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2012年11月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンガードアジアサーキット編とか銀河へキックオフ!!#28とか

  ヴァンガードアジアサーキット編 。アジアサーキット予選、最後の日本大会で、それぞれ勝ち進んだ最後の試合でチームQ4が当たったのは大会側が用意した刺客・チームアンノウン。バレバレな正体ながらも元々実力者である相手にアイチたちは苦戦する。

 最後の予選大会なのでチームQ4が勝つに決まってる……というか勝たないと困るのだけど、三人がどれだけ成長を遂げたかってのを見せるエピソードになりそうな。アイチは、イマイチ因縁は浅いけど裏ファイトの帝王と呼ばれたジュンが相手。相手のヴァンガードの攻撃力を削る特殊攻撃に苦しめられ、攻撃のかなめとなるブロンドエイゼルも封じられて絶体絶命の中、サイクォリアで見たイメージを信じて最後に引きの強さで逆転勝利。これってイカサマっぽいような……いやいや。サイクォリアも前ほど万能ではなく、それを信じるか信じないかはファイターに委ねられるみたいだし。
 残り、カムイとミサキの試合が途中だけど、それぞれ相手は負け越してるテツとユリ。勝って決勝大会に行けるのか……特にカムイw ミサキ、最初正体気付いてなさげな素振りだったけど、やっぱりちゃんと気づいてたのね。アイチがジュンのこと忘れてたのはあまりにひどいけどw


  銀河へキックオフ!! #28。新生プレデターになっての初めての試合が都大会予選。なれない試合形式に若干戸惑うもののそれぞれがパワーアップし、青砥や多義も加わった新生プレデターは危なげなく予選を突破。しかし次の準決勝で当たったのは8人制サッカー専門の石神井リバース。早いパス回しで翻弄された上、テクニック的に劣る麗華のポジションを集中的に突いてくる。一点リードを許してしまった上、スタミナも大きく削られ、ピンチでハーフを迎えた時に、翔が大胆な戦術を提案する。

 8人制サッカーの勝手の違いに、最初はそれぞれの実力でなんなく対応するプレデターだけども、龍持だけは麗華に不安を覚える。実力が劣るのは仕方ないと他のメンバーには多目に見られてるが、容赦無い性格の龍持には気に食わない。そして、リバースとの試合で特に麗華が狙われることに不満を募らせる。
 しかし、翔が提案した新戦術はその麗華をフォワードに持ってくるという大胆起用。中距離からもゴールを決められる虎太にロングシュートで敵をかき乱し、相手のフォーメーションを崩すという作戦。
 その作戦がはまったのもあるのだけど、零華をトップに上げたのはスタミナが残ってただからだけではなく、麗華に不思議な力を感じたから。ブラインドサッカーでフィールドの把握力を身につけた翔が終盤で試したのは、ゴール前へのロングシュート→麗華のダイレクトヘディングシュートという流れ。麗華には何故かボールが来そうなポイントがわかるってのは、公式サイト見ればそのまま書いてあるけど、これまでも描写的にこぼれ玉の先に何故か麗華がいたり、って描写はしばしば挟まれてたんだよな。翔たちがブラインドサッカー特訓で身につけたフィールド把握力とはまた別の、天性のもので、心は狭いけど頭はいい(笑)龍持もそのプレイを見て麗華の力を認めたよう。
 でも次の決勝戦の対戦相手は、体力とガッツがメインのチームのようで……連戦なんだけど、大丈夫かいな?


2011年11月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#37とフォーゼ#10

  ゴーカイジャー #37「夢を掴む力」。ワルズ・ギルの乗り込んだグレートワルズによって倒されたゴーカイオー。マーベラスは止めを刺される前に皆を無理矢理脱出させ、一人ゴーカイガレオンに残る。ガレオンから投げ出されたゴーカイジャーたちはレッドを探しつつも、ガイは「自分は一方的に守られることなんか望んでなかった!」とマーベラスの行動に憤慨する。
 一方、やはり放り出されたが他のメンバーとはぐれたジョーは、因縁の相手であるバリゾーグに遭遇する。

 これまでなんだかんだで地球を守りつつも決して「地球を守る」とは言わなかったマーベラス。自分に守る力があるのか確信を持てないことが「守る」と言わせなかったのだけど、ガイは「自分は守られたかったんじゃなく、一緒に守りたかった」と言う。その気持は皆一緒で、マーベラスも吹き飛ばされたガレオンの中でアカレッドの魂に諭され、認めた仲間たちとともに夢を掴むことこそ自分のなすべきことだと自覚する。
 で、そのことでゴーカイジャーの大いなる力が発動、カンゼンソウルが誕生し、ゴーカイオーがマッハルコンと豪獣神と合体することで「カンゼンゴーカイオー」に。うーん、ちとブロック型合体ですな。さすがにゴーオンジャーみたいなタワーにならんでもいいですが、ちと最終形態としてはさみしいような。でもマフラーが巨大な左手になるのはおもしろいかも。
 そしてジョーもシドへの弔いのためにバリゾーグを倒し、グレートワルズもカンゼンゴーカイオーにより撃破。まさかのワルズ・ギル退場。このあとの敵はどうなるのかわからないけど、まずはワルズ・ギルから父親の命により自分を蔑みつつも見張っていたと罵倒されたダマラスが、忠義からの復讐心に燃えてるような。ザンギャック皇帝とか出てくるのかしらん?
 そして次回はメガレンジャー編。かつて高校生だったメンバーは、今どうなってるのかね?


  仮面ライダーフォーゼ #10「月・下・激・突」。フォーゼがアルターゾディアーツの攻撃に苦戦している傍らで、友子がスコーピオンにゾディアーツスイッチを渡し、欲望を解放させるようそそのかす。
 変身を解いた律子は勝ち誇り立ち去り、友子に儀式の夜にスイッチを押すように指示するが、友子はどうしたらいいのか、迷ったまま。しかし魔女の呪いを存分に見せつけた律子はそんな友子の気持ちに気づくこともなく、学園中を恐れさせながら自分の威厳を魅せつけるように練り歩く。
 弦太郎たちはアルターの目的を知るには友子に協力してもらうしかないと、彼女の家に押しかける。そして彼女の部屋で見たのは、蛹、抜け殻、マトリョーシカ人形と、それまでの姿を脱ぎ捨て姿に変わるもの。弦太郎は友子の望みが「変わること」と悟り、そんなに必死に自分を否定する必要はないと説得するが、誰にも受け入れられなかった友子には弦太郎の声は届かない。もはや自分の救いは魔女のいる月面にしかないと言う彼女を、フォーゼに変身して無理矢理ラビットハッチに連れ込み、実際の月面を見せつける。自分を否定してどこかに逃げようとしてもどこにも救いなんかない、今のままでも、変わり者のままでも受け入れてくれる場所があるはずだと語り、仮面ライダー部なら居場所が見つかるはず、と友子に仮面ライダー部に入ることを勧める。
 初めてそのままの自分でいいと言ってくれた弦太郎に感謝し、律子の企てを語る友子。その計画とは、魔力を極限まで溜め込んだアルターの杖を学園の屋上に描いた魔方陣に突き立て、学園を一瞬で燃やし尽くすこと。それを阻止しようと、仮面ライダー部のメンバーは夜の学園に忍びこむのだが……

 友子編+ファイヤーステイツ登場編後編。自分を肯定できず月に行って魔女に生まれ変わることだけが自分の救いだと信じる友子。しかし律子の復讐にも賛同しきれず、どうしたらいいのか迷ったところで弦太郎から今のままのお前でいい、と言われ、自分の道を選ぶ。
 月面に連れていき、友子の現実逃避先を潰すという強引な方法で友子の目を覚まさせる弦太郎だけども、どんな人間でも受け入れ友達になろうという度量があればこそ。その度量により、単に火に関する特殊能力をモツだけだったはずのファイアスイッチがその力を進化させ、あらゆる熱攻撃を無効化・吸収し、それを攻撃に転化するという能力を開花させる。そして、アルターに一方的に炎攻撃を受け、一見フォーゼのピンチに思えた局面でその秘められた力を見ぬいたのは友子。友子はネット関係の情報収集役かと思ったけど、霊感でのヒントの提示をする役割なのか?
 アルターも倒し、新たに友子も仲間になった仮面ライダー部だけど、友子が持ってた未使用のゾディアーツスイッチの解析を楽しみにしてた賢吾だけがアテが外れてがっかり。なんだかんだで友子、メイクも薄くなってはつらつとしてしまったような……ちと残念かも。あと、この二回のエピソード、大文字さんなにげに大活躍だったな。


2010年11月14日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイジャー#39とオーズ#10

  ゴセイジャー #39「エピック・ゼロ」。マトリンティス帝国のロボゴーグは、ゴセイジャーたちを倒すため、密かにある計画を実行に移す。一方ゴセイジャーたちは望の将来の夢の話から、自分たちの将来の夢を語り合う。しかし、アラタだけが具体的な夢を話そうとしない。そんなとき、マトロイド反応を感知し、出撃するゴセイジャーたち。そこにいたのは、時間を10秒間だけ巻き戻してなかったことにできるタイマーのバクトフージERだった。バクトフージERの特殊能力に苦しむゴセイジャーたちだったが、ゴセイナイトとの共闘でどうにか相手を追い詰める。しかし、そんな彼らの前に新たなマトロイドを連れたメタルAが現れる。そのマトロイドとは、ロボゴーグの手によって記憶を消され改造されて生まれ変わった元流星のブレドラン改め、サイボーグのブレドRUNだった……

 のっけがいきなりロボコップのパロだな。そして敵の元ネタはもちろん「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。まだこんな大物が残ってたか。そして10秒間だけ時間を巻き戻せるって、スティール・ボール・ランのリンゴォ・ロードアゲインのスタンド能力・マンダムそのまま。ただ、マンダムのような知能戦じゃなく、攻撃を無効化し徒労感を味あわせるという使い方しかしてなかったけど。
 そして完全なゴセイジャー抹殺兵器として生まれ変わったブレドラン。ただし、ゴセイジャーへの敵意以外の記憶は全て消されている。しかし、ゴセイジャーとの戦いの中で記憶が甦りそうになり、不具合を生じてしまう。
 結局はバクトフージERとの巨大戦になるのだけど、その時、バクトフージERを倒した瞬間に混乱したブレドRUNの攻撃が重なり、バクトフージERの能力が暴走、アラタの姿が消えてしまう。そして、アラタが目覚めたのは、まだ天の塔が壊される前の地球。もしかしたら天の塔を守り、歴史をやりなおせるかもしれない、と思うアラタだけど、そう簡単な話じゃないだろうなぁ。あと十話くらいなので、一応巻きに入るのか?


  仮面ライダーオーズ #10「拳と実験と超バイク」。映司たちの前に現れた奇妙な男、真木。アンクの言うにはヤミーの親ではないということだが、彼の言動からヤミーについて何か知ってると睨んだ映司は、タカカンドロイドに真木の後を付けさせる。
 一方で鴻上たちは自分たちの目的のためにメダルを誰に集中するのが良いかを決めようとする。後藤はグリードの危険さは言うに及ばす、映司の頼りなさからオーズに集めることも反対するのだが、鴻上はオーズに集めるのがよいと主張、真木も賛同し、結局はその方針が決まってしまう。しかし、真木にはまだ何か考えるところがある様子。
 タカカンドロイドが突き止めた真木の居場所、鴻上の研究所へとやってきた映司は、研究員の一人と擦れ違うが、その男、只野こそがヤミーの親。そのことをアンクから聞いた映司は只野を追おうとするのだが、只野の欲望により増殖したサメヤミーが現れ妨害。ヤミーは倒すものの只野は見失ってしまう。さらに映司の前に現れた真木は、ヤミーの観察を続けるために只野の追跡を中止しろと言う。犠牲者が出ると真木に反論する映司だが、真木は人は終わりを迎えることで真の自分として完成する、と持論を展開する。真木の異様さに萎縮する映司だったが、その言葉には従わず、只野を追い、遊園地に仕掛けられた爆弾を次々に解除していくのだが……

 映司のトラウマでもある爆弾騒ぎで、今までわりと飄々としていた映司の、本気で怒る姿が出てくる。爆弾に取り憑かれた男、只野に取り憑いたヤミーを観察するために、わざと彼とヤミーを泳がせていた真木。異様な生死感を持つ真木に、最初は戸惑う映司だったけど、これまでヤミーを放置していたのを一転、観察は終わったのでもう処分していい、と実験のように言う真木に映司の怒りが爆発。真木の近くの電源ボックスを叩きつぶす。真木はそれに怯えて人形を落として取り乱して逃げ出してしまう。腰抜け云々以前に、面白いキャラだな、これ。
 そんな真木が新たに開発したカンドロイド、トラカンドロイドは、巨大化してライドベンダーと合体するがこれがとんだ暴れ馬(虎?)。タトバコンボのオーズでも乗りこなせないが、ラトラーターコンボならば制御可能で、逆にラトラーターの強大なパワーも発散してくれるという便利アイテム。そのトライドベンダーによって大量出現したサメヤミーを撃破。アンクも久々の大量状態に大喜び。
 でも、クスクシエに帰ったらまた無理やり比奈に飯を食わされ、逃げようとすると女教師に扮した知世子にたしなめられることに……クスクシエ、やっぱ多国籍料理店じゃなくコスプレレストランだろw
 一方、オーズに対抗心を燃やす後藤は、なんか独自の動きをしそうだし、真木もオーズにメダルを集めることを了承はしたがその目的が「人類の良き終末」だったり、グリードの影が薄くなるくらい鴻上側が曲者揃いで、結局人間との戦いってことになりかねんよなぁ。


2009年11月14日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ここから始まる大粛正、ってのは冗談にしても

  仙谷由人行政刷新担当相は、来年度予算の圧縮を目指す「事業仕分け」について「これまで一切見えなかった予算編成プロセスのかなりの部分が見えることで、政治の文化大革命が始まった」と意義を強調。毎日 )。
 いや、「 文化大革命 」ってw
  文化大革命 はそもそも政治の事件なので「政治の文化大革命」というのが意味不明ではあるのですが、文革は中国における一大弾圧、粛正事件として認識されることが多く、中国でもマスコミなどで公然と語られることは控えられている。実際数千万人の処刑者を出した他、様々な文化破壊を起こし、その後の経済発展を大きく遅らせました。普通に考えれば「ド」の付く失言なんですけどね。 ニュース動画 を見てみると、この後に「そのくらい大きなことだ……」と続いてますが、ま、別に続いたからと言って文脈的には変わりませんわな。
 まあ、これだけだと失言を揶揄するジョークで済むんですが、仕分け内容についてもテレビの報道はよくわかりませんが新聞報道を見てるとその無茶ぶりが目に余る。
  スパコン予算削減朝日 )なんかは比較的取り上げられてますが、予算削減自体はともかく、その理由が「国民生活にどう役に立つのかわかりにくい。国民目線で云々」って、その言い方だとありとあらゆる予算が削れますな。
 そのくせ、一方で 漢方の保険適用を外す薬事日報 )などということも同じ事業仕分けでやっている。漢方って中国のものと勘違いされてますが、漢方は実は日本発祥。中国の本草学等薬学もベースに含まれてますが、これを漢方として確立、発展させたのは実は日本で、中国はそれを逆輸入してます。また、効き目は強いが副作用も強い化学生成された医薬品と違い、効き方が穏やかで強い副作用が出にくいため、軽い症状などで処方されることが多いのはご存知の通り。これってもろに国民生活に響く話なんですが、これで「国民目線」と言ってるのが「どの口で?」としか思えません。
 意地になって看板に上げた政策は(批判があっても)通そうとするが、その費用捻出と実績を演出するために無茶な予算削減をやらかす、という予想通りの行動を取ってます。予想通りすぎて呆れるくらい。
 医薬関連ではジェネリックを用いて云々、という話も出てますが、確かにジェネリックは安く上げられますが、主成分は同じであるもののまったく同じ効能が出るかは保障されておらず、また新薬開発の観点から言うと「折角新薬開発しても長い認可期間を乗り越えて発売したらあっという間に特許の保護期間が終わってしまう」ということになり、そこでジェネリックに一斉に切り替えるということをすると新薬開発自体が抑制されてしまいます。
 すべきは新薬認可制度の見直しと平衡してジェネリックの使用に関する規制の緩和、情報提供の充実、そしていくばくかの奨励であり、「ジェネリックに切り替えて医療費削減だぜ!」という乱暴な話ではないと思うのですが。
 仙谷氏は言葉のあやで「文化大革命」と言ってしまったのだとは思いますが、やってることは実際にそれに通じる乱暴な話だと思います。
 さて、民主はここから人気取りになにをしますかね? 与党である以上自民叩きだなんていつまでも野党気取りは通じませんし、ばらまきも子ども手当であっぷあっぷなのに、これ以上何ができるか、ですね。このまま支持率急降下、なのかな? それでも多数与党なので解散はあり得ないんですが、首のすげ替えをしたところで小沢院政なのは変わらないので同じ事。「なんでこんなことになったんだ?!」ってみんなが叫ぶ事態になるのかどうか。はてさて。

[その他] 風向きが変わってきましたかねえ

  何のための補正予算か朝日 )。
麻生前政権は、世界的な経済金融危機に伴う国内景気の急激な冷え込みに対して、真水で14兆円強の景気対策を09年度第1次補正予算で実施し、実際に景気下支えの成果を出した。
 そういうことは選挙前に言ってやれよ。政権交代と連呼してまったく評価をしてこなかったのはどこの誰かと。
 そのような性格を帯びた現行補正予算を組み替えて、新たな景気対策を打ち出すのであれば、政府は、景気の現状認識や見通し、予見されるリスクとその大きさ、現行対策と比べた新対策の効果や有効性を、国民に明確に示すべきだ。マニフェストにこだわるあまり、対策をいじくり回すだけなら、政策そのものが景気にとってリスクになりかねない。
 そういうことは選挙前に……とは言わんまでも補正予算凍結時に言えよ。
 とは言え、鳩山政権のあまりのいきあたりばったりさと経済政策の見通しのなさに、新聞は流石に批判論調を強めだしたようですね。テレビが追随するかどうかですが、まあ、現状のままならば積極的批判はしないまでも称揚はなりを潜めるでしょうね。
 さて、ここから一二ヶ月で一気に楽しいことになりますよ、多分。


2006年11月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] おとボク#6とエンジェる〜ん#7

  おとボク #6「夏の日の幻想曲」。夏になり学院でもプール授業が開かれる。スクール水着を着ると流石に(股間が)バレてしまう瑞穂は、まりやの入れ知恵で女の子の日と偽って水泳の授業をさぼる。しかし立て続けに水泳をさぼる瑞穂に「授業をサボタージュしてる」との噂が立ち、生徒会長の貴子が「エルダーにふさわしくない行為!」と抗議してくる。ところが話は何故か瑞穂をかばうまりやと貴子の水泳対決と言うことになってしまう。

 貴子とまりやがなんでことあるごとにいがみ合うのか、という辺りと、貴子の性根は堅物なくらいまじめなだけで悪くない、という貴子話か。水恐怖症の作り話は、まりやならやりかねんってのが……
 同級生によってかしましくも賑やかな水上運動会に仕立て上げられてしまい、それなりにいつもの女の子同士のかしまし話に……で、最後に貴子の努力して特訓する姿に感動した瑞穂も水恐怖症を克服し、海で遊ぶ写真を夏休み中の貴子に送る……ってちょっと待てや。瑞穂の水恐怖症って元々嘘じゃん!w
 いい話で終えたようで、最後まで騙しっぱなしという割と腹黒い話でした。


  エンジェる〜ん #7「対決!先輩はライバる〜ん」。
 …………
 いや、投げっぱなしってそういうことじゃないんだよ……しかしヴァニラだけゲーム版準拠のデザインになってるのな。ノーマッドも出なかったし……まあ、きっとパラレルと思おう。
 ミルフィーユの中の人が当時より上手くなってきてるのでミルフィーユも上手くなってきてるのが聞き所でした。役者ばっかは長い目で見ないとどうなるかわかりませんわ。

[特撮] ライオン丸G#7

  ライオン丸G #7。恩人のオーナーが豪山の手の物に刺されてしまった獅子丸。手術は成功するが、オーナーの意識は戻らない。ジョーがオーナーを刺すようにし向けたと思った獅子丸は、ジョーの考えがわからず悩む。ジョーに惚れたサオリにも忠告するのだが、逆に自分が戦いから逃げてるヘタレだろ、と言い換えされる。そんな中、オーナーの様態が急変。獅子丸はジョーを問い詰めようと捜すが、スカルアイ強奪犯に人質に取られたサオリに構わず手下に銃を撃たせたジョーを前に、怒りを爆発。キンサチを抜き放つ。

 先週は店長って書いちゃったけど、オーナーと店長、別だったのね。エンディングでは「マスター」とテロップされてるのが店長なのかな? ……って、「ひかる一平」ってなってるんですけど。うわ、マジっすか。気がつかなかった。西順之介もすっかり中年になっちゃって。
 一方、一人ハードボイルドなジョーだけども、やはり過去には何かあった模様。幼い頃に親を殺されたらしいのだが……逆上してジョーと戦うライオン丸だがやはり力及ばず、再度敗北する。とどめを刺そうとするジョーを再び謎のホームレス(果心居士)が止める。旧シリーズ同様、最終的には共闘する方向の模様。
 それにしてもコスK、結構いい加減なことばっかり言ってるなぁ。

[その他] チバと言ったらさいたま?

  「ちば」と「さいたま」 どっちがダサイJ-CAST )。あ〜、まあ、なんかびみょ〜。個人的には千葉って言ったらチバシティっしょ。むしろサイバーな感じで。って、浮きまくりか。う〜ん。しかし、単にイメージ上なんとなくそう思ってるだけだったけど、本当に埼玉と千葉ってお互い意識してたのか……まあ同じ東京に隣接する県だからなぁ。


  教育基本法改正:反対3000人が集会・デモ 在日コリアンも呼びかけ /大阪毎日 )。「 「愛国心」を強調した教育基本法改正案に反対する集会とデモ行進が11日、大阪市中央区の大阪城公園などであり」(中略)「 弁護士や在日コリアンら112人が呼びかけた。」……あれ? なんかおかしくないっすか? あれ? あれ?


  http://blog.livedoor.jp/dqnplus/ 痛いニュース 経由で 頭に弾丸6発受けても無事生存、奇跡のブラジル女性CNN )。不謹慎だけど、 こちら ですぐに「クラフトワーク」の名前が出てるのを見たときには、不謹慎だけど笑ってしまった。旦那がセックスピストルズの使い手じゃなくてなにより。


2005年11月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][特撮] 土日のいつもの

  BLOOD+ #06。う〜ん、変なイデオロギー臭がし始めたか? 米軍が兵器として翼手を利用・開発しようとしている、って設定は別にいいのだが(ありがちとも言える)、妙に「世界の紛争は全てアメリカが起こしてる」的というか、アメリカの相手の存在感皆無の不思議な世界観を構築している。これって、ネットで見かける反米運動をやってる人たちの世界観に似てるような。アルジャーノに「地位協定云々」って台詞を言わせてるのもなぁ……別に地位協定があっても基地外の民間施設を誤爆したら、流石に責任者の首が飛ぶと思うが。むしろ守られるのは司令官の首ではなく、アメリカ大統領の首じゃないのか。被験体が何度も逃げ出して管理体制に欠陥があることがわかっていながら、実験を同じように続行してるってのも……
 プロデューサーの感覚がどれだけ反映されているかってのは不明なんだけど、「総連とも仲良しで」って発言した後だと気にはなる。いずれにしてもなんだかおかしな戦争観をしてるなぁ。
 米軍を悪役にするならするで、もうちょっとちゃんとやろうよ。
 あと、赤い盾の関係病院から流血沙汰どころか銃声の一発もなくジョージが運び出されてたんで、赤い盾も米国所属の、米軍とは利害を異にしてるだけの組織かと思ってしまった。この辺の描写もわけわからん。

  エウレカセブン 。ニルヴァーシュとエウレカの秘密を、会社の宣伝ビデオ風にあっさりと。いや、まあ、なんつーか。笑えるんですが。1クール目はヒップホップ感というかグルーブ感というか、そこら辺を重視、2クール目は戦争をしてることをレントンに突きつけ、その状況を受け入れるまで、で、世界の設定自体はすっとばして来たので、こういうところでしわ寄せしないといけないのだろうな。どうせならもうちっとタメが欲しかったような。とは言えニルヴァーシュのspec2への改修、タルホの決意と、色々と布石が。つか、エウレカといい登場人物の概観が結構変わる番組だなぁ。

  マジレン は、相変わらずソツがない。あくまで家族としての話が主軸で(美雪を助ける話になってる)、兄弟の関係をいろいろクローズアップ。強すぎる冥界神も、ゲームのルールに違反すれば処罰されることでなんとか対抗させている。まあ、そのうち小津兄弟自体がパワーアップするんだとは思うけど。

  響鬼 は先週休みだったので二週間ぶり。イブキは自身も迷いながらも師匠としてあきらにアドバイスを、トドロキはいつまでもザンキに精神的によりかかっていた自分に気付き、あえてザンキとの決別を選ぶ。そして明日夢はヒビキのアドバイスを逆に生かし、響鬼のピンチを救う。話としては、「師弟関係(のようなものも含む)」を主軸に三組の重要な(良い方向での)ターニングポイントになっている。個人的にこういう展開はとても腑に落ちる。ビルの屋上から廃車置場にテレポートとか、そういう話は置いといて。
 けど、途中で方針やテーマではなく、製作体制が変わるという稀有な番組だけに、「旧スタッフだったらどう作っただろうか」ということをつい考えずにはいられない。番組への批判じゃなく、自分が持ってる「感覚」の普遍性への疑問、という方が正しいか。自分の感覚が条件反射に陥ってないかということでもある。う〜ん。

  ゾイドG 。ルージたちの旅、クライマックス? カトーンの町でロンにギルドラゴンを見せられるルージたち。その大きさに戦慄しつつも、「戦争が終わったら何がしたい?」との質問に「ミロード村に戻って、教師になり、世界の広さを子供たちに教えたい」と答えたルージは、カトーンの有力者からの協力をとりつける。「ディガルド討伐軍へ」ではなく、「ルージへ」なんだよな。ロンにルージを託したラ・カンの意図を考えても、やはりルージをそういう方面で育て上げるつもりか。こりゃ、戦争が終わっても教師どころではないかも。ギルドラゴンはおそらく玩具展開的なものが大きい登場だろうけど、いきなり丸々出してこれまでの世界観をぶち壊すような真似はせず、ごく一部(尻尾? 腹?)だけ見せ、ロストテクノロジーのもの凄さを思い知らせる演出にしてるのは中々すぐれてる。
 一方ディガルドは「定例の御前会議」で、「空の人」と呼ばれる、破滅前に宇宙に逃れた古代人とレッゲルと技術の交換取引を行っていた。あれか。ナチスはUFOと取引している、ってアレ。(違う) 必要としていた大量のレッゲルは、これのためということか。
 ほいでもって今回も熱烈なうっかり少将ザイリンのルージへのアタック。ロンの死亡フラグがわずか数分で見る見るうちに立ってしまったので何かと思いきや……生きてるんか!(笑) とは言え、貴重なリーオの武器を持つバンブリアンと引き換えにしてでもルージを助けることを優先したということでもある。ロンは今後ゾイドに乗るのかな?
 それにしてもゾイド教室は……

[その他] 消えたキムチの謎

 え〜近所のスーパーから中国・韓国産のキムチが姿を消しまして、残った国内ブランドにも念押しをするように「この商品は国内産です」と張り紙がされていたわけです。まあ、中国・韓国産キムチから寄生虫卵が見つかったことの影響なんですが、 国内で市販の韓国産キムチから回虫の卵読売 )だそうで。そりゃ、いますよ。今さら何言ってるんですか。前から キムチに混入していた卵で感染したと見られる有鉤条虫感染の例 は報告されていたわけで、回虫とかくらいじゃ下手すりゃ済まないわけで。おそらく真面目に仕事してるメーカーも多いとは思いますが、危険性が危険性だけに(特に有鉤条虫は脳にも侵蝕する)これを機会に衛生管理は徹底的にやってほしいですな。

  暴君ハバネロ/ベビネロ、内藤陳の暴や連主催の「暴言甲子園」開催RBB TODAY )。しまった! こんなネタあるんだったらあと五日早く公開してくれ! 先週末(日本冒険小説協会公認酒場の)深+に行った時に、ネタにできたのに!(記事にもあるが、内藤陳氏は日本冒険小説協会の会長でもある) まあ、らしいっちゃらしいですが。

  北部人事管理施設センターの隊員が金武町で共同作業沖縄駐留海兵隊 )。共同作業って、地元の人たちと草刈したってことです。こういうニュースって本当に日本のマスコミは流さないなぁ。

  国内の腐敗、外圧で解決 中国の地方出身者、公館や報道機関へ“直訴”産経 )。そうかぁ、って感じの記事で、周辺事情とかは今さらな話なんだけど、つい「上」と書いた手紙を掲げて外国大使の黒塗りの車に駆け込む中国農民の姿を連想……
 と、冗談めかして書いているけど、実際は地方と都市の格差ってのは大きな問題で、おそらく中国も実際のところはまったく解決の意思はないと思われる。だって、解決しちゃうと単純に経済構造だけ見ても確実に崩壊しちゃうもの。また、平等と自由を実現するわけにもいかない。それにしてもそう長く続けられることでもないと思うけど。

  Microsoftも「駆除」決定――SONY BMGの「rootkit」対策に乗り出すITmedia )。あ〜あ。本格的に駆除対象認定か。SONY、本気で「これはナイスアイデアだ!」と思ったのかな……? 「誰か止めろよ、おい」って話だと思うのだけどな……

  朝目新聞 さん→ 酔拳の王 だんげの方 さん( 11/04 )→ Operation:Mindcrime さん( 11/01 )という流れをたどって 経産省文化情報関連産業課による「アニメーション現状と課題」報告書 (pdf)を見る。確かに「一例」ではあるけど、スポンサーは五千万払ってるのに制作プロダクションには800万という流れが示されている。広告代理店からもキー局には四千万渡っているのに、ここから「ガクン」と減る。その挙句が空洞化・人材不足。これは平成15年の報告。この問題はお上も二年前には既に認識してたんだ……これは「コンテンツ産業大国」云々なんざ、おこがましいですわな……


2004年11月14日() 旧暦 [n年日記]

[その他] メモ:潜水艦覚書

 沖縄辺りに出た、国籍不明潜水艦について。
 まず最初の選択肢。出没の情報が本当か否か。まずなさそうだけど嘘の場合、誰が嘘をついたか。
 本当の場合。漢級潜水艦と言う情報は正確か。正確でない場合、恣意的な間違いと恣意的でない間違いの可能性がある。けど、旧式で国産の潜水艦だから、間違える可能性は低いように思える。
 次、実際に漢級潜水艦だった場合、目的は? 威嚇行動にしては、財務省の防衛予算案の見直しの動きにつながってしまうし、対応を調べるにしても、マニュアルがちゃんと出来てない日本の場合、逆にマニュアル作成の動きを進めるだけだろう。
 海底シーレーンの調査をしていたのがたまたま迷い込んでばれたとか、他にも色々考えられるけど、さっぱりわけがわからないのが本音なんで意見をあんま求めないでください。(^^;>Dさん
#そりゃ中国政府は抗議に対し知らぬ存ぜぬなのは予想がつきすぎるし。

[特撮][アニメ] 夢の中へ

 むー、金曜の徒歩での帰宅行が効いていて、サーカディアンリズムの調整との兼ね合いが大変な週末でしたことよ。
  デカレンジャー は夢の中に入り込んでくるアリエナイザーが相手。DEATH13? しかし、女の子メンバー二人の信頼関係がしっかり描かれていて好感。センちゃんの推理能力とか、ジャスミンの超能力とかの設定が死なないでちゃんとずっと生かされているところも良い。ところで来年は「魔法戦隊マジレンジャー」って本当ですか?
  ブレイド は、偽広瀬父=トライアルBに決着。すまん。こういう故人の意識が移植された人工意識ものって弱いんですわ。はっきり言えばゼロとマックス兄ちゃんなんですけどな。しかし、虎姐さんはまだ封印されないようで。実はまだ四体、ジョーカー以外のアンデッドが残ってるし、虎姐さんは次回諸星ダンと接近するみたいだし。
  プリキュア は、担任の先生が婚約者が海外に転勤になるのをきっかけに籍を入れることに。学校も辞めるのかと心配したけど、学校は辞めないということで安心。でも、それって旦那さんと離れ離れって事に……で、せめて結婚式を祝福しようと、クラス一同でキルトを作成してプレゼントしようとするけど式場にザケンナーが現れて、という、まあ、言って見ればどうということのない話。でも、小学校の時に担任の先生の結婚式にクラスで示し合わせて内緒でリコーダーの練習をして、不意打ちで乗り込んで(式場や司会者側には連絡した)リコーダーの演奏をしたことを思い出したのだよな。若くて熱血気味な先生だったこともあって、感涙までしてくれたのだけど、そのことを思い出した。
 あ、そうだ。連絡いただければいつでも 今回テレ東で未放映のからくり人#11の入ったDVDお貸ししますよ?

[必殺] 最後(?)の必殺(その4)−必殺後期シリーズの迷走

 「うらごろし」により打ち切りが決定し、最後の作品として企画された「必殺仕事人」だが、80年代必殺ブームの火付け役となり、「必殺」と言えば「仕事人」という認識まで得られるようになったのは多くがご存知の通り。
 しかし、元々仕事人は必殺シリーズの集大成として企図されており、シリーズの顔である中村主水を登板、元締め鹿蔵を中心とした「仕掛人」型の組織として設定される。人気キャラの「かんざしの秀」「何でも屋の加世」が初登場するのもこのシリーズ。最後のシリーズのはずが人気が急上昇しだし、放送回数も延長される。必殺の「お約束」はこれと続編の「新必殺仕事人」でほとんど完成されるが、かならずしもスムーズだったわけではない。元締め鹿蔵は演じている中村雁治郎の健康不調により早々に降板、その後山田五十鈴演じるおとわ、六蔵が元締めを歴任、終盤は元締め不在になってしまう。また、殺し技の設定にも紆余曲折が見られる。最初、秀の武器はかんざしではなく細工に使う「のみ」。これを相手に打ち下ろすという豪快なもので、性格も息の荒い若者だった。綴左門は浪人で前半は刀を使っていたが、後半、特にイベントもなく刀を捨て、相手の体を逆海老折し、背骨を折るという怪力技になる。それと同時に職業もおでん屋になり、頭を坊主にする。おそらく「町人+浪人」(+役人)という仕掛人型の布陣から、「侍+坊主+若者」という、仕置人型への無理矢理の変更だろう。雰囲気も前半と後半では異なっている。
 ともかく必殺人気は爆発し、最後の作品になるはずだった仕事人は起死回生の一発になり、全84回という最長のシリーズとなった。次番組の「仕舞人」への引継ぎもかねていたとは言え、初のスペシャル版も作られる。放映期間は79年5月から81年1月にかけて。
 その後、非主水シリーズとして第十六弾「必殺仕舞人」が作られる。これは新からくり人から始まる「旅もの」。その直前の(そして初の)TVスペシャル「恐怖の大仕事」で仕事人と競演するなど、仕事人の成功を最大限使い、「社会的弱者である女の恨みを晴らす」というコンセプトで、京マチ子なども登板した。流石に仕事人のようなブレイクはしなかったが、手堅く、続編も作られた。
 第十七弾は「新必殺仕事人」。主水と、前作の人気キャラだった秀の再登場に加え、もう一人の人気キャラクターになる三味線屋の勇次が初登場する。主水らのグループと、やや一線を引く勇次(と母親のおりく)という関係は「商売人」的だが、勇次が主水に対抗しうる大人キャラではなく、おりくも反発していたわけではなく主水を認めていたので、主水グループにこの二人が吸収される形になる。後期必殺シリーズの特徴はこのシリーズでほぼ固まることになる。
 この次に第十八弾「新必殺仕舞人」が作られるが、これは未見のためもあり省略。
 1982年になって第十九弾「必殺仕事人III」が作られるが、この辺りから必殺の迷走が顕著になる。「笑っていいとも」の開始がこの年。また、「おれたちひょうきん族」の放送開始は前81年、初代「ファミコン」の販売は翌83年。テレビゲーム世代とバラエティ全盛時代の幕開けの時期だった。
 必殺スタッフがまず乗ったのはこのバラエティ路線だった。まず、秀、勇次で美形路線に確信を得たのか、この二人の続投に加えてアイドルだったひかる一平を新たに仕事人にあこがれる受験生・西順之助として登場させる。また、新仕事人でもそうだったがこれまで以上に時事ネタを取り入れていく。前作で登場した上司・筆頭同心の田中もより明確にコメディリリーフとし、バラエティ的な作りが一層明確になっていく。美形キャラの充実にバラエティの強化、これらは少なくともこの時点では間違いではなく、事実、視聴率は好調だった。が、同時に後の迷走の特徴も見える。美形キャラやバラエティ的な作りで女性ファンを中心とする新たなファンは付いたが、硬派な作風を好む旧来のファンには失望した者も少なくない。また、表層的な時事の取り扱いが増えたのも粗製の印象を受ける。とは言え、このシリーズは視聴率的には全シリーズ中最高クラスなのは確かである。
 非主水シリーズでは第二十弾「必殺渡し人」第二十四弾「必殺橋掛人」など、決して評価の悪くないシリーズもあるのだが、以後の主水シリーズ、というか仕事人シリーズは、旧来のファンにはあまり高い評価を受けていない。過去の成功に固執したように見えたからかもしれない。はっきりと迷走の開始が見て取れるのは、個人的には第二十一弾「必殺仕事人IV」からであるように思える。サブタイトルを見ると、「大根めし」に「超能力山伏」「エリマキトカゲ」……まあ、この時期、何が流行だったのか、言わなくてもわかりますね? この珍タイトルが更に磨きがかかり、第二十七弾「必殺仕事人V旋風編」の「ハウスマヌカン」だの「ワープロ」だの「バース」だのが出てくる。ここまで来ると時事風俗をなにか取り違えてるとしか思えない。しかし、同時に通算600回を記念し、(仕掛人以外では)初の劇場版「必殺!」が製作されたのもこの頃。
 非主水シリーズにも迷走の跡は見られ、勇次を主水に代わるもう一つの軸に据えようとして失敗した第二十二弾「必殺仕切人」やスーパーマリオブラザーズのパロディになっている秀の主演作、第二十六弾「必殺まっしぐら!」がある。第二十五弾「必殺仕事人V激闘編」でハード路線の回帰を試みるも、もはや世相が違ったのか、スタッフの実力不足か、あるいは別の理由か、結局すぐにライト路線になってしまった。シリーズ第二十八弾「必殺仕事人V風雲竜虎編」ではさすがにこの迷走は収まるが、もはや時すでに遅し、第二十九弾「必殺剣劇人」で必殺十五年の幕を下ろすことになる。
 年は1987年。大河ドラマ「独眼竜政宗」放送、「朝まで生テレビ」開始、ファイナルファンタジーI(FC版)発売の年。


2002年11月14日(木) 旧暦 [n年日記]

blog・たぶんこれで最後

 他人が上手いことわかりやすい解説をまとめてくれるのを待っていたのだけど、空いてる時間にあちこち覗いてみると、つまるところ経緯が集約されているのは 山形浩生氏の掲示板 のような感じ。なんと言っても日本のblogger代表格の一人、Joiこと 伊藤譲一氏 が実際に出てきている。blogとはなにかについては このへん で解説されている。もう少し散漫だが、 2chネットwatch板のblog★ブロッグスレ に主だった出来事は取り上げられていると思う。 RSS による要約の能動的な発信などが今のところメリットとして上げられているようだが、それがどれほどのメリットなのか、という部分がはっきりしていない。その他は既存の日記システムと大きく変わらないよう思える。伊藤譲一氏も、もう一人の日本のblogの立役者である 武村氏 も、日本でニュースサイト、日記サイトがそれより先にローカルなコミュニティを形成して文化的に黎明段階を脱しかけているというのを知らなかったということで、新しいおもちゃを見つけたとはしゃいでいた、という印象だ。飯野賢治氏は日本のニュースサイト・日記文化を知った上でのことらしいので、これはよくわからない。ただの山師的反応か、それとも本当に可能性があると見たのか。まあ、大多数は 山形氏の伊藤氏への返事日本語訳 )と同じ感想に落ち着いているようだ。この先どうなるかわからないとは言え、私も右に同じ。ほとんど終わった話のようだし、あまりちくちくと長引かせることでもなさそうなのでたぶんこれでおしまい。
  外務省が李登輝元総裁へビザ発行拒否を通知 。首相周辺とは発行の方向で調整されていたらしく、川口外相への批難も出てきているようだ。悪名高い外務省の「チャイナスクール」の圧力だろうか。どうも戦前から外務省(外務省だけではなかったけど)は上意下達ではなく下意上達と思っているふしがあるような。責任追及もいいけど、ちゃんと李登輝元総裁にビザを発行してほしい。ふぅ。
  またネットランナーかい 。そもそもが誉められたことじゃないだろうけど、本当に対象をつぶそうとして掲載しているとしか思えないな、この雑誌は。宿り主を食い殺す寄生虫がどこにいる。
 ふと空いた時間に さばおち体験版 をやってしまい、気が付くと一時間が経過していた。いかんいかん。


2001年11月14日(水) 旧暦 [n年日記]

三人そろってシャクの種

 アフガンは北部同盟がカブール奪還、早々と新政権のイニシアチブ争いの火花を散らし始めている。ここに来て、アフガン情勢の氏族間の利権争いの面が出てきてしまっている。これ以上複雑になるのはカンベンして欲しいけど、ある意味最初から複雑だったのだものなぁ。アメリカは早々と手を噛まれだしたか。
  浜松の百貨店「松菱」が破産宣告 。長引く不況で負債が膨らんだらしいが、子供の頃、地元でちょっと遠出して買い物、と云うと松菱だったので、非常に寂しくはある。世の流れと云えばそうなのだが。
 この時期になって、食費を浮かす為にバジルやパセリを栽培できないかと2chの ハーブ専用スレッド を覗いてみる。越冬の話題はあるけど、今の時期からだと種の確保も、栽培も難しそうだなぁ、やっぱり。ミントは雑草化して他の草を駆逐してしまうので一緒に鉢植えてはいけないらしい。まあ、ミントを育てる気はないのだけど。
 ついでに トリカブトって何処で売ってますか? なんてスレも見つける。毒草って結構身の回りに溢れてるのね。致死量が問題なのだろうけど、朝鮮朝顔とかって結構簡単に手に入るのね。
 日付が変わって、NHKを点けっぱなしにしていたら 12歳のイラストレーター、小野純一君のドキュメント をやっていた。一言で言ってぞくそくした。目の前にあるものを書くのではなく、見えたものをそのままに書く。子供らしくあり、子供らしくない構図、描線。絵でこれだけのショックを受けたのはちょっと久しぶりだった。一言では言い切れない。ちょっと複雑。