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2012年07月08日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#20とフォーゼ#42

  特命戦隊ゴーバスターズ #20「5体結集!グレートゴーバスター!」。夜眠れないヨーコはやはり眠れずに起きているヒロムを見かける。彼が見つめていたのは、マサトが持ってきたあの日の夜両親がヒロムに渡そうとしていたプレゼント。ヨーコは普段減らず口を叩いているヒロムも、何かを抱えているのではないかと心配する。
 そんな時、カメラロイドが出現。写したものをコピーする能力でヒロムたちをコピーするが、ゴーバスターズには通じず一蹴。だがカメラギガゾードは亜空間を作り出し街の一区画を飲み込んでしまう。

 新合体グレートゴーバスター登場編。亜空間で活動するためにはこれまでの合体では十分な活動が不可能で、そのために五体合体への換装が行われる。けど、その過程がゴーバスターズらしくメカニックたちが活躍。伝統の積み木合体(+余剰パーツは無理やり武器に)なのだけど、マスクがなんか微妙というか、どっかで見覚えがあるような……って、もしかしたら ギンガイザー
 そして本筋の話の方は、恒例の偽物話。ただし、見え見えの偽物なのでちっとも意味が無い……「相手の望む幻影を見せて」という王道展開もあるけど、それも概ね効果なし。ただ一人、ヒロムを除いて。
 ヒロムはあの日の両親と姉の姿を見せられ、自分の望む幸福の中に没入してしまう。そんなヒロムに仲間たちの声も届かないと思ったが、ヒロムは自ら偽りの幸福を打ち破り、今、自分がいるべき場所へ帰還。王道とはちょっとずらしながらもキャラの深みを出すいいエピソードだったなぁ。

  仮面ライダーフォーゼ #42「射・手・君・臨」。タチバナの正体はヴァルゴ・ゾディアーツだった……メテオもダークネビュラに消し去られ、リブラの乱入もあってフォーゼは撤退するヴァルゴを取り逃がしてしまう。
 頼りにしていた最後の希望であるタチバナに騙されていたことを怒る賢吾だったが、回り続けるストームトッパーを見つける。
 一方、我望に謁見する江本は、リブラにタチバナの正体を見られたのではないかと不安になりつつも、我望への恭順を繰り返し口にする。その真意とは……?

 最終展開への序章の後編。江本=ヴァルゴ=タチバナを中心に話が進み、友情を否定する江本が、再び友情を取り戻すのだけど……いや、なんとなく納得しそうになったけど、これ、半分以上何も明らかになってないだろう……
 タチバナとして反ゾディアーツ同盟を支援するふりをしながら、実はホロスコープスの一員だったということで怒る賢吾。だが、弦太郎は回り続けるストームトップ(ベーゴマ)を見て、流星が生きてることを確信。タチバナの行動は意図があるもので、決して裏切ってはいないと信じ、特訓の続きに志願する。
 そして、仲間たちがいないのにコズミックステイツに変身する弦太郎だが、タチバナが期待した「非情の変身」ではなく、「仲間がそばにいなくともつながりを感じての変身」という、更に進化した変身だった。
 我望の「友情を切り捨てた先にあるもの」を弦太郎に完全否定され、呪縛が解けたタチバナは江本としての正体を明かし、ホロスコープスを裏切り、メテオを、そしてフォーゼを送り出した真意を語ろうとするのだが、裏切りを察した我望がサジタリウスの姿で降臨。致命の一撃を与える。それでもライダー部を守ろうとするタチバナをかばい、弦太郎と流星がダブル変身。ダブルライダー変身は、初めてだなぁ。それも、最初からパワーアップ体で。
 結局フォーゼたちはサジタリウスには全く刃が立たず、ライダー部を逃した江本は賢吾に父親を殺したのが自分であること、そして父親が賢吾に何かしたことを語りかけて、レオとリブラに襲われ、始末される。
 江本は賢吾の父と我望の間で揺れ動き賢吾の父を葬りながらもそれを後悔し、あるいは我望の野望に気づいてそれを阻止するためにライダー部とメテオを支援してたってことってことなのか? でも、過去何があったのかの肝心な部分が……
 流星と友子は戻ってきたものの、ダークネビュラ送りになったホロスコープスはMBUSで眠ったまま。そして我望の野望と江本の真意も謎のまま……
 もやもやしたままで、次週、残る二体のホロスコープスのうちの一体、ジェミニが登場、ってユウキがジェミニ!? これまでライダーヒロインが最後にここまで絡んだことが(ほぼ)なかったのでこれは意外な展開……


2011年07月08日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その2

  / セイクリッドセブン #1「イシの目覚め」。豪華客船を襲う謎の石像。その爆炎を遠くから発見し、何事かを感じた少年、丹童子アルマ。彼はある事件をきっかけに周囲から敬遠されており、彼自身も周囲と距離を取り続けていた。クラスメイトでもある鉱石部(石部)の部長、伊藤若菜が川原の石を眺める彼を見たことから熱烈なアピールを仕掛けるのだが、それにも知らぬふうを装う。
 しかし、その彼の元に藍羽財団の若き総帥である藍羽ルリが訪れて来る。まもなく訪れる災厄に対抗するためには、彼の力が必要なのだと……何故か過去の事件の真相も知るルリに、彼の力が暴走しかけるが、その直後、若菜がいるはずの場所で、ルリの言葉通りの爆発が起こり……

 いや、とりあえず、強引な展開とか何より、思わず突っ込んでしまったのが、「今時の高校生が モトコンポ 乗りかよ! ってのはよろしいでしょうか? オッサンが懐古趣味で所持するならともかく……逆に一回りしてこの感じが現実感がなく創作ガジェット的な感じになったのか?
 基本は、変身ヒーローもの。とはいえ、いろいろめんどくさい設定で、力を持った石が暴れ回ったりなんだり、という感じ。大橋誉志光監督は、何気に好きなので微妙に期待はしてます。一般受けは難しいかと思いますが。まあ、ヒーローが今時マフラー装備って当りで、もうなんというか、個人的には大変よろしゅうございます。


  ぬらりひょんの孫 千年魔京 。#1「覚醒、奴良組三代目」。多分シリーズとしては羽衣狐編に突入するのだろうけど、とりあえず今回はエピソード0的な話。リクオが初めて妖怪の血に目覚めた時のエピソードで、前期にも匂わされてたアレ。冒頭にリクオの父、鯉伴の最後も描写してるのだけど……まあ、多分前期通り原作消化的なアレかなあ、と。原作はわりと好きなので、原作の微妙な妖怪蘊蓄を生かしてくれれば。


2010年07月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] デジモンクロスウォーズ#1と世紀末オカルト学院#1と黒執事II#1と祝福のカンパネラ#1と伝説の勇者の伝説#1とセキレイ〜pure engagement〜#1

 なんだか相変わらず水曜は本数が多いので、出来るだけ簡単に。
  デジモンクロスウォーズ #1「タイキ、異世界へ行く!」。デジモンシリーズの最新作。って、フジ系だったのに、テレ朝系になってる……しかもデジモンが合体ロボっぽくなってるんですが? オメガモンみたいな合体ではないよなぁ。多分主人公デジモンのモチーフはそうなんだろうけど。
 世間様的には最高傑作は初代デジモンアドベンチャーと言うことになってるようですが(でも個人的にはデジモンテイマーズ)、良いシリーズになってくれますかどうか。今回のは歴代メインデジモンも出てくるのが売りっぽいですが……


  世紀末オカルト学院 #1「マヤの予言」。長野県皆神山にある私立ノヴァシュタイン学院。学園全体がオカルトに傾倒していることから地元の人間からは「オカルト学院」と呼ばれているその学院に、一人の美少女・神代マヤが降り立った。彼女は学院の創始者でもある父の葬儀のためにやってきたのだが、確執のあった父の葬儀に、挑発的な態度を隠さない。しかし葬儀の最中、学院長の肉声メッセージの中に精霊を呼び出す呪文と間違って死霊を呼び出す呪文が吹き込まれており、学院長の遺体が死霊に乗っ取られ蘇ってしまう。

 いや、予想外に面白かったんですが、なんつーか、微妙な……いや、ギャグセンスがとかじゃなく、協力に「ムー」が入ってるところとか。このままオカルトスラップスティックコメディを突っ走ってくれるなら期待できそうですが、おかしな方向に行ったりしないだろうか? それはそれで楽しそうだけど。別の意味で。
 他には、妙に足フェチな描写だとか、声優陣が結構豪華だったりとか。少なくともかつてここまで花澤の扱いが悪かった作品はあるまいw 学院長は矢島正明だし、オカルトダウザー「紅の豚」JKは子安だし。小林ゆうは相変わらず何にでも全力投球猪突猛進だなぁ。ただ、おしむらくは超常現象の解説は是非野島一郎のやる気があるんだかないんだかわからない淡々とした口調でおねがいしたかったところ。って、無理か。
 いや、実はなんだかんだで期待もしてたりするんですが。わりとマジで。


  黒執事II #1「クロ執事」。前期とは主人公メインキャラが入れ替わり完全オリジナルキャラで、ということで話題にもなったのですが……
 見ていて途中で「これはひょっとしたら『餓霊〜零〜』方式か?」と思ったら、案の定でした。オリジナル展開はオリジナル展開だけど、メインはあくまで前期の二人のようで。で、もう一組の「執事と坊ちゃん」と対立するみたいだけど、それもどこまでがハッタリなのか。ただ、今期はどうも1クールのみ(DVD・BDで4話分くらいオリジナルエピソードが入る「流星の双子」方式らしい)なので、あんまりあっち行ったりこっち行ったりはないとは思うのだけど。
 とりあえず小野Dにはどっちかというとむかついて標識をぶっこぬいてもらった方が好みなんだけど。


  祝福のカンパネラ #1「流星群の夜」。え〜っと、ギャルゲアニメです。以上。としか言いようのないアレなんですが……まあ、話が温いのはさておいといて、ご都合主義的に端から女の子を出していって最後にメインヒロイン、って構成はどうにかならなかったのかと。主人公の回りの人間関係が整理できてないうちに話が進むので、キャラの把握とか、そういう次元の話ではないような。
 「原作どおり」なのかもしれないけど、作劇的には悪すぎとしか言いようがない。


  伝説の勇者の伝説 #1「昼寝王国の野望」。なんだか作品のイメージがわかんタイトルだなぁ、と思ったら、作品世界には「伝説の勇者」の残したスーパーアイテムが各地に眠っていて、主人公たちはある理由によりその伝説の勇者のアイテムを探し回っている、ということらしい。ちょっとは納得がいった。
 けど、やっぱり垢抜けない印象というか。
 主人公ライナ・リュートが勇者の伝説アイテムを探し求めるのは、親友であるシオン・アスタールが暗君だった前国王を倒して新政権を打ち立てたのはいいけど、旧政権の実力者である貴族たちの協力なしには政権を維持できず、腐敗した貴族の影響力を断つために自身の「力」を求めて、という背景があるっぽいけど、世界設定とかキャラ配置とかが、妙な古くささを感じてしまうのが……正直、そういったところやギャグ部分も含め、第一話では「工夫もなく何も考えずお約束をやってるだけ」という印象で、魅力を感じなかったのだけど、面白くなるのだろうか?
^
  セキレイ〜pure engagement〜 #1「静ナル予兆」。え〜、すいません。実は結構楽しみにしてました。ええ、他のアニメに「俗悪だ」とか「お約束過ぎてつまらない」なんて言う資格ありませんとも、まったく。
 話としては、普通に前シリーズからの続き。皆人たちが手助けした久能たちの帝都脱出を許してしまい、いらつく懲罰部隊の紅翼に、その戦いの中で結の中の「結女」が目覚めたことに喜悦する鴉羽。皆人たちも束の間の日常のドタバタを堪能するが、鶺鴒計画の次の段階が開始されようとする。
 前作で思わせぶりのまま中途半端だった風花や鈿女、篝の立ち位置とか、鶺鴒計画の次の段階とか、そういうところは明らかになるのだろうなぁ。バイトに追われる微妙に貧乏くさい生活感のあるところとか、「美少年は国の宝!」と、作者の心の代弁としか思えないセリフを言わせてしまうところとか、割と好きなので今回も結構楽しみです。


2009年07月08日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] うみねこのなく頃に#1と宙のまにまに#1と懺さよなら絶望先生#1

  うみねこのなく頃に #1「EpisodeI-I opening」。孤島である六軒島に次々と訪れる財閥右代宮(うしろのみや)家の一族。年に一度の一族の集会という名目ではあったが、実際には余命三ヶ月と宣告された党首・右代宮金蔵の遺産を巡っての話し合いのためだった。大人同士の醜い罵りあいが行われる中、次男の息子、戦人(バトラー)は雨の中姿を消した妹まりあを捜す。しかし見つけた彼女はこの島の言い伝えられる魔女ベアトリーチェに会ったと言い出す。

 いや、なんというか冒頭の登場人物紹介で腹筋大崩壊。「戦人」で「バトラー」って……いや、他の名前もおかしいんだけど。
 ツッコミ所が多すぎてツッコミに困るのだけど、ひぐらしで横溝の山陰ものをやったから、今度は孤島ものを、ってことでしょうかね。眼鏡が加わったくらいで、あまりキャラに代わり映えがしない気もしますが。
 とりあえず様子見。


  宙(そら)のまにまに #1「天文部へようこそ!」。転勤族の父親が単身赴任したことで、高校入学と同時に生まれ故郷の町に帰ってきた朔。しかし彼にとってこの町に戻ってきた事は悪夢でしかなかった。というのも幼なじみの美星に無理矢理野山に引っ張り出された、本好きのインドア少年だった朔にとって苦痛でしかない思い出があったからだった。
 だが、年頃になってる彼女がそのままなわけがなく、ましてや偶然出くわすなどありえないだろうと思った矢先の初登校、学校の屋上から星の紙吹雪をばらまき、天文部の新入部員を募る、記憶にある強引さそのままの美星に出くわしてしまう。

 アフタヌーン連載の天文学園もののアニメ化。いや、原作ほとんど見てないけど。
 話自体はアフタヌーンらしい、今的な萌えとかなんとかはない作りなんだけど、物語やキャラクターのツボは押さえているので安心して楽しめる。っつーか今時こんなベタな展開でこの俺様が釣られクマー!的な嬉し恥ずかし展開。
 美星も小さな身体で回りを引っかき回すトラブルメーカーぶりを遺憾なく発揮。でも邪気がないので主人公の朔も幼い頃のわだかまりが誤解と分かってからはおとなしく天文部に入る。まあ、声があむちゃんだけど。
 でもやっぱり生徒会長さんか……


  懺・さよなら絶望先生 #1「落園への道」「春の郵便配達は二度ベルを鳴らす」。「怖い怖い」と言い続けたおかげで第三期。まあ、いつも通りのいつもの面々です。まあ、こんな春の便り、どれも返事を出したくないですわ……


2008年07月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 巌窟王#4

  岩窟王 #4「母の秘密」。無事マルセイユに戻ってきたアルベールとフランツ。婚約者や友人達と久々の語らいを楽しむが、約束通り現れたモンテ・クリスト伯がそんな日常に影を落とす。皆の不安に気づかぬアルベールは彼を自宅に招待し両親に紹介するのだが、伯爵と母の様子が少しおかしいのに気付く。モルセール家にメイドとして入り込んだペッポが「アレは恋する女の顔よ」と挑発するようにからかうのをつとめて無視するものの、母が一人物憂げな悲しそうな顔をしているのを見てしまう。母が見ていた若い男の写真があるという宝石箱が気になり、ペッポの誘惑に負けて中を見てしまうと、中にあるのは女性が描かれたどこかの海の風景画だった。
 やがて、アルベールはフランツたち共々伯爵の邸宅に招かれるが、地下深くに連れて行かれて見たのは、広大な黄金の箱庭だった。物珍しさから歩き回るアルベールが見たのは、母の風景画にあったのとそっくりな作り物の海だった。

 一部の友人が心配する中、伯爵はどんどんアルベールの日常に入り込んでいく。いたずら者のペッポのちょっかいによって母と伯爵の間に何かあることを察しつつあるアルベールだけども、さすがにその過去にまではまだ思い至っていない模様。
 しかしたしかにブイヤベースと言えばマルセイユの名物料理だけど、貴族の家で出るものでは……おそらくモルセール夫人が昔を懐かしむせめてものよすがとして無理に作らせてもらってるのだろうな。
 一方、ポーシャンやドプレーは一緒に会食した時に撮った写真が、伯爵の顔だけ写っていなかったことに不審を抱き、無理にアルベールたちについて行く。
 ペッポはいろいろとアルベールをからかってるけども、これってやっぱり愛情の裏返しだよなぁ。でも、これ男なんだぜ?
 ところで調べたら元々「モンテ・クリスト伯」を翻案した「虎よ!虎よ!」をアニメ化したかったのだけど、それがかなわず元ネタの方をアニメ化したらしい。だからSFだったり顔に模様が浮き出たりするのか。

[アニメ] 薬師寺涼子の怪奇事件簿#1

  薬師寺涼子の怪奇事件簿 #1「銀座クライムタワー(前編)」。警視庁に勤める刑事・泉田は上司の参事官・薬師寺涼子にいいように振り回される毎日。今日も勤務時間中だというのに銀座への買い物につきあわされるが、その途中苦しむ男が車に張り付き、突然煙を出したかと思うとミイラのようにひからびてしまう。現場から逃げる不審な人影を追った泉田たちは元厚労相官僚で食品輸入業者に天下った曽我に阻まれる。現場に落ちていたバッジから事件の背後にはカルト集団「月読会」の姿が浮かんでくるが、涼子はそんなこととは関係なく曽我への意趣返しの嫌がらせをしようとしていた。

 田中芳樹原作の怪奇単体もの? 原作も、コミック版も読んでませんが、要は「GS美神極楽大作戦」?
 美神令子とは違ってこっちはもっとかわいげがない性格っぽく、地位を笠にやりたい放題の捜査が信条らしい。まあ、ヒロインが官憲だってのと、横島役が常識人で初期の横島よりはよっぽど使えるヤツってのが違うのかなぁ……
 いわゆるツンデレとかとは違ってヒロインが壮大にデレる類のものではなさそうだけど、情け容赦ないヒロインが暴れるのが楽しければ、見続けるかなぁ。今のところあまりぴんと来ませんわ。


2007年07月08日() 旧暦 [n年日記]

[必殺] 必殺仕事人2007

 ま〜、予想通りの出来。ジャニーズがどうとかなんとかより、脚本がメタメタすぎ。それ以外も一体何をやりたかったんだと言いたいけど、今のテレビで「必殺」を再度作ろうとすると、こうなってしまうのだろうな。どうしても。その分、ドラマには頑張って欲しかったのだけど。
 必殺ってお約束のかたまりみたいに思われてるところがあるけど、実は必ずしもそうでもないのだよね。「依頼者から金を貰う」という大前提も実は結構あやふや。シリーズ中、悪人を殺さない話というのも存在する。
 でも、そうじゃない「必殺のイメージ」が固定化してしまった現在、それ以外では作るのは難しいのだろうね。そして、固定化した必殺のイメージが物作りの足を引っ張る。制約を外してしまえば、末期でも面白い物を作っていたのだけど……まあ、これが今の世相なんだから仕方ない。個人的にはそんなものならもう作らなくてもいいと思うけども。

[アニメ] 電脳コイル#9とグレンラガン#15

  電脳コイル #9「あっちのミチコさん」。夏休みになり、生物部親睦合宿がいよいよ始まる。ダイチたちもまだ生物部に在籍していたのだが、合宿自体顧問のマイコ先生がフミエたちとダイチたちを仲直りさせようとして仕組んだこと。しかしそれも知らずに罠アリの肝試しで対決し出すコイル探偵局と黒客。その裏で、連続電脳破壊事件を調べるオバちゃんと、その裏をかいてイリーガルからキラバグを取り出そうとするイサコが動いていた。

 ダイチが生物部の合宿で勝負をしかけてくるから何か変だと思ったら、まだ退部させられてなかったのか。子供らしい対抗意識を燃やすフミエとダイチの横で、ハラケンは誘電波体質のデンパにクロエの残したメタバグを預け、その内容を聞いて貰おうとする。デンパはひたすらダイチを慕い従おうとするけど、過去、イジメにあっていたのをダイチが助けてもらったから。やっぱりどうしようもない悪ガキなだけで、悪い奴ではないんだな。でも、黒客たちにメタバグ奪われたりしないだろうな?
 宇宙人やらなにやらわけのわからない罠を仕掛けられたりウィスキーボンボンで悪酔いしたマイコ先生が乱入したりでバカ騒ぎになってしまった肝試しだけど、イサコはイリーガルから分離した「ミチコさん」を追い、オバちゃんはそのイサコを追う。そしてハラケンも「ミチコさん」を見かけてそれを追いかけるのだけど、その途中で「あっち側」に迷い込んでしまうことに……そしてそこにあった公衆電話でかけた番号は……あれれ? それってヤサコが昔の自分の日記に見つけた番号では? ハラケンがそのことを知るわけがないから、実はカンナがらみの数字?
 で、ミチコさんを捕獲したイサコはなんとミチコを取り込んでしまう。イマーゴの秘密もそれと関係あり?
 しかし、「ミチコさん」の怪談にびびったフミエとダイチの顔が、梅津かずお風味になってるのが……


  グレンラガン #15「私は明日へ向かいます」。四天王の要塞ガンメンもすべて撃破した大グレン団。しかし王都テッペリンが超巨大ガンメンとしてのその正体を表わした。巨大すぎる敵に、果敢に立ち向かうシモンたちだが……

 第二部終了。かな。グレンラガンのドリルが通らない相手に、ダイグレンとの合体特攻でなんとか侵入。しかしそこでも簡単に終わるわけがなく、グレンラガンタイプのガンメン、「ラゼンガン」が待ちかまえていた。刺身のツマにもさせてもらえなかったヴィラルとエンキドゥ改(仮名)が哀れ。不死の身体に改造してもらったそうだから、今後も出てくるのかな?
 で、ラゼンガンも出鱈目だけど、それ以上に螺旋王ロージェノムが出鱈目過ぎ。最終的に素手でラガンと殴り合うし。しかもほとんど勝ってるし。でも戦いの最中しきりに「螺旋力」って言葉を使ってたけど、なんなんだろう? 上限の月を喰らう獅子?
 結局最後、「穴掘りシモン」の勝利なのだけど、いまわの際にロージェノムは不吉な予言を……ロージェノムが人類を地下に押し込んでいたのって、さらなる外敵から人類を守るため、ってことでいいのかな? シモンはそれと知らずにパンドラの箱を開いてしまったことになるけど……
 来週はカミナの堂々たる「これが本当の、総集編だ!」宣言で「総集 」。温泉の時には、あんなのは総集編じゃないって言いたいのかな……で、その次は第三部突入のはず。いきなり七年後に時間が進むという話もあるけど……

[特撮] 電王#23

  電王 #23「王子降臨、頭が高い!」。オーナーとナオミが、最近デンライナーの中で動物の鳴き声がしたり食料がなくなっているとモモタロスたちを問い詰める。もちろん動物だろうが無賃乗車はルール違反。その犯人を捜すモモタロスたちだが、その犯人はリュウタロス。動物好きのリュウタロスは犬や猫を拾っては集めていたのだが、なんとその中に赤ん坊と、赤ん坊に取り憑いた白鳥型のイマジンまでいた。
 ジークと名乗るそのイマジンによると、赤ん坊と契約したのは確からしいのだが、その内容も経緯も覚えていないという。ジークも赤ん坊を母親の元に戻すことを望み、赤ん坊捜しが始まるのだが、やたらと高飛車なジークに良太郎もモモタロスたちも振り回されっぱなし。おまけに赤ん坊誘拐の犯人がイマジンと契約してしまう。

 映画限定フォームのイマジン、ジークが何故か登場……って、次回予告ではその限定フォームのはずのウィングフォームが出てきてるんですが……
 イマジンはどれも癖のある奴ばかりなのだけど、このジークも癖がありすぎ。振る舞いは高貴なのだけど、良太郎たちを下僕扱いして高飛車に命令……でも、根本的には悪い奴ではなさそうなのだよなぁ。イマジンって結構そういう奴が多いな。
 でもその煽りを食うのは周りの連中。特に良太郎。何故か契約者が別にいるのにジークは良太郎に取り憑くことが出来、追い出そうとしたモモタロスたちを逆に小さくしてしまう。オーナーの言葉によれば、赤ん坊と一緒に産まれるという体験をしたために存在の力が他のイマジンより強いのではないか、ということだが……
 だが、赤ん坊を母親の元に戻そうとして誘拐犯と間違えられ、良太郎に後を任せて勝手に離れてしまうし、犯人と契約したイマジンに掠われた母親を助けたのに、良太郎は母子誘拐犯として連行されることに……ホントにバカを見てるなぁ、良太郎。不幸慣れしてるにもほどがある。
 次回はそのジークに消滅の危機? ホントに消滅するんか?


 で、おまけでゲキレンジャーなのだけど、残りの拳聖三人が一挙登場。ゴリー・イェン(ドニー・イェン)、ピョン・ピョウ(ユン・ピョウ)、ミシェル・ペング(ミシェル・キング(=ミシェル・ヨー))ですか……


2005年07月08日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 魔女と魔術師とついでに箒

  一昨日 思わせぶりなことをいろいろ書いたけども、「厳密に言うならば魔女と魔法使いは違う」ということは知ってる人なら知っている話。ではどう違うのか、ということになると少々難しい。
 魔女ってのは中世の「魔女狩り」でヨーロッパでのイメージが統一された観がある。「魔女狩り」史観に従うならば「魔女」とは悪魔と契約しその力の一部を行使する者のことで、「女」とついてはいても別に女とは限らない。では魔女とはそのようなものかというとこれも「魔女像」の一部に過ぎず、ジュール・ミシュレの「魔女」等によればむしろ超自然との交感者、という位置づけになっている。まあ、中世ヨーロッパでは神以外の超自然は悪魔に他ならず、教会を通さずに神と接触することなどありえなかった(ことになっていた)から、その論でいけば「悪魔との契約」ということになるのかもしれないが。また、この手の(非キリスト教的)「魔女」というのはヨーロッパの辺縁にまだ実在しているようである。と、言っても別に私は神秘主義者じゃないので沖縄とかの「ユタ」に近いシステムじゃないかとか勝手に思ってみる。
 ただ上記もまた「魔女の一部」であり、日本語で乱暴に「魔女」と呼ばれているものの中には怪異や災厄の主としての存在である、妖怪じみた伝承もまた含まれる。ではそれらはきっぱり分かれるのかというとなんともそうではないらしいからややこしい。
 だからこれらをトータルすると、魔女とは後天的に体得するものだというイメージももちろん間違ってないし、先天的なものだというのも間違ってない。もともと人間とは異なってる存在とすることも間違ってない。結局、「魔女」というくくりでくくられているものの中には何系統かの存在があり、場合によっては境界で混じりあって混沌としている。
 で、魔女と魔術師だが、これもかなり広範にイメージの混同が行われている。マジレンジャーやハリー・ポッターなんかも箒に乗ってたりするが箒は元々は魔女の乗り物のはずで、魔女狩りの時代に魔女として告白した者の証言(どういう状況で証言させられたかわかったものではないけど)に、精神だけになって箒に乗って空を飛んだというものがあるようだから、それなりに古い結びつきなのだと思う。だが、なぜ箒で空を? というのがさっぱりわからない。broomは箒と(魔術と関連して考えられていた)エニシダの両方を指すから、という説明があったりするがわかったようでわからない話だ。「空を飛ぶ乗り物」にどうつながるかがさっぱりわからない。第一英語以外でも同じになるのか?
 「魔術師」(魔法使い)についても魔女と同じく「それの示す領域」についての議論があるのだけど、この際省略。(たとえば御伽噺や伝承の中の「魔法使い」と現実にいる呪術師や祈祷師を同じくくりにしてしまって良いのか、とか)
 まあ、この辺のことは多くは「言葉の問題」で、逆に言えば「言葉の問題」として捉えると(語源やその系統、あるいは誰がどのような意図で使ったのか)、そういうことを調べることでかなり明確になってくる。
 個人的に興味があるのが1)魔女と箒の結びつきの時期、2)および由来、そして3)魔女と魔術師のイメージの混同の歴史なのだけど、どうにも調べるとっかかりがなくて難儀してるのだよなあ。
 魔女の出現と天体現象(彗星など)を関連付けている伝承もあるので、個人的には由来はそういう方面の連想かと夢想してるのだけど、否とも応とも資料が見当たらないので結局そこ止まり。きゅう。

[その他][アニメ][マンガ] ふと思ったが

 上のようなことを書きながらふと思ったが、 かみちゅ! って実は魔法少女ものの一種だったのか!  一昨日の日記 参照のこと。コミック版しか見てないけど(概ねアニメの#1, 2もコミック版と同じらしい)。名古屋は二週遅れだけど。とほほ。

[その他][映画] ひさびさに

 深+の映画の日に行く。前々回は別の飲みで、前回は……なんだっけ? なんか用事が入って行けなかったんだよな。今回は、最近まともに映画見てないし行こうか迷ったけども、そんな自分に喝を入れるためにも敢えて行ってみた。
 で、どんなだったかというと、怪しい中国製DVD(VCD)を前に、「如何に『ラストボーイスカウト』がダメな映画か」を延々と話してました。超訳。
 話がダメだとか以前に、いったいどんな話かわからない。もっと言えば映画としては致命的に「画」がダメ。映画には映画の「画」ってのがやっぱあるんだよなぁ。どんなたわいない話、あるいは話そのものが意味不明でも「これが映画だ」と思える画が。


2004年07月08日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] とらぬ狸の紅い舌

 「血風編」第十話。土左ヱ門は官軍が江戸に上ってきたにも関わらず軍に戻ろうとせず白濱屋に居続ける。のみならず、おりくたちに官軍の密偵の見分け方まで教える。土左ヱ門は官軍にも愛想をつかしはじめていたのだ。そんなおり、白濱屋を含めた品川の旅館組合に薩摩の密偵を名乗る男が、品川に火をかけることを見逃す代わりに賄賂を出せと迫っていた。おりくは土左ヱ門に教えてもらった方法で本物の密偵か調べ、本物だとわかるがどうにも腑に落ちない。大金だということで一旦返事は保留する。一方、江戸を捨てて逃げた人の土地を二束三文で買占めての一攫千金を夢見て江戸にやってきた田舎の造り酒屋夫婦が白濱屋に泊まる。妻のおよしは商いの才能がない夫・栄吉を心配しつつとめることが出来ずにいたが、案の定だまされてなけなしの金をすべて奪われる。このままでは宿代も出ないし国に帰ることもできない。そこに例の薩摩の密偵が現われ、ちょっとした芝居をしてくれれば礼金を払おう、と持ちかける。それに飛びつく栄吉だったが……
 前回は偽官軍だったが、今回は本物。しかし、官軍の中も腐りきっていた。土左ヱ門はかつての親友が私腹を肥やそうとしてるのではないかと疑うが、疑いきれない。そして裏切られたと知り、腐りきった旧友にウィンチェスターの銃弾をありったけ叩き込みながら「もっと早く死んでりゃ良かったんだ」と吐き捨てる。もっと早くに堕落した旧友の正体を見抜いていれば犠牲者を出さなかったのにという後悔と、信頼を裏切ることを憎む土左ヱ門の怒りである。
 また、もうひとつの見所は酒屋夫婦とその幼馴染の飯盛り女・おたねのやり取り。かつて男に想いを寄せながら家族のために身を売らざるを得なかった境遇、それに対して裕福で好きな男と添い遂げたおよしへの嫉妬。もはや恋敵として以上の嫉妬と憎悪をたぎらせる。夫の仇を討つ金を工面させるため、およしに飯盛り女になることを決意させた瞬間の勝ち誇ったような表情は、女の嫉妬の恐ろしさを思い知らされる。
 レギュラーもバランスよくゲストに絡んで、殺しの見せ場もなかなか良い、総じて質の高い回。  明日は最終回「夜明けに散った紅い命」。とても好きな最終回。


2003年07月08日(火) 旧暦 [n年日記]

見て来たような

 今の通勤・帰宅時の読書は 戦争の犬たち 。一緒に買った諸々の本はとりあえず後回し。
 ここしばらく、不動産管理会社らしい会社からの電話が何度も留守電に吹き込まれていて、覚えのない社名だったので「マンションを買いませんか?」とか、そういう類かと思ったら、どうも様子が違い、番号間違いで顧客に連絡をとろうとして間違ってウチにかけてきているらしいと気付く。電話がかかってくる時間帯、ほとんど家にいないので、待ち受けてそれを伝えるわけにもいかない。「いつまで勘違いしてるんかなぁ」と思っていたが、今朝たまたま遅く家を出る前に電話がかかってきて、「あの、○○さんのお宅ではありませんよね?」と言ってきた。薄々、向こうも間違いだということに気付いてきていた模様。違うという旨をはっきり伝えたので、もう間違い電話はかかってこないでしょう。う〜ん、担当のカ○○さん(女性)の声、結構可愛かったのでちょっと残念。<おいおい
  「大阪人より名古屋人の方が韓国人に似てる」スレ 。リアル韓国人(除く在日)と個人的に接触したことがないんで一概に比較出来ないけど、多分、大分違うと思うんだけどなぁ……「自分たちにとって一番住みやすい」と考えてる節はあるけど(実際、かなり可もなく不可もなく、ではある)、韓国が日本に食いついてくるみたいに他の都市を本気でムキになって貶めてることもないし、全然特徴で似てるところってないと思うんだけど……、あ、食い物の特殊性は否定し切れないところがありますが。ミソカツ、味噌煮込み、天むすなどはまだしも、抹茶小倉スパなんぞ持ち出された日には……
 先週録画した ボンバーマンジェッターズ を見たけど、スゴイスゴイ。おそらく、クライマックスの展開に向けての節目の回で、途中から見始めたんで解説だのなんだのを入れる資格はないのだけども、「子供向けではあっても子供騙しではない」の好例みたいな番組ではある。もっと早くに見ておかなかったことを後悔するなぁ。
  不明者捜索中の取締船「からしま」に韓国貨物船が衝突読売 )。なんでも、座礁の危険があるので、その場所で沈めることも検討しているとか。これはもっと強く韓国側に抗議しても良いと思う。そもそも「からしま」が捜索していた「第18光洋丸」も、パナマ船籍(船主は韓国人)に衝突され、沈没したらしい。海上保安庁もさまざまな規制の中頑張っているのは知っているけども、衝突して沈没した船の行方不明者を捜索していた船にまた衝突という状況は、いかに視界が悪い状況だったとしても(一方は停船していたのだから)あまりにも酷い冗談だと思うけど……マスコミの報道が少なく、きちんと事実が掴みにくいのが恨めしい。昨日店頭でぱらぱらと流し読みした豊田有恒氏の本にも「日本のマスコミは朝鮮半島関連となると途端に腰が引ける」と書いてあったけど、この件もそれを連想させる。 こちら に参照リンク集。
 あ〜、嫌韓的なことはできるだけ控えてようと思ってたんだけど、さすがに思わず書いてしまった。こういうとき、抑えがきかないんだよなぁ。
  HAPPY☆LESSON ADVANCE 。元企画、設定が異常なわりには、スラップスティックコメディとしてそれなりにまとまってるのだよなぁ……今回は「全部のキャラにまんべんなく」ではなく、メインヒロイン(?)のむつきを中心に、ということらしいのだけど……一話を見た限り、前シリーズのノリはそのままで、少なくとも前シリーズの水準は期待出来そうではある。
  Let's note W2レビューPC wacth )。使用者としては、概ね頷ける評価。キーボードが流石にThink Padなどと比べて使いにくい感はあるけども、このスペック、この大きさ・重さで、となると、十分に納得できる。というか、お買い得感すらある。欲目が入ってるかもしれないけど。2スピンドル(回転系がHDDとDVD/CDドライブの二系統入っている)ノートで、トータルバランスを求めてるならお薦め。一部で悪評のあるホィールパッドも、人によりけりではあるだろうけども、慣れるとかなり使い勝手は良い。まあ、私はマウスと併用ではあるんだけど。


2002年07月08日(月) 旧暦 [n年日記]

なんだかんだ言って実はとってたんですが、

 朝日新聞、代理店のおじさんがいい人だったし、なんとなく惰性でとっていて、でもほとんど目を通してなかったのだけど、どうにも朝日の売上に貢献するのがいやになってしまった。
 よくよく考えれば、関東大震災のときの朝鮮人虐殺のきっかけになった新聞記事は大阪朝日のものだったし、戦時中には大本営的ヨイショ記事、戦後も在日コリアンに北朝鮮への帰還を勧め、結果的にとはいえ10万人をこの世の地獄に送る手助けをした。他にも松本サリン事件の冤罪、サンゴ礁の自作自演など、不祥事を上げれば数知れず。そりゃ、間違いのない報道機関をさがせって言ってもないのだろうけど、他者は平気でつるし上げ、自分の間違いはのらりくらりとかわそうとする。理性でなく、感情的な判断だけど、本当にいやになった。
 小心者の私が意を決して代理店に電話をする。出ない。どこかほっとしたところで、電話が鳴る。まさかと思ったら、案の定代理店がコールバックでかけてきてくれた。のっけから罪悪感。
「あのー朝日の購読、中止したいんですけど」
『あ、そうですか。で、何時頃から何時頃まで』
「あの、今月一杯で打ち切りたいんですけど(<このへんがヘタレの弱気)」
『え……それって、お休みでなくって、とるのをやめたいってことですか?』
 ちょっと動揺してるふうのおじさん。中止と休止を聞き間違えたらしい。「ええ、そうです」
『代わりに読売とか、他の新聞をとるんでしょうか……?』
 こう聞かれて、そうです、と嘘を吐くと、それじゃこっちもサービスしますから、とずるずる来そうなので、正直に話す事にする。そもそも抗議としての購読中止なんだから、嘘を吐いたら意味がない。
「いえ、このところの朝日新聞の報道の偏り方が目に余るようになりまして、ちょっと、これ以上とりつづけるわけにはいかないなと思いまして……」
『ハア……(がっかりしたようなおじさんの声)その記事って言うと、具体的にはどの辺になるんでしょう?』
「ええっと、韓国関連あたりになりますか……」
 そうですか、とあきらめたおじさんに、すいません、と謝って電話を切る。新聞代理店もなかなか大変なのだと思うのだけど、申し訳ない一方で、やはり購読をつづけるわけにはいかないと思うのも確か。すべてを真っ正直に、とは言わないけど、もう少しまともな新聞だったらおじさんをがっかりさせなくても済んだのに。
 ちょっと用事で東京に行く。用は 日本神経科学会 で、今やってることに関係ありそうなシンポジウムがあったので聞きに言ったのだけど(でも、実際はタイトル倒れだったという罠)、ついでにひさびさに東京の方の友達と会う。以前、こっそり横浜の学会に行ったら姉から「なんで黙ってる」と怒られたのだけど、今回の学会は千葉側だたし、ほとんど日帰りだったから、まあ今回はいいでしょ。
 それにしても暑くて死んでたのだけど、名古屋に戻ってきてもやっぱり暑かった。何故か友達からお土産にもらった博多とんこつラーメンを食う。とりはむと、万能たまねぎドレッシングを少し薬味にして、葱をのせて食べる。ウマー。りかーさん、ありがとうございました。
 東京への移動中に「クリプトノミコン」一巻を読み終わる。最初の上海のところは世界観がつかめずに良く分からなかったのだけど、「暗号」をめぐって第二次世界大戦時と現代との状況を交互させながら進む展開になると、どんどんページが進む。正直、大戦時の日本の記述には首をかしげるところもある。日本軍の現地民徴用はとりあげるのに、当時のもうひとつの背景だった欧米各国の植民地支配に関してはほとんど触れないけど、まあ、それが主眼の話ではないからこだわりすぎなくてもいいか。
  龍騎 は、仮面ライダーライア=手塚の最期。神崎兄から渡されたサバイブカードを使うことを拒み、蓮に渡す。さらに、ライアをかばおうとして王蛇にボコボコにされた龍騎を逆にかばい……なかなかおいしいキャラでした、って、確か映画版の広告に手塚はのってなかったっけ? 死亡したのは確かなはずなんだけど……ますますもって映画がよくわからん。


2001年07月08日() 旧暦 [n年日記]

本を読んで息を止める

 別に本を読んでいて感動ではっと息を止めたという話ではない。講談社+α文庫から再版した坂井三郎氏の著作「大空のサムライ」をやっと読み終えたのだ。で、後書き読んで思わず息を止めてみたと…
(なんで後書き読んで息を止めたかは読んでない人にはさっぱりだろうけど、読んで欲しいからこれは伏せておこう)
 坂井三郎氏は第二次世界大戦時の、「生き延びた」(これ重要)日本海軍のエースパイロット。その氏の著作で世界各国で訳され、読まれているのがこの本。
 以前からなんとなく知人友人周囲の「これは必読の書だ読め読め」的な空気があるので探していたのだけど、以前出版されていた光人社版がどうしても見つからない。「続・大空のサムライ」などはそれでも見かけるのだけど、続から読むのもなんとなく癪なので探しつづけてたら「講談社からこの四月に再版されたよ」という知らせが。なんですと!? 聞いてないよ! ってわけでその翌日には書店を探しまくって入手したわけです。
 それが6月くらいのことだったかな。で、なんでこんなに読むのに時間がかかったかというと、確かにこの本は分厚いというのもあるし(光人社版より字が大きいというのはあるけど400P前後の上下巻)、読み応えがあるんでつい同じ場所をなんどか読み直してたというのもある(私にしちゃ珍しいことだ)。上下巻を一緒に買って来たつもりになってたら、気付いたら上巻を二冊間違えて買っていてあわてて下巻を買いに行ったとか、下巻を読んでたら途中でまぎれてしまい、探しても見つからず仕方なくもう一冊下巻を買ったらひょっこりと出てきたとか(だから今ウチには+α文庫版大空のサムライ上下巻が2セットある)、そんなすったもんだを繰り返していて、ようやく読了。
 全編を通して坂井氏らをはじめとする飛行機乗りの侠気と言ってもいいさっぱりとした気持ちの良さと、誇り高さ、仲間との同じ飛行機に関わるがゆえに共有する友情と生死を分ける場所にいるがゆえの孤高の精神というのが貫かれているのだけど、ただそれだけではない。同時に彼らの活躍の場が死とは切っても切れない戦場であるということだ。仲間も、敵も、親しかったものもそうでなかったものもある日突然死んでしまう。そして何時自分も戦場に散るかもしれない。それを受け入れ戦場を駆けるさながらサムライそのものなのだが、人を殺すということ、人が死ぬということ、死に面するということ、それらが飾り立てられず、決して死を称揚することも貶めることもなく事実そのものとして語られていく。それゆえにより一層死と隣り合わせの戦場の恐ろしさが感じ取れる(体験したことがない身に「わかる」とは間違っても言えない)。
 こりゃ周囲から受けた「読め読め」というオーラも納得行きますわ。
 ちなみに読了後、二回息を止めてみてその持続時間は、一回目が二分四十五秒、二回目が三分二秒でした。
 今朝の パワーパフガールズ 、いつもの「お砂糖、スパイス、すてきなものをいっぱい…」というナレーションが入らずいきなりテーマソングが始まったので何かと思ったら前半は総集編だった。
 この「お砂糖、スパイス、すてきなものをいっぱい…」というガールズのレシピだが、実はマザーグースの歌が元ネタらしい。解説は こちら。
 ゲストキャラで出てきた悪の男の子軍団「ラウディ・ラフ・ボーイズ」の組成もこの歌の通り(バージョン違いがあるらしいが)。日本人にはなじみがないんで、何のことかよくわからないけど、まあいいか。
  アギト は相変わらず。アンノウンとアギトの謎はお休みなのでちょっと小休止的なところはあるが、三人ライダーのうちの一人、G3のパワーアップ編。単純にパワーアップ万歳とならないところがアギト風味。GX−05ケルベロスいかす〜。
 一週間遅れの(これ言っておかないと「?」な人多いだろうから一応) デジモンテイマーズ は作画が怖い。だってまつげと鼻の穴を妙に強調してるんだものなぁ。それはおいとくとしても、細かい部分で納得の行かない出来の話ではあった。今まで何故進化できたかわからないのに、イキナリ「超進化プラグインS」で「今なら進化できる」だもの。でもそれでも面白いのは基本線の「少年(少女)と犬」という部分をはずしてないから。現実世界に非現実の存在が紛れ込んでる違和感も○。