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2010年08月02日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#43

  キルミンずぅ #43「メェ〜ワクワクワク!白ヤギさんと黒ヤギさん!?」。リコたちはママに、お爺ちゃんのビデオにあった「アニマリアン」とは何なのか聞こうとするが、ママは答える前に警察からの要請で外出することに。しかしリコたちは外出前にママから、神浜市役所でヤギが現れて書類を食い散らかしていくという事の解決を依頼される。
 市役所に行くと、話を聞いていたリコたちの前でそのヤギが出現。追いかけるが、忽然と姿を消してしまう。リコは、すれ違ったヤギそっくりのおじいさんが怪しいと目を付けるのだが……

 ああ、本当に展開に巻きが入ってる。リコたちは「アニマリアン」という言葉を知ってママに聞こうとするのだが、ママは案外とあっさりその秘密を明かそうとする。けど、邪魔が入ってしまうのはお約束。
 その外出したママからの依頼で神浜市役所に向かうのだが、市役所では突然出没したヤギに書類が食べられるという事件が続出。その中には神浜市を自然世界遺産に申請するための重要書類もあって、市長であるタマオのパパはもちろん、そのために裏で画策していたミサも巻き込まれることに……ただ一人、やはり二ツ木だけがほくそ笑んでるのだけど……
 事件自体は単純で……って、いや、ちっとも単純じゃない。つーか、最初の頃に牙組に噛まれた市長の秘書二人が自覚のないままアニマリアンとして覚醒してしまってたのが原因。最初からその可能性を疑っていたミサにより、カノンと牙組も関わるのだけど、基本、引っかき回し役でしかない……
 事件は自覚がないままヤギになってた二人を落ち着かせてママに相談に乗ってもらうことでひとまず落ち着くのだけど、ママから「動物の姿にもなれる人たち」アニマリアンの存在を明かされただけではなく、リコたちの祖母であるマリアンヌ・シェーンベルグもアニマリアンであったことを知らされる。って、パパ知ってたのか。でも、自動的に配偶者である御子神博士もアニマリアン化しそうだけどなぁ。って、そんな過程子供番組では見せられないか。
 だから御子神博士はマリアンヌがそうであるアニマリアンに近づこうとキルミンを開発したってことなんだろうけど……
 そのキルミンにただならぬ興味を示してるのが例の二ツ木。カノンは「中途半端」と断じてるのに対し、二ツ木は普通のアニマリアン以上の価値を感じているよう。確かに、リムもいつの間にかカンガルーになってたようだし、「たった一種類の動物にしかなれない」アニマリアンとは違うのだろうけど……でも、ハルカたちもミサたちも、そういう価値観じゃないところに二ツ木だけ利便性を追ってるってのは、やっぱり二ツ木がラスボスなのか。
 ところでタマオパパもそうだけど、何気にカスミも半田に噛まれてる(と、指摘されて気付いた)ようだし、神浜市、本当にアニマリアン増殖しすぎじゃね?


2009年08月02日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] シンケン#23とディケイド#27

  シンケンジャー #23「暴走外道衆」。お盆の季節になり、三途の川も活性化して外道衆が力を増す時期になった。ドウコクのあふれる力のせいで大名無し衆が大量に現れるのに手一杯なシンケンジャーたち。彦馬から全ての折神の力を集めることが出来る印籠の存在を聞き、丈留たちは未完成のまま放置されていた印籠を得るために志葉家の菩提寺に向かう。
 住職浄寛とも久々に会い、歓談をする丈留。しかし、寺の敷地内を回っていると、物陰にかくされたようにひっそりとたっている小さな墓を見かける。それは身内から外道に堕ちた者を出したため悲惨な末路をたどった一族の墓だという。心当たりありげな表情を浮かべる丈留だが、ドウコクに反旗を翻そうとするアヤカシ・ゴズナグモがシタリを脅し、ドウコクの封印の文字を知ろうと画策していた。

 印籠で格さんとうっかり八兵衛とか。
 いや、普通にご住職してましたが、あごひげはやっぱ水戸黄門オマージュなんでしょうね。なんか高橋元太郎が黄門様でいいじゃない、と思えてきました。
 で、秋辺りの新ロボ前にテコ入れしようということか全合体の伏線が。現時点で十体合体。ペース的には去年のゴーオンジャーの合体数は越えますな。
 で、ドウコクが自分の力の制御とやはり力を増してる他の外道衆を抑えるのに気を取られてるのに乗じ、腑破十臓とコズナグモが独自の行動を。十臓はコズナグモが襲ってる寺の名を聞き顔色を変えたから、やっぱあの墓は十臓の一族のものなんだろうな。そして丈留もそれに気付いている雰囲気。
 丈留はシタリ特性のしびれ薬を盛られ、生命の危機に。いや、それって普通に毒と言わないか? レッドを欠いたまま戦うシンケンジャーだが、力を増した外道衆相手にピンチ。しかしそこにゴズナグモの行動に気付いたドウコクの横やりが入り、何故か半死半生の丈留を十臓がどこかへ連れ去る。
 十臓のことだから決着を付けるまで丈留に死んでもらっては困る、ということだろうけど……
 次回はレッドパワーアップおよび折神全部乗せっぽい。火と火が合わされば炎になる?


  ディケイド #27「BLACK ×BLACK RX」。RXの世界と良く似たブラックの世界に飛ばされる士。そこでの南光太郎に世界の破壊者として襲われるが、皮肉にもディエンドに救われることに。しかしディエンドから変身を解いた大樹から、自分もアポロガイストの持つパーフェクターを奪うと宣言され、夏海の命がかかってるのにゲーム感覚のままの大樹に逆上する。
 ブラックの世界に現れたアポロガイストを、龍騎に変身してミラーワールドを渡って見つける士。子供を人質にとるアポロガイストをかまわず攻撃するディエンドの銃弾から子供を身を挺して守るディケイドの姿を見て、ブラック光太郎もディケイドと共闘。アポロガイストは「ディケイドはもうこの世界から出られない」と言い残し去っていく。
 世界を渡り歩く大ショッカー相手に終わりの見えない戦いをしていたブラック光太郎は戦い続けることの疑問を口にするが、士はそんな彼に共に戦う仲間はいないのかと聞き返す。すると、ブラック光太郎の口から霞のジョーの名前が……霞のジョーはやはり大ショッカーによりブラックの世界に送り込まれていたのだった。
 そこに大ショッカーと手を組んだシュバリアンが現れる。共闘する二人にたまらずシュバリアンが逃げようとする隙に、ブラックはディケイドを開いた通路を通じてRXの世界に送り戻す。
 戻って来たディケイドとRXを今度こそ抹殺しようとするアポロガイスト。そこに現れたディエンドも加わり、ディエンドが召還したブラックと四大ライダーでアポロガイストに立ち向かう。
 アポロガイストは退けるがパーフェクターはディエンドに奪われてしまい途方に暮れる士の元に、病院からユウスケが駆けつけてくる。夏海の容体が急変したと聞き病室に飛び込んだ士たちに、無情にも医者の「手遅れ」との言葉が……だが、そこにパーフェクターを奪ったはずの大樹が現れ、「仲間が宝だなんてね」と嫌味を言いつつも、パーフェクターを士に渡す。士はパーフェクターに蓄えられた生命エネルギーに自分の生命を上乗せし、夏海に返すと、一度はデッドラインを越えた夏海が再び息を吹き返す。
 RX光太郎にブラックの世界からのジョーの伝言を伝え、共に戦う仲間と認め合うことが出来る。
 そして光写真館に戻り示された次の世界は、うっそうとしたジャングルがシンボルの「アマゾンの世界」だった。

 てつをが最後の昭和ライダーとしてこれでもかというくらい暑苦しさを発揮しています。大満足。強いて言えば「ゴルゴムの仕業だ!」が聞けなかったことが残念なくらいか。
 RXの世界で消えた霞のジョーはブラックの世界に送り込まれ、そこの南光太郎と共に戦っていた。姿を見せず、最後にブラックの世界で戦い続けるという伝言があるのが微妙っちゃ微妙ですが、キャストの事情で突然キャラがいなくなったりする辺りが昭和ライダーテイスト、と言えなくもない。
 他にもアポロガイストが臆面もなく当たり前のように子供を人質に取ったり、それを助けたブラックが「さあ、行きなさい」と子供を親に託すシーンと小技が多すぎです。
 ディエンドもディケイドを邪魔したりパーフェクターを渡したり、「お前は何がしたいんだ」って感じですが、「これからも僕をしっかり見ていろ」って、まさかツンデレ? いやいや、ディエンドに限ってそんな安易な路線はないはずだ。いやでも……いやいやいやいや、まさか。
 鳴滝さんは大ショッカーの跋扈を懸念してたみたいで、どうも大ショッカーとは敵対する立場っぽい。でも、その割に大ショッカーも鳴滝さんもディケイドを危険視してるのが、わけがわからないのだよなぁ。
 次回はアマゾンの世界。これは流石にオリジナルキャストではないみたいですが、アマゾンは人々のために戦いながらも日本に居場所が見いだせないキャラだったので、異邦人つながりということでのチョイスらしい。あの戦闘スタイルは特徴的だし。昭和ライダーで爬虫類モチーフという珍しいライダーでもあるし。


2008年08月02日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] レスキューフォース#18

  レスキューフォース #18「新人それとも大先輩? R5登場」。意味ありげに5人目のメンバーが登場で多分中の人はあの人だろうなと思ったら思ったとおり石黒隊長。しかもしばらく謎の人で行くかと思ったら正体丸バレで行くし。でも妙にスーツを装着するのを嫌がってると思ったら、スーツを着ると性格が豹変して暑苦しさいつもの400%増しで暴走。強いことは強いのだけど熱く、強く、そして鬱陶しい性格に……だから本人も嫌がってたのか。
 話の方は珍しい前後編で、石黒と一緒に第一期レスキュフォースだった男がダーエンの正体で彼が人間に絶望して超災害を引き起こそうとしてる理由が今後の鍵になるのか。

[アニメ] S・A#17

  S・A #17「遠慮・笑顔」。学園祭を前にお祭り好きの光は大はしゃぎだが、明が浮かない顔をしてるのが気にかかる。学園祭に何か心配事が? とすっかり仲良くなった桜にお願いして黒泉館の学園祭を下調べに見せて貰うことに。だが、明の心配事はそこではなく、時々上の空で宙を見つめている。明のことが好きな八尋はそんな明の様子に気付くが、これまで酷いことをしてきたという誤解は解けたとはいえ明に話しかける勇気が出せないでいた。
 そんな時、明が携帯を紛失してしまい、桜がそれを面白がって全校を巻き込んだイベントにしてしまう。商品目当ての参加者が殺到する中、八尋はただ明に話しかけるきっかけが出来ればと、斜に構えた態度をかなぐり捨てて携帯を探し回る。

 なんか作画が妙に少女漫画してるというか、この力の入りようはどうよ、って感じ。しかも可愛い女の子大好き(レズではない)の暴力女・明が妙に可愛いし。
#可愛い女の子が好きなのは金目当てで近づいてくる連中を過度に警戒した八尋が明から遠ざけてたせいで、同性の友だちに飢えてたせいではあるのだけど。
 おまけに何かあるとストレスの吐け口にしていた宙を、八尋への誤解が解けた辺りから妙に意識しだしてるし。って、実はそれは昨日今日の話じゃなさげ、という回想シーンが。
 どうもバタバタとカップル化が連続する感じなのだけど、小さい頃から明一筋だった八尋はちょっと可愛そうな気が。


2007年08月02日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 藍蘭島#18

  藍蘭島 #18「手合わせして、忍者」。突然矢文がすずの家に射かけられる。差出人はみことの母で、内容はみことの姉・しのぶと見合いしてくれというもの。だが、行人が流れ着く前に武者修行のたびに出たしのぶとは面識がなく、行人もなんとも答えようがない。しかし朝の水くみのに行く途中、そのしのぶが行き倒れているのに出くわしてしまう。二人に助けられるしのぶだが、行人の名前を聞いた途端血相を変え、見合いならぬ「試合」を申し込んでくる。

 新キャラ登場。テラカワイス。びふてきがw
 忍者なのになぜか侍にジョブチェンジしたしのぶ、いろいろあって行人が剣豪だと勘違いして試合を申し込んでくる。主たちが無責任に煽ってるなぁ。行人は最初女の子と勝負するなんて、と断り続けていたが、ひたすらまとわり続け無自覚に行人を誘惑するしのぶにマジギレ。これ以上つきまとわれないためにさっさと勝負しろ、とけしかける。嫉妬バリバリになってきましたな。
 で、しのぶとの勝負になるのだけど、しのぶはちかげに着せられた勝負服を……その勝負違うねん。てか、まさか下着も? でも、勝負自体は緊迫感がなかったなぁ……しのぶのキャラ立ても、方向音痴、ドジ、くらいしかないし……梅梅とかぶってる。つり目だからいいけど。しかし、ビフテキはかわいいのう。って、アレ? しのぶの声って麦チョコと同じ?
 EDにもしのぶとびふてきが登場。で、次回と次々回は初の二話続き物になるのだけど、また新キャラ登場ですか?


2006年08月02日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] さんさ時雨は涙雨

 必殺シリーズ第十六弾「必殺仕舞人」第二話。現在テレビ東京系にて時代劇アワー(月〜金 11:35〜)で再放送中。

 新しい依頼は仙台藩。しかしそこの住職は殺されており、依頼内容がわからない。寺に向かう京山一座だが、住職のいない寺は三浦という役人が管理しており、一座もけんもほろろに追い返されようとしたところを三浦の妻・志乃によってひきとめられる。
 実はこの寺には何人もの女が幽閉されていた。女たちは藩主伊達安房のお手つき。安房は好色で若い女に手を出しまくっていてが、悋気の強い奥方にばれては女たちを尼寺送りにしていたのだ。しかし、女たちは身ごもってる者もおり、尼になることを拒否していた。
 三浦の役目は女たちの監視のみではなく、強情な女を始末することも含まれていた。妻に内緒で役目を果たす三浦だが、実は志乃自身も拝領妻。監視される女たちと同じ立場だったのだが、二人は弱いもの同士、寄り添うようにいつしか深く愛し合っていた。三浦が嫌気がさしながらも役目に忠実なのは、出世し、妻に良い目を見せるためでもあった。
 しかし、京山は三浦が女を始末する現場に出くわしてしまい、なにが起こってるかを勘付きだす。そして死んだ住職の墓を掘り返すと、そこには藩主の悪行一切が記された手紙と依頼料が。しかし女ばかりの一座に目をつけた藩主が、一座の女を伽に出すようにいいつけてきた……

 三浦と志乃の夫婦愛が切ない一編。って、三浦を演じてるのは森次晃嗣なんですが。志乃、僕は地球人じゃないんだ。ウルトラセブンなんだ。(そんなセリフはありません)
 「仕置人」では善人を装い天神の小六すらたばかった悪党を演じていたが、こちらも善悪二面のはざまで揺れ動く男を演じている。足軽の身分から侍になったのはいいが、やっていることは女衒まがいの女の管理。それどころか汚れ仕事としてその始末さえさせられる。立身出世のためもあるが、それもこれも拝領妻として娶りながらも愛してしまった妻に良い目を見せてやりたいがため。しかし、妻にその悪行を知られてしまい、なにもかも瓦解する。
 始末されるのを待つだけの女たちを京山一座と共に逃がすが、追っ手たちを引き受け、贖罪であるかのように斬り殺される。志乃も京山一座に一度は託されるが夫の意図を知り駆けつけ、共に殺される。
 当地で京山一座が演じる「さんさ時雨」は本来祝言の時に謡われる歌で、尼として女の幸せを取り上げられようとした女たちと、拝領妻としてではなくきちんとした夫婦として今一度祝言を挙げたいという三浦夫婦の願いとの対比が悲しい。
 前回は三人揃っての仕置シーンはなかったが今回は各々のスタイルで殺しを見せる。


2005年08月02日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 儒教の目指す「不死」

 以前、深+のマスターの話の中で「儒教は不死を目的としている」てな感じの言葉が出た。私はちょっと意外で、「道教ではなく、儒教が?」と聞き返してしまったが、どういう意味かあまり突っ込んだことは聞かず、自分への宿題として仕舞い込み、手がかりもないのでしばらくほったらかしにしといてしまった。
 で、最近ちょっと別のことで中国の歴史関連を軽く検索していて、ふと思い立った。儒教の目指す「不死」ってのは「個人の不死」ではなく、「体制の不死」なのだ。組織の上下関係を絶対のものとし、その中の礼を尊守させる。「君子」や「徳」などで上の者の責務についても触れてはいるがそれを侵した場合の安全装置が本質的に欠けており、組織の運用より体制の堅持を第一目的とした宗教、それが儒教ということだ。
 それに比べれば道教は本質的にアナーキズムであり、組織の不死など最初から「信じていない」。
 組織の維持に確かに規範や規則は必要だが、行き過ぎては硬直化を招く。実際中国は儒教だけで動いてるわけじゃないんだが。
 まあ、たったそれだけの話なんだけど。

[ケルト音楽] 新チャンネル追加

 ポップス系の流れる“Spiritual Celtic Folk”はIrish Celts専門らしいので(余談だけどこの番組を流している CMRadio はChristian Music Radioでキリスト教系のものらしい。まあ、確かにLordだのPrayだのJesusだのタイトルにある曲がたまにあるとは思ったんだが。でもそれ以外は全然フツーだよなあ)他にもないかとちょっと探してみたら Celtic Grove というチャンネルが見つかった。ちと音質が悪いけど、ここはよろずケルト音楽なチャンネルらしくCapercaillieとかも普通に流れてる。 celtic folk irish もドーナル・ラニーとか普通に流れてていい感じ。しばらくはこの三局をローテーション。


2004年08月02日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 頭痛い

 かなり悔しいことがあり、酔った勢いもあって発作的に頭を柱に打ち付ける。何度も打ち付けたので、歯が欠けた。(笑) 欠けたと言ってもちょびっとなのだけど、それで妙に白けてしまい、比較的冷静になる。しかし、今日になっても打ち付けたところが痛い。ううむ、酔ってるからってあまり変なことするもんじゃないな。
 でも、やっぱりまだ悔しいわけなんですが。

[映画] サウスパーク無修正映画版

 ちょっと前にDVDでようやく見たのだけども。
 コロラドの辺鄙な街・サウスパーク。そこの悪がきスタンたちは大好きなカナダのお下劣芸人・テレンス&フィリップスのオナラ映画「燃えよコウモン」を見、映画を真似て下品な言葉を使いまくる。それに目を丸くした先生や親たちは子供たちをきつく罰するが、ダメと言われるとなおさらやりたくなるのが人情、スタンたちは再度映画を見に行く。その帰り道、オナラに火がつく、火がつかないで論争になって仲間のケニーがオナラに火をつけようとして大やけど、病院に運び込まれるが死んでしまう。そのことに怒ったママたちが全米に向かって断固抗議、テレンス&フィリップの大糾弾を行う。のみならずテレンス&フィリップをめぐってアメリカとカナダの戦争にまで発展してしまい……

 ギャグアニメなのだけど、段々戦争のための戦争に突入していくところが、イラク戦争前後のことを考えるとちょっと洒落になっておらず恐ろしい。元々洒落になってないギャグ映画なのだけど、製作者はアメリカの危うさを見抜いていたとも言える。子供が汚いもの、過激なものに惹かれるのは当たり前で、それは確かにどうにかしなければならないのだけど、そんなレベルを超えてどんどん話は好戦的な大人たちの狂気の世界へと入っていく。そして子供たちは大好きなテレンス&フィリップ救出のために立ち上がる。この辺り、実際の話の展開はもうちょっと奇麗事でないのだけども、より実感が涌き、大人たちに奪われたものを取り戻すため立ち上がる子供たちに共感してしまう。そして、オナラに火をつけようとして死んでしまうケニーが死後も重要な役割を果たす。なんだかんだ言って子供たちの飾り気のない感情&欲望と、ケニーの優しさがこの映画に救いをもたらすのだ。
 反体制色の強い作風なので、見方によっては「可愛いキャラにドギツイこと言わせたつまらん反体制作品じゃないか」と受け取るかもしれないけど、きちんと切り分けができる人には作者の抱いてる危機感が読み取れると思う。「華氏911」は見てないのでなんとも言えないけど、多分似たような危機意識から作られてるのではないかと推測する。

[その他] メモ

 欲望は腹にやどり、情念は胸に刺さる。


2003年08月02日() 旧暦 [n年日記]

炎天下

 この暑さだというのに、自転車で大須・栄まで。書店に行ったりズボンを買ったり研究室に寄ったりだとか、色々用があったからだけども、日中最高気温は33度だったらしい。摂氏に直すと91度。そう言うと暑そうだな。アスファルト上は焼けているから、もっと暑いことは間違いない。ちょっと前までの、エアコンの売れ行き不振による家電業界の業績悪化を心配されていたほどの涼しい夏はどこに行ったんでしょうね?
 書店に寄った用ってのは、 ゆびさきミルクティ/宮野ともちか が行動先の書店という書店、まったく見当たらなかったからだったりする。……いいじゃないかよう、別に。他の同時刊行の白泉社の単行本はあるのにねえ。ってか、 bk1 ですらひっかからねえ。新人作家の初単行本とはいえ、刷数少なすぎですよ、白泉社サン。ちなみにamazonより若干在庫に信頼が置ける 本やタウン によれば、在庫数少なめらしい。現在店頭に並んでいるものが返品されないと最終的な在庫はわからないけど、やはり刷数見誤ってる気が。まあ、さすがに職場近くの書店でこれを受け取る勇気はなかったので、今回は本やタウンには注文しませんでしたが。
 で、 大須三洋堂 シグマに寄ったら、H氏とばったり会う。そりゃ、他のとこより遭遇率が高いのは認めますが……で、暑は夏いねえ、と世間話などして別れる。で、三階のコミック・文庫売り場。見事にない。つか、痕跡すらもない。刷数少なすぎ。
 しゃあないんで次の目的である衣類の補給に行くついでに、栄にある某漫画専門店に行く。ありやんの。しかも平積み。「犯人は貴様だったか!」と店員の首を締めたいのを堪えて、会計を済ませる。刷数、本当に少ない気が。いったいなんでこんな炎天下に自転車で往復二十キロ近く走ったんだか。
 で、衣類も買って、研究室に寄って培養している細胞の具合を確認。……この炎天下で、細胞もやられたようです。所詮はナマモノ。根性がない。
 自転車で往く先々でどうにも浴衣姿でつれだったカップルが目立ったが、というかはっきり言って道路交通法で規制して欲しいくらい邪魔だったが、こちらもいい具合に脳みそがうだっていたので「ま、いっか」と流してしまう。まあ、ストレスがたまらないのはいいことだ。(多分)
 この炎天下でもY! BBの白い人たちは相変らずあちこちで頑張っている。バイト料、よほどいいんだろうねえ。客の引っかかり度合い見ると、そろそろ戦略切り替えたほうがいい気もするけど。
 白い人たち以外もいろいろと見える。いろんなチラシ配りやら、アンケートやら。で、その中でイラク派兵が云々かんぬんと言っている一団がいたので、冷やかしにチラシを貰ってみる。反対署名を強要されたら「いや、ボクは別に反対じゃないですから(無条件賛成でもないけど)」とディベートでもふっかけて憂さ晴らしでもしようと思ったけど、残念ながらそんなことにはならず。チラシの内容は、案の定突込みどころ満載でした。冷静に考えれば、もっとまっとうな指摘ができるだろうにねえ。まあ、なんと言うか、チラシの情報から推測するに、アカ関係の人たちのコミュニティだったようです。炎天下で熱中症になりかけながら肉体を酷使する方が、他のことより楽なんでしょうね、多分。まあ、そういうのも決して否定しないのが現社会の良いところでもありますが。
 でも、そういうのも、結局どっかで苦しまなきゃいけないんだよなぁ。どっちにしても苦しまなきゃいけないんなら、どっちがマシか、ということになる。さて、どうせ苦しいんなら、どうするんだ、自分は?
 友人がIRCで「実写版セーラームーンがミュウミュウ」とか意味不明なことを言ったので「なんでやねん」と思ったら、 確かにミュウミュウ(美優・美優)でした 。いや、どっちも知らんけど。
  書店万引きの悪質化に、書店側の自衛も限界Yahoo!hl )。コミックマスターJならずともキラー店長の出現を望みたくもなるものです。「たかが万引き」の段階では、とっくになくなっていると思う。
  ロンドン自然史博物館における「Tレックス−ザ・キラー・クエスチョン」展Yahoo!hl )。Tレックス(ティラノサウルス)=スカベンジャー(屍体漁り)説ってのはわりと知られていた気がしたけども、そうでもないらしい。本当に完全なスカベンジャーかというと、それは多分わからないわけだけども、 ハイエナ みたいな存在だったかもとか思うと、ちょっと面白い気がする。
  文科省、来年春から朝鮮学校卒業者に国公立大学受験資格を与える方針Yahoo!hl )。いや、どのような基準で、どのような判断を行い、誰のどういう責任においてその決定を下したか、詳らかにして、それが納得出来る内容だったら、一向に構いませんが。作る会の教科書も確かにトンデモなところが多いけど、トンデモと判断できるのは公開されてるからこそで、公開されていない、判断できない、という状態ほそれ以前の話と思うのだけどなぁ。


2002年08月02日(金) 旧暦 [n年日記]

その人を知りたければ、権力を与えてみよ

  .hack//SIGN を見たら、「二十世紀のさる高名な空手家が申しております。正義無き力は無能なり。されど力なき正義もまた無能なり、と……」とか言っとりました。萩尾望都に続いて大山倍達かよ!
 話の内容としては銀漢暴走で昴逆ギレ、最終手段の紅衣の騎士団解散発動。「正義」の大義名分ってのは確かに人を酔わせやすいし、権力もまた同様。誰の言葉だか忘れたけど、「逆境ではその人の本当のところはわからない。もしその人のことを本当に知りたければ、権力を与えてみよ」とかなんとかいう言葉があったような。自分にも色んな意味で心当たりがあるので気をつけねば。
  王ドロボウJING の最終エピソードは「ザザの仮面舞踏会」。随分初期のエピソードを持ってきたものだなぁ。しかも前中後編の三部構成。この前までの二回のオリジナルエピソードはそんなに悪くはなかったのだけど、今回はちょっと間延びしてる気が。前後編の二回でもなんとかなったんじゃないだろうか? と、素人考えに。いや、悪くはないのだけど。
 「虹色ラーメン」読んでて、このところの展開はやはり王道だけど、しかし、今王道の話をこれだけきちんと読ませられるマンガ家さんってのはどのくらいいるのだろうとも思う。しかしマスター・ヨーダもオビ・ワン・ケノビもハン・ソロもレイア姫もいるのに、シスの暗黒卿は出てきたりはしないのだろうかと言ってみるテスト。
 チャンピオンで地味ながらちょっと目を引くのが「ショー☆バン」。スポーツ漫画で野球ものはやっぱり王道なのだけど、きちんとスポーツを漫画にしてるなぁという感じが。勝負の駆け引きだとか、読みだとか、チームワークの乱れだとか、才能の開花に伴う慢心だとか、ライバル校が出てきてどうこうとかいう派手さはないけど、ついつい読んでしまうあたり上手いのだろうなぁと思ってしまう。長期連載作が幾つかここ一年で終了してったけど、今の戦況も客観的に見ると悪くないのか。チャンピオン。
 仕事場でやっかいな仕事を押し付けられる。うーん、逃げたいなぁ。でもダメだろうなぁ。トホホ。


2001年08月02日(木) 旧暦 [n年日記]

ポール・アンダーソン逝去

  CONTACT Japan MLで主催者の大迫さんから情報が流れたのですが、SF作家のポール・アンダーソン氏が亡くなられたそうです。 メールの内容は野尻さんのBBSに転載されています。
 大好きな作家だったかというとそんなこともないけど、しかし先日の山田風太郎氏と云い、耳になじみのある方がどんどん亡くなっていくというのはやはり寂しいです。

良い田舎、悪い田舎

 昨日は映画の日だったんで体力の続く限り見てきました。でも帰って寝て体重計ったら2kg体重が落ちてました。食ったら回復したけど。
 外気温が高いせいなのか体温も37度。微熱でてんのか外気に合わせて調整してるだけなのか微妙ですな。いずれにしても死にそうなくらい頭くらくらしてたけど。
 しかし部屋に放置してた体温計を見たら目盛が40度近くになってたものなぁ。笑うしかない。(日向に置いていたわけではない)
  千と千尋の神隠し 。この民俗学的世界観は、現代の万人に理解可能だろうかと思いつつも、理解せずとも感じればOKというところ。とにかくホレおばさんとかヘンデルとグレーテルのような異世界での契約による奉仕という御伽噺にはよくある話を主軸に、しっかりしたエンタテイメントに仕上げてる。アニメだからとか云々以前に、この質のエンタテイメントをしっかり作っていくことができるからこその「世界の宮崎駿」という評価なのだと納得。ただのロリコンのおっさんではないのだ。しかしこの映画を見ていて気になったのは田舎の描き方。今回の舞台は妖怪・神といった異形のものの為の行楽地ということで、言ってみれば観光地化された田舎。これは宮崎駿にしてはめずらしく「嫌な田舎」で、「裏トトロか?」と思ったのだが、湯婆々の双子の姉、銭婆々が出てきて彼女の住む純朴な田舎が描写されると、どうもそうというわけではないということがはっきりする。
 別にこの映画自体が「良い田舎と、都会に感化された悪い田舎」という対立項で括れるというわけでもない。まあメインストリームにはどうでもいいことなのだけど、結局宮崎駿にとっては田舎というのは基本は+のイメージなのだなという印象がわりと残った。田舎者としては田舎というと空気が旨いとか自然がいっぱいとかそういう+イメージだけでなく、場所にもよるだろうが排他的で保守的、村意識というネガティブなイメージもどうしても付随してしまうのだ。宮崎駿もその辺りのことはわかってないわけではないのだろうが、エンタテイメントとして田舎の原風景というと、やはり+なものになるのだろう。そういえば宮崎駿ってわりと都会の町工場のぼんぼんだったか、と思い出し、妙に納得。
 映画自体は派手さはないけどしっかり楽しめる良作。2点。(3点満点)
  A.I. 。キューブリックが遺したプロットを基にピノキオ大好きなスピルバーグが作った未来の御伽噺。
 一部で一方的に愛を与えられることを求めるデイビッドがわがままという感想もあるようだけども「だってそういうふうに作られた機械なんだからしかたないじゃん」と私はわりと割り切れた。関係性に対する柔軟な対応というのは人間の特徴の一つで、主人公のデイビッドはそれを与えられずに作られたのだ。だからと言って面白いかというと「う〜ん」。映像的には面白いのだが、別にデイビッドの純粋さに胸を打たれるということもなく、スピルバーグがただただ自分の好きなようにピノキオを現代風に作り変えたという感じ。むしろあちこちにキューブリック的な匂いを感じるがために却ってキューブリックが作り上げたらどのような毒、風刺性を込められたのか、という方が先に立ってしまい残念。上映前に流れたCATS&DOGSの予告編の方が面白かった。1点。
  東映まんがまつり 。何故こんなもの見に行ったかというと、アギト映画版の予告のためと、デジモンテイマーズのためです。っつーか正確にはタオモンのため。まあ千円だしね。デジモン映画は毎年評価が実は高いのだが、今回のは無難にまとめられていたという感じが強い。テーマとなってるデジモンとテイマーの絆、現実にはありえないものが現実の風景にある違和感、というのはちょっと薄く、まあ無難なイメージが強い。なによりタオモンの出番が一瞬ってのはどういうことよ? ちなみにテリアモンは何故かシャワーシーンがあるので、テリアモン萌えはここで満足するんだろう。っつーかあのシャワーシーンにはスタッフの煩悩が見える。同時上映のキン肉マン二世、おじゃ魔女どれみは、前者はジャンプテイストで30分ながらなかなかツボを抑えたつくり。後者は演出レベルは高かったのだが、30分という時間の短さゆえか幾つかあったテーマが消化不足のままという感じが強かった。ちなみにアギト予告編は燃えました。点数はつけても無意味なのでつけません。
 最後は パールハーバー 。国辱ものだとかいろいろ言われてたし私も言いましたが、実際に見ないことには始まらないというので一応。うーん、これはなんと言えばいいのか。別に歴史的な正確さ云々はまあいいのですよ。しかしなんというか、まとまりがないという印象は拭えない。私はマイケル・ベイは発破屋だという評価をしていて、つまり話で盛り上げるところは焚き火に火薬をつっこむようにして無理矢理盛り上げるようなことをする。大げさとかベタだと云えば聞こえは悪いかもしれないけど、エンタテイメントとしてそれもまたありとは思うのだ。しかし、今回は花火を突っ込む場所を悉く間違えてる上に爆発のさせ方も綺麗ではない。燃えカスをいっぱい撒き散らしてるのだ。「タイタニック」は主人公は自分勝手だし全然共感もへったくれもなかったのだが、メインのタイタニックの沈没にあわせてドラマが盛り上がるようにちゃんと構成され、決着がつくようになっていた。パールハーバーは全然そうなってない。ドラマは結局盛り上がらないまま、真珠湾攻撃のシーンになってしまう。しかもその後、アメリカ大好きのマイケル・ベイはやられっぱなしでは気がすまないのかドゥーリトルの東京爆撃帯のエピソードを30分以上にわたって入れている。日本だからということもあるかもしれないが、映像的には既に先のシーンでクライマックスを迎えたし、ドラマも低空飛行だし盛り上がらないことこの上ない。不快だとかそういう以前に、3時間も延々見続けなきゃいけない映画ではない。真珠湾爆撃のシーンだけは派手なのは確か。0.5点。
 この映画のついでに栄のロッテリアに寄ったら、その向かい側の壁で小松崎茂原画展示をやってました。意外な収穫。でも目当てで行ったロッテリアのレナモンボトルキャップは期間が終了してました。しくしく。