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2007年03月11日() 旧暦 [n年日記]

[その他] ありきたりですが、寒いですな

 先週から寒の戻りというか、急に一月二月並の寒さに。つか、二月より寒くないですか? 暖冬だ暖冬だと思ってたら、こんな伏兵があろうとは。でも寒いにもほどがある。

  「拉致解決に固執すれば日米歩調に乱れ」…米タイム誌読売 )。「 核計画より4半世紀前の拉致(の解決)を優先させるのは健全ではない」と指摘。さらに、いわゆる従軍慰安婦問題に言及し、「首相は一握りの日本人の拉致の清算を北朝鮮に求める一方、何百何千と言われる性的奴隷(慰安婦)に対する自国の責任に疑問を投げかけているように見える」として、慰安婦問題が6か国協議での日本の立場にも影響を与えると警告した」。あ〜、そういう絡みですか。ただ、どうやって恥知らずに手のひらを返すかって図太さとしたたかさは、見習うべき。河野談話? 無視しちゃえば? くらいの勢いで。こっちの国内の勢力とかなんとかなんてあっちさんには知ったことじゃないんだから。


  北朝鮮「日本の支援受ける気ない」NHK )。ああ、さいですか。それはよかった。一切の金銭的支援を出さないですむならありがたいw このままだと中露米が主体の復興事業に金だけ出させられるという流れなんで、非常に嫌な感じなんですが。



  いん石発見は「予算不足」で無理と NASACNN )。以前計画を聞いたときは「予算大丈夫なのかなぁ」と思いましたが、やっぱりという感じ。リスク・アンド・ベネフィットで考えたときとても見合うものではなさそうというのは確かだけど、こういう荒唐無稽が実現しないのは内心ちょっとだけ残念?


  【野菊】「マクダァナ」と「マクド」IZA! )。「 大学生になってハンバーガー店を「マクド」と呼び、「クッキーモンスター」と発音する長男を見ると、せっかくの資質が中学時代、情熱のない教師につぶされたのではないかと疑ってしまう」。え〜、なんというか「マガズィン」「マルーイ」を連想した私は間違ってるでしょうか? 別に日本語として話している普段の発音まで英語風にする必要は全然ないと思いますが……


  「あるある」孫請け制作費、10年間で半減読売 )。これはひどい……日本テレワークに支払われてる金額は変わらなかったというのだから、日本テレワークが中抜きしたってことだよな……SF者なら野田昌宏氏の関係で「日本テレワーク」という名前にはちょっとは感じるところがあるだろうけど、日本テレワークだけがやってるのではないにしろ、これは本当に非道い。

[特撮] ゲキレンジャー#4と電王#7

  ゲキレンジャー #5「ゾワゾワ!五毒拳」。臨獣拳の理央はゲキレンジャーが二度までもリンリンシーを破ったことで本格的に動き始める。その刺客として五毒拳の使い手のリンリンシー五体が選ばれるのだけど……一気に五体の怪人が出るとは豪勢だぁね。でも、無理やり「トード拳」とか「ゲッコー拳」とか英語にすることもないのでは……
 いきなり出てきた五怪人が巨大化したり、かなり派手な展開だけど、一番は黒獅子理央が変身したことか。「激気」のゲキビーストの影も出したし、これで理央は仲間化確定かな、ってそういう裏読み良くないですが。でも、理央は仲間になるにしてもメレはどうなんだろう? メレは完全に人間じゃないはずなんですが……
 ところで、ゲキレンジャーのマネージャー的ポジションの真咲美希を演じてるのが伊藤かずえだと気付きませんでした……読売新聞の記事に乗ってて気がついた。激ドラマー拳?


  電王 #7「ジェラシー・ボンバー!」。ウラタロスはつっかかってくるモモタロスを唐辛子入りコーヒーでまんまと眠らせ、良太郎の身体を使って町に出る。ナンパし放題の挙げ句、翌朝良太郎が目覚めると見知らぬ女性の部屋にいた。ウラタロスに乗っ取られている間の記憶がない良太郎は、驚いて部屋を飛び出してしまう。だが、良太郎がその女性・優美の部屋から出てくるのを、自称元亭主友也が見てしまう。優美に未練のある友也は、良太郎の落とした財布を見て、喫茶店「ミルクディッパー」にやってきて良太郎を出せとわめき立てる。なにも知らない良太郎は店に帰ってくるが、優美を連れてくるよう脅されて、あわてて彼女を捜す。だが、優美はクロウイマジンと契約してしまっていた……

 ビバルディの「春」を演奏したり聞いてたりする人間を襲う、その理由が「別れた男との思い出の曲だから、忘れたい」という願いを聞いたから、ってのは、かなり強引と言うか……イマジンってのがそもそもそういうものなのか。
 今回、敵が電王の名前を知っていて、「俺も売れてきたな」と喜ぶモモタロス。しかし、一度目は逃げられ、二度目は空中戦から襲ってくる敵に翻弄される。確かにモモタロス向きの相手じゃないなぁ。
 ウラタロスは相変わらずモモタロスと折り合いが悪く、デンライナーの食堂車でとっつかみあいの大げんかを繰り広げるけど、オーナーからレッドカード(乗車拒否)をちらつかされて、とたんに仲良しに(なったフリ)。デンライナー、他にも乗客居たのね。どういう経緯で乗ってるんだろう?
 それにつけてもモモタロスを踏みつけるハナが男前すぎる……モモタロスもなんか気持ちよさげにうめいてるんですけど。
 今回ゲストの優美は龍騎・555にも出ていた栗林瞳さんだけど、今回は龍騎の時のイメージにやや近いかなぁ。元亭主に未練がないわけではないらしいけど、どういう経緯で別れたんだろう?


2007年03月12日(月) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] 先週末からこっち、まとめて

 いや、見たもの全部じゃないけど。


  地獄少女二籠 #20「乙女のアルバム」。今回のゲストは二人の少女。樹里と麻里はかつては姉妹のように仲が良かったが、麻里は樹里に足に怪我をさせてしまった負い目から、今はひたすら隷従していた。実際には足の怪我は治っていて、麻里もそれはわかっていた。樹里は裏切られたという怒りと、それでも相手と離れたくないという気持ちで麻里を隷従させていたのだが、結局二人は地獄まで一緒にいることを選ぶ。
 愛情から死後地獄で会うことを期して、相手も納得づくの上で地獄に流す、というのは前シリーズでもあったが、今回のはさらにどろどろで濃密な少女同士の友情が描かれる。友情、というより二人の世界からお互いつまはじきにされることをおそれた結果の選択、と見えてしまうのは、意地が悪いのか。
 その歪みっぷりがある意味嘆美に見える。


  コードギアス #20「キュウシュウ戦役」。共通の敵を前にして敵味方そろい踏み、というところか。ただ、共闘をこの時点で打ち出したということは、この後はどんどん暗い展開か。ゼロ=ルルーシュ正体ばれフラグも立ってきたし、一度は騎士の座を辞したスザクもユーフェミアからの告白(なのか?)で、再度騎士になったし。
 密かにユーフェミアに欲情してた  もユーフェミアと意外にも急接近するが、思い詰めるタイプだから、なんかヤバげ。


  デジモンセイバーズ #45「男と男のタイマン勝負!大VS英」。「あいむ・ゆあ・ふぁーざー」な話。しかもそれを言うのがイグドラシルではなく、バンチョーレオモン……いや、てっきり英のパートナーデジモンとかだと思ってました。でもデジモンに「俺がお前の父だ」と言われても……デジモン融合体ってわけでもないよなぁ。英の身体がイグドラシルに乗っ取られて、バンチョーレオモンが意識の器になった、ってこと? なんつーか、大門英、「熱い学者」かと思ったら「肉体派な学者」でもあったのか……バンカラな学者って方が正しいのか?
 それにしてもクレニアムモンがおいしいポジションだなぁ。


  妖奇士 #22「帰ってこないヨッパライ」。って、フォーク・クルセイダースかよ! 水を酒にする妖夷・水虎を生み出した元凶探しと、アトルが吉原の座敷で会った、切腹する侍の話が交差する。が、「竹島」で二重釣りとは……(最初「韓国領竹島」と言って、その後、「この時代の竹島とはウルルン島のことで、現在の竹島は松島と呼ばれていて日本が領有権を」云々) 打ち切りが決定したんで、遊んでるのだろうか?
 で、その後番の「地球へ…」の番宣が本編映像が流れるバージョンに。当然だけど、昔の映画のとは印象が違いますな……おそらく2クールだとは思うけど、原作はそんなに長い話でもないのではないかというのが気になる。


  #49「母と子」。アミル・ガウルに魅せられヤバ目の依存状態に陥ったサラが、息子のゼッドを、母という立場すら利用して亡き者とし、アミル・ガウルを奪おうとする。それが毒入り手料理を食わせようとするのだけど、イッちゃってるから料理してる端から口から企みだだ漏れ……親子の絆より、自分の命より、アミル・ガウルを求めるサラの姿に絶望したゼッドはアミル・ガウルを渡してしまうのだけど、結局サラはアミル・ガウル召還時に力を使い果たし、死んでしまう。その最後に、アミル・ガウルの力を求めた本当の理由、生まれたばかりの我が子・ゼッドを守りたいという気持ちを思いだし、最後は安らかに逝ったが、本当にキー・スピリットに関わった人間はことごとく不幸になってるな……ほとんどが死亡、良くて記憶喪失だものなぁ。その最後の人物がノアか。サギリはさっさとキー・スピリットを手放して正解だったということか。


  マイメロくるくるシャッフル #50「潤を救えたらイイナ!」。小さい頃、誰からも失笑された子供らしい宇宙の絵を、潤だけがほめてくれたことを思い出した柊。で、あれほど嫌がってたウサミミ仮面の姿でダーちゃんに乗っ取られた潤を救おうとするのだが……
 ハリネズミ君が風邪を引いて時間を戻せなくなったばかりか、咳をするたびに今まで消しさった人々の記憶を吐きだしてしまい、かつて地球がやはりダーちゃんのせいでピンチに陥ったことを思い出す。けど、「またマイメロがなんとかしてくれるんじゃない?」って、他力本願というか、さっぱりしてるというか……
 で、夢防衛少女隊が再度出動するのだけどまったく役立たず。で、そこに柊が失った力を取り戻すため、クロミに悪魔魔法をかけてくれと頼みにやってきて、みんなでウサミミ仮面に変身。でも、本物のイケメンの柊以外、イケメンビームは出せず……意味ないじゃん! でも、密かにクロミの命を人質に取られやむを得ず寝返ったバクが、今まで貯めた負け犬パワーでイケメンビームを圧倒。バク、よくやった! ……じゃないや。つい本音が。バクもつらいところだねえ(白々しく)。
 とりあえず、真菜にはウサミミ仮面の格好より夢防衛少女隊の格好をして欲しかったかな……


2007年03月13日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まなびストレート#10とひまわりっ!!#10

  まなびストレート #10「集う仲間たち」。経営合併に先んじ、聖桜学園の壊れた時計台の改修工事が始まる。それを利用して署名のアピールをしようとするまなびだが、効果は薄く、それどころか大時計が爆発し、生徒会室だけが延焼してしまう。
 下嶋が気を利かせて用意してくれた新しい拠点は、三十年前に閉鎖された聖桜寮だった。すっかり古びた寮をどうにか使えるようにしようとするまなびたちだが……

 OP、EDが岡崎律子さんの曲のカヴァーだと、つい先週まで気付きませんでした。げしょ。
 みんなちっとも感傷的にならない大時計解体をあざとく利用しようとするまなびワロス。しかも先生に止められた挙げ句、大時計の仕返しのように時計塔が爆発、綺麗に生徒会室だけが炎上。まったく何やってるんだか。
 下嶋が見かねて園長にかけあい、閉鎖されていた寮の使用許可を得るのだけど、それもお化け屋敷の様相を呈していて感謝するどころか怯えて逃げ出す始末……ダメだこりゃ。
 「みんなでやる学園祭、絶対楽しいのに」なんでみんな署名してくれないんだろう、と言うまなびに、芽生は「一般生徒にそれが伝わってないんじゃないか」と言う。まあ、それはそうですわな。ひとつの目標に対し、みんなでわいわいやるのが楽しい、なんてのは体験しなければなかなかわかることではないし。
 そんな学園祭開催嘆願書の期限まで間がないのに、その上寮の改装までしなければならなくなるが、到底間に合いそうにない。そこに続々と、かつて生徒会室の改装を手伝った生徒たちが駆けつける。それ以外の生徒たちもなにか面白そうだ、ということで駆けつけ、寮の改装を手伝い始める。
 一晩で改装作業が完了するといったご都合主義は勿論あるけど(「♪最高だぜモンタージュ♪」 *1 )、いきなり大きなイベントでなく、小さなイベントで連帯感と実績を築いていく、というのはまったく理にかなってる。いや、幸運と偶然の賜なんだけど、たまたまにしろ聖桜寮改装がその役割を果たしたということになる。いや、これって組織の運営で連帯感を高めるのによく使われる手法なんだよね。勿論悪用も出来るわけで、某カルト宗教の偽装ボランティア団体なんかが、この手で何も知らない参加者を引き込んだり……げふんげふん。
 そんなアレな使い方はともかく、集客力や早回し展開やそんなに署名が集まるのかというのはおいといて、そういう部分は、そうだよなぁ、と思ってしまった。まあ、思ってしまったら思った方の負け、ってことで。


  ひまわりっ!! #9「ひまわり、故郷に帰る」。自分の記憶が偽物かもしれないと知り、ひまわりは一人、故郷の日向村に立つ。ひまわりを心配して隼人も追いかけてくるが、村の人たちは変わらずひまわりを暖かく迎え入れ、心配は杞憂にも思えたが、ひまわりの記憶と食い違うところもいくつか。ひまわりはおばあちゃんに会って本当のことを確かめようとするが……

 ひまわりが村で育ったことは事実らしいけど、ある年齢より昔の記憶が食い違っていたりして、ひまわりの不安を煽る。隼人も自分の昔の記憶が偽物だったとわかって色々思いそうなものなのだけど、あまり堪えてるそぶりはないなぁ……根本的に鈍いのか、図太いのか……まあ、サバイバル精神は無駄にあふれてそうだ。
 アルバムや祖母の話で自分の昔を確かめようとするが、昔のことで嘘を吐いてることに罪悪感を感じた祖母が、ひまわりの秘密を明かす。やっぱりひまわりは五歳の頃に祖母に政府の人間によって預けられ、育てられた存在。でも、飛行機事故で息子夫婦を亡くしたひまわりのおばあちゃんにとっては、本当の孫と同様の存在だった。それでもやっぱりショックを受けて飛び出すひまわりを、隼人が追いかけ、説得するのだけど、なんか隼人、ホントに教育者みたいだ……って教育者か。一応。
 なんだかここのところの隼人の役立ちっぷりがイマイチ本当に隼人か信じられませんが、次回はお頭と侘助が再登場らしい。懐かしいな、ヲイ。
*1: 「チーム・アメリカ」参照。モンタージュならば初心者でも短時間で強くなる♪

[その他] そういえば買っていたっけ

  デカ教師(2)/馬場民雄

 「サイコロ」を操る謎の少年・真中通の目的は、4-2担任自殺は4-2の生徒が担任を悩ませたせいではないかと思いこんでの復讐。でも、それが誤解だったことがわかり、話は小学校教師自殺の真相に……って、自殺自体が話の発端なんだけど、それに関わる情報って出てきてないように見えるのだけど、どう転がるんだろう? 下手すると三巻で終わりでも不思議はなさそうな展開だけど……掲載誌自体が潰れたのだから、きちんと完結することを期せるだけども幸運なのだろうか?

[その他] この人も懲りないなぁ

  慰安婦問題の第一人者である吉見教授、安倍首相の発言に苦言AFP BB News )。「 吉見教授によれば、旧日本軍が前線部隊のために慰安所を設置する命令を下した関係書類を、偶然、発見したのは1980年だったと語る。」え〜、普通に考えれば、これが本当だとしても「慰安所設置に関する書類」であって「ジュウグンイアンフ強制連行の証拠」にはなりえません。ちなみに、1980年以降の番組で 『それまで討論していたこと(慰安婦の連行と軍を直接関係ずける証拠)を裏付ける資料はあるのか?』と問われた吉見教授が『まだ無い。しかし、防衛庁の旧陸・海軍関係の資料を探せば、見つかると思う。』 というようなやりとりがあったようで。つまり、これらのことを考えると普通に考えられるのは「軍が民間業者(娼館経営者)に委託をした」と推測するのが妥当。実際、そうだしね。ではそういった民間業者は国家権力を背景に強制的に女性を集めていたとしたら、それ以前は誰も集まらなかった、ということなんでしょうかね? それ以前から集まっていたというのなら、国家権力で無理矢理集めた、という推測はどこから成り立つのか。吉見教授が仰るように「慰安婦の連行と軍の直接関与の証拠」はありません。
 証拠がない考えは推論に過ぎません。推論で断罪をするとは、この人、本当に学者でしょうか?
 そう言えば、先日読んだ「詭弁論理学」にこんな事が書いてありました。「人の気持ちはあくまでもわからない」。傷ついた傷つかない、を声高に主張するのではなく事実のみを淡々と追求していくべきでしょう。それが出来ないなら、学者ではありません。


  「日航事故、脳裏よぎった」=乗客ら緊張の2時間−ボンバルディア胴体着陸・高知http://headlines.yahoo.co.jp/hl? Y!hl )。 全日空が謝罪した( 産経 )、というニュースの見出しを見て、「なんのこっちゃ?」と思ったのですが、こんな事故が起きてたんですね。胴体着陸が無事成功したようで、本当に良かった。


  【太田光 アウトロー的な優等生】(1)浮いていることが面白い産経 )。ご本人は基本的に真面目な方なんだろうなぁ、とは思いますけどね……時々発言が痛々しいのは、あれは芸には入らないと思う……「芸人」がテレビに出なくなったなぁ、と思ったけど、そもそもそんなにテレビ見てませんですた。


  神経は電気ではなく音を使う?/.J )。記事にあるBiophys. J.とPNASの論文のAbstractをざっと読んだけど、記事でも指摘されてる通り、神経信号は音である、なんて当然書いてない。神経細胞の電気信号を細胞膜のソリトン的状態変化の伝播が制御、麻酔の作用などに重要な役割を果たしてるのではないか、というような感じか。こんな思わず苦笑してしまうような誤報ってのも、あるものなんだなぁ。


  日豪首脳が安保宣言に署名、経済連携でも一致読売 )。リベラルな方面の方は、「安保反対!」とはやらないのかしらん?


2007年03月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][読書] 「赤ひげ診療譚」を読んだ

 古書店で買ってきた。山本周五郎の「赤ひげ診療譚」を読了。これまで読んだこともなく、黒澤明の映画も見たことがなかったので、「赤ひげ」の名前が「新出去定」ということも初めて知りました。げしょ。
 話は青年医保本登が、小石川養生所の意志新出去定の元で、反発したりしながらも成長していく様が描かれる連作、ということになろうか。登は長崎での遊学から帰ってきたばかりだが、エリートである自分が掃きだめのような養生所に遣られたことと、遊学中に許嫁に裏切られたこととで最初はすっかりひねてしまっている、強引な去定に対しても最初は反発するだけだが、去定が大きく構えて自分を見守っていてくれることを知り、また、養生所医として貧しい人々の治療に携わるうち、人の見方、人生の見方が変わっていく。
 で、ふと Wikipediaで「赤ひげ」の項目 を探し当ててみたのだが、その中に黒沢監督の言として少し気になることが書いてあった。
 「 日本映画の危機が叫ばれているが、それを救うものは映画を創る人々の情熱と誠実以外にはない。私は、この『赤ひげ』という作品の中にスタッフ全員の力をギリギリまで絞り出してもらう。そして映画の可能性をギリギリまで追ってみる。」。この当時、邦画は零落傾向にあったようで、その状況を打破するために、敢えてじっくりと腰を据えて制作されたらしい。(もっとも、黒澤明は「七人の侍」でも予算と撮影期間を大幅にオーバーしたのだが。それを許したのは、大物であったとは言え会社の上層部に理解があったということだろう)
 で、なんでそんなことが気になったかというと、理由は邦画の興行収入が洋画のそれを上回ったということに関係する。昨年邦画が大ヒットしたそうだが、印象的にはそれとは逆に、本当に中身が伴ってるのだろうか、という想いがある。それはこの記事にもあるように、映画制作システムの熟成と洋画離れの影響であろうし、それにあぐらをかかないでいる、ということができるだろうかと考えると、もう少し頑張って欲しいと思ってしまう。
 順風の時ほど逆境に備えて欲しいなぁ。


  「話をいろいろと聞いて、慰安婦が苦しんだことは事実だと判断した」朝日 )。え〜、この人何を言いたいの? そりゃ苦しんだでしょう。その責任が、主に国の責任かどうか、ということです。同様の存在なら、その前後に日本以外でもいました。米国にもです。それと同様の苦しみならば、その方たちには申し訳ないですが、「そういう時代だった」と言うほかありません。それが事実なんだから仕方ない。
 ホントにこの人大統領選出馬するの? 参るなぁ。


  ゼットン、「岐阜シティ・タワー43」に展望レストラン日経 )。一億度の火の玉ではないですよ? そういうレストランバー中心のチェーン店があるんです。 ここ


  鈴木ヒロミツさん死去 歌手、俳優として活躍サンスポ )。なんと……一月に見つかって、ということは、相当進行してたのだな……特に意識したことはないけど、そこにいて当たり前で、なおかつ柔らかい雰囲気を持った役を演じられた方でした。お悔やみ申し上げます。

[アニメ] ヤマトナデシコ七変化#23

  ヤマトナデシコ七変化 #23「台風の目、帰宅する」。あ、先週のオチ、ちゃんと引いてたのね。どさくさに紛れスナコを連れ去ったのは恭平の両親。スナコから家を出てしまった恭平の様子を聞こうとしたのだが、スナコの「未確認生物」っぷりに怯えるばかり。恭平がスナコを連れ戻しに来るのだが、すぐ帰ろうとする恭平に、両親はせめて一晩だけでも泊まっていってくれと頼みこむ。

 恭平が家を出た理由が明かされるのだけど、両親、めっさ普通ですな……スナコも拍子抜けしますわな。恭平が家を出たのは、父親が単身赴任して母子二人の間に母親から口汚くののしられたから。もっとも母親も連日恭平目当てに押しかける人の群れに神経が参ってしまい、心ないことを思わず言ってしまったのだけど、どんだけの人の群れやねん。
 スナコは恭平の母が心労でお肌も荒れて人前にでれない、と嘆くのを聞いて、「それなら女を捨てれば大丈夫」と家中の鏡や化粧品を捨てようと……恭平が母親に「生まなければ良かった」と言われたと聞き、自分がホラー三昧の引きこもり生活に突入した直後、自分は母親に肯定してもらったことを思い出してるから、あれはあれで恭平への思いやりだったのかな……いつも通り調子っぱずれですが。
 でも窓際で恭平母ともつれ合ってるスナコを見た女の子たちが幽霊と勘違い、蘭丸、武長、雪之丞と乃依、お嬢様がたたられるぞと脅して追い払ってしまったから、結果オーライなのかな?
 でも、万事解決と思いきや、いつも通り「まぶしい生き物」から逃げようとしたスナコの言葉に、母親からの拒絶の言葉を思い出し、恭平はみんなと別れようとしてしまう。いよいよ最終回展開かな?


2007年03月15日(木) 旧暦 [n年日記]

[その他][読書] 今読んでるもの

  城をとる話/司馬遼太郎

 先週末 深+ でこれに関する話を聞いて興味を持ったので。
 あとがきに書いてあることとマスターから聞いたことのちゃんぽんになるけども、以下概略。
 石原裕次郎が、かねてから希望していた司馬遼太郎原作による映画の企画を司馬に打診した。かねてから石原と親交があったこともあり、司馬は快諾したのだが、その映画「城取り」は、興業上の都合からか、司馬の原作ができあがる前に司馬の提示したプロットを元に脚本家池田一朗と監督の共同脚本で制作され、その後司馬はそのプロットをこの「城をとる話」として完成させた。
 しかし、この「城取り」「城をとる話」の主人公、車藤左はとある実在の人物をモデルとしていた。この脚本執筆でその人物に興味を持った池田一朗はそれをきっかけに調べ、後年その人物を主人公にした小説を書き上げる。
 その人物とは前田利益慶次郎であり、脚本家池田一朗の別ペンネームは、隆慶一郎という。つまり、「花の慶次」の原作となった「一夢庵風流記」とのつながりである。
 ただ、司馬遼太郎は車藤左のことを指して「はた迷惑な人物」と言ったとか……終盤にさしかかったところだが、人物的にはこちらのほうが格段におもしろみがある。なるほどなぁ。映画の方も見てみたいものだ。
 しかし後書きにスターシステム、ディレクターシステムからプロデューサーシステムへの転換を訴えかけてるのは、すでにプロデューサーシステムが確立された今日としては、どうなんだろう?


  河野衆院議長「談話は信念をもって発表」毎日 )。信念以外の根拠を求めているのです。個人的なものに収まらないのに信念だけしか根拠が提示できないなら、そんな信念、犬にでも食わせてしまえ。以上。


  「慰安婦」追及のホンダ議員 中国系の献金突出産経 )。ま、そんなもんでしょうね。これで日本糾弾決議が翻るかわかりませんが、少なくともバックボーンは明らかになったわけですね。糾弾決議支持議員の方々、これからも反日団体の権益のために頑張ってください。


  「それが地獄の始まりだった」、元慰安婦抗議の叫び - フィリピンAFP BB News )。まあ、この方が本物か否かは判断できないんですが、「 動物のようにジープの後座席に投げ入れられると」……いや、「ジープ」って何かご存じですか? ポパイの万能生物ですよ? 転じて、米軍採用の四輪駆動車。旧日本軍にそれに相当するものってあったっけ?
 少なくとも記憶があやふやなのは、確かそうですね。
 この手のネタが米国の日本糾弾決議のニュース以降湧いて出まくってるんで、いじるのにも多すぎて困りますわ。


  レバニラいためや、野菜いため、ギョーザが定番の大衆中華料理店。もし、これに中国政府がクレームをつけたら中日 )。そもそも、たとえば「日本式カレー」にインドが文句を付けたとかは聞いたことがないですが、もし付けたとしても、「おいしいんだからいいんじゃない?」で終わりの気が……名古屋の名物「台湾ラーメン」も、台湾にはないと言っても(今ではいささか時代遅れながら)トリビアにはなっても「ふ〜ん」で終わりの話なんですが。
 「 海外の食文化を換骨奪胎して、オリジナルと離れたメニューを作ってきたのは日本だ。自国の料理にだけ注文をつけるのは、少し身勝手な気がする」。「気がする」ですか? ってのはおいといて、別に「取り締まろう」とはしてませんが。「これはちゃんとした日本食」「これは出鱈目」という判断基準を作ってるだけだと思いますが。中国料理や韓国料理で両国政府がやりたいならどうぞどうぞ。

[アニメ] 銀鉄永分#22と武装練金#24ちょっとずつ+α

  銀河鉄道物語〜永遠への分岐点 #22「運命の再会」。死んだと思ってた学の父・渉が生きていたらしい。しかも異世界の十人を苦しめる存在として……というのがここんところの展開。
 先週次元掘削シールドの試作機を発見したと思いきや何者かに撃たれたキリアン、生きてましたな。鉄道管理局の上層部が稼働してる一号機を利用してるっぽいが、現場は上の制止をふりきり、シリウス小隊救出へ……お約束だけど、脅しに屈せず全小隊が救出作戦に志願するのはやはり燃えますな。
 ところで、レイラ・ディスティニーって銀鉄のトップじゃなかったの? おかざり?


  武装練金 #24「キミが死ぬ時が私が死ぬ時」。本編云々はさておき、カズキがヴィクターと一緒に月まで行ってしまった後、「これで俺の名前を呼ぶものがいなくなった……」とつぶやくパピヨンを見て、やはりこの話のヒロインはパピヨンだとおもいますた。


 それと、旧作の「地球へ…」ですが、キース・アニアンが沖雅也ってのは先日姉に指摘されて気付いたんですが、確かそもそもソルジャー・ブルーが志垣太郎じゃなかったっけ? つか、メインキャストの多くが非声優畑だったらしい。つか、監督の恩地日出夫氏自体が実写畑の方らしいですが。
 そういえば沖雅也って言うと、先日深+で「惑星大戦争」っつーB級とすら言い難い映画を見たんですが、これに沖雅也出てたんですな……
 見ると半端にスターウォーズを真似してたり、ヤマトの真似してたりで笑えたんですが、これって「日本版スターウォーズを作れ」と言われ、50日で公開までこぎつけたとか……マジかいな、と思うと同時に、マジだったらちとびっくりですわ……いや、いろいろダメなんだけど、ダメとはいえ50日で公開までこぎつけるというのは、ちと突貫にしても感じ入るところがあったり。それが正しいのかはともかく。


2007年03月16日(金) 旧暦 [n年日記]

[読書] 大迷惑

 昨日も書いた 城をとる話/司馬遼太郎 を読了。
 面白いのだが、いやはや、なんと言っていいのか困る。
 話は関ヶ原決戦の前、上杉家の城下町である会津若松に、中条左内を訪ねて一人の男がやってくるところから始まる。男の名は車藤左。隣の佐竹家臣だが、出奔してきたと嘘か本当かわからないことを言う。だが、その実は仙台藩の伊達家が会津との国境に城を築きつつあるのを、内偵に来たのだった。だがこの車藤左という男、単に調べるだけでは飽きたらず、手勢も率いず自分一人でその城を落としてみせると言い出す。
 天性の人誑しで性格は豪放磊落、人には惚れ込むがものには執着しない、となれば、「花の慶次」で描かれた前田慶次そのもの、と思うかもしれないが、決定的に違う点がある。この車藤左、徹底的にはた迷惑なのである。話術、というのかなんなのか、半ば天性の才能で人を惹きつけ、他人に「この人のために働きたい」と思わせてしまう才能の持ち主であり、一人で城を落とすという途方もない試みも、荒唐無稽ながらつい「本当に出来るのなら」と手伝いをする気になってしまう。だが、まともに考えれば一人で城を落とすなんて正気の沙汰ではない。
 おまけに徹底的に場当たり的である。臨機応変ということもできなくはないだろうが、とにかく深く考えない。その場その場で思いついたことを実行していく。
 そんなだから、試みは上手く行かず状況は二転三転どころか十転くらいするのだが、段々藤左が引っかき回すうちに敵味方被害がどんどん雪だるま式に増えていく。しかし藤左は気には病んでも反省することなく、内心で「すまん」とか「悪いことをしたなぁ」と独りごち、それっきりそんなことは忘れてしまう。「城を落とす」という目的のために、全て道具として考えてしまう。これが普通ならば冷酷に思われるところだが、藤左自身の命も道具の一つとしか考えてないので、ある意味では徹底してる。「しかたないなぁ。俺の命をくれてやるしかないか」とあっさり考えてしまうところがある。単に「一人で城を落とす」という「夢」のために被害を顧みず没頭し邁進してるだけなのである。これが非常にはた迷惑な事態になる。
 左内を始め皆、藤左に惹かれてついてきて手伝ってはみるのだが、どんどんとんでもない事態になっていき、気がつくとのっぴきならないことになってしまい、唖然とする。「花の慶次」の前田慶次のように万能の天才ではないし、無敵の正義のヒーローでもない。
 敵も味方もそんな男にひたすら引っかき回される話(しまいにはいいようにひっかき回れた人々がばたばた死んでいく)なのだが、やはりどこか憎めない。ひたすらはた迷惑でどうしようもないのだが、司馬遼太郎もそうでありながら「これも男の夢」と考えて書いてるふうがある。
 もうしっちゃかめっちゃかだが、そのしっちゃかめっちゃかが面白い話だった。


2007年03月17日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] コードギアス#21と地獄少女二籠#21とゴーストハント#23と妖奇士#23

  コードギアス #21「学園祭宣言!」。ゼロの正体バレフラグも立っていよいよ第一期最終展開かな、と思ったらお気楽学園祭……開会の合図が「にゃーん」って……スザクに正体がばれたカレンは、学園では説得をしたいというスザクの考えで正体が伏せられることに。扇はヴィレッタを連れて学園祭にやってくる。元教師ってのがなんか意外だけど、反ブリタニア活動に身を投じるきっかけになった親友の死ってのは、カレンの兄なのだろうな。ヴィレッタは記憶のないまま扇と一緒になってもいい、と言ってるけど、いよいよ記憶を取り戻す布石としか思えん……
 ルルーシュもユーフェミアとひとときの語らいをするが、その直後、ユーフェミアがお忍びで来てることがわかり学園は混乱、その混乱に乗じ、ユーフェミアは独断で「行政特区日本」の構想を発表する。まあ、理想と志は買うけど、混乱を招くだけだろうなぁ……ただ、懐柔策としては正しいけど。
 他には何気に復活しそうなオレンジ卿だとか、以前試しにギアスの能力をかけられて壁に印を付けてる女生徒だとか……忘れ去られてなかったのか。


  地獄少女二籠 #21「紙風船ふわり」。骨女の過去編。骨女は元々薬種問屋に奉公していたが、そこの若旦那に惚れて欺され、遊女として売り飛ばされていた。更に、妹分を気遣って足抜けしようとしたが妓楼の用心棒と出来ていた妹分が裏切り、足抜けを手伝おうとしたなじみの客ごと斬り殺されてしまう。けど、そのなじみの客が「鉄」って……坊主頭の骨接ぎかと思ってしまった。
 で、子供を身ごもったにも関わらず男に裏切られた女の依頼で動くのだけど、それにはその骨女の過去も絡む。枯獲鳥、って、確かに子を亡くした女の霊が変化したものだ、と言われてるけど、結構妖怪化してるのね、この世界。
 次回は以前登場した拓真が再登場。地獄流しに関わった人物が再登場って、第一期の柴田親子以来じゃないのか?


  ゴーストハント #23「File8 呪いの家#1」。こっちは間違いなく最終展開か? 今回は老舗料亭からの依頼。代替わりするたびに身内に死者が出続ける家のお払いを頼まれるのだけど、祟りの元の悪霊は一筋縄では行かなさそう。おまけにナルまで憑依されるし……しかし、純粋な命の取り合いならリンもかなわないナルって、何者?


  妖奇士 #23「印旛沼古堀筋御普請」。まあ、そりゃ「妖怪」なんて言われた鳥居耀蔵だって正しいことも言います罠……現実の鳥居も儒家思想に凝り固まって功名欲が強かっただけで、けっして物事が見えなかった人物ではないし。ただ、持ってたものが明らかに時代に逆行してたんですな。ただ、アトルも奇士たちも妙に物分りが良く、印旛沼の普請に理があっても、普請に借り出された人足の待遇の悪さの正当化にはならんだろうに。


2007年03月18日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 電王#8とゲキレン#5

  電王 #8「哀メロディ・愛メモリー」。クロウイマジンの攻撃から辛くも逃れるも、優美がイマジンと何を契約したかがわからない良太郎。ウラタロスが協力し、「別れた男のことを忘れたい」ということはわかったが、それが襲撃された犠牲者とどうつながるのかがわからない。しかし良太郎はイマジンとの契約云々以上にのめり込み「本当に忘れちゃっていいの?」と食い下がる。

 「男のことを忘れたい」→「思い出を消しさりたい」→「男との思い出の曲を消してしまいたい」って、強引にもすぎるな、クロウイマジン……
 優美が「思い出を忘れてしまいたい」と言っていることに過剰に反応する良太郎。つきまとい続けるのだが、いつも通りの運の悪さを発揮、挙げ句、ありえない事故で死にかけるはめに……そんな究極的に運の悪い自分のことよりも人のことばかり心配する良太郎に、優美も本心を吐露する。だが一歩遅く、最後に優美のオルゴール付きペンダントを投げ捨てたクロウイマジンが契約完了したと勝手に解釈、過去へと飛んでしまう。
 今回はのっけはソードフォームではなくロッドフォームでクロウイマジンの空中攻撃を撃退。状況に応じたフォームチェンジをちゃんとしてるようで。
 結局結婚式当日に喧嘩別れした友也と優美も、あたらしいペンダントでやり直すことになる。それを見ていた良太郎は「やっぱ忘れない方がいいよ」と愛理に語りかけるが、愛理は何のことかわからない様子。愛理は、何か辛い過去を忘れてしまっているよう。良太郎が「特異点」なことと関係あるのかな?
 今回は最後に、次回登場のイマジンが顔見せ。妙な関西弁、ってことは三体目の良太郎イマジンなんだろうけど、今回は良太郎には憑かない???


  ゲキレンジャー #5「ウジャウジャ!どーすりゃいいの?」。五毒拳の登場に不安に駆られたジャンは、「ランを見習え」とアドバイスを受ける。しかしランはカデムとのスピード勝負に負け、ジャンは一層不安に駆られる。
 カデム、なんであんな「エレファントマン」な格好なんだろうと思ったら、あんな顔ですか……まあ、見られたくはないですな。
 ジャンは「不安ならば、不安を克服するよう修行すればいい」というマスター・シャーフー教えを忠実守り続けるランと、その修行の成果を見てより一層修行に打ち込む。しかしレツ、わざわざ重い鉄板を運んでくるなよ……
 五毒拳の中に裏切り者、ではないけど、理央の意に逆らって秘密のワザを隠し持ってる者がいることがわかって、当面はそれが中心になるのかな?

[映画] 森のリトルギャング

 アライグマのRJは熊のヴィンセントがため込んでいた食料をかすめ取ろうとして失敗。その食料もすべてなくしてしまい、冬眠明けの一週間後までになくした食べ物をすべて揃えると約束してしまう。だが、一週間でそんな大量の食べ物を集めるアテがないRJの前に、新興住宅地「キャメロット・エステーツ」の看板が目に入る。
 一方、森で冬眠から目覚め始めた動物たち。カメのヴァンが率いるオポッサム、リス、スカンク、ハリネズミのグループは、早速次の冬眠に備えて食料を集めようとするが、森の真ん中に延々と続く垣根が出来ていて、驚く。垣根などというものを見たことがない動物たちはそれがなんなのかすらわからないが、垣根の向こうの様子を見に行ったヴァンが命からがら戻ってきて、皆に告げる。「森が半分、消えてる」と……
 実は動物たちが冬眠している間に森の半分に住宅地が出来てしまっていたのだ。どうやって食料を集めようかと途方に暮れる動物たちの前に、様子を見ていたRJが姿を現す。RJが差し出したスナック菓子に、みんなは騒然。そんなものこれまで食べたことがなかったのだ。一口食べてその魔力に取り憑かれてしまった動物たちは、RJの指示で街から人間の食料を奪い出す。もちろんRJの目的は一週間でヴィンセントに差し出す食料を集めることだったのだが、そうとは知らないみんなはRJに感謝し、尊敬する。ただ一匹、RJにうさんくさを感じ、嫉妬混じりにそのやり方に反対し続けるヴァンを除いて……
 RJは順調に食べ物が集まることにご満悦だが、動物たちが本気でRJを慕い、家族として迎え入れようとすることに次第に罪悪感を感じ始める。
 そんな時、街の人間が動物駆除業者を呼んだと聞いたヴァンは食料を人間たちに返そうとして、それを止めようとしたRJを巻き込んで一騒動、結局すべての食料をなくしてしまう。その上、RJを糾弾する中でつい「世間知らずのみんなをそそのかすのはやめてくれ!」と口にしてしまい、完全に孤立してしまう。
 みんなを騙してまで集めたヴィンセントに差し出す食料を無くして途方に暮れるRJと、本気でみんなを心配していたのだが、RJへの嫉妬も混じって冷静な判断が出来なくなっていたことを反省するヴァンが夜の森で出合い、お互いの心情を吐露し合うのだが、RJがパーティをする住宅に運び込まれる大量のお菓子を見て、一発逆転の作戦を思いつく。
 原題は“Over the Hedge”、「垣根を越えて」。「森のリトルギャング」とは良く付けたタイトルだなぁ。
 動物たちは初めて口にした人間の食料に衝撃を受け、RJの口車のままに奪い出すのだが、確かにその荒らしっぷりはギャング的。もっとも、動物たちからすれば暮らし慣れた森の半分が消えて、そこに出来た人間たちの街にその代わりの食料を求めてるだけで、人間の立場からすれば家を荒らすギャングどもということになる。
 野生の動物の立場と、人間のルール、そのギャップが大袈裟に描かれるのだけど、スナック菓子に中毒的にのめり込む動物たちが、一気に文明に堕落していく様が、別に教訓的なものもなくオーバーに描かれてくのが楽しい。衛星放送のテレビはどっかから調達するは、ハリネズミの子供たちは携帯ゲーム機にのめり込むは……
 ストーリーの大枠としては口八丁を頼りに一人で生きてきたRJが、純真で誠実な森の仲間たち(誠実な連中が盗みをするのかという問題はひとまずおいとく)に触れて、食べ物よりも、ヴィンセントの脅しよりも仲間を助ける選択をする、ということになるのだけど、あくまで「食べ物にはいつも飢えてる」「生存が第一」という動物の視線を基本に、ヴァンの視線もRJの視線も特に肯定も否定もしない上で描かれる過剰なドタバタが楽しい。深遠なテーマはないけど、説教臭さや押しつけがましい倫理観抜きで見る人を楽しませることに注力した面白い映画だった。


2007年03月19日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 「はやぶさ」、またもや受難

  はやぶさ、消滅の運命? 地球の大気圏に再突入の公算大朝日 )。カプセルの放出のためには、突入せざるをえないという状態らしい。使命は果たすとはいえ、残念。
 ところで関係ないですが、月周回衛星、どうせならセレーネとかじゃなくって、かぐやとかじゃダメだったんでしょうかね。


  浅野氏、特派員協会で講演 慰安婦問題にも言及産経 )。「 日本が外国人を少なくとも一部は強制的に引っ張ってきて、従軍慰安婦という形で使ったのは歴史的事実」極めて曖昧な言い方だが、おおむねで言うなら、事実ではない。どうしてこの手の人たちは資料に当たらず、「言った」「言わない」だけで強弁しようとするのだろう? 石原現知事もいろいろアレだけど、この人もアレ。
 やっぱ桜金蔵に投票するしかないか?(おいおい)


  女高生スカート日本一短い 新潟の「どうしたら」議論J-CAST )。別にそのままでいいんじゃないでしょうか?

[アニメ] 牙#50とマイメロシャッフル#51

  #50「永遠の絆」。 キー・スピリットをすべて集めて救世主になろうとするノアが、最後のキー・スピリット、アミル・ガウルを奪うためにゼッドに挑んでくる。ゼッドは関わった人間に破滅しかもたらさないキー・スピリットをノアに集めさせまいと抵抗するが、四対一の戦いに力及ばず倒れ、アミル・ガウルを奪われる。そして、ついにタスカーが復活してしまう。
 ノアはタスカーの意思に操られ、世界を滅ぼし始める。それを止めようとするゼッドだけど、その端緒を開いたのはダイアナ。ああ、ノアって眼鏡っ娘よりも年増の方が好みだったのか。
 そしてゼッドの呼びかけに、ノアは自分が力を求めたのは、ゼッドに恩を返し、ゼッドと対等になるためだったということを思い出す。そして、ゼッドはノアの代わりにタスカーを引き受けるが、タスカーはゼッドを取り込んでしまう。
 う〜ん、ゼッドはノアと違って強い子だけど、人々の運命を狂わせ続けたキー・スピリットの真の姿、タスカーに抗えるのかねえ。


  マイメロシャッフル #51「メロディがとどいたらイイナ!」。ダーちゃんに身体を乗っ取られた潤を救おうと、マイメロたちは必死に潤に呼びかけるのだが……
 恵一がこのところ特に潤につらく当たっていたのは、潤のことを心配する歌につれなくされたかららしい。そして、圭一は自分が歌のことを妹として見ているわけではないことに気づく。ああ、そうだったんだ。考えが先に勝ちすぎるんで、本人も気づいてなかったんですな。
 で、自分の気持ちに素直になることにした圭一が演奏した思い出の曲によって、潤が意識を取り戻し、二人でセッションをし、ダーちゃんを打ち払う。が、追い払ったと思ったのもつかの間、クロミが新クロミノートにマイメロへの怨みを書き綴るとダーちゃんが再び降臨、クロミに取り付く。
 マリーランドの住人に次々ダーちゃんが乗り移ったとき、怨みのパワーが一番強そうなのにクロミには乗り移らなかったのが気になったのだけど、最後まで温存しておいたのか。
 今度はクロミを救う展開になるのか。
 第三期シリーズも決定してるらしいけど(次期シリーズはサンリオバラエティ番組内の短編アニメらしい)、圭一のこともあるし、今度はどう引っ掻き回されるのか。


2007年03月20日(火) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まなびストレート#11とひまわりっ!!#11

  まなびストレート! #11「わたしにもみえるよ」。条件である全校生徒70%の署名を集め、学園祭中止が撤回される。そして急ピッチで準備が行われた学園祭の当日。せっかく苦労して開催にこぎ着けた学園祭に、まなびたちは本部に張り付きで楽しめない。そんな学園祭に、まなびの兄と愛洸学園学園長が学園祭にやってくる。

 あっという間にやってきた学園祭(アバンタイトルで本当に前日まであっという間にすっ飛ばされた)、ようやく間に合った準備当日、わくわくしながら学校で過ごすまなびたち。でも、上記の通り肩すかし(笑)。しかし、「学園祭見に行きたいよう!」と駄々をこねるまなびたちに、応援に来た多佳子が、みんながひとつになって楽しんでる様を感じるだけで、十分報われてることを気付かせる。
 学園祭自体は桜園長も言ってたように「普通の学園祭」だったのかもしれないけど、無為で楽しいだけのことに全力で向かえる、それが出来るのが学生時代しかない、という、「何の役に立つの?」と言われてしまえばおしまいだけど、何か重大なことを成し遂げた達成感が残る、学園祭(でもなんでも、学生時代のイベント)の楽しさをストレートにぶつけてくる。
 周囲の大人がそんなに物わかりがいいわけはないんだけど、だからこそ逆に、そういうものを肯定して欲しいという、見てるこちら側の気持ちが再確認される。
 ライブシーンは、涼宮ハルヒの憂鬱のとは位置づけとか意味づけが違ってた。まあ、制作者が意識はしてないことはないんだろうけど。ハルヒのはスーパー過ぎて日常に関心が持てなくなってたハルヒが、人のために一生懸命になることに快感を感じてとまどう布石だったのだけど、こちらのは、純粋にお祭りの楽しさ。
 しかしお兄ちゃん、「年増女との爛れた関係」だけじゃなく、結構腕っ節も強かったのね。


  ひまわりっ!! #11「秘密の過去はカラクリ模様」。日向村からの帰り、ハヤトと温泉に浸かるひまわりは、近くから火の手が上がっていることに気付き、駆けつける。そこは焼き払われた忍者の隠れ里。しかも、そこは以前隼人をつけねらってたお頭とわび助、さび助が身を寄せていた村だった。お頭とわび助は難を逃れるが、他の村人と一緒に襲撃者にさらわれたさび助を取り戻そうと、二人は息を巻く。だが、そこに村の襲撃者である小葉きゅうり先生と卸屋筆乃子先生が姿を現す。
 一方、しきみたちは黒幕の製薬会社の基地に潜入し、ひまわりたちの秘密を知る。

 これまで示唆されていた通り、ひまわりもハヤトも試験管ベイビー。それも、蘭丸と織田信長の遺伝子を用いたのだという。いや、そう言われても信用できないから。特にハヤト。(笑)
 国のために働く優秀な忍者とその主人を作ろうというプロジェクトで生み出されたのだが、プロジェクトの解体に伴い民間の製薬会社に払い下げられ、その際特に期待されていたひまわりとハヤトは密かに製薬会社の目を逃れ、人に預けられていたのだという。つまり、一期目冒頭の幼いひまわりを助ける武智先生は、製薬会社からひまわりを奪取するところだったのですな。やつがしらも製薬会社に学園を買収され従うフリをしながら、影ながらひまわりたちを支援する形をとっていた、ということ。でも小葉きゅうりと筆乃子、本気で襲ってなかったか?
 で、そんな話をあっさり信じるひまわりに、「いやぁ、ありえないっしょ」と突っ込むハヤト。いや、通常の反応としては、ハヤトが正しいんだけどね……
 なんだかんだでひまわりを気遣うハヤトだが、ひまわりはしきみたちが窮地に陥ってると知り、敵の本部に乗り込むことを決意。さび助を助けようとするお頭たちも同行することに。
 次回は、敵地に乗り込んだお頭がハヤトもろとも玉砕?
 お頭とわび助のキャストがEDに出てこないと思ったら、それぞれ小葉きゅうり先生とモモ太のダブルキャストだったんですな。しかもモモ太、「すもも」の鹿野優以だと初めて気付いた……それにつけても「卸屋筆乃子」って、いつ見てもすごい名前ですな。