不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2024年05月 来月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
HNS logo

2011年08月01日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 米国デフォルト回避

 ギリギリで共和党・民主党が合意し国債の上限を修正する法案に合意、懸念されてた米国債デフォルトは回避されたようで。
 まあ、実際にデフォルトになった時の被害を考えれば両陣営共に回避に一生懸命になるのはわかってたので、まず妥当ではあるのだけど、それにしても米国のような大国のデフォルトなんていくばくかでも浮上したことがないだけに、回避されたとは言っても影響は残るでしょうね。
 しかし、経済アナリストが最悪の場合も含めあれこれ予想をするのは当然なんですが、シロウトの終末信仰まがいのヤツがろくな分析もせず「米国崩壊で世界経済が滅茶苦茶に!」と騒いでたのは、辟易しますな。
 自分だってプロじゃないからまともな考察が出来てるとは言えませんが、根拠のない破滅論を数撃って、どれか当たれば預言者気取りって阿呆が存外多いのは3.11以降判ってはいたことなんですが。問題は、その当人たちが自分が似非預言者になってるってことに気付いてないってことなんですが。存在しない何かが自分の正しさを担保してくれてると信じて疑わない、しかもわずかなあたり以外の大量の外れ(まあ、まともな考察が伴ってないんだからほとんど外れてますわな)は都合良く忘れるという阿呆なので、どうしようもないです。twitterなんかは過去の発言を都合良く忘れられるシステムなんで、その自覚がない連中にとってはバカ増殖装置なんですよね。まったく。

[その他][アニメ] バンダイチャンネル見放題

 アニメ配信サイトの バンダイチャンネル で新たに始まった 月額千円での見放題サービス 、ラインナップに「 ノエイン 」始めとしてかなりそそるものが多かったので、ついうっかり申し込んでしまいましたよ。要は、レンタルショップの旧作100円と同じビジネスモデルですな。通常価格での回転率が低いものを高価格のままで遊ばせておくのではなく、低価格にして回転率を上げる(連続ドラマならまとめ借りなどの効果はより高まる)というものですな。それだけでは求心力が低すぎるので、新作も含める、という。
 まんまとこの手にはまってしまいましたよ。採算が取れるかは詳しいところは判らないけども、これはネット動画配信としてはかなり挑戦的なビジネスモデルだと思います。
 つか、ノエインを2話まで見てからついうっかりガリアンをクリックしちまった。やべえ、これものすごいオッサンホイホイだ。


2010年08月01日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#24とW#45

  ゴセイジャー #24「ミラクルアタック・ゴセイジャー!」。今回の敵はブロッケン妖怪のセマッタ霊。ここんところ夏期おなじみの復活怪人を操るのだけど、それがブロッケン現象と同じ特殊な幻という設定。でも、ブロッケンの妖怪ってUMAに含まれるんだろうか……? しかしネーミングの元ネタがさっぱりわからん。で、2ch見てみたら、「ペットセメタリーだろう」って……怪人復活能力だからか! その発想はなかった!
 あと、今回新ヘッダー「ミラクルヘッダー」登場で、ゴセイジャーに新装備。いや、まあ、流石に唐突というか、特撮ヒーローものは元来こんなもんというか……
 それより武レドランがいきなり筋グコンたちから度重なる失敗を叱責されてるのが気になる。夏の映画つながりか?


  仮面ライダーW #45「Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」。事務所にいきなり押しかけてきた女性インディジョーンズな格好の依頼人・轟響子。彼女の依頼は尊敬する上司のために彼が探してるものを見つけてくれというのだが、聞くと響子の仕事は風都市の博物館のキュレーター! つまり、彼女の上司とはミュージアムの首領・園崎琉兵衛に他ならない。当然そんな依頼は断ろうと言う亜樹子を押し切って、翔太郎は彼女の依頼を受け、琉兵衛の探す「イーヴィル・テイル」というものを探すことに。翔太郎の狙いは琉兵衛の探すものを見つけ、彼の真意と狙いを探ることだった。
 響子によれば意外にも探し物がある遺跡は園崎邸の地下にあるという。園崎家絡みなのでフィリップの検索も使えず、難航するかと思われた遺物探しだったが、亜樹子のスリッパダウジングによりあっさり発見。だがとっくに侵入者に気付いていた琉兵衛が現れ、イーヴィルテイルを奪おうとする。一方、無駄と知りつつイーヴィルテイルについて検索していたフィリップだったが、今まで検索できなかったはずの園崎家の情報を検索できるようになっていた……だが、本を閲覧しようとして何故か激しい恐怖に襲われ、閲覧せずに地球の本棚からログアウトしてしまう。
 そこに翔太郎からの変身の要請がかかりWに変身するが、翔太郎の様子がおかしい。翔太郎は既にテラードーパントの能力の影響を受け、園崎琉兵衛に本能的に激しい恐怖を抱くようになってしまっていたのだった……

 今回はまあ、なんつーか進行がかなりムリクリな。いきなり琉兵衛の部下が現れ重要アイテムの捜索依頼をしてくるのだけど、その彼女・轟響子はミュージアムと自身とは何の関係もない一般人。単に尊敬する琉兵衛の為にそのアイテムを探そうとしたのだが、そのアイテム「イーヴィル・テイル」は、「ガイアインパクト」を起こすために必要なモノだという。って、またここに及んで新しい用語か。ガイアインパクトで何が起こるのか、まったく情報不足なのでわからないけど、地球の巫女となった若菜、園崎来人ことフィリップ、それとイーヴィル・テイルがあればそれが実現するらしい。翔太郎はテラーの恐怖に飲み込まれ、精神攻撃への耐性がある竜も、物理攻撃も強力なテラーになすすべがない。次回、琉兵衛にとって必要なものが全て揃ってしまいそうな流れなんだけども……
 しかも最後の最後で衝撃の展開。フィリップは12年前に既に死んでいるという。じゃあ、今のフィリップはなんなのか、シュラウドはそれを知って琉兵衛からフィリップを取り返そうとしたのか、園崎家の因縁は最終回前にいろいろ決着が付きそうな気が。
 そんな流れのなか、ミックもついにメモリを破壊されてしまったわけだけども、スピードのスミロノドンドーパントに対し、防御力は高いがスピードがないメタルを何故? と思ったら、ロッドを猫じゃらしがわりにw その発想はなかったわ。


2009年08月01日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] うみもの#5とガンダム大全

  うみものがたり #5「堕ちる心」。皆既日食で増大した邪悪な心に影響されてしまうマリン、そしてウリン。ウリンは夏音に付けてもらったリングのチェーンを引きちぎり、指にはめてセドナの影響下に入ってしまう。そうと知らないマリンたちはウリンを探すが、初めての邪悪な心に戸惑うマリンは立ち往生し、夏音もそんなマリンを励ますので手一杯。日食が終わりマリンの中から邪悪な心は消えるが、初めて感じた感情に戸惑い続ける。
 そして家に戻ったマリンはウリンの無事を喜ぶが、邪悪な心に捕らわれたウリンにはもはやマリンの言葉は届かず……

 邪悪な心を全否定するわけじゃなくって、それとの折り合いをつけられる夏音の一面を強調。おそらくは、邪悪な心も肯定する前振りなんだろうけど、純粋なマリン万々歳という展開にはならなさそうで安心した。
 しかしマリンに芽生えた邪悪な心は一過的なものだったが、ウリンはセドナの邪悪な気に取り込まれてしまう。そして先週ちょっとだけ顔出ししたセドナの手下とおぼしきツインテールの人影。セドナの手下かと思いきや、ウリンによると「セドナの力にあらがってる」と……しかもウリンによって邪悪な力を吸い取られた姿は、亀? 松本の関係者?
 マリンたちはまだ気付いてないけどウリンが完全に敵方に陥ってしまい、セドナの尖兵に仕立てられながらもそれにあらがったらしい新キャラも出てきて、島唄歌ってた不思議ちゃんも意味深なことを言い出すし、いろいろ新展開がありそう。


 で、今NHK-BS2で五夜連続ガンダム大全をやってるんですが、昨夜はZZのピックアップ放送をしてたわけで。自然黒歴史的になって語られることの少ないZZですが、Zガンダムに対するアンチテーゼをぶつけつつ、商業的なところからシリアス方面に振り直したこの作品は、ある意味、20年ばかり早い作品だったのかなぁ、と……美少女キャラいっぱい、オタク受けするビジュアル、わかりやすさの追求、と……それはもくろみ通りには行かなかったのだけど、改めて見てちょっと再評価しました。ZZの作りが必ずしも正しいというわけではないけど、そこに込められた意図は、今でも通じるものだと思う。


2008年08月01日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] マクロスF#17

  マクロスF #17「グッバイ・シスター」。ランカを使ったヴァジュラ攻撃の実験に不信感を抱くオズマ。キャシーもまたこの件に関しては裏があると、調べ始める。ミシェルも、シェリルがこっそり託したグレイスの薬の分析を手配する。
 自分がランカを守るという想いに突き動かされたオズマは、グレイスたちが何か隠していると生物研に侵入して調べる。が、その前にブレラが現われ、「ランカを守るためにランカの歌が必要なのだ」と意味深な言葉を吐くのだが、その時、フロンティアへのヴァジュラの来襲が通達される。

 パ、パインはらめぇ〜! と思ったら、超肩すかしw
 なんのことかは伏せといて(でもほとんど伏せる意味がない)、グレイスのランカ周囲の取り込みの激しさが……ルカやナナセを引きずり込もうとするのは、ルカは御曹司だからだろうけど、ナナセは自分たちから足抜けするのを防ぐためだろうなぁ。でも、シェリルも影でいろいろ動いて、ミシェルにグレイスから渡されていた薬を託し解析して貰ったり……と思ったら、ラストで正面衝突だよ。おい。来週はシェリルにとっては辛い回になりそうだなぁ。
 グレイスやビルラーたちの目的は、ヴァジュラの体内でのみ生成される物質。シェリルのイヤリングやビルラーの指輪に使われていたのと同じもの。それがハイパーフォールドに必要なものらしいのだけど、恐らくはそれにより銀河の交通流通を牛耳ろうとするブレラーと違い、グレイスたちはそれ以上のことを目論んでるらしいが、ろくでもないことのような気がするなぁ。
 キャシーもレオンの行動に不審を抱き、オズマとその目的を探ろうとするが、その過程で明らかになったのはヴァジュラの超進化能力。昨日まで有効だった武器が今日は通じなくなると言う恐怖。しかし超シスコンのオズマは熱血で突っ込んでいき……まあ、結論はミシェルに同感。w
 のっけからファイアボンバーのナンバー連発だったり、キャシーもファイアボンバーを聞いててオズマへの気持ちが切れてないことを示したり、7ファンにはちょっと嬉しい?
 クランもデートだと思ってたのを肩すかしされて起こったりとラブコメ要素も忘れません? クラン、あれで女子大生か……
 しかし、タイトルのシスターって、オズマとランカじゃなく、シェリルとグレイス(姉妹じゃないけど、姉妹のようなものなので)だったんかな?

  毎日新聞「手前みそだが、こちらの方が説得力はある」毎日 )。毎日新聞はどうしてこう、炎上の始末が下手なのか……つか、燃料投下が下手なのか? 会社が大きいと言うこともあるだろうけど、「自分だったらこういうときは絶対やらない」という行動を取ってばかりいるのだものなぁ……自分が毎日のトップなら「ネットを敵視する社説等は控える」「例の海外サイトについては謝罪や周辺動向も含め、末端は一切触れない」を徹底させるのだけど。危機管理ができてないというか。

[アニメ] 西洋骨董洋菓子店#4

  西洋骨董洋菓子店 #4。橘の幼なじみで彼の家で働いている千影が、橘を心配してアンティークに押しかけてくる。サングラスをかけた強面な外見と裏腹に気が弱くなにをやらせてもダメな千影の扱いに橘も困るが、さらに困ったことに小野がつい魔性のゲイの本領を発揮。ノンケのはずの千影は彼に惚れてしまい、彼に付き合ってくれと申し込む。
 それを受け入れた小野だが、幼なじみを虜にしてしまったと橘に知られるのを恐れ、そのことを秘密にしていた。そんなことと知らずにこのままでは落ち着かないので千影をアンティークの従業員にしようと言い出す橘。さらに、小野な奔放なプレイゲイさに、純真な千影は傷つき、小野は軽い調子でそれをあやそうとして更に彼を傷つけてしまう。二人のやりとりを見て事情を察した橘は……

 み、三十路男が二人して雨の中でくるくる回ってうふふあははってありえねえw
 そこら辺はまるっきりギャグなのだけど、魔性のゲイの魔力に引っかかってもやっぱり純真な千影に、ただれた交際関係を持つ小野は交際をOKしながらも戸惑ってしまう。そして肉体関係ばかりを意識して千影のプラトニックな気持ちを踏みにじってしまったことに気付くが、自分に言い訳をして千影の純真さと向き合うことから逃げようとする。それをひっぱたくのが橘。橘は高校時代に酷いことを言ったことをまず謝罪し、悪いことをしたなら謝れ、と小野の背中を押す。なんかすごいいい人みたいだな、オヤジ。すべての元凶のくせに。w
 しかしこの作品のデフォルメ顔ってどこかで見た覚えがあると思ったら、モーニングで不定期連載してる「きのうなに食べた?」(ゲイカップルの日常食生活を中心にした日常漫画)の作者の原作だったのか。


2007年08月01日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 阿久悠、死去

  阿久悠さん死去 作詞家、「正論」メンバー 70歳産経 )。時代がまたひとつ過ぎ去ったなぁ、という感慨が。本当に一時代を築いた作詞家なのだよなぁ。記事にはポップスばかりだけど、アニソンも多数作曲されてるのですよね。しかも誰もが知ってる曲ばかり。(参考: Wikipedia 阿久悠
 ただただご冥福をお祈りします。


  米下院で慰安婦決議、公式謝罪要求…本会議で初の採択読売 )。一部マスコミでは採決ということのみがとりざたされてますが……「 この日の決議は、手続きが簡略化され、発声方式で行われた。実際に本会議に出席した議員は数人で、採択に際して異議は出されず、議長が可決と認定した。」実質数人だけが積極賛成、というか、他の議員の態度があからさまですわな……

[アニメ] CODE-E#5

  CODE-E #5「憂鬱と親子のこと。」。千波美は朝食に父親を呼びに行った際、PCに表示されてた資料用のエッチなホームページに動転して、発した電磁波で書きかけの原稿ごとPCデータを吹っ飛ばしてしまう。父親は心配いらないと気遣うが、千波美にはその気遣いすら重い。実験にもその影響が出て、光太郎は心配するが、光太郎ではどうすればいいのかもわからない。しかし園美がそんな千波美うじうじした態度にキレる。

 そのそのの良い子ぶりがまた発揮。真性のお嬢様の園美だが、両親は忙しく飛び回っていてコミュニケーションには飢えている。そんな彼女には両親が身近にいて気遣ってくれる千波美の悩みは贅沢に見えるんだろうなぁ。
 話の大半はうじうじする千波美で進んでくんだけど、手の中でカップ麺が沸き立つのはちょっとびびった。ウォーケンですか?
 変態スパイ二人組は相変わらず間が抜けてる。その一方で斎橋由真は千波美の能力に気付いているらしいのに沈黙を続けてる。で、次回、斎橋由美が本格的に動くらしい。って、巫女さん?
 なんだかんだでこの番組のテンポが気に入りかけてる。


2006年08月01日(火) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 恨みが呼んでる佐渡おけさ

 必殺シリーズ第十六弾「必殺仕舞人」第一話。現在テレビ東京系にて時代劇アワー(月〜金 11:35〜)で再放送中。
 京山一座は、若い娘たちが諸国民謡にのせて踊るのを売り物にする旅一座。その座長の坂東京山はかつてお京という殺し屋として名を馳せていた。しかし風俗紊乱の咎で興行を中止させられる。
 そんな京山に声をかけてきた春海尼という尼僧。春海尼は駆け込み寺の総本山本然寺の主・善行尼の使いで、寺修復費用の寄進興行として、全国各地を回ることを依頼してくるが、京山は善行尼の本当の目的は京山に全国殺し旅を依頼することだと喝破する。足を洗った殺し屋稼業に戻ることをよしとしない京山だが、「阿修羅の怒りと弥陀の慈悲。表と裏が結ばれてこそまことの慈悲ならん」と、善行尼は駆け込み寺に寄せられる女の恨みを切々と説き、取り合えず佐渡へ行け、京山に佐渡に詳しい晋松という男を訪ねろという。
 依頼を受けるか受けないかはともかく、とりあえず佐渡へ向かう京山一座。その途中、関所破りの国定忠治に子分にしてくれと頼み込んで酷い目に会っているやくざな若者と出会う。
 食い逃げまでしていたその若者・直次郎を助ける京山。直次郎はその恩義に感じ入り、京山一座に同道する。
 越後・枕崎の駆け込み寺にやってきた京山はそこで晋松と会うが、晋松は佐渡に渡ることを拒絶する。実は晋松はかつて愛した女が佐渡で江戸から来た金山役人に犯し殺され、その相手を殺していたのだ。
 佐渡に渡った一行だが、佐渡では佐渡奉行所与力・戸塚修理が権威を嵩に横暴を行っていた。京山への依頼も戸塚修理の仕置だったのだが、京山の心は話を聞いてもまだ定まらない。
 だが、奉行所へ興行の願い出へ行った京山は戸塚修理その人と会い、驚く。戸塚修理はかつて京山が愛し、そして手ひどい裏切りを行った男・内田春之介の名を変えた姿だったのだ。京山はそのために娘まで失っていた。
 自分の過去を知る京山を始末しようと刺客に襲わせる修理。京山の帰りを迎えに来た直次郎が駆けつけ、初めての真剣での斬りあいに震えながら、刺客を仕留める。
 京山は依頼人のおこうのやっていた店を訪ねると、そこにいたのは晋松。実は晋松が愛した女というのはおこうだった。晋松は、おこうを騙し佐渡金山の役人に抱かせたのは、おこうが恨みを抱いて死んだのは修理だということを、京山の口から初めて聞く。京山と晋松は善行尼の依頼を受けることを決意する。
 おこうの店に修理を誘い出し、修理を仕置する京山と晋松。しかし、京山の後をつけてきた直次郎がその現場を見てしまった。晋松は始末しようとするが、仲間にしてくれと頼み込む。
 京山は万が一の時には自分が始末をするからと直次郎を仲間に加え、ここに仕舞人が結成される。

 時代的には1981年、順番では、丁度「必殺仕事人」の次の作品ということになる。「新からくり人」以降の伝統を継いで、この時期の非主水シリーズの定番の旅物。
 主演の坂東京山に京マチ子を迎えるなど、短期シリーズながらスタッフも力が入っており、本放送時にはこの前のスペシャル「恐怖の大仕事」でも顔見世登場している。
 丁度過渡期の作品であり、前期と後期の必殺の特徴の両方が見られるのだが、個人的には前期のようなインパクトはなく、ドラマ的にも、さすがに末期のようにグダグダではないものの、弱いと感じる。初回の悪人が戸浦六宏なのも、悪人のキャラを掘り下げることができなかったこともあるのだが、ちょっとインパクト不足。その分、地味ながら主要キャストの力で引っ張っている感がある。また、ライティングなども後期よりも前期に近い気がする。
 銀幕の女王として名を馳せた京マチ子の貫禄は勿論、晋松演じる高橋悦史の貫禄も重厚さを演出してる。しかし、個人的にはやはりひょうきんな渡世人崩れの若者直次郎を演じる本田博太郎がかなり重要なポイントになってると感じる。
 いや、別に仮面ライダーカブトで出てるからとかは関係ないですよ。(^^;
(それ以前から氏のファンだし)
 第一話で京山を襲った刺客に震え、まろびころびつしながら相手を倒し、興奮と恐怖で混乱し、えづきながらもできるだけ明るい調子で「俺の習った居合、通用するもんだね!」と京山に話かけるなど、人間臭さを存分にかもしながらも明るさを失わない、ムードメーカーとして重要な役割を果たしている。
 あと、善行尼を演じてるのが原泉というのもさりげにポイント。「必殺からくり人」第4話「息子には花婿をどうぞ」で、家名存続のために小身の旗本の娘をホモの息子に娶らせる鬼婆の役を演じていたのが鮮烈。

[その他] あれ?

 昨日書いた 在日差別発言で積水ハウス社員が顧客提訴スポニチ )の件で「おかしいともおかしくないとも言えない」と書いたけど、よく考えてみるとあからさまにおかしい部分が一箇所あったので。
  大阪府内の顧客に300万円の慰謝料と謝罪広告の掲載を求め大阪地裁に提訴する。って、慰謝料はともかく、「謝罪広告」って、あからさまにおかしくない? だって個人間で発生したトラブルで、業務上で発生したということで会社がバックアップ、ということはまだなんとか理解できるとしても(それもおかしいっていやおかしいんだけどね。経済力が必要な訴訟において、会社をバックに脅しをかけてるみたいだ)、あくまで個人間で発生した問題で、その他に広がってはいない。このニュースが流れるまでそんなトラブルがあったという報道ももちろんない。それを「謝罪広告を打て」なんて、ちょっとこれはさすがに異常な反応に思える。ちょっと流石に原告の動機を疑うなぁ……


  ボルトなく、針金で固定か 埼玉・プール事故朝日 )。記事見出しでは「吸水口の柵がボルトで留めてなかったことが問題」であるかのようだが(それも問題と言えば問題だけど)、記事をよく読むと、もうちょっと組織のシステム的な問題があるように思える。外れた柵を客から渡された監視員はそれがなにであり、それが外れることによってどういう問題が起こりうるか、理解していなかったよう。と、言っても短絡的にその監視員を責めることは出来まい。なにせ高校生のバイトだったそうなのだから。監視員は管理棟に問い合わせるが、管理棟でも判断できず、社員に連絡し社員が到着した時点でそれが給水口の柵だと気付き、危険性がようやく認識されたようだ。
 問題はどこだったのだろう? 法的な責任は、契約に従って決まるだろう。だが、「どうすれば防げたか」を考えるのはそう簡単な話でもあるまい。先日報道された擬装請負の問題同様、「効率化」で削られてるのはなにか、ということになる。別に「効率化」そのものを責めようってことではない。しかし、削られてるものは認識すべきだ。すくなくとも、削られてるものがあることは。


2005年08月01日(月) 旧暦 [n年日記]

[映画][特撮] ULTRAMAN THE MOVIE

 昨日、おうちで書き物しながら視聴。
 硫黄島のとある研究施設が謎の怪物に襲われる。そしてその事件から三ヵ月後、難病に侵された息子との時間のために空自を除隊する決意をしていたF-15Jパイロットの真木は、謎の赤い光を放つ飛行物体と接触、墜落するが、奇跡の生還を遂げる。
 無事生還した真木は空自を辞め、民間の航空会社に再就職し家族との時間を過ごす。が、そんな彼を監視する視線があった。
 気を利かせた勤め先の社長によりセッティングされた息子との遊覧飛行の日、その直前の仕事中に、真木は何者かによって拉致されてしまう。真木を拉致した女は自衛隊の対バイオテロ特殊部隊BCSTの科学研究官・水原沙羅を名乗り、恐るべき事実を告げる。真木の赤い光球との接触に先駆ける数ヶ月前、同じように青い光球と接触した海上自衛官・有働は短期間のうちにDNAレベルからまったく異形の怪物へと変化、恐るべき力と凶暴性を発揮し、監禁されていた硫黄島の研究施設から逃走したのだ。そして、有働に起こったのと同じ兆候が真木の身体にも起こり始めているという。有働同様に研究施設に監禁された真木は自分の変化に怯える。そしてそんな真木に惹かれるように、怪物と化した有働が施設を襲撃する。
 もはや有働の痕跡をとどめない怪物「ザ・ワン」により真木が致命傷を負わされたかと思えた瞬間、真木の身体に異変が起こる。重症のはずが無傷であるのみならず、その姿は銀色に輝く巨人へと変身した……

 公開時から評判は良かったのだけど、たしかにかなり良いです。初代ウルトラマンを上手いこと換骨奪胎し、それでいて一本の映画作品として成り立たせている。流れとしては
主人公が怪獣を追ってきたウルトラマンと接触→絶命するところを融合し一命を取り留める→ウルトラマンが追っていた怪獣が暴れる→主人公ウルトラマンに変身
 という初代第一話の流れと、あと最終回の流れもちょっとあるのかな?
 ただし、ウルトラマンを取り巻く環境は大分違う。科学特捜隊に類する組織は存在せず、無論怪獣は地球人にとって未経験・未知の脅威である。それと同様にウルトラマンも中盤まで未知の脅威として見做される。さらに中盤を過ぎても危険視が消えるわけではない。また、ウルトラマンも怪獣もその惑星の生物の身体に寄生する(?)生命体のようで(そのためか、ウルトラマンの表面のディティールはこれまでと比べてかなり生物的になっている)、完全に乗っ取られれば人間に戻れなくなる(不完全な融合ではウルトラマンとしての活動時間の制限と言うデメリットを負う)。
 普通であれば「正義のヒーロー対悪の怪獣」という枠組みが最初からある程度整っているところが(人型のウルトラマンと異形の怪獣という記号性もその一部)、映画の中の登場人物たちにとってはその枠組みがないところから始まる。これ自体はそう珍しくないのだが、見た目の違いはあるとは言え、ハードウェア的にはウルトラマンは怪獣と同じ存在だというのが観客側の中のウルトラマンと怪獣の境界も曖昧にする。
 つまり、最後の最後で「ウルトラマン」と呼ばれることからわかるように、この映画のウルトラマンは最初からヒーローなのではなく、映画の中でヒーローになるのである。
 そのためのストーリーのメインの縦糸が主人公の真木になる。真木は父親で、息子は先天性の重病に侵されている。これがウルトラマンが子供のヒーローになる素地になってくる。また、息子のためにF-15Jを降りるのだが、真木はやはり戦闘機乗りであることに心を残しているし、息子も戦闘機乗りである父親にあこがれている。しかし、戦闘機乗りであり続ければいつまで生きられるかわからない息子と過ごす時間を取ることができない、という捩れがある。それがクライマックスの空中戦に一気に集約される。「ウルトラマンとの融合」を「戦闘機への機乗」とダブらせたのは、ちょっと「やられた!」と思った。スタッフもこのシーンが肝心要ということがわかっていてか(当然わかってるんだろうなあ)、フライングシークエンスディレクターとして板野サーカスの板野一郎氏が参加している。まあ、その代わりちょっと構図や動きがマンガっぽくなっちゃったのはご愛嬌だが……
 CG等を駆使してこれまでにない画作りに挑戦しているとはいえこれまでの特撮ヒーロー者の延長線上の作品ではあるのでやっぱり巨大化しまうとかスーツっぽさは払拭しきれないとか、あとまあ細かい部分でのドラマにちょっと、というところはなくはないが、全体としては非常な労作だし、傑作とは言わないまでも良く作りこまれた佳作かつ良作ではなかろうか。
 ただ、一言だけ言いたいことがあって、それはBGM。この映画に限らないのだが、最近のアクション映画等は、B級であってもハリウッド大作っぽい仰々しいBGMを使いすぎることで、逆にチープ感が増してしまっている気がするのだが……微妙に緊迫感を欠いてるような気もしないでもないエレキベース旋律のメインテーマは、初代OPのイントロ部分のオマージュか。
 この映画がプロローグ的な位置にある「ウルトラマンネクサス」は未見だが、同じ世界観の作品のようなので、機会があれば見てみたい。

[その他][アニメ][ケルト音楽] 今日一日の日記への検索ワードは

  異様なまでに「デッドリーコング」が多い 件について。大人気だな、デドコン。やはりガラガの漢泣きとあの封印解放シーンが効いてますな。それともちろん無敵団(笑)。これが玩具の売り上げにつながれば……
 ちと部屋が喧騒としているので(ちっとは静かに話しろ!)インターネットラジオで音楽でも聞こうかと探したところ、 無料インターネットラジオ局リンク集 なるサイトが。その中に三つほどケルト系音楽専門チャネルがあり、一つはリンク切れだったけど“Spiritual Celtic Folk”と“ celtic folk irish ”をブクマに登録。clannadやiona、モイア・ブレナンなど耳になじんだアーティスト・グループから今まで知らなかったけどなかなかよさげなグループまでいろいろ流れてて重宝重宝。いや、なかなか良いサイトをめっけました。


2004年08月01日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 北朝鮮関連とか

 まあ、世間様ではあまり騒がれてないですが、一応報道はされている話題。
  北京再会なら、ひとみを連れ帰るつもりだった読売
  曽我さん娘「日本に行けば父が死ぬ」…中山参与明かす読売 )。
 北京会談当時、「どうして曽我さんの家族や横田さんの家族を取り戻さない」と小泉批判を一部マスコミがしたわけですが、当然こんな裏だったわけで。そんなことも考えない記事を書くのもどうかなのだけど、そのことを自己反省するでもなく、恐らくまた同じことをするだろうと考えると……北朝鮮報道の一事を見ても、相手が「常識的な話相手」と考えている、もしくはそういうことにして報道しているのは根本的に間違いだと思うのだけどなぁ。過剰な敵意もいかんのだけど、過剰な好意もまた害にしかならない。
  松浦氏退社でエイベックス分裂スポーツ報知 )。う〜ん、個人的にはこれでエイベックスの勢いが殺がれて、あこぎな著作権商売簒奪がなくなればいいのだけど。もっとも、残った副会長の依田氏もそのへんはあまり変わらない態度だからなぁ……

[映画] マッハ!!!!!!!!

 辺鄙な村・ノンプラドゥでは守り神「オンバク」の像が作られて24周年記念の祭典が行われていた。しかしその大事なオンバクの首が都会から来た不信心な連中に盗まれてしまう。盗んだのはコム・タン率いる窃盗団の下っ端のドン。村人の心の支えとも言える像を取り戻すため、ムエタイの達人である信心深い成年ティンはバンコクに向かう。
 バンコクでは村出身のハン・ムイを頼ろうとするが、ハン・ムイはすっかり都会の毒気に当てられ堕落しきり、貧しい村人たちが寄付した旅の資金を持ち出して賭けをする始末。そんなハン・ムイに巻き込まれて無用の騒ぎを起こしつつ、ティンは仏像を盗んだドンとコム・タンの一党を探し求めるのだが……

 「CG・ワイヤー・スタントマン・早回しを使わない」というキャッチコピーが話題になったタイ映画。正直、ストーリーはあってないに等しく、往年の体当たり香港アクション映画を思わせるアクションシーンは本当に痛そう。それが売りだというのは非常にわかりやすく、好プレー時には角度を変えてもう一度、をちゃんとやってる。のっけから祭の一環の、村人による「木登り大会」で、蹴り落としひっ掴んで落としたりしまくり。映画見ながら思わず「痛っ! それ痛いがな!」「熱っ! それ熱いがな!」。アクションシーンでも脳天に全体重かけて肘打ちはもう当たり前。
 しかも、超体当たりアクションは格闘シーンだけでなく、 トゥクトゥク (三輪タクシー)のカーチェイスシーンも「ヤバ! それマジヤバイって!」なシーンばかり。あるサイトが「実写版ジオブリ」と称していたのもよくわかる(多分、流れ星の過去編の「ミニミニ大作戦」部分のことを指してるのだろう)。
 アクションシーンは、実際のムエタイそのものではなく、映画栄えするアクションを試行錯誤して作ったとのこと。どちらにしてもムエタイはよく知らないのだけど、キメのところとか牽制で右手をまっすぐ前に突き出すのは素直にカッコイイ。
 タイ語の発音(字幕版を見たので)はガヤガヤしていて、ヒロインのムエは可愛いけど結構気になったのだけど、必死の場面ではこのガヤガヤ感が妙に合う。
 とにかくこの映画を一言で評するなら「体当たりアクション」。人も三輪タクシーも者も吹っ飛び、舞い、そしてガチンコでぶつかりあう。ここのところ「どうせアクションって言ってもCGとかだろうし、イマイチ興奮しないよね〜」とかって奴は見に行け。マジで痛そうだから。

 で、補足。上で「ストーリーはあってないに等しい」と書いた。事実、ストーリー自体は「盗まれた仏像の首を主人公が取り返しに行きます」で終わってしまうのだけど、その上に乗っかっている要所要所の演出部分、たとえば、村人がなけなしのお金をティンに託すところだとか、村人の一人が「母の形見だけど、持っていって」と渡した指輪を、家賃催促に来た大家がこともなげに扱うところだとか、素朴な信仰心を中心とする一本筋の通った演出がなされている。多分、こういった細かい演出は世の中が行き詰まってると感じている現代人には、感じるところもあるのでは。
 もう一つ補足。単純に考えナシの体当たり映画的に評されているが、実際はその「体当たり感」を出すために非常に良く考え、作りこまれている。まあ、その辺は見て判断してもらうしかないのだけど。あと、主演のトニー・ジャーはスタントマン出身で、「モータルコンバット2」にも参加していたとのこと。

[その他] 人間以外

 土曜に飲みで「人間が中心でない物語」について話をしたのだけど、個人的には「人間以外」の物語を云々するなら動物ものはいくつかは目を通さねばならないと思う。今NHK−BS2でやっている ウォーターシップダウンのウサギたち は最適だと思う。ある程度の擬人化はされているが、その下にある「違和感」は群を抜いている。下手なSFなど足元にも及ばない。
 それに「見る者」はどうしたって「人間」であり、人間の排除など不可能と思うのだが。

[その他] もーいい加減これで終わりですが

  絵文録ことのは さんの愛国心云々のトラックバックやらコメントを見て思ったことは、サヨク的な攻撃だと思って「愛国心否定」にコメントしてる発言はもちろんダメダメなのだけど、いっぽうでそのウヨク的発言に対して「無理解だ」と言っている批難も相手に対する無理解が見られるというのが大変興味深かったです。他人の無理解は責めつつ、自分の無理解に関しては無批判、というか気付いてすらいない、という状況。上手い人はこの辺を責められないようにぼかして書いてるのだけど、そういう芸当が出来ない人はまっすぐというより、根本的にそういう視点が欠けているのだと思う。こういう相互主義的な視点の欠如は立場によらず一部見られることで、サヨクウヨクという分類の話題に限ったことですらない。無自覚、というのが怖いところで、自分がそういう状態に陥ってはいないか、と他者のそういう発言を見るたびにおびえたりするのだ。


2002年08月01日(木) 旧暦 [n年日記]

めった斬り

 共著として名前を連ねてた論文がdisacceptで返って来る。評を見ると滅多切り。笑い。いや、笑い事じゃないんだけど。でも THE JOURNAL OF GENERAL PHYSIOLOGY はこの分野の老舗だけあってレビュアーの質も高い。滅多切りながらもきちんと目を通して的を得た指摘をしてくる。他の雑誌だと門外漢の人がとんちんかんな指摘をしてくることが多い。っちゅーかそんなんが大半。
ワシ「いやぁ。滅多切りですねえ」
ボス「そうだねえ」
ワシ「いろいろつっこまれてますねえ」
ボス「やっぱ画像測定と電気生理の同時測定をやらなきゃいけないかねえ」
ワシ「そうかもしれないっすねえ」
ボス「……」
ワシ「……」
ボス「……」
ワシ「え? ボクっすか?」
 まあ、同時測定はいずれちゃんとやらなきゃいけないとは思ってはいたのだけど、なんと言うか、レビュアーのコメントを見た瞬間から嫌な予感はしてたんだけどね。まあ、実にはなることなので腹をくくりますか。
 しかしそれと同時に実験用の道具を幾つか作らないといけない。いや、工作好きだからいいんだけど。でも
「今日中に出来る?」(ボス)
勘弁してください。トホホ。

  Mozilla の1.1alpha以前がcookie関連のセキュリティバグがあるそうで、1.0から1.1betaに変更。は、いいのだけど、そのまま移行すると何故か妙な現象が。どうも、スタイルシートのエラーっぽいのだが……しかたないので設定ファイルを一旦削除してやり直し。今度はOK。いったいなんだったのだろう? うむむ。
  山梨県立科学館、ラットの解剖中止 。動物愛護を否定はしないけど、その動物愛護とバーターでなにを行なえなくなるのか、考えるべきだと思う。「解剖は時代遅れ」とか頓珍漢な事をぬかすような愛護団体だけではないとは思うけど。私としては、動物の命と引き換えに生命の巧妙さ、あるいはその探求により得られるものを直に子供達が触れて考えてもらう機会がうしなわれたのはただただ残念としか言いようがない。そういったものをすべて考慮に入れた上で動物実験反対であれば、それはそれでかまわないのだけど……
  講談社のオンライン上の著作物取り扱いのお願い 。そういえば、前にも見たなあということを思い出しつつ。 こちらのページ の方が講談社にその意図を質問したらしく(「著作権についての見解 2」から行けます)、その返答によれば、あくまで一般論としての著作権の適用の範囲を示したものらしく、個々の適用に関しては作家の意思を優先し、また悪質なものでなければ摘発などもおこなわないだろうというニュアンスなのだけど……しかし、ただこう書かれると「全くするな」と書いてあるように読める。ホームページ上の一切の転載や要約も禁止、ってのは流石に著作権の保護範囲を逸脱してる部分もあると思うし。ただのお知らせは著作物ではないし(思想や感情などを表現した表現物ではない)、ストーリーの概略も翻案でない可能性がある。そのつもりではないかもしれないけど、ちょっと嫌な感じはする。自分でもファンサイトをやっているだけに、しこりが残る。


2001年08月01日(水) 旧暦 [n年日記]

純粋であるということと魂の穢れ

 昨日BSマンガ夜話の「編集王」の回の再放送を見ていて、ゲストの大槻ケンヂ氏が「色々商業主義に塗れて俺って汚れたなぁと思うときがある」みたいなことを言っていたのに対し、岡田斗司夫氏が「ピュアって事はバカで無責任ということだ」と反論していた。なんかどっちも違うという気はするのだが、「自分が穢れた」という台詞はそう言えば前にそう人が言っていたのを聞いたことがあるのを思い出した。
 誰かってのはちょっと伏せとくけど、私はどう考えても穢れたとか汚れたとか、そういうのは違うような気がして仕方ないのである。
 子供の時の問題設定というのは非常に単純なものなのだ。目的も、条件設定も、目的達成に選択しうる手段ですら単純なのだ。何故なら知識量と経験量からくる判断能力が非常に未成熟だから。しかし大人は逆に多く物が見えすぎるがゆえに、その情報の多さから判断が難しくなることが多い。二律背反ならまだしも、単に雑多な情報の価値付けがちゃんと行われないこともままある。煩悩とでも言えばいいのだろうか? しかしそれは悪いことではない。単に本人の選択であり、能力の限界でしかない。穢れとか汚れとかとは違うのだ。ある意味「バカで無責任」というのは当たっているかもしれないが、しかし逆に選択肢が単純で自分の欲求に忠実なだけとも言える。忠実であるということは真実をある意味露呈してるのでもある。だから子供は正直というのもある意味間違いではない。
 いずれにしても「魂が穢れた」というのはおかしい。魂なんてものは何か形があるわけでなく単にそれまでの経験思考の集積に過ぎず、それにどんどん色んなものが付着するのは当たり前だ。どれが穢れ、どれが穢れでないということなど簡単に分けられるものでない。私はそう思う。