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2013年07月16日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] 獣電戦隊キョウリュウジャー#21とウィザード#43

  獣電戦隊キョウリュウジャー #21「ズオーン!かえってきたブレズオン」。9番目の十大竜の戦士、キョウリュウバイオレットが長い宇宙への旅から戻って来る。スピリッツではなく現役のキョウリュウジャーということで色めき立つが、ブレズオンはデーボス軍の攻撃に遭い撃墜されてしまう。キョウリュウジャーはブレズオンとバイオレットを助けに駆けつけるが、そこにはかつての強敵、デーボ・ナガレボーシ、デーボ・ヒョーガッキ、デーボ・ウイルスンが復活して待ち構えていた。恐竜を絶滅させた天敵・ゼツメイツを結成する三体にキョウリュウジャーたちも苦しめられるが、そこにさっそうと現れたのはキョウリュウバイオレット。やられたように見せかけブレズオンを海中に退避させていたバイオレットは、圧倒的な強さでデーボス軍を退散させてしまう。
 バイオレットの強さに感動するダイゴたちは、トリンによってブレズオンを格納する基地への案内されるのだが、そこにいたのは、風変わりな博士とその孫娘だった。

 新たなメカ登場および、ゲストに千葉繁! アイテムのボイス及びナレーションを担当してたけど、中の人が更なる協力を申し出ての登場とのこと。役柄は、ガブリボルバーの開発者であり、なおかと三人目の先輩キョウリュウジャーであるバイオレット。しかも、シアンやグレイのようなスピリットの存在ではなく、現役。強力な仲間ができたと喜ぶんだけど、強くても中身は爺さん。ぎっくり腰であっという間に戦力外に……引退はやっ!
 その他もゼツメイツがサンバルカンだったりゴレンジャーハリケーンだったり、のっさんがどんどんいじられキャラになったり、遊びが過ぎてるというか。いいぞ、もっとやれ!
 これで終わりかと思ったら、まだ残ってる他のゼツメイツが、博士の秘密基地の場所を探る算段を……ブレズオンの合体、来るか?


  仮面ライダーウィザード #43「白い魔法使いの秘密」。西園寺が十年間探してた少女はコヨミだった? 指輪を差し出して思い出させようとする西園寺だが、コヨミは自分の知らない過去に、逆に怯えてしまう。それでもコヨミが人間に戻る手がかりになるのではと、晴人や輪島は喜ぶのだが、そこに別行動をしてた仁藤たちから連絡が……ソラに指定された白い魔法使いの居場所に、行方不明になった木崎が見つかったというのだ。病院に運び込まれた木崎は、とりあえず容態は安定してるものの、意識が戻らないままだという。一体木崎にナニがあったのか……
 しかしその一方で、面影堂に残された西園寺がコヨミの記憶を取り戻そうと、勝手に彼女を連れ出し思いでの湖畔に向かってしまう。それを見かけた瞬平の知らせで追いかける晴人たちだったが、スフィンクスの方が動きが早く、先に西園寺たちに追いつき、コヨミを励ます西園寺から思い出の指輪を奪い、破壊してしまう……

 クライマックス展開で、白い魔法使いの目的、ソラの思惑、ワイズマンの正体と、いよいよ詰めの段階へ。コヨミの過去が明らかになりそうな、そうでないような。
 西園寺はコヨミが自分を救ってくれた少女と信じ、彼女に指輪を返そうとするのだが、自分の過去に怯えるコヨミは受け取ろうとしない。しかし、西園寺は、コヨミがあの少女でなくてもいい、自分が彼女から受け取った希望を今度はコヨミに渡したいのだと言う。西園寺は、自分を救ってくれた少女への感謝を誰かに希望を恩返しという形で恩返ししたかったのだなぁ。まあ、言うこと聞かんは、困ったゲートには違いないんだけど。
 しかし希望の指輪はコヨミの手に渡る前に破壊。絶望した西園寺はファントム化し始めてしまう。そこで駆けつけた晴人と仁藤が合流し、晴人は久しぶりのアンダーワールド戦、仁藤は現実界に残ってスフィンクスと戦う。
 今回の巨大ファントムはギガンテス。普通に巨人のはずなんだけど、モルボルみたいな鎖の塊に巨大な手が付いた形。しかも本体がほどけてあやとり……なんか、知ってるギガンテスと違う。
 アンダーグラウンドでも現実界でもファントムを倒し、落胆した西園寺も、コヨミの「指輪に込められたあなたの希望は受け取った」という言葉に再度救われる。
 これで一件落着、と思いきや、西園寺のアンダーワールドで、コヨミと思われる少女を迎えに来た父親は、白い魔法使いの正体である笛木……どうやら笛木の目的はコヨミ自身?
 そして次回のファントムは、メデューサ以外では初の女性。シルフィとかヴァルキリーとかですら男だったからなぁ……


2012年07月16日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#21とフォーゼ#43

  特命戦隊ゴーバスターズ #21「さらば ブルーバスター」。空調の故障で猛暑にうだるバスターズ基地。トレーニングしていたリュウジはそのせいで暴走。あっという間に活動限界を迎えて倒れて事なきを得るが、ゴリサキだけが心配顔。実はリュウジの健康診断の結果が再検査ばかりだったのだ。そのことをマサトに相談するゴリサキだったのだが、マサトはついいたずらごころを出し、「リュウジはあと一回暴走すると命がない」とからかってしまう。ところがマサトの種明かしを聞かずゴリサキが立ち去ってしまったことから事態はとんでもないことに……

 なんだかゲストのダンベルロイドがどっかのブートキャンプっぽい話だけど、基本的に閑話休題回。
 リュウジの年上ネタがこれまでかとばかりに使われるのは、年齢差戦隊だからか?
 結局ウソの訂正を任されたスタッグ・J・ビートルのコテコテのボケもあって事態はどんどんおもしろい方向に。つか、マサトも完全に人選間違ってるよな。
 最後にはマサトの質の悪い冗談に珍しく切れたリュウジがマサトに折檻を……
 次回はヴァグラス側の新幹部が登場。曲者のエンターにも劣らぬ曲者っぽいけど、どうも幹部同志の折り合いは悪そうな。でも久々に肌露出多目の敵女幹部?


  仮面ライダーフォーゼ #43「双・子・明・暗」。宇宙飛行士候補生のNASA見学申込書を受け取るユウキは、「賢吾とどちらか一人だけ」という校長の念押しに、思わず小さい頃に聞いた宇宙の声への願掛けをしてしまう。それを聞いた我望理事長はユウキにそのことを問いただすが、子供の頃宇宙からの呼び声を聞いたという彼女の話に顔色を変え、校長=リブラにユウキが星座の運命を持っているか確認するように命じる。渋々従うリブラがラプラスの瞳でユウキを見ると、そこには選抜試験の時には見えなかったはずの双子座の星座が……
 その直後、弦太郎がユウキを見かけるが、賢吾の申込書を破っているところだった。それだけではなく、あちこちでユウキと思われる人影が学園中に落書きをして騒ぎを引き起こす。学園中の生徒がユウキを糾弾するが、当のユウキには身に覚えがない。
 ライダー部の部員たちも半信半疑だったが、部員たちにもユウキのイタズラが降りかかり、特に美羽は非常階段から突き落とされ間一髪駆けつけた弦太郎が助け出す。
 その直後、ユウキの人影は双子座のホロスコープ、ジェミニゾディアーツに変身。ユウキがゾディアーツなことにショックを受ける一同を前に、ジェミニはフォーゼとメテオを攻撃。トリッキーなジェミニの攻撃に加え、ユウキが正体では、という思いからフォーゼはまともに攻撃できず、ジェミニを取り逃がしてしまう。
 その直後ユウキが姿を見せるが、ユウキは全く身に覚えがないという。身体検査をしてもスイッチは出てこないが、各人を襲ったのは、確かにユウキそっくりの女生徒。しかしユウキは信じてくれない部員に憤慨、特に普段友情友情と言ってるくせに昔のことも忘れてる弦太郎に捨て台詞を残して部室を去ってしまう。
 落ち込んで家に帰り自室に駆け込むユウキだったが、そこには、仮面のような顔をしたもう一人の自分が……彼女こそは騒ぎの犯人であり、ホロスコープスにより目覚めさせられたユウキのジェミニゾディアーツだった。しかし通常のホロスコープスは本体から分離すると同時に本体が仮死状態になるのに対し、ジェミニは闇のユウキとして独立、本来のユウキはそれに気づかぬまま行動し続けていた。しかもそれのみならず、闇のユウキは成長していくに従い、光と闇、どちらか強い方が弱い方を消し去ってしまうという。
 衝撃の事実をつきつけられ混乱したユウキは、心配した弦太郎たちに助けを求めるが、ジェミニに変身しながらも力を増していく闇のユウキの影響で、顔を奪われ自身が仮面のような顔になってしまう。

 ついに事態は最終局面。江本教授を失った我望は、新たなるパートナーとしてユウキを見出す。それも、明暗2つに別れたユウキのうち、闇の方を……
 内容は軽くホラー。もう一人の自分が現れ、身に覚えのないことで孤立していった挙句、その偽物に自分のすべてを奪われていくという……
 なにやら宇宙からのメッセージもとい宇宙からの声が我望の行動の理由らしいけど、それが歌星教授への裏切りの理由? 歌星教授自身も何か企んでたらしいけど……
 そいでもってジェミニの能力は爆発のエネルg−をカードに込める、ってガンビットかよ! そして接触爆破と遠隔爆破の二種類ってキラークイーンかよ!
 ここんところメテオ、すっかり当て馬ですな……
 あと、ユウキの父親役として出てたのがオーズでドクター真木を演じた神尾佑。いや、言われなわからんて……すごいな。


2011年07月16日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その6

  アイドルマスター #1「これからが彼女たちのはじまり」。 XENOGLOSSIA なんて知りません、といわんばかりのアイマス新作アニメ。いや、話は破綻してたけど、結構好きだったんだけどなぁ、XENOGLOSSIA。大ヒット 搾取 ゲームのアニメ化なのだけど、時期的に逸してるというか、評判、反応ともにイマイチだった「2」の設定準拠というのも微妙。とは言え、ネットなどで騒がれた部分はあまり盛り込まず、アイドルの女の子たちの姦しい日常を描くものになりそうだけど……ただ、登場キャラが多すぎですが。基本、原作ファンのためのアニメ、という感は否めず。それはそれでもちろんアリですが。
 しかし、やはり2準拠のデザインになってる真が、声がオリジナル通りになったので、どう聞いてもルージに聞こえるのが……


  うさぎドロップ #1「りんどうの女の子」。祖父の葬儀に出たしょぼくれたサラリーマンの大吉は、そこで幼い少女・りんと出会う。彼女はなんと祖父の隠し子という話で、そのため親戚中からも腫れ物を触るように取り扱われていた。しかし極端な人見知りながら素直な感性を持った彼女の本質を見て、大吉は親戚中が意味押し付けあう彼女を自分が引き取る、と宣言してしまう。

 劇場で宇仁田ゆみの作品が映画化するというので「なんで?」と思ったら、こういう兼ね合いでしたか、と納得。
 丁寧な作りながらも微妙な違和感は感じたり。りんとの比較として従姉妹の子ども・麗奈が出てくるのだけど、比較のため、あるいは子どもとしてもちょっと問題がある行動が多く、こういう場合、身近な大人に問題があることが多いのだよね。(ちゃんと躾できない、しかれない、など) ちと様子見です。


  No.6 #1「びしょぬれネズミ」。大きな災厄の後、世界は再編され、六つの理想都市とその周辺部に人々は住むようになった。その理想都市の一つ「No.6」に住み、才能を見出された少年、紫苑は特別コースへの進学を嘱望されていたが、ある日、部屋に傷ついた少年がやってきたことからその運命が一変する。

 管理社会なディストピアと、突然の闖入者によりその社会に疑問を持つようになった少年、というので、否が応でも同じノイタミナ枠の「フラクタル」を思い出しますな。もちろん、描くものとか、いろいろ違いはするんですが。
 あさのあつこ原作なんで基本ベタなんですが、このくらい判りやすい方がテーマとか舞台とか際立つかと。BL的な臭いも感じさせつつ、ひとまず様子見。


2010年07月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] アマガミSS#1と屍鬼#1

  アマガミSS #1「アコガレ」#2「セッキン」。高校二年生の橘純一は、中学時代にせっかく出来た彼女にクリスマスデートをすっぽかされ、そのままふられてしまったことがトラウマとなり、恋愛沙汰に臆病になってしまっていた。が、学内でも一番人気の先輩・森島はるかに「子犬みたい」と気に入られ、いろいろと急接近。彼女への気持ちが押さえきれなくなった純一は、過去を克服すべくはるかに告白するのだが、「頼りがいのある年上がタイプ」と言われ、あっさり玉砕してしまう。
 これからはるかに顔をあわせづらいと落ち込む純一だったが、翌日、はるかがいつも通り気さくに放しかけてくる。戸惑う純一にはるかは「男と女の関係って、恋愛関係だけじゃないと思うのよね」と、微妙に天然なことを言う。しかしはるかへの想いを再自覚した純一は、はるかに認められるようになってもう一度はるかに告白をしようと決意していた。

 「スケッチブック〜full color's〜」、「WORKING!!」の平池芳正監督の新作。原作ゲームの前作的な「キミキス」のアニメ化「キミキス pure rouge」は一本のエピソードでやろうとしたために主人公を二人に分けたり振られたヒロインのファンに不評を買ったり、そうでなくとも最後に選ばれなかったヒロインが泣くことになるのが原作の雰囲気を損ねたためか、今回はオムニバス形式で各ヒロインごとの話にしていくパラレルな話にしていく方針の模様。ここで必ず毎回最後に上手く行かず、「責任者は誰か。やり直しを要求する!」と言い出したら……あ、まったく別作品ですねすいません。
 で、そうは言っても原作はまったくやったことないんですが、最初は原作でもなんとなくそれなりに人気のありそうな上級生キャラ・森崎はるか。伝え聞いてる限り綾辻詞とかがキャラが強烈で一番人気っぽいんですが、そういう認識でよろしいんでしょうかね?
 原作の評判を聞くとかなりの頻度で出てくる単語が「変態紳士」なんですが、第一話二話ではあまりそれっぽいのは出て来ず、ちょっと思い込みが激しく妄想癖っぽい主人公くらいのものなのですが、第三話でははじけるらしく、期待しててよろしいんですよね?
 個人的にはどっちかというと響さんを攻略していただきたいものです。


  屍鬼 #1「第遺血話」。山中に取り残されたような小さな村、外場村。しかしその時代にもおきざりにされたような村で、兼正の坂の上にあった旧家の跡地に突然洋館が建てられる。村の人間は皆「兼正のお屋敷」と呼び、「変わり者が越してくる」くらいにしか思わなかったが、外場村の少女、清水恵はこの洋館にあこがれをいだいていた。というのも彼女は鄙びたこの村を嫌悪し、ひたすら都会にあこがれていたからだ。
 そして彼女があこがれを向けるもう一つの対象、都会から越してきた少年・結城夏野。田舎にあこがれて外場にやってきた両親と共に越してきた彼だが、彼自身は勝手な憧憬を向ける恵も含め、外場村に嫌悪しか感じていなかった。
 そんな中、兼正の屋敷に夜中に越してきた住人たち。彼らが越してきた翌朝、恵が突然姿を消す。村総出で山狩りが行われ、数日して弱り切った恵が発見されるのだが……

 小野不由美原作のホラー、なのか、これも原作未読です。すいません。ただ、どうもジャンプスクエア連載の藤崎竜によるコミック版をどちらかというと元にしている模様。最初の「田舎にうんざりで都会にあこがれるおしゃれ少女」な恵のコミカルな描写は、原作ファンには微妙らしいけど、個人的には面白かったのだけどなぁ。
 未読ではあるけど原作に根強いファンが多く以後の伝奇ものに大きな影響を与えた作品らしいので、期待したいと思います。
 本格伝奇と言うことはあまりすっきりした終わりではないのだろうけど、その辺をどう描写するのかも楽しみ。


2009年07月16日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] バスカッシュ#14とうみもの#4とかなめも#2

  バスカッシュ #14「スプラッシュ・ダッシュ・クラッシュ」。ついに決勝戦、ファルコン率いる「キング・オブ・キングス」と対戦するチームバスカッシュ。しかしアランは妙な胸騒ぎを感じ、はるかもまた念の為にガンツにあることを頼んでいた。
 試合はセンタータービンの風車と巨大ホテルのスカイラウンジに取り付けられた特設ゴール。難関ゴールであることとチームワークばっちりのキングオブキングスに一方的にリードを広げられる。しかも突然の嵐で足場のグリップが効かない。そんなとき、お使いに行ってたガンツがようやく戻ってくる。彼が運んできたものとは、雨天用の新シューズだった。

 セラ、アイスマン、ダン、それぞれの想いを乗せた最終試合が始まる……んだけど、なんか妙に肩の力が抜けてるというか。しかし本来の実力が出せても相手は強豪。立ち上がりの悪さに加え、突然の雨というアクシデントによって前半はファルコンたちの一方的な試合。
 しかし後半に新シューズが届き、ダンたちの追い上げが始まる。セラもアイスマンも復讐ではなく自分の過去を乗り越えるため、勝利を目指す。そんな中、試合前から異常の兆候を見せていたアイスマンの左腕にはっきりとした異常が起こる。苦痛をこらえ、左手を潰しながらもファルコンとの競り合いで手にしたボールをダンに託し、更に猛追するファルコンをかわし、無理にでも自身でゴールを狙うのではなくセラにパスを託すという、これまでのダンでは考えられないプレイで勝利を手にする。
 が、喜びに浸る暇もなくアイスマンの左腕の異常、セラの父親の暗殺、ダンを「伝説の男」と呼ぶジェームスたちと、この後の波乱を感じさせる展開に。
 監督交代後一時落ち込んでたみたいだけど、無闇に勢いがある展開が復活してきた模様。
 OP・EDも後半になって変更してる。前半のも好きだったんだけどなぁ。後半の展開にはこっちの方が合ってる、ってことなんだろうか?


  うみものがたり #3「試される心」。セドナを封印するためには一刻も早く空の巫女である夏音の心を純粋にしなくてはいけない。そう考えた亀の松本は夏音に離れ小島にある心をピュアにする宝物を取ってくるように言う。自分がピュアになればマリンたちも早く海に帰れるかも、とちょっと思った夏音は、松本に貰った洞窟の地図を手に、離れ小島へ。
 だがそこには海賊船と海賊の宝があるという言い伝えがあり、洞窟内で迷った夏音とマリンはその海賊船を見つけてしまう。そしてその海賊船で彼女らを襲った者の正体とは……

 今度の海は、サムがいっぱーい。って、サムとワリン、もう出ないかと思ったら意外にも再登場。サムは何も考えなしのさわやかキャラだけど、ワリンはそらは危険な場所だと思い込み、マリンたちを心配して追いかけてきたのはいいのだけど、その思い込みが激しくて空人である夏音にやたらと攻撃的。つか、やたらと戦闘力高くないですか?
 夏音がマリンの相方である空の巫女と言われてなお疑うワリン。だけど、セドナの影響と夏音が邪悪オーラを発散させてしまったせいで海賊が復活、邪悪な魂を奪おうと夏音を襲う。でも、まあワリンはマリンを心配するあまり攻撃的になったとしても、都さんは天然に邪悪じゃないですか? あと、急速に距離を縮めるマリンと夏音に嫉妬するウリンも邪悪をため込んできてるような……セドナの力を浴びたとおぼしき指輪も預かってしまうし。
 そういえば元鰈はいまだにセリフのある出番がないですな……


  かなめも #2「はじめての、新聞配達」。風新新聞専売所の一員として初めて迎える朝、誰もいないのにアブダクションかとびびりまくるが、実際はもちろん懲戒の配達に出払ってただけ。朝食を準備が終わった後、順路帳を片手に配達先を回るが、変質者が出ると脅されびびりまくって帰ってくる。試しで夕刊を配ることになるが、かなが配達に必須とも言える自転車に乗れないことがわかり、急遽特訓することに。
 ボロボロになりながらもちっとも自転車に乗れるようになれないかなだが、持って配れる範囲でということで初めての配達に。しかし配達途中に雨に降られ、雨宿りしてるところをやっぱり新聞の束を抱えた少女に出くわす。
^  相変わらず性格破綻者ばっか。けど、趣味嗜好はどん引きするほど異常だけど、行動とかは結構まともなんだよなぁ。不審者対策もばっちりやってるところがアレだけど。
 自転車の練習もはるかのどん引き妄想以外はちゃんとやってるし。
 そして新聞配達でライバルキャラ登場。って、釘宮声の(元)お嬢様って、ベタだなぁ。
 主にはるか辺りの変態ぶりがマジ引きだけど、雰囲気が出てるのでなんか妙に気になってしまう。突然藁の中の七面鳥とか。


2008年07月16日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] ラーメン王逝去

  “ラーメン王”急死…武内伸さん48歳、肝硬変でY!hl )。「虹色ラーメン」を始め、多くのラーメンマンガでアドバイザーを勤めたり登場もされた氏ですが、まさか本当にラーメンに殉じるとは……ラーメンはどうしても脂肪分と塩分が過剰になるので三食ラーメンではそれは身体を壊すことは明らかなのだけど、それでもラーメンをやめなかったのは、壮絶の一言。幸せだったのかどうなのか。幸せだったと信じたい。合掌。

  加藤氏「民主に負けては日本の政治の危機」 小沢氏のお膝元でY!hl )。言ってることはある程度賛同するんですが、おそらく世間様的には「お前が言うな」かと。別に売国奴とまでは思いませんが、どっちもホントどこの国の政治家だ、と思える発言が多すぎ。もうちょっと空気読んでください。

[アニメ] 夏目友人帳#2

  夏目友人帳 #2「露神の祠」。祖母の友人帳を手に入れてから貴志は毎日妖怪に出くわして大変な目に。友人帳を狙う物の怪はもちろん、平和にやってくる相手に名前を返すにも体力を使ってしまうのでイヤでも毎日くたくたになってしまう。そんな日に名前を返してもらいに来た翁の面をつけた小人のような物の怪「露神」。村で祀られた小さな祠に住み着いている内に半分本当の神様のようになった物の怪だが、最近はハルという老婆がお参りに来るくらいですっかり身体が縮んでしまったのだという。頼まれて名前を返そうとした貴志だが、次のページにひっついて露神の名前を返すことが出来ない。仕方なく、そのページの妖怪を探して一緒に名前を返すことになるのだが……

 この導入、どっかで見たことあるなぁと思ったら、そうか、「もっけ」に似てるんだ。まあ、「見えない隣人」である妖怪の起こす事件に巻き込まれる、って意味ではそういうパターンなのか。ただ、もっけのように「いいものなのかわるいものなのか、そもそもはっきりしない」というわけではない辺りはぬるいんだけど。
 露神の名前を返そうともう一匹の妖怪探しに一生懸命になる貴志だが、信仰を失い力がなくなっていく露神をお参りするただ一人の老婆とも出会う。まるで想い人のようにその老婆のことを語る露神だが、自分の姿も声も彼女には見えないことを残念がっている。しかし老婆は実は時々露神の声を聞き、姿を見ていたのだが、神様を驚かせまいと気付かぬ振りをしていたと聞く。そのことを二人に教えたいと思いながらも、何もできない貴志。もう一匹の妖怪も見つけ、名前を返すのだが、老婆が死に、露神はいよいよ力を失い消え去ろうとしてしまう。「俺が信仰するから!」と引き留めようとする貴志に、夏目殿は参拝者ではなく大事な友人、と言い、老婆と一緒に逝けることを喜びながら消える。
 この手の話で青野武は反則だなぁ。
 ところで、委員長はいつ本格参戦で?
 そう言えばOPが「ペルソナTS」の第一期OPを歌ってた喜多修平だった。いや、それだけなんだけど。


2007年07月16日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] また地震

 しかも最大震度六強だそうで。午前11時15分頃名古屋でも揺れを感じたのですが、どうも関東とほぼ同時に揺れたらしい。それを知ってさらに驚いたわけですが。つまり、震源地は名古屋と東京からほぼ等距離にある場所、さらに百キロ近くかそれ以上離れているにもかかわらず震度三以上は揺れていたということ……自分の実家の辺りも候補に含まれるので慌ててテレビで確認したのですが、ほとんどの局が地震速報一色。被災者の方々にはお見舞い申し上げます。まだ救助を要する方々も、無事助かりますよう。

  安倍首相、被災地視察へ出発日経 )、 新潟沖地震災害対策本部の設置について民主党 )。正直、どっちもどっちだと思いますがね。無論迅速な対応は必要だけども、現時点で首相が現地入りしてもできることは何もない。むしろ現地としては受け入れに手間を裂かねばならなくなる。無論、現地民に対策を重視しているという安心を与える部分もなくはないだろうが……民主党にしてもなぁ。こんなパフォーマンスばかりに力を入れられても。意地の悪い見方をすれば、ごっこ遊びに見えてしまう。そんなことしてる場合でもあるまいに……現地の消防、警察、また災害救助要請がかかった自衛隊の足を引っ張るようなことになりませんよう。


  秋田で真紀子節!「内閣ひっくり返そう」スポニチ )。「 (憲法を)変えるのだったら徴兵制にし、自分の国を守るとは何なのか若者に教育すべきだ。そうしないなら憲法改正をしてはいけないし、戦争してはいけない」。言ってる意味が普通にワケ分かりません。まあ、戦争はすべきでないのは確かですが、前の文章が致命的に繋がっていない。地元の票田が揺るがないからこの人は好き勝手気ままにどんな無茶苦茶なことも平気で言えるんでしょう。小泉元首相も使い捨てにしたわけだ。
 もう一人わけわからん人が。 香山さんが改憲・護憲を診断中国新聞 )。「 「憲法を改正すれば今の政治家には戦争を止める力はない」と説明」。この下りもわけわかりませんが、「 「『憲法さえ変えれば、すべてが良くなる』という幻想が広まっている」と話す香山さん」。
 憲法改正と言っても九条改正に限らず、九条改正にしても第一項と第二項があるわけです。九条の改正の場合、自衛隊の存在を排除することは現実ではないことは世論の多くも認めているわけで、その実情に合わせた形に修正しようというのが九条改正賛成でも多くの意見だと思いますが。現状追認であって、「すべてが良くなる」という分析がどこから出てきたかわかりません。「誰が」憲法の「どの部分を」変えれば「すべてが良くなる」と言ってるのでしょうか? 本当にそんな言説が広まってるんでしょうか? どこにひろまってるのかも良く分からないおかしな極論を「〜ということを良く聞くが」と言い出し、それを否定することで自分が正しいかのように振る舞うのは、詭弁使いの常套手段の気がしますが。
 むしろ、「 憲法を改正すれば今の政治家には戦争を止める力はない」というのは「憲法によってのみ平和が維持されている」という「幻想」に見えますが。主義主張は自由ですが、言ってることの論理が通ってない。昔SFマガジンでコラム書いてた頃にはこんなおかしなこと言い出す人とは思わなかったのだけどなぁ。

[特撮] 電王#24

  電王 #24「グッバイ王子のララバイ」。母子の誘拐犯被疑者として任意同行されてしまった良太郎。モモタロスたちが取り憑いて警察の誤解を解こうとするのだが、裏目に出るばかり。しかし、ハナから「主人なら主人らしいことをしてみなさい!」と叱られたジークが赤ん坊の母親・栞の誤解を解いてくれたおかげで、無事釈放される。逆に命の恩人として歓待をうけるのだが、ジークが取り憑いた良太郎の目の前で再び栞がスコーピオンイマジンさらわれる。
 ジーク良太郎は電王に変身、イマジンを撃退しかけるが、ジークの身体に異変が起こる。

 ジーク編の後編。流石に誘拐犯容疑という不幸は初めてのようで、愛理も「これは初めてのパターンですね」と。まあ、そりゃそうだろうな。良太郎を助けようとモモタロスが憑いたはいいが、勿論刑事を挑発するばかりで逆効果、ウラタロスが上手く丸め込みかけるが途中で飽きてキンタロスに交代。キンタロスは途中まで居眠りしてるが、「泣けてくる」という刑事の言葉を聞いて暴れ出しかける。こいつら、いろいろダメだw
 一方ハナに叱られて主人としての責務に目覚めたジークは、赤ん坊の口を借りて良太郎の無実を訴える。普通ならオカルトなんだけどなぁ。
 で、栞をさらったスコーピオンイマジンを倒そうとしたジークの身体に起こった異変とは、消滅。過去を持たない赤ん坊のイメージではイマジンの身体を維持することができなかった。徐々に消滅していくジークのためにもと、ウラタロスとキンタロスが逆恨み気味にスコーピオンイマジンを倒す。ウラタロスまでもが怒ってるっぽいのは珍しいなぁ
 消滅するしかないと思われていたジークだけども、実は赤ん坊が産まれる前に母親の栞と契約していたことが判明。その契約とは「赤ん坊が無事に産まれるように」。つまり、契約は既に完了していた。胎児の頃は母親と一体、って解釈なのかな? で、たまたま赤ん坊側の方にくっついて出てしまったと。
 栞の最も思い出深い過去へ飛ぶことで契約解除し、ジークは助かるのだけど、それで映画版につながるのか。
 映画版というと、次回もなにやら映画版とつながりがありそうな……映画版の敵、ガオウも出てきてたし。


2005年07月16日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 星雲賞速報

 日本長編部門:ARIEL/笹本祐一
 日本短編部門:象られた力/飛浩隆
 海外長編部門:万物理論/グレッグ・イーガン
 海外短編部門:ニュースの時間です/シオドア・スタージョーンズ
 メディア部門:プラネテス/谷口悟郎・サンライズ
 コミック部門:ブレーメンII/川原泉
 アート部門:新海誠
 ノンフィクション部門:前田建設ファンタジー営業部/前田建設ファンタジー営業部
 自由部門:ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展/国際交流基金

 速報なのでリンクはなし。

[その他] HAMACON2初日

 例年のごとくレポートです。今年は HAMACON2

入場:

 9時ごろ先行入場するため例のごとくH氏と朝一で移動。でも、なんやかやと途中で一旦H氏と別れて単独で会場を目指す。が……プログレスを見てもどこでなにに乗り換えればいいかさっぱりわからない。普通にJRを使ったら実は接続が悪くって異様に足止めを食らってしまった罠。ええ!? こういういかにもありがちなトラップも忠告してくれないの!? なんだか段々不安が募る。
 今回の大会は、あちこちから言われていたが企画が多いが企画の重複も多い。一般企画の時間が二日あわせて六つ分しかないからだ。で、合宿企画はといえば、多分あるのかもしれないが実行委員会でフォローし告知するということも特にしない。今回、マンパワーが不足しているからだ、ということを聞くが、しかしこういう部分にさほどマンパワーはいらないだろうに……あるいは、それも不足するほどマンパワーが足りないのだろうか?
 で、会場に着き、受付でZMさんと出くわす。軽く挨拶。なにやら事前入場チェックで手間取ってるよう。登録関連のミスだろうか? こちらは名簿ですんなり見つかり、何事もなく入場。受付でいつものセットを受け取ってH氏と落ち合うべくディーラーズルームへ。H氏と落ち合い、落ち着いて受け取ったプログラム等一式を確認するが……あれ? ない。いつもあるはずのあれがない。そう、タイムテーブル。企画紹介や一覧はあるものの、今回のように重複が多い大会では特にタイムテーブルは重要。それがないなんてことは……聞いてみれば、H氏のにもないらしい。挨拶に来てくれたU氏に聞いてもないという。う〜ん、これは……

日本SFファングループ連合会議総会第一部:

 時間が日本SFファングループ連合会議総会第一部の時間(10:00開催)になったので、会場へ移動。星雲賞の発表と、今回は亡くなられた矢野徹氏に「特別賞」と形で賞を贈りたいのだが、という議題が出る。ここで議論がやや荒れる。概ね、心情的にはあげたい、という意見が多いようだが、「SF大会参加者の投票で決める」と規約にある以上、果たして参加者の投票を経ずに総会だけで決定していいものか、という意見も出た。こちらも正論。矢野徹氏は単にSF作家というだけではなく、日本SFファンダムやSF大会の成り立ちにも深くかかわっているので、「単に亡くなったからあげる」というものでもないのだ。が、問題はその手続き。議論内容は省略するが、結局今回は総会の決議で決めることになり、再度の投票の結果、矢野氏への特別賞が決まる。ただし、今回は特例ということで以後このようなことがあった場合、どうするか、は午後に再度行われる総会第二部で話し合われることに。
 もうひとつ、ワールドコンを望んでゲストの取り扱いをどうするか、という問題提起がなされる。日本SF大会とワールドコンでは異なる部分があるのだ。
 ここ数年、総会を覗かせてもらっているが、論を戦わせながらも年々時間制限の中で効率的に議論を進める意識とスキルが成立している気がする。これはすばらしいことだと思う。

オープニング+星雲賞&柴野拓美賞発表授賞式:

 SF大会というと毎回なかなか評価が微妙なのがオープニングアニメなのだけど、今回はなんと公募。だけど二作しか応募作がなかったらしい。式の最中も何度もそれを自虐ネタにしてました。(笑)
 二作品中「鳥の街」がオープニングアニメになったのだけど、これまた別の意味で評価が分かれそうな感じ。ともすればお笑い系に走る歴代OPアニメとは違い、アート系のプライベートアニメ。が、同時に強烈にレトロ風のSFの匂いも感じる。つまり、人によっては「これ、SFとはちょっと違うんじゃない?」と思われかねないということ。実際、審査委員とゲスト・オブ・オナーのコメントも結構わかれていました。もう一本は特撮作品。「OPアニメ」なのに特撮ってどうよ? と思いますが……こちらは部分的に笑いは取っていたけど、大会のテーマとのつながりを感じず、残念。よく出来てはいたのですけどね。
 星雲賞等の発表授賞式は企画一コマ目と重なっていたので、オープニングが終わると大半の観客は移動。が、それでもかなりの人数が残っていた。ちなみにオープニングのアナウンスによればタイムテーブルはオープニング開始後、エントランスで配布しているのだそうな。なんなんだかなぁ。
 星雲賞の受賞作については上記の通り。メディア部門は私は「怪奇大家族」イチオシだったんだけどなぁ。深夜特撮番組だったから弱いのは仕方ないのだけど、あれは去年一番SFを感じた映像作品だったのに。副賞は輪島塗の盾でした。
 柴野拓美賞は、一応説明すると日本SFファンダムの古老にして重鎮である柴野拓美さんが、長年日の浴びない地道な、しかし実にSFファンダム界にとって有意義な活動をされている方を選別して贈る賞。今年はアメリカのビッグネーム・ファンで日本のワールドコン開催に向けて貴重なアドバイスを行ってくださってるペギーさん、SF大会で毎年警備に尽力し、大会の治安を守ってくださってる武田さん、連合会議中で様々な貴重なアドバイス等をおこなってくださるあべりょうぞうさん、そしてSFファンにして、SF大会に想を得てコミックマーケットを開催し、さらに特に大過なく運営し続ける米沢さんに贈られました。特に米沢氏には、あの巨大イベントを優秀なスタッフとの相互の信頼の下統率されていることにいたく感銘を受けたようで、米沢氏も「後ろにスタッフたちがいるつもりで受賞します」と受け取ってました。

スペースオペラの書き方講座ライブ:

 え〜、これ、タイトルに偽りありでした。すいません。って私が謝ることじゃなく、それにつまらなかったわけでもないのですけどね。事情は良くわからなかったのですが、急遽現在野田昌宏氏訳で刊行されているキャプテンフューチャー全集を中心に、キャプテンフューチャーについて、挿絵の鶴田氏と語ってもらおうということに。
 さすがに野田氏と鶴田氏の世代の違いがあって、というか野田氏は最初の刊行時にバリバリ業界に関与していたので視点が違ったのだけど、当時ファンがどのように楽しみに刊行を待っていたかから、出版の内幕などまで、かなり広範に語られ、これはこれで楽しい企画でした。ええ、全集買おっかな、と思えるくらいには。<おい、まだ買ってなかったんか

漫画とアニメの捉え方、日米対比:

 これもメインゲスト不在により、ちょっと趣旨の変わった企画。しかし、今「世界は日本アニメブーム」と言われているが、その実態はどうなのか、どういう経緯でそうなったのか、アメリカのアニメ・マンガファンとはどういう人たちなのか、ということが語れ、興味深い企画でした。
 まず、日本アニメブームと言われているけども、一般に支持を受けているものはポケモンなど少数で、その他は日本と同じようにオタクによって支えられているということ。特にマンガは最近ようやく日本と同じ体裁のものがかなり出版されはじめた状態で、市場としては日本とは比べ物にならないくらい小規模。しかし、日本マンガは確実に浸透しており、今後の展開の仕方も含めて期待できる、ということらしい。特に「少女マンガ」のようなジャンルはこれまでまったくアメリカには存在せず、マニア層を中心にかなり急速な広がりを見せているらしい。
 問題として、「面白い、一般受けする作品」が部分的に放映されているため、アニメやマンガの歴史観についてかなり欠如している部分がある、ということ。これは最近日本のオタクでもそういう傾向があるので、他人事ではないのだけど。でもこれって一気にSFが翻訳され始めた50年代の日本SF出版事情と似ており、これからその辺の啓蒙が行われることが期待できるとのこと。
 日本のアニメやマンガは買い叩かれて好き勝手に改ざんされることも多かったのだけど、最近は日本側の努力で(文化が浸透してきたおかげでもあるけど)そういったことが少なくなってきている。
 他にもいろいろデティールはあるのだけど、字数が多くなるのでこのくらいで。

 晩はドンブラコンに参加し損ねたので知人友人と一緒に、中華街で中華料理。大変おいしゅうございました。
 というわけで明日に続く。


2004年07月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 一筆啓上偽善が見えた

 「仕置屋稼業」#9。なんで#9をとばしていたかというと、更新用ネタに温存しといたのが血風編の感想が入ったのでうっかり忘れてしまったから。
 滑稽本の戯作者・蛙亭文蝶は大奥を揶揄した本を書いたということで手鎖の刑 *1 に処せられる。それでもなお創作への意欲をたぎらせる文蝶だったが、お上に目を付けられた文蝶の本を版元も出そうとしない。そのうえ愛妻・おきくをならず者二人に陵辱されてしまう。文蝶に筆を折らせるよう上から命じられた主水はそれを知り、文蝶に恩を売るために「俺が下手人をとっ捕まえてやる」と申し出るのだが、お上を信用せず、そもそもならず者たちも奉行所がやらせたのではないかと疑う文蝶は「心当たりの筋から勝手に仕置させてもらう」とすげなく断る。しかしその依頼は結局おこうを経由して仕置屋へ。だが表稼業で手柄を立てたい主水はしぶり、一旦仕事を断ってしまう。「女房が男をくわえ込んだだけなんじゃないか?」とまで言い出す主水に、意外にも市松が「あの夫婦はそんなんじゃねえ」と反発。一方、そんな傷心の文蝶に貸し本屋孫兵衛が近づき、自分が文蝶の本を出そうと申し出る。いかにも文蝶に親切に接するが、実はならず者をやとったのは孫兵衛。版元と組んで生意気な戯作者の筆を折らせて回っていたのだ。のみならず、孫兵衛の正体は実は隠密廻り同心。出版業界に入り込んで風俗紊乱や幕府批判に目を光らせるのが役目だったのだが、役職を離れて文蝶の絵草子で一儲けをたくらんでいた。そして一度目の犯行に味をしめたならず者が再度おきくに近づいてくる。おきくは誘いに乗る振りをして相手を殺そうとするが、返り討ちにあってしまう。一度差し戻された依頼は、再度市松を経由して仕置屋へ。実は市松は挿絵のモデルを頼まれたことがあり、それがきっかけで夫婦と交流を持っていたのだ。「そいつを先に言ってくれりゃあなぁ」と主水。見張っていた捨三の目の前でおきくが殺されたこと、そして孫兵衛の正体を知った仕置屋は、ならず者二人と孫兵衛を仕置することを決意する。
 悪人はいくつもの顔を持つ孫兵衛だが、描写の薄さもあいまって正体の意外性もその犯行動機もイマイチぴんと来ない。本当は三段で驚かせる仕掛のつもりだったのかもしれないが。仕置屋は五人の仕置屋メンバーにせん・りつ、与力村野、下っ引きの亀、家庭と職場でいびられる主水の心のオアシス・飯屋の看板娘のおはつなど、レギュラーキャラが異様に多く、バランスを図りかねて悪人の描写が薄くなってしまったのではないかと思える。また、コメディ路線を強くしたのであまり陰惨な描写は多く出来ないという計算もあったのかもしれない。#2の鳶辰や#19の全覚のような名悪人がいる一方で、悪人が薄い話は徹底的に薄い。しかしそれを補って余りあるのが今回の文蝶のキャラクター。必殺シリーズでは仕置される側で出ることの多い寺田農 *2 が演じるが今回は依頼主側で、どじょうひげに関西弁のユーモアたっぷりの、へこたれないキャラクターを好演している。市松が子どもがらみでもないのに情の絡んだ依頼に積極的な態度を見せるのも珍しい。
*1: 身柄は拘束されないが、一定期間手枷をはめられて創作活動が行えないようにする罰。
*2: 実は仕置屋25話「不倫が見えた」でも悪役で出演。市原悦子演じる堅い武家の妻をこますスケコマシの役を演じている。

[その他] 爽快感はあまりないが

 仕事で最近詰まっていたことが解決。基礎的なことなので、解決できないとむしろ困る、という類のことなのだけど。しかし、こういうときはホームズ先生の「不可能性をすべて潰し、残った可能性が、どんなに意外だろうが真実だ」という言葉が身にしみる。

[その他] マツケンサンバII、ブレイク(?)への軌跡

 マツケンサンバIIは少なくとも数年前(少なくとも2001年には存在)からあったし、マツケンサンバI、GO!、マンボ、小唄、数え歌に至ってはそれよりはるか昔なのに、どうしてここ一年で急に騒がれるようになったかというと、どうも2002年年末にテレビ東京で映像が流されたことがきっかけのようである。その後NHKでも放送されたり、ネットランナーやネット上のニュースサイトで取り上げられ、昨年九月あたりから一般販売CD化の動き、そして今回のCD販売、という流れのようである。 マツケンサンバポータルマツケンサンバNHKデビュー編レビュー 。どうやらあまりの映像のインパクトに、会場観客どころか共演者まで固まってしまったよう。
 やはり映像は強い。野田大元帥のこの言葉が思い出される。
「SFは画だ!」(SFか?) *3
*3: 「SFは画だ!」という言葉は、「良くできたSFは読めば自然に頭の中で映像・イメージが展開されるものだ」というのが正しい意味です。念のため。


2003年07月16日(水) 旧暦 [n年日記]

まー、さすがに

  枕崎沖で韓国の貨物船、漁船に当て逃げMBC )。え〜、あらかじめ断っておきますが、7/2の「第18光洋丸」のことじゃありません。7/16未明での事故だそうです。ぶつけられた「漁勢丸」は不幸中の幸い、沈むようなことはなかったようだし、乗組員(一人だけど)も無事だったようですが、今回も当て逃げで、ここまで連続して起こると、「偶然じゃないんじゃない?」って気にもなってきます。もしくは、韓国貨物船って船腹に「撃墜マーク」でも描いてあるんじゃないんですかね? 少なくともここまで連続して起こるってことだけでもニュースに取り上げられて不思議はないと思うのだけど……本当に不気味なくらい、ほとんどのマスコミは報道してないなぁ。煽るようなことは書くべきじゃないけども、思わず こういうところ (要swf)に貼り付け。
  「中国人強制連行」に関する報告書、見つかるNHK )。まあ、「強制連行」「強制連行」言ってますが、実体を何も書かずに、曖昧なイメージばかりが一人歩きしてる言葉で煽るのはいい加減にして欲しいものですな。「資料」の内容がどんなものだったのかすらも書いてない。まあ、内容はこれから検討するんでしょうが、「従軍慰安婦に政府が関わっていた証拠」と意気揚揚と持ち込んだ資料が、官の委託した売春業者の、売春婦の不当な取り扱いに対し指導する書類だったりすることもあるんで、なんだかなぁ、なんですが。
  銘菓「ひよこ」、韓国にパクられる 。まあ、たいがいのパクリは慣れてますけど(少しくらいでは、当事者じゃないし責めようとも思わないけど)、パッケージにハングルで本家ひよ子のコピー「九十余年間変わらずお客様の愛顧を受けている、伝統そのままのものです」と書いてあるらしく、「あんた、九十余年前の朝鮮半島の状況知ってるんか」と突っ込みたくもなりますわなぁ。つか、「ひよ子」が九州銘菓だってことを知らない人のほうが多かったりして……
  ブラックバスバーガー、人気zakzak )。色々利権やらなんやら絡んでるところのある問題だけど、食えるものなら食っちまっていいんじゃないかなぁ。
  獣兵衛忍風帖 龍宝玉篇 。う〜ん、一応最最後まで見たけど、まごうことなき名作である 劇場版 獣兵衛忍風帖 に比べるべくもない。このカタルシスのなさはなんなんだろう? どこにカタルシスを持たせるか、きちんと目的がなかったのかなぁ、とか思ってしまう。
  ボンバーマンジェッターズ は、相変わらず一回一回が面白い。どのくらい最初から設計して伏線とか組み立てていたのだろうと思ったのだけど、ちょっと見かけたスタッフのコメントで「一回一回を面白くすることに全力をそそぎ、どこに着地するかは考えない」というスタンスだったようで、それでこれだけまとまるとは……やっぱすごいなぁ。
 で、そういうのをちっとは見習えとおもったのが おねがい☆ツインズ 。なんつーか、特に「酷い」と言わなきゃいけないほどのところもないのだけど、でもつまらない。何故つまらないかがわからない。面白いところがないからだろうとしか言いようがない。ある意味、「面白いんだけど、トータルで面白くって面白さを伝えにくい」ジェッターズと正反対。世間では評価の高いI'veサウンドも、個人的には、ギャルゲ系としては垢抜けてるけど、BGMや普通に聞いてる歌謡曲と比べるとあまりぱっとしない、としか思わないので、「なんでわざわざ使うの?」という感じ。「じゃ、見なきゃいいじゃん」というだけの話なのだけどね。でも、開始五分で頭が痛くなり、最後五分でもっと頭が痛くなった ダ・カーポ より見ていて退屈したってのは、根本的な問題があるとやはり思う。
 ちなみにダ・カーポって言ったら こちら をまず思い浮かべるのが人として当然の道である。
 いかん。いろいろと毒が入ってしまった。


2002年07月16日(火) 旧暦 [n年日記]

うっかりしてた

 「星雲賞自由部門の存続が気になったので」と書いておきながら、存続するかどうかの結果を書いてなかった。 日本SFファングループ連合会議 定例総会において、反対三票、賛成圧倒的多数で来年も自由部門の枠が用意されることに決定しました。「来年も」と書いているのは、自由部門の設立はあくまでテスト的なものでして、数年間ほど様子を見てから続けるかどうか決めよう、という意向のためです。この自由部門設立は 林氏 の提議によるものなので、帰りの車で「来年のノミネートになにかあるかねえ」とか相談してました。一応、量子テレポートは挙げておきましたが。
 それと、イマイチ自由部門そのものがなんだかわからないという人がいると思うので説明しておきます。ここ最近、星雲賞ノンフィクション部門においてホンダの「P2」やSONYの「AIBO」が受賞するということが比較的連続しておきました。ノンフィクション部門というのは本来SF文学・映像作品などの研究、評論においてすぐれた作品に対して与えられるもので、P2やAIBOは本来この枠で受賞する対象ではなかったわけです。で、これをどうするかで一昨年から林氏の提議を元に喧々囂々し、結局「SFそのものではないが、SF的だと思う研究・製品などに対し与える賞を新しく作ろう」ということで、今年初めてテストケースとして「自由部門」が設立されました。詳しい投票内訳は私が明かさない方がいいでしょうが、他の部門と比べて棄権率もかなり少なく(メディア部門に次いで二番目くらい)、これならば来年もやってみても良いだろう、ということになりました。個人的にはH2Aロケット一号機は日本の宇宙開発の歴史の中のひとつの道標ではあるけど、そこまでインパクトの強いものかな? という疑問はあるのですが、ある意味「ロケット=SF」というわかりやすい対象が受賞したのは、賞の今後の方向性を決めるのによろしかったのではないかと思います。再来年以降があるかどうかはわからんけどな。

 ネット上にある今回のSF大会のレポート( レポートリンク集 )を見ていて、「ゲストをなんだと思ってるんだ」調のものがあった。企画に手持ち無沙汰でいるゲストが結構みかけられたかららしい。確かにゲストは企画の実行者や運営委員会が招いて、わざわざ来てもらっているのだからそれはわかるのだけど、でも逆に「ゲストってそんなに偉いものなの?」とも思う。企画進行で不手際が生じて迷惑をかけたのなら、それは確かに企画者側が悪い。ただ、文章に「来てやってる」という意識がにじみ出ているようなのがイヤなのだ。
 SF大会というのは、そもそも学会の年会の形態を元にはじまってる。学術方面の人でないと学会ってのがどういうものかはわからないとは思うけど、SF大会に出た人なら、まああんな感じで研究発表を行ってると思ってくださってほぼ間違いはないです。その学会発表においては、特別講演とかに招いたゲスト以外は、どんな偉い先生だろうが無名の学生だろうが、発表者だろうがただの聴講者だろうが分け隔てなく参加費を徴収する。交通費や都市型大会における宿泊費は出ないはずなので、本当は一概には言えないけど、今回のような合宿型SF大会でゲスト参加者全員の参加費が無料になってるというのは、かなりの優遇措置であると感じる。無論、ゲストに招かれた人も「忙しいし、そんなに行きたくないけど、せっかく呼んでくれてるのだから行かなきゃいけないかなあ」と思い来てくださってる方もいると思う。だから、ゲストの参加費を徴収すべき、とまでは思わない。しかし、決して少なくないゲストの分の費用を、一般参加者が負担しているのも事実である。それを考えると、無意識に一部で構築されている「ゲスト>一般参加者」という図式は、本当に正しいのだろうか? 「せっかく来てやってる」調の論調は正しいのだろうか?
 単純に「みんなで楽しめばいいじゃん」と思ってる私には、一般参加者・ゲスト参加者双方の意識にどこか違和感を感じる。

 「 親日派のための弁明 」を読み終わる。なかなか面白い読み物でした。一部で日本の政治家の評価が日本の一般のそれと違うとか、ちょっとした事実誤認っぽい部分はあったけど、大筋ではそんなに間違ってないと思います。ただ、ここまで併合統治時代がすばらしかった、と連呼するのはさすがに極端だと思いますが(韓国の人の中には、たとえ恩恵を冷静に判断したとしても併合のような取り扱いを望まない人だっているだろう)、現在の韓国の歴史・国際情勢・教育認識が、控えめに見てもかなり変だというのは伝わってくる。この本に書いてあることがすべて事実かどうかは不明だけども、実情を知り、明らかにおかしい点があればそれを指摘し修正を促す、ということが必要だろう。もしこれに書いてある韓国の認識・教育が本当だとすると、韓国はそのうち本当に世界から孤立しかねない。

「仮面ライダークウガ」メディア部門受賞について・補足

 よくよく考えてみたのだが、「クウガ」はSF作品かどうか以前に、特撮ヒーローものとしてははじめてのハイビジョン撮影(正確にはハイビジョンではないらしいが)を導入し、またストーリーも従来の硬直化したお約束を排し、通常のドラマに近い構図を取り入れた、画期的な作品であった。SFかどうかという議論以前に、特撮番組という偏見で見られがちな作品に対しこういった試みを評価するのは一般投票により決する星雲賞のような賞の役割であるという気もする。それを考えると「仮面ライダークウガ」の受賞は必ずしも的外れ、ということはない気もしてきた。
 人気がなければただの実験作だけども、実際相応の人気はあったわけだし、ならばそれでかまわないという考え方もできる。
 と、いうわけで十五日の日記の「クウガがメディア部門はおかしい」は撤回させていただきます。失礼しました。

もひとつ追加

 合宿型SF大会のゲスト参加者は全参加費が免除されてるのかと思ったら、 宿泊費は自分持ち ということだったらしい。多分、大会にもよるとは思うのだけど。しかし、自分は玉泉宿泊だったのだけど、松の湯の方はかなりフラストレーションがたまっているようで。あと、料金がボられてるって本当なのかな? ちょっと調べてみたけど、 玉泉 の方はデフォルトで15000円(+休日料金3000円)、 松の湯 の方は13000円から。休日料金として玉泉と同じく3000円が上乗せされてるとして、16000円。2000円の差があることになる。うーん、これではゲストに不満が出てくるのもわかる気はしてしまうな……


2001年07月16日(月) 旧暦 [n年日記]

宇宙湯煙旅情編

 え〜、先週の土曜に行ってきた Contact Japan 主催のDay Contact2の報告。
 今回は参加人数が増えて約50人。十数名ずつ四チームに分かれて各々のコンタクトする種族を設定する。今回はBチーム。対する相手方のAチームには 野尻抱介 氏が。うむむ、前回のリベンジが!?
 解説すると、前回も相手方チームに野尻さんがいたのだが、こちらのチームにはひたすらノリでひっぱる岡田斗司夫氏がいたがために典型的なありがためいわく星人(基本的に善意なのだがメンタリティが他の種族にとってありがた迷惑な宇宙人)となり相手チームをてんてこ舞いさせてしまったのだ。別に私のことなど歯牙にもかけていないだろうが、それとは無関係に前回やられたから今回は相手をいてまえと考えるという可能性もなきにしもあらず。
 若干遅れて会場についたが、開会の挨拶とブリーフィングの最中だったのでなんとかセーフ。さっそく部屋に移って作業開始。Day Contact(以下DC)はファーストコンタクトシミュレーション(FCS)の簡略版ということもあってあまり厳密性にはこだわらない。とは言えあまりに非科学的な設定では意味がないので、最低限の科学的な考証は詰める。特にA,Bチームに渡されたコンタクトの舞台となる星は実在の惑星の衛星を元にしている。恒星からの距離は地球と同程度のガス型惑星の周囲を周回する、「地球型衛星」という設定なのだ。その性質上、惑星より複雑な運動をする為に環境の変動が激しいという設定だ。
 今回は最初から宇宙人ということは確定されていたので、まず最初に決めたのは土着の宇宙人か外来の宇宙人か。これは多数決により僅差で土着の生物というコトになった。
 そしてどんな宇宙人にするかということでコンセプトを決めようということになったのだが、水棲生物がいいとか、やはり陸棲だとかなかなか決まらない。そもそも陸地では気候の変動が不安定で激しいのであまりよろしくないのだが、水棲だと今度はコンタクトがやりにくい。これはDCではちと困る。そこで出たのが造山活動が活発だということ。地球より平均気温が低い星だが、火山帯の周囲なら比較的その影響は少ないのではないかという意見だ。「それに温泉もあるしねえ」的な意見が漏れたのだが、この一言からなし崩し的に「温泉大好き宇宙人」とすることが決定してしまう。
 端折って決められた特徴を列挙すると、「鉱物資源が豊富な場所にいる為に冶金技術が優れている」「よって金属加工技術に突出する」「温泉に卵を産んでふ化させる(温泉卵?)」「哺乳類ベースだが、爬虫類の特性も含まれている」「首の周囲には襟巻きがあり、これにより体温調整を行う」「体型、大きさは基本的にヒューマノイド」「電磁ノイズがばしばし出る環境で暮らしているので遺伝子修復能力が優れてる」「よって放射能汚染に強い」「だから核エネルギーの利用にはわりと無頓着」「個体間の直接コミュニケーションは音声言語。襟巻きの状態や手振りなども普通に補助手段として用いられる」「電波利用の通信手段が使いにくいため、光通信が主な遠隔伝達方法」「温泉が社交場」「政治形態は直接民主主義」「寿命は二百〜三百年程度」「幼生期間は五十年、百歳でようやく成人と認められる」「基本的に温泉を愛する温厚な種族」といったところ。
 こういったこちらの種族の特性が決められた時点で、プレコンタクトが始まる。つまり、相手の宇宙人の存在を感知するのだ。これはスタッフがどう接触するかを決める。
 数分の後のスタッフからの第一報は「十AU(天文単位)離れた場所で二十八km程の大きさの宇宙船と思われる物体の減速噴射炎が観測された」とのこと。来たか、とざわめき立つ。
 こちらからまず信号。当然レーザー通信だ。返事を待つ。だが待てど暮らせど一向に返事はない。何度か繰り返し送信するがやはり無反応。やがて電波によるなんらかの信号が観測される。単調な内容の繰り返しで、なんらかの救助信号もしくは警告文らしいという解析結果。相手はどうやら電波通信を基本としてるらしいということがわかり、さっそく電波通信の施設を建造するが、どうにも相手側からの信号が気にかかる。レーザー通信は想定してない種族と思い、探査プローブの打ち上げそして電波による通信を開始する。しかしどんな通信にも全く反応しない。最初の警告とおぼしき信号が繰り返されるだけだ。ひょっとして受信機能が何らかの理由で阻害されてる可能性があると判断し、プローブからの連絡を待つ。しかし数ヶ月後に件の宇宙船に到着したプローブからの情報は、我々を一層混乱に陥れるものだった…とりあえず続く。

 ちなみに 映画版アギトの製作発表の様子。 なんつーか、燃え。って最近謎の青年が出てないことにふと気付いた私…
 何時の間にか こんなページこんな記事 が。なんか大須が変なところみたいじゃないか、まるで。