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2007年12月01日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#26(最終回)

  電脳コイル #26「ヤサコとイサコ」。イサコがミチコさんの空間から帰還することを拒否したことにより崩壊していくコイルスドメインから逃げようとするヤサコ。その時、出口へとヤサコを導くイリーガルの姿があった。それはヤサコのペットマトンであり、ヤサコをヌルたちから守って消えたデンスケのなれの果てだった。死ぬ直前に電脳空間にアクセスしていた人や電脳ペットの最後の記憶や想いをヌルたちが拾い集めて古い電脳空間で再構築されたもの、それがイリーガルの正体だった。かつて電脳空間で迷ったヤサコを家へと送り届けてくれたイリーガルも、兄を失ったショックから再び意識を閉ざしてしまったイサコの治療中、無念の死を遂げたヤサコの祖父の最後の意識だった。
 初めて電脳体であるデンスケの身体に触れたヤサコは、もはや住む世界が変わってしまったデンスケと「さよなら」をしなければならないことを、素直に納得できるようになっていた。
 コイルスドメインから帰還したヤサコだが、まだ電脳体が安定しない上、イサコの状態もかろうじて電脳体と実体とのリンクが保てている状態であり、そこに猫目の攻撃が重なる。急ぎ大黒市に戻ろうとするヤサコたちだが、おばちゃんのバイクが違法駐輪で撤去、移動手段を失ったところに駆けつけたのは、メガ婆曰く「奥の手」、なんとそれはヤサコの父だった。意外な人物の到着に驚くヤサコ、ハラケン、おばちゃんだったが、見せられたのはワイシャツの襟に隠されてた「一」のコイル探偵局会員バッジ……弱みをいろいろ握られてて無理矢理、とトホホ顔の父が語ったのは、メガマス側からの真実。ヤサコの父は実はメガマスからの依頼で極秘の内部監査を行っていた。メガマス内部の旧コイルス勢力が、社の乗っ取りを企み、ある人物を使って事件を起こし現経営陣を追い落とそうとしていた。ヤサコの父が監査していたのは、その尖兵として利用されていた、イマーゴ機能の発明者の息子・猫目。今回、一年前の事件はもちろん、四年前おばちゃんが起こした事件も猫目がそそのかしたことだった。
 会員番号三番でもあったその猫目の攻撃に耐えるメガ婆だったが、ヤサコたち到着前に防ぎきれなくなりそうになる。しかし、防御が完全に崩れる直前に猫目の攻撃が誰かに妨害される。ぎりぎりで駆けつけたヤサコたちが見たのは、暴走した兄の攻撃を防ぎ、遠隔操作でそのメガネを壊すタケルだった。
 リンクがほとんどなくなりかけたイサコの身体に呼びかけるヤサコの電脳体が、再び不安定になり、ヤサコの意識はイサコの中へ。帰ることを拒否するイサコに、イサコの兄が死んだのは交通事故直後でイサコにはなんの関係もないこと、ここはイサコを治療するための電脳空間が元になった空間だが、イサコはそこからでなければならないことを告げる。ヤサコの呼びかけに一度はそこから出ようとするイサコだが、ミチコさんに再び兄を失う心の痛みを突かれ、再び戻ろうとしてしまう。だが、更にヤサコはイサコに呼びかけるのだった。

 見た直後は、もう胸が詰まって何も言えませんでしたわ。
 4423は兄の死の直後再び心を閉ざしたイサコの治療のための電脳空間。そして、幼いヤサコが会った「4423」はその中で生み出されたイサコの記憶から元に構築されたイサコの兄だった。兄と二人きりの空間で心を癒していたイサコだが、「4423」がその役割を終え消えようとしていたところで現われた乱入者がヤサコ。初恋をしたヤサコが無邪気に兄(4423)にキスするのを見たイサコが嫉妬した心が生み出したのが4423空間を元にした「あっち側」と「ミチコさん」。そう言えば、冒頭でのヤサコのモノローグの「噂」に、ミチコさんはあっち側へ迷い込んだ女の子の魂だってのがあったようななかったような。
 イサコの治療中に倒れてそのままみまかったヤサコの祖父は、イサコの心がまだ戻らないことが無念で、その想いがヌルに拾われてイリーガル化してたのだった。そして、最後にヤサコのように迷い込む子が出ないようにデンスケを介してコイルスドメインに「鍵」をかけ、ヤサコのことをデンスケに頼んで去っていく。
 デンスケも元々は電脳治療のシステムの一部で、恐らくは電脳治療空間とメガネを介した強化現実とをシームレスにつなぐナビゲーター+ペットセラピー療法のツールだったのだろうな。だから、デンスケはコイルスドメインを自由に行き来できたわけか。
 そして、痛みから逃げようとするイサコを叱咤する。ヤサコ。「あなたの名前は天沢勇子! 勇子のユウは、勇ましいのユウ! あなたは痛みに負けない、勇ましい女の子でしょう!」と……
 その言葉に、自分がしなければならなかったのは痛みから逃げることではなく、兄に別れを告げることだと悟ったイサコは、痛みを感じる方向へ……現実空間へと向かう。「痛みの方向に、出口はある!」って台詞には、涙が出てきましたよ。なおもイサコを引き留めようとするミチコさんを、あっち側の一部であるはずの「4423」が羽交い締めにして食い止める。
 一年後、中学に進学したヤサコたちだが、そこにはイサコの姿はなかった。全てを思い出し痛みを受け入れたイサコは、その後ヤサコと何も話さないまま金沢へと去ってしまった。しかし、突然かかってくるイサコからの電話。「お前が友達かどうかは、わからない。でも、同じ道を歩んでいたとき、お前と私は確かに『仲間』だった」と。道が分かれれば仲間ではなくなるが、また、同じ道を目指すときまで、と再会を誓うイサコ。その直後に、メガネをかけていないはずなのに見えるデンスケの幻影。
 電脳コイルって、結局子供たちが「サヨナラ」を言えるようになるまでの物語だったのだな。ハラケンはカンナに、イサコは兄に、ヤサコはデンスケに……何者にも代え難い人との別れを受け入れ、乗り越えてこそ道の先に進めるし、その人の記憶が本当に自分の一部になる。
 正直、これを見始めた時は惰性というか半分以上意地で新作アニメ(ほぼ)総チェックとかやってまして。実際の所を言えば、私生活では無茶苦茶厳しい時期だったんですよ。神経はボロボロに消耗してました。それは別件で回復したんですが、でも、そんな状態の時でも意地でもなんでもこの作品を最初から見続けて、最後まで見れて良かったと思いますわ。
 第一話から見てない人、途中見てない話がある人は、来週から同じ時間で再放送なので、是非見てください。
 つか、これが来年星雲賞取らなかったら泣くぞ。


2007年12月02日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#43とゲキレン#40

  電王 #43「サムシング・ミッシング」。ターミナル駅長の調査結果によると、桜井侑斗が時間の分岐点における鍵であるとの考えには、疑問があるという。ならば何故桜井は時間の中を逃げ回り、侑斗は自分の存在を削りながら戦うのか。オーナーは桜井が失踪した前後の良太郎の記憶に、なにか誤りがあって重大なことを忘れてるのではないかと指摘する。だが、良太郎にはいくら考えてもわからない。
 そんな時、イマジンを察知して駆けつけた良太郎の前にカイが現われ、良太郎に取憑いたモモタロスに「そんなことをしてると、自分たちも消えるぞ」という言葉を残す。カイが桜井侑斗を消すことでつなげようとしてる未来はイマジンたちの未来。その未来につながらなくなれば、イマジンであるモモタロスたちも消えてしまうのは当然だった。今まで思い至らなかった事実に愕然とする良太郎だが、それでも過去に飛んだアルマジロイマジンを追う。しかし迷いは大きく、戦いは生彩を欠く。戦い続ければばモモタロスたちが消えることになるが、戦わなければみんなが傷つき、消えていく。突然思い立ったかのように良太郎はデンカメンソードを捨てて徒手で立ち向かっていくのだった。

 今まで気付かない良太郎が迂闊なのだけど、侑斗のことやら愛理のことでそれどころじゃなかったんだろうなぁ。それにしても、自分たちが消えること覚悟で良太郎と一緒に戦い続けるモモタロスたちの覚悟は泣けるで。
 しかし、良太郎の方はそれを受け入れられない。かと言って戦わないわけにもいかない。良太郎が取った選択は、「モモタロスたちに自分自身が消える戦いをさせず、自分一人で戦う」というものだった。しかし、イマジンの力を借りずに戦えるほど良太郎は強くない。ピンチの電王の前にゼロノスが現われるが、桜井も攻撃を受けそうなところだったのに、何故かゼロノスは電王を優先して助ける。
 それってまさか、本当の分岐点の鍵は良太郎で、桜井は良太郎を守るために自分が鍵のふりをして姿を消したってことか? 人類の未来と、愛する女性の弟を守るために。
 けど、当面はお互いを想う気持ちからすれ違った良太郎とタロスたちがどうなるか、か。


  ゲキレンジャー #40「頭、バカーン! 衝撃の事実」。幻獣拳四幻将の一人、幻獣キメラ拳スウグの衝撃の事実。スウグは激獣拳最強の拳士ダンの激気魂を封じ込めた自動人形で、ダンはジャンの父でもあった。まあ、生き別れの父との衝撃の対面、というか、死に別れなんですが。これまで仲間たちの家族の絆を見て家族というものに漠然とした憧れを持っていたジャンだったが、思い描いていたのとは違いすぎる姿になりすぎた父に、戦う意欲すら挫かれる。
 一方理央もかつて不完全な形で勝負し、命を奪ったものの決着をつけそこなったダンの末路を知り、決着をつけるためにはジャンと勝負をつけるしかないと決意し、幻獣王となる。激獣拳側を支える物が家族の絆で、理央はその家族の絆でジャンと因縁を持っている、ということで、上手いこと主人公に最後の展開がすべて集約した感じ。
 しかし、理央との決着の前にダンを闇討ちしたのは誰か、ってことだけども、普通に考えればロンが理央を幻獣拳側に引き込むために罠を張った、ということだよなぁ。
 ところで、生前のダンを演じるのは大葉健二。うん、確かに最強に見える。w

[アニメ] やっとかめ探偵団#9

  やっとかめ探偵団 #9「まつ尾、危機一髪!」。まつ尾ばあちゃんを残し、以前殺人未遂のあった健康ランドにまた遊びに行ったお婆ちゃんたちとマイたち。あんな事件があった後でも気にせず楽しむ一行だったが、生田さんが間違って入り込んだ布団部屋でお婆さんの死体を見つけてしまう。いつもはのほほんとした生田さんが大変なショックを受けたこともあり、まつ尾たちは事件の真相を探ろうとするが、亡くなった常泊のお婆ちゃんの葬儀に探りに行っていた芝浦さんが、不審人物として警察に任意同行されてしまう。

 今回、まつ尾ばあちゃん推理してねえw てか、この健康ランド、立て続けに事件が起こって大丈夫か?
 被害者の家庭問題はなく、内部の人間関係が元になっての事件ではとまつ尾が潜入捜査することになったのだが、同じく宿泊した金髪サングラスの美女がつきまとい妙な感じ。でも正体はまつ尾を心配したマイが鷺谷さんに連絡し、鷺谷さんからまつ尾の監視を頼まれた市川婦警の変装。犯人は元有松絞りの職人の常泊客。
 まつ尾の推測では、前の事件の時に家族に一時的に家に引き取られた犯人が、また事件が起これば家に帰れるのではないかと起こしたのではないかという。推理物としてそれでいいのかという気もするが、演出は二転三転して面白いなぁ。
 しかしCM前の芝浦さんの逮捕はマジびびった。CM後には誤認逮捕として笑い話になってましたが。

[その他] まー、いろいろ

  防衛研究所で「化学兵器中国で遺棄」覆す文書見つかる産経 )。以前にもそんなニュースがあったなぁ。あの時は図書館かどこかに保管されてた気がするけど、これは防衛省の施設か。
 一時期の日本のネガティブキャンペーンに散々利用されてましたが、こういう資料できちんと覆されるといいなぁ。無論、日本側に責任があることは日本側の責任で処理すればいいのですが。しかし、外務省、ホントに自分たちが日本の国益のために存在してるってのがわかってないんじゃないかと時々思えるなぁ。

  週刊少年ジャンプで好きだったマンガ1位に「ジョジョ」アメーバNEWS )。これはジョジョファンとしては非常に嬉しいですな。てっきりドラゴンボールかと思ったんですが。最近のが強いのは当然なんですが、連載を終えても根強く記憶に残ってるってのに、むしろ注目したいところ。

  「らき☆すた」イベントで鷲宮神社にオタクが集結…地元民は冷たい目線?痛いニュース )。いや、「オタクがマナーが悪い」と言うより「オタクの中にマナーが悪い連中がいる(そうでない中にマナーのいいヤツと悪いヤツがいるように)」とか、「地元小中学生への悪影響を懸念するならテレビの悪影響でも懸念しろ」とか言いたいのもやまやまなんですよ。(って言ってるやん) やまやまなんですが……
 それよりむしろ鷺宮商工会の商魂のたくましさ&オタ釣りの上手さにワロタw >>156のメニュー(ぼったくり価格なのはデフォで)とか、>>283のスクラッチカードの中身の内訳の配分とかw ここまでやられたら釣られるオタが悪い。


2007年12月03日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 嫌韓とかのつもりはないですが

  韓国が先発メンバー変更 紳士協定を無視 野球アジア予選産経 )。ここまで必死だと笑える。しかも、卑怯な手を使って負けてるってのがさらに。「 投手力の面で劣勢の韓国はこの日、試合前に偽装オーダーを組んで日本を翻弄(ほんろう)したが 」( 朝鮮日報 )と、恥じるところがまるでないのが実にそれらしいですね。いや、恥じてる韓国人もいるんだろうけどさ。こんなんが主要紙のコメントに平然と載るんじゃ、ねえ……

 そういや、関係ないですが、今日通勤の時に前の人が本を読んでたんでなんの気はなしに視線を移したら……レンタルマギカでした。こんなときどんな顔をしたらいいのか。

[アニメ] 簡略版:しおんの王#8とかマイユア#9とかキミキス#8とか

  しおんの王 #8。いや、話も面白いんですが、安岡おかん、かわいすぎw つか、若すぎでしょう。安岡名人、どうやって騙した!

  マイユア #9。奈々香の過去が、OPの長髪の男と結びついてきた、と思いきや、それが叔父さん? う〜ん、ミスリードの匂いぷんぷんだけど、でも、他に妥当な容疑者もいないのだよなぁ。あと、例の老人ホームのお婆ちゃんとどうつながるのかもわからないし。それはさておき、久々に金朋メガネの大人げのなさ炸裂w なんで教師の声が今まで出てもいなかった若本規夫なのか、おかしいなぁとは思ったけど、悪の首領役だったとは……アニメンジャーはいろいろアレすぎ。

  キミキス #8。どうやら原作のヒロインが出そろってきたみたいで、話もいよいよ転回点。てか、メインヒロインのはずの星乃さんが正当派すぎて、明らかに摩央ねえに負けてるのが……お互い別のパートナーが出来てやきもきしてるのが目に見えてるのが、お約束か。
 しかし二見さんの味オンチぶりはなんとかしてください。マウンテンのスパですら「おいしかったわ」と言いそうだ。


2007年12月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけ#9とオーバン#9

  みなみけ #9「三姉妹日和」。ハルカが創立記念日で暇をもてあましたり、バカが風邪を引いたり、カナとチアキでカナのバカさ加減を、夜を徹して語り合ったり。カナのバカさ加減があれば話が回ることは確認したw
 それはそうと、次回はもうひとつのみなみけメンバー登場。いや、弟って……


  オーバン #9「驚きのスーパースター」。アイカ王子と純粋な走りでの勝負をしようと誓いあったのが、なんとしても勝とうとするドン・ウェイの指示で台無しにされてしまい、挙げ句負けてしまう。二連敗して後がない地球チームだが、モリーはふてくされたまま。ドンともジョーダンとも顔を合わせようとしない。しかしそんなモリーを、コーチとして復帰したリックが特訓する。そして、三戦目のスーパースターとの試合が行われるが、スーパースターの攻撃により砲座が吹き飛ばされ、ジョーダンはコース外へ吹っ飛ばされてしまう。

 ジョーダンはクロッグとの同盟国の王子であるアイカに敵意を燃やすが、アイカの方はアイカでなにか事情がありそう。そいでもってアイカとの清々堂々の勝負をフイにされてふてくされるモリーだが、ドンが一人でこのレースに地球の滅亡がかかっている責任を負っていることを、知らない。
 そいでもってスーパースターの意外な正体、てか、そりゃ予想してなかったわw

[その他] 白だの紅だの

  紅白出場歌手が決定!ニチスポ )。一覧見ると、この上なく興味をそそられないなぁ。つか、ユーザー層が多様化した現代で、皆が納得する代表を選ぶのがこの上なく難しいのですが。
 それはそうとして、中川翔子が出るって、やっぱ「空色デイズ」なんでしょうか。

  「日本軍が天皇から授かった武器である手榴弾を配ったのは、住民への死の強要にほかならない」沖縄タイムス )。この人たち、言ってることがだんだん支離滅裂になってるけど、大丈夫かなぁ……(主に頭)


2007年12月05日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#10

  もっけ #10「カマイタチ」。東京に遊びに行った芙美の土産話で盛り上がる下校途中の静流たち。東京の良さを強調する芙美に、静流は「そんなでもない」と答えるが、「でも、町の外は見てみたいかな」と口にする。それを、丁度後ろから声をかけようとした瑞生が聞いてしまった。
 いますぐどうなるということではないが、姉との別離が予感されてもんもんとする瑞生。そんな瑞生の前に、霊獣であるカマイタチが現われる。実は瑞生とカマイタチが会うのは初めてではない。夏に一度出くわしていたのだが、カマイタチなのに物を斬ることができないカマイタチを「カゼイタチ」とからかったところ、ムキになって「冬にまた現われて俺の鎌の切れ味を見せてやる!」と言い残したのだしかし相変わらず風が吹くばかりで何も斬れないまま。それでも瑞生は威勢はよいがおっちょこちょいで、どこか人のよさげなカマイタチのことが気に入ってしまう。その後現われたカマイタチの弟分によれば、鎌が退化したのは彼だけではなくカマイタチ全体でのことで、彼は仲間たちがそれを諦めて山の中に閉じこもってしまったのに反発して、一人再び鎌を使えるようになろうとしているのだという。
 カマイタチが仲間恋しさに鎌を使えるようになろうとしてるのだと思った瑞生は、それを口にしてしまうのだが、カマイタチはその言葉に腹を立てて去ってしまう。そして、その日から瑞生の前に姿を見せなくなるのだが……

 たよりになる姉との別離を予感して、心細さと寂しさを同時に覚える瑞生。そんなときに現われたカマイタチ。カマイタチったって鎌は使えなくなってるから、ただの「イタチ」なんだけど、基本、霊獣だからなぁ。そのカマイタチの強情さ故に孤立してる姿を見て、勝手に自分に重ね合わせる瑞生だけども、それは帰ってカマイタチを怒らせてしまう。その際にイズナの名前が出てくるのが……イズナは気にしていないふうだったけど、瑞生にとっては後味の悪い別れ方だったからなぁ。で、結局カマイタチが物の怪に取り憑かれた瑞生のためにカマを使えるようになる、ってのはお約束なんだけど、カマイタチがなんで鎌を使えるようになりたかったか、ってのは、瑞生がそうしてたように自分一人の寂しさをごまかすためでも、仲間と自分は違うと思いたかったわけでもなく、自分自身のための誇りを忘れたくなかったからで、さらに仲間にもそれを思い出して欲しかったから。そのカマイタチの姿を見て、姉と離ればなれになることは決して姉とのつながりが消えるわけではないということを漠然と感じる。
 一話目はちょっと演出とか無理矢理3DCGな物の怪とかがちょっと、と思ってましたが、半分は原作の力とはいえ、結構いい感じになってますな。あとの半分は堀勝之佑で出来てますが!(おいおい)


2007年12月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 回線が変

 夕べは回線が変で、外にアクセスしようとすると接続がぶちぶち切られて困った。朝までそれが続き、帰宅したら治ってた。ときどきあるんだけど、なんなのかなぁ。どうも上流に原因があるらしいけど、明確なトラブルではないらしく、トラブル情報には載ってないし。


2007年12月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ナイトウィザード#10と素敵探偵#10と#10マイユア#10

  ナイトウィザード #10「破壊神〜カルネアデスの板〜」。七つの宝玉をすべてあつめたエリスたちだが、その途端エリスが暴走。実はエリスは大魔王シャイ・マールの転生体で、宝玉がすべて集まった今、完全な覚醒まで時間の問題だった。そうなればすべての世界を滅ぼす大魔王を前に、アンゼロッテは苦渋の決断としてエリスの抹殺を決断するが……
 アンゼロッテのことだからいつものノリで「はいかイエスで〜」ってノリかと思ったら、ちゃんと苦悩はしてるのね。でも柊蓮司がそれに納得するわけがない。命令を無視して、エリス救出に……そこでキリヒトも登場。蓮司はついに、大気圏規模で下がる男になりましたw さらっと「腕輪ごと腕を切ろうとした」発言とか、なにげに黒いですが、「化けた」とまでは行かないものの、結構シリアスで面白い展開になってきたなぁ。

  素敵探偵 #10「贖罪の生贄」。こっちはあいかわらずだなぁ……液体窒素で水を凍らせて足場を作るって、水と液窒の比熱の差を考えるだけでも無茶さがわかろうというものなのに……それはマンガだからよしとしても、雨で溶けることが予測されてる足場を登るって……どれだけ無理やねん。多少の荒唐無稽は目をつぶるが、流石にいい加減すぎる。
 って、シリーズ構成見たら、もやしもんと同じ高橋ナツコだった……なんでこんな差があるんだ?

  マイユア #10「桜のために」。なんだか鬱展開ですよ? 継母は誤解かと思ったらストレートに浮気しまくりのビッチだし、おばあちゃんは孫を失ったせいで精神を病んで刃物沙汰だし、双子は家を出るとか言い出すし。ムードメーカーのはずの双子から崩れたら、ホントどうしようもないじゃん。こういうときには金朋メガネもたよりにならないしなぁ。あの声でまともの説教されてもなんですが。


2007年12月08日() 旧暦 [n年日記]

[必殺][その他] ホンマかいな?

 ネットで「ぱちんこCR必殺仕置人」がリリース予定だという文章をちらっと見たが、ホンマかいな? 公式情報が見当たらないので、どうにも信憑性がなぁ……
 必殺の話題を振ると間違いなく必殺仕事人の話が返ってくるのがデフォなのに、仕置人をやるメリットが見つからない。素直に仕事人IVかVじゃないのか?
 いずれにしてもパチンコはやらないのですが。

[アニメ] プリズムアーク#10

 今日は用事もあったせいかそれとも電脳コイルが終わってしまったせいか気力がなんだかイマイチ出てこないので、これだけ(それも超短縮版)で。
 やたらと凝りまくりのシスターヘルのポージングわろたw つか、アメリカのストリッパーのくねくね踊り(ポールダンス)だよなぁ、基本的に。

[その他] 嗜好と思考

 ときどきですが、「(趣味)嗜好の方向性と、思考(様式)の方向性が違いすぎ」みたいなことをですね、言われたりするんですよ。特にとりとめもない雑談的議論をしてるときとか。必殺とか魔術とかオカルトとか結構好きなくせに、現実のそういう方向性の話をすると、理屈っぽいというか、保守的というか、理屈がわからないことは信じないというか、基本的に科学原則主義的というか。
 「矛盾してない?」とか言われるんだけども、実は逆なのですよね。「そういう嗜好(の人間)だからこそ、知識をかき集め、またそういう思考様式を身につけなきゃいけなかった」と言うのが正しいのです。でなければ、簡単におかしな方向に突っ走ってしまいますから。自分の嗜好から逃げるか、その嗜好に対抗しうるだけの思考様式を身につけるか、どっちかしかなった、というわけ。
 いや、なんでいきなりこんな話を書いたかというと、そういう話をしてるときって、こっちはあくまで雑談の馬鹿話のつもりなのに、相手がセミナーを受けてるかのような表情をしたりしてるんですよね。先日またそういうことがあって、「あれ?」と思い、いろいろ考えを整理してみた次第。別に特に真面目ぶって考えてる訳じゃないんです。雑談もそういう話も基本的にシームレスな性格なんです。すいません。


2007年12月09日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#44とゲキレン#41

  電王 #44「決意のシングルアクション」。このまま戦い続ければ、勝てたとしてもモモタロスたちが消滅するかもしれないと知った良太郎は、タロスたちと戦うことを拒絶する。怒るモモタロスだが、良太郎も戦いをやめるわけにもいかず、せめて自分自身を消滅させる戦いに皆を関わらせまいという苦渋の決断だった。
 だが、双方の気持ちはすれ違う。そんな時にターミナル駅内にもぐりこんだアルマジロイマジンが、ターミナル内で暴れ出す。タロスたちが食い止めようとするが、分厚い装甲を持つアルマジロイマジンにキンタロスの怪力でさえ歯が立たない。良太郎もただ一人で立ち向かおうとするが、その良太郎の前にモモタロスが「自分一人で戦えるってなら、俺に一撃入れてみろ」と立ちふさがる。

 良太郎の決意は固く、「消えるとかどうでもいい」というタロスたちに、はっきりと拒絶を告げる。良太郎自身もどうすればいいのかわからないのだ。でも、タロスたちにとって、良太郎たちと一緒にいること、一緒に戦う「今」こそが何よりも大事。その辺の表現の役回りは、一番精神年齢が低いリュウタロスが主に担ってましたが。どうしようもない離別ではなく、隆太郎自身から離別を宣言されたのだものなぁ。
 タロスたちはなんだかんだで良太郎に入れ込んでるのだけど、キンの「わいの命は、とうの昔に良太郎に預けとる」ってのは、ウラタロスじゃないけど泣けるで。モモはああ見えて人情家だし、リュウタロスは愛理を通じて良太郎に親近感を抱いてるし。ウラタロスは、わかりにくいけど、自分とまったく反対の良太郎にどことなく憧れてる、ってことかなぁ。
 でも良太郎はその責任の重さに耐えかねてる、ってことでもあるのか。特に、タロスたち皆に愛着を持った今となっては。コハナも「あんな奴ら、大嫌いと思ってたのに、今は変わらなければいいと思ってる」と、自分の心情を吐露する。イマジン嫌いだったっけ、そういえば。あまりに普通にモモタロスたちとどつき漫才してるんで、忘れてました。
 モモタロスは、良太郎が一人で戦えるわけがないということを、良太郎を叩きのめすことで納得させようとするが、それでも良太郎の決意は覆せない。そんな良太郎に「俺たちが消えるかもしれないなんてのはまだわからない先の話だろ! それより大事なのは『今』だろ!」と言ってのける。いずれ消えるか、別れるかもしれないけど、それでも今は良太郎と一緒に、良太郎のために戦いたい。その気持ちを受け取った良太郎は、迷いを吹っ切ってアルマジロイマジンに、四体のタロスたちと立ち向かう。
 いや、基本4フォームにクライマックスフォームへのチェンジってのは、クリスマス商戦前のテコ入れ展開ってのはわかってるんだけど、結構来たなぁ。特にクライマックスフォーム大好きなんでw あのてんこ盛りw
 しかしアルマジロイマジンは倒したものの、ゼロノスが時間を逃げ続ける桜井さんよりも電王を優先して庇ったことについて、カイが何か感づいたよう。「良太郎の消えた記憶」が鍵らしいけど……どういうこと?


  ゲキレン #41「ズシズシ!もうやだ!」。突然、父・ダンと理央との宿命が自分に背負わされたことに耐えかね、ジャンは家出してしまう。父の激気魂の注入されたスウグは理央の言いなりの敵だし、あこがれていた家族が自分に勝手に宿命を背負わせたということで、ジャンも気持ちの整理が付いてない模様。でも、家出した先で足を挫いたマスター・シャーフーと出くわす。更に折悪くジャンが理央の宿命のライバルとしてふさわしいか試そうとするメレが襲ってくる。居残り組にも強敵二体が襲ってきてるのだけど、結構弱体化するからなぁ、この手の敵。
 メレ、理央のキャラ立てが立ちすぎててイマイチ主人公たち側が印象が立たなかったのだけど、次回にジャンの動機が改めて確立するよう。
 ところで、ケンしか使えないはずだった激気研鑽、普通に他のメンバーも使えるようになってますなぁ……

[アニメ] 感想短縮版

  キミキス #9「water girls」。展開は王道で大変よろしいんですが、「ど突きゴーグル」の摩央姉が、妙にテンション高くてわろた。いや、無理にはしゃいでるのはわかるんだけどさ。

  ガンダム00 #10「ガンダム鹵獲作戦」。作戦担当が周りから「天才」と称されてるにもかかわらずお利口気取りのアホ丸出しなのは、基本なのでしょうか? いや、敵もそんな利口ではないですが。軍事物としてはスカイガールズの方がまだマシに見えるレベルってのは、そもそもその領域に挑戦すべきではなかったということと思われますが。
 ただ、髪のあるガンダムってのはノーベルガンダム以来で、ちょっと笑った。落ち込んだティエリアの一人称が俺→僕→私になってるってのは、「実は僕、女の子(以下略)」展開の伏線でしょうか? ってそれはないか。でも、最近は声で云々はあまり当てにしない方がいい気もするし。うーん。
 それと、状況継続中に落ち込んでる暇はないと思いますよ。漏れが現場の人間だったら、この作戦立案担当はどこかでこっそり戦死体にしたい衝動に駆られると思う。作戦をミスするだけならともかく、作戦行動中に自分は「もう関係ない」と酒なんか飲んでるのだしなぁ。


2007年12月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オーバン#10とやっとかめ#10

  オーバン #10「しぶといラッシュ」。予選最終戦で初めての勝利を収めるモリーたち。だが、相変わらずドンとの溝は深い。そんな中行われた次戦の相手はラッシュ。本人と同じく巨大な船体を駆るレーサーだが、今度のルールは特別ルールでターゲット争奪戦。ジョーダンとの連携で先行していたラッシュを逆転して勝利する。が、ドンはそれでもモリーのことを認めようとしない。腹を立てたモリーはベースを飛び出てしまうが、その後を、レースで負けたラッシュが付けていた。
 リック、モリーの相談に意味深な事ばかり言って返すから薄々でも気付いてるのかと思ってたら、気付いてなかったのかよ!w ドン・ウェイに「あんたの子供は大変だな。娘だったらもっとだ」と言ったのは、モリーを娘に見立てての嫌味にすぎなかったのか。
 そいでもってドン・ウェイの過去わろた。w 妻をレース中の事故で亡くした後、エバ(モリー)を寄宿制の学院に預け、自身はレースプロデューサーとしての立場も捨てて世捨て人同然に放浪……その途中でリックとも出会い、プロデューサーとして再起したのだけど、それにより完全に過去を、家族を切り捨ててもしまっていた。今度こそリックも気付いたか?
 で、意味深なラッシュの行動だけども、遺跡の中に入り込んだがその遺跡が崩れてピンチのモリーを、ラッシュが海に飛び込んで助ける。ラッシュの意図はレースの健闘をたたえ合うことだったという……無茶苦茶良い奴じゃん。


  やっとかめ探偵団 #10「プリンちゃんを救え!」。まつ尾ばあちゃんの友達の中で天然なのか本当にボケが入ってるのかわからない、妙に艶っぽい生田さん。その生田さんに男の人が会いに来る。元芸者の生田さんのなじみの客で、懇意にしていたのだという。が、何やら言いにくそうな本題を切り出すと、その内容は金の無心。工場建て直しのために、二千万貸してくれという。金の話になると途端にしっかりしだした生田さんははっきりと断り、追い出すように相手を追い返してしまう。
 旧知との気まずい再会の後だが、生田さんはいつもの調子でそのことも忘れてしまっている。が、そんなとき生田さんの飼い猫・プリンが誘拐され、身代金に二千万円を要求された。

 前回縊死体を発見してえらいショックを受けたにもかかわらず、後日そのことをけろっと忘れてしまった生田さんがメインの話。妙に艶っぽいおばあちゃんだと思ってたら、やっぱり元芸者でした。元お妾さんか水商売だろうなぁ、とは思ってたのですが。のほほんとしていながら金のことになると「帰ってちょー」と、しっかりしだすのが……
 まあ、犯人は最初から分かり切ってるわけですが、でもその解決方法が、朝の番組でこんなん流すんかというもの。場所を突き止めたまつ尾ばあちゃんたちが見守る中、「男の扱いは慣れとるでね」と言って単身説得に向かう。相手は男の意地やらなんやらで最後に一花咲かせたいと思い詰めてこんなことをしでかしてしまった。そんな相手に「猫でも飼いなさい」と、もうこれまでの人生で十分頑張ってきたことを諭し、慰める。
 金の話になると急にシビアになり「うちらみてーな商売(しょーびゃー)のもんにとっては、金が最後のたよりだでよ」って言い切る生田さん、いや、正論なんだけど、朝の明らかに子供向けの番組で言う台詞じゃないですよ。w


2007年12月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] ネットの調子が悪かったので

 夕べはふて寝。そして今朝は爽快な目覚め。結論→ネットは健康に良くない<度を越してるからだ

[アニメ] みなみけ#10ともっけ#11

  みなみけ #10「おとこのこ×おんなのこ」。もうひとつのみなみけの末っ子、冬馬登場。「自分にも下が欲しい」と考えたチアキは、別のクラスに同じ「南」姓がいると聞いて弟にしようと意気込んで出かけるのだが……ひっこみがつかなくなって、意地の張り合い。そいでもってなし崩しに南家に「弟」としてしょっちゅう来るように。冬馬がそういうこととなれば、当然出てくるのはマコちゃん。性倒錯少女少年が繰り広げる愛憎劇。にはなりません。当然。マコちゃん、ますます正体を明かしにくくなってくなぁ。それにしても冬馬カワユスw

  もっけ #11「ダイマナコ」。ある年の瀬も近い帰り道、瑞生は「目を貸してくれ」という物の怪に取憑かれてしまう。正体は「ダイマナコ」という厄神。籠を頭からかぶせることで追い払えることを知っていた静流が、すぐに対処することで事なきを得る。昔は厄神祓いを年末に村総出でしていたというおばあちゃんの話に、妙にダイマナコのことが気になる静流だが、年も明けて初詣の神社で再びダイマナコを見かける。年を越せば里から帰ってしまうはずなのだが、目をなくしていたために役目を果たせず、帰るに帰れなくなったという。人間に災厄をもたらすはずなのに、役目を果たそうと真面目で礼儀正しいダイマナコのことが、なんだか妙に憎めない。お爺ちゃんに「彼らがいなくなったらどうなるの?」と聞くが、「別のものがやってくるだけだ。そしたらまた一から付き合い方を模索せにゃならん」という答が返ってくる。「このままでいいのに」と思う静流だったが、「これからやっと帰る」とダイマナコが挨拶に現われた後に、別の厄神が瑞生に取憑こうとしているのに気付く。

 厄神なのだけど、自分の勤めを果たそうと勤勉で礼儀正しいダイマナコ。でも、もののけがいるから厄災がなくならないのではないことを、静流はなんとなくわかっている。災厄がなくならないのだから、上手く厄神と付き合ってそれを避けていく。でもそんな昔からの智恵はいつまでも続かない。自分の役目は人間にののしられ追い払われることで、役目を全うしたなら忘れ去られて消えても本望だというダイマナコに、静流は寂寥を感じる。
 しかし、間違って瑞生に取憑こうとしていた厄神を、諭して本来の目的へ向かわせるダイマナコ。お礼を言う静流たちに「感謝されるのは慣れてない。ののしってくれ」と……テラ言葉責め。うぇっうぇっ
 しかし、第一話を見たときには「あまり期待できないかなぁ」と思ってたけど、原作の力が大きいとはいえ、安定高値のシリーズになったなぁ。って、調べてみたら2クール!? 折り返し目前で年が明けたので、そうなると、静流と瑞生の進学後が後半になるのか。


2007年12月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ナイトウィザード#11とスケッチブック#11と素敵探偵#11

  ナイトウィザード #11「記憶の欠片〜幻想に、舞う〜」。シャイマールの転生体と言うことがわかり、アンゼロッタたちに命を狙われる立場になってしまう。唯一、蓮司とキリヒトのみが彼女を守ろうとする。自らのアイデンティティがゆらいだエリスは、自分が育った孤児院を尋ね、自分が確かにそこで育ったことを確認しようとする。しかし、昔話に花を咲かせてる最中、孤児院のみんなから突然エリスの記憶がなくなる。自分が写ってるはずの写真にも、自分の姿はない……エリスは蓮司たちと会う数日前に生まれ、エリスの記憶もその関係者の記憶も、全部、エリスを転生体として生み出した何者かがそう作っただけだったのだ。自分たちと過ごした日々は偽物ではないと慰める蓮司だが、その前に資格としてアンゼロッタから命を受けたあかりが立ちふさがる。

 なかなかにひどい展開になってきました(褒め言葉)。ヒロイン万能かと思わせておいて、思いっきり落とす。友だちと過ごした日々の記憶が偽物で、仲間たちからは命を狙われる。キリヒトも腹に一物ありそうだし、さて、どうなることやら。
 そんな状況で、蓮司だけが世界もろともエリスを守ろうとする。最初はあまりにステロタイプな主人公なんで「なんだかなぁ」と思ったけど、こういう主人公じゃないとこういう状況は支えられませんわな。なんだかコイツが好きになってきましたよ。
 蓮司は自分の命を張ることであかりが友だちを殺せるような人間じゃないことを説得する。でも、次の刺客は……ホント、ひどい展開を考えるなぁ。


  スケッチブック #11「風邪の日と、ねこねこpart3」。風邪で寝込んでしまった空。しかし、いつもエサをねだりに行く野良猫たちは複雑な気分。なぜなら、いつも空の出すエサは賞味期限が切れていたから。風邪を引けばエサを出しに来ないだろうと思いきや、無理をしていつもよりさらにひどい状態のちりめんじゃこを……美術部の連中も空が倒れたことを聞いて、各々(どこかずれた)お見舞いを持って空を訪ねる。

 風邪で寝込んで退屈する空と、猫たちの憂鬱。天井を見ては人の顔に見える物に名前をつけていったり。いや、やったことあるけどさ。でも、あれ怖くない? 美術部のおみやげは、まともな人もいるけど、そうでない人の方が圧倒的に……風邪のお見舞いで生卵って……最近は鳥インフルが怖いから、気をつけてね。
 猫たちは、どうすれば空に腐ってないものを出してくれと伝えられるのか、悩む。いや、クマさんが字を書けるんだから、素直に手紙を書けよ……手話は指の短さで無理、ボディランゲージも知能が足りず……結局、怪しい儀式に頼るが、それが通じて空が猫たちの願いを夢に……見ませんでした。w でも、代わりに青が冷蔵庫のちりめんじゃこが腐ってたことを指摘。翌日は新鮮な鰯でした。昨今、鰯も高いのになぁ。


  素敵探偵ラビリンス #11「欲望の果て」。本編はどうでもいいとして(おいおい)、次回予告で第12話なのに、冬なのに水着話って……まさか1クールじゃなくって、2クールなのか!? こんな展開がまだ半分あるの!? さすがにめげそう……


2007年12月15日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マイユア#11とガユンダム#11

  マイユア #11「告白」。星野さん、たった一話で驚きの黒さw つか、黒いのは血だけじゃなかったのね。そこでいきなりいろんなカミングアウトされて急にキャラを立たせられても、困ってしまうのですが。とばっちりを食ったのは継母か。腹黒いビッチだと思ったら、普通にただのビッチでした。ビッチビッチチャップチャップランランラン♪
 そいでもって双子はホントに駆け落ちしやがった。星野さんが学園長に真相を話せば……って、オヤジがテンパってるから今更留学撤回はないのか。つか、駆け落ち前になんか思いとどまらせる展開になるかと思ってたのに。
 そんな中でも佐菜はフラグマイスターとしての実力を遺憾なく発揮しておりました。無駄な能力だなぁ。
 それにしても、あのグループの中でまともなのは結局金朋メガネだけだったのか。いや、アレも別の意味でまともじゃないんだけど。


 ガユンダム#11。戦術予報士、本格的にダメだw 作戦が失敗するのは、まあ仕方ないよ。確かに人間のやることだから失敗することもあるだろうさ。だけど、それを本人が言うな!w しかも命を落としかけた現場の人間に。それで「私の作戦に従え」なんて言って、安心して従えるかっての。まあ、現場の人間もみんな泣き虫さんばっかでどうかという気が。
 ソレスタル・ビーイング、どうにかならんのか? どうにもならんだろうなぁ。


 しかし、なんでか今日もネットの調子が悪い……ふて寝しよ。


2007年12月17日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#45

  電王 #45「甦る空白の一日」。カイは本当の特異点が侑斗ではないのではないかと疑いだし、自分が来た時からこの時間に欠けている物、良太郎の記憶に注目する。良太郎自身も自分が送った記憶がない時計が届き、自分が忘れている過去があるのではないかと疑い出す。その期間は桜井さんが消えた前後。自分が時計を買って送ったことになっている時計店に行くが、確かに自分が買って8月に送るよう頼んでいた。手違いで遅れたのだが、そんなことを頼んだ記憶もなければ何故8月なのかの心当たりもない。桜井さんが消えた日付に行くしかないとその方法を考えるが、デンライナーはチケットがない日付に行くことが出来ない。侑斗にゼロライナーで行ってくれるように頼むが、それも断られる。しかしチケットがないから行けないだけではなく、侑斗は良太郎に記憶を取りもどして欲しくないよう。しかしそんな時、時計店オーナーに取憑いたイマジンが過去へ飛ぶ。そこは、桜井さんが姿を消したその日だった。そしてそこで見たものは、桜井さんが消え、崩壊していく世界に、それを驚喜するカイ、その崩壊に飲み込まれていく愛理の姿だった……

 良太郎の記憶がどう関係してるのか、ってのがイマイチまだよくわからないなぁ。次回予告でカイが「桜井侑斗に騙されてた」と言ってるから、桜井さんが分岐点でないとして、では、誰が分岐点? 一度未来は変わったはずなのに、良太郎たちの現在は変わってない。それに良太郎が関わってる、ってこと?
 今回はクリスマス前ということで、デンライナーの中もクリスマスムード。ツリーに短冊って、七夕じゃないんだから、って突っ込みもイマサラだけど、リュウタロスの願い事の内容が……でも、なんだかんだで懐いてるな、モモに。


2007年12月18日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] やっとかめ#11

  やっとかめ探偵団 #11「東京から来た少年」。って、ブラジルから来た少年かよ……と、良く考えたらこれまでのタイトル、映画ネタが多かったな。(「ハリーの災難」「ジェームス・ボンド危機一髪!」「遠い国から来たスパイ」)〜  マイのクラスに転校してきた、東京から親の出張で名古屋に来た少年。名古屋になじめず、塾仲間とクラスメイトの女の子をいじめてた。ところが女の子が忘れ物を取りに戻ると、鍵がかかっていた教室にその子の悪口が……これまでのことを考えるとその少年しか犯人はありえないが、しかし密室のはずの教室に落書きができるわけがない。まつ尾ばあちゃんはいじめと聞いて事件解決に乗り出すが……

 トリックとしては単純なんだけど、いじめの原因まで踏み込んで解決するのが、この番組らしい。それがいつも食ってばかりの水谷さんが解決するのが……結局少年は家庭での寂しさと名古屋の文化になじめないのが原因でストレスをぶつけてたが、一人で来て心細い少年にうち解けるよう働きかけしなかったマイたちも悪い、とまつ尾は諭す。すべてのイジメがそうではないけど、相互の寛容があれば解決できるものも多いはず、と、おばあちゃんらしい解決法。
 しかし、まあ、確かに名古屋の名物はクセの強い物が多いからなぁ。


  みなみけ #11「となりの南さん」。冬馬の愉快な家族たち。三男アキラと次男ナツキがメインだけど、なんだか軟弱なアキラは即カナの下僕に。男らしいナツキはハルカといろいろすれ違いが……いや、ちょっとだけうらやましいですが。
 しかしそれにしても、ミナミハルカ伝説、いまだ健在。


2007年12月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] もっけ#12とナイトウィザード#12

  もっけ #12「マジモノ」。瑞生が登下校に通る橋に、何か物の怪が居着いてしまった。正体もわからないが、通ろうとするとあちこちに痛みが走る。瑞生はお爺ちゃんに相談するが、「自分が不便だからってだけでどかそうとしてるんじゃないか?」と言われてしまう。しかし、凧揚げ大会に出場するため、高津と笠間と練習しているうち、凧がその橋に落ちてしまう。瑞生が止めるのにもかかわらず高津と笠間が取りに行こうとして、障りに遭って凧を落としてしまう。そしてそのことがきっかけで瑞生は彼らと諍いになってしまう。

 マジモノは、「呪物」かな? 人一倍憑かれやすい瑞生は橋にいる物の怪をわずらわしがるが、お爺ちゃんの返事はすげない。しかし、だんだん霊感の薄い人たちにも障るようになり、原因を知ってる瑞生と高津たちのいざこざの原因に。一人で張り切ったり訳の分からないことを言ってるように聞こえるのだから、むべなるかな。
 しかし、一人でもなんとかしようとする瑞生を見て高津たちもやる気を再び出し、大会目指して頑張りだしたところで、またもや凧が例の橋に。瑞生はみんなの凧のために、物の怪の障りであちこちに激痛を感じながらも、這って橋を渡りきる。このど根性が瑞生らしい。w
 結局後日橋のふもとから捨てられた箱一杯の日本人形が……「お爺ちゃんは知ってたのかな? だったらなんですぐにはらわなかったんだろう?」という瑞生に、静流は「私たちだけが知ってるだけで祓ってしまったら、人形たちのことが誰にも知られないからかも」と答える。人間の都合だけじゃ物事を測らないお爺ちゃん。さすが堀勝之祐。w


  ナイトウィザード #12「さよなら」。シャイマールの転生対だったエリスを撃つ追っ手としてやってきた灯を、任務を達成させることを断念させた蓮司。しかし、次なる刺客としてくれががやってくる。「世界を救うため」「他のウィザードに殺させるくらいなら」決死の覚悟で対決を求めるくれはに、一度は剣を抜きかけたかのように見える蓮司。だが、「誰も犠牲にしないためなのに、それで仲間と戦うことはできない」と剣を捨てた蓮司に、くれはも必死でかき立てていた戦意を消失する。仲間同士の対決が未遂に終わってほっとするエリスだったが、きりひとが不気味な事を言い出す。
 一方、今回の件を策動した真犯人に関する推理を携え、魔王ベール・ゼファーがアンゼロットへの面会を求めて来た。

 うーん、10話からこっちが本番だなぁ、この番組。
 エリスの意に反して仲間同士の戦いが行われそうになる。が、それも実は黒幕の思惑のまま。シャイマールの転生体として用意されたエリスが真の覚醒を得るには、絶望と孤独こそが鍵だった。そして、その黒幕とはゲイザーであり、きりひと。出来損ないの世界を守護することに倦んだ彼は、世界をもう一度作り直すため、直接干渉できない自分に変わってシャイマールを転生させることで世界を滅びに導こうとしていたのだ。
 そのことを、腹心の部下であるアンゼロットですらも知らされず、世界を守護しているはずが世界を破滅させる手助けをさせられていたことに、彼女は愕然とする。しかしベール・ゼファー、それを告げに来るのが遅すぎるんじゃ……
 自分と思い描くのと異なる結末になったきりひとは、直接くれはを手にかけ、言葉でエリスを絶望に導く。シャイマールとして覚醒してしまったエリスは、手近な街から破壊していく。ああ、これでEDのイラストになってるわけか。
 でも逆に、力で勝つことではなくエリスの心を助けることが鍵になったわけで、最終回はやっぱそういう展開かな?

[読書] 「丹下左膳 乾雲坤竜の巻」を読み終えた

 通勤時に読んでいた青空文庫の林不忘著「丹下左膳 乾雲坤竜の巻」を読み終えた。痩身赤毛の大髻の、隻眼隻腕の怪剣士として有名だけど、この話では主人公ではなく、一対の名剣・乾雲丸と坤竜丸を巡ってそれを奪おうとする悪役の一人。
 とりあえず読み終えて一言。「正義の味方連中、邪魔w」
 左膳がまだまだ暴れたりない感じのところで話の幕が下ろされ、左膳は舟の破片を寄せ集めた筏に乗って、生死不明のまま海に流されてく。てか、最後の下りの部分は急ぎすぎて何がどうなったのかよくわからん。
 仕方ないのですぐさま続巻「こけ猿の巻」を読み始める。再登場した左膳は人格が丸くなってるけど「俺に人を斬らせろ」と相変わらず危ない。うむ、これでいいのだ。


2007年12月22日() 旧暦 [n年日記]

[その他] まー、ありがちですが

  ドワンゴによる初音ミクオリジナル曲独占配信問題とかまとめwiki 。まー、契約とかはっきりしてなかった時点でいいようにやってくるなと想像は簡単につきますけどね。けど、契約でがんじがらめにするのもちょっと普及の足かせになりますし、難しいところもあるのでしょうね。でも、こうなるとJASRACによる楽曲管理体勢自体がますます疑問が出てきますなぁ。だって、著作者の権利を奪ってるんじゃん。ダメでしょ、こりゃ。

  <オタク市場>推定規模は1868億円 3割がメイド喫茶経験 「オタク産業白書」調べY!hl )。「 同社は、専門店に足を運んで商品を買い集めるコアなオタク層ではないが、ゲームやアニメなどを趣味にするライトなオタク層が増えていると分析。」。いや、なんつーか、「専門店に足を運んで商品を買い集める」のが「コアなオタク層」と言われることには、ちと個人的に違和感があるのですが……(別にそれがライトだとか言うことではないけども)
 昔気質のオタクとしては、与えられた作品をどれだけ遊び倒せるかでオタクの度合いが決まる、みたいな感じがあって金にあかせて商品を買いあさるのが本来のオタクの行動パターン、というような書き方はちと居心地悪いのですよ。まあ、経済的な調査なので意図としてはそういう調べ方をするのが当たり前で、別にオタク文化の云々ってことはわかるのですが、やっぱなぁ。

  銃にレーザー照準装置 命中精度高まる 長崎乱射事件朝日 )。いや、散弾銃にレーザーサイト付けてどうしようと? もしサバゲでエアソフトガンでそれをやってるのだったら「ネタ」として笑いようもあるのだけど、これはただでもやってることが洒落にならんので、頭のおかしさが協調されてるような……朝日新聞の記事もまたおかしいのですけどね。散弾銃にレーザーサイト付けても実用上の意味はないってわかるだろうに。

[アニメ] バンブレ#12とマイユア#12

  バンブレ #12「東の事情とメイの事情」。ついに五人目、東聡莉本格登場。剣道の腕前はお墨付きだが、彼女には重大な問題があり、高校進学後の剣道を諦めていた……そう、彼女は剣道以外ではどうしようもないほど「ドジ」だったのである。って、いや、そのドジッぷりはありえないだろ。w 頭も悪いわけではないのだが、そのドジさ加減のためにテストの点数はいつも悪く、成績も最悪。それなのに大学進学希望だから、剣道は好きなのだけど諦めて、学業に専念……虎侍はそのことを聞いて聡莉獲得を断念しかけるが、キリノたちの強引な勧誘で、練習試合に今回だけという約束で顔を出すことに。一方、その対戦高はスパルタで知られた先生が指導をしていて、男子でもへたばる練習に、女子生徒は次々脱落。唯一の一年生になってしまったメイが練習試合に選手として出ることになってしまう。剣道をしたいのだけど諦めてる聡莉と、元々友達の付き合いで入ったのが抜けるタイミングを失ってしまっただけのメイ。お気楽な室江高校剣道部に触れて、ちっとは変わってくのかなぁ。あと、都付のストーカーは今回も活躍してるな。w


  マイユア #12「赤い記憶」。「赤い○○」シリーズかよ! ってツッコミはさておいて、今回、初めて金朋メガネが年上らしい行動を……しかし中学までお母さんと風呂に入ってたって、いろんな意味でうらやましい。w
 話の方は双子が家出してしまって、心ない噂がそのまま流れる中、心を痛める佐菜たち。そんな佐菜の元に修輔から釣り竿が届き、みんなを励ますために佐菜は前にみんなでバーベキューをやった河原に遊びに行こうと提案する。
 星野さん、自分が流したデマは訂正してないのね……なんたる黒ビッチぶり。w まあ、これが原因で争点になってた新市庁舎計画は断念するのだろうけど、このままだと後味悪いなぁ。あと、洞窟から夕日を見た奈々香が、火を連想して火事の時の記憶を甦らせる。「先生」って言葉がいきなり出てきたけど、叔父さんは無実だってこと? って、そもそも先生って誰よ?
 ちと展開が重くなってるだけに、最後はOPのライブみたいなシーンで締めくくってほしいのだけど……無理かな?

[その他] どうにもnamazu.cgiが直らんので

 ちと諦めて、google検索窓を付けてみた。まあ、ないよりはマシだろうと。


2007年12月23日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#46

  電王 #46「今明かす愛と理(ことわり)」。過去に飛んだ良太郎は、ゼロノスに変身してイマジンと戦う桜井と、世界の未来が変わり崩壊に飲み込まれる愛理を目にする。過去のカイは驚喜していたが、良太郎は唖然。取り乱す良太郎に侑斗は「これは過去のことだ」と無理矢理現代に連れ戻す。現代では、愛理も消えておらず、世界も元のまま。一度消えた世界は特異点である良太郎の記憶により復元されたらしい。しかし、それも「たまたま運良く」だという。桜井が良太郎は勿論侑斗にも黙っている秘密に思い悩むが、カイがその秘密に気付いてしまった。それは、本当の分岐点の鍵は桜井ではなく愛理。愛理を消せば未来は自分たちのものになると、カイはもう一度アルビノレオイマジンを一年前の桜井失踪の時期へと飛ばせる。それを追う良太郎たち。しかしアルビノレオイマジンは強く、電王ライナーフォームとゼロノスゼロフォームの二体がかりでも圧されてしまう。そこへやってきたのは時間の中を逃げ回っていた桜井。桜井は過去のゼロノスベルトを取り出すと、ゼロノスへと変身した――

 電王(テレビシリーズでは)初のトリプルライダー。けど、ライダーは二体しかいないのに……と思ったら、過去の桜井さんが変身したゼロノス。桜井さんは桜井さんでカイの野望の実現を防ぐために時間の中を逃げ回りながらゼロノスとして戦っていたのだが、その時にその懸命さに打たれたデネブがカイを裏切り、桜井と契約をした。しかし、その契約は過去の自分にゼロノスとして戦わせることだったのだが……そのことに引け目を感じ「許してくれ」と言うデネブに、「だったらずっとオレと一緒に戦え!」と答える侑斗。それは不可能なのだけど、初めて侑斗がデネブに気持ちを伝えたなぁ。
 一方、カイもなんだかおかしな感じ。ど忘れが酷いという描写はこれまでもあったけど、それはどうも進行している模様。カイが未来を変えようとしてるのと関係してるのかな?
 で、トリプルライダーが勝利した後、デンライナーの中で愛理の口から桜井失踪の真実が語られる。きっかけは、ある晩に二人の前に現われたゼロライナーだった。そのゼロライナーにより愛理が分岐点の鍵であること、そしてそれを守らなければ未来は消えてしまうことを知った二人は、世界の未来を守るため、桜井は戦いを、愛理は桜井が未来を守りきるまで全てを忘れることを選択する。
 しかし、流石に愛理も良太郎が電王になって戦ってることは知らなかったよう。「辛かったでしょう?」と言う愛理に、良太郎は「仲間がいるから」と答える。思わず芝居がかって涙ぐむタロスたちw でも、次回からはその仲間が欠け落ちていくようで……初っぱなはキンタロスか……どうも良太郎からライダーベルトとパスを無理矢理奪って自分がアックスに変身するらしい。実体化してるみたいだから、時間の中か、契約を果たすのか? タイトルが「俺の最期にお前が泣いた」だけど、予告だけで泣けてきますわ。

[アニメ] やっとかめ#12

  やっとかめ探偵団 #12「なんまんだぶの金庫番」。ことぶき屋常連で、いつも念仏を唱えている吉川さん。なんだか最近凝ってる超常現象の談話会に、水島さんを誘って参加する。吉川さんは会長の話に感動しまくるが、水島さんは相変わらず食い気ばかりで興味がない。水島さんから話を聞いたまつ尾は、宗教ではないと言って警戒心をゆるめるのが向こうの手だろうと考えを口にするが、それを立ち聞きした吉川さんが凄い剣幕で迫ってき、前言を撤回するハメに。
 そんなとき、吉川さんが代表に呼ばれて特別な頼まれ事をする。講演会で自宅を留守にするので、その間留守番をして欲しいのだという。会の副会長と秘書も一緒に行くので家が開いてしまうのだ。しかも、自宅の隠し金庫には集めた会費、五千万円が。大役に恐れまくる吉川さんだが、その夜忍び込んだ不審者に頭を殴られ昏倒、お金も盗まれてしまう。
 しかし、金庫は鍵と暗証番号の二重のロックがかけられていて、鍵は副会長だけが持ち、暗証番号は秘書しか知らない。しかも、副会長は会長の元奥さんで、秘書は愛人という関係。犬猿の仲なのだ。せっかく任された大役を果たせず、信頼を裏切ってしまったとしょげかえる吉川さんを見て、まつ尾婆ちゃんが一肌脱ぐことに。

 宗教法人じゃないんだけど、まあ実質宗教団体の、お金にまつわる生臭い話。だけではなく、元妻と愛人のそっち方面の生臭い話まで……これ、ホントに日曜朝の番組か?w
 まつ尾たちは不審感を抱くけども、吉川さんは「他の宗教と違って先生は自分を偉そうに見せない!」と心酔しきっている。というのも吉川さんは四十代の頃に医者もさじを投げた病気で連れ合いをなくし、その時に方々の神様に信心をして快気を願った過去があった。しかし、祈願の甲斐なく連れ合いをなくしたことで逆に都合の良いときに神様にすがるのは本当の信心ではなく、日頃平素を心穏やかに過ごし、あの世に行っても恥ずかしくないようにするのが本当の信心と神様の役目と思い、そういう教えを求めて信心するようになっていた。
 トリックとしては、平素犬猿の仲の二人が結託して金を盗難されたことにし、宗教法人ではないのでかかる税金をごまかそうとした流れ。まつ尾婆ちゃんにそれを見破られ、会長もすまなそうにしながら「利用しようとしたわびに」と吉川さんに札束を差し出すが、吉川さん、それを撥ね退け、逆に会長に説教する。吉川さんに逆に真理を諭された会長は、会のダメージになることを承知で自首する。
 吉川さんのポリシーには100%は賛同できないけど、そのまっすぐさはいいなぁ。
 次回はスポーツお婆ちゃんの早坂さんが関わる話らしいんですが、ええっと、ひょっとして、バラバラ死体ですか? これまた日曜の朝から……


2007年12月24日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 謝罪は謝罪でいいのですが

  「デスノート」盗作で少年マガジン編集部謝罪Y!hl )。まあ、なんというか。デスノートだけだったらともかく、自社の「エアギア」も気付かなかったというのは、実際は難しいんだろうけど、ちと印象がアレな気が。
 パクリじゃなくってパロディにすればまだ批判は少なかったのかな?
 って、 これ は流石にどうにもフォローできんか……トレースしすぎやねん。

  江頭2:50「チ○コ、マ○コ、○○コ!」「お前にチ○コをズームイン!」 女性リポーターを襲うニチスポ )。そりゃ、エガちゃんだからなぁ……レポーターさんも大変だ。

デジタル放送番組の複製、「無制限」機の規制を検討・総務省日経 )。なんで世の中を無意味にめんどくさくしようとするのだろう? ダウンロード違法化と言い利権団体の言いなりになりすぎだよなぁ。

[アニメ] オーバン#11〜#13

  オーバン #11「沈黙のスピリット」#12「勝利への意思」#13「前進!」。予選最終リーグ、総当たりの最後の相手は不気味な影のような姿のスピリット。だが、その異様な姿に、モリーとドンは不思議な不安感を覚える。その理由が、レース当日になって明らかになる。スピリットが自らの肉体を変形させた巨大な鳥のようなシルエット。それはモリーの母が亡くなった事故のレース相手だった。モリーは復讐心と恐怖に駆られ、レースよりスピリットへの攻撃を優先してしまう。ドンも冷静さを必死に保ちながら指示をするのだが、それを振り切って暴走してしまい、勝負は自滅によるアロー2の大破という、最悪の結果に終わってしまう。だが、傷ついたモリーに歩み寄ったスピリットが見せたものは、涙だった。実はモリーの母の事故は純粋なトラブルによるもので、スピリットは彼女を助けられなかったことでずっと心を痛めていた。母の事故の真相を知ったモリーだが、やはり自分を捨てたドンへのわだかまりを捨てきれない。そんな時、ドンからレーサーだった妻を事故で亡くしたこと、それがきっかけでたった一人の娘も捨ててレースに没頭したことを明かされたリックが、モリーがその娘・エバであることに気付く。

 リックから自分の正体を看破されたモリーは、リックに「過去を乗り越えろ」と諭され、自分の正体を明かしにドンの元へ向かうが、やはりリックから「モリーにもっと優しくしろ」と言われたドンはよりによってモリーの前で娘を捨てた罪悪感から辛く当たっていたのかもしれない、と告白してしまい、逆にモリーを逆上させてしまう。一方地球チームは大破したアロー2の修理に頭を痛める。メカニックのコージとスタンは、パーツを探しに出た街で二回戦で負かした相手、フリントに絡まれてしまう。そんな中開催された最終予選のレースはバイラス星のラッシュとグルーアのトロス大佐。バイラス星はグルーアによって侵略され属国化された怨みがあった。序盤、試合を有利に進めるラッシュだったが、トロス大佐の挑発に乗ってしまい、勝負を見失い、壁にぶつけられて大けがを負ってしまう。心配して駆け寄るモリーに、ラッシュは「自分を見失うな」と激励の言葉を残して搬送されていく。

 地球チームが優勝すれば負けた自分たちの格も上がるとの打算を抱いたフリントたちの協力を受け、アロー号はより強力にパワーアップして生まれ変わった。そして最終戦、クジによって当たった相手は因縁のトロス大佐。モリーは「究極の報償」によって母を甦らすためにも勝利しようと集中。相手の手の内が判っていることと性能がアップしたアロー号を最大限利用し、トロス大佐を下す。だが、地球チームは三勝。次の試合で三勝中のアイカ王子がスピリットに負ければ、三勝で並ぶのだが、両者に負けている地球チームは格下ということになり、決勝進出は断たれる。トロスから確実に地球チームをふるい落とすためにわざと負けることを強要されていたアイカ王子だが、葛藤の末、不正を行うことはやはり潔しとせず、スピリット相手に勝利を収める。からくも得た決勝進出に湧く地球チームだが、宿舎からいつの間にかリックの姿が消えていた。モリーの見事な勝利を見届けたリックは、もはや自分がなすべき事はないと、黙って地球に戻ろうとしていた。

 一応この前の土曜は二話一挙放映で、後半の一話目になる#14も放映したのだけど、予選編までで一区切りと言うことで。
 スピリットの存在が思わせぶりだったのだけど、見た目で惑わされちゃいけない、という好例でしたな。実際はマシントラブルを起こしたモリーの母を助けようと近づいたのだけど、事故に巻き込ませまいと彼女の方から救助を拒否していた。特にコートを脱ぐと両肩から腹に大きく切れ目の入ったデザインなのだもの……それで四つんばいになってから鳥のような姿に変形するのだから、そりゃ不気味だよなぁ。しかし、実際はレースの遺児となったモリーのために涙する、心優しい存在だった。
 母の死について一つの真実を知ったモリーだけども、ドンとのわだかまりは解けない。究極の報償について知ってからは、「母を究極の報償で甦らせれば、きっと以前のように親子で暮らせるに違いない」と決意するのだが、そういう類のものではなさそうだよなぁ。
 ドンもリックに説得されてモリーに最大限の譲歩をするのだが、タイミング悪すぎるよ、このオヤジ。w
 コージとスタンは大破したアロー号の修理で、思わぬ助っ人を得るのだけど、フリントは「地球が優勝すれば自分たちが弱いということにはならない!」という打算ではあるのだけど、「どうやって礼をすればいいのか」というスタンに「ただ、見事な勝利を!」と、レーサー魂の片鱗を見せるところは、ちょっとカッコイイ。いや、弱いんだけど。w
 で、トロスとの因縁を抱えていた気のいいラッシュが、トロスの挑発で大けがをすることに。普通だったら死んでるだろうけど、頑丈だからなぁ。そのトロスに勝利しラッシュの仇と同時に雪辱をすすぐモリーだけど、アイカもまたグロックからの圧力を受けていた。当面の敵はグロックだけども、リックが自分を罠にはめた相手を探して、アルーアスのシャーマンの元で見たビジョンのことがあるし、どうもそれだけで話は終わりそうにないのだよなぁ。
 トロス大佐との因縁を残し、謎をはらんだままレースは後半戦へ。これまでは一対一のレースだったけど、これからは全チームでのレースになるらしい。複雑になりそうだなぁ。


2007年12月26日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みなみけ#12と獣神演武#12

  みなみけ #12「クリスマスとかイブとか」。夢のない女、チアキのためのサンタクロース作戦……って、カナの動機はあくまで不純ですが。
 でもそれで割を食うのは藤岡番長。いや、もうカナは諦めた方が……って、それでも運命の人なんだよなぁ。
 後半は、もうひとつの南家のクリスマス。冬馬に何をプレゼントするかで紛糾する兄三人。ボンクラ揃いだ。w
 しかし、裸サンタ祭って一体……

  獣神演武 #12「月下の煌き」。なんだか話にだんだん黒いところが出てきたな。w 五天闘士の一人であり、岱燈の親友でもある劉煌。同じ捨て子ということでお互いシンパシーを抱いていたのだが、捨てられていた劉煌と共にあった守り刀から、とんでもない事実が発覚……オヤジと似てないぞ、全然。w
 岱燈の方も、皇帝とそっくりだから、まあ、多分そういうことなんだろうなぁ。

[アニメ] スケッチブック#13

  スケッチブック 〜full color'S〜 #13「ひとりぼっちの美術部」。美術部のお花見。根岸先輩の妹も交えて、美術部フルメンバー……って、見覚えがない人がいるよ! 大庭先輩って、今まで出てたっけ? って、出方が微妙すぎ!w 桜の咲き方にもいろいろあって、個性いっぱいの美術部員の中でも一人きりの美術室マイペースな桜もマイペースなりに、ということで空もマイペースにちょっとだけ自信を持ったようで。
 特にはっきりしたテーマがあるわけではないけども、なんとなく日常での新しい発見を見つけるってのは、そういう心構えってのは、常に必要だよね、という感じで、結構いい感じでした。春日野先生が初めて先生らしいところを見せたような。


2007年12月28日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ナイトウィザード#13とD.C.II#13とマイユア#13とスカイガールズ#26

  ナイトウィザード #13「ハッピー・バースデイ」。絶望から心を閉ざし、シャイマールとして覚醒してしまったエリス。破壊を繰り返すエリスを蓮司は止めようとするが、くれはを自分のために死なせてしまったと絶望するエリスに蓮司の声は届かない。アンゼロットはこれまで仕えていたキリヒト=ゲイザーが「世界の敵」になったと、彼に反逆、蓮司を助け、シャイマールもろとも世界の外側へ。しかし、多くのウィザードの攻撃もキリヒトの「神の盾」の前にすべてはばまれる。ベール・ゼファーも利害の一致から共闘するが、しかしそれでも傷一つ負わせられない。心を閉ざしたエリスに声を届かせるため、蓮司はナイトメアの協力を得てエリスの心の世界へ飛び込む。一方、アンゼロットもゲイザーを盲信していたが故に自ら世界の危機を招いたことの責任を取るべく、封印していた力を解放する。

 というわけで大団円。まあ、ご都合主義的展開は多いけど、それでも結構盛り上げたなぁ。アンゼロットは意外とあっさりゲイザーから離反。そして、封印していた力を使ってくれはをよみがえらせる。いや、でもそれ言ったら、宝玉集めで死んだウィザードをよみがえらせないといけない気も……
 で、展開は予想通りエリスを救済する展開に。しかし、結構前からいろいろ伏線張ってたんだなぁ。心の闇の扉は出てたけど、キリヒトが蓮司たちがそこへ近づかないようにしてたり、エリスの攻撃だけはキリヒトの神の盾を通過していたり。
 くれはも蘇り、帰る場所があると言ってもらえたエリスは絶望から回復し、シャイマールの力だけは神の盾を破れることに気付いた蓮司が、エリスの法機が砕けながらも開いた血路を通り、キリヒトに渾身の一撃を与える。
 エリスはシャイマールの転生体だけど、法機も宝珠も砕け散ったことでその力は失われ、普通の女の子に。蓮司は「下がる男」の汚名を返上して卒業も無事できたけど(それが最大の不思議かも)、やっぱりアンゼロットにこき使われる毎日。w それを見てエリスは、戦う力はなくなっても、仲間として一緒にいることを誓う。まあ、あのメンバーならお弁当やらは重宝するでしょう。って、そういう問題じゃない?
 なにはともあれ、思ってたより面白い展開になって楽しめました。


  D.C.II #13「桜笑み君想う」。最後数話のこのgdgd感は……いや、何か破綻してるってわけではないのだけど。小恋が自分との約束も放り出してみんなのために奔走する主人公に心の距離を感じるってのは、わからない部分はないではないけど、ちと状況を考えろよ、とか思うし。音姫が心労で倒れたり、美夏が最悪廃棄処分になろうって時期に、「私のわがままかな?」って、わがままだと思います。それに、なんの工夫もなく美夏が退学処分って……ご都合主義を避けたかと言えば、直前に学園中が手のひらを返してあれだけいじめてた美夏の味方になるしで、そういうわけでもない。
 まあ、美夏の次回予告が一番の見所(聞き所)だったので、生徒たちお手製の美夏の卒業式で締めるのは悪くはないんだけど……


  マイユア #13「きずな」。前回奈々香が思い出した火事当夜の記憶というのは、自分が父親の実の子供ではなかったという衝撃の事実。奈々香には幼いころバイオリンをならっていた先生で、父の親友がいたのだが、不治の病に冒され、病床で父に奈々香が実は自分の子供だと告白して死んでしまう。許しを請うての告白だったのだが、奈々香の父は逆上。妻の不実を弾劾した挙げ句、「堕ろしてしまえばよかったのに」とまで言い出す。そして、その晩ついに家に石油を撒いて、火を点けた……そりゃ、忘れたくもなるよなぁ。
 奈々香の出生の秘密を弟から聞いていた伯父さんは、真相を察し、奈々香の記憶を封印したままにしようとしていたのだ。だが、伯父さんの危惧したとおり、記憶を取り戻した奈々香は部屋に閉じこもり他者を拒んでしまう。佐奈は奈々香を心配して足繁く通うのだが、部屋の扉は決して開かない。しかしある日、風呂に入っているらしい奈々香をいつものように待つ佐奈が、あまりに遅いのに不安を感じ風呂場に飛び込むと、手首を切った奈々香が湯船に……
 佐奈が助けたために一命を取り留めるが、どうして死なせてくれなかったの、と言う奈々香に、佐奈は今まで隠していた腕時計の下の手首を見せる。佐奈も中学時代にイジメに遭い、登校拒否の挙げ句自殺未遂を起こしていたのだ。やっぱり、なんだけど、奈々香の展開と絡めてくるとは。かつてはどうして死ねなかったのかと思っていたけど、今は死んでいたら奈々香を助けられなかったと思うと、ぞっとする、と昔通りではなかった自分の傷を吐露し、奈々香もようやく心を開く。
 エピローグは10年後、星野さんの活動のおかげで守られた桜の杜自然公園で、プロバイオリニストになった奈々香のコンサートが開かれる。そこにはコンサート直前に奈々香にプロポーズした佐奈に、背中を押した藤村先生、ちょっと大人っぽくなったけど中身は相変わらずな麻緒衣、落ち着いたと言うより地味目になった星野さん、年下のボーイフレンドを作ったらしい雛子はもちろん、修理と周介らしい二人の後ろ姿も……公園は、罪悪感から星野さんが活動して守ってたのか。つか、双子の名誉回復はしてないの?
 よくよく考えると登場人物それぞれ悲惨な目には遭ったけど、ハッピーエンドと言えるエンドには、なったかなぁ。惜しむらくは金朋メガネがあまり活躍できなかったことでしょうか? もっと暴走して欲しかったのに。


  スカイガールズ #26「それぞれの・・・」。ワームとの戦いが終わって半年、音羽たちは軍を除隊しそれぞれの生活へ戻っていた。唯一元のテストパイロットに戻って軍にいた瑛花に、冬后大佐から辞令が下る。それと同時に、元追浜メンバーの元へ軍から手紙が届くのだった。

 コナミだからってビッグバイパーとか出てきたときには、思わず笑ってしまいましたが。ええ。レーザーやオプションまで付けてるし。ロリコン尻アニメとして最初は浮いた感じだけど、終わってみれば、まあ全体としてそんなに悪くなかったかなぁ、という印象に。「ファイナルエンカウンター」としての音羽の因縁をもうちょっと強調して欲しかった気もするけど。
 新生ソニックダイバーチームもなんかキャッチーなデザインばかりで。飛行外骨格は量産型みたいだけど。スーツはもう開き直って本当に猫耳になってるし。
 数分差だけどテレビ愛知での放送が最速と言うこともあり、半年の間わりと楽しませていただきました。
 しかし明確にキャラ同士の関係に劇的なことが起こらないラストというのは、吉岡たかおらしくはあるけど、もうちょっとなにかあって欲しかった気も。


2007年12月30日() 旧暦 [n年日記]

[その他] まあ、そうだよなぁ

  「11万人」集会 誤報指摘の公開質問状にマスコミ7社が回答産経 )。「 メンバーの藤岡信勝拓殖大教授は会見で「11万人報道がなければ、今回の教科書の『再検定』はなかった」と指摘。」って締めの言葉は、この会と政治的信条に肯首できずとも同意。(っつーか同意できるほど政治的信条がわからん) 「誤報じゃないの?」ってニュースが流れたとき、「コンサートだって水増し発表は当り前」というコメントもそこここにあったけど、コンサートと違って政治圧力になる集会で大幅な水増し発表はどうよ。それもマスコミ各社が訂正もなしってのは。とは思うのだけど。別に「いまさら現状がそうではない」ということはないが、マスコミが扇動団体であるということを肯定してしまってるも同じだと思うけど。一般が突き上げないのにマスコミ自身の自浄作用などさらに期待しようもない。
 さらに「 それによると回答したのは産経、朝日、毎日、読売、東京の各紙と共同通信、NHKの7社。日経新聞や時事通信、沖縄の地元2紙、在京の民放各社は回答しなかった」地元二紙の一つは確実に沖縄タイムスだよなぁ。もう一紙ってなんだろう? しかし時事通信も、記事を売って商売してるのに、自覚なさそうだなぁ……

  領事館に反捕鯨団体赤インク「ぶちまけ」 検挙せずに豪州非難がネットで高まるJ-CAST )。実際にはぶちまけたわけではなく自分たちの服にペンキをかけて抗議行動してたのが滴がカーペットに落ちただけ、たって、領事館内でのこういう行為自体がアレなのは間違いないので、それは議論終了。あるいは事を荒立てまいと、外務省側から「音便に」との意思が働いてるかも知れない。
 気になるのは、この事件の背景であるオーストラリアの反捕鯨姿勢の過激化が、現政権とどの団体がどうつながって起こってるのか、ってのがわからんことなのよね。日本への圧力になれば諸々の交渉ごとが有利になるってのが計算で、この手の環境運動は利用されてるのは世の常なんだけどさ。扇動されやすい国民が多いと、こういうのって有利だよねえ(心にもないこと)。

  長崎県知事:「人権より管理強化を」銃乱射事件で毎日 )。銃規制の強化の議論はそれはそれでいいのですが(勘弁してくれって方も多いでしょうが)、ちと、「人権より」ってフレーズで福祉政策との温度差が気になってしまったり。
 ここんところあちこちの駅でエレベーターの敷設が行われて、障害を持つ方には便利なのだと思う。それは良いことなのだけど、毎朝のラッシュとかでの混み合いが、余計に酷くもなってるのですよね。その分の階段スペースなどを潰してエレベーターを施設してる駅が多いので。また、エレベーターの敷設費用がどこから出てるかというと、全体の利益から、ということ。まあ、駅のエレベーター施設は努力義務らしいので各社判断というところはあると思うのですが、基本的に福祉政策ってのはそういうことなのだと思うのですよね。一部の人のために、全体からどれだけコストを割くか、割けるか、という兼ね合い。
 別に福祉政策なんてやめちまえ、とは言ってませんよ。私や身内だっていつお世話になるかわからない。しかし、「フクシ」という響きだけが一人歩きし、そういう実際的な生臭い部分がわざとらしく議論されない風潮ってのは、なんだかなぁ、と思う。

  沖縄には異論を認めない空気があるようだが、日本全体に広がっているのではないか。もしそうなら、小紙は喜んでKY(空気が読めない)の“汚名”を引き受けよう産経 )。記事内容はさておいて(おいおい)、「KY」と言えば「危険予知」だとばかり思ってたのですが、なんだかいつの間にか世間様では違うようで。「空気読めない」くらい略さず言えばいいのに。

  朝日新聞の「読者信頼度」が3位に転落goo news )。
が、より大きな理由は就職活動の時期に日経を読む大学生が社会人になっても日経の購読を続けていることではないか。

社内では「問題はコンテンツ力の低下だ。街ダネも含めて共感を得られない記事が多い」(中堅記者)と、他人事のように語られ、危機感はさしてないらしい。
 いや、単に、あれだけネット上で記事内容にツッコミ入れられまくってたら、信頼性も落ちると思うのですが……加えて、過去の誤報・捏造も蒸し返されて定着化してますしね。朝日新聞も人ごとな態度だなぁ。新聞冬の時代だというのに。