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2011年07月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 新番組その5

  BLOOD-C #1「あまつかせ」。BLOODシリーズ最新作。つーか、いつのまにシリーズ化してたのか。
 前作「BLOOD+」喜多村英梨の主演デビュー作で、そのオーディション時に音響監督が「あまりの声の出無さにびっくりした!」と言ってたのだけど、その彼女もそろそろ中堅女性声優となり、その中でも実力派と評価されるようになるだけの時間が経ってるわけでして。でも主演は新人でなく水樹奈々ですw
 今回の「サヤ」は神社の娘のメガネっ娘。ドジでお人好しながらも、人知れず人ならぬ者を御神刀で断つ役目を負うのだけど、その出自にはシリーズの通りいわくがありそう。
 と、そんなことはさておき、主役がメガネっ娘で戦闘中もメガネを外さないというのはポイント高し! あと、CLAMP関連作品にはマスコットキャラ的双子が出てくるのはお約束なんですかね?


  猫神やおよろず #1「貧乏神インスペクト」。高天原での悪戯が過ぎて、罰に力を封印されて地上で暮らす羽目になった猫神・繭。氏子の柚子が営む古物商「八百万堂」でいそうろうをしているが、ゲームをしてはゴロゴロしているばかり。おかげで八百万堂の家計は火の車。さらに、天界から超弩級の貧乏神が町にやって来ると連絡を受ける。これ以上八百万堂に貧乏になられては家計が破綻すると慌てた繭は、仲間の神たちと一緒に貧乏神防衛戦を敷こうとするが……

 猫の神様、って猫を祀る神社はそんなに多くない、と思ったら案外とあるみたいですな。猫が愛玩用として日本に入ってきたのはそう古くはないのだけど、まあ、日本はなんでも祀るのがいいところだから。でも、養蚕地が蚕に害を与えるネズミを食べるから祀ってるとか、狐信仰に近い理由っぽい。でもまあ狐神は手垢がついてるし、キャラ立ちとかで猫神なんでしょうな。
 まあ、それはともかく、ほのぼのキャッチーな絵柄ながらもちゃんと実在する日本の神様の名前も出てきて、ご町内神様コメディ、ってところですか。監督はこの手のが得意な桜井弘樹。
 そういや、戸松、日本の神様やるのこれで二度目ですな……


  神様のメモ帳 #1「彼女について知っている二、三の事柄」。幼い頃から転校ばかりしていた霧島鳴海は、いつの間にか誰とも親しくならず、クラスで浮かない、目立たないという特異なポジションを取るようになっていた。高校になり両親と離れ落ち着いた環境になってもそれは変わらず、折角入学した高校でも誰とも親しくしようとしない。しかしある日、道に迷って通りがかったラブホテル街で言い争う声と共に窓から少女が落ちてくる現場に遭遇する。しかし同時に車で少年たちがやってきて、少女と、少女の相方らしい少年を連れ去ってしまう。単純な美人局かと思っていた事件だが、彼を園芸部に勧誘するクラスメイト、篠崎彩夏に紹介された仲間は、事件の時に車に乗って来て、去って行った少年たちだった。「ニート探偵」と名乗る彼らのリーダーは、アパートの一室でモニターに囲まれる少女、アリスだった。

 緋弾のアリアがアレだったJ.C.STAFFの新作。
 ロリな安楽椅子探偵、というのでは、「GOSICK」とかぶってるのだけど、舞台は現代日本だというのと、彼女を中心にあぶれ者が集まって探偵団をやっているというので、かなり違う様相。事件の内容も、琴線目的ではないのに美人局じみた脅迫行為を行なってる男女二人組の目的は……というもので、かなり地味。事件の顛末も地味。けど、丁寧な作りもあって最近のJ.C.Staffのラノベ原作では一番期待が持てそうかも。
 ところでラーメンとアイスの組み合わせに異を唱えるというのは、スガキヤの全否定と受け取ってよろしいか?


  バカとテストと召還獣にっ! #1「僕とみんなと海水浴っ!」。まあ、普通に続き。というか、のっけから水着回。どう考えてもリア充主人公二人が自分たちがめぐまれてないとナンパを始めていろんな勘違いの暴走から自滅するのもお約束、か。
 いや、普通に前期から楽しめますが、テストも召還獣も関係ないよね……って、一番のポイントはそこじゃないからいいのか。


2010年07月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] オカ学#2と伝勇伝#2とオオカミさん#2と生徒会共#2簡単に

  世紀末オカルト学院 #2「文明の到来」。前回の最後、マヤの前に素っ裸で降り立った男、アベミノルは、宇宙人に人類が滅ぼされそうになってる未来から人類を救うためにやって来たタイムエージェントだと、またトンデモなことを言い出す。どうも重要キャラらしいアベミノルこと内田文明が登場だけど……これまたえらく頼りない。彼が言うには1999年7月21日にヴァルトシュタイン学院に収蔵されていた「あるもの」が発動、それにより時空間が破れ、そこから宇宙人が攻めてきて人類が滅びかけていて、彼は2012年からその「あるもの」を探して破壊するためにやってきたと言うのだけど……彼の言ってることが父の残した手帳の記述とも符合すること、何者かに襲われたことで、マヤは共同戦線……というか文明をコキ使い父を殺した相手を探そうという腹らしい。もっとも文明は性格もヘタレで、サイコキネシスが使えるといい、実際1999年ではスプーン曲げ少年としてもてはやされてるらしいのだが、どうもその力は今は使えないらしく、ただ手にしている携帯型端末で未来との連絡がとれるとの、世界を滅ぼすオーパーツの判別が出来るだけというのが……マヤの顔芸とドSぶりが意外にも面白くて好調なので楽しみになってきたのだけど、この二人に任せて大丈夫なのかがw(主に文明)

  伝説の勇者の伝説 #2「英雄と寝ぼけ男」。一気に過去話。でも、前回に比べると普通に面白いですよ? う〜ん、どっちを信用していいやら。
 どうも過去話ではいろいろ陰謀やら裏切りが起こりそうな雰囲気なんで、とりあえずそういう匂いがする限り見続けてみます。ただ、今んところ団子女にあんまり魅力がないのが……

  オオカミさんと七人の仲間たち #2「うそつきおおかみさんと亮士くん」。御伽銀行の仲間になった亮士を一応は受け入れたものの微妙に距離を近付けにくい大神さん。だけど、今回は大神さんへの依頼と見せかけ、彼女が罠にはまってしまい……
 話の内容云々以前に、黒子ナレーション、さすがにうざすぎ。いや、新井里美さんがどうこうと言うのではなく、突っ込みを入れる天の声的ポジションなら別に問題ないんですが、キャラのシリアスな心情の解説までしだすと、流石に「余計」と言わざるを得ません。ちょっとバカにされてる気もするし。
 その辺、スタッフはご考慮いただきたいものです。
 そういや、EDは「赤頭巾ちゃんご用心」だったんですな。てっきり「狼なんか怖くない」になるかと。

  生徒会役員共 #2「時に君はSかMか/ならばその力を試させてもらおう/きらきらと輝くそいつはおまえのなんなのだ」。柔道部部長(予定)三葉ムツミと本格的痴女トップを争う(争ってる相手は七条アリア)横島ナルコ登場。小林ゆうは今期女教師二発目ですが、なんというか、実に生き生きとしてますな。善哉善哉。生徒会メンバーには疎ましがられてる気もしますが。
 「学校イベント」で「遅刻しそうになって運命の人とぶつかる」「番長を倒したと思ったらそれは四天王の中で一番の小者だった」に並んで、なんで「舞踏会場の外で剣舞を踊ってた婚約者」なんてネタが出るのかと思ったら、監督が「プリンセスラバー!」と同じだったんですな。言われてみれば、いろいろ納得。


2009年07月15日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 咲#15とまにまに#2と化物語#2とループ

  #15「魔物」。その気になれば自分の存在感もろとも捨て牌、リーチまでも同卓の相手に気付かせないように出来る東横桃子の特技がいよいよ本領を発揮し、またもや透華はあり得ない振り込みをしてしまう。しかし目の前の卓をPC画面に置き換えてしまうことで100%デジタル打ちの力を発揮できるようになった和には通じず、結局各校横並びのまま大将戦へ。
 各校満を持して実力者を送り出す最終決戦、注目は当然大会を荒らしまくった怪物・天江衣だが、まったく無名の咲が二連続で嶺上開花で上がり、好気の目を一身に集めることになる。

 透華まったく目立たず副将戦終了って……仲間からも「一番高い役を上がったのにねえ」「記録に残るより記憶に残る麻雀ってわけだ」とかからかわれてるし。愛されてるねえ。一は別の愛し方の気がするけど。
 で、大将戦。注目度No.1の衣に去年の雪辱を狙う池田とのカードが注目されていたけども、のっけからいきなり嶺上開花を出す咲に一気に注目が移る。それに対しやはり無名の鶴賀の加治木が一か八かの牽制をかけ、曲者の伏兵ぶりを見せつける。つか、池田ってこれまで「福地先輩好き好き」しかイメージがないけど、ホントに強いの? あと、ホントに衣がこれまで言われている通りの強さなら、衣の独壇場に咲が一矢報いる展開になりそうな。
 それとやっぱり制作会社が変わってました。まあ、GONZOが今アレだからなぁ。


  宙のまにまに #2「ファーストスター」。最後の部員が集まらず廃部の危機だというのに緊張感なく一年の朔の教室に入り浸る美星。そんな彼女をいらだたしげな目で見つめる蒔田姫。彼女は受験当日、落ち込んでいたところを朔の何気ない一言で救われ、それから密かに朔に心を寄せていた。なんとかして美星を朔から遠ざけようとする姫だが、美星に無理矢理引っ張られた屋上での天体観測でこれまで思って見なかった星空に一瞬心を奪われる。が、それよりなによりつきあってると誤解していた朔と美星がなんでもないと知り、一気に攻勢に出るべく天文部に入部することになる。

 なんつーか、キャラは地味めな割に妙にハイテンションなのな。美星を始めとして、江戸川とか、朔のお母さんとか。ふーみんも何気にハイテンションだし、部長は部長でハイテンション……なのかな?
 話としてはライバル登場+天文部本格始動ですか。しかし文芸部は全天候対応というか、そりゃインドアじゃ天候関係ないわな……つか、文芸部こそ余所様の理解を得られない部活の代表のような。まああの会長なら無理矢理理解を得るんでしょうけど。


  化物語 #2「ひたぎクラブ 其ノ貳」。めだかボックスでもそうだったけど、羞恥心のない美女、ってのは、西尾維新のパターンなのか? まあなんでもいいけど。
 重し蟹についていろいろ語ってたけど、よく考えたら一番結びつけそうな「オモイカネ」は出てこなかったのな。重さを取り戻した後のひたぎのあの態度は、暦の願望混じりの幻想なのか何なのか。
 ところで今回OPがついてたけど、なんかヒロインごとに変わるっぽい? つか、本編でもそうだけど実写の多用はいつもの新房作品ながら、どれだけ視聴者がついてくるのかなぁ。まあ延々ループよりは大丈夫でしょうが。


 で、 ループ 。なんか「この後の新作部分は全部エンドレスエイト」って噂も出てきてるようで……まあ、やっても今の京アニなら不思議ではないけど。いくら京アニでも、ホントにやったら悪い意味で伝説になると思うのだけどなぁ。


2008年07月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 李明博政権も大変だ

  韓国駐日大使が竹島問題で抗議「日本の間違い指摘した」読売 )。まー、李政権も大変だ。ほっとけば米牛抗議で危機に瀕した支持率がとんでもないことになるし、かといって「たかが教科書問題」、大騒ぎすれば自分たちが困る事態になってく。過去政権のツケとはいえ、大変なところですなぁ。
 あ、日本側が教科書記述を削る方向はもちろんなしで。(笑)

  「先生もお金払ったの」=県教委に情報開示要望−大分のPTA時事 )。ま、こういうことになりますわな……「ばれなければ不正をしてもいい」「自分たちさえ良ければいい」ということを自分たちで示してしまったのだから。多くの教師は不正なんか関係ないだろうけど、少数のものがやったことで全体の信頼が落ちてしまう。その罪の重さをきちんと認識して欲しい。認識しなければ罰則で。

[アニメ] Mission-E#1

  Mission-E #1「OLさん誘拐大作戦」。柊によって引き起こされたType-Eによる天変地異から五年。人々の間で暮らすType-Eは自分の身体の秘密を知らず、身の回りで起こる電化製品の不具合に悩まされていた。その彼女らをめぐって暗躍する二つの組織、強引にType-Eを拉致する「ファウンデーション」に、彼らからType-Eを守りつつ社会生活の支援をする「OZ」があった。千波美は「OZ」のエージェントとして相棒の君塚麻織と共にファウンデーションの手から同胞を守るために活動していた。

 良いとは言えないながらなんだか妙に外した雰囲気がわりと憎めなかった「 Code-E 」の続編。主人公は千波美から新キャラ・麻織に変わって、「OZ」に請われてエージェントになったものの「Type-E」としての自分と折り合いが付けられない彼女が描かれる。
 しかしType-Eの能力により制御されるパワードスーツがあると言っても、あの千波美がエージェントって……出だしは「別物?」と思ったけど、やっぱり基本はCode-E。
 園美はすでに結婚し、OZを創設した上、既に二児の母に……前作での見合い相手と結局結婚したのかな? いい子過ぎてババを引いてしまったけど、今はそれなりに幸せそうで良かった。斎橋由真や光太郎もOZでType-Eを支える仕事をしてる模様。
 麻織らが着てるスーツはパワー増幅の他、Type-Eの能力を増幅したりという機能も備えてるらしい。千波美の場合はパワーの強さを生かして長距離攻撃? 麻織の場合は、コントロール出来るワイヤーを武器にするということらしい。ってストーンフリーか!
 Type-Eは女性だけって設定も、前作に出てたっけ? コミック版(「Code-EX」)では人工的にType-E能力を発現させようとすると特に男性では100%死亡に至るって言ってたけど。
 今回は本格的(?)スパイものということで、スパイというと気になるのはマヌケスパイ姉弟の姉、ミリス・ブリンベルゲ。前作のラストで崩落に巻き込まれて生死不明のままなのだけど……決して悪人ではなく、家の再興のために頑張ってただけに、ただ死んでたら後味悪いなぁ。


2005年07月15日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ゲゲゲの鬼太郎、桃太郎

  ぺとぺとさん #2。妖怪が「特定種族」として認知され、人間との共存を図ろうとしている世界。主人公シンゴのクラスに「ぺとぺとさん」の藤村鳩子(ぺと子)が転校してくる。ぺと子は好意を持ったものに触るとくっついてしまう妖怪。離れるには一度睡眠するしかない。シンゴはプールに落ちかけたペと子を助けようとした拍子にくっついて(ぺとって)しまう。しかたなく二人は早退してぺと子の家に泊まるのだが……
 まあ、別に苦情というんじゃないけど、最初にぐちっぽいことを。
 日本で妖怪を書く人って、どうしてこうも強くラバウルからの帰還兵に強く束縛されてるのかなぁ、と。いや、致し方ないんですけどね。影響力が広範で根強く強烈ですから。とはいえ、響鬼よりかは「わかってやってる」感じはするので、こちらの方が好意的に受け入れられる。響鬼の妖怪(魔化魍)は名前とデザインの特徴だけのうわっつらを持ってきてるだけの怪獣だものなぁ……
 「ぺどぺどさん」などという誰でも思いつきそうなネタはさておき、話自体は微エロだけどスローテンポでほのぼので、なかなかよろしいんじゃないかと思います。原作読んでないからこの後の展開知らないけど、人間と妖怪が混在しながらもその間にちょっとした軋轢があったり、というところもさりげなく描写してる。ふにゃふにゃした感じのOPも良い。しかし美少女ゲー的主人公の性格設定とか、クラスメイトの女性キャラがよくわからないまま主人公に好意なり持ってるっぽいところとか、ハーレムアニメなのですかね? 今のところのお気に入りは沙原と赤沢と守口(笑)。

  SHUFFLE! #1。ごめんなさい。これ最初の十分しか見てません。そこまでしか精神的にきつくて見れませんでした。これでも頑張ったんです。
 考えなしのギャルゲ設定を垂れ流されるのがこれほどきつくなってるとは……私もトシですかね?

  かみちゅ! #1。神様で中学生。だからかみちゅ。ある朝、いきなり神様になってしまった中学生、一ツ橋ゆりえ。でもなんの神様か、いったいどんな力を持ってるのかもわからず、親友の光恵に相談するがまともにとりあってもらえない。そこに口を挟んできたのはクラスメイトで神社の娘の三枝祀。強引な祀に「神様の特訓」を施されるのだが、全然神様らしいことは起こらない。しかし祀がゆりえに発破をかけるために話した言い伝えが、とんでもない事件を引き起こすことに……
 「なぜ神様になったのか」とかは一切説明なし。朝起きてたら虫になってたようなもの。気にしてはいけない。日常の中に非日常が入り込んできてなにかが起こり、それが神様(一神教的な神ではなく、日本の八百万の方)で、その神様と人間との距離感が結構面白く描けてる。で、神様なのにわりと話が町内会的というかたわいもないのは、前にも書いたけどこれは基本、魔法少女ものなのだからだろう。日本の土着の神様って、有効範囲はわりとそんなものだし。まあ、そんな感じなのでそんな感じでマターリ楽しむのがいいのではないかと思われる。(どんな感じだよ?)
 ところでやたらと表情とかのしぐさが細かかったけど(さすがに#3まではこのクォリティは続かないらしい)この手の芝居のつけ方って、元はどこらへんなんだろう? 自然な表情というより、やはり演劇的な気がするのだけど。

 ネットを巡回していると、知り合い等が「 電車男 を見た」とかって書いてるんだけど、ことごとく目にするのが本編無視でOPアニメの話題ばかりなのが笑った。いや、私もそうなんだけどさ。ん〜と、オタクっぽくってことなんだろうけど、元ネタになったDAICON FILMの時代と今の時代とは「オタク的」なものがかなり違うし、なにより元ネタより爽快感が劣ってるのが……製作はGONZOらしいけど、絵コンテは誰が切ったんだろう?
 本編の方は、大衆演劇的に落とし込むならこんなところでしょう、って感じ。ネットの表現とかが結構工夫しててわりと楽しかった。「わりと普通の人」のエルメスさんを「スーパー」に見せるためにオタク描写はやはり極端にしてるけど、けなそうとしてるってより(まあ、低く見せてはいるしその意図もあるんだけど)愉快な善意の変人さんたちな印象で、まあ、こんなものでしょう。エルメスさん側のドラマを実際の書き込みから結構補完して脚本にしてて、そこにむしろちょっと感心した。まあ、大衆演劇なんだけどね。

[その他] めがね?

  眼鏡着用義務のマラソン大会朝日 )。フレーム生産量日本一をアピールしよう、ということでのイベントらしいのだけど、 「レンズなしのフレームのみでも、顔に描いても可」と同協会ってオイ、そりゃいかんだろ! 度ナシは百歩譲ってOKとしても、顔に書いただけなんて言語道断! 主催団体の告知ページは こちら

 昨日話題にした つくる会メンバーの著作を勝手に廃棄したことを違法とする最高裁判決朝日 )の 判決文 。わりとアクロバティック的な法解釈な気もするけど、まあ、勝手に図書館の本を廃棄しても社会的な義務の遵守には関係ない、とするわけにもいかない、って感じでしょうかね。

  googleローカル 。ベータ版ながらかなり強力。マップとかも出て、これはかなり便利そう。

 先日CDとかをちょっと整理していたら、四年前名大学園祭で行われた島本和彦氏の講演の録音が出てきた(後輩が録音したものをコピーさせてもらった。録音はちゃんと実行委員の許可を取ってあります)ので思わずかけてみる。テーマは「人間の行動欲を掻き立てる」で、漫画家になったモチベーションのひとつが「さらば宇宙戦艦ヤマト」の初日公開を見に行った時にファンの列を横目に入場していく松本零士を見て「おいしいなぁ」と思ったというくだりで聞きながら大爆笑。なるほど、今回の「 逆境ナイン 」映画化で念願が叶ったわけか。
 他には質問コーナーで「どうしたらそんなに熱いマンガが描けるのか」との問いに「逆に熱くなくて面白いマンガを描く方法を教えて欲しい。その方が絶対に売れると思うんだけどなぁ」と実も蓋もないことを。その際、「この会場に漫画家の人、いませんよね?」と問いかけていて、もちろん誰も手を挙げなかったんですが、実はいたんです。後から知ったんですが、伊藤明弘氏が講演を聞きに来ていたらしいです。もっとも伊藤氏では、その逆質問の回答者としてさほど適切とは……<おいおい
 録音やビデオカメラも来ていたので島本氏は一応トーンは抑えてしゃべっていたはずなんだけど、それでもちとやばめかと思える話もあるので、無許可でテキスト起しして公開、ってわけにはいかんだろうなぁ。


2004年07月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 冥府魔道

 「新仕置人に藤村富美雄が元締め役で出て云々」ということを話していたら、その相手が「(必殺シリーズを)いっぺん通して見たい気がする」。
 それに対し思わず反射的に「死ぬからやめとき」と。いや、再放送とかもあるしDVDも結構出てるし、その気になればかなり見ることは出来るのだけど、なにぶん話数が多いので通して見るには相当の根性が必要になる。しかし正確には必殺シリーズが全何話か数えたことがなかったので、数えてみる。参考資料は 江戸のクロねこ さん。
 必殺シリーズ20年全30作で768話。内訳は主水シリーズが15作509話、非主水シリーズが15作259話。同じ作数でも主水シリーズの話数が倍近くあるのは、非主水シリーズには1クール程度の短いシリーズが多いことと、仕事人84話という必殺シリーズとしては異様な長寿があるせいだと思う(新仕事や仕事IIIも多いのだけど)。これにさらにTVスペシャル19本に劇場版13本(Vシネマ2本を含む)が加わる。
 これをこれから通して見ようとなると、やはり相当気合を入れないと無理な気がする。私も全部見たわけじゃないし。
 その相手には「仕事人までの最終回を収めたビデオが出てるから、レンタルで探してみたら?」と言ってはおいたのだが……それでも二話収録が7本だから(第一作仕掛人は収められていない)結構大変なんだけど、初期シリーズの最終回はどれも面白いので見て損はないと思う。

[必殺] 一筆啓上悪用が見えた

 「仕置屋稼業」#11。主水と下っ引きの亀が巡回中、ひったくりに出会う。それを取り押さえたのは腕利きの岡引佐平次。匕首を持って暴れる相手を、鎖帷子を着込んだ佐平次は易々と引っくくる。感心する主水。しかし、佐平次は裏で間男と逢引した大店の内儀を脅して大金をせしめていた。そんな中、島から帰ってきた伊三郎を札差の内儀・お栄が出迎えた。伊三郎はお栄がたちの悪い駕篭かきにからまれていたところを助け、誤って相手を傷つけた咎で島送りになったのだ。伊三郎になにか罪滅ぼしを、と言うお栄に伊三郎はうらんだ様子も見せない。しかしその二人を遠くから見る佐平次がいた。佐平次こそ実は伊三郎を島送りにした張本人。そして再び佐平次は伊三郎を利用しようとしていた。
 悪人は表裏二つの顔を持つ岡引だが、あまり強烈な個性はない。むしろ勝手にもう一度お栄を脅した手下を殴り飛ばすなど、極悪非道な悪、というわけでもなさそうだが……もっとも伊三郎を口封じのために殺したり、別の大店の内儀を首をくくらせるまで追い詰めるなど、若干矛盾している気もする。この部分で損をしてるため、盛り上がりに欠けたやや退屈な話になっている。仕置屋中盤にはこういう話も散見されてしまう。が、むしろ佐平次よりお栄と伊三郎のふたりの色欲抜きの、情愛スレスレの相手を思いやる真心のやりとりが見所かも。世間知らずのお嬢だったお栄には、身を呈して助けた伊三郎の姿はどのように映っていたのだろうか。
 この回での見所は、それまで下戸だった主水が藪医者と酒を飲むシーンが出てくること。もっともこれは市松の竹串で殺した佐平次の死因の偽装工作のためで、実際には飲んでないのに酔っ払ったふりをしてる描写があるのだが……続編の仕業人ではスポンサーに酒造メーカーがついたため、下戸の設定はどこかに消えて主水の飲酒シーンが頻繁に出てくることになる。

[必殺] 一筆啓上魔性が見えた

 「仕置屋稼業」#12。いぬい屋を畜生働きの盗賊が襲い、一家九人皆殺しにされる。たまたまその直後を訪れた市松は、瀕死の主人から恨みを晴らしてくれ、と頼まれる。裸一貫から小さな店を構えたいぬい屋の、赤子まで殺されたあまりに哀れな末路に依頼を受ける仕置屋たちだが、肝心の盗賊の正体がようとして知れない。市松がとある生薬屋の主人が実は盗賊だと情報を得て、その店を張る。しかし、その生薬屋の女将・おるいは市松の幼馴染だった。初恋の相手との久しぶりの再会に喜ぶおるい。だが市松に夫の裏の稼業を知られたことを知ったおるいは、父も盗賊で夫はその右腕だったこと、結婚をしてから父と夫の正体を知り、後悔と恐怖の間で死んだように生きてきたことを白状する。そして主水に目をつけられた絵図面師を始末するところを見てしまったおるいはついに夫を見限り、市松のところに逃げ込む。おるいを追ってきた追っ手を返り討ちにし、いぬい屋殺しの夫を仕置することをおるいに承知させる市松。そして盗賊たちを仕置する仕置屋たちだったが……
 タイトルの「魔性」とはなんなのか。最後まで見るとよくわかる。市松が始末した追っ手二人の遺体を平然と片付け、夫が死んだことを楽しそうに聞いてくるおるい。そして故郷に帰れと薦める市松に故郷で人を殺したこと、市松に一緒に殺し屋をやろうと楽しそうに語るおるいを、市松は……同じ人殺しでもまったく違う二人の、当然の結末だろう。
 しかしこの結末はちょっと意外というか、おどろおどろしいと言うか。
 余談だが、屋根を修繕する主水をせんが「情けない」と責めるシーンがあるが、実際の同心は貧乏なため自宅の修繕などは自分でやっていた者が多く、せんが「情けない」と責めるのは実はちょっと筋違い。

[その他] マツケンサンバII公式サイト

 私の中では大ブレイク中のマツケンサンバIIの、発売元Geneonのサイト。収録曲の試聴もできる。プロモーションビデオのストリーミング映像も見られるが、ちょっとかくかくして見にくい。やはりCDを買ってオマケのDVDを見ないと!


2002年07月15日(月) 旧暦 [n年日記]

わしも出雲で考えた

 本当は何も考えてなかったんですが。ってわけで今年のSF大会は島根県玉造温泉での合宿型コンベンション・ ゆ〜こん 。っつっても一週間前まで日にちを間違えていたり、ロクに企画のチェックとかもしてなくってかなり突発。例によって 林氏 の車に便乗させていただきました。前回・前々回と一緒だったO川氏は仕事の関係と家族の反対で参加できず。残念。会場とか規模とか企画とかを考えると、実際にはそんなに高い参加費と言うわけでもないのだが、やはり普通は数万円となると躊躇する金額なのはわかる。この辺がひとつの障害にもなってるのだよなぁ。
 出雲に到着してしばらく時間があったので 松江城 を見学。日本の天守閣を持つお城は西洋の城の影響を受けてるので、木造と石造りの違いはあるけど、案外と間取りとかは似た感じがする。そもそも城は戦国末期以降は要塞というより象徴的な意味合いが強くなってくるので、「ここを攻められる状況になったらもうとっくに終わりだよなぁ」などというツッコミは野暮。いや、やったけど。
 で、その後はまずは「日本SFファングループ連合会議」に。二月の臨時総会にも潜り込んでいたので、そのときの主な議題だった星雲賞の「自由部門」の成り行きも気になっていた。星雲賞の発表はこの時点で聞いていたのだけど、コミック部門が雪村氏の「プラネテス」というのは、さすがに首をひねった。作品としては文句はないのだけど、なんっつってもこの作品、まだ終了していないのだ。そのことに関してはやはり疑問に思っている人もいたし、また「マンガは盛り上がってるところで取ってもいいじゃないか」と妙な弁護をする人もいたり(マンガをどうして他メディアの作品に対して特別あつかいせねばならないのか。私は反対である)したのだけど、「ノミネート時点では続きが出てなかったこと」「二巻までで完結してるようにも見えること」を授賞式で説明することで決着がついた。個人的にもそれでOKと思うけど、来年も完結してないのにプラネテスがノミネートされることになったら、全力で受賞を阻止します。いや、マジで。だって中途でもOKってことになったら、マンガをちゃんとした作品の出るメディアと認めてないってことになるじゃないか。
 「ふわふわの泉」の日本長編部門受賞は、それが総意なら口をはさむことではないけども、どうもハードSFプロパーな勢力というか、野尻抱介氏のシンパが勢力を広げてる感じがして、どうにも閉塞感を感じてしまう。野尻氏の「太陽の簒奪者」はおそらく来年の日本長編部門を受賞するだろうから、今年はまったく別の傾向の作品にとらせたかったのだけど……これで妙な方向付けがされないことを祈る。
 同様に、メディア部門の「仮面ライダークウガ」も「全然SFじゃないだろ!」と突っ込みたくはなる。SF周辺領域の作品なので受賞資格はあると思うけど、他にSFであるという作品はメディア部門にいくつもあったので、釈然としなくはある。これもSFファンダムにおける特撮勢力の強さが元な感じがして、閉塞的に思う。アギトはぎりぎりSFだと思うけどさ。
 他にも他の議題に変な質問とかもあったけど全体としてはつつがなく終了。
 開会式を経て(ここでも会場のひとつの「松の湯」の女将の挨拶に大ウケだったりとかはあったのだけど)、夕食の前にひとっ風呂。サウナで再来年の日本SF大会「G−con」の代表者の高木さんが一緒だったり(一度か二度お会いしたことくらいはあるけど)とかもあり。晩飯はいかにも温泉宿の食事だったけど、運営実行委員会が事前から豪語していただけあって量があって豪華。食い切れない人もいたり、かなり力が入ってました。
 その後、少し休んでから、ディーラーズルームから離れられない林氏に頼まれて「宇宙開発の部屋」にビデオ撮影に行く。ところがここでデジタルビデオの使い方がわからず、四苦八苦して回りの方の協力を仰ぐことに。おかげでどうにか撮影にこぎつけられました。トークの内容は相変わらずの野田司令ワンマントークショーの様相。またも部外秘の話とかも少しあったり。個人的には裏で行われていた「サイバーパンク」の部屋にも行きたかったのだけど、こっちもこっちで面白かったです。
 次はカメラを撤収して 日本SFファングループ連合会議 主催の飲み会へ。アブサン片手に(ってもニガヨモギは入ってないやつ。おまけに何故か水を入れても白く濁らず???)ガイナックスの武田さんとか、歴代の連合会議議長、会計の話を聞く。武田さんが最初アンチファングループ連合で、連合を内部から壊すために議長に立候補したってのは(冗談も入ってると思うけど)初めて知った。まあ、ファングループ連合ってのは基本的には悪い意味でなく本来いい加減な組織なのだよな。
 途中で林氏とこの部屋も抜け、CGアニメ企画へ。お目当ては「 ほしのこえ 」の作者新海誠氏のトーク。混むだろうと思って三十分前に行ったら、まだほとんど誰もいず、主催者やスタッフが準備中。林氏と、たまたま前の席だった方とのんべんだらりと話をしていたら、なんと DoGA のかまた氏がやってきて「ほしのこえはもう買われましたか?」とか「廉価版が出るんですけど、どう思いますか?」とか色々話を。廉価版の発売は発売元の徳間書店側の意向が強いのだけど、通常のDVDが発売になってから半年ばかりという短期間での発売に、ユーザーの反発が大きくないかと心を痛めてる模様でした。
 ちょっとびっくりしていたら、なんと今度は当の作者の新海誠氏が「ほしのこえご購入いただきましたありがとうございました」とご挨拶に。我々がかまた氏と話をしていたのはかなり前の方の席だったので、丸聞こえだったらしい。で、林氏とワシ(主に林氏が質問していたのだけど)とで、この際なんで色々質問をしてみる。返ってきた答えは、おおよそ予想通り。平凡な思考とかそういうことでなく、それだけ作品に対するスタンスが作品にはっきり出ているのだ。ちょっと意外だったのは、「ほしのこえ」で使われたさまざまなガジェットやアニメ的文法は、好きだとかそういうことは全然なく、完全に道具と割り切って使っていたということ。最後のあのシーンのあのセリフのために全部組み立てた作品ってのははっきりわかるのだけど(でも、わからないで気に入ってしまった人も多いのだよなぁ)、そこまで割り切った作りだとは思わなかった。あと、やはりストーリーテリング自体にはやはりほとんど興味はないらしい。「これだけ売れるとわかってたら、エンタテイメントとかをもうちょっと気にしなければならなかったかなあ」とは言っていたけど、逆にそうするとまったく別の作品になっていた可能性も高い。次は一人ではしんどいので原画などに流石に人を使うそうだけども、それでも数人程度の小チームで当たるつもりらしく、また三十分程度の作品になるだろうとのこと。イベントの本編も楽しかったけど、個人的には新海氏と直接話が出来たことがもっとも大きな収穫でした。翌日も閉会式とかあったけど、参加した企画はこのくらいだったので、今回のSF大会のレポートとしてはこんな感じで。


2001年07月15日() 旧暦 [n年日記]

街で見かけたこんなもの

 どんなものかっていうと こんなの 。思わず反射的に撮影。ペイントでなくビニールテープの切り貼り。
 どうしようもないくらいの蒸し暑さの上、PCのマウスの不調。ただでも不快指数上昇中なのに慣れないポインティングデバイスを引っ張り出して代用してるのでどうにも操作がスムーズに行かない。呼吸困難に陥りそうな蒸し暑さというのは想像できますか? いや、冗談抜きでじっとしてるだけで脱水症状起こしそうです。なんとかならんのだろうか。なんともならないけど。
 昨日は Day Contact2 に参加。でも暑くてレポート書く気がしない〜。
 ってわけでまた後で。