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2010年04月01日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ!!#12とバカテス#13とはな幼#12

  デュラララ!! #12「有無相生」。セルティ(首の方)を求め、彼女をかくまっていたという帝人に凶刃を向ける矢霧誠二。だが、それをセルティ(首なしライダーの方)が庇う。って文字にすると分かりづらいな。
 一心な首への愛から帝人に迫り、セルティからの打擲にも「俺とセルティの生活には痛みは必要ない! だからこの痛みは感じない!」と滅茶苦茶なことを言う誠二。ほんと滅茶苦茶だ。
 業を煮やしたセルティが大鎌を振るうのだけど、それを庇ったのは首の女。饒舌に誠二の良いところを語って彼を庇う彼女を見て、帝人とセルティは彼女の正体を察する。
 彼女はセルティの首ではなく、誠二に殺されセルティの首をつなぎ合わされたと思われていた、誠二のストーカーである張間美香その人。一命を取り留め、波江の嫉妬から誠二と首を切り離すために、セルティの首そっくりに整形されていた。
 これは本人も承諾済だったみたいだけど、元から似てたとは言え、なんともはや……
 そして彼女を整形したのが「セルティ」の名を知る医者だったと聞き、セルティは自失呆然としてその場を去る。誠二もまた、自分が首の偽者を見抜けなかった事実に呆然とする。しかし臨也の一言、ホントにひどいな……
 で、セルティと「医者」の新羅の間で一悶着。新羅は首を取り戻したセルティが別人になりいなくなってしまうことを恐れ、全てを利用したと悪びれもせず語る。セルティもまた、首こそが自分の生命の中心であると直感し、死への不安から自分の「死」を手元に置いて管理したかったのだと告白する。その事実と首のない二十年間築いてきたもの、それは首に固執する理由の瓦解でもあった。
 そして後日談。誠二は首の真贋を見抜けなかった事実を受け入れ、その戒めと首への愛を忘れぬ為に、美香とつきあい「セルティの顔の偽者」を常に置いておくことを選択する。美香もまた、誠二が自分ではなく別のものを見てるとわかっていながらそれを受け入れる。歪みまくってるな。
 非日常を求め最高の非日常を経験した帝人は、臨也に不吉な言葉を残されながらも日常に戻っていく。セルティが見つけた、本当に大事な、ごく当たり前のありふれたものの中に……
 次週は一週休みで次からは罪歌編か。その後黄巾賊編で、今回の伏線がちょっと生きてくるのか。原作ではその後もっとエスカレートしてますけどね。


  バカとテストと召還獣 #13「バカとテストと召還獣」。クラスの設備入れ替えをかけたAクラスとの試験召還戦争。でも、様々なトラブルの末Aクラスが棚ぼた的な、あっけない勝利を得てしまう。
 仕方ないと諦めるFクラスの面々だったが、明久は納得が行かない。それは負け方そのものよりも、明久が試紹戦争を仕掛けたそもそもの理由に原因があった。

 なんだかんだで、これまでの伏線が全部生きてきたなぁ。原作にはないらしい鉄の腕輪、翔子と雄二の思い出、そもそもの発端のクラス分け試験……
 まあ、勝利が奇跡の逆転だけじゃなく、裏取引のせいだってのがらしいですがw~   でもそうしてかなえたの明久の願いは「姫路の再度のクラス振り分けテスト受験」。姫路はFクラスにいていい人じゃない、ただその想いだけで無謀な挑戦を続け、努力してきたことは、まったく意外な結果で裏切られる。いや、お約束とも言えるけども。
 姫路が答案用紙に名前を書かず自らFクラス落ちを選んだと聞き、明久は姫路の気持ちがまったくわからず理事長へ殴り込み。呆れられてみんなから「バーカw」と……うん、こいつは良いバカでした。
 でも、この予告は一体どんな意味が……
Aクラスに勝利すれば戦いが終わるわけではない。人生が続く限り戦いは続くのだ。Aクラスの上のSクラスを倒しても、裏で糸を引いていたゼロクラスの魔の 手が迫る。しかし、それを撃破しようとも他校の刺客が忍び寄り、その侵攻を食 い止めてもまだ地区予選に過ぎず、関東大会、全国大会と強大な敵が続々と……。
 ちょっと超絶展開を期待しちゃったじゃん。w


  はなまる幼稚園 #12「はなまるなクリスマス/はなまるな気持ち」。前半はクリスマスに、望みどおり大人になってつっちーと会った杏の話。まあ、モラトリアムモラトリアム。
 後半は桜先輩の旦那の個展に行ったつっちーたち。そこで桜と杏をモデルにした絵を見て、桜が旦那とくっつけたのはつっちーのおかげだと明かされる。教師と生徒という壁に諦めようとしていたとき、桜らしくないと土田が口にした言葉が「好きって気持ちは、何よりも強いんだから!」。土田から桜へ、桜から杏へ、そして杏から今また山本先生のことを諦めようとしていた土田に……
 寝入ってる杏の指の形とか、雪で凍った路面ですべる描写とか、何気にそういうところがすごかったですわ。山本先生は結局最後まで超絶的な空気の読まなさでしたが。
 作画演出が結構丁寧な作りだっただけに、昨今の事情で1クール作品になってしまったのが惜しい。


2010年04月02日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] のだめカンタービレフィナーレ#11とひだまりスケッチ×☆☆☆#12

 共に最終回。
  のだめカンタービレフィナーレ #11。「音楽と向き合うこと」を突きつけられ、スランプに陥っていたタイミングで千秋とルイとの共演で、自分が千秋とやりたかった最高の演奏の具現化を見てしまったのだめ。大学で音楽を続ける意義を見失ったのだめの前に、シュトレーゼマンが現れ、自分との共演を持ちかける。唯々諾々と受けるのだめだが、何かから逃げるように演奏に打ち込み、のだめのデビューは大盛況を受ける。が、当ののだめは姿をくらまし、誰にも行方がわからなくなってしまう。
 彼女が抱えていたもの、それを知ろうとのだめを探し続ける千秋だったが、のだめはいつの間にかいつものアパルトマンにふらりと戻っていた。のだめが何かから逃げたいのなら、それでもいい。プロポーズを受けよう……そう決心する千秋だが、逆にのだめに拒絶されてしまう。

 これは場面場面で同じ曲でも曲の雰囲気が全然変わるところが、聞いてるだけでも楽しいアニメだったなぁ。金かけてますわ。
 単に「楽しい音楽をやること」「千秋と共演すること」それだけが目標だったのだめは、それが破れてしまい、しかもその直後に最高の演奏をしてしまったことで柄にもなく迷う。迷って逃げて放浪した挙句に結局戻ってくるのだけど、心配する千秋にもよそよそしい態度。それは、最高の演奏をしてしまったがために千秋と演奏してもそれを上回れないのではないか、ひょっとしたらそうすると千秋への想いも冷めてしまうのかもしれない……そんな胸の内を明かすのだめ。
 千秋はそんなのだめを無理やり引っ張り、「二台のピアノのためのソナタ」を無理やり一緒に弾かせる。千秋との演奏がゴールではない、色んな人と演奏し、色んな人とつながる。千秋とだって、何度も、色んな風に変わりながら演奏できる……演奏を通して千秋に説教されるが、前と同じミスをして実際にも説教される辺りが、この番組らしいw
 のだめは音楽を続ける理由を見つけ、大学に戻りつつプロとしての活動も。そして、のだめの回りの人たちも……
 音楽をテーマにした作品として実にテーマをしっかりと描き、また楽しかったと思います。


  ひだまりスケッチ×☆☆☆ #12「リコピン」。春庭先に植えたトマトが実り、ひだまり荘一同でトマトパーティを開くことに。それぞれがサラダやピザ、パスタ、デザートを担当し、トマトづくしの食卓が出来ていく。

 内容は楽しかったんだけど、何が楽しかったか説明するのが難しいな。いつものひだまり荘の面々が、いつもどおり和気藹々と小ボケを繰り返しつつ食卓を彩る「だけ」、と言ってしまえばそれまでなんですが。でもそれが何故か妙に楽しいのだよな。定番となった強みか。
 後輩たちも加わり、まだまだ次期もやる気十分なラストのようで。


2010年04月03日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] HEROMAN#1とB型H系#1とトランスフォーマーアニメイテッド#1

  HEROMAN #1「ビギニング」。未来のアメリカで祖母と二人きりで暮らす少年、ジョーイ。生活費を稼ぐためのアルバイトに追われる彼だが、裕福な家庭のウィルのグループから常に目を付けられていた。ウィルは妹のリナがジョーイに好意を寄せているのが気に入らないのだ。
 それでもジョーイは友人のサイやちょっと変わり者の科学教師デントンに囲まれ明るく毎日を過ごしていた。そんなある日、ウィルの仲間が最新のトイロボットを壊してしまい、惜しげもなく捨てるのを目にする。トイロボットが欲しくても変えなかったジョーイはそのロボットを拾ってアルバイトの合間に修理、動きこそしないものの外見は元に戻ったそのロボットに「ヒーローマン」と名付ける。
 しかしそんな日常を送る地球に、デントンが宇宙に向けて発した電波を受信し、地球侵略をもくろむ宇宙生命体「スクラッグ」が迫っていた。さらにそれに呼応するように落雷を受けたヒーローマンが大きなロボットの姿に変貌する。

 スタン・リー、最近日本進出をいろいろやってるなぁ。元々日本のマンガやアニメは好きみたいですが。あの東映の「スパイダーマン」も絶賛してたくらいだから。(ただしレオパルドンは意味不明だったらしい)
 で、「アメフトの選手とチアリーダー」というステレオタイプなアメリカの理想の学生像とちょっとずれたところにいる気弱でちょっとオタクっぽい主人公、というのは氏の代表作「スパイダーマン」そのままだなぁ。次回は「持てる者の責任」と、スパイダーマンで力に酔いしれたピーターがそのとばっちりで叔父を失うことで得た教訓そのままの話らしいし。
 王道展開を志してるっぽいけど、そのわりにはヒーローマンが何なのか、意思があるのかないのか、そういった辺りとかよくわからないのはマイナスのような。まあ、しばらく見てみますか。


  B型H系 #1「ぼーい♂みーつ♀がーる あなたの『初めて』私にちょうだい!!/放課後大作戦!とりあえずキスしましょ」。高校入学早々学校中の注目を集める美少女・山田。高校での目標はHトモ(セフレ)100人という彼女だが、実はその中身はエロ妄想はたくましいがまだキスすらも経験のないバリバリの乙女。目標を達成するためにはまず初めてを済ませてしまわねばと焦る彼女だが、妄想こそたくましいものの根は純な上初めてとバカにされることが怖くて彼氏すら作ることが出来ない。
 そんな彼女は書店でたまたま同級生・小須田と出くわし、そのあまりの凡庸さ、人畜無害さ、押しの弱さに「こいつなら大丈夫!」と目を付ける。そこから小須田で初体験を済ませるべく、アタックの日々がはじまるのだが、恋愛経験皆無の彼女のやることなすことピントがずれまくっていて、逆に小須田は引きまくることに……

 ヤングジャンプでもう結構長いこと連載してる、基本は純愛ラブコメなんだけどエロ妄想女子高生のせいでそうは見えない「B型H系」のアニメ化。美少女だけどピントがずれまくってる山田に小須田が振り回されつつも二人の仲が進行していく、というパターンが確立して安定してる原作だけど、アニメ化も結構良い感じ。流石に原作の「セクフレ」はコード的に際どいのか、「Hトモ」になってるけど。
 作中では過激な描写はないけどはしばしで赤裸々な設定や物言いがあるので、その辺がどう処理されるかが心配ではあるけど、いかにも乳だので視聴者を釣ろうとする萌えアニメな印象とはうらはらに、ラブコメとしてちゃんと楽しめそうな感じ。製作は吸収されたけどハルフィルムメーカーみたいだし。
 でも山田の声が田村ゆかりなのは、ちょっと微妙だ。


  トランスフォーマー アニメイテッド #1「新章!トランスフォーマー」。ディセプティコンが追放され長い平和を過ごしてきたオートボットたち。その中で、宇宙辺境でのゴミ掃除という冴えない任務を受けた、オプティマス・プライムの部隊があった。しかしその任務の最中に、不思議なエネルギー体を見つけてしまう彼ら。メンバーの中で前の戦争に参加した経験のあるラチェットによると、それはディセプティコンとの争いの原因にもなり、宇宙に廃棄された奇跡のエネルギー体「オールスパーク」のひとつだと言う。即刻捨てるようにというラチェットの提言を退け本部に指示を仰ぐオプティマス・プライムだが、時既に遅く、ディセプティコンのリーダー、メガトロン率いるディセプティコン軍団がオールスパークを奪うべく迫ってきていた。攻防の結果、オプティマス・プライムたちはオールスパークを守り抜くことに成功するが、宇宙船もろとも地球に落下してしまう。

 固有名詞を日本オリジナルからアメリカ側にものに準拠するようしたみたいだけど、やっぱ呼びにくいよ、オプティマス・プライム……オプティマス・プライムは歴代オートボット司令官に与えられる称号、という裏設定を知ってるとトレーラー型じゃないのになんで「コンボイ」なのか、ってのがわかるんだけど。これまで消防車やジェット戦闘機やゴリラまでみんな「コンボイ」だったし。まあ、個人的にはそれより呼びやすさ優先だと思うんですけどね。プップーでもういいじゃね?
 ちなみにOptimus Primeってのは、多分ローマ皇帝の称号の一つ「Optimus Princeps」が元ネタじゃないかと勝手に思ってますが。
 しかし日米共にどういうスタッフが作ってるのかわかりませんが、アニメ第一作の第一話の映像が「グレートウォー」の記録映像として流されたり、ディセプティコン側にビーストウォーズで聞いたような声が……予告はすでに暴走気味だし。
 今回のメガトロンは若本規夫だけど、意外にもこれが初メガトロンだったのね……


2010年04月04日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#8とW#29

  ゴセイジャー #8「ゴセイパワー、暴走!」。望の絵を見て絶賛するアラタは、自分も絵を描くよう薦められるが、いつもの前向きさに似合わす逃げ腰で、事情を知ってるらしいエリは苦笑するばかり。そんなときウォースターのおちこぼれ、出鱈目のファンダホーが現れる。いつもの星人と比べるべくもなく弱いファンダホーをあっという間に撃退してしまうが、戦闘が終わって変身を解除すると、何故かアラタだけが変身できずゴセイレッドのまま。ファンダホーは攻撃した相手の神経系を混乱させる特殊能力を持っており、そのためアラタは天裝術を上手く使えなくなってしまっていた。

 ゴセイジャーたちがいろいろ苦手にぶつかりながらそれを克服してく、っていうのが基本展開なんですかね? それだけで持つとは思えないので、序盤だけだとは思いますが。
 天裝術が上手く使えず変身がコントロールできないだけでなく、ゴセイマシンも呼び出せなくなり、カードも真っ白に。とにかく何とかしようとするアラタは、白くなったドラゴンヘッドのカードに、自分で絵を描き込むのだけど……いや、それはどうかと。それで呼び出せてしまうのもどうかと思うけど。
 いつもの赤の他に4色のドラゴンヘッドを呼び出したゴセイジャーはそのヘッドも加えて「エキゾチックゴセイグレート」に。でももう同じカードを書くことが出来ず、一回限りの合体で終わり。ヘッドのマウントが翼にもある、ってアピールだったのかな?
 今回の星人は「スズメバチ(ホーネット)」モチーフで名前の元ネタは「ファンタスティック・フォー」。今回は分かりやすかったなぁ。


  仮面ライダーW #29「悪夢のH/眠り姫のユウウツ」。今回依頼に飛び込んできたのは大学生の姫香。夢の中で怪物に追われているので助けてくれという。探偵の仕事じゃなく行くべきは医者じゃないかと突っ込む翔太郎だが、話を聞けば、夢の中で怪物に捕まってしまうと目が醒めなくなり、そうやって昏睡状態に陥ったゼミ生が何人もいるという。
 これは他人の夢に入り込めるドーパントの仕業と、ゼミに話を聞きに行くが、明晰夢をテーマに研究をしている赤城教授は「単に被験者になって疲れて寝てるだけだ」とにべもない。しかし同様にドーパントの関与を疑っている竜も調査に現れ、自分がそのドーパントを倒すと研究に使っていた機械を借り出す。
 竜に負けじと翔太郎もフィリップの制止を聞かずに機械を借りて眠ろうとするのだが、「時代劇なんて眠くなるだけだ」と言って借りた時代劇のDVDにはまってしまい、世を徹して見ることに……
 「何やってるのか」と呆れられる翔太郎だが、竜が眠ったまま起きなくなったと聞きドーパントの正体はやはり赤城に違いないと研究室に乗り込もうとするが、そこへ追いかけてきたフィリップが夢のドーパントと戦う作戦を持って来る。ダブルに変身したまま眠れば、意識が一体化したフィリップも一緒に夢の世界に行けるというのだ。
 早速その作戦を実行する翔太郎だが、夢の中は昨晩徹夜で見ていた時代劇の世界そっくりだった……

 流石に時代劇のセットの中で戦ったライダーは記憶する限り存在しねーわw 普通は戦隊物がこの時期太秦映画村でのロケ回があるだけなんですけどね。天使と時代劇はちょっと会わんしなぁ。(バテレンで処刑か?)
 なんかジョジョを連想させるネタが多いWですが、今回は第三部のDEATH13っぽい。いや、それ言ったらそもそもがエルム街が元ネタなんですが。
 なんだか微妙になんとか星から来たようなキャラの姫香に、翔太郎は戸惑いつつ「運命の王子様」と言われ悪い気がしないけど、亜樹子は「なんじゃあの女は〜〜〜!」とえらくお冠。生理的に受け付けないんだろうなぁ。でもあっさり竜に鞍替えしたり、尻軽というか天然というか、はっきり言って「おつむが弱い」としか言いようがない。
 そんな彼女の態度を「優しさ」と言うゼミ生がいるが、どう考えてもこいつが……だよなぁ。
 で、アクセルも流石に相手の思うがままの夢の世界で思うように戦えず、残されたWはフィリップの作戦で変身したまま夢の中へ……これは花京院がスタンドを出したまま眠った(気絶した)のに似てるような。でも「フィリっ八」はないだろw
 夢の中では翔太郎は岡っ引きで、フィリップはその下で働く下っ引き。竜は町方という……妙に当てはまるけど、元々太平洋戦争中は探偵ものは風当たりが強いのでかなりの推理作家が代わりに捕物帖を書いていたという事実があるので、これはむしろ理に適ってるのだよな。戦後GHQの統制下だと、逆に時代劇俳優が探偵ものやったりするという逆転現象が起こるのだけど。
 閑話休題、フィリップの作戦は功を奏して「もう一人明晰夢を見てる者」としてフィリップがドーパントの攻撃を無効化するのだけど、そのタイミングで現実世界に井坂=ウェザードーパントが……フィリップは強制的に目覚めさせられ、変身も解除されて夢の中に取り残された翔太郎はピンチに。
 それと、折り返しも過ぎたしそろそろWの最終フォームが出てくる時期なのかな?
P.S.って、 東映のサイト 見たら、「日本一の斬られ役」福本さんが出てたのか! あと、メモリーを起動したときの音声がいつもの「サイクロン!」「ジョーカー!」ではなく「旋風!」「切り札!」と和風に……芸が細かいなぁ。

[アニメ] にゃんこい!vol.2オーディオコメンタリー

 #3,4収録分。参加者は浅沼晋太郎、井口裕香、小林ゆう、佐藤利奈。ツッコミどころとか気付いた点とか。
  • 収録、アドリブがフリーダムすぎだろうw
  • 迷い猫を預かってくれた用務員さんの名前は富井(トミー)さん。
  • キャストがついてくのが大変くらいのテンポの方が個人的に好みぽい。
  • 千鶴のセクハラオヤジぶりもさることながら、凪先輩大人気。
  • それ以上にジョセフィーヌが女性陣に大人気。
  • 小林ゆうはやはり「何かが降りてる」と認識されているらしい。
  • #4の演歌風挿入歌で「誰が歌ってるんですかね?」と皆がわからず、「要チェックですね」と言っておきながらEDテロップの頃にはすっかり忘れられてるw(今井麻美です)
  • 入浴シーンの加奈子の胸はTVオンエア後監督が「大きすぎたので直します」と言ってたそうだけども、直したとおぼしきDVDでもまだでかい……


2010年04月05日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#26

  キルミンず #26「宇宙探偵キルミンずぅ」。謎の動物捕獲マシンに捕らえられてしまうリコたち。でもそれがUFOだと誤解したまま、脱出しようと彷徨うのだが、中はおかしな仕掛けでいっぱい。リコとケン、リムとタマオ、そしてナギサと三組に離ればなれのままそれぞれがピンチに……

 2クール目も終わり、ということで折り返しらしくいろいろとめぼしいイベントが。一つは、ついにタマオがキルミンに変身できたこと。ただしタマゴのような姿……というかタマゴそのものに。それを持って逃げ惑うリムが三組の中で一番ピンチなのだけど、途中でひよこに孵ったタマオは、リムのピンチにクジャクに変身する。一気にレベル上がりすぎじゃね? でもこれまでの努力と苦労を見てるので、ちょっと嬉しいけど。
 もう一つは、ミサとハルカが再度対面。前のときはハルカはミサに見覚えがないふうだったけど、今度は思い出しミサのことを「ミシェル」と呼ぶ。ミサはミサで彼女の母もろともハルカを「裏切り者」呼ばわりするし。過去に何があったのか。

[アニメ] 戦う司書#27とレスキューファイヤー#51

 共に最終回。

  戦う司書 #27「世界の力」。バントーラ図書館と武装司書が隠していた秘密が明らかになると共に、「天国」の正体であり図書館館長だったルルタが力を解放、彼の中で眠っている滅びの意思の権化となったニーニウの望むがまま世界は滅びへと向かっていく。それを止めようとしたハミュッツは殺され、もはや眠りの中で全人類は滅びるばかりかと思いきや、本を食べられていないのにルルタの仮想臓腑の中にハミュッツが現れ、ルルタの中の「本」たちを倒していく。
 最初世界観やらエキセントリックさばかりが目立って「見続けるのつらいかなぁ」と思ってたら、後半からどんどん上り調子に。裏切りやら謀略やらが錯綜し、武装司書たちも次々に倒れていく。もうめぼしいキャラがいなくなっちゃって最後はどうなるの? と思ったら、そこでハミュッツの本当の能力が……その能力とは、「本喰い」に強制的に本を喰わせること。その能力で自分の本はもちろん、これまで斃れた武装司書の本を次々に喰わせていく。
 武装司書たち大集合に、本来ハミュッツを恨んでるはずのヴォルケンまでもハミュッツに協力していくのはまさにオーラス。つか、おばちゃん若返って萌えキャラになってる……おいおい。
 これは終わりよければすべてよし、の典型になりましたな。最初で切らないで良かった。

  レスキューファイヤー #51「最終決戦 ドンカエンを爆沈せよ!」。う〜ん、シリーズ中あからさまな玩具展開が多く、それで番組自体が右往左往してたような。前作の「レスキューフォース」よりバトルの比重が高かったので、「戦いではなく人命救助が優先」という面もそれほど強調されなかったし。名古屋展開は地元民にはちょっと嬉しかったですが……
 レスキューフォースは完成度こそ高くなかったものの一本通った筋があったので、こっちはちょっと玩具展開にばかり走ってしまった印象が強いのが残念。


2010年04月06日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] Angel Beat!#1とリルぷりっ!#1と最強武将伝〜三国志演義#1とGIANT KILLING#1

 めんどいので簡単に。

  Angel Beats #1:主人公は見知らぬ学園内で突然記憶を失って目覚め、銃を構えた変な女に「あなたは既に死んでいてここは死後の世界だ」と言われる。最初は信じないが殺されても死ななかったり変な力を使う奴がいたりで、信じざるを得なくなる。そして「平和に学園生活を送っていると、天使に消去されてしまう」と、学園生活を拒否し続ける戦いに参加することを強要されることになる。
 え〜、なんというか、ギャグとかテンポとかあらゆるところで空回り感が。岸誠司監督は小気味良いテンポが持ち味なのに、やたらともっさりした台詞回しや場面転換がそれを阻害してる。相性悪いだろ、常識的に考えて。あと個人的に言うなら微妙に感じる自己陶酔臭が苦手。しばらく様子見。

  おとぎちっくアイドル リルぷりっ!#1 :人間がお伽噺を顧みなくなったせいで崩壊しかけてるおとぎの世界で、消えてしまった白雪姫、シンデレラ姫、乙姫に代わって伝説の力を持てる三人の人間の女の子がアイドルとして活躍する……らしい。いや、まあどういうことか良くわからんかもしれないけどそういうこと。
 とりあえず一にも二にも「棒」の一言に尽きる。それ以外はまあ、どうでもいいというか……

  最強武将伝〜三国演技 :中国で製作された、三国志演義のアニメ化。まあ、良くも悪くもオーソドックス。声優がなんか妙な感じと思ったら、役者さんがやってたのか。こういうのはむしろNHKが放映しそうなもんだと思ってたんだけどなぁ……
 あとついでに、SD三国伝も出だしだけ見ましたが、ジムの母子がザクの黄巾党に追われてる場面を見た時点で腹がよじれて視聴不可能になりました。だめだ、あれはちょっと耐えられる自信がない。

  GIANT KILLING #1:Jリーグの弱小チーム「ETU」がチーム立て直しのため招いたのは、イギリスでもアマチュアチームでプロチームに対抗させた実績のある男・達海だった。しかし、彼はかつて選手としてETUに所属していた時代、チームに後ろ足で砂をかけて出て行った人物として、一部のサポーターから裏切り者と恨まれてもいた。
 弱いチームで強いチームに勝つ「大物食い(ジャイアント・キリング)」をするのが楽しいと公言する男、達海。その彼が抵抗にあいながらも弱小チームを変えていく、王道と言えば王道のパターン。けど、原作も面白いし一話を見た限りではアニメもかなり良い出来だと思う。早速今期No.1候補ですかね。


2010年04月07日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンパイアバンド#12と君に届け#25とキディガーランド#25

 やっぱり最終回。

  ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド #12。原作とは背景を大幅に変えての三大公編終了&シリーズの締め。正直微妙だなあ。政治云々の話じゃなくてミナの個人的な出生の話に変えられちゃったし。第二期を意識して引きと落とし所を作ったのはわかるけど、原作の面白い要素を大幅に削いでしまっては……
 頑張ってはいたしそれなりに面白かったけど、やはり監督の作風との相性が悪かったとしか。


  君に届け #25。大晦日、千鶴とあやねのはからいで風早と二人きりで二年参りに行くことになった爽子。二人の粋な誕生プレゼントのおかげで爽子は初めて家族以外と誕生日である大晦日を、それも意中の相手と過ごすことに……
 爽子と風早のピュアっぷりが、心のどす汚れた私からすると若干いらつくこともありましたが、全体的に楽しめたかと。千鶴とあやねの二人のキャラによるところも大きいし、もともとそういうバランスが上手い原作をやはり上手いことアニメ化できたんでしょうね。
 でもこれ、ホントに深夜でやる意味ってあったんだろうか……昨今のアニメ製作の状況がそういうことなんでしょうが、でもアニメを見る層を増やす戦略を考えないと、こんなものどんどん先鋭化と尻すぼみの一方ですよ?


  キディガーランド #25。どうして日本産の魔王はすぐ世界を滅ぼしたがるのか。そういう「お約束」だと言えばそれまでだけど、同時にそういう安易な方向に持って来られると途端にリアリティがなくなるのだよなぁ。まあ、そもそもそういう話じゃないって言えばそれもそうなんですが、前作は結構ひねった設定だったから、ちょっと安易な話になってがっかりかなぁ、と。
 ちょっと中途半端でどっちに向いて作ってるかわからない話の印象でした。

[アニメ] 薄桜鬼#1とWORKING!!#1

  薄桜鬼 #1「雪華の都」。全然前情報なしで見たけど、新撰組ものだったんですな。ただ、なんか鬼みたいなのが出たり、基本は伝奇っぽい。っつーか、お嘆美逆ハーレム。まあ、元が女性向けゲームらしいので、そういうアレなんでしょう。
 新撰組と腐女子は昔からの定番の組み合わせなので(つか、みなもと太郎氏によると新撰組を再評価したのがそもそも腐女子の元祖らしい)、とやかく言うことではないんですが……う〜ん。
 どうせなら「行殺 新選組!」でもアニメ化すればいいのに。とか言ってるとマジでアニメ化されかねない昨今のアニメ業界の原作食いつぶしなので、言うのはやめとこう(って手遅れ)。


  WORKING!! #1「ワグナリアへようこそ♪小鳥遊、働く。」。北海道にあるファミレス「ワグナリア」。人手不足から新しいバイトを募集することになるが、それを任されたのはどう見ても小学生な女子高生・種島ぽぷら。友達や街頭の勧誘でも空振りで、最後の最後に必死の勧誘を行った男子高校生がようやくアルバイトに来てくれることに。
 その高校生・小鳥遊宗太はそんな経緯でワグノリアで働くことになったが、そこで働く人たちはみんな一癖も二癖もある面々ばかりで……

 ヤングガンガンで連載中のファミレスもの。変人ばかりが働いているファミレスでバイトをすることになった小鳥遊宗太だけど、彼にも実は代わった性癖が。小さい女の子や小さい動物が大好きで、そうでない女性が苦手というもの。回りからはロリコンの疑いを持たれるが、「つきあいたいとかそういうんじゃなくって、小さくてか弱いもの守ってあげたくなるようなものが好きなんです! 敢えて言えばミニコンです!」と、悪びれもせずに言うというたちの悪さ。w
 その他の面々もまったく仕事をしないヤンキー臭い店長や、楚々とした美人なのに何故か日本刀を下げているフロアリーダー、腹黒とちょっと怖い感じのキッチン担当二人組、そして極め付けは男性恐怖症で怖さのあまり目の当たりにした男性を半殺しにしてしまうウェイトレス……
 よくこんなんで営業できるなと思うけど、まあ、その他にまともな従業員もいるんでしょう。そして何故かぽぷらがこれでもかとばかりに動く動く。A-1 Pictures、アニメノチカラ枠もあるのに頑張るなぁ。今期の中ではかなり上位の期待度。


2010年04月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 荒川アンダー ザ ブリッジ#1と閃光のナイトレイド#1といちばんうしろの大魔王#1

  荒川アンダー ザ ブリッジ #1「1 BRIDGE」。有数のエリート企業の御曹司として生まれ育った、誰から見ても勝ち組の市ノ宮行。しかし、彼はズボンを悪ガキどもに取られ、橋の支柱にかけられて困っていた。誰か助けを呼べばいいのだが、彼の家の家訓で「誰にも借りを作ってはならない」というのを骨身にたたき込まれていたため一人でなんとかしようとするのだが、その現場をジャージ姿の少女に見られていた。
 助けようかと言う彼女の申し出を必死で断る行だが、支柱が倒壊し川に投げ出されおぼれかけたところを、意に反して助けられてしまう。恩を受けるとぜんそくの発作が出るまでに家訓が染みついた彼は、恩を返そうとその少女の望みを聞くのだが特にないという。それでもと無理矢理聞き出した彼女の望みは「恋をさせて欲しい」というものだった……

 今期の新房枠w
 ヴァンパイアバンドがちょっと作風がはずれてたのに対し、こっちはまんまというかなんと言うか。堂作者の「聖☆おにいさん」はちょっと違うけど。
 大企業の御曹司から一転、橋の下暮らしをすることになった行だけど、エリート意識が凝り固まった主人公が奇人たちに触れて変わっていく……と言えば確かにその通りなのだろうけど、その変わり方が良い変わり方なのかどうなのか。
 シュール系なので好みは別れるだろうし癖はあるけど、結構良い取り合わせに思えます。


  閃光のナイトレイド #1「救出行」。1931年上海。中国の軍閥に日本財界の重要人物が誘拐され、その事態収拾に新設されたとある特殊部隊が行動していた。その彼らはただのエージェントではなく、それぞれに超常能力を持った異能者たちだった。

 「アニメノチカラ」枠第二弾。雰囲気はそこそこ出てるもののやや上滑りの感もしたりしなかったり。でもこういう「背伸び感」は実は結構好きなんですよね。作画とかのレベルが高いので「へっぽこアニメ」とは言えませんが。
 1クールでどれだけ出来るかというのが結構大変だけども、時間制限有りの超能力(しかも一旦発動させたら制限時間のカウントを止めることが出来ない)というのは、地味に面白いかもしれず。二話以降の様子見かなぁ。


  いちばんうしろの大魔王 #1「魔王が誕生しちゃった」。コンスタンス魔術学院の転入生として帝都にやってきた紗伊阿九斗。初めての帝都でおばあさんを助けたらその孫娘に誤解され襲われるというトラブルに見舞われる。が、誤解が解けて話してみるとその少女・服部詢子は正義感が強く、しかも学院の生徒と言うことで意気投合。相手からの申し出で金打(きんちょう)で友情の契りを結ぶ。
 さい先が良いと思われた転入初日、しかし将来の職業を占う学院の八咫烏に「紗伊阿九斗の将来の職業は魔王!」と宣告されてしまう。それが原因で学院中から畏怖の対象にされてしまったばかりか、詢子から裏切り者呼ばわりされて狙われるはめに……

 パンチラじゃなく、ふんチラというのは新しい……のか? つかふんどしの意味ないよな、どう考えても。しかもメインヒロインじゃないとかw
 どうも出生の秘密があるらしいけど超善人の主人公が将来の魔王宣言されて云々かんぬん、という、まあ説明してしまうとそういう話のお色気コメディ?
 毒にも薬にもならず、まあ、そういうものとして楽しめってことでしょうな。
 ひとまず様子見。


2010年04月10日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] HEROMAN#2

  HEROMAN #2「エンカウンター」。自分が作ったヒーローマンが巨大化し、動き出したことに不安を覚えるジョーイ。ヒーローマンの力はすごいが、そんな力を自分が持っていていいものか。思い悩んだ彼は親友のサイに相談するが、その話を信じ切れない様子ながらもサイに「どうすべきかより先に、ジョーイがヒーローマンをどうしたいのかじゃないのか」とアドバイスをされる。
 そんなとき、セントラルシティにスグラックと名乗る宇宙人が襲来、破壊活動を始める。そしてスグラックは傍受した電波の発信元であるデントンを捕獲しようとする。デントンの危機を目の前にして、ジョーイはついに決断をする。

 第一話はなんとも判断がつかなかったけど、二話目はオーソドックスながら良い感じですな。ヒーローマンはあまりごちゃごちゃと秘密とかなしに、どうやらあくまで「突然与えられた力」という位置づけらしい。
 ジョーイはそのヒーローマンの力にあこがれが目の前に現れた興奮を覚えるが、同時に強大な力が手に余るのではないか、自分がこんな力を持っていていいのかと思い悩む。
 それに対し、出した答えはシンプルなもの。ジョーイはデントンを攫おうとしてたスグラックを倒し、みんなを守る。スグラックって倒すとあのでっかい甲羅みたいな形になるのか。
 でもスグラックはまだまだたくさんいるし、ジョーイのことを快く思ってないウィルもジョーイの秘密を知ってしまい、なんだか悶着がありそう。ウィルも心底悪い奴ではなさそうではあるのだけど……

[映画] 第9地区

 南アフリカヨハネスブルグに突如巨大な宇宙船が襲来、だがその中にいたのは、弱り切った数知れぬ異形のエイリアンたちだった。
 なんらかのトラブルで母星に帰れず地球にやってきたらしい彼らを地球人は保護するが、その実は「第9地区」と呼ばれる宇宙船直下の地域に隔離しており、あまりに人類と異なる彼らとのトラブルも耐えないのが現実だった。
 そして彼らの襲来から二十年。エイリアンの管理を委託されている軍事企業MNUは、市民からの苦情や激化する排斥運動を受け、エイリアンを校外の新しい難民キャンプに移動させようとする。
 その責任者となったヴィカスは武装した傭兵たちを引き連れエイリアンたちへの立ち退き勧告を行っていくが、訪問したエイリアンの家で発見した黒い液体を浴びてしまう。それが、エイリアンと人類にとって一大転換期の始まりになるとも知らずに……

 無名監督の比較的低予算映画ながら米国を席巻したということで話題の映画。宇宙人が集団で移民・難民としてやってくる、というアイデア自体は「エイリアン・ネイション」を始め多数あるのだけども、それが南アフリカ、しかもゴミ溜めのようなスラムに押し込められてるという図はかなり衝撃的。作風もセミドキュメンタリー形式で、記録映像風に作った映像を多用しリアリティを増している。
 映画の基本アイデアや筋自体はヘタをすれば陳腐になりかねないのだけど、この演出により臨場感を生み出し、先の展開を読みにくくしている。いや、中盤以降の筋を説明するとひどく陳腐に聞こえてしまうだろうから、説明はしないけど、中盤以降も大変面白かったです。
 この徹底したリアリティ演出は、かなり興味深かったですわ。


2010年04月11日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#9とW#30

ゴセイジャー #9「ガッチャ☆ゴセイガールズ」。いつもワガママで自堕落放題のエリ。几帳面な性格のモネがそれに耐えかねて校規粛正を言い出す。二人の女の子の折り合いの悪さに皆が困り果てていたところに新しい刺客、女王蜂のイリアンが現れる。
 全ての男を僕にしようとするイリアンの毒にアラタたちが倒れ、無事なエリとモネが戦うが、二人の連携がバラバラでアラタたちが連れ去られてしまう。
 困り果てるモネだったが、エリの言葉にヒントを得、アラタたちを取り戻そうとする。

 女性メンバーが二人が定番になってからは必ずある女の子回。それぞれ別の意味でワガママな二人に振り回されるゴセイジャーたちだけど、キャラが全般的に薄めなのであまり感情移入が……
 今回の敵キャラはプスワ星人のイリアン。言うまでもなくワスプ(スズメバチ)、エイリアンが元ネタ。
 次回は何故かさかな君が出てるんですが……


  仮面ライダーW #30「悪夢なH/王子様は誰だ?」。Wになって同化して入り込んだフィリップが翔太郎音夢の中でナイトメアドーパントを追い込む作戦が、現実世界にウェザードーパントが現れ無防備なフィリップを攻撃したことで失敗。翔太郎は夢の中から出られず、フィリップは変身も出来ずに追い詰められ、絶体絶命のその時、鳥型のガイアメモリが現れる。
 鳥型のガイアメモリはウェザーの攻撃をものともしないばかりが逆に跳ね返し一蹴すると、フィリップを取り込んでどこかへと消え去ってしまう。
 翔太郎も何故か夢での攻撃を解除したナイトメアから逃れるが、フィリップがいない今、Wに変身できない上に警戒したナイトメアはもう翔太郎の夢には来ないと宣言してしまっていた。さらに犯人と当たりをつけた姫香と同じ研究室の福島は翔太郎の目の前で眠り病になってしまい、捜査は振り出しに。
 完全に行き詰まった翔太郎に、亜樹子が「自分が例の機械を通してナイトメアをおびき出して正体を掴み、寝言で伝える」と、頼りになるのかならないのかわからない提案をする。
 半信半疑ながら他に手がない翔太郎はその策に乗るが、亜樹子の決死の作戦の結果伝えられた犯人の正体は……

 どうやら前回の話は「スタジアムの真ん中でいびきをかいて寝るライダー」「敵の能力でバイクを自転車に変えられしかも無様に転ぶライダー」というのが割と話題になったらしいですが、まあ、これまでなかったと言えばなかったけど、そもそも初代ウルトラマンなんかウルトラスティックとカレースプーンを間違えてるしなぁ。
 今回も夢の中で亜樹子がWに変身。通天閣やら太陽の塔やらを背景にスリッパ片手にナイトメアと戦うけども、まあ、もちろん通じるわけがなくあっさり追い詰められることに。
 それでも亜樹子の特殊能力(?)「やけに鮮明な寝言」によって、調子に乗ったナイトメアから聞き出した敵の正体。それはやはり依頼主の姫香のお騒がせ行動が原因だった。それを姫香に確認し、真犯人を伝えようとするが睡眠不足の限界を越えた姫香が眠ってしまい、いよいよピンチに。
 が、フィリップも復帰して、リアル世界で犯人を追い詰め、事件を解決する。~   で、そのフィリップは鳥型のガイアメモリ、琉兵衛の話によると「エクストリームメモリ」の中でフィリップはシュラウドと遭遇するが、シュラウドは「翔太郎はあなたにとって災厄だ」と言い残す。それでも「自分の相棒は翔太郎だけだ」と戻ってくるフィリップだが、事件が解決した後も一抹の不安を隠しきれない。
 若菜もメモリの直挿しの影響で妙にハイのまんまだし、あからさまなパワーアップアイテムのエクストリームメモリを中心に、ウェザー、シュラウド、若菜と、なんだかいろいろ錯綜しそうな感じ。
 次回はシュラウドの警告が実現するような展開らしいけど、でも悪魔と相乗りした翔太郎がそれで終わるとは思えないよなぁ。


2010年04月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#27

  キルミンずぅ #27「ネコの涙にご用心!?」。学校の宿題のために美術館へやってきたリコたち。そこに飾ってある猫の像の瞳にはまってる宝石から惚れ薬が出来るという伝承があると聞いた矢先、最近美術館内で夜な夜な猫の像が動いているという噂を聞いてしまう。猫絡みの話題でリコが飛びついたのはいつものこととして、スクープ狙いのリムや、一回は変身できたのにそれ以来何度やってもキルミンになれず危険な状況ならあるいはと考えるタマオも率先して張り込みをしようと言い出す。化け猫と聞いて怖じ気づいたケンだけがなんだかんだ言って参加せず、ナギサは皆に押し切られる形で付き添うことに……
 だが、実はリコたちは母親のハルカから「危ないことはしないという約束を忘れないように」と釘を刺されたばかりだった。それは、ハルカがミサことミシェルと再会したことで不穏な予感を覚えていたからなのだったが……

 3クール目に入ってさすがにいろいろ話が動き出してきたのかな。人間の身勝手な欲による自然破壊とそれを行う人間自体を憎んでるミサだけど、誤解やら何やらはありそうだけど根っからの悪人には思えないのだよなぁ。先の作戦失敗を獅子山のせいにしたカノンを「部下のせいにするな」ときちんと叱ったし。
 これまで子どもの遊びで探偵と怪盗ごっこを相手の正体を知らずやってきた子どもたちだけど、本格的に大人の話が動き出すことで、知らずに段々危険なところにまで足を踏み入れてしまう。まあ、普段は押さえ役のタマオもキルミンできたことで浮かれてたってこともあるんだけど。
 やったこと自体はいつものドタバタなんだけど、キルミン自体がまだ未完成なもののこと、そしてミサが何か画策してることを知ったこともあり、ハルカは今回はまったく容赦なしに子どもたちが約束を破った代償にキルミンコンパクトを取り上げてしまう。
 ハルカがミサが何か画策してることを知ったことでその調査を始めたみたいだし、新クール早々キルミンを禁止された子どもたちがどうするのか。って、来週すでにタマオがタマゴに変身してるんだけど……コンパクトもないのに???

[アニメ] 迷い猫オーバーラン!1と聖痕のクェイサー#14

  迷い猫オーバーラン! #1「迷い猫、駆けた」。都築巧は高校生ながら、実質上洋菓子店「ストレイキャッツ」を取り仕切っていた。本来のオーナーである姉の乙女が趣味の人助けで不在がちのためだ。幼なじみの芹沢文乃が手伝いなんとか店を切り盛りするが、やたらとちょっかいをかけてきたがる大金持ちのご令嬢梅ノ森千世やクラスメイトに囲まれ賑やかしい毎日を過ごしている。
 そんなある日、注文を受けていたケーキが何者かに食べられてしまい、犯人と思って捕まえた男の子は「食べたのは人間くらいの大きな猫」と言い出す。悪友の菊池家康がそれを嘘と決めつけるが、文乃が反発、犯人(?)の猫を見つけると言い出した。

 なんというか、主人公のモノローグを多用する脚本と言い、場面転換のやり方と言い、「フタコイオルタナティブ」をなんとなく彷彿とさせますな。
 でもこれ、フタコイ〜のスタッフは特に見あたらず、「バスカッシュ」の板垣伸の新作。確かに終盤の追いかけっこはバスカってたw これだけすぐに次の監督作が出来るってことは、バスカッシュの監督交代は手腕の問題や人間関係のトラブルってことではなかったのか。
 それはともかく、お約束のハーレムものだし、主人公と幼なじみのヒロインが孤児で云々、というあたりはやはり無理クリなんだけど、ドタバタのテンポが良く、結構楽しめた。
 あまり期待してなかった分、ちょっとお得感があるかな。文乃は日奈森あむと違いがわからないというのと、OP、EDが聞いてて脳が溶け落ちそうでしたが。


  聖痕のクェイサー #14「辻堂美由梨の憂鬱」。まさかの2クール目。1クールかと思い込んでおりました。で、今回はサーシャが記憶を失ったままのどちらかと言えば番外編。つか、いつ妄想オチとか夢オチになるかと思ってました。全然夢オチでなかったですが。
 スタッフの悪ノリもさることながら、声優陣、ノリノリだったろ? と突っ込まずにはいられない悪ノリ具合。美由梨愛されてるなぁ。
 ちなみにこんなセクハラアニメなんで女性のウケはさぞ悪かろうと思ったら、主人公がクール系ショタということはあるにしても案外と女性の評価は悪くないみたいなんですよね。エロもあそこまでネタに走ると逆に受けるものらしい。


2010年04月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 一騎当千XX#1と裏切りは僕の名前を知っている#1とWORKING!!#2

一騎当千XX #1「濡れる闘士」。普通に続き、らしい。友達の家で三期途中までは一気見したんだけど、三期目の最後の方は見てないからあんま話がようわからんなぁ。曹操はいつの間にか戻って来たの? で、今回は新キャラとして馬超が登場。女性化するとポニーテールでおバカキャラってのはお約束なんだろうか……いや、何気に乱世で天命を全うした武将なんだけどね。
 演義と同じく仇を討つために曹操を狙い、果たせずたたずんでいたところを劉備に拾われる。この辺、史実のパロなんだけど「闘士は三国志の武将と同じ運命をたどる」という設定があって登場人物も半ば自覚的だからめんどくさい……そもそも日本人で女の子に武将と同じ名前付けてる時点でおかしいんだけど、それはいまさら突っ込んでも仕方ないし。


  裏切りは僕の名前を知っている #1「刻、動き出す」。こっちはこっちでベタな導入。前世で云々かんぬんはいいけど、なんで前世がファンタジー的世界なんだろう……まあ、ある一定の層に「わかりやすい」からなんだってのはわかりきってるんだけどね。戦士症候群が出てくるのと同じ下地か。
 で、前世で姫だったのが現代では男なのもお約束。ラスボスっぽいのが世界を滅ぼそうとしてるのもお約束。嘆美なキャラの絡みをどう見せるか、ってのが主目的なんだろうなぁ。それはそれで需要があるのだろうから特に文句は言いませんが。
 でも、暴力振るってる相手がいたら遠慮なくおまわりさんを呼びましょう。つか、訴訟沙汰にして示談金をふんだくるという手も……


  WORKING!! #2「伊波、男性恐怖症。だって怖いんだもん…」。相手を半殺しにした後「あ〜、怖かった」と言う往年のなんば花月の舞台のようなことを素でやる伊波まひる。12歳以上と言うこともあって小鳥遊とは相性最悪なのだけど、小鳥遊が普通の女性を嫌うのには特殊な性癖以外にも理由があったり。そのうち出てくるのかなぁ。OPには出てるけど。>理由の張本人
 で、今回は伊波と小鳥遊の地味なバトル。間違いでシフトを同じにした店長がごまかすように「お互い性癖を直せ」と言ったことで、同じシフトに入れられることになった二人。男と見ると殴りたくてしかたない伊波に、小鳥遊はさすがにやり返しこそしないものの嫌味と冷たい態度の連続を……そんな小鳥遊にムカツキながらも殴ってるのは悪いと思ってるので伊波は歩み寄ろうとするのだけど、ことごとく空振り。つか、小鳥遊が全力で空振りにしてしまってるんだけど。
 酷い目に遭ってるのは確かだけど、二割くらいは小鳥遊本人の責任だよなぁ。妙にフラグが立ってる気もしますが。


2010年04月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 荒川UB#2とデュラララ#13とナイトレイド#2とうしろの大魔王#2

  荒川UB #2「2BRIDGE」。今回からOP有り。新房作品らしい手抜きとポップさの絶妙なバランスのキッチュな感じ。なかなかよろしいかと。で、今回は橋の下の住人として迎えられたリクルートの歓迎会が開かれるのだけど……まあ、よくあるいい話といい話台無しぶりが持ち味だろうなぁ。
 ドラム缶風呂は、まああこがれるのはわかるけどタオル巻いてても結構微妙だと思います。つか、ここの人たち通報されないんか……いまさら過ぎるけど。


  デュラララ! #13「急転直下」。ダラーズの初集会から半年、帝人も元の生活を取り戻したかに見えた。矢霧誠二と張間美香の異様な関係のラブラブカップルぶりは新たに日常風景に加わったけども。しかし首なしライダーが都市伝説から半ば公認のものになった一方で、今新たに世間をさわがせているのは謎の通り魔だった。死者こそ出ていないもののたくさんの人間が刃物で切りつけられ、しかも犯人はまったく不明。世間では首なしライダーやダラーズとの関係も取りざたされていた。
 そんな事件とはまったく無関係のように帝人・正臣と微妙な距離感の関係を続ける杏里。彼女は昔虐められた相手に再度絡まれるが、その途中で通り魔が乱入、事件に巻き込まれてしまう……

 折り返しを迎えて、原作二巻の内容に突入。OPも変わって、前のよりは大人しめだけどまあ悪くない感じ。OPにも色んな人が加わってるけど、羽島幽は、まだこの段階ではほとんど絡まなかったはずなんだけど……第二部は平和島静雄も大きく関わるので、その辺でアレンジがかかるのかな?
 今回の視点は園原杏里。過去いじめを受け、かつては美香に、今は帝人たちを居場所として利用してると引け目を感じている彼女だが、それもあって帝人たちの気持ちに気付いていながらさらに一歩踏み込むことができない。と言ってもそれだけでなく、自分の出来事を他人事のように観察することで心の平穏を保っているというのもあるのだけど。その彼女が突然通り魔事件に巻き込まれることに……のみならず、正臣の周辺でも不穏な動きが。この事件をきっかけとして帝人を含めた三人はのっぴきならない状況に巻き込まれることになるのだけど……
 そいでもって変化にとまどうのはセルティ。ちょっと脅せば不良だろうが警察だろうが逃げ出したはずだったのに、新しく来た白バイ警官に追い回されて警察がトラウマに。チャットでも滅茶苦茶怖がってるしw^  更にそのチャットに罪歌というハンドルで乱入してきた謎の荒し。意味不明の言葉を書き散らしては消えるのだけど、甘楽が「対処しても何故か防げない」と言ってるのが相手の正体のヒントだったり。
 それにしても岸谷新厳、やっぱ動いてるのをみても異様だなぁ。


  ナイトレイド #2「回想のロンド」。葵たちに新たに下った指令、それはスパイの嫌疑がかけられている世界的に有名なバイオリニストの身元調査と、情報漏洩阻止だった。しかしそのバイオリニストに情報を流したのは造反した日本軍将校であり、しかもそれは雪菜の兄だった……

 今回は各人の過去がそれぞれ匂わされる。一番分かりやすいのは葛で、元は優秀な士官候補生だったものの特殊能力を持ってることが知れてしまい、桜井機関に半ば強制的に編入されることに。厳しい祖母の教育により「卑怯な振る舞い」「正道でない生き方」に対し強い抵抗を持ち、今の自分の身分や能力がそうではないかというのが、一話で見せた能力の使用へのためらいの原因らしい。
 次に分かりやすいのは雪菜で、造反行為を行い姿を消した兄を捜すために桜井機関に身を投じる。その辺は他の仲間も事情は知らないみたいだから、仲間と言うよりまだ寄せ集めなんだろうなぁ。
 過去が匂わされているものの一番良くわからないのは葵。恋人か婚約者か、かつて亡くしていてそれが桜井機関に加わった理由の遠因でもあるようだけど、詳細は一切不明。ただ、へたくそなバイオリンをやめようとしないのは彼女の影響らしい。
 そいでもってあざとい萌えキャラも登場w まあ、こういう歩き売りは当時普通にあったみたいだしねえ。でも今のところキャラ的には桜井のおっさんのタヌキっぷりが一番かな?
 それにしても最後の注意書き、この手のネタはやっぱいろいろ言い訳しとかないとうるさいんだなぁ。


  いちばんうしろの大魔王 #2「おかしな監視員」。聖職者希望なのに将来の大魔王と予言され、学院中から恐れられた挙句詢子から仇敵扱いされる阿九斗。行動が裏目に出てばかりで詢子に襲われて謎の力が発動してしまい返り討ちにしてしまう。そこに、彼の監視員だという人造人間のころねが現れる。実は学院長が彼の身柄保護と監視のために要請したのだった。が、天然なのかわざとなのか、このころねのせいでまた一層話がおかしなことに……更に、彼を利用しようと陰謀をめぐらす人物も現れる。

 見ていてなんか懐かしい感じがすると思ったら、シリーズ構成・脚本が吉岡たかをでした。まあ、この手のものはお手のものですわな。
 まあいろいろお約束な力の発動とか姿を消せるけど服までは消せないので全裸になるヒロインだとか、なつかしいくらいに安定したドタバタ。いや、悪い意味でなく。
 吉岡たかをがシリーズ構成なら、何故か良い話でまとめられる(しかも家族愛の可能性高し)なので、つきあってみますか。


2010年04月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] HEROMAN#3とおお振り夏大#2

  HEROMAN #3「インヴェイション」。デントンを攫おうとしたスグラックは倒したが、彼らは斥候に過ぎなかった。本格的な侵略が始まり、街ではスグラックの大群が破壊の限りを尽くすが、警察はおろか軍隊でさえも歯が立たない。
 ひとまず避難所へ逃げることになったが、ジョーイは祖母が心配で家まで祖母を迎えに行くことに。サイも一緒についてきてくれるが、ジョーイの前にヒーローマンの活躍を見ていたウィルが現れ、「お前なんかヒーローじゃない」と言い捨てて立ち去っていく。
 ジョーイは立ちはだかるスグラックを倒し祖母を見つけ、一緒に避難所に向かうが、ウィルはジョーイへの対抗心からスグラックの宇宙船に潜り込もうとしていた……

 最初あまりにベタな展開に「どうだろう?」と思ったけど、今時ベタな侵略者襲来を、真面目にやってるせいか段々面白く感じてきましたよ?
 すごい力を手に入れてもヒーロー気分でいい気になるのではなく、自分に出来ること、自分がやらなきゃいけないことを少しずつ模索するジョーイ。ヒーローマンを使って戦わせるのではなく、あくまで自分も一緒に戦おうとする。その気持ちに応えたのか、ヒーローマンも新たな力を見せていく。基本的に命令に従ってるとは言え、ヒーローマンにも心があるっぽいしなぁ。
 そのジョーイに、妹のリナのこともあってか対抗心を燃やすウィル。どうも無謀な行動に出手しまう様子。考えがある、ったって、アメリカのリーダーの「私に良い考えがある」ってセリフほど不安に陥る言葉はない……ちなみに「それならプランBだ!」もダメだからね。


  おおきく振りかぶって 夏の大会編 #2「崎玉」。西浦高校の次の対戦相手は崎玉高校。その仕合を偵察に来ていた西浦ナインだったが、阿部は崎玉の攻撃と雰囲気の要が一年の佐倉だと見抜き、彼を徹底的に敬遠して相手のやる気を削ぐ作戦をモモカンに進言する。のみならず、三橋の体力の消耗を心配した彼は、なんと崎玉との仕合をコールドで終わらせようと言い出す。

 先週から始まってたっけ。うっかりしてた。
 強豪桐青高校を二回戦で下し下馬評をひっくり返した西浦高校野球部。次の試合相手はやはり無名校ながらルーキーの活躍もあってかならずしも侮れない。が、阿部とモモカンはそのルーキーさえ潰してしまえば簡単に後略できると言い、さらに阿部はコールド勝ちしようとまで言い出す。
 それを聞いて現在田島に変わって四番を任されてる花井は自分の責任の重さにおじけずいたような態度を見せてしまう。まあ、田島みたいな天才(天然?)ならともかく、普通はそうだわな。その為の作戦と采配を練る阿部とモモカンだけど、桐青を破った西浦を警戒し、情報を集める者も。美丞大狭山の監督の滝井がそう。桐青出身ということもあり、破れた母校のふがいなさを後輩にあげつらって鬱憤を晴らす傍ら、メシで釣って情報収集を……西浦の前途も多難だなぁ。


2010年04月18日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#10とW#31

  ゴセイジャー #10「ハイドの相棒」。スカイック族、ランディック族はそれぞれパートナーがいるのに、シーイック族のハイドだけがパートナーがいないことを改めて疑問に思うゴセイジャーたち。アラタだけはかつてハイドの相棒に会ったことがあるらしいが、そんな時にルビーウ星人クラスニーゴがやってくる。しかしクラスニーゴとの戦闘でハイドはまったく冷静さを欠き、結局惨敗してしまう。実はハイドの相棒、マティスはかつてウォースターの天の塔襲撃時にクラスニーゴからハイドを庇い、命を落としたのだった。
 久々に通信が通じたマスターヘッドから「お前がすべきことは?」と問われ、「マティスのためにも奴を倒す」と答え、もう少し頭を冷やせと言われてしまうハイド。そんな時、天知博士が友人の海洋生物の専門家、さかなクン博士を連れてくる。天文バカと魚バカの二人は話がまったく噛み合っていないながらも何故か意気投合し、和気藹々。そんな不思議な二人のやり取りを見ていたアラタが、何か思いついたらしくさかなクン博士から地球を守るためのヒントをもらえるかもと、ハイドに一緒にいるように提案する。

 本来ゴセイグリーンになるはずだったマティスの存在とか今回匂わされたけど、やっぱ今回の出色はさかなクンでしょうw いや、あの天然キャラぶりはすごいわ。素のキャラで番組になじんでるw
 かつて自分の危機を救うために命を落とした相棒のためにと、復讐に凝り固まるハイドだけど、クラゲクライシスの話をするさかなクン博士に「だったらクラゲを減らせば良いのでは?」と問いかけ、「いろんな生き物がバランス良く暮らすために、もっと大きく、広い視点で地球の海を守ることが大事なのです」と言われ、自分が復讐に凝り固まりマティスの願いでもある地球を守ることを忘れてしまっていたことを思い出す。お礼を言ってピンチに陥る仲間の元に駆けつけようとするハイドに「頑張ってください、天使さん!」と声をかけるさかなクン。これって「ベルリン天使の歌」におけるピーター・フォークと同じ役所って解釈でいいんですかね?
 今回の敵キャラの元ネタは「ゾウムシ(Weevil)」、「クライシス2050」。どっちも2ch見ないとわからなかったよ……
 それにしても「クラゲクライシス」って、さかなクンが言うとハッタリでもホントらしく聞こえるなぁ、と思ったら ホントにあった!  二人の博士の分かりづらい喩えと言い、妙に教育的だな、この番組。


  仮面ライダーW #31「風が呼ぶB/野獣追うべし」。鳴海探偵事務所にやってきた妙に貫禄のある無頼な出所上がりの男、尾藤。彼はおやっさんこと鳴海荘吉の旧知らしく、面会時に「調査してることがあるから、出所したら事務所に来い」と言われたらしい。が、翔太郎でさえもその話を聞いていない。荘吉が既に亡くなっており、話の件も誰も知らないとわかり尾藤は立ち去ろうとするが、翔太郎は「おやっさんのやり残した仕事ならそれは自分の仕事だ!」と尾藤に食い下がる。
 尾藤に相手にされないながらも彼と一緒に行動する翔太郎だが、尾藤はかつての弟分である有馬という男の元を訪れていた。彼の女房とも親しいらしい様子だったが、肝心の有馬はテキ屋の元締めに収まり、けんもほろろに尾藤を追い返そうとする。その態度に腹を立てた翔太郎は、有馬に「おやっさんから話は聞いて、例のものも預かってる」とハッタリをかましてしまう。
 案の定、ハッタリに引っかかりビースト・ドーパントが二人を襲撃、翔太郎は早速Wに変身して迎え撃つが、何故か不調をきたし、本来の力を出すことが出来ない。アクセルが駆けつけ、また尾藤が「そいつは何も知らない。ハッタリをかましただけだ」とばらすことでビーストは変身を解除、有馬としての正体を晒し、その場を立ち去る。
 事の真相は、ビーストに変身して犯罪を犯した有馬を、有馬の女房である鈴子に密かに想いを寄せ居ていた尾藤が、有馬の罪をかぶって服役、しかし有馬はいまだにビーストで罪を重ねていたのだった。有馬の捨て台詞から、翔太郎は生前荘吉が見せた木彫りの熊が今回の件に関係あるのではないかと睨むが、それを探しに行こうとする翔太郎をフィリップは止めようとする。というのも、変身時の異常の原因がエクストリームメモリと接触した自分の力が増大したことで、翔太郎がそれに着いて来れなくなったからと気づき始めたからだった。

 なんてベタな、なんてベタな昭和テイスト! いや、良い意味で。
 弟分の泥をかぶって敢えて臭いメシを食う兄貴分。しかし娑婆に戻ってみれば自分のいた組は増長した弟分に乗っ取られ、その弟分は兄貴分を邪険にするのみならずさらなる悪事を行おうとしている……って、最近「とある科学の電磁砲」でもそんな展開あったけど、やっぱこの手のパターンの金字塔は「男たちの挽歌」でしょう! やっぱここは鳩とスローモーションと横っ飛びを……(って、挽歌では実は鳩は出てないんだけど)
 おやっさんのやり残した仕事だからということ以上に、おやっさんと同じ時代の雰囲気を引きずる尾藤に惹かれて行動を共にする翔太郎。有馬の所行に我慢が出来ずハッタリをかましたり、ずけずけと「鈴子のことが好きだったから罪をかぶったのか……」と思ったことを口に出して、「薄っぺらすぎる」と指摘されてしまう。そして「薄っぺらな奴は、大事なものをなくすことになる」と……翔太郎は「おやっさん以上に大事なものなんてことは……」と、かつて自分の軽挙でおやっさんを失ったことを思い出す。この辺は劇場版「ビギンズナイト」の話ですな。
 でも翔太郎はまったく予感すらしていないが、シュラウドがフィリップに「翔太郎は災いをもたらす」と予言しており、それが現実になるかのようにフィリップの増大する力に翔太郎が着いて来れず、Wとして力が振るえなくなっていく。
 それはフィリップの身体をベースとしたファングジョーカーでも同じ事。どうも次回予告とか見る限り、シュラウドがフィリップの相棒として用意したのが竜で、そのためにアクセルドライバーなどを与えていて、イレギュラーな翔太郎は排除したい意図のように思える。
 でも、なんでシュラウドがそんなことをするのかってのが問題なのだけど、冴子と同じくフィリップを「来人」と呼ぶことを考えると、やっぱりフィリップは園崎の人間で、母親がシュラウドなんじゃないかと。
 それにしても鈴子、なんか微妙におかしいような。実は裏で二人をいいように扱ってたのは彼女、ってオチではなかろうな。


2010年04月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] TVタックルに麻生元首相が出てた

 TVタックルに麻生氏が出ると聞いて、出来る限り残業しないようにして帰宅して視聴&録画。たけしとの酒の席で「出てよ」と言われて「ついOKしてしまったw」というのがらしい。ビートたけしだから引っ張り出せたというのもあるけど、ビートたけしのポジションだからこそ出せた、という部分もとても感じた。若干、いまさらながらの鳩山政権叩きのダシにされたという感もあったけど。「言ったからには実行しろ!」で「民主党にブーメラン」のテロップが入ったのは笑ったが。
 番組の内容的には「今だからわかる麻生政権の功績」みたいな感じだったけど、それ、全部当時から言われてたことなのだよね。「マスゴミ」と言って揶揄する人もいるけど、マスコミも報道しなかったわけじゃない。ただ、扱いは小さく責任追及とか解散期待の記事ばっかだったんだけど。この辺は最近調べてカルテルというよりマスコミの意識のずれから生じてることらしいという印象。微妙に歪んだ使命感と政党寄りの慣習の正当化とがあって、「情報をもらえなくなると困るからある程度手心を加えないと」というのと、自尊心をくすぐられて「この政治家はマスコミを大事にしてくれてる」という懐柔に簡単に引っかかって、記事に傾向を加えてしまうのが昨今のマスコミで、麻生氏はそこを斟酌せずまったく無視したのでマスコミに大バッシングされたというところだろうな。麻生氏の宣伝戦略の欠如と言われればそうだが、そんな程度のマスコミも情けなく、なにより今はテレビ新聞以外に情報を得る手段はあるのにそれを行使せずに流されるままだった視聴者も情けない。
 まあ、今言っても何もかも繰り言にしかならないけど、でも麻生氏の相変わらずの調子を見られたのは良かった。
 ちなみに鳩山はダメダメだけど、小沢については今ちょっと評価を保留。鳩山を暴風壁にして、なんか水面下で動いてますな。単に権力が欲しいだけの人物とも思わないけど、かと言って賛同もしかねる感じ。


2010年04月20日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#28と迷い猫#2

  キルミンずぅ #28「ストップ!ローリングタマゴ、カモン!?」。リコたちはルールを破ったことがばれてママにキルミンコンパクトを取り上げられてしまった。キルミンでいろいろやることの楽しさに慣れてしまい、キルミンなしではいても立ってもいられないリコはリムやナギサに当たり散らし、一人でコンパクトの隠し場所を探す。そんな時、ようやくキルミンできるようになったタマオが、謝ってコンパクトを返してくれるよう頼もうと御子神家を訪れるが、生憎ママは留守。落胆したタマオだが、来たついでに御子神博士のデータを調べようと屋根裏の研究室に篭もるが、たまたまそこに隠されてたキルミンコンパクトを見つけてしまう。喜び勇んでキルミンになるが、変身したのは一番最初と同じタマゴ。意識もなく自分で動くことも出来ず、転がり続けるタマオのタマゴを巡ってリコたちは七転八倒することに……

 ハルカ(ママ)にコンパクトを取り上げれたリコ。返してとせがむが、ママにキルミンとは何かを問われ、「楽しいもの」としか答えられず、もっと考えるように言われてしまう。
 ナギサは隠し場所を知らされているっぽいけど、それはちゃんとハルカとナギサの間で信頼関係があるからなんだろうなぁ。リムは理由はわからないながら何か反省しないといけないことがあると察してるけど、リコはとことん空気読まないw まあ、子どもってそんなものだけど。
 が、タマオがいつもは冷静なのにキルミンに変身できたことに浮かれ、ついキルミン禁止を破って変身したことから大変な騒動に……
 キルミンに変身すると言うことは楽しいだけでなく危険も伴うこと、動物も常に危険にさらされてることをその事で学び、それを正直に言ってママからようやくキルミンを許可される。前から分かってたことだけど、動物に完全変身しタイムリミットを過ぎると人間に戻れなくなってしまうことがタマオの調べで改めて分かって、キルミンが楽しいだけのものではないことをリコたちは知る。
 それにしても獅子山、苦労が多いなぁ。「将来の夢」についての作文も、リコとカノンもどうしてこうボケボケなんだか……


  迷い猫オーバーラン #2「迷い猫、笑った」。あれ? なんかいきなりガクンと質が落ちたというか、先週とまったく別のアニメみたいですよ? と思ったら監督が変わってた! つか、 公式サイト 見たらいまだに「監督交渉中」になってる! つまり、監督週替わり!? これはちょっと予想してなかった展開ですわ……いや、先週は板垣伸監督・演出・脚本というトリプルブッキングで流石にこれは特別だろうとは思ってましたが、最悪、このまま一話倒れですか?


2010年04月21日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 鳩山の言うことがよくわからない

 いや、就任時はもうちょっと意図がわからないでもなかった気がしたのだけど、最近は本当にわからない。悪い意味で人の話を気にしないというか、そのせいで妙なタフネス(つか、自分の世界に酔ってる状態)なのが、まあなんというか。これが菅でも微妙に問題の所在が違うだけでトータルとしては変わらないだろうし、前原とか岡田とかはまだ世間の常識に合わせた発言をするだろうけど、逆にそれゆえに憔悴して潰れるだろうしなぁ。
  オバマ政権で優先順位が急落する日米関係AFPBB News )。
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は前年の就任直後から日本を重視する姿勢を示した。オバマ政権がホワイトハウス(White House)に招いた最初の外国首脳は当時の日本の首相だったし、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官は最初の外遊先に、このアジアの同盟国を選んだ。

 わずか1年でなんという変わりようだろうか。

 核安全保障サミット出席のため前週ワシントンD.C.(Washington D.C.)を訪問した鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相がオバマ大統領と顔を合わせたのは晩さん会の10分間だけ。それも他の首脳が会議の前に食事を楽しんでいる間のことだ
 まだ一年経ってへんがな、って突っ込みはともかく、まあ、これはわからないではないですけどね。麻生氏就任時はサブプライムショックで世界中が落ち込み、比較的傷が浅いと思われる日本に擦り寄る意味もあったし、外交を重視し反応が早い麻生政権への優先度が高かったのは理の当然とも言える。
 現状、世界各国がサブプライムショックからの立ち直りを見せてる反面、内政でごたつき、外交のレベルも優先度も低い、というだけでなく、打っても響かない首相を相手にする意味もないわけで。
 アメリカの外交戦略は至極妥当で、普通はそれを踏まえて行動するものだろうになぁ。基地移転も「沖縄外」という言葉尻だけ合わせようと費用対効果やらなんやら無視でなんとかこじつけ的で力尽くの決着をつけようとしてるけど、流石に無理があるでしょ。アメリカの宣伝工作でそれが強調されてるにしても、新聞各社もいい加減呆れてるふうもあるし。
 まあ、マスコミはもう一段掘り下げた報道をして欲しいとは思いますが。鳩山自身には掘り下げるほどの深さはないんですけどね?

[アニメ] WORKING#3とイナズマイレブンちょっと

  WORKING!! #3「八千代と杏子と佐藤…と、帰ってきた音尾さん」。今回のメインはフロアチーフの轟八千代。美人で仕事が出来て、人柄が良い。ただ、数少ない欠点は何故か腰から日本刀を下げていること、それとダメ店長な杏子LOVEなこと。めんどくさいことに、唯一の常識人の佐藤がその八千代に惚れてるっぽいことが小鳥遊の面倒の元に……いや、小鳥遊自体が相当ダメ人間なんですけどね。
 影の薄さが逆にキャラが立ってる音尾さんとかも出たけど、まあいいや。<おいおい
 つか、平池監督、迷い猫オーバーランの第三話の雇われ監督もやったみたいだけど、あの番組もあの番組でどうなってるんだか。


 イナズマイレブン、何気に主要声優が今旬な面子なのだよなぁ。しかも今回遊びまくりだし。ファミレスの店員の声がくぎみーだったのはどうかとw メインで虎丸(♂)やってるのにw


2010年04月22日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デュラララ#14と会長はメイド様#1

  デュラララ!! #14「物情騒然」。杏里が切り裂き魔事件に巻き込まれたと知り、心を痛める帝人。のみならず、切り裂き魔の犯人はダラーズの一員だという噂が流れる。公園で思い悩んでいたところを、セルティに話しかけられ、セルティが切り裂き魔探しを手伝うことに。
 セルティにはダラーズのためだけでなく、以前襲われたことがあるからだが、切り裂き魔とセルティの間には彼女も知らない因縁があった。

 無事だったとは言え、切り裂き魔事件に杏里が巻き込まれたこと、その切り裂き魔がダラーズの一味だと噂されていることに心を痛めた帝人はセルティの協力を得て切り裂き魔の正体を探そうとする。が、そのセルティにとって切り裂き魔は「以前襲われた」以上の因縁があった。
 セルティの探し求めていた首を彼女から奪ったのが、恋人・新羅の父である森厳。のみならず、を共有していたセルティの首と身体の魂を切り裂き魔を操る妖刀「罪歌」で切り落としたのであり、そのことを新羅も知っていたのだと知る。
 首にはもう固執してないとはいえ、新羅がそのことを知っていてずっと黙っていたことに、裏切りに近い印象を抱いて家を飛び出すセルティ。すっかりリア充な恋人同士になったと思ったのになぁ。逆に恋人だから拘るのか。
 一方、切り裂き魔のことを尋ねられ、過去あったことも聞いて本人以上に怒ったのが静雄。静雄はこういう奴だよなぁ。段々わかってきた。自分が傷つけられるとかバカにされるとかじゃなく、理不尽なこと、大事な人間を傷つけられることに一番怒るんだ。まあ、そのキレ方が尋常じゃないだけで。
 今んところ蚊帳の外っぽい静雄だけど、この後もろに巻き込まれていったりいかれなかったり。


  会長はメイド様! #1「美咲ちゃんはメイド様!」。男子校から共学になったばかりの星華高校。自然女子生徒の数は少なくその立場は弱かった。その現状を変えるべく、生徒会長になったのは男嫌いな鮎沢美咲。女生徒から絶大な支持を受ける一方で強引なやり方は男子生徒からの反感も買っていた。
 美咲がなぜそこまで男嫌いかというと、実は父が借金を作って蒸発したというベタな理由。そのために共学になって学費が安い星華に入学したのだが、それだけではまだ足らず、家計を支えるために他の生徒たちには内緒で隣町のメイド喫茶でバイトまでしていた。
 が、ある日バイト先に天敵である碓氷拓海がやってきて、メイド姿を見られてしまう。不気味な笑みをたたえて去っていく拓海に、ばらされて権威が地に落ちると戦々恐々だったが、何故か拓海はばらそうとしない。良い奴か? と思ったのも束の間、毎日のように店にやってきては冷やかしていき美咲の怒りは頂点に。
 が、そんなときやはり美咲に反感を抱く別の男子生徒にメイド姿を見られてしまい……

 コミックスが出たときに、少女誌にもメイド喫茶ネタが出たかとちょっとネットでも話題になったので、タイトルだけは知ってましたが、まあこういうものまでアニメ化かあ。いや、悪くはないけど、狙ってる層がイマイチようわからん……話自体はベタながら結構楽しめましたが。
 ただ、相手役の碓氷がプレイボーイ風で男子生徒からも兄貴分的に一目置かれてるってのは、作劇上の必要性・妥当性はわかるけど、やっぱ男の目から見たら違和感あるよなぁ。


2010年04月24日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] けいおん!!#1とさらい屋五葉#1

  けいおん!! #1「高3!」。高校三年生となった唯たち。相変わらずのほほんとしているが、新入部員勧誘をしないといけないと指摘され、ぼちぼち動き始めるものの主に唯のずれたセンスのおかげでまったく成果が上がらない。別にこのままでもいいんじゃ? という雰囲気になるが、「このままだと来年梓一人になってしまう」と言われ、奮起するのだけど……

 第一期が人気だった女子校軽音部アニメの第二弾。あらゆる意味で内容は前作どおりなのだけど、やはり演出や作画がすごいと思う反面、唯たちの悪意はないが微妙に洒落になってない鈍感さ加減に妙にいらつくというか。まあ、それをスルーするゆるい雰囲気と、「模範的でない」ところがいいというのもわかってるのだけど、やはり個人の好みというものはいかんともしがたい。
 いや、見続けるけど、楽しむ一方で前作同様この妙な苛立ちは覚え続けるんだろうなぁ、と。


  さらい屋五葉 #1「形ばかりの」。生来の気の弱さと人目を苦手とすることから浪人となってしまい江戸へと出てきた秋津正之助。しかしやはり用心棒をしても先方から早々に断られ、難儀していたところへ遊び人風の優男・弥一から声をかけられる。
 蕎麦をおごってもらったついでに出た話は、「形ばかりの、用心棒をしてもらえねえか」というもの。今晩会う相手が用心棒を雇ったと聞き、威嚇のために居て欲しいというのだ。政之助はよろこんでその話に飛びつくが、実力行使に出た相手の用心棒に、政之助は意外な腕の冴えを見せる。が、政之助も弥一のしていた交渉がさらった人質の交渉だと知り、驚く。
 弥一は言う。「俺たちは、人さらいをなりわいとしている、賊さ」。

 やはりノイタミナ枠で「リストランテ・パラディーゾ」(リストランテの人々)がアニメ化されたオノナツメの時代劇マンガ「さらい屋五葉」のアニメ化。監督は望月智充と大ベテラン。キャラクターデザインが中澤一登で制作がマングローブとなると、サムライチャンプルーが……って、アレは全然違うか。
 オノナツメ作品はテレビドラマを彷彿とさせる雰囲気のものが多いのだけど、これもご多分に漏れず。60〜70年前半の時代劇か、「鬼平」などのフジの時代劇のような感じ。まあ、ノイタミナ自体が従来のアニメ層だけでなくドラマ寄りの客を意識してるしなぁ。
 個人的には初期必殺の匂いを感じさせるところが気に入ったり。いや、多分ファンの欲目なんですけどね。人から薦められてアニメ化に先立ち原作をとりあえずお試しで一冊読んだのですが、結局既刊七巻全部揃えることに……
 元々オノナツメの画風が陰影が印象的な、ちょっと切り絵っぽい画風だから余計こと光と影のコントラストを持ち味にしてた必殺シリーズが重なるのかも。
 ところで予告、自重しろw>「さーて来週のさらい屋五葉は?」

[アニメ] ナイトレイド#3と大魔王#3とHEROMAN#4

  #3「狙われたビッグフォー」。行方知れずの兄からの手紙を受け取った雪菜。雪菜は兄の呼び出しに応じ上海市街に出かけたところ、建設中の百貨店で爆発が起こる。葵たちも現場に駆けつけるが、それはこの百貨店を含む「ビッグフォー」と呼ばれる四大百貨店を爆破するという予告があったと連絡を受けたためだった。雪菜は街中ですれ違った憲兵風の男から受信したイメージで、残りの四ヶ所に仕掛けられた場所のヒントを皆に伝え、次の犯行を防ごうとするのだが……

 いよいよ敵組織の動きが見えてきた、ってところですか。ただ、雪菜の兄が中心となった組織のようだけど、何が目的なのか。単なるクーデターとかではないよな。
 で、相手方にも能力者がいて、その力は葛と同じテレポート。しかも目に見える場所へしか飛べない葛と違い、目に見えないところでも飛べるようで厄介きわまりない。さらに雪菜ほどではないが、相手の心を読む能力まで備えていて……
 日本軍の秘密研究部隊からの離反とかなんとか、そんなんなんですかね? なんだか英霊を宿した強化外骨格とか開発してそうですが……
 兄からの使いというその男に、雪菜は同行を拒み、明確に兄と反対の立場を取ることを示す。
 それにしても桜井のおっさんに同行してるモジャ男、単なるドライバー兼用心棒かと思ったら、記憶操作の能力の能力者だったのか。


  いちばんうしろの大魔王 #3「ちょっと怖い先輩」。評判の模範生で女子寮の寮長でもある江藤不二子にお願いして、絢子との取りなしをしてもらえることになった阿九斗。が、不二子の正体は学園を裏から黒魔術で掌握する裏番。阿九斗に親切にするのも、将来の魔王を籠絡して手下にしてしまおうという考えからだった。
 そんなこととは知らない阿九斗は指定された待ち合わせ場所に行くが、そこには不二子の指示で待ち構えていた不良生徒たちが。自称舎弟の寛を人質にとられるだ、阿九斗は異様なまでに冷静なまま自分の強大な力を使って不良生徒たちを一人ずつ潰していく。が、その現場を遅れてやってきた絢子に見られてしまい、正当防衛と言っても信じてもらえず絢子率いる討伐隊に学園の規則に則った勝負を挑まれる。

 え〜っと、主人公、将来の魔王疑惑を一生懸命否定する割に、ノリノリじゃないですか? まあ、不二子に騙され風紀委員に立候補したものの、学院における風紀委員が「狙ってくる不良をたたきのめし力を誇示したい者のなる役職」と聞かされ、成り行きで撤回も出来ず就任してしまった割に、「二度と刃向かう気が起きないように」と、見せしめの拷問にかけようとしてる時点でちょいと難があるんですが……それ以前に手足を魔法で潰して血反吐吐かせたりってのもあるんですが。ノリノリだな、オイ。
 でもこれは絢子との間をこじらせるだけこじらせて、仲直りが上手く行く魔法薬と言って阿九斗に渡した魔法薬を使わせるため。その正体は実際は不二子にめろめろになって忠誠を誓わせる薬だった。が、絢子に追い詰められてその薬を使おうとしたところ、魔法銃の中身は空。実は阿九斗が不二子から薬を受け取るときに、透明になって傍らにいて不二子の嘘を信じてしまった曽我けーなが盗み取って、ご飯に薬を混ぜたものをころねに討伐隊めがけ射出させてしまう。曰く「みんなでご飯を食べればきっと仲直りできるよ」。
 今のところけーなはただの天然ボケっぽいけども、髪飾りが象徴的に使われてる割にOPでの扱いはメインヒロインのそれでなく、なんだか妙なポジションなんだよなぁ。
 ところでOPというと最後のイラストの絢子の刀の構え方、あれ、自分の身体切るぞ。せめて鞘に収めとけ。


  HEROMAN #3「タマ」。ヒーローマンの活躍でおばあちゃんや同級生たちの身柄は守ったものの、スグラックの地球侵攻の勢いは止まらない。軍隊ですらも歯が立たない相手に対抗する手段は、ジョーイだけが操れるヒーローマンだけだった。
 しかしヒーローマンを危険視するスグラックは、ヒーローマン破壊のために巨大なタマを射出し、街ごと破壊しようとする。

 ヒーローマンの作画が日本の著名スタジオ名が軒を連ねててすごいことになってるというのが微妙に話題になったりなってなかったりしますが(いや、でもホントにそうなので洒落になってないのだけど)、今回はそれを見せつけるように巨大描写、タマの描写と、力入りまくりですな。~ 敵の攻撃がシンプルながら容赦ないってのも、非常にアメリカのエイリアン襲来ものっぽい。
 ヒーローマンでも破壊できない敵の兵器に、ダメージを受け、ジョーイにもういいと言われても止めようとするのをやめないヒーローマン。そんなヒーローマンの姿と彼のために心から悲しむジョーイに応えるように、ヒーローマンの新たな能力が……
 取りあえず避難所からみんなが非難するまでタマを食い止めることに成功したジョーイたちだけど、同じタマがいくつも街に放たれる。
 ウィルも敵の武器を奪おうと敵の基地に潜入して武器を見つけたはいいけども、スグラックに向けて撃つことが出来ない。セーフティロックがかかってるようで、その可能性を考えなかったこと自体は責められないけど、既にデントンが倒されたスグラックから武器を回収して解析し始めてるんだけど……それにしてもデントン、懲りないな。マッドサイエンティストの鏡というか、声がチョーなこともあってマリー&ガリーのガリレオにしか見えないというか。


2010年04月25日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#11とW#32

  ゴセイジャー #11「スパーク・ランディックパワー」。う〜ん、ダラダラ見る分にはいいんだけど、特にコレといって受ける部分はないのだよな。無理に詳細な感想は書かない方向で。
 今回はデータス巨大化&二号ロボ化。でも特にデータス話じゃないという。そいでもって今回の敵はダイケシ星人のヨークババンガ。元ネタはセミ(cicada)と「ニューヨーク東8番街の奇跡」。名前の方の元ネタと能力、特徴をダブらせてるみたいだけど、今回は映画でUFOがコンセントから電気を充電(食事?)してたことからか。


  仮面ライダーW #32「風が呼ぶB/今、輝きの中で」。パワーアップしたフィリップについていけず、ダブルの変身を維持できなくなった翔太郎。駆けつけたアクセルもビーストドーパントのパワーに圧されピンチに陥るが、フィリップから渡されたパワーアップしたサイクロンメモリの力でなんとかしのぐ。
 もう自分ではフィリップについていくことが出来ない……その事実を認めざるを得なくなった翔太郎は尾藤の「大事なものをなくすことになるぞ」という言葉の意味を噛みしめる。しかし、それでも自分に出来ることをしようと、戦いの中谷に落としてしまった木彫りの熊を泥まみれになりながら探す。
 やがて翔太郎は見つけた木彫りの熊を持って来るが、特に事件のヒントはなかった、とだけ言って傷ついた表情のまままたどこかへ行ってしまう。
 翔太郎とではもうWに変身できない。抜け殻のような翔太郎に落胆したフィリップはシュラウドからの忠告を思い出し、竜にパートナーにならないかと持ちかけるが、竜には一笑に附される。が、それを聞いた亜樹子が激昂。「翔太郎君は戦いの道具じゃないんだよ! それに翔太郎君は優しい奴だから何かをする奴なんだよ!」。そう言われたフィリップはいつの間にか相棒のはずの翔太郎を道具扱いしていたことに気付く。さらに、翔太郎が傷ついた目をしている時は何か無茶をしでかす時だと……
 案の定、翔太郎は木彫りの熊に隠されていた「証拠」を携えて、今回の事件の「共犯者」の元を訪れていた……

 Wのパワーアップ回。単純な危険ではなくパートナーの危機に陥り、お互い「相棒」の意味を考えることに。
 フィリップは翔太郎を道具扱いして見限ろうとしていたことに気付き、「相棒」として考え、翔太郎の行動を読んでそのピンチに駆けつける。翔太郎もそのフィリップに応えるべく、「どんなことがあってもついてってやる!」とパワーアップしたサイクロンのパワーに食らいつくようにWとして戦う。そんな二人の前に、エクストリームメモリが現れ、フィリップの身体を吸収したかと思うとダブルドライバーに合体、Wはサイクロンジョーカーエクストリームになる。
 瞑想なしで地球の本棚にアクセスできる能力と、絶大なパワーと同時に四本のメモリのパワーを扱える能力で有間のビーストと共犯者のゾーンドーパントを下す。
 で、本筋の方は案の定鈴子は悪女で、有間と共犯で強盗を行っていた。そして尾藤が自分に想いを寄せてることを利用して、騙して自分たちの罪をかぶらせたのだった。生前のおやっさんの言ってた「出所祝い」とはこれだったのだが、実は翔太郎の気付かなかった出所祝いがもう一つあった。フィリップはメモリが収められていた木彫りの熊に、もうひとつ「Nobody's perfect」と書かれた紙があるのに気付く。「誰も一人では完全ではない」。鈴子の真実を知って傷つくであろう尾藤のために書かれた言葉だったが、同時にフィリップへの啓示ともなる。
 この事態はシュラウドの計算を越えていたが、琉兵衛は予測していたよう。若菜にエクストリーム覚醒の様を見せ、嬉しそうに「エークゥストリィィィィィム!」と叫ぶんだけど、ノリノリですな、寺田さん。
 さらに挿入歌は劇場版でおやっさんを演じた吉川晃司。なかなかにすごいですな。
 尾藤さん、無事風都の住人になったみたいだけど、また登場するのかな?


2010年04月27日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#29

  キルミンずぅ #29「花だ!団子だ!あにゃまる探偵史!?」。今回は総集編。姉妹が花見でキルミンズの活動を振り返る。まあ、ナギサは遅れて語り部はリコとリムなんだけど。
 頭の上の着ぐるみヘッドについても触れてたけど、あれは本当に何だろう? 今回、省力のためか着ぐるみヘッドのアップがやたらと多かったし。