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2010年09月02日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みつどもえ#8とオカ学#9

  みつどもえ #8「RUNNER」。体育の授業のあまり時間でけいどろをして遊んでた三姉妹のクラス。ところがみつばは警官役のふたばの前にあっさり協定を結んでいたひとはを裏切り囮にしようとする。結局みつばはふたばに追いかけ回されて体育用具室に逃げ込むが、隠れた跳び箱に棚が倒れ込んで出られなくなってしまう。困っていたところ誰かがやって来た気配に、みつばは助けを求めるのだが、それがさっき見捨てたひとはで……

 三姉妹がそれぞれ別の方向でまともかつ異常なのがよく出てるのが今回。どサドな割に意外と人情味のあるみつばは、一度ひとはを裏切った上に閉じ込められた跳び箱から出るために再度ひとはを騙す。でもそんな彼女も、一緒に体育用具室に閉じ込められてしまったひとはが腹痛を訴えるのに血相を変えて扉をこじ開けようとするのだが……いや、みつばが確かに悪いけど、それはねえよw
 あと、矢部っちへのひとはの態度はどう考えてもひどいw


  世紀末オカルト学院 #9「雪のあかり」。今日も今日とて降霊術の授業を受けていたマヤたち。ところが、亡くなった学長の例を呼び出すはずが、出てきたのは何故か小学生くらいの女の子。すぐに姿を消した少女の霊の、その寂しげな様子がマヤは気になる。だが、消えたはずのその女の子の霊をスマイルが連れてくる。「お家に帰りたい」という彼女・あかりのために、みんなで家を探し、突き止めるマヤたちだったが、これで一安心、と思った矢先、突然玄関先に座り込んだあかりが、「寒い」と震えだし、ポルターガイストを引き起こす。
 やがてあかりは姿を消すが、騒ぎを聞きつけた大家から、彼女が何故かクリスマスの夜に玄関先に座り込んで凍死したと聞き、あかりの死後住居も仕事も変えた父親に話を聞きに行くのだが……

 まず最初に言いたい。亜美、JKに「たまには役に立ちなさいよ」って言ってたけど、JKはいつも無茶苦茶役に立ってると思うのだけどなぁ。
 そのJKは、みんなに見えてるあかりの霊が一人だけ見れない。まあ、ダウジングで場所はわかるから困らないみたいだけど、なんかの伏線なのか?
 で、本筋としては寂しそうなあかりの霊に、親に見捨てられたかつての自分の姿を重ね、感情移入するマヤが、あかりのために帰りたがってる家を探すのだけど、家を探したら探したで、なんだか地縛霊化しそうな感じで暴走してしまう。
 それがクリスマスに彼女が凍死したことに関係があると、あかりの父親を捜すマヤだったのだけど……なんだか、今回マヤが思い入れで暴走気味のような。何気に文明が美風からの誘いに鼻の下を伸ばしてるのもいい気がしないみたいだけど、これってフラグ? いや、文明はやめとけってw
 マヤと父親の関係が一つの主軸なので、これって何かの転換点なのかな、やっぱ。それと何気に来週川嶋千尋と美風の対決があるっぽいのが楽しみ。いえ、個人的には断然ちーたん派ですが。w


2010年09月04日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] みつども えー#9

  みつどもえ #9「変人はサンタクロース」。基本、年末年始ネタ。この暑い最中だというのに! でも、実験的要素を多く取り入れてて、オリジナル短編「矢部っちの部屋」を埋め合わせに入れたり(でもすべってる)、無言劇を入れたり、EDが青く美しきドナウだったりw
 この辺から人間関係も結構変わってきてるけど、千葉氏が「長女のパンツは見飽きた」と、興味を示さなくなってるのが……みつばはとりあえず完璧に女子のカテゴリーからはずされたよう。
 一番最初のエピソードとか突っ込みとか見てるとうっかり三女が一番の常識人だと信じそうになってしまうけど、黒オーラ抜きにしても学校で官能小説を堂々と読んでる変態だということをお忘れなく。もろエロ要素なければ夕方とかにも流せるのにw
 なんか分割二期であることも明らかになったようだし、あとはみつばの牝豚化と宮下さんがウザ下さんになるのを待つだけか。でも宮下の「クラスで一番の常識人」ってカテゴリーは、あまりに佐藤に可哀相だと思う……


2010年09月05日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#29とオーズ#1

  ゴセイジャー #29「ゴセイジャーを封印せよ!」。なんだかいかにも悪巧みを画策してた武レドランの陰謀が結実。なのだけど、結局武レドランの退場話にしかならなかったようで……
 この番組って、見ていて何が辛いかっていうと「テーマ」がないことなんですよね。テーマというのは「地球を護る護星天使の活躍」とか、そういうお題目じゃなくって、視聴者が話を見続ける「核」とでも言うんでしょうか。視聴者の興味を引きつけるものですね。それがシリーズ通して一つのもので貫けば、文句はないわけです。Wやシンケンジャー、ディケイドですらそういうものがあって貫いたんですが、ゴセイジャーはホントにまったくないんですよね。ウォースター編からの敵であった武レドランも今回退場して、膜インや筋グコンがそんなに魅力的な悪役とも思えず、正直、どうしてこんなに迷走してるのかがわからないんですが……


  仮面ライダーオーズ #1「メダルとパンツと謎の腕」。とある美術館に所蔵されていた大量のメダルが警備員になりすました泥棒たちによって盗み出されようとするが、メダルは集まって怪人たちになり、泥棒たちや駆けつけた警官たちをなぎ倒していく。
 それに呼応するように「鴻上ファウンデーション」で密かに結成されていたライドベンダー部隊が出撃、復活した怪人たちを迎え撃つが、怪人たちの力に敵わず、次々と返り討ちにされてしまう。
 結局、怪人たちは部隊を全滅させ、いずこかへと姿を消してしまう。
 その事件の翌日、戦闘で破壊された美術館でのんきに寝ていた警備員のバイト・映司は目覚めると、仮眠室以外は徹底的に破壊されている上に警察が辺りを取り囲んでいてびっくり仰天。警察の事情聴取を受けるが、映司は何も知らない上に、住まいもお金も荷物もなくあちこちを放浪してるという彼に、逆に刑事たちが呆れてしまう。そんな刑事たちに、映司は「少しのお金と、明日のパンツがあれば生きていけますよ!」と、頓着ない様子で語るのだった。
 だが、そんな映司の言葉とは裏腹に、街に紛れたメダルの怪人たち・グリードは自分の身体を構成するメダルが足りないことを知り、メダルを生み出すために人間たちの欲望を利用しようとする。彼らは人間の欲望から、欲望を集めてメダルを生み出す怪人・ヤミーを作り、自分たちのためにメダルを集めようとしていた。
 そんなこととはつゆ知らず、バイト先もなくなり街をあてどなくうろつく映司だったが、少ない荷物の中に変なメダルが紛れていたことに気付く。しかもそのメダルを狙って、片腕しか復活できなかったグリード・アンクが彼につきまとうが、そんな彼らからメダルを奪おうと昆虫系グリードウヴァの生み出した怪人・カマキリヤミーが襲ってくる。アンクは仲間であるはずの他のグリードたちからも自分の復活のためにメダルを奪い、他のグリードたちから狙われていたのだった。ヤミーを抑えようとした刑事たちも瀕死の重傷を負い、メダルを持つアンクと映司が追い詰められ絶体絶命というとき、アンクは自分が生き延びるため、やむを得ず映司にメダルの力を人間が引き出す能力、オーズへの変身能力を与えるのだった……

 「タ・ト・バ、タトバ、タ・ト・バ!」の例の歌声とかがかなり事前の不安要素をかきたてた新ライダーですが、初回の滑り出しはまずまずのようで。なんだかわからないまま変身して「なんだ今の歌!?」と戸惑う映司に「歌のことは気にするな」と言い放つアンク。ああ、実はあの歌のこと、自分でも気にしてたのね……
 主人公が異様に無欲で飄々としてるってのは平成ライダー第一弾のクウガ=五代雄介を彷彿とさせるけど、今回はもうちょっと天然ボケのようで……「明日のパンツがあれば生きていける!」ってセリフは、どっかの「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」と強弁する某アニメに聞かせてやりたいものですな。
 非常に判りやすい敵としての「グリード」に、判りやすく他人の為に戦う主人公「映司」、それを自分のために利用しようとする(けど、なんかグダグダになりそうな雰囲気も、の)「アンク」、それと最大の狂言回しの「鴻上ファウンデーション」と、まずは初回のつかみはOKのようですね。人間の欲望の象徴としてのメダルの取り扱いをどうするかもいろいろ設定で腐心したみたいですが、このへん、妙に引っ張られすぎずにそれなりにテーマとして織り込めれば良いシリーズになるんじゃないでしょうか。
 ただ、組織のトップがエキセントリックなのは、フォームチェンジの使い分けとかよりもよっぽど不安要素なので、この辺ちゃんとしていただきたい……


2010年09月06日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#48

  キルミンずぅ #48「カノンはどこだ!キノコランドへGO!GO!GO!」。怪盗ビューティバットの正体がカノンであることに驚くリコたち神浜キルミンズ。話を聞こうと逃げるカノンを追うが、その彼らの前に二ツ木の気球が現れ、カノンを乗せて去っていってしまう。友達だと思ってたカノンが怪盗だったことにショックを受け、リムが御子神博士のパソコンとドクトルを盗んだのもカノンでは? と口にするが、リコがカノンはそんなことをする子ではないと言い張り、タマオも「キノコ男に騙されて利用されてるのでは?」と言ったことから、カノンを助け出して話を聞こうという事になる。ナギサへの連絡のためにリムを残し、リコたちは気球を追って神浜自然公園までたどり着くが、リコとケンは二ツ木の秘密施設の中に閉じ込められてしまう。

 あと三話ということもあって話は佳境。ビューティバットの正体がカノンということがわかり、リコたちがアニマリアン(少なくとも独自で変身可能な)ではないこともばれてしまう。今のリコたちならカノンの正体も十分受け入れられるはずなのだけど、カノンがテンパったり、二ツ木の陰謀でわずかながらリコたちもカノンに疑いを抱いてしまったりで、話はどんどん妙な方向へ。カノンが二ツ木にさらわれたと思ったリコとケンはカノンを助け出そうとするのだけど、ケンが変身解除のタイミングを逃しタイムリミットを過ぎてしまい、ネズミになったまま戻れなくなってしまう。カノンはそんなケンを一生懸命落ち着かせようとするのだけど、本能までネズミになってしまったケンにカノンの声は届かない。しかし、リコの呼びかけにケンが元の姿に戻ったのを見たカノンは、自分がケンに拒否されたと勘違いしてしまい……まあ、キルミンのことをほとんど何にも知らないから仕方ないんだけど、これがまた変な方向に行かなければいいのだけど。
 ミサもまた、カノンが二ツ木に連れて行かれたと聞いて勝手な行動ばかり取る二ツ木の元へ押しかけようとするのだけど、二ツ木はミサからのアクセスを拒否。これまでの不審も積もり積もって、ついにミサも二ツ木との全面対決を決定する。けど、柩を隠したのは羽鳥シロウからの依頼としても、二ツ木は羽鳥シロウの意図を知らないみたいだし、羽鳥シロウもまた、二ツ木の動きを掴み切れてないんじゃないだろうか。シロウとミサの会話を聞いてると、シロウはミサの母親への復讐心からの過激な「革命」をやんわりと妨害し、その恨みが和らぐのを待とうとしてるように思えるのだけど……
 ミサがルーファス・シェーンベルクに会うのを邪魔してるって、ルーファス・シェーンベルクってどんな人物なんだろう?
 それと、大関警部が「われわれはサルやオランウータンじゃないんです」って、一応外見は自認してたのね……

[その他][特撮] twitterのオーズのハッシュタグがかぶってるらしい

  スラッシュドット.jpで仮面ライダーオーズの公式推奨のハッシュタグがOpenOffice.Orgとかぶってた/,JP )って話題が出てたんですが、この話題そのものよりも、 こちら 経由で、石ノ森章太郎がかつて「ちいたかわしわし ごりらんらん」という絵本を描いていたということを初めて知った。寡聞にして今まで知らなかったんですが、「チーターの脚、タカのくちばし、ワシの羽、ゴリラの腕力」にあこがれてた男の子がそれがかなうのだけど、ものすごい格好になってしまって、というものらしい。でも、これってまんまオーズのフォームチェンジだよなぁ。
 当然石ノ森プロがこれを知らないわけがなく、オーズの企画でそれが意識されないわけもない(平成ライダー企画時には、過去の石ノ森デザイン(アイデア段階も含む)に類似のデザインがあるかどうかで石ノ森らしさから外れないように毎回石ノ森プロがチェックする)。実際に、上の動物でオーズに登場未定なのはワシだけだし。(もっとも、ショッカーマークのオマージュのつもりでワシを持って来たら、後で「ショッカーマークのはワシですよ」と突っ込まれたとか)
 例の事前に色々言われてた「タカ! トラ! バッタ! タ・ト・バ、タトバ! タ・ト・バ!」って変身時の歌声も、先の「ちいたかわしわし〜」の音感からとしても不思議ではない。
 まあ、その辺は考えすぎても意味がないのだけど、どんなデザインや企画を持って来てもひっくり返せばどこかで類似のものが出てくる石ノ森章太郎のアイデア袋の深さには感心する以外ない。


2010年09月07日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#48

  キルミンずぅ #48「カノンはどこだ!キノコランドへGO!GO!GO!」。怪盗ビューティバットの正体がカノンであることに驚くリコたち神浜キルミンズ。話を聞こうと逃げるカノンを追うが、その彼らの前に二ツ木の気球が現れ、カノンを乗せて去っていってしまう。友達だと思ってたカノンが怪盗だったことにショックを受け、リムが御子神博士のパソコンとドクトルを盗んだのもカノンでは? と口にするが、リコがカノンはそんなことをする子ではないと言い張り、タマオも「キノコ男に騙されて利用されてるのでは?」と言ったことから、カノンを助け出して話を聞こうという事になる。ナギサへの連絡のためにリムを残し、リコたちは気球を追って神浜自然公園までたどり着くが、リコとケンは二ツ木の秘密施設の中に閉じ込められてしまう。

 あと三話ということもあって話は佳境。ビューティバットの正体がカノンということがわかり、リコたちがアニマリアン(少なくとも独自で変身可能な)ではないこともばれてしまう。今のリコたちならカノンの正体も十分受け入れられるはずなのだけど、カノンがテンパったり、二ツ木の陰謀でわずかながらリコたちもカノンに疑いを抱いてしまったりで、話はどんどん妙な方向へ。カノンが二ツ木にさらわれたと思ったリコとケンはカノンを助け出そうとするのだけど、ケンが変身解除のタイミングを逃しタイムリミットを過ぎてしまい、ネズミになったまま戻れなくなってしまう。カノンはそんなケンを一生懸命落ち着かせようとするのだけど、本能までネズミになってしまったケンにカノンの声は届かない。しかし、リコの呼びかけにケンが元の姿に戻ったのを見たカノンは、自分がケンに拒否されたと勘違いしてしまい……まあ、キルミンのことをほとんど何にも知らないから仕方ないんだけど、これがまた変な方向に行かなければいいのだけど。
 ミサもまた、カノンが二ツ木に連れて行かれたと聞いて勝手な行動ばかり取る二ツ木の元へ押しかけようとするのだけど、二ツ木はミサからのアクセスを拒否。これまでの不審も積もり積もって、ついにミサも二ツ木との全面対決を決定する。けど、柩を隠したのは羽鳥シロウからの依頼としても、二ツ木は羽鳥シロウの意図を知らないみたいだし、羽鳥シロウもまた、二ツ木の動きを掴み切れてないんじゃないだろうか。シロウとミサの会話を聞いてると、シロウはミサの母親への復讐心からの過激な「革命」をやんわりと妨害し、その恨みが和らぐのを待とうとしてるように思えるのだけど……
 ミサがルーファス・シェーンベルクに会うのを邪魔してるって、ルーファス・シェーンベルクってどんな人物なんだろう?
 それと、大関警部が「われわれはサルやオランウータンじゃないんです」って、一応外見は自認してたのね……

[その他][特撮] twitterのオーズのハッシュタグがかぶってるらしい

  スラッシュドット.jpで仮面ライダーオーズの公式推奨のハッシュタグがOpenOffice.Orgとかぶってた/,JP )って話題が出てたんですが、この話題そのものよりも、 こちら 経由で、石ノ森章太郎がかつて「ちいたかわしわし ごりらんらん」という絵本を描いていたということを初めて知った。寡聞にして今まで知らなかったんですが、「チーターの脚、タカのくちばし、ワシの羽、ゴリラの腕力」にあこがれてた男の子がそれがかなうのだけど、ものすごい格好になってしまって、というものらしい。でも、これってまんまオーズのフォームチェンジだよなぁ。
 当然石ノ森プロがこれを知らないわけがなく、オーズの企画でそれが意識されないわけもない(平成ライダー企画時には、過去の石ノ森デザイン(アイデア段階も含む)に類似のデザインがあるかどうかで石ノ森らしさから外れないように毎回石ノ森プロがチェックする)。実際に、上の動物でオーズに登場未定なのはワシだけだし。(もっとも、ショッカーマークのオマージュのつもりでタカを持って来たら、後で「ショッカーマークのはワシですよ」と突っ込まれたとか)
 例の事前に色々言われてた「タカ! トラ! バッタ! タ・ト・バ、タトバ! タ・ト・バ!」って変身時の歌声も、先の「ちいたかわしわし〜」の音感からとしても不思議ではない。
 まあ、その辺は考えすぎても意味がないのだけど、どんなデザインや企画を持って来てもひっくり返せばどこかで類似のものが出てくる石ノ森章太郎のアイデア袋の深さには感心する以外ない。


2010年09月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] あそびにいくヨ!#9

  あそびにいくヨ! #9「いだいなるさいしょのあしすとろいど?」。友人が「あそびにいくヨって、ハンドメイドメイとかおねがいティーチャーとかに似てない?」と言うので、「どこが!?」とびっくりして聞き返したら、「なんというか、WOWOW無料アニメの匂いがする」と言われて、酷く納得したなんてことがございました。
 90年代のオタクっぽさと80年代の模倣っぽい感じのなんとも言えない感じなんですが、今回、それが悪い方に思いっきり出てるような。いや、元々作者の自己満足的なネタが非常に多いんですが、いつもならそれがわかっていて一方では鬱陶しく思いながらもついのせられて、ってところがあったんですが、今回は、ちょっと自己満足すぎ。
 思い入れが強い作品の、思い入れが強い挿入歌を入れたい気持ちはわかるけど、思い入れが先走りすぎて話が完全においてけぼりです。基本キャーティアの趣味の中身は80年代だとわかってても、今回はちょっと……多分スタッフが茅原実里に歌わせたかったってのもあるんだろうけど。


2010年09月09日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オカ学#10

  世紀末オカルト学院 #10「暖炉のあかり」。この世に未練を残すあかりのために、父親に話を聞こうとしたマヤたち。だが、あかりの父は頑なにマヤたちを拒み続ける。家の前でうずくまり続けるあかりの姿に、バルトシュタイン学院設立に取り憑かれた父にないがしろにされた自分を重ねるマヤは、なんとかして話を聞こうと通い続ける。

 父が自分を捨てたと思い、家族の思い出の場所であるはずの旧自宅もあっさりと取り壊しに同意する。が、やはり割り切れないものがあるらしく、取り壊し前日にもう誰もいない屋敷に訪れ、物思いにふける。文明はどこかマヤの様子がおかしいことに気付き、事情を知ってる亜美からそのことを聞き、マヤに「本当にそれでいいのか」と確認するが、強がったマヤの返事が返ってくるだけ。
 あかりの方の事情は、実はあかりが待っていたのは家族との楽しい絆の象徴であったサンタであり、あかりの父は仕事にかまけ、妻に去られた失意もあり、あかりのことをないがしろにしてあかりが追い詰められてたことに気付かなかった自分を責め続けていた。あかりに会ってくれとマヤたちに言われても、にわかにはオカルト話を信じず、また罪悪感からあかりに会わせる顔がないと、それだけは聞き入れようとはしない。
 マヤたちは自分たちでクリスマスパーティをしてあかりをサンタクロースに会わせようとするのだが、いよいよクライマックスのサンタクロースの入場、サンタに扮した文明が入ってくるはずが、サンタの扮装してたのはあかりの父だった……
 凍死した夜に本当に会いたかったのはサンタではなく一緒にクリスマスを祝う父親であり、その願いが叶ったあかりは満足して消えていく。
 そしてその晩、取り壊しが始まった自宅で、マヤはかつて自分がクリスマスプレゼントに「妖怪や宇宙人やUMAが一緒に勉強するお化けの学校」をお願いしたのを思い出し、父がオカルト学院を作った理由が自分のためだったと知る。
 新たに世界と父の作った学院を守る決意をしたマヤだったが、なんか次回、いきなりマヤが死んでるんですが……マヤの顔芸がこの番組の楽しみのひとつだけど、死に顔はなかろう……


2010年09月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#30とオーズ#2

  ゴセイジャー #30「ロマンティック・エリ」。今晩は護星天使のお祭りと言うことでもりあがるゴセイジャーたちだが、人間の夢を食べるバクのエルムガイ夢が、夜に見る夢以外も食べられるようにパワーアップして人間を襲う。夢を食べられた人間は意識を失い、絶望の根を張って地球を腐らせてしまう。ところがエリまでもエルムガイ夢に夢を奪われてしまう。
 今回の敵の元ネタは言うまでもなくエルム街の悪夢。夢は人間の生きる原動力というゴセイジャーと、それが理解できないゴセイナイトの食い違いは面白いけど、武レドランが欠けて幽魔獣側は明らかにパワーダウンの観が。なんだか次回予告も早々に幽魔獣が追い詰められるっぽい気もするし。うーん。


  仮面ライダーオーズ #2「欲望とアイスとプレゼント」。右手だけの怪人・アンクに言われるままにオーズに変身しカマキリヤミーを倒した映司だが、アンクが瀕死の刑事・泉信吾の身体をのっとったり、ヤミーを倒して得られた大量のセルメダルをタカ型のロボットが奪ってしまったりで、なんだかわけがわからない。
 セルメダルを奪われご機嫌斜めのアンクはのっとった信吾の身体で好き勝手放題。映司を振り回しまくる。アンクが言うには、彼の身体はコアとセルの二つのメダルから出来ているが、メダルが足りず右腕しか復活できていないという。やはりメダルが足りていない他のグリードたちも、メダルの不足を補うためにセルメダルの怪人ヤミーを生み出して人間の欲望からセルメダルを集めてるのだという。
 アンクはそのヤミーを倒して手っ取り早くメダルを集めようとしてるのだが、そんな時、グリードの一体ウヴァが新たなヤミーを生み出し、また騒ぎを起こす。
 欲望を食らい巨大化したヤミーを前に、映司はアンクに早くベルトを寄越すように言うのだが、アンクはヤミーがもっと欲望を食らってメダルを集めるまで待てと、言うことを聞かない。しかしそうしてる間にも人々がピンチに陥るのを見かねた映司は、生身のまま倒壊しかけたビルに飛び込んでいく。

 アンクの思惑に反して自分の危険も顧みず生身で危険な場所に飛び込んでいく映司だけども、海外を回っている時に戦災に巻き込まれた子供を目の前で助けられなかったことがその動機らしい。いよいよ五代雄介っぽいけど、まあ、そんな悪い感じはしない。
 アンクは利用するつもりの映司に逆に脅され、「人の命よりメダルを優先しない」と約束させられるのだけど、映司に拘るのは、多分オーズにちゃんと変身できる人間が希少なんだろうな。
 さらに、オーズの復活を知った鴻上ファウンデーションが接触、メダルジャリバーを託し、ライドベンダーとカンドロイドの使い方を教える。使い捨てのライダーマシンってのは珍しいな。カンドロイドもかなり積極的にライダーの戦いを助けるというか、響鬼のアニマルディスクと違い大量に使うのが基本らしい。
 前回と今回出てきたウヴァの作るヤミーは人間の身体から出てきて自律で行動するけど、他のグリードも同じではなく、来週はカザリが人間に取り憑いて操るタイプのヤミーを生み出し、映司が人間ごと攻撃できず悩むらしい。
 行方不明になった兄を捜す妹の比奈もいきなり信吾の体をのっとったアンクを見つけてしまってるのだけど……


2010年09月13日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#49

  キルミンずぅ #49「飛び出せ柩!迷宮温泉でつかまえて!?」。カノンを探し、神浜自然公園の秘密施設をさまようリコたち。リコとケンはカノンを探して迷宮内で迷ってしまい、リム、タマオ、ナギサは動物に変身したところを捉えられてしまう。しかしリコたちの知らない間に、タモツが二ツ木に呼び出され捕らえられてしまい、二ツ木が御子神博士の研究データを盗み作ったキルミンの実験台にされ、ミジンコにされてしまう。

 最終回直前。リコたちはカノンを探し、カノンは自分の寄る辺に迷い、二ツ木の言葉に従い、祖父であるルーファスを復活させることに従おうとする。
 が、二ツ木のミスか何か知らないけどカノンは柩が保管されてる冷蔵室に閉じ込められて動物モードで休眠状態に。たまたまコウモリの姿のカノンを見つけたリコたちは、カノンの行方の手がかりになると休眠から目覚めさせようと温泉につけてしまうのだけど……ハーブとかなんとか、一体何だったの?w
 温泉につけられてリコたちの前でコウモリから人間の姿になってしまい、アニマリアンであることがばれてしまったカノンだけど、アニマリアンの存在を既に知ってるリコたちはそれを忌避するどころか歓迎する。けど、カノンがキノコ男に脅されてビューティバットになってたと思い込んでたりで、話は妙な方向へ……アニマリアン革命とか柩とか、それが一体なんだったのかわからなくなったカノンはミサにも問い詰められ、追い詰められて発した絶叫が、ルーファス・シェーンベルクを復活させることになってしまう。巨大コウモリとして目覚めたルーファスに、アニマリアンの意味と革命の意義を求めようとするカノンに、なんだかわけのわからないままカノンを助けようとプテラノドンにキルバラ変身したタマオに乗ってカノンを追うリコたち。二ツ木は二ツ木で、学生時代行き違いで想いを寄せてたハルカとタモツの仲立ちをしてしまった鬱憤も加わってキルミンを私怨私欲のために使おうとしたり、本当にあと一回で決着がつくんかいな。
 何気にナギサがパルスが狼のアニマリアンと確信してたり、色々伏線は回収してるんだけど、どれだけ綺麗に終わってくれるのかなぁ。


2010年09月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 代表戦は菅氏が勝ったみたいだけど

 なんか結果の布陣を見てると、この結果こそ小沢氏の思うつぼじゃないかって気もしてくるのだよなぁ。もし小沢氏が勝ったとしても仙谷氏ら反小沢グループ(派閥ってほど権益による強固な結びつきもないし)が抵抗勢力になれば思うようにはいかない。逆に党に居残り自分が「抵抗勢力」になれば、要求を突きつけ飲ませる立場になる。
 そうでなく、党を割って出るということも出来る。その場合、連合の受け入れを示唆してる垣谷自民党と合流すればあっさりと局面はひっくり返る。そのことを交渉材料にも出来る。一番の問題は党予算を仙谷・枝野ラインに握られてるので、それを材料に陣営が切り崩されること。というか、実際それをもうやってるのだろう。目端が利く議員なら、目標はともかく現状は現主流派は箸にも棒にも引っかからない惨状であり、破綻は目に見えてるのだけど、ひとまず「最悪の状態」を想定するとしても、「新人」が多い小沢陣営がそう簡単に乗り換えられるかというと、難しいと思える。そうすると小沢陣営はある程度以上数は確保できる。
 他の要因としては検察の起訴があるけど、この辺が不透明。既に起訴に失敗してるのに何度も起訴を行ない、しかも政局にかかわらずそれが続いてると言うことは、状況はどうあれ小沢氏を追い落とすのが意図と見るのが妥当。検察がその無理筋を通せるかどうかは、正直良くわからない。
 ただ、現状を面白く引っかき回せるのは小沢氏の去就次第なので、起訴・逮捕で退場、というのは、「菅・仙谷」の支配があと三年続くと言うこと以外ではなく、それが良いことかどうかは「現状」を見てそれぞれが判断するしかない。現状が続くのが良いと思ってる人が何故そう思うのかは、それこそまあ正直よくわかりませんが。
P.S.菅氏や仙谷氏はもろに学生運動世代でしかも積極的に活動してたのを見ると、あの当時、おイタをした子供をちゃんと躾けなおせなかった当時の大人のツケを今払わされてるという気もするなぁ。


2010年09月16日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オカルト学院#11

  世紀末オカルト学院 #11「マヤの死」。長野で発掘された古代の面がノストラダムスの鍵ではないかと調査しているマヤと文明。しかし、文明の部屋に実風が訪れ、怪しい集会へと誘う。実風たちの言うには、様々な怪異現象の中心にいるのはマヤで、マヤこそが世界を滅ぼす魔界の扉をあける鍵だと言う。にわかには信じがたい文明だが、芽生えた疑いは大きくなっていき、それをマヤにぶつけてしまい、結果二人はケンカ別れしてしまう。
 マヤに酷いことを言ったと自己嫌悪しながら学院に戻る文明だが、学院には何故かパトカーが……そこで文明が見たのは、学長室で無残に冷たくなったマヤの身体だった。

 いろいろ伏線が回収されてラストにつながっていってる回。
 不自然に文明に近づいていた実風は怪しさ爆発で文明を誘惑し、マヤこそが世界を滅ぼす鍵だと吹聴する。色香に惑わされたのと、様々な怪異がマヤを中心に起こってるという言葉に、マヤにそれを問いただすのだが、マヤがいざ自分を未来シミュレーターで撮影しようとすると、それをだだっ子のように止める……もし本当にマヤがノストラダムスの鍵だったらと考えると、結果を直視する度胸がなかったんだろうなぁ。それだけ、文明にとってマヤの存在が大きくなってるってことだろうけど。ケンカする直前も、美風の言葉に沈んでる文明を、鍵探しのアテが外れて落ち込んでると思ったマヤが一生懸命はしゃいでなぐさめようとしてるし。年齢は逆だけど、マヤにとっては文明はほっとけない子供みたいなんだろうし、文明にとっては決して優しいとは言えなかった母親に重ねてるところがあるのかな。
 そして、ケンカ別れして学院に戻ったマヤは、川嶋千尋教頭と出くわし、その後遺体で発見されることに。学院中にマヤの死が告知され、亜美たちも落ち込むが、一番落ち込んだのは文明。危険なのは知っていたのに自分がマヤを疑ってケンカして一人にしたからだと、自分を責める。が、実はマヤの死は千尋の仕組んだお芝居。千尋は実は先代学院長から仕える白魔術師で(え〜)、マヤの身に危険が迫ってることを察知して偽の死体を魔術で作り、死を偽装していた。
 実はマヤは生きてたと知り一瞬喜ぶ文明だけど、あまりに唐突な話にそれも何かの罠ではないかと疑心暗鬼になり、確認のためにマヤが肌身離さず持ってるはずの父親の遺品の手帳を見せろと言う。しかしそれこそが敵の親玉の思うつぼ……そしてその敵の親玉は、中川美風だった。いや、いかにも怪しかったけど、ここまで落差があると流石に驚く。しかも変身シーンは魔法少女ものの変身バンクのパロだしw
 魔界の扉を開くことをもくろむ黒魔女である美風は文明を利用し、マヤを守る呪文が書かれた手帳を引き離そうと狙っていたのだった。美風は身動きを封じた文明から手帳を奪い、マヤを始末しようとする。
 千尋に守られ美風から逃げるマヤ。しかし父親を殺したのが美風であると知り、食ってかかろうとする。それを見た千尋は、マヤを守るために自分も白魔術師としての力を解放し、ついに最終決戦に……ってあれ? これってバトルものだっけ?
 千尋がマヤを監視し怪奇現象を隠蔽してる描写がこれまで多かったけど、案の定ミスリードでやっぱり千尋はマヤの父の部下。そもそも未来からぽっと出でやってきた文明が新任教師として学院に簡単に入り込めるわけがなく、現地協力員が必要なはず。特に学院の経営を実質担ってる千尋が関係ないわけがない。決定的なのはコミックアライブで連載中のコミック版なんですけどね。二話目で父親が生きてることばらしてるw
 そして逆に不自然なまでに文明に近づいて来た美風は敵。どころか、敵の親玉。最後の方は大魔法 大戦で、もはやなにがなんだかw
 次回は最終決戦らしいけど、マヤに出る幕はあるのか、それ以上にいいように利用されてまったくいいところなしの文明の挽回のチャンスはあるのか。あと亜美たちに活躍の場はあるのか(主にJK)。
 実に真面目に丁寧に作られたB級で、ラストも大変楽しみです。
 しかし、にこやかな地元の人たちが一転して襲ってくるってのはありがちだけど、やっぱ怖いよな。

[その他] 阿呆と悪党

 阿呆と悪党、どっちを選ぶか、で、結局阿呆の方が選ばれたみたいだけど、個人的にはどうなのかと思う。
 悪党は悪事を行なうが、阿呆もまた悪事をしないという理由はない。しかも阿呆だから悪事と言うことがわからないままに。


2010年09月19日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#31とオーズ#3

  ゴセイジャー #31「ネバーギブアップ!ゴセイジャー!」。望の誕生日で粘菌ばらまいて膜インがあぼーん。としか説明のしようが。エルレイの筺の力で膜インのパワーアップした粘菌をばらまいて地球を腐らせようとするのだけど、郵便に偽装する意味まったくないよな。「ねんきん特別便」とあるのは粘菌と年金をかけてるのだろうけど、ほんと統一性がないよなぁ。
 膜インは今回であっさり退場。次回は筋グコンが退場しそうだけど、なんつーか、ホント迷走してるようにしか見えない……


  仮面ライダーオーズ #3「ネコと進化と食いしん坊」。刑事・泉信吾の身体を乗っ取ったアンクを見つけ、「お兄ちゃん!」と抱きついてきた比奈。アンクはそんな比奈をメダル集めの邪魔になると始末しようとするのだが、アンクの右腕を見てパニックを起こした比奈の怪力であえなくノックダウン。比奈もまたアンクの腕を見て失神してしまう。気絶した比奈の処遇に困った映司は、比奈が信吾に送った写真にあったバイト先、多国籍料理レストランクスクシエに送り届ける。
 一方、グリードたちは消耗するセルメダルを補充しようと、今度はネコ系グリード、カザリがヤミーを作り出す。カザリが目を付けたのは、大食漢の門太。ヤミーに取り憑かれた門太はこれまで以上に際限なく飽食を繰り返し、弁当の配送車まで襲い出す。
 そんな門太を見つけた映司は彼を操るヤミーを倒そうとするが、これまでと違い今度のヤミーは門太に取り憑き操っている。門太を傷つけられないと困る映司を尻目に、ヤミーに取り憑かれた門太は逃げ出してしまう。
 門太の追跡は、ヤミー出現を察知してやってきた後藤のライドベンダーからタカカンドロイドを出して追わせることにし、映司とアンクは信吾のアパートへ。そこでアンクは信吾の知識を利用してインターネットでなくなったメダルの行方を捜そうとする。そこに、門太の居場所を突き止めたカンドロイドがやってくるのだが、門太は食べ物を求めて襲った先は比奈たちのいるクスクシエだった。

 冒頭の、人間の警官に囲まれるグリードを見て群衆が物見高く携帯で写真撮ってるところは、地味にぞっとした。
 前二回は昆虫系グリード・ウヴァの生み出したヤミーだったけど、今回はネコ系のカザリ。カザリの生み出すヤミーはウヴァと違い、人間自身に取り憑き操る。完全体になるまでは取り憑いた人間から出る事がなく、そのため映司が攻撃できずに困惑することに。アンクは相変わらずメダルが溜まるまで放置しておこうとして「食うだけなら誰も死なない。そいつが死ぬのは自分の欲望のせいで自業自得だし本望だろ?」ととりつく島もない。
 しかし増幅した欲望に止めどなく悔い続ける門太を見かねた映司は門太を止めようとし、結果、門太の身体からヤミーを追い出すことに成功する。
 が、門太から分離したネコヤミーは超肥満体で、その脂肪にはばまれメダルジャリバーの斬撃がまるで通じない。デブネコ、結構いるからねえ。「にゃんこま」のニャムサス姉さんによると五キロを越えると太りすぎらしいですよ。
 斬撃は利かないが蹴り技は通じるらしいことがわかり、今度は蹴り主体の攻撃に。最後はタトバコンボの必殺技、タトバキックでとどめを刺そうとするが、何者かが破片を軌道上に投げ入れ、邪魔をする。邪魔をしたのはカザリ。ネコヤミーを助けてさらにメダルを集めさせるのと同時に、アンクにちょっかいを出しに来たみたいで、来週は人間と手を組むのはやめて自分と手を組もうと持ちかけるらしいが、どちらも思い切り腹にイチモツありそう。
 比奈もアンクを兄と勘違いしてるけど(いや、勘違いとは言いにくいけど)、アンクたちと本格的に関わりだしたらどうなるのか。映司が結構ボロを出しまくる気も。
 それにしても間違って映司が使ったメダルを後藤に「返せ!」と迫るアンク、セコイ……それにくらべてガメルにメダルを分けるメズールの気前のいいことよ。


2010年09月20日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#50(最終回)

  あにゃまる探偵キルミンずぅ #50「どうぶつ天国キルミンZOO!?」。二ツ木の悪巧みが露見する中、カノンはミシェルが自分よりも柩や革命を優先してると思い込んでしまい、その答えを復活したルーファス・シェーンベルクに求める。しかし急に目覚めて混乱したルーファスは大コウモリの姿のまま、秘密基地の中をあばれまくれる。ルーファスを追うカノンを追うリコたちは、ルーファスの好きなものを心で語りかけイメージで送れば、落ち着くんじゃないかと提案する。そしてカノンの送ったイメージは……

 いよいよ最終回。アニマリアン革命側のキーパーソンであるルーファスが目覚めるけども、混乱して暴れ回るばかり。大人たちが自分たちの思惑で何も出来ない中、カノンが人間とアニマリアンの関係について問うためにルーファスを正気に戻そうとし、リコとリムがそれを手伝う。
 最初タマオの変身したプテラノドンに乗ってたのだけど、振り落とされてしまい、コウモリにキルバラ変身。リコとリムはとにかく落ち着かせようと、カノンのイメージを送るのだけど、二人とも絵がド下手なせいでイメージが全然伝わらず、却って混乱させることに。でも、カノンがミサのイメージを送るとそれには反応してようやく暴れるのをやめる。リコが絵が下手だったりカノンが「自分は絵が得意」と言い張ってたこと(でもその実力はいろいろ妨害で一度も披露されず)が、伏線になってたとは。
 正気に戻ったルーファスだけど、まだ最初は混乱していてカノンをミサと、ミサをマリアンヌと勘違いし、マリアンヌと思ったミサに、自分の考えが間違ってたと懺悔し謝罪する。
 どうもルーファスの話によると彼をシベリアの草原に置き去りにし冬眠状態に追いやったのは羽鳥シロウらしく、察するになんらかのきっかけで自分の考えを改めるにいたったルーファスを(マリアンヌの死がきっかけ? それともカノンの誕生?)、羽鳥シロウがわざとそうしたらしい。
 羽鳥シロウの考えは結局最終回でも不明なのだけど、EDで泉にいた白い天馬がそうなのかな? ミサとおぼしきクロヒョウもいたから、やはり根っから悪人には思えないけど。
 いろいろ話を引っかき回して複雑にしてた二ツ木は、子供じみた考えで「最強の動物!」とキルミン装置を働かせたら、なったものはクマムシ。いや、まあ確かに生存力という意味では間違いなく最強だけど。淡々と解説する二ツ木の部下、ホント冷静だな。
 やぶれかぶれになった二ツ木一派だけど、牙組+ミサの命令でドラゴンみたいな姿になった山田さんにあえなく撃退。って、山田さんって誰? シェーンベルク家の執事? 前から出てた? って、確かに37話で羽鳥シロウの電話をカノンに取り次ぐシーンとかに出てる。どうもキメラ状態の変身みたいだけど、あんなんありかいな?
 すっかりミジンコになりきってしまったパパもママの呼びかけで戻り、復活したルーファスのおかげで長らく誤解のあったハルカとミサも若いし、二ツ木も乾眠状態で逮捕されてとりあえずめでたしめでたし。
 EDで牙組の連中は何気に結構彼女をゲットしてるけど(なんか獅子山は唐揚げに釣られてケンたちに何かを力説してるけど)、カノンは電話帳くらいある作文(ラブレター?)を別れ際に渡すのが精一杯。初々しいけど、カノンの字をケンが解読できるのか? ひょっとするとビューティバットの予告状よろしくまた噴水に落として字が読めなくなるとかなるんじゃないのか?
 最後の方は急ぎ足で羽鳥シロウの件とかが放置気味になってしまったけど、一年間まったり楽しませていただきました。最後にドクトル=御子神博士がどうなったのかは大変気になるw


2010年09月21日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 秋の新番一覧

 とりあえず、羅列してみる。

10/1(金) 愛知 25:58〜   スーパーロボット大戦OG 〜ジ・インスペクター〜 :前のシリーズがそんなに面白くなかったのでスルーしようかと思ったらシリーズ構成(の片割れ)が八房龍之助で監督が大張正巳ってんだから見るしかないw
10/2(土) 教育 18:00〜   バクマン。 :NHK教育だからジャンプとか連載中のマンガとかの実名は出せないんだろうなぁ。
10/2(土) 中京 24:10〜  テガミバチ REVERSE :分割二期の第二期だけど、原作もまだ途中だし、どういう決着を付けるんだろう?
10/3(日) 中京 07:00〜   夢色パティシエールSP プロフェッショナル :SPて何の略なのかが気になる……つか、一期目から続きじゃなく二年後ってのがちょっと異色。
10/3(日) CBC 17:00〜  STAR DRIVER 輝きのタクト :番宣の「銀河美少年かっ!」と「綺羅星☆!」で腹抱えて笑ったw
10/3(日) NHK-BS 23:00〜   心霊探偵 八雲 :タイトルだけは知ってるけど、ドラマにもなってなかったっけ? どんな感じなんだろう?
10/5 (火) 愛知 25:28〜  薄桜鬼 碧血録 :碧血録って、「血風録」のもじりなんだろうなぁ。
10/5(火) 愛知 25:58〜   百花繚乱 サムライガールズ :クイーンズブレイドとか一騎当千とかのポルノ的アニメなんだろうけど、声優陣が若手中心でこの手のではちょっと珍しいかも。
10/5(火) 愛知 26:28〜  えむえむっ! :公式サイトのURLが「ブタロー」ってなんだよw とりあえず女の子に殴られ罵られると気持ちよくなってしまう主人公が福山潤というのはとても合っている。
10/6(水) 愛知 25:28〜   荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ :嫌いではないのだけど、これを分割二期で、という理由はよくわからない。
10/6(水) 愛知 25:58〜   おとめ妖怪 ざくろ :大正浪漫的妖異譚。だけど、それ以上のことは原作を追ってないのでよくわかりませんすいません。
10/6(水) 愛知 26:28〜  もっと To LOVEる :とりあえず知欠先生頑張れとエールを送りたい。
10/7(木) 愛知 25:28〜  俺の妹がこんなに可愛いわけがない :可愛いわけがありません。可愛いと思ったら気のせいです。
10/7(木) 愛知 26:28〜  そらのおとしもの f(フォルテ) :二期目が決まった要因の一つが空飛ぶパンツへの反響だったってのがw
10/7(木) 愛知 26:58〜  侵略!イカ娘 :原作は2chで「どこが面白いの?」と言われるのがもはや定番のネタと化してますが、何気に嫌いじゃないです。しかも水島努監督なので原作にはない動きがありまくりだと思います。多分。
10/8(金) CBC 26:30〜  探偵オペラ ミルキィホームズ :主人公のライバルチームのCV見たらほとんどギャラクシーエンジェルだった。
10/11(月)愛知 25:28〜  FORTUNE ARTERIAL 〜赤い約束〜 :サブタイトルに「赤い」がついてるのにちっとも大栄ドラマっぽくないw
10/11(月)愛知 25:28〜  神のみぞ知るセカイ :桂馬が下野紘ってのは、合ってるかどうか見てみないとわからない。こういうちょっとギャグっぽい自己陶酔系は最近だと福山潤が十八番だろうけど、さすがにそこまで行くとやり過ぎか。
10/13(水)CBC 26:00〜  咎狗の血 :なんともわかりません。
10/13(水)CBC 26:30〜  とある魔術の禁書目録II :また一層登場キャラが多くなってるんですが……しかもほとんど女性キャラ。初春まで出てるんですが。
10/21(木)CBC 26:30〜  それでも町は廻っている :原作どおり淡々とした雰囲気だといいのだけど、新房色もそれはそれで見てみたい気もする。
10/21(木)東海 26:15〜  海月姫 :同じ海産物でもイカ娘とは大分カラーが違うっぽい。

 さて、今期はどれが当たりなのか。とりあえず順当な線でバクマン、神知る、それ町、テガミバチ。スタッフでだとスパロボ、イカ娘。ネタ的な意味でSTAR DRIVER、そらおと、えむえむ、ってあたりか。心霊探偵八雲とざくろと海月姫は堅実そうな感じかなと。これ以外で伏兵があったら面白いんだけどなぁ


2010年09月22日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] よしなし

 時々、アニメの新作で「21世紀の××を作ります」とかのコメントがあるものがあるけど(たとえば、××はハイジであったり、ルパンであったり)、作風とか時勢とか、いろいろ当時と違うものはあるけども、圧倒的に物理的に足りないのは「再放送」だと思う。
 たとえばルパンだとかガンダムだとか、認知度が上がり、また幅広い世代での認知度を得ているのは、確実に「再放送」のせい。でも、今は再放送をしない。権利関係が昔より複雑になってるってのもあるだろうけど、でも再放送という機会がなくなった今、「共通の体験」というのは確実に薄くなっている。目にする機会自体ももちろん減っている。
 それじゃ視聴者は育たないわなぁ。局で権利を有するものの多い、NHKに期待するくらいしかないだろうなぁ。

 中国。何が目的なんだろうなぁ。おそらくアメリカ(の一部)とはある程度話がついてるのだろうけど、それにしてもあまり侵略的行為を取ると世界中の警戒心を高めるのは変わりない。何より、中国が騒ぎ立てるのにこちらが感情的についていけず、「え? なにこの人突然騒いでるの?」と半ばポカンとしてしまうのだけど(そうする理由の幾つかは推測できるにしても)。「安全のため中国から日本への渡航禁止」も、軽い嫌がらせとサッカーで言うところの「シミュレーション」なんだろうけど、あまりにわざとらしすぎて。
 中国のネットでの反応はどうかと思ったけど、尖閣諸島は中国領という教育がされてるので(そりゃ中国からすればそうするわな)日本の領海侵犯と憤ってるのが多いにしても、それ以上に中国政府に対する不信感が出てたり、韓国の違法中国漁船拿捕にしても中国漁船側の非を指摘する声も結構ある。ネットをやる人は教育レベルが中国平均より高水準としても、今回の話は確実に中国政府主導なのは間違いない。もっとも政府のどのへんか、はまったくわからないけど。(温家宝はバリバリにやる気発言の連続だから、そのライン上にはあるんだろうけど)

[必殺] あんた、この替玉どう思う?

 替玉と言ってもカタとかバリカタとかハリガネとかコナオトシとかではない。(それが言いたかった)
  東海地区、あす早朝の「必殺仕業人」 は、必殺シリーズ通算二百回記念回でもある「あんた、この替玉どう思う?」。極悪な女盗賊と顔かたちがそっくりの清純な娘(夏純子の二役)が、女盗賊の身代わりにされて獄門台送りを待つばかりの身になるのだけど、主水たち仕業人が「身代わりのすり替え」を行なうという、かなりトリッキーで痛快な話。のみならず、二百回記念ということで歴代レギュラーがカメオ出演もしている。話自体も面白いので、よろしければ是非。
 


2010年09月23日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オカルト学院#12

  世紀末オカルト学院 #12「千の風、美の尋めゆき」。黒魔女の本性を現した美風に、父の敵と食ってかかろうとするマヤを逃がすため、千尋も白魔術師としての全力を出す。マヤは使い魔だった千尋の部下に連れられ、逃げるしかない自分の無力さを嘆くことしかできない。
 一方、マヤが死んだという嘘を信じた亜美たちはマヤ殺しの犯人を知るために一生懸命マヤの霊を呼び出そうとするが上手く行かない。が、その彼女らの前に当のマヤが生きて姿を現し、マヤを助けるために奮戦することに……
 だが、その時千尋は、圧倒的な黒魔女の力に加えて文明を想う心の隙を突かれ、美風の致命的な一撃を受けてしまっていた。

 サブタイトルに登場人物の名前が入ってるのが定番だったけど、今回は変則で千尋と美風の名前が分割して入ってる。
 これまで怪しい黒幕っぽい演出をされてた千尋だけど、その正体を明かして美風相手に奮戦。が、文明のことを持ち出されて動揺した挙句、美風に「キスした」と告げられ、その動揺の隙にとどめを刺されてしまう。が、千尋は最後の力を振り絞って文明にかけられた金縛りを解くと、マヤの父、神代純一郎が生きていること、そして何事かを告げ、文明に行動を促す。
 文明は千尋が重症であることを知らず、マヤを助けるために飛び出すのだけど、その直後、千尋は力尽き、文明のジャケットの上で息絶える……ようやく見せ場が来たと思ったらこれとは、報われなさ過ぎる……けど、千尋の行動でヘタレの文明は決起し、さらに美風を倒すための重要なヒントも残す。千尋のした重要なことはそれだけじゃないけど。
 マヤも自分の出来ることが逃げ惑うだけなのに反発。使い魔はそんな彼女に美風を倒す最後の手段を教える。それは、バルトシュタイン学院を使って起動する魔を滅する呪文。手帳に記されていたその呪文なのだけど、肝心の手帳は美風が燃やしたはずでは……というと、実は前回文明に渡した手帳は偽者で本物はマヤが持ち続けてた。燃やされたのは、入替えた千尋のポエム手帳。千尋、どんだけ役に立ってるんだか。つーか、でも切ないよなぁ。あと男を見る目のなさも……
 しかしマヤを直接攻撃できない美風は足場を崩し、その拍子にマヤは手帳を落としてしまう。その手帳を拾ったのは駆けつけた文明。美風は再び文明を籠絡しようとするのだけど、騙されていたことを知り、千尋の想いも受け取った文明はもう美風の言葉に耳を貸さない。これ、本当に文明? 偽者じゃないの?
 いや、案の定前の姿で迫られると動揺し、マヤが写メで「美風こそがノストラダムスの鍵」と教えることで、ようやく最後の誘惑も振り切るのだけど。
 色仕掛けが利かないとわかると美風は直接攻撃に切り替えるのだけど、何故か美風の攻撃は文明に致命傷を与えられない。美風は動揺しながらも心当たりがあるようなのだけど……文明の超能力が復活したのか、それとも別の理由? ついには杖で殴打するのだけど、文明曰く「こんなの、マヤに比べれば……ぬるいな!」。美風は「変態〜!」と悪態を吐くのだけど、ご心中、お察し申し上げます。w 確かにののしって欲しいとか、変態だw
 文明とマヤのコンビプレイで美風を滅することに成功。破滅した未来も書き換えることに成功したはず、なのだけど……文明の連絡を受けた未来のレジスタンスが喜び勇んで外に出るが、廃墟の光景は変わっていなかった。つまり、鍵は美風ではなかった、ということ? そうすると、本当の鍵は一緒に写っていた……
 そんな感じで微妙に決着がついてないまま、次回最終回。あれ? 今回マヤの呪文で一緒に消えたはずの千尋と部下の黒服も出てるんですが、なんで???
 そう言えば子ども時代の文明が母親とプラネタリウムに行くはずだった第三水曜に入った終業式の講演会。恐怖の魔王が降ってくると言う1999年7月21日も第三水曜なんですが……

[アニメ] 最終回いろいろ1

 最終回サブタイトルにメインタイトル付けるって、最近の流行ですか?

  黒執事II #12「黒執事」。悪魔執事二人(+その他)の坊ちゃまをめぐるドタバタ愛憎ギャグも今回が最後。って、説明間違ってないよな? 基本、この話痴話喧嘩ですから。第一期みたいな「復讐」という目的がなくなってどうなるかと思い切って痴情のもつれだけに特化させるとは、思い切ったことをしたなぁ。そしてその結果は、破れたはずのアロイスが永遠の幸福を手に入れ、目標を達成したはずのシエルは永遠という怠惰の中に、セバスチャンもまた望むものを永遠に手に入れられなくなる。うわぁ、意地の悪い終わり方だ。
 これを2クール続けられたらめげるところでしたが、先の読めない展開といい、「痴情のもつれ」という一本線を貫いたことといい、意外にも楽しませていただきました。3期目はないだろうけど、これはこれで(ネタ的に)「良いものだ」でした。
 ところでこれ、ギャグって認識で間違ってないよね?


  祝福のカンパネラ #12「祝福のカンパネラ」。世界中で起こっている異常の原因であり、ミリアムの命を縮めているマナの異常を治すため、レスターたちはマナの流れを整える「天涯の水車」を治そうとするのだが、そこで待ち構えていたアニエスの師匠・アルトワーズからある事実を告げられる。

 いや、なんというか、毒にもならず薬にもならず、を貫き通してました。ギャルゲのアニメ化っていう点ではクオリティが高かったんですが。サブキャラメインの八話が頂点だったかなぁ、というのが個人的な感想。藤原啓二や石丸博也が出てたのは良かったんですが、そのへんもっと生かしてくれれば良かったのになあ。キャラもそう悪くなかったし、いろいろ宝の持ち腐れ感のある作品でした。

[アニメ] 前回のオカ学

 え〜、実は前回のオカ学の感想で、アライブ連載中のコミックについて書いたことで、身内から「ネタバレすな!」ってコメントが届いたんですが……実は、ネタバレってほどのことじゃないんですよね、アレ。
 コミック版の展開は、第一話の展開のラストで、死霊を倒した後に学長の死体からメモが飛び出てきて、そのメモで死体は偽物で学長は実は生きてる、学園は任せた、ってことを知らせる展開ってだけのものだったんですが……そもそも他でもアニメと展開違ってるし。端的には、アニメだと一話最後で登場した文明が中盤で出てきてからんできてるし。これ見てアニメの方でもマヤの父が生きてるって確信するものじゃないです。
 これは単に「アニメのシリーズ構成を元に学長が生きてることにした『のかもしれない』」って可能性のひとつでしかないですわな。
 これが単に「学院側に文明側の協力者がいなければおかしい」「その協力者と思しき人物が学長の遺体が火葬にされて証拠隠滅できたと安堵した描写がされた」「学長と文明側は同一の目的を持ってる」ってことから「学長は生きてて、(どうやってか)偽の死体を仕立てて学長が死んだことにしてその痕跡の消滅も図ってる」って推測と符合したことで補強材料の一つにした(上記のはコミック版以前にすべて材料が出て推測してます)のに、補強材料の一つを明らかにしたからって「ネタバレ」呼ばわりされても困りますわな、ってのがこちらの言い分。
 全部推理の上でのことであり、それを「考えてることを書くな」と言われても困ります。と、言いたいです。すいませんが、全世界公開で。


2010年09月25日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その2

  学園黙示録〜HIGHSCHOOL OF THE DEAD〜 #12「ALL DEAD's attack」。結局原作の高城邸脱出まで。いろいろ最後まで真っ黒だったんですが、ここまで無理して放送しなくても……とも。いや、ネット配信があるから言えるんですが。
 この後原作で続くショッピングセンター編のフリが最後にあったんですが、第二期あるのかなぁ。クォリティ高いし、ハードな世界観はアニメになっても楽しめたんですが。いや、オタなネタも勿論楽しみましたが。

  オオカミさんと七人の仲間たち #12「オオカミさんとマッチ売りじゃないけど不幸な少女」。羊飼士狼の件も一段落ついて、大神さんが亮士をどう思ってるかを問い詰められる回。いや、作画のクォリティは高かったんですが、なんつーか、いろいろ外しまくってた感が。亮士がやるときは男らしくやる、って設定なのが、切れて言葉遣いが乱暴になるだけ、としか見えなかったのが一番痛い。
 最終回でも、一番気になったのは「今時そんな下手なことやるヤクザなんかおらんだろ」ということだし。
 ナレーションは、まあ、慣れたというか、諦めたというか。

  HEROMAN #26「フェイス」。復活したゴゴールが地球を食い尽くそうとしているのを止めようとするジョーイとヒーローマンだが、ヒーローマンが傷つき倒れ、決死の覚悟でのジョーイの攻撃も不発に終わってしまう。あこがれていたヒーローになれず、みんなを救えないまま終わってしまうのかと思ったジョーイだが……
 ヒーローマンがなんなのか、最後にデントン教授が仮説を披露するけど、その仮説の内容より、ヒーローマンってのは、ジョーイを支えてくれる仲間や家族の象徴だったんだなぁ、というのが。炭鉱で仲間を救い犠牲になった父に近づくためヒーローになろうとしたけども、姉のホリーから「父は犠牲になろうとしたんじゃなく、みんなと一緒に愛する家族の元に帰ろうとしたからがんばれたんだ」と言われ、自分一人の自己犠牲でどうにかしようとしていた自分の誤りに気付く。自分を支え、力を貸してくれる仲間がいるからこそヒーローになれるのであり、その仲間のためにも悲しませてはいけない、と。
 個人的には非常にシンプルなテーマでありそれなりに普遍的なテーマであり、結構楽しめたのですが、二期目はキツイ気も……最後にドクターミナミの脱獄が映され、二期の前振りはされてるんですが。

[その他] どう考えても

  船長釈放は検察判断=日中関係修復に努力−官房長官時事 )。これって、普通に考えれば政府の意向、それも首相も外相も外遊中なんだから官房長官である仙谷氏の意向だと見るのが妥当なのだけど、仮に、もし検察の判断だとしたら、なんで検察が勝手に外交も斟酌して判断してるの? って話で。
 小沢一郎や鈴木宗男の捜査などで「国策捜査」って言葉がわりと出てくるようになりましたが、その時併せて出てくることが多いのが「検察の青年将校化」という言葉。わりと「はいはい」って感じで聞き流してたのですが、検察が外交まで越権し始めたとするなら、これもあながち根拠のないことではないと思います。
 実際に仙谷官房長官の意向が働いてるって報道もありましたが、検察の判断だとしたら検察の越権行為も甚だしくあり、またどっちにしても仙谷氏に最終的に許可した責任の帰するところなのは変わりない。
 このことで中国国内の対日強硬派が勢いを得る結果になり、日本側に利することは皆無と言っていい。
 この件、自民党はもちろん、 共産党からも責められてる産経 )のが、また。この前更迭された民主の平野氏も批判しており、民主内でも紛糾しそうですな。
 また、原理原則から見てもこの判断は筋が通ってない。加えて日本に不利な喧嘩かというと必ずしもそうでない。それを、大義名分も道理も理も利も放り投げてのこの行動だものなぁ。これで支持率下がらなかったら、それこそ日本は終わってますわ。どうにかする価値もない。


2010年09月26日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#32とオーズ#4

  ゴセイジャー #32「究極の奇跡をおこせ!」。あー、膜インは実は死んでなくて地球を飲み込もうとしてました、と。なんかホント迷走してるというか。山田ルイ五十三世演じる天知博士とか、良い味出してるので余計に惜しい。
 自分みたいなのの反応はどうでもいいけど、子どもたち、楽しんでるのかなぁ。ディケイドの時とかWの時とかは、「ディディディディエーンド!」とか「サイクロン!」「ジョーカー!」と言って遊んでる子どもたちの姿を見かけたけど、ゴセイジャーはそれっぽいのを見たことがないのだよなあ。単に勝手なこと言ってるおっきなオトモダチに不評なだけ、ならいいのだけど。


  仮面ライダーオーズ #4「疑いと写メと救いの手」。食欲に取り憑かれた腹時門太に寄生したネコヤミーを引きはがしとどめを刺そうとしたものの、邪魔をしたのは五人のグリードのうちの一人、カザリ。だが、カザリは敵対的な態度を示さず、アンクに人間であるオーズと手を切って自分と組もうと持ちかける。アンクも言うことを聞かない映司と手を組むよりはいいかもしれない、と言い出すのだが、猶予期間が欲しいと、映司とカザリを天秤にかける。
 アンクに「カザリと手を組んで欲しくなければメダル集めに専念しろ」と言われる映司だが、それに承諾することが出来ず迷う上、比奈に映司が彼女の兄の携帯を持ってるところを見つかってしまう。
 事情を説明しようとして困る映司だが、カザリとの戦いのダメージで気絶し、今度は比奈にクスクシエに運び込まれることに……目が醒めた映司は、嘘を吐き通すことが出来ず、瀕死の泉信吾の身体をアンクが乗っ取ってるのだと、正直に話してしまう。
 兄が怪人に身体を乗っ取られており、しかも怪人を引き離せば兄の命がないことに困惑する比奈。そんな比奈に映司は「必ずおにいさんを助ける」と言うのだが、比奈は「どうすれば助けられるのかもわからないのに、赤の他人のあなたを信じることはできない」と言う。
 映司はその言葉を否定せず「自分は親切じゃないし、全部の人を救えるなんてできないから信じてもらえなくて当り前。でも、手が届く人を助けられなかったらずっと後悔する。だから助けるんだ」と……
 そんな時、門太が近くのレストランにいて、取り憑かれたヤミーに無理やり食べさせられて今にも限界を迎えそうだと聞き、映司は飛び出す。そんな映司にアンクもついていくのだが、門太を助けようとする映司の前に立ちはだかったカザリは、アンクにどちらを選ぶのか迫る。アンクは、「面倒な人間はこりごりだ」と、映司を見捨て、カザリを選ぼうとするのだが……

 映司、アンクのことをあっさりばらしちゃったな。どうせ隠し通せない性格だとは思ったけど、まさかもうばらしちゃうとは。でも、信吾は瀕死の状態でアンクがいないとすぐに死んでしまう。もしアンクを追い詰めれば、アンクはあっさり信吾の身体に見切りをつけて去ってしまう。どうにもならない状況を「なんとかする」と言う映司に、「あなたのことを信じる根拠がない」と言う比奈。映司はそれを否定せず、でも、「助けられる人を助けられなければ自分は後悔する」と、そのまま飛び出す。
 門太の方は、もう最後はヤミーに振り回されもう食べたくないと泣きを入れても無理やり食べさせられることに。お前は裏食医の五行かと。しかも、この前はヤミーと引き離せたのに、今回はヤミーに取り込まれてしまう。
 ヤミーごと倒せば門太の命もないが、なまなかな攻撃ではヤミーにダメージすら与えられない。そんなジレンマに陥った映司とアンクの前に、カザリが最後の決断をアンクに迫りに来る。
 アンクは、「言うことを聞かない面倒な人間と組むより、同じグリードであるカザリと組む方が良さそうだ」と、映司を見捨て、カザリと手を組もうとする。
 かのように思えたが……
 アンクはカザリを攻撃。映司にメダルを渡し、「お前が俺が裏切らないか監視してたことは、お前を見てた人間たちのおかげでお見通しだ。疑念を持ったグリードはその疑念から絶対俺を裏切る」とカザリの誘惑を断る。いや、人間だって裏切るときは裏切ると思いますけどね?
 オーズに変身した映司はネコヤミーを攻撃しあぐね、タカキリバ(タカ、カマキリ、バッタ)フォームになるのだけど、カマキリメダルがカザリの攻撃で奪われることに……が、実は逆にカザリから映司がメダルを奪っており、タカトラータ(タカ、トラ、チーター)フォームで、メダルで構成されたネコヤミーの身体を蹴りで掘り進み、中に取り込まれた門太を助け出すことに成功する。
 門太を助け出した後は遠慮なくメダジャリバーでネコヤミーを倒して一件落着だけど、三枚のネコ系メダルの代りにカマキリメダルを奪い返され、三歩進んで一歩下がる状態に。メダルの奪い合いの一進一退があるのか。しかも、メダルをめぐっての駆け引きもこの展開ならありえそう。
 何気に奪ったメダルにはライオンヘッドのメダルもありそうで、タトバコンボ以外のコンボで最初に出てくるのはネコ系か?
 次回は海棲系のグリード、メズールが出てきそうだけど、海棲系のフォームって、出てきてないよなぁ。うーん。メズールの一番攻撃力の高い攻撃が「ガサツで、足が臭い!」だったらどうしよう?


2010年09月27日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その3

  ストライクウィッチーズ2 #12「天空より永遠に」。ロマーニャ方面のネウロイの大ボスを倒すために総力戦、な最終回。ストーリー性が高いわけではなかったし基本疑似ポルノなのが一側面としてあるので「良い作品」とは色んな意味で言い難いんですが。ただ、制作者はアンダースンの「大魔王作戦」みたいな世界をやってみたかったとあるので、世界観が第一で、キャラとかはその世界観の提示のためのものであり、大きく世界観を崩すことがなければそれでいいというアタマでもあったんでしょうな。要はストーリーと言うより、昔MS-Vのプラモに入ってたそのMSのエピソードのパンフみたいなノリなんでしょう。そういう意味では、まあ、上手くいったんじゃないでしょうかね。

  戦国BASARA弐 #12「蒼紅決死戦! 激闘の果てに吹く風の音よ!!」。毛利と真田が、豊臣と伊達がぶつかり合い最終決戦。前作のおバカノリがかなり減じられてしまって、その分幸村が悩んだりするあまりテンションの高くない話が続いたのがちょっと残念だったけど、最後はかなりど派手な戦闘シーンで締め。つか、前作で死んだと思ってた徳川家康と本多忠勝も出てきてるんですが……いや、死なれたらいろいろ歴史が変わりすぎてつじつまが合わなくなり過ぎちゃうんで、アレなんですが、姿も青年になってるし、三作目を睨んでの復活なのかな? つか、結局ほとんど主要キャラ死んでないんじゃん!
 もうちょっとバカノリを出して欲しかったなぁ、とは思いますが、まあ、最終決戦はその分ど派手だったので良しということにしときますか。
 そして劇場版決定。誰得www うぇうぇwwww

  GIANT KILLING #26。波に乗った大阪戦を達巳の戦略とチームと自分を変えようとする選手たちの努力により勝ちをもぎ取ったETU。が、今度の試合、主要選手がケガや累積警告でほとんど欠場という事態になってしまう。それに対する達巳の秘策とは……ファン参加のカレーパーティ?
 大阪戦は戦略もさることながら敵味方すべてが「自分にとってサッカーとは、プロの試合とはなんなのか」と向き合い、あるいはそれを突きつけ出た迷いに付け入り、の、知略以上にサッカー哲学同士の勝負で、結果はわかっていても手に汗を握ったんですが、最終回はその後から一転、若干気の抜けたようなエピソードというのがらしいw
 と言っても気を緩ませてるわけではなく、達巳にはもちろん考えがあってのこと。続編が出ないとその辺のことは半分わからないので、是非続編を期待したいんですが。
 そして、今シリーズでわかってるもう半分は、選手だけで戦うのではなく、選手、コーチ、フロント、サポーター、地元が一丸となって戦うチームを達巳が目指してるということ。これは最新刊16巻での達巳の過去でも出てきてるのだけど、達巳が尊敬するフロントでもあった笠っさんが目指したチームでもあり、選手だった達巳が前のオーナーに滅茶苦茶にされる前のかつてのETUで感じたチームでもあった。一件「達巳は雰囲気のいい家族みたいなチームを作りたいのだな」としか見えないけど、その辺がわかってると達巳のチーム作りは全部達巳の過去、そして達巳の関わってきた人々の積み重ねで出来てるんだとわかって、かなり男泣きな状態に。
 やっぱりこれは第二期作ってよ、NHK。


2010年09月30日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 世紀末オカルト学院#13

  世紀末オカルト学院 #13「マヤの文明」。黒魔女だった美風を倒し、平和な未来を取り戻したと信じるマヤと文明。文明は終業式のある21日に未来に帰ることになるが、マヤはそんな文明を驚かせようと、終業式に1999年の文明少年とその母を呼んでいることを明かす。驚き、感動する文明だが、ひとつの事実に気付いてしまう。彼は、長野にも、オカルト学院にも来た記憶がないのだ。子供の頃来たならば覚えてるはず。思い出そうとする文明は突然頭を抱えて苦しみだし、気を失ってしまう。
 幸い文明はすぐに目を覚ますが、未来との通信で、2012年の世界は変わっていない、宇宙人に支配されたままだということを知らされる。真のノストラダムスの鍵は美風ではなく文明自身……それも、子供の頃の文明と出会うことで時空が歪みを引き起こし、宇宙人の侵略を引き起こすことが明らかになる。
 破滅を回避するためには21日の終業式までに未来に帰ればいい、そう言われ、文明は無理を言って終業式前日の文明母との打ち合わせまではいさせてくれと頼み込む。だがマヤは、文明が終業式にも出られる妙案を思いつく。それは文明少年の講演をキャンセルし、親子も松代から遠ざけるというものだったが……

 世紀末オカルト学院最終回。第二話くらいでマヤが「お前が恐怖の大王か!」と言ってた通り、皮肉にも本当に文明がノストラダムスの鍵。前回の写真は、手前の美風がピンぼけしていて、ピントの合っていた文明を「破壊のイメージを込めて」撮ってしまったことになっていたらしい。文明が過去の自分と出会うと時空のひずみが生じる理由についてはまったく同じ情報体が同時に存在することにより情報の揺らぎが熱力学的問題を引き起こし云々かんぬん、と煙に巻いたような説明だったけど、まあオカルトだからね。
 文明が「鍵」にならないよう、また終業式に出られるよう文明少年の講演をキャンセルし、亜美たちと一緒にお別れ会を開くマヤ。その席で文明は「教師に向いてない」とか「流されてばっかでお調子者」とか「優柔不断で地に足がついてない」とか散々言われ、その言葉の通り今まで流されてばかりで自分の足で歩いて運命を切り開いたことなんてなかったと自嘲する。
 が、その「流されるまま」で「自分の足で歩いた事なんてない」はずの文明……というより文明少年は、遠くから見たオカルト学院に強く興味を惹かれ、母親から禁止されたにもかかわらず一人でオカルト学院に忍び込んでしまう。学院の中の変なものを見てはしゃぎ、校庭から夏の大三角形を見上げた文明少年は初めて心から楽しめる場所、落ち着けるところを見つけ「ここは僕の場所だ!」と喜び、いつの間にか学園内で寝入ってしまう。
 このことが回避したはずの破滅を引き起こしてしまうのだが、未来に帰ろうとする文明に初めて素直になって「行かないで」と懇願するマヤ。そして子供時代の自分に出会ってしまった文明が、自分が言いなりでなく自分の意思で行動したことに安らかな笑みを浮かべるのは、これだけで泣けてくるのだが、この後がさらに圧巻。
 時空の歪みから現れたトライポッドが学院を破壊し始め、「僕の場所」を守ろうとして倒れた文明少年の胸ポケットから母親が収めていたスプーンを取り出すと、逃げようというマヤに決意の表情で振り返り、「未来が変わるのは、ここからだ!」
 その後ほんの一分ばかりのシーンだけども、学院を、未来を、子供時代の自分を、そしてマヤを守るために宇宙人たちを粉砕し、そしてゲートごと消えていく文明の姿は、マジ泣きで見入ってしまった。それが「自分の足で歩いたことがないと思っていたのが、実は子供の頃に歩いていたことがあった」と知ることが大人の文明が「自分の足で歩く」決断へと繋がっていくのはホントに見事だった。
 未来で文明を送り出した司令が生き延びていて宇宙人に侵略された過去を変えようとした神代純一郎だったとか、文明少年がプラネタリウムに行くはずだった7月21日に講演の依頼をしたのがオカルト学院だったとか、文明と文明少年が会うことが本当の鍵だったとか、謎解きとか要素とかは想像してた通りだったけど、まさかこんなに心を震わせられるとは。オカルトなのに! 文明なのに!
 特にスプーンを掲げて宇宙人と戦う文明の姿は、どう考えてもウルトラマン#32でベータカプセルと間違えてスプーンを掲げてしまったハヤタのパロだというのにw(そういえばあのシーンの直前で食べてたのもカレーだな)
 そして消えた文明に涙し、気がついた文明少年と一緒に歩き出したマヤがその後どうなったのか、エピローグは神代純一郎の視点になる。よく考えれば最初に学長の葬式から始まり、マヤが父である学長の行動をなぞりその意思を知っていくので、この話自体が「神代純一郎の物語」と言えなくもないので、このエピローグは相応しいものなのだろう。まあ、冷静に考えると自分で鍵になる文明を送り出してしまったり、精霊を呼ぶ呪文と間違えて死霊を呼ぶ呪文をテープに吹き込んでしまった通りいらんことをしてるだけとも言えるのだけど、でもそんな純一郎の行動があったからマヤと文明が出会い、あの結末になったのだなぁと思うと、前回の次回予告の通り「オカルトだから、巡り会えた」なのだろう。
 これだけ滅茶苦茶で突然なのにとても後味よくまとまったのは、マヤと文明の成長ものとしてきちんと描ききったからであり、また二人にとってオカルトが(ってより学院が)それぞれ彼らを抑圧していたものから解放したからだろうな。その意味では学院そのものも主役だったか。
 最後の提供のイラストカードで、全キャラ集合(ただし、お亡くなりになったキャラの頭にはわっかが……)があったのだけど、子供文明は当然だけど、大人文明の頭にもわっかがなかったのは……文明は生きてる、って暗示なのか?
 正直に言って、最初は心の底からまったく期待してなかったけど、予想外すぎる伏兵振りで「アニメの力」を見せてくれました。感謝。
 ところで、毎回最後に出てくる「この物語はフィクションであり〜」の最後のフレーズ「それをあなたが信じない限りは」って、必殺シリーズ中の異色作、オカルトを題材にした「翔べ!必殺うらごろし」の最後のナレーションのフレーズを連想するけど、やはりそれからなんだろうか?
 最後に一応引用だけしとく。
超自然現象
それを証明する多くの伝承が古来より東西にわたって受け継がれている
この一行はこれからもこのような未知の世界への旅を続けるであろう
たとえあなたが信じようと信じまいと