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2011年08月10日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ピングドラム#5とツインエンジェル#6といろは#19

  輪るピングドラム #5「だから僕はそれをするのさ」。ペンギン帽の求めるピングドラムというのが、荻野目りんごの持つ日記に違いないと思った晶馬は、りんごに日記を貸してくれと頼むのだけど、当然「日記に書き込まれる多蕗との幸せな未来が実現する」と思ってるりんごは拒否。事情を説明するのだけど、当然信じてもらえるわけがなく、逆にキレられてペンギン帽をどこかに放り投げられてしまう。

 りんご、ここまで巻き込まれるんだ。晶馬の話を信じず帽子を投げ捨てたけども本当に陽毬が急に息の根を止めてしまい信じざるを得ない状況に……
 一人苦労人ぶってる晶馬だけど、影では冠葉が三人一緒にいるために怪しい金を工面したり異常なまでにペンギン帽を引っかけたトラックに食い下がったりと、さすがにここまで行くと家族愛とは違うようなアレが……
 そして、先月登場した謎の女がまた怪しげな動きを見せたり。ピングドラムのこととか知ってるうえでのあれこれぽい。


  ツインエンジェル #6「情熱熱風!エンジェルハリケーン」。いろいろ言いたいことはあるんですが、一番言いたいことはただ一つ。「ムツゴロウ釣りでツバメ返しって、いったい誰がついてくるのかと……」
 そもそも有明干潟のシチュエーションが謎ですが、釣りキチ三平はさらに謎だと思います。


  花咲くいろは #19「どろどろオムライス」。学園ものの定番イベント、学園祭。喫茶店をやることになって結名と民子をメインに立てて喫茶店をやろうということに……民子は徹を気にして徹は緒花を気にして、の相変わらずの喜翠荘のあれこれもあるのだけど、徹が来るかもと発憤しだした民子がメニュー選びで暴走気味で、他のクラス女子と険悪な雰囲気に。つか、民子ってこれまでよくクラスの女子にいじめられてなかったなぁ。結名は微妙に政治力があるからわからないではないけど。あと、緒花も実は微妙にクラス内部で政治力発揮してるよね?
 基本的に民子は得意な和食系に逃げていて、自信のないであろう洋食系はかなりあからさまに遠ざけてると思うのだけど。
 別クラスの菜子もなんか前回の話を多少引きずっていろいろあったり。つか、菜子のクラスの水野さん、レギュラー入りしませんかしませんね。
 考ちゃんも久々の登場と思ったらアレだし。実際はメガネッ娘に寝取られてるかもしれないのに。
 それはさておき若旦那と崇子って付き合うことになったの? 意外と崇子って、なんというか……というか、若旦那、ウザ!


2010年08月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キルミン#43

  キルミンずぅ #43「カノンにアタック!ヤツらペンギンブラザーズ!?」。自分たちがアニマリアンのクォーターだということを知ったリコたち。そのことをケンたちに打ち明けるが、「それって今までと何か違うの?」と言われ、アニマリアンと自分たち、そしてキルミンのどこが違うのか、疑問を持つ。
 そんな時、カノンのお婿候補に日本にやってきていたペンギンのアニマリアン三兄弟が出迎えの桐野を振り回し、ショッピングセンターに。リコたちの前でペンギンに変身するが、人間とかアニマリアンとかに頓着しない彼らは「四分の一だろうがボクたちと変わらないでしょ」とあっさり言い切る。
 一方、街のあちこちで怪しい植物がコンクリートを突き破って根を張り始め……

 神浜市でアニマリアンが増えてることにいよいよ気づき始めたリコたち。ママはそれがミサたちの仕業であることを感づいてるけど、頑なに人間との共存を拒む彼女に、子どもたち同志の交流がミサの頑強な考えを変える最後の望みであると期待してるよう。
 その裏で、二ツ木がなんだか怪しげな薬品を街中に撒いて神浜市をジャングルにしようと、独自の動きを見せる。つか、御子神タモツ=御子神パパに並々ならぬ恨みを抱いてるようだけど、要は動機はママへの横恋慕?
 そんな状況はつゆ知らず、羽鳥邸ではカノンのお婿候補に招いたペンギン三兄弟の誰がカノンの婿にふさわしいかを、クイズで選ぶことに……って、おいおい。まあ、アニマリアン革命への情熱をクイズ形式で確かめる手段なのだけど、革命どころか純血とかにすらこだわらないフリーダムな兄弟がミサの怒りを逆なで。結局お婿話はお流れに……純血に過剰に拘るミサに「アニマリアンはアニマリアンでしょ。時代遅れ」と言い切る三兄弟に、牙組もむしろ密かに同意を示したり、そもそも彼らを日本に送った羽鳥シロウも、婿とかそんな話はせずに、「日本で遊んできたら」としか言わなかったらしく、どうも本部とミサの意識も食い違ってるような。もしかしたら、本部は穏健派なんだけど、マリアンヌやハルカ、そして人間に対し敵意を燃やすミサが暴走気味なのかもしれない。もっとも、ミサも本質的には悪人じゃなくって、むしろ二ツ木が彼女を利用してるっぽいのだけど。羽鳥シロウは二ツ木の野望とか、知ってるのかなぁ。
 それと、カノンの祖父の名前がルーファス・シェーンベルクということで、リコたちの祖母の姓と一緒。あれ? ってことは、ミサとハルカは姉妹ではなく従姉妹なのか? 考えてみれば、さすがに子供番組でNTR(寝取られ)はないよなぁ。このシェーンベルク博士はご存命と言うことで、やはり存命(ったって正体はバレバレだけど)の御子神博士との邂逅もあり得る?
 次回はみんなで海に行くらしいけど、また誰かがアニマリアンになる???


2009年08月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] シンケンジャー#24とディケイド#28

  シンケンジャー #24「真侍合体」。しびれ薬に侵された丈留は十臓に連れ去られ、流ノ介たちも力を増したアヤカシたちの攻撃でボロボロ。かろうじて住職が丈留から託された印籠を、源太が一刻も早く完成させようとする。
 一方、十臓にしびれ薬を抜いてもらい介抱されるが、それもこれも十臓の丈留との勝負への執念からだった。人を斬る快楽を追求するため外道に堕ちた十臓に、一族を不幸にまでして後悔はないのかと問う丈留だが、十臓は「後悔があるとすれば外道に堕ちても一向に癒されぬこの渇きよ」と嘯く。

 全折神の力を一つに合わせる印籠。モヂカラに抜群のセンスを持つ源太をもってしてもなかなか完成せず、かろうじて回復した竜之介たちが丈留を助けに行く前に自分たちの秘伝ディスクをその助けにと預けていく。
 で、一応十体の折神が全合体なんだけど、基本はシンケンオーとダイカイオーの合体のみ。ダイテンクウと烏賊折神は武器だから、十体合体とは言えないか。まあ、エンジンオーG9とかG10並の無理矢理加減だとあれですが。
 パワーアップアイテムのインロウマルの登場エピソードなのだけど、十臓の動きをいよいよ目障りに思ったドウコクが十臓へ送った刺客は、十臓を憎からず思っている薄皮太夫。性格悪いなぁ。


  ディケイド #28「アマゾン、トモダチ」。士たちが今度やってきた世界は、一見何の変哲もない平和な世界。だが、片手を挙げて「イー!」という奇妙な挨拶をしている。その挨拶を無視すると、突然人々が表情を変えて「大ショッカーの敵!」と……その世界は大ショッカーによって既に支配された世界だった。大ショッカーの手先の怪人たちも現れ、迎え撃とうとする士とユウスケの前に、ワイルドな出で立ちの男が現れ、奇妙なライダーの姿に変身する。
 どちらが怪人かわからないそのライダー、アマゾンは大ショッカーに支配された人々から糾弾されながらも、彼らへの攻撃は決してしようとしない。怪人は倒したものの今度は人々が士たちに襲いかかろうとし、士たちはアマゾンに連れられて逃げ出す。
 この世界を支配しようとする十面鬼率いるグドンは大ショッカーと手を組み、人々にライダーこそが世界を破壊する存在と吹聴、それを信じる人々が増えた結果、大ショッカーにあらずば人にあらずという世論になってしまったのだという。そして十面鬼は自身の持つガガの腕輪と対になるアマゾンの持つギギの腕輪を狙い、世界を守るため孤独に戦うアマゾンを尚も追い詰めているのだという。
 その十面鬼はショッカースクールの優等生、マサヒコにアマゾンを騙してそのアジトを突き止めることを命じる。最初は卑怯な手段に乗り気でないマサヒコだったが、「大儀のためなら敢えて悪に手を染めることも必要」と言われ、ショッカーから逃げ出したふりをしてアマゾンに近づく。士が疑いの目を向けるのにもかかわらずマサヒコのことを無邪気に信じるアマゾンに、心を揺らがせるマサヒコだったが……

 ブラック以外では唯一の昭和ライダー編になるアマゾン編。さすがにオリジナルキャストは無理でしたが……
 アマゾンは仮面ライダーの制作局がネット局のねじれを直すためにテレビ朝日ネットからTBSネットに変わる直前に制作されたもの。そのため非常に短期で終わってしまったのだけど、野蛮人で土着的な雰囲気が強く、噛み付き攻撃とかかなりライダーのエキセントリックさを強調した作風だった。中でも、アマゾンは人々を守るために戦っているが、戦いが終わればどこかに行ってしまうのではないか、そんな予感が語られていて、異邦人という点ではディケイドと共通してると確かに言えなくもない。
 まあ、アマゾン演じる日系のエンリケ君は、ワイルドと言うにはちょっと叫びがヘナヘナだけど……
 ディエンド編と同じくライダーが世界の敵になってるのだけど、今度はより直接的に大ショッカーの支配を受けている。マサヒコは大ショッカーのプロパガンダを素直に信じ、アマゾンを世界の敵と呼ぶ。大ショッカーの企ての犠牲にされそうになり、アマゾンに助けられてもなおアマゾンからギギの腕輪を奪い大ショッカーに認められようとする。そこまで大ショッカーを信じるのには何か理由があるみたいだけど……
 新生十面鬼は、なんだかメカメカしいような……まあ、オリジナルを出されてもおどろおどろしすぎると思いますが。あと、回りの顔は剣友会の人たちで。今ならはめ込み特撮簡単だし。(昔はあの胴体の中に全員入っていたらしい)


2008年08月10日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーオン#25

  ゴーオン #25「母上(オカン)サヨナラ」。ヒーローに夏休みはない。はずなのに、バカンス気分全開のギンジロー号のゴーオンジャーたち。ゴーオンジャーのオカンこと連は仕方なしに仲間を自分の実家の旅館に連れて行く。超有名温泉旅館での休暇を堪能するゴーオンジャー&ウィングスだが、当の連だけが様子がおかしい。言葉遣いがいつもと違ったり、物思いにふけったりする彼を気にかけるゴーオンジャーたち。実は連は幼い頃母親をなくしており、皆をなごませる雰囲気も、卵料理も全部病床の母をなぐさめるために身につけたことだった。そして、隠しきれない辛いことは海岸沿いにある石地蔵に打ち明けていたのだった。実家に戻ったことで辛い思い出を甦らせた連だが、その心の支えでもあった石地蔵を求めて何故かキタネーダスとケガレシアがやってくる。実は連が石地蔵だと思っていたのは三大臣より先にマシンワールドから追い出され、石となって休眠していたガイアークの戦士・ウズマキホーテだった。それを聞いて連は地蔵を破壊しようとする大翔、奪おうとするガイアークから地蔵を守ろうと運んで逃げ出してしまう。

 ヨゴシュタイン、ヒラメキメデスの忌中につき今回未登場w
 今回は連の話であると同時に敵の新しい勢力が。ウズマキホーテと、それが仕えているらしい「ニゴール」がそれ。味方戦力の増強を臨んでる割に、ケガレシアがその名前を聞いて嫌がってるけど……ストーカーか?
 連って確かレース関係の仕事に就きたくて実家を飛び出したんじゃなかったっけ? すぐに帰れるって、実家との確執とかってなかったの?
 小さい頃の母の思い出と因縁深い地蔵が壊されそうになって、持って逃げる連だけど、大翔が破壊しようとするのはわかるが、意外にも軍平が連を庇う。「連は自分を殺して仲間のためにいつも頑張ってる。今回は連のやりたいようにやらせてやれ」と。結局破壊する決断をしなければならないことはわかってて、でも連を信じてそれを連自身に委ねようというのは、軍平もいつの間にか仲間をそれだけ信じてたってことか。
 しかし連がなりたかったのは「オカン」というのが……いいんか、それで?


2007年08月10日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] DARKER#19とスカイガ#6

  DARKER THAN BLACK #19「あさき夢みし、酔いもせず…(前編)」。黒が住むアパートに、ゲートを信仰する宗教「ゲート原理主義教団」の勧誘がやってくる。黒たちに組織が下した新しい任務は、そのゲート原理主義教団の教祖抹殺。過去の事件から教祖自身が契約者、それも変身能力を持つと推測されるのだが、教祖が姿を現すことは、信徒の前にすら希。黒は教団に潜り込んだ組織のスリーパーの補助をすることになる。だが、今回の任務にいつも冷笑的なはずの黄(ホァン)が珍しく入れ込む。実は教団に潜り込んだ組織のスリーパーはかつて黄の愛した女、そして、同僚を殺した女だった……

 まさかの黄がメインの回。つか、黄って日本人で、しかも元公安警察だったのか! 霧原未咲の先輩か。どっかで見た人も回想に出てるし。これもまた意外。と言ってもそれも南米のゲートがまだあり、東京に「壁」が出来る前の話。黄の頭もはげてない!
 まだ契約者のことも何も知らなかった頃の黄、本名久野は、とある事件を同僚と追っていた時に、スリと間違えて志保子という女と出会う。女優を目指してるといい奔放な彼女に惹かれるが、彼女は実は能力者。事件に契約者が関わっていることを知られないため、手がかりをそれと知らず掴んだ同僚を久野の目前で抹殺する。現場を一緒に見ていた同僚の妻は組織によりその記憶を消されたが、久野はその手腕を買われて記憶を残す代わりに組織にスカウトされる。久野=黄が契約者嫌いなのも、納得。
 そして、その志保子が黒がサポートする相手として現われたことに、らしくなく動揺する。そして、彼女の動向を知ろうとしたが為に暗殺任務が失敗することに……
 教団自体がアンバーたちの組織イブニング・プリムローズと関わりがあるのだが、黒が間一髪助けた志保子と、黄の関わり、そして任務と黄が組織にスカウトされるきっかけになった事件の関係が後編に描かれることになりそう。黄も単に同僚の敵討ちのために組織に身を落としてまで祥子を追っているとは思えないのだが……黄が思ったより漏れごのみのおっさんだのう。


  スカイガールズ #6「七恵の秘密」。おっぱい話。ランドリー室で置き忘れられた特大カップのブラジャーを見つけた音羽はその持ち主をあれこれ詮索するのだが……いや、普通に考えて女性の数が限られてるんだから、絞られるでしょ。って、巨乳を隠し続ける七恵に、「同類」と勘違いした音羽が痛々しい……七恵の巨乳が発覚した直後の音羽の死んだ目が笑える。まあ、ノーブラボイン撃ちが出来そうな揺れ方だったからなぁ。
 可憐も無駄に分析能力を駆使して七恵の巨乳を看破するのだけど、内心で「ちがうんです! 七恵さんは私たちとは違う世界の住人なんです!」って言ってるのが……
 本編ではもう一人のスカイダイバーの存在とか、絶滅したはずのワームがまだいる伏線だとかが張られてたけど、まあそこらへんはいいや。(おいおい


2006年08月10日(木) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 坊さんかんざし買うを見た―高知―

 必殺シリーズ第十六弾「必殺仕舞人」第八話。現在テレビ東京系にて時代劇アワー(月〜金 11:35〜)で再放送中。

 高知での京山たちの仕事は、女郎を寺に連れ込んで弄んでいるという生臭坊主・宗純の始末。依頼主は廓町の総代・鶴富楼お倉。実は宗純はお倉の元娘婿という、複雑な関係。お倉は宗純が廓町の亀屋と入船屋の楼閣の娘を「助けてやる」と口八丁で連れ出したのを、堪忍しかねていたのだ。実は道中、京山たちはその標的らしい坊主がかんざしを三本買っているのを見かけていた。
 晋松が廓で話を聞くと、廓では放蕩の挙句鶴富楼を飛び出て頭を丸め、女郎に「助けてやる」と説いて回っている宗純は物笑いの種になっており、逆にお倉は女郎に厳しいが無法な扱いはしないと評判は高かった。直次郎が陰間のふりをして宗純の寺に入り込むと、駆け込んでいた女郎たちは粗末な飯に機仕事に草履作り、その上売上は宗純がすべて手にするというありさま。さらに夜な夜な娘たちは宗純の部屋に呼ばれているのだという。直次郎が怒りに燃えたこともあり、宗純はクロとばかりに仕置にかかるのだが……

 今回の話は中身が濃く、良かった。個人的にはこれまでの話で、もっとも良い話だと思う。
 宗純は女郎に足抜けしようと甘言ですりより、囲い物にした挙句こき使う悪党? と思わせておいて、実は宗純の行動は全部娘たちの自立のため。手に職を持たせ、稼いだお金は国越えの時に娘たちに渡していた。宗純を殺しに入って娘たちを前に国越えの手はずを説明しているところにでくわし、この依頼が過誤によるものだと初めて知る。実は入船屋と亀屋の過酷な扱いに耐えかねた女郎たちが逃げ出したのだが、お倉はそのことを知らず、さらに二人の楼主から総代としてのけじめをつけるようにと、強く迫られていたのだ。
 京山たちは宗純が勧進興行の京山一座に目を付け、その通行手形を盗んで娘たちを国越えさせようとしてると知り、わざと手形を盗ませる。
 このへんは、宗純が一座の小屋に入り、観客らしからぬ目つきで一座を見渡してるのが伏線になっている。
 だが、事情を知らないお倉は二人の楼主からしつこくけじめを迫られ、自らの手で宗純を始末しに行くのだが、そのことを聞いた宗純の元妻のお光がお倉を止めに走る。結局、宗純、お倉と、止めに入ったお光らは、事情を知られた亀屋と入船屋によってもろとも殺されてしまうのはお約束だが、起こってる出来事が比較的複雑で、元夫婦の宗純とお光、そして姑のお倉の関係の描写量は少ないながらも、それぞれの立場を印象的に描いていることで薄っぺらな印象はない。仕掛人の頃から関わっている松野宏軌監督と、この頃脂の乗っている吉田剛脚本との組み合わせが非常に良く出たせいだろう。初期必殺のにおいすら感じた。宗純演じる藤木敬士の、悪人とは思えないのだけど鬼監督的で「本当はどっち?」と迷わせる演技もなかなか良かった。
 それにしてもお調子者の直次郎の陰間(オカマ)役、妙にノリノリだったなぁ。

[その他] 訃報

  鈴置洋孝氏死去朝日 )。6日死去、死因は肺癌だとか。56歳、まだまだ盛りだというのに……ただただ合掌。


  のだめカンタービレドラマ化キャスト を見て、友人と「シュトレーゼマンが竹中直人ってのは……」と話し合っていた。
 「そりゃ、そこらの外タレ使うわけにはいかないだろうけどね……でも粘着質過ぎない?」 「じゃ、他に誰がいる?」
 ってな感じで名前を出してみたのだけど、山城新伍、植草教授(なんでやねん)、天本英世(故人やっちゅーねん)、明石家さんま、ビートたけし、伊藤四郎と名前が出て、ふと、ぴったりな人物がいるのを思い出した。
 「そういや、藤村俊二がいるじゃん」
 フジテレビ! 今からでも遅くないからキャスティングをやり直すんだ!
 のだめが上野樹里ってのは、納得できるんだけどね。

  WEBアニメスタイル特別企画 『時かけ』公開記念放談 細田守×小黒祐一郎 「映画」とは何なのか?
 読んでみて、かなり面白い。前に深+で「映画的とはどういうことか」と話をしたことがあって、その話が非常にオーバーラップする。デジタル技術の導入が見る側のインパクトに結びつかないという現状やら、非常に納得のできる話でした。
 昔の記事だが 『ONE PIECE ―オマツリ男爵と秘密の島―』細田守インタビュー もなかなかに興味深い。

[アニメ] ウィッチブレイド#19とゼーガペイン#19とその他

  ウィッチブレイド #19「思」。鷹山失脚後、和銅の秘書としてNSWFに勤める雅音だが、明らかに無理をしている様子に梨穂子のみならず奈月ビルの面々も心配そう。そんな時、以前一緒に旅行に行った雑誌編集長の恭子が訪ねて来た。鷹山の取材のために近くを通ってやってきたのだという。雅音は鷹山に会いに行きたいという気持ちと、和銅に解雇されるかもという恐れの間でゆらぐのだが……一方、NSWFでもまりあが決定的な行動を起こしていた。

 え〜っと、雅音と鷹山、「朝チュン」ですか? 男としては、鷹山がこれでなだれ込む、ってのは、違和感感じるような……古水のうすっぺらさといい、この辺はなぁ。女性側の心理は結構よくできてると思うのだけどね。
 話としては雅音が鷹山への想いを決定的にし、またまりあが古水に反旗を翻し、ネオジーン計画を手中に収めるという、結構大きな転換点のわりにそんなに大きく振れなかったような。これまで潜伏してたものが表に出ただけ、という感じか。
 その分、アルティメットブレイドに追い詰められた雅音がウィッチブレードの新フォームを発動させるのと、いよいよ崩壊が始まったのをもっと印象付けて欲しかったような。


  ゼーガペイン #19「ラストサパー」。シズノを舞浜サーバー内のレストランに招待するルーシェン。ルーシェンはオケアノス内から何者かが舞浜サーバーの位置をどこかに送信したこと、それがシズノかシマの仕業である可能性が高いことを突きつけ、その真意を問い詰める。そんな時、アンチゼーガが舞浜サーバを破壊しようと襲撃してきたのだが、シマは積極的に迎撃に出ようとしない。ルーシェンも裏切り者の疑惑を向けているシズノを舞浜サーバから出そうとしないのだが……

 シマとシズノの行動は当然ワナで、舞浜サーバにアンチゼーガが接触したところでそのデータを吸い上げてしまおうというもの。だが、舞浜の人々を危険に晒す行動に、キョウが賛同するわけもない。舞浜サーバの前で戦いを繰り広げ、サーバとアルティールを直結することでゼーガペインを通してアンチゼーガのデータを吸い出すことに成功する。だが、なんとアンチゼーガが舞浜サーバもろとも自爆。かろうじてアルティールはエンタングルアウトするが、なぜか舞浜サーバ内のシズノもルーシェンも無事……舞浜サーバは破壊されたのではないの? どうもセリフからすると、舞浜サーバはサーバの中でも特殊なサーバなせいらしいが……でもなんで無事だったのか、やっぱりわからん。
 静かに女の嫉妬をのぞかせてたシズノがリョーコとラブラブのキョウをあくまで静観してる理由ってのも気になるけど。
 それはともかく、メイウーとメイイェンのメイド服姿ですよ! ダンナ! 作劇的にはさほど必要性があるわけではないのだけど(まあ、無人のレストランで食事ってのも味気ないってのもあるんだろうけど)、どう見てもファンサービスです。本当にありがとうございました。


 こないだの アニマル横丁 #87(#44前半)「どき☆どき アニメが見たい!」がかなり抱腹絶倒でなおかつ痛かった……あみちゃんも大好きなマンガがなぜかアニ横でアニメ化することに。しかも深夜番組なのでケンタが録画してくることになったのだが、録画失敗の連続。その理由が単純な録画ミスってのはともかく、野球中継延長で時間帯がずれたり、事件報道に変わってたり、年末編成になってたり、テープが切れたり、新しく導入したDVDプレイヤーの使い方がわからなかったりと……いや、なんか妙に「深夜のアニメを見てるおっきいおともだち」に、憶えのある理由ばっかなんですけど……で、なんとか最終回だけは見られたのだけど、いかにも尻切れトンボな終り方ってあたりが、なお切ない。いや、オタク限定の切なさだけど。w
 後半の「どき☆どき 誰もいなくなった?」もいろんなミステリーのパロディがちりばめられてた。場面転換でレギュラーキャラの人数分のインディアン人形が映ったのは、タイトルの元ネタ「そして誰もいなくなった」の数え歌が元ネタなんだろうけど、まあ、子供にはわからんだろうなぁ……


2005年08月10日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] PC故障につき

 修復されるまでここも更新が飛び飛びになります。多分。今回のはちとひどいな。


2004年08月10日(火) 旧暦 [n年日記]

[読書] 中国はなぜ「反日」になったか/清水美和

 日中の外交史をざっと解説しながら、現在の中国の対日政策を取り巻く状況を解説した本……なのだけど、読んでてますますわからなくなった。
 いや、日中関係がどのようにゆらいできたか、そして現在のようになったかは非常にわかりやすい、というか説得力がある。中国はソ連や米国などとの外交、あるいは 内政の兼ね合いで、日本に対するスタンスを変化させている。それが現在のような激しい反日が起こるきっかけになったのはやはり天安門事件で、訒小平は色あせたマルクス主義に代わり愛国教育を強化する。ちょうどこの時期、政権が江沢民に移る最中で、ただでも不安定な状況に、江沢民政権の党内からの支持率の低さもマイナス要因として加わる。さらに、明確には書いてはいないが江沢民自体が日本政府に対し強い不信感を持っているようで、それが経済改革路線にともなうマスコミ報道の過激化が乗じる形になった。党や政権の有力者を公然と批判できない以上、センセショーナルな見出しには格好の標的だった。
 このへんは、事実かどうかはともかく、わかりやすい。ただ、わからないのは江沢民や中国の政治家が抱く「不信感」の根源である。この本では「当然のこと」としてさらっと流されているが、どうにもその不信の根本のところがわからない。どうも、中国が「謝罪と反省」と言うときのニュアンスは、韓国とも日本のものとも異なっている気がする。無論、交渉を有利に進めるためのカードでもあるのだが、どうも中国の対日政策と併せてみると、日本に潜在的な警戒心を抱いており、その警戒心を和らげる儀式が「謝罪と反省」ということのように見える。無論、これは一面的な見方だろうが、そう考えるとかなりの部分納得が出来る。日本人は「謝罪」し、それが受け入れられた時点でその事項は解決、まあまるまる綺麗にとはいかなくても、すでに終わったことと考える。私も日本人なのでそう考える。しかし、中国は安心の保障として「謝罪」という行為を要求しているのだとすれば、「どう謝罪するか」「どれだけ謝罪するか」は安全保障の高さであり、それが政治家としての成果にもつながる。なんだか一種の朝貢じみているが、その是非はさておき、中国が安全保障として日本側に反省を持つことを期待しているならば、たしかにあれやこれや「日本は過去を忘れたのか」という反応が出てくるのも納得できる。そしてそれが中国側にとっては「裏切り」と映るのも。なんだか、根本的なつまらないところで、相互不理解があるような……まあ、それが解決すれば日中問題はすべて解決というものでもないのだろうけど。
 現在の胡錦濤はあまり明確に対日政策のスタンスを述べていないが、基本的に慎重で、バランス感覚はある人物のようだ。もっとも、「謝罪と反省の朝貢」は対日政策の基本的な部分なのは変わらないだろうし、そういうつもりで対応してかないといけないだろう。
 あともうひとつ、ところどころにそれらしい記述があるだけで実態は書かれていないが、党内部の反日勢力というのも存在している。現在の反日が瞬間最大風速としても、煽り煽られ、の負の相乗効果に陥らねばいいのだけど。

[その他][特撮] 早っ!

 ここのところ「仮面ライダー555正伝−異形の花々−」で検索してくる人が多いので、自分でも検索してみる。と、 もう読んだ と書いてあるblogが引っかかる。「え!? 発売日はまだ一週間くらい先なのに!」と思い、よく見てみると「解説を書いた」とかあって……もしやと思いTOPページに行くと、案の定、アギト〜ファイズまで、平成ライダーシリーズを手がけた 白倉伸一郎プロデューサーのblog でした。身内褒めの要素もないとは言い切れないが、これまで露出してる言動を見ると、自分の感想を偽りあることないこと書く人とも思えない。ので、多分期待してもいいのでしょう。しかし、一体どんな内容の小説なんだろう? 草加の「真理は俺の母親になってくれるかもしれない女」発言の謎も明かされるというし。
 その他のコンテンツも非常に面白いです。


2003年08月10日() 旧暦 [n年日記]

たらふくビタミン、死ぬほどビタミン

 ここ最近、近所のスーパーで日曜のたびにニガウリを安売りしてるので、日曜ごとに買ってきては調理法の研究。どうにかこうにかわかったポイントは1)ワタをきちんと取り除く 2)きちんと全体に火が通るように、スライスは均一に丁寧に 3)塩揉みが効果的 4)塩加減で苦味が変わる といったところか。食材としては、塩や、豚・鶏もも肉などとの相性がいい。苦味は好み次第だけど、どう処理するかがわりとポイントか。塩揉みしてゆがいて、サラダにしてもみたけど、う〜ん、微妙かなぁ。基本的に動物性タンパク質・脂肪と併せて使うものかもしれない。
  ファイズ は、デルタ登場編の完結編。かつての想い人である真理を自分の手で始末することで完全にオルフェノクになろうとする澤田。真理を守るべく戦うファイズとカイザだが、真理は澤田に訴えかけつづける。やがて、真理の呼びかけに苦悩するように澤田は戦闘から離脱する。ラッキークローバー二人と村上の前にはこれまで姿を見せなかったラッキークローバー最後の一人・北崎が現われ、ベルトの争奪に参加することを宣言。一方、西洋洗濯舗菊池では、アルバイトの木村が出勤早々に倒れ、さすがの巧もその身を気遣う。ひねた言葉とうらはらに、木村を気遣うその態度に、木村は戦う意味を問いかけ、そして重大な告白をしようとする。
 デルタの意外(でもないか?)な正体が明らかになり、使う者を力に狂わせるデルタのベルトを必死で守ってきた者から、デルタのベルトは最終的に最悪の人物の手に奪われる。う〜ん、可愛い娘だったのにねえ。合掌。ラッキークローバーも欠員を澤田が埋め、ついに全員集合。来週は新バイク「ジェットスライダー」が登場するらしいけど……情報では、コイツは変形しないらしいんだよなぁ。あと、どのライダーも使うらしい……あーるときは正義の味方、あーるときは悪魔の手先?
 ボチボチ劇場版のネタバレ情報も出てきてるけど、う〜ん、まあ、ネタバレですから。印象としては、映画としてはちょっと心配だけど、個々の場面や効果演出とかは面白そう、という感じ。
 その前の カレイドスター のサブタイトル「ユーリの すごい 罠」に関しては、「意義有り!」となえてよろしいでしょうか? いや、なんつか、「罠」ってのははまってく過程が楽しいんであって、いきなり罠にはまった結果だけってのは、日本陰謀協会が許してもこのワタクシが許しませんことよ? ってのはともかく、ユーリの策略でカレイドスターは乗っ取られ、ユーリに同調しないそらたちは追い出されることに……って一大転機の話なのに、いつもどおり淡々と話が進んで、終わったような……いや、いつもどおり面白かったんですが。う〜ん、良いことなの悪いことなのか。
  中国、福田官房長官に靖国参拝は問題と訴え朝日 )。まー、年中行事です。夏だねえ。
  住基ネットのセキュリティチェック「全市町村で万全」時事 )。……え〜、なんてえか、賛成100%の某国の選挙みたいですな。まるで。政治的パフォーマンスにしても頭悪すぎ。
  未成年者性的虐待で大司教区、65億円の和解金を提示産経 )。今でも教会って金持ちなのね。まあ、未成年者性的虐待とセットってところが、伝統は生きてるんだなぁと、しみじみ。
 韓国で開催されるユニバシアード大会でロボットが聖火ランナーとして参加する、というニュースは聞いていたのですよ。聞いていたのですが、 まあ、案の定というか、期待を裏切らないというか……朝日 )。SF大会の企画「隣のロボット」で、世界各国のロボット研究開発の現状レポートで、アメリカ、ドイツ、そして中国の開発と技術力に関しては「世界でも高い。日本は決してうかうかしてられない」と言っていたけども、韓国にはまったく触れていなかったものなぁ。まあ、そんなところからこんなことではないかとは思いましたが……


2002年08月10日() 旧暦 [n年日記]

東京アンダーワールド

 えー、ある方面の話題を期待してる方がいるかしれませんが、ここではその話題には触れません。悪しからず。いや、誰が見てるかわかりませんもの。
  東京アンダーワールド を読み終える。「六本木のマフィアボス」とも呼ばれた元GI、ニコラ・ザペッティ(後に帰化しニコラ小泉) という人物の人生を中心に、戦後の「ヤクザ」「海外マフィア」の日本政界・経済・文化への関わりを描いていく。
 昨日触れた「 ヤクザの文化人類学 」がヤクザの行動原理、社会学的意味を求めているのに対し、これはあくまでルポとして、ザペッティという、アウトロー指向の強い(警官よりもギャングを成功者として見るNYのイーストエンド出身だった)人物が、戦後日本でマフィアボスになりあがろうとして(正確には、マフィアボスというよりフィクサーに近いのだけど)、その過程で日本独特の政経界の闇を担うヤクザの暗躍を描いていく。それは、「ヤクザの文化人類学」で「カタギ」が期待しているような「暗部」であるけども、主にザペッティのインタビューには寄っているけども、多くの報道、関係した人物などからの証言からによる筆致はなかなかあなどれない。関わった人物には、力道山や後に映画俳優に転校した安藤昇など、報道をにぎわせた人物も多い。
 あくまでヤクザを正当化するわけではない、と前置きしておいて述べる。現在までのヤクザの関わる(表立っている、立っていないに関わらずj)諸々のゴシップの大元は、急速に拡大した日本の社会及び系勢に、小さい社会のときに地域社会で或意味必要とされていた形態のまま、ヤクザ側とそうでない側がそのまま拡大し、根本的な構造が変換しなかったことが一因であるように思える。
 「ヤクザの文化人類学」とは視点が大分違うが、著者の立場の違い──学者とジャーナリスト──を考えると当然ではあるけども、異なる視点(まったく異なる視点、とは言わない)から立体的に戦後ヤクザの日本政経界に果たした役割というものをある程度立体的に浮かばせるには、なかなか良いテキストかもしれない……と少し思った。そうでなくとも、日本で紆余曲折を経て成功と挫折を味わうザペッティと日本社会の変遷を追うだけでも面白い。あと、日本は現在の韓国を迂闊に笑えないな、と思い知らされた。
 で、今読んでるのは「宇宙兵ブルース」だったりするんだけど。