、ジョーイがなりかねなかった負の部分なのだよな。その最も顕著な存在として、ニックが犠牲になってしまうのだけど……力を得て、どう行動するか。そもそも力を得ると言うことは福音ではなく呪詛なのではないか、というような、「力」をめぐる根源的な話を基本に据えてるのは、大変よろしかった。
 ニックの救いのない顛末と、ウィルの悲壮な状況も、こういうのは最近なかなか見られず、面白くなってきましたよ?


2010年05月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#3

  四畳半神話大系 #3「サイクリング同好会「イカロス」」。京都の大学に在籍する私は、あこがれていたバラ色のキャンパスライフを夢見てサイクリング同好会「イカロス」に入部、銀輪での黒髪の乙女とのランデブーを夢想していたがイカロスが超体育会系の本格サイクリングレース部であることに気付いた時にはもう手遅れ。厳しいトレーニングについていこうにも元々が虚弱体質でついていけず、一念発起で一年バイトに費やし稼いだ金と借金で超軽量ロードレーサーを購入、しまなみ杯で優勝し、自分からの脱却とそれにより訪れるであろう新たなるモテモテライフを目指す。しかし大事な自転車がレース直前に「自転車整理軍」に撤去され、失意のまま元のママチャリでレースに出場することに。しかし結果は無残なものでどうにか完走できたもののあまりに惨めな自分に嫌気がさし、自虐のパワーでそのまま自転車で京都に戻ってくる。ところがそんな彼に声をかけたのは一時期イカロスに在籍していた後輩の明石さん。彼女は今はバードマンサークルに在籍しており、「私」の虚弱な肉体と、ママチャリでしまなみ杯をビリとは言え完走しそのまま自転車で京都に戻ってきた度を越した阿呆さ加減を見込んで、人力飛行機のパイロットになってくれと頼まれる。これに一念発起した「私」は、やはりイカロスに一時期在籍していてその後も何かと腐れ縁だった小津から城ヶ崎という先輩を紹介され、猛特訓することに……

 あらすじの出だしの部分毎回同じだから手抜きしてると思うでしょう? でもこれがなかなか大変で。
 今回は完全にオリジナル話。自転車整理軍は原作にも出てるけど。そういえば明石さんと蛾の下りもなかったな。
 なんというか、勘違いで入った本格自転車レース同好会に、しかし何か頭の変なスイッチが入ったのかそこに過去の自分の壁を見出してしまい当たって砕けろの精神でぶつかっていくが、本当に砕けてしまう。
 今回の小津と樋口先輩、完全にイヤなヤツだなぁ。
 まあそれでも捨てる神あれば拾う神ありで、明石さんから人力飛行機のパイロットにスカウトされて発憤し、しなくてもいい努力をしてしまう。小津はわかってやってたんだろうな、面白がって。第一話じゃなんだかんだ言ってキューピッド役をしてたのになぁ。
 先回もだけど、各話で微妙に他の話が干渉し続けていて、それがどういう意味を持つのかは多分最後のエピソードで明らかになるのだと思う。多分。原作の各話で必ずついていたオチがアニメではないのも、それのため、だといいなぁ。


2010年05月16日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#14とW#35

  ゴセイジャー #14「最強タッグ誕生!」。無計画に思ったままに行動してしまうモネと何でも計画的にしないと気がすまないハイド。今日もモネが食材全部使って料理を作ってしまったことをめぐって二人は喧嘩をしてたのだが、そこにウォースターの新たな幹部候補、衛星のターゲイトが現れる。先に駆けつけたハイドとモネだが、モネの無謀な突進をハイドが庇ったところをターゲイトの作った異次元空間に飲み込まれ、モネもそれを助けようとして二人は閉じ込められてしまう。遅ればせながら駆けつけた三人も、空間を操り神出鬼没のターゲイトに敵わず、一時撤退を余儀なくされる。
 そして異空間に閉じ込められたハイドとモネだが、モネが手当たり次第脱出方法を試みようとするのを、ハイドは醒めた目で見ておりいつもどおりちぐはぐ。だが、モネの行動からハイドが脱出の糸口を掴む。

 この前流星のデレプタが倒されてなんだかガタガタなウォースターだけど、今回モンス・ドレイクの切り札というスアイラゴ星人のターゲイトが出てくる。モチーフはゴライアスオオツノハナムグリとスターゲイト。前半だけゴセイジャーを苦しめたけど、後半では急激に弱体化したなぁ。だからスターゲイトだなんてクソ映画をモチーフにするから……(おいおい)
 ハイドとモネの正反対コンビ、って、これ、アグリの時も同じパターンだったような。つか、アグリ空気化してきてね? 普通はブルーが空気化してくるんだけど、他が天然ボケばっかだから自然ツッコミ役は存在感が増すんだろうなぁ。
 しかしなんだか早々に作戦に行き詰まり始めたウォースター側がなんだか不穏な感じに。内乱とかありそうな雰囲気だけど、なんだか根本的に人材不足のウォースターに明日はあるのか!?


  仮面ライダーW #35「Rの彼方に/やがて、怪物という名の雨」。風都の野鳥園で、そこでの妹との思い出に浸っていた竜。だが、そこですがりつく子どもたちを冷たく突き放す少女を見かけ、その姿を妹と重ね合わせてつい口出しをしてしまう。が、彼女の腕にはガイアメモリのコネクターが……問いただす竜だが、彼女は竜を痴漢呼ばわりして人を呼び寄せるとその隙に逃げ出してしまう。
 たまたま依頼で野鳥園に来ていた翔太郎と亜樹子もその人だかりにいたのだが、彼らの受けた依頼は子どもたちから野鳥の解説をしていたお姉さんの様子がおかしいから、助けてあげて欲しいというもの。その野鳥のお姉さんこそ、竜が声をかけた少女・凪だった。
 再度彼女を見つけ事情を聞く竜と翔太郎だったが、彼女はひたすら怯えるのみ。夕立に怯える彼女になんとか話を聞くと、突然の雨の夜、怪物が雷撃で彼女の父を襲い、彼女の腕に例のコネクタを付けて立ち去っていったのだという。そしてその怪物が予告した通り、また彼女の前に現れ子どもたちや近しい人々を襲うのではないかと恐れ、遠ざけようとしていたのだ。
 竜はその怪物が井坂だと直感し、そんな彼女に妹を重ね合わせ、「君は俺が守る」と約束し、妹のペンダントをお守りと言って渡す。
 果たして、彼女の前に再度現れた怪物は井坂=ウェザードーパントだったが、ますます力を増したウェザーに、アクセルはなすすべもない。エクストリームサイクロンジョーカーがどうにか撃退するが、ウェザーに敵わなかった竜の姿を見て凪は嘘つき呼ばわりして立ち去ってしまう。
 フィリップの検索で井坂の目的が、あるメモリの過剰適合者である凪に恐怖の力でそのメモリを成長させ、最終的に井坂がそのメモリを手にすることだとわかるが、そのメモリとは南米の神話の神、クェツアルコアトル。実は井坂の目的とは、ガイアメモリを極め琉兵衛の持つテラーメモリの力を越え、それを奪うことだった。そして、成長すればテラーすら越えるというクェツアルコアトルメモリの完成を目前にして、冴子と共に琉兵衛から離反することに……
 一方、ウェザーに力が及ばないことを痛感した竜は、シュラウドにさらなる力を求める。最初、「かつての復讐目的だった竜ではない」と協力を拒むシュラウドだったが、いまだ自分の中は井坂への復讐で燃えているという彼を、オフロードのトライアルコースへ連れて行く。「ここを一蹴10秒以内に走りきれるようなら、あなたは新しい力を得ることができる」と……

 クェツアルコアトルたぁ大きく出たなぁ。クェツアルコアトルは風を起こす神とも言われてるからウェザーと無関係でもないんだけど、フィリップが検索結果で見せた図って、神話のクェツアルコアトルじゃなく、クェツアルコアトルの名を名付けられた翼竜の想像図じゃ……
 井坂の目的が今回明らかになるけど、自身の存在意義に悩んでいた頃、たまたま目にした琉兵衛のテラーメモリの力に魅了され、自分がそれを手にすることを渇望したのがきっかけ。テラーを越えるべく研究、実験を繰り返し、琉兵衛の元からテラーをも越えると言われるクェツアルコアトルのメモリを盗み出す。
 そしてそれに絡むのは案の定竜のパワーアップ。登場時からウェザーには敵わなかった竜だけども、それがいよいよ顕著になり、さらに井坂に目を付けられた少女を彼に殺された妹に重ね合わせ、なんとしても彼女を守ろうと、シュラウドを頼る。シュラウドは最初「あなたに協力してたのはあなたの目的が復讐だったからだ」と断るが、食い下がる竜に根負けし、パワーアップと引き替えに条件を出す。
 凪も竜を本気で「自分を守れない」となじってるのではなく、ウェザーに敵わなかった竜がkずつかないよう、命を落とさないよう、わざと遠ざけようとしてた様子。しかし翔太郎は彼女に「竜は絶対に死なないし、約束を守る」と……クェツアルコアトルのダミーに襲われた彼女を助けようとするWに、竜の合体ロボが協力するのも、ハードボイルダーとの合体でのおもちゃのプレイバリューのアピールなんだけど、竜の内心に応えたっぽい展開にしててなかなか上手い。
 予告でちらっと出たアクセルの新フォーム「アクセルトライアルフォーム」だけども、超高速フォームらしい。555のアクセルフォームとかカブトのクロックアップの系統なのかな?


2010年05月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#32

  キルミンずぅ #32「羽ばたけ!タマオの萌ゆる想い!?」。いまだに一人だけ上手く変身ができないタマオ。自分が未熟なせいではないかと思い悩むが、リムに告白できれば成長してキルミンにも上手く変身できるようになるんじゃないかと考える。
 丁度、神浜動物園のオスライオンのアーサーが、たてがみを何者かに刈られてしまうという事件が起こり、キルミンズはその犯人捜しをすることになる。タマオはライオンのたてがみがメスへのアピールであることにインスパイアされ、飾り立てたりしてリムの気を惹こうとするが、ことごとくが空振りすることに……

 アニマリアン牙組の振るわぬ成績についに業を煮やしたミシェル。これまでのまだるっこしい作戦を破棄し、もっと強引な手に出ようと考えてるらしい。失敗を部下の責任にしないのはカノンを以前叱ってたのと言動一致していて指導者としては立派なのだけど、いよいよ本腰になってどんなことをしでかすやら。
 結局失敗続きでストレスが溜まるばかりの獅子山は、ストレスでついアーサーのたてがみを嫉妬して刈ってしまったのが事件の真相。
 でもアーサーからリコが受け取ったイメージが相変わらず曖昧な上、アーサー当人があまり気にした様子もなくってそっちの方は空振り。むしろリムに告白しようとするタマオのドタバタの方が話のメインに。オカメインコの「リムチャン」の飼い主のストリートミュージシャンだとか、獅子山だとかに背中を押されてなんだか明後日の方向に発憤。取ってる行動が鳥の求愛行動だから通じるわけがない……
 ウサギのリムに鳥の求愛が通じるわけがない! と気付いて落ち込むタマオは、かろうじて露店で買った四つ葉のクローバーのヘアピンを渡すのだが、それを光り物好きなカラスに奪われてしまう。取り戻そうと必死になったタマオは、初めて自分の意思で飛べる鳥に変身する。
 少しずつながらも成長していて、またリムとちょっとだけ近づいたようなタマオだけども、アニマリアン関連の話は段々シビアになっていってるような。今回カノンの父親の名前が出たけど、故人というわけではなかったのか。どういう人物なんだ?


2010年05月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ナイトレイド#7と薄桜鬼#7

  閃光のナイトレイド #7「事変」。1931年9月、満州で関東軍が怪しい動きを見せているという噂が広がり、ラジオで討論番組が行われたり新聞社の取材も活発になっていた。石原莞爾ら関東軍首脳部は、中国との衝突を意図的に起こし、満州を制圧することを画策していた。しかし日露戦争の英雄、建川美次が参謀本部の意を受け、関東軍を牽制すべく奉天に到着する。しかし命令とは異なる理想を持つ建川は、さぐりを入れに来た関東軍の板垣征四郎に、日本を出立する前にあった不思議な少女の話をする。それを聞いた板垣は、笑うどころか自分たちもその少女に遭ったと語り出すのだった……

 今回は「満州事変」という政治的にわりと微妙なネタを取り扱ってるからか、テレビ放映はしないでネット配信。しかもメインキャラまったく登場せずwww
 内容も場所を変えてるとは言え基本的におっさんどもが密室で陰謀を語り合ってるだけという誰得アニメ状態www いや、俺得なんですが。
 おそらくアニメ初登場となる石原莞爾や板垣征四郎、建川美次といった実在の人物が続々出てくるし、しかも磯部勉とか森功至といった屈指のベテラン声優がずらりと並ぶという豪華ぶり。これはよだれダラダラものですよ。ゴクリ。
 話としては満州事変前夜、実行の是非を議論する石原らの前に、「古来から日本の政治に影から影響を与えてきた」という「預言者」が現れ、彼らの決定が国の行く末を変えることを示唆する、というものなのだけど、その「預言者」は、これまでの描写から死んだとも思えた葵の恋人。しかも微妙に天然ボケ。「あの……開かないんですけど……」「君、鍵を開けたまえ」石原莞爾からツッコミを入れられるとはうらやましい。ところで「預言者」ってのは、エホヴァ系の宗教で「神の言葉を預かった者」のことなのだけど、「予言者」じゃなくこっちなのはちょっと気になる。
 どうも桜井機関の活動の場も上海から満州に移る模様。芳蘭の登場は今回の予告で最後か?
 ところで、当の中国でこのアニメはどういう評価を受けてるんだろうと気になって調べてみたら、 こちら によると、スキルの高いオタク(政治がらみのものは発言すると荒れるとわかってる)はスルー気味、そうでないのは感情的に叩いて炎上、という感じのようで。まあ、これは中国の民度が低い、とは言えますまい。少なくとも前者については賢明だし、後者については、同レベルが日本でもとみに目立ってきたしなぁ。右左問わず。しかしまあ、中国語の下手さ加減とかはとりあえず突っ込まないであげてくださいまし。


  薄桜鬼 #7「桎梏の運命」。いやまあ、なんか「新撰組血風録」「燃えよ剣」を順当に追ってるなぁ、という印象の強い今作ですが、とりあえず健康診断を受ける原田左之助の腹に切腹痕の横一文字の傷口がちゃんとあっただけで満足でございます。いや、これでも子供までいる既婚者のはずなんですけどね。


2010年05月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#18と大魔王#7

  デュラララ!! #18「死生有命」。杏里を「通り魔」に傷つけられ、しかもそれがダラーズが関わってるかもしれないと、正臣は二度と戻らないと決めていた街の暗部に……「黄巾賊」のリーダー「将軍」として復帰、通り魔事件のことについて調べさせる。
 正臣が黄巾賊を作ったのは2年前。転校して都会に出てきた正臣は知人のいない寂しさも手伝い街にのめり込んでいくが、いつの間にか彼の回りに人が集まるようになり、いつしかそれを「黄巾賊」と呼ぶようになった。しかしチームの規模が拡大するに従い、他の勢力との衝突が増えていき、やはりカラーギャングの「ブルースクウェア」との対立が決定的になる。子供ばかりのチームである黄巾賊は次第次第に押されていったが、そんな時正臣の前に現れたのは三ヶ島沙樹。そして彼女の後見人を名乗る折原臨也だった。
 最初臨也をうさんくさく思いながらも沙樹に惹かれていく正臣。そして沙樹が盲目的に信奉する臨也にもなし崩しに深入りしていく。
 しかし臨也の「便利さ」にどんどんはまっていく正臣だったが、それこそが臨也の狙いだということには気付いていなかった……

 正臣の過去がメインになる今回。何故第一話で臨也に忌避するような表情を見せたのか、病室の少女、三ヶ島沙樹との関係は、そして軽さの中で時折見せる沈鬱な表情はなんなのか。それは「黄巾賊」の「将軍」としての過去に全てが起因していた。
 原作では正臣が街にのめりこんでいったのは人恋しさだけではなく、遠く離れても連絡を取っていたただ一人の友人、帝人に池袋の話をしてやるため、ってのも描かれてたのだけど、そういうところははしょられたか。
 敵対組織との抗争の中で臨也の情報と知恵に次第に依存していく正臣だが、最悪のタイミングで裏切りに遭う。それは、ブルースクウェアに沙樹が人質に取られた時。混乱した正臣はこれまでそうしていたように臨也に頼るしか考えが浮かばないが、臨也は事態を把握しながら薄笑いを浮かべてその電話を無視し続ける。
 そして、切羽詰まった正臣は一人、沙樹を助けるために指定された場所に駆けていくが、もう少しでたどり着くというところで足をすくませてしまう。
 結局、沙樹を助けたのは、当時ブルースクウェアに在籍しながらも女を人質に取るという首脳部の下衆さ加減に愛想をつかした門田たち。これをきっかけにブルースクウェアは崩壊、黄巾賊も正臣が離れることでその規模を縮小していく。
 沙樹は助かったものの、正臣は過去と直面することもできず、かと言って過去から逃げることもできないまま、帝人との再会を果たし、時折ちらつく過去から常に顔を背け続けていた。
 しかし杏里が事件に巻き込まれたのをきっかけに再び「将軍」として舞い戻る。それは、単に杏里の敵討ちというだけではなく、どういう形にしろ沙樹との過去にどうにもできない現状を破壊したいという気持ちがあり、杏里の件をある意味「口実にした」という部分もあるのだろうな。
 しかし、正臣は通り魔事件を起こした「罪歌」のトップには今はその杏里こそがいること、通り魔との関係を疑ってるダラーズの創始者が帝人であることを知らない。黄巾賊の密談を盗み見していた不審人物が、正臣の様子がおかしいのを心配した杏里であることも、何も知らない。
 すべては臨也の手のひらの上で踊らされてるようにも思えるのだけど……


  いちばんうしろの大魔王 #7「伝説の勇者現る!?」。阿九斗が「将来の職業・魔王」と予言されたように、「将来の職業・勇者」と予言された人物がいた。それはなんと、阿九斗の押しかけ舎弟である三輪寛。故郷の島では伝説の勇者だと言われつつも、実は勇者の伝説は寛の祖父が作ったものであることは村では暗黙の事実。一方的に勇者の期待をかける両親も、妹の純粋なあこがれの目も、寛にとっては重荷でしかなかった。しかしはっきりと反発することも出来ず、曖昧に逃げ続けるまま。阿九斗の舎弟になったのも、勇者にふさわしからぬ居場所を作ることでそこから逃げたかったってのもあるのだろうなぁ。
 が、そのくせ阿九斗の力をうらやんだり、非力なのに無茶な行動を取ったりと、ちぐはぐな行動も見せた。
 この辺、原作をチラ見してみたら、もうちょっと詳しく書いてあるんだけど。
 今回は一巻分を二話でまとめてるせいか、かなり急ぎ足。いろいろ伏線らしきものが貼られてもいるんだけど。いきなりナマコが魔獣化したのは偶然とか予言のせいとかではなく、魔獣の因子を持つ動物は魔王のマナに影響され魔獣化しやすくなるため。そして勇者の伝説も実際には寛の祖父がある人物に「作らされた」ものだったりする。
 そしていろいろはしょられて(テレビでは)唐突に伝説の剣を引き抜き、勇者としての力を手に入れる寛だけど……パーマンかよ!w
 魔法とは別のテクノロジーで作られたパワースーツで望んでいた勇者としての力を手に入れた寛。少し性格が変わった気もするけど……
 けど、そのことは誰にも明かさず、いつもどおりに振る舞う。原作だとスーツのテクノロジーが「法律違反」だからという描写があるのだけど、アニメでは基本的に変身ヒーローもののお約束、事件が終わった後で「おーい、みんなー」「無事だったのか?」「××に助けてもらったでやんす」。w
 誰が、何故こんな力を三輪家に託してたのかは、流石にそこまでははしょらないとは思うけど。
 あともう一方の焦点はころね。何者かに撃たれて阿九斗に意味深な言葉を残していずこかへ消え去ったと思いきや、ピンチになって現れる。しかも「持ってて安心防災マント」って……ドラえもんの「ヒラリマント」か?しかも白いワンピース越しに身体のシルエットが透けてるというフェチな作画で登場。おいおい。
 今回、敵役の「ミスターX」もそうだけどキャラの一枚絵ではいいシーンが結構あったよなぁ。全体的な流れの演出ではそこまでではないけど。
 そしてころねの受けた命令というのは、阿九斗を良家の令嬢とくっつけ、社会的責任で身動きできなくしろというもので、ころね自身が籠絡という話ではなかった。つか、その令嬢って絢子なんだけど。だからけーなとの仲を気にして離そうとしたり、絢子に強制色仕掛けをさせたりしてたというオチ。でも、ころね自身の気持ちはまた別、というところを匂わせてのお約束のハーレム状態。
 それにしても敵のミスターXって、プロゴルファー猿だよなぁ。サングラスは共通してるし。それ以外はオリジナルとは似ても似つかないけど、あの変態ぶりはなかなか良かった。w


2010年05月22日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#4

  四畳半神話大系 #4「弟子求ム」。京都の大学に在籍する私は、あこがれていたバラ色のキャンパスライフを夢見ていたが、何の因果かバラ色とはもっとも縁遠そうな「弟子求ム」という怪しげなチラシによって勧誘され、大学8回生だという樋口という男の弟子になってしまう。そもそも何の師匠なのか、何を教えてもらえるかも不明でありわずか15分早く弟子になった小津と一緒に樋口師匠の身の回りの世話を見たり借りっぱなしの本を強制返却しようとする図書館警察からの逃亡を助けたりという毎日。それだけではなく、樋口師匠の仇敵という城ヶ崎先輩との不毛な嫌がらせ合戦にも借出されたりと夢見ていたのとまったく違う不毛なキャンパスライフを送っていた。
 しかしそんなある日、樋口師匠は「どんな汚れでも落とせる幻の亀の子たわしを持って来なさい」という無理難題を言い出す。果たしてそんなものが実在するかも不明のまま「私」はたわしを探し求めるがあっという間に行き詰まる。もうこのまま破門でもいいじゃないかと思い出した「私」の前に、妹弟子である明石さんが現れ、手際よく情報を集め、あっという間に幻の亀の子だわしを売っている古道具屋を特定してしまう。しかし、十万円と聞いた「私」は憤慨して購入を断固断るが、その帰り道、川原で歌う樋口師匠の調べに、師匠が消えてしまう予感を覚える。しかし、部屋に戻ると何故かリュックサックに詰まった千円札十万円分が置かれており……

 今回は部活ではなく樋口師匠への弟子入り。でもこれまでと違い黒髪の乙女との青春は最初から望むべくもない。でも何をしてるのかわからない怪人物ながら憎めない樋口師匠に、惰性でついていき早二年。いつもの小津や明石さんもやっぱり樋口師匠の弟子で、城ヶ崎先輩との私闘に駆り出されたり闇鍋大会をやったりと、不毛なんだかそれはそれで青春を満喫してるんだかわからない毎日を送っていたが、「最終試験」と言われ、幻の亀の子だわし探しを言いつけられる。苦労の割に報酬と言えば樋口師匠の満面の笑顔くらいで、いっそ自主的に破門になってしまおうかと苦悶するが、いろんな巡り合わせで亀の子だわしが手に入れられる状態になってしまう。それでも悩み、結局そのまま購入することに……なんだかんだで自分でそういう選択してるんだもんなぁ。
 しかしそれが運の尽き、太平洋戦争中から続いていると言われ樋口師匠と城ヶ崎が継承している「自虐的代理代理戦争」の後継者として指名されてしまう。しかも対戦相手である城ヶ崎の後継者は、実は二重スパイだった小津。これまでの樋口師匠の不毛な戦いを見ていた「私」は、思わず叫びながら逃げ出すが、逃れられるわけもない。まあ、そりゃ相手が小津ってだけでもイヤすぎるわな……
 今回、しまなみ杯の話が出たりなんだり、また他の話とのシンクロが微妙に起こってる。それにリュックサックに詰まった千円札、今のままだと意味不明だけど、前にカステラが食い荒らされてたのと同様で、そこらへんは最終エピソードにつながる……はず。


2010年05月23日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#15とW#36

  ゴセイジャー #16「カウントダウン!地球の命」。デレプタが倒されたウォースターはモンス・ドレイクが自ら乗り出し、地球人絶滅を行おうとする。ドレイクに地球の酸素を奪われ、次々息苦しさで倒れていく地球人を見て、ゴセイジャーはモンス・ドレイクを倒し計画を止めようとするが……

 ありゃ? あっさりとウォースター壊滅? なんかゴセイジャーのパワーアップも実感湧かないし、単にウォースターが人材不足としか見えない展開だったなぁ。でも、節目にしてはちょっと中途半端な話数で、これはむしろテコ入れのための方針変更なんだろうか?
 無論これで終わるわけもなく、これからも戦いは続くらしいのだけど、番組としてはなんだか迷走してるよう。
 ところでモンス・ドレイクは「モンス星人のドレイク」ってことだったのか。見た目でも分かるように蛾(moth)モチーフなのは自明なのだけど、そうすると「ドレイク」はやっぱスタートレックなのかなぁ。


  仮面ライダーW #36「Rの彼方に/すべてを振り切れ」。凪をウェザーから守る力を手に入れるため、シュラウドの特訓を受ける竜。だがあまりに無謀な挑戦に、失敗を繰り返し傷ついていく。
 一方、園崎家では井坂が琉兵衛との敵対を明確に宣言。野心をあらわにした冴子ともども、琉兵衛の前から姿を消す。だが、井坂が琉兵衛を越えるために必要なクェツアルコアトルのメモリの完成のために、凪に打ち込み恐怖で成長させたはずコネクタは、何故か十分に成長しきっていない。それは、凪が竜の言葉を心の支えにして恐怖に耐えていたからだと知り、井坂は凪の目の前で竜を倒そうとする。
 シュラウドの出した「一周十秒」という課題がクリアできない竜に、シュラウドは「憎しみの心が足りないからだ」と告げるが、凪のピンチを聞き、竜は憎しみではなく守るために戦うことを宣言、最後のトライアルで一周十秒を叩き出す。
 が、亜樹子はシュラウドの手元のストップウォッチは、10秒を切っていないのを見てしまう。シュラウドは憎しみの心を捨て去った竜を見限り、わざと彼に嘘をついたのだ。
 そのことを知った亜樹子は、翔太郎にそのことを告げるが……

 アクセルのパワーアップ、冴子の組織からの離脱、そして井坂の最後と盛りだくさんの回。
 シュラウドの出した課題をクリアできない竜は、最後の最後でなんとかクリアしたかと思ったら、それはシュラウドの嘘。しかしそれを本人も気付いてか気付かずか、亜樹子にまるで永久の別れのような言葉を残してく。
 テラーの力を手に入れるために、まずは竜を倒そうとする井坂。圧倒的なパワーを見せつけるが、アクセルの新フォーム、トライアルフォームのスピードは雷撃ですらかわす。
 トライアルの圧倒的な速度の前にウェザーは破れ、井坂はメモリの過剰使用の副作用で全身を真っ黒にさせて消滅する。井坂さん、「君は園崎に近づくための方便に過ぎなかったが、云々」だなんて人間味のあるセリフ言っちゃダメだって。どう考えても死亡フラグなんだから。
 が、井坂は最期に「お前たちもシュラウドに操られてる」と意味深な言葉を……シュラウドの目的は確かに不明だし、どう考えても正義のためとかじゃないんだけど、琉兵衛とシュラウド、この二人の思惑にいいように操られてる、ってことなのかな?
 しかし井坂と死に別れた冴子も、クーデターは失敗し、どうも反逆の理由も若菜に意地悪し続けたのも琉兵衛の愛情が自分ではなく若菜に向かっていると感じためらしい、ちょっとしたファザコンっぷり。家族であっても裏切り者を琉兵衛が見逃すわけもなく、これからどうなるのか。
 そして若菜。冴子の失脚により突然組織の後継者となってしまうわけだけども、若菜自身、それをかなり望んでいない。フィリップと来週再び接触するところを見ると、どんどん悲劇的な流れになってくような。


2010年05月24日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#33

  キルミンずぅ #33「特ダネ!水面に沈む黒いヤツ!?」。クラスメイトが犬の散歩中、川で怪物に遭ったという話を聞き、その正体を探ろうとするキルミンズ。だが怪物のことをちゃんと覚えてるはずの同級生の飼い犬は、その怪物に恐怖を抱いていないようだった。ますます怪物の正体に興味を持ったリコたちはパパの水中カメラまで借りて怪物探しに行くが、部活に行くのナギサだけではなく、何故かケンとタマオまで用事で不在。実はケンとタマオは、カノンの母のミサに食事の名目で招かれ、どちらがカノンにふさわしいか見定められようとしていた。

 神浜市を世界自然遺産にしようとするミサだが、川の水質が査察に引っかかり審査落ち。ミサはゴミ拾いをさせて川の水質向上をさせていたはずの蒲谷の仕事を確認しようとするが、一方で利用価値のあるタマオを一向に籠絡せず、ケンに熱を上げてるカノンに食い下がられ、ケンとタマオ、どちらが利用価値があるか見定めることに……でも、なんだかんだ言って母親の視点で二人を見定めてるのがワロタw
 一方、リコとリムは怪物の正体を川坊主とか河童とか勝手に想像して川原を探すが、途中で会ったパパに、「一見淀んでるからと言って汚れてるとは限らない」と、人間の基準の「綺麗」が必ずしも生き物にとって良い環境とは限らないことを示唆する。
 果たして、クラスメイトの飼い犬・ユキが見た怪物とは、ミサに命じられた川原のゴミ拾いの最中、身体が乾燥して動物の姿で水浴びしてた蒲谷ポポタ。川に落ちて溺れてたユキを助けたのを、ユキは助けられたとわかり、クラスメイトは怪物にユキが襲われたと勘違いしたのだ。
 逃げる蒲谷を追う途中、水に落ちたリムは必死のあまり、一足飛びでウサギの祖先を飛び越え、カモノハシに変身。確かにウサギは水は苦手だけど、一足飛び過ぎだろう。
 ケンとタマオを見定めてて、ケンのワイルドさ加減も悪くないと思い始めてたミサもその追走劇に巻き込まれてそれどころではなくなってしまう。
 一方、神浜市で連続するペット失踪、そしているはずのない野生動物の目撃事件が一向に解決しないのを受けて、神浜署アニマル課の七瀬は同級生でもある御子神ハルカに協力を要請する。言葉の上では快諾したハルカだが、微妙に表情を曇らせる。事情を知ってるが、警察には放したくないのだとしたら、ミサに対する遠慮のせいか。
 この次はナギサが傷ついた狼を拾うらしいけど、この狼どう考えても……


2010年05月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] WORKING!!#8

  WORKING!! #8「伊波、はじめて?のお・で・か・け!」。ワグナリアの水道管が破裂してしまい、やむを得ず週末が休日になってしまう。降って沸いためずらしい週末の休暇に女子グループは温泉に行こうと言い出す。が、問題は男性恐怖症の伊波。行き帰り店長の車だとは言え、男もいる人混みの中に伊波を放つのは羊の群に狼を放つも同然、と心配するも、小鳥遊は別用で行かないと言い出す。だが案の定、当日は店長が寝坊して待ち合わせに遅れるなどトラブル続きで……

 オリジナルの温泉旅行回。2chでは「オリジナルの温泉回だと?」「ワーキング!!にエロは求めてない!」などの声が殺到した(らしい)ものの蓋を開けてみれば入浴シーンはありませんでしたw 期待した方々、残念でしたwww
 それはともかく、男性恐怖症のあまり男を見ると殴り倒してしまう伊波。日常生活にすら支障が出る有様で、遠出などもってのほか。が、ぽぷらたちがフォローするという言葉や、小鳥遊の「伊波さんに遠出なんて無理」という言葉に甘えたり反発したりで、初めての日帰り温泉旅行に。
 小鳥遊は保護者の気持ちで伊波のことを心配しつつも、伊波の態度に腹を立てたりで最初の予定どおり梅干しの土用干しの予定を立ててしまう。って、梅干しの土用干しって、あーた……
 でも、小鳥遊がそわそわしてるのを見て気を効かせた妹が土用干しを代わりにやってくれて、小鳥遊はいそいそと温泉へ。面白い事になりそうだと駅で待ち構えてた相馬とも合流。キッチン組のもう一人の佐藤は、店長が寝坊で立ち往生してたぽぷらたちの前をたまたま車で通りかかり、八千代のお願いに思わず彼女らを温泉に送り届けることに……いや、佐藤、一番いろいろとまともなんだけど、ある意味一番見てていたたまれなくなるのはなんでだろう?
 そんでもって温泉街では合流した小鳥遊がやっぱりこらえられなくなりそうだった伊波の世話を見たり殴られたり、他のメンバーは温泉ガッパではしゃいだり、温泉街で食い倒れしたり。
 そんなこんなで時間がなくなり、足湯に入るだけでした、というオチ。まあ、温泉話や水着話とか出ても困るよな。一番の巨乳が幼児体型のぽぷらだし。ある特殊な性癖の人にしかアピールしないよな。
 オリジナルだけどはじけてない、でも良く言えば非常に馴染んだ話で、よろしかったんじゃないでしょうか。  そうそう。先週から登場の山田(仮名)が、今回からOP・EDにも登場。かなり付け足しっぽくて、それがまた山田らしい。でもこいつは一遍通報しとくべきだと思う。


2010年05月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ!!#19と大魔王#8と毎日かあさんちょっとだけ。

  デュラララ!! #19「蒼天己死」。正臣が今池袋を騒がしているカラーギャング「黄巾賊」のリーダーであることを知ってしまった杏里。しかも、会合を立ち聞きしているのがバレ、追い回されて絶体絶命の危機に。
 彼女はセルティに助けを求め、セルティが駆けつけるが、身を守るために罪歌を出してしまう。顔こそ見られなかったものの、切り裂き魔と首なしライダー、ひいてはダラーズとの関係を印象づけてしまう結果になってしまう。
 一方、そんなこととは知らない帝人は高まるダラーズと黄巾賊の緊張を解決しようと臨也に黄巾賊のことを聞くが、それすらも臨也の狙いどおりであることを知らず、彼のコマの一つとして動かされようとしていた。
 そして自分がどう思おうとダラーズとの衝突が避けられなくなってきた正臣は、ダラーズメンバーである門田たちの前に姿を表す……

 お互いが秘密を抱えたまま、それぞれがその秘密故に衝突へと真っ逆さまに転がり落ちていく帝人、正臣、杏里。一番最初に気付いたのは杏里。正臣の秘密には気付いたけど、でも帝人の秘密にはまだ気付かない……なんとかしようとあがくのだけど、それもすべて臨也の狙いどおり。自分の正体を杏里が明かせない限り、杏里がどうしようと三つ巴の対立へと追いやられてしまうし、臨也もそうなるように仕向けている。
 そして同時に、臨也は帝人にも相談に乗るふりをして抗争を煽り立てる。と言っても、黄巾賊への敵愾心を煽るのではなく、切り裂き魔がダラーズという決定的誤解がなされた後で、帝人に言い訳じみたことを言わせるように促すのが悪辣。
 正臣は杏里のために切り裂き魔を見つけ仇を討とうとしていたが、段々自分の意思に関係なく組織が動き出すことに、違和感を抱き始める。それもあって正臣は門田に会いに行ったのだけど、それが裏目に出ることになるのだよなぁ。


  いちばんうしろの大魔王 #8「あの子にご執心?」。阿九斗の魔王としての力がどんどん覚醒してるおかげであちこちで真銃が目覚め、寛もブレイブとしてあちこちを飛び回る。一方阿九斗はけーなが昔孤児院で入れ替わりになった女の子ではないかと疑うが、けーなははぐらかすばかり。
 そんな時、阿九斗のためにと魔獣の研究をしていた不二子が凶悪な魔獣の卵を発見し、けーながそれを勝手に持ち出してしまったため、孵った魔獣が暴れて街にまで被害を及ぼしてしまう。

 前回ころねがけーなを阿九斗から引き離そうとしたため、逆にこれまで以上にけーなを意識してしまう阿九斗。だが、アホなのかはぐらかしてるのか、けーなからはまともな返事が得られない。
 一方寛は嫌いつつも望んでいた勇者の力を手に入れ、魔王の舎弟としての立場との板挟みで複雑な気分。それでも自分の信じる正義のために魔獣退治に飛び回るが、不二子の研究のせいで生み出された魔獣から、あこがれていた若手アイドル・星野ゆりを助け、感謝された彼女にキスまでされてしまう。どう考えてもこれっきりのキャラじゃないよなぁ、彼女。
 そいでもって今回活躍らしい活躍のなかった絢子は、前回のころねの言葉に悶々としつつ、言葉の真偽を問いただしに行くのだが、いつの間にかお見合いの手はずまで整えられていて唖然。けーなが天然すぎるから、完全にラブコメ要員化してますな。ふんどしのくせに。
 あと、前回尺の詰め込み過ぎだったということもあるけど、今回いろいろフォローされてるのは、さすが吉岡たかを脚本と言うべきか。


 毎日かあさんで、お父さんが「伝説のカモカレーを作る!」と言ってスパイスからカレーを作り始めるのだけど、インドで教わったのなら、作り置きはしないと思うのだけど……向こうのカレーってそんなに時間をかけて作る物じゃないという認識なんだけど……
 時間置くと香りが飛んでしまうし。日本式カレーとの根本的な違いですな。


2010年05月28日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 四畳半神話大系#5

  四畳半神話大系 #5「ソフトボールサークル「ほんわか」」。京都の大学に在籍する「私」は、あこがれていたバラ色のキャンパスライフを夢見て、名前どおりなんだかほんわかした雰囲気のソフトボールサークル「ほんわか」に入会するも、確かにソフトボールも名目程度にやっているばかりで何事につけ心地よく女性に偏った男女比も気に入るところではあったのだが、異様なまでに「善人」ばかりのメンバーに、「私」はどこかなじめず、唯一どこか邪悪さを隠しきれない小津だけと話が合い、意気投合する。しかしながら生ぬるすぎるサークルの雰囲気とどう考えてもカルトそのものの健康食品信奉に耐えかねたとき、サークルの重要メンバーであるらしい小日向さんを見かけ、あこがれている黒髪の乙女そのものである彼女に一目で懸想してしまう。サークル内で上位に上がらないと彼女に会えないと小津に聞き、私はバイトで稼いだ金でサークルの母体の会社の健康食品を買いあさったり、路上での販促活動に没頭するが、一向に小日向さんには会えずついに堪忍袋の緒が切れる。が、そんなとき全国会合への招待状が届き小日向さんに会えると意気勇んで出かけるが、いかにも怪しい工場見学やカルト丸出しなスピーチや研修に、危機感をいよいよ募らせ、三度爆発しそうになったところ、研修施設で事件が起こる。しかもそれが小津が起こしたらしく、小津と共々施設から逃げ出すのだが、追っ手はどこまで行っても包囲網を敷いており……

 ぶっ。これはヤヴァイだろw 本当にヤバイふうには描いてませんが。
 第一、この手のサークルでは哲学とかの研究会とかはありがちですが、一番たちが悪いのはボランティアサークルだったりするんですけどね。しんどい作業をして徹夜で準備とかなんとかして疲労と睡眠不足で朦朧として妙な高揚感の出てきたところに連帯意識とか感動体験とか差し挟まれると、簡単に人格改造ができてしまうわけで。
 そういうのは普通の会社の研修や、顕著なところでは海兵隊のブートキャンプで当たり前にやられてることだし必ずしも悪いことではないんだけど、そこにすり込まれるものが何かがかなり問題だよなぁ。
 と、まあそんな話はさておき、第一話でちょっとだけ名前が出た小日向さんが姿を現す。いや、原作でも名前しか出てないんですけどね。それに、こんな怪しげなカルトのご令嬢ってこともありませんし。
 今回いかにもありがちなカルトにはまってしまった大学生の右往左往をおもしろおかしく描いてるのだけど、何をしでかしたのかわからない小津の動きが何気にキーかも。それに、なんだかんだ言って主人公のことも忠告したり庇って一緒に逃げたりしたし。
 しかし今回あちこちで妙にリアルな描写が多かったなぁ。「手作業じゃなきゃ」ってのは、多分あのなんとかキャラメルで有名ななんとか牧場の揶揄だろうし、自己暴露大会とか、怪しげなスピーチとか。
 え? なんで知ってるのかって? 学生時代よくこう言うのに声かけられて「まずは試しに」と集会に参加してみては「私」のようにぶち切れて出てきたことが何度かあったからでっんっがっんっん!


2010年05月30日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#16とW#37

  ゴセイジャー #16「ダイナミックアラタ」。ウォースターを倒してお祝いをする護星天使たち。しかし、エリが何者かに襲われ意識不明になる。ウォースターは倒したはずなのにと不審に思いながらも敵を探すアラタたちだったが、アグリとモネもまた襲われる。その正体は倒したはずのデレプタ。間一髪で命を長らえ、ウォースターという守るべきものが自分を弱くしていたと、全てを捨ててゴセイジャーに復讐に来たのだ。
 しかし、一人一人護星天使を襲うデレプタの行動を不審に思ったハイドは、彼の目的がアラタへの復讐だと気付く。

 デレプタ、奇跡の復活。ブレドランじゃなかったのか。つか、ブレドランって何星人だったんだろうな。
 まあ、再生怪人は弱い、というジンクスはあるけども、デレプタさんはそこそこでした。でも尺の都合でやっぱりあっさり、今度はアラタ一人に倒されてしまう。小山さん、お疲れ様でした。
 なんか次からは妖怪じみた敵が現れるらしいけど、いかにも迷走してるっぽいなぁ。


  仮面ライダーW #37「来訪者X/約束の橋」。事務所のホームページを作ろうとしている亜樹子とハードボイルドじゃないと反対する翔太郎が喧々囂々してるところにやってきた依頼人。ホームレスのような身なりの冴えない中年男だが、フィリップの顔を見て、驚き、言葉を濁す。どうやらフィリップのことを見知ってるようなのだが……
 男の依頼は、家族を捜してくれというもの。翔太郎は不審に思いながらも依頼を受けるが、情報収集を頼んだウォッチャマンがゴスロリ姿の女に襲われる。通りかかった竜が助けるが、ホッパードーパントに変身した女のスピードの前に、トライアルにフォームチェンジする間もなく敗れ去る。傷ついた竜の前にシュラウドが現れ、目的を問い詰める竜に「全ての元凶である、ミュージアムを倒すこと」と語るのだが……
 一方、園崎家では造反した冴子は裏切り者として命を狙われ、冴子の代わりに若菜がミュージアムの新たな中核となるよう求められていた。ミュージアムの仕事に疑問を持ち続けてる若菜はフィリップを電話で呼び出し、悩みを打ち明ける。フィリップはその悩みを聞き、兼ねてから疑問に思っていたことを口にする。「あなたの言う家の仕事とは、ガイアメモリを街に流す仕事ですか?」と。しかし若菜からの返答はなく、一緒にどこかへ逃げてしまおうかと、冗談とも本気ともつかない言葉が返ってくる。
 しかし琉兵衛の差し向けたミックが冴子のメモリを持って帰り、若菜はいよいよミュージアムの幹部になることを迫られる。
 そして依頼人の家族の居場所を突き止めた翔太郎は、その住所を書いたメモを男に渡すのだが、すぐさま去ろうとする彼を引き留める。男は実は著名な脳科学者の山城という男だった。十年前に死んだことになっていたのだが、その男が何故今生きて姿を現したのか。
 山城は十年前、とある組織に攫われて無理矢理協力させられていたのだという。そしてその組織こそが「ミュージアム」であり、その実態は園崎家そのものだという、衝撃の事実を明かす。
 謎だった敵の正体が明らかになると共に、若菜もまた敵の一員だったことにショックを受けるフィリップ。そんなとき翔太郎たちの目を盗んで家族に会いに行った山城が例のゴスロリ女に襲われた。女はミュージアムの支援組織「財団X」から遣わされた、山城を始末するための刺客だったのだ。翔太郎とフィリップはWに変身して山城を護るが、その時追い詰められた若菜からのフィリップに助けを求める電話が鳴り響いているのに、フィリップは気付かなかった……

 いよいよ最終展開に向けて巻きが入ってきたかな?
 これまでたびたび捜査線上に名前が挙がっていたが、決してしっぽを掴ませなかった園崎琉兵衛。しかし組織から逃げ出してきた山城博士の証言により、その実態が明らかになる。
 それと同時に、冴子の造反により組織の仕事をするように琉兵衛から迫られる若菜。フィリップに一緒に街から逃げてくれと、本気とも冗談ともつかない様子で言うのだが、どちからと言えば現実逃避気味だよなぁ。
 そして、山城のもたらした情報はそれだけではなく、フィリップの記憶を消したのが山城当人だということが明らかになる。最初の頃に克服した問題のようだけど、でも、記憶が戻るかも知れないとなれば、波風が立たずにはいられないだろうなぁ。冴子がフィリップを「来人」と呼んでいたことから、園崎家の一員である可能性が高いのだけど……
 しかし、今回の敵であるホッパードーパントである刺客・イナゴの女。まるっきり「魔王」のスズメバチですなぁ。「履いてない」ってことはなさそうですが、惜しげもなく足技を使いまくり。
 あと、もう一人白服の男が刺客として来ているようだけど、こっちは誰狙いなんだろう?


2010年05月31日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#34と夢パテ#34

  キルミンずぅ #34「オオカミなんて怖くない!?」。ある朝、学校へ行こうとしたところ家の前に傷ついたオオカミが倒れているのを見つけてしまったナギサ。やっぱ警察に届けないと、というパパに反対し、せめて傷が癒えるまではということで御子神家で介抱することに。しかし、ナギサはオオカミからパルスと同じ匂いがすることに気がつく。
 実はこのオオカミはパルス。御子神家を見張っていた彼は、不審な人物を見つけるも、その人物の攻撃に返り討ちにあい傷ついたのだった。
 そんなこととは知らないナギサはオオカミとパルスには何か関係があって、もしかしたらパルスにも何かあったのかも、と気が気ではなく、神浜キルミンズはパルスを探すために活動を開始する。

 懐かしい、石野真子かいなw
あれ は「狼なん 怖くない」だけど。
 ミサの命令で御子神家を見張ってるパルスだけど、謎の人物により傷つき、さらにハルカが昔自分を助けてくれた女性であることやナギサたちが動物が傷つくことに心を痛め、気持ちを通わせようとしているのを見て、御子神家を敵視するミサに疑問を持ち始める。同じ問いかけをパルスは迎えに来たカノンにするのだが、カノンは「お母様が言うんだから」と、まだパルスの言うことが理解できない様子。
 来週はカノンとリコが一緒に何かする話らしいから、ちょっとその辺の話が出るのかも知れないけど。
 それと、パルスを襲った人物のシルエット、どう見てもあの遊園地の宇宙人男。ミサの協力者のようだけど、どうもミサたちにも隠れて何かを企んでる様子。以前の獣人騒ぎも、こいつらの仕業?
 あと、何気に獅子山の名前を間違えたのをムキになって訂正するなど、ミサ様結構部下思いw


  夢色パティシエール #34「史上最強のコンビ!」。スイーツスピリッツのマロンは、バニラたちが人間界でパートナーを見つけ楽しそうにスイーツ作りしていることに興味を惹かれ、自分もパートナーを見つけるために人間界に。バニラたちからはマロンには良く似てる「オジョー」と気が合いそう、と揃ってたいこ判を押されるが、マロンが見たのはグランプリで天王寺に負けたショック(というより樫野に会いに行く口実がなくなってしまったショック)で、腑抜けたオジョーこと小城美夜の姿。自分のパートナーにはふさわしくないとさっさと見切りを付けたマロンは樫野たちスイーツ王子に粉をかけてみるが、なんだかんだで全員に振られてしまう。
 諦めてヨーロッパの本校でパートナーを見つけようとするマロンだが、調理実習室のオーブンから帰ろうとすると、練習に来ていた天王寺と鉢合わせ。彼女のプロ顔負けの手並みに彼女をパートナーにしようとするが、既に彼女にはハニーがパートナーになっていることを知ってガッカリ。しかし、そんな時、浮き沈みを繰り返した挙句元の調子を取り戻したオジョーが乗り込んできて……

 悠木碧主人公二連続なのは特に意味はありません。最初ちゃんとつきあって見れるとは思わなかったなぁ、この番組。なんだかんだで楽しみに見てますわ。
 しかし、全然良い子でもなんでもないけど、オジョー、異様に愛されてますな。歪んだ根性なら人一倍強靱に持ってるせいもあるけども。
 とにかく手段と過程は選ばないけど、一途さだけは本物の彼女に、今回は良く似たパートナーがつく。けど、「史上最強」というより、「史上最凶」が近い気が。
 ともあれ、マロンをパートナーにしたことでオジョーも少しステップアップし、精神的な弱点も補強……ってそれって単によりはた迷惑になっただけのような。
 前回のエピソードの夏希たちもそうだったけど、スイーツスピリッツってあちこちに取り憑きまくってるのな。