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2001年11月02日(金) 旧暦 [n年日記]

仲良く喧嘩しな

 昨日は映画の日だったので最終でとりあえず「 キャッツ&ドッグス 」を見てくる。本当はやってれば「 ソードフィッシュ 」を見たかったのだけど、3日からで残念。
 何処にでもある中流階級層の住宅地。ところがその一角に住む素人発明家のある発明を巡って、犬と猫が人知れずハイテク戦を繰り広げていた。その発明品とは「犬アレルギーの特効薬」。これが完成すると、人間のパートナーとしての犬の地位は更に不動の物になり、世界征服を企む猫の野望が挫かれる。猫側の妨害を予測し、犬側は飼い犬としてトップエージェントを送り込む。ところが手違いで送り込まれたのは素人の子犬。ルート名付けられたその子犬は先任のエージェント犬ブッチの指導の元、送り込まれるニンジャ猫やロシア傭兵猫を相手に丁丁発止。一家の息子とも仲良くなってすっかりごきげんのルーを、しかしブッチは厳しく嗜める。ブッチには、かつて飼い主に捨てられた苦い思い出があった。そんな中、ついに犬アレルギー特効薬が完成。追い詰められた猫側は、非常手段として飼い主一家を誘拐し、ルーたちに彼らと引き換えに研究成果を引き渡すように要求する。しかし犬族の将来と一家の命を天秤にかけた結果、本部の決定は「一家を見殺しにしろ」だった。ルーは一家を助けるため、独断で取引に向かってしまうが…
 カートゥーンでよくある馬鹿馬鹿しい設定を、マペットやCGを駆使して実写(CGで実写ってのも変だけど)で再現。ハイテクを駆使する犬猫のミスマッチな戦いをコミカルに描いている。確かに犬猫は表情たっぷりに描かれてるしそういったギャップは面白いのだが、単発のアイデアに満足してしまったのか、それ以上、と云うとちょっとつらい。ニンジャ猫のBULLET TIME(CGだからBULLET TIME撮影法じゃないんだけど)な回し蹴り(でもこれって「漂流街」で三池監督が既にやってるんだよなぁ)やロシア傭兵猫の外見とのミスマッチなタフさなど、猫側のキャラが立ちまくりなわりに犬側のキャラが弱いのも痛い。まあ、逆に言えば犬猫のハイテク戦争というアイデアの実現だけでもそれなりには楽しいということなので、何も考えずには楽しめる。でも犬と少年話大好きな人間としては、もう少しこの辺を掘り下げてほしかったとは思う。1点。
 いや、こういう交流話としては、今日やってた「グース」の方が出来がいいんだけど。主演がアンナ・パキン(ピアノ・レッスンの女の子や、X―MENのローグ役)だとは気付かなかった。
  今月のBS映画 は、ソ連映画特集か? 12日1:00〜2:37の「1953年の冷たい風」がちょっと面白そう。パターンとしてはハリウッド映画とかに良くありそうなんだけど。13日からの「四季物語」シリーズもあるのか。フランス映画は眠そうなんだけどなぁ。18日19:20〜21:08のフェリーニの「道」も面白そう。キアヌ主演の「雲の上で散歩」が19日にあるけど、そんなに良い評価は聞いてないなぁ。その深夜20日1:00〜2:45からは「死んでしまったら私の事なんか誰も話さない」。これはフェミニスト映画として語られることも多いけど、そう云う事関係なく主人公の再生していく様が描かれていて、面白い映画。突然現れる元殺し屋の神父がいい味。しかし冒頭のあのシーン、NHKで放送可能なのか? 20日21:00〜23:04「クルーシブル」。興味はあるのにまだ見てない。21日早朝の「ジャンクメール」や同日夜の「デンバーに死す」、23日早朝のベルトリッチの「革命前夜」とかもちょっと興味ある。でも29日22:00〜23:46「ジム・キャリーはMr.ダマー」をやるのは意外。その深夜の30日1:35〜3:19「愛されちゃってマフィア」も見ておきたいなぁ。


2001年11月04日() 旧暦 [n年日記]

なんか調子が出んの〜

 こんなじゃいかんと自分を叱咤しつつ。
 今日は アギト がないので気が抜けて何時もより寝坊。まだ PPG 見てないや。デジモンテイマーズ見てからスーパーの日曜特売へ。む、特売の赤玉一パック88円が既に売り切れ。しかし特売で色々安いのはいいのだけど、その分世間が貧乏性になってることの反映だと思うと複雑な気分。貧乏性なのは、私みたく本当に貧乏な人だけにしといてください。それにスーパーばっかじゃなくて、植田には八百屋さんがあるのでそこも利用して欲しいものである。特売と同じくらい安いし、オマケにフレンドリーである。うむ。
 そのデジモンテイマーズだけど、スローモーションな画面効果を意図したのかもしれないが戦闘シーン、テンポが悪い。でも今回は作画も話もそんなに悪くなかった。この程度の作画の安定で安心してしまう辺り、普段の作画がよほど非道いということでもある。作画監督が原画を全部手がけるという体制はやはり無理があるのでは…
 新作の「サイボーグ009」は、確かに良い出来。手堅く作ってるというのは評価できる。でも、刻印のようにわざと原作のイメージをあちこちに意図的に強く残してるのはどうなんだろう。手塚アニメのように、「石森アニメのスタンダード」を作り上げようとしてるのかもしれない。石森プロが生き残るには、そういう業務展開も睨まなければいけないのだろうなぁ。
 先月末に、深夜に「タフガイ」と云う映画をやっていた。最後の列車強盗として30年の懲役を喰らい、漸く仮釈放が認められて80年代の娑婆に出戻ったドイルとロングの二人組。今度は心を入れ替えてまっとうに生きようと決心する二人の目の前に現れたのは彼らのファンを自称する監察官。それだけでなく、ショットガンを手になぜか彼らを狙う老眼の殺し屋も現れて初っ端から波乱の幕開けになる。息巻いて社会復帰に臨む彼らだが、30年も檻の中にいた彼らは既に68と72の老人に過ぎない。紹介された職場や老人ホームにも馴染めず、昔馴染みもみんな死ぬか腑抜けるかして、彼らの昔気質のタフガイっぷりはなかなか通じない。老人として、前科者として社会のルールや思い込みを一方的に押し付けられた彼らは遂に切れてしまう。そんな彼らが目をつけたのは、30年前彼らが強盗に失敗し、ちょうど引退記念セレモニーが行われていた急行列車だった。
 正直、話としては、映画の日に見た「キャッツ&ドッグス」より面白い。なんか深夜にテレビつけてたらやってたのでなんとなく見たのだけど、意外な拾い物。終盤のカタルシスにかけて二人の不満が蓄積してく様が当然描かれてるけど、二人のキャラクターのお陰で悲惨にならずに済んでいる。手堅いけど、エンタテイメントってこういうものだよなぁ。1.5点。
 最新号のOURs、連載陣の中で終わっても最も惜しくない連載「ローンウルフ」が終了。しかもかなり無理矢理っぽく。いえ、別に若い連中が勢いだけで突っ走る話が悪いとは言いませんよ。最後に何の説明もなく裏切り者が出たり、突然ひこーきが砂金をばらまいても、まあ構いませんよ。でも、その背景にあるべきドラマがちっとも盛り上がらない、シチュエーションを提示しつづけただけ、というのは間違ってないかい。シチュエーションの連続だけではドラマは築かれないし感動もしないといういい勉強になりました。


2001年11月06日(火) 旧暦 [n年日記]

今日のお料理

 ふと思い立って、キャベツでおひたしを作ってみる。淡白なキャベツなので、醤油は少なめにしてすりごまを多めに入れてみる。悪くはないけど、やはり淡白すぎて一味足りない。酢をやや多めにして、30分くらい置いておくと味が馴染むかもしれない。豆腐と白和えにしたほうがいいかもなぁ。
 NHK-BSで文豪大デュマの名作「モンテ・クリスト伯」の4回連続ドラマを先日からやっている。フランスのテレビ局が98年に作成したもので、「シラノ・ド・ベルジュラック」で有名なジェラール・ドパルデューがモンテ・クリスト伯ことエドモン・ダンテスを演じている。え〜、正直に言いますが、実は「岩窟王」も「モンテ・クリスト伯」も読んだことがない。だって7巻もあるんだもの。でも、「ダルタニアン物語」(三銃士)は確かに面白かった。なのでこれもちょっと期待してた。どうも話によると結末は原作とは違うらしい。と、云う事はこれ見て気になったら原作買えってか。 データでの販売 もあるらしいけど。話は間違いなく面白い。無実の罪で牢獄に14年閉じ込められたが脱出、その後身分を隠しつつ、発見した財宝を元に、自分を陥れた者たちに復讐をする、ってどこかで見たことあるなぁと思ったらアルフレッド・ベスターの傑作SF「虎よ!虎よ!」にそっくりじゃん。って逆か。ちなみにエドモン・ダンテスの若い頃を演じてるのはジェラールの息子のギョームらしい。
 同じくNHK-BSの海外ドラマ「騎馬警官」、「天国から来たおやじ」というサブタイトルがなんとも。でもこのドラマ、音楽がいい。途中で挿入される挿入歌もいいけど、なんてアーティストなんだろう? こういうのって調べにくいんだよなぁ。
 先日、モンティパイソンで検索をかけたらなぜか米国のアニメ「サウス・パーク」が引っかかったので何故? と思ったのだけど、 こんなの があった。大笑い。


2001年11月07日(水) 旧暦 [n年日記]

安全は幾ら?

  whiteさんの日記 で知ったのだけど、 こんな阿呆な事 を言うコラムニストが存在してたんだねえ。もし意図的に毒を仕込んでお菓子を配っていたり、食べることで致命的に身体の不調を訴えるようなものを「安全」と標榜して配っていたのならそれは無料でも犯罪だ。しかし、例えば町内会で配ってたそばを、そばアレルギーの人間が勝手に取って喰った責任まで負わされるものだろうか。あるいは、食べる側はその危険性を指摘されているのに、「知りませんでした」で済むとでも? フリーウェアとは、作る人間は少しばかりの敬意と礼儀とフィードバックのみを対価として、自分の時間等のリソースを削って作るものなのだ。本来使う側はそういうものとして扱うものという事を心得てきた。習慣云々の問題ではない。人間にできること、限られた余暇、労力、そういったものを考えれば、当然の帰結に過ぎない。この論調では、結局のところ、フリーウェアが根絶ないしそれに近い状態に追い遣られることになるだろう。不相応な労力を強いられるからだ。つまりは、貴方は安全を要求するが、その対価として一体ナニを払うのか、と云う事だ。今時安全も無料などと時代錯誤なことを申すわけでもあるまい。人に安全を気を遣えと言うのであれば、まず自分が気を遣いなさい。本当に阿呆としか思えん。責める矛先を間違えてる。
 なんでもイスラム原理主義の一部過激派には、「ジハード百科事典」と云うテロのテキストが出回っているとか。どこまで本当かは知らないが、ふと「腹腹時計」とか云う物を思い出してしまう。別に読んだことはないですよ、聞いたことがあるだけ。ちと「はらはらどけい」って「腹腹時計」でいいのかなと思って検索してみると、 昭和51年の警察白書 に腹腹時計だの薔薇の詩だのの事が載ってる。まあ、ジハード百科事典に比べれば可愛いものではあるが、だからと言って無害というわけではないしなぁ。
 しかし、ビン・ラディン氏がアメリカに対し、非戦闘員を巻き込んだ攻撃行動を批難した発言をしたのには、何と言っていいやら。いや、結局どっちもどっちのメディア合戦にすぎないってのはわかってるんですけどね。アメリカはアメリカで、まるでこれが機会とばかりにクラスター爆弾やら燃料気化爆弾(実際にはアルミ粉末を用いたものらしいけど)やら、国際条約で禁止しようという動きのあるものをばしばし使ってるし。ちなみに、アメリカはこの二つの兵器の禁止条約への批准は何時もの如く拒否してます。
 更に昨日話題にした海外ドラマ「 騎馬警官 」の公式サイトがないかと検索したら、なぜか こんなもの が引っかかってしまった。いや、確かに純粋な好奇心としては、興味ないわけではないけど、っつーか、何故騎馬警官でこれが引っかかる?
 レイトショーで VERSUS 見てきたけど、感想はまた明日ってことで。


2001年11月08日(木) 旧暦 [n年日記]

何も考えないことを考える

  新型AIBOゼロ軍曹 と呼びたくなる今日この頃。
  VERSUS を見てくる。「頭悪いアクション映画」と評判のこの映画、どんなんかと思ったら本当に頭悪かったです。(^^;
 この世に888箇所あるこの世とあの世の境目、その内の一つ、「よみがえりの森」に迷い込んだ脱獄囚、ギャング、刑事、殺し屋そして全てを知る謎の女と不死身の男。死者が蘇り、襲い掛かって来る森で、ただひたすらに殺しあう。
 無意味にコートを(わざとらしく)翻したり、ジョジョ的なポージングで極めたりと馬鹿丸出しで大笑い。最初の方では役者の素人臭さがめだったりと出来の悪い超B級ゾンビ映画だったのが、最後のほうにはそれすらも含めて荒削りな鋭さになる。上映中ほとんど動きっぱなしで、止まる間がほとんどない。当然ストーリーなんてあってなきがごとし。ストーリーの為にアクションがあるんじゃなくって、アクションの申し訳程度にストーリーが付随してるだけ。しかし、よくよく観察してみると、タメ、アクションが実にテンポ良く繰り広げられているし、アクションも最初は大味のゾンビ撃ちっぱなしが中心だったのが、最後は1VS1の超人対決にとだんだん洗練されていくようになっている、実は良く考え抜かれた構成。最後のオチも気が利いてる。アクションの為だけに(それも頭の悪い奴)全てが捧げられた映画。惜しいのは、処刑コップ二人が殆ど活躍しなかったことかな。2点。
 とりモモ肉が安かったので買って来て、さて、どう調理しようと考えたところで思い出したのが、以前教えてもらった「鳥ハム」( 2ch鳥ハムスレッドその1その2失敗無しレシピ )。本当は胸肉で作るらしいんだけど。ハーブがないんで大人しく塩、胡椒のみをすり込んで寝かしてみる。出来上がりがどうなるか楽しみ。
 米国兵器見本市みたいになってきてるアフガンだけども、 AC130投入されたらしい 。私は航空機や艦船には疎いので、このAC130ってのは知らなかったのだけど、 野尻ボードでの解説 によると、C130輸送機に25mm機銃や105mm砲を積み込んだ、地上掃討用の機体らしい。所謂ガンシップって奴。わき腹から突き出た機銃や砲で、旋回しながら目標に集中砲火を浴びせるという戦法が主なのだけど、当然元が輸送機なので出番は制空権を完全に得てから。つまりコイツが出てくる局面では航空支援も当てに出来ず、地上兵力にはもうどうにも出来ないらしい。「人道的兵器」なんて矛盾した事を言うつもりはないけど、しかしこういうどうしようもない殺し合いが戦争と云う事だと思い知らされる。 全米でも人間がミサイル(てか誘導爆撃弾)に粉砕される瞬間がテレビで流された らしいけど、中にいるか、外にいるかだけで、どっちにしても人間が粉砕されるには違いない。目に見えることだけが悲惨なのではないのだ。


2001年11月09日(金) 旧暦 [n年日記]

公称発行部数

 最近、2chの お料理板 が楽しい。例えば昨日の日記でもリンクした 鳥はむスレッド とか、 私の名はメーテル@料理板 とか、笑えてなおかつ勉強になる。流石にホームベーカリーとかは私んちでは難しいけど、豆知識的なスレッドもあって役に立つ。
 OURsの発行部数ってどのくらい? って気になったりしてみたんですが、何時頃のデータか良くわからないけど、 雑誌公称発行部数一覧 ってものがあった。これ見ると、OURsは13万台。しかも公称発行部数は実発行部数より多いというのが実際なので、本当は10万部を割っているかもしれない。雑誌の公称発行部数のからくりについては こちら参照 。嘘やごまかしと云う意識がない、ってのはなんともはや。しかし、割とマニア層には購読者がいそうであるOURsでさえ実際には購読者数万程度と云う現実は、オタク市場の限界をよく示している。マルチメディア展開とかアニメ化とかに一生懸命になるわけですな。
 先日、今回の自衛隊海外派遣に関して、NHKでの特集があった。海自の元幕僚長が、米海軍と海自の交流の深さを挙げて、「だから海自も行かないわけにはいかない」と言っていた。そういうのは、わからないではない。しかし、敢えて間違っている、と言わせて貰いたい。自衛隊というのは日本の兵力である。その日本の兵力が動くということはどういうことなのか、その意味は、米海軍に対する思い入れよりも軽いということはあるまい。無論、その元幕僚長もそれが最も大事というつもりでそう言ったのではないとは思う。そう信じたい。ただ、「日本海軍からの伝統」と云うような事も同時に言っていたのが妙に気にかかるのだ。そう云えば、陸自は旧陸軍との連続性を否定する傾向が強いのに対し、海自は旧海軍とのつながりを強調することが多い、と聞いたことはあるが…


2001年11月11日() 旧暦 [n年日記]

真偽の程は不明だけど

 たまに「冗談が通じない」と言われたりするけど、自分の会話ベタが時々恨めしくなる今日この頃。
  ビン・ラディン氏がビデオでテロ実行を認めた とか。情報操作なのか、それとも開き直りなのか……
 鳥はむを作ってみたら、塩抜きと加熱が存外難しい。塩抜きは低濃度塩水に暫く漬けて置けばいいのでいいのだけど、加熱は工夫が必要かも。比較的低温でゆっくり火を通すことが必要なので、土鍋に沸騰したお湯を肉がひたひたに浸るまで注いで、蓋をして放置してみる。途中で温度が少し低くなりすぎな気がしたので、少し加熱。土鍋は温度の伝導がゆっくりなので、加熱し過ぎないように注意をする。今度は上手く行った。
 これで上手く行ったので気をよくして、今度はちゃんと胸肉で作ってみようと近所のスーパーで出来るだけ安く仕入れようとしたら……一番近いスーパーはあまり安くなかった。二つ目のスーパーは、もも肉の安売りはしていたけど、普通の胸肉はなく、味付きのものだけが置いてあった。やはり胸肉は単価が安いので付加価値をつけないと儲けにならないのだろうとは思うけど、ちとこれは不便。で、三つ目のスーパーで漸く100g38円であったので購入。ついでに一緒に漬け置く乾燥バジルも購入。バジルは紫蘇科の植物らしいので、紫蘇でも代用が利くかなぁ。今度やってみよう。
 今日はまたまた寝過ごしてまだPPG見てません。トホホ。
 ってわけで見てみました。ユートニウム博士の昔のルームメイトがPPGのレシピとケミカルXを盗んでPPGを大量生産、世界中に売り出して大儲けをするけど、儲け先行主義で粗悪なガールズもどきが溢れ返ることに。更に彼に騙されてケミカルXを持ち出してしまったPPGが、騙されていたことを知って悪徳商売を止めさせようとするが…
 PPGを物としか見てない悪者と、家族として大事にしてる博士。実は何気に良い話だけど、東京でもPPGの量産品が売り出された時に出てきた日本のヒーロー、なんかゲッターとマジンガーとウルトラマンに見えるんですけど……更に深夜の通販番組での宣伝、相変わらず悪乗り。商品名も「PPG エクストリーム」とそれっぽい。大笑い。
  アギト 。「裏切られるのは慣れている」涼が言うとこれほど説得力のある台詞はないですな。エクシードギルスも背中の触手をテレビ初披露。映画ではスピード感、アングル共にすごかった。テレビだからかなりしょぼくなるんではと心配したがそれほどでもなくて安心。北條さんもまるで良い人みたいだ(おいおい)。主にコメディっぽい演出が多い回だったけど、ともすれば深刻になりがちな展開だったのでこのくらいが重くならずにいいかも。なると占いの親父はどこかで見たことあると思ったら、炭火焼オルグでした。東映の常連さんなのかな。
 確か.45ACPが使える回転弾倉式拳銃ってあったよなぁ、と調べたら、二種類見つかる。 S&W MODEL625 とWESSON MODEL PIN GUNの二つ。.45ACPは普通自動拳銃用の弾で、リボルバーにはあまり使わないのだけど確かコルト・ガバメントと一緒に45ACPが普及したので、それが共用できるようにと云うことで開発されたという話だった気がする。自動拳銃用の弾を回転弾倉式に使うので、両方ともハーフムーンクリップを使う形だったと思ったのだけど…


2001年11月12日(月) 旧暦 [n年日記]

役に立たない防火壁

 まずは今日の検索ワード最新版。
 矢張り時節柄「伊藤明弘+BLUEGALE」が多いんですが、時事ネタとして他に「テロ 報復 擁護」とか「自衛隊派遣 賛成意見」と云うのも。あたしゃ報復賛成派じゃないっちゅーねん。多分それがらみだと思うんですが、「賛成意見 反対意見」と云うキーワードもあったんですが…それだけ検索されても。一体ナニを知りたかったんだ? アギト関連の検索もわりと多いんですが、「菊池隆則」(木野薫役)ってのが結構最近は多いです。しかし「仮面ライダー アギト 木野 ゲイ」ってのはカンベンしてください。何を期待してるのか知りませんが、ウチはその手の気がある方が満足するページじゃないです。あとは「2001+アエロバティック+結果」とか。私も知りたいです。どうもユルギス・カイリスは機体不調で不参加、ベネゼイが二年連続優勝っぽいですけど。最後に、「BLUEGALE」の発売日は5日から明日(13日)に延びています。
  スラッシュドットJP から辿ったネタですが、 MS-Win上でパーソナル・ファイアウォールを使用していてもデータの流出が防げないセキュリティホールが存在 だそうで。最もトロイの木馬型ウィルスによって流出させられてしまうセキュリティホールなんで、ウィルスさえ仕込まれていなければ心配する必要はないのだけど……これって原理的にベンダーには防ぎようのない、あからさまなMSの仕様の失敗ではないかい。ま、こんなご時世なんで、自分の身は出来るだけ自分で守りましょう。
 一応、やっぱり情報操作によるイメージ戦略の可能性も指摘しつつ、 タリバーン制圧下から解放されたマザリ・シャリフの様子 とか。でもすぐにホテル再開とか、音楽テープ流通するところとか見ると、なんだかんだ云ってわりとみんなこっそりとはやっていたんではないかと云う気が。
 アフガン情勢も、マザリ・シャリフ奪還で北部同盟が勢いづいてる感じはするし、事実タリバーンはいよいよ苦しい立場に追い遣られることは間違いないだろうけど、終りの見えにくい戦争だけに、先は決して楽観していいものではないと思う。厳しい冬とラマダン(断食期)が迫ってるだけに、これから尚一層どれだけの犠牲者が出るかが……首都カブールを奪還すればそれでおしまい、と言う事ではあるまい。こんな戦争、早く終わって欲しいところではあるが、少しでもマシな状態になって欲しいと願うところでもあり、難しい。
 しかし FIFAと犬肉と何の関係があるんだ?   犬が食用として育てられ苦痛を受けている と云うのなら、牛や豚なら苦痛を受けても構わないと云う事で、そんなことを人間が勝手に選別する事自体がその人間の醜いエゴだと思うのだが。他文化に対するカルチャーショックは分かるが、それと倫理をごっちゃにしすぎてはいかんだろ。


2001年11月13日(火) 旧暦 [n年日記]

ザブングルって知ってるかい

 ってワケで「ブルーゲイル〜伊藤明弘版権物作品集」入手。
 いや、後半の「版権物作品集」って何かと云うと文字通り。収録作品がザブングル、ガオガイガー、エリアルと、版権物ばっかり。特に表題作は、伊藤氏が一番ノリノリで描いた物。ベル☆スタア強盗団の原型(つか、これで収集した資料をついでに使って描いたのがベル☆スタアなんだが)とも云え、版権物だが最も西部劇の匂いが濃厚。しかし後書きで「単行本になってない原稿は、版権物か、良い子にお見せできない物か、良い子にお見せできない版権物しかない」とあるけど、私の記憶が確かなら、他にも2,3あったはずなんだけどなぁ。ザブングルのDVDボックスは何時か揃えたいものである。金があれば。
 コイツがあるかなとあまり期待しないで近所のそんなに大きくない書店に入ったら、ちゃんと平積みで10冊近く置いてあった。この書店で大都社のコミックスをこんなに仕入れたの、見たことないぞ。やはり仕入れ担当がファンなんだな。
 それはそうと、11/12に「漢は黙ってドリルガオー(compatible; Mozilla5.0」なるブラウザ(あるいは検索ロボット)で来た方、お友達になりませう。(^^;
 夕べのNYでのエア・アメリカのエアバス機墜落は、事故の可能性が高いと云う事。少し安心、と云ってはいけないのだろうが、無闇に対処のしようが分からない疑心暗鬼に陥るよりは多少マシ。しかし、それで事故の犠牲者が浮ばれるわけでもないし、これが純粋な事故だとすると、テロ不況による経費削減のリストラにより、整備点検に手が回らなくなっていると云う可能性がある。これはこれで難儀なことではあるのだ。
 民主党の鳩山代表が アホなこと を言っているようですな。無意味な言葉狩り(しかも誰の賛同も得られなさそうな)をするだなんて、ナニを考えてるんだか……


2001年11月14日(水) 旧暦 [n年日記]

三人そろってシャクの種

 アフガンは北部同盟がカブール奪還、早々と新政権のイニシアチブ争いの火花を散らし始めている。ここに来て、アフガン情勢の氏族間の利権争いの面が出てきてしまっている。これ以上複雑になるのはカンベンして欲しいけど、ある意味最初から複雑だったのだものなぁ。アメリカは早々と手を噛まれだしたか。
  浜松の百貨店「松菱」が破産宣告 。長引く不況で負債が膨らんだらしいが、子供の頃、地元でちょっと遠出して買い物、と云うと松菱だったので、非常に寂しくはある。世の流れと云えばそうなのだが。
 この時期になって、食費を浮かす為にバジルやパセリを栽培できないかと2chの ハーブ専用スレッド を覗いてみる。越冬の話題はあるけど、今の時期からだと種の確保も、栽培も難しそうだなぁ、やっぱり。ミントは雑草化して他の草を駆逐してしまうので一緒に鉢植えてはいけないらしい。まあ、ミントを育てる気はないのだけど。
 ついでに トリカブトって何処で売ってますか? なんてスレも見つける。毒草って結構身の回りに溢れてるのね。致死量が問題なのだろうけど、朝鮮朝顔とかって結構簡単に手に入るのね。
 日付が変わって、NHKを点けっぱなしにしていたら 12歳のイラストレーター、小野純一君のドキュメント をやっていた。一言で言ってぞくそくした。目の前にあるものを書くのではなく、見えたものをそのままに書く。子供らしくあり、子供らしくない構図、描線。絵でこれだけのショックを受けたのはちょっと久しぶりだった。一言では言い切れない。ちょっと複雑。


2001年11月15日(木) 旧暦 [n年日記]

みーんな、当て外れ

 何時の間にか早々と「タリバン政権の崩壊」が宣言されてやんの。ただし、アメリカ自身が言っているように、これで終りではない。アメリカにとってもアフガンにとっても、むしろこれからが正念場である。ゲリラ化したタリバンやビン・ラディンを追うのはこれまで以上に大変になるだろう。更にアメリカにとってこれからが大変と云う事は、日本にとってもこれからが大変と云う事であり……そりゃまあ日本はアメリカの太鼓持ちだから「アメリカの言う事なんか聞くな!」ってな事は言えませんが(世間体や建前がどうであれ、事実を見るとそう謂わざるを得ないのだ。今の日本は)、アメリカの景気や傷つけられたプライドの為に引きずり回されるのは流石に正直うんざりする。無論、この戦争の本質はそれだけではないけど。
 アフガンはアフガンで、ますます内部での権力争いの様相を呈してきている。もし氏族のバランスを無視し、パシュトゥン人を締め出すような事をすれば、間違いなく将来に禍根を残す事になる。各派閥内部の政治的調整もあるので一朝一夕には行かないだろうが、これは不可欠だと思うのだけど……上手く行くのだろうか?
 一体何の為の戦争だろう。誰の為の戦争だろう。少しはマシな状態になってると思いたいが、マシになってる部分がそれなりに多くとも、正義の為の戦争などと思う事は幻想以外の何者でもない。「無限の正義作戦」? 反吐が出る。
  前マイクロソフト日本法人の社長、成毛氏のインタビュー 。まあそうじゃないかと思っていたけど、マイクロソフトの株主無視、消費者不在の経営方針をこうもまあ赤裸々に……ただし、成毛氏は決してそれを批難してるのみでなく、マイクロソフトの方針の先行きのなさを指摘しながらも、その経営方針は日本にはかけていて、見習わねばならない部分が大きいと述べている。それはわかるんだけど、やはり消費者不在は消費者の立場からすると嬉しくないです。ハイ。
 ペケ箱ことXboxが米国内で発売。ただ、ゲームショウなどのレビューを見ると、サードパーティの数こそ揃っているように見えるが、実際は他ハードがこけた場合の保険として参入していたりと、いまいちソフトウェアメーカー側から本気で「Xboxに賭けよう」と云う意気込みは伝わってこないのが事実らしい。正直、私も家庭用ゲームにまでマイクロソフトがでしゃばって欲しくない、と云う感情は強いのだけど、どうなるものやら。はてさて。


2001年11月16日(金) 旧暦 [n年日記]

職人技

  野尻ボード 見てて、「工業製品で職人技に頼るのは企業だけじゃなくって人情で製品を買う研究所も悪い」と云う意見にムカ。一応研究畑なんで、この意見は腹が立つ。実験で職人技になる製品を買うのは、単にそれが求められる精度の製品だからで、それをなすことができるのがたまたま職人の技しかなかったというのに過ぎないのだ。誰が人情で買うか。勿論企業だって職人に頼りきりでなく、その技術のマニュアル化、一般化をしたいに決まってるのだが、それが難しいから、職人技に頼らざるを得ない。職人が現役を引退してしまうと失われてしまうものだから、技術開発の追いつかない分、「継承」をして場を繋がねばならないという事情がある。最近野尻ボードを見てて腹の立つことが多くなってしまったなぁ。
  ペケ箱ついに発売 。でも やっぱりどうみても邪魔げなでかさと重さ 。人の不幸を願うのは悪いと思いつつ、コケてくれないかなぁと思ってしまう。
 2chの 吉野家ガイドラインスレマウンテンネタ 。名古屋在住限定ネタだな。


2001年11月18日() 旧暦 [n年日記]

早々と来年のライダー

 残すところあと9話となり、いよいよ盛り上がってきた(定型文書) アギト ですが、2chでは早々と 後続の番組の話題 が上っています。
 去年のこの時期には既に「アギト」のタイトルや、複数ライダーが出てくることがリークしていたようですが、真偽はさっぱりわかりませんが、来年のライダーについてもかなりスゴイ憶測が飛び交ってます。今更戦闘員が出てくるとか、来年は10人ライダーだとか、ライダーは宇宙刑事だとか、どっかで聞いたような聞かないようなネタが多いです。でも、多分この中にも事実があるんだろうなぁ。ちなみに、スレタイトルは「リュウキ」となってますが、当然コレも真偽不明です。来年もライダーをやるのは事実らしいけどね。
 でも コメットさん はわりと早くに終了、っつーか、正直な話9話ばかり切り上げて打ち切りらしい。見てないからいいんだけど。後番は ギャラクシー・エンジェル らしいです。いや、ワシのせいじゃないってば。
 追加。来年のライダーが複数ライダーだと云う噂の 根拠 。ホンマかなぁ。
  PPG は、今日はイマイチ。いや、決して悪い話じゃないんだけど。
  アギト は、翔一の「アギトの会」勧誘大作戦。密かに戦力外通知でショックの氷川クン。リニューアルしたエル・ロードがめっちゃ強くてゲージフルの超必殺技も平気で使ってくる感じ。しかしパワーアップした割には基本形態で闘うアギトとギルス。うーむ。そいでもって何時も通り唐突に過去を思い出しはじめる翔一。何時ものことなんで「打ち所が悪かったんか?」と心配する必要はありません。来週はついにこれだけ延々と引っ張ってきた「あかつき号事件」の全容が判明するらしい。いや、本当に引っ張りまくったなぁ。
 一週間遅れのデジモンテイマーズ(いや、いいかげんしつこいと思うんだけど、一応書いとかないとね)は、キー・マンのシブミが登場。デジモンはデジノームがダストパケットを集めて作った、元はただのデータの集まりと聞いてショックを受けるタカトきゅん。いや、今更ショック受けられても。見所は素手で完全体のハンギョモンに圧勝するリー・ジェンリャ(11歳・男・人間・声:山口眞弓)。完全体ってあーた、ラピッドモンや西新宿壊滅させたビカラーラモンと同じですぜ? 冗談はさておいて、今回は物語の背景ばらしの回。こういうのは嫌いではない。 小中さん もねえ、どうして HELLSING ではああなっちゃうのか。3話をまだ見てない人、「小便はすませたか? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK?」ですよ。ご注意。
 あー、ドリルガオーは水城さんでしたか。納得。
 しかしまるで主人公みたいに夕日に向かって去っていくシャロン・ティンプ、是非見てえ!


2001年11月19日(月) 旧暦 [n年日記]

インディアン・サマー

 インディアン・サマーって云ったら、小春日和のことである。ただ、辞書を見てみると、ただの小春日和でなく、晩秋から初冬にかけての小春日和、となっている。暫くはこのインディアン・サマーが続くようだ。
 この"Indian Summer"はアメリカの言い回しで、イギリスでは"Luke's Summer"とか"Martin's Summer"と云うらしい。なんでそう云うのかはさっぱりわからないが、人名が由来の単語でそうと知らずに使ってるものは案外とあったりする。例えば、「ボイコット(Boycott)」は19世紀のアイルランドの地主で、この人物に対して不買運動がなされたのにちなんで、不買運動のことをそう呼ぶようになったのだし、日韓共同開催ワールドカップにむけて知名度が上がってきた熱狂的暴力的サッカーファン「フーリガン(hooligan)」は元は与太者、悪党と云う意味で、それもロンドンに住んでた悪党houlihanかららしい。
 いや、だからなんだって言われるとアレなんだけど。単にしし座流星群見逃したんで話題がないのを誤魔化してるわけじゃありません。いえ、多分。
  ビン・ラディン氏がタリバーン軍に見捨てられた ってな報道があるみたい。本当かなぁ。NYのWTCビルテロ直後ほどじゃないけど、情報が錯綜しているし。しかし、最後の無花果の葉を取り去ったアメリカがどれだけ恐ろしい国か、非常に良くわかるよなぁ。テレビ番組で「国内の危機対策も出来てないのに、なんで海外派兵(補給だけだから正確には派兵と言えるか知らないけど、敢えてこう書く)するの」と言っていたらしいけど、こんなおとろしい国に睨まれたくはないですわな。
 あと、何考えてるかわからない 埼玉県健康福祉部医療整備課感染症対策担当のページ 。一昔前だと、三鷹市の水道局ってのもあったけど。
 うぐ、色々煮詰まってるなぁ。


2001年11月20日(火) 旧暦 [n年日記]

新ライダー

 2chの新ライダーの話題スレでは、 かなりそれっぽい話題が出ています 。顔は こんなん だってことですが……これが本当だとすると、11人ライダーとか最初に出てくる3人のライダーの内、一人は女ライダーとかも本当なのかいな。Gガン?
 しかし、一旦記憶が戻った翔一がまた記憶を失った理由が こんなん とは…笑える。(^^;
 BSでダニエル・ディ・ルイス、ウィノナ・ライダー主演の「クルーシブル」をやっていた。いや、見ていてムカツクムカツク。元はアーサー・ミラーの戯曲「坩堝」で、題材こそセーラムの魔女裁判に採ってはいるけど、アメリカの映画・演劇界に吹き荒れた「赤狩り」を風刺したものだということ。だから魔女狩りが一つのテーマにも関わらず、殆ど誰も魔女を信じていない。家の主人と不義の関係を結んだことが理由でくびになったお手伝いの小娘が、嫉妬に狂ってでっち上げる。この狂言の魔女騒ぎが元で、土地の利権を狙う地主や、勢力の拡大を狙う聖職者や自らの間違いを認めようとしない裁判官らの思惑が絡み、小さな田舎町を気違い沙汰の坩堝に叩き込む。結局この馬鹿げた魔女裁判で、19人の無実の村人が犠牲になった。彼らの名誉が回復したのはつい先日(本当に先月くらい)のことである。面白いのだけど、話に救いが全くないので、一概にはお薦めとは…1点。
 しかし 学園戦記ムリョウ って、26話の予定だったのか。面白いけど、あまりにまったりと話が進むのでてっきり通年かと思ってた。しかし残り二話というところで竜王戦の中継が入るのは如何なものか。まあ当初からの予定だったのだろうけど。
 NHK-BSのオリジナルアニメは、最初の頃こそ特に作画面で問題のあるものがあったが、だんだん質が安定してきている。 王ドロボウJING もNHK-BS枠らしい。1クールだけだそうだけど、ちょっと安心。


2001年11月21日(水) 旧暦 [n年日記]

“ワッシュワリワリ”ってどういう意味?

  Mozilla0.9.6 Release だそうで。tabに関する設定が増えてたり、siteのicon対応になってたりという部分が違うのはわかるけど……イマイチtabの設定がわからんのお。完全なtabブラウザにはならんのか?
 一昨日の日記について友人からツッコミ。「小春とは、元々陰暦10月が春のように暖かい事からの呼び名であって、従ってそもそも『晩秋・初冬』の時期を指している。」だそうで。調べたら 本当 でした。間違って言葉を覚えてたのね。反省せねば。
 さて、何時の間にやら ひっそりとBleem!がお亡くなりになっていた そうなのだけど、 slashdot.jp の記事ではBleemincの迷走が原因としてるのに対し、zdnetでは ソニーの圧力によるところが大きいだろう としてるのが面白い。いや、多分どっちも間違ってないんだろうけど。Bleem!と云うと法的に後ろ暗いところはないとして大々的に売り出されたエミュレータだけに、やはり少々惜しい気はする。
 あと、ソフトウェア関連としては Gratzer Sound Station が何時の間にかバージョンアップしていたり、 divX も4.11もなってたり。割と細かな修正ですが、どちらも使いやすくなってるみたいです。いや、まだよくわかってないけど。
 “ワッシュワリワリ”ってのは70年代ポップスの掛け声(?)と言うのは知っていたけど、ルーベッツっつーグループの十八番らしい。で、そのルーベッツの Sugar Baby Love のカバー曲が主題歌の関東ローカル深夜アニメ ちっちゃな雪使いシュガー一話だけ地方でも放送する そうな。わりと評判は良さそうなのだけど、一話だけでどないせいっちゅーんじゃ。そもそも深夜枠にせなばならない内容とは思えないが、時間帯が他に取れなかったらしい。TBS系列は、アニメには冷たいらしい。そう云えば、ZOIDのシリーズが割合堅調なのに打ち切りになったのは、数少ない子供向け番組枠をウルトラマンに取られたからだっけ。ま、商売だからって言えばそれまでなんだけどね。しかしアニメは肩身が狭いの。大抵のドラマはバラエティはそんなタイアップを取る必要がないのに、なんかエンタテイメントとして格が下だって言われてるみたいで…
 ちなみに Sugar Baby Love原詞 は、振られ男の忠告みたいです。しかし本当に「ワッシュワリワリ」ってどういう意味だ?(多分意味なんてないと思うけど)


2001年11月22日(木) 旧暦 [n年日記]

おかださんの謎

 今日は同じ研究室にいた高井センセの教授就任祝賀会。貧乏人には痛い出費だけど、高井さん、いい人だし、非常に聞きたい事があったので参加。なんか着の身着のままで行ったらみんなそれなりの格好してました。正装の事って書いてなかったじゃん。これだから医学系って…でも、まあ、会そのものはアットホームで和気藹々とした感じで、高井さんの人徳と言う感じでした。いや、お世辞じゃなくマジで。
 閑話休題。
 で、聞きたい事と云うのは何かと云うと、「オカダサン」の事なのである。おかださんと云っても「岡田さん」ではない。「オカダ酸」、英語では「 Okadaic Acid 」と云うが、ある種のリン酸化酵素の機能を止める作用を持つ薬品。生物を齧った人なら、リン酸化と云うのが生態に於いて非常に重要な働きをしているのは御存知の事と思う。で、このオカダ酸の発見者(っつーか、作用解明か)が今日祝賀会を開いた高井先生なのだ。で、前々から聞こう聞こうと思っていたのは「何故オカダ酸はオカダ酸か」と云う事。命名者の高井センセは、岡田なんて名前じゃないし、論文の連名にも岡田なんて名前はない。論文でokadaic acidの文字を見た時から、皆で「何でオカダ酸?」と首を捻っていた。
 今回を逃してしまうと、高井先生は旭川の大学に移ってしまうので、そうそうお会いできない、ほぼ最後のチャンスなのだ。
 祝賀会が始まった後、談笑が途切れてるのを見計らって突撃レポート。「で、なんでオカダ酸はオカダ酸なんですか?」
 なぜか待ってましたとばかりの満面の笑みで「それはね」と説明が始まる。え〜、固有名詞はイマイチ良く覚えてませんが、オカダ酸はある種の海綿がよく生成していて、その海綿の学名がなんちゃらかんちゃら・オカダイドとか云う名前らしい。で、その名前は学名を付けた人が岡田と云う恩師にちなんで名付けたらしい。なんだ、もっと面白い逸話があるかと思ったのに、と毒気を抜かれたところで、高井センセ、またニヤリと笑って言葉を接ぐ。「ウチのニョウボの旧姓も岡田なんですよ」あー、なるほど、そういうことですか。(^^; ゴチソウサマでした。
 なんか、友人からのメールで知ったのだけど、MPEG4以上に高画質高圧縮率で、更にソフトウェア再生でもCPUへの負担が小さいと云う夢のような動画圧縮規格があるそうで。 ナンシー と云うのだけど、decoder、encoderの配布はしてないようなので実際はどうなのかなぁ。良い規格なら普及して欲しいのだけど、良い規格だからと云って普及するとは限らないのが世の中。ヲイラとしては、フリー化しないかなあとか、虫のいいことを考えてしまう。まあ、下手すりゃ DivX みたいにクラックされて配布、と云う事もありうるけど。まあ今のバージョンはクラック版じゃないだろうけどね。
 え〜っと、他の話題としては アキハバラデパートが閉店 だそうだけど、フルーツジュース売り場の、アニメ声のお姉ちゃんの声はもう聞けなくなるんだなァとか、 FBIがトロイの木馬使用 とか。
 mozilla0.9.6の 日本語言語パッケージ がリリースされとります。ふむ。


2001年11月23日(金) 旧暦 [n年日記]

善意の押し付け

 なんかここの所、飯を食った直後に熱が出てくる。暫くすると下がるのだけど、体調が悪いのか普通のなのか、イマイチよくわからん。
 えー、もうすぐ年末です。募金の季節です。ってわけで、恐らく一度は見たことがあるであろうユニセフのDM。ユニセフって言ったら当然 United Nationed Children's Fund、国際児童基金 である。下宿には送られてきたことはないが、実家にいた時に送られてきたものを見たことがある。なんつーか、「なんでわざわざDMでもって人に善意を強要するわけ?」と大抵の人は思うだろう。ワシも思った。ユニセフって言ったら黒柳徹子女史だが、実はDMを送ってくるのは 日本ユニセフ の方で、黒柳徹子女史の活動は日本ユニセフには帰せず、直接国際ユニセフに帰しているらしい。 情報元はここ 。広報になるべく金銭をかけずに、募金に戴いたお金はできるだけ全て国際ユニセフに送りたい、と云うのは、確かに黒柳女史の知名度と影響力があればこそ出来る事だとも言えるが、DMの宛先の住所名簿の流出や、相手先の都合を無視して押し付けてくるようなDM攻勢などは、やはり「?」となる。欧米のようなボランティアのシステムが確立されていないから、企業化するのはある程度仕方ないとは云え……うーん。
 でもやっぱり 事務経費が10〜15% とか(ユニセフのサイトを見たけど、ちょっと収支決算内容に関する情報は見つからなかった)、 こっそり積立金25億溜めこんでたり とか聞くと、一概に悪いとは言わないけど、一体募金が何に使われてるんだと云う気にはなってしまうよなぁ。


2001年11月24日() 旧暦 [n年日記]

ザブングルは男の子!

 伊藤明弘氏の「BLUEGALE」に絡んで、「ザブングルってどういう話だっけ?」と云う話題が出てわりとショック。しかし良く考えてみればザブングルの本放送は82年2月から83年1月までなので、私より5つも年下なら物心が付く前だろうし、高校生くらいの世代にいたっては生まれてすらいなかった事になる。当然と云えば当然の話だ。ヲイラは放送当時小学四年生だった。ウチの地域では小学四年生から夏期のソフトボールの練習に強制参加が義務となっており、中盤では泣く泣くソフトボールの練習に行ったことを覚えている。なんで本来レクリエーションのソフトボールに強制があるねん。上手くも好きでもないのに。(断っておくが、私はスポーツ全般が嫌いなのではなく、野球や軟式野球が嫌いなのだ)
 閑話休題。まあ見てなかった分も再放送で見たのだけど、ザブングルは冨野作品の中ではわりと異色の部類に入ると思う。ストーリーの骨子はシリアスなのだが、全編を通してコミカルな雰囲気であり、登場人物の誰もうじうじ悩んだりしてない。ストーリーの当初の肝に、どんな犯罪でも三日経ったら罪を問われない「三日の掟」と云う物がある。家を壊されても盗まれても殺されても、三日過ぎてしまえば「ま、掟だし仕方ないよね」とわりとみんなあっさり諦めてしまう、そんな割り切りの早いキャラばかりだった。主人公ジロン(別名土まんじゅう。主人公らしからぬ風貌)はこの掟に逆らって、両親の敵をずっと追い続けるのだが、決して復讐鬼とかうじうじ悩んだりと云う事ではなく、むしろ猪突猛進、視野狭窄と云った方が正しい。中盤で一旦敵のティンプを仕留めた(と、思ってただけで、実はティンプは死んだふりをしてジロンをやり過ごし、終盤まででずっぱりだった)後は、ティンプが実は生きてたと知っても以前のように「親の敵!」と拘るわけではない。「一旦敵取ったから後はいいや」と言っているようだ。まあ、展開の都合ってのもあるのだろうけど。ストーリー自体はそれ以降、個人的な敵討ちの話から、三日の掟を作り、またティンプらを「仕掛け人」として雇って適当に騒動をおこさせ、支配体制への疑問・不満から目をそらさせていた支配階級(種族)「イノセント」に対する革命劇になっていく。つまり全体としては、一少年が掟を無視して突っ走った事から、理不尽な掟を作り彼らを縛っていた支配社会に風穴(どころじゃないよなぁ)を空けていく(だから主人公のジロンは全く成長してないし、またそれでいい。長生きは出来そうにないけど)と云う大構造に繋がっているのだけど、西部劇としてはやはり断然前半が面白かったのも事実。後半も面白くはあったんだけど。
 そう云う部分や、終盤にかけて細かい破綻があったりはしたけども、「敵も味方も自由気ままな悪党」((c)稲葉振一郎氏)でとても好きな番組だった。それなりには人気はあったのだけど、この路線は途絶えてしまったのは返す返すも残念。他にはダイターン3というのもあるが、それでも最後はシリアス展開だった。
 最近ではスーパーロボット大戦シリーズで知る人も多いらしい。基本的にWM(ウォーカーマシン)は作業機械や車と同じ「ただの道具」として描かれていたので(主役メカですら。これ以上に徹底してたのはボトムズのATくらいだろう)、ガンダムやダンバインのような出鱈目な強さと比較すると派手さに欠けるけど、メカ以上に、キャラクターが生き生きとして立っていたアニメだった。
 ちなみにワシの一番のお気に入りはファットマン(CV:銀河万丈)な。
 ところでザ・テレビジョン見たら、来月でパワーパフガールズが終了となってるんですが…マジ?


2001年11月25日() 旧暦 [n年日記]

あ〜、今日のアギト、マジ面白いわ。

  アギト は謎の核心の一つ、「あかつき号事件」が明かされる。と、云っても今までの展開で大体は明かされていたので、種明かしと云う程の種明かしではなかったりする。あかつき号事件とは別に、アギトの力が何故人類に宿っているかという説明はあるけど、それよりも個別に出てきたあかつき号グループが一同に介してのドラマが目を引く。一年前、自殺した姉・雪奈が恋人「津上翔一」に宛てて出した手紙を偶然見つけ、その封筒にあった住所を元に、香川の「津上翔一」を訪ねようとフェリー船「あかつき号」に乗り込む翔一。そこには後にアンノウンに殺されてしまうあかつき号グループの面々がいた。進路、仕事、家族、それぞれに悩みを抱え、しかし自らを励まし前向きに生きていこうとする彼ら。しかし突如現れた謎の青年、そして青年によりアギトの力を開花させられた翔一を始末すべく現れたエル・ロードは、彼らの希望を打ち砕き、絶望の底に叩き込む。エル・ロードは、翔一の能力を開花させた光の余波を浴びた彼らも近い将来アギトになる事、アギト化の兆候が現れるまでは生かすが、そうなったら逃げ場はない事を告げて消える。この彼らの日常のドラマ、そして一転して異常な事態に巻き込まれる過程が上手にまとめられている。エル・ロードに襲われ、何もわからぬまま足元にアギトの紋章が現れて呆然としたまま翔一が最初の変身を遂げるシーンも淡々と進み、雰囲気に合っていた。そして回想シーンの中でのエル・ロードの「お前達に未来はない」と云う台詞に対応して、意識を取り戻した翔一が「誰も人の未来を奪う事は出来ない!」と叫んでバーニングフォームに変身する翔一。抑えに抑えた展開だっただけにこの台詞で一気に盛り上がって次回へ。アギトを象徴するような回でした。来週はもう一つの謎、ヒロイン風谷真魚の父・風谷信幸殺しの謎に迫るらしい。あと8話、どう転がるのか。


2001年11月29日(木) 旧暦 [n年日記]

元気じゃないけど元気です

 え〜、ちと色々アレで修羅場ってまして、色々滞ります。鬱に突入して自殺したい気分になりたいけどそんな余裕すらなかったり。
 自転車のサドルも突然壊れたりで散々ですわ。半分以上自分のせいなんだけど。ハァ。


2001年11月30日(金) 旧暦 [n年日記]

遂に師走か

 と、気分も暗くなったところで(おいおい)、久々につれづれと。
 すっかし出遅れた 新ライダー (名前は リュウキ だと云う節がもっぱら)の話題はさておき、 声優はオリジナルを真似してない米国版「ナディア」 もさておいて、 Badtrans の大発生もさておいて、さておいてばかりでは話が進まないのもさておいて、え〜っと、おしまい。
 って終わってどうするよ?
 いや、最後のが一番今気になってるんですが。だってこのウィルスって、Outlook固有の、しかもちょっと気をつけてれば引っかからないようなウィルスっすよ? それが何故かNimdaの時以上にばかすかと届く。「Outlookが普及してるのが現状だ」ってのはそうかもしれないけど、んな危険なものが普及してるってのもかなりアレ。ヲイラが使ってる 電信八号 はかならずしも初心者向けとは云えず、強くは薦めないけど、でも他にも無料で昨日が揃ってるメールクライアントは幾らでもある。
 例えば Edmax のフリー版とか(フリー版は複数アカウントを同じユーザーとして管理できないけど、一アカウントしか持ってないような通常のユーザーには十分だろう)、Mewって手もある。いや、電信八号よりもっと初心者向けじゃないけど。更に、3000円も出せばもっと選択肢は広がる。「最初からついてるから」と云うのは分からないでもないけど、結局、こういう欠陥ソフト(と敢えて言い切る)を押し付けられていると云う現実がある以上、自分の最低限の安全は自分で守らなければならない部分はどうしたってある。ま、安全にはそれなりの努力が必要ってこと。
 それと、「ドラキュラ戦記」のオチがどこが面白いのかイマイチよくわからないということだけど、 解説にもあったはずだけど、ベル・ラゴシってのは世界で最も有名な吸血鬼俳優。ドラキュラの映画化はドイツの「吸血鬼ノスフェラトゥ」の方が先だけども、最も有名なのはベル・ラゴシの演じた「魔人ドラキュラ」。この映画でベル・ラゴシの演じたドラキュラの容貌が、現在一般に流布してるドラキュラのビジュアルのおおもとだと言ってもいい。それはその前の「ノスフェラトゥ」で吸血鬼を演じたマックス・シュレックの容貌はスキンヘッドだったことでもわかると思う。このマックス・シュレックの役を「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」ではハゲ俳優、ジョン・マルコビッチが演じているのは当然の流れとも云えたり云えなかったり。ともかく、現在流布してるドラキュラのビジュアルは殆どがベル・ラゴシが源流であり、それは「ドラキュラ紀元」「ドラキュラ戦記」でも例外ではない。つまり、「ドラキュラを自分に似させた」ベル・ラゴシが、「ドラキュラに似てたからドラキュラを演じさせられた」と云う本来の因果関係を逆転させてこじつけてるところが笑い所なんである。 って説明すると面白くもなんともないな。