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2012年07月25日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] だから僕は、Hができない。#1とココロコネクト#1とえびてん#1

  だから僕は、Hができない。 #1。肌色アニメ。基本善人だけどあふれるエロスが口からダダ漏れの主人公が、死神の争いに巻き込まれ……って、なんかタイトルと内容が乖離してないかい?
 基本、肌色アニメなのでなんとも。主人公のキャラクターはちょっと面白いかも。

  ココロコネクト #1。生徒全員部活に入らなくてはいけない校則の学校で、様々な事情により部活に入りそこねた五人が立ち上げた部活・文研部。活動の証拠の新聞作りの打ち合わせをする部員五人だったが、部員の二人、桐山唯と青木義文が突如突拍子もない体験を語りだす。
 非日常まじりの日常モノ、という感じだけど、今のところ内容に関してはなんとも言えず。気になるのはキャラクターデザインが堀口悠紀子っぽいこと……調べてみるとキャラクターデザインが「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」のキャラクターデザインもやっていた赤井俊文らしく、「またやったか」という感じ。上手いんだろうし、敬意を持ってるんだろうけど、それってどうよ、とは思う。キャラクター原案を別の香辛料で塗りたくるみたいな真似は、どっちに対しても不誠実に思えるのだけど……
 監督が大沼心だけども新房演出は影を潜めてる。過去、新房演出で上手く行ったものもあるけど、あれは一見手抜きのように見えてキャラクターや空間、状況、配置あらゆるものをギリギリまで記号化するという離れ業だから、氏は一旦そこから離れた方がいいとは思っていたので、その意味では良いことだと思う。
 あとは、どんな風に仕上げるか、だけども。

  えびてん 公立海老栖川高校天文部 #1。うん、まあ、なんというか、一から十まで全部パロディですね。以上。まあ、BGVで流し見するのならいいかも。


2011年07月25日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 地上アナログ波停波

 まあ、予定通りというか強行というか、被災地の三県を除いて地上アナログ放送が停波いたしたわけで。産経省は「無事移行」をアピールしてますが、29万世帯が地上波難民になってるという話もあるそうで。価格コムとか見ても、ここ数日のデジタル対応機器の価格変動を見てると、「無事」とはあまり言えないような。
 周知が足りなかった、ということはもちろんあり得ない。テレビ画面ではうるさくアピールするし、家電店に行けばもちろん、コンビニでもデジタルチューナーの広告が貼られてる。知らなかったわけではありえない。じゃあなんでかなりの世帯がこんなことになってるかと言えば、結局「実感」がなかったからとしか言いようがない。じゃあ何故「実感」がわかないかと言えば、「必要性」がわからないからだ。「テレビ? つくじゃん。問題ないじゃん。変な文字は映ってるけどオレ気にしないし」で済んでしまう話で、「下々の者は上意下達に従え〜」というお役人の意識と大分違っていたということになる。
 何故地上波デジタルが必要なのか、の説明も説得力がない。「デジタル放送に移行することで電波の仕様帯域が有効利用云々」と言っても、「じゃ、何に有効利用するの? それで何が便利になるの?」という肝心の所は説明されない。説明の受け手をバカにしてるとしか言えない。まあ、実際ハイビジョン規格でデジタルハイビジョンが世界的標準になり、日本も世界に合わせないと主に商売的な面でいろいろ不都合が出てくる、という事情はあるのだろうが、そういった説明は一切ない。まあ、あってもあまり納得もされないだろうけど。
 結局の所、役人の思惑(それが全部間違っているとは言わない)に一般が翻弄されたという印象ばかりが強い。そもそものデジタル放送導入開始時の、B-CAS(現在結局なんの意味もないシロモノになり、ただ単に利用者の利便性を下げることになってる)やコピー・アット・ワンスやコピーテンなど、利用者の利便性無視で業界の都合や官の理屈で技術的に不自然(そして意味があまりないもの)がごちゃっ、とくっついてきてしまった。アナログ停波で一区切りだが、いびつな奇形児が生み出されたという印象が強い。
 もう一ついびつさを感じるのは、受信環境に実はよりシビアなデジタル放送は多くの難視聴地域、というか視聴不可能地域を生み出すわけだけども、その対応としてBSで関東圏の放送を受信できるようにする、というもう何が何だかわからない状況になっていること。
 そもそもBSデジタルは難視聴地域対策もあって進められてたのでその意味では本来の姿と言えなくはないけど、ところがこれまたいろいろな思惑の絡み合いで地上波と同じものを放送できなくなり地上波放送の遅延放送や穴埋めの通販番組であふれかえるという悲惨な状況になってしまった。なら、そこでBSデジタルを本来の形に修正していけばいいものを「場つなぎ」にしか使わない。まあ、いろんな理由はあるけど、これまた過剰に「地域」を囲おうとしてるようにしか見えない。
 今時情報は「地域」の縛りがどんどん弱まってくのに、技術がとっぱらった壁をわざわざ法律やら制度で強固に維持しようとする馬鹿馬鹿しい状況でしかない。(過渡的に維持するために行なうのならまだわかるが)
 松浦氏も日経の記事で書いてたけど、「技術的に不自然なことをしてる制度は必ずしっぺ返しが来る」になると思うんだけどなぁ。便利な技術を今までより不便に使う、というあほらしい状況だもの。

 とりあえずこの文章をもってアナロ熊のイオマンテ(熊送り)とします。


2010年07月25日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#23とW#44

  ゴセイジャー #23「燃えろ!ゴセイジャー」。やべ、今回結構面白かったかも。
 福引きで四人様ご招待の海水浴旅行が当たったけども、エリ、モネと、天知親子だけが行って、男性陣おいてけぼり。ところが、その海水浴場で幽魔獣・スカイフィッシュのザイ粉が出現、火花をあちこちに飛ばし、気温を上げてクーラーを使わせて地球温暖化を進めようとするのが基本のプロット。
 ま、 スカイフィッシュ とか地球温暖化とかだけでも十分間抜けな展開なんだけど、ザイ粉が一生懸命地球温暖化しようとしてるのに、人間は打ち水とかの知恵で対応しちゃってて全然効果がなくってザイ粉が落ち込んで思いっきり泣き言言ってたりとか、調子に乗ってたエリとモネがザイ粉を倒そうと変身するけど暑さでへばって変身を解いてしまったりだとか、かなりワガママ放題な女性陣二人が酷い目に遭ったりだとかw いや、今回は正直溜飲が下がったりなんだりですわ。
 今回は番外編的なおもしろさだとは言え、カメラワークとかも「ファイト!」「一発!」の 例の栄養ドリンク のCMパロとかもあったり、かなりはっちゃけてました。
 幽魔獣の元ネタは言うまでもなく「サイコ」で、SF映画どころか特撮も関係なくなってきてるけど、今回は面白かったからそれはそれでよし。


  仮面ライダーW #44「Oの連鎖/シュラウドの告白」。自分の家族を殺した井坂にガイアメモリーを渡したのはシュラウド……その事実を知った竜はシュラウドこそ本当の仇と、シュラウドといつも会っていた場所で彼女に会い、彼女に復讐しようとする。しかし、シュラウドはそれらの事実を認めながらも自らの復讐のために究極のW、サイクロンアクセルエクストリームになれと突きつける。彼女にそこまで言わしめるものは何なのか。復讐のためには自分の死をも厭わないシュラウドにとどめを指すのをためらう竜だが、そこに若菜が現れ、竜に代わりシュラウドにとどめを誘うとする。それも「自分たち家族を捨てた」と言いながら……シュラウドの正体は、若菜とフィリップの母、園崎フミネであるという。ミュージアムと家族を裏切ったシュラウドを憎しみのままに始末しようとする竜だが、実の娘を目の前に動揺したシュラウドは、なおも竜に「憎め」と言い姿を消す。若菜もまた、竜にシュラウドの始末をしろと言い残し去るが、若菜を前に動揺したシュラウドの姿に戸惑った竜の目に入ったのは、家族の墓に誰かが供えていたのと同じ花だった……
 一方、お爺ちゃんになってしまった左への対応に困っている鳴海探偵事務所に、みゆと共にもう一人の老婆が尋ねてくる。その老婆は児童劇団でみゆの競争相手だったふみ。みゆの母親が、恨みをはらすために老けさせ屋に自分も依頼したのだ。
 自分の娘も老婆にされたふみの母とみゆの母がとっくみあいの喧嘩をしだすが、二人の間に割って入ったのは、意外にも竜だった。親の勝手なエゴをぶつけ合った結果、一番悲しい目に遭っているのは、お互いの娘だと言うことを示し諭す。竜は、シュラウドの暴走もまた、親としての子供への愛の暴走だと気付いたのだった。

 シュラウドの正体は想像の通り。ちょっと若菜・フィリップの母と冴子の母が違うのかなとも思ったところもあったけども、それは考え過ぎだったよう。
 シュラウド=園崎フミネは、ある時期を境に暴走し家族を犠牲にして野望に邁進した琉兵衛に復讐しようとしていたのだけど、琉兵衛を狂気に走らせたきっかけがなんなのか。どうも推測するにフィリップが「地球の本棚」にアクセスできるようになったことがきっかけなようなのだけど、そこらへんはちゃんと伏線が回収されるのか。
 で、竜がシュラウドに目を付けられた理由は想像の通り。ある種のタイプのドーパントの攻撃が効かない特殊体質だったから、というのだけど……その攻撃の種類は「精神攻撃タイプ」。「テラー」はともかく、「オールド」って精神攻撃か?
 そういうツッコミはともかく、テラーの攻撃に抗えるのは特殊体質の人間がさらに強い憎しみの権化になった場合のみ、という信念にとらわれたシュラウドは、是が非でも竜を憎しみの権化にし、フィリップと一緒に究極のWにして琉兵衛を倒すことでしかフィリップを解放できないと信じ込んでしまっていた。が、竜はそんなシュラウドに愛故に迷う母としての悲しみしか感じなくなっていた。
 その辺を、母親同士のいがみ合いで娘たちが犠牲になる依頼主たちの姿が重なるのは上手い展開。そこに、「親の愛は理屈ではないのだから」と言って許しを乞う老人が入るのも、若干の無理やりさはありながらも上手い構成。
 今回、ドーパント自身は欲の権化でどうしようもない奴だったけど、その周囲で起こった事件は、親のエゴとか、大事な子供がそのエゴの犠牲になってるだとか、でもそのエゴも親としての愛ゆえの業だとか、良い感じにまとまってました。シュラウドがあっさり引いてしまい過ぎたかなぁ、というのが唯一残念な点ですが。琉兵衛との対決に最後を一本化させたかったのが一番だと思うのですが、劇場版にもその辺は引っ張るようなので、上手く収束できるのかがちょっと心配。
 個人的には翔太郎が、自分もお爺ちゃんになってるのに、いっしょに事務所にやってきたみゆとふみの事を思んばかり抱きしめるシーンが、ギャグすれすれながら好き。
 いきなり亜樹子と竜の間が近づく(いや、これまでも微妙に描写はないわけではなかったけど)のは、正直余分だと思う。


2007年07月25日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] CODE-E#4

  CODE-E #4「秘密とバカのこと」。新しい制服も届き、光太郎の研究につきあい体質を克服しようとする千波美。しかし光太郎の研究がいまいちなんの役に立つのかわからず、また心理テストで自分の体質を極度に恐れていることを改めて自覚してしまう。光太郎に励まされて「きっと制御できるようになる」と前向きになるが、千波美が光太郎にベタベタしているのが気に入らない園美が千波美を屋上に呼び出し、光太郎に近づくなと釘を刺す。だが、動揺した千波美は園美の前で思わず電波体質を暴走させてしまう。

 あれ? なんだか面白い気がしてきましたよ?
 (何故か)光太郎にベタ惚れの園美(でも光太郎は気付いてない)は、千波美の体質のことなんか知らないから、千波美と光太郎が一緒にいるのは研究のためということも当然知らず、千波美に執拗なまでに敵意を丸出しにする。けど、千波美が何かやっかいな体質を抱えていると察したり自分の嫉妬が誤解とわかったら、ちゃんとかばったり謝ったりする。ええ子やのう。友だちが「そのその」とかわいがるわけじゃわい。
 光太郎もむちゃくちゃなフォローの仕方ながら、千波美の体質がバレかけるのをごまかすし。同じ空気読めないでもSchool Daysの誠と違ってヘタレじゃないぞ。変態だけど。
 頼れる仲間(?)も増えたところで、寒い国から来たっぽいスパイ二人組が、千波美に迫る……って、ズレすぎてるんでちっとも緊迫感が……こいつらもマヌケでいい人風味だよなぁ。むしろその二人を逆に監視する斎橋由真が……いや、この番組、基本的に悪人はいないっぽいけど。


2006年07月25日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] ちぐはぐ

 う〜ん、ここしばらく、自分の言動のあちこちでちぐはぐ感を感じる。あまりよろしくないなぁ。
 こういう場合、過剰な思い込みや思い入れが悪く働いてることが多い。一度全部手を離して、開き直って検討しなおす方がいい。

 ひさしぶりにじっくりとcapercaillieのbeutiful wasteland(美しき荒廃地)をじっくり聞いてみる。曲としては無茶苦茶好きってわけじゃないけど、タイトルはとても好き。私にとっては、世界そのものを指す言葉だと思う。


2005年07月25日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 夏が来れば思い出す

 先週末拉致られ中の朝のこと。ラジオで永六輔氏が反戦(?)の詩なのか読者投稿なのか、それを朗読してた。曰く「沖縄、北海道と、国が国民を守ってくれたことがあったでしょうか?」云々。一緒に聞いてた拉致り主と一緒に大笑い。永氏は公共サービスを利用したことはないのだろうか? あるいは警察力による治安維持の恩恵を受けてないとでもいうのだろうか? また、自衛隊による数々の活動が「国民」を助けたというニュースをまるっきり聞いたことがないのだろうか?
 確かに国家が国民を助けない、あるいは助けられなかったことも多い。だがそれは「国が国民を助けたことがない」ではない。おそらく彼らの頭の中では「国は国民を助けない」とイコールで結ばれてしまい、「国が国民を助けたことがあったでしょうか?」という、ちゃんと調べれば反証がいくらでも挙がる珍妙なフレーズを生み出してしまったのでしょう。
 沖縄で集団自決の強要云々というのは遺族年金をもらうための口裏あわせだったという調査もあり、また北海道でだって占守島の激しい攻防戦の例もある。無論そんな美談ばかりではない。しかし、彼らがしていることは国のシステムの欠陥の指摘ではなく、単なる国への糾弾のための糾弾だ。システムに欠陥があるのならばそれを直す努力をすればいい。システムを根幹から否定するようなことは効率的ではない。彼らは荒野を生み出したいのだろうか、なんなのか。彼らの望みがさっぱりわからない。ひょっとしたら文句言いたいだけ? いいトシして……

  NHK報道で人権侵害」=弁護士ら救済申し立て−番組改変問題時事 )。
 自民党国会議員の圧力でNHKの番組内容が改変されたとする朝日新聞の報道について、NHKがニュースで一方的に「虚偽、わい曲」などと報道したことで「知る権利」を侵害されたとして、梓沢和幸弁護士ら18人が25日、日弁連に人権救済を申し立てた。
 言ってる意味がさっぱりわかんないし。一方的にって、一方的に朝日新聞側が黙りこくっちまっただけなんでないかい? それとも根拠の提示できない報道を流す権利を守るためにそれへの反論は一切禁止されるべきだってこと? こいつ本当に弁護士か? 釈明の機会を言論の自由もろとも奪おうだなんて、とんでもない人権弾圧弁護士ですね?
 ちなみに「梓沢和幸」で ぐぐった結果本人のページ のトップからして朝日やプロ市民とずるずるべったりだぁ。 こっち では 報道被害救済弁護士ネットワークの梓沢和幸弁護士は「自爆の可能性もある今回のテロの場合、警察当局からみれば、犠牲になった乗客全体が捜査対象になる。死者の氏名不公表は捜査上のやむを得ない戦略。報道側がやみくもに報道の自由を訴えても論理的に難しい」とみる。と理知的で論理的なことを言ってるのに、人間ってイデオロギーにとち狂うとろくでもないことしでかすのね。

[アニメ] ネタバレ(誌面)情報

 「電撃Hobby」に「絶対少年」の第二部「横浜編」についてのネタバレあり。 第二部の主人公は谷川希紗。OPのコードにからみつかれたりなんだりしてる娘。扇子の男は小早川成紀。その後からついてくるおとなしそうな娘は大和理恵。本当に同じ番組かって感じに登場人物が一新するらしいが……でもそうするとOPも変わる? 歩たちはどうなる?
 ちなみに田菜のモデルになった函南町丹那を実際に訪れた方がおられるそうな。 そのレポート 。ご苦労様です。それと猫の白の昔話の 元ネタ


2002年07月25日(木) 旧暦 [n年日記]

気になる.hack

 ゆうべの .hack//SIGN はキツイお姉さまキャラ・BTがメインの回。実は案外と底が浅いのか深いのかようわからんキャラでした。ステレオタイプなお姉さまキャラでなくって、キツイ物言いも虚栄というかハッタリっぽくって、で、そのせいでかは知らないけど他人とのコミュニケーションが実は不全っぽく、ネット上でのコミュニケーションと現実のコミュニケーションの距離がうまくとれないらしい、という描写。一見、冷静なオトナキャラに見えたBTも現代的なトラブルを抱えたキャラの一人だったってことで、こう考えると、.hack//SIGNってのは現実に戻れない司の謎とか、キー・オブ・ザ・トワイライトとかは実は描写の主眼でなくって、十年前にはなかったネットでのコミュニケーションそのものを描くのが目的だったのか、といまさら気付く。地味だけど。
 晩飯に、最近大学の近くにできた「つづら」という蕎麦屋に行く。 千種にある店 と同じなんかな? ちょっと本格的なお店で、お値段もそれなりだけど、やはりしゃっきりしてておいしかったです。出雲で食べたお蕎麦もおいしかったけど。出汁をはった中に卵焼きを入れて、大根おろしをかけた「つづらたまご」は出汁もおいしく、なかなかよろしかったです。自分で作って上手くできるかな?
 チャンピオンで完結編が短期集中連載している 杉村麦太 氏の「キリエ」は、よくよく考えたら二巻分に足りないので、その分のためではないかという気が。週刊連載では浮いてる感は若干否めないけど、個人的には結構好きなので、次回策に期待。 瀬口たかひろ 氏の「えんむす」見て、上手くなったなぁと思った。いや、今「エイケン」も同誌掲載されてるだけになおさら(汗)。ある意味力押しでという感じがなくなって。今のチャンピオンは、ちょうど長期連載が続々終了した後で、これからのスタイルがどうなるのかなという意味でもちょっと面白いかも。

「肉」みたい

  雪風のゲーム画面 を見て、友人が一言「額に『肉』って書いてるみたい」。
 ナイス、ツッコミ。いや、それだけ。


2001年07月25日(水) 旧暦 [n年日記]

やっぱり殺る気か

 28時間ぶりに家に帰ったら熱くて死にそうでした。炊きたてだったご飯はとうぜん傷んでました。捨てました。しくしく。扇風機で送られてくるのはもはや生ぬるいと言うレベルではない温風。こんな日本に誰がした?
  野尻さんとこの掲示板 で「SFファンが『これはSFではない』ということについて論争」が繰り広げられてました。いや、いいんだけど。もとはと言えば にたいしての読者からの反応に瀬名氏が「しばらくSFから離れる」発言をしたことから。経緯に誤解があるといけないので、ちゃんと野尻ボードから関連リンクをたどってください。(自分で整理する気無し)
 現状における「これはSFではない」というSFファンによくある物言いについての問題点は、発言そのものより、SFジャンルのリサーチにおいてそういう物言いをするコアなSFファンに偏重するか、あるいは全くそういうのを無視した濃くない、別にSFに拘りがあるではない読者を想定するかという、中間層不在な読者層の状態に起因してるのだと思うけど。無論瀬名氏の提言は「これはSFではない」という発言を控えることでコアなSFファンの存在感を薄くし、そういう周囲環境的な敷居の高さを下げるということのみなわけではないが、コアなSFファンでない相手に平気で「これはSFではない」と言うのは単にデリカシーがないというか何も考えてないただのオタクというだけで論外ではあるのだけど、SFの問題点の多くをSFファンとそれ以外のディスコミュニケーションに大きな部分、求めてる気がする。無論全くないとは言わないが、書く側がそれにとらわれすぎるのはどうかと思う。所詮SFとはそういう単語に過ぎないのだ。単語に色々意味を持たせるのが人間だが、その意味の持たせ方は人それぞれで(だから「SFとは何だ」という永遠不毛な論争が続くのだ)、作者の言う「SF」と読者の見る「SF」は異なってるかもしれない。それを単なる言葉である「SF」という単語で縛ろうとするからそれぞれの持たせてる「意味」の違いから読者との齟齬が始まるのだ。読者として「SF」に拘る気持ちとは別に、作者としては「SF」だろうが「ホラー」だろうが、そんなものはただの言葉と割り切って利用し自分が書きたいものを広めてやる、くらいの図太さがあっていいのではないかと思う。
 あ、でもスライド30の「SFのセンス・オブ・ワンダーと「フレーム」」の話はむっちゃわかりやすいわ。
 ただ、提案された問題意識、解決方法に賛成するかはおいといて、こういう姿勢ってのは非常に好感が持てます。