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2010年10月01日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その3

  けいおん!! #24「卒業式!」。番外編があと二話あるらしいし、そもそもストーリーらしいストーリーもないアレなんで鬱陶しいあらすじ略。
 世間では若干「友達と同じ大学にと進路変更するのはおかしい」って声もありましたが、いや、だってこれそういうアニメだから。延々と変化せず、ただ可愛いキャラがショートコントを繰り返すのを眺める、って言う。勿論、それだけで持つわけがないので環境の変化とか、若干成長を暗示させることを入れたりする。けど、キャラは変化させない。一期目との変化も、成長というよりあまり不快感を与えないよう、ソフトになるように微修正、という感じだし。
 よくよく考えて見れば、高校時代とかにクラスメイトとかの別離で大泣きしたとしても、進学してすぐに別の環境になって薄れるのがほとんどだし、更に時間がたてば、言われて「あれ?そうだっけ?」と苦笑いしながらそう言えば思い出すというような感じがほとんどと思える。薄れた痛みこそがそういう年代のリアリティなのだ。とすれば、「けいおん!!」は実に的確にそういうおっさん向けのアニメだったのだ。いや、日記書きながら自分でも今気付いた。
 高校時代の楽しかったふわふわとした思い出だけで、別離の痛みは年相応の不感症に薄らいでく。現実逃避だけでなく、そういう年代の共感を呼び起こすものとして作られたものだったのだとすると、ある意味、マーケティング的にも作劇的にも納得がいった。いや、考えてみるものだ。
 で、なんか映画化らしいけど、「とりあえず見に行こうか、どうしようかなあ」という気も起こさせない映画化告知は流石に初めて。映画化の具体的なイメージが浮かばないこともあるけど。

  生徒会役員共 #13「生徒会役員共、乙!」。最終回なのに新キャラ登場。って、これ出していいのか? いや、そもそも横島先生が出てきた時点で手遅れではあったんですが。で、後半は何故か最終回で総集編。捏造も含めてw 流石に終盤浅沼氏のツッコミのキレも流石に疲れが見えてきた気もしますが。
 全般的に楽しめたし、スタンプの微妙すぎるツッコミが特に楽しみだったです。「俺の嫁が非処女だったと知ってネットで暴れる野郎『共』」とか。ここらへんのツッコミ具合好きだったんですが、売り上げ的には微妙だろうなぁ。

  あそびにいくヨ! #12「みつけきにました」。原作では「やめてとめてのうちゅうせん」のサブタイトルのエピソードなんですが、特に「やめてとめてやめてとめて」ってセリフは原作動同様ありませんでしたなぁ。がっかりだ! 仕置屋稼業的に!
 その割にはテッカマンブレードになったり、確かに「WOWOWアニメ」的なアレでした。まあ、こちらのツボは90年代より60〜80年代前半だからなんですけどね。そこらへんのネタを振っておきながらさらっと流してしまうので、こちらとしてはなんとも。そもそもそんなの知らない世代は、どこらへんに引っかかるんだろう。やっぱ乳掘り出しとかか。そんなのしか育ててこなかったんだなぁ、今まで。


2010年10月03日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#33とオーズ#5

  ゴセイジャー #33「恐怖のマトリンティス帝国」。幽魔獣を倒したゴセイジャーたちだが、彼らを助けるためにマスターヘッドが犠牲になり、また再建中だった天の塔も再び壊れてしまった。故郷に帰れなくなったアラタたちが実は寂しいのではないかと、望は護星天使一人一人に聞いて回るのだが、彼らはそれぞれに地上でやらねばならないことを見つけていた。しかしアラタだけが「自分たちは本当は地球にいちゃいけない」と言い、望はやはり護星界に帰りたいのではないかと不安になる。
 しかしそんな彼らを、新たな敵が虎視眈々と狙っていた……

 あと二十話もないのに新しい敵組織ですか。一応、約五十話を均等割してるんで最初からの予定なのかも知れないですが、その割にはあまりアラタたちの人間、地上との交流がそれほど描かれてるわけでもない……
 で、今度の敵は機械化された怪人たちで構成される「マトリンティス帝国」。まあ、マトリックスとアトランティスの合成ですわな。総帥は「10サイのロボゴーグ」で、どう考えてもロボコップ。それと女性(型)幹部にエージェントのメタルA(アリス)。声がどう聞いても井上麻里奈です。わかりやすいなぁ。こっちの元ネタはアリス・イン・ワンダーランドもしくは不思議の国のアリスなんだろうか? だとしたらメタルってなんだろう? と思ったら「メトロポリス」だろう、って考察があった。なるほど。女性型ロボット出てたものなぁ。
 ザンKTもなんやねん、と思ったけど、ショートサーキットじゃないか、って考察が。ちょっと苦しい気がするけどなぁ。
 まあ、今回は護星天使がそれぞれ自分の目標を持ってることを再確認する回だったんで、そんなにひどくもなかったです。しかしピーピ虫って、そんなに貴重なのか? 実は真のラスボスはあいつらの気がしてきた。


  仮面ライダーオーズ #5「追いかけっこと巣とセレブ」。映司とアンクの前に現れた鴻上ファウンデーション総帥・鴻上光生。彼は取引と称し、バイクやカンドロイドなどの提供をする代りに、ヤミーを倒して得たメダルの七割を要求してきた。もちろん強欲なアンクがその提案に乗るわけもないが、贈り物にと渡されたカンドロイドの便利さに映司はすっかり乗り気。鴻上はしばらくの猶予を与えると言う。
 アンクはスマートフォンを使って鴻上のことを調べようとするが、簡単に目的がわかるわけもない。そんな時、グリードの一人メズールがコアメダルを集めるためにヤミーを生み出していた。そのヤミーの元になったのは比奈の同級生の山野遙。遙は金持ちの娘であることを鼻にかけ高級マンションに一人住まいし、ブランドものの服やバッグを買いあさるという毎日を過ごしており、それがメズールに目を付けられたのだ。
 そんな密かに動くメズールと映司は偶発的に接触、戦闘になるが、メズールはヤミーの成長の確認を優先し、戦闘を離脱する。だが、映司はメズールが一瞬遙のマンションの方を見たことから、そこにヤミーがいると睨んで訪れる。が、そこにたまたま比奈もやってくる。さらにメダルを取り戻そうとウヴァも襲って来て……

 グリードによってヤミーのタイプが違うらしいってのは前のエピソードで描かれたけど、メズールのヤミーは一箇所に巣を作り、そこで人間の欲望を吸収し続けるタイプ。静かに成長し続け孵化するまで動きがないので、事前に対策を立てるのがとても難しい。もっとも、アンクは成長前に映司が倒そうとしないと言うことでちょっと安心してるみたいだけど……
 グリードの方も、人間たちが自分たちの姿に怯えて逃げるのみではなく物見高く見られネットに上げられてしまうということがわかり、人間の姿になって潜伏する。が、ウヴァ、カザリ、ガメルは声を演じてる役者さんなんだけど、メズールだけゆかなじゃなくって女子高生の姿に……十数年前は中の人もかわいらしいお嬢さんだったんですけどね。そん時は棒だったけど。
 しかしグリード同士でもなんだか不穏な空気が。グリードの中では直情型らしいウヴァが映司を襲うのだけど、アンクと別行動をしていてオーズに変身できずピンチに。そこで活躍するのが通信機能を持つバッタカンドロイド。それでアンクに連絡し、どうにかオーズに返信するのだがヤミーとは桁違いの力を持つウヴァにはやっぱり苦戦。だが、ウヴァの様子から、カザリがウヴァのメダルを一枚奪っていったことを知らないと睨んだアンクが、そのことをウヴァに告げ、カザリの裏切りにショックを受けた隙にオーズが一撃を……カマキリメダル、クワガタメダルゲットだぜ! ということで既にあるバッタメダルを含めて、昆虫系メダルが三枚コンプリート。同じ系統のメダル三枚で変身したコンボフォームは、なにやらひと味違うらしいが……次回予告、分身してない?
 今回のヤミーの犠牲者の遙はわかりやすい非常に嫌なセレブお嬢様。比奈とぶつかって落としたショールを、買ったばかりだというのに「汚れたから要らない」と比奈にやると言い出すお約束。もちろん比奈はもらうわけにはいかないので返しに行くのだけど、そこでヤミーの巣になってるマンションに行ってしまうことに……
 そんなセレブお嬢様の遙だけども、突然父親から会社の倒産を連絡され、大パニック。どうも会話の様子からすると、父親からの愛情をお金と物でしか感じられず買い物依存症に陥ったみたいなんだけど、ヤミーの孵化と関係するのかねえ。


2010年10月04日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その1

  スーパーロボット大戦OG〜ザ・インスペクター〜 #1「赤い衝撃」。
 いきなりすぎて、いろいろわからん……とりあえず「 デバイン・ウォーズ 」から続いており、のっけはデバインクルセイダーズの残党との戦いが各地で繰り広げられてること、そこに謎の勢力がやってくる、って感じなのは掴んだ。一応前作でもおなじみのATXチームがのっけに出てきたけど、その他のチームも出てくるんだよなぁ。やたらとキャラが多い上、前作で出たキャラとなると説明不足も多そうだし、その辺どうなるのかなぁ。

  テガミバチ reverse #1「約束」。
 待ち望んでいたゴーシュとの再会、しかしゴーシュはラグのことも覚えておらず、略奪者ノワールと名乗り、ラグを邪魔者として排除しようとする。という辺りからそのまま続きの第二期。基本安定。「精霊になり損ねた者」率いる体制への反逆者集団がテガミバチの前に立ちはだかるようになりってのは今の原作の展開でも佳境なのだけど、どこまでやるのかな?

  STAR DRIVER 〜輝きのタクト〜 #1「銀河美少年」。
 離れ小島の南十字島。そこにある南十字学園高等部に、流れついた少年、ツナシ・タクトが入学してくる。祖父の紹介により青春を謳歌するためにやってきたと言う彼は、生来のくったくのなさで彼を助けたワコ、その許嫁であるスガタともすぐに打ち解ける。しかし、島と学園にはとんでもない秘密があった。そしてタクトにも……
 CMの「綺羅星☆」と「銀河美少年か!」で全部持ってかれた感じですが、全編そんな感じでした。ただ、基本は学園青春ものらしく、そのセンは外さないんじゃないかと。しかしダムの水面から現れたタウバーンの手の上に乗ったタクトの姿見て、「強力モーター」って文字が出てくるんじゃないかとちょっと期待しました。してたのに!

  心霊探偵八雲 #1「開かずの間」。
 大学生の小沢晴香は人付き合いの悪い同級生、斉藤八雲の元を訪れる。彼女によれば、心霊スポットとして噂になってる旧校舎を一緒に見に行った友人たちが次々と意識不明になったり怪死を遂げたりしているという。それを霊能力があるという噂の彼に解決してもらおうと頼みに来たのだが、晴香は愛想がなく傍若無人で人を食った八雲に腹を立てて依頼を撤回しようとする。しかし八雲の方が興味を持ち、その事件を調べ始めることに。
 え〜っと、作画やキャラは綺麗なんですが、犯人があまりに見え見えなのが……原作の尺を詰めたからなんでしょうか? 原作読んでないのでわかりませんが。 ゴーストハント とか、それ系を期待してたんですが、現時点だとちょっと期待はずれっぽい……


2010年10月06日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その2

  薄桜鬼 碧血録 特別編。最初から総集編。基本、新撰組ものは京都から江戸に撤退してからはエピローグ的なのが多いんで、あまり詳しくは語られないってのはあるんですが、制作体制的にはちょっと不安……
 逆に言えば、マニアックなネタが出るかもと言う期待はあるんですが。史実では既に死んでるキャラも生きてたりするんで、そのへんの始末も含めてどうするんですかね。

  百花繚乱 サムライガール #1「はじめての忠」。墨で局所隠しってのは新しい。もっとも、それ以上ではないですが。それ以外は……うーん。史実との対応もそんなに真面目にやってないみたいだし。逆にどこまで悪のりするか、か。

  えむえむっ! #1「直滑降ファーストラブっ!」。展開早! しほり姫の正体が早々にばれてるよ! コミック版を見る限り結構面白そうなのに、シリーズ構成にちょっと不安。もっとも、砂戸太郎のブタロウぶりは非常によろしいですが。ブタロウは変態だけど実に男らしいってところが、ちゃんと描かれるのかが鍵の気がします。第二ボランティア部とか、弟・息子を(性的な意味で)溺愛する変態姉・母とか、その辺大分説明不足気味の気がするけど、大丈夫かしらん? テンポ自体は層悪くなかった。


2010年10月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その3

  荒川アンダー・ザ・ブリッジ×2 #1。まあ、普通に続き。一応、ニノの正体っぽい伏線とかは張りつつ、ではあるけども。まあ普通に続きなので安定してるけども、原作では嫌味があまり感じられなかったところも、ちょっと嫌味っぽくなってしまってたしなぁ。これは作風なのだろうけど、ホント難しい。

  おとめ妖怪ざくろ #1「いざ妖々と」。文明開化と共に妖怪の存在が公に認められ、「妖人」として人と共に暮らすようになった日本。しかし妖人がらみの事件も多く、政府は人間と妖人が協力して解決に当たる「妖人省」の設立を決定する。社会に認められるようになったと言ってもいまだ妖人に対する風当たりが強い世の中だったが、その妖人省に派遣されることになった三人の若き将校のうちの一人、総角(あげまき)景は、それどころではない問題を抱えていた……
 まあ、時代設定、人物配置は「はいからさんが通る」を想像すればわかりやすいかと。ただ、紅緒に当たるのが半妖のお侠な娘で、少尉に当たるのが「妖人嫌い(というより妖人怖い)」のヘタレのかっこつけなんですがw
 総角はホントは妖人が怖くてたまらなくて夜一人ではばかりにも行けないくらいなのに、周囲の目や名門である実家への反発心からそれを隠して妖人省に赴任するのだけど、妖人にびびってるのがばれそうになるたびに華咲かせてごまかしてるのがw でも、結局彼にときめきかけていたざくろにヘタレなのがばれてしまい、面目丸つぶれ。ヘタレなのがわかった瞬間、それまでデレまくってたざくろが「ハァ?」と一気に声のトーンが変わるのが笑えた。
 戦闘シーンは、ざくろが戦ってる間何故か他の半妖の娘たちは枝を手に歌い踊るのだけど、あれはなんかの支援効果があるのかね? それともただの様式美? まあ面白いからいいけど。
 なかなかに(色んな意味で)面白くて、ちょっと期待したいところですわ。

  もっとTo Loveる #1「もう一度ここから/お風呂戦場/チクタクチクタク恋の音」。こっちもTBSネットからUHF局配信に変えてはいるけど普通に続き。っつーか、作画的にかなり「かのこん」「れでぃ×ばと」色が強くなったみたいだけど。他にも短編三話の構成だったけど、この後もずっとこの形式なんですかね? あと、局所隠しがハレーションとか湯気とかというレベルじゃ、既になくなってる……直接的なエロより一期のOPみたいなフェチっぽいセンスが好きだったんですが。


2010年10月08日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 侵略!イカ娘#1

  侵略!イカ娘 #1「侵略しないイカ?/同胞じゃなイカ?/最強じゃなイカ?」。海を汚す人類を侵略し懲らしめるため陸上にやってきた自称海からの使者・イカ娘。が、手始めに拠点にしようとした「海の家れもん」でまったく本気にされず、何故か雰囲気に乗せられて仕事まで手伝わされることに……

 ひねったところのまったくない設定と、「これは面白いのか?」という絶妙な空気により、週刊少年誌の中でも図抜けて濃い連載陣を抱えるチャンピオンの箸休めとしてのポジションを獲得しつづける侵略者日常マンガのアニメ化。ネットでも「どこが面白いの?」と言われ続けてるわりに、妙に愛されてるんだよなぁ。
 でも、2ch漫画板の本スレでは最初あまりの閑古鳥でスレ落ちを防ぐために延々と AA が貼りつづけられたというので笑えないというか、哀愁漂うというか。しかも原作自体よりもその時作られた大量の AA があちこちのスレに貼られることによる知名度の方が高いかもしれないというのが……
 とりあえず、
  イカ娘:アホの子担当
  相沢栄子:ツッコミ担当
  相沢千鶴:最強担当
  相沢たける:がきんちょ担当
  悟郎:海の男担当
  海の家れもん:ずっと夏の海担当
  その他:もっぱら変態
 だけ抑えておけば、まあ問題なイカと。
 でも、水島努監督ということで挙動不審なキャラの動きとか入ると思ったらそんなこともなく、よく動いてるのは確かだけど、原作の話をニコイチとかはしてるけど基本的に忠実に、原作の「なんか見続けてしまう」感が非常によく再現されてる。
 なんだか土曜の夕方辺りにやってたアニメの懐かしさと安心具合と言うか、なんだかんだでイカ娘がアニメ化されたのが嬉しいんだなぁ、自分も。


2010年10月09日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その4

  俺の妹がこんなに可愛いわけがない #1「俺が妹と恋をするわけがない」。主人公・高坂京平には一つの悩みがあった。それは平々凡々な自分と違い、あまりにできすぎた妹のこと。ファッション誌の読者モデルをするほど容姿端麗の上に、成績も優秀、部活でもエースの活躍と、まさに非の打ち所がない。自分とはあまりに違う世界の住人になってしまった妹に、まともに会話することもなく接触も最低限で済ませているはずだったのだが、玄関先で妹が落としたとおぼしきアダルトゲーム(しかもアニメパッケージに偽装)を拾ったことをきっかけに、両親自慢の完璧な妹が「重度の隠れオタク」ということをカミングアウトされてしまう。
 あー、いや、これって萌えるものなんですかね? ツンな妹が「お兄ちゃんなんて好きなわけじゃないんだからね!」と段々デレていって極度に鈍い主人公がサインに気付かず決定的なことはなしという寸止め感を味わうものってことだとは思うんですが……個人的にはちょっとダメかなぁ。いや、作品がダメとかってんじゃなく、リアルに妹がいるので。妹の反応のリアルな部分と、性的なファンタジーの部分とか、どうしても一緒にならず頭ん中で乖離してしまうのですよね。
 ところで、あまりうるさいことを言う気はないけど、エロゲー設定は必須だったんだろうか? まあ、確かに親バレしたらとんでもないことになるけども、あの演出なら普通のギャルゲーでもOKだった気がするのだけど……

  そらのおとしものf(フォルテ) #1「キミも脱げ!帰ってきた全裸王(ユウシャ)」。なんつーか、のっけから酷すぎるw 第一期のOPのセルフパロで智樹の煩悩バージョンになってるし。公式でも「めざせ、先行やり逃げランニング・ホームラン」と書いてあるし。確信犯かよ。一応智樹の見た夢とシナプスとの関係とか、基本は一応シリアスな設定の前振り話。シナプスにあった椎の木の苗が何故か智樹がイカロスと出会った山の上にあるのとそっくりというのは、原作で出てたっけ? 新しいエンジェロイド・アホのアストレアも登場するらしいけど、基本は変わらんのだろうなぁ。

  探偵オペラミルキィホームズ #1「屋根裏の入居者」。偵都・ヨコハマで「トイズ」と呼ばれる特殊能力を駆使し、探偵として活躍していたシャーロック・シェリンフォールドたちミルキィホームズ。が、宿敵の怪盗アルセーヌを追っている最中に謎の爆発に巻き込まれ、トイズを失ってしまう。その日から、ホームズ探偵学園きってのエリート探偵だった彼女らは、探偵失格の落第生の烙印を押されることに……
 この手のヤツで、ネロ・ウルフが元ネタの一つにされるのはめずらしいなあ、としか。デブで出不精で部下に理不尽な罵倒をあびせる、相当クセのあるキャラなのに……話自体は、こいつら基本的に特殊能力におんぶにだっこでその他の技能磨いてこなかったんだなぁ、としか思えないので、あまり同情できない……

  パンティ&ストッキングwithガーターベルト #1「仁義なき排泄/デスレース2010」。ダテンシティに出没するゴーストを狩る二人の天使はビッチだった、というのが基本設定。パワーパフガールズっぽい絵柄でカートゥーン的な演出とかも多用してるのだけど、正直、狙ってるところがわからない……PPGを真似して下品・悪趣味なことをやってやろう、ということなのかもしれないけど、アメコミやカートゥーン独特のニヒリズムではなく、単に大人が頭で考えた「見てる人間の嫌がること」にすぎない。それを、「視聴者がどれだけウンコだのビッチだのをスタイリッシュでカッコイイと言うか」と「裸の王様」的に試そうとしてるようでもあり、同時に「こんなバカなことでもやってみせられるんだぜ」と自分の技術を見せつけるためだけに作ってるようにも感じられ、なんか作風とか関係なしに、なんか上から目線でいやらしいと感じてしまった。別に下品だからどうこうってことじゃなく。そもそも下品が嫌いだったら、モンティパイソンとか好きじゃないしね。
 演出力・技術力は高いだけに、作品作りの大事な部分を見失ってるような気がして、最初から方向性を見失ってるようでなんか惜しい。


2010年10月10日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#34とオーズ#6

  ゴセイジャー #34「ゴセイナイト・ジャスティス」。4500年前に滅びたマトリンティス帝国の目的が、人間を機械の奴隷にすることだと知り、改めて戦意を燃やすゴセイジャーたち。しかし人間が地球にとってためになる存在だと思っていないゴセイナイトは、ゴセイジャーたちほど乗り気ではない。さらに、メタルAに「地球を汚すつもりはない」と言われて完全に戦闘を放棄。説得しようとする望に「ならば、人間に守る価値があることを示せ」とつきつける。

 わりとのばしのばしになってる、ゴセイナイトとゴセイジャーの目的の違いの話。だけど、なんかあっさり解決したような……まあ、前回の望の行動もあってのことなので、突然でもないのだけど、もう少し引き延ばせる展開だと思うンだけどなぁ。ヒーロー同士の戦いって展開に持って来たくないのかもしれませんが。
 今回の敵は前回のザンKTの改良型、ザンKT2。ショートサーキットは2もあったしねえ。


  オーズ #6「お洋服と契約と最強コンボ」。ウヴァのメダルが三枚集まり、「メダルの本当の力が見られるかもな?」と、同系のメダル三枚のコンボにとてつもない力が秘められてることをほのめかすアンク。しかし映司がそのことを詳しく聞く間もなく、アンクは鴻上にアイテムの使用料の取引について出て行ってしまい、結局メダルの秘めた力については謎のまま。
 その間にも、実家が破産したと聞いた遙はそれを認められず次々と買い物を続けようとし、その欲望を吸い込んだヤミーがついに孵化してしまう。

 欲望は悪いんじゃなく、欲望をどうするかが問題なんだ、ってまあ、玩具販促の意味合いもある番組で、「欲望はいけないな」って話にはもってけないですわな、ってのは、とりあえずおいといて。
 遙が浪費に走る理由は、金持ちではあるけどセレブとは言い難い田舎の出であったコンプレックスから、ブランド品を買いあさることにより自信を持てるという理由。うーん、このへん、女性に特有の感覚なのかなぁ。
 結局そんな遙の欲望を吸収し、大量のピラニアヤミーが出現する。
 そのピラニアヤミーの大群に、とりあえずライドベンダーで対抗しようとする映司だけども、何故かライドベンダーがバイクに変身しない。というのも、アンクが鴻上を始末してファウンデーションのメダルシステムをタダ乗りしようとしてたのに対し、鴻上が事前策として、自分の意思でシステムを停止できるようにしてたため。メダルシステムに既に依存してたオーズを見て、アンクは結局折れ、回収したセルメダルの60%を上納することで手を打つことに……ところが、ライドベンダーが変形しなかったのは鴻上の意思でもなんでもなく、リモコンで後藤がコントロールしてたから。鴻上は自分が始末しようとしてたことも読んで出し抜かれていたことを知り、アンクは臍を噛むが後の祭。特に、鴻上が死んだらメダルシステムが使えないとアンクが思い込んでしまってるので……
 でも、アンクって交渉相手としては結構チョロいよな。
 で、妥協しきったアンクがもたらした同系メダルのコンボ「ガタキリバコンボ」の特殊効果は、分身。大量発生したピラニアヤミーを分身して迎え撃つオーズ。ピラニアヤミーは殲滅するものの、コンボの特殊能力の強力さに対する消耗も激しく、戦闘後の映司は疲労困憊で倒れ込んでしまう。
 コンボがあまり使えない理由なんだろうけど、少なくともグリードの数だけコンボがあるわけで、逆にコンボの使いどころが難しくなったような。
 次回は、ネコ系カザリのコンボが発動するらしいけど、どんな特殊能力なんだ?


2010年10月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その4

  ドラマもやしもん #11「奪還」。終わったのは結構前だけども。最初、原作をかなりはしょってたり微妙に統一感のない画作りだったりで「これはちょっとなぁ」と思ったけども、アニメと違い長谷川奪還まで描いてて、最後まで見てちょっと評価が変わった。原作みたいに込み入ったドラマはなかったけど、最後に農大生全員で遙を助けにいくところとか、「農大」というユートピアを描く、ということがテーマだったのだと思います。最後の最後で「これもありだわ」と思うに至りました。

  会長はメイド様! #26「ずるすぎるよ鮎沢、碓氷のアホ!」。2クールの間ずっとツンだった生徒会長がようやくデレて最終回。まあ、基本ちょっと変な人々のドタバタなので、明確な進展とかなくてもOKと言えばOK。とは言え、EDとか本編で暗示されてた碓氷の正体とか結局伏せっぱなしで、陽向もあまり狂言回しとしては働いてなくて、いつもどおりのバタバタで、終わった、という感じ。二期目も作れるようにってことなんだろうか?

  みつどもえ #13「丸井さんの家庭の日常」。前回予告で「最終回だからって特別なことは何もないわよ」と言っていた通り、いつもどおりの酷い話連発で終了。ただ、最後はみつばがいつもの普段と似ない優しさを見せて逆にそれが自縄自縛で酷い目に。まあ、微妙に見栄も絡んじゃったんだけど。だけど、EDでむくわれないみつばに救いがあって、いい話で終わった……と思ったら、提供のイラストで草二郎がいつもの職質www 最後の最後までこれかよ!w
 でも、来年1月に二期目がスタート。いいぞ、どんどんやれ。w

  RAINBOW二舎六房の七人 #26「Over the rainbow」。一応、原作二部まで、なのかな? 右拳を壊されて桜木六郎太からもらったボクサーの夢を断念せざるを得なくなった水上真理男が、拳を治療し奇跡の復活を遂げるところで話が終わる。まあ、最後はみんなトントン拍子に行って予定調和気味ではあるけども、前半のいたぶられ具合は見てて結構へこんだからこのくらいはいいかという気にはなる。
 第二期で三部もやるのかねえ。

 一応、最終回迎えたのはこれで全部かな? 新番組ラッシュが相変わらずだけど。


2010年10月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その5

  FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 #1「渡り鳥」。まずタイトルツッコみたい。「ARTERIAL」は名刺と言うより形容詞的な単語だぞ。しかも「FORTUNE」名詞刺。形容詞と名詞が逆。これはおかしいだろ、常識的に考えて。(いや、意味したいところはわかるんだけど、英語的には結構変だぞ、これ)
 内容は、孤島の全寮制の学園に主人公が転入してくるけど、そこの会長・副会長兄妹が吸血鬼で云々、という、どこから突っ込んだらいいんだかな展開。まあ、いかにもなギャルゲ展開。それ以外にいいようもないんですが。主人公が小野Dってのがめずらしいかも。

  神のみぞ知るセカイ #1「世界はアイで動いてる」。桂木桂馬はどんな女子でも落とせない女子はいないと豪語し「落とし神」と呼ばれるカリスマ。が、それは二次元(ゲーム)限定の話。現実ではクラスの女子から「オタメガネ」と揶揄されてるが当人は気にするでもなく「現実(リアル)なんてクソゲーだ!」と、我が道を行き二次元に没頭する日々を過ごす。
 そんなある日、ギャルゲ攻略に迷える子羊たちのメールの中に「あなたに落として欲しい女がいる」という不可解なメールが。これを挑戦と捉えた桂馬は承諾の返信をするのだが、その途端、一天にわかに雲行きが妖しくなったかと思うと、天からいきなり箒を持った女の子が降ってくる。エルシーと名乗る彼女は自分は悪魔だと言い、地獄から逃げ出す死者の魂「駆け魂」回収に協力してくれという。駆け魂は生きた人間の心の隙間に逃げ込み、それを捉えるには相手の心の隙間を埋めて追い出さねばならない、つまり、相手に恋をさせてくれ、という。
 ボクの眼中にあるのは二次元だけだ! リアル女なんて相手にしてられるか、と断ろうとする桂馬だったが、さっきのメールは悪魔との契約書で、駆け魂を回収しないと桂馬と、契約相手のエルシーの命がなくなることになってしまうと知る。
 少年サンデー連載のギャルゲーマンガ。っつーか、ギャルゲーのマンガ化でなく、ギャルゲーがテーマになったマンガなんですが。
 ひょんなことから現実の女の子を落とさなくてはならなくなったギャルゲーマニアの主人公。ギャルゲーで培った「パターン」から、攻略を繰り返していくのだけど、思い通りにならなかったり、これまで「リアル女」と蔑んでたはずの同級生に逆に自分がときめいたりと、立派にラブコメ。まあ、女性から見ると「オタ男の妄想」としか見えないかもしれませんが。
 ネタ的にはすごくくだらないはずなのに桂馬の無駄なまでの「神」っぷりとか、意外にちゃんとラブコメだとか、まあ、最近はちょっとマンネリ気味になってきましたが、結構パターンとしては新しいかと。
 ヒロインの声優陣は若手中心であまりこなれてない感じもするけど、まあ、逆に初々しい感じでそれもありかと。つか、OPのムダに荘厳な感じが笑ったw
 OP前での小林ゆうのギャルゲヒロインも笑ったけど。


2010年10月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その6

  とある魔術の禁書目録II #1「8月31日(さいごのひ)」。前のシリーズからそのまんま続き。そして前期から引き続き、相変わらずキャラクターの行動にも説得力がまるでないというか。シナリオ見たら、赤星政尚氏。ってえと、「いちばんうしろの大魔王」でサブで脚本を書いていた……わりと若手なのかと思ったらそうでもないんですな。つか、前のシリーズのシナリオ・シリーズ構成もやってたのか。「大魔王」ではメインの脚本だった吉岡氏と比べると「ああ、今日はどっちだな」とすぐわかるというか。シリーズ構成がそもそも詰め込みすぎだったってのはあるにしろ、原作の設定をどう詰め込もうかにきゅうきゅうとしてドラマとしては面白くない、というのが見えてしまったので、「禁書目録」のメインライターだってのを知って納得。さらにwikipediaでシリーズ構成した作品を見ると、ことごとくがっかり作品ばっかなのが……うーん、面白い脚本を書けるかだけが重要ではない、ってのはわかってはいますが。
 まあ、そんな感じで二期目もわりとストレスが溜まりそうです。

  咎狗の血 #1「虚無/LOST」。今期のBL枠。女子の厨二病ってなんていうんだろう? やっぱり厨二病か? まあ、そんな感じで非常に腐女子臭ただよう設定。細マッチョの男がゴリマッチョを軽々と倒すって描写は今更にしても、「終身刑だと死なない程度に拷問を与えられ続ける」とか、死刑免除の代りに地下世界のボスを倒せといわれてそのためにタグを参加者から奪うゲームに参加しろとかいわれたり。いや、要素的には一昔前のB級バイオレンス映画とかでも見るんだけど、なんでこう、笑えてきてしまうのだろう……まあ、その前提に慣れてないから、下手なパロに見えてしまうだけなんだろうな。多分感情移入すれば見方も変わるのでしょう。
 でも、男向けでもこういうゲームはあるし女性だから好きってことでもないのだろうけど、なんで女性向けのゲームものは独特の感じがするんだろう……


2010年10月17日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#35とオーズ#7

  ゴセイジャー #35「パーフェクトリーダーを探せ!」。晩ご飯を何にするかで相変わらずまとまりのない護星天使たち。そんなときマトリンティス帝国のマッハのズテルS(エス)が現れ、人々を奴隷にするために連れ去っていく。音速で飛び回るズテルSになすすべのないゴセイジャーは、捨て台詞に「強力なリーダーがいないからバラバラの動きしかできないのだ」と言われ、誰をリーダーにするかで喧々囂々しだす。

 リーダーをめぐって、ってのはこれまでのシリーズでもあったけど、誰もリーダーになりたがってないのは珍しいw 最初、冷静沈着なハイドがリーダーに推挙されるのだけど、慎重すぎる欠点を自覚したハイドはアグリにリーダーを譲る。が、さらわれていた人たちの中に天地博士がいて、どうしているのかとの質問にごまかし切れず、天然な対応で質問を流してしまったエリに次のおはちが。しかしズテルSとの再戦で明確な戦術を立てられず、モネにリーダーを投げ出すがモネもお手上げ。結局、それぞれの局面で各々が得意な力を発揮した方がいい、という結論に。まあ、らしいっちゃらしいけど。
 今回の敵の元ネタは「ステルス」。わかりやすいわw


  オーズ #7「ダメ亭主と罠と大当たり」。学校が試験期間でクスクシエのバイトに遅れてきた比奈。が、そこには映司の姿が……公園で寝泊まりしてる彼とたまたま再会した加世子が臨時のバイトを頼んだのだ。加世子はさらに映司に住み込みでバイトを続けないかと持ちかけようとするが、映司は言葉を濁すばかり。
 一方、度重なるメダル集めの邪魔をされたグリードたちは、カザリの提案で協力、アンクを罠にはめようとする。
 その作戦の第一弾として街に人間の姿で出てきたガメル。ガメルは家の金を持ち出した男が妻に追いかけられ、靴を投げつけられてるのを面白がり、自分の身体からバイソンヤミーを生み出す。現れたバイソンヤミーが地面を叩くと、空き缶やクツ、果ては看板や人々までが浮き上がり、人間めがけぶつかっていく騒動に。
 自分たちがそんなことのきっかけになってるとは知らない夫婦の妻・桃子は、見失った夫・武を探してなじみのあるクスクシエへ。そこに武がいないとわかるやまた飛び出していくが、彼女がクツを履いていないことに気付いた加世子がサンダルを持って行こうとするが、お客が殺到して映司が代りにサンダルを持って行くことに。
 桃子に追いついた英二だったが、映司は桃子の財布から抜き出したお金でスクラッチ式の宝くじを買っていた武と今まさにとっつかみあいの喧嘩をしようとしてるところだった。思わず仲裁に入る映司だったが、そこに、バイソンヤミーの起こした騒動の余波が伝わってくる。
 ものをぶつけることがどんな欲望なのか、首をひねりながらもオーズに変身してバイソンヤミーを止めようとする映司。が、戦いの最中、アンクからバッタカンドロイドで連絡が入る。ネットで「緑色のメダル」を見つけたという書き込みをした人物と接触しようとしたアンクが、念の為に映司を呼び寄せようとしたのだ。が、ガメルまで戦いに加わり、防戦一方の映司はそれどころではない。業を煮やしたアンクは一人で男と接触するが、その男はウヴァの変身体。ネットの書き込みも、ガメルの引き起こした騒動も、アンクをオーズを引き離しおびき寄せるためのカザリの罠だったのだ……

 今回、アンクたちグリードの保持する具体的なメダル数がアンクの推測で口にされる。アンクは9枚で他は17〜27枚。アンクの持ってるメダルってのはタトバのを含まなければ2枚の緑メダルと3枚の黄メダルも含んでるだろうから、元々の赤メダルは4枚。もしタトバを含んでれば一枚しか保持してないことになるから、アンク、ホントにギリギリで生存してると言うことに。27枚ってのは一番身体の部位の欠損が少ないメズールで、他の連中は欠損具合から見て似たり寄ったりだろうな。おそらくアンクの見立ても欠損具合から見た推測だろうけど、そうすると完全体に必要なコインの枚数は30枚から40枚くらいってことか。その不足分のメダルは一体どこに消えたのだろう。
 って、鴻上ファウンデーションに決まってるじゃん! 案の定、ガタキリバコンボのパワーに魅了された鴻上光生がわざわざコアメダルを一枚、映司に届けさせているし。そのメダルはライオンメダル。その特殊能力はライオンヘッドから光を放って相手の視力を奪う目くらまし。届けられたこのメダルのおかげで映司は危機を脱するのだけど、光生の命令でメダルを届けた後藤は、「世界を救うために警察をやめたのに」と、まるでこの状況を楽しみ、さらに引っかき回すかのような光生の行動におおいに不満を抱く。場合によっては二号ライダーかもと思ったのだけど、このままだとただの不幸で愉快な北条さんポジションになっちゃうのかな?
 一方、陰険で疑い深い割に気が短くて粗忽なアンクさんは大ピンチ。しかし不注意でピンチに陥ってもウヴァに嫌味を言うことを忘れないw とことん性格悪いなぁ。ウヴァはウヴァで、カザリにいいように利用されてることを半ば自覚しながらもその作戦にのっかるしか出来ない。それに苛立ちも感じてはいるようだけど、基本的に頭が足りないからなぁ。クワガタメダルを奪われすぎたのかしらん? 近くにいい男がいなくて大変ですね、メズール姐さんw
 他にはガメルのヤミーが登場なのだけど、人間の欲望から生み出すのではなく、自分の欲望から生み出し、白ヤミーや巣などの成長体を経ずにいきなり完全体に。でも、これって人間の欲望ではなくガメルの欲望を具現化してるのだから、メダルが作られなくない? なにはともあれこれでアンクを除く全グリードがヤミーを作ったわけだけど、
 ・ウヴァ:人間の欲望からヤミーを生み出し、その欲望のどおりにヤミーを行動させて成長させる。一番スタンダード。
 ・カザリ:寄生型ヤミー。人間に取り憑きその欲望のままに人間を行動させる。ヤミーを引きはがさないと寄生主も傷ついてしまう。
 ・メズール:強い欲望を持つ人間の側にヤミーの巣を作り、欲望を吸いきったところで一気に孵化する。孵化するまで探知が難しく、一度に大量のヤミーが出てくる。
 ・ガメル:自分の欲望からヤミーを生み出す。成長体の白ヤミーを経ずいきなり完全体で出現。メダルは生成するの?
 ってところか。

[アニメ] スタドラとかちょっとだけ

  STAR DRIVER 輝きのタクト 。なんだか学園決闘ものとしてのパターンが確立してきた今期の異色作、というか変態作ですが、流石に「人妻女子高生」まではともかく、名前のままに「 ミセス・ワタナベ 」なのは想像しませんでしたわw 召使いとしてシモーヌとタカシを連れているのだけど、シモーヌは一見毒舌気味ながらも従順かと思えば、タカシを唆し綺羅星十字団のリーダーになるために銀河美少年を倒せと言うし、タカシはマダムに忠誠を誓う純朴な少年、かと思いきや、その必要がないのに電気柩で出撃し、なんだかこの状況を遊ぶように楽しんでいるよう。各部署同志の諍いだけではなく、それぞれいろんな状況を抱え込んでるようで、一層面白くなってきたw

 ミルキィホームズ。前回才能におんぶにだっこで、その才能がいきなり消え失せてこれまでのエリート待遇が一転、ダメな子扱いになってしまったのだけど、なんだかんだでこいつら楽しそうだわw ただのアホとも言うけど、ちょっとこのキャラが好きになった。


2010年10月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 中国の反日デモ

 なんかあっちこっちで過激な反日デモが起きてるみたいですが、まあ、大変ですねとしか。
 元々中国では反体制を掲げるデモが厳しく取り締まられてるのは周知の事実。それなら反日デモだって取り締まろうと思えば取り締まれるじゃん、という意見もあるようですが、そんなん簡単に行きませんわな。
 中国人は根本的に政府に対して距離を置いてるというか信頼していないので(ってより権力者対民衆という対立構造がどこか思想の根っこにある)体制が反体制を弾圧することにはある意味納得するのですが、反日まで弾圧すると「政府は日本に屈するのか!」となる。しかも反体制デモ禁止は受け入れると言っても鬱憤は溜まるので、その分の鬱憤まで含めて爆発してしまう可能性がある。なので、ガス抜きとしても反日デモは見逃してるというのが正直な所だと思います。
 とは言えその辺は結構中国もバランスを取るのに苦慮していて、日本の抗議に対して言葉の上では結構高圧的に突っぱねたりしてますが、その実ちゃんと首謀者などは後日きちんと身柄を拘束したりしてます。「建前」と「本音」ってところですね。
 ここで誤解のないように言っておきたいのは、私は別に親中ではないということです。右翼でもないけど。ただ、国の成り立ちとして共産党軍の抗日神話が正当性に使われてしまっている以上、反日的な部分はどうしても出てきてしまうし、国を解体してもう一度作り直せと言ってもそれは現実的ではないでしょう。それに、思想的にも政治的にも過度に反日的な政策を推し進めた江沢民時代と違い、現在の胡錦濤は現実路線、経済重視主義であり、なんだかんだ言っても日本との経済強調を重視してます。その辺の建前と本音の二重構造がわかってないといろいろ読み誤るってことです。
 が、一般人が読み誤るんだったら大した害はないんですが、問題は現政権が読み誤ってる、っつーか、なーんもわかってない、ってのが一番の問題。しかも左側の方向に。
 元々日本の左の思想は親中、ってより「中国は日本の可哀相な被害者」って「教義」が根幹にあるので、その教えに従った対応をしないといけない。理屈じゃないんです。宗教ですから。
 でも実は共産党政府は(少なくとも現政権は)そんなことちーっとも望んでないのですよね。何故なら、及び腰で出た相手にはさらに一歩踏み込む、ってのが中国の交渉の常識だから。もしそうしなかったら、逆に政府が民衆からバッシングの対象になります。(民衆の政府に対する暴発を最も恐れてるのは前述の通り) だから中国側としては日本も強気に出てきて腹芸と水面下のやりとりで適当になあなあで済ましてしまうのが一番楽。実際これまではそうしてきたわけです。ところが宗教がかった現政権の首脳はそういう腹芸を理解できない、というより、教義に反するのでしようとしない。そうすると中国も落としどころを探す前にさらに踏み込まねばならず、いつまでたっても事態の収集が付けられないという困ったことに。それでも中国政府はなんとか全力でうやむやにしようとしてるのですが、日本側だって中国人民と同程度の人間はいますから、そういう連中が「なんで中国に弱気なんだ!」と騒ぎ出す。そうすると中国側もそれに釣られて反応してまた反日デモが、という悪循環なのが現状です。
 仙谷官房長官が「中国のデモはいつものことだから日本側はもっと冷静な対応を」ってのは、ある意味間違った発言ではないのですが、前提としてすっぽ抜けてるのが「そもそも現政権がその前提に従った行動を取ってない(大衆の不満を上手く分散することが出来てない)し、中国と上手く落としどころを取れていない」という事実があるので、まさしく「お前が言うな」なわけです。
 今回、中国側をどう思うか、反中デモをどう思うかは、人それぞれではありましょうが、政治のやり取りの上での話をすると「菅・仙谷がアホ」としか言いようがないわけです。
 ああ、ホントアホだ。どうにかしてくれ。


2010年10月19日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 神知る#2

  神のみぞ知るセカイ #2「あくまで妹です/アー・ユー・ア・リッチ・ガール」。前半は無理やり妹として同じクラスに転入してきたエルシィ。この前の駆け魂を回収したら終わりと思いきや、まだまだ回収しないといけなかったという……で、桂馬の両親には記憶操作でもするのかと思ったら「お父さんの隠し子です!」。それを信じる桂馬母も桂馬母だけど、一番のとばっちりは桂馬父。ほんととばっちりだ……
 で、300歳overという超年上妹の登場に「妹としての精度が足りない!」と相変わらず二次元との区別がついてない発言をしながらも、エルシィの健気さにほだされて契約が終わるまで妹として滞在することを許可。そんないい加減なことでいいのか? いいのか。
 後半は次の駆け魂の持ち主登場。超お金持ちの絵に描いたような高飛車お嬢様。いや、絵に描かれてるんだけど。しかも桂馬は「淡い髪の色でツインテールでネコ目でデコの見えてる子はこうだ!」と相変わらずギャルゲーに毒された分析を。まあ、この辺はギャルゲーだけじゃなくマンガでもパターンになってるから二重のギャグなんだけど。でも、桂馬は単純に「ガンガンアタックしていって心の鎧の隙間をこじ開ける」という作戦を取ろうとするが、どこか勝手が違う。後をつけていってみると……お嬢様のはずが、貧乏アパートに。金持ちのセレブじゃなかったの? というところで次回に続く。電気のついてないボロアパートに寂しげな「ただいま」という声がするところでサブタイトルが出てくるのが皮肉というか、なんというか。
 しかし、金髪ツインテールデコチビお嬢様の声が悠木碧ってことは、やっぱミナ・ハーカー姫とのあれなのかそうなのか?
 ED映像はWET AND MESSYで実にフェチなアレ。

[その他] 昨日の日記補足

  昨日の日記 書いた「中国人民と同レベルのアホ」というのは「中国人民の中のアホと同レベルのアホ」というふうに訂正させていただきます。具体的には こういうアホ共 を想定してのコメントでしたが、中国人民全体がこのレベルだなんて取り得る発言は、さすがにまともな中国人に失礼だ。「破壊行為を行なわないだけマシ」って言い訳もあるみたいですが、「マシ」なだけで頭の中身自体はDNAレベルを超えて同じ人種なのは理解しているのかどうなのか。この件ばかりは 上条さん に同意せざるを得ない。「なんでマスコミは報道しない」じゃないよ。まったく。


2010年10月20日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] いろいろ

  薄桜鬼 碧血録 。流石にこの時期の近藤勇を見るのはつらいなぁ。ジリ貧の幕府のぶら下げたエサに(絶望的な状況に気付いてか気付かずか)無邪気に喜び、古参の隊士とも段々気持ちが離れて行ってしまう。上がり調子の時ならば愛嬌として取れる部分が、追い詰められてく中では状況がわかってないとしかみなされなくなるものなぁ。この後もどんどん新撰組が分解していく過程なので、なんというか。

  えむえむっ! #3「キミの為のドッグファイト」。タロウがかっこいいところを見せる回。男性恐怖症の嵐子がそのきっかけになった人物に脅しをかけられ、それに義憤の行動を取る。ただ、コミック版ではまだこの段階では出てこないキャラが出たりもしてるので(原作は未読なのでどっちが元々なのかわかりません)、安定して面白いコミック版と変わってしまうかはちょっと不安要素かも。

  ぬらりひょんの孫 。サブタイが「闘女、百花繚乱」。なんで……いや、東海圏だと直前に 百花繚乱 サムライガールズ やってるんで、なんというか。いや、実は(サムライガールズの方)何気にOP嫌いじゃないんですけどね。内容はないに等しいけど。あと、又兵衛の無意味なデカ女フンドシぶりはきらいじゃないですいませんすいませんほんとうにごめんなさい。


2010年10月21日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] またいろいろ

  おとめ妖怪ざくろ 。パートナーである総角につっかかってばかりでただ一人重要な仕事をまかされないざくろは、ややへそを曲げ気味。そんな時、とある村から神隠し事件の調査の依頼が妖人省にやってくる。ざくろは顔色を変えて無理やり依頼を受けるのだが、それには半妖人の身の上である彼女と深い関わりが……
 母親が身ごもってる間に神隠しに遭い、戻ってくるとお腹の子は半妖人になっている。そうやってざくろも半妖人の身の上となり、人からも妖人からも差別され続けてきた。そんな身の上だから、神隠し事件と聞いていても立ってもいられなくなったのだけど……それより、「支援を」と言われた総角がとりあえず歌を歌い出すのが……w そりゃ、そう思うよなぁ。
 最初はいつもの妖人怖いでびびりまくりだった総角だけど、神隠しの犯人の妖人が女子どもをいたぶって食らっていたことを知り、怖さも忘れて軍刀で斬りかかっていく。イケメンだけどいいヤツだ。

 もっとToLOVEる。今度のシリーズは全部三話構成か……うーん、なんかしまらないというか、せわしないというか。モロだしとかより前のフェチっぽい演出の方が好きだったんだけどなぁ。

 イナズマイレブン。なんか影山が「実はサッカーを愛する男」フラグがバリバリに立ってしまい、微妙なポジションに。なんか影山の裏に更にいた黒幕の存在もほのめかされてるし、影山、このまま浄化されちゃうのかねえ。エイリア学園編は完全に空気だったし、一期目はいい悪役だったのに。


2010年10月22日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] それでも町は廻っている#1とイカ娘とか。

  それでも街は廻っている #1「至福の店ビフォア アフター」。メイド喫茶「シーサイド」でバイトをする女子高生嵐山歩鳥。しかしシーサイドはメイド喫茶とは名ばかりでどう見てもうらぶれた時代遅れの喫茶店を、オーナーの婆ちゃんが流行り物のメイド喫茶を聞きかじってそう名乗ってるだけ。歩鳥がメイド喫茶と聞いて胸をときめかせた歩鳥の同級生辰野俊子は、実際に見たシーサイドがメイド服を着てるだけでメイド喫茶どころかあまりにやる気のない場末の喫茶店そのものなことに我慢がならず、歩鳥にメイド指南をするのだが……

 基本的には上手い。歩鳥の垢抜けないかわいさとか、タッツンの空回り気味な委員長的ツンデレキャラとか、見た目にもかかわらず一番の常識人の針原春江とか、丁寧な作画なんだけど原作を綺麗な方向に崩しすぎないとか、間をあまり詰めすぎないところとか。ただ、やっぱりいつものシャフトの、ではあるんだよなー。平野耕太氏がtwitterで「シャフトは良く配合されたカレー粉なので美味しいんだけど、素材の味が全部カレー味になるな」「原材料、すげえ美味いんで、カレー味もいいけど他の味にもしてくれ。煮つけが会う回は煮付けに、鍋が合う回は鍋にしてくれ」と言ってたのも頷ける(それ町のこととは書いてはいなかったけど)。ナレーションと幕間が出しゃばりすぎなのが顕著なのだけど。
 それでも面白いのが楽しいやらくやしいやら。特にED、原作のアレ、実際曲にしちゃったのかよw まだ登場してないけど紺先輩は可愛いです。はい。
 あと、声優ではばっちゃんが櫻井孝宏とか、どういう配役wwwしかも合ってるのが怖い。後は、悠木碧がどんどん器用になっていて「紅」の時の素人臭さが嘘のようとか(目指す先輩が沢城みゆきって言うだけのことはある)、小見川千明が今夕方に再放送してるソウルイーターの時と比べてあまりに変わってないことに逆に愕然とする(でも、声質で大分得してるよなぁ)とか。


  侵略!イカ娘 #3。イカ娘が 発酵 発光したり、天敵が現れたり(早苗ではない)。何より、大分前倒しで渚が登場。唯一イカ娘を人類の脅威と見なし、ずっと怯え続ける子。最初はそれが当り前かとも思ったけど、いつまでたっても改善しないあの怯えっぷりは、あれはあれで変人だ。しかし渚が怯える度に、イカ娘がかつてなく輝き出すのがw そんなだから「面白いわけではないけどイカ娘が可愛いマンガ」って言われちゃうんだよw いや、個人的には奇に走りすぎない地味に妙にずれたようなセンスが好きなんですけどね。
 それにしても放送したアニメを見て出来の良さに泣きそうになってしまっているアンベちゃん先生が一番の萌えキャラだなぁ。

  俺妹 #3。何故か地味にイカ娘に順調に侵略されている( うー さんっ はいっ )番組ですが、話は序盤のクライマックス。オタ趣味を隠し続けていた「可愛くない妹」桐乃から相談されオタ趣味をバカにすることなく認めたり、ネットで同じ趣味の人間を探すことを薦めたり、オフ会に参加していがみ合いながらもなんだかんだで本気でオタ趣味のことを語り合える友達が出来たりして、安心する京介だが、桐乃のオタ趣味が最悪の形で親バレ。折角居場所を見つけた桐乃の為に、京介が一肌脱ぐことに……
 ああ、これだからギャルゲーじゃなくエロゲーじゃなきゃいけなかったわけね。納得。話の流れとして「社会的にどう考えても正論に対し、妹を守るためにどこまでするか」ってのが重要なポイント。まあ、実際に自分が京介の立場だったらオタ趣味は庇うにしても、エロゲまでは流石に庇わないと思いますが……中学でエロゲはメーカーにも迷惑かかるだろ。
 ところで、そういや前回桐乃が自分のパソコンでSNSに参加してたけど、今回の放送でパソコンを持ってるのは家族で桐乃だけ、って……桐乃のためだけにネット回線契約(プロバイダも)してるの? 基本的に元々桐乃に甘いんですな、この父親……


2010年10月24日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#36とオーズ#8

  ゴセイジャー #36「走れ、アグリ!」。今日も身体を鍛えることに余念のないアグリ。だが、ランニングの最中一人の青年と競い合いになってしまう。話を聞くと、彼は短距離選手で、名門事業団の記録会で良い記録を出したいのだが、最近伸び悩んでいるという。意気投合したアグリは彼を応援することにするが、そんなとき、マトリンティス帝国が優れた人間を誘拐しメカ人間に改造しようと目論む。アグリは青年の参加する記録会が狙われると確信し、自分も記録会に参加すべく一層トレーニングに励む

 今回はちょっと面白かったかも。トレーニングに協力するとゴセイナイトがグランディオンでアグリを追い回したりとかw お前実はアグリのこと嫌いだろ?w
 そいでもって今回の敵スキャンのバサルゾLJの元ネタは「ユニバーサルソルジャー」か。そういえばバンダムがUS新作の収録中に心停止を起こしたとか。一応、回復はしたみたいですが、撮影は止まってるらしい……


  仮面ライダーオーズ #8「サボりと無欲と休憩中」。鴻上から届けられたライオンメダルでガメルたちを撃退したオーズだが、桃子と武の夫婦は相変わらず喧嘩してばかり。怒った桃子は武が持ち出した金で買ったスクラッチの当たりくじを川に投げ捨てるが、武は反省するどころか川に入ってくじを捜し出す。落胆する桃子だが、それはかつてはカメラマンとして高い評価を得ながらも、目的を達成してしまったため意欲をなくしてしまった武に、もう一度カメラマンとして情熱を取り戻して欲しいという願いから出た行動だったのだ。
 一方、コインを囮にウヴァからかろうじて逃げ延びたアンクだが、受けたダメージは大きく身動きすらもままならない窮地に陥ってしまう。

 「欲望というのは人間にとっても必要」という話。カメラマンとして大成しようとしていたども、その夢が叶ってしまい目標を見失ってしまった武。妻の桃子もその気持ちを理解しながらも、もう一度武に意欲を取り戻してもらおうとつい口うるさく言ってしまう。そんな彼らに同意を示しつつ、話を聞く映司だったが、たとえが「夏休み」とか「揚げまんじゅう」とか……もうちょっとマシなたとえはなかったものか。たしかに揚げまんじゅう20個は胸焼けしそうだが。
 しかし「でも、今でも揚げまんじゅうが好き」という映司に、武は自分がかつて写真に感じていた喜びを忘れていたことを思い出す。
 アンクの方は半死半生。弱みを見せるわけにはいかないと映司に助けを求めることも出来ず、子どもにまで「ツチノコ」と追い回される悲惨な状態だったが、アンクの姿が見えないことを奇にした映司が、鴻上光生からセルメダルを前借りし、瀕死のアンクを見つけ持って行く。
 「交換条件はなんだ」と問うアンクに、「そんなのないよ。お前と約束しても意味ないし」と、交換条件も何にもなしでセルメダルを渡す映司。利用される一方のようでいて、なかなかにしたたかだな。
 バッファローヤミーを倒し、武ももう一度カメラマンとして一からやり直すことになり、全てが丸く収まったかのように思えたが、映司はクスクシエでのバイト話を話を逸らして逃げ続ける。比奈はそれが兄の身体を乗っ取ったアンクと自分を近付けさせないためだと気づき、気遣いをしすぎる映司に「むしろ、兄の身体を乗っ取ったアンクを近くで監視していたい」と、映司に住み込みバイトの件を薦める。
 これで一応、主人公サイドの状況は固まったかな。ただ、映司が世界放浪を中断してる理由が、どうもやはり回想シーンのことが大きく影響してそう。


2010年10月26日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] だから言ったのに

  中国デモ 反日 徐々に 反共化東京新聞 )。「  陝西省宝鶏市の二十四日のデモは、反日スローガンのほか、「マンション価格に抗議」「(独裁ではない)多党制を採用せよ」「馬英九(台湾総統)兄さん、人民はあなたを歓迎する」との横断幕も掲げられたという。」って、完璧に日本と関係ありませんがなw
 先週も書いたけど、中国では反体制デモは許されない。何故なら勢いづいた人民が暴徒と化すことが、一番共産党政府にとって恐ろしいから。反日デモを目の仇にしてる人の中には「むしろ願ったりだ! 中共をぶっつぶせ!」って言う人もいるだろうけど、それに対する突っ込みは後述。
 そんな中で、反日は大義名分的にも政府も禁止することができない、ほぼ唯一の集団的鬱憤晴らしという意味合いもある。元々日常や経済的な不満を「何か」にぶつけたいだけ、というのがほとんどなので(往年の日本の学生運動とその意味では大して変わらん)、叫んで、暴れたいだけ、という一面もある。ただ、反日デモを野放図にしておきたくもない政府の事情もある。
 ひとつには、日本との関係悪化。日本とあまりおおぴらに仲よくして親日的と見られたくはないが、一番近くの経済大国と経済的な関係を深めることの重要性は、現胡錦濤政権はわかっている。反日を叫ぶ人間も、日本と経済的に断交してしまえば中国の会社も雇用者も困ることはわかりそうなものだが(他外国にも「進出リスクが大きい」と見なされかねない)、まあ、そこらへんが何も考えてないというか。
 もうひとつは、上のように基本的には現政権は日本との経済関係を良好に保とうとしてるので、「反日」が「現政権への攻撃」に転嫁されかねないこと。というか、実際しょっちゅうされていてその対応に苦慮している。
 前政権の江沢民政権は自分への反対勢力をかなり強引に弾圧し(江沢民の人望のなさに起因しているともいう)、それにより生じる反発を強力な反日政策により押さえ込んでいた。その江沢民政権から、一応は「あとを継いだ」胡錦濤政権だけども、人民解放軍に影響力を残し(中国は基本的に「軍閥」「地方閥」の国なので、より強力な軍隊をどちらが抑えられるかが重要)院政をしこうとした江沢民の力を巧みに殺ぎ、人民解放軍への影響力を骨抜きにして実権を完全に奪ってしまっている。その上でこれからの中国は経済開放が必要なこと、そのためには一番近くの経済大国である日本が重要であることを理解し、江沢民政権の極端な反日政策を改め、柔和にした。そのため、「親日的」といううたい文句で反胡錦濤派は結託しやすい。
 これは逆に言えば、現政権の反対勢力が実権を握ったら、その政権は反日的政権になる可能性が高い、ということ。要は、「中共政府をぶっつぶせ! 現政権を打倒しろ!」と言ってる人は、日本のすぐ近くにより過激な反日政権を打ち立てる手伝いをしてるのに他ならない。
 ホント、そういう人たちも何も考えてないよなぁ、中国で反日とわめいてる人民と同程度に。


2010年10月27日(水) 旧暦 [n年日記]

[マンガ] sunny/今村陽子

 いや、なんで買ったの? と聞かれると「表紙買い」と答える他ないのだけど、なんで表紙買いしたのか、自分でもよくわからない。作者名にどっかで聞き覚えがある気もするのだが、既刊単行本を見てもタイトルに覚えがないので、読み切りで見たのか、覚え違いなのだろうとは思う。
 内容としては、人に勧めるかというとわからないのだけど、なんだか妙に気になる作品だった。
 主人公のハルは、しがないサラリーマンだが、数ヶ月前に亡くなった兄夫婦の娘(要は姪)アキラの保護者として同居することになる。しかし、アキラの家にはアキラの他、訳ありで同居してる二人の女子高生が……姪と暮らすはずが、何故か女子高生三人と同居することに……と書くと「嬉し恥ずかしハーレムもの」と思うだろうが、違う。同居人の一人、絹子は意中の同級生が他にいるし、もう一人の郁はあこがれてたアキラの父の面影のあるハルを直視するとつい赤面するが、別に恋愛感情とかにも発展せず、いがみ合ってばかりいる。
 姪のアキラのみは、ハルになにやら委細がありそうだが、自分からは事の詳細を明かそうとしない。(以下ネタバレ)
 実はアキラの母は高校時代家庭の不和から家を出て他人の家を転々としており、それを見かねたハルの兄アキが自分の家に住むようにさせ、ハルたち兄弟と同居生活を送っていた。それはアキが彼女のことを想っていたからであり、彼女もそれを受け入れるが、家族の愛に飢えていたアキラ母はハルと一緒にいることに、より安らぎを憶え、アキへの罪悪感を抱きつつもその想いを日記に書き綴っていた。
 が、アキと結婚しアキラが生まれてから数年、アキラがその日記を見つけてしまう。まだろくに文字も読めなかったアキラだったが、秘密の日記を見られて血相を変えた母に突き飛ばされ、母の影と母親ではない姿を垣間見、恐怖を抱く。そして何気なく父(アキ)の前で日記の話をしてしまい、それが原因で夫婦仲がギクシャクしてしまう。それは主に母のアキへの罪悪感からだったが、アキラは自分が日記を見、その話をしたせいで家庭が壊れてしまったと感じ、事故で両親が亡くなってしまったことでその罪悪感が定着してしまい、家族に対してあこがれと同時に強い拒絶感を持つようになっていた。ハルに保護者になるように強く働きかけたのも、母の愛した人に会いたかったのと、家庭を壊してしまった罪悪感を共有、あるいは押しつけてしまいたかったからだった。
 しかし四人での生活を続けるうち、失ったはずのぬくもりをそこに見出し、そして幼い頃見たきりだった日記を見ることで、アキラの「家族」は決して失われていなかったことを知る。
 なんか、すごい作品、というわけではないし、客観的に見てそこまで特筆するところがある作品、ってわけでもないんだけど、なんか妙にツボにはまってしまった部分がある。家族のぬくもりというのが、無条件の愛情で成り立つというものではなく、「他人」である家族同士が、家族になろうと歩みよることで生まれる、という、どこか寂しい、でも日だまりのような暖かさが見えたからかもしれない。


2010年10月28日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] とあるインなんとかさん#3を見て

 いやまぁ、大概いい加減なアニメ(ってより、原作がいい加減なんだろうけど)だと思ってたけど、今回、すげーもうドラマがいいかげんというかでたらめというか人間を馬鹿にしすぎてて、なんというか。
 世界を破滅させることも出来るアイテムを盗み出した連中からそのアイテムを奪還するミッションになりゆきで参加するという話なのだけど、善悪ひっくり返るというどんでん返しの話が、あまりに話が安っぽすぎて、白ける他ないという……アイテムを起動させる方法を知ってる人物が、誰も信じられずに一度は助けを求めた相手からも逃げてるのに、何故か主人公の軽薄な言葉を信じたり、その割に事情とかなんとか全然説明しないわだし。
 挙句、とっつかまえた今回の首謀者(と思ってた人物)が、いきなり「俺たちは彼女を助けようとしてただけだ」と、言い出す段においては、何をか言わんや。
 信頼とか一番大事なキャラの心の動きがすげーいい加減にご都合主義、というかキャラの心情の動き自体が出鱈目すぎ。「こうしたら読者は驚くだろう!」って考えかも知れないけど、驚くも何も、呆れるしかない。
 とこんなことしつこく書いてるのは、「信頼」を得るための「言葉を武器にした戦い」というので、直近で「スティール・ボール・ラン」のジョニー対ヴァレンタイン大統領戦を見ていたから。
 身体にジョニーの「無限の回転」を食らい、実質不死身に近いはずの大統領が、行動不能に追いやられてしまう。その攻撃を無効化できるのは、攻撃をしたジョニー自身だけ。しかし、負けを認めた大統領は、ジョニーを「説得」しはじめる。自分の行動は私欲ではなく、国の繁栄のための行動であること、ジョニーが助けてくれれば、死んだツェペリを別の世界から連れてくること(大統領のスタンド能力でそれが可能)をかき口説く。それで説得されないまでも心が揺れ動いたジョニーに、大統領はだめ押しの話をしだす。それは、大統領の父親の話。国のため、敵に拷問されながらも決して機密を漏らさず、しかし、家族との絆であるハンカチを、拷問で潰れた目を自らえぐり出してそこに詰め込み、隠し持ち続け、ついには命を落とした父親の話。大統領は、自分の行動はその父親から受け継いだ魂からの行動だとジョニーに言う。
 ジョニーはその話に激しく動揺する。ジョニーは父が死んだ兄と自分をことあるごとに比較し、自分を認めようとしなかったことに傷つき、自暴自棄な行動を繰り返し、そして下半身不随の身の上になった過去を持っていた。家族として愛すべき父を愛せず(しかも父を悲しませることになった理由が自分だとジョニーは思っている)、悲しませ憎むことしか出来なかった自分と、父の意思を受け継いだ大統領を比較し、ジョニーはついに陥落する。「わかった。100%信じよう」と。
 しかし、ジョニーは「あと1%の信頼」を求めて、大統領にある要求をする。そしてその結果、ジョニーは勝利を得るが、勝利することでなにも得るものはない。自らの信念を貫いての行動とは言え、何も得ることのない勝利に、ジョニーは地に這い嘆き悲しむ。
 荒木飛呂彦に敵うわけがないとは言え、人の心の動き、そしてお互いの信念を描いた「言葉を武器にした戦い」を見たすぐ後では、まがい物すぎて何も言えない。

[その他] 相変わらずブーメランが良く刺さる。

  蓮舫氏チクリ、進次郎氏のしぐさ“指さしは失礼”スポニチ )。
 しかし早速、ブーメランが刺さってる…… 出典
5 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/10/28(木) 07:40:29 ID:Tz6yux2v0
REN4 「ただ一つだけ、人を指さすのはやめたほうが良い」

蓮舫
http://www.heming.co.jp/blog/wp-content/uploads/image/nagao%20rennhou.jpg
枝野
http://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/s74101027145415.jpg

http://www1.dpj.or.jp/news/files/030319_02qt1.gif
平野
http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/situation/100316/stt1003161724010-p2.jpg
小沢
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/crime/100103/crm1001030703001-p3.jpg
仙谷
http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/policy/100609/plc1006091830024-p1.jpg

鳩山
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/8a/b74814f7ed4c8416087fa7082f7041df.jpg
 反応はえ〜。


  国会のやじを批判=仙谷官房長官時事 )。
 仙谷由人官房長官は25日午後の記者会見で、国会審議における自民党など野党側のやじについて、新聞に掲載された読者の投稿を取り上げながら暗に批判した。
 投稿は、参院本会議での菅直人首相の所信表明演説がやじで聞き取れなかったとの内容。同日の参院予算委員会でも、自民党議員らが閣僚答弁に盛んにやじを飛ばした。この感想を問われた仙谷長官は、やじを批判する投稿に言及。その上で、「(事実を)あるがままに受け止めていただきたい。コメントはしない」と語り、マスコミにも注文を付けた。
 でも、 ちょっと前に自分が言ってた言葉zakzak )。
 「新聞記事を確認する質問なんて聞いたことがない」。仙谷由人官房長官は14日の参院予算委員会で野党にこう逆ギレ、委員会が紛糾し中断したが、
 新聞記事は信頼するに足りなかったのでは?
 ホント、こいつら無茶苦茶だなぁ。まともに質問に答えられず話題そらしをしようとするとそれが自分に突き刺さるってのは、まあろくな行動を取ってないってことなんだろうな。せめて質問にきちんと答えてれば「しかし仕事はちゃんとしてる」と言えるのに、仕事をしてない上でのコレだもの。そしてそれを選んだ国民。泣けるな。


  尖閣ビデオ、全体の一部=仙谷官房長官時事 )。
 また、柳田稔法相は参院法務委員会で、映像を編集した理由について「今後の海上保安庁の活動に支障が生じないようにしたいし、関係者の名誉や人権にかかわる情報は省きたい。公益上の必要性を考えたときに、6分50秒(の映像)を作成して出した方が妥当と判断した」と述べた。
 国会内で限定公開なのに、どこから情報が漏れるって言うんだ? 責任転嫁というか、頭がおかしすぎる。
 あ、ちなみに私は基本的に全部公開すべきと思ってます。これまで書いてることで「全部うやむやで水に流すべき」と考えてると思われるかも知れませんが、実際のところ、「それやって失敗してる仙谷・菅はアホ」と言ってるわけで。ここまで大々的になった以上、自分からうやむやにするのは国の沽券に関わります。国としての主張はちゃんとすべき。その上で水面上下での交渉で落としどころを探すべき、それが出来ない民主政権はアホで無能だ、と言ってるのです。


2010年10月29日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] イカ娘#4とアマガミ#16と海月姫#1

  侵略!イカ娘 #4「買わなイカ?/乗りこまなイカ?/ニセモノじゃなイカ?」。最初の話は落とし物の謝礼話とエビ話のニコイチ。一万円という大金をいきなりもらったイカ娘が、結局買ったものは……最初は「権力が欲しいでゲソ」と言ってた割に、非常に現実はたわいないというかw しかし、早苗、最初はまともだったのにどんどん常軌を逸してきているな……
 二話目は、イカ娘が相沢家に進出。侵略者としてはどんどんダメになってるだろ? っつーか味噌汁飲んだことないのに一話目で味噌汁って言ってるんだが……
 三話目は、また新キャラ、ライバル店「海の家南風」の店長と偽イカ娘登場。なんつーか、エビタイツ姿の早苗もそうだけど、微妙に不気味なモノ出してくるよな、この番組。南風の店長は原作どおり暑苦しくてはた迷惑だし、偽イカ娘の中の人は相変わらず普通に美人だし。
 それよりなにより、EDが始まった瞬間吹き出してしまった。あのツーショットは反則だろw


  アマガミSS #16「コクハク」。七咲逢編最終話。ツンデレキャラのエピソードかと思ったら普通にイチャラブエピソードでした、と。ただそれだけなんだけど、距離感を異様に詰めてくるキャラなので、なんつーかうらやましからん状態の連続。おかげで主人公は変態紳士の本領を発揮する間もあまりなかったなぁ。女子水泳部のぞきで正座説教食らっての逆ギレと、山の中で競泳水着妄想くらいか。ってそれだけやってれば十分か。
 この学校男子水泳部はないのかよとか、学園イベントの出店でずっと二人だけで店番とかありえんだろうとか、不自然すぎて突っ込みどころは満載なんだけど、ニヤニヤしてしまったら視聴者の負け。はいはい、負けですよ。
 しかも最後は秘湯で混浴(ちゃんと全裸で)というのは、これなんてエロゲ? なんでも全ヒロインで七咲が一番の人気らしく、確かにこれは反則だわ。でも、キャラ設定見たときは絢辻の方が人気かと思ったんだけどなぁ。


  海月姫 #1「セックス・アンド・ザ・アマーズ」。鹿児島からイラストレーターになる夢とキラキラした生活への期待を抱いて上京してきた倉下月海。しかし生まれてこの方のダサさは上京したくらいではなおるわけもなく、さらに下宿先の天水館にはキラキラと男を捨てて趣味に邁進するおしゃれとはほど遠い女性たち、通称「あま〜ず」が集い、キラキラとは遠ざかるばかりだったが、もはやそんなことは諦め、仲間たちとそれなりに楽しく過ごしていた。
 が、ある日、クラゲが好きな月海は熱帯魚店で気になっていたクラゲがしてはいけない飼い方をされてるのを発見。このままでは死んでしまうと勇気を振り絞りそのことを伝えようとしたが、店番をしていたのはサーファー風のリア充男で、月海は怯えてしまってまともに話をすることができない。そんなとき、たまたま通りかかった綺麗なお姉さんが月海を助けてくれ、気になっていたクラゲを引き取る交渉までしてくれた。
 感謝しつつも、こんなおしゃれ人間のリア充お姉さんを見たらあま〜ずのみんなはパニックを起こしてしまう、と、なんとかお姉さんにおひきとり願おうとするが、お姉さんは強引に月海の部屋に泊まり込んでしまう。
 困惑しながらも助けてもらった恩もあるのでその日はとりあえず泊めることにする月海。しかし翌朝起きると、とんでもないことが判明してしまう。月海が「綺麗なお姫様」と思っていたお姉さんは「お姫様の格好をした綺麗な男の子」だったのだ……

 東村アキコ原作のコミックのアニメ化。つか、なんかモーニング連載の「ひまわり!」に出てたキャラに酷似した人たちが出てる気がするんですけど……
 原作は比較的シンプルな絵で、基本的にはそれに忠実なんだけど、監督が「デュラララ!」の大森貴弘氏で、センスの良い映像とギャグ調とシリアス調のメリハリの良さで映像だけでもかなり見せる。だからヒロインの月海の声が花澤香菜なのか? メガネの地味子さんだし。
 クォリティも高いし、腐女子をメインキャラにした話も面白いし、なかなか期待できそうです。
 ところで男のお姫様こと蔵之介、声は男かと思ったら、麗人サイーガかよ。絶対DNAは男だろ、サイーガ。


2010年10月31日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#37とオーズ#9

  ゴセイジャー #37「エキサイト・モネ」。つけてるだけでダイエット効果のあるブレスレットを街で配っているのをみつけ、もらって身につけたモネ。ところがブレスレットが取れなくなってしまい、さらにマトリンティスの反応が。反応のあった場所に駆けつけると、マトリンティスの怪人・アドボルテGと、石膏像にされた人々が……実はブレスレットを配っていたのはアドボルテGで、そのブレスレットは怒りが頂点に達すると、人間を石膏化させるガスを噴出するようになっていた。マトリンティスはそのブレスレットを使って人類を無害な家畜化しようと企んでいたのだが、ブレスレットを付けてしまったモネは怒ることが出来ず、戦いに参加することができない。しかたなく、平静な精神を保ったまま戦えるよう、いろいろな修行を行なうのだが……

 メンバーの中で一番短気で直情的な(アグリより子どもっぽいから)モネが、怒るに怒れない状況に。平常心を手に入れるためにいろいろやって、天地博士の博士の寒いギャグを聞いて精神が空白になったことにヒントを得て、無心を手に入れるのだけど……結局戦いの最中我を忘れてしまい、「ガスが噴出するより先にとどめを刺す!」といつもどおりの展開に。ゴセイジャーって、成長がないのを楽しむ番組だよな、どっちかというと。
 今回の敵は「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」が元ネタ。って、どんだけマイナーな映画持って来るんだよ。


  仮面ライダーオーズ #9「ずぶ濡れと過去と灼熱コンボ」。クスクシエでバイトを住み込みの始めるようになった映司。アンクのこともなんとかごまかして屋根裏に住居を構えることになったが、アンクがねぐらを確保してこれからメダル集めをしようとしていた矢先、比奈が兄の身体の健康管理でアンクに鶏料理を無理やり食わそうとする上、知世子は映司の説明のせいでアンクのことを可哀相な目で見る始末。さらには鴻上から前借りしたメダルを回収されて泣きっ面に蜂。早くヤミーを倒してセルメダルを回収しようとしていた矢先、クスクシエの店先で自動車の爆発事故が起こる。騒ぎを聞きつけて店から出てきた映司は、もう一台の車も爆発することを察知、野次馬を遠ざけて事なきを得るが、比奈はその時の映司の様子がいつもと違っていたこと、何故もう一台が爆発するとわかったのかを疑問に感じる。
 そこへアンクからの連絡で、ヤミーが出現したという現場に駆けつける映司。そこには、地面に潜行して襲ってくるサメヤミーが。地面に潜って素早く移動する上、強力な攻撃を仕掛けてくるサメヤミーに苦戦するオーズ。タトバコンボだけでは対応しきれず、結局取り逃がしてしまう。
 アンクが映司のふがいなさをなじるが、映司はそれよりもサメヤミーの攻撃が車の爆発と良く似ていたことに気付き、爆発の現場におかしな雰囲気を身にまとったことを思い出していた。もしや、あの男の「破壊したい」という願望がヤミーの欲望の元なのかも……そう考えていた矢先、比奈の学校の前でも爆発騒ぎが起こり、現場にかけつける。現場に駆けつけた映司に、比奈は一体なんで爆発がまだ起こるとわかったのかと聞くが、映司はかつてお世話になった紛争地域の村で爆撃に遭ったこと、そこで仲良くなった少女を助けることができなったことを語る。

 これまでたびたび回想シーンで差し挟まれてた、戦災のことが語られる。まあ、詳細はあまり予想とはずれてなかったのだけど。
 そして爆発現場に出現する、不気味な人物。それは、鴻上ファウンデーション所属の天才科学者、真木であり、カンドロイドやライドベンダーなどのメダルシステムを生み出した男でもあった。物事の誕生から全てが始まるという鴻上に対し、真木は、死んでこそ人間が完成するという正反対の価値観の持ち主。しかし、映司の推測と異なり、本当の爆弾魔は別にいるようで……
 そして、第二のコンボ、ラトラーターコンボ発動。光と灼熱を発し、高速移動での攻撃を繰り出し、サメヤミーに加え現れたメズールとガメルまでも一蹴し、メズールのメダルを奪う。けど、メズール系のコンボというか、メダルチェンジって発表されてなかったよな……タコとウナギでは、まあ中々始末に困るところだろうけど。
 なんか中途半端なところで新コンボを出すと思ったら、次回は新武装、トラカンドロイドを出すらしい。このカンドロイドはカンドロイド単体で発動させるのみではなく、ライドベンダーと合体させることで真価を発揮するらしい。って、カンドロイドとライドベンダーでは随分大きさが違うと思うけど……