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2011年07月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] シュタゲ#15

  Steins;Gate #15「亡環上のネクローシス」。自らが時間旅行者、ジョン・タイタ―であることを明かした鈴羽。タイムマシンを完成させたSERNが世界を支配する未来でレジスタンスとして戦っており、父親の開発したタイムマシンでそんな現実を変えるために2036年から2010年へとやってきたのだった。しかしSERNのサーバーをハッキングするために必要なIBN5100の奪取に失敗し、さらに過去に飛ばねばならなくなるが、肝心のタイムマシンが壊されていた。未来の自分たちがどうなってるかも聞かされ、愕然とする岡部たち。しかし、しかし、まゆりの不可避の死の運命を変える唯一の可能性のため、鈴羽に協力することに。

 バイト戦士鈴羽が時間旅行者ジョン・タイタ―であると明かされ、さらにその背景が説明されることで、かなり見通しが良くなって来たというか。まゆりは岡部が奔走してるのが自分のためということも知らず、鈴羽のもう一つの目的である、父親捜しを手伝うことに。まあ、自分の運命を知ってても行動は変わらない気がするけど。
 けど、以前鈴羽にDメールを使わせた回といい、この流れだと鈴羽の父親って……だよなぁ。
 さらに、紅莉栖は未来ではSERNの協力者、それもタイムマシンの開発者として支配側の人間になってたとか、岡部はSERNに抵抗するレジスタンスを作り上げた人物として知られているとか、現在の様相と大分違うような。
 でも一番重要なのは、ことの発端が岡部が最初のDメールがSERNのネット監視網に傍受され、それがタイムマシン実現への分岐点になったとしてること。そのメールを消すためにIBN5100が必要になる、と言うのだけど……あれ? でも確か、岡部の最初のDメールって、それによって人工衛星がラジオ会館に墜落し(実際には人工衛星ではなく鈴羽のタイムマシン)、その影響で紅莉栖が刺されたという事実が書きかえられた、というもののはず。え〜っと、ということは、あのDメールを出した時点でSERNが支配する未来に書き代わり、鈴羽がタイムジャンプしてきたということ? でも、2000年に出現していたジョン・タイタ―が2010年に初めて現れたことになったのは、完全にそれと同期してるよなぁ。さらに、最初のDメールの影響をなくす、ということは、あの時点での世界線移動は起こらず、牧瀬紅莉栖は刺されたまま、ということに? それって、まゆりか紅莉栖かどちらかを選べ、って二択を迫られてるんじゃ……


2010年07月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 民主党は負けてない

 ってな 記事東京新聞 )を見て、東京の話が全部のように見せたヨタ記事かぁ、と思って、 総務省の第二十一回参議院選挙結果 を見てみたら……比例代表、選挙区共に全国の総得票数は民主の方が本当に多いんですな。(比例代表:自民16544761(-252925)、民主23256247(+2118789)、選挙区:自民18606193(-1081761)、民主24006818(+2074832)、括弧内の+-は前回選挙との差)。じゃ、各都道府県でどう得票差があるかと見てみると、民主党が自民党を上回ってるのは比例代表では37都道府県、選挙区では34都道府県。票数だけ見ると「なんで民主が負けてるの???」という結果になってる。結果を見るとどう考えても「選挙戦略の失敗」。都市部は一人に絞り、地方への対策をもっと重視すべきだった、とは、後付けで何とでも言えることではあるのだけど。ただ、議員にとっては選挙政党としての存在意義がほとんどの民主がこのような選挙下手を見せたのは、いろいろ響くんだろうなぁ。

[アニメ] あそびにいくヨ!#1

  あそびにいくヨ! #1「ちきうにおちてきたねこ」。沖縄に住むちょっと気弱な少年・嘉和騎央は、お爺ちゃんの法事で親戚には見覚えのない猫耳の少女と出会う。なんだか話が噛み合わないままに間違ってお酒を飲んでひっくり返ってしまうのだが、自分のベッドで目を覚ますと、隣にワイシャツ一枚のその猫耳の女の子が……慌てる騎央だが、そこへ隣家の幼なじみの金城真奈美や部活の顧問が訪れて、不純異性交遊を疑われ、一悶着。しかし、その少女エリスが言うには、彼女はいわゆる宇宙人で、地球との外交を結ぶために訪れたのだという。疑う騎央たちの前で、ニュースで放映されていた宇宙船を人前から消して見せてしまう。

 原作は最初の方をパラ見したくらいですが、コミックアライブ連載のコミックの方は作画担当の888氏のコミカライズが大変マッチしてて楽しんでおります。
 内容の方は簡単に言うなら、ファーストコンタクト・スラップスティック・ラブコメ。地球に地球人そっくりな日本語を話す猫耳しっぽの宇宙人がやってくるというあまりに俗悪な設定を、逆にパロディというかギャグにして設定に織り込んでしまってる。そのため、CIAが干渉してくるのはまだしも、「あるべき宇宙人との第一次接触(ファーストコンタクト)」を求める地下組織まで出てくるのがそこらへんを端的に示してるのか。
 ま、そういう話はさておき、もうちょっとのんびりした雰囲気が欲しかったけど全般的には結構楽しめましたわ。基本的にSFやらのパロが下敷きの話だしなぁ。
 些末ながら敢えて言えば、ちょっとキャラのデザインがシリアス寄りだとか、メインキャラの声優がちょっとイメージと違うかなぁ、とかはありますが。あ、「悪運紅葉」の花澤香奈はかなり良い線だと思います。ただ、岡本喜八で「大誘拐」の後に薦めるなら、「独立愚連隊」ではなく「独立愚連隊、西へ」か「あゝ爆弾」あたりだろうに。もしかしたら「独立愚連隊」の後に「西へ」を見せ、「どぶ鼠作戦」、「地と砂」を見せて岡本喜八ファンに染めていくという作戦かもしれないけど。「戦国野郎」も世間の評価とうらはらに、割と好きなんだけどなぁ。あと、「ジャズ大名」も……って、どんどん岡本喜八談義にずれてくorz ガイアシンフォニーとかが出てたのは、原作発表年あたりのせいだと思う。多分。


2007年07月14日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 電脳コイル#10

  電脳コイル #10「カンナの日記」。キラバグを取り込んだイサコは、サッチーですら歯牙にかけない。そして自分の行動を止めようとしても無駄だと捨て台詞を残していく。
 フミエたちと大黒市黒客との対決は結局ひきわけ。だが、イサコはフミエたちのメガネを取り上げられなかったと言って、ダイチを黒客から追い出してしまう。
 一方ヤサコたちはハラケンのイリーガル研究に付き合い、カンナが事故に遭った日の即席をたどろうとする。

 ダイチを黒客から追い出し名実共に君臨するイサコだけど、やり方がえげつないなぁ。なんのかんのとイチャモンをつけて結局ダイチを追い出す腹だったんだな。イサコに暗号屋の技術というエサをちらつかされる居残りメンバーだけど、さすがにイサコへの不信感が高まっているよう。イサコのことを調べようと、フミエの弟の電脳ペットが暗躍中。
 ハラケンはカンナの足跡をたどろうとし、ヤサコとフミエもそれを手伝うのだけど、やたらと迂遠な方法でカンナのメッセージが残してあったりする。そして見つけた日記に記されていたカンナの最後の想いにハラケン、涙。つらいよなぁ、こりゃ。
 ヤサコは「4423」という数字でかつて大黒市に来たときに会った不思議な男の子「4423」のことを思い出す。「ヤサコ」というあだ名の名付け親でもあり、ほのかな初恋の相手でもある彼の姿をハラケンに重ねて悶えるのだけど、カンナの日記の内容を見てしまい、うかれ気分もふっとんでしまう。そもそも、4423はカンナより年上なので、ハラケンではあり得ない。
 で、その4423の候補が意外なとこで出てくるのがイサコ側。イサコの目的が、どういう形でかいなくなった「兄」を連れ戻すことだとわかる。しかし、普通ならば戻ってくるわけがない状態らしい。ハラケンの電脳体がずれてたこともあるし、精神だけ「あちら側」に迷い込んだ、ってことだろうか。しかも、イサコの兄ってことは年上である4423と同一人物である可能性もあるのだよね……意外と人間関係がこんぐらがってきたな。それにしても、おじさんの前では年相応の女の子らしいイサコがかわいらしくもいたましいんですが。
 黒客を追い出されたダイチもデンパと一緒に「元祖黒客」を立ち上げ、イサコの狙うキラバグを横からかっさらうことを画策してるらしいし。ホントどうなるのか展開が読めん。

[アニメ] ななついろドロップス#1ともえたん#1

  ななついろドロップス #1「運命はなにいろ?」。二年生になったばかりの星城学園の生徒・石蕗正晴は、昔からの友達以外のクラスメイトといまだなじめずにいたが、本人は特にそれを苦にするでもない。しかし、ひょんなことからクラスメイトのすももと撫子の所属する園芸部を手伝わされることになってしまう。その帰り道、缶ジュースの山を抱えた男とぶつかり、おわびにと一本渡されるのだが、その缶ジュースを飲んだ石蕗は、日の入りと共になんと羊のぬいぐるみになってしまった。

 原作はギャルゲでしょうかね。まあ、魔法少女ものなんですが、キュートでポップな感じ?(シャーク藤代風に)
 そろそろこの手のに感性がついてこなくなったんで、見ても多分以後の感想は書かないと思いますが……狙いがよくわからない。主人公の目的はちゃんとした人間の身体に戻ることなのだけど、ある意味欺してヒロインに手伝わせてるわけで、ヒロインの動機は希薄なこともあって、今のところ「なんとなく話が進んでる」という印象。


  もえたん #1「マジカルティーチャー」。虹原いんくは、(そうは見えないけど)普通の女子高校生。幼なじみのナオ君のことが好きなのだけど、(見た目まんまに)子供扱いされて告白する隙がない。それでも進学して、同じ大学に通うようになったら……と夢想していたのだが、ナオ君が進学すら危ぶまれるほど壊滅的に英語が苦手なことが判明し、落ち込んでしまう。
 ナオ君の英語嫌いが直るようにと神社にお参りするいんくだが、空からしゃべるアヒル・あーくんが降ってきて、今日から魔法少女になれと言う。いんくはこれ幸いとばかりに変身した姿でナオ君に英語を教えることを思いつく。


 ご存じ(でない人もいるが) イロモノ英単語集シリーズ のアニメ化。いや、三才ブックスって、たしかラジオライフとかのわりと硬派なイメージが強かったんだけどなぁ……
 それはさておき、元ネタの「もえたん」は「ネタを本気でやる」というのがひとつの受けた要因だと思われるのですが、アニメではどれだけネタを本気でやるのでしょうかね? それ次第な気もしますが。原作にはないキャラクター(多分。よく知らない)も加わって、基本的にはスラップスティックになるんでしょうかね。
 英語ネタは「魔法少女って変身しても顔変わらない」とか「アニメの一話は作画も気合い入ってていいよね」とか、自虐ネタとしか思えないのも入ってますが。ちなみに「アレの12話」は、見れないというだけで特に名作というわけではありません。

[その他] ってゆーか、いまさら?

  中国産うなぎから禁止物質 群馬のスーパーで販売中日 )。「中国と日本の税関とで二重にチェックしてるから安全だ」と輸入鰻協会だかの人が言ってたわけですが、もちろんそんなわけはないわけで。「税関のチェックが甘い」という意見もあるかもしれませんが、人員が絶対的に足りないですわな。人員拡充? その費用が何処に跳ね返るのかっていったら、関税ですわな。限度がありますわな。そんなチェックをくぐり抜ける方法なんていくらでもあるわけで。
 でも、中国産の鰻が危ないとか、今更騒いでもなぁ……たしか去年もマラカイトグリーンが検出されたというニュースが流れたんですが、普通に店頭に中国産鰻並んでました。そのずっと前から安全性の問題はあったはずなんですが、基本的には報道されてませんでしたね。報道特集で中国産野菜のずさんな検査の現状が報道されたのが記憶にあるくらいでしょうか。だから、いまさら、ってのが正直な感想なのですよ。安ければどこかが削られる。当然のこと。
 安全性を気にするのは当然なんですが、なんだか経済的原理とかなんとか、無視したヒステリックな反応に見えてしまうのですよね。今回の中国産鰻騒ぎにしても、だぶついた分、どこかにおはちが回るわけで。あるいは偽装という違法な方法かもしれないし、あるいは加工食品として気付かず口に入るかもしれない。
 普段からの意識が大事、ってことでしょうなぁ。


2006年07月14日(金) 旧暦 [n年日記]

[読書] メイド刑事2/早見裕司

 「誰が呼んだか存じませんが、わたくしの通り名は、メイド刑事!」
 いや、一巻見たら誰が呼んだか書いてあるやん。
 ってのはさておき、「メイド」などとキャッチーな素材を扱いながら萌えだの華麗だのとは縁遠い、泥臭い80年代ドラマテイストあふれる、相変わらずの内容ですた。(笑) いや、それがいいんだけど。
 三話で一冊、というフォーマットは前作と同じ。今回は元アイドルを巻き込んだ結婚・投資詐欺に、ご主人様の親友の名家で起こった婚約者連続殺人事件、それと葵の過去に絡んだ話の三本。最後の話は特に80年代テイスト満載。後書きでも三巻が出るみたいな話だったし、葵の父親が自殺に追い込まれた過去の事件の背後の黒幕との対決、というのが今後の大きなストーリーになりそう。
 前回も出てきたお助けキャラ?「謎の流れのメイド」(自分で謎とか言うな)ニキータは一話目に登場。出番、それだけなんだよなぁ。ちと残念。
 相変わらず80年代ドラマに感じる「わざとらしくて泥臭くて、でも妙に内圧の高いあの熱気」が欲しい方には是非お奨め。

[アニメ] ホスト部#14と.hack//Roots#15とNHKへようこそ!#1

  ホスト部 #14「噂のホスト部を取材せよ」。ゴシップばかり書いて廃部寸前の新聞部が、部数回復のために人気のホスト部の特集記事を組もうとする。環は身の上話にほだされ協力しようとするが、他のメンバーはなぜかいつも以上に乗り気でない。環の泣き落としでどうにかホスト部の承諾は得られるが、実は新聞部部長の狙いは、環がホスト部員を自分の立場で脅して言いなりにさせているという記事を書くことだった。
 これまで悪人らしい悪人が出てくることがなかったけど(れんげが初めて出た時からんだチンピラ風生徒二人も、れんげが二人の親が特殊自営業だってことをタネに挑発したのが原因だったし)、新聞部部長は悪人らしい悪人。人を貶めるゴシップ記事で部数を伸ばすことを考えてはそれが裏目に出て誰かのせいにし、残っている新聞部員二人も部長を慕っているわけではなく親から借りた威厳で脅されて渋々従っているだけ。そんな彼がホスト部部長の環に嫉妬して、陥れようとする。
 最初環の行動に否定的な他メンバーだったけど、その真意は勿論元々環を守るためにしようとしたこと。新聞部部長の安易な陰謀はあっさりとやぶられ、環の知らない間に鏡夜たちによって解決されることに。ホスト部のメンツはみんな、環がホスト部に誘ってくれたことでなんらかの救いを得たと感じてるわけで、バカ殿様、バカだけど人望は無茶苦茶ありました、というお話。ちょっといい話でした。


  .hack//Roots #15「Pad」。一度はやめようと思っていた「TheWorld」に、やはり居つづけることにしたタビー。しかし旅団も既になく目的が見つからないままで、その決心がゆらぎ出していた。そんな時、ゲーム超初心者のウールとカシミアという二人と出会う。タビーは二人に、自分が志乃や匂坂にしてもらったようにゲームのことを教えてあげようとするのだが……
 ゲーム版キャラのクーン登場。性格は、前向きなハセヲっぽいかな? タビーは二人にいいところを見せようとするのだが、逆に敵キャラの属性のこととかを教えてもらったりとダメダメ。フィロに相談に行ったところで、やはりフィロに会いにきていたクーンと出会う。で、ベテランのクーンに、初心者二人ともどもお世話になることに……出来のいい姉に注目に集まり、「頼りにされるってことがどういうことかわからない」と漏らすタビーに、ウールは、「多分、今の気持ちですよ」と答える。頼りなくても、やってることが空回りしてても、タビーの気持ちは二人から頼りにされていた。
 って、今回主人公出てないじゃん! 次回はハセヲとタビーがイベントに参加するらしいが……


  NHKにようこそ! #1「プロジェクトへようこそ!」。え〜、NHKは日本放送協会ではなく、「日本ひきこもり協会」です。一応念の為。
 ベースは原作小説ではなくコミック版らしいけど、きっつい内容ですなぁ、ある意味。
 主人公の佐藤はある日突然他人の「心の声」(もちろん妄想)が聞こえるようになって引きこもって三年、大学も中退になり、どうにかしなきゃと思いつつもずるずる現状に漬かっている。一念発起してバイトくらいは、と思いつめるが、コンビニに行くくらいしか人付き合いがなくなっていて上手く行かない。そんな彼の前に突然美少女が現れて「あなたはプロジェクトに選ばれました。私が救ってあげます」と……
 いや、マジでそういう話なんです。その女の子・岬も実はいろいろアレで、不登校。ダメな佐藤を救う(という名目で自分よりダメな人間の近くにいる)ことで安心したいと、出てくる人間、みんな揃ってダメ人間。それが逆に突き抜けて笑えるかってのがポイントなんだけど、アニメで改めて見せられるとそれなりにきついですな……エンディングが大槻ケンヂなのもスタッフよくわかってるんだけど、よくわかりすぎで逆にキツイさに拍車を。(笑)
 原作小説はそれなりに綺麗に終わってて、コミック版は更にそれを輪にかけて迷走中(面白いけどね)なんだけど、アニメはどう決着つけるのかなぁ。


2005年07月14日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] モヒカン族の続きと訂正

 昨日「モヒカン族」について書いたら「それ、間違ってますよ」と突っ込みメールが……「モヒカン族」ってのは「反モヒカン族」(?)側から言い出した言葉ではなく、どちらかといえば「モヒカン族」側の こちらこちらこちら で自嘲の響きをもって取り扱った喩が定着したらしい。ううむ。申し訳ありませんでした&突っ込みありがとうございます。
 上記のような事情が見えると俯瞰で見えるものもなんとなく違ってくる。自嘲ってのは一種の諦観と開き直りだから、コミュニケーション的な問題を感じつつも開き直ってる、ということになる。「モヒカン族以外」は「反モヒカン族」と「モヒカンではないが気にしない人」というのがいるわけで、後者はなんというか、まあ、良くも悪くもそういうものなんだろうな。
 昨日私が気炎を上げていたのは「反モヒカン族」グループ(ってほどまとまったものはないようだけど)で、揶揄として名づけた、というのは誤解だったわけだけども、要は「ウゼ〜」とかって話なんだろうな。でもその「ウゼ〜」と言ってる人たちも他の人から見て「ウゼ〜」と思われることがあるわけで(私みたいに)、それはただそれだけのこととも言えるけど気に入らない相手を「モヒカン族」と呼んで(気に入らないからそう呼ぶわけではない使い方もされてはいるみたいだけど)くくってしまうってのは、結局相対して自己と相手のスタイルの両方を認識するってことをサボってるんじゃないかと思える。「俺たちは当たり前。あいつらが異端」でも、当たり前ってなにさ? それって何も見てないし見えてないんじゃない? ってなところがどうも私の気持ちのささくれに妙に引っかかってしまう。
 もっとも「モヒカン族」側もその自嘲を芸としてる人もいるみたいだし、そういう状態にしているのはどっちもどっち、ってことなのか。

[その他] 時事っぽく

  「つくる会」関係者著作の図書館蔵書処分は違法 最高裁朝日 )。そら、司書が自分の思想と合わないからって勝手に本を排除したらいけませんわなぁ。とはいうものの、そういう「違法」でいいんだろうか? ってのがいまいちわからない。「作家が図書館に本を置いてもらう権利」ってのが存在するのかってことなんだけど……これって当該法律がないからしかたなく、って解釈でいいのかな? でないと図書の入れ替えとかの時に大変なんじゃないかと思うけど……

 国連人権委員担当がウトロ地区での差別が問題だ、と報告書出してネットの一部で叩かれまくってて( Irregular Expression 悪辣、国連人権委員会を利用した情報戦 参照)、個人的には「本当にしょーもねーなー、国連は」くらいのつもりだったのだけど、それで国連に電突した人がいて、 その際のやりとり 見て思いっきり吹いた。国連職員が「最初から中立ではない(から一方の話しか聞かない)」「(強制力はないので)苦情も反論も受け付けない」と明言している。ダメダメじゃん。「ロビー活動にどうぞご利用してください」ってなもんである。さらに国連の賄賂体質を考えれば、おそらく金で動いてるんだろうなあってことは想像に難くない。国連なんてろくでもないとは思っていたけど、ろくでもないにもほどがある。


[マンガ] あ、間違ってる

  読売新聞版逆境ナイン紹介ページ 、力入れてくださるのはファンとしてありがたい限りなんですが、 掲載誌が間違ってるんですけど…… GXコミックスで再版されたから「サンデー」と勘違いしてしまったんだろうか? 連載してたのは徳間書店の故・少年キャプテンです。


2004年07月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 二大政党制云々について

 二大政党制については友人のところにあった解説が的を得てると思うのでそのまま リンク
 自民と民主が同じ有象無象の集まりでもどう違うかは後述。

[その他] あれも有象、これも無象

 自民が一種寄り合い所帯でいわば数を得るため集団化しているというのはその通り。しかし、民主と決定的な違いが一つある。それは「支持基盤」である。当たり前のことだが、議員というのは当選しなければただの人で意味がない。当選するためには票を集めねばならない。自民党の集票システムというのは非常にある意味パターン化し、そのパターン化が強みともなっている。支持層が固定しているということは、どういう政策を取るか、読みやすいということである。一方、民主党はこちらは本当の意味での「寄り合い所帯」である。元々別の政党の人間が寄り集まってるんだから、集票パターンが大きく異なるのは当たり前だ。そうするとなにが困るか。まったく違ったパターンの支持者からの欲求をまとめねばならない。これはおそらくほとんど不可能で、強力なリーダーによりまとめられるしかない。そこでも寄り合い所帯のまずさがもろに出る。まったく違いすぎる支持層の寄り合い所帯なので、自民以上にトップの折り合いのつかなさが目立つ。これは菅・小沢・岡田のお互いへの発言を見てればよくわかる。
 私が「十年か十五年くらい寝かせろ」と言ったのはそのためで、その間に党としての集票パターンが確立して支持層の要求にある程度方向性が出ることを期待しての発言である。
 余談だけども二大政党制に反対する理由をもうひとつ述べておく。今の民主党はもちろん話にならないのだが、そうでないとしても、それは結局国民に二者択一でどちらにつくか、という選択肢しか与えなくなるからである。そうでない意見の票は死に票となり、実質投票権を持たないも同然になる。意見の多様性を最も良しとする私としては、これは到底受け入れがたい。つか、自民党を二つに増やしてどうする?
 もうひとつ、私が民主党を信用してない理由を挙げる。それは拉致被害者への態度である。今の代表の岡田は「五人は北へ返せ」と言っていたし、実は今も言っている。小沢もなんだかんだと言いながら「小泉は五人のみで拉致問題をチャラにしようとしてる」などと相手への攻撃材料にしかしていない。これが「五人の日本への滞在と、その家族の日本永住には私も協力しましょう。でももしその五人だけですませるようなことがあったら、私は小泉さんを許しませんよ」くらいの啖呵を切ればかっこいいのに、その発言には実際の被害者に向けている目はまったくない。小泉の拉致被害者対応は政治的アピールにすぎない? 当たり前だ。政治的アピールをしない政治家なんているか? 民主のやってることは政治的アピールじゃないとでも言うのか? 逆に政治的アピールだとしてもここまでした政治家はいたか? 北にいる家族と引き裂くのかって? じゃ、日本の家族とまた引き裂けというのか? それに、長い時間はかかったが、北側から拉致被害者の家族をも取り戻したじゃないか。これから、まだ多くの拉致被害者を取り戻さねばならない。それが民主にできるか? 人気取りの政治的アピールだなんてのは百も承知。だが小泉はきちんと結果を出した。民主のお歴々はなにをした? なにを言った? そんな見え透いた絵空事としか思えない友好のために平気で他人に犠牲になれと、家族を引き裂けだなんて言う奴を信用できるか! 国士だろうが生真面目だろうが知ったことか! 右も左も関係ねえ! もっとも重要なことは、そういう連中がまた見え透いた絵空事の理由で国民に無為な犠牲を強いないなどと信じられるか? 私は信じないね。
 極めて感情的だが、これが私が民主を信用しない、小泉の方がまだましだと思っている理由。少なくとも小泉はそういった評価に非常に敏感ではあるから。

[アニメ] アクセスログに残ってた

  トリビアの泉アニメ作品 古(いにしえ)アニメ編 。「へ〜」ってものから「それでトリビア?」ってものまでなのは、どのジャンルでも同じか。
 新番組 DearS 。内容解説。萌え エイリアン・ネイション 。以上。ってそれだけかよ。(なぜニア・アンダー7ではなくエイリアン・ネイションに例えるかは、同映画を見た上でDearSの設定を見ればわかる) いや、原作見てるんで特に言うこともないんですけどね。他所では「童貞アニメ」だの散々だけど、実は私はそれほど嫌いじゃない、原作のPEACH−PIT氏(多分女史)が実は毒の強い作風なことは、「ゾンビ・ローン」や「ローゼン・メイデン」を見ればわかる(そういやローゼン・メイデンもアニメ化か)。だから、いかにもな欲望投影的な作りなのはかなり意図的と見るべきだろう。しかも悪意の方向に。鈴木行監督・吉岡たかをシリーズ構成のコンビであることも個人的にはちょっと注目。とりあえず第一話は絵がきれい。萌え系エイリアンを差し置いて寧々子が一番の萌えキャラなことも原作と変わらず。破廉恥教師のハレンチっぷりも変わらず。
 あとは特にないか? ないな。


2003年07月14日(月) 旧暦 [n年日記]

さよならモン・スール

 ちと、某所で中身も読まずに、買った友人を馬鹿にするような発言をしてしまったのだけども、あちこちからの情報で「どうやらそういうものではないらしい」ということを知り、お詫びの意味もあって「 モン・スール/きづきあきら 」を購入。ページ数のわりに値段は高いのだけども、 コミックSEED という無料オンラインマガジンで連載し、それから単行本にまとめるというシステムである以上、ある程度単価が高めになるのはシステム上致し方ないとは思う(いかに日本の漫画業界が元々コミックスで設けるシステムであるとは言え)。で、いきなりの帯のコピー「 小学生は、人を好きになっちゃいけないの? 」……え〜、Oさん、この帯に釣られて購入するのは、それなりに問題あると思います、やっぱり。
 で、話の内容メインストリームは家族の崩壊を描いているのだけども、その実、家族の形が崩れることにより、逆に家族であることを取り戻すということになる。絵柄の好みとか、小学生のベッドシーン(事後)があったりと好みの別れる部分はあるけども、作品性の高い作品だとは思う。
 これを買いに野暮用のついでに駅前の書店に行ったのだけど、そこでようやく「 カオシック・ルーン/山本賢治 」が一冊だけあるのを発見・購入。出荷数少ないよ、秋田さん。今から見ると、敵キャラがまともな奴だったのって、一番最初のときだけだったんだなぁとしみじみ。まあ、作者の山本賢治氏は山田風太郎の「忍法帖シリーズ」のファンらしくって、 こういうの も描いてたりするのだけど、その意味で敵キャラの変態さは納得できないでもない。一世を風靡した「青い果実」「摩擦0の恐怖」は二巻らしいです、ハイ。
  江藤氏の「南京虐殺30万なんてうそっぱち」に中国外務省反発中国新聞 )。他にも 韓国スポークスマン「江藤氏発言、嘆かわしい」中日 )とか。まあ、報道された江藤氏の発言がすべて事実ならば、特に「どろぼうや人殺しばかり」はかなりアレだなあと思うのだけど、「定説になってる」とか、「動かぬ証拠がある」とか、口だけで言って実際に具体的な反証を示さず、「世間の常識」を持ち出し発言を封じようとする中国・韓国もどうかと。南京虐殺の第三者による記述と言われたティンパリの「戦争とはなにか」も、近年、中国国民党による宣伝工作だったという資料も出ており、また、30万人とかいう数も、中国側の一方的な主張である。ただ、状況証拠的に日本の上層部が恥じたような「なにか」があったらしいのだけども(少なくとも、30万の虐殺なんてのは、物理的に考えて「まずありえそうにない」のだけど)。江藤氏の発言は「迂闊」で「一部不謹慎」だったとは思うけども、だからと言って証拠を出さずに「定説を疑うな」という態度が正しいとは思えない。まあ、 「実際にどう発言したかわからなければなにが問題かわからない」と応えた福田官房長官朝日 )はある意味大人な対応だと思う。
 韓国貨物船が日本の漁船「第18光洋丸」に衝突、沈没させた事件で、 探偵ファイルでまで記事になってる のはちょっと驚いた。まあ、その後捜索を行っていた水産庁所属「からしま」まで韓国貨物船に衝突され、自沈せざるを得なくなってなおマスコミが第一報以外ほぼだんまりというのは、ちょっとそら寒くはある。
  ファイズ は、今日も今日とて勘違いで自爆する木場クン。半ばギャグになってきたような……今後の展開で「ファイズは君だったのか」とあっさり和解したらちょっと腰砕け。それはそうと、これまでバカ正直に正面勝負でベルトを奪おうとしていたオルフェノクに対し、真理に振られてやけになった海堂は、オルフェノクになって絶望のあまり自殺しようとしていた小林と組み、搦め手でベルトを奪うことに成功。作戦自体もベタ過ぎて「オイオイ」なのだけど、なんてえか、海堂(オルフェノク体)の中の人、サイコー。あまりに動きが海堂っぽすぎて良すぎる。ファイズはオルフェノク側にも個性があるし、ファイズはしょっちゅう中身が変わるので、スーツアクターさんの演技が際立ってる。
  カレイドスター は、今回から新OP・EDに。OPに現在レギュラーでないキャラが出ているのは、今後の展開に関係してるのか。話の内容は、カレイドステージの休業中にカロスの知り合いのやっている小さな劇団に巡業に行ったそらが、カレイドステージとのあまりの流儀の違いに振り回される、というもの。相変わらず安心できるアベレージ。巡業先の面々のたくましさは個人的に好み。
  朝鮮日報の「ワンダフルデイズ」評朝鮮日報 )。正直、出来には期待してなかったけど、朝鮮日報にここまで酷評が載るというのはちょっと意外。要約すると「映像面で努力はしているけども、内容がダメ過ぎ」だものなぁ。ある意味予想通りではあるけども……