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2010年08月01日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#24とW#45

  ゴセイジャー #24「ミラクルアタック・ゴセイジャー!」。今回の敵はブロッケン妖怪のセマッタ霊。ここんところ夏期おなじみの復活怪人を操るのだけど、それがブロッケン現象と同じ特殊な幻という設定。でも、ブロッケンの妖怪ってUMAに含まれるんだろうか……? しかしネーミングの元ネタがさっぱりわからん。で、2ch見てみたら、「ペットセメタリーだろう」って……怪人復活能力だからか! その発想はなかった!
 あと、今回新ヘッダー「ミラクルヘッダー」登場で、ゴセイジャーに新装備。いや、まあ、流石に唐突というか、特撮ヒーローものは元来こんなもんというか……
 それより武レドランがいきなり筋グコンたちから度重なる失敗を叱責されてるのが気になる。夏の映画つながりか?


  仮面ライダーW #45「Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」。事務所にいきなり押しかけてきた女性インディジョーンズな格好の依頼人・轟響子。彼女の依頼は尊敬する上司のために彼が探してるものを見つけてくれというのだが、聞くと響子の仕事は風都市の博物館のキュレーター! つまり、彼女の上司とはミュージアムの首領・園崎琉兵衛に他ならない。当然そんな依頼は断ろうと言う亜樹子を押し切って、翔太郎は彼女の依頼を受け、琉兵衛の探す「イーヴィル・テイル」というものを探すことに。翔太郎の狙いは琉兵衛の探すものを見つけ、彼の真意と狙いを探ることだった。
 響子によれば意外にも探し物がある遺跡は園崎邸の地下にあるという。園崎家絡みなのでフィリップの検索も使えず、難航するかと思われた遺物探しだったが、亜樹子のスリッパダウジングによりあっさり発見。だがとっくに侵入者に気付いていた琉兵衛が現れ、イーヴィルテイルを奪おうとする。一方、無駄と知りつつイーヴィルテイルについて検索していたフィリップだったが、今まで検索できなかったはずの園崎家の情報を検索できるようになっていた……だが、本を閲覧しようとして何故か激しい恐怖に襲われ、閲覧せずに地球の本棚からログアウトしてしまう。
 そこに翔太郎からの変身の要請がかかりWに変身するが、翔太郎の様子がおかしい。翔太郎は既にテラードーパントの能力の影響を受け、園崎琉兵衛に本能的に激しい恐怖を抱くようになってしまっていたのだった……

 今回はまあ、なんつーか進行がかなりムリクリな。いきなり琉兵衛の部下が現れ重要アイテムの捜索依頼をしてくるのだけど、その彼女・轟響子はミュージアムと自身とは何の関係もない一般人。単に尊敬する琉兵衛の為にそのアイテムを探そうとしたのだが、そのアイテム「イーヴィル・テイル」は、「ガイアインパクト」を起こすために必要なモノだという。って、またここに及んで新しい用語か。ガイアインパクトで何が起こるのか、まったく情報不足なのでわからないけど、地球の巫女となった若菜、園崎来人ことフィリップ、それとイーヴィル・テイルがあればそれが実現するらしい。翔太郎はテラーの恐怖に飲み込まれ、精神攻撃への耐性がある竜も、物理攻撃も強力なテラーになすすべがない。次回、琉兵衛にとって必要なものが全て揃ってしまいそうな流れなんだけども……
 しかも最後の最後で衝撃の展開。フィリップは12年前に既に死んでいるという。じゃあ、今のフィリップはなんなのか、シュラウドはそれを知って琉兵衛からフィリップを取り返そうとしたのか、園崎家の因縁は最終回前にいろいろ決着が付きそうな気が。
 そんな流れのなか、ミックもついにメモリを破壊されてしまったわけだけども、スピードのスミロノドンドーパントに対し、防御力は高いがスピードがないメタルを何故? と思ったら、ロッドを猫じゃらしがわりにw その発想はなかったわ。


2010年08月02日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#43

  キルミンずぅ #43「メェ〜ワクワクワク!白ヤギさんと黒ヤギさん!?」。リコたちはママに、お爺ちゃんのビデオにあった「アニマリアン」とは何なのか聞こうとするが、ママは答える前に警察からの要請で外出することに。しかしリコたちは外出前にママから、神浜市役所でヤギが現れて書類を食い散らかしていくという事の解決を依頼される。
 市役所に行くと、話を聞いていたリコたちの前でそのヤギが出現。追いかけるが、忽然と姿を消してしまう。リコは、すれ違ったヤギそっくりのおじいさんが怪しいと目を付けるのだが……

 ああ、本当に展開に巻きが入ってる。リコたちは「アニマリアン」という言葉を知ってママに聞こうとするのだが、ママは案外とあっさりその秘密を明かそうとする。けど、邪魔が入ってしまうのはお約束。
 その外出したママからの依頼で神浜市役所に向かうのだが、市役所では突然出没したヤギに書類が食べられるという事件が続出。その中には神浜市を自然世界遺産に申請するための重要書類もあって、市長であるタマオのパパはもちろん、そのために裏で画策していたミサも巻き込まれることに……ただ一人、やはり二ツ木だけがほくそ笑んでるのだけど……
 事件自体は単純で……って、いや、ちっとも単純じゃない。つーか、最初の頃に牙組に噛まれた市長の秘書二人が自覚のないままアニマリアンとして覚醒してしまってたのが原因。最初からその可能性を疑っていたミサにより、カノンと牙組も関わるのだけど、基本、引っかき回し役でしかない……
 事件は自覚がないままヤギになってた二人を落ち着かせてママに相談に乗ってもらうことでひとまず落ち着くのだけど、ママから「動物の姿にもなれる人たち」アニマリアンの存在を明かされただけではなく、リコたちの祖母であるマリアンヌ・シェーンベルグもアニマリアンであったことを知らされる。って、パパ知ってたのか。でも、自動的に配偶者である御子神博士もアニマリアン化しそうだけどなぁ。って、そんな過程子供番組では見せられないか。
 だから御子神博士はマリアンヌがそうであるアニマリアンに近づこうとキルミンを開発したってことなんだろうけど……
 そのキルミンにただならぬ興味を示してるのが例の二ツ木。カノンは「中途半端」と断じてるのに対し、二ツ木は普通のアニマリアン以上の価値を感じているよう。確かに、リムもいつの間にかカンガルーになってたようだし、「たった一種類の動物にしかなれない」アニマリアンとは違うのだろうけど……でも、ハルカたちもミサたちも、そういう価値観じゃないところに二ツ木だけ利便性を追ってるってのは、やっぱり二ツ木がラスボスなのか。
 ところでタマオパパもそうだけど、何気にカスミも半田に噛まれてる(と、指摘されて気付いた)ようだし、神浜市、本当にアニマリアン増殖しすぎじゃね?


2010年08月05日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 世紀末オカルト学院#5

  世紀末オカルト学院 #5「夏のこずえ」。今回はお騒がせオカルト娘・成瀬こずえがメイン。オカルトにあこがれながらも生来の天然とドジと不運とで、死霊に取り憑かれたりモスマンにさらわれたりしても本人は気絶してたりでその記憶がないため、よりオカルトにあこがれ、的外れな行動をとり続ける。しかしオーブが単なる撮影ミスだとかアショカピラーが錆びないのは二酸化鉄に表面が覆われてるからとか、何気にホントにオカルト否定してるなこの番組。
 でも、明らかに回りから浮きまくってもオカルトを求めるこずえの真意は、「星の王子様」の一説「本当に大事なものは目には見えない」を信じて、それを探し求めてのことなのだけど……それでオカルトに走るか、フツー?
 そんな彼女が神秘体験をしようと授業の臨死体験の被験者に志願するのだけど(そんな危険な授業するなとかなんで脳内映像をモニターに映す技術なんてのがあるんだなんてツッコミはさておき)、臨死体験の限界時間になり引き戻された彼女に異常が。眼鏡をつけなくても平気なようだし、臨死体験の話を聞かれて「オカルトじゃあるまいし」と鼻でせせら笑う。そして、臨死体験を映すモニターにはあの世に取り残されたこずえの姿が……って、そこでも「メガネメガネ」かよ!w
 他には前回株を下げまくった文明が美風に頼られいいところを見せようとするのだけど、すっかり彼を見放したマヤにけんもほろろの態度を取られる。まあ、マヤの態度も仕方ないよなぁと思いつつも、多分宇宙人の襲来で子供の頃から逃げ回って地べたに這いつくばって生きてきたであろう文明の来し方を思えば、まあ文明は文明で仕方ないのかも、とも思ったり。でもダメ人間なんだけど。次回はまたタイトルに「文明」が含まれてるけど、文明の名誉挽回はあるのか?

[その他][マンガ] 在日米軍オワタ\(^o^)/

 いや、むしろ始まった、なのか。
  永続的パートナーシップ わたしたちの同盟
 日米同盟50周年記念ということで公開された安保条約に基づく日米同盟の解説マンガ。紛れもない在日米軍のコンテンツであるのはドメインを見れば一目瞭然。
 なのだけど……おいおい、 魔法の海兵隊員 ぴくせる☆まりたん のヒライユキオじゃないかwww それどころかぴくせるまりの登場人物であるじえいたん(自衛隊の擬人化)やあーみーさん(米陸軍の擬人化)も出てるんですが。昨年から駆け引き以前に国家戦略や防衛の意識の欠片もない首相に翻弄され、ついにはゲル長官にはちみつ授業を国会で受けてしまうていたらくな影響がこんなところにも出たのか、という感慨はともかく(このくらい甘ったるく説明しないと理解できないのかとバカにされてるんだぜ、要は)、よりによって「ぴくせる☆まりたん」のアレかよw というのが当に衝撃。アレが米国に認められたということでいいのかなぁ。まあ、リー・アーメイは海兵隊の永遠のアイドルだしなぁ。


2010年08月06日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] アマガミSS#5

  アマガミSS #5「アクユウ」。森島はるか編が終わって今回から棚町薫編。「悪友」としか認識をしてなかった腐れ縁の女子に、ちょっとした拍子でお互いに異性として意識してしはじめて……という、あー、もう、むずがゆいなこれ! という展開。さばさばした性格にウェーブかかった髪から割と遊んでる系かと思いきや、母子家庭で家計を支えるためにバイトもしてるという苦労人でさらに人情家。狙い澄ましてるなぁ。
 でも、基本4話完結の短編みたいだし、森島はるか編もちょっと消化不良気味に終わったし、きちんと形が付くのかなぁ。


2010年08月08日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#25とW#46

  ゴセイジャー #25「ノスタルジック・モネ」。ゴセイジャーのパワーアップに対し、幽魔獣が打ってきた手は、モネの母親の偽者にモネを惑わし、チームワークを崩すこと。定番と言えば定番だけど、護星界との通路が断たれてる状態で出されても、あからさまに怪しすぎるんじゃ……
 それに合せて、今回の敵は「妖精のサラワレテ居(イル)」。元ネタはスワローテイルじゃなくって、「フェアリーテイル」(コンティグリー妖精事件を描いたイギリス映画)だろうなあ。それと妖精のチェンジリング(子供取替え)を引っかけてるのだと思われ。
 しかし巨大化してピーピ兵に姿を変えられてしまうのは哀れだ……


  仮面ライダーW #46「Kが求めたもの/最後の晩餐」。翔太郎・竜はテラードーパントの能力により戦闘不能になり、フィリップはイーヴィルテイルごと琉兵衛にさらわれてしまう。このままではフィリップはガイアインパクトの犠牲にされてしまうが、テラーの恐怖攻撃に囚われ廃人同然になってしまった翔太郎は事務所から一歩も動くことが出来ない。
 琉兵衛の正体を知って自分の依頼を後悔した轟響子は、そんな彼らの様子を見て、琉兵衛の野望を防ぐためにある決意をする。
 一方、さらわれたフィリップは、琉兵衛、若菜だけではなく離反した冴子やシュラウドまでもが揃った食卓に戸惑う。それは家族団欒とは名ばかりの、冴子やシュラウドに対する勝利宣言だったのだが、シュラウドはこの茶番から去るその間際に、フィリップに「あなたの家族はもはや園崎ではなく翔太郎たち……切り札は左翔太郎よ」と言い残していく。
 そしていよいよガイアインパクト直前、フィリップから別れの言葉とも思える電話が来てもまだ動けない翔太郎の元に、イーヴィルテイルを盗み出してきた響子がやってくる。だが、響子が見せたイーヴィルテイルの正体とは……

 劇場版はこのエピソード直前に起こった事件の話だったけど、これを見てると、死者再生兵士の実験体であるNEVERに「僕はお前たち死人と違う!」と言い切ったフィリップ自身も既に死んでいて、地球の記憶の力によって園崎来人のデータを元に構築されたデータにしか過ぎない存在だと明かされるのは、相当こたえるだろうなぁ。
 若菜の態度が急変したのも、フィリップが弟の幻影にしか過ぎないと思ったからだろうか?
 そしてテラーの精神攻撃により、恐怖に捕われてしまい何に対しても怯えるようになってしまった翔太郎。いつもの刃野たちのおふざけにも泣き叫んで逃げ惑うだけ。フィリップからの連絡でもうすぐ永の別れと知っても、何もすることも出来ない。が、響子の盗み出してきたイーヴィルテイルの正体を知り、琉兵衛の本心を知ることでようやく動き出す。
 イーヴィルテイルの正体とは、何の力も持たない、おまじないの刷毛。家族で発掘をしていた頃、家族みんなの安全を願い、家族全員の名前を刻んだもの。来人を失い、歯止めが利かずに野望に邁進してしまった琉兵衛の、最後の家族の絆であり、心の支えでもあった。
 傷を推してリボルギャリーと共に出撃した竜も加え、データと化してしまったフィリップもWに変身することで復活し、翔太郎に心の奥底を見透かされ動揺した琉兵衛を下し、園崎邸はガイアインパクトに失敗した若菜ごと燃え上がることに。「館ものの最後はやっぱり炎上」ってのは、誰のセリフだっけ?


2010年08月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#43

  キルミンずぅ #43「カノンにアタック!ヤツらペンギンブラザーズ!?」。自分たちがアニマリアンのクォーターだということを知ったリコたち。そのことをケンたちに打ち明けるが、「それって今までと何か違うの?」と言われ、アニマリアンと自分たち、そしてキルミンのどこが違うのか、疑問を持つ。
 そんな時、カノンのお婿候補に日本にやってきていたペンギンのアニマリアン三兄弟が出迎えの桐野を振り回し、ショッピングセンターに。リコたちの前でペンギンに変身するが、人間とかアニマリアンとかに頓着しない彼らは「四分の一だろうがボクたちと変わらないでしょ」とあっさり言い切る。
 一方、街のあちこちで怪しい植物がコンクリートを突き破って根を張り始め……

 神浜市でアニマリアンが増えてることにいよいよ気づき始めたリコたち。ママはそれがミサたちの仕業であることを感づいてるけど、頑なに人間との共存を拒む彼女に、子どもたち同志の交流がミサの頑強な考えを変える最後の望みであると期待してるよう。
 その裏で、二ツ木がなんだか怪しげな薬品を街中に撒いて神浜市をジャングルにしようと、独自の動きを見せる。つか、御子神タモツ=御子神パパに並々ならぬ恨みを抱いてるようだけど、要は動機はママへの横恋慕?
 そんな状況はつゆ知らず、羽鳥邸ではカノンのお婿候補に招いたペンギン三兄弟の誰がカノンの婿にふさわしいかを、クイズで選ぶことに……って、おいおい。まあ、アニマリアン革命への情熱をクイズ形式で確かめる手段なのだけど、革命どころか純血とかにすらこだわらないフリーダムな兄弟がミサの怒りを逆なで。結局お婿話はお流れに……純血に過剰に拘るミサに「アニマリアンはアニマリアンでしょ。時代遅れ」と言い切る三兄弟に、牙組もむしろ密かに同意を示したり、そもそも彼らを日本に送った羽鳥シロウも、婿とかそんな話はせずに、「日本で遊んできたら」としか言わなかったらしく、どうも本部とミサの意識も食い違ってるような。もしかしたら、本部は穏健派なんだけど、マリアンヌやハルカ、そして人間に対し敵意を燃やすミサが暴走気味なのかもしれない。もっとも、ミサも本質的には悪人じゃなくって、むしろ二ツ木が彼女を利用してるっぽいのだけど。羽鳥シロウは二ツ木の野望とか、知ってるのかなぁ。
 それと、カノンの祖父の名前がルーファス・シェーンベルクということで、リコたちの祖母の姓と一緒。あれ? ってことは、ミサとハルカは姉妹ではなく従姉妹なのか? 考えてみれば、さすがに子供番組でNTR(寝取られ)はないよなぁ。このシェーンベルク博士はご存命と言うことで、やはり存命(ったって正体はバレバレだけど)の御子神博士との邂逅もあり得る?
 次回はみんなで海に行くらしいけど、また誰かがアニマリアンになる???


2010年08月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 役員共#6とぬらりひょん#6ちょっとだけ

  生徒会役員共 #6「津田くんは読まないわ!使うのよ!/受けがあるなら攻めがあるだろー!/いや、服は着て来い」。前回の予告でもちょっと触れてたけど、冒頭に氏家ト全の別作品「アイドルのあかほん」の登場人物「トリプル・ブッキング」が登場。OPの名義がそうなってたんでなんなのかと思ったけど、そういうアレだったんですな。
 まあ、それ以外はいつもどおり下ネタ。つか、まあ次回は海水浴でアレなんだけど、体型を気にするシノ以上に、いろいろいたたまれないのがスズの「子供にしか見えない」……いや、その通りなんだけど、本人が言うのはもう悲惨すぎて。


  ぬらりひょんの孫 #6「魔の山に仕組まれた罠」。ま、基本的に急ぎ足なんで突っ込むのもなんなんですが、そもそも牛鬼の見た目って、牛頭のクモで確定したのって、やっぱ水木しげるのような。牛鬼はいろいろ姿があるらしいんですけどね。この作品、夕方時間帯にやればそれなりだとは思うのだけど、下手に深夜帯にやるデメリットに加え、ヤクザものってのが、足を引っ張ってる部分があるのだろうなぁ。下手に気にしなければいいのに。


2010年08月12日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オカルト学院#6

  世紀末オカルト学院 #6「文明の道程」。臨死体験の授業以来、あれほどオカルト好きだったこずえが「オカルトなんてありえない」と言い切り、いつもなら飛びつくマヤたちの仕込みにも冷静に突っ込みを入れるのみ。しかしオカルトを口では否定しながらも自らの言葉に傷ついたかのように涙をこぼす彼女を見て、マヤはこずえがあの世にオカルト好きの自分をおきざりにしてしまったことに気付く。
 彼女を元に戻すにはもう一度臨死体験してこずえの魂の欠けた部分を連れ戻すしかない。夜の実験室に潜り込んだマヤたちは危険を承知で臨死体験装置を再び動かそうとするが、マヤたちの様子がおかしいことに気付いた文明が彼女たちを止め、代わりに自分がこずえを連れ戻すと言い出す。

 前のエピソードでマヤやこずえを見捨てて自分ひとり逃げ出してしまった文明。株を下げまくったのだけど、今度はそれを挽回すべく……というわけでもないだろうけど、「俺はお前たちの担任だ!」と似合わぬ勇気を奮ってみせる。が、彼が臨死体験装置で見せたのは、「スプーン曲げ少年・内田文明」としての、必ずしも幸福とは言えなかった少年時代。そして、1997年7月に起こった宇宙人の侵略による地球滅亡の走馬灯だった……走馬灯に現れた文明のママは典型的なステージママで、文明にただ世間の注目を集めることしか興味がなく、それが原因で文明は孤独な少年時代を送っていた。
 文明が身体を張ってこずえを助けに行ったことと文明が孤独な子供だったこと、彼の言っていたことが全部本当だったことを疑いようのない形で突きつけられてマヤも一度は解消したコンビを復活させるのだけど、そういうシリアスな展開部分はともかく、相変わらずいろいろひでえw
 JKはダウジングロッドでピッキングして相変わらずの万能ぶりだし、結局こずえが「あの世」で探してたものというのは「メガネメガネ」だったというオチだし、いいところを見せてマヤも見直したかと思った文明は美風に鼻の下伸ばしっぱなしでせっかく上げた株を暴落させまくりだし、このベタベタさ具合がたまりませんな。
 なんだか次回はマヤの幼馴染・亜美がメインの回らしいけど、こずえは相変わらず暴走してるふうだし、美風はニコニコしながら何を考えてるかわからないし、いやぁ、信用できるのは川島千尋だけですな(いや、それはない)。


2010年08月14日() 旧暦 [n年日記]

[その他] これはちょっとかっこ悪い。

  事務所「太田の発言は、芸人のパロディーですので、真剣に取られてもらっても困ります」J-CAST )。これは事務所のコメントであって太田氏本人の言い分と同じかどうかはわからないが、もし同じであればちょっとみっともない。これまで散々他人を糾弾してきて、政治的な見識が売り物のように振る舞い意図的にそういう支持を得るようにしてきたのに、いざ批判を受けると「いや、あれはギャグだから」と逃げるのは、普通にかっこ悪い。それならば最初から「あれはギャグであってまじめに取らないで欲しい」と言うか、ビートたけしのように「お笑い芸人は権力に擦り寄っちゃだめ」と芸人としての反権力というスタンスを明確にしてたりすべきと考える。
 太田氏の真意はわからないので、本人の弁を待ちたいところではあるけども、なんでも「あれはギャグだ」と言えば済むと思ってるタイタンプロはちょっとどうかと思う。

 それと、ここ最近景気の悪化はより拍車がかかってるのに、マスコミが妙に菅を下支えしてるような感じなのですよねえ。元々報道映えするキャラじゃないのはそうなのだけど、政治報道を見ても微妙に腰が引けてる印象。否定的報道をしない理由があるとは思えない。「日本の顔がころころ変わるのは」って今更のように言っても「今までまともな政策評価も行わずたわいもないことで首相をたたき続けて短期政権の下地を作り続けてたのはどこのどいつだ」としか言えない。去年の麻生氏に対する報道を思い起こせば、明らかに異常だったし、今の報道の腰の引け方もその手のひら返しぶりに輪をかけて異常。
 むしろ、菅に首相でいてほしいんじゃなく、誰かを首相にしたくない、と解釈した方がしっくり来るのだよなぁ。新聞社が自発的にそうするとは思えないから、その背景が何かあるのだろうな、と考えると、色々見えて来そう。


2010年08月16日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#26とW#47

  ゴセイジャー #26「護星天使、爆笑!」。今回は笑った者をヒョウタンに吸い込む天狗のヒッ斗が敵。ゴセイジャーもことごとく吸い込まれ、お笑いを見て「無意味だ」と言い切るハイドと、ゴセイヘッドのゴセイナイトだけになってしまう。その二人が作戦の必要上、コンビを組んで漫才をすることに……オヤジギャグで笑いすぎだろう、ハイド……
 今回の敵の名前の由来は、「ヒート」なのかなぁ……全然SF・特撮映画じゃないけど……と思ったら、「IT」らしい。確かに道化が子供をさらうって内容だから、こっちの方が合ってるか。


  仮面ライダーW #47「残されたU/フィリップの依頼」。ミュージアムは壊滅したものの、家族を失ったフィリップを慰めるためにミックを探して来た翔太郎。フィリップはそんな翔太郎に感謝しつつ、「若菜姉さんを捜して欲しい」と依頼する。フィリップによれば、若菜は館の炎上で死んではいないはずだ、という。
 雲を掴むような依頼に、唯一手がかりになりそうな冴子をウォッチャマンの情報から見つけ出す。が、若菜が生きていると聞いてむしろ冴子の方が驚く。それはすべて、冴子の知らないところで動いていた加頭の仕業だったのだ。加頭は琉兵衛がなしえなかったガイアインパクトを、若菜をデータ化することで自らの手で行おうとしていたのだ。加頭は野望を明らかにし、園咲家と同じゴールドメモリを用い、ユートピア・ドーパントに変身するが、その圧倒的強さを前に苦戦するアクセルを見ても、フィリップは変身しようとしない……
 加頭が姿を消した後、どうして変身しなかったのか問い詰める翔太郎に、フィリップは「あともう一回変身したら僕はデータになって消滅する。だから次に変身するのは姉さんを助けるその時だ」と、衝撃の告白をする。
 フィリップが消えてしまう。その事実を突きつけられ、シュラウドに回避方法を求める翔太郎だったが、シュラウドにもその運命はどうしようもないと知らされるだけだった。更に、「ビギンズ・ナイト」の依頼をしたのがシュラウドだと明かされる。鳴海荘吉にした「フィリップを助けてくれ」という依頼は、園咲来人の複製であるデータとしてではなく、消える前に泣いて、笑う、人間として充実させて欲しいという意図だった。
 しかし、それを聞いても翔太郎は納得できず、亜樹子がフィリップが海外留学するということにして仲間たちを集めお別れ会を開くのも、頭では理解できてはいるのだが……
 そして、冴子が残したヒントから若菜のいる財団Xの施設を割り出し、乗り込む翔太郎たち。若菜を見つけ、助け出そうとするがその前に加頭が立ちはだかる。今こそが変身する時だ、というフィリップの声に、ベルトを着ける翔太郎だが、フィリップが消滅するという事実に、どうしてもメモリが刺せず……

 いよいよシリーズのクライマックス。「フィリップの最初の依頼・そして最後の依頼」という、意味ありげな翔太郎のモノローグから始まるけども、それに違わず、フィリップが消滅するということが明かされる。元々死んだ来人のデータがたまたま再構築された存在だったのが、一度再データ化されることで不安定になり、寿命が来た、ということらしい。
 理屈はともかく、それを聞いて翔太郎が冷静でいられるわけがない。ずっと一緒だと思ってたフィリップが消える。その事実を前に、それを回避すべくあがくがどうにもならないし、気持ちの整理も付けられない。亜樹子は気持ちの整理が付けられないなりに、自分に出来ることをしようと、お別れ会を開くのだが、それに反対もしないが、受け入れられたわけでもない。
 それは土壇場、変身すべき時にどうしても変身できないという事態を引き起こし、結果として皆を聞きに陥れてしまう。
 迷っているのは翔太郎だけではなく、冴子もまた、父に若菜より上だと認めさせることだけが生き甲斐だったのに、父が死に、組織も壊滅し、目的を失ってしまう。加頭から棚ぼた話にミュージアムの総統になる話をされるが、かつてのような充足感も何もなく、タブーのメモリーを渡されるが、やはり迷い始める。その結果として、フィリップにわざと若菜の居場所の手がかりを言い残して行ってるし。
 しかし、ユートピアのメモリ、かなり反則気味……「どこにもない」理想郷のメモリだけど、それが最後の決戦に関係するのかなぁ。


2010年08月17日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#45

  キルミンずぅ #45「恋のビーチバルーン作戦!?」。課外授業で海水浴にやってきたリコたち。しかし折角楽しみにしていたのに、裏では二ツ木が牙組を使って何か企んでいるらしい……そんなこととはついぞ知らないリコたちだが、ルミコ先生がつきあってる相手が牙組の蒲谷だったことから、ルミコ先生を心配して蒲谷を嗅ぎ回ることに……
 日照が苦手で浜茶屋で休んでいたカノンも、退屈で抜け出した先に牙組がいるのを見、そしてそれが二ツ木の命令によるものだと知り、かねてから彼に不信感を抱いていた彼女は、ある情報を携えてミサの元に行くが……

 今回いろんな人がアニマリアン化したけど、噛まれて変身したわけではなく、二ツ木の実験したガスの影響。しかしアニマリアンに好意を持ってる人間しか効果がなかった上、ガスがなくなると短時間で効果が消えてしまう失敗作。二ツ木は不安定な変身しかできないのを見ると早々に見切りを付けて立ち去ってしまうのだけど、クジラのアニマリアンになってしまった安倍が浜辺で変身してしまい、それが人間だと知らないリコたちは混乱が続く浜辺の中、必死に海に返そうと奮戦することに。
 って、みんなアニマリアンになっても冷静というか、逆に楽しそうにはしゃぎすぎ……まあ、今回は短時間で効果が切れたのだけど、ルミコ先生や女子寮の面々、カスミがクマやキツネのアニマリアンに変身することに。って、カスミ、半田はイケメンすぎて好みじゃないんじゃなかったのか???
 でもカノン経由で二ツ木がミサの探している「柩」を持っているのではないかという情報が流れたり、カノンがイルカに変身するリムを見て、彼女らの変身がたった一種類の動物にしかなれないアニマリアンとは違うことを知ったり、結構いろいろ動いたような。
 そいでもって、クジラを海に返すためにアニマリアン化して混乱してる人たちも交えての大作戦に。見ていた牙組も知らず混乱を招いた後味の悪さもあって手伝い、人間もアニマリアンもなく協力することに。カノンはその光景に「人間もアニマリアンもごちゃごちゃじゃない」と辛辣に言い捨てるのだが、アニマリアンと人間のくびきのない光景に、やや動揺したよう。
 ミサの方は、柩のことを聞いたはずだけど、二ツ木にまた言いくるめられてしまうのかなぁ。

[その他] 一年半ほど前でございましょうか

 人様と床屋政談したときがございました。相手が「景気対策始め、自民党はまともに政局運営が出来てない。やることが遅すぎる」と言っていたので、かなりの部分民主党の審議拒否の連続のせいでしょ、と答えたら、相手の答えが「そんなのは政権にいるのは自民なんだから、それをなんとかするのも自民のせい」というもので、正直非常に呆れました。
 その人は、今、民主党に対しても同じ事を言えるんでしょうかね? おそらくはその時とは違い「自民党が悪い」と言う気がしてなりません。(麻生の経済対策のことも何にも知らなかったくらいだし)
  菅首相「足の引っ張り合いだけでは」産経 )。まさしく「どの面下げて」としか言えない言葉です。それと、民主と自民の審議拒否でかなり違うのが、民主党は調整自体を拒んで審議拒否していたのに対し、自民は調整を求めて審議拒否してるものが結構ある、ということでしょうかね。
 菅氏や鳩山氏がどうしようもなく経済音痴なんてことは野党時代から自明だったのに、何考えて投票したんでしょうかね。有権者も。


2010年08月20日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オカ学#7

  世紀末オカルト学院 #7「マヤの亜美〜ゴ」。マヤはコンビニの買い物帰りに幼なじみの亜美の父親・茂と出くわす。インスタントものを下げ、かつて大好きだった怪談話にもよそよそしい態度のマヤに、茂は心配して亜美に家に遊びに来させるようにはからう。亜美の突然のさそいに面食らいながらも、こずえと一緒に訪れると、大工の棟梁の仕事柄さながらに豪快な茂の歓待を受け、久々の昔話に花を咲かせる。が、そんな時、テレビで近所にミステリーサークルが見つかったというニュースが。ノストラダムスの鍵ではないかと思ったマヤは、亜美の家を早々に出て文明とミステリーサークルの調査に。ところが、茂や亜美たちまで一緒についてきて、深刻なマヤたちの事情も知らず、まるで観光ツアーのような様相を呈することに……

 かつてはオカルト好きだったのが一変してしまって今はオカルトに拒否反応を示すようになったマヤ。それがマヤの家庭環境のせいだと察している亜美もかねがね気にはしてたのだけど、かつてのマヤを知る亜美の父も積極的に関わろうとしだす。ただ、茂は完全に善意でやってるのだけど、マヤがミステリーサークルに必死になって反応する事情を知らない茂がやったのは、スマイルとJKにミステリーサークルを作らせたりUFO騒ぎを起こしたりするやらせ。マヤは思わず逆上し、マヤの気持ちを逆に踏みにじってしまった茂も意気消沈するのだが、過剰に怒るマヤに、父の気持ちがわかる亜美が怒り、引っぱたいてしまう。そんな亜美を茂が叱るのだが、狂言騒動はひとまず気まずいまま幕を下ろすことになってしまう。
 確かに茂のやったことはやりすぎではあったけども、マヤのことを心配してというのも事実。ただ、切羽詰まったマヤにそれをおもんばかる余裕はない。父親をなじられた亜美も、思わず父親のためにマヤに手を出してしまう。お互い誰か大事に思う人のためにすれ違うのだけど、次回で解決するのか。
 しかし、寺内貫太郎かと見まごう茂の豪快っぷりも良いキャラだけど、今回もJK大活躍ですな。


2010年08月22日() 旧暦 [n年日記]

[その他] いや、でもそれはわかる。

  ガチオタクとライトオタクの境界線って何なんだろうな会議デジタルニューススレッド )。
31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 20:41:40.01 ID:ALe537500
EDのテロップだけで興奮する←本末転倒


33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 20:42:50.17 ID:DVNJPUgj0
>>31
テロップは本編の答え合わせだろ
興奮するだろ


34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/18(水) 20:44:18.63 ID:nn3ed9U70
答えあわせってなんだよ。
お前怖いよ
 思わず笑っちゃったけど、これはわかるw

[特撮] ゴセイジャー#27とW#48

  ゴセイジャー #27「目覚めろ、アグリ!」。今回の幽魔獣はウロコを貼り付けた相手に聞こえる言葉が全て自分の悪口のように思わせてしまう人魚のジョ言。アグリがその策にかかってしまい、仲間たちから自分が必要とされてないと思い込んで悩んでしまう。いや、でもまあ、暑苦しい割にキャラが薄いのは事実だし……
 こういう時、人でなし(文字通り)のゴセイナイトは強いなぁ。言うことに元々容赦がないのでジョ言のウロコも意味がないし。
 一方、ないがしろにされている武レドランがジョ言の能力を悪用して筋グコンと膜インの間にひびを……いや、積極的に仲間割れさせてどうするんだよw
 今回の元ネタは、「呪怨」じゃないかってのがもっぱらの説のようだけど、魚人ってことでは「ダゴン」かなぁ。いや、どっちも悪口を聞かせるという能力に関係ないから謎なんだけど。いやまあ、ジュゴンともかけてるのはわかるんだけど……


  仮面ライダーW #48「残されたU/永遠の相棒」。ユートピアドーパントに変身した加頭を前に、フィリップは若菜を救うために翔太郎にWに変身するように迫る。しかし今度Wに変身したらフィリップが消え去ってしまうことを知り、翔太郎はどうしても変身することが出来ない。生身のままユートピアにいどみかかっていくが当然歯が立つはずもなく、窮地に陥り、フィリップの苦痛を感じ取った若菜は地球の本棚とのシンクロ率を高めていく。絶体絶命かと思われた時、加頭を攻撃するエネルギー弾が……加頭から受け取ったタブーのメモリで変身した冴子がユートピアを攻撃したのだ。しかし、変身が解除され生身でタブーの攻撃を受けても加頭は絶命しない……加頭は死者再生兵士・NEVERでもあった。
 しかし冴子のおかげでかろうじて翔太郎たちは逃げ延びるが、冴子も若菜も加頭の手の内に。竜も重症を負うことになりWに変身しなかったことでフィリップは翔太郎をなじるが、翔太郎はフィリップが消えるとわかっていながら変身することはどうしてもできないという。すれ違い続ける二人だが、加頭はフィリップを苦しめ若菜をデータ化するためにフィリップの回りの人間を襲い生きる希望を根こそぎ奪い続ける。そしてその魔手は亜樹子にまで……
 親しい人たちの変わり果てた姿に苦しむフィリップに、翔太郎は自分の優柔不断さがフィリップを苦しめていたことに気付き、「一人になっても街を守ってくれ」というフィリップの願いを叶えるかのように、ただ一人、若菜を取り戻すために加頭の元へ向かう。

 これで最後の仮面ライダーW。加頭も加頭で実は本気で冴子を愛し、冴子のために二人のユートピアを築こうと彼女にガイアインパクトを成し遂げることで「若菜を超える」という彼女の願いを達成しようとするのだけど、加頭は人の気持ちが本当の意味で理解できず、結局「人の敷いたレールの上ではなく自分の生きる道を自分で決めた」冴子から拒絶され、自らの手で愛した女性の命を奪うことに……そして「お前の罪を数えろ」と言うWに、「人を愛することが罪なのか」と答えるのが、悲しいキャラと言えば悲しいキャラ。まあ、加頭の為に同情する人は少ないだろうからとりあえず書いておこう。悪役はなかなか報われることはないだろうけど、寺田農という大ベテランの退場後に、最後の最後でしめてくれたコン・テユ氏には惜しみない拍手を。
 とは言え、劇中の加頭がそのためにやってることは凶悪。若菜を犠牲にし、そのためにフィリップを苦しめ、そしてその目的のためにフィリップの愛する風都の住人たちを次々と襲っていく。そしてその魔手は亜樹子にまで……最初の頃の、人の心など無頓着だったフィリップと違い彼らの惨状を嘆き悲しむフィリップに、翔太郎も自分の「フィリップに消えて欲しくない」という願いばかりを押し通そうとしていたのが間違いだと気付く。
 で、ここで翔太郎が一人で若菜を助けに行くのだけど、これはフィリップ抜きなことになんの意味があるかと言えば「一人になっても街を守ってくれ」というフィリップの願いに、応える意思と、それが出来ると言うことを示したに他ならないのだろうなぁ。言ってしまえば「さよならドラえもん」で、ドラえもん抜きでジャイアンに向かっていったのび太状態。そして、相手の意思を奪うユートピアの攻撃を遮るために突き出したのが、鳴海荘吉の形見の帽子だってのがまた。風都の人々の希望を守る盾であろうとした荘吉が翔太郎を守り、翔太郎自身もまた盾になろうとしてるというのを顕著に示してる。
 そして最後のWの変身。まあ、多くは語りますまい。なんでユートピアに最も効果的な攻撃がプリズムメモリによる「プリズム・エクストリーム」なのか以外は。いや、ライダーだから最後はキックで締めるのが当然だろと言われればそれまでなんですが。
 加頭は倒され、財団Xもガイアメモリから手を引くのだけど、フィリップの消失は止められず……翔太郎は自らの手で相棒との永遠の別れを告げることを選ぶ。
 そして、フィリップから翔太郎への別れのプレゼントは、ロストドライバーとフィリップがいつも手にしていた白紙の本。
 最終回の次回予告は夏の劇場版に出ていた「仮面ライダージョーカー」(ロストドライバーを使ってジョーカーメモリーで翔太郎が変身した姿)が。ミュージアムがなくなっても平和が戻らない風都で、ただ一人戦う翔太郎のようだけど……最終回はやはり「長いお別れ」なのかなぁ。


2010年08月23日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] ハーレムものは衰退しました

  赤松健「もう萌え系は終りつつある。男1人女複数のハーレム系は衰退した。」アルファルファモザイク )。いやまあ、衰退したっつーか、むしろ「連作障害」とか「ジャガイモ飢饉」に近いんじゃね? そりゃまあ、安パイだからと同じ刺激の種類のものばっかり短いスパンで連続で作っていたら、畑だって痩せるってもんだべさ。都会もんの旦那はちっともわかってねえだからなぁ。
 それも、土地を耕す努力もしないんだから……
 消費者層としての「オタク」ってのが注目されて以来、なんか作り手は「それが最初からそこにいて未来永劫いつづける存在」と勘違いしてたのか、あるいはそうではないと気付きながらも目先の運転に忙殺されそこのところは見て見ないふりしてたのか知らないけど、そんなもん、最初からそこにいたわけでもないし、未来永劫いつづけるわけでもないわな、当然。とすれば「畑」であるオタク(消費者層的な意味で)はさほど新陳代謝が起こってるわけではなく、類似の刺激が与えられ続ければ慣れて不感症にもなってきますわな。それをユーザーが飽きてきたという言い方もできるだろうけども、収穫者である作り手は、それが自分たちの行動も原因であるということは気付いていないのか。あるいは気付いていてもそこには敢えて触れないのか。
 特殊なキャラクター性に偏重しドラマ性をないがしろにし、ユーザーのそのような味覚の偏りを肥大化させ、それによる「飢饉」が発生した後、収穫者はどうするつもりなんだろうねえ。まあ、まだ変なタイアップとかが有効でない分、マシと言えばマシなんだけど。

[アニメ] キルミンずぅ#46

  キルミンずぅ #46「神浜ジャングルに野生のかおり!?」。突如神浜市中に植物が大繁殖。しかも、ジャングルと化した神浜中央公園で野生動物が目撃されたと、ママに警察から応援の要請がかかる。実は先週と同じく二ツ木の実験のせいだったのだが、こんな時こそキルミンズの出番と、大関警部たちと一緒に公園に向かうリコたちだが、何故か散歩途中と思われるペットたちが何匹も放置されていた。もしや野生動物と何か関係あるのではとキルミンになろうとするリコたちだが、二ツ木が公園で実験をやってると知ってケンが巻き込まれてないかと心配したカノンがキルミンに変身しようとするリコたちを目撃してしまい……

 終盤になってなお一層暗躍しまくる二ツ木。前回失敗したアニマリアン化ガスだけども、今度は改良してまた人間を動物に。しかも、今度はペットを散歩していた人たちだけアニマリアン化してしまう。アニマリアン因子が活性化する条件って、恋愛だけじゃないの?
 さらに、ミサが探してた柩についても大きく話が動き出す。二ツ木の情報で柩を見つけたものの、実は柩の中身は入替えられていて、中には冷凍カジキマグロが……トレーラーに氷入れて運んでたから時間を気にしてたけど、普通に冷蔵車両を用意すれば何も問題なかったんじゃ……
 で、本来柩の中に入っているはずだったのは、案の定ミサの父であるシェーンベルク博士。当然博士を隠したのは二ツ木だけど、どうもカノンの父である羽鳥シロウも柩のことは知っていたらしい。というより、二ツ木に積極的に博士を目覚めさせないように指示したり、そのことをミサに隠すように言ったり、カノンの「管理」を二ツ木に念押ししたり……前の話では温厚で良いパパっぽい印象だったけど、実は全部の黒幕?
 柩が見つかったことで、パルスもまた立場が変わる。元々柩探しを手伝う代り、一族のオオカミの安住の地を保障してもらうはずだったのが、ミサの答えは「アニマリアンとして神浜市で暮らすこと」。あくまでオオカミとして生きることを望むパルスは、ミサたちと袂を別つことに……
 リコたちはリコたちで、キルミンのレベルが上がって動物たちとの意思疎通がこれまで以上に出来るようになってきたけど、牙組の獅子山と大蔵が動物から人間に変身するところを見てしまい、アニマリアンが神浜で頻発してる事件に関わってるのではないかという疑いを強くする。さらに、ミサに噛まれたタマオ父がツルのアニマリアンになってしまったり、事態は一層混乱してしまう。どうもミサの恨みを解くだけでは事態は解決しそうにないのだけど、カノンが神浜市を御子神家や人間を排除したアニマリアンの楽園にすることこそがミサの言う「革命」だと知り、これまで疑いもしなかった「革命」の意味について悩み出すのが、鍵になるのかなぁ。
 次回は、今回もカノンに秘密がばれそうになってたキルミンコンパクトが狙われそうになるらしいのだけど……


2010年08月26日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オカ学#8とみつどもえ#7ちょっとだけ

  世紀末オカルト学院 #8「マンマ、亜美〜ヤ!」。亜美の父がマヤを喜ばせようと偽UFO騒動を仕組んだことが裏目に出てしまい、騙されたことを起こったマヤと父親を庇う亜美は仲違いしてしまう。
 学校でも口を利かないまま気まずくすごすが、亜美が皆神神社にマヤを呼び出す。そんな時、マヤは近くの牧場で牛の大量不審死が起こってると聞き、狂言以外にも何か事件が起こってるのではと文明と調査をするが、調査の間もマヤはイライラしっぱなし。うっかり亜美との約束を忘れかけてたことを思い出し、皆神神社に急ぐのだが、そこで待っていた亜美が謎の生物に襲われ、さらわれてしまう。

 サブタイトルが壊れてる第8話。亜美の父茂がマヤを心配して好きだったオカルトを見せて元気づけようとしたのが裏目に出て、亜美との仲まで悪化してしまう。茂はただ元気づけたいだけだったのだが、やりすぎだったことは当人も自覚してて、マヤの怒りにただ身を小さくするしかない。しかしマヤの怒りも八つ当たり気味で、父を庇った亜美がマヤを叩き、マヤの怒りが正当だと認めた茂が亜美を叩き、ちょっと面倒なことになったのが前回まで。
 今回は、お互いやりすぎたと思いつつ、中々仲直りできないマヤと亜美が擦れ違ううちに事件が進展を見せる。って、前回ひょっとしてと思ったけど、やっぱチュパカブラか……武レドラン? 
 いや、チュパカブラは宇宙生物だって説もあって、だからUFO騒動と絡めるのは実にマニアックながら理にかなってるんだけど。ただ、このチュパカブラ、すげえもろいよなぁ。ま、チュパカブラ戦がメインじゃないからいいんだけど。
 結局、実は皆神神社はマヤたちの昔からの仲直りの場所で、お互い仲直りしたってるのがなんだかんだで擦れ違ってたのが最後でまとまって良い話でした。茂も嫌味のない、豪快ながら筋の通ったキャラだったし、マヤと亜美もどっちも自分が悪かった部分をちゃんとわかってるし。
 しかし、今回こずえがマヤと亜美の間を取り持とうとすべりまくって身体を張ってネタを連発するのだけど、JKのほんのわずかなシーンで全部もってかれてるw ホントこのアニメ、JK無双だな。
 その他脇役としては、美風はちょっと出てくるのだけど、あからさまに腹に一物あるキャラの典型っぽいステレオタイプだったような。あと、久々に川嶋千尋がチュパカブラの死体の始末と証拠隠滅を行なってるけど、あんまり単純にエイリアンの尖兵って気もしないのだよなぁ。逆にこの番組だとそういうベタな展開もあり得るけど。


  みつどもえ #7「ガチで愛してしょうがない!?」。今回シリーズで離しようがないガチレンジャーと、佐藤が好きでたまらない隊の登場。これだけ見ると、ひとはってまともなように見えるけど(つか、最も比較になりやすい松岡が異常すぎるのか)、邪悪オーラ以外を見てもどうでもいい相手にはホント徹底的にどうでもいいのだよなぁ。せめて、ガチレンジャー同志である矢部っち(矢部は絶対そう思ってないけど)にはもうちょっとデレてあげようよ。
 それと、佐藤が好きでたまらない隊はホント変態の集まりでした。普通に原作どおり。つか、OPで佐藤が飛び込んだ後のプールの水しぶきでうがいしてる連中ですから。で、各メンバーの個性(EDをちゃんと見ると一人腹黒いのがいるのがわかるはず……)とかもでてくるんでしょうかね?


2010年08月27日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 日本ホメオパシー医学協会、すごいわ

 最近朝日新聞他がホメオパシーを取り上げて攻勢をかけてます。
 元々、ホメオパシー医療を信じてた助産師が適切な対処をせず乳児を死に至らしめたという報道から火が点いた観がありますが、 ガートナーの「奇妙な論理」 にも載っている古典的な「トンデモ」なので(「奇妙な論理」は30年前の本)、「え? なんで今更そんなのが広まってるの?」というのが正直なところだった(ちなみに ガートナーは今年の五月に亡くなられてた んですな。合掌)。治験が行なわれ結局プラシーボ効果以上のものはないという論文が出てからも数年経つのに、とかいろいろあるんですが(逆にホメオパシーが治験でエビデンスが出てる、という論文はホメオパシーの長い歴史にも関わらず聞いたことがない)、まあ、それはホメオパシー医療を表してる人にもいろいろ言い分はあるでしょう。その言い分を聞かないほど聞く耳持たないつもりもないですよ。が、
  日本ホメオパシー医学協会のサイト 見てみたら、これはひどいわ。
 たとえば、
ジャーナリストの藤倉善郎氏のコメントとされる一文 週刊新潮記事から引用
「病気の原因となる物質を分子すら残らないほど希釈して服用することで、自然治癒力が向上し、さまざまな病気に対応できると言われています。当然、飲んでも毒にも薬にもなりませんが、問題点は病状が悪化しても本来必要な医療を拒否する人がいることです。西洋医療を否定する傾向があり、治療を受けずに手遅れとなるケースもあるんです」
上記前半部分のコメントから、藤倉善郎氏はホメオパシーを理解できていないことがわかります。またホメオパシー療法をきちんと調査していないこともわかります。後半部分のコメント(問題点は……)に対しては、ホメオパシー新聞その4の中の(2)「通常の医療行為を拒否」でJPHMAの見解を示していますので参照してください。

●ホメオパシー新聞 その4 「朝日新聞の誤解を招く報道に対しての見解」(2)

このJPHMAの見解の一部が週刊新潮の記事中で取り上げられています。
 と、書いてますが、藤倉氏がどうホメオパシーを理解してないか、調査してないか、具体的にはまったく反証を示してません。示してるのは過去のJPHMAの立場の表明のみです。その立場の表明も
由井会長自らも、日頃の講演でもよく「ホメオパシーが絶対正しいとし、現代医療を頑なに拒否することのないようにして下さい。そのような人がホメオパシーを潰すことに繋がってしまうのですよ。必要なときは病院に行きましょう。薬もとりましょう。臨機応変に対応しましょう。」と注意を促しています。
と書いてますが、具体的な基準については一切不明です。どのような場合にホメオパシー治療を取りやめ病院に行くべきか、あるいは併用してもいいものなのか、まったく示されてません。というか
本来、どのような医療を選択するかは、個人の尊厳(憲法13条)で保障されている自己決定権として、個人の自由意志に基づいて行われるべきものであり、個人の信条に立ち入ることができない部分があるということは、理解されなければならない点であると考えます。
と、判断は個人の自由意思の問題だと、完全に医療者としての責任を放棄してるように取られかねない記述すらあります。いや、最終的な判断は個人の自由意思としても、判断のためのアドバイスとか、基準を示すとか、そういうことは出来るししなければならないのでは?
 なんかこう書くと私がヒステリックにホメオパシーを攻撃してるようにも取られかねませんが、実を言うと日本ホメオパシー医学協会のページを見たのは今日が初めてです。「どんな主張をしてるんだろう?」と、双方の意見を見なければと思って見てみたんですが、想像以上に酷い、というか、ちょっと見ただけで突っ込みどころ満載なんで逆にこちらが頭をくらくらさせてるところです。
 ホメオパシー自体は古典的な民間療法、というかまじないと同レベルのものだとは思うのですし、ささいなレベルならばどうこう言うつもりもないのですよ。でも、それをもったいつけて高額の金を巻き上げた挙句、人死にが出たら責任逃れするようなのは正直責められても仕方ないと思いますねえ。
 最低限、「他の医療との併用」を謳うのであれば、並行は可能なのか、不可能ならばどのような場合に切り替えるべきか、その基準を設けてください。「自由意思だから」だけじゃ済みませんよ。


2010年08月29日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#28とW#49(最終回)

  ゴセイジャー #28「おとうさんの宝物」。今回の敵は遮光器土偶のピカリ眼(め)。って、ちょっと待て。もはやUMAでも妖怪でもないだろ、遮光器土偶って……
 元ネタもわかりやすく、「光る目」。やたらとブリッ子でかわいい声をしてたので誰かと思ったら、 沖佳苗でした ……いや、最初斎藤千和かと聞き間違えてしまった。RD潜脳調査室の頃から比べると格段に上手くなったなあ。
 で、能力はまんま「目の光を見た人間を操る」というもの。それで操られてしまった望が悪い子になってしまったと天知博士が嘆くのだけど、ワイングラスが宝物って……しかも「ルネッサーンス」をやるかと思いきややらないという肩すかしぶりw
 幽魔獣の方は上手いこと筋グコンと膜インの間を裂いた武レドランが、膜インに必勝の策を囁くのだけど、どう考えてもまともなこと考えてるわけがないよなぁ。


  仮面ライダーW #49(最終回)「Eにさよなら/この街に正義の花束を」。フィリップが消えて一年。ミュージアムは崩壊したが、彼らが残したガイアメモリは風都中にばらまかれ、それを手にした人間の欲望のままに犯罪を引き起こし、街を泣かせ続けていた。
 翔太郎はどこかにまだフィリップがいるような気がし続けていたが、その度に彼の不在と存在の重さを思い知らされることの繰り返しだった。
 そんなある日、鳴海探偵事務所に幼い少年が依頼にやってくる。彼、青山晶の姉の唯が、ガイアメモリを集めるミュージアムの後継者を自称する集団「EXE」にさらわれてしまったというのだ。が、翔太郎はEXEのことも気になるが自分は子供だから何も出来なくて当然と恥じることもなく他人に甘えようとする晶にカチンときた翔太郎は、晶を捜査に同行させることに……
 なんで自分が引っ張り回されるのかわからない晶は、翔太郎の口にする「何も出来なくても、一人で踏ん張らなきゃいけない」ハードボイルドの信条もまるで理解できない。
 EXEのメンバーを見つけた翔太郎はアノマロカリスドーパントに変身したメンバーを仮面ライダージョーカーに変身して倒すが、唯の居所はわからないまま。自分のふがいなさにフィリップがいたらとつい考えてしまうが、帰ってきた事務所の中からフィリップの声が……
 フィリップが戻って来た! 喜び勇み事務所の中にフィリップの姿を求める翔太郎だが、実は亜樹子が晶にフィリップのことを説明していて、フロッグポッドに残されてたフィリップの声を聞かせていただけだった。
 落胆した翔太郎は必死に謝りスリッパで叩いてくれという亜樹子に応える気力もなく、事務所を出て行く。そんな翔太郎の姿を見て晶は「偉そうなこと言ってたのに、自分も何もできなくなっていなくなった相棒を懐かしがってるじゃないか」とせせら笑うが、亜樹子が、実はフィリップはもうこの世にいないことを聞かせるとショックを受ける。
 そんな時、晶の携帯に唯から連絡が……唯を捉えたEXEのメンバーが、唯の携帯を使って晶に一人で来いと呼び出しをかけたのだ。唯を人質にされて、翔太郎の「何もできないとわかってても踏ん張らなきゃいけないときがある」という言葉を思い出した晶は腹をくくり、一人、待ち合わせ場所に向かう。そこ晶はでEXEが行なってるメモリの取引は、実は最初にメモリを見つけた唯が何も知らないままメモリを売った事がきっかけだったと知り、ショックを受ける。しかし、晶の鞄に隠されていたメモリを唯がEXEに渡す隙に二人で逃げ出すことに成功。彼らをコックローチドーパントに変身して追うEXEの前に、颯爽とハードボイルダーに乗った翔太郎が立ちふさがる。念の為密かにつけていたスパイダーショックのビーコンで、追跡してきたのだ。
 一人で頑張った晶を褒めると、共に現れた竜と共にコックローチドーパントを倒しEXEを壊滅させる翔太郎。晶の依頼も完了し、また事件が一つ解決したかに思えたが……

 これで最終回。晶少年の依頼と、フィリップの最後の願いにより助けられた若菜のその後が並行して描かれるが、ここで一つ叙述トリックが。途中まで完全に騙されてましたわ。EXEのメンバーが「眠れる偉大なるカリスマを呼び覚ます」とか言ってたから、余計ミスリードされた。しかし、その偉大なるカリスマの正体がアレではなぁ……まあ、そこそこ強力なメモリだったらしいけど、完全に雑魚あつかいw
 警察病院で目覚めた若菜はフィリップの希望でその死も知らされず、ただひたすら一人でガイアインパクトを起こすため、警察病院を抜け出し暴れる。半ば暴走状態でメモリなしでもドーパントの力を振るう彼女を、竜はアクセルに変身し止めようとするが、その前に翔太郎が立ちふさがり、「今彼女を傷つけたら、フィリップは何のために消えたんだか判らなくなる!」と口走ってしまう。
 その言葉で、フィリップが自分を助けるために消えたことを知った若菜は翔太郎たちの前から姿を消し、訪れた先はシュラウドの元。シュラウドにガイアインパクトのための方法を問い詰めるが、シュラウドはあっさりと「必要なことは地球の本棚にある」と教える。意外がる若菜だったが、シュラウドの答えは「当然でしょう? 家族ですもの……」。その一言で母が自分たちを捨てたわけではなかったことに気付いた若菜の膝の上で、シュラウドは力尽きたように息を引き取る。
 そして、若菜は「彼女のガイアインパクト」を実行するのだけど……実はこれ、まだ風都タワーが修復中のおよそ一年前の話。そして若菜がとった行動というのは……
 EXEが壊滅し、仲間と共に意気揚々と事務所に戻ろうとする翔太郎。だが、そんな彼を呼び止める男が……それはサンタちゃんのペットショップで働いていたバイト。何故彼がそこにいるのかいぶかしむ翔太郎の前で、男はエナジーのメモリで変身し、彼らにエネルギー弾を撃つ。EXEの言ってた偉大なるカリスマというのは実はこのバイト。正体を隠しながらEXEを操ってたのだけど、それが壊滅させられたのと街の人間に慕われる翔太郎への嫉妬で、翔太郎たちを襲う。晶たちを庇い、背後から撃たれ、地面に倒れる翔太郎。だが、撃たれたはずの翔太郎は皆の呼びかけに意識を取り戻し、起き上がる。その背中には、代りに弾を受け止めたエクストリームメモリーが……
 更に、エクストリームメモリーから再構築される人影。それは紛れもなく永遠に消えたはずのフィリップだった。
 翔太郎にねぎらいの言葉をかけるフィリップは、一年前、若菜が自分の身を犠牲にして自分を復活させてくれたことを話す。それこそが若菜のガイアインパクトだったのだ。そしてフィリップに後のすべてを託した若菜は、琉兵衛、冴子、シュラウドと共に、地球の記憶の彼方へと消えていく。園咲一家は、最初いかにも作り物な家族として登場したけど、みんな死んだ後で、ようやくもう一度家族としての絆を取り戻せたのだなぁ。そして、それはフィリップの家族との別れでもある。
 「もう一つの家族」の元へ戻ったフィリップと翔太郎はWに変身すると、エナジードーパントを撃破。そして街を泣かせる犯罪者に投げかけるいつものセリフを言う。
 結局、琉兵衛を狂気に走らせたものは何なのかとか、それと絡んでガイアインパクトとはなんだったのかとか、そこら辺は不鮮明なままだったけど、シリーズとしては中盤のダレもなく、なおかつ非常に綺麗にまとまったシリーズになりましたわ。最初、あまりに斬新すぎるアシンメトリーなカラーリング(まあ、初見のデザインで驚かされるのはいつものことだし、逆に最初デザインで評判が悪いライダーほど強烈な印象のシリーズになりやすい傾向もあるし)と、二人で一人のライダーに変身するという、ヒーローものとしてはまったくないわけではないけど(バロムワンやウルトラマンA)かなり扱いが難しいことが予想されたこと、またサブのバリエーションも含めると全9種類のフォームがあることなど、挑戦的な部分で不安も大きかったですが、予想外に安定したドラマ作りで、さらにフォームチェンジも基本の3フォーム以外もかなり積極的に使用し戦略的な必要性をきちんと描くなど、シナリオのみならず役者や現場の撮影スタッフによる努力が実を結んだものとなりましたわ。
 怪人の能力のアイデアなどがかなりジョジョにインスパイアされてるのが今時らしいと言えばらしくもありましたが、おもしろさはそれとは無関係だからなぁ。
 一年間、正当なドラマで楽しませていただきました。とりあえず、これで最後じゃなくって冬のムービー大戦で再登場の予定だけど、どんな話にするのか、そして新ライダーのオーズとどう絡ませるのか、楽しみにしたいと思います。


2010年08月30日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミンずぅ#47

  キルミンずぅ #47「渡すなキルミン!ねらわれた宝物!?」。アニマリアン革命が成功した後、アニマリアンでないものやリコたちがどうなってしまうか、初めて不安に陥るカノンは、リコたちに自分がアニマリアンであることを明かして革命のことを相談しようとする。が、リコたちはペット大量失踪事件の黒幕らしい「キノコ男」探しに夢中になっていて、カノンの真剣な相談を取り合おうとしない。腹を立てたカノンとリコが喧嘩してしまい、リコはリムたちに言いすぎをいさめられるが、リコは意地を張って謝ろうとしない。カノンもまた拗ねてしまい、久々に怪盗ビューティバットになってリコたちの探偵ごっこを邪魔して思い知らせてやろうとするのだが、何を盗もうか決めあぐねているところに、二ツ木が姿を現す。

 街中がジャングルになるは、アニマリアンになってしまう人が続出だは、段々大変なことになってきた神浜市。そんな中、失踪していたペットたちが大量に帰って来、彼らのイメージから犯人らしい人物の手がかりをえる。段々二ツ木に迫ってきてるリコたちだけども、二ツ木の動きの方が早く、カノンを利用して、あるものを盗み出そうとする。
 二ツ木もマリアンヌ・シェーンベルクの研究の系譜に連なる者として何かをしようとしてるのだけど、そのために御子神博士の研究成果を盗み出そうと……
 カノンはそれと知らず二ツ木の悪巧みの手伝いをしてしまうことになるのだけど、リコたちを監視していて初めてキルミンコンパクトでの変身を見てしまい、リコやケンがアニマリアンでないと思い込んでしまう。いやまあ、アニマリアンじゃないんだけど、原理は同じだからなぁ。
 さらに、二ツ木が盗み出した御子神博士の研究データを怪盗ビューティバットの仕業と思い込んだリコたちともつれ、正体を晒してしまう。
 次回はカノンがピンチ?
 そして二ツ木がアテにならないと見切ったミサもまた、ハルカの訪問を受ける。ハルカを「裏切り者の娘」と相変わらず敵視するミサだけども、マリアンヌが逆進化の研究を始めるきっかけになったのが、コウモリのアニマリアンの両親から生まれた自分がどうしてクロヒョウのアニマリアンなのかを聞いた、幼い頃のミサの質問だった。って、ハルカとミサってやっぱ姉妹だったのか。どうもマリアンヌとルーファスがアニマリアンと人間の関係についての意見の対立から、袂を別った後に御子神博士と再婚、という流れっぽいけど。
 そして、マリアンヌが自分の幼い頃の写真を大事にしてたと知り、母は自分やアニマリアンを捨てたわけではなかったと動揺するミサ。ミサの方はこれでなんとかなりそうだけど、二ツ木、そして羽鳥シロウがどういう思惑なのかなぁ。つか、羽鳥シロウが本当に二ツ木の裏にいるんだろうか? ペンギンアニマリアン兄弟を気軽に送り出してるところを見ると、腹に一物ある人物とは思えないのだけど……