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2011年08月11日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他] ああ、こんなことになってたんだ。

  「存在しないカネどこから」菅首相団体、規正法違反かY!hl )。今、「予算委で、西田氏は「残高がマイナスになることはありえず、収支報告書の記載はでたらめだ」と政治資金規正法の虚偽記載にあたる可能性を指摘。菅首相は「立て替えということもあり、必要であれば調べて報告する」などと答弁した。」
  外国人献金、検察が捜査と法務省局長=菅首相は返却領収書を開示せず―参院予算委Y!hl )。「西川克行法務省刑事局長は(中略)「検察当局が(市民団体からの)告発を受理し、捜査中だ」と説明した。」。
  こちらニコニコ動画 )に当該の質疑がありますが、これはすごいというかひどいというか。西田氏が煽ってるってのもあるはあるんだけど、事実関係だけ拾ってってもかなりアレ。そして菅首相はほぼ一貫して「自分の言ったことが事実で、西田議員の言ってることは全部推測(なので領収書は出さない)」「全部弁護士にまかせてる(ので答えません)」。そして元会計士らしい西田氏らしく、菅総理の政治資金団体の収支の計算表を突きつけての質疑に、「私とは関係ない団体」「(関係ない団体と)そうならそう言っていただきたい」とまで言ってしまうっつー総理の滅茶苦茶ぶり。これはひどい。
 で、件の報道の質疑は確かに行なわれてるので、もし西田氏の糾弾内容が事実なら、会計収支で叩けばどんどんボロが出てきうる話なんですな。
 官僚にも恨み買ってるだろうし、もしかしたら退任後に田中角栄以来の逮捕者になるかもね?


2010年08月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 役員共#6とぬらりひょん#6ちょっとだけ

  生徒会役員共 #6「津田くんは読まないわ!使うのよ!/受けがあるなら攻めがあるだろー!/いや、服は着て来い」。前回の予告でもちょっと触れてたけど、冒頭に氏家ト全の別作品「アイドルのあかほん」の登場人物「トリプル・ブッキング」が登場。OPの名義がそうなってたんでなんなのかと思ったけど、そういうアレだったんですな。
 まあ、それ以外はいつもどおり下ネタ。つか、まあ次回は海水浴でアレなんだけど、体型を気にするシノ以上に、いろいろいたたまれないのがスズの「子供にしか見えない」……いや、その通りなんだけど、本人が言うのはもう悲惨すぎて。


  ぬらりひょんの孫 #6「魔の山に仕組まれた罠」。ま、基本的に急ぎ足なんで突っ込むのもなんなんですが、そもそも牛鬼の見た目って、牛頭のクモで確定したのって、やっぱ水木しげるのような。牛鬼はいろいろ姿があるらしいんですけどね。この作品、夕方時間帯にやればそれなりだとは思うのだけど、下手に深夜帯にやるデメリットに加え、ヤクザものってのが、足を引っ張ってる部分があるのだろうなぁ。下手に気にしなければいいのに。


2009年08月11日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 咲#19とプリンセスラバー#6

  #19「友達」。ついに地区大会決勝終決。最後の展開はこないだ掲載された連載分とほぼ同じだった気がするのだけど、役を憶えられないからイマイチ自信がない。
 決着は咲の大逆転で終了なのだけど、孤独だった衣は自分がそうだと思っていただけでとっくに孤独ではなかったことに気付き、風越、鶴賀も負けたもののそれぞれの絆を再確認する。
 で、清澄は全国団体進出なのだけど、この後個人戦があるっぽい? 久は個人戦に出ないみたいなこと言ってたけど……
 個人戦までやったら全国大会までやる余裕はなさそうだけど、最後はサービス的に個人戦になるのかな?


  プリンセスラバー #6「湯けむりポロリとラッキースケベ」。なんつーか、悪ノリしてるんだけど……いや、もうちょっと誰か常識的なツッコミ入れられる要員はいないのか? 「急にもやが立ってきた」と「それって裸族だから」が一番受けたか……


2006年08月11日(金) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 女泣かせた鹿児島おはら節―鹿児島―

 必殺シリーズ第十六弾「必殺仕舞人」第九話。現在テレビ東京系にて時代劇アワー(月〜金 11:35〜)で再放送中。

 鹿児島に入ろうとしてた京山一座は、咎人を護送中の役人の一行と出くわす。のどの渇きをうったえる咎人に直次郎が水を与えるのだが、咎人は直次郎に「助けてくれ」と意味ありげにつぶやく。
 鹿児島に入った京山が聞いた依頼は、押し入った家の者は皆殺すという非道な難波の辰蔵という盗人一味の親玉を殺して欲しいというもの。依頼は、尼寺に逃げ込んできた辰蔵の情婦・おしのからだった。だが先に鹿児島に入っていた晋松によると、辰蔵は先日大阪天満の与力高坂によってとらえられて護送されていったという。途中で出くわしたあの咎人が辰蔵だったのか、と思い当たるが、直次郎は「あの男はそんな大それたことをしそうな悪人に見えない」と、「あれは辰蔵ではない」と言い張り、確認するため役人の一行を追いかけに出て行ってしまう。
 その晩、繁華街を出歩いていた晋松は、屋台でのんだくれてるおしのと出くわす。盗人の情婦のはずなのだが、おしのの事情はなにかわけありのよう。晋松もその酒に付き合うが、それを辰蔵の部下に見つけられ、夜、尼寺からおしのをさらい出してしまう。
 一方、役人の一行にようやく追いついた直次郎は、高坂が咎人を山中で切り殺し、谷底に投げ捨てる場面に出くわす。直次郎の読みどおりつかまったのは別人で、辰蔵と金をつかまされた高坂による狂言だったのだ……

 すれっからしな不幸女をやらせれば必殺シリーズNo.1の赤座美代子がおしの役。盗賊の情婦なのだが、いかにもな見た目通りわけあり。元々は大阪の紙問屋の妻だったのだが、押し込みに入った辰蔵一座に一家を皆殺しにされ、おしのだけが生かされて情婦にされたのだ。殺された中には彼女の五歳の息子もいたのだが、肌を合わせるうち女の性で逆らえなくなってきてしまっていた。せめて畜生働きはやめるようにと言っても殺し自体を楽しんでいるふしのある辰蔵には聞き入れられず、思い余って京山たちに依頼したのだ。
 ところが辰蔵の子分に見つかって連れ戻される。辰蔵が盗人宿にしている軍鶏鍋屋で、そこの女将・おさとを辰蔵が犯すところを見せ付けられる。女としての性のどこかで辰蔵を求めてしまっているおしのはおさとを責めるが、実は女将の亭主が辰蔵の身代わりにさせられていた。
 悪党によって平凡な日常を奪われた女、というのはシリーズでも数多く出てくるが、その多くはもはや抜け出したくても抜け出せないところに来てしまっているものが多い。が、おしのの場合はめずらしく、辰蔵の情欲にからめとられながらもまだ足を洗うことが出来るキャラだ。それも、結局辰蔵に殺されたおさとの幼い息子が、かつて辰蔵に殺された我が子とオーバーラップしたからでもある。それに、もともと依頼も自分の恨みを晴らしたいというばかりではなく、これ以上の犠牲を見ていられないという動機も大きかった。元々が芯の強い女だったのだろう。そのことが彼女を救う。
 レギュラー陣も、サポート役として早くも堂に入ってきたおはなに、誰よりも早く辰蔵の身代わりのからくりを感じ取り珍しい貢献の仕方をした直次郎(「お前の大きな目玉が役に立ったな」と晋松に言われるw)、おしのの心情に一歩踏み入った晋松と、バランスよい。京山も娘踊りをするシーンは、寄ってしまうと年齢がわかってしまうが遠めだと動きの切れが本当に若い娘のようで流石。一座の女の子たちも晋松と直次郎のどっちがいいかの雑談ではしゃぐ姿を見せてたのが珍しい。

[その他] 声優だの声優以外だの

 ここのところ、ってわけでもないけど、アニメで本職ではない声優をキャスティングすることを批判する論調がネット上で見られる。これって見るたびに「どうかなー」と思う。
 いや、「この声優、下手」とかいうのはわかるし別にいいんですよ。でも「本職声優的な声(いわばアニメ声?)じゃない」というロジックを批判に持ってくるのは、ちょっと違うだろうと思う。
 まあ、合ってないなら合ってないと批判してもいい。だが、一体どう合ってないか、だ。合ってないと感じたのは、実はアニメはアニメ声でしゃべるもの、という感覚に慣らされすぎてるせいかもしれない。違和感は感じるものだから、それはいい。だが、その違和感がなんなのか、わからないなら「違和感を感じた」と書くにとどめるべきだ。ろくに考えもせず「素人声優なのが悪い」と結論付けるのはもっての他だ。
 と、いうのも、本来アニメとか、映画とかって、もっと自由なものなんじゃなかったかなぁ、と思っているから。「素人声優を使うな!」といった、固定観念からの声は、自由を奪い、可能性を奪い、ゆっくりとジャンルを熱量死においやっていくと思う。
 つまり、みんな、アニメばっか見てないでいろんなもの見ようぜ。そしていろんな可能性があっていいことを身体で覚えようぜ。ってこと。

[その他] よしなしごと

  中韓無断渡航 海自一曹が自殺 佐世保の護衛艦内西日本新聞 )。あちゃあ。週刊文春の今週号に記事が載ってましたが、この自衛官が持ち出してたのは、機密とはとうてい言えないようなもので、本来そっち方面は専門ではない中国公安部の末端が情報の価値が良くわからないまま買い取っていた、という構造だったらしい。ま、この自衛官がホステスに入れあげてたのはそうらしいんですが。こう言ってはなんですが、こんなつまらない死に方するために生まれたり自衛官になったわけではあるまいに……


  携帯型対戦車ロケット砲弾を金槌で解体しようとして……excite )。ブラジルでの話。そりゃ、爆発するに決まってるじゃん……


  「歴史問題、永遠に言い続けよ」江沢民氏、会議で指示読売 )。なんか滅茶苦茶だなぁ……いや、狙いは別のところにあるのはわかるんだけど、そのための大義名分付けが一々滅茶苦茶だ。江沢民がバリバリに実権握ってた頃の話だから、今の中国に反感とかは抱かないけど、江沢民の権威失墜にしかならんような……


  富山の間伐材が中国で割りばしに 年内にも「逆輸入」 需要増と森林保全に期待北国新聞・富山 )。中国で森林保護の為に割り箸生産が制限され、そのあおりで日本にも大打撃になりそうだという話の関連。元々日本では間伐材などを利用して生産されていたのだが、中国では間伐材ではなく砂漠化が叫ばれてる中国で突如生産を制限するという流れに。国内産は価格の面もあるが、中国の安価な割り箸に押され、大打撃を受けて国内業者はいきなりそんな大量の需要をまかなえる状態にないのだろう。効率化による一極化ってのはどういう危険をはらんでるかの一例だよなぁ。


  福岡市長言いたい放題「東京は空気汚くまとまりない」zakzak )。なんだか実は揚力を発生しそうな個性的な髪型の髭の市長で、独立を宣言しそうな勢いですな。いや、五輪誘致で東京都争ってることの流れだってのはわかってますよ、もちろん。


2004年08月11日(水) 旧暦 [n年日記]

[読書] 蘭と狗−長英破牢/中村勝行

 岡引の瓢六は同心小林の言いつけで、町医者の捕縛に立ち会う。その町医者の名は高野長英。世に言う安政の大獄だった。それから六年、長英は牢に囚われ続け、瓢六も揺れ動く幕末の中で狗としての生き方のむなしさを覚える。そしてご赦免の見込みなしと見た高野長英は、ついに付け火による脱獄 *1 を決行する。折り悪く、牢内に囚われた知己の付け届けに行っていた瓢六の妻、お久がこの火事に巻き込まれ焼死する。妻を長英に殺されたも同然の幕府の狗・瓢六と、なぜ瓢六がここまで執拗に追ってくるのかわからぬまま逃亡する蘭学者・長英の因縁がここに始まる。
 と、粗筋を書いたものの、長英の破牢は中盤の山場としてようやく出て来、物語の前半は瓢六の日常生活と囚われた長英の牢内生活と半生が中心となる。これがなんというか、はっきり言って二人とも ロクでもない 人物である。
 知ってる人は知っての通り、当時の岡引下っ引きなんてのはゴロツキと大して変わりなく、要は蛇の道は蛇でそういう連中に十手を持たせて(と、言っても奉行所から支給されたわけではないのだが)取締りを行っていたのが実態。中にはまともなのもいるが、俸給は雀の涙なので強請タカリまがいのことをして稼いでいたのも多いし、お上の方もそういった事情から多少のことは目をつぶっていた。瓢六は、そのピンからキリの岡引のうち、キリ、つまりろくでなし方の代表である。そんな瓢六を少しは落ち着かせるために師匠筋の茂平次が持たせた女房がお久。基本的にろくでなしには違いはないのだが、しっかりとした生活基盤と家庭を持つことで、身寄りのないただの暴れ者だった瓢六も、はじめて人並みの生活の味を覚える。
 もう一人の主人公高野長英は、高い学識を持ち憂国の士でありながら幕府の弾圧により不遇の生涯を終えた人物、というのが一般的イメージだが、この本で描かれる長英はちょっと違う。学識が高く能力を持っているのはそうだが、それ以前にその学識に驕り昂ぶったエゴイストとして描かれている。そもそも稼業の田舎医者を継ぐため江戸に出てきたものの、都会の華やかさに慣れて退屈な田舎の暮らしに愛想を尽かし、許婚や母親を捨て、家を捨て、士分を捨てた。学識の高さや親分肌なところもあるのだが、基本的にこの本の長英の行動原理は欲望と「自分が日本随一の蘭学者である」という自負と驕りである。つまり、この本の主人公は人間味あふれるとはいえ、二人とも基本的にロクでなしなのだ。これが必殺シリーズだったら二人とも仕置の対象になっている。
 しかし、この二人にはもうひとつ、ロクでなし以外の共通点がある。それは女房、というか女の存在である。瓢六はお久の存在により人並みの人生を覚え、長英の付け火によりそれを奪われる。長英は妻、お雪とまだ見ぬ娘に会いたいがため、付け火をして破牢する。一方が女のためにしたことが、もう一方の女を奪う。実に対照的な構造だ。
 そしてその果てに、追うことにも追われることにも疲れ果てた二人の男の人生の終末が待つ。お久の鈴の使い方が非常に印象的だ。
 偉人を扱いながら偉人伝とは程遠く、主人公二人の邂逅は極めて短く、理解もしあわず、そのくせ人間同士の腹と腹とのぶつかり合いを全力で描いた傑作。
*1: 小伝馬町の牢に出火した場合、牢内の罪人は一端お解き放ちになり、三日以内に戻ってこさせる。戻った者は罪一等を減じられ、戻ってこなければ死罪。

[その他] ウルトラリラックス

 周囲が騒々しいのでインターネットラジオでなにか適当なBGM(イヤホンで聞きます)を、と探し、なんか1/fゆらぎでリラクライゼーションがどうとかというのを見つける。まあこれでもいいか、と聞いてみると、波の音が延々と……いらいらするばっかりで全然癒されないっす。多分、そのサイトのせいではなくこちらがそれだけ病んでるのでしょうけど。(なので、そのサイトにリンクはしない)
  ロシアホテル、取り壊し・再開発へ朝日 )。まえに 速水螺旋人さんの日記ロシアホテルの写真 を見て「ムダにデカっ!」と驚いたのだけど、やはり一等地を占有している、というのは資本主義的には間違っていた模様。朝日の写真だけ見ても大きさがさっぱりつかめませんが。写ってるの、これほんの一部ですから。こういう無駄な建築物を後世に残して欲しいとも思うのだけど。200年くらいしたら万里の長城とかと並んで世界遺産になったりして。
 領土問題を取り上げたという今週のTVタックルの録画を見る。うわ、これ本当にテレビ朝日か? という内容。海底ガス資源、尖閣諸島、竹島の三本立て。やたらと民主党議員を表に立てる内容だったのは気になるけど(所属議員は必ずしも悪くないんだけど)、たしかにテレビでここまで取り上げるってのは前代未聞。唯一、明確に領土問題を荒立てることに否定的な経済アナリストの森永氏は吊るし上げ状態だけども、処刑ショーではなく、最低限の情報は含まれていたように思われます。だって森永氏、本当になんにも知らない無責任な発言が多いのだもの(合法的な売買・契約による土地の占有と武力による領土審判をごっちゃにしてる時点で経済アナリストって肩書きはおろした方がいい。これが演技でなければだけど)。大竹まことが「なんで政府に言わずこっちに言うのか」と領土侵犯を問題視する議員に言っていたけども(それだとそもそもディスカッション形式にしてる番組企画の意味がないと思うのだけど)、「マスコミが活動しても流さない」という舛添氏の反論に言い返せない。ここまで中国擁護派がぐうの音も出ない番組は本当に珍しい(参加メンバーを見ても番組制作側の意図だったのでしょうけど)。また、高射砲や通信施設、ヘリポートが設置された竹島の姿は、世間的にはかなりのインパクトだった模様。本当にみんな知らなかったんだなぁ。後は各々の出演者のパフォーマンス、もとい、言動を楽しめば良いかと。あまり発言数は多くなかったが絶妙のタイミングで入る女性レギュラーのまぜっかえしが最高に笑えてナイス。