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2011年11月07日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 環境構築

 なんだか新しい職場のPC周りがめちゃくちゃだったので、それをちゃんとするのが最初の仕事みたいな感じに。
 しかし困ったことに、最低限のOA能力がある程度でまともにパスワードも覚えられないレベルなので、それをどうするかで四苦八苦。正直、やっちゃいけないパスワードのオンパレードでした。
 もう仕方ないんでパスワードはこちらが一括管理。PCには物理的キーをほどこすことにしました。こうでもしないと適応できないでしょう。
 さらに、個別PCに入ってた重要データを共有できるように環境構築。高度なセキュリティ構築は難しいけど、最低限のセキュリティは確保してると思います。とりあえず、漏れようにも当人がパスワードを知らない状態なので。まあ、これを定期的に変えればなんとかなるでしょう。
 お金があれば指紋認証とか、ワンタイムパスワードとかもできるんでしょうが、まずはお金をあまりかけない方向で。

[特撮] ゴーカイジャー#36

  ゴーカイジャー #36「最強の決戦機」。ワルズ・ギルの指揮する第2次地球侵攻が進まないことに、ワルズ・ギルの父であるザンギャック工程がテコ入れのために最強侵略兵器、グレート・ワルズと近衛隊を派遣する。父親と比べられ続け、周囲からも常に出来の悪い息子と思われてることに不満を抱いており、自らグレート・ワルズで最終制圧に乗り込もうとする。
 一方、なんだかんだ言って地球をザンギャックから守るマーヴェラスに、鎧が「なんだかんだ言って地球を守ってくれてる」と言うのだが、マーベラスは渋い顔をするばかり。実は、マーベラスは自分を守るためにアカレッドが犠牲になったことから、簡単に「守る」ということを言えなくなっていた。
 そんな中、満を持して襲い来るワルズ・ギル。自らグレート・ワルズを操り、ゴーカイジャーたちをけちらしてしまう。
 グレート・ワルズの圧倒的戦闘力の前に、マーベラスは最後の決断を下す……

 マッハルコンから、「ゴーカイジャーの大いなる力は?」と聞かれ、それに答えられないゴーカイジャーたち。そして、父へのコンプレックスから地球侵略を急ぐワルズ・ギル。まあ、ワルズ・ギルは普通にアホだからねえ。
 で、息子に実績を持たせたいというザンギャック皇帝が最終決戦兵器を送り込み、ワルズ・ギルが功を焦り自ら攻め入るという状況。とはいえ、ザンギャック帝国の最終決戦機であるグレート・ワルズは強く、負けを感じたマーベラスは、全員の退船命令を決断する。それは、かつて自分を守って散った赤の海賊団の船長、アカレッドへの償いの意もあってのことなのだけど……
 いろいろ自縄自縛なマーベラスが地球へのツンからデレへ転じる話なんですかね。
 そして、マッハルコン連動でゴーオンゴーカイオーだけでなく、カンゼンゴーカイオーになるイベント話っぽい。でも、なんで「カンゼン」なんだろう? そういうからには、全部の戦隊の力が絡む合体になるんだろうか?


2011年11月08日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] いろいろと

  カードファイト!!ヴァンガード 。アイチ、ついに暗黒面堕ち。カードの声を聞いてゲームの展開を読む力「サイクオリア」に目覚めたのだけど、その力に溺れ、人が変わったように冷酷なファイトをしてしまう。それを見た櫂は、アイチの変化を察しつつもそれを防げなかったとチームQ4から離脱。どうも同じ力を持つ鈴ヶ森レンもかつて同じような変化を遂げたようなのだけど……いや、そこで見捨てちゃいけないと思うんだけど。
 しかし櫂の去り際の「お前は弱くなった」という言葉で、さらになり振り舞わず力を求めるようになったアイチは、レンの勧誘にあっさり引っ掛かり、ロイヤルパラディンを捨てシャドウパラディンデッキに乗り換え。ウルトラレアの三人は何らかの理由でサイクオリアを持つ人間を集めようとしてるようだけど、コーリンはなぜかアイチが力に目覚めたというのに、むしろアイチの変化を止めようとするし、彼女らのたむろう店「PSY」が神出鬼没だったり、不思議なシステムを持ってたり、その目的がまだよくわからない。
 けど、どっちにしてもアイチの暗黒堕ち展開が続くのはちとつらいなぁ……二三週でなんとかならないものか。

  ファイ・ブレイン 。POGの罠により、遺跡のパズルにより両親を亡くした記憶を蘇らせパズルに拒否反応を示すようになってしまったカイトだったが、そのカイトにまたPOGの招待がやってくる。
 こっちは一週であっさり復活。子供向け番組だと、そのくらいでないとやっぱきついよな。
 そいでもってギャモンのデレ期。カイトを馬鹿にしつつ、カイトの復活を促すために挑発し、POGのパズル勝負の場へと誘導する。まあ、声が嫁声声優の福山潤だし。
 しかし、ナナミとアナの両手に花状態は、微妙にうらやましくないな……


  未来日記 。原作でもかなりアレだったけど12thがかなりアホ。原作を上回って数倍アホ。サイコパスには違いないんだけど。
 盲人なので外見がどうなのかとかわからんかもしれんけど、そもそもなんで外見を気にするかがわからないけど。もうちょっとアホぶりをさらしてほしかったなぁ。でもやっぱり一番異常なのは我妻由乃なんですが。


2011年11月11日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ][その他] 地方に住んでわかったこと

 一応キー局圏からその外に移り、見られるアニメ番組がぐっと減るなぁ、と思ってたのですが、案外とそうでもないのですよね。というのも、今や深夜番組のかなりがBSなりネットなりで配信されてるから。
 調べてみれば、以下の番組が合法的に無料でその放送地域外でも見られます。

日:ヴァンガード、WORKING'!!、persona4、Fate/Zero、アイマス
月:未来日記、ラストエグザイル銀翼のファム、侵略!?イカ娘、ぬら孫
火:たまゆら、C3
水:ベン・トー
木:ダンボール戦機、ましろ色シンフォニー、マケン姫
金:アイマス、君と僕、ピンドラ、シャナIII、ホライゾン、ちはやふる
土:プリズム、イナイレGO、まじ恋、P4、はがない(今週から)

 ほとんどは最速放送からは一〜五週程度の遅れはありますが、編成によっては地方局が最速放送の場合、その翌日から見られるというものすらあります。
 アニメの場合、ほとんどがDVD・BRの売上により制作費を回収するビジネスモデルで、要は売る側にとっては無制限に見られるのも困るが、まったく見られなければ認知すらされない、ってことなのですよね。
 ソフトウェアを直接視聴者に売り込む、という形にとって、キー局が作った番組を地方局が買う、という局単位のいわば古いビジネスモデルってのはもはや邪魔なだけ、というのが見えてきます。そもそも深夜アニメは局主導ですらなく制作側が局に売り込んでるわけで、地域ゾーニングが前提のテレビ局の従来型の経営というのは、もう明らかにツギハギだらけで広告効果の低下が進めば崩壊は時間の問題なのが目に見えてるのです。そもそも視聴率自体が下降の一途で(好みの多様化ってのもあるけど、番組の質の低下は明らかであると思う。脊髄反射的な刹那的娯楽番組(報道番組も含む)ばかりを作った結果、結局その層はより安易で便利な刹那的娯楽であるネットや携帯ゲームに逃げてしまったという皮肉かと思える)
 そうなると一番合理的なのは経営的にもネット局の合併で、地方局は大手の支局という形でローカルニュースやローカル番組枠を作り放映するというNHK方式なのですが、まあ、そう簡単には行きませんわな。東京、大阪、愛知などの主要キー局がすり合わせるだけでも大変だし、地方局も大量の人員解雇を伴うのが予想されるので、素直に賛成なんかできないでしょう。でも、それをやらないとどんどんジリ貧でもっと悪い条件でそれをやらざるを得なくなるだけなんですけどね。あるいは現状システムを固持したまま凋落を加速させてくか。
 アメリカだけではなく海外と比べても日本は従来型の形態に対するこだわりが異様に強く、これは書籍にも言えるわけです。
 一番良かった時期を基準に考えてしまうので、それにしがみつきたいというのが大きいのでしょうね。
 でも、確かに出版や放送というのはかつては先進的な若い分野だったでしょうが、今はそうではないのですよね。新美南吉の「おじいさんのランプ」を思い出しますわな。
 JAL、東電、それらで起こったことが遠いか近いか、わかりませんが、まあいずれ起こるでしょう。TPPの話もあるし、今のところは放送事業は影響なしという見方らしいですが、そんなもんどうなるかわかったもんじゃないですわな。
 まあ、テレビ局の皆様、ご愁傷さまです。


2011年11月12日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリズム#32

  プリティーリズム・オーロラドリーム #32「爆笑!せれのん浅草漫才修行」。お笑いを追求するせれのんことセレナとかのん(というより追求してるのはセレナだけ)は東京で行われた若手芸人グランプリに参加。審査員には大盛況だが東京漫才界の重鎮・中山しずこだけは辛い点をつけ、そのために優勝を逃してしまう。
 しずこの採点に納得の行かないせれのん(というよりセレナだけ)は浅草の演芸場にいるしずこを訪ねるが歯牙にもかけられないどころか名前さえ覚えてもらえず、舞台の掃除やら老人会の浅草巡りのガイドをさせられるハメに……

 (なぜか)本業のプリズムショーそっちのけで(おもにセレナが)お笑い道を邁進するせれのんだが、その前に立ちはだかった漫才界の重鎮。しかし、せれのんをからかうように手玉に取る彼女には悲しい過去が……って、いい話っぽく作ってるけど、せれのん、完全に本筋忘れてるだろ……最初は嫌味でクールなライバルキャラだったのに、もはや名実共にお笑いキャラになってしまったのか。
 かしまし娘やら笠置シヅ子やら内海好江桂子やらなんかいろいろ混ざってるっぽいおばあちゃん芸人に指導を受け、漫才芸人として新たな高みへと登ったせれのんの活躍に今後も期待……ではないでしょ。ここんところ妙なテンションだったけど、今回もまたかなり変なテンション。
 まあ、自分たちの技術と演技に驕って観客の方をいまいち向いてなかった二人が観客を見るようになることでプリズムショーでもまた一つステージを上げた、ということで無理矢理良しとしておくしか。
 で、中山しずこを演じるのはクセのあるババアを演じるならやはりこの人の京田尚子。実際に刀自は楽屋では辛辣だが的確な指摘が冴え、落語や三味線、義太夫もやられるというからこのキャラは他には考えられんでしょうな。


2011年11月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#37とフォーゼ#10

  ゴーカイジャー #37「夢を掴む力」。ワルズ・ギルの乗り込んだグレートワルズによって倒されたゴーカイオー。マーベラスは止めを刺される前に皆を無理矢理脱出させ、一人ゴーカイガレオンに残る。ガレオンから投げ出されたゴーカイジャーたちはレッドを探しつつも、ガイは「自分は一方的に守られることなんか望んでなかった!」とマーベラスの行動に憤慨する。
 一方、やはり放り出されたが他のメンバーとはぐれたジョーは、因縁の相手であるバリゾーグに遭遇する。

 これまでなんだかんだで地球を守りつつも決して「地球を守る」とは言わなかったマーベラス。自分に守る力があるのか確信を持てないことが「守る」と言わせなかったのだけど、ガイは「自分は守られたかったんじゃなく、一緒に守りたかった」と言う。その気持は皆一緒で、マーベラスも吹き飛ばされたガレオンの中でアカレッドの魂に諭され、認めた仲間たちとともに夢を掴むことこそ自分のなすべきことだと自覚する。
 で、そのことでゴーカイジャーの大いなる力が発動、カンゼンソウルが誕生し、ゴーカイオーがマッハルコンと豪獣神と合体することで「カンゼンゴーカイオー」に。うーん、ちとブロック型合体ですな。さすがにゴーオンジャーみたいなタワーにならんでもいいですが、ちと最終形態としてはさみしいような。でもマフラーが巨大な左手になるのはおもしろいかも。
 そしてジョーもシドへの弔いのためにバリゾーグを倒し、グレートワルズもカンゼンゴーカイオーにより撃破。まさかのワルズ・ギル退場。このあとの敵はどうなるのかわからないけど、まずはワルズ・ギルから父親の命により自分を蔑みつつも見張っていたと罵倒されたダマラスが、忠義からの復讐心に燃えてるような。ザンギャック皇帝とか出てくるのかしらん?
 そして次回はメガレンジャー編。かつて高校生だったメンバーは、今どうなってるのかね?


  仮面ライダーフォーゼ #10「月・下・激・突」。フォーゼがアルターゾディアーツの攻撃に苦戦している傍らで、友子がスコーピオンにゾディアーツスイッチを渡し、欲望を解放させるようそそのかす。
 変身を解いた律子は勝ち誇り立ち去り、友子に儀式の夜にスイッチを押すように指示するが、友子はどうしたらいいのか、迷ったまま。しかし魔女の呪いを存分に見せつけた律子はそんな友子の気持ちに気づくこともなく、学園中を恐れさせながら自分の威厳を魅せつけるように練り歩く。
 弦太郎たちはアルターの目的を知るには友子に協力してもらうしかないと、彼女の家に押しかける。そして彼女の部屋で見たのは、蛹、抜け殻、マトリョーシカ人形と、それまでの姿を脱ぎ捨て姿に変わるもの。弦太郎は友子の望みが「変わること」と悟り、そんなに必死に自分を否定する必要はないと説得するが、誰にも受け入れられなかった友子には弦太郎の声は届かない。もはや自分の救いは魔女のいる月面にしかないと言う彼女を、フォーゼに変身して無理矢理ラビットハッチに連れ込み、実際の月面を見せつける。自分を否定してどこかに逃げようとしてもどこにも救いなんかない、今のままでも、変わり者のままでも受け入れてくれる場所があるはずだと語り、仮面ライダー部なら居場所が見つかるはず、と友子に仮面ライダー部に入ることを勧める。
 初めてそのままの自分でいいと言ってくれた弦太郎に感謝し、律子の企てを語る友子。その計画とは、魔力を極限まで溜め込んだアルターの杖を学園の屋上に描いた魔方陣に突き立て、学園を一瞬で燃やし尽くすこと。それを阻止しようと、仮面ライダー部のメンバーは夜の学園に忍びこむのだが……

 友子編+ファイヤーステイツ登場編後編。自分を肯定できず月に行って魔女に生まれ変わることだけが自分の救いだと信じる友子。しかし律子の復讐にも賛同しきれず、どうしたらいいのか迷ったところで弦太郎から今のままのお前でいい、と言われ、自分の道を選ぶ。
 月面に連れていき、友子の現実逃避先を潰すという強引な方法で友子の目を覚まさせる弦太郎だけども、どんな人間でも受け入れ友達になろうという度量があればこそ。その度量により、単に火に関する特殊能力をモツだけだったはずのファイアスイッチがその力を進化させ、あらゆる熱攻撃を無効化・吸収し、それを攻撃に転化するという能力を開花させる。そして、アルターに一方的に炎攻撃を受け、一見フォーゼのピンチに思えた局面でその秘められた力を見ぬいたのは友子。友子はネット関係の情報収集役かと思ったけど、霊感でのヒントの提示をする役割なのか?
 アルターも倒し、新たに友子も仲間になった仮面ライダー部だけど、友子が持ってた未使用のゾディアーツスイッチの解析を楽しみにしてた賢吾だけがアテが外れてがっかり。なんだかんだで友子、メイクも薄くなってはつらつとしてしまったような……ちと残念かも。あと、この二回のエピソード、大文字さんなにげに大活躍だったな。


2011年11月15日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] TPPに関する首脳会談のアレコレ

 まあ、いろんな思惑があるだろうしニュースで見えてないこともいっぱいなんでしょうが、野田総理と「今参加しないと乗り遅れる!」と言っていた連中、いい面の皮ですな。
 アメリカはしてやったりと「日本は総括的適用に合意した」と発表し、野田総理は青い顔。山本一太の追求にすらまともに答えられないという体たらく。多分経産省の官僚あたりにいいように操られて自分でもそれと気づいていない状態なんでしょうが、ホントにどうしようもないですわな。こんなアホ丸出しで交渉で米国と渡り合えると本気で思ってたのかしらん?
 ドジョウだから泥の中にもぐれば逃げられると思ったのかもしれませんが、アメリカ人はそういう場合容赦無く火炎放射器で泥ごと焼き尽くすってことを理解してなかったんですな。
 今になって「TPP不参加もありうる」と言い出してますが、数日前に「脱退するなんて言ったら足元を見られるから脱退も考えてるなんて言わないだけ!」とテレビで言ってた推進派議員も梯子外されたバカ状態ですな。
 まあ、野田が慌ててTPP参加撤回を言い出し、それを糾弾されてさっさと退陣、とかが一番いいシナリオじゃないでしょうか。でもそうなったら後釜はもっと馬鹿か。救いようのねえ状態だなぁ。ま、民主党を国民の多数が選んだんだから(私は選んでませんが)、選んだ人は特に享受してもらうしかないですな。
 今日経のウェブ版で松下幸之助の「私の履歴書」を再掲してますが、松下幸之助も日本の政治を担うべく育てたはずの連中がこれでは、いい面の皮ですな。


2011年11月17日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 簡単にいろいろ

 未来日記。母親の声、三石琴乃かい。と思ったら水原薫だってヴァ! それはそうと、丁寧な作りはいいんだけど、表情が崩しにくいんで、原作のギャグ的な部分がちと固くなっちゃってるなあ、というのが少々残念。全般的にやっぱりよく出来てるんで、若干のそういう部分が微妙に気になるっちゃ気になる。まあ、些細なものなんだけど。

 Persona。#5はマヨナカテレビもシャドウも関係なし。そういう回もあるのか。とは言っても基本が青春モノなので、そう違和感はないかな。ただ、ギャル系の子の声が伊藤かな恵ってのは、やっぱちょっと違和感が。ちょっとずつ上手くはなってるんだけど。

 ダンボール戦機。なんとなくは見れてしまうのだけど、見ていて腑に落ちない部分がいろいろと。過去の作品のお約束展開のつなぎあわせ、というのはまああるんだけど、それがゲーム的なお約束、というかゲームテンプレートな展開と合わさって、「どこかで見たようなお約束の展開」にしかなってないんですよね。「ああ、ここで中ボス登場だよね」的な。まだ完全オリジナルだから流し見でもなんでも見られるけど、サンライズから依頼されてるとはいえ人の褌で相撲を取ってるガンダムAGEもこれと同じ作りだから、出来が……と、まあ、それは言わないお約束か。
(白い狼でシン・マツナガって喜ぶと思うなかれ。あんな作りで。)

[その他] 一川防衛相

 いや、来日してるブータンのワンチェク国王・王妃を招いての晩餐会をほっぽって民主党のパーティーに出席したってんで、どんな人だろうと思ってぐぐってみたんですが……
 「え? なんでこの人防衛相なの?」って疑問と共に、「ああ、うん、この背景なら票田耕しに国賓ほっぽって支持者のパーティに行くわ」と納得……
 基本、昔ながらの農家が地盤の政治家ですわ、この人。目立った政治活動もやはり農政が多く、政治活動において地元周りとかが重要なタイプ。見る限り、農水相あたりの方がまだよっぽど納得行くんですが、防衛相の ポストをあてがわれたのは、民主党派閥力学のバランスと、内閣において防衛相というポストが軽く考えられてる、ってことなんでしょうな。いやまあ、利権とかとはわりと縁遠いですし、大臣の権限がそう振るえないのはそうなんでしょうが。(逆にてきとーな人事でそこまで左右されては困りすぎる)
 ゲル長官なんかは「ミリオタ」とか言われつつ、実は農水方面でも結構いろいろ頑張ってたのだけど、この人の場合はほとんど逆ですね。むしろ農水相にすえれば? って感じだけど、今の農水相ってだれだっけ? 鹿野さん? とにかく近い身内で重要ポストを固めたってのが顕著な人事ですな。とは言え、鹿野さんより有能(マシ)とも思えないので、さくっと首を切っても問題ないレベルと思います。まあ、晩餐会欠席がそこまでのこととは思いませんが、厳重注意以上のペナルティ、例えば公式にブータンに謝罪を述べるとかは最低でも必要に思えます。
 ま、首を切った所で痛くも痒くもない人材には思えますけどね。


2011年11月19日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] UN-GO#4とギルクラ#4

  UN-GO #4「素顔の家」。突然先代当主駒守に後継者として連れてこられた風守が死に、その犯人が家族内にいるとして新十郎が捜査に入った佐々家。しかし風守の正体はAIであり、家族の前では義体を使っていたにすぎなかった。ならば出てきた死体は誰なのか、誰が殺したのか、疑惑の目はAIである風守に向かうのだが……

 いろいろと「うわー」。つか、最終的な風守の義体が、狙いすぎ。
 けど、世界設定はわかりにくものの、ベースの謎解きの部分については ちゃんとした原作があるので安心して見てられる。
 しかし、「善をなしたがるのは人間の根源的欲求」というのは同意なんだけど、その「善」ってのが大抵は本人の主観のみなのが困るところなわけで……


  ギルティクラウン #4「浮動」。一度は理解し合えたかに思えた谷尋の密告により、テロ組織「葬儀社」の協力者として拘束されたシュウ。しかしGHQのセガイからガイへの疑念を吹きこまれ、取引を持ちかけられる……

 世界観の背景と、「葬儀社」の位置づけに迫ってる回という位置づけなのか。
 奇病の存在感が薄いなぁ、ってのはさておいて、GHQってネーミングがあからさまに戦後日本を意識してるような。同じ今期ノイタミナ枠の「UN-GO」も太平洋戦争後を強く意識した設定だし、「復興」は今年の一つの重要なキーワードとしても、敗戦後の日本に照らし合わせすぎなんじゃないかと思える。商業的なあれこれもあるので「するな」とまでは言えないけど、一種の都合の良い懐古主義にも思えるのだけど。


2011年11月22日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#39とフォーゼ#11

  ゴーカイジャー #39「どうして?俺たち高校生」。ワルズ・ギルを倒したことでザンギャック帝国を本気にさせてしまったゴーカイジャーたち。しかしそんなことはどこ吹く風でナビィに聞いた次の大いなる力の手がかりは「諸星学園高校」。かつてメガレンジャーが通っていた学校だが、彼らはとうの昔に卒業してしまったはず。とにかくナビィの言葉通りに学園にやってきたゴーカイジャーたちは、そこで教師になったメガレッド、伊達健太と出明日。
 健太が彼らに示した「大いなる力」を譲るための条件は「高校生になって学園に通うこと」。ほとんどのメンバーが学校など通ったことのないゴーカイジャーはそんなことになんの意味があるのかとぼやきながら、言うとおりにするのだが、ザンギャック帝国が本格的に動き出す前に大いなる力を回収しようとするバスコもメガレンジャーの大いなる力を狙って暗躍していた。

 今回はメガレンジャー編。健太の出した条件にその意図がわからないまま高校生になるゴーカイジャーたち。ガイとハカセは学校に通ったことがあるものの、アイユは家庭教師で他のメンバーはそもそも学校に通うような環境で育っていない。なんで学校なんかに、とぶつくさ言いながらも学園の生徒たちとふれあい、学校が学生たちの夢にあふれたところだと知っていく。いやまあ現実はそうでもないけど。
 しかしバスコが大いなる力を狙って学園中に爆弾を仕掛け脅迫、爆弾を解除しようとかけずり回ったゴーカイジャーたちを助けたのは、健太の後輩である電脳研のメンバーを始めとする生徒たち。無事バスコを撃退し、 健太の意図も察したゴーカイジャーたちはメガレンジャーの大いなる力を手に入れる。けど、使ってないんだよなぁ。
 次回はタイムレンジャー編らしいけど、あれ? タイムレンジャーの大いなる力はもうガイがもらったのでは? しかもシンケンジャーとゴセイジャーが戦ってる? VSシリーズまで遡るの?


  仮面ライダーフォーゼ #11「消・失・月・戸」。友子も無事仮面ライダー部の一員となり、よりメンバーが充実したことに満足な弦太郎。しかし、部のみんなでラーメンを食べに行こうと誘う弦太郎に、「そんな部を認めた覚えはない」という人物が……それは、ほかならぬ全ての始まりのキーパーソンである唄星賢吾。亡き父の意思を継ぐことにすべてを捧げた賢吾にとって、仮面ライダー部などというのはおふざけの遊びにしか見えなかった。
 しかし、賢吾が一人ラビットハッチに残り新しいスイッチの調査をしてる間に、新たなゾディアーツが現れる。本体はユウキのストーカーである天文部の牧瀬。自分勝手な思い込みでユウキが自分のほうを見ないことを攻めピクシスゾディアーツだったが、癖のある相手に苦戦するフォーゼを助けに駆けつけようとした賢吾だが、ラビットハッチの入り口であるロッカーが撤去されてしまっていた。
 ラビットハッチの出入りを大杉先生に見られそうになったユウキがごまかすために「廃ロッカーだ」と言ってしまったためだが、大杉は気を効かせたつもりで廃品に出したと言い、ロッカーを引きとった廃品回収業者も見つからず、賢吾救出の方法が見つからない。
 責任を感じたユウキは、どんなものでも探し当てるピクシスゾディアーツの力を借りようと、牧瀬に頼み込むが、牧瀬の出した条件は「弦太郎たちと手を切って自分たちのものになること」。ユウキはその条件を飲んででも賢吾を助けようとするが、牧瀬の狙いは別のところにあった。

 OPに出てくる仮面ライダー部部員勢ぞろい……と思いきや、一人だけかたくなに部の存在を認めてない人間が……そもそもの発端の人物、歌星賢吾がそれ。コズミックパワーの研究をしている間に謀略により命を落とした父の遺志を継ぎ、その悪用を防ぐことを誓った賢吾にとって、仮面ライダー部など悪ふざけもいいところ。でも、実際は賢吾のできないことをする人材が集まってきて、賢吾の目的のための組織になってきてるんだけどなぁ。
 そんな中、賢吾が月面のラビットハッチに閉じ込められてしまうことに。なんでロッカーが出入り口、と思ってたけど、それもスイッチの力なのか。でも、一旦発動させてしまったら所定の場所に所定の扉がないといけない、って、かなり不便……それに、そもそも賢吾にスイッチを送ったのって誰なのか、って話で。天ノ川学園の学園長(赤い目の男)がやったんじゃないかとしか今のところ考えられない(当時存命の関係者が他に出ていない)のだけど、そもそも賢吾の父を殺したのも学園長の可能性が高いのだよなぁ。フォーゼの力を他人に委ねる理由がいまいちわからない。
 メインのストーリーでのネタふり部分なのだけど、今回のゲストがまたアレ。天文部唯一の部員であり部長、牧瀬。いかにもキモオタなのだけど、しかもストーカー。勝手にユウキを自分のものと思い込み、ユウキが弦太郎たちと親しいと知るや逆恨みで復讐しようと企てる。お前、どんな処女厨だよ。
 とはいえ、その能力はかなり厄介。「羅針盤座(ピクシス)」の能力で、それでなんで昆虫モチーフなんだよ、とか突っ込みどころがそこそこなんだけど、「探しものの場所を正確に見つける」という能力が。それのみならず、「所定のものの移動先を指示する」という能力を隠し持ち、そのためにやっと見つけたロッカーを、フォーゼのランチャーユニットのミサイルを操って破壊するという事態を引き起こしてしまう。駐車車両を動かした時点で、慎重になろうよ、弦太郎。
 出入り口が消滅してしまい絶望的な状況になった賢吾をどう助けるのかとか、出入り口のロッカーどうするのとかあるんだけど、ロッカーがもともと園田先生のとデタラメを吹きこまれた大杉がなんかやってそうな雰囲気。
 あと、キングが非常に気の利いたヤツになりすぎてて活躍の割に逆に影が薄くなってる気も……


2011年11月23日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] プリズム#33とファイ・ブレイン#8とラスエグ#4とホライゾン#7ちょっとだけ

  プリティーリズム オーロラドリーム #33。後期OPになって出てきた新キャラが登場。声、伊藤かな恵かぁ。なんかミステリアスな実力者、ってポジションには合わないような。それより、あの木、双子がいた場所は10mくらいだよね? しかも大分枝葉が整理されてるので、あれだったら楽にロープかけられる、と考えてしまうのは職業病か。あと、あの程度の落ち葉で衝撃は防げないと思います。

  ファイ・ブレイン #8。前回奈々美がナイチンゲールの称号を得たのもアレだけど(ナイチンゲールって結構な女傑だから合ってるっちゃ合ってるんだけど)、今回はアナ・グラムがメイン。初回で助けたインチキパズル王が無理矢理巻き込んでパズルで一大リゾートランドをつくろうとするホテルに仕掛けられたパズルを解こうとするのだけど、いや、パズルを随所に詰め込んだホテルって、無理ありすぎるだろ……そいで実は「男の娘」だったアナの入浴シーンも出てくるのだけど、完全に骨格が男。でも、次回予告でセーラー服着たアナ、体型が違うんですが……

  ラストエグザイル銀翼のファム #4。シルビウス登場。懐かしいな。しかもタチアナが艦長とか。結局ファムたちのシルビウス強奪は失敗し、逆に15隻の軍艦をダッシュすることを約束させられてしまう。このままファムがなし崩し的にシルビウスメンバーになってくって展開なのかね?

  境界線上のホライゾン #7。三河消失に伴い、三河頭首の姫であるホライゾンの魂を受け継いでいたS01が三河消失の責任を負って自害させられそうになり、その奪取の賛否をめぐって武蔵艦内で「決闘」による決定がなされようとする。まあ、結構雑なところもあるっちゃあるんだけど、政治っぽいところが出てきて結構面白くなってきましたよ?
 経済、補給兵站、軍事力、とクリアして、次は外交政治。そこでいきなりトーリがホライゾン救出反対派の意見を……まあ、ディベートってのはそんなものなんだけどね。
 わかりづらい設定なんだけど、政治の話が絡んできてから結構面白い感じです。過去の歴史を再現することが目的の世界で、その目的を大義名分化し歪んだ要求を通そうとしてる相手に、単純な異能力合戦で相対さない、ってあたりがちと気に入りましたわ。いや、決して巨乳云々じゃなく。


2011年11月25日(金) 旧暦 [n年日記]

[映画] マネーボール

 アスレチックスのGM、ビリー・ビーンは惜しくも予選リーグ最終戦で敗退、ワールドシリーズ進出を逃すが、主力選手が次々に資金の潤沢なチームに引き抜かれ、戦力の補強に苦慮する。
 そんな中、たまたま出会った青年ピーターからこれまで球界から無視されてきた統計学的手法「セイバーメトリクス」を聞かされ、予算的に厳しい弱小チームが勝つためにはこれしかないとピーターを引き抜き、チームを改革していく。
 しかし旧来の手法とあまりに相容れないやり方に内部から反発を受けチームの成績は低迷してしまう。
 華やかさとかそういうことは無視してひたすら数字のみを見るという手法で改革を進めているため、野球の試合があまり出て来ませんが、逆に他チームが注目してない選手を安く引っ張ってくるため、まるで 蒲生氏郷 なみの再生工場になってます。
 セイバーメトリクスに必須の数学的素養はビリーに皆無なため、そのへんは完全にピーターにおんぶにだっこだけど、それを信じて押し通したのはビリーだし、運営上選手を切り捨てるという決断や、選手一人一人へのケアは彼が行ってるので、まあ、マネージャーらしい主人公、なのかなぁ……監督がそのぶん影が薄いですが。
 次世代のスター選手として大学進学よりプロの道を選びながら、結局活躍できずスタッフに転身した過去や、そういった経緯から自分が球場にいるとチームが負けるというジンクスを持ちずっとスタジアムに足を運んでなかったことを乗り越えたり、ビリーはGMとして成長していくのだけど、結局アスレチックスは優勝できず、敗北感を最後に覚える。けど、ビリーが実証した「セイバーメトリクス理論」はこれを機に球界に浸透し、確実に球界を変えていく。ビリーはレッドソックスから引き抜きの打診を受けるのだけど、彼の選択は……ちょっと意外。手札をポンポン変えるように選手を切り捨て交換していただけに、なおさら。


2011年11月27日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーカイジャー#40とフォーゼ#12

  ゴーカイジャー #40「未来は過去に」。ガイが呼んでいないのに突然現れた豪獣ドリル。その中にはタイムレンジャーのドモンからゴーカイジャーに向けてのメッセージが搭載されていた。そのメッセージとは、二年前の寝隠神社に遡れというもの。その代わりに任務を果たせば大いなる力を渡すという。豪獣ドリルの舵輪にタイムイエローのレンジャーキーを使えば時間移動できると指示され、指定通りの時間と場所に移動したゴーカイジャーたちは外道衆と戦うシンケンジャーとゴセイジャーを見る。どうやら外道衆に破壊されるはずのこの神社を守ることがミッションらしいと解釈したゴーカイジャーはこっそりと骨のシタリを倒すのだが、神社にいた少年を守っていたガイの元に、メタルAがザンKT0を率いて現れ……

 ゴセイジャーの放映中に公開された「ゴセイジャーVSシンケンジャー」の舞台に飛ばされ、その裏でゴーカイジャーが活躍してた、という形の番外編か。ゴセイ&シンケンはさすがに顔出しはなかったけど、その代わり悪役陣の声優はチョーと井上麻里奈がオリジナルキャストで登場し、それなりに豪華。この時期はまだマトリンティス帝国は出てきてなかったので、前哨戦を仕掛けようとしたという形なのだけど、それで率いてるのがザンTKシリーズのプロトタイプ、ザンKT0。結局は巨大化戦でもゴーカイジャーに負け、メタルAが装甲強化を改めてプランする。って、初登場時ザンKT(1)の装甲の厚さにゴセイジャーが苦戦してたのはお前らのせいか!
 結局大いなる力は与えられず、ドモンを見られたガイが喜ぶだけに終わったのだけど、神社にいた少年と家出した彼を探してやってきたその母と共に取った「神社を護った」証拠写真、それを見たドモンは、それがかつて過去の地球で愛しあったホナミと、彼女との間にできた息子・未来だと知り泣き崩れる。当時最終回でメンバーの一人が子どもまで作ってしまうという展開はびっくりしたけど、タイムレンジャー最終回当時はドモンは子どもが出来ていたことを知らずに帰還しており、それをドモンに知らせるというちょっと心憎いラスト。
 次回は息子の復讐のためについにザンギャック皇帝アクドス・ギルが登場するらしい。いつもはおっとりとした癒し役のアイムが、異様なまでに熱くなってるようなのだけど……


  仮面ライダーフォーゼ #12「使・命・賢・命」。敵の罠により自ら賢吾を助けるのに必須なラビットハッチの出入り口のロッカーを破壊してしまったフォーゼ。賢吾はじめ仮面ライダー部の面々が絶望に声を失う中、ピクシスゾディアーツは変身を解いて彼らを嘲り、「他にも僕の星はいる」と続いての犯行を匂わせて立ち去る。
 弦太郎たちはなんとか賢吾を助けようとマシンマッシグラーで月に辿り着こうとするが、さすがにマッシグラーでも月までは届かず、賢吾は焦りと苛立ちから弦太郎たちを激しくなじる。
 皆が絶望に包まれる中、友子は謎の言葉をつぶやき独自行動。その意図を疑問に思うも、JKからピクシスの本体である牧瀬についての新情報の知らせが。
 JKの見つけた情報というのは、牧瀬の狙っている全校の美少女の情報、そして彼女たちが次々姿をくらませているというこのだった。
 また、ユウキも賢吾を助けるために独自行動を取り、天ノ川学園理事長我望に面会し、月への有人飛行を頼み込んでいた。しかしあまりに無茶な行動に美羽が割って入り、ごまかしてその場からユウキを連れ出す。いくらなんでも無茶がすぎるし、さらに仮面ライダー部の存在を知らせれば活動ができなくなる。「それじゃ賢吾くんがどうなってもいいんですか」と反論し泣き出すユウキを慰める美羽だが、その美羽が突然何者かに操られどこかに向かい始める。
 突如現れたスコーピオンと交戦しこれを撃退していた弦太郎だが、ユウキから学園の美少女たちがピクサスに操られバスに乗せられ、どこかへ連れ去れれたと聞かされそれを追う。しかしその前に弦太郎はユウキに賢吾へのメッセージを託す。
 月にいる賢吾に状況を知らせようとするユウキだが、取り乱した賢吾は話を聞こうとせず彼女らをなじるばかり。だがそんな賢吾に、みんな賢吾のために、賢吾を助けるために、賢吾の願いを叶えるために一生懸命になっているのだと説き伏せる。賢吾の願い。それは父の残したスイッチシステムを悪用させないこと。そのための フォーゼシステムであり、仮面ライダー部であるのだと、ユウキに指摘され、自分のことばかり考えていた賢吾は同じ状況に陥りながらフォーゼシステムを開発した父の願いに改めて想いを馳せる。
 しかし武器を操られることを危惧したフォーゼはやはり苦戦。少女たちの乗ったバスは壊れた橋から川へとダイブさせられそうになるのだが……

 賢吾が紆余曲折を乗り越え、弦太郎たちの友として改めて仮面ライダー部発足を宣言するまで。
 父の最期の願いを叶えようとし、しかし自身の虚弱体質ゆえにそれが果たせないいらだちから、誰とも交わろうとしなかった賢吾。しかし自分の危機に際し、その出来なかったことを一緒にやり遂げようとする仲間たちが、いつの間にかできていたことを知る。
 相変わらずピクシスに苦戦するフォーゼだが、混乱から我を取り戻した賢吾のアドバイスによりステルススイッチを駆使、ピクシスの誘導能力を持つかぎ針を叩き折る。断崖から落とされようとしていたバスもパワーダイザーに乗った大文字が阻止。スイッチを破壊された牧瀬は自分がさらった美少女たちから責められることに……我々の業界ではご褒美ですが。つか、弦太郎もさすがにこいつと友だちになろうとは言い出さなかったなぁ。
 月でライダー部の勝利を喜びつつ、通信を断った賢吾。皆が心配するが、賢吾は一度は壁から剥がして投げ捨てたライダー部の旗を、月の大地に打ち立て父にその遺志を継ぐ仲間たちができたことを報告していた。が、そこに弦太郎たちが……実は大杉先生が廃品回収に出したロッカーは別のもので、本物のロッカーはユウキの口からでまかせを信じ園田先生のものと思った大杉が、こっそり自分の準備室に持ち帰っていたのだった。破壊されたロッカーに自分の描いたおまじないのイラスト(と自称してるけどどう見ても呪いのイラスト)がなかったことから再度調べた友子がそのことを突き止めていた。JKも情報屋(という名のガラッ八役)とカメラを持っての中継役のポジションを果たしてるし、仮面ライダー部もいよいよまとまってきたような。
 そいでもって、そのダシに使われた園田先生。「赤い目の男」である我望理事長とのやりとりから、どうもスコーピオンゾディアーツの本体っぽいような。
 次回は学園の校長が出てくるみたいだけど、教師陣の中にもゾディアーツがいるっぽいってことは、彼もゾディアーツ? つーか校長の顔どこかで見たことあると思ったら橘さん、橘さんじゃないですか! ダディャーザァン、ナズェミデルンディス!


2011年11月28日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンガード#46とAGE#8とファイ・ブレイン#9

  ヴァンガード #46「絡みつく糸」。ジュラシックアーミーを圧倒的な力で破ったアイチだが、これまでの様子がおかしかった通り、試合後倒れてしまう。アイチの身を気遣ったミサキとカムイは、アイチ抜きで勝ち抜こうとするのだが、次の試合相手「チームスパイダー」はそれぞれの心理的な弱点を突いた場外戦を仕掛けてくる。
 アイチの異常ばかりが焦点になってた昨今だけど、アイチが倒れてしまい、彼に負担をかけまいと誓うミサキとカムイ、でも、女(特にエミに似てる子)に弱いカムイと、圧倒的な記憶力を持ちながら引きの悪い時の心理的プレッシャーに弱いミサキのそれぞれを場外戦で攻められてしまう。いや、カムイはただアホなだけなんだけど。アレがエミに見えるなんて、脳みそ、猿ですか? カツミのことちっとも馬鹿にできねえ! で、本番はミサキ。ツクヨミを決め手としたデッキでそこまで至るカードがなかなか引けず、苦戦する中、試合前に相手に与えられたプレッシャーがのしかかる。しかしそれでも両親が残したデッキへの信頼と、倒れたアイチの身を案じ、最後まで自分のスタイルを信じて逆転する。残念ながら、アイチへのロマンス的な要素じゃなく、仲間意識、良くても保護者意識っぽいのがなぁ。コーリンもどっちかって言うと保護者的な感じでアイチを気にかけてるようだし。まあ、声的にもそういうキャラなのは仕方ないのか。>アイチ

  ガンダムAGE #8「決死の境界線線」。新換装、ガンダムタイタス登場、なのだけど、ちっとも萌えない……いや、ことごとくツボを外してるんですよね。換装シーンがもっと「ガチャン、ガシン、ギュルル、ズギャーン!」って感じならまだしも、手足をポリキャップに差し込んでるだけなアレなんだもの……
 いろいろ過去のガンダム(特に初代)のオマージュがあるんだけど、ちっともくすぐりになってないというか、スノッブ臭くてイラッとするのが、何故なんだろう……ともかく、監督はもうちょっと大きなものが動くということを真面目に考えてください。それだけでちょっとは変わると思います。
 あと、政治アニメとしてホライゾンにも完膚なきまでに負けてるってあたりが、もうガンダムである意味ないだろとしか言えません。

  ファイ・ブレイン #9「落ちたリンゴと道の続き」。学園祭の準備で大わらわなルート学園。運動部の助っ人として活躍しているノノハは学園祭でもあちこちの部活から引っ張りだこ。ところがそのノノハが学園祭の最中、突如姿を消してしまう。そしてカイトの元に届けられるノノハを人質としてのPoGからの挑戦状。ノノハを助けるために飛び出すカイトだったが、それを見て顔をしかめた人物が……
 これまで曰くありげだった学園長解道バロンと、生徒会長の軸川ソウジがPoGのメンバーだったことが明かされる。でも、今のPoGの状態を良しとはしない非主流派のセクション。特に軸川会長はかつてパズルに挑むソルバーの立場ながら、「神のパズル」に選ばれず絶望していたところを、パズルを作りソルバーに挑ませる「ギバー」の才能をバロンに認められ再起した過去があった。今の軸川にとっての生きがいは、神のパズルに挑み解くソルバーを育てること。意外とややこしい腹の中のないことがわかった軸川会長だけど、さらわれたノノハの穴を埋めるためにあちこち活躍するのはいいけど、女子プロ部の助っ人はなんというか……是非見てみたかった!


2011年11月30日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] たまゆら#9とC3#9とベン・トー#8

  たまゆら〜hitotose〜 #9「モモネコ様の憂鬱、なので/失恋カメラ、なので」。今回は二本立て。前半はももねこ様が主役。一応その界隈では顔役っぽいモモネコ様。ちょっと気になる猫の前でカッコつけてみるのだけど、相手がイノシシでさすがになんともならず。仕方ないっていえばそうなんだけど、逃げっぷりがあっさりすぎて、さすがにもうちょっと意地を見せてほしかかったけど、終盤巻き返したか。それにしても女の子の前でええカッコしいだったり女子高生のヨイショで復活するモモネコ様って、案外と俗っぽい……
 後半はお祭りの時に告白すると言っていてどうやら描写から振られてしまったらしい志麻子がメイン。さっぱりした快活な性格が災いして、友だちとしか思われてなかったというパターン。そしてお好み焼き屋のほぼろでほぼろ焼き二十枚のやけ食い……さすがに途中で断念なのだけど、十数枚どこに収まったんだという腹のスリムさ。さらに、楓たちの関与で気持ちに一区切りつけたらあっさり二十枚完食……ほんとどこに入ってるんだという……しかもつり目。お嬢さん、ボクと付き合いませんか?(ねーよ)


  C3 #9「帰還者は何処か不思議な」。フィアを狙うビーヴィーや殺人人形のサヴェレンティの件が一段落し、新展開。それが原因かはわからないけど、OPが変更。新キャラも出てきたのでわからなくはないけど、なんか委員長がメインなんですが。しかし、なんか変な演出と構成だなぁと思ったら、大沼心監督だったことに初めて気づいた。うーん、やっぱ新房演出は使い方が難しいのだなぁ。
 うし乳メガネはちょっと面白いけどな。


  ベン・トー #8「たっぷりニラハンバーグ弁当 765kcal」。こっちも東西の「狼」(という名の半額弁当を買い漁る連中)の話のケリがつき、新展開。なのだけど、さすがに「半額弁当をめぐって戦いあう」って根本設定がモチベーションを保つのがむずかしくなってきたような……前のエピソードまではなんとか過去の因縁とかでもたせていたけど、もう勢力図とかなんとか、あまり意味ないんだものなぁ。もともとそういうのには興味がないか弱くて、キャラ同士の掛け合いが身上の話なんだろうけど。どんなに高貴な精神性を語ってても「安売り弁当に群がる醜い連中」って落差がどっかに示してあれば、面白いんだけど。