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2011年01月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] べるぜバブ#1とGOSICK#1とRio RainbowGate!#1とカードファイト!!ヴァンガード#1とみつどもえ!増量中#1

  べるぜバブ #1「魔王拾いました」。全国でも超有名な不良校、石矢魔高校で、一年ながら最強ではないかと噂される男鹿辰巳。しかしある日、赤ん坊を頭の上にのっけて登校して来、男鹿の隠し子かと持ちきりになる。男鹿が友人の古市に語るところによると、ある日因縁をつけてきた不良をぶちのめして気絶したのを河で「洗って」いたところ、川上からどんぶらこと「おっさん」が流れて来、そのおっさんを真っ二つに割ると中からこの赤ん坊が出てきたのだという。嘘を吐くにももっとマシな嘘を吐けとマジギレする古市だったが、そんな二人の目の前に怪鳥に乗ったゴシック風の女が現れる。その女、ヒルデガルドはその赤ん坊に仕える侍女悪魔だと言い、その赤ん坊こそが人類を滅ぼすために使わされた将来の魔王、ベルゼバブだと言うのだが……

 ジャンプで連載中のヤンキー子育てバトルギャグマンガのアニメ化。あ〜、これも結構好きだったんだけど、夢色パティシエールのままでも良かったんだけどなぁ。原作は避けてきたバトル路線に突入しそうな気配があるし。
 あまり原作一話は覚えてないけど、原作一話を比較的忠実に映像化したような。まだこの頃は影も形もなかった石矢魔四天王東邦神姫とかもOPでは早々に出てますが。このギスギスニヤニヤな雰囲気が一番好きなんだけど、それの路線で続けられるのかなぁ。夢色パティシエールのままでも(まだ言うか)
 ともかく、何故かED中に入った提供が話題になってつかみはバッチリですね!(多分、夢色パティシーエルが実写のオマケコーナーが最後に入る関係上、本編とEDが早めに終わったことが関係してるんだろうけど……提供テロップの挿入って、目視で確認しないんだ……)


  GOSICK-ゴシック- #1「黒い死神は金色の妖精を見つける」。ソヴュール王国に東洋から単身留学してきた久城一弥は、そのこともあって入学早々クラスにもなじめないでいた。そんなある日、図書館最上階の植物園で、黒いドレスを着た不思議な少女・ヴィクトリカと出会う。人形と見まごう容姿だが、その発言は大胆不敵。しかし、実は彼女は刑事すら事件解決を頼ってくる、たぐいまれなる推理力の持ち主だった。

 すいません、いまいちようわかりません。最初舞台はイギリスなのかと思ったけど、大体そのくらいの時代の架空の西欧の国らしい。大体のキャラ配置と、図書館に閉じ込められてるヴィクトリカの秘密が話の縦糸らしいのはわかるんですが……
 この手の話だとやたらと同級生キャラ(主に女性)が出てきて鬱陶しいという印象があるのだけど、これは逆に日常がなさ過ぎてヴィクトリカの非日常加減がイマイチはっきりしないという。「空から少女が降ってくる」とかは、ベタでテンプレートすぎると言われてるけど、逆に「非日常」をはっきり明示できる強力な「記号」イベントでもあるのだなぁ。逆の意味でちょっといろいろ考えさせられる。


  Rio RainbowGate! #1「ゴッデス・オブ・ヴィクトリー」。ギャンブル好きの大富豪である祖父に、有名なカジノのメッカ、ハワードリゾートに連れてこられたミント。祖父に世界中のカジノに連れ回されてるミントはここでもうんざりしていたが、ここには「勝利の女神がいる」という話を聞き、俄然興味を持つ。

 パチスロのオリジナルキャラクターとして人気の「Rio」の、アニメ化。まあ、なんというか、それ以上でもそれ以下でもなく……キャラ物が中心となったパチンコ・スロットで、逆にオリジナルのキャラをアニメ化してキャラ立ちさせよう、という動きは結構前からありましたが……でも、「うみものがたり」みたいな化け方はしなさそうだよなぁ。
 ギャンブルシーンも演出で凌ぐっぽい感じだし。ハワードさんは欲望に忠実なキャラで好感が持てましたが。鴻上会長に「すばらしいっ!!!!!!!」と絶賛されそうですね。


  カードファイト!!ヴァンガード #1「運命の先導者(ヴァンガード)!!」。巷ではカードゲームが大流行。子供も、高校生も、皆ヴァンガードファイトに夢中になっている。そんな中ある街で、引っ越してきたばかりの中学生・櫂トシキはその腕であっという間に地元のショップNo.1になる。それが面白くないのはそれまでNo.1を自認してきた森川カツミ。しかし勝負を挑んでボロ負けし、「戦略も戦術もなってない」と歯牙にもかけられないのを根に持ち、強力なカードで逆襲してやろうと目論む。
 そんな時、同じクラスの目立たない同級生・先導アイチが、超レアカード「ブラスター・ブレード」を持ってるのを見つけ、ヴァンガードファイターでもないなら、と無理やり奪っていってしまう。
 アイチにとっては、たとえゲームはしなくても大事なカードであるブラスター・ブレードを返してもらおうと、カツミの後を追うが、アイチが見つけた時にはカツミは既にトシキに負け、ブラスター・ブレードもトシキのものとなってしまっていた。大事なカードを返してもらおうとするアイチだが、「どんな経緯にしろゲームの結果は絶対」と突っぱねるトシキに、アイチは一度もしたことのないヴァンガードファイトで勝負を挑む。

 ブシロードがかなり力を入れてるらしい新カードゲーム・ヴァンガードのアニメ、なのだけど……正直、ちょっと微妙かと。いや、今のところ異世界とか超常の力とかいうのがないので、逆に好感は持ってるのですが(あと、子どもたちだけで世界を救いに旅に出る展開にはなさそうだとか)、作画やらがそれほど良くはなく……逆に、カードゲームだけで押し通してくれれば、それはそれですごいなあ、と思うのですが。
 でも、マジでカツアゲはいかんだろ。まあこれはこれでベタでアリですが。あと、キー局がテレビ愛知だからって主人公の名前が「アイチ」はなかろうとw


  本気戦隊ガチレンジャー #1「狙われた子供たち!日本滅亡カウントダウン!」。ガチレンジャーに対し度重なる敗北を喫するゲドール帝国は、少子化を迎えた日本に目を付け、子どもたちを消し去り、日本の少子化を促進しようとする。そのことに気付いたガチレンジャーは、ゲドールの怪人を倒そうとするのだが、逆に被害を広げるばっかりで……

 専用サイトまで用意したスタッフに一応の敬意を表してつきあってみましたが、みつどもえの第二期、 みつどもえ増量中! です。どっちかというと、まあやっちまったな、の方の感じが……いや、レギュラー声優がガチレンジャー劇中の役をやってたり、いろんな特撮物の細かいパロがあったりとかはあるんですが、最近の視聴者はこういうのにあまり引っかからないっすよ……いや、個人的には楽しみましたが、どの年代狙ってるのかと。
 まあ、次回からは前通りのみつどもえに戻ってくれることを祈ります。


2010年01月11日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#45とW#17

  シンケンジャー #45「影武者」。レッドが倒れたシンケンジャーの前に突然現れた「志葉家十八代目」を名乗る少女、志葉薫。彼女はレッドに変身すると、強力な火のモヂカラで敵を一掃する。突然のことに戸惑うシンケンジャーの前で、彦馬はその経緯を説明する。先代レッドは今のままではドウコクを封印するモヂカラを会得する前に敗れると悟ると、一時的な効果しかないことがわかりながらも自分の命を引き替えに不完全な封印のモヂカラを使うと共に、志葉家正統の血をつなげいつの日か封印のモヂカラを完成させることに一縷の望みを託し、侍の家系ではないが、モヂカラの才能を持つ子を我が子の影武者に仕立てた。それが丈留だった。
 丈留は自分がニセモノであることを知りつつ、しかしドウコクを封印できる志葉家正統を守るため、仲間にもそのことを隠して影武者として振る舞い続けていたのだった。
 そうせざるを得なかった理屈はわかる。侍ならば主に仕えねばならないのも分かる。しかし、これまで戦い続け、丈留を真に心から尊敬できる殿様として、仲間として認めてきたシンケンジャーたちは完全に納得することができない。
 その彼らの前に傷ついた体の丈留が現れ、薫に傅くと、皆に「姫と一緒に戦ってくれ」と言い残し、志葉家を後にする。
 ただ一人、侍でない源太は自分の気持ちに従い丈留を探し屋敷を飛び出すが……

 誰が悪い、ってわけではないのだよなぁ。本当の爺はいけすかないけど。姫様も、影に隠れて安穏としていたわけではなく、誰かを身代わりとして生きることを良しとせず、封印のモヂカラを必死で会得したのだし、突然本当の当主として自分が現れたことに皆が動揺するのに理解も示してるし。
 しかし皆は、その事を理解しつつもやはり納得ができない。それでも使命と、現れた外道衆を退治しに向かうが、姫様の強さは認めざるを得ないものの、やはり心に引っかかりを抱え続け戦いは精彩を欠く。
 そして、侍の使命、丈留の気持ちは理解できるものの「みんなはタケちゃんの言う通りにしてくれ」と言い、丈留を追って出て行った源太。元々、幼なじみの丈留を助けるためにシンケンジャーになったのだしなぁ。しかし仲間をこれ以上騙し続けなくていいと安堵すると共に、これまでの自分を全部失ってしまった丈留にかけるべき言葉がない。
 からっぽになった丈留に「なんでもいいからさせないと」と、源太は寿司を握らせようと屋台を取ってくるが、丈留の姿はいつの間にか消えていた。
 丈留の向かった先は志葉家の菩提寺。先代の小さな墓の前に立つ彼の前に、十臓が現れ切り結ぶことを求める。「何もないよりはいいか」と殿様でなくなってしまった自分を笑い、丈留はシンケンマルを抜く。
 仲間にも言えない何かはあると延々伏線は張られていたけど、最終回間際で明かされる衝撃の事実。仲間の受けたショックは、たった一人で重いものを抱えていた丈留に気づけなかった自省になり、それは形を変えて姫への消極的反発として現れる。とは言え、姫様は人柄も悪くはなく、腕も立ち、ましてや彼女の責任ではない。
 「仲間」ではなく「主従」という珍しい形(カクレンジャーもまあ主従だったんだけど)だったのが、一緒に行動する内に主従を越えた絆を得ていたはずが、再び「主従」の拘束が、これまで築いてきた絆と反する形で突きつけられる。
 このままでは話から浮きそうだった十臓も最後に重要な役所になりそうだし、さて、どういう形で決着を付けるのか。


  仮面ライダーW #17「さらばNよ/メモリキッズ」。なじみの理髪店で散髪してもらいながら上機嫌で隣の男と風都談義をする翔太郎。お互いどれだけ自分が風都を愛してるかの自慢になるが、相手の男はなんと園崎家の婿・霧彦。お互い決着を付けようと外に出て変身するが、途中で理髪店の店主が翔太郎を捜しにやってきて物別れに。
 店主の用事は、しばらく家に帰ってこない娘の茜を探してくれというもの。流行のプチ家出では? と言う翔太郎だが、店主は「そんな娘ではない」と納得しない。
 自身も心配になり女子高生情報屋のクイーンとエリザベスから、彼女と仲間がよく出入りしている場所を聞き出す。
 茜たちを見つけた翔太郎だが、明らかに柄の悪い彼女の仲間が、翔太郎を追い出そうと取り出したもの……それはガイアメモリーだった。メモリを使ってバードドーパントに変身する彼らを、Wに変身して軽く一蹴してお仕置きする翔太郎。しかし、相手は変身を解いたかと思うと、仲間にメモリを渡し、今度はその子がバードドーパントに……
 メモリを使い回すなど見たことがない翔太郎は動揺し取り逃がした上、最初にメモリを使った子が突然苦しみだしたため、一時彼を病院に運んでいく。
 茜の友達でやはり仲間の弥生によると、どこからか手に入れたガイアメモリを最初は遊び感覚で使っていたが、次第に暴走、茜たちが止めるのも聞かず、次第に人を襲うようになったのだという。
 その一部始終を影から見ていた霧彦もまた、その光景に衝撃を受ける。「崇高な目的のために薄汚い大人を犠牲にするのはいい。しかし、子どもたちにガイアメモリを使うのは組織のルールに反するはずだ……」。早速そのことを琉兵衛に報告し、琉兵衛もまた「対処する」と約束するのだが……

 三条脚本の定番、敵幹部の寝返り展開ですか? とは言え、タイトルからするとN=ナスカドーパント=霧彦退場っぽいのだけど……
 自らを「地球に選ばれた家族」と言い、ガイアメモリ流通を「人類を新しい生命に進化させるため」と嘯く琉兵衛。しかし、一度はガイアメモリを捨てた若菜に有無を言わせず受け取らせるなど、目的のためには手段を選ばない狂気を垣間見せる。霧彦は疑問を抱きながらも、その理想に今のところ心酔してるのだけど……
 ガイアメモリは使用者に対し各々のメモリに応じた処置を施さないといけないらしいのだけど、元々が複数人にその処置を行うはずがないらしい。それが敢えて行われたということは、茜の友人たちは組織の実験に利用されたということか。どうも過去にもいろんな非人道的な実験が行われたことがほのめかされてるし。
 次回予告では霧彦が裏切り者として襲われてるところから見ると、琉兵衛の目的が自分の信じた理想と事なり、風都を傷つけるものと気付くのか。
 ところで理髪店の店主、アゴ勇みたいだなぁ、と思ったら、アゴ勇でした……


2007年01月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] 宝くじ的感覚

  34才派遣女性。希望の結婚相手は正社員で年収一千万以上 (元記事は朝日だけど、リンク先は 痛いニュース )。この記事は朝刊で見て呆れたのだけど、次に、なんでこういう誰にでもつっこまれることに少なからず固執してしまうのだろう、と不思議に思った。正社員、というのはわからないでもない。でも、年収一千万という条件は、現実的とは言い難い。そういう人がいない、ということではなく、年収を目的として付き合う相手を捜しても、よほど運か個人の資質に恵まれてなければ普通は不可能だろう。
 ひとつには、実は固執なんかしていない、という可能性。実は結婚そのものを忌避しているのだけど、その言い訳として実現ほぼ不可能な目標を立てることで結婚しない言い訳にしてるというもの。これは結婚紹介サービスに30万払って入っていることから、ありえないか。
 もうひとつは、宝くじ的感覚の可能性。世の中の人がどうしてあそこまで年末宝くじをこぞって買い求めるか、人に聞けば十中八九返ってくるのが「夢を買ってる」という答えだ。誰が言い始めたか知らないが、なかなかよくできた言い訳だと思う。しかも完全に間違いではない。「夢」という言葉が実態を曖昧にしている。要は、「欲望」から生じる「希望」に軽い中毒的依存を示してるのだろう。その欲望は何から生じるか。「金が欲しい」というのは誰しも思うことだ。だが、普通考えれば完全に運任せのばくちの場合、得る賞金の期待値はコストより確実に下回る。一億総ギャンブルということでもない。金が欲しいなら、単純に言えば買わない方が幾千円かなりとも損をしない。だが、計算が出来ないわけでもないのに買う。何故か。このご時世、ある年齢まで行くと大抵人生設計の見通しはほとんど立ってしまう。将来いくら稼いで、何が買えるか……よほど冒険的起業家とかでない限り、これは大きくはみ出せない。だから、もしそうでなくなったら、という妄想の、現実的なタネが必要なのだ。宝くじがそれということ。
 個人的にはこういうものは「夢」というより「欲望」だと思うが、汚らしいものとも思わない。せせこましいながらも人間的だ。
 話は最初に戻るが、記事の女性がこの条件に固執してるというなら、きっと人生を一発逆転させる「宝くじ」を求めてるのだろう。愚かしいとは思うが、それを「社会のゆがみ」的に取り上げることではないし、人生設計の甘さに対してつっこむならまだしも、宝くじを「夢を買う」と言って買う人たちが簡単にあざ笑えるものとも思えない。


  納豆:TV番組でダイエット効果紹介、売り切れ相次ぐ毎日 )。ばかばかしい、の一言。月曜、いつもの何倍も拡大されたスーパーの納豆コーナーが、夕方訪れるときれいさっぱり空になってたのを見て何かと思ったが、貼り紙に「あるある大辞典II」で紹介されたため、と売り切れの理由が書かれてて呆れた。「効果がないとは言えない」程度の話を、よくもこれだけ扇動するものだと思う。扇動されるものだと思う。納豆生産者も(渋い顔は、それはできないだろうが)単純に喜んで欲しくないな。ダイエットとか関係なく普通に納豆買いたい人間が迷惑する。
 世の中の大半は平均以下とはわかってはいるけど、ねえ。

[アニメ] ストレイン#10

  ストレイン #10「未来の記憶」。セーラの兄ラルフが、突然寝返ったはずのディーグ側艦内の人間を一人を残して皆殺しにしてしまう。一方、セーラのミミックのエミリィが、調査により人類以外の脳を元にしたものだと判明する。エミリィの正体を探求しようとするメルチはエミリィをセーラと同期させることによりエミリィの「過去」を調べようとするのだが……

 相変わらず作画クォリティに反しての登場人物殺しまくりぶり。
 エミリィが地球外知的生命体、ってのは突然すぎだが、ユニオンは時空間的なタイムロス無しに意識を共有する「群体」であることを利用し、人体(?)実験の末、ストレインの基礎技術となるミミックを開発し、またディーグたちはエミリィたち自身を使い兵器のパーツに仕立て上げた。ラルフは戦闘の中、人類が人類外の弱き者を踏みつけにして利用したことを知り、彼女らに成り代わって人類に復讐しようとした、というのが事の真相らしい。まあ、同情しない訳じゃないけど、ちと兵士としては精神脆すぎるよな……結局勝手に思い詰めて勝手に人類全体を憎んで勝手に暴走してるあんちゃんをセーラが止める、という展開になりそう。エミリィがセーラと同期したのも、それが目的かも。
 けど、亜空間航法から抜けた目的の惑星ブレグマに、いるはずの友軍がいないってのはどういうことなんだか。
 ちなみにブレグマってのは解剖学の用語で、頭蓋骨における割れ目の交差する場所(日本語では十字縫合とか冠矢交差とか言われる)。妙なところから単語を引っ張ってくるなぁ。

[その他] パン発祥の地

 ニュースに目を通してたらそんな文字が見えたので見てみると、 パン祖のパン祭 新レシピ誕生か?−−20・21日、伊豆の国市 /静岡毎日 )。静岡県が本当に「パン発祥の地」なわけはないので、初めて今のような形のイースト発酵のパンを(日本で日本人が)初めて作った、ということなのなのはすぐわかる。が、ちょっと見てびっくりしたのがその人物。
幕末の韮山代官、江川坦庵(たんなん)公が日本で始めてパンを作ったとされ、「パン発祥の地」で現代のおいしいパンを大集合させる初の催し。
 江川坦庵とは「風雲児たち」ではかなりおなじみの人物(まあ、既に退場はしたが)、江川英龍太郎左衛門のこと。 Wikipediaの記事 ではお台場を作った、とあるが、正確には御台場「砲台」の工事の責任者で、よほどの歴史好きか「風雲児たち」読者でもなければ知らない人物だが、幕末において重要な役割を果たした人物。そういや、韮山代官やってたってプロフィール、どっかで見た気はするが。
  朝日の記事 ではイベントポスターにある江川太郎左衛門の似顔絵も載ってるが、ホント、「風雲児たち」に出てきたままの風貌だなぁ……(って、みなもと太郎が肖像画を元にしてるんだけど)


2006年01月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 昨日に比べりゃ平和

  ノエイン 。カラスとの戦いに乱入した「ノエイン」により消失したフクロウ。カラスも重症を負い自己回復が不可能な状態に陥っていた。ハルカとユウは担任の雪恵と友人たちに助けを求めるが、カラスを救う方法がわかるわけがない。しかし、イサミたちはたまたまトビとアトリに出くわす。アトリにびびりまくるイサミだが、アトリはデコヒーレントの影響か、傷のせいか、記憶をなくして完全に無害化、ミホを妹の「サラ」と勘違いする。その彼らによれば、大量に喪失したレイズを補給することが出来れば、カラスを助けられるかもしれない、という。ハルカたちは雪恵の車でトビの指し示すレイズの収束ポイントへ向かうが、フクロウを殺したのはカラスと勘違いしたコサギが、再び彼らの前に立ちふさがる。
 いや、すげえびっくり。アトリが生きていたことにもだけど、まさかこういう展開とは……子供のようになって「サラ」という子に異様に執着するが、その子がアトリの歪みっぷりになにか関わってたんだろうか?
  復讐心と憎悪をカラスにぶつけようとするコサギは、フクロウを殺したのはカラスではないというハルカの言葉にも、龍のトルクは終局からまだ遠いこの世界にあってこそ次元を救うかもしれないというトビの言葉にも耳を貸そうとしない。そのコサギに「約束だから」と相対するアトリ。おいおい、急激に泣かせキャラになってますよ?
 そしてカラスとフクロウとの別れ。ラクリマ世界でのアマミクの反応は出なかったけど、フクロウは粛々と自分の運命を受け入れた様子。毎回毎回切ないシーン入れてくるなぁ。
 ラクリマ世界には残り二人となった竜騎兵のうちコサギは聞く耳持たず、クイナはシャングリラと通じてる。ラクリマ世界の崩壊は、もう確定してしまったもののような……
 来週はアトリとトビがハルカんちに居候? その上ハルカママの過去話?

  ムシキング 。ポポのウジウジも、長いですなぁ。でもきちんと自分の意思を持つよう、段階を踏んでる。助けを求める者があり、そして力をどう使うかを決めるのは結局自分だということ。いい加減、悩みのトンネルもこのくらいで抜けて欲しいところだけど、アダー陣営にも異変あり。デュークが造反? チョークは昔受けた恩義に則り、あくまでデュークに着いていくつもりのようだけど、実の息子と言うポポを襲うデュークを、ソーマはあくまで信用しない。デュークは本当にポポの父親?
 次回は新エンディングに登場していたキャラが登場、そしてセランに大きな転機が?

  「555ファイナル」イベントレポート 。1/8に開催された、 半田健人 ファンクラブ開始とのタイアップ企画? 番組終了後二年を経て行われたイベントですが、おもちゃを手にした子供さん連れもたくさん来て大盛況だったとか。二年たっても子供のファンがたくさんいるってのは、素直にすごいことかと。私も大人なんで「番組放送中に『子供無視のマニア向け自己満足番組』なんて言った奴出て来い!」だとか言いませんよ? いえ、本当に。プロモーションにアジア各国を回ったときの熱烈な歓迎(ライダーとかは放映されてるけど、出演者がプロモーションに行くことは稀らしい)ぶりとかも面白いんですが、それ以上にあいもかわらぬ物凄い建築物マニアっぷりが……(^^; 公式サイトにも こんな日記 があります。


2005年01月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] UG☆アルティメットガール

 #01。オタク向け15分枠美少女アニメの製作を行う m・o・e の新作。関東および関西UHF局ローカルというありがちな放送区分なのだが、ここは一週間限定で無料ダウンロード配信を行っている(視聴環境はWindowsMediaPlayerのみ)。ものが1クール以下の15分枠という小品でリスクが低く抑えられているのが原因かもしれないが、テレビ放映がその番組のソフトの一種宣伝である以上、コピー制限をかけたネット配信も宣伝になる、という理屈で回ってるのだろう。いや、本当にきちんと回ってるかどうかは知らないけど。
 怪獣とヒーローであるUFOマンが罪のない戦いを繰り返すのが日常となっている世界で、誤ってUFOマンに踏み潰されてしまった女子高生三人組。UFOマンの力で生き返ったはいいけどその代償に力をなくしてしまった彼に代わって巨大化して怪獣と戦うことに。ただし制限時間は三分間、時間が迫るとエネルギー切れでコスチュームが消えていくというお約束設定付き。
 ダメオタク向けのアニメだけど、今年の新作では気楽に楽しめたかも。UFOマンはもちろんウル○ラマンのパロディで、巨大ヒーローの不注意で一度は死んでしまった主人公たちが変身ヒーローになるくだりもウルト○マン第一話「ウ○トラ作戦第一号」の展開そのもの。しかしそこらへんはダメバカ下品アニメらしく、力をなくして小さくなってしまったUFOマン(声:古谷徹)が主人公を露出変質者チックに追い掛け回したり、チープなソフビ人形が巨大化したような怪獣の足の裏に「 ルマァク」とあったり( ルマァクはマニアには有名な怪獣ソフビ人形等玩具メーカー。既に倒産。あかぬけないずんぐりむっくりした造形が特徴的)、作画枚数はさほどでもないようだが、妙にもっさりした怪獣やUFOマンやアルティメットガールの動きや、水しぶきなどの巨大感の演出も部分的だけど案外きちんとしている(この辺はリアルというより怪獣映画・番組のオマージュか)。
 企画だけが先走って企画意図がこなれていない視聴者おいてけぼりの新番組が多かったので、ちゃんと企画意図が見える第一話を見ると安心する。背伸びするのが悪いってことではなくって、見る側のことを本当に意識してるのかわからないものばかり、ってのが。いや、この後も面白くなるかってのはわからないんだけど。
 しかし相変わらず「生天目」はどう読んでいいんだかわからないなぁ…… *1
  「スターシップ・オペレーターズ」擁護集見下げはてな さんとこから辿ったけど……裏設定が色々あるのはわかったが、これだけ視聴者置き去りにしてちゃ第一話としてはあからさまにダメだろう……どっかで視聴者を釣らないと……
 ちなみに好きしょは見ません。多分。
*1: 正解は「なばため」らしい。

[その他] 違いのわかる……

  シーバス・リーガル12年で漬けた梅酒 というネタを 松浦さんの日記 で見てびっくりし、友人たちに記事を見せたら、実家が酒屋の友人が「洋酒で梅酒を漬けるって、ウチでもやってるけど?」と意外なことを……もしかして私が知らなかっただけで実はメジャー? と思い検索して見ると、メジャーってほどではないけども ブランデーで漬けた梅酒ウィスキーで漬けた梅酒 のレシピが。これは贈答品のあまったブランデーやウィスキーの利用を想定してるけど、元々ブランデーで果実酒を造るのは一般的みたいだし、それ用のブランデーとかも売ってるそうで……いや、それにしたってシーバス・リーガル12年で梅酒を漬ける思い切りは到底私にはつきませんが。
 話し変わって正月に見たドラマのことなどを。 シャクルトン を後編の最後だけ、たまたまチャンネルを合わせたので、そのまま見る。あまり良く知らなかったが、有名な
"MEN WANTED FOR HAZARDOUS JOURNEY. SMALL WAGES, BITTER COLD, LONG MONTHS OF COMPLETE DARKNESS, CONSTANT DANGER, SAFE RETURN DOUBTFUL. HONOR AND RECOGNITION IN CASE OF SUCCESS."
「求む男子。至難の旅。わずかな報酬。極寒。暗黒の長い日々。耐えざる危険。生還の保障無し。成功の暁には名誉と賞賛を得る」
の新聞広告の人だったんですな。ロケーションには非常に力がかかっているが、物語的には地味。しかし、最後だけだったんだけどこれが面白かった。状況はなんとなくわかっただけだけど、迫力と寒くてひもじくて今にも諦めたそうな演技だけで楽しめる。「ホーンブロワー 海の勇者」も、以前一度見てたのだけど面白い。その後、NHK新春ドラマの「大化の改新」を見て一気に萎える。そりゃ制作費の違いとかはあるんだろうけど、なんでこんなに違いが出てしまうのだろう? 帰省中にNHK教育でやってたBBC製作の恐竜番組も、CGもロケハンもえらいこと力が入ってたが、予算もさることながらどこか根本で異なってる気がする。やっぱ肉食ってる連中は違うのか?(多分違う)
 「リベラル系サイト」で「救援活動の正当性を説明するのに軍隊の自己完結性を根拠に上げるのは欺瞞だ。軍隊も補給がなければ機能できない」という文章を見て、頭が痛くなる(だから見るのやめなさいって)。無補給で機能できる組織なんてのがどこにあるってのか。それに補給が大事だからこそロジスティクスが軍事で重要視されてるんだろうに。自分で見といてなんだけど、本当に頭が痛い(楽しんでないか?)。


2004年01月11日() 旧暦 [n年日記]

Open Your Eyes!

  ファイズ 、最終話手前。草加の元に駆けつけるも、草加が既にオルフェノクによって倒されたことを知った巧は、木場のいるSB本社に押しかける。悪びれもせず自分が草加を倒したことを認めた木場は、巧と海堂にオルフェノクの死の運命について語る。王が目覚めなければ、オルフェノクはいずれ皆死ぬ運命だと。しかし、同時に王の覚醒は人間の滅亡も意味している。草加の死と木場の告白に混乱した巧は、草加の帰りを待って夕食を用意する真理と啓太郎に、耐え切れずに草加がオルフェノクに殺されたことを激白してしまう。そして逆上したまま「オルフェノクなんてみんな死ねばいいんだ! 俺も!」と菊池家を飛び出す。草加の死に衝撃を受けながらも巧を探す真理。巧を見つけた真理は、巧に明日、行きたいところがあるから一緒に行って欲しいという。草加と真理が始めて会ったという、その場所に。一方、「バー・クローバー」でオルフェノクの死の運命を知らされたラッキークローバー三人は動揺を隠せない。しかし、取り乱す琢磨、表情を硬くする冴子とは逆に、北崎はそのことをまったく信じようとせず、誰が王を最初に倒すか、ゲームしようと言い出す。そして翌日、すべてが始まった地である元流星塾跡地を訪れた巧たちを、ラッキークローバーが襲うが……
 あくまでゲーム感覚で王を抹殺しようとする北崎に琢磨・冴子が反旗を翻し、そして北崎は自らの最強を疑おうとしないまま、王の贄に(王(アークオルフェノク)の北崎捕食シーンは実にエグイ)。オルフェノクの死の運命を知った巧は、さらに王が今まで庇ってきた照夫だと知り、さらにもっと迷うことに。王を倒さなければ人間が滅び、王を倒せば自分を含めオルフェノクが滅びる。しかし、王を倒すにしても、その王はなんの自覚もない、罪のない子供。照夫が王だと知らない海堂の能天気さ(いや、奴は奴で悲壮な覚悟で王を倒そうと決意してるのだと思うけど)と対照的。それでも王の捕食を目の当たりにした巧は王を倒そうとするも、自身の迷いと、木場によって阻まれることに。そして、タイムリミットが迫るかのように巧にも灰化現象が始まり、巧は真理たちを振り切ってそのまま姿を消す。これで引きかよ! ってか、本当にあと一回で終わるの? いや、なんで流星塾は地下にあったのかとか、なんで王が子供の中に眠ってたのかとか、王が覚醒したらどうオルフェノクの運命が救われるのかとか、多分そのへんはうっちゃったままになるのだとは思いますが(王(とタイムリミットの灰化現象)はファイズ世界の機械仕掛けの神に過ぎないのだし)。自分が生き延びるために王を守ることにしながらも、王の捕食場面を見て取り乱す琢磨と、見てないが為に琢磨の錯乱が理解できない冴子の二人も、どんな最終回を迎えるのやら。
 それにつけても、ファイズって本当に悪の首領の存在しない怪人たちの話だなぁ。何故生まれたのか、何のために存在してるのか、知らされることもなく超人的な能力だけを持って社会に放り込まれ、その力に溺れるものあり、人間社会に溶け込もうとして挫折するものあり、なんとか人間の中に自分の居場所を見つけるものあり。互助組織としての会社(SB社)を作りはしたものの、内部の権力闘争で方針は二転三転。やっと首領が現われたかと思ったら、そいつは思っていたようなのと全然違っていたわけで。この視点で見ると、結局「悪の首領を頂点とした悪の組織はリアリティ(リアルか否か、ではなく)を失ってきてる」ってことなのか。よくよく考えれば、クウガもダグバはラスボスだったけど悪の首領だったわけではなく、アギトの黒い青年はかなりそれっぽくはあったけど、一応人間を見守る存在ということでちょっとずれてるし、龍騎の神埼兄も事件を仕組んだだけで、首領というわけではなかった。怪人たちにドラマを持たせようとするならば、この形はある意味必然形なのかもしれない。
 あと、オルフェノクの王(アークオルフェノク。バッタだとは思うんだが、色のせいでハエのようにも見える)の声を当てたのは、剣鉄也を当ててらした家中宏氏。なんでも「ヒーロー系の声で」という製作側からの要請だったらしい。やっぱり奴はバッタだな。
 アパートの電源がどうもいかんっぽい、と先日日記で愚痴ったら、横浜方面から「電源が安定しないときにはUPSぞよ」とのお告げが。これまでそこまで電源が悪かったことは経験がなかったのだけど、藁にもすがる思いで APC ES 500 を買って来る(安手の藁だな、オイ)。設置してはみたものの、どのくらい効果があるものなのかはまだわからず。ただ、これまで高確率でおちていた作業を行っても、安定している。一応、付属ソフトで電圧状態をモニターもしてみたけども……なんじゃこりゃぁ! と、まあそこまで叫ぶほどではないにしても、かなり電源の質が悪い。きちんとテスタで調べたりとか、してなかったからなぁ。こりゃ、建物で変なことしたりしたら、PCに良いわけないわなぁ。しばらく様子見ですが、多分これが原因だと思います。大変ありがとうございました。>横浜からの御神託


2003年01月11日() 旧暦 [n年日記]

Take it easy〜

  深+ のマスターのとこに、 林氏O川氏 とで新年のご挨拶に。珍しく、あまりアルコールは入らずに(バーに行ってそれはそれで問題だが)いろいろ話ははずんだのだけど、「鈴木は難しく考えすぎ」と言われる。むー。確かにそんな気はしていたのだよな。難しく考えると深く考えるは違ったりするのである。では、どうすればいいかと言えば、ようわからん。いまさら性格は変えられない。それはマスターもわかっているので、性格に合ったアドバイスをしてくれる。それがわかるのでなおありがたかったりする。いや、たかだか知恵の輪の話なんだけど(オイオイ)。でも、それは知恵の輪の話にとどまらないことは、言ってる方も言われてる方もわかってることなんである。どうにかこうにか、上手くやってく方法を折り合いつけてくしかないんだよなあ。と、いうところが難しく考えすぎと言われる所以なんだろう。まあ、しゃあないわな。
 それとは関係ないけど、フレデリック・フォーサイスに関して(なかば公然の秘密らしいが)スゴイ逸話を聞く。思わず目を輝かせて聞いてしまいましたよ。O川氏からも「すごく(聞いてる姿が)楽しそうでしたよ」と……ギャフン。とりあえず ここらへん がらみ。
 その他の話題は金沢のY氏のこととか。
 林氏、O川氏と落ち合う前に、ついつい 仮面ライダーアギトのアートワークス画集 を買ってしまう。だって、表紙が書き下ろしの「アナザーアギト」なんですぜ? 裏表紙の「風のエル」のポートレイトにも胸キュン。もう、ページめるくたびにドキドキですよ(アギト厨の言うことなんでほっといてください)。しかも表紙の複製原画(一万五千円)の応募券まで付属してますよ? オタクボッタクリ商売もいいところですよ? 無茶苦茶迷うじゃあないか!
 画集で久々に値段分を堪能いたしましたですよ(アギト厨限定)。ふしゅう。(しかし、パワーアップしたV3モチーフのアナザーアギトも見たかった)
  ネット家電を巡って、ソニーとMSの対立 に関して、友人とチャットで議論。個人的には「パソコン」というものが家電の中心になるというのは、考えにくい。飛躍的に性能が上がり、ユーザーインターフェイスをどんな人でもほとんど気にしないですむUIができればまた別なのだけど、最底辺というのはマニアや使える人が考える以上に低い。もしなるとしても、組み込みOSに近い形になるだろう。しかし、TVがなるかと言うと、それもよくわからないのである。携帯端末として結局携帯電話がメインになってしまったように、思わぬインターフェースを持ったものが思わぬ形で飛び出てくるかもしれない。その意味では、ネット冷蔵庫だとかのゲテモノも、必ずしも無意味ではないと思う。
 実家に、頼まれていた甘栗を送る。送ったついでにタイ旅行の感想を聞く。「臭くて、食べ物が油っぽかった。もう行きたくない」とのこと。いや、少なくともブラックマーケットの裏路地に引きずり込まれて狂犬メイドやら鏖二丁拳銃女やら、顔面傷ロシア女に臓器ぶっこ抜かれてるような羽目になってなくて安心しました。ああいうところを楽しむには、体力がいるんだろうなぁ。


2002年01月11日(金) 旧暦 [n年日記]

今日的出稼ぎ事情

 夜にいきなり親から電話がかかってきたので何かと思ったら、「今、名鉄ホテルにいるんだけど……」あんですと!? どこの名駅ホテル?! ……いや、名駅前の名鉄ホテルに決まってるんだけどね。そう云えば、帰省した時に一月中に台湾に遊びに行くとか云ってたなぁ。それでか。
 その電話で思い出したのだけど、正月に帰った時に親から聞いた話。
 親は田舎で不動産業をやってるのだけど、最近外国人の住居斡旋も増えてきたらしい。田舎なものだから工場に出稼ぎに来たブラジルやらペルーやらの人も多いのだけど、最近増えてきたのがインドや中国の方の人だと云う。どんな仕事についてるかと云うと肉体労働者でなく、コンピューター関係だと云う話だそうだ。ハードの設計とかか、ソフトウェアの方の仕事かとか具体的な話は分からないのだけど、とにかく頭脳労働である事は間違いない。どうも上流の方の階級の子息で、若年のうちからそっち方面の英才教育を受けて、日本人では太刀打ちできないらしい。つっても親はそっち方面にはつとに疎いので、住居の斡旋を頼んだ雇用している会社側の人の話を聞いたものだと思うけど。高い人では月50万の月給で雇われているそうで、あちらとこちらでは物価の違いがあるから,向うの収入に換算するとそらもう凄い事になるはずである。
 つまり、中国やインドでは既にずっと前からそちら方面に注目して教育を行い、その成果が実際に出ていると云う事になる。今ごろITだなんだとやっている日本がいかに遅れてるかが如実にわかる。それと同時に、そういった頭脳労働力ですら国内でまかないきれず海外から雇用していると云う現実が浮かび上がる。言い方は悪いけど、海外から「買って」いると云うことだ。それじゃ今の日本に何があるの、と云う話は置いといて(気が滅入るから)、そう云う観点から見ると、今の円安って政府は何考えてるんだろうなぁと思ってしまう。日本が今海外に「売れる」ものって何だろう。そりゃ、日本だって競争力を回復して海外に物を売らなきゃいけない。その場合は円安の方が有利だ。でもそれは「売る物」がある場合だ。今のままなら日本の競争力は落ちる一方だろう。そうならないようにする為にはまず、種を蒔かなきゃいけない。今ハイテク関連でインドや中国から人が来てるように、海外に売れるものを作る人材を育てなきゃいけない。教育制度ってしばしばないがしろにされがちだけど、本当はもの凄く重要なのだ。芽吹くまでに時間がかかり、その成果ってのは捉えにくいから短期的な視野しかない政府や各省庁のお偉いさんは分かってるつもりでも本当は分かってない。もっとも政府関係者にその「ご立派な教育」の成果が出ている事は、有翼往還宇宙機の開発がどれだけの費用がかかるのかわかるはずだし、あんなに効率の悪い物の運用を維持するには相応の国力がなければならない事はすぐわかるはずなのに、 あんな低予算しかつけない事をアメリカの専門家に揶揄されたり してるのを見れば云わずとも分かる事か。
 小泉さんは今のところ(大胆に手をつけていると云う点において)よくやってると思う。けど、10年、20年先のビジョンがはっきりしないようなら多分今の嘆息はその時まで続くだろうと思う。
 あ、そう云えば仮面ライダー龍騎、今のところ「龍騎」と「ナイト」の二人のライダーが公開されてるけど、三人目も出る予定で重装型の「コマンドー」とかと云うのだそうな。最終的には仮面ライダーの数は13人になるとか……


2001年01月11日(木) 旧暦 [n年日記]

ふと気付いた

 あ、 日本ゲーム大賞 の話題で気付いたんだけど、今度の星雲賞、 ガンパレードマーチ も受賞資格あるんじゃん。(メディア部門)
 それと色々痛いミス発見。まあケセラセラ。