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2011年03月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[その他] 名古屋市議選投票率

  名古屋市議選 投票率43.96% 12年ぶり上昇毎日 )。それでも十分な投票率とは言い難いですが、投票率が上昇に転じたことは喜ばしいです。結果はおおよその予想通り河村市長が立ち上げた「減税日本」が第一党になりましたが、過半数まではいかなかったとのこと。内訳は減税28(新)、自民19(-4)、公明12(-2)、民主11(-19)、共産5(-3)。(具体的な選挙結果は こちら )。新規の減税日本以外軒並み議席数を減らしてますが、公明の場合は元々減税日本対策に候補者数を搾り、票を集中させたようです。「減税日本」の大勝利と見るか、地方政党ブームとマスコミで煽られてたわりには過半数行かなかったのはふがいないと見るかは微妙ですが、減税日本に追い風があったとは言えわりと保守的な地方都市ということを考えると、妥当な結果かなと思います。
 で、「減税日本」の当選者の内訳を見てるのですが、ほんと商店街の店主、みたいな人が多いですな。それがいかんというわけではないですが基本的に河村市長の意向にそのまま応えるのでしょう。
 それとこの議席数がどう転ぶのか、それこそ「賽は投げられた」なので、見守るしかないですね。


 それと、被災地での救助活動について、マスメディア、特にテレビで繰り返し流される特に被災状況が酷い場所について、「なんであそこに救助に行かないの!」という声がtwitterなど見てると聞かれます。しかし、人員や装備の数量的制限、地理的条件、その他多くのものが重なっています。さらに、そこ以外にも救助を待っている方々は大勢いるのです。
 「見捨てるのか!」と言いたいお気持ちは一面ごもっともに思えますが、一番要救助者や犠牲者と対し、犠牲者を助けられなかった現実と向き合うのは、当の救助に向かう自衛官やレスキューの方々なのです。
 私の知人で、もうあまりテレビでも報道されてませんが、やはり地方自治体のほとんどが津波にのまれた地域の救助に入ってる方の話を伝え聞きます。明確なところはわかりませんが、かなり絶句するしかない状況のようです。
 ご遺族の御身内の方が、「どうしてもっと早く……」と言わずにはいられないお気持ちはわかります。ですが、せめてそれ以外の方は、「テレビに映ってる場所」だけを指さして「どうしてあそこの人を助けないの!」と救助の方を責めるような事は言わないであげてください。
 彼らの仕事は他の誰にも出来ない仕事なのです。それを忘れないでいてください。


2010年03月14日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ゴセイ#5とW#26

  ゴセイジャー #5「マジカル・ハイド」。共同生活を始めたものの、性格の違うメンバーはあちこちでギクシャクが続く。特に顕著なのは慎重で理論派のハイドと猪突猛進でまず実行のアグリ。夕食の買い出しに行っても適当に買おうとするアグリを止めて、近場のスーパー全てを回って買い物の計画を立てるハイドに、振り回されたアグリは疲れ果てる。そんな時、女性の悲鳴が聞こえ、駆けつけると女性がウォースターの星人ウチュセルゾーに襲われていた。
 その場は撃退するが、その女性、敷島蓮子は内閣直属の研究機関の科学者。彼女は今巷ではやっている頭が良くなってしまう風邪「天才風邪」と呼ばれる新病がウォースターの陰謀であることに気付き、その特効薬を開発していたのだが、それにはウィルスの元となったウチュセルゾーの体液が必要だと言う。そうこうしているうちにも、子どもに良い点を取らせようとする親たちにわざと天才風邪を感染させられた子どもたちが激増し、ウォースターの思うつぼになってしまう。

 ゴセイジャー、つまらないわけじゃないけど、感想が書きづらいなぁ。シンケンジャーが若干ひねりが入っていたために今度は典型的なパターンにしてしまってるからか、イマイチモチーフがピンと来ないからか。
 取りあえず今回はハイドがメインで、クールで慎重だけど実は熱いところもあるという一面と、新しいゴセイマシンの活躍が描かれる。って、ゴセイマシン、追加のは基本的にヘッド部分のみなのか。頭まですげ替えとは思わなかったからちょっとびっくりした。
 今回の怪人の元ネタは「宇宙戦争」で、モチーフは多分カメムシ(スティンクバグ)。
 あと、どこかで見たようなスーパーが出ていたような……


  仮面ライダーW #26「Pの遊戯/亜樹子オン・ザ・ラン」。変身の解けた堀之内に「娘を利用するなんて」と亜樹子は詰め寄るが、「娘を愛してない」とまで言う彼女に「お前に何がわかる!」と堀之内は逆上。再度変身して襲いかかるが、本体の戦闘力は高くないパペッティア・ドーパントはあっさりWとアクセルに追い詰められる。が、そんな時、「ウェザー」のメモリ音声と共に俄に濃霧が起こり、収まった時には堀之内の姿は消えていた。
 まだ怒りが冷めやらない亜樹子だったが、風都にやってきたすぐ後にリコと一度会っていたことを思い出す。その時、亜樹子はたまたま人形を拾ってあげたリコに人形と話が出来るふりをして元気づけていた。自分が言ったことを信じて依頼をしてきたリコを心配するが、再び現れたリコは「人形の声を聞いて」としか言わない。亜樹子はもどかしさのあまり、「人形なんてどうでもいい!」と言ってしまう。リコは再び姿を消し、例の人形だけが残されていたが、亜樹子は逃げるようにその場を去ってしまう。
 が、更に竜の調べで堀之内の娘である里香子は一ヶ月前に事故で死んでいたとわかる。それでは、亜樹子に依頼したリコと名乗る女の子は何物だったのか。もしかして人形が理香子の代わりに依頼をしてきたのか? そう思った亜樹子はゴミ収集車に回収されてしまった人形を必死になって追いかけ、どうにか追いつき取り戻する。
 そこに人形の代わりにクレイドールを操ったパペッティアが現れ、自分の愛を否定したと亜樹子を襲う。

 今回はちょっとホラー仕立て。亜樹子が依頼人と思ってた里香子は既にこの世にはおらず、人形が里香子の姿で代わりに亜樹子に依頼をしてきていた。最初それに気付かず人形のことを否定してしまった亜樹子だが、人形が、持ち主だった里香子の気持ちを代弁して依頼してきたのだと気付くと、一転して我が身を省みずゴミ収集車に回収された人形を追いかける。「たかが人形に……」と不可解を隠さない竜に、「それが亜樹子なんだよ」と亜樹子の優しさとおやっさんから受け継いでいる探偵の魂を見る翔太郎。後でフィリップが亜樹子に「君のことを一番理解してるのは翔太郎だよ」と言って、怪訝な顔をされてたけど。
 今回、堀之内は亡くした娘との思い出をせめて永遠のものにしようと本にしたが、その本が批判されたことで娘との思い出も愛も否定されたと暴走、事件を起こした。クレイドール、そしてアクセルを操ってWを追い詰めるが、新ガジェットを使った作戦で撃破される。妻も娘も失い、復讐も出来ず全てを失ったと悲嘆する堀之内だが、亜樹子から人形からのメッセージを聞き、渡された人形を抱きしめ号泣する。
 今回影で暗躍してたのがウェザーの男、井坂。パペッティアを助けたり若菜に何かしかけてたり。その目的は「ガイアメモリの真の可能性の追求」らしく、メモリに浸食されないようにするためのドライバはむしろメモリによる進化の邪魔と、若菜のドライバに細工、これまでにないパワーを与えると共に、直差しと同じく次第にメモリに浸食されるようにしてしまう。そんな井坂に流石に冴子も恐れを抱き始める。
 次は透明になれるガイアメモリの暴走で意図せず透明になってしまう女マジシャンが出てくるらしいけど、むしろ本当のメインはついに姿を現すウェザードーパントか。つか、タイトルの「D」って何の頭文字?


2009年03月14日() 旧暦 [n年日記]

[アニメ] まりほり#10とドルアーガ(2)#10

  まりほり #10「微乳の過ち」。(かなこ的に天国だった)聖母祭も終わり、一息吐く暇もなく中間考査と成績発表。鞠也の最低の気まぐれのおかげでほとんどが赤点だったかなこは、追試を受けることになる。しかし茉莉花がまたもやとんでもない気まぐれを……
 「伯林の恋文」。いっつも顔に感情が出ない桐菜々美がめずらしくかなこたちに相談事をする。通学中の電車で、男の人から告白されたというのだ。しかし一目惚れだと言われてもピンと来ず、どう断ろうと悩んでいるのだという。アドバイスに従ってなんとか断ろうとする桐だが、相手は斜め上の返事ばかりしてきて、ついに行き詰まってしまう。

 かなこは(学力的にも)アホの子だったことが判明。つか、茉莉花が普通に生徒ってのは……学力的には全教科満点の鞠也と伯仲。下級生であることを知ってかなこはちょっと調子に乗ってみたりするのだけど、かつてないバカにされた返しを……それもものともしないかなこはある意味大物ですが。
 で、追試までに必死に勉強するかなこに(気まぐれで)手伝おうとした行為が、いつの間にか最低のいじりに……スク水とブルマって……ゴッドのお仕置きをどうやって逃れたのかが気になります。しかし、「せっかくの日曜を」って、外出不許可なのに日曜をどうやって過ごしてるんだ?
 後半はめずらしくかなこ置いてきぼりの展開。仮名「伯林さん」なる男性から告白された桐。社会人の彼に、最初は年齢差を理由に普通に断りを入れようとしたけども、なんだか斜め上の反応ばかり戻ってきてなんだかなし崩し的につきあうことになってしまいそうな流れに。でもそこでツンデレ親切な穂佳が登場、「ゆめゆめうっかりなさらぬことね!」とアドバイスをして去っていく。いい話だ……なのか?
 結局茉莉花提案の一刀両断の断りにより伯林の壁崩壊の危機を免れた桐。でもまあ、循環オチは基本だよね? あと、ちらっと鼎神父が出てたけど、伯林の正体が鼎ってことではないよなぁ。


  ドルアーガの塔〜the Sword of URUK〜 #10「ラストリゾート」。ついに幻の塔の最上階までたどり着いたジルたち。外界ではエトナ率いる反乱軍が暴走したギルガメスの圧政を止めるべく蜂起していたが追い詰められ、猶予がない。ギルガメスの影の居城に足を踏み入れたジルたちだが、共闘していたグレミカたちはジルたちをおとりにして裏切る。また、ウラーゴンとマインも、「アミナの使命を帯びていた」と明かしジルたちの前に立ちふさがったヘナロに、逡巡を見せながらも下る。
 結局三人だけになってしまったジルたちは、苦戦しながらも立ちはだかったティアーズを倒す。しかし、そのために最後の力を振り絞り満身創痍になってしまったファティナを見て、ウトゥは「一体何のために味方の犠牲を払ってまで塔を登ろうとする? 返答によってはただじゃおかねえ」とジルに迫る。

 今回の入浴シーンはギルガメス(影)でした。うれしくねえ。w
 一旦は共闘していた連中も最終目的を前に次々と離反。まあ、最初から便宜的な同盟だったからねえ。グレミカはアクラの仇であるニーバ、そしてその弟ジルに憎悪すら抱いてたから、後ろから撃たれなかっただけでもマシなのか?
 そして、傷つき倒れる寸前のファティナを見てジルに仲間に犠牲を強いる理由を問い詰めるウトゥ。しかしその答えは「大事な人のためだとか正義とかの理由がなきゃダメなのかな? そこに塔があるから登る。だって僕たちは塔頂者なんだから」と返されてしまう。最初は塔頂者とも言えない、ただニーバの背中を追いかけるだけの甘ちゃんだったから、これは成長なのだろうな。まあ、塔頂バカとも言えますが。
 一方、自分しか信じず、サキュバスやカイもアイテム扱いしかしないニーバ。ついにギルガメスと一対一で対峙するのだが、どうもまだ明かされてない塔の秘密があるよう。ニーバの目的も「神に対する復讐」だとすると、単にギルガメスを倒せば目的が果たされるわけではないような。
 そしてウラーゴンとヘナロ。アミナとギルガメスの名を出されてヘナロの軍門にあっさり下るウラーゴン。でも、死者の館でいろいろと変わったウラーゴンには迷いが見られる。マインの存在がどう決断に影響するのか……一方、ジルにいろいろ痛いところを突かれたヘナロ。表情は変えてないものの、逆にそれが迷ってる証拠とも思える。四騎士もウラーゴンの管理下に置かれてしまったマインだけになったし、もしギルガメスを裏切るとしたらどのタイミングだろう?
 あと、塔の外。シエラによって追い詰められるエトナたち。籠城戦で即全滅はまぬがれるものの、籠城戦というのは元々援軍を期待しての策。援軍の当てなんか当然無いはずなんだけど……でもそこに現れるのは、毎度おいしいところをさらっていく男、ケルブ。単にギルガメスの秘密を探るために外遊してたわけじゃなくって、それに加えて地方の部隊・騎士団に助力を求めてたのか。
 あっという間に形勢逆転だけど、ギャル塔頂者の一人、瀕死の重症で「あたしもラブシーン、見たい……」って……つくづく深刻になりすぎないなぁ。w


2007年03月14日(水) 旧暦 [n年日記]

[その他][読書] 「赤ひげ診療譚」を読んだ

 古書店で買ってきた。山本周五郎の「赤ひげ診療譚」を読了。これまで読んだこともなく、黒澤明の映画も見たことがなかったので、「赤ひげ」の名前が「新出去定」ということも初めて知りました。げしょ。
 話は青年医保本登が、小石川養生所の意志新出去定の元で、反発したりしながらも成長していく様が描かれる連作、ということになろうか。登は長崎での遊学から帰ってきたばかりだが、エリートである自分が掃きだめのような養生所に遣られたことと、遊学中に許嫁に裏切られたこととで最初はすっかりひねてしまっている、強引な去定に対しても最初は反発するだけだが、去定が大きく構えて自分を見守っていてくれることを知り、また、養生所医として貧しい人々の治療に携わるうち、人の見方、人生の見方が変わっていく。
 で、ふと Wikipediaで「赤ひげ」の項目 を探し当ててみたのだが、その中に黒沢監督の言として少し気になることが書いてあった。
 「 日本映画の危機が叫ばれているが、それを救うものは映画を創る人々の情熱と誠実以外にはない。私は、この『赤ひげ』という作品の中にスタッフ全員の力をギリギリまで絞り出してもらう。そして映画の可能性をギリギリまで追ってみる。」。この当時、邦画は零落傾向にあったようで、その状況を打破するために、敢えてじっくりと腰を据えて制作されたらしい。(もっとも、黒澤明は「七人の侍」でも予算と撮影期間を大幅にオーバーしたのだが。それを許したのは、大物であったとは言え会社の上層部に理解があったということだろう)
 で、なんでそんなことが気になったかというと、理由は邦画の興行収入が洋画のそれを上回ったということに関係する。昨年邦画が大ヒットしたそうだが、印象的にはそれとは逆に、本当に中身が伴ってるのだろうか、という想いがある。それはこの記事にもあるように、映画制作システムの熟成と洋画離れの影響であろうし、それにあぐらをかかないでいる、ということができるだろうかと考えると、もう少し頑張って欲しいと思ってしまう。
 順風の時ほど逆境に備えて欲しいなぁ。


  「話をいろいろと聞いて、慰安婦が苦しんだことは事実だと判断した」朝日 )。え〜、この人何を言いたいの? そりゃ苦しんだでしょう。その責任が、主に国の責任かどうか、ということです。同様の存在なら、その前後に日本以外でもいました。米国にもです。それと同様の苦しみならば、その方たちには申し訳ないですが、「そういう時代だった」と言うほかありません。それが事実なんだから仕方ない。
 ホントにこの人大統領選出馬するの? 参るなぁ。


  ゼットン、「岐阜シティ・タワー43」に展望レストラン日経 )。一億度の火の玉ではないですよ? そういうレストランバー中心のチェーン店があるんです。 ここ


  鈴木ヒロミツさん死去 歌手、俳優として活躍サンスポ )。なんと……一月に見つかって、ということは、相当進行してたのだな……特に意識したことはないけど、そこにいて当たり前で、なおかつ柔らかい雰囲気を持った役を演じられた方でした。お悔やみ申し上げます。

[アニメ] ヤマトナデシコ七変化#23

  ヤマトナデシコ七変化 #23「台風の目、帰宅する」。あ、先週のオチ、ちゃんと引いてたのね。どさくさに紛れスナコを連れ去ったのは恭平の両親。スナコから家を出てしまった恭平の様子を聞こうとしたのだが、スナコの「未確認生物」っぷりに怯えるばかり。恭平がスナコを連れ戻しに来るのだが、すぐ帰ろうとする恭平に、両親はせめて一晩だけでも泊まっていってくれと頼みこむ。

 恭平が家を出た理由が明かされるのだけど、両親、めっさ普通ですな……スナコも拍子抜けしますわな。恭平が家を出たのは、父親が単身赴任して母子二人の間に母親から口汚くののしられたから。もっとも母親も連日恭平目当てに押しかける人の群れに神経が参ってしまい、心ないことを思わず言ってしまったのだけど、どんだけの人の群れやねん。
 スナコは恭平の母が心労でお肌も荒れて人前にでれない、と嘆くのを聞いて、「それなら女を捨てれば大丈夫」と家中の鏡や化粧品を捨てようと……恭平が母親に「生まなければ良かった」と言われたと聞き、自分がホラー三昧の引きこもり生活に突入した直後、自分は母親に肯定してもらったことを思い出してるから、あれはあれで恭平への思いやりだったのかな……いつも通り調子っぱずれですが。
 でも窓際で恭平母ともつれ合ってるスナコを見た女の子たちが幽霊と勘違い、蘭丸、武長、雪之丞と乃依、お嬢様がたたられるぞと脅して追い払ってしまったから、結果オーライなのかな?
 でも、万事解決と思いきや、いつも通り「まぶしい生き物」から逃げようとしたスナコの言葉に、母親からの拒絶の言葉を思い出し、恭平はみんなと別れようとしてしまう。いよいよ最終回展開かな?


2006年03月14日(火) 旧暦 [n年日記]

[その他] 夜更かし

 さて、寝よう、と思ったところでうっかり友人と長話。結論の出ない駄弁りと言えばそれまでだけど、少なくとも自分の本性(ほんせい)を再確認するいい機会にはなった。

  希少中古楽器など「PSEマーク」なしでも販売可能に読売 )。かなり遅ればせながら、というところか。これでも十分ではないだろうが、何も対応がないよりはマシ。経産省も中古業界に対するPSE法の周知不徹底を認めたことでもあるし、きちんと対応して欲しい。
 セガのゲーム機? いや、個人的にはどーでも……

  中国首相、対日対話の継続を強調・靖国参拝は改めて批判日経 )、 日中悪化「日本に原因」 中国・全人代閉幕産経 )。全人代がらみは産経がわりと熱を入れて(いつもの調子で)報道してるみたいなんですが、各々、スタンスの違いが表れてますわな(どっちがいいとか悪いとかは言ってないですよ)。日本としては多分、「中国はとんでもない国だ」という態度も「中国の言うことは尤もだ」という態度も最適なものではないのは確かなのだろうが、どうにも中国のスタンスのあれこれというのがよくわからない。もっぱら指導部や政府の内部構造への無知に起因するものではあるのだけど、どうも中国関連はそのせいで面白い情報をいろいろ取りこぼしてる気がする。
P.S.NHK見たら中国の放送局ばりに中国の肩持った報道してたわけですが、あんまり対立煽ると中国側もありがたくないんじゃないかなぁ。

[アニメ] マイメロ#50とよみ空#10とタクロア#10

 全部略称か。
  おねがいマイメロディ #50「センパイを救えたらイイナ!」。ついに黒音符が百個集まり、柊の奏でるダークパワーの曲で世界中が大混乱に。柊の目をさまさせようと歌たちは柊が演奏をするテレビ塔に向かうが……
 ダークパワーの影響での混乱の描写が……クロミに過去黒魔法をかけられたものはその姿になってしまい、冗談みたいで笑っちゃうけど確かにこうなったら世界は終わりだというカオス状態(笑)。でもクロミの活動範囲って主に夢が丘だから、そこらへん局地的? 二回以上黒魔法をかけられたのはどうなるんだろうと思ってたが、どうも最後にかけられた黒魔法の時の姿になるらしい。それにしても自分ひとりで完結してる奴はいいが、他人の姿まで変える奴が迷惑千万だなぁ、ってえかこんなにいたのか。そこへ人間の「夢」がなくなって砂漠化してしまったマリーランドからの避難民も大量避難して、ますます収集が……
 図らずも騒ぎの原因になってしまったクロミは、「アタイの柊さまが世界を破滅させるなんてするはずない!」と柊のいるテレビ塔へ。そこで歌と鉢合わせるが、お互いわだかまりをぶつけあいながらも、柊のために一致団結する。ダークパワーのせいで柊に近づくことすら出来ない歌は、クロミに頼んで自分に黒魔法をかけさせることで、柊がどうしてこうなってしまったのか知ろうとする。夢がないという柊の心の中で、歌は柊との思い出を解放する。「自分のことなんて柊の中にはない」としょげていたクロミだが、思い出の中には人間になったときのクロミや、ぬいぐるみのクロミの姿も。思い出を取り戻したことで柊は正気付き、歌から百個目のピンク音符が。と思ったのもつかの間、ダークパワーの放つ電撃で歌とマイメロは塔からおっこちて地面へ……
 いやぁ、カオスっぷりも畳み掛けるような展開も、ずっと報われなかったクロミの想いの、ある意味成就も、スタッフもいつも以上に力入れて盛り上げてますわ。初回見たときはぬるい女児番組と見誤ったなぁ。

  よみがえる空 #10「パーティ」。実質次回以降の展開の承前で、事件が起こるまでのインターミッション的な感じ。東京にいる一宏の恋人・めぐみは本が好きで出版社に就職したが、好きなだけではやっていけない現実を突きつけられる。一方一宏は本郷三佐の家に食事に招かれ、家庭人としての本郷の顔を見るが、同時に家族を持つ事で起こる迷いや、「正解があるとは限らない」という救助の仕事に面する葛藤を見ることになる。
 「少年の旅路」で一宏が成長したことになってるらしいが、この辺が描写不足で、言葉で説明されただけの感が残る。今回の話の構成についても統一感のある広がりが感じられず、畳み掛けるような収束のカタルシスはあまり期待できないかも。しかし、仕事に向かったときの意気込みと空回り、正解のない暗中の不安とかは、ちょっと個人的に感じたところがある。
 最後に雪山登山中のパーティで事故が起こり、吹雪の中で怪我人が出ることに。この救助劇が最終エピソードになるのだろう。

  タクティカル・ロア #10「ボトムライン」。民間護衛艦としては予期していなかった「潜水艦」という敵(まあ、海賊が潜水艦使うとはちょっと考えないよなぁ)に翻弄されるパスカルメイジ。ただでも漂介とのことで苛立つ七波は頭に血が上り適切な指示を下すことが出来ない。それを叱りつけたのは副官のターニャだった。
 眼鏡副官いいよ眼鏡副官。クルーの経験より教科書に頼ろうとしていた泣き虫艦長を一喝。これにより即時撃破は免れる。敵を甘く見ていた洋衛軍のツケを負わされた形のパスカルメイジだが、対潜武装もない中で善戦、一時は逆転か、と思われたが、相手はそれほど甘くなく、事前に仕掛けられてた高速魚雷で右舷船底が大破。艦は自力航行不能、ちょうどそこで作業をしていたダメコン(ダメージコントロール)E班も犠牲に……
 さんごの友人のダメコン班員、死亡フラグが立ちまくってるなぁ、と思ったけど、やっぱりの展開。予測はしていても、結構来ますな。戦闘も最初の方で懸念した「マヌケなアヒル」相手のものではなく、一進一退の攻防を演出してる(実際に沿ってるかは、この場合はあまり重要ではない)。尺が1クールなので、伏線を回収しないままとか投げ出して終わり、とかでなければ、まあそこそこのラストは期待できそう。

 ついでに 徹之進 #9。なんだか妙に独自の世界を築きつつある気が。セト様はどんどん愉快犯になってくし、「彩!」「サル?」はくだらなくてなかなか良かった。


2005年03月14日(月) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 東海道五十三次殺し旅 大津

 現在テレビ東京系昼に放映中の「新必殺からくり人」第十二話。
 京都の手前の大津の宿に着いたお艶一行。殺し旅もあと二件というところで、泊まっていた宿に泥棒が入り、広重の絵を盗まれてしまう。大津でも仕事をするはずが手がかりの絵がなく途方に暮れる一同。ものがものだけに代官所においそれと届け出る事も出来ず、絵の探索と大津での悪事の探索を同時に行う事に。また、同じ泥棒に通行手形を盗まれた同宿のおしまも途方に暮れて代官所に通行手形の再発行を願い出るが、聞き届けられない。
 一方、盗まれた広重の絵は大津の代官服部の元に届けられていた。実は服部と絵を盗んだ捨吉の雇い主宗右衛門は裏でつるんでいて、大津を通過する女の中で上玉の客を選んではその通行手形を盗み、関を超えさせてやると持ちかけては女郎に売り飛ばしていたのだ。
 本当なら小駒の持っていた通行手形を盗むはずが錦絵を盗んで目玉を食らう捨吉。しかし絵を眺めていた服部が、庄野までの絵が皆一ヶ所どこか赤く染まっているのに気付き、不審に思う。絵師を呼び鑑定させても「なにか意味があって後から塗ったのだろう」ということしかわからない。だがひょんなことから火鉢にかざした大津の絵の、第八車に乗せた米俵が赤く染まる。宗右衛門らは米俵の中に女を隠して運んでいたのだ。
 庄野にもお艶一行が泊まったこと、そして本陣株を狙っていた脇本陣の主が何者かに殺されたことを知り、これは自分たちの殺人依頼だと気付く服部たち。
 かたやお艶たち一行も鑑定した絵師から盗まれた絵が代官所にあることを突き止め、また、大津で女の旅人の神隠しが頻発していることから、大津で行われている悪事の概要を知る。

 取りあえずもう使い終わった殺しの証拠の絵は処分しとけというツッコミは置いといて……
 殺人依頼の絵が盗まれてしまい、誰が標的なのかわからない上に、逆に悪人の手に渡ってしまい一行がピンチに。と、言っても先手を取られるとかいうこともないのでそんなにピンチという感じでもない。この辺をちょっと生かしきれてない気がするのは残念か。
 ただ、悪人の側とお艶たちの探索が平行して進んでいくのは見ていてなかなかスリリング。でも悪の側がそんなに強敵というわけでないので、最後はわりとあっさり。
 変化球なシナリオだけども、現在進行形の被害者もいて、一応絵を見て依頼の確認もしてるし、お約束のフォーマットは取り込んで全体的には無難にまとめている。
 ゲストは被害者のおしまに佐野アツ子。「助け人走る」で中山文十郎の妹しのでレギュラー出演していた。悪役には服部に石橋蓮司、宗右衛門に浜田寅彦、その手先の捨吉に江幡高志と、必殺悪役常連トリオ。この三人が一つの画面に納まってるシーンはむちゃくちゃ暑苦しい。(笑)
 小駒に顔を見られ、捨吉が宗右衛門に「まともに見られてはいやせん(から大丈夫)」と言い訳するが逆に「その変な面は一度見たら忘れるわけねえだろ」としかられるやりとりが笑える。通行手形と絵を間違えて盗むなんてのはあまりにあり得ないのだが、江幡高志ならありうるかも、と思えてしまうのがなんとも。「仕置屋稼業」の「とめてやめて」と言い、性格俳優(間違った意味の方)だなぁ、江幡高志。
 新必殺からくり人は明日の「京都」で最終回。第二話ぶりに早坂暁脚本で広重も久々に登場。
 ちなみに夜道を推して行けばよかった、という台詞が出る。確かに大津〜京都間は四里(12kmほど)だから強行軍できないわけではないが、ろくな明かりのない当時ではわりと無謀である。
 ところで主題歌「惜雪」を歌ってるのは西崎みどりと書いてしまったけど、みずきあいの間違い。ううむ。


2004年03月14日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] 今日のデカレン

  デカレンK−9/友情に輝く星 ですた。ラストは締まらない映画だったけど、犬とはみ出し刑事のやりとりは面白かった。
 あと、エンディングのネタは結構笑った。
  ブレイド は、内容よりも、「こちらで爆発音がしたとのことですが……」とやってきた警官が「そんなの知りません」の一言であっさり帰ったのが突っ込みどころで楽しかったです。お前ら、散乱したガラス片を見て何も思わんのか?(笑)
 あと、馬怪人のきぐるみのデザインは、去年の ファイズ の、ホースオルフェノクのデザインが秀逸だということをやはり思い知らされた。ゼブラアンデッドもコンセプトに乗っ取った上でかなり頑張っているのだけどね。


2003年03月14日(金) 旧暦 [n年日記]

ごめん。やっぱりずば抜けてました

  戦後のイラク石油利権、米企業が独占か? ( 英ガーディアン紙2chニュース速報+板スレ )。もともと反米基調な新聞らしいけど、もし先走り報道でないとすれば、これは実質アメリカによる植民地化政策であり、そのジャイアンぶりはずば抜けている。これでは確かにシラクやプーチンがしずかや出来杉に見えますわ。正直、スマンカッタ。> 林氏
  戦後三分割案 くらいまでは(次の紛争の火種としか思えないけど)まあわからんではないのだけどね……こんなことしたら利権関係のバランスががらりと崩れるのに。
 記事自体は英国紙なんでブレア首相に対する批判なんですが、記事中で「ブッシュのわんちゃん(poodle)」呼ばわりされてます。哀れな。日本もあまり人の事は言えないけどね。これでブチ切れたブレア首相がブッシュに利権を貰いに行って返り討ちに合い、教会に潜伏していたシラクの元に這うようにしてたどりついて「俺は犬か!?」と……あー、なんのことかわからない人は「狼/男たちの挽歌最終章」を三回は見ておくように。キミとボクとの約束だ!
 とりあえず、ブッシュJr.の正気は疑っておこう。

本屋の歩き方

  新古書店問題 やら ハリーポッター最新作の店頭在庫が35万部スポニチ )のニュースやらで派生して「 再販制度 」に関する話題も出るのだけど、案外と単純反対の意見が結構あるのに驚いた。私みたいなマニア系の書籍が書籍費の半分以上という身にしてみれば、再販制度は弊害も多いけどもコレがないとかなり困ったことになるシロモノでもある。無責任に「市場原理に任せれば?」で済む話ではなかったりするんだよなぁ、コレが。
 非常にヌルい意見でアレなんだけども、再販制度のおかげで書店が店頭を中卸に貸している委託業者化している、という現実もあるのだけども、もし再販制度のない競争状態になっても競争の厳しさというのがどれほど違うのだろうか、とも思う。だとすれば、出版内容の多様性が保証される再販制度の存在する現在の方が、消費者としてはありがたかったりする。もっとも中卸の権限が強すぎる、という現状もあり、こういった辺りは改善させねばならないと思うけども。
 以前、ボランティア活動をしているM瀬君と「ボランティアってのは」という話をしていて、一般的にイメージの強い「無料奉仕」ではなく、活動の維持のために採算を取ることは重要だという喩えで「書店なども一種のボランティア」という言葉が出た。一部書店さんには失礼に響く物言いかもしれないんだけど、個人的には納得できる喩えだった。本屋と言うのは利幅が薄い。本屋の利益は価格の一割程度というのがほとんど( 実際には1〜3割の幅があり、多くは2割から2割5分の間だそうです。 ご指摘 ありがとうございます)。万引き対策に頭を悩ませるのも道理で、一冊本が盗まれたら九冊売らねば仕入れ費すら回収できない。特殊本屋 ヴィレッジバンガード の社長さんのエッセイ「 ヴィレッジ・バンガードで休日を 」に、「万引きするならせめて注文カードは置いていってくれ」と自虐的なネタが書いてあったりしたのだけど(注文タグはまとめて中卸に返すと幾ばくか(一枚辺り数円くらい?)キャッシュバックされる仕組みらしい)、基本的にそういう採算の世界なんである。そりゃ、店員さんが必死になって万引き学生を追いかけるわけだわなぁ……
 ハリポタの件に関しては、買い切りの返品不可、というのはやむを得ない部分もあったりする。体力のない零細出版社がベストセラーを出したために倒産する「 ベストセラー倒産 」(リンク先「追加注文について」の部分参照)というものも結構あるから。一過性のブームって罪だよなぁ。まあ、結局再販制度も一長一短なんだけども、それぞれ長短を知った上で反対賛成は考えなきゃいけないでしょうな。

その他

 春以降の新番組、 成恵の世界 は中京地区でも放映するみたいね。いや、個人的にはあまり好きでないのでどうでもいいのだけども。原作を読んでいると時々「なんじゃこりゃ?」と思ってしまうところがある。番外編でやった劇中劇のマンガ化「魔砲少女四号ちゃん」を見たときは主人公が内心でクラスメイトや先生を「バカ呼ばわり」する無意味な選民思想が何の背景もなく描かれ、しかもその後フォローなしという展開に唖然とした。こういう市場は可愛ければいいってものかもしれないし、それがいい、ってファンもいるのかもしれないけど、あたしゃよう好きませぬ。「人間交差点」が中京地区でもやるのはめっけものかも。
  デュカプリオ、千と千尋の神隠しを絶賛 。うーむ。
 チャンピオンを読んでて、「アクメツ」は面白いと言えば面白いのだけども、なんか微妙なのだよなぁ……「プロジェクト アクXツ」ネタと言い、PPG風のキャラと言い、どうも主幹部分であからさまに他のものの力を借りてるのが気になるのかもしれない。そういうところ、私は潔癖と言うか、頭が固いんだろうなぁ。
 麺王杯開始以来かなり微妙なセンを彷徨いだした「虹色ラーメン」は、単純な対決ものにせずにらしい展開にしてるところでかろうじて救われているような。うーん、長期連載は難しい人なのかなぁ……
 アニメ化もした(けど東海地区では放映してない……)「ななか6/17」は、登場人物たち一人一人の問題に決着をつけていっている。まるで引っ越す前に住み慣れた家の中をひとつひとつものを片付けていくような丁寧さを感じ、面白いのだけども、作者の中では最終回に向けてすでにカウントダウンがはじまってるように見えてさびしくもある。
  Mozilla 1.3公開。個人的には最大のネックであるメモリリークは直ってるのかな? これさえなければ文句はないんだけどねえ……


2002年03月14日(木) 旧暦 [n年日記]

ふざけるな、エイベックス!

  スラッシュドット・ジャパン記事 からの話題だが、近ごろ一部で話題の、エイベックスが出す コピープロテクトCDモドキ は、一部のCD再生機器で再生できないことが発売前から知られている。ところが、エイベックスは このCDが聞けなかった場合の返品には一切応じない方向である らしい。さすがに唖然としましたね。しかも、スラッシュドット・ジャパンの投稿の調査によると、小売店側にはこの方針を一切伝えてなかったとの話。小売店としては、もし顧客が返品を申し込んできたら、ほとんどの場合応じないわけにはいかないだろう。実際、そう答えたらしい。つまり、人様に自分の尻を拭かせるもいいところだ。MSのXboxへの対応もナニだったが、こっちはそれに輪をかけて酷い。これがスタンダードになったら、どんなことになるか、想像に難くない。不謹慎だけど、「こんな会社潰れちまえ!」と思ってしまったことを、一応記しておく。


2001年03月14日(水) 旧暦 [n年日記]

ミール見逃し

 今夜はミールを見る最後のチャンスだったらしいのだが、その機会を逃してしまった。心の余裕って大事よね〜、トホホ。
 実家にいる間にBSでやってた「ハリーとトント」を見る。癒し系ロードムービー? そういう括りは嫌いだが。長年住んでたアパートが取り壊しで追い出され、仕方なく息子夫婦と同居するも、偏屈な性格から嫁とそりが合わず、家を出て居場所を求め、放浪する老人ハリー。お供は猫のトントだけ。行く先々で様々な人に出会っていく、というロードムービーの定番パターン。老いても引っ込まず、自分の居場所を積極的に探していくハリーの姿はアグレッシブで、元気付けられる。戦っていると言ってもいいと思う。結構好きだな。
 あ、そういえば明日は「ゴーストハンターズ」ではなかったか? ジョン・カーペンターのどマイナー映画…

子供の時間は終らない

 なんてーか、 野尻さん とこのBBSでキャプテンフューチャーの再放送の話が出た時に、野尻さんらは「あれ、そんなに出来良くなかったでしょ」的な意見が出た。確かにそうなのだが、出来云々を問題にする事かな、と「?」になる。で、本放送時の年齢を考えるが…再放送を楽しみと言った人の当時の年齢が小学生以下だったのに対し、野尻さんら、否定的な意見が出た人たちは高校生とか、そのくらいだったのだ。そりゃ印象も違いますわな。
 ちなみにワタシはちと当時から嗜好の偏ったところがあって、姉とかの影響があったとはいえ「西部警察」より「特捜最前線」を喜んで見てるようなガキだった。子供向け漫画誌も当時から主流だったコロコロコミックよりはコミックボンボンの方を好むとか、まあいろいろあったわけですだよ。
 で、最近ふと思うにアギトとかの批判で「子供向けなのに子供についてこれないのではないか」とか、そういう意見が出るわけです。でもさ、子供だって色々いるわけでしょ。「これなら子供が面白い」というのは、大体大人の一方的な思い込みにすぎないわけです。子供の反応で実際に面白い、つまらないを調べても、それが母集団としては少なく無いとは言えない。無論商業ベースであるから、ある程度以上の支持が無ければ仕方ない。でもさ、そうやって平均平均を求めて、最頻値的な反応だけを意識したものばっかで世の中が面白いとも思えず。現に、私とかはちょっと標準とはずれた子供だったのだ。
 え〜っと、結局まとめるとどういう話になるのかな? 年齢を考えて、見た時の印象を語ると言う事も時には必要ではあると思う。「キャプテンフューチャー」が最初に見た時の年齢で印象ががらっと変わるように、18歳の視点と6歳の視点は明かに異なるのだ。ただ、「子供の為」とか言って基準を当てはめようとする時、勝手に自分の持つ「子供の基準」に当て嵌めようとはしてないか。子供の為と言ってそれを否定できるほど、言ってる人は子供の事を熟知しているのか。もし決定的に倫理基準からはずれることを推奨するようなことがあったら、それは責めてもよいかもしれない。しかし、そうでない以上はもっと暖かく見守ってもいいのではないだろうか。子供だって人間だ。子供の「幅」というのは思ってるより結構広いはずだ。