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2013年08月29日(木) 旧暦 [n年日記]

[特撮][アニメ][その他] 今週のニチアサはお休み

 で、昨年の、全仮面ライダーと全スーパー戦隊登場の軽くカオス映画、スーパーヒーロー大戦と、全プリキュア登場映画New Stageが放送されたわけで。いや、前者は劇場で見てるんですが。
 ゴーカイジャーVSゴーオンジャーで戦隊35作目記念ということで全戦隊登場をやらかしたので、それ以上のインパクトがないと、ということでしょうが、その分、話は破綻してますわな……ただ、こういうお祭用に用意されたとしか思えない、全ライダーに変身できるディケイドが、全戦隊に変身できるゴーカイジャーともども再活用され、かなり中途半端に終わったディケイドの、少なくとも海東=ディエンドに関わる部分は一応の決着はついた形になるのか。まあ、鳴神さんは相変わらず「ぅおのぉれディケイド!」とシャウトするばっかで、一体何をやりたいのかがわかりませんが……それ言ったらディケイドの登場人物みんなか。
 プリキュア映画は、まあ、新作旧作の顔つなぎ的な要素が強く、過去のプリキュアについては軽く。これで出てた劇場版限定のプリキュア(能登キュア)って、今年の映画にも出てたの?


2011年08月29日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 盛大にはずれましたな。

 民主の新代表は野田氏だそうで、そのまま首相に。各グループが小沢氏にご機嫌伺いに来たまでは予想通りだったものの、小沢氏の協力が得られないとなると一気に反小沢で結束、決選投票でとにかく反小沢ならなんでもいいと二位だった野田氏に票を集めたというのが、よく考えれば烏合の衆の民主らしいのだけど、この期に及んでそんな小物丸出しのことするというのは、常識で考えてしまっていたので常識外れの民主を見誤ってしまいました。
 それはさておき野田氏のアピール演説見ましたが、これって裏返せば今民主党議員が菅氏に対して抱いている不満なわけですわな。独断専行、横暴、無計画無指針。そして不安感しか感じさせない。その不安をカバーする演説なわけで。
 とは言え、烏合の衆である民主党丸出しな形で選出された野田氏。自民公明との協調の可能性が高いという意味では菅氏よりまだマシでしょうが(まあ、大体の人間は菅氏よりはマシなんですが)、統一されてない意思に振り回される状況は、それほど変わらないわけですね。裁判の結果が出るまで小沢氏も思いきった手には出ないだろうし。
 菅氏よりはマシでしょうが、2年前、自分の選択を思い返してみるのも一興でしょう。


2010年08月29日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#28とW#49(最終回)

  ゴセイジャー #28「おとうさんの宝物」。今回の敵は遮光器土偶のピカリ眼(め)。って、ちょっと待て。もはやUMAでも妖怪でもないだろ、遮光器土偶って……
 元ネタもわかりやすく、「光る目」。やたらとブリッ子でかわいい声をしてたので誰かと思ったら、 沖佳苗でした ……いや、最初斎藤千和かと聞き間違えてしまった。RD潜脳調査室の頃から比べると格段に上手くなったなあ。
 で、能力はまんま「目の光を見た人間を操る」というもの。それで操られてしまった望が悪い子になってしまったと天知博士が嘆くのだけど、ワイングラスが宝物って……しかも「ルネッサーンス」をやるかと思いきややらないという肩すかしぶりw
 幽魔獣の方は上手いこと筋グコンと膜インの間を裂いた武レドランが、膜インに必勝の策を囁くのだけど、どう考えてもまともなこと考えてるわけがないよなぁ。


  仮面ライダーW #49(最終回)「Eにさよなら/この街に正義の花束を」。フィリップが消えて一年。ミュージアムは崩壊したが、彼らが残したガイアメモリは風都中にばらまかれ、それを手にした人間の欲望のままに犯罪を引き起こし、街を泣かせ続けていた。
 翔太郎はどこかにまだフィリップがいるような気がし続けていたが、その度に彼の不在と存在の重さを思い知らされることの繰り返しだった。
 そんなある日、鳴海探偵事務所に幼い少年が依頼にやってくる。彼、青山晶の姉の唯が、ガイアメモリを集めるミュージアムの後継者を自称する集団「EXE」にさらわれてしまったというのだ。が、翔太郎はEXEのことも気になるが自分は子供だから何も出来なくて当然と恥じることもなく他人に甘えようとする晶にカチンときた翔太郎は、晶を捜査に同行させることに……
 なんで自分が引っ張り回されるのかわからない晶は、翔太郎の口にする「何も出来なくても、一人で踏ん張らなきゃいけない」ハードボイルドの信条もまるで理解できない。
 EXEのメンバーを見つけた翔太郎はアノマロカリスドーパントに変身したメンバーを仮面ライダージョーカーに変身して倒すが、唯の居所はわからないまま。自分のふがいなさにフィリップがいたらとつい考えてしまうが、帰ってきた事務所の中からフィリップの声が……
 フィリップが戻って来た! 喜び勇み事務所の中にフィリップの姿を求める翔太郎だが、実は亜樹子が晶にフィリップのことを説明していて、フロッグポッドに残されてたフィリップの声を聞かせていただけだった。
 落胆した翔太郎は必死に謝りスリッパで叩いてくれという亜樹子に応える気力もなく、事務所を出て行く。そんな翔太郎の姿を見て晶は「偉そうなこと言ってたのに、自分も何もできなくなっていなくなった相棒を懐かしがってるじゃないか」とせせら笑うが、亜樹子が、実はフィリップはもうこの世にいないことを聞かせるとショックを受ける。
 そんな時、晶の携帯に唯から連絡が……唯を捉えたEXEのメンバーが、唯の携帯を使って晶に一人で来いと呼び出しをかけたのだ。唯を人質にされて、翔太郎の「何もできないとわかってても踏ん張らなきゃいけないときがある」という言葉を思い出した晶は腹をくくり、一人、待ち合わせ場所に向かう。そこ晶はでEXEが行なってるメモリの取引は、実は最初にメモリを見つけた唯が何も知らないままメモリを売った事がきっかけだったと知り、ショックを受ける。しかし、晶の鞄に隠されていたメモリを唯がEXEに渡す隙に二人で逃げ出すことに成功。彼らをコックローチドーパントに変身して追うEXEの前に、颯爽とハードボイルダーに乗った翔太郎が立ちふさがる。念の為密かにつけていたスパイダーショックのビーコンで、追跡してきたのだ。
 一人で頑張った晶を褒めると、共に現れた竜と共にコックローチドーパントを倒しEXEを壊滅させる翔太郎。晶の依頼も完了し、また事件が一つ解決したかに思えたが……

 これで最終回。晶少年の依頼と、フィリップの最後の願いにより助けられた若菜のその後が並行して描かれるが、ここで一つ叙述トリックが。途中まで完全に騙されてましたわ。EXEのメンバーが「眠れる偉大なるカリスマを呼び覚ます」とか言ってたから、余計ミスリードされた。しかし、その偉大なるカリスマの正体がアレではなぁ……まあ、そこそこ強力なメモリだったらしいけど、完全に雑魚あつかいw
 警察病院で目覚めた若菜はフィリップの希望でその死も知らされず、ただひたすら一人でガイアインパクトを起こすため、警察病院を抜け出し暴れる。半ば暴走状態でメモリなしでもドーパントの力を振るう彼女を、竜はアクセルに変身し止めようとするが、その前に翔太郎が立ちふさがり、「今彼女を傷つけたら、フィリップは何のために消えたんだか判らなくなる!」と口走ってしまう。
 その言葉で、フィリップが自分を助けるために消えたことを知った若菜は翔太郎たちの前から姿を消し、訪れた先はシュラウドの元。シュラウドにガイアインパクトのための方法を問い詰めるが、シュラウドはあっさりと「必要なことは地球の本棚にある」と教える。意外がる若菜だったが、シュラウドの答えは「当然でしょう? 家族ですもの……」。その一言で母が自分たちを捨てたわけではなかったことに気付いた若菜の膝の上で、シュラウドは力尽きたように息を引き取る。
 そして、若菜は「彼女のガイアインパクト」を実行するのだけど……実はこれ、まだ風都タワーが修復中のおよそ一年前の話。そして若菜がとった行動というのは……
 EXEが壊滅し、仲間と共に意気揚々と事務所に戻ろうとする翔太郎。だが、そんな彼を呼び止める男が……それはサンタちゃんのペットショップで働いていたバイト。何故彼がそこにいるのかいぶかしむ翔太郎の前で、男はエナジーのメモリで変身し、彼らにエネルギー弾を撃つ。EXEの言ってた偉大なるカリスマというのは実はこのバイト。正体を隠しながらEXEを操ってたのだけど、それが壊滅させられたのと街の人間に慕われる翔太郎への嫉妬で、翔太郎たちを襲う。晶たちを庇い、背後から撃たれ、地面に倒れる翔太郎。だが、撃たれたはずの翔太郎は皆の呼びかけに意識を取り戻し、起き上がる。その背中には、代りに弾を受け止めたエクストリームメモリーが……
 更に、エクストリームメモリーから再構築される人影。それは紛れもなく永遠に消えたはずのフィリップだった。
 翔太郎にねぎらいの言葉をかけるフィリップは、一年前、若菜が自分の身を犠牲にして自分を復活させてくれたことを話す。それこそが若菜のガイアインパクトだったのだ。そしてフィリップに後のすべてを託した若菜は、琉兵衛、冴子、シュラウドと共に、地球の記憶の彼方へと消えていく。園咲一家は、最初いかにも作り物な家族として登場したけど、みんな死んだ後で、ようやくもう一度家族としての絆を取り戻せたのだなぁ。そして、それはフィリップの家族との別れでもある。
 「もう一つの家族」の元へ戻ったフィリップと翔太郎はWに変身すると、エナジードーパントを撃破。そして街を泣かせる犯罪者に投げかけるいつものセリフを言う。
 結局、琉兵衛を狂気に走らせたものは何なのかとか、それと絡んでガイアインパクトとはなんだったのかとか、そこら辺は不鮮明なままだったけど、シリーズとしては中盤のダレもなく、なおかつ非常に綺麗にまとまったシリーズになりましたわ。最初、あまりに斬新すぎるアシンメトリーなカラーリング(まあ、初見のデザインで驚かされるのはいつものことだし、逆に最初デザインで評判が悪いライダーほど強烈な印象のシリーズになりやすい傾向もあるし)と、二人で一人のライダーに変身するという、ヒーローものとしてはまったくないわけではないけど(バロムワンやウルトラマンA)かなり扱いが難しいことが予想されたこと、またサブのバリエーションも含めると全9種類のフォームがあることなど、挑戦的な部分で不安も大きかったですが、予想外に安定したドラマ作りで、さらにフォームチェンジも基本の3フォーム以外もかなり積極的に使用し戦略的な必要性をきちんと描くなど、シナリオのみならず役者や現場の撮影スタッフによる努力が実を結んだものとなりましたわ。
 怪人の能力のアイデアなどがかなりジョジョにインスパイアされてるのが今時らしいと言えばらしくもありましたが、おもしろさはそれとは無関係だからなぁ。
 一年間、正当なドラマで楽しませていただきました。とりあえず、これで最後じゃなくって冬のムービー大戦で再登場の予定だけど、どんな話にするのか、そして新ライダーのオーズとどう絡ませるのか、楽しみにしたいと思います。


2009年08月29日() 旧暦 [n年日記]

[その他] さて、三ヶ月後どうなってることやら

 明日選挙ですが、おそらく下馬評通り民主の大勝になるでしょうね。そして再度の失われた十年の始まりです。
 そうならない可能性もありますが、そうなる可能性の方がきわめて高い。
 麻生氏の不況対策が功を奏してきているというのにその選択はきわめてキチガイ沙汰と思いますが、アホなマスコミが景気回復より扇動でわずかな視聴率を稼ぎたいのと言うのと、国民が効果の出ているこれまでの景気対策を無に帰してまでマスコミに扇動されることを選択するというのであれば、まあ致し方ないでしょう。
 類似してるのは1993年の細川政権です。国債の発行を全面否定したり、財源不明の政策をアピールして国民がそれに乗っかったりという辺りは、特にそうでしょう。違う点は、あの時は細川政権は各党連合の烏合の衆であっさり崩壊しましたが、今回の場合は烏合の衆でも一つの党であり、そう簡単に崩壊してくれそうにないこと。
 おそらく三ヶ月後には「こんなはずじゃなかった!」という、主に民主党に投票した有権者の声があちこちで聞こえていることでしょう。
 でも知ったことじゃありません。歴史に学ぶのは賢者であり、経験に学ぶのは愚者と言いますが、経験にすら学べない者を何と言うのか、私は浅学にして適切な言葉を知りません。
 それでは三ヶ月後の反応、主にマスコミの報道を楽しみにしております。


2008年08月29日(金) 旧暦 [n年日記]

[その他] 帰宅

そして即録画消化orz
SF大会レポート上げられなかった……メモしてないOP・ED等の記憶が鮮明な内に、どうにかして上げます。


2007年08月29日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他] 電車内でお化粧

 いや、別に「するな」とは申しません。申しませんけどね……
 満員気味で混雑してる電車なわけだったのですよ。満員電車って言っても東京の通勤電車みたいな殺人的な混み方じゃございません。だから身動きするだけの若干の余裕はあるわけなんですよ。
 で、目の前にいた女性、おもむろに化粧しだした……
 いや、女性は身だしなみが大変だと思いますよ? 朝、あわただしくて化粧をする時間もない。それは理解できます。でも、目と鼻の先で化粧道具を広げられましてですね……有り体に言えば「臭い」んですよ。まあ、普通にすれ違ってするような香水、化粧品の臭いなら我慢もしましょう。けど、その臭いの「元」が鼻先に広げられた日には……
 「タバコを近くで吸われると臭いが移る」とかってタバコが排斥されてるご時世だというのに(注:私は吸いません)、化粧品を鼻先で広げるのはOKなのでございましょうかね? 普通に「マナー」の問題だと思うんですけどねえ……「誰にも迷惑かけてないからいいでしょう!」って開き直りどころか、「迷惑かけても関係ない」ってのはカンベンしてください。


  「中国の養蜂業者が抗生物質を使用する理由を問うのなら、その原因は品質を無視して、容赦なく値切るだけの日本の商社にある」人民網 )。まったくないとは言わないけど、そりゃ責任転嫁ってもんですぜ? つか、適正価格でもアテにならんちゅーねん……


  女性殺害―闇の職安を放置できない朝日 )。「 逮捕者には、朝日新聞の購読を勧誘する男も含まれていた。胸がふさがれる思いだ。」。そう言うならそのままふさがれててください。つか、そういう構造だって知ってて利用してたのは自分たちだろうに。よく言いますわ。


 ところで「中山文十郎」って、PNからして必殺マニア臭い(「中山文十郎」は必殺シリーズ第三弾「助け人走る」で田村高広が演じたキャラ)と思ってましたが、コミックラッシュでの連載を見ると、やはりモロだったようで……しかも「仕上人」って名称、十中八九「暗闇仕留人」で出てきた闇社会の組織「仕上げ屋」を意識してますわな……

[アニメ] いつも見てるの(月)

 ・瀬戸の花嫁:別途記載。
 ・さよなら絶望先生:怪獣バリゾーゴン、カコイイ。それと千絵先生に罵倒されてえ。
 ・ヒロイック・エイジ;ノドスの契約をいかに利用するか、ってところが見えてきて、ちょっと面白くなってきたり。アホ王族兄弟がようやく退場になったのはほっとしたけど、ヒロインに昏いところがないのは、妙に気になる。全般的にきれい事で、まあそういう作品として作ってるんでしょうが。
 ・アイマスXENO:このスタッフの特徴なのか、無意味に鬱展開に。世界の危機と比するほどではない……というか、末端の一個人の感情で世界を決めてしまうような組織が左右されるシステム作る方が間違いでしょう……まあ、そういう番組だと言ってしまえばそれまでですが。
 ・少女コゼット(ウェブ配信):今週はまだみてません。

[アニメ] 瀬戸の花嫁#21

  瀬戸の花嫁 #21「恋のからさわぎ」。下駄箱にラブレターが入っていて、燦にもナイショで密かにときめく永澄。だがラブレターのことが周囲にバレてしまい、永澄が約束の場所に来るか、興味津々のクラスメイトたちに見られることに。そんなこととも知らず「ちゃんと直接断らなきゃ失礼だよな!」と自分に言い訳して約束の校舎裏に来る永澄だが、実はラブレターは豪三郎たちの罠。永澄がのこのこやってくるか確かめようとしたのだ。言い訳も無視され抹殺されようとする永澄を燦のミラクルボイスが救うが、永澄は男の純情もてあそばれたことにショック。「一度でいいからもててみたい」とボヤく永澄に蓮が差し出したのは、人魚の惚れ薬だった。惚れ薬の効果は覿面、永澄が理想の男性に見える女性陣に迫られまくるが、この惚れ薬には重大な副作用があった。

 「一度でいいからもててみたい」って、ヌッ殺していいですか、永澄?
 一日分の効き目の人魚の秘薬、異性にはその人間の理想の姿に見られるが、同性にはなんと世にも憎たらしい姿に見えるという……いや、惚れ薬無くてもときどき十分憎たらしいですから!
 でも、蓮がなんだかんだ言って「理想の異性」が豪三郎ってのが……実はベタ惚れなのね。で、その娘の理想像が……この母娘は……
 しかしよう理解できんのが巡の趣味。そういう趣味だったんか? 委員長の理想はベタだけど、声優ネタなのか?
 で、これで終わりかと思いきや、さらに意を決した委員長の告白が……って、タイミング悪すぎ。間も悪すぎ。で、「イエス! アマゾネス!」キョキョキョキョキョ……って、どんな笑いやねん。つか、正体がばれてないのだからそのまま逃げてもいいのに、ホント、テンパってるなぁ。まあ、盗んだバイクで走り出すくらいだから。EDでまでラストアマゾネスやってるし。
 で、これでようやく本当に終わりかと思いきや、なんだか新コーナーが……妙にアングルとポーズがエロいんですけど、お巡りさん。


2006年08月29日(火) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 貝殻節は子捨て歌

 必殺シリーズ第十八弾「必殺仕舞人」第七話。現在テレビ東京系にて時代劇アワー(月〜金 11:35〜)で再放送中。(これは月曜分)

 鳥取にやってきた京山一座。だが、肝心の興行許可証を持った権太がやってこない。やっと来た権太は賭博で素寒貧に裸に剥かれ、その後からお侠な娘がついてきた。その娘おきんは娘だてらに渡世人。権太の有り金を巻き上げ、着物から荷物からを一切巻き上げていた。おきんが荷物がなくては困るだろうと持ち出したのは、十両で荷物を返す代わりに興行の一切を取り仕切らせろという取引だった。やむなくその取引を受け入れる京山。
 京山たちがやってきた村は、山伏の弁信らに仕切られた貧しい漁村。山伏たちは一座が本念寺勧進興行の一座と聞き、顔色を変えて十両渡す代わりに興行をせずに村から出て行けという。それに対し京山たちは芸を見せずに金は取れないと、興行を強行するが、何故か村人たちは一座の踊る貝殻節に喜ぶどころか皆むせび泣く。不思議な光景に踊りを中断し理由を問うが、誰も答えようとしない。同じ頃、少し離れた浜にいたおきんもまた、なぜか貝殻節を聞きながら涙を流していた。

 今回の悪人は村を仕切る弁信たち一党。弁信たちは村人たちの漁業権を一手に握り、貧しい漁民たちから金を巻き上げていたのみならず、村の娘たちを犯しては出来た子供を堕胎させていた。その堕胎をしていた産婆のお勘は、他の娘たちのみならず自分の娘までも堕胎させられ、娘を失っていた。だが、孫は密かに生かして取り上げ、幼い頃に山伏たちの目から逃れさせるために里子に出していた。その話をお勘から聞いた京山は、おきんがその孫だと覚る。
 話としては、まあ単純。だが、お勘が村人の恨みを語るシーンは流した子供の数を暗示するかのように無数の地蔵を移したり、首を切った雛人形を映したりと、かなり凝って直接的ではないが迫力がある。銭ゲバなおきんもまた、自分を幼い頃に捨てた親に、金を叩き付けるために金を稼いでおり、愛憎あいまった感情を覚えている。それゆえに事態は悲劇的な方向に向くのだが……
 結局、お勘とおきんの事情を知った京山は村人から搾り取った金は取れぬと山伏たちからの金を断るのだが、それを知らないおきんは金のために一座を裏切り、勧進興行の一座というのは偽物と嘘の証言をする。だが押し込められた蔵の中で事実を知ったおきんは、逃げる前にひと目祖母に会おうとお勘の元に走るが、孫と再会し、村人の恨みが本念寺に届けられると知ったお勘は山伏から厳しい追及を受ける村人を守るため自分が訴えをしたと名乗り出、斬り殺される。そしておきんもまた、祖母の亡骸に駆け寄り斬り殺される。
 権太がバカな寄り道しなければ少なくともおきんは巻き込まれなかったろうし、山伏たちが村人を追及することはなかったろうなぁと考えると、なんかすっきりしない。話的には確かにそっちの方が緩急はあるのだが、トラブルメーカーというか、悪い結果しかもたらしてないのだものなぁ……
 全般的には凡作の部類とは思うが、おきんのお侠ぶりも良かったし、お勘の虐げられた婆ぶりも良かった。一座の小屋がすすり泣きで埋まるというのも意外性があった。


2005年08月29日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 僕の塾は掘っ立て小屋だった

  僕とイエスと掘っ立て小屋TeBiCHi.com )。 又吉イエス というと今回の選挙でも立候補を表明しているその過激な言論と奇行でならした方なのだけど、小学校時代から中学にかけて、その又吉氏の経営する塾で、又吉氏の授業を受けていたかもしれない……という方のコラム。(去年からあったんだけど気付かなかった)
 著者は掘っ立て小屋で授業をしていた、真面目すぎるぐらいに真面目で、やさしすぎるくらいにやさしい先生が、人生に挫折する様を青春期に見ていったようだ。果たしてこの先生が本当に後年の又吉イエス氏なのか、確証はない。だが違ったとしても又吉イエス氏にも同じように人生に挫折し、真面目すぎて立て直せなかった過去があるのかもしれない。人様の幸不幸を傍から決め付けるのは傲慢極まりないことはわかっているが、人生をハッピーエンドで終えることはやはりとてつもなく難しい。それが人生、と諦観すべきだろうか。
 一方でこういう話を見て「切ない」と思う自分を、人の人生を嗜好物として消費しているとも感じてしまう。自分のくだらなさを感じる。

 最近テレビ欄のチェックがおろそかになってしまっているので、 ONTV JAPAN というところを利用している。具体的には無料登録するとお好みのテレビ番組をメールで通知してくれるサービス。ジャンル指定、キーワード指定などが出来、こまかい取りこぼしはあるが概ねフォローできる。Gコードが掲載されればなおよいのだけど、無料サービスでそれはなかなか厳しいのだろう。
 で、通知メールには映画が含まれている場合、簡単な内容説明もついてくるのだけど、先日ケビン・コストナー出演映画でコストナーのことを「『スコーピオン』のコストナー」と紹介していた……いや、確かにあれの似非エルヴィスコストナーは乗り乗りの悪役だったけどさ。イカシてたけどさ。
 そういう紹介は流石にどうかと……

  デジタル放送、録画1回限り規制緩和へ…利用者に不評読売 )。さもありなん、ではある。 CCCD廃止Impress Watch ) の流れといい、案外と健全な市場圧力がかかっているようで安心。無論、作り手側としてはコンテンツとして販売する以上、無制限のコピーが繰り返されるのはよい事ではない。我々もそういう市場サイクルの恩恵を享受している以上、「タダだからラッキー♪」なんて発想も単純すぎる。けど、利用者の利便性を削りすぎたりすれば、結果は逆に思わしくないだろう。要は落としどころの問題なのだと思う。
 それとは別に、コンテンツの「商品力」は高く追求されてると思うが、「作品としてどうか」というのはかなりなおざりにされている気がする。「作品として良くても売れなければ意味がない」というのは事実。しかし、見る人は楽しみたいから見るのであって、そのへんのことを忘れるとやはり市場の疲弊を招くと思う。これもまた落としどころの問題。

 本日の天気は気温はさほど高くなく、湿度も低くからっとしてるが、その分日差しが強いようだ。外に出ると日差しが肌に突き刺さる感じがする。でも、そろそろ夏も終わりなんだよな。

[その他][マンガ] 朝日の「嫌韓流」ランキング除外の話

  朝日新聞サイト書籍販売ランキング Amazon.co.jp(和書総合、8月15日〜8月21日) に「 ※Amazon.co.jpからのおことわり:これまで漫画のタイトルにつき除外しておりました『マンガ嫌韓流』と『マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究』を今回よりランキングに含めております。」と掲載されたことについて色々ネットで取りざたされているけど、その件でちょっと情報が不足しているサイトが散見されたのでその補足的に。
 時間軸で追っていくと 7月25日〜7月31日 (無掲載)→ 8月1日〜8月7日 (無掲載)→ 8月8日〜8月14日 (ランキングには含めず、コメントで触れる)、といった流れがある。
 が、ネット上で主に問題視されたのは8月1日〜8月7日のランキング6位に「新ゴーマニズム宣言 靖国論」は掲載されている点。ゴーマニズム宣言はマンガではないのか? 一方で「嫌韓流」等を含めないのは示威的な操作ではないのか? という辺りが物議を醸した。この辺の事情は実際にはわからない。Amazonがデータを提供した際に外したのか、朝日が独自の基準で外したのか……新ゴーマニズム宣言を含めたのはマンガだけども評価が固まっているものからなのか、別の理由か。おそらく「嫌韓流」等の掲載自体はクレームによるものではあろうと推測できるけど。
 むしろドキュメントや社会問題の啓蒙を主題に取り扱ったマンガを「一般書籍」に含めるか否か、という問題として面白いと思う。
 ちなみに「嫌韓流」のマンガとしての評価は、個人的には高くない、とだけ言い添えておきます。

  燃費がよいのは日本車・中国紙アンケート日経 )。ま、なんだかんだ言っても中国の人ってのは原則的に現実主義というか実利主義ですんで、こういう辺りはきっちり評価するわけですが。そこらへんはマスコミの報道とかに一方的に踊らされちゃいかんですな。ただ、民族気質的に日本人以上に即効性を求めるところもあるので、 中国産デジタルカメラが在庫処分の値下げ、中国産は撤退へ日経BP )なんて問題も出たりする。中国国内の公害や食品への過剰なまでの有毒物質使用問題などもそれと根を同じくしてると思う。とにかく早く、たくさん、がっぽりと。いや、中国の人、ハングリー精神あるし優秀な人は無茶苦茶優秀ですよ。ただ、そういう「気質」ということ。日本が中国と相対する時、それが一つの突破口になるのではないかと思える。もっとも日本は即効性を求めなくていい、ということではないので、それもあいまって難しいところ。


2004年08月29日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 気力の穴

 突然、なにをする気にもならなくなるときがたまにある。昨日はそんな日。じっとしていればいいのだろうが、暇を潰す気力も、寝る気力も消えうせるのだからたちが悪い。元から気力に満ち溢れているというわけではないのだが。
 幸か不幸か、済ませねばならない用事があって身体を鞭打って職場へ。基本的には待つだけの、集中力を必要としない作業なのでこの状態でもなんとかこなせる。
 作業が終わり帰宅。途中で飯を食って、切らしてた酒の買い置きを補充する。その時に買った日本酒の「瀧澤 幕末づくり」が味が濃くって美味しい。江戸の人々というのは実は結構酒好きで、一晩の消費量は一人頭およそ二合だったという。しかも、普通は生のままで出さずに水で薄めていたので、実際に店頭に出されて飲む量はそれより多い。水で薄めた酒なんて、と思っていたが、これだけ濃いと水で薄めても大丈夫だと思ってしまう。氷を浮かべて冷やして飲んでも、味の輪郭がぼけないのだもの。
 この酒を飲んだお陰で気力が多少復活。まったくもって「酒なくてなんの人生ぞ」。

[ドラマ][時代劇][アニメ][特撮][その他] コンテンツ商売

 いや、こういう「コンテンツ」が正しい意味でも、正確に範囲を規定できるものでもないのは知ってるけど、敢えて。
 「アメリカンヒーロー」のDVD−BOX1が届き、1話・2話を見る。いや、懐かしい。結構記憶があやふやだったけど、雰囲気とか、面白さとかは、多分記憶で美化されてるからじゃないと思う。まあ、特撮がしょぼいのは時代を考えて割り引かなきゃいけないけど。
 知らない人に粗筋を説明すると、冴えない中学教師のラルフ・ヒンクリーがある日UFOから「地球を守れ」とスーパースーツを渡されるが、説明書をなくしてしまい、使い方も良くわからぬまま相棒のFBI捜査官ビル・マックスウェルと騒動を起こしつつ事件を解決する、というもの。「中」のマークの入った赤い全身タイツにマントというスタイルは、あからさまに「スーパーマン」のパロディ。でも欠陥だらけの等身大ヒーローというところがこのドラマのオリジナリティであり面白いところ。ある世代以上では良く知られた作品だったが、これが初のソフト化になる。ただ、ちょっとソフトの値段がやや高い気がするのと、ブックレットなどのオマケが一切ないのは、作り手に愛が足りないかも。「俺がハマーだ!」や必殺シリーズのDVDと比べるとやはり作りでは見劣りしてしまう。
 まあ、それはさておき、おそらく「アメリカンヒーロー」を作られた時代というのは、このようにソフトを販売することが商売になる、ということはあまり考えられていなかったと思う。もっと大昔は、再放送ですら考えられていなかった。VTRのテープが高価であり、放送が済むと上書きして再利用していたのだ。このようにして、「ひょっこりひょうたん島」や「てなもんや三度笠」などの名作が二度と視聴者の目に触れることがなくなった。ひょうたん島は後にリメイクされたけど。
 もったいないと言えばこれほどもったいないこともないのだが、当時はそれが当たり前だったのだ。作られる番組は一回きりの消耗品でしかない。そういう時代だったのだ。
 時代が下るともう少し状況が変わる。再放送が行われるようになる。全般的な契約形態は良く知らないが、アニメなどでは、一定期間内にある一定回数、放送しても良い、という形だったそうだ。この時期になると一回こっきりの消耗品という考え方ではなくなるが、それでもそれをビデオなどのソフトとして一般販売する発想はない。そもそも家庭にビデオデッキ等の機器は普及していなかった。それが普及するようになって初めて、ソフト販売が行われるようになる。無論、最初は映画とかだったけど。
 その後、レンタルビデオが普及し、一本一万いくらかとかだったそういうソフトの価格が様々な要因で下がり、最初からそういったソフト販売を当てこんだ商法が一般化し、現代に至る。
 長々となんでそんなこと書いてるんだという感じだけども、要は、「ソフト販売を当てこんだビジネススタイルを前提にしているが、果たしてそれに相応しいソフトが本当にそれだけ生まれているのだろうか?」ということ。
 これには二つの疑念が含まれている。一つは、今のドラマ等の「コンテンツ」が昔のものより薄くなっているのではないかということ。しかし、これを客観的にきちんと立証することは出来ない。個人的には、たとえば初期必殺シリーズが何年連続で内容の濃いシリーズを作っていたかで、自明と思えるのだが。
 それが事実かどうかをさておいても、二つ目には、過去全体のコンテンツの価値を現在の単位期間内に作られているコンテンツの価値に仮定して、ビジネスモデルを構築しているのではないかという疑惑。まあ、単純に言えば、「過去」というのは蓄積であるが、蓄積であることを忘れてソフト化する価値があるものが期待通りに生み出される、という前提がどこかにないかということ。この辺は実際どうなのか、わからないけどね。
 ただ、マーケティング至上主義はもういいかげんやめにして欲しいと思うこともある。少なくともそれ一辺倒では、「大衆の嗜好」は反映できても、「大衆の願望」の深いところまで突っ込んだものは出来ない気がするのだが。


2003年08月29日(金) 旧暦 [n年日記]

まあ、いろいろ読了

 とりあえず、友人達に「完結したらまとめて読む」と宣言していた「 イリヤの空 UFOの夏/秋山瑞人 」と、続刊まで評価保留を宣言していた「 第六大陸/小川一水 」を読了。前後して読み終わったんで、比較するみたいになってしまうけど、「イリヤ」はまず、よほどでないかぎり誰にでも薦める。「第六大陸」は、人を良く見て薦めるかどうか選ぶ、という感じか。
 個人的な感想を言えば、「イリヤ」は「よかったマーク」、「第六大陸」は「面白くもあった『けど』」と『けど』に比重が置かれる、ということになる。比較論を述べるなら、「イリヤ」は最後まで主題でまとめあげ、「第六」は多すぎる要素をまとめることに失敗した、というところか。各論は後日。いや、でもイリヤはでっかい「よかったマーク」のミステリーサークルを書きたくなるくらい良かった。
 話は全然変わりますが(って、いつもはそんなこと言わずに話を変えるくせに)、人にものを薦めるときでも、その「もの」に対する対価を全然払わずに薦めても、まったく説得力はないわけで。まあ、それがよほど高価で、収入に見合わないということなら言い訳できないでもないですが、そうでもないわけで。って、わけで ボンバーマンジェッターズDVD BOX(1) ファイヤーBOX を買いに行ったら、おいてないでやんの……とほほ。しかたないんで注文しましたよ。途中から見始めたんでストーリーを通しての評価はできないのだけど、ゼロ(MA-0)・マイティ・シロボンのからみ、特にゼロとマイティの話に関しての、意識と自己同一性と記憶の連続性に踏み込んだ部分だけでも、ワタクシ的にはSF認定ですわよ? っつっても、ジェッターズの面白さは本質的にそういうところにあるのではないので、SFだから云々、ってことではなく、純粋に面白いものを見たいなら是非、という感じ。以前、大恩ある人に「子供向けと子供騙しは違う」と言われたのだけども、ジェッターズは見事に「子供向けだけど子供騙しでは決してない」好例です。子供向け番組でここまで大人の鑑賞に耐えうるのって、ひょっとしたら(個人的な体験的には)「宇宙船サジタリウス」以来かもしれない。
  リアル女子中学生・タチアナの中の人16歳 。いや、ちとびっくらこきましただよ。 アルヴィスの中の人 とたった三歳違い! いや、13歳と16歳だから、差は実はでっかいんだけどな。しかも、 絵が妙に達者 ってのも、将来が不安^H^H楽しみです。
 富士演習場大花火大会の時に聞いたんですが、 トヨタ、「自動駐車支援システム」を『プリウス』に装備Hotwired )。レーダーとカメラを使用したシステムのようだけども……「サリーはわが恋人」もそう遠くない?(いや、それもどうかと)
  英国でロボットに意識を持たせる研究開始mycom )。やっぱり是非将来は人類をほろぼして理想郷を! を! を!(カレイドスター予告風に)
  新古書店買取ルール改定へ産経 )。「コミックマスターJ」に続いて、細野不二彦氏の「ダブルフェイス」でもこれがらみのネタが出てきていて(万引きした本の売却ネタね)、「J」みたいにひたすらルサンチマンぶちまける展開でなかっただけ、逆に重い部分があったり。
  北朝鮮核開発問題に関する六ヶ国間協議閉幕産経 )。北朝鮮が核開発を公言して恫喝したりだとか、解決済みを主張していた拉致被害者問題を手土産に日本に擦り寄ってきたりだとか、まあ色々情報は流れてますが、もうちと情報が確定するまで様子見かなぁ。まあ、多分かなり北朝鮮が追い詰められた形なんじゃないかとは思いますが。
  GPMの発展形システムでPS2プラットフォームでエヴァンゲリオン2発売gameonline )という話をうちのとこの掲示板で教えていただいて半信半疑だったのだけど、今日発売のエヴァA見たらほんとうですた……発売日予定まで……庵野AIって名称が名称からしてイヤン。GPMのシステムの発展形ということで、買おかやめよか音頭発動中なのだけど、もし、「いかに世界が破綻するか」のバリエーションを生み出すシステムなのだとしたら……勿論買いますがな。ドキドキ。でも「エヴァA」、「内藤泰弘氏」の名前を「内藤康弘」と誤植してんじゃねえぞうぎゃー


2002年08月29日(木) 旧暦 [n年日記]

BUSINESS IS MY TROUBLE

 実験やろうとしたら、人様の作った実験のセットなのだけど、やたらと扱いにくい。腹が立つので作り直したら、今度は刺激電極の配線が切れる。泣きながらこれを直したら、今度はさらに別の部分の配線が……ええ加減にしさらせっちゅーんじゃー!(ちゃぶ台ひっくり返し) 作るときに「壊れにくく、直しやすい」ことを考えて作らないからこういうことになるんだってのに……ぶつぶつ。
 いつのまにか Mozilla の1.1が正式リリースになっていて泡を食っていたら、今度はやっぱりいつのまにか ワールドタンクミュージアム の第二段が発売されていたらしい……って公式ページ、更新してないな。おまけにTITLEがWORLD TUNK MUSEUM(TUNK=コツコツ叩く)だし。じゃ、 市井のページ の方を。研究室に出る前に、二つのコンビニに寄って6両ほど回収。今度は地方のコンビニにも手早く配備されている。いいことだ。うんうん。結局出たのはティーガーII三色・冬季迷彩、ヤクトパンター単色・冬季迷彩、KV−1冬季迷彩、三号突撃砲。一応ダブリなし。ティーガー三色迷彩が虎っぽくってなかなかいい。今回のシークレットは赤いティーガーだそうだけど、今度も材質が違うのかしらん?
 第一弾でもそうだったけど、今回も上田氏の手によるリーフレットが良い味である。公式ページに 「戦車のデザインには、それぞれの国の個性と戦術思想が色濃く反映されています。」 とあるけどもその通りで、なんと言うか、往々にして「なんでこんなもの作ったの?」と思ってしまうようなものがあって、やはりそれもお国柄だったりする。特にドイツとソ連な。その意味では、第一弾のシャーマンとかは、合理的なんだけどあんまり面白くない。T-34も台数で押すという思想なんだけど、あっちはどう考えても単純に「人海戦術」だからなぁ……ソ連以外では中国ぐらいしか真似できそうもない。もっとも中国は当時国民党・共産党・日本軍の三つ巴の戦争の最中でそれどころじゃないけど。
 第一弾のエレファントもそうだけど、ティーガーIIなんて、本当にどういうつもりで作ったんだろうなぁ。物資も燃料も不足しがちな情勢で、満足に活躍できるだけの台数も兵站も存在しなかったのに。なんとなく、ドズル中将閣下の「兄貴! 戦いは数だ!」の言葉を連想してしまう。「ビグザムが量産のあかつきには……」と言ってたけど、結局そんな状況ではなかったわけだし、結局ティーガーIIも同じ運命をたどることになるのだし。あ、あっちの方がドイツを真似してるんだから似てるのは当たり前か。
 しかし、アメリカとかと同等の戦術・戦略を取っても資源等ですでに不利なドイツが勝てたとも思えない。よくよく考えれば、ドイツや日本が右傾化して第二次世界大戦が起こったのはどっちも単純に言えば貧乏のせいだからなぁ……みんな貧乏が悪いんや?
 で、それとはあまり関係ないけど 戦車なりきりスレ 。T-34/76萌え。


2001年08月29日(水) 旧暦 [n年日記]

高度260km、速度10.2km/s

 野尻ボードでの松浦さんの書き込みによると、二段目の二回目の燃料燃焼が終了した時にこれが満たされているか否かが、H2Aロケットの成否を判断する条件だそうで。
 H2の打ち上げ失敗時、研究室で解析をしながらネット中継に繋ごうと頑張っている最中、野尻ボードに書かれた「打ち上げ失敗」の報。呆然とするしかなかったわけですが、それから一年九ヶ月以上たった今日、H2Aの試験打ち上げが。
 私はそんなに宇宙開発に入れ込んでいる方ではないとは思うのだけど、SF大会の「宇宙開発の部屋」に行ったりするなど、そこそこの関心はある。ひょっとしたら子供じみた夢が根幹なのかもしれないけど、でも宇宙開発はここで止めるべきではないと、そう思う。プライドに近いのかもしれないが、大国による宇宙開発の寡占の危険性など、決して無視できない要因もある。外国に委託した方が安いんじゃないかなどと一部で言われながらも、その日本の宇宙開発のある意味水際戦だったのが今回の打ち上げだったと思ってる。
 打ち上げ直前まで前回の悪夢が無根拠に脳裏によぎり、打ち上げの瞬間、NASDAのライブ中継が繋がらなくなりあわてて繋げなおそうとして奮闘すること五分ばかり。画面にH2Aの現在までの軌跡が示された画像が出てきた時には、まだ成功と決まったわけでもないのに全身の力が抜け、直後の一段目切り離しの時には不覚にも目頭が緩んでしまった。続けて4時45分頃、「打ち上げ成功」が確定した時には人目がなかったからということもあるけど、実際に涙が出てきてしまった。
 野尻抱介氏の「私と月までつきあって」で月が人類にとって宇宙への階梯だ、という描写がある。私はそう思わない。日本人も宇宙へ出て、やがて月を目指し、更に遠くを目指すと思う。しかし月が階梯なのでなく、この打ち上げの成功や、そして更にそこから続いていく一歩一歩こそが人間が刻む宇宙への階梯なのだ。そう信じる。