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2010年09月12日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#30とオーズ#2

  ゴセイジャー #30「ロマンティック・エリ」。今晩は護星天使のお祭りと言うことでもりあがるゴセイジャーたちだが、人間の夢を食べるバクのエルムガイ夢が、夜に見る夢以外も食べられるようにパワーアップして人間を襲う。夢を食べられた人間は意識を失い、絶望の根を張って地球を腐らせてしまう。ところがエリまでもエルムガイ夢に夢を奪われてしまう。
 今回の敵の元ネタは言うまでもなくエルム街の悪夢。夢は人間の生きる原動力というゴセイジャーと、それが理解できないゴセイナイトの食い違いは面白いけど、武レドランが欠けて幽魔獣側は明らかにパワーダウンの観が。なんだか次回予告も早々に幽魔獣が追い詰められるっぽい気もするし。うーん。


  仮面ライダーオーズ #2「欲望とアイスとプレゼント」。右手だけの怪人・アンクに言われるままにオーズに変身しカマキリヤミーを倒した映司だが、アンクが瀕死の刑事・泉信吾の身体をのっとったり、ヤミーを倒して得られた大量のセルメダルをタカ型のロボットが奪ってしまったりで、なんだかわけがわからない。
 セルメダルを奪われご機嫌斜めのアンクはのっとった信吾の身体で好き勝手放題。映司を振り回しまくる。アンクが言うには、彼の身体はコアとセルの二つのメダルから出来ているが、メダルが足りず右腕しか復活できていないという。やはりメダルが足りていない他のグリードたちも、メダルの不足を補うためにセルメダルの怪人ヤミーを生み出して人間の欲望からセルメダルを集めてるのだという。
 アンクはそのヤミーを倒して手っ取り早くメダルを集めようとしてるのだが、そんな時、グリードの一体ウヴァが新たなヤミーを生み出し、また騒ぎを起こす。
 欲望を食らい巨大化したヤミーを前に、映司はアンクに早くベルトを寄越すように言うのだが、アンクはヤミーがもっと欲望を食らってメダルを集めるまで待てと、言うことを聞かない。しかしそうしてる間にも人々がピンチに陥るのを見かねた映司は、生身のまま倒壊しかけたビルに飛び込んでいく。

 アンクの思惑に反して自分の危険も顧みず生身で危険な場所に飛び込んでいく映司だけども、海外を回っている時に戦災に巻き込まれた子供を目の前で助けられなかったことがその動機らしい。いよいよ五代雄介っぽいけど、まあ、そんな悪い感じはしない。
 アンクは利用するつもりの映司に逆に脅され、「人の命よりメダルを優先しない」と約束させられるのだけど、映司に拘るのは、多分オーズにちゃんと変身できる人間が希少なんだろうな。
 さらに、オーズの復活を知った鴻上ファウンデーションが接触、メダルジャリバーを託し、ライドベンダーとカンドロイドの使い方を教える。使い捨てのライダーマシンってのは珍しいな。カンドロイドもかなり積極的にライダーの戦いを助けるというか、響鬼のアニマルディスクと違い大量に使うのが基本らしい。
 前回と今回出てきたウヴァの作るヤミーは人間の身体から出てきて自律で行動するけど、他のグリードも同じではなく、来週はカザリが人間に取り憑いて操るタイプのヤミーを生み出し、映司が人間ごと攻撃できず悩むらしい。
 行方不明になった兄を捜す妹の比奈もいきなり信吾の体をのっとったアンクを見つけてしまってるのだけど……


2008年09月12日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#23

  マクロスF #23「トゥルー・ビギン」。ヴァジュラ襲撃のダメージのためにジリ貧のフロンティア船団。 アルトはシェリルと恋人のような日々を過ごすアルトだった。しかしそのシェリルは対症治療も中断して「対ヴァジュラ兵器」として利用されてまで歌い続け、アルトの行動が同情ゆえだと悟っていた。
 アイを仲間の元へ送り届けるためにヴァジュラの星に向かうランカとブレラだったが、ランカは次第に幼い頃の記憶を取りもどしつつあった。そして、記憶の中にブレラとおぼしき少年がいるのに、戸惑う。
 そしてキーマンとしてレオン、ビルラーに呼び出されるアルト。彼らの野望を感じつつも人類の存亡を盾にされ戸惑うアルトだが、兄弟子の矢三郎に、そしてクランに「本当に自分がしたいこと」を問われ、「ランカのために軍人となったが、ランカが人類に仇なす存在となったのなら、自分の手でランカを殺す」と思い詰めた心情を吐露する。その言葉を、シェリルも影で聞いていた。
 そして、ヴァジュラの本星を目前にブレラの意識がグレイスに乗っ取られ、SMSも野望の中心であるそこへ向かい、レオンの決断により、フロンティア船団も最後の希望としてそこに向かうのだった。

 なんかシェリルがデレまくってるんですが。ノンアルコールのシャンパン様飲料で酔っぱらうシェリル萌え? つまり、シャンメリーで酔っぱらう? いや、未成年で飲酒? とかは思ってたのですが、まさかシャンメリーとは……(シャンメリーちゃうって) それもアルトの心が本当はランカに向きながら、自分に同情でも気持ちを寄せてくれているというのが、とても切なくはありますが。でも、「だっこ」をせがむのはちょっと、いや、かなり萌えた。
 当のアルトは軍に配属されて、部下に「シェリルと付き合ってるんですって?」とからかわれ、「女のことでからかうバルキリー乗りは突然撃墜されるってジンクスが」って、柿崎ですか!? 柿崎ですか!? いや、今回ジンクス敗れまくりですが。パイン・サラダとか。
 グレイス、レオン、ビルラーの野望の中心はヴァジュラの体内でのみ精製されるフォールドクォーツなんでしょうけどね。それのために嫌が応にもランカは事態の中心となり、ようやく兄ということが明かされたブレラはグレイスにより強制モードに移行、ヴァジュラの星が戦場になることに……ランカは実験体とかではなく、V型感染症に感染した母体から生まれた、偶然のテストケースだったのか。
 しかし、野望を抱き陰謀を繰り広げる三勢力と比べ、アルトが事態をちっとも把握してないのが……個人的にはそれ以上にシェリルが不憫なんですけどね? 気持ちを確かめ合った途端、想い人を亡くしたクランもですが。


2007年09月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 安倍首相、退陣ですか。

 マスコミのどうでもいいようなことですら材料にする総包囲攻撃網も見ていて気持ちのいいものではなかったけど、このタイミングでってのも無責任というか無定見というか。次の政権についてやはり話題が持ちきりだけど、小沢民主党党首にやらせてみたらいいんじゃない? 言われても絶対やらないだろうけど、やったら面白いことになりすぎる。

[アニメ] グレンラガン#24とCODE-E#11

  グレンラガン #24「忘れるものか、この一分一秒を」。感知したニアの指輪の座標軸を割り出し、反螺旋族の本拠地に乗り込んだ大グレン団。しかしそこには敵の本拠地らしいものはなく、代わりにニアの巨大映像が……反螺旋族が認知転移システムを阻害するために設置した罠だった。更にたたみかけるように押しかける敵を迎え撃つ大グレン団だが、妙に敵の手応えがない。ヨーコの不審を一蹴して調子に乗って攻勢に出るキタンたちだが……

 巨大化が飽和して、巨大感がつかめないのがなぁ……
 話の方は、順調に最後のクライマックスへの序盤、という感じか。やはり何が起こってるかイマイチわかりづらいのが、ちょっと盛り上げに水を差してるけど。でも、敵の罠の中でどんどん味方が散っていくってのは、力業だけと盛り上げる。キッド、アイラック、マッケン、そしてジョーガンとバリンボーが……ジョーガン、バリンボーは特に撤退の殿をつとめ孤立したギミーとダリーを助けるために、大笑しながらの散華。第三部冒頭の頃は堕落したただのバカだったのに、最後の散り際は良かったなぁ。艦を守るために特攻したマッケンに、それを察知しながら黙々と自分のなすべき事を続けるレイテはもちろん、最後まで相棒を見捨てなかったキッドとアイラックの二人も……
 誰が犠牲になるのか、まだまだ続くのだろうけど、最後にこれから逆転、というところでまたでっかいピンチに陥るのだから、それは当たるのだろうな。とすると、一番の候補者は……


  CODE-E #11「サマースクールと陰謀のこと。」。外出先での能力の暴走の心配もなくなり、千波美は学校で募集していた安満沢村の施設で行われるサマースクールに出かける。高校生らしいイベントを楽しむ千波美だが、やはり参加する光太郎と出くわしてぎくしゃくしたりもする。そんな中、安満沢村の施設にアドルとミリスがまるで監獄か実験施設のような管理体制だと不審を抱く。能力を失ったはずの千波美も、なぜか周囲にTYPE-E能力の暴走現象が発生し、とまどう。由真はこの安満沢村と千波美の間に何かがあるのではないかと推測するが、千波美はこんな時に一番頼りたい相手である光太郎を自分から拒絶したことを思い出し、助けを求めることが出来ない。園美もまた、千波美を気にし続ける光太郎を不安な目で見る。

 アドルとミリス、千波美の能力がなくなったと母親に報告し、適当に引き上げてこいと言われてなんだか落胆気味。お家再興のためにTYPE-Eの情報を各国に売ろうとしていたらしい。基本、人がよさげな連中だから難しいと思うのだけどな。けど、安満沢村のおかしさに気付いた辺りはさすが腐ってもスパイってところか。
 多分政府機関だと思うけど、安満沢村開発を裏で糸を引いてる連中は、しっかり千波美のことを捕捉済み。まあそれはそうか。しかし、千波美だけではなく他に潜在的にTYPE-Eの因子を持ってる人間まで目覚めかけてることが示唆され、どうするの?
 そいでもって、能力がないことに慣れかけた千波美が無理矢理能力を発揮させられ、光太郎に頼りたいけど頼れない、しかも園美も切ないまでに光太郎が千波美に振り向くのを止めようとして、もつれにもつれて次回。ついに暴走? 「潜在的因子を持った者」って誰なんだ? 不特定多数?


2006年09月12日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] 天涯の砦/小川一水

 二ノ瀬英美は日宙航の中継ステーション「望天」の作業員だったが、惑星間航行に応募し、最終選考で落第していた。傷心のまま「望天」に戻る二ノ瀬だが、そこでは自転するそれのシャフトのベアリングが人知れず腐食し、崩壊する大惨事が起こる。惨事の衝撃で切り離された第四扇区(セクター)では、あるものは爆発の衝撃で、あるものは真空に晒され、ほとんど生存者がいなかった。そんな中生き残った二ノ瀬は僅かな生存者と共に脱出を試みるのだが、人間を拒絶するかのような宇宙空間にはばまれる。のみならず、第四扇区の中には彼も知らない危険が潜んでいた。

 なんつーか、趣旨を簡単に言ってしまえば「ポセイドン・アドベンチャー」っつーか、「月は地獄だ!」っつーか……でもそこは作者らしく、ガジェットにあふれた未来像をベースに、「人間は宇宙に受け容れられるのか?」というシリアスなテーマを意識して描いている。これまでは、たとえば「第六大陸」では「それでもとにかく宇宙へ出て行くんだ!」だったのだが、「本当に宇宙に出て行く必要があるの?」という疑問に対し拒絶的でなくなったというか、自身の中でも懐疑に明確な答が出せないことを認めた、という感じがする。その上で技術進歩による宇宙開発の可能性を描いている。必ずしも今の実際の展望にこだわる必要はない、SFとして見せる展望として、良い進化を遂げてるのではないだろうか。
 話としては、この手の話の常だが、生存の為に生き残った他人同士が衝突しあいながら一致団結する、という話ではあるのだが、あまり心をひとつにしてるという感じはしない(協力はしてるんだけど)。つか、むしろバラバラのまま、最終的にベクトルが大体同じ方向に向く、という感じか。安易に仲間意識を持つのはうそ臭い、ということだろう。この辺の筆致はかなり巧み。
 ただ、やっぱ人物描写とかでやはり小川節なところがある。個人的にひっかかったのは、功が思い込みというか思いつめて田窪とあれこれになったあと、自分が原因なのにそのことはまったく思い悩まないのが……まあ、いかにもらしいんだけど。

[アニメ] シムーン#23

  シムーン #23「永遠の少女」。宮国の敗北により戦争は終結したが、戦勝国の礁国と嶺国から出された条件は、コール・テンペストの解散だった。コールの面々は当然反発するが、抗うことなどできるはずもなくあきらめムード。だが、それ以上にコールの解散に狼狽したのは宮主だった。彼は新天地の扉を開くため、コールのシヴュラに「翠玉のリ・マージョン」を実行させようとする。
 一方、泉に向かったユンはそこでオナシアと出会い、驚愕の事実を聞かされる。

 無謀な軍部の暴走気味な戦略の結果は、当然敗戦なのだけど、どうも普通に敗戦処理して、ハイ、終わりにはならないよなぁ。だってヅカ系SFなのだもの。
 宮主があそこまでうろたえて翠玉のリ・マージョンにこだわるのは、単に敗戦の事実をなかったことにしたい、というわけではなさそうだけど……
 一方ユンは、シヴュラの頂点に立つオナシアから泉と遺跡の関係を聞かされる。かつてコール・デクストラの実験場だった遺跡は、未完成な翠玉のリ・マージョンの効果により、泉の空間とつなげられてしまっていた。そして、オナシアは自身のことについても語り始める。男になることも、女になることも選ぶことを拒否し続けた者がどうなるか。オナシアがユンの前で長手袋を取って見せた腕は、砂のように崩れはじめていた。「生まれたときは皆少女で、男か女かを選ぶ」という特殊なシムーン世界の理由が、なにか明かされるのかな?


2005年09月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] どっちにしてもなぁ……

 昨日の選挙は自民党が300議席に迫ろうかという圧勝で、今回自民党を支持してた知人とかも喜んでる人が多いのだけど、個人的には浮かれてると言っていいほどの喜び方には違和感がある。私にはできない。
 まあ、民主政権には多大な不安があったので、その意味では良かったと言える。でも自民圧勝というのも行き過ぎと言うか。
 物事には何事につけ良い面と悪い面があるので、悪い面があることばかりを嘆いていても仕方ない。まあ、自民が圧勝したおかげで連立政権における公明党の影響力が小さくなったと思えることは喜んでおこう。
 民主党においては、戦略をかなり踏み違えたとしか言いようがない。昨年の選挙であれだけ岡田民主党を持ち上げてたマスコミって一体なんだったんだろう?
 自民の造反組は、ひたすら読みが甘かった。小泉首相の思い切りの良さはこちらの想像を上回っていたけど、 野田聖子議員が復党に色気を出したが武部幹事長ははっきりと切り捨てると言ってのけている毎日 )のは、造反組の読みの甘さをよく映し出している。
 来年の九月以降の小泉続投待望論も出てるけども、個人的には任期ですっぱりと降りて欲しい。私が小泉不支持ということではない。

[マンガ][アニメ] ちょっとペシミスト入ってるかも

  マンガと差別問題「エマ」漫棚通信ブログ版 )。う〜ん、言わんとすることはわかるし趣旨自体は正しいのだろうけど、騒ぎすぎ、という気も。「差別を刷り込むことになる!」的に、大騒ぎすることだとは思えない。差別を助長する意図がないのはわかってるのだから、出版社への連絡もしくはもう少し大人しめの論調に留めることはできなかったのだろうか?

  ローゼンメイデン・トロイメント公式サイト 。「CBCで今秋放送決定!」はいいのだけど、その前に前作をちゃんと流そうよ……orz

[特撮] ちょっと調子こいて私も

  戦わなければ生き残れない!電網山賊さん )で響鬼(というより高寺ライダー)と白倉ライダーの違いを明確に分析してらっしゃるのを見て、ちょっと感じることを。
 まず、私はロールタイプのヒーローというのは、好みではない。これは個人の嗜好だから仕方ないし、響鬼に対して共感を抱かなかったのもその為。
 しかし好き嫌いを出来る限り排除して分析すると、響鬼は社会人、特にお父さんがたに共感されやすい像なのもわかる。
 響鬼は「仕事は人助けのようなもの」と繰り返すが、実際の魔化魍退治は害鳥獣駆除に近く、確かに被害を防いではいるのだけど直接人々の危機に陥ってるところを救うという場面は少ない。また、被害が出てることに対し感情を表に出すこともあまりない。これって言ってることとやってることがちがくない? と一見思えるのだが、実はそうではない。響鬼にとって「魔化魍退治」は「仕事」であり、「人助け」はその仕事についた「原点」にすぎないということだ。
 「にすぎない」と書くとあまり大事でないように思えるが、実際仕事における原点って、大事な指針であっても、業務のやり方そのものの直接的な指針ではないんじゃないだろうか。あくまで方向性、原理。
 この見方をすると、響鬼が何故ああいう造りをしているのか、非常に納得がいく。どうして基本的にルーチンワークなのか。敵が大した強さでなく個性がなくてもいいような造りなのか。何故明日夢が魔化魍退治にあまり付き合わないのか。
 響鬼の中の鬼ってのは、実は「ヒーローという職業人」ということ。番組の構図としては「職業人としての先輩・お父さんの背中にあこがれる後輩・子供」になる。だから、特に明日夢が弟子になる必要もない。あこがれてるのはその「人」であって職業自体ではない。
 人里から離れたところにばかり魔化魍が出現する舞台を整えてるのも(例外はあるが)、妖怪が出そうなところという以外に、職場という一種外部との隔絶環境を再現していると考えられる。
 こう考えると、響鬼ってのはちゃんとそのコンセプトに則って作られている。
 だから体制刷新後に不満を持つ人の気持ちもわからなくはない。こうした構図が崩されているのだから。
 ただ、刷新後のスタッフが色々制約がある中でどれだけエッセンスを残していけるか、というのは興味深い。
 今週の回で明日夢の父親を出し、職場を追いかけさせて職業人としての父親を投射し、明日夢と父親(的存在)の関係を再構築したのは、なんとか上記の構図を出来る限り取り入れようとする模索に思える。(そのままの形で継続することは不可能なのは自明なため)
 上の電網山賊さんにもあるように高寺氏と白倉氏はベースのヒーロー観が全く異なるので、不安材料が大きいとは言えるけども、こういうサンプルは珍しいので観察対象として興味深いのは間違いない。


2004年09月12日() 旧暦 [n年日記]

[その他][アニメ] 映画話

 先の金曜日、 深+ で「シネマ夜話」と題打って映画話の日とのことだったので、珍しく一人で行く。珍しく、って言うか一人で行くのは初めてだな。出入りするようになって結構長いのだけども。
 で、店に入って初っ端にマスターから一言。「鈴木ぃ? お前、日記に店のこと書いてるって?」
 あ〜、いや、なんというか、その、実際あったことしか書いてませんよ? ないことは書いてませんって。ホントですって、ホント。
 いえ、実際は単に「すずき」という名前でネットの日記にそういうこと書きそうなのが私くらいだってんで確認されたってだけの話なんですが。
 で、今回はホスト(ってのも、お客さんなんだからちと変な言い方か?)のうち二人が不在ということだったのだけども、映画のパンフレットが段ボール箱数個になるというMさんがすさまじいまでの博覧ぶりで、まあ私もどうにか端っこに食らいつくことができました。
 お客さんの中には「映画の日」と知らずに来た方もいたけども、結構上手く話題が回っていたような。
 次回は、というか、毎月第二金曜日の定例ということで決定だそうなのだけど、来月8日金曜日。げ、ひょっとすると別の用事が入るかも……ううん。
 翌日土曜日、ここんとこ一週間で一番楽しみなアニメになっている ウォーターシップダウンのうさぎたち を見る。今回は裏切り者としてエフラファーに幽閉されつづけているキャンピオンを救うべく、キャンピオンを陥れようとするバーベインを騙して失墜させる。この騙し方が馬鹿馬鹿しいことこの上ないのだけども、思わず笑ってしまう。要はバーベインの目の前にネズミのハンナを魔法使いに仕立てて登場させ、仕込み有りの軌跡を見せて、見事ウーンドウォート将軍にバーベインがおかしくなったと思わせてしまう。
 キャンピオンは隊長を解任されながら元の部下からの尊敬が厚かったり、また、ヘイズルたちウォーターシップダウンのうさぎたちに協力しながらも、それはあくまで「ウーンドウォート将軍にこれ以上道を誤らせないため」であり、危険はいまだに完全に去っていないにも関わらずウォーターシップダウンへの亡命を断る。以前にもヘイズルの妻となったプリムローズに想いを寄せながらも決して彼らに嫉妬することなく、プリムローズのため、そして自分の信念のため行動している。実に男っぷりのいいうさぎ。一応、今回キャンピオンがインレの黒ウサギ(うさぎたちの言い伝えの中の死神)に捕まるというファイバーの予言は一応はずれたわけだけども、まだ完全にはずれたとは言い切れないのだよなぁ……


2002年09月12日(木) 旧暦 [n年日記]

カレー四日目:こないだ駅前のカレー屋でカレー食ってるの見たぞ

 昼は食堂のカレーうどん。夜は駅前の CoCo壱番屋 。飽きはしないが、そろそろ他の食い物に目移りしはじめる。しかし、CoCo壱番屋のカレーっていまいち満足感が薄いな。
 いまさらだけど ビッグ・オー続編製作について ( 小中千昭氏 )。前作はやけに中途半端だと思ったら、そういう事情だったのか。上手く収められなかったのは、なにだとは思うけど。
 何故か 2ch ハングル板 にもある H2A3号機打ち上げスレ 。しかし、内容はほとんど韓国の話題は出てきません。どうしてかと言うと、韓国の宇宙開発はないに等しいから(米国との協定によるミサイル開発の制限のため)。でも何故か各国の宇宙開発事情がわかったり。
 やっぱり何故ハングル板にあるかよくわからない スレ 。当然、江戸時代と李氏朝鮮時代を比較しても何の意味もないので、単なる江戸時代スレになってます。まあ、少し江戸時代を持ち上げすぎとは思うけど。(ハングル板の常で、右に偏ってるんで読む時には気をつけてください)
  安貞桓、清水と契約のため来日 。結局二重契約でごねていた釜山を黙らせるのは金だったか。年俸7500万円ってのは、出しすぎだと思うのだけどなぁ……
  クリストファー・リーブ回復のきざし 。撮影中の事故で全身まひになったリーブ氏ですが、クリストファー・リーブまひ基金を起こすなどしてまひ治療の進歩に積極的に働きかけ、部分的とはいえ回復のきざしが見えたのは、本当に良かった。
  北朝鮮不審船引き上げ 。中の遺体はすでに白骨化して散乱し、何人いたのかすらわからないという。そこまでさせたものはなんだろうと考えるけど、そう簡単にわかるものではない。北朝鮮は決して自分たちの国の兵士だとは認めないだろうし、彼らは身元不明のまま葬られるのだろう。北朝鮮という国に、そこまでして尽くす価値があるのかどうかは知らないけど。
  自衛隊員(技官)、生活苦のためバイト 。一人二人ではなく、これだけの多人数が15年もに渡り行ってきたってのは、やっぱ根本的に「給料少ない」ってことでは……ニュースソースの朝日の意図はわからないし、予算削減とかいろいろアレなのもわかるけども、もう少しなんとかすべきでは? こっちまで涙が出てきた。
 昨日の「 ゴースト・オブ・マーズ 」の感想追加。アイス・キューブのキャスティングはどういう意図だったんだろうか? いや、「 スコーピオン 」でもアイス・Tが出てたけど、そっちはまだしも、開拓時代を思わせる時代のタフな悪党にしては、ちと体つきのしまりがなさ過ぎる気が……ふてぶてしさが出てたんで、後半はあまり気にならなくなったけど。
 晩飯のついでに寄ったコンビニで、WTMをひとつ買い。中をあけると……おお、20個以上購入して、はじめて赤虎が出た! なんつーか、やっぱ変だよなぁ、これ。ってえかリーフレットも変だし。リーフレットの裏側に「色を塗り替えてみよう」という記事があるのが笑えた。わざとやってる?


2001年09月12日(水) 旧暦 [n年日記]

「これは現実の映像です」

 こういう大惨事のことをしたり顔で語るのって、所詮当事者でない限りは結局野次馬で不謹慎なのだけど、でも日記なんだから何を見たか、何を感じたかくらいは書いておきたい。
 夕べ午後10時頃、IRCで友人がいきなり「貿易センターにボーイングが突っ込んだ」と言い出した。ナニソレ、と思いつつテレビのチャンネルをNHKに合わせると、まさしくそのニュース。貿易センタービルの有名なツインタワービルの片一方の上から1/5辺りの部分にぽっかりと大きな穴が空き、そこから煙が立ち昇ってる。まったく現実感のない光景。このビルの中に人がいて、多分間違いなく突っ込んだ飛行機の乗員全員とビルの中の少なくない人間が死んだという結果も想像は出来るのだが、実感がわかない。しかしNHKのニュースが悪ふざけでこんな映像を作って流すわけがない。キャスターが現地特派員に情報を求め話を交してる。IRCで別の友人が「テロかな?」と言うのを、「まさか」と笑い飛ばした。こんなマンガかアクション映画崩れな行動を取るなど、いよいよ現実離れしてるように思えたのだ。そして十時やや過ぎ、画面に変化が起こる。ぼんやりしてはっきりとは見てなかったのだが、特派員から情報を聞いていたキャスターが「今、もう一機飛行機がぶつかりませんでしたか?」と特派員に呼びかける。特派員がやや混乱気味に状況を把握しようとする。確かにさっきまで火の手が上がってなかったところから爆炎と煙が出ていた。特派員が「そのようですね」「二キロほど離れていて、ガラスで仕切られてるここにも、ボーンという爆発音が響いてきました」などと状況を話し出す。他局でもリプレイ映像が流れる中、情報を待つまでもなく第二の災害である事がわかりだす。この時点では、煙に巻かれた報道関係のヘリか何かが操縦ミスで激突したのかなにかだろうと、そう考えようとしていた。しかし、「突っ込んだ飛行機は双発のジェット機」「ハイジャックされていた可能性もある」などと情報が流れるにつれ自分の考えが甘かったのではないかと思いはじめる。
 十時半過ぎ、米政府の公式発表が行われ、この発表ではっきり「テロ行為」と述べられた。この時はパレスチナ解放民主戦線(DFLP)の犯行だと言われていたのだが、DFLPは約三十分後に犯行とは無関係であることを発表する。とにかくこの時点ではあまりに現実感のない光景が現実に起こってるのだということを納得するのに一生懸命だった。10時50分頃、「ペンタゴンにも突っ込んだ」と情報が。何が本当で何がデマかわからないままチャンネルを変えると、本当にペンタゴンの五角形の建物から煙が吹いている様に見える。事ここに至ると、米国政府の先走りという疑いも吹っ飛び、間違いなくテロだという確信が生じる。
 11時くらいになると、別の友人たちも続々IRCに入ってくる。話題は当然その事しか出ない。丁度その時に「ビルが倒れた!」との文章が流れる。慌ててテレビを見直すと、確かにさっきまであったはずのタワービルの上側がなくなり、代わりに恐らくは粉塵の煙がもうもうと舞っている。それまではまだ冗談交じりに話せてたのが、もう冗談を言う事もできなくなる。いや、そもそも最初から大惨事なんだから、冗談を言うところではなかったのだけど。
 誰の仕業か、何が起こってるか、の情報をIRCでチャットしながらテレビのチャンネルを変えて求めるが、入ってくるのは「連邦ビルも爆破」とか、本当なのかどうなのかわからない情報ばかり。そんな中、貿易センターの救助活動の様子が中継されるのを見る。そしてビルの近くから逃げてきた人のインタビュー。インタビューを受けた黒人の女性の頭から身体にかけて、真っ白になっていて何かと思った。それが倒壊時に撒き散らされたビルの粉塵だと気付くのに数秒かかった。我ながら鈍いとしか言い様がないのだが、しかしこの時にようやく何が起こったか、起こっているか、起こりつつあるのか、それが実感として形作られてきた。映画とかにもビルの倒壊シーンはないわけではないが、こんな粉塵の効果なんてのはまずやらない。役者が映えなくなるとか、観客に何が起こってるのかわからないだろうからとか理由はあるだろうが、私もそれまでそのせいかビルの倒壊時の粉塵なんてのはあまり考えた事がなかった。しかし粉塵が意味するところが理解できるにつれ、実感と理解と想像が結びつきはじめた。
 11時半頃、NHKで二機目の激突とビル倒壊の瞬間が再生映像で放映される。この時キャスターがこう言い添えた。「これは現実の映像です」。映画やドラマやアニメとかでは使い古された台詞で、むしろ陳腐ですらある。NHKのニュースでそんな台詞が出てくることがあるとは想像も出来なかった。そしてやはり、何かその台詞はどこか嘘事の様に響く。しかしようやく感じはじめた実感とあいまって、とにかくそう言うしかないという空恐ろしさがあった。
 この後は邦人の安否の情報や各国指導者などの声明が流れ出す。ハイジャックされた機は11機で4機の所在が掴めないとか、内務省の前でも車の自爆テロがあったとか、とにかく報道も未確認な情報を放送する。ネット上の新聞社のサイトで情報を追確認しようとするが、はっきり言って次々現われる情報の量に更新が追いついてない。即時性の欠落という、ネットのニュース源の弱点がはっきり現われてしまう形だった。
 日付が替わっても、キャンプデービッドにも飛行機が突っ込んだとか、怪情報が依然流れ続ける。信じがたいことが既に起きた後なので一概に嘘とも言えないが本当かどうかもわからないという状況。0時40分頃、「死者は数千人規模」との発表が報道される。最初の事故が起こった直後は「少なくとも六名が死亡…」と控えめな報道だったのが嘘のように思える。1時を回る頃になると、さすがにIRCを抜ける人も出てくる。米国でテロがあったって明日は休みではないのだ。たまたま私は翌日は昼からの予定だったので少し夜更かしをする。2時頃まで起きていたが、新しい情報があまり流れなくなり、さりとて古い情報の確認情報が続々出てくるわけではないのを悟ってこの時点でIRCを抜けて就寝。
 眠かった割に眠りが浅く、ほぼ朝6時起き。テレビをつけると、やはりあまり新しい情報は出ていない。朝7時頃にアフガニスタン首都カプールで火の手が上がり、アメリカの報復ミサイル攻撃ではないかとの報道がなされる。犯人が誰か、という確度の高い情報も流れない中なので半信半疑だが、もし本当にそうだとしたら指揮系統が混乱してるんでは? とIRCに入ると友人が憶測を漏らす。本土攻撃時、主要省庁攻撃時の対処マニュアルは存在するだろうからそれはないだろうと思いつつも、やはり否定しきれない。しかしネット上でミサイル攻撃ではなく、またアメリカではなくアフガンの現行政府への反勢力の仕業のようだとの情報を見て一安心。
 新たな情報がないまま朝支度を済ませネットを抜けて研究室へ。途中への道がむしろ何もなく平和なのが妙に新鮮に映る。
 誰かが言ったが、おそらく今日はアメリカの一番長い日なのは間違いなく、そして長い夜と昼は少なくともしばらくは続くはず。それがどのくらいまでなのかは全く見当がつかない。日本だって、まず株価と為替相場に最初の衝撃波が押し寄せたけど、これから第二波、第三波がじわじわとやってくるはず。対岸の火事なんかじゃ決してない。
 テロ批判とかも色々頭の中から出てきはするけど、今日は書きたくない。