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2010年10月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その5

  FORTUNE ARTERIAL 赤い約束 #1「渡り鳥」。まずタイトルツッコみたい。「ARTERIAL」は名刺と言うより形容詞的な単語だぞ。しかも「FORTUNE」名詞刺。形容詞と名詞が逆。これはおかしいだろ、常識的に考えて。(いや、意味したいところはわかるんだけど、英語的には結構変だぞ、これ)
 内容は、孤島の全寮制の学園に主人公が転入してくるけど、そこの会長・副会長兄妹が吸血鬼で云々、という、どこから突っ込んだらいいんだかな展開。まあ、いかにもなギャルゲ展開。それ以外にいいようもないんですが。主人公が小野Dってのがめずらしいかも。

  神のみぞ知るセカイ #1「世界はアイで動いてる」。桂木桂馬はどんな女子でも落とせない女子はいないと豪語し「落とし神」と呼ばれるカリスマ。が、それは二次元(ゲーム)限定の話。現実ではクラスの女子から「オタメガネ」と揶揄されてるが当人は気にするでもなく「現実(リアル)なんてクソゲーだ!」と、我が道を行き二次元に没頭する日々を過ごす。
 そんなある日、ギャルゲ攻略に迷える子羊たちのメールの中に「あなたに落として欲しい女がいる」という不可解なメールが。これを挑戦と捉えた桂馬は承諾の返信をするのだが、その途端、一天にわかに雲行きが妖しくなったかと思うと、天からいきなり箒を持った女の子が降ってくる。エルシーと名乗る彼女は自分は悪魔だと言い、地獄から逃げ出す死者の魂「駆け魂」回収に協力してくれという。駆け魂は生きた人間の心の隙間に逃げ込み、それを捉えるには相手の心の隙間を埋めて追い出さねばならない、つまり、相手に恋をさせてくれ、という。
 ボクの眼中にあるのは二次元だけだ! リアル女なんて相手にしてられるか、と断ろうとする桂馬だったが、さっきのメールは悪魔との契約書で、駆け魂を回収しないと桂馬と、契約相手のエルシーの命がなくなることになってしまうと知る。
 少年サンデー連載のギャルゲーマンガ。っつーか、ギャルゲーのマンガ化でなく、ギャルゲーがテーマになったマンガなんですが。
 ひょんなことから現実の女の子を落とさなくてはならなくなったギャルゲーマニアの主人公。ギャルゲーで培った「パターン」から、攻略を繰り返していくのだけど、思い通りにならなかったり、これまで「リアル女」と蔑んでたはずの同級生に逆に自分がときめいたりと、立派にラブコメ。まあ、女性から見ると「オタ男の妄想」としか見えないかもしれませんが。
 ネタ的にはすごくくだらないはずなのに桂馬の無駄なまでの「神」っぷりとか、意外にちゃんとラブコメだとか、まあ、最近はちょっとマンネリ気味になってきましたが、結構パターンとしては新しいかと。
 ヒロインの声優陣は若手中心であまりこなれてない感じもするけど、まあ、逆に初々しい感じでそれもありかと。つか、OPのムダに荘厳な感じが笑ったw
 OP前での小林ゆうのギャルゲヒロインも笑ったけど。


2009年10月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 大正野球娘。#12とCANAAN#13(共に最終回)

  大正野球娘。 #12「土と埃にまみれます」。ついに朝香中野球部との対決が実現。東邦星華桜花会は事前の調査と相手の油断による作戦でリードしたが、晶子が決め球に微妙に変化する魔球を投げていることを気付かれ、対策を講じられる。なんとか序盤のリードを守ろうとするが、逆転され、焦った晶子が小梅の捕れない魔球を無理を押し通し投げたために捕球ミス、そこから追加点を許してしまう。さらに、雪がさらなる追加点を防ごうとヒットを無理な姿勢でキャッチ、腕を痛めてしまう。
 替えの選手のいない桜花会はリタイアするしかないと思われたが、雪は、晶子が男子がするものとされていた野球をするきっかけをくれたこと、苦労して男子と対等の試合ができるまでになったことを訴え、自分の怪我をおして試合続行を訴え、他のメンバーもその意気に同意する。
 最終回、追加点を奪おうとする朝香中を絶妙のコントロールで2アウトにした後、難敵・柳の打順。小梅は晶子に一度失敗した「落ちる魔球」を投げるよう進言。根性のキャッチで、柳も三振にしとめる。
 そして最終回、巴の当たりで後一点差にまで追い上げた中、小梅が同点を目の前にホームを果敢に狙うが、その結果は……?

 アニメは原作と結構違うらしいけど(原作未読なので)、これはとても良い出来でしたわ。夏開始の新番組では間違いなく上位。女の園もの、そして部活ものと最近の流行の要素はしっかり抑えている上に、今と大正のカルチャーギャップを生かした笑いとドラマ要素を上手く取り入れた作品だと思います。
 婚約者の無意識の男女差別的発言に腹を立てた晶子の安易な考えでの呼びかけが発端だったけど、考えの甘さなどの困難を乗り越えるにつれ、言葉の上だけの「女性の社会進出」ではなく、女だって男とちゃんと渡り合えるという自信を得ていく。そして同時に、野球の楽しさも……
 男子の方も最初はお嬢さん方の気まぐれくらいに思い戸惑っていたものが、彼女らの本気を見るにつれ、対等の試合相手として見るようになり、真剣に向き合うようになる。
 最後、勝利を果敢に狙う小梅のホームスチールが裏目に出てしまい、朝香の勝利で試合は終わったけど、小梅たちも悔しさをかみしめながらも後悔は抱かず、試合結果を受け入れる。
 晶子の婚約者の岩崎も女性を知らず蔑視していたことを認め、素直に謝罪し、小梅も婚約者の三郎と一歩近づく。
 素人の女性が短期間で本当に男子野球部員と渡り合えるかというとアレだけど、ファンタジーにしてもとても気持ちのいいファンタジーでした。


  CANAAN #13「キボウノチ」。あくまでカナンを憎むアルファルドは彼女の本気を引き出すためにマリアを列車ごと爆殺。勝ち誇るが、カナンは希望を失わず、マリアの生存を信じていた。期待通りの結果にならず、キレるアルファルドは、暴走する列車の中で「カナン(希望の地)」の名を取り戻すべく、カナンと死闘を繰り広げる。

 話が途中観念的になりなんでしたが、基本的に後味の良い終わり方だったかと。ただ、「鉄の闘争代理人」とか、アルファルドの組織「蛇」とかが曖昧でその辺がちょっと茫洋とした印象でしたが。傑作、とは言わないものの、今期中では十分に良作とは言えると思います。まあ、一番キャラが立ってるのがリャンだったってのは、ちょっとどうかとは思いますが……


2008年10月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオンジャー#34とキバ#36

  ゴーオンジャー #34「悪魔ナオンナ」。ギンジロー号にゴージャスな美女が訪れてきて、男性陣はメロメロに。甘え上手な彼女に翻弄される一同。しかし、その光景を見て取り乱したのは早輝。美女の正体は早輝の姉の早羅。彼女の本性は実は性悪で、早輝は幼い頃からずっといじめられ続けてきたのだ。彼女の正体をばらそうとしても、昔のおねしょ写真をネタにゆすられて真実を皆に告げることが出来ない上、皆骨抜きにされて聞く耳を持たない。早輝は唯一早羅に不信感を抱いて近づこうとしなかった軍平に早羅の化けの皮をはがしてくれるように依頼するのだが……

 これはひどいw ガイアークの方がまだ質がいいんじゃないか? 今回のヒーターバンキも、気温50度にまで上げても「異常気象に慣れっこ」の一言でちっともパニックにならなかったし。
 姉の目的が金だと気づいた早輝は軍平に彼女をどうにかしてくれるよう頼み、引き受けた軍平はおねだりや泣き落としなどの彼女の手管をこともなげにかわすのだけど……でもやっぱり相手の方が一枚も二枚も上手でしたとさ。
 で、それと平行してヨゴシュタインが一人捜し続けていたホロンデルタールがついに復活。ヒーターバンキを倒してほっとしてる一同の前で、街のビルを次々と破壊していく。猿人というかゴリラみたいな姿だけど、エンジンオー、キョーレツオーも適わないパワーの持ち主。おまけにキシャモスたちがその姿を見て様子がおかしくなってしまう。
 次回、ついにG12登場ですか。いや、もうブロック状態ですが。


  キバ #36「革命・ソードレジェンド」。大河に深央が好きなことをついに告げた渡。深央もまた、大河に好きな人がいることを告げ、婚約の破棄を申し入れる。キングとクイーンが結ばれる運命に疑いを持っていなかった大河はそのことにショック。渡がその相手と気づかず、「深央には好きな人がいるらしい」と、一緒に深央の行動を見張る。そして深央が会っていた健吾がその相手だと勘違いするのだが、人が変わってしまった健吾は深央に迫り、渡も交えて一触即発の事態に……
 一方、キバの新たな目覚めに呼応したかのようにキャッスルドランの中に現れた最強の剣・ガンバットソードを、渡なら使えるかもしれないと、次狼は渡を連れて剣を取らせようとするのだが……
 22年前、ついに完成したブラッディローズを前に喜びを分かち合う音也と真夜。しかし、自分にはゆりがいるからと別れを告げようとする音也に対し、真夜は「そんなことが出来るのかしら?」と不適な笑みを見せる。

 現代と過去とでクイーンを巡る恋愛話が進んでる。大河は渡を傷つけようとは考えてないみたいだけど、初めて自分の思いのままにならない事態にかなりの動揺を見せてる。今は渡の正体を知らないからいいけど、キバのことについて真夜に問いただしているビショップといい、正体がばれる日も近い気が……そうなると、さすがに親友とか関係なくなるんじゃないかなぁ。
 渡が深央がらみで成長を見せて近所の人たちの苦情にも静香にかばってもらうのではなく自分で対応できるようになって、深央もまた成長を見せてるのだけど、間違った方向に成長してる健吾と、その健吾にイクサ装着者の座を奪われ人生のずんどこ状態の名護さんが、別の意味でそれぞれ痛々しい。いや、名護さんのは楽しいとも言いますが。
 過去編では距離を近付ける音也と真夜に苛立ちを隠せず、ファンガイアにその怒りをぶつけるゆりが……しかも過去のキングまで出てきて、なんか単なる愁嘆場では済まなさそうな。
 次回はガンバットソードがキバの手に渡るらしい。コウモリ型のモンスターがくっついて、それを上下動させることで音が出るアクションが玩具的売りらしいけど……いまいち何というか……

 それと、レスキューフォース。ダーエン、メカダーエンと立て続けに敵の首領が倒されてるけど、今度の新ボスはダーエンの娘マーエン……って、妙なハイテンションなのだけど、声が斉藤千和……いや、まあ、いいんですが。

[アニメ] ケメコデラックス!#1とガンダム00ちょっとだけ

  ケメコデラックス! #1「鋼鉄の花嫁」。小林三平太は普通の中学生……のはずだったが、ある朝いきなり天井にロケットは落ちてくるは妙な戦闘員が部屋に乗り込んでくるは、極めつけは樽のような超メタボ体型の女がやってきて戦闘員と戦い、去っていく。あまりに現実離れしたことに寝ぼけて見た夢だったと思いこもうとするが、その超メタボの変な女・ケメコが学校までやってきて、三平太の嫁宣言をする。だがケメコから逃げ回る三平太の前に、炊飯器のような妙なロボットが現れ、彼を守ろうとしたケメコと戦闘。ケメコはロボットを倒すが、自身も戦闘で受けたダメージで倒れてしまう。さすがに気遣う三平太だったが、その目の前でケメコの中から、ケメコとは似ても似つかぬ美少女が気絶して排出される。

 なんつーか、この原作に水島努は反則過ぎだろう!(ほめ言葉) OPからして頭がおかしいとしか思えないが、EDがそれに輪をかけておかしい。まあ、本編も頭がおかしいんですが。
 ヒロインがビヤ樽体型の女……のロボットをかぶった美少女。見た目のギャップだけではなく、かなりキレた行動を取るケメコに対し、中の人のエムエムはやっぱりどこかずれてるのだけど、どちらかと言うとカタブツで人見知りが激しいと、性格までがらっと変わるので、同一人物と言っていいのかどうか……声優も斉藤千和と戸松遥で変わってるし。
 で、小さいとき、そのエムエムとおぼしき女の子に喰わされた何かを求めて巨大家電企業が三平太を襲ってくるのだけど、そっちの話は原作でもあまり進んでなくて、むしろ自称嫁をはじめとして巨乳幼なじみ、妹、腹黒お嬢、ツンデレなどのハーレム状態……なのにひどい目に遭うというシチュエーションを楽しむものかも。しかも水島努のおかげでひどいことになってるし(ほめ言葉)。
 今期楽しみな番組の一つですな。

 ガンダム00も見てるんですが、何というかこれまた相変わらずというか……どの辺から突っ込めばいいのかわからない。やっぱり隙は多いのだけど、コードギアスの方が突っ込み入れるのが楽しかったなぁ。


2004年10月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 『無法者の女王』の娘

 以前、ベル・スタア(マイラ・ベル・シャーリー)についてはちょこっと調べたことはあったのだけど、その娘パールについてはその後どうなったのかちゃんと調べてなかった。 ベル☆スタア強盗団 のエピローグに、1889年に殺された母ベルの埋葬をしたのはパールだという記述があるとおり、れっきとした実在の人物。ところが生年が1868年ということと上の事実以外、実は何も知らない(ベル☆スタア強盗団は73年が舞台なので当時すでに生まれてなければならないことになるが、そこはそれ)。で、ちょっと検索してみたところ、 彼女が生涯の大半を過ごしたというフォート・スミスのサイトに彼女の人生の概略が紹介されていた
 噂では父親はコール・ヤンガーだと言われていたが、ベルが最初の夫ジム・リードと出会った時期が非常に曖昧だし、資料に残されている限りでは良く言えば恋多き女性、悪く言えば男関係はわりとだらしなかったようなので、実際に誰が父親かは甚だ謎ではある。ちなみにこれは あくまで残されている資料によれば であり、歴史の真実はパールはサム・スタアの娘なのでそこんとこヨロシク(ベル☆スタア強盗団読んでない、洒落のわからない人が真に受けたらどうするんだ?)。
 パールの最初の父親(血縁があったかどうかは不明だが)のジム・リードは彼女が六歳の時に決闘で死んだ、とある。母ベルが何者かに殺されたのは1989年、彼女が21歳の時で、ベルの弔いをしたのが彼女と言うのは確からしい。彼女の手による詩が墓石に刻まれている。
"Shed not for her the bitter tear,
Nor give the heart to vain regret;
'Tis but the casket that lies here,
The gem that filled it sparkles yet."
 彼女がフォート・スミスに移ったのはこの翌々年のことで、売春宿の経営を始めた。この時はロサ・リードと名乗り、店先に赤い星の看板を飾っていたという。売春宿の経営は順調だったのか、生活は裕福だったそうだが、1916年に売春を禁止する法律が制定された。パールも1921年に逮捕をきっかけとして店を畳み、フォート・スミスを後にする。その四年後の1925年にこの世を去っている。
 問題はベルがこの世を去るまでのパールの経歴だが、どうもはっきりしない。 こちら にもう少し詳細な経歴があるが、20歳以前はやはり特に記されていない。弟のエディともどもベル・スタア殺しの容疑者の一人として疑われたそうで、おそらく一緒に暮らしていたと思われるのだが……
 少なくとも一時は子供と伴侶もいたらしい。 こちら によるとベル殺しの容疑者となったのは、結婚とパールの娘についてのやりとりによる遺恨を疑われたのだそうだ。(読むと、ベルはパールの娘を孤児院に放り込もうとしたのだと。まあ、なんちゅーか……当然、 本物の ベルはそんなことしませんけどネ!)
 ちなみに こちら の表紙のはめ込まれている写真がパールの肖像写真らしい。かなり後年のものだろうが、オデコの広い知的な眼鏡っ娘ではなく、やはり母親の血を受け継いだ女傑らしい外見である。

[その他] ネコミミドーモ君

 一時期「名古屋発変な店」として「喫茶マウンテン」と双璧をなして一世を風靡し、(ごく一部から)惜しまれつつも閉店した「月天」が九月末に復活したらしく、昼飯がてら、近くを通ったので写真を撮って来る。 1 2
 以前は「飲食夜神月天」だったのだが、現在は「やすらぎ居酒屋月天」となっている。やすらぎ居酒屋って、まさか本格的に巫女萌え居酒屋に変貌したのではなかろうな? 巫女服姿でネコミミつけて「ネコミミモード」とかやってるんじゃなかろうな? あの、実は宗教というものを根本的に勘違いしているだけの、本質的には萌えと相容れない硬派なお店であり続けているのだろうか? そこんところは心配だが、一人で覗く勇気はないなぁ。まあ、いずれ機会があったら。
 先週末からにかけて日記の更新も止まってなにやってたんじゃ、と言われそうですが、まあ、なんというか、 こういうもの とかを見に行っていたわけで……こちら界隈に詳しい知人に案内していただき、大変充実しておりました。その節はありがとうございました。
  江戸のクロねこさんのニュースサイトリンク集 経由で 雪花乱舞 さんのところに行き、9/25の「 「生木をさかれ生地獄」ってどんな話やねん。」というコメントを見る。いや、以前からこのコメント気にはなっていたんですが。「生木を裂く」というのは相思相愛の男女を引き裂く様を表す言い回し。「生き地獄」ってのはこの話で出てくる佐渡金山のことで、相思相愛の男女が引き裂かれ、男が冤罪で佐渡金山に送られる話なんですわな、コレが。必殺仕置人後半の中でも、仕置の方法や男女の結末を含めて、なかなか見ごたえのある話です。
 それはさておき、「美味い焼酎が見つからない」と言っていた深+のマスターに焼酎の土産があるから、近日中に顔出さないとなぁ……


2002年10月12日() 旧暦 [n年日記]

どうせ今時中島みゆきと山崎ハコが似合う女よ〜!

 ってわけで友人から借りた 山崎ハコ のベストアルバムのテープを聞いてみる。その友人いわく「仕事場で夜中一人で聞いてると死にたくなる」とか「車を運転してるときにかけるとあぶない」とか、そういうものをぽんと渡されてもなぁ。実際は先月末に借りていたのだけど、聞く勇気がなくって。なんすか、この「こころだけ愛して」って。死ぬだのなんだの言われたほうがまだマシっすよ。いっそのこと殺してくれ〜。
 NHK−BS1で 海の勇者ホーンブロワーのテレビドラマ が4回連続で放映されていた。ホーンブロワーの本シリーズではなく、外伝の若い頃の話をドラマ化しているらしい。一本目の外伝以外、読んでないのでほとんど原作との比較はできないのだけど、かなり面白かった。士官候補生がさまざまな困難と出会い、成長していくというオーソドックスな筋なんだけどね。ただ、補給が絶たれて船員の食事制限が行われ、だんだん雰囲気が不穏になっていったりとか、敵に囚われたときの待遇とか、士官(士官候補生も)と一般水夫との違いだとか、ささいな日常とか、そういったディテールにもとづく生活観がやはりすごいし、物語の緩急のつけかたも次々と問題が起こっていき、余談を許さず面白い。登場人物が単純に悪党とかそういうステロタイプでなく、きちんとキャラクターが確立しているので端役にも魅力がある。これは評判が良いわけだ。
 関係ないけど、検疫する、という意味のquarantineという単語は、もともとは船舶の検疫期間が40日間だったことに由来する。
 こないだ半藤一利著 ノモンハンの夏 を買ってきて、ようやく読み始める。タイトルでわかるとおり、 ノモンハン事件 についての本。「司馬遼太郎が書けなかった」とか帯にはあったけども、あれやこれや読んでみると、司馬遼太郎はノモンハン事件について書くことを「人生の浪費」と言っていたようである。「日本は歴史からなにも学ばない」とも。この本ものっけから陸軍参謀本部の無能が描かれる。無論、原因は一箇所に限定できるわけではないけど、責任なしとおいうことでもない。日本陸軍最大級の汚点の話、なかなかに先が楽しみである。


2001年10月12日(金) 旧暦 [n年日記]

虫の居所

 腹が立つのには幾つか理由がある。でもどれが決定的と云うことはない。一つ一つは些細なことなのだ。正直云って、本当の問題の前では問題ですらない。くすぐりにもならない有象無象なのだ。しかし蝿もたかれば鬱陶しくなる。
 別に些細なことなのだ。好きなアーティストグループがバカにされたとか、他所の掲示板でアホなことをやり続けてる奴がいただとか、別の某掲示板で「自然界に絶対悪なんてない」とかなんとか言って例のWTCテロの事を語ろうとしてる奴が、結局人間の尺度である「全・悪」を用いて物事を計っているという事に自分で気付かず醜い言説を繰り返していたり、別にそんなことはどうでもいいことなのだ。
 どうでもいいことなのだけど、どうでもよくない。ガキなのだなぁ。
 野依センセの獲ったノーベル賞受賞なのだけど、もう少し詳しく書いておく。無論、ノーベル賞ってのは実績と、それによる知名度がある人に与えられる。しかし、評価の方法は必ずしも世の中で一律ではないし、世間一般の評価と専門家内の評価が違ったりすることもある。選考基準が大変なのは、ここも同じなのだ。で、推薦の力が大きくなるわけだけども、そうなるとどれだけの推薦、支持を受けるかが問題になる。その内情までは詳しく知らないが、結局どれだけお偉い方々と仲良く出来るかと云うのは少なからぬ影響力がある、ってこと。大体は皆納得できるラインナップなのだが、極偶に、「え? 何故今年この人が?」と云うのもある。別にいい仕事をしてないとい云うわけではないのだが、ノーベル賞受賞と考えると「?」な人と云うことだ。いや、野依さんはそんなことはないですよ、多分。分野が全然違うからよく知らないけど。
  Z.O.E. 最終回。ちと洋画からの影響部分が鼻についたりした部分もあった番組だが、ラストは綺麗にまとめる。だいたいこんな感じになるだろう、と云う予想の通りだったのだが、不覚にも泣く。玄田哲章声のオヤジが鼻水たらしながら泣くのを見たらこちらだってもらい泣きせずにはいられませんよ、ええ。
 まああれやこれやで ナジカ電撃作戦 も見る。多分誰が見ても感想の第一声は同じだと思います。「パンツ?」。でも「ナジカ電撃作戦+銃器」をキーワードにしての検索でこの日記に来た人もいるのだよなぁ。一応パンツ以外も注目してる人はいるようです。しかしあれだけパンツ見せまくってるので脇に家弓家正(ナウシカのクロトワとか、コナンのレプカとか)とか石塚運昇とか、渋いおっさん声優がそろってるというのはつい見落としがちなのだよなぁ。
 どうやら東海地区で HELLSING 放映予定あり、との未確認情報キャッチ。まあ確実ではないけど、確率は高い情報って事で。