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2011年07月03日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その3

  戦国乙女〜桃色パラドックス〜 。赤い甲冑に支配されたイエヤスも助け出し、事態は収束したかと思いきや、マサムネが安土城の廃墟から赤い甲冑を見つけ、野心を再燃させてしまう。美少女化もので二番煎じ、しかもパチンコ企画というアレさ加減ながらも、B級としては各キャラ見せ所がそれなりにあり、キャラも立ってて結構面白かったです。「戦国時代(みたいな世界)行ってしまった理由」というのがあまりにいい加減で爆笑ながらも、そこらへんの説明や整合性よりキャラの魅力が出せてたのが良かったかも。まあ、「どこが戦国」というのはいいっこなしとして。
 しかしへうげものと並行して見ると、かなりアレですな。

  C 。アメリカ金融街により跳ね返された「C」の再襲来に日本の未来をさらに売り渡すことで金策をしようとする三國。未来を失ってまで守る今に意味などない、と彼を止めようとする公麿は、圧倒的な資産差がありながら、輪転機の主導権を巡って戦いを仕掛ける。
 「未来」と「今」、そしてそれをつなぐ「金」の意味について、それぞれの理念を付き合わせ、三國は信念の基にしていた「今がずっと続けばいい」という妹の言葉に「本当は否定して欲しかったんじゃないか?」と言われ動揺する。Qも、ただのアセットではなく、三國の未来(ずっと続く今)として、妹の姿を宿してたことが明らかに。勝負は資産差で圧倒的不利な公麿が終始劣勢を強いられるが、裏工作により日本円の価値が暴落したことで、ついには日本円が国債取引停止に。それによりミダスマネーの価値もなくなり、資産差による優位は消滅してしまう。そして公麿がつかみ取った日本の未来は……子どもにあふれ、商店街も活気を取り戻した社会。ただし、流通通貨は「円」ではなく、「ドル」「セント」。使われてる言葉は日本語のままのようだから、失ったのは貨幣経済の独立性のみらしいけど、それが良いことだったのかどうかは……
 さらに、それだけでは終わらず、日本金融街は消滅したはずなのに、真坂木が……人のいるところ金あり、金あるところに金融街あり、ということですか。真朱の正体が一体なんだったのかは大変気になるけど。

  あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 花火を打ち上げてもめんまは消失しない……それではめんまの本当の願いはなんなのか。皆がそう問いかける中、次第に皆がめんまを成仏させようとしていた、本当の気持ちを吐露していく。
 皆がめんまを成仏させたい理由、ゆきあつはじんたんしか見えない状況に耐えられないからだし、あなるはじんたんがめんまに囚われ続けているのがつらいから。つるこは、ゆきあつがめんまが一番というのを見るのは辛いが、もしめんまがいなくなっても自分がその次ではなくあなるが次だと思ってるから、どっちかというとゆきあつの一番の理解者で居続けるため。しかも、あの日にみんなが企んでいたことをめんまが知っていたことを知っていた唯一の人物。ところがそれよりも意外だったのがぽっぽ。単に昔の仲間がまた集まって一緒に活動するから、と思ってたのが、実はぽっぽは、川に落ちて流されていくめんまを目撃していた……めんまを助けるどころか、そのことを誰にも言えなかったことをずっと抱え続け、世界放浪の旅と称して日本からも逃げ出していたのが真相。自分の罪悪感のためにめんまを成仏させようとし、そんな自分では成仏させられないと一番自覚していたのは、一番の傍観者に見えていたぽっぽ。
 しかし、それぞれの事情でそれぞれが自分のためにめんまを成仏させようとしていたことが、皆がめんまの死にどれだけ傷ついていたか、めんまのことを忘れられなかったかという裏返しでもある。だから、みんなでめんまに向き合おう、とじんたんがめんまの元に向かった時、見たのは消えようとしているめんま……めんまの願いとは、じんたんの死んだ母親と交わした「じんたんを我慢させず泣かせてあげる」という約束。それは、すでに果たされてしまっていた。
 消えゆくめんまをつれて秘密基地に急ぐじんたん。しかし、たどり着いた時にはすでにじんたんの目にもめんまの姿は見えない……
 罪悪感、喪失感、それらのものがないまぜになって行なう最後の「かくれんぼ」そしてその結末。「幽霊もの」ってのは、生者のための救いがテーマなんだけど、いわゆる幽霊ものとは違うめんまの演出、「めんまの姿は画面に映ってるのに見えていない」「消えかけのときも身体の向こうの風景が見えるのではない」というのが、めんま自体が登場人物の一人であり、使者とか生者とか関係ないという存在感を与えてましたわ。
 個人的にはこの演出があったからこそのこの話だと思います。とてもいい作品でした。


2011年07月05日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#19とオーズ#40

  ゴーカイジャー #19「15戦士の鎧」。新たに海賊団に加わったゴーカイシルバーこと伊狩ガイ。銭湯のみならず、食事の用意もなんでもこざれなガイに、概ね大満足なのだが、一人面白くないのはハカセ。ガイがちやほやされる上、食事の準備や雑事は彼の役目だったのが、ガイに奪われたようで嫉妬して拗ねていた。ところが出現したザンギャック行動隊長に、他のメンバーが骨抜きにされてしまい……

 今回の敵のウオーリアンって、やり方によっては最強だよなぁ。相手のやる気を徹底的になくしてしまうんだから。
 まあそれはともかく、ウオーリアンの攻撃から無事だったのはハカセとガイのみ。ガイは皆を助けるために敵を倒そうと言うのだが、ハカセはガイと自分を比べすっかり自信喪失してしまい、引きこもってしまう。しかし、ナビィの言葉をきっかけに立ち直り、ガイの新たな力を目覚めさせることに……でもそれで自分以上の賞金がついたガイに嫉妬してるんだから、まあ、変わらないというかなんというか。あと、ゴーオンシルバーゴールドモードは、普通にジンメンでキモイです。ディケイドコンプリートフォーム以上のわけわからなさというか……まあ、追加戦士の常で段々出番がなくなってくんだろうけど。
 でも、次はギンガマン編らしく、しかも追加戦士の黒騎士ヒュウガが出てくるっぽい。しばらくはシルバーのターン、なのか?


  仮面ライダーオーズ #40「支配と誕生会と消えるアンク」。ヤミーとの戦いでアンクが傷を負い、映司は改めて比奈にアンクが信吾に取り憑いたままでいいかと尋ねるが、逆に「追い出してと言われたらどうするのか」と聞き返されてしまう。その問いに映司は「その場合は、アンクを追い出す」と言う。アンクは、お前に俺が追い出せるのか、と問うが、今なら出来るよね、という映司の言葉に、アンク(ロスト)の出現で自信を失ってるアンクは強がるばかり。
 ついには町内会長の下田は官憲まで支配下に置き、クスクシエを営業停止に追い込んでしまう。
 ヤミーの親は下田を通して町を支配しようとしている下田の妻だということもわかるが、抗議もなしのつぶて、責任を感じた映司はクスクシエを出てしまうが、比奈が何かを言おうと追い掛けてくる。しかし、加世子もやってきて、川原でアンクの誕生パーティになだれ込んでしまう。夜を徹しての騒ぎの後、比奈はいらだつアンクに首をつかまれながら、何故兄の身体を使っていいと言ったのか、その本当の理由を語る。「好きとか、嫌いとか関係なく、一緒にいた時間が長すぎたんだと思う……」。比奈にとっては、映司とアンクがいる日常が当り前になってしまっていたのだ。
 その言葉に舌打ちしながらも、心に刺さるところがある様子のアンク。そんな時、映司がヤミーのエサが何かに気付く。

 映司が信吾の身体を気にし、比奈にアンクが取り憑いたままで本当に良いのか、再確認したことに不快を露わにするアンク。しかしそれは信吾の身体への執着のみではなく、もう一人の自分に吸収される不安を抑えきれないからでもある。
 あくまで映司や比奈は道具にすぎない、というスタンスを崩そうとしないアンクだけども、その苛立ちを比奈にぶつけた時、思ってもいな比奈の言葉に思わず動揺する。
 ニューバースチームの方は相変わらず里中のマイペースさに後藤は振り回されてばかり。メダル供給など、サポートの欠かせないバースシステムを有効に機能させるには、やはり里中のサポートは必要。切羽詰まった後藤が取った手段とは……「自分の報酬5%分の支払い」! こんなんで乗ってくるかなぁ、と思ったら「5%では、こんなものです」とか言いながら一応来ました。おいおい。っつーか普通に時間外手当付けろよ、会長。
 しかし今回の里中、どっかで見た記憶があると思ったら、まりほりの茉莉花だ。光り物、袖の下に弱い性格……
 そしてヤミーのエサが街中に設置されたカメラから送られる、支配された町の映像ということに気付いた映司たちは、街中のカメラを壊しまくる。エサが送られなくなった軍鶏ヤミーは案の定家を飛び出し、総合攻撃力の高いラトラータで撃破。町も元に戻り、事件は解決、と思った矢先、油断していたアンクを部屋で待ち構えていたのはアンク(ロスト)……不意を突かれたアンクは、まんまと計略にはまり、メダルを奪われてしまうアンク……って、アンク退場!? いや、まさかこんな退場はないだろうから、復活はするんだろうけど……っていうか、他のメダルもプトティラ以外は総取りされた!? どうすんのよ、って状況なんですが。
 アンクが消えたことで、十分回復した信吾が意識を取り戻し、進んでオーズのサポートに志願するらしいのだけど……メダルについての知識はもちろん、なんか妙に不安な。


2011年07月06日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その1

  うたの☆プリンスっさま♪マジLOVE1000% #1「七色のコンパス」。のっけから「なんじゃこりゃ」だけど、かなり意図的に笑いを取りに来てるというか……我慢してたけど、学園長降臨で流石に我慢しきれなくなりましたw いろいろ無理のある設定だけど、それも含めてすごいことになってるな。

  異国迷路のクロワーゼ #1「入り口」。19世紀末のパリ、アーケード商店街「ロアの歩廊」に軒を並べる鉄工芸店「ロアの看板店」。そこに日本人の少女、湯音が奉公にやってくる。風習も言葉もわからない、年端のいかない少女をやとうことに、彼女を連れてきた祖父に抗議する店主のクロード。湯音はけなげに仕事をしようとするが、やたらと卑屈(に見える)な態度に、クロードは終始イライラ。そして湯音の着物のたもとが預かっていた修理品に引っかかり、壊してしまう。
 ちっと話にメリハリがない感じもしますが、のんびりと見るのがいいのでしょうな。

  快盗天使ツインエンジェル〜キュンキュンときめきパラダイス!! #1「問答無用!ツインエンジェル登場」。リオ、戦国乙女に続いてのパチンコキャラ枠。戦国乙女は結構面白かったけど、今回はどうなんだろう。田村ゆかりに能登麻美子と、声優的には力を入れてるけど……ところで「快盗」ってわりには盗んでないですよね別に。

[アニメ] いろは#14

  花咲くいろは #14「これがわたしの生きる道」。修学旅行で海のそばの旅館にやってきた緒花たち。他の旅館を見て勉強しようとやる気満々だが、そんな緒花にいつものように微妙に空気の読めない発言を投げる結名。ところが、そこの旅館は結名の遠縁で、そこの跡取り息子洋輔は許嫁。洋輔は日本一の旅館にするのが夢と言い、旅館の番頭を務めつつ経営の効率化を勧めるのだが、プロ意識のない現場を見て、緒花は座りの悪い気持ちに。
 いつものほほんと毒を吐く結名も、一見同じように見えて、熱血……というか微妙に回りが見えていない洋輔に微妙に距離を取る。そして、効率化を求めたツケが、バイトの仲居全員が一斉に辞めるという、最悪の事態に……しかも結名が「自分は旅館の仕事に就くつもりはない(だから洋輔と一緒になって女将になるつもりはない)」と、追い打ちを……洋輔の立場にしてみれば踏んだり蹴ったりだけど、結名としてもいろいろ将来に悩んでいる中での発言のよう。今の仕事にやりがいを感じてる緒花をうらやましがってる様子もあるし。
 それはそうと、孝ちゃん、まだ緒花には脈があるみたいだよ〜。まあ、孝一の方がまだ待ってるかってのかってのが問題ですが……


2011年07月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その2

  / セイクリッドセブン #1「イシの目覚め」。豪華客船を襲う謎の石像。その爆炎を遠くから発見し、何事かを感じた少年、丹童子アルマ。彼はある事件をきっかけに周囲から敬遠されており、彼自身も周囲と距離を取り続けていた。クラスメイトでもある鉱石部(石部)の部長、伊藤若菜が川原の石を眺める彼を見たことから熱烈なアピールを仕掛けるのだが、それにも知らぬふうを装う。
 しかし、その彼の元に藍羽財団の若き総帥である藍羽ルリが訪れて来る。まもなく訪れる災厄に対抗するためには、彼の力が必要なのだと……何故か過去の事件の真相も知るルリに、彼の力が暴走しかけるが、その直後、若菜がいるはずの場所で、ルリの言葉通りの爆発が起こり……

 いや、とりあえず、強引な展開とか何より、思わず突っ込んでしまったのが、「今時の高校生が モトコンポ 乗りかよ! ってのはよろしいでしょうか? オッサンが懐古趣味で所持するならともかく……逆に一回りしてこの感じが現実感がなく創作ガジェット的な感じになったのか?
 基本は、変身ヒーローもの。とはいえ、いろいろめんどくさい設定で、力を持った石が暴れ回ったりなんだり、という感じ。大橋誉志光監督は、何気に好きなので微妙に期待はしてます。一般受けは難しいかと思いますが。まあ、ヒーローが今時マフラー装備って当りで、もうなんというか。


  ぬらりひょんの孫 千年魔京 。#1「覚醒、奴良組三代目」。多分シリーズとしては羽衣狐編に突入するのだろうけど、とりあえず今回はエピソード0的な話。リクオが初めて妖怪の血に目覚めた時のエピソードで、前期にも匂わされてたアレ。冒頭にリクオの父、鯉伴の最後も描写してるのだけど……まあ、多分前期通り原作消化的なアレかなあ、と。原作はわりと好きなので、原作の微妙な妖怪蘊蓄を生かしてくれれば。


2011年07月08日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その2

  / セイクリッドセブン #1「イシの目覚め」。豪華客船を襲う謎の石像。その爆炎を遠くから発見し、何事かを感じた少年、丹童子アルマ。彼はある事件をきっかけに周囲から敬遠されており、彼自身も周囲と距離を取り続けていた。クラスメイトでもある鉱石部(石部)の部長、伊藤若菜が川原の石を眺める彼を見たことから熱烈なアピールを仕掛けるのだが、それにも知らぬふうを装う。
 しかし、その彼の元に藍羽財団の若き総帥である藍羽ルリが訪れて来る。まもなく訪れる災厄に対抗するためには、彼の力が必要なのだと……何故か過去の事件の真相も知るルリに、彼の力が暴走しかけるが、その直後、若菜がいるはずの場所で、ルリの言葉通りの爆発が起こり……

 いや、とりあえず、強引な展開とか何より、思わず突っ込んでしまったのが、「今時の高校生が モトコンポ 乗りかよ! ってのはよろしいでしょうか? オッサンが懐古趣味で所持するならともかく……逆に一回りしてこの感じが現実感がなく創作ガジェット的な感じになったのか?
 基本は、変身ヒーローもの。とはいえ、いろいろめんどくさい設定で、力を持った石が暴れ回ったりなんだり、という感じ。大橋誉志光監督は、何気に好きなので微妙に期待はしてます。一般受けは難しいかと思いますが。まあ、ヒーローが今時マフラー装備って当りで、もうなんというか、個人的には大変よろしゅうございます。


  ぬらりひょんの孫 千年魔京 。#1「覚醒、奴良組三代目」。多分シリーズとしては羽衣狐編に突入するのだろうけど、とりあえず今回はエピソード0的な話。リクオが初めて妖怪の血に目覚めた時のエピソードで、前期にも匂わされてたアレ。冒頭にリクオの父、鯉伴の最後も描写してるのだけど……まあ、多分前期通り原作消化的なアレかなあ、と。原作はわりと好きなので、原作の微妙な妖怪蘊蓄を生かしてくれれば。


2011年07月09日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その3

  夏目友人帳 参 #1「妖しきものの名」。久々の新シリーズ。人間かと思って助けた老婆のあやかしに、昔鏡を借りたあやかしを探して欲しい、と頼まれ、手伝うことに。まあ、いつも通りのまったりさです。でも、人間の友達がいなかった玲子さんが、老婆を人間と勘違いし、老婆も玲子があやかしと勘違いしてて、その微妙なすれ違いを夏目が後から二人の気持ちをおもんばかる。あやかしと人間の間の友情は成り立つのか、という感じで、人間とあやかしは相容れないけど、相手を思いやることはできる、みたいな、そんなほのぼのな感じです。もちろん視聴継続。

  ゆるゆり #1「中学デビュー!」。女子高生のゆるい日常ものという、ありがちなアレで、ありがちなアレかぁ、と思ったんですが、登場キャラが変態じみてたり、なんか妙なシーンでこだわりのある動きを見せたんで「あれ?」と思ったら、監督が「みつどもえ」の太田雅彦氏でした。やっぱり変態好きなのか!
 なんかちょい顔見せしただけの変態キャラもまだいろいろ出てきそうな感じ。

  ロウきゅーぶ! #1「小学生がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」。ロリコンっぽいアレだとは思ったんですが、どんな内容かと思ったら、確かにロリなアレなんですが、バスケものだったようで。高校生の主人公が小学校の女バスを指導するのだけど、主人公のバスケ部がメンバーが小学生と不祥事を起こしたという、それは問題ありすぎだろうというアレ。
 思ったより結構話の筋とかありそうだけど、どうなんでしょうね。

  神様ドォルズ #1「神はきたりて」。サンデーGX連載の、やまむらはじめ原作のアニメ化。これはファンの欲目なので、かならずちょっと評価の敷居が高いかもしれないので、いちおうその前提で。
 作画とか、すごい頑張ってて、やまむらはじめ調をすごく再現してるんだけど、演出とかのツボをはずしてるような。いえ、頑張ってるんですが、なんか頑張りの方向を勘違いしてる感はあります。
 普通の判断的には、良く出来てると思います。


2011年07月10日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#20とオーズ#41

  ゴーカイジャー #20「迷いの森」。ナビィの予言による次のお宝の手がかりは「閉ざされた森の戦士」。スーパー戦隊オタクのガイによると、それはきっと結界の張られたギンガの森に住むギンガマンのことだろうと言う。しかしギンガの森がどこにあるかわからず適当に近場の森から捜索を始めるが、偶然にもその森がギンガの森で、しかも大いなる力を狙ってバスコが黒騎士ヒュウガを襲っているところに出くわしてしまう。ゴーカイジャーは遺恨のあるバスコとの再会と言うこともあってヒュウガを助けバスコと対峙するが、バスコはマジマザー、デカマスター、ウルザードファイアーのレンジャーキーを使い彼らを顕現させる。強力な敵の前にガイに傷ついたヒュウガを連れて逃げさせるだけで手一杯だが、ガイに連れ出されたヒュウガは、ガイにゴーカイセルラーとレンジャーキーを自分に譲ってくれという。折角の戦う力だが、ヒュウガの方が自分より地球と宇宙を守る戦士として相応しいはず……そうガイは悩んでしまう。

 バスコ久々に登場。案の定、サポート戦士のレンジャーキーもひっさげて、更に「無理やり大いなる力を奪う」という反則スキルまで。ガイもヒュウガにゴーカイセルラーを寄越せと言われて、尊敬する先輩戦士の言葉に、悩んでしまう。けど、そこは単なるヒーローオタクではないということであっさり克服。展開早いな。
 ギンガマンの大いなる力も(多分)ゲットして、黒騎士ヒュウガのレンジャーキーも取り戻して、とりあえず今回はOKなのかな?
 次回はボウケンジャーの明石暁が登場。お宝探し、ということでは共通してるけど、ボウケンジャーの大いなる力は映画でもうゲットしてるのだけど……


  仮面ライダーオーズ #41「兄妹と救出と映司去る」。アンク(ロスト)の不意打ちにより、アンクのコアメダルが奪われ、吸収されてしまった……その場を去ったアンク(ロスト)を追う映司だが、プトティラコンボに変身してもメダルがほとんど揃ったアンク(ロスト)に苦戦。しかし完全にアンクが吸収されておらず、なんとかその場は逃げ出せる。
 実はアンクは吸収される前にタカメダルを比奈の手に押し込んでいて、それでアンク(ロスト)は完全体になれなかったのだが、アンクの意識の宿ったタカメダルは奪われたうえ、アンクの意識もまだ完全に吸収されてないとは言えそれも時間の問題。なんとか早くアンクを救出しないと……そう思いながらクスクシエに戻ると、そこにはアンクがいなくなり、身体も回復して意識を取り戻した泉信吾が……アンクに憑依されていた間のこともなんとなく記憶に残ってるという信吾は、アンクの代わりにオーズをサポートする、という。しかしメダルの特性などの知識はかなり大丈夫なようなのだが、映司との息が合わず、メタルの受け渡しがなかなかスムーズに行かない。しかし映司の懸念はそこではなく、もうグリードやオーズと関わらなくてもいい信吾や比奈をこれ以上危険なことに巻き込んでも良いのかということ。ひとまず信吾たちのマンションで一夜を過ごすが、映司は何も言わずにマンションを抜け出してしまう。
 一部始終をカンドロイドを通して見ていた後藤が自分が映司を助けると合流。アンク救出に向かうのだが、そこに真木の生み出したアンキロサウルスヤミーが……真木は映司たちがアンク救出に向かうことを読んで、罠を仕掛けていたのだ。やはりアンクのサポートなしでは上手く戦えない映司。バースがヤミーを引き受けて先に進めるのだが、そこには映司の中のメダルを狙って真木が待ち受けていた。

 アンクのメダルは奪われたものの、まだ完全に意識が乗っ取られたわけではないよう。が、それも時間の問題。救出を焦る映司だが、心配事はそれだけではなく、泉兄妹のこと。比奈のみならずアンクに身体を乗っ取られていて意識を取り戻した信吾までも、映司への協力を申し出る。しかし二人にはもう関わる理由はない……しかも、久々の再会に団欒する二人を見て、映司は二人を戦いから遠ざけるためにも二人の元から去ろうと決意する。
 しかしオーズにアンクもいないばかりか時間外で里中もいないバースで、サポートなしの二人は大苦戦。映画にアンクは出てくるみたいだから復活はするんだろうけど、今度ばかりはアンクもギリギリメダルを残すしか出来なかったみたいだし……さらに真木から人間のグリード化について、何かが語られるらしい。多分、どんなひどいことを聞かされても映司はメダルを手放さないだろうけど……


2011年07月13日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その4

  転るピングドラム #1「運命のベルが鳴る」。父母を亡くし、三人だけで暮らす高倉兄妹。しかも、妹陽毬は不治の病に冒されており、双子の兄、冠葉と晶馬は医者から最終宣告をされ、ショックを受ける。それでも陽毬のために出来ることをしてやろうと、父母と一緒に行った思い出の水族館へ行くが、陽毬はそこで倒れ、帰らぬ人となってしまう。遺体安置所で手続きのために伯父に連絡しようとする冠葉を責める晶馬。ところが、息を引き取ったはずの陽毬がひょっこりと起き上がる。
 突然起こった奇跡に釈然としないながらも幸運を喜ぶ双子だったが、翌朝送られてきた謎の荷物により、とんでもない事態に巻き込まれたことを知る。

 せいぞーんせんりゃーく!
 「絶対運命黙示録」といい、独特の語感の単語を生み出す幾原監督の新作。いや、生存戦略がじゃなくって。
 三人だけで暮らす家族、しかも妹は不治の病、と、ベタすぎるくらいにベタな設定で唐突に開始し、いきなり妹は死んでしまう。が、それで終わるわけもなく、送られてきた物体は兄妹にしか見えないペンギン(のような存在)。さらに、水族館で晶馬が買い与えたペンギン帽をかぶった陽毬は別人格に乗っ取られて二人に「陽毬を生き返らせた代償」を求める。その代償とは、「ピングドラム」??? いや、パンジャンドラムなら知ってるけど。
 「生存戦略!」のかけ声から一気に展開する夢現ともつかないミュージカルシーン。「きっと何者にもなれない貴様たちに告げる」から「生存戦略、しましょうか?」の流れまで、言ってることの意味はほとんどわからないけど、なんか流れでひたすら見させられてしまうと言うこの力業。番組開始前のCMが意味不明だったり(タイトルもだけど)、幾原監督が普通のものを作るわけがなかったりとか、蓋を開けてみれば予想通りで期待を上回るブツでした。キャラクターの下敷きはベタな設定のはずなのに全然ベタじゃない展開、どことなく背徳的かつ耽美的な香り。
 ところで、「生存戦略、しましょうか?」と「あんた、あの子のなんなのさ?」は80%くらいの確率で一致(なわけはない)。


  R-15 #1「ようこそ閃学園へ!」。中学時代にエロ作家デビューし、口からあふれるエロワードによって周囲から浮いていた芥川丈途は、「特異な才能を持つ生徒を全肯定し集める」という特殊な学園、閃学園に進学する。が、流石に特殊揃いの学園でも、その特異な性癖を理解されるわけもなく、エロ妄想を口走ってはクラスの女子から敬遠される毎日。
 ある日、所属する新聞部の部長からクラスメイトの天才クラリネット奏者、鳴唐吹音(なるからふくね)の取材を命じられる。が、元からエロ魔人として敬遠されている上に、思わず口から飛び出るエロ妄想がさらに彼女との溝を深めてしまう。

 いや、なんつーか、このネーミングセンスはベタとか以前の話のような……他にもツッコミどころはたくさんあるのだけど、すると疲れるので省略。
 とりあえず、名機来夏(めいきらいか)がヒロインでいいんじゃない?(当然天才カメラマン、だそうで)

[アニメ] いろは#15

  花咲くいろは #15「マメ、のち、晴れ」。修学旅行先の旅館が、バイトの仲居がみんなやめてしまいピンチに。緒花は見かねて手伝いを申し出るが、感謝されながらもその申し出を断られる。一度は引っ込んだ緒花だが、辞めたバイトの仲居たちがプロ意識の欠片もないのを見かねて、再度手伝いを申し出る。
 旅館の仕事に興味はない、と言っていた結名だったが、大変なはずなのに楽しそうな緒花たちを見て、何故かいてもたってもいられなくなる。

 え〜っと、結名さん、もしかして「自分の方から男を振るのが当り前で、男の方から振るなんてありえない」、ということでせうか? 「旅館の仕事はやりたいことリストにない」と言っていた彼女だったが、緒花たちの働く姿を初めて見て、「仕事に入れ込む同年代」に心穏やかならず、さらに洋輔に軽くコナをかけるも、「旅館の仕事を一緒に出来る相手じゃなければ論外」と言われ、しかもその比較対象が緒花。洋輔に気があるのか、自分の事を好きだと言った男が他の女の子に興味を示すのが許せないだけか、初めて旅館の仕事に手を出すことに。
 まあ、きっかけはどうあれ、結名も旅館の仕事に少しはやりがいを覚え始め、洋輔の気持ちもちょっとは理解できたようで、主人公のライバルポジションっぽくなってきたのかな。
 で、旅館側からのお礼で緒花たちに露天風呂を解放。で、入浴エピソードなのだけど……湯気ナシにもかかわらず、全然エロくねえw
 ところで、マメって、結名の手にできたマメのことだったのね。豆爺が出てくるのかとちょっと期待した。


2011年07月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] シュタゲ#15

  Steins;Gate #15「亡環上のネクローシス」。自らが時間旅行者、ジョン・タイタ―であることを明かした鈴羽。タイムマシンを完成させたSERNが世界を支配する未来でレジスタンスとして戦っており、父親の開発したタイムマシンでそんな現実を変えるために2036年から2010年へとやってきたのだった。しかしSERNのサーバーをハッキングするために必要なIBN5100の奪取に失敗し、さらに過去に飛ばねばならなくなるが、肝心のタイムマシンが壊されていた。未来の自分たちがどうなってるかも聞かされ、愕然とする岡部たち。しかし、しかし、まゆりの不可避の死の運命を変える唯一の可能性のため、鈴羽に協力することに。

 バイト戦士鈴羽が時間旅行者ジョン・タイタ―であると明かされ、さらにその背景が説明されることで、かなり見通しが良くなって来たというか。まゆりは岡部が奔走してるのが自分のためということも知らず、鈴羽のもう一つの目的である、父親捜しを手伝うことに。まあ、自分の運命を知ってても行動は変わらない気がするけど。
 けど、以前鈴羽にDメールを使わせた回といい、この流れだと鈴羽の父親って……だよなぁ。
 さらに、紅莉栖は未来ではSERNの協力者、それもタイムマシンの開発者として支配側の人間になってたとか、岡部はSERNに抵抗するレジスタンスを作り上げた人物として知られているとか、現在の様相と大分違うような。
 でも一番重要なのは、ことの発端が岡部が最初のDメールがSERNのネット監視網に傍受され、それがタイムマシン実現への分岐点になったとしてること。そのメールを消すためにIBN5100が必要になる、と言うのだけど……あれ? でも確か、岡部の最初のDメールって、それによって人工衛星がラジオ会館に墜落し(実際には人工衛星ではなく鈴羽のタイムマシン)、その影響で紅莉栖が刺されたという事実が書きかえられた、というもののはず。え〜っと、ということは、あのDメールを出した時点でSERNが支配する未来に書き代わり、鈴羽がタイムジャンプしてきたということ? でも、2000年に出現していたジョン・タイタ―が2010年に初めて現れたことになったのは、完全にそれと同期してるよなぁ。さらに、最初のDメールの影響をなくす、ということは、あの時点での世界線移動は起こらず、牧瀬紅莉栖は刺されたまま、ということに? それって、まゆりか紅莉栖かどちらかを選べ、って二択を迫られてるんじゃ……


2011年07月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その5

  BLOOD-C #1「あまつかせ」。BLOODシリーズ最新作。つーか、いつのまにシリーズ化してたのか。
 前作「BLOOD+」喜多村英梨の主演デビュー作で、そのオーディション時に音響監督が「あまりの声の出無さにびっくりした!」と言ってたのだけど、その彼女もそろそろ中堅女性声優となり、その中でも実力派と評価されるようになるだけの時間が経ってるわけでして。でも主演は新人でなく水樹奈々ですw
 今回の「サヤ」は神社の娘のメガネっ娘。ドジでお人好しながらも、人知れず人ならぬ者を御神刀で断つ役目を負うのだけど、その出自にはシリーズの通りいわくがありそう。
 と、そんなことはさておき、主役がメガネっ娘で戦闘中もメガネを外さないというのはポイント高し! あと、CLAMP関連作品にはマスコットキャラ的双子が出てくるのはお約束なんですかね?


  猫神やおよろず #1「貧乏神インスペクト」。高天原での悪戯が過ぎて、罰に力を封印されて地上で暮らす羽目になった猫神・繭。氏子の柚子が営む古物商「八百万堂」でいそうろうをしているが、ゲームをしてはゴロゴロしているばかり。おかげで八百万堂の家計は火の車。さらに、天界から超弩級の貧乏神が町にやって来ると連絡を受ける。これ以上八百万堂に貧乏になられては家計が破綻すると慌てた繭は、仲間の神たちと一緒に貧乏神防衛戦を敷こうとするが……

 猫の神様、って猫を祀る神社はそんなに多くない、と思ったら案外とあるみたいですな。猫が愛玩用として日本に入ってきたのはそう古くはないのだけど、まあ、日本はなんでも祀るのがいいところだから。でも、養蚕地が蚕に害を与えるネズミを食べるから祀ってるとか、狐信仰に近い理由っぽい。でもまあ狐神は手垢がついてるし、キャラ立ちとかで猫神なんでしょうな。
 まあ、それはともかく、ほのぼのキャッチーな絵柄ながらもちゃんと実在する日本の神様の名前も出てきて、ご町内神様コメディ、ってところですか。監督はこの手のが得意な桜井弘樹。
 そういや、戸松、日本の神様やるのこれで二度目ですな……


  神様のメモ帳 #1「彼女について知っている二、三の事柄」。幼い頃から転校ばかりしていた霧島鳴海は、いつの間にか誰とも親しくならず、クラスで浮かない、目立たないという特異なポジションを取るようになっていた。高校になり両親と離れ落ち着いた環境になってもそれは変わらず、折角入学した高校でも誰とも親しくしようとしない。しかしある日、道に迷って通りがかったラブホテル街で言い争う声と共に窓から少女が落ちてくる現場に遭遇する。しかし同時に車で少年たちがやってきて、少女と、少女の相方らしい少年を連れ去ってしまう。単純な美人局かと思っていた事件だが、彼を園芸部に勧誘するクラスメイト、篠崎彩夏に紹介された仲間は、事件の時に車に乗って来て、去って行った少年たちだった。「ニート探偵」と名乗る彼らのリーダーは、アパートの一室でモニターに囲まれる少女、アリスだった。

 緋弾のアリアがアレだったJ.C.STAFFの新作。
 ロリな安楽椅子探偵、というのでは、「GOSICK」とかぶってるのだけど、舞台は現代日本だというのと、彼女を中心にあぶれ者が集まって探偵団をやっているというので、かなり違う様相。事件の内容も、琴線目的ではないのに美人局じみた脅迫行為を行なってる男女二人組の目的は……というもので、かなり地味。事件の顛末も地味。けど、丁寧な作りもあって最近のJ.C.Staffのラノベ原作では一番期待が持てそうかも。
 ところでラーメンとアイスの組み合わせに異を唱えるというのは、スガキヤの全否定と受け取ってよろしいか?


  バカとテストと召還獣にっ! #1「僕とみんなと海水浴っ!」。まあ、普通に続き。というか、のっけから水着回。どう考えてもリア充主人公二人が自分たちがめぐまれてないとナンパを始めていろんな勘違いの暴走から自滅するのもお約束、か。
 いや、普通に前期から楽しめますが、テストも召還獣も関係ないよね……って、一番のポイントはそこじゃないからいいのか。


2011年07月16日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その6

  アイドルマスター #1「これからが彼女たちのはじまり」。 XENOGLOSSIA なんて知りません、といわんばかりのアイマス新作アニメ。いや、話は破綻してたけど、結構好きだったんだけどなぁ、XENOGLOSSIA。大ヒット 搾取 ゲームのアニメ化なのだけど、時期的に逸してるというか、評判、反応ともにイマイチだった「2」の設定準拠というのも微妙。とは言え、ネットなどで騒がれた部分はあまり盛り込まず、アイドルの女の子たちの姦しい日常を描くものになりそうだけど……ただ、登場キャラが多すぎですが。基本、原作ファンのためのアニメ、という感は否めず。それはそれでもちろんアリですが。
 しかし、やはり2準拠のデザインになってる真が、声がオリジナル通りになったので、どう聞いてもルージに聞こえるのが……


  うさぎドロップ #1「りんどうの女の子」。祖父の葬儀に出たしょぼくれたサラリーマンの大吉は、そこで幼い少女・りんと出会う。彼女はなんと祖父の隠し子という話で、そのため親戚中からも腫れ物を触るように取り扱われていた。しかし極端な人見知りながら素直な感性を持った彼女の本質を見て、大吉は親戚中が意味押し付けあう彼女を自分が引き取る、と宣言してしまう。

 劇場で宇仁田ゆみの作品が映画化するというので「なんで?」と思ったら、こういう兼ね合いでしたか、と納得。
 丁寧な作りながらも微妙な違和感は感じたり。りんとの比較として従姉妹の子ども・麗奈が出てくるのだけど、比較のため、あるいは子どもとしてもちょっと問題がある行動が多く、こういう場合、身近な大人に問題があることが多いのだよね。(ちゃんと躾できない、しかれない、など) ちと様子見です。


  No.6 #1「びしょぬれネズミ」。大きな災厄の後、世界は再編され、六つの理想都市とその周辺部に人々は住むようになった。その理想都市の一つ「No.6」に住み、才能を見出された少年、紫苑は特別コースへの進学を嘱望されていたが、ある日、部屋に傷ついた少年がやってきたことからその運命が一変する。

 管理社会なディストピアと、突然の闖入者によりその社会に疑問を持つようになった少年、というので、否が応でも同じノイタミナ枠の「フラクタル」を思い出しますな。もちろん、描くものとか、いろいろ違いはするんですが。
 あさのあつこ原作なんで基本ベタなんですが、このくらい判りやすい方がテーマとか舞台とか際立つかと。BL的な臭いも感じさせつつ、ひとまず様子見。


2011年07月17日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#21とオーズ#42

  ゴーカイジャー #21「冒険者の心」。バスコが「大いなる力」を無理やり奪い取れると知り、探索に焦りを見せるマーベラス。そんなゴーカイガレオンの中に、ボウケンレッド・赤石暁が乗り込んできた。レンジャーキーを取り戻しに来たのか、と身構えるゴーカイジャーたちだったが、他人が冒険をして獲たものを横取りするつもりはない、という。そんな彼の目的とは、「黄泉の心臓」と呼ばれるプレシャス(人類の科学では計り知れない力を秘めた宝)。悪用されるととんでもないことになるそれを見つけ出し、封印するために手を貸して欲しいというのだ。
 最初は大いなる力と関係ないと突っぱねるマーベラスだったが、秘宝と聞いて乗り気になったルカと、赤石の挑発に乗せられて探索を手伝うことに。しかしザンギャックも黄泉の心臓を狙っていた上に、更にボウケンジャーによって滅ぼされたはずの邪龍一族も関わってきて……

 劇場版を見てない人にはよく判らないと思いますが、ボウケンジャーの大いなる力は、劇場版でゴーカイジャーに託された「11戦隊の大いなる力」に含まれてます。ゴレンジャーはブルバルーンとの合体体「ゴレンゴーカイオー」、ゴセイジャーのはゴセイヘッドを呼び出す力、で、今回ボウケンジャーのがお披露目と言うことで。え? でもアレだけ?
 まあ、それはともかく、失ったスーパー戦隊の力に未練を見せた元戦士も何人かいたのだけど、赤石はまったくそんな様子を見せずさばさばとしたもの。しかも厄介ごとを嫌がるマーベラスも手玉に取る、先輩戦隊の貫禄を見せる。熱血おっちょこちょい系レッドが多かった時期で、確固たるリーダーシップを見せたリーダーのことだけはあるのかな。それに、冒険することが大事で、戦隊の力そのものへのこだわりも薄いよう。
 ザンギャックが絡んだりプレシャスの力で邪龍一族が復活したりと、試練を踏まえ、宝探しに焦りを見せてたマーベラスも宝探しの精神を思い出し、落ち着きを取り戻したよう。
 しかし、その赤石の行動はマーベラスの恩人であるアカレッドの遺志を汲んでのもの。これは設定を知らないと判りづらいけど、アカレッドは元々戦隊三十周年記念として作られたVシネマ「ボウケンジャーVSスーパー戦隊」で初登場したキャラクター。だから、ボウケンレッドである赤石とはそもそも因縁浅からぬ間柄。わかりづらいけど、中々に心憎いエピソードでした。

  仮面ライダーオーズ #42「氷とグリード化と砕けた翼」。真木の計略にはまり誘い出された映司は、紫のコアメダルを取り込んでしまったことによりグリード化してることを知らされる。グリードになるということ。それはいかなる欲望を抱こうがそれが満たされることがないということ。その前兆として、五感で感じる世界の感覚が失われていき、知ることは出来ても感動したりすることが一切出来なくなるという。しかし、映司はその前兆に心当たりがありながらも、世界を塵一つない姿に滅ぼす、という真木にそうさせないためにメダルを渡すことを拒む。
 しかし、その話を聞いていたのは映司だけではなく、出勤時間になって出てきた里中によりアンキロサウルスヤミーを退けた後藤も、その話を聞いてしまっていた。
 目が覚めて部屋から映司の姿がないことに気付いて探す比奈と信吾は後藤からその話を聞き、映司にこれ以上グリード化させないために戦いをやめさせなければと言うのだが……
 一方、映司のメダルを奪おうとする真木の作戦により、アンキロサウルスヤミーは人々を半分氷漬けにし、オーズを呼び出させようとする……

 コアメダルを取り込んだことにより人間がグリードになってしまう。そのことは前から真木が言ってたけど、その前兆として五感を失ってくという。と言っても五感がなくなるのではなく、鮮やかさや感動が失われていくと言うこと。その第一段階として、映司は既に味覚を失っていた。
 それでもアンクを助けるために、グリードから人々を助けるためにオーズと紫のコアメダルを手放そうとしない.
 そして真木の罠と知りつつ、助けを求めてオーズの名を叫ぶ声に、応えようとする。そんな映司を止めようとする比奈だったが、そんな比奈の手を、映司は振り切る。映司がどうしてそこまで、と言う比奈に、信吾は、映司は助けを求める人々の求めだけではなく、自分たちの希望も受け入れようとしてるのだという。比奈もまた、映司をこれ以上戦わせたくないと思う一方で、アンクを助けたいと矛盾した考えを持っている、その矛盾した願いも全部受け入れるつもりだと……
 しかしヤミーだけではなくアンク(ロスト)も現れ、オーズの持つ赤いメダルを奪おうとする。もはやアンクの気配が感じられなくなってしまっていたが、それでもアンクのしぶとさを信じ、暴走を承知でプトティラコンボに変身するオーズ。八枚のメダルを揃えたアンク(ロスト)と言えども、暴走したプトティラオーズには敵わず、オーズはアンク(ロスト)の遺志を宿す三枚のコアメダルを破壊する……
 そしてそのことによりアンクは復活、信吾の身体を使わずとも人間体の姿でふてぶてしく映司に感謝を口にするのだが、何故かアンクは信吾の首を締め上げて……
 「壊れることのない身体」がアンク最大の欲望。しかし、メダルが三枚永遠に失われてしまった今、それどころか完全体すら不可能になってしまった。自我の存在との引き替えは、求めるもののの永遠の喪失。しかし諦めないアンクは、真木に自分をメダルの器にしろと交渉するよう……つか、ウヴァさんも何気に復活してませんか? モチーフにゴキブリがないのが不思議なくらいだな……


2011年07月18日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回その4

  緋弾のアリア 。え〜、なんと申しましょうか。徹頭徹尾、面白くありませんでした、と。構成自体のまずさもあるんだけど、それ以前の問題がいろいろと。偉人やら創作上の人物をモチーフにするのはいいんだけど、お遊びも何にもなくって、おもしろみが少しもない、というのと、根本的にキャラに魅力がない、というのが問題点でしょうか。あ、作画は丁寧でした。(一応フォローのつもり)

  電波女と青春男 。夏祭の仕切りを兼ねた町内対抗草野球大会で、リュウシさんと一緒に行くお祭のため、それ以上にエリオに少しでもいいところを見せたいが為、諦め悪く最後の奇跡を望みつつ打席に断つ真。まあ、実際はそう都合良く行くわけはないんだけど、まあそこはフィクションなので。あと、自称宇宙人で超能力者の社の力もあるのかないのか。
 まあ、ご都合主義のベタな話ですが、割と楽しめたシリーズでした。


2011年07月19日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その7

  魔乳秘剣帖 。乳の大きさが身分を決める世、豊乳の術と乳斬りの魔剣で権勢を恣にしている幕府剣術指南「魔乳一族」……と言えば、柳生もののパロだとわかると思います。わからんか。
 基本アホなノリなんですが、いろんなパロが微妙にちりばめられ、判る人には笑える作りになってます。わかるから偉いと言うことは全然ないんですが。
 まあ、そんな感じです。ホント説明に困るけど、判る人には笑える、としか言いようがない。

  ダンタリアンの書架 。急逝した祖父の遺産を受け取りに祖父の邸宅を訪れた主人公が出会ったのは、祖父の友人という少女だった……とかなんとか。
 ガイナックスの新作だったんですな。まあ、だからと言ってなんだ、ですが。
 異次元に広がる書庫を巡っての異能バトルっぽいけど、どうなんでしょうね。
 普通に考えればベタな異能バトルものっぽいけど、それがどう展開するかは、今後次第、ということで。
 いや、どうなるのかマジわかんね。とりあえず声優の関係でダリアンがビクトリカの母親としか思えない。


2011年07月21日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] いろは#16と神メモ#2とシュタゲ#16

  花咲くいろは #16「あの空、この空」。いつもちっとも役に立たない経営コンサルタントの崇子さんが今回持って来た案件は映画とのタイアップ。映画のロケに使用する代わりに制作費を一部出資するというもの。いかにも怪しいと思える話なんだけど、一応映画のスタッフがやって来て、撮影も開始し、あれ? 崇子さんにはめずらしくまっとうな話なのかな、と思いきや……
 今回のメインは縁になるのかな。姉へのコンプレックスを抱えつつそれでも自分が喜翠荘をなんとかするしかないと頑張ろうとするのだけど、完全に頼る相手を間違ってる……姉に振り回された分、引っ張ってくれる相手を求める、というのはわからないではないけど、崇子さんの尊大さは自信のなさの裏返しでしょう。
 今回は映画話に浮かれる喜翠荘の面々なのだけど、女将はすんなり縁に全部任せたりと、なんか考えがありそう。映画撮影自体はしてるので出資詐欺ではないのかもしれないけど、最初の説明にプロデューサーしか来なかったり(有望株のスポンサーには主演俳優が挨拶してお願いするなんて当り前なのに)、なんか妙に怪しくはあったし、予告を見ると危ない話であるのは確かそう。事務所が経営的にやばいとかそういうことなのかな?
 しかし女将が安易にその手の話に乗るとは思えないので、火傷覚悟の縁の教育、か? 崇子さんが予告で吼えてたのも気になるけど。


  神様のメモ帳 #2「君と旅行鞄」。今度はヤクザの金を持って逃げた父親探し。つっても依頼人は血のつながりはない、再婚相手のタイ人の連れ子。情報網やらを駆使してニート探偵団が失踪の背景を探るのだけど……ただ、その過程云々より、主人公が依頼人の女の子に浴びせた言葉が酷すぎる。自身が父親に対する不信感を抱いてたとしても、あれは八つ当たりですらない。ただのイジメ。これで主人公に感情移入しろと言われても……原作もあんな展開? ちょっとあの流れはないと思った。


  Steins;Gate #16「不可逆のネクローシス」。キーアイテムであるIBN-5100を求めて、修理したタイムマシンで鈴羽が更に過去へ飛ぶ。案の定鈴羽の父親はダルだったり(なんか突然一部だけカッコイイ声になってるなオイ)とかありつつ、一方通行のタイムジャンプの結果を待つラボメンたちに知らされたのは、鈴羽は不完全な状態のタイムマシンの影響でずっと記憶を失い、手遅れになってから思い出して失意の内に死んだという事実。やはり岡部が引き留めていた間に起きた落雷での故障は、致命的だったということがわかり、岡部はその間の鈴羽との思い出が世界から消えることを承知でDメールで「鈴羽を引き留めなかった世界」へと修正する。
 そうするより仕方ないってのもあれなんだけど、自分の行動で他人の運命を変えることにどんどん慣れてる岡部が、それはそれで可哀相なような。その結果改変された世界では、鈴羽はタイムジャンプで記憶を失っておらず、世界を変えたよう。でも、ダイバージェンス1%の枠は越えてないようなのだけど……でも、これまでテロ予告(ラウンダーの策謀によるもの)で止まっていた中央線が動いていて、まゆり生存の可能性があるのだけど……多分そう簡単には行かないんだろうなぁ。


2011年07月23日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その8

  いつか天魔の黒ウサギ 。うーん、なんというか、かなりわけわからん……幼少時に出会ったきり忘れてた魔物の美少女となんか美形の敵がやってきて云々、なのだけど、全然状況が見えてこない。戦闘シーン大目なのだけど、「なんかすごい技出し合ってる」のがわかるだけで、流れとかさっぱりわからん。いやまあ、中二病的といえば厨二病的なんだろうけど……


  まよチキ 。格闘系女系家族で育ち女性恐怖症になった主人公と、男装美少女執事とのラブコメ、なんだけど、基本的にいろいろ設定がおかしい……けど、それなりに勢いで畳みかける出来になってるのは、「にゃんこい!」の川口敬一郎監督だからなのかな? まあ、それなりに楽しめて見れそうなので、視聴継続。


2011年07月24日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイ#22とオーズ#43

  ゴーカイジャー #22「星降る約束」。新戦士登場時のお約束の各キャラとの絡み。今回はジョーとの絡み。「もっとみんなスーパー戦隊のことを知りましょう!」と自作の大百科を配ってアピールに努めるガイだけども、ジョーは知らん顔。ガイは買い出しに出るジョーにまで付いていくのだがまったく効果なし。そんなとき、出会った自転車に乗った少年。ぶつかりそうになりながらもつっけんどんな態度を取る少年にガイは腹を立てるが、ジョーは一見興味なさそうながらも何か感じるところがあるよう。折につけ少年に発破をかけるようなことを言う。実は少年は一年前、転校する時に親友とした約束を果たそうと、自転車で流星群を見に行こうとしていた。しかし少年の持つ石をザンギャックが狙ってると知り、ジョーとガイが助けるのだけど、少年を帰そうとするガイに対し、ジョーは「決めたことなら、やり通せ」と逆に発破をかける。
 まあ、少年は約束を果たし、なんだかんだでジョーも地球のことがまんざらでもないツンデレぶり明らかになって目出度し目出度し、かな。しかしホントザンギャックさん、マメというか細かい情報まで気にするというか……
 次回は、ゴーゴーファイブ回らしい。みやむー出るんかいな?


  仮面ライダーオーズ #43「ハゲタカと対立とアンクリターンズ」。アンク(ロスト)の意識を宿したコアメダルが消滅し、メダルの支配権を取り戻したアンク。しかし、そのために完全な復活は不可能になり、身体の維持も難しいため再度信吾の身体を奪って逃走する。
 心を通わせ始めたと思った矢先の、アンクのグリードとしての行動に、動揺を隠せない映司たち。一方アンクは廃品回収のトラックに乗った男に何かを感じ、セルメダルを投げつけると白ヤミーを出現させた上、真木と接触。もはや完全体になることが不可能になり、自分を集めたコアメダルの器にしろと持ちかける。
 その間にもアンクの生み出した白ヤミーは街中のカップルの男のみを襲い、ハゲタカヤミーに成長、映司たちが駆けつけるも、強力な羽ばたき攻撃に苦戦してしまう。

 コアメダルの支配権を取り戻したものの、その代償にコアメダル三枚を失い、完全復活が不可能になってしまったアンク。アンクの欲望は、「失うことのない身体」。欲望こそが存在のグリードであるアンクが選んだのは、真木と手を組みメダルの器となることを提案することだった。不完全なグリードでは他のコアメダルを制御するのは不可能なのはメズールとガメルの件でわかってるはずなので、この提案に真木が本当に乗ってるかは疑わしく、それがわかってないアンクとも思えないのだけど……でも自分の欲望をあきらめるとも思えず、本当に真意が読めん。
 そして、今回満を持してのウヴァ復活。今回アンクがヤミーの親に選んだ相手はコアメダル一枚のみになってたウヴァが操っていた男。いや、その欲望が「リア充爆発しろ!」ってのもどうかなんだけど、逆にまんまと欲望をセルメダルにして、ウヴァを復活させてやったアンクの目的がわからない……ウヴァが恩に着る性格とはとても思えないし、状況を混乱させるためにしても、メダル一枚しかないウヴァでは大したことはできないし。
 次回はカザリがついに完全体になり、さらに真木のグリード化が進んでグリード体になったりとかアレっぽい。でも、この時点でカザリが完全体ってことは、カザリ退場か……ウヴァのみならず恨みを受けてそうだものなぁ。


2011年07月25日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 地上アナログ波停波

 まあ、予定通りというか強行というか、被災地の三県を除いて地上アナログ放送が停波いたしたわけで。産経省は「無事移行」をアピールしてますが、29万世帯が地上波難民になってるという話もあるそうで。価格コムとか見ても、ここ数日のデジタル対応機器の価格変動を見てると、「無事」とはあまり言えないような。
 周知が足りなかった、ということはもちろんあり得ない。テレビ画面ではうるさくアピールするし、家電店に行けばもちろん、コンビニでもデジタルチューナーの広告が貼られてる。知らなかったわけではありえない。じゃあなんでかなりの世帯がこんなことになってるかと言えば、結局「実感」がなかったからとしか言いようがない。じゃあ何故「実感」がわかないかと言えば、「必要性」がわからないからだ。「テレビ? つくじゃん。問題ないじゃん。変な文字は映ってるけどオレ気にしないし」で済んでしまう話で、「下々の者は上意下達に従え〜」というお役人の意識と大分違っていたということになる。
 何故地上波デジタルが必要なのか、の説明も説得力がない。「デジタル放送に移行することで電波の仕様帯域が有効利用云々」と言っても、「じゃ、何に有効利用するの? それで何が便利になるの?」という肝心の所は説明されない。説明の受け手をバカにしてるとしか言えない。まあ、実際ハイビジョン規格でデジタルハイビジョンが世界的標準になり、日本も世界に合わせないと主に商売的な面でいろいろ不都合が出てくる、という事情はあるのだろうが、そういった説明は一切ない。まあ、あってもあまり納得もされないだろうけど。
 結局の所、役人の思惑(それが全部間違っているとは言わない)に一般が翻弄されたという印象ばかりが強い。そもそものデジタル放送導入開始時の、B-CAS(現在結局なんの意味もないシロモノになり、ただ単に利用者の利便性を下げることになってる)やコピー・アット・ワンスやコピーテンなど、利用者の利便性無視で業界の都合や官の理屈で技術的に不自然(そして意味があまりないもの)がごちゃっ、とくっついてきてしまった。アナログ停波で一区切りだが、いびつな奇形児が生み出されたという印象が強い。
 もう一ついびつさを感じるのは、受信環境に実はよりシビアなデジタル放送は多くの難視聴地域、というか視聴不可能地域を生み出すわけだけども、その対応としてBSで関東圏の放送を受信できるようにする、というもう何が何だかわからない状況になっていること。
 そもそもBSデジタルは難視聴地域対策もあって進められてたのでその意味では本来の姿と言えなくはないけど、ところがこれまたいろいろな思惑の絡み合いで地上波と同じものを放送できなくなり地上波放送の遅延放送や穴埋めの通販番組であふれかえるという悲惨な状況になってしまった。なら、そこでBSデジタルを本来の形に修正していけばいいものを「場つなぎ」にしか使わない。まあ、いろんな理由はあるけど、これまた過剰に「地域」を囲おうとしてるようにしか見えない。
 今時情報は「地域」の縛りがどんどん弱まってくのに、技術がとっぱらった壁をわざわざ法律やら制度で強固に維持しようとする馬鹿馬鹿しい状況でしかない。(過渡的に維持するために行なうのならまだわかるが)
 松浦氏も日経の記事で書いてたけど、「技術的に不自然なことをしてる制度は必ずしっぺ返しが来る」になると思うんだけどなぁ。便利な技術を今までより不便に使う、というあほらしい状況だもの。

 とりあえずこの文章をもってアナロ熊のイオマンテ(熊送り)とします。


2011年07月26日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ここ最近TVタックルを見ることが多いんですが

 カオスな出演者によるバトルロワイヤルながら日和見なテレビ局が自粛しがちな話(まあ、そんな大した内容でもないのだけど)も飛び出すのがウリの番組。以前はビートたけし氏がときどき混ぜっ返して雰囲気をリセットするという形だったのに最近はたけし氏がほとんど口を出さなくても娯楽番組として成り立ってるという希有な状態になりつつあります。むしろニヤニヤ笑って双方を見てるのがたけし氏の重要な役割と言うか。
 現役与野党議員が定常的に出てきて、たまに首相経験者まで出てきてるんだからトークバラエティショーとしてはかなり希有な番組だと思うのですが……なんかむしろ東スポ的な立ち位置なのか?
 それはさておき、気になったのは先日の江川達也氏。菅政権攻撃が攻勢の中発言を遮って反論しようと試みるのだけど、逆に発言をかぶせられ黙ってしまうということ多数。それも、反民主、自民議員のみでなく、民主議員からですら。
 あくまで印象ですが、これって江川氏が自身の発言にあまり自信をもっていない、ってことかなぁ、という気が。ここ最近は民主政権に対する突っ込みの厳しさが激しいんですが、それに対してのカウンターの意見として、上手く働いてるのが大竹まこと氏。「菅さんの脱原発発言、みんな批判してるけどさあ」と、言いながら、市民の不安で「原発を動かしといて良いの」という当然の疑問を提示する。変に政治ズレしてるとうっかり見逃すけど、問題はそこじゃなくて「国の大きな政策を内部調整も計画も何もなしに突然転換するような事を言い出す」ってところで、大竹氏の発言でその説明が引き出される。これは「まずそこを説明しないといけないんじゃない?」というところをわざと引き出してるのだとしたら、大竹氏はかなり重要な役割。
 が、江川氏はそこに食い込もうとして両サイドからはじかれてしまってるのですよね。前は主張の内容はともかくもうちょっとそんなこともなかったはずなんだけど。これは江川氏の言が与野党どちらからとっても的外れと見なされてる上、江川氏自身も正しいと思えないんじゃないかと思えた、先日の放送でした。


2011年07月27日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] いろは#17とピングドラム#3

  花咲くいろは #17「プール・オン・ザ・ヒル」。映画撮影で浮かれる喜翠荘に、翠から忠告の電話が。それが現実になり、プロデューサーが雲隠れしてしまう。
 まあ、話はわかりやすく極端に作ってるのだろうけど、類似の話はあるんだろうなぁ。結局は訳者やスタッフごと騙されてたわけだけども、でも、脚本が欠片もないうちにいろいろ撮影って、それ完全におかしいでしょ。ってのは言っても詮ないか。浮かれてる時はまあそんなもんってことで。
 そして、騙されてたとわかったときに縁の情けなさはまあ前からわかってたけど、崇子さんの責任放棄ぶりが。「契約の時に注意しろって言ったでしょ」「このままじゃ終われないのよ」って、いや、もうダメコンサルタントぶりがもう際立ちすぎて……縁が庇うにもかかわらず「責任は取って貰います」の女将の対応は正しいと思う。恐らく火傷覚悟で縁を成長させるための行動だったとは思うんだけど。
 でも、何故か縁と崇子のいい話で終わってしまう不思議。縁もいろいろ成長しないとダメだけど、崇子さんも成長しないとダメだと思う。というかその必要性くらいは自覚して欲しいところ。


  輪るピングドラム #3「そして華麗に私を食べて・・・」。ピングドラムのキーパーソンである荻野目りんごがかなり重度のストーカーで、さらに今回はストーカー丸出しのカレーイベント、となりそうな展開だったんだけど、双子が振り回された挙句、何故か陽毬とりんごが急接近。これで高倉家とのつながりもできたわけだけども……さらにりんごがストーキングする多蕗の彼女として、OPに出てた女性が。他にも何人かまだOPにしか出てないキャラがいるので、順次出てくるんだろうなあ。


2011年07月30日() 旧暦 [n年日記]

[映画] トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

 二度のディセプティコンの脅威を退け、地球人と共存しているオプティマス・プライムたちオートボット。しかし、米国との協定で国際紛争に繰り出していることを攻撃する世論もあった。そんな時、チェルノブイリの施設での任務で、ある部品を見つける。それはサイバトロンのロケットのエンジンの一部で、そこにあるはずのないものだった。
 人類は、自分たちとの接触前にトランスフォーマーの存在を知っていた。その事実に怒り高官に詰めよると、1960年代に月面裏に未確認飛行物体が墜落し、それを探るために宇宙開発競争にかこつけ月面裏に人間を送ったのだという。
 資料を開示されたオプティマスは、それがかつてサイバトロン星の戦争で一縷の希望を託されて母性を飛び立ちながらもディセプティコンに妨害され望みが果たせなかったセンチネル・プライムの宇宙船だと悟る。オプティマスは、師でもあるセンチネルと彼が運ぼうとしたものを月面に行き、回収しリーダーのスパークで緊急休止状態だったセンチネルを復活させる。
 一方、かつてオートボットたちと人類の危機を救ったサム・ウィトウィッキーは、大学を卒業してもまだ就職先が見つからず、新しい恋人のカーリーのところに転がり込みながら就職活動に苦戦していた。しかし、ようやく見つかったメールボーイの仕事で、妙な男に絡まれる。サムとオートボットたちの関係を全部知るその男は、全部知ってることを話すから、ディセプティコンたちから自分を守るようにオートボットたちに連絡してくれとサムに迫るのだが、その直後、その男は窓を突き破っての死を遂げる。
 男から渡されたメモには、月面裏に眠る未確認飛行物体とディセプティコンが人間の協力者を使い、その情報を操作していたことが示されていた。
 新たなキャラが色々でてますが、顕著なのは人間キャラで前回まで恋人だったミカエラに代わりサムの恋人として登場したカーリー。なんでもミカエラ役の役者が制作者側とトラブルを起こして降板になったからとか。まあ、良くあることと言えば良くあることなのですが。
 CGキャラとしては、前作でも名前だけは出てきていた「センチネル・プライム」。オプティマスの師匠であり、前リーダーであり、偉大な科学者。オリジナルシリーズでも前リーダーとして名前が登場していて、近作の「アニメイテッド」ではオプティマスの元同僚として登場しています。
 今回は、そのセンチネルが作った時現転送装置を巡り戦いが繰り広げられるのですが、今回もディセプティコンの熾烈な罠が二重三重にと……この辺、結構よく練られてる脚本なのですが、気軽に見てる分にも危機また危機でとらえればいいだけなので、かなり上手いかと。
 オリジナルのオマージュとしてはサウンドウェーブの部下のカセットロン・コンドルが諜報要員として縦横無尽の活躍。(しかもコンドル形態以外にも縦横無尽に姿を変えるマルチチェンジャーとして) サウンドウェーブが前回までの人工衛星形態じゃなくなってるのは、なんですが。(実写版はアニメシリーズと違って簡単にモチーフ対象を変えられる設定なので、まあ仕方ないんですが)
 巨大ロボットが暴れ回るシーンは前回同様の縦横無尽の活躍ぶり。詳細は伏せますが、大量のディセプティコン戦士が押し寄せることにより、人間もトランスフォーマーもコレまで以上の犠牲者が出ます。その躊躇のなさっぷりが相変わらずですわ。
 カメオ出演も豪華で、実は未確認飛行物体の確認のために月に行ったアポロ計画の関係者として、バズ・オルドリンが出てたりと、無駄に妙に豪華です。
 あと、個人的に間諜のウォンがキャラが立ってて面白いキャラだったんですが、これっきりで退場なのが若干惜しかったです。


2011年07月31日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイ#23とオーズ#44

  ゴーカイジャー #23「人の命は地球の未来」。ナビィの予言した次の手がかりは「人助け」。ゴーカイジャーたちは慣れない人助けをしようとするが、ルカとアイムは急に産気づいた妊婦と出くわす。どうしていいかわからない二人だったが、一人の女性が現れ、介抱と搬送の手続きを手際よく行なう。その女性こそが、ゴーゴーファイブのゴーゴーピンク・巽マツリだった。しかも何故かザンギャックも現れ邪魔をするのだが、実は敵はザンギャックではなくゴーミンを借りてきたバスコであり、マツリから大いなる力を奪うことが目的だった。

 ゴーゴーファイブ編。だけど、アイムを気にかけるルカの事情がメインかな。加入当初からおっとりしたアイムを気にかけて姉のように守ってきたけど、その理由は、かつて実の妹が病気になり医者に診せようとするも、知識がないためにちゃんとした対応が出来ずに死なせてしまった過去から、アイムを死んだ妹と重ね合わせていたから。傷ついた子供を助けるため、救急救命士としての技術を持ったマツリに代わり自分が囮になると言い出すが、逆にアイムに「自分もいつまでも守られてるばかりの存在じゃない」と言われ、勝手に気負い、自分の気持ちを相手に押し付けていたと気付かされる。実際は自分たちの国民を守りきれなかった過去を受け止めているアイムの方が精神的には大人なんでしょうかね。
 ゴーゴーファイブの大いなる力は、消火放水? らしいのだけど、用途がかなり限定されてる力だなぁ。


  仮面ライダーオーズ #44「全員集合と完全復活と君の欲」。アンクが真木側に寝返ってしまい、五人のグリードが集結してしまう。そんなグリードや真木たちも気になるが、映司のグリード化、そして暴走の危機を知らされ、せめて映司を救えないか、比奈と後藤は映司から紫のコアメダルを引きはがす方法を相談する。そんな時、鴻上からその方法を教えるとの連絡が。鴻上の意図はコアメダルを破壊する能力を持つ紫のコアメダルをこれ以上野放しにしたくないからだが、それでも比奈たちにとっては朗報。そして、その方法とは、「映司自身の欲望」を持つこと。紫のコアメダルは、欲望の大きな器を持ちながらもその器が空っぽな人間を選ぼうとしている。だから、その器が満たされてしまうような欲望を持てばメダルは離れていくという。比奈たちは映司の欲望を目覚めさせようと、遊びに連れ出すのだが、映司にはピンと来ないよう。
 一方、共通の利益のために集結したかに見えたグリードたちだが、カザリはアンクが主導権を握ることを快く思わず、愚鈍なガメルを利用して他のグリードを出し抜くことを画策する。

 もう一人の自分の消滅と引き替えに、完全体復活が不可能になってしまったアンク。滅びることのない身体のために真木側に寝返り、世界を滅ぼすメダルの器にしろと要求する。完全体でないと暴走してしまう、ということで、真木は難色を示すが、同時にその欲望の強さに可能性も見出す。
 一方、比奈はあれもこれもという欲望を整理し、アンクは諦め、映司と兄を助けることを優先することに決める。その映司は、グリード化が進行。映司のグリード化とその力でコアメダルを破壊させることを望まない鴻上会長は、映司からコアメダルを離すアドバイスをするのだけど、鴻上会長自体の目的がいまだ不明なのだよなぁ。
 で、今回の話の中心になるのはカザリ。寝返ったアンクが状況を支配しつつあるのを見て、自分が作ってきた状況を乗っ取られそうになってると焦る。そして、ガメルを利用して自分のコアメダルを全部揃え、完全体に……って、いや、完全体のカザリ、強いんだけど言うほどではないような……結局自らの身を投げ出しての後藤バースのサポートもあって、プトティラコンボのオーズに意識を宿したコアメダルを破壊されてしまう。
 コアメダル崩壊前にカザリは真木に助けを求めるが、真木はグリード態に変化した上で「暴走しないあなたに用はない」ととどめを刺す。真木は、むしろグリードの暴走に価値を見出してる?
 さらに、コアメダルも大半を奪われてしまいピンチの状況に。
 カザリ退場もさることながら、来週は劇場版で松平健も出たりというのがどうつながるのかがかなりアレ。そもそも仮面ライダーと暴れん坊将軍がどうつながるの?