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2012年12月04日(火) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#39とウィザード#13

  ゴーバスターズ #39「怪盗ピンクバスター!」。バスターズの司令室にカードを見つけた民間人から通報があったのだが、通報者はなんとカードと引換に一千万円を要求。バスターズはカードが危険なものであることをなんとか説得しようとするのだが成金の通報者は金を出すまでは渡せないと言いはるばかり。
 ところが、ヒロムたちの目の前で仮装をした女が乱入、金庫をあっさり破るとメサイアカードを盗み出していってしまう。残されたメッセージカードからそれが世間を騒がせている怪盗「ピンクバスター」ということを知るが、メサイアカードがいつメサイアロイドになるかわからない。カードの行方を全力で調べる中、メタロイド反応が出現。メサイアカードが目覚めたのかと緊急出動するバスターズだったが、ヒロムの前にピンクバスターが現れ、メサイアカードと引換に自分の仕事を手伝えと要求する。

 今回は特別枠というか、タイトルからアバレピンク枠だと思ってオペレーターの中村ミホ枠だと勝手に思った人多数。いや、単に私がそう思っただけですが(^^;
 実際は名前がちょっとかぶってただけで特に関連はない怪盗がゲストだったわけだけども、メサイアカードを勝手に価値のあるものと思い込んだ強欲成金や怪盗に右往左往。しまいにはヒロムが怪盗の手伝いをさせられてしまうのだけど、ピンクバスターの本当の目的は、ヒロムたちの忠告を聞かず盗み出したメサイアカードがメタロイド「ルーペロイド」になって人間の収集欲を集めだしたため、自分のミスから一般人に被害を及ぼさないうちにヴァグラスと倒そうとしてヒロムを連れ回すことだった。
 最近はエンターの意図とかマサキの状況とかのシリアスな背景の話が多かったけど、今回は閑話休題的な話。ところで今回メタロイドの右足が赤かったんで不思議に思ったけど、コレまでのメサイアロイド、全部身体の一部が赤かったのね。でも全部四肢のいずれか(かぶってるのもあり)なので、赤い部分が集まってメサイア復活、ということでもなさそう。


  仮面ライダーウィザード #13「夢を継ぐ者」。瞬平が人質に取られ一時期ピンチに陥るウィザードだったがなんとか危機を脱する。だが、瞬平はデパートの大口発注がファントムの罠だったことを知り、愕然とする。もはや新しい材料を仕入れる資金もなく、店はたたまざるを得ない。だが松木は落ち込む瞬平や徹也を慰めると、さばさばした様子で仕方ないという。
 店がなくなればゲートの松木は絶望して新たなファントムが生まれるに違いないと思っていたファントムたちは松木が何故絶望しないのか不思議に思うが、店以外に何か松木の希望があるに違いないと探りを入れることに。
 一方店の件は最悪の展開になってしまったが、それでもゲートである松木が危険なことには変わりがないと、晴人たちは松木を面影堂に匿う。店の後始末も徹也に任せ、晴人に従う松木だったが、「これだけはどうしてもやっておかなければならない」と、晴人を護衛に外出しようとする。コヨミは危険だとあくまで押しとどめようとするが、松木にとっては自分の身の安全より大切なことらしい……
 何かを察した晴人が同意し、出かけた先は松木の昔なじみの老舗の和菓子屋。そこで松木は、頭を下げて徹也を使ってくれと頼み込んだ。店が潰れても絶望しない松木の希望とは、実は「徹也」。店が潰れても徹也の中に自分の味が少しでも残っていてくれればいい……本当は徹也のことを大事に思っていたからこそ厳しくしていた松木のとって残された希望はそれだった。
 だが、晴人たちのその会話をメデューサに聞かれてしまう。メデューサを追う晴人だったが、幹部ファントムの圧倒的な力に倒すことは出来ず、メデューサを取り逃がしてしまう。
 そして、自分のしたことが結局足を引っ張ってしまったと落ち込む瞬平は、凛子の言葉で助けた人々の希望を背負うという重い荷を背負った晴人は、自分たちの助けを必要としてるのではないかと諭され、取引を中止された料亭にもう一度松木庵の菓子を使ってくれと頼み込む。
 その瞬平の姿を見た徹也も再びやる気を取り戻し……

 店を畳むことになった松木の残された希望とは、案の定、愛弟子の徹也。「あいつが一人前になった時に、ちょっとでも俺の味がのこっててくれれば御の字だ」と照れながら語る松木がマジ職人の姿でカッコヨス。
 こう見ると、機械的に他人を絶望させるために動くファントムって、かなり不気味というか、本当に人間と相容れないんだなぁ、という感じではある。もっとも、結局ヴァルキリーファントムは倒しても徹也が松木の希望だということを知られたままなので、今後また徹也が襲われる可能性があるって穴は残るんだけど……その辺、エンゲージのリングを上手いこと使って設定的になんとかできないものか。
 で、今回の(一応)もう一人の主人公、瞬平。空回りながらもその行動が徹也に勇気を与え、結果的に松木の希望につながったり、訳がわからないながらも徹也が次の勤め先に持ってく菓子を守ったり、一応活躍。
 ただ、結局のところ瞬平の希望を背負ってることを自覚した晴人がそれを守らなきゃ、と思ってる描写があるのが微妙なのだよなぁ……多分、実際には晴人もちょっとは瞬平のことを見なおして頼りにしてるんだろうけど、その描写のために瞬平の気持ちを慮って「これからも頼むよ」と言ってるようにも見えてしまう。予算の関係上仕方ないとはいえ、アンダーワールド戦をもっとやって、元ゲートがいろいろと協力する、って構成だと「繋がりができていく」って描写になるだろうに……
 個人的には「馬鹿は時々スゴイ」って展開は好きなんだけど。
 予算云々というと、今回初使用のハリケーンドラゴン専用のリングは、ウィザードにドラゴンの翼を付与するもの。フレイムドラゴンには頭、ウォーター、ランドには多分尻尾と爪なのだろうけど、やっぱCG合成の関係上、翼と尻尾は登場回数少なそうだよなぁ……


2012年12月06日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ガールズ&パンツァー#8とエウレカセブンAO#23〜24

  ガールズ&パンツァー #8「プラウダ戦です!」。アンツィオ校との二回戦もあっさり勝って(事前にあんだけ強敵と言ってたのはなんだったんだ)、次はプラウダ校との準決勝だけども(ホントに参加校少ないんだなあ。尺の関係上だろうけど)、プラウダ校は前回大会でまほの行動のために敗退してしまった相手。しかも15両の戦車相手になる。
 最初から苦戦が予想されるのだけど、二回の勝利に気が緩んだのか、まほの最初の作戦(慎重に様子を見る)に対し、速攻で勝負を決めようと、全員結構相手を舐めてしまってる。あからさまなフラグどおり、プラウダのT34一両を囮にした作戦であっという間に包囲、建物内に逃げ込むが、どうすることも出来ずに絶体絶命に陥ってしまう。
 プラウダの代表カチューシャは勝利は確実と投降勧告をするのだけど、あきらめムードが漂う中、生徒会広報の河嶋桃がいつもどおりのテンパリでとんでもないことを口にしてしまう。「勝たなきゃ、我が校はなくなるんだぞ!」。
 これまで暗示されてたけど、はっきりと明言されたのはこれが初めて。生徒会の横暴に巻き込まれた形だけども、一度は逃げた戦車に意味を見いだせるようになり、「誰かを傷つけてまで勝利することに意味は無い」という考えに自信を持ち始めたまほにとってはかなりの重圧。生徒会も大概ムチャだったけど、「ムチャは承知」の行動だったわけだし、最初にまほを脅した「学園にいられなくする」という言葉をまほを追い出すという意味ではなく、結局学園そのものがなくなってしまう、ってことだったのだよな。
 けど元々戦力差が激しい上、舞台は相手側有利な雪上戦。歴女チームも「スターリングラード戦線」とフラグを立ててたように、援軍なき籠城戦という事態に。唯一火力的に伍しうる三突は履帯と転輪の破損で身動きが取れないし、普通に考えればどっちにしてもこのまま敗退なんですが……来週辺り、歴女チームが スターリングラード冬景色 を歌い出しかねない。
 いや、まだOPに未登場キャラはいるし、前回艦底で見つけた戦車(ティーガー?)もあるしで、負けるわけはないはずなのだけど、勝利のイメージが湧かない……
 なお、前回あっさり敗退したアンツィオ校だけども、フラッパーのコミック版では?号戦車の改造(長砲身化&砲盾追加)とルノーB-1の投入が前倒しになると共に、アンツィオ戦の中身が展開。B-1の搭乗員はアニメのソド子たち風紀委員ではなく、秋山、エルヴィン、一年のメガネツインテになってる。


  エウレカセブンAO 。オリンピックの影響でスケジュールがずれ込んだ最終二話が順次放送。バンダイチャンネルで有料会員向けに先行配信が始まったところ。
 え〜っと、結局、前作の後、安住の地を求めて旅立ったスカブコーラルは、コーラル・クォーツを生み出しその力で時間を超えて旅をすることに。しかしそれにより過去が干渉され様々な分岐世界が生まれ、その存在が宇宙のあるべき姿を崩すとして、「アンノウン」が生み出され、コーラル・クォーツを消滅させられ続けていた。
 一方で、レントンとエウレカは第一子(最初にエウレカがやってきた時にお腹にいた子)がトラパーの濃度が高すぎるためにコーラル化して死亡。そのことから、コーラル・クォーツの時間転移の調査時にレントンが第二子(アオ)を身ごもっていたエウレカをスカブコーラルの影響がない世界を期待して送り出した。しかしそこは既にコーラリアンたちが歴史改変した世界であり、更に人間とスカブコーラルの共生体まで誕生するにまで至ったため、レントンはアオとエウレカのために自分がアオのいる地球からスカブコーラルを排除する決意をする。
 しかし、アオ自身はクォーツ・ガンによる度重なる時間改変により、人々の積み重ねた人生が「なかったこと」になることに疑問を抱き続ける。自身がスカブコーラルとアンノウンの融合体という歪んだ存在になりながらも「スカブコーラルが来なかったあるべき世界の姿」に執着するトゥルースが、歪んだ存在たる自分自身を撃たせて「存在を消滅させた」こと、そしてスカブコーラルが一掃されトラパーが消滅すればスカブコーラルと共生しているナルたちが生きていけないことから、父であるレントンに反抗、「すべてのクォーツを消滅させる」ことでアンノウンたちの出現を止めようとする(アンノウンたちは時間改変自体は是正の対象外で、時間改変を起こしうるクォーツのみ存在を許さないらしい)。
 複数極の思惑が交差する展開ながらも、クォーツ・ガンの使用によりその前提が一気に「改変」されてしまう展開は、やはりわかりづらかったかも。ただ、崇高っぽかったナルの目的がそれにより一気に世俗化したりという展開は面白かった。いや、頭のアレが飾りだったってのもびっくりだけどw 普通に家族のところに戻って集会デモに出かけるってのは、なんか学生運動っぽい情けなさがあって結構笑えたw あと、トゥルースが消滅した後にニルヴァーシュネオのアーキタイプになってるのが……
 結局アオはエウレカが時空をさまよう原因になった十年前に遡り、クォーツをすべてクォーツガンに集積し、そのクォーツガンで押し寄せるアンノウンを一掃。その時生じた時空の狭間からレントンとエウレカを元の時空間に返し、自身は彼らの世界の月(あの恥ずかしい落書き付き)を見て苦笑しながら、自分のいた「地球」に帰る。しかし、帰ったといってもそれは十年前に歴史が改変され、スカブコーラルはあるがクォーツもアンノウンもない世界。当然ゲネラシオン・ブルも結成されていないはずで、そこにはもうアオを知る人達はいないかもしれない。それでも、アオはアーキタイプとなったトゥルースに別れを告げ、自分が守った世界に戻っていく。
 いろいろわかりづらい展開だったし構成自体も上手いとは言いがたいところがあって(全部わかると納得できる部分もあるのだけど)、時間改変ものとして結構面白い出来だったように思う。その辺は堺三保が考証として関わってるだけはあるのかな。素人受けはしないだろうけど。


2012年12月07日(金) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 第一部、完!

  ジョジョの奇妙な冒険 #9「最後の波紋」。第一部、ジョナサン編完結。最新ではそろそろ二部が始まってると思いますが。
 原作をリアルタイムで見てた人間でないとなかなかわからないと思いますが、打ち切りでもないのに、主人公が死んでしまうというラストはかなりの衝撃でした。主人公が代替わりするという発想自体が、まったくないのではないにしろ主要少年誌でやられるという概念がなかったので「え!? どうなるの?!」でした。
 荒木氏のインタビューによれば、「祖先と因縁のあるモンスターが子孫に襲ってくる」というところまで(つまり第三部まで)は当初から構想してたそうで、世代交代は最初から考えていたよう。いや、考えていても当時の常識を超えてそれで連載を続けられるというところまで持ってくのはまさしく常識はずれだと思います。
 「スタンド」の概念は第二部の間に担当から「波紋はもう古い」と言われて考えだしたので思わぬ副産物らしいのだけど(そのため第四部以降続いてるのだけど)、アニメの方はとりあえず第二部まで。ヒーローらしからぬ人を喰ったキャラクターのジョセフがコアなファンの多いシリーズなうえ、「ナチスドイツ」というかなり放送コード的に際どい設定もあるのをどうこなすのか。(ナチスはNGらしいけど「世界一ィィィィィィィッ!」のセリフ自体はあるよう)
 Wktkが止まりませんわ。


2012年12月10日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#42とウィザード#14

  ゴーバスターズ #42「突撃!メガゾードの中へ」。通常メタロイド「デンシャロイド2」が出現、バスターズはなんなくこれを倒すが続いて転送されてきたメガゾードとメサイアカードが融合してしまった! 巨大メタロイドとなったメガゾードは電車に変身すると、姿をくらませてしまう。もう一対メガゾードも転送されているはずだがその姿も見当たらず、行方を探すバスターズだったが、次々に弱気になった人々がデンシャゾードにさらわれているとの報告が。たまたまその場に居合わせたヨーコがさらわれようとしている少年を助けようとするが、逆に少年もろともデンシャゾードの中に吸い込まれてしまう!

 巨大メカが怪人、って、巨大怪人のパターンのドームロイドってのがいたけど、今度は逆のパターン。しかも弱気になって人の心のデータを集めるため、人々をさらい、不安から閉じ込められた人々はますます不安に……しかし、外部と通信も転送も出来ない状況でそんな人達を励まそうとするヨーコ。空回り気味ながらいつでも前向きなヨーコの姿に人々も立ち直っていく……のだけど、実はこれこそがエンターの狙い通り。エンターが集めようとしてたのは人々の絶望だけではなく、絶望から立ち直る希望の心もだった。確かに、亜空間戦ではそれのために一度負けてるしねえ。
 結局、デンシャゾードは倒すものの、転送されていたはずのもう一体のメガゾードはなんとデンシャゾードの中に潜んでいた! って何その「船は二隻あった!」みたいな展開。しかもカードは破壊されず、そのままもう一体のメガゾードに吸収され、「メガゾードζ(ゼータ)」に。かなりメサイアに近づいてきてるみたいだけど……
 また、エンターの中にメサイアカードがあると知り一見その言うことに従ってるように見えるエスケイプだけど、ただそれだけじゃ終わらなさそうな感じが。


  仮面ライダーウィザード #14「帰って来た映画監督」。普段外に出たがらないコヨミのために一緒にショッピングに出かけた晴人。女の子らしく洋服に興味津々ながらも遠慮して何も欲しがらないコヨミに、晴人はせめて、と赤い毛糸の帽子をプレゼントする。そんなふたりの前に現れた見慣れぬプラモンスター・ブラックケルベロス。二人を誘うようなそれの後についていくのだが、その途中で化物に襲われたという男が……ひとまずプラモンスターはコヨミに任せ、その化物の現れた場所へ急ぐ晴人。
 そこには、一人の青年を襲うメデューサの姿が……また新たなゲートを狙ってファントムが、と理解した晴人はハリケーンドラゴンに変身し、メデューサを撃退。しかし、襲われた青年の様子がおかしい。ウィザードや化物の姿に動転した様子もなく、礼もそこそこにその場を立ち去ろうとする。
 あくまでゲートを守ろうとする晴人はそんな彼を面影堂に連れ帰ると、そこには来客中の女性客が……ショーウィンドーの映写機を見て懐かしさから立ち寄ったというその女性・千鶴は女優の卵。学生時代映研の撮影を手伝ったことがきっかけでこの世界に足を踏み入れたのだが、その手伝った映画は監督が行方不明になったことから、結局完成したかも定かではないらしい……
 そこに帰って来た晴人が連れてきた青年を見て驚く千鶴。彼こそがその行方不明になった監督・悟史だった。再開を喜ぶ千鶴にやはりぎこちない悟史は、「そう、映画を完成させなきゃ」と立ち去ろうとするが、やはり彼を守ると言って映研の部室までついていく晴人たち。結局編集の邪魔だと追い出されるが、ふと気づくと悟史の姿が見えない。「ファントムに襲われたのか!」と行方を探す晴人だったが、部室から逃げ出した悟史は、メデューサとフェニックスに追い詰められ、その本性であるリザードマンファントムの姿を現していた。

 「え、これリザードマンなの?」と、デザインを見て思わず……あんまデザインとモチーフが明確に一致はしてないんだなぁ。
 このリザードマンを生み出した石井悟史は、「始まりの日」にすでに絶望し、ファントムの誕生とともに絶命。そして生き延びた晴人を真っ先に襲い、白い魔法使いに撃退されたファントムだった。しかしその凶暴性の高さからかゲートを絶望させる前に次々惨殺、そのためメデューサから粛清されようとしていた時に晴人が通りかかってゲートと勘違いしていた。コヨミがいれば一発でわかったんだろうけど、そのコヨミはケルベロスを追って謎の洞窟の中へ。そこには、誰かの臥所と思われるものに、青い魔法石が……しかしそれはメデューサたちが彼らのリーダー「ワイズマン」と謁見していた場所であり、青い魔法石もフリーザ様似の謎のファントムが生み出したもの。ワイズマン=白い魔法使い? 晴人もワイズマンの目的のために利用されてる?
 リザードマンはメデューサたちに粛清されようとしながらも、助ける交換条件に晴人を抹殺しろと持ちかけられるが、再三上手く行かず、ついに切れて実力行使に。悟史の正体を知った晴人はショックを受けるが、そこに悟史を探して千鶴が……だが、千鶴もゲートだと知り、メデューサは千鶴も邪魔者として消そうとするリザードマンと止める。
 千鶴は悟史がファントムと知らないが、もし知ってしまえば千鶴が絶望するかもしれない。リザードマンの性格は元の悟史とは全く異なる下衆のようだけど、こうなるとうかつに手も出せない。
 次回あっさり登場するウォータードラゴンのリングはこの変で活躍するのか? いや、そういう展開はないか。この番組、おもちゃ展開とドラマ展開は割り切ってるし。


2012年12月12日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] キックオフとか。

  銀河へキックオフ!! #31「絶望と希望」。アマリージョから早々に一点を奪われたプレデターズ。気を取り直して巻き返そうとするが、要所を突いた徹底マークで自分たちのサッカーをさせてもらえない。焦りも加わり、追加点を許してしまうのだが、そんな中でただ一人、麗華だけが冷静に状況を判断しリベロとしていつも以上に働いていた……

 8人制サッカー大会国内決勝。案の定皇帝率いるアマリージョに押され、「楽しんでサッカーをしよう!」という最初の掛け声にもかかわらず、次第に焦りで苦しみだす。最後の奥の手である「チェンジ」も研究され封じられた時、麗華の拾ったボールから奇妙な形のボール運びになり、危うくゴールを奪いかける。
 ハーフタイム、萎縮していた翔と多義は花島に呼ばれ、「何故アマリージョがあそこまで徹底的にプレデターを研究してるか」と問いかけられ、アマリージョも自分たちを恐れているからこそ徹底的に対策を練っていること、逆にそこに突くべきチャンスがあると気付かされる。
 そして前半最後にゴールを奪いかけたプレイを元に、新戦術を生み出そうとする。今度はポジションと役割を変えながらボールを回していくみたい。上手く出来ればアマリージョの対策も無効にできるだろうけど、できるのかな?


  プリティーリズム・ディアマイフューチャー #36「乙女の競演 ロードトゥシンフォニア」。ついに始まった「ロードトゥシンフォニア」。プリズミーとピュリティのシャッフル3チームだけではなく、ハイヒールカップを投げ出してまでMARsも参戦、それを追ってライバルのせれのんwith K(かなめ)まで参加するという展開に。阿世知社長らはこの展開に焦るけども、純が懸念している通り、背後にはプリズムショーを踏み台にしてグレイトフルシンフォニアの完成を目論む阿世知欽太郎の影が……そして、やはり背後で暗躍していたMCのドン・ボンビーが異様にあやしすぎる。つか、阿世知社長声とかで怪しいとかと思わなかったのか? 親子なんだろ? 金の亡者だからなぁ。
 そしてボンビーに迫ろうとする純に、普段からは想像できない鋭い視線を見せ「お前こそ誰だ?」と聞き返す。純が阿世知社長の異父兄弟だということは知ってるはずなのに、そういうってことは、純の出生自体に秘密が?
 話自体はあやみの恐れがメインなんだけど、りずむを標的にボンビーが画策してるらしい陰謀とかの前置き回だよなぁ、全体的には。


 ジャイロゼッターは、なんというか、主人公が脈絡もなく他者の助言や助けを無視して増長暴走したり、なんか話の作りが変だよなぁ。いい意味ではなく、破綻してるという意味で。王道展開に無理やりしようとしてるっぽいけど、ちゃんと伏線や手順を踏んでないんで主人公にドン引きするだけ。監督がイクシオンサーガDTと同じはずなんだけどな。むむむむむ……


2012年12月13日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ガルパン#09とジョジョ#10

  ガールズ&パンツァー #09「絶体絶命です!」。この大会の優勝に大洗学園の廃校がかかっていることを知ったみほたち。なんとか絶体絶命の危機をしりぞけようと、三時間という猶予期間の間になんとか打開策を図ろうとする。
 仲間が傷つく、というトラウマとの葛藤はとりあえずなかったようで。3時間の間に修理したり偵察したりで準備をするのだけど、寒さもあって、チーム全体が段々暗い雰囲気に……そんなみんなの気持ちを払拭するためにみほがしたのはあんこう踊り……? いや、みんなであんこう踊りって、すごいはずかしい……いや、コサック踊ってるプラウダ校も大概だけど。
 その後は怒涛の雪上戦車戦なのだけど、カメさんチーム(生徒会チーム)がのっけに捨て身の大殊勲。弾が小さいんで装填が早いのを逆に生かしてるなぁ。今回初参加のカモさんチーム(風紀委員チーム)、初戦は逃げ出したウサギさんチーム(一年生チーム)もフラッグ車であるアヒルさんチーム(バレー部チーム)を守って健闘。結局やられちゃうけど、後は89式の逃げ足次第……?
 で、最後の最後に、隠れてたフラッグ車をめぐっての攻防。まともに攻撃力のある砲があるのが三突くらいだからってのはあるけど、カバさんチーム(歴女チーム)、優遇されてるなぁ。八甲田山ごっこやったり、相変わらずアホ丸出しだけど。
 EDはまだOPだけ登場のアリクイさんチーム(仮称)で、三式中戦車(チヌ)。旧日本軍の戦車は当時の状況もあって基本的に歩兵支援戦車ばっかで対戦車戦に開発されたのも付け焼刃と物資不足でまともに諸外国の戦車に対抗できないのばかりなんだけど、それにしたってまた微妙なものを……89式よりはマシだろうけど。
 それにしても三時間で三突の履帯直したのか。スゴイ整備能力だな。


  ジョジョの奇妙な冒険 #10「ニューヨークのジョジョ」。第二部、ジョセフ編開始。このアニメ化ではここからがやはり真骨頂ではないかと。残虐表現は全シリーズ通してあるけど、有色人種差別やナチスといった放送的に一番ヤバイ設定や表現が満載なのがこの部でもあるけど。でもシュトロハイムといった名キャラや名セリフ(いや、どの部でもそうなんだけど)はやはりシリーズでは欠かせないのでここは一部同様にキッチリやって欲しいところ。
 初回から早速「〜〜と、お前は言う!」「宣戦布告だぜ!」と言った名台詞が 出てるし、予告でも早速「世界一ィィィィィィィィッ!」が出てるしw


2012年12月16日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#43とウィザード#15

  ゴーバスターズ #42「決意のクリスマス」。クリスマスが近づき、司令室は恒例の孤児院でのクリスマスパーティの準備に勤しむ。そんな時、メサイアカードの反応が。それも、2つ。現場に駆けつけると、二体のメサイアロイドが一体になった、ケンタテロイドが暴れていた。それを止めようとするバスターズだが、ケンタテロイドの集めるデータは、「怒り」。怒れば怒るほどメサイアを成長させてしまう事態に、バスターズは一時撤退するのだが……

 今回はクリスマス&年末エピソード。クリスマスと言えば、販促的に欠かせないイベントですね! という大人な事情はさて置いといて、クリスマスはバスターズ的にも、忘れられない日。そもそも、ヴァグラスの侵攻によりヒロムたちの親がメサイアごと亜空間に消えたのは十年前のクリスマス。ヒロムたちにとってもあらゆる意味で忘れられない日なのだけど、バスターズ司令室では毎年孤児院で子どもたちとクリスマスを祝うのが恒例だという。今年から赴任したヒロムと仲村は初めてだけど、元大道芸部のヒロムはノリノリ。そんな時に、彼らを挑発してデータを集めようとするエンターが彼らの逆鱗に触れる。
 でも、ヴァグラスへの怒りはあるにしろ、今の自分たちを動かすのは人々を守るという大事な使命、ということを徹底的に自分に言い聞かせることでケンタテロイドに対抗するヒロム。ニックのジングルベルはちと微妙だけどねw
 しかしヴァグラス側もそんなことにかかわりなく、エスケイプがエンターの行動に決定的な不信を持ち、エンターの目的はメサイアの復活ではなく、メサイアを思うように育てて楽しむことだと知り、決別。メサイアのデータを持ったメガゾードζでエンターを破壊、ζをメサイアとして完全復活させようとする。
 クリスマス前に一度決戦&エスケイプ年末退場のフラグがw
 エンターも消えたままってわけはなしいなぁ。
 あと、リュージは孤児院の保母さんに見覚えがあるみたいだけど……これまでの展開でつながりがありそうな伏線ってあったっけ?


  仮面ライダーウィザード #14「ラストシーンの後は」。悟史がファントムであり、千鶴がゲートだということが判明。晴人はとりあえず千鶴を保護するが、悟史の正体を明かすわけに行かず、言葉を濁す他ない。そんな晴人の窮状を利用して、悟史のふりをするリザードマンファントムはファントムから隠れると称して千鶴と一緒に居、晴人への不審を煽る。
 最初は晴人への信頼を説いていた千鶴も、悟史に警戒心をあらわにする晴人への信頼をゆるがせ、何故悟史をちゃんと守ろうとしないのかと責めたてる。
 リザードマンは千鶴を油断させ、その話から千鶴が女優を続ける希望が未完成のフィルムにあるとにらみ、フィルムを奪取、千鶴の目の前でそれを引き裂こうと計画するが、晴人は千鶴の希望は別のものにあるとにらんでいた。

 ゲートだと思っていた悟史がファントムで、その悟史が千鶴を絶望させようと狙っているのを知りながら、どうすればいいのかわからず悩む晴人。輪島からも「悩めば悩むほど却って相手を苦しめることになる」と言われるのだが、その理由は、千鶴の希望はフィルムではなく悟史自身だから。その悟史が絶望して消滅したということを明かせば、千鶴が絶望するのは目に見えている。どんなに残酷でも、真実を告げるべきか……悩んだ晴人は、千鶴に一切真実を知らせぬままリザードマンとの決着を付けることを選択する。
 そしてウォータードラゴンリングと、水のスペシャルリングの登場。水のスペシャルリングはドラゴンファントムの尻尾。映画だと、頭、翼、尻尾、爪を備えたフォームが出てきてたから、それが中間最強形態になるんだろうなぁ、多分。でも尻尾もかなり使い勝手が難しそうな能力のような。凍らせて尻尾でバシン!は、オーズのプトティラコンボの必殺技以来だけど。
 戦いの間、眠らせてた千鶴には、悟史は海外へ映画の勉強に行ったと嘘の説明を。いつか、彼女には本当のことを話さないといけないだろうと感じつつ、希望を守るための歪みはやっぱり晴人が背負う形になってるのだけど、晴人、最終的には潰れちゃわないか?
 あと、ワイズマンは自分の臥所に戻り魔法石が消えてることに毒づくが、ワイズマン=白い魔法使いではなかったの? 何らかの関わりはありそうなのは確実なのだけど……

[その他] それほどめでたくもないんですが

 選挙結果、自民が大勝。民主は各メディアの予測の70議席を完全に割り込み60以下になりそうな勢いで、民主の大物議員も次々落選(しかもかなりの数が比例でも復活できない)のようで。
 自民一強(公明と連立なら2/3超えというので尚更)なのは、正直あまりめでたくもないのですが、とりあえず、 三年三ヶ月前 から、これだけは書こうと思ってました。

 前回、こうなる予測もせず民主に入れた奴、なんか言う前にさっさと腹を切れ。

 第三極への党員&票の流出を恐れた野田総理の電撃解散により歴史的な自民大勝にはなったわけですが、「とりあえずやらせてみればいい」のツケは、この三年三ヶ月余はもちろんのこと、このぶり返しも含めて以後も尾を引くわけですね。
 自民もマスコミや雰囲気で容易に流される民意の恐ろしさは骨身に染みたようだし、不幸中の幸いでかなり世代交代が進んだところもあるので、調子に乗ることはないとは思いたいですが、まあ、それはわかりませんわな。
 「他に選択肢がない」のでこの結果も致し方ないという部分はありますが、前回は決して今回のように「選択肢がない」ということではなかったことはお忘れなく。それもわからないようなら本気で腹を切って死ね。基本的な経済政策も出来ない連中に白紙委任状を出して三年三ヶ月好きにやらせたのはお前らだ! 被害者面するな!


2012年12月19日(水) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ヴァンガードとか

  ヴァンガード アジアサーキット 。櫂とレオンの対戦。ひたすらストイックに強さの高みを目指すかのような櫂トシキだけども、自身の野望のために他のクランを消滅させたレオンには怒りを隠そうとしない。特に、サイクォリアに飲まれかけながらも立ち直り、相棒であるクランを失いながらも前向きに取り戻そうとするアイチを、レオンと対比させる。
 櫂は迷うアイチに突き放すようなことを言って常に慣れ合いを拒んでいたのだけど、その実、アイチの強さを信じ、同じ道を歩むと信じていたからこその態度。そして、今回その想いをはじめてレオンに対する怒りから口にする。
 でも、結局負けちゃうんだけどね。(^^;
 櫂の役割って、いつもコレだよなぁ。アイチを導いて、直前でラスボスに負けるという……先導者の権利が櫂にあることからレンたちも敗者として退場してしまうのだけど、レンが勝てたかというと、それも微妙。そこまでレオンとの実力差があるようでもないのだよなぁ。
 レンたちフー・ファイターズが敗退したことで、結局チームQ4との最終決戦になるのだけど……どう勝つのかがさっぱりわからないw
 そして、来期も新シリーズ継続らしいのだけど、高校に進学したアイチが同じ高校に通ってるミサキとカードゲーム部を立ち上げる展開になるらしい。ミサキ、本格的にヒロイン化? それと、カムイの立場が……

  プリズム ディアマイフューチャー 。なんかカオスすぎてなんとも言えないw 一応みあは主人公なんだけどw そのキーアイテムが弁当ってwwww でも、そのメチャクチャな展開の最後は、春音あいらの悪堕ち展開。まあ、心の迷いをシンフォニアシリーズに突かれた、ってことなんだろうけど。
 このままの展開だと、主人公の存在感示せないまま話が終わるような……


2012年12月20日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ガルパン#10とジョジョ#11

  ガールズ&パンツァー #10「クラスメイトです!」。僅差でプラウダ校を破り、決勝進出した大洗学園チーム。しかし名門黒森の誇る機甲師団の物量に頭を悩ませる。そんな時、ネトゲの戦車ゲームをしているクラスメイトの猫田が自分も参加したいと申し出るのだが、肝心の戦車が見つからない。
 この期に及んで新キャラ登場。まあ、補強人員の頭数合わせ的な意味合いが強そうなのだけど、見た目の個性はとりあえずやたらと強い。しかも乗る戦車が、自転車置き場に放置されてた三式中戦車……戦車兵だった司馬遼太郎がヤスリで外装を削ったらあっさりと削れたので「こんなものに載せて、兵士を殺す気か!」と怒ったという逸話のあるアレですな。その逸話が事実かどうかはわからないのだけど(司馬遼太郎は近代軍事は実はそんなに強くない)、支那方面を元々想定していた旧日本陸軍は基本的に対戦車戦を意識した戦車がなく、しかたなしに急遽強力な砲を乗っけた三式なんかを作ったのだけど、装甲技術が一朝一夕に上がったとも思えないから、わりと事実に近いかも。
 一年生チームが艦底で見つけた戦車も組み上がるのだけど、出来上がったのはよりによってポルシェティーガー……いや、砲は強力なんですけどね。 砲は 。なんでこうも残念な戦車ばかりなのか……(経営難で売れるのは売り払ったからだけど)
 とりあえずネトゲーマーチーム(アリクイさんチーム)と、ポルシェティーガーを担当する自動車部チーム(ライガーさんチーム)が加わって、戦力は補強したのだけど相手はホンモノティーガーやパンターといったドイツの名戦車揃い。しかもサンダーボルト校のように、弱小にあわせて戦力を調整するのも期待できないみほの姉が隊長では……
 それでも学校存続のために心を一つにする戦車道選択チーム。その演出が、みんなでそろってカツを食ってるのが……どこか一チームくらい 駄菓子のソースカツ 食うところはなかったのか。それとも精肉業界のステマか?(そんなわけはない)
 そして試合当日。黒森の副隊長エリカからいつもどおり嫌味を言われるのだけど、かつてみほが試合を捨ててまで助けた部員が、彼女に駆け寄り……
 でも試合は早々黒森の機動作戦でピンチに。アリクイさんチームのミスで逆に即敗退は免れるのだけど、この状態で次は3月とは。水島努監督にしては制作体制崩壊は珍しいけど、それだけ力を入れてるってことではあるのだろうなぁ。


  ジョジョの奇妙な冒険 #11「ゲームの達人」。「あーんスト様が死んじゃった」。放送見ながらどれだけこのコメントが流れたことかw 対吸血鬼は前哨戦に過ぎず、第二部の本当の敵がいよいよお目見え。つってもまだ石化したままだけど。吸血鬼も当時十分怖かったのだけど、「柱の男」はそれとはまた別種のおぞましさ。「根本的に人間とはまったく違う生命体」であり、「太陽光に弱い」という以外はすべてのスペックにおいて人間をはるかに上回る。そもそも石仮面を生み出し、吸血鬼を作った理由というのが……
 そろそろ第二部のキャラたちが登場してくるのだけど、今回は「世界一ィィィィィィィィィィ!」で有名なシュトロハイム登場。決して善人とは言えないし、高慢で調子に乗りやすくてすぐ相手を軽く見る(そもそも最後の展開も、シュトロハイムがもうちょっと慎重だったら……)のだけど、独特の美意識があるし、後でジョセフが言うとおり「どこか憎めない」。ヒトラーに心酔してるような割には、ヒトラーの言う優生学をそのままには受け取ってないようだし(人種ではなく、相手の精神性を基準にしてるよう)。
 それにしても一々台詞回しがハイテンションなんで、予告の最後、何言ってるのか最初わからなかった……(「空気供給管にィィィ!」が正解)
 その他には、今回から第二部OPがお目見え。第一部は六部までの「ジョジョ」を皮切りに、第一部のストーリーのダイジェストみたいな構成だったけど、第二部もストーリーは下敷きにしてるものの(エイジャの赤石、柱の男たち、クラッカーヴォレイで失敗するジョセフ、つららロープなど)、シルエットを基本にした映像にしていて、3Dモデリングの違和感は最低限にしてる。その分背景はカラフルでヴィヴィッドなものになってるけど、コミックスでお馴染みの「JOJO」の意匠や、★マーク(一瞬「隠者の紫(ハーミット・パープル)」っぽいイバラのシルエットも?)、リサリサの場合は水面を歩いた時に出る幾何学的な波紋、シーザーの場合はバンダナの模様やシャボン玉なんかをモチーフにしてる。(ジョセフとリサリサの背景には「JOJO」の文字が出て、シーザーの時には出ないのも伏線か)
 そして何より「柱の男たち」。サンタナは石化してる姿しか出てないけど、カーズ、エシディシ、ワムウははっきりした姿で出す場面はほとんどなく、それぞれの流法(モード)を繰り出してるシーンも素描風にしていて圧倒的なスペック差、絶望的な存在感が演出されてる。そもそもがほとんど波紋で倒せてないし。
 なんつーか、OPスタッフの原作理解度が異様に高すぎますわ。太陽を背にして立つカーズなんかリアルで読んでた時の絶望感が彷彿としたし、その後の「ジョジョー!受け取ってくれー!」と「シィィィィザァァァァァァ!」は、狙ってるのがわかっても涙腺ゆるみますわ。
 歌詞も、第一部のセリフをベースにした王道のアニソンとは違うけど、原作をちゃんと意識してて(特に「闇を欺いて/刹那をかわして/刃すりぬけ/奴らの隙を突け」の下りなんかは、トリックスターであるジョセフが主人公の第二部ならでは)、ファンとの親和性は高そう。
 とりあえず第一部・第二部の省略をほとんどしてないアニメが見られるだけで御の字と思ったけど、ここまで愛を持って作ってくれると、第三部以降も見たくなるよなぁ。


2012年12月24日(月) 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴーバスターズ#44とウィザード#16

  ゴーバスターズ #44「聖夜・使命果たすとき」。メサイアに対する考え方の違いから、エンターを消滅させ、そのままメガゾードζをメサイアに成長させようとするエスケイプ。次々にメガゾードが転送されるが、ζの攻撃でエースとヒロムが傷ついてしまった。次々出現するメガゾードに、ヒロムは無理にも出撃しようとするが、手当も受けずに出撃するのは死ににいくのも同然。ヒロムが治療を受ける間の時間稼ぎのため、ニックは他のバスターズメンバーに頭を下げて頼み込む。

 年末前の小決戦。そして戦隊物としては最後の商戦であるクリスマス展開。ストーリー的にもクリスマスは13年前ヒロムたちの親たちが自分たちの身と引換にメサイアを亜空間へと追いやった日でもある。
 その日にメサイアの復活を目の当たりにして冷静さを欠いたヒロムだけど、ヒロムが気絶し治療されてる間、他のメンバーのみでメサイアの復活を食い止めることに。
 とりあえずバスターオー、バスターケロオー、バスターヘラクレス、バスターキングと、合体パターン全登場……って、あれ? エーススタッグカスタム出たっけ? 見落とした?
 治療の途中で気がついて現場に出ようとするヒロムだけど、思い出のオルゴールの音を聞き、自分たちが何のために戦ってるのかを思い出す。
 黒木司令も、悲劇が起きたクリスマスだからこそ、同じ悲劇は繰り返してはならない、それは死ぬために行くのではなく、勝つために行くということだと激を飛ばしヒロムを送り出す。
 最後はバスターキングでも叶わないメサイアの力に押されつつも、ついにコアを打ち砕き倒す。
 無事に孤児院の慰安も終わるのだけど、意味ありげにリュウジを見ていた保母さんは、この院の出身者。リュウジたちが初めて慰安に来たことがきっかけで、この道を目指すことになったという。
 これまで伏線があるわけじゃなかったからなんだったのかわからんかったw
 で、次回はリュウジとリカのお見合い話。別々のお見合い? それとも二人とも相手を知らないでお互いに? ついでに最後に復活したらしいエンターは?


  仮面ライダーウィザード #16「クリスマスの奇跡」。コヨミに案内されて彼女が青い魔法石を手に入れた洞窟を探す晴人。しかし、何か不思議な力が邪魔をし、辿りつけない。コヨミを誘ったのは一体何者?  そんなとき、グールに襲われる青年が……晴人はウィザードに変身して蹴散らすが、その青年・達郎は感謝どころか「俺の希望の日を邪魔するな」と言い捨て、「変なことに関わりあう暇はない」とばかりに保護された面影堂から飛び出してしまう。
 放っておくわけにもいかず、「希望の日」というのも気になり影から達郎を監視するが、達郎はひたすらにバイトの掛け持ち。いったい何のために? 首を傾げる晴人たちは達郎が配送のバイトの途中でとある孤児院の前で足を止め、じっと中を見つめたのに気づく。何かがあると感じ晴人は話しかけるが達郎は乱暴な言葉を投げつける。騒ぎを聞きつけ中から出てきた院長は、達郎と顔見知りらしく声をかけるが、達郎は顔色を変えて逃げ出してしまう。
 達郎はこの孤児院の出身。根は悪い青年ではないらしいのだが、つい周りに乱暴な言動を取りいざこざを起こし、孤児院を飛び出してしまったのだという。やはり「希望の日」というのはこの孤児院が関係してるのではないかと感じた晴人はそのまま監視を続けると……

 クリスマス番外版。つか、こっちも販促。
 こっちはまだ折り返しにも来てないので、えげつないほどガチに販促かけてきてるなぁ。いや、クリスマスなくても人は死なないと思うんですが……
 予想がつく通り、達郎は孤児院にサンタ代わりにプレゼントをしていて、希望の日というのは子どもたちにとっての希望の日という意味。いや、なんか物欲の日に聞こえたけど、達郎はプレゼントで院長や院の仲間を家族と感じられたということ。
 それを邪魔するのが噛ませ犬のフェニックスさん。サイヤ人かアヌビスのスタンド並に成長するので、フレイムドラゴンの力は通じなくなってて、出たばかりのウォータードラゴンで撃破。でもこれでまたウォータードラゴンも通じなくなったってことなので、フェニックスさんが次に出てくるのは中間フォームと最強フォームが出てきた頃かな?
 それとキャラデコクリスマスケーキのおまけをこんな風に使うなw あざといwww

[アニメ] ヴァンガードとか

  ヴァンガード アジアサーキット 。櫂とレオンの対戦。ひたすらストイックに強さの高みを目指すかのような櫂トシキだけども、自身の野望のために他のクランを消滅させたレオンには怒りを隠そうとしない。特に、サイクォリアに飲まれかけながらも立ち直り、相棒であるクランを失いながらも前向きに取り戻そうとするアイチを、レオンと対比させる。
 櫂は迷うアイチに突き放すようなことを言って常に慣れ合いを拒んでいたのだけど、その実、アイチの強さを信じ、同じ道を歩むと信じていたからこその態度。そして、今回その想いをはじめてレオンに対する怒りから口にする。
 でも、結局負けちゃうんだけどね。(^^;
 櫂の役割って、いつもコレだよなぁ。アイチを導いて、直前でラスボスに負けるという……先導者の権利が櫂にあることからレンたちも敗者として退場してしまうのだけど、レンが勝てたかというと、それも微妙。そこまでレオンとの実力差があるようでもないのだよなぁ。
 レンたちフー・ファイターズが敗退したことで、結局チームQ4との最終決戦になるのだけど……どう勝つのかがさっぱりわからないw
 そして、来期も新シリーズ継続らしいのだけど、高校に進学したアイチが同じ高校に通ってるミサキとカードゲーム部を立ち上げる展開になるらしい。ミサキ、本格的にヒロイン化? それと、カムイの立場が……

  プリズム ディアマイフューチャー 。なんかカオスすぎてなんとも言えないw 一応みあは主人公なんだけどw そのキーアイテムが弁当ってwwww でも、そのメチャクチャな展開の最後は、春音あいらの悪堕ち展開。まあ、心の迷いをシンフォニアシリーズに突かれた、ってことなんだろうけど。
 このままの展開だと、主人公の存在感示せないまま話が終わるような……


2012年12月27日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ガルパン#10.5とジョジョ#12

  ガールズ&パンツァー #10.5「紹介します 2!」。制作遅延で二度目の総集編。そしてレギュラーの地上波放送はこれで最後。次は3月に放送予定らしいけど……とりあえず背景設定がらみと、新登場チームと戦車の紹介。新登場は三輌だけど、相変わらず微妙な……新チームもほとんど既登場という風紀委員のおかっぱ三人と、自動車部。まあ、ポルシェティーガーなんて自動車部が様子見て整備しながらじゃないとどうにもらなんだろう……
 なんだか自衛隊広報ビデオっぽいところもあったりもしたけど、最後は「私たちの戦いはこれからだ!」とは……いや、わざとやってるんだろうけど。
 決着は3月以降まで待たないといけないけど、なんか、最後は姉妹一騎打ちになり一年前と同じ状況になるんじゃないかという気がする。けど、ほんとにどうなるかは待たないといけないんだよなぁ。


  ジョジョの奇妙な冒険 #12「柱の男」。吸血鬼と化したストレイツォも恐れた「柱の男」が目覚めようとしている……その情報の真偽を確かめるため、メキシコへと旅するジョセフ。けど、よく考えたらメキシコのどこという情報もないまま彷徨ってたわけで、そうとう無謀だよなぁ……スピードワゴン財団から遺跡の場所くらいは聞いたのかもしれないけど。ドノヴァンさんが襲って来なかったら詰んでましたよ?
 今回もちょっと省略はあったけど(メキシコのゴロツキに絡まれるところとか)、きちっとキモを押さえたシナリオ作り。
 それにしてもシュトロハイムいいなぁ。ハイテンションな解説とか、変なところでうがいをするタイミングとかw~   そしてついに目覚めた「柱の男」。シュトロハイムによって「サンタナ」と名付けられたそれは、頭部のツノ以外は原始人のような風貌ながら、急激に現在の状況と言語を理解するという異常なまでの知能と、僅かな隙間にも潜り込み吸血鬼でさえ食料にするという身体能力を見せつけ、ドイツ軍(アニメ準拠の呼称)の親衛隊ですらあっという間に全滅させてしまう。
 そこのさっそうと現れたジョジョ。いや、今から考えるといろいろ無理があるんだけど、やっぱ絵の説得力でごまかされてしまうよなぁ。
 原作だとカットの関係から位置関係が無理があったけど、アクションが加わると実は結構無茶な配置だったのがわかる。ドノヴァンへの一撃は最初にサボテンを殴った時に波紋→地面づたいにサボテンに波紋、最初から近くにいたシュトロハイムの髪を引っこ抜く→わざわざシュトロハイムの近くに行って髪を引っこ抜く、など。シュトロハイムはわざわざ助けようとしたんじゃなくて、近くにいたからたまたま一緒に、だったんだけど、まあいいか。
 次は年明けなのがつらい。シュトロハイム面目躍如なんだけどなぁ。シーザーはその次か。


2012年12月30日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 最終回とか

 とりあえず、となかいと神はじとおにあいとてーきゅうとK。
 「となりの怪物くん」と「神さまはじめました」。どちらも少女向けマンガが原作なんだけど、作風と傾向の違いはちょっと出てた感じ。
 欲望やら愛情やらストレートすぎるハルに振り回される雫の周りでも、またいろんな恋愛模様が。
 そいでもってそれを一旦投げ出しての終了。最後のモノローグ、いかにも続編前提なのはどうなのかと思うけど、気になるっちゃ気になる。ただ、スラップスティックとして面白かったのは確かだけど、続編まで来るかいうとよくわからないのだよなぁ。やるならできるだけ早めにやってほしいけど。
 「神様はじめました」は、これって本来平日夕方とかにやるべきネタのような。大地丙太郎監督だし。最近はそういう子供が見れそうな時間帯にやってないんで次の視聴者が育たず、視聴率が右肩下がりなんだと思うけど。ここ最近は少女漫画も「助けてもらう主人公」じゃなく、「動いて自分が周りをひっぱる主人公」が増えたし、そういう意味でも時代に合ってると思うんだけど。
 もちろん内容も面白かったです。
 「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」は、妹ヒロインハーレムものなんだけど、妹やらその他のキャラがブチ切れ過ぎててひと廻り回って面白いという。(性的な意味で)兄を愛し妄想を暴走させ常識はずれのアプローチを繰り返す秋子をはじめとして、逆に現実感無さすぎなのでスラップスティックとして楽しみやすい。と思いきや、最後の最後にモノローグでとんでもないこといいやがりましたよこの兄、オイ。原作ではかなり初期に明かされたネタらしいけど、その前提だと「鉄壁の血縁関係」が崩れるので、いろいろと危ういことに……とりあえずあの小説はAUTOだろ。
 「てーきゅう」。低予算のショートアニメ。毎回ちっともテニスをしないで時間いっぱいしゃべり芸を繰り広げるというネタだったのだけど、各サブタイトルが映画ネタだったり、監督が板垣伸だったりで、低予算ながらも飽きさせない毎回でした。ちゃんと見てると結構疲れるけどな。
 「K」。クランズマンの殺害映像から始まった異能者同士の抗争バトル。違和感満載のシロの正体が明らかになり、自分を覚えてない級友たちのためにシロは自分の犠牲で決着をつける。
 続編決定だそうだけど(最初から変則2クール?)、王を失った赤のクランや白の行方、第二王権者黄金の王とヴァイスマンの関係など、まだ未回収のネタがたくさんだものなぁ。これだけに使い捨てるには設定も惜しいところもあるし。最初の方のよくわけのわからないシロ・クロ・ネコの命を狙ってるはずなのに緊迫感のないお座敷コメディは結構好きでした。w