不定期日誌


google検索

日記内検索  ウェブ全体から検索

hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2006年09月 来月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
HNS logo

2006年09月01日(金) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 化け猫騒ぎはのんのこ節

 必殺シリーズ第十八弾「必殺仕舞人」第十一話。現在テレビ東京系にて時代劇アワー(月〜金 11:35〜)で再放送中。

 長崎での興行中、客席に猫を抱く異人服を着た娘がいた。その娘おさよは羅紗綿 *1 。楽屋に来て一座に手紙を託そうとするが、京山がいぶかしむうちに役人に呼ばれ、それっきり戻ってこない。代わりに、権太が彼女の抱えていた猫を拾ってくる。なぜか猫には何者かの血がかかっていた。
 権太の持ってきた興行許し状と仕事の手紙は鍋島藩有田大川内。丁度おさよが手紙を届けてくれと言っていたのと同じ。しかも依頼の手紙には「猫の籤」という謎の言葉も書かれていた。
 有田大川内は色鍋島と呼ばれる焼き物の産地。その技法を盗まれまいと厳しい規制が敷かれていて、一座の興行も不許可になるところを、庄屋の陶斎のとりなしによってなんとか興行を許可される。だが、京山が「猫の籤」のことを聞いた途端、陶斎の顔色が変わり、急に口をつぐむ。そんなとき、一座に長崎で誰かから手紙かことづけを預からなかったかと聞いてくる娘がいた。それは陶斎の娘お俊。お俊によればこの村はオランダからの色鍋島の受注を増やすために毎年娘を差し出し、その娘を「猫の籤」と呼ばれる方法で猫に選ばせるのだという。しかし、一年の年期のはずが娘たちは誰も戻ってこず、不審に思ったお俊が猫に選ばれたおさよになにが起こってるかを知らせてくれと頼んでいたのだ。
 おさよが消え、彼女の猫だけが見つかったと聞いておさよが口封じされたと直感するお俊。しかし、お俊と一座の話を聞いていた陶斎が京山に「おまん方は、仕舞人ですか?」と聞いて来た……

 相変わらず一座のルートがわからんってのはさておき、依頼の対象となってる「猫の籤」は陶芸で身をたててる貧しい村が、支配の牧村の提案により行った窮余の策。だが、それは牧村らがオランダ人に取り入り私服を肥やすために行った人買いで、羅紗綿の娘たちは年期があけた後は清国に売り飛ばされるという末路を辿っていた。
 「猫に四人の娘のうちの一人を選ばせる」猫の籤も、公平を演出するためのものに過ぎず、実は付け届けのない家の娘が選ばれるようにからくりが施されていた。
 陶斎は猫の籤のからくりを知り、本念寺に猫の籤のからくりに関わる者を殺すよう依頼していたのだが、京山たちが下調べに来たのだと思い探りを入れてくる。「仕舞人」という言葉が出たのは、今回が初めての気がする。
 京山は自分たちが仕舞人だとは明かさないものの、本念寺が依頼を受け入れたことをほのめかし陶斎も安心するのだが、そのことを知らないお俊は猫の籤の陰謀を暴こうと動き、牧村らに目をつけられることに。おまけに一座の娘たちまでそれに乗ってしまい、幽霊騒ぎで揺さぶりをかけようとして京山をはらはらさせる……娘たちがこんなふうに絡むのって、めずらしいなぁ。しまいには座敷牢に押し込められてしまう。
 陶斎の段取りによって仕事の準備は着々と進むのだが、おさよの猫の首輪に仕込まれてた手紙により猫の籤のからくりのすべてを知ったお俊は、座敷牢を抜け猫の籤の候補になった娘と入れ替わり、悪人たちの目の前ですべてのからくりをあかし悪事を糾弾する。当然口を塞ごうと斬り殺されかけるのだが、なぜか猫の籤の男たちの一人がお俊をかばい、身を投げ出す……実はその男は陶斎。牧村に騙され猫の籤に噛んだものの事実を知り、犠牲になった娘たちの無念を晴らすため、自分もろとも牧村らを仕舞人に殺してもらおうとしていた。妙に裏事情に詳しすぎると思ったら……これにより逆にいかにも殺されそうなお俊は生き延び、結構先の読めない展開となった。残るは二回ということもあり、最後は京山が旅の終わりを予感させる言葉を口にする。
 猫の籤とか幽霊騒ぎは「鍋島猫騒動」にひっかけての無理矢理気味だけど、それがトリックや人物の動きにつながっていて、踊りも話の中にきちんと取り込まれていてなかなか良い話でした。
*1: 西洋人の妾

[アニメ] .hack//Roots#21

  .hack//Roots #21「Defeat」。すっかり悪い子になっちゃったハセヲちゃん、PKをPKKしまくって三爪痕の情報を求めるが、もちろんスカ。そこへ三爪痕から逃れて来たと言うPCの噂が流れはじめる。直毘=八咫らがそのPC・碧が生還者というだけではなく、オーヴァンと三爪痕との戦いの目撃者であることを知り、ハセヲの覚醒を促すためにハセヲを碧へけしかける……って、ハセヲを憑神使いとして目覚めさせるのがラストへの目的になるのか……でもハセヲ、覚醒もせず碧に歯が立たず。碧って、ゲーム版のキャラでもないよなぁ、と思ったら、小説版に出てくるキャラらしい。この辺の相関、ようわからんな……
 三郎はハセヲに戦いを挑んで負けて、PCキャラをエンダー=パイに返そうとするのだが、結果的に八咫たちの思惑通りに動いたことで三郎のキャラはもはや無用に。手切れを宣言されるが、三郎はまだハセヲに拘っているような……
 タビーはハセヲをフォローするギルドの設立を決意。彼女に賛同した清作も加わるのだが、なんだかトウタが悪乗りしてる予感が……次回予告見ると……伝説的バカギルド? この番組、もはやどっち向かってるのか……

[マンガ][買ったもの] 青侠―ブルーフッド―

 ・ 青侠―ブルーフッド―(1)/江戸川 啓視原作・石渡 洋司作画
 ・ 青侠―ブルーフッド―(2)/江戸川 啓視原作・石渡 洋司作画

 青幇(チンバン)を題材にしたマンガ。作画の石渡氏はチャンピオンREDでかなり浮き気味だった「フロンティア」の作者で、濃い絵柄なのだけど、こういうのには合ってるなぁ。
 「この物語こそ唯一真実の青幇の歴史・思想・秘密を取材した(マンガ)作品であることを明記しておく」って煽り文句が正しいかどうかってのはともかく、結構読ませる。人を殺すたびに贖罪感から記憶が混濁していく、幇の黒道(ヘイダオ)を受け持つ孫と、自分が何をなすべきか迷いフリーターに甘んじつつ、孫に惹かれていく青年・陣との友情? 師弟愛? が泣かせる。
 あ、そう言えば実際の幇の老大(ラオター)に取材したという「アジア無頼」も買わないとな……


2006年09月03日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 昨日は飲み会

 そいでもって今日はほぼ一日中寝て過ごし。朝起きてカブト〜マイメロ見て、それからまたバタンキューとなったら、気がついたら夜でした。ここんところ暑くてあまり寝れなかったから、涼しくなって一気に眠気が来たのかなぁ。
 昨日の飲みはいろいろ話題が幅があって楽しかったです。ハイ。

[特撮] ボウケン#27とカブト#31

  ボウケン #27「風水占いの罠」。今回のプレシャスは人の運を固定することができる風水羅盤。邪竜一族に奪われた羅盤によって凶運を固定されてしまった明石は、道を歩くだけでも酷い目に……
 え〜っと、「ドラゴンズ・ドリーム」? いや、敵のデザインもあいまって……今回は明石の凶運の様子がベタベタすぎ(笑)。最初「占いなんて信じない」と言ってたにも関わらず、相次ぐ不運に、仲間が巻き込まれてはと単独行動。その間にもサッカーボールにぶつかったりどぶ板を踏み外したり挙句、倒れるクレーンやビルの崩落に巻き込まれたり……
 運の悪さにすっかり落ち込んだ明石も、仲間たちの持ってきた開運グッズに身を包んで復活。どう見ても効き目はないのに、「仲間たちのグッズに守られてる!」と押し切る姿はなかなかかっこいい。でも、変身後のポージングの爆発をギャグにするとは思わなかった……


  カブト #31。神代の正体であるスコルピオワームを守り、カブト=天道と対決してしまうガタック=加賀美。再び現れたカブトハイパーフォームに救われるが、神代のことを誰に相談すればよいか迷い、じいやにそのことを明かそうとする。しかし、じいやは何もかも知った上で神代に仕えているよう。加賀美は再び神代に接触し、弟を殺された過去を話し探りを入れるが、神代は単純に感慨を受け、加賀美に親近感を感じているよう。やはり神代はワームであることを気づいてない。神代自信が姉の仇だと明かそうとするが、ワーム襲撃の連絡が。サソードと共にワームを撃退するが、サソードは勝手に感動して加賀美に親友宣言。あきれつつも憎めない神代の振る舞いに、加賀美は結局告白の機会を逃す。
 切羽詰った加賀美は天道に相談しようとするが、人間の姿で必死に命乞いするワームを躊躇することなく葬り去った天道の姿に、加賀美はやはり相談をためらう。
 一方、天道の家にサルで出すメニューの相談に来ていたひよりは樹花が見つけて放り出しておいた、一枚の写真を目にしてしまう。それには、ひよりの両親と一人の少年が写っていた。ひよりは思わず飛び出すが、間宮がその前に現れる。そして「お前はワームだ」と告げるのだった。

 ひよりがワームって突然すぎね? と思ったけど、確かに天道と同じかそれ以上に謎の存在なのだよな、ひよりって。神代がそうであるように、自覚のないワームが他にいてもおかしくないし。天道は「相手が誰であってもワームであるなら非情に徹する」といい、神代のじいやはすべてを知った上で神代に尽くしているよう。共存、と言っても神代は無自覚のまま人を襲ってるしなぁ……でも、ひよりはそんな様子はなかったし。いずれにしても「人間としての記憶に侵されたワーム」を前に、加賀美は非情になることは出来ないだろうし、天道の言葉も本当に本心かは……ワームと人間の共存、ってのはありえないのかな? ひょっとしたらワームの自覚のないワームってのは、神代、ひよりだけじゃないかもしれないし。
 三島はハイパーゼクターがカブトのものになることを暗示され、それを防ごうとする。けど、間宮までなんでハイパーフォームの秘密を知ってるんだろう? 天道も、半ば気づいているようだけど……なんだか謎のマスクマン相手にハイパーゼクターの実験してるけど、生身の人間相手になにを実験してるんだ?
 次回、ひよりの正体のシシーラワームを相手にカブトのキックが?


 「スーパーヒーロータイム」のイントロで出てきてるけど、近日ボウケンジャーに新味方キャラ登場予定。名前は「大剣人ズバーン」で、ボウケンジャーではなく、プレシャス。人型と剣型に変形し、大きさは自在に変化。人の思念に影響を受けて動くとか。
 カブトの方でも新ライダーが登場予定。しかも二体。「仮面ライダーホッパー」の名前でわかる通り、バッタ型、しかも今までなかったショウリョウバッタがモチーフのライダー。右腕が強化された「パンチホッパー」と左足が強化された「キックホッパー」がおり、パンチホッパーの方は、ずっと姿を消してたあの人が適合者らしい。キックの方は不明。けど、おもちゃのホッパーゼクターは、リバーシブルらしいんで、実は一人?


2006年09月04日(月) 旧暦 [n年日記]

[必殺] けだもの狩りにはしげさ節

 必殺シリーズ第十八弾「新必殺仕舞人」第十二話。現在テレビ東京系にて時代劇アワー(月〜金 11:35〜)で再放送中。

 隠岐ノ島の手前までやってくる京山一座。しかし島に渡ろうかどうしようか思案していると、男と娘、それと子供二人の一行に止められる。彼らは沖ノ島の出身だが、毎年この時期になると海賊が島を襲い、金から食い物、果ては若い娘まで奪っていくのだという。彼らは島から海賊の手を逃れてきたのだ。だが、そのとき島から一行の娘・お民を迎えに平八という青年がやってくる。島で海賊たちを退治するために腕の立つ侍たちを雇ったから、もう心配はないのだという。事実、島民に雇われた侍たちは、島を襲った海賊たちを一掃し、蹴散らしてしまった。
 やがて、再び隠岐ノ島を訪れた京山一座。だが、なぜかやってきていた権太から文を受け取る京山。その手紙には「隠岐玉若須村庄屋儀作」と記されていた。実は、島では海賊は退治されたものの、今度は雇った侍たちが居ついて海賊以上に傍若無人の振る舞いを行っていた。侍たちのうち、若輩の菊千代一人が彼らに抗っていたのだがその行状は改まることなく、飲み屋で働くお民がその毒牙にかかってしまう。

 う〜ん、全般的に悪い話ではないんだけど、まとまりがない印象は……なんで依頼の相手が庄屋になっていたかがよくわかんない。侍を雇うと言い出した庄屋を逆恨みしてなのかと思ったが、どうも依頼人は庄屋の儀作自身みたいだし。自責の念に駆られて?
 けだもの狩りの侍たちのうち、唯一他の侍たちの悪行に加担せず、島民の為に彼らをどうにか排除しようという菊千代の設定は良かったが、あまり生かされてたとは思えなかったしなぁ。実は百姓出身で、妹が不貞の輩になぶりものにされて殺されたことからけだもの狩りに身を投じたってのは良かったけど、もう少し芝刈り姉弟との交流を描いていた方がその設定が生きていたとも思える。って、「菊千代」で「百姓出身」ってあたりで、「七人の侍」パロなんですけどね。よく考えたら侍たちのリーダーが「勘兵衛」だしなぁ。
 ただ、その他は結構良かったかな。海賊たちを追い払うつもりで招いた浪人たちが居座り我が物顔で振る舞い、そのために侍を雇おうと言い出した庄屋・儀作は村から白眼視されてしまう。儀作の息子の平八は、その負い目があるために侍たちに手篭めにされたお民に、声をかけることが出来ない。それを、お民のためにもちゃんと声をかけるんだと励ます儀作。そのことでお民は立ち直るきっかけを得る。
 一方、菊千代は仲間たちがけだものになってしまった落とし前をつけようと決心し、芝刈り姉弟の姉が襲われてるのを目にして仲間たちと離反するが、多勢に無勢で殺されてしまう。そして、姉弟の姉は陵辱された挙句、首をくくってしまう。
 姉弟と菊千代の関係をどっかで描いてれば、もうちょっとまとまりがでたのになぁ、と思うと惜しい。
 次回は最終回。

[アニメ] シムーン#22と徹之進#34とおとぎ銃士#10とマイメロシャッフル#23

  シムーン #22「出撃」。遂に首都に攻め込まれる宮国。礁国、嶺国は和平を持ち出しつつ、自国に有利な和平に持ち込もうとさらに攻撃を仕掛けてくる……
 え〜、正確にはこれもいろいろあれですが、少なくともガン種とかよりはよっぽどまともに戦争してますよ、これ。宮国の司兵院が、事態を悪化させてのあの振る舞いがなんだかんだとかありますが、第二次世界大戦時の軍部のカリカチュアと捕えれば、まあそれなりに納得。司兵院のためではなく、戦争のためでもなく、自分たちの勤めを果たすために首都を守り、自らの存在を示し、最後の意地を見せるコール・テンペストの面々。しかし、もはや情勢は少数の超兵器でどうにか出来るものではなく、奮闘空しく敗戦へ……
 次回、すべてのコールは解散するらしいが、戦争+SFな構造なので、単に敗戦処理で話が終わるとも思えず。やはり最後の鍵は「翠玉のリ・マージョン」?


  それゆけ!徹之進 #34「てつのしんネット世界へ行く」。ハカセの作った、ネット世界に入り込む機械に、事故でショコラが巻き込まれてしまう。ところがショコラを捕えた白金の犬社会の頭脳・カイザーがハカセに頭脳対決を仕掛けてくる。
 って、お互い、コマにしてるのが徹之進とジョンって時点でいろいろ間違ってますがな。しまいには、最後のゲームでくじ引きに「徹之進を信じてるし」って、徹之進も突っ込んだ通りそれハカセがプレイする意味ねー! って、実は裏できっちりいろいろやってました、という話でした。容赦ないツッコミとか、きちんと筋を通してたりとか、やっぱ手堅く作ってるなぁ。
 しかしウィルスゲイリーとワクチン留美は、なんなんだか。


  おとぎ銃士赤ずきん #10「千年の友達」。今回はいばら姫メイン。きっちり覚醒してるとかなり頼りがいのあるいばら。でも、それが滅多にないってのが問題なんだよなぁ……今回サンドリヨンの新しい手下、トゥルーデが影だけ登場。「トゥルーデおばさん」ではなく、かなり若い感じ。でも、足で探すのをランダージョに任せたり、実はサンドリヨン軍、人手不足?


  マイメロシャッフル #23「タクトがとれたらイイのダー!」。前作で宇宙に放逐されたダークパワーの精。ところがこっそりと戻ってきていて、バクの妹のバコにとりついていた!?
 あ〜、道理で生後間もないのにしゃべったり黒音符を出す相手をかぎ分けたりとか出来たわけだ。と言ってもとりついてるのは赤ちゃん。ままならぬ身体に相当間抜けなんだけど、マイメロを負かせたり、微妙にじわじわと効果を挙げてるような……今回もクロミは利用されてるんだよなぁ。


2006年09月05日(火) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 別れ囃子は阿波踊り

 必殺シリーズ第十八弾「新必殺仕舞人」第十三話(最終回)。現在テレビ東京系にて時代劇アワー(月〜金 11:35〜)で再放送してました。

 阿波徳島にやってきた京山一座。その途中で腹痛に苦しむ青年侍と出会う。その青年、真田文吾は因幡浜坂藩の出で、貧困にあえぐ故郷を救うため、淡路の藍玉作りの技法を盗みに入った隠密だった。徳島の藍玉奉行牧野とは話がついており、人形頭造り師の淡斎と呉服行商の定七が文吾と渡りをつけに来た。
 一座で養生する文吾は介護をするおはなと打ち解け、すべてが上手く行ったら嫁に来て欲しい、と告げた。おはなもまんざらでもない様子だったが、文吾は定七に呼ばれ、密かに一座を抜け、牧野の屋敷に出向いていってしまう。牧野は藍玉造りの秘伝書を渡しすぐに讃岐に向けて抜けるように指示する。だが、実はそれは罠。淡斎と定七は公儀お庭番で浜坂藩お取り潰しのためにわざと牧野に秘伝書を渡させたのだ。策略通り、文吾は国境で捕まり浜坂藩は不祥事によりお取り潰し。すべてが罠だったと悟った文吾は晒し場でしのんで会いに来たおはなにすべてのからくりを告げるのだった……

 以前鳥取に行ったときに習い覚えた貝殻節がちゃんと出てたのは、一話ごとの関連性が薄いこのシリーズではめずらしいかも。
 今回はきわめてストーリーはシンプル。その分、おはなと純朴な青年文吾の純愛が中心になる。最初背負った任務の重さからつっけんどんな態度を取るが、手に紺の染みがついた様子から単に高飛車な侍ではない、と匂わせる。文吾がおはなに惚れるのはともかく、おはなが文吾に想いを寄せるのがわりと唐突っぽい気はするが……ちょっと直次郎といい雰囲気の回もあったりしたんで、「あれ?」という感じだけども、恋愛沙汰が唐突なのは必殺では毎度のことだしなぁ。
 それを埋め合わせるように、お勤めを果たし故郷に帰ったら侍を捨て染物屋になると語り、そうなったら嫁になって欲しいと告げる、文吾の純朴さとその裏切られぶりで見せることになるのだけど。
 その文吾の仇を、おはなの依頼で晴らすのが今回の依頼。
 悪人は薄めで、非情とはいえ任務に忠実なお庭番二人に、使い込みの穴埋めのために金でお庭番のたくらみに乗った藍玉奉行の三人。幕府を敵に回すかもしれない難敵というわりには、緊迫感もイマイチだったし。その分、殺陣で見せようということか、顔に墨を塗りいつも以上に異様な呼吸音と共に牧野を切り裂く直次郎、阿波踊りにうかれる街中、大樽の中から拍子木の紐で定七を吊るす晋松。この際、もがく定七の両手が阿波踊りの振り付けのように見えるのはご愛嬌。そして公儀お庭番のボス淡斎は京山の正体に気づいた上で迎え撃ち、京山の手から簪を落とさせ窮地に追い詰めるが、京山は人形の簪とおはなのサポートで無事、淡斎を仕留める。
 すべてが終わった一行は、類が及ばないように一座の娘たちと別れ、そしてまたちりぢりになって消えていく。「その後も本念寺に女の駆け込みは絶えることがなかったが、その門は閉ざされたままだった」という晋松のナレーションが、無力感にさいなまれる。

 今シリーズ、質はそんなに低いわけではなかったけど、直次郎の描写が極端に薄くなったのが原因か、全般的に薄味になった気はする。前作で素人からいっぱしの殺し屋になったので、これ以上直次郎の成長は描くところはない、ってことなのだろうけど……
 そんな中でもわりと良かったのは八木節の響きと最後に清涼感が印象的だった第四話「八木節は悲しい村の恨み節」、山本昌平演じる神楽森の怪演が光っていた第六話「南部よしゃれは鬼の道」、わりと凝ったプロットで見る側の意表をついた第十一話「化け猫騒ぎはのんのこ節」かな?

[マンガ][その他] 買ったものとか

 ・ アジア無頼(1)/宮崎学原作・和泉昴脚本・菊池昭夫作画
 ・ アジア無頼(2)/宮崎学原作・和泉昴脚本・菊池昭夫作画
 ・ 天涯の砦/小川一水

 上二冊は宮崎学著の「 『幇』という生き方 」(未読)のコミック化。絵柄はかなり井上雄彦っぽい。アシスタントさん?
 現実の青幇の上位に位置する人物に取材したことを売りにしてるが、実際そうらしい。エンタテイメントとしての脚色等はあるだろうが、案外とバカにできないかもしれない。
 下は、いつも通りに購入。

 月刊チャンピオン連載の「イゾラバ!」で、自然居士にまとわりついてた人魂が人間化したけど……あれが紫式部と清少納言かよ。orz しかも、すっかりヤオイ道にはまってしまい「春は!?」「曙!!」「夏は!?」「コミケ!!」と掛け声を……本編に関係あるかどうかはわからんけど、また変なキャラが増えたなぁ……
 「野球やろうぜ!」では、決勝前にびびりまくる鷹津メンバーの前に意外な助っ人登場。って、日横マネージャーの草越千乃なんですが。でも、彼女の持ってきたデータを持ってしても勝率5%行くかどうか。でも天はいつも通りプレッシャーを受けるどころが野球バカぶりを発揮。主人公キャラが一本調子なのに、飽きさせないのはたいしたもの。
 「明日のよいち!」はテコ入れかよくわからないけど、新キャラが二名……どっちもかわいい女の子だけど変なキャラ。

[その他] 落ち込み

 他人に迷惑をかけ、不義理を重ね、その上でなんとかするしか出来ない自分に絶望。でも他に最良の策があるわけでもなく、愚痴って見せるのも単に気持ちの安全弁に過ぎない。まあ、そういうこと。


2006年09月06日(水) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 突然肌に母の顔が浮かび出た

 必殺シリーズ第十四弾「翔べ!必殺うらごろし」第三話。( DVD1巻DVD-BOX上巻

 若と正十が空腹に負けて盗みに入った畑で、泥棒と間違えられた青年侍・真之助。行き倒れたところをおばさんにたすけられ、介抱される。真之助にはかつて、錯乱し、実の息子に「私を殺す目をしてる」と口走った母親がいた。それを治すために父が招き入れた修験者たちが母を手篭めにし、父を殺した挙句に母親を連れ去られてしまっていた。真之助は父の仇と母を求めて諸国を放浪していたのだ。だが、先生の千里眼もなぜか母の居場所を見通すことができない。「子が母を慕う強さより、母が子を想う心が弱いのかもしれん」と言う先生に、「子を想わない母親なんて、日本中どこにもいないよ!」と激しく反発するおばさん。
 若は最初まっすぐに母親を慕う真之助の姿に反発するが、その心のうちを見透かされ、彼を理解するに至る。だが、真之助は合流したおねむの肌に母親の顔が浮かび上がるのを見、寝ぼけておねむを母親と勘違いする。先生の神通力によりおねむの肌に浮かび上がった真之助の母の顔を似顔絵にした一行は、新之助の母を捜して尋ねる。
 その真之助の母を攫った弁覚たちは各地で押し入り強盗など非業の限りを尽くし、当の真之助の母・志乃は、当の修験者の弁覚の情婦として、回った先々で酌婦として稼がされていた。心では弁覚を憎みつつも、弁覚から女としての喜びを教えられた身体は彼に逆らうことができない。彼女を探し当てた若・正十は真之助が母を捜し求めてることを告げるが、志乃は女の性に汚れた自らの身体を恥じ、真之助に会うことを拒む。
 母の所在を知らされた真之助は、一行から「見たくないものを見ることになるかもしれんぞ」と警告されながらも、母に会いに行くのだが……

 以前、 第二話で止まってた 「うらごろし」の感想の続き。って「仕舞人」終わっても「うらごろし」の感想書いてりゃ意味ないじゃん! まあ、これは毎日書く必要はないからってことで。
 今回の超常現象は皮膚紋画症(ベルモグラフィー)だけど、まあ、あまり関係ない。先生の千里眼でもかまわないし。ただ、先生の神通力でも見通せないというのは、母が自分の汚れた身体を恥じて息子に会うのを恐れているという表現にはなってるのだけど。
 今回、世をひねて親を捨て故郷を捨てた若がまっすぐに親を慕う真之助に最初嫉妬するのだけど、真之助はひと目で若が女であることを看破したばかりでなく、その心中まで推し量り、逆切れした若に自分の身体を打たせるに任せたことで若は真之助の気持ちを理解する。ひょっとしたら少し淡い想いもあったのかもしれない。
 ドラマの設定的には弁覚ら一行が各地で非道を行いつつ指名手配になってる様子もないというあたりに無理があるが、母を慕うまっすぐな真之助、息子を想いつつも女としての快楽に流されたわが身を恥じる志乃の二人のドラマが中心でぶれてないので結構感情を揺さぶる。特に真之助の姿にまだ見ぬわが子の姿を重ねるおばさんが、「子を想わない母親なんて、日本中どこにもいやしないよ!」と叫ぶ姿が母性の姿を強調する。やっぱ市原悦子最強。
 志乃は彼女を探し当てた若と正十に、真之助に渡してくれと五両託すが、それが今回の仕置料に相当することに。彼らから母のことを聞いた真之助は母の元へ走るが、そこに仇の弁覚も姿を現す。先生の特訓のおかげもあって弁覚を追い詰めるが、母の姿に動揺した真之助は結局返り討ちに。志乃は息子と夫の仇を討とうと短刀を振りかざすが、虫の息の下の真之助が弁覚めがけ投げた刀が、志乃の胸に突き立つことに……結局、志乃がかつて錯乱して発した言葉は皮肉にも現実になってしまった。
 先生の口寄せで事の顛末を知った一行が弁覚とその手下二人に死者の恨みをぶつける。
 おばさんは焼き芋を差し出しつつ油断を誘うのだが、
「お坊さんお坊さん。芋、よく焼けてるよ?」
「お、芋か? うまそうだな」
「物知りのお坊さん」
(修験者、芋をほおばりながら)「ん?」
「『いろは数え歌』教えとくれ。『いろは』の『い』の字はなんてえの?」
「『犬も歩けば棒に当たる』だ」
「ちがうよぉ、お坊さん。『いろは』の『い』の字は……」(やおら羽織っていたどてらをはだけ、電光石火で帯に挟んだ懐剣を抜いて相手を刺し貫き)「 『命戴きます』の――『い』ぃですよ……
 やっぱおばさん、こええや。(笑) 刺し貫くシークエンスのシーンもやたらと力入ってるし。
 今回、怒りひとしおの若は正面から弁覚たちに殴り込み、手下の修験者を殴る蹴るすると倒れた相手の背骨へ飛び乗りへし折る。
 先生は刀を振りかざす弁覚と真っ向勝負、刀を素手で受け、旗を相手の胸へ刺し貫く。
 地上波じゃ再放送、なかなかできんわなぁ、こりゃ。

[その他] 案の定と言うか、皇室男子誕生

 事前の報道とかで、おおよそ予想はされてましたが。喜んでるのはひとつの生命誕生とばかりでもない自分がちょっとイヤですけどね。
 簡単に言えば、これでしばらく皇室継承に関する不安定のタネが消えたということ。無論、次に男児が誕生しなければ同じ事になるので皇室典礼の改定などはすべきなのだろうが、「有識者会議」なるものの報告があまりに拙速に過ぎ、結論ありきのものなので、それが潰れたってのは結構大きい。不勉強なので、合理的な理由があれば女系天皇等も必ずしも否定はしないが、あれはあまりにひどいものなぁ……
 「試しにやってみれば?」なんて声もあるが、それも無責任でしょ。これまで伝統を存続してきたことが天皇家の存在意義(日本にとって有利な、という意味)の大きな部分を占めてるのに、そのありがたみ(つまり、外交上)を削るような削る危険があることを軽く「試しに」なんてのは、ねえ? 天皇家の資産価値を理解してないとしか思えない。
 皇族の人権? すいません、ワタクシ、ヒトデナシなもので……


  「対日関係良好」、東南ア・印で9割超…7か国調査読売 )。対日印象は悪くないようですね。「アジア諸国」の。もっとも、中国への印象も高まってるらしいので、日中の関係が、表面上だけでも安定して欲しい、というのもあるみたいですね。中国もツンデレだからなぁ。わりと大変そうです。
 もっとも、伝え聞く話では中国の国内問題のあれこれも結構大変そうです。どうなるのかねえ、中国。


  世界の人口65億人突破、日本は1億2820万人で10位日経 )。少数民族じゃないやな、絶対……白書の「移民」については、きちんと検討すべきだろうが、移民社会ではない日本ではなかなか難しい話。まあ、ある程度やらなきゃいけないんだろうけどね。


  新聞週間標語「あの記事がわたしを変えた未来を決めた」朝日 )。誤報には気をつけましょう。(笑……事ではない)


  「無灯火自転車、違反です」=今月下旬、全国で一斉指導−警察庁Y!hl )。まあ、危ないのは確か。それと同時に携帯しながらの自転車運転もビシバシ取り締まってください。あいつらマジあぶねー。できれば携帯しながら道のど真ん中ふらふら歩いてる歩行者も取り締まってください。


  朝目新聞 様経由で 「youtubeのおかげで『涼宮ハルヒの憂鬱』は国際的な現象になった」萌えニュース )。NEWS WEEKに涼宮ハルヒかよ!
 同じく朝目さんから、 フマキッズこども研究所−虫の研究室 広瀬康一さんの質問 。いや、ちょっと待てい。


2006年09月07日(木) 旧暦 [n年日記]

[アニメ] ストパニ#22ちょっとといぬかみ#23とウィッチブレイド#22とゼーガペイン#23

  ストロベリー・パニック! #22「決闘」。ワタクシの自論、「ショートでつり目に悪人はいない」がまたしても証明されました。以上。


  いぬかみっ! #23「しぼむ象さんっ!」。大妖狐と赤銅斎の戦いは町じゅうを巻き込む大惨事へ。啓太たちは人々を避難させるために尽力するのだが、その中で薫となでしこの様子がおかしい。何故か「赤銅斎の手助けをする」という彼らと、啓太・ようこは戦うことになるのだが……

 はた迷惑も省みず町中で戦う大妖孤と赤銅斎だが、実際はすべて赤銅斎の思惑の中。赤銅斎は術で大妖孤を捕え、その妖力で「大殺界」のエネルギーを満タンにしてしまう。薫の裏切りもエネルギーを満タンにした大殺界に、なにか願いをかなえてもらうためらしいのだが、それはあの結晶の中に閉じ込められた薫そっくりな少女が関係してるらしい。なでしこ以外の犬神たちに隠し事があることを知られてしまった薫は、彼女らにその秘密を話そうとするのだが……「あのね」商法かよ! って、次回には明かされるんですが。
 啓太は赤銅斎の企みを阻もうとするのだけど、逆に大殺界の力で手玉に取られ、赤ん坊の姿に……「しぼむ象さん」ってタイトルはコレのことだったのね。啓太たちも仮名四郎から薫の秘密を聞かされることに。
 一緒に住んでて、特になにもしてなかったカッパも危険だからと逃げさせられるのだけど、あのカッパ、なにか最後の展開にからむのかな?


  ウィッチブレイド #22「告」。雅音は梨穂子を守るためにウィッチブレイドと共に滅びることを決意。梨穂子に間もなく自分がいなくなることを告白するため、近くの公園にピクニックに連れて行く。
 一方和銅らはウィッチブレイドを捕獲するためにエクスコンの生き残りの回収と偽り、アイウェポン三体を向かわせる。それとは別に、まりあもまた、選抜した新たなネオジーン・あさぎを連れ、ウィッチブレイドを確保し、自分の望みをかなえる力を得ようとするのだが……

 ウィッチブレイドの宿命に抗うことを諦めた雅音だが、自分が死んでしまうことを梨穂子に告白しようとする。タイトルの「告」とはそのこと。「ママはね、もうすぐ見えなくなっちゃうんだ……」との言葉で、雅音の死を覚る梨穂子。まあ、聡い子だから当然気付くわな。
 和銅らはウィッチブレイドをアイウェポンで攻撃するが、満を持したはずの三体のアイウェポンも命の残り火を燃やし尽くすかのようなウィッチブレイドのパワーにあえなく撃破。自分の立場ばかり気にしてパニックに陥る和銅に、瀬川も早々と愛想を尽かしぎみ。逆に和銅と手を組んでいるNSWFの西田は進化しつづけるウィッチブレイドのパワーを目にし、瞳に異様な輝きを宿らせる。こっちも別の意味でいっちゃってるわな。
 まりあは少数精鋭とばかりにあおいに適当な人材を見繕わせるのだが、その眼鏡にかなったのは優秀だけどけだるげでどこか覚めた少女あさぎ。エンディングイラストで、あおいの後ろに小さく描かれてるベリーショートの子ですな。まりあと面会し、「大人ぶってるけど、中身は子供じゃん」と見透かすなど、これはこれでちょっと食わせ物。野心家な感じはしないけど、あまりまりあに素直に従いそうなタマでもなさそうだなぁ。ショートでつり目だけど。(だったらなんでもええんかい!>自分)
 鷹山はウィッチブレイドの新形態に合わせた制御コードをアイウェポンに組み込み、ひとまずなんとか暴走を抑える。だが、旧コードのまま出荷されたアイウェポンが日本近海にまだおり、それがウィッチブレイドの力に反応して暴走の兆しを……雅音、まりあたちと暴走アイウェポンの三つ巴の戦いになるのか?


  ゼーガペイン #23「沈まない月」。いよいよ最終作戦へ突入するセレブラントたち。圧倒的なガルズオルムの戦力に次々落とされる仲間たちに守られ、オケアノスは遂に北極のガルズオルムの地上での本拠地に突入、そこの施設を使い、一気に月へ量子転送する。だが、アビスとシンは一度アンチゼーガ・コアトリクエでキョウたちをサポートする仲間のオケアノス級戦艦に特攻した後、新たな身体で新しいアンチゼーガ、「マインディエ」を駆り、その圧倒的な力でキョウたちを追い詰めていく。
 月面基地最下層のサーバルームでも構わず攻撃を仕掛けてくるマインディエを迎え撃つキョウたちだが、一番中心にあったサーバに接触した瞬間、サーバ内にゼーガペインごと転送されてしまう。そしてサーバ内で出会ったのは、なんと人類を滅ぼし、ガルズオルムを組織した張本人、ナーガの残存パーソナルデータだった……

 シマのオリジナルと接触して身体を再生してもらう予定だったのに、これは接触失敗ってこと? それとも、実はシマのオリジナルはナーガで、シマが人類側に送り込まれたのはシマ自身も知らなかったが罠ってこと? う〜ん。
 サーバの中で人類を滅ぼしてもサーバ内で進化実験を行った自らの狂気を語るナーガ。正確にはその残存データなんだけど。ナーガ本来の人格データは、サーバ内で拡散してしまってるらしい。生まれつき痛覚を持たぬがゆえに他者の痛みを解さぬというナーガに、「あんたが理解できないのは身体の痛みじゃない! 心の痛みだ!」と熱血するキョウ。おお、ヒーローものの主人公らしくなってきた。「俺のこの拳で!  この上腕二頭筋で!  魂で! お前をぶん殴る!」は名(迷?)台詞か? でも予告からすると、作戦は失敗、ということらしい。結局キョウたちは甦らない、ってことなのか?

[その他][アニメ] エヴァ新作劇場版って本気ですか?

 早売りアニメ誌の情報が流れてるんだけども、総集編とかではなく全四本の完全新作として作成するとか……う〜ん。


  「デスノート」の人気漫画家、銃刀法違反で逮捕読売 )。 他のニュースzakzak )によると、最悪、映画の公開見合わせもありうるとか。まあ、犯罪は犯罪だけど、児童売春とかと比べれば比べるべくもないと思うのだけどなぁ……そこまで過敏に反応するものだろうか?


  【こぼれ話】通説に反してネズミはチーズが嫌い=英学者が研究OCN news )。え〜!? って、普通考えればそりゃそうか。ネズミとチーズの関係の俗説って、どこから生まれたんかなぁ。


2006年09月08日(金) 旧暦 [n年日記]

[必殺] 生きてる娘が死んだ自分を見た!

 必殺シリーズ第十四弾「翔べ!必殺うらごろし」第四話。( DVD2巻DVD-BOX上巻

 道中、病気の療養に向かう娘・おうめと出くわす先生たち一行。異様な彼女の咳に労咳だと思った正十は近寄るまいとするが、若が困った姿に手を差し伸べ、目的地まで送っていく。だが若には娘の無気力な様子が気になった。また先生も、おうめに病気以外の不吉な影を感じていた。
 若と別れた一行は宿場町に不穏な影を感じるという先生の声に聞き込みをするが、訪ねたおうめの実家、百舌屋の態度におかしいものを感じる。それに継母のおくには娘の病のことを気にもかけてない様子。
 その頃、療養先の村で薬を飲んでいたおうめは、辺りが血に染まり、もう一人の自分が自分をじっと見ている幻覚に悩まされていた。彼女はそれを自分の死の予兆だと悟るが、彼女はとっくに生きることに絶望していた。
 正十は小遣い稼ぎに入り込んだ百舌屋で、おくにとおうめの主治医宗丹が睦み合い、怪しげな会話をしているのを聞いてしまう。そして、宗丹が意味ありげに「おうめに飲ませろ」と言った薬をくすねて先生に見せるのだが、それを見た先生はなにかを感じたかのように走り出していってしまう。
 先生の走って行った先には、静養先を抜け出したおうめの姿が。彼女は病で死んだ自分の父の墓を素手で掘り起こそうとしていた。先生のかけた暗示により、心の中に閉じ込めていたものを語りだすおうめ。自分に死を告げるもう一人の自分が現れ、そう遠くないうちに自分が死ぬだろうことを先生に告げる。彼女は継母が医者と組んで自分に毒を飲ませていること、自分の父も同様に殺されたことを悟っていたが、自分が死んでも誰も悲しむ者はいないと、毒と知って薬を飲みつづけていたのだ。
 いまならまだ助かるという先生の言葉にも耳を貸さないおうめに、「俺の弟は六つのときに労咳で死んだんだ! 死にたくないって泣き叫んだが助ける術がなかったんだ! その辛さ悲しさがてめえにわかるか!」と殴りとばす若。
 若とおばさんの説得によって生きる気力を取り戻しかけたおうめは、説得に従って家から出ることを告げに百舌屋へ戻るが、おうめが毒殺の事実を知ってることに怯えたおくにと宗丹が、おうめに多量の毒を飲ませて亡き者にしようとする。抗うおうめだが、必死の形相で自分を殺そうとするおくにと宗丹の姿に、絶望して自ら毒をあおってしまう。だが、一度に多量の毒を飲んだために吐き戻してしまったおうめは死にきらず、「死にたくない」と泣き叫びながらおくにの手下に殺され、遺体は五体ばらばらにして墓場に埋め隠されてしまう。
 姿を消したおうめを探して百舌屋に入り込んだ正十が、その一部始終を見て先生に告げる。一同はバラバラにされた死体を前にして、あまりに凄惨な死に様に悲嘆する。

 ここまで「殺される」ってことをネチネチ描いた話ってのは、必殺シリーズ全シリーズを通してもあまりないんじゃないかと思う。徐々に毒を盛られ、なにより周りは自分の死を望む者ばかりという状況で心が絶望で死にかけたおうめ。だが、彼女は心の奥底では死にたくないと願っており、その恐怖がもう一人の自分の幻影を見せていた。
 ってわけで今回の超常現象はオートスコピー、つまり、ドッペルゲンガー。日本で言う影の病もこれのひとつということで、今回はオカルトというより精神疾患っぽい感じ。
 あれだけ死にたい死にたいと言ってたのに、若とおばさんの説得にわりと簡単に考え直すように見えるのは、本当は誰か止めてくれる人を望んでいたからだろうな。最後に死にそこない、助けてと泣き叫びながら殺される姿が、おうめの本当の願望だったんだろう。
 でも若がおうめの言動に耐えかねはりとばし、続けて殴りつけようとするシーン。必死に先生が止め「お前自分の力を知ってるだろう! 壊れちまう!」って、まったくその通り。毒で死ぬ前に若のパンチで殺されちゃうわな……その先生もその後おうめの飲まされてた毒を飲んでみて、ぶったおれちゃうのが……どのような種類の毒か、試しに飲んでみたんだろうけど、あまり意味ね〜(笑)。
 が、それにしてもおうめの五体バラバラにされる最期はあまりに悲惨。あちこちに埋め隠された遺体を先生たちが捜し集める。画面上に出てくるのはせいぜい手の部分くらいだが、その場面を想像するとあまりに凄絶な情景に流石にぞっとする。
 これだけ殺される側の殺されてく描写を濃くやっただけあって、殺す側の描写もわりと濃い。悪党としては単純に医者や番頭を抱きこんでのお家乗っ取りなのだが、おくには旦那が生きてた頃は実権を握られ自由にならず、その鬱憤が溜まっていたことを匂わせる。それに財産で贅沢三昧というより、商売自体は真面目にやっていたらしいという二面性を持つ。
 しかし毒殺という、殺した実感が少ない手段でおうめが死にかけたときには喜びも悲しみもない、冷たい表情でその死に様を見つめていたのに、死にそこない息を吹き返したおうめを前にうろたえ、怯え、手下の番頭らに拙速に始末をさせる。さらに不安からおうめの死体を確かめようと墓場にやってきたところで先生たちの逆襲を受ける。
 おばさんの決め台詞は短めながらいつも通り鬼気迫る。
声が大きいよ! ……静かに地獄に行きな
 先生はより無茶苦茶で、宗丹はジャイアントスウィングばりに振り回されて木に叩きつけられ、おくには倒れてもがいてるところを旗の柄で刺し殺される。若は実際におうめを手にかけた手下を、殴り飛ばした挙句墓穴に落として上から石で撲殺。
 最後、結局影の病から娘を助けられなかった己の未熟を恥じる先生を、「先生は未熟だ!」とからかうようにはやし立てる正十。おねむが「でも、仇は取ったじゃない」と言うのに正十が「うん、それはそれでいいんだ」と答えるのが、「仇は取ったけど仇しか取れなかった」という先生たちの徒労感が、冗談めかした正十の口調にまぎれて隠されてる気がする。

[アニメ] ホスト部#22と.hack//Roots#22

  桜蘭高校ホスト部 #22「モリ先輩に弟子入り志願」。顔と目つきが怖く、クラスメイトには怖がられ舎弟からも敬遠されてると感じたヤクザの跡取の笠野田律。彼は自分と同じく目つきが怖くて無愛想なモリ先輩がどうしてみんなから慕われてるのか知りたいと、ホスト部に押しかけ弟子にやってきた。環や双子の悪ふざけに振り回される笠野田君だが、彼を狙う不穏な影が……

 笠野田の「どうしてあんたはそんななのにみんなから慕われてるんだ!」という言葉に、一々ショックを受けるモリ先輩、テラカワイスw。言ってる本人、全然悪気ないんだけどね。
 目つきは怖いけど実は優しくて照れ屋な笠野田君は、実際には舎弟からもちゃんと慕われてたのだけど、舎弟が照れ屋な彼に気遣って距離をおいたがために誤解し、ホスト部 なんぞ に駆け込むことに。「一度くれえみんなと缶けりとかしてえ!」という叫びに反応した環が協力するのだけど、双子の悪乗りも加わって笠野田君もキレまくる。まあ、真に受ける彼も彼だが。実際にはホスト部の面々は笠野田君が心やさしい青年であるし、近しい人たちもそれをわかってるってことを見透かし、彼自身が変わる必要がないことに気付くまで相手をしてただけなんだけど……まあ、遊んでるわな。
 笠野田君の誤解も解け、彼の巻き込まれかけてたトラブルも解決し、めでたしめでたし、と思いきや、彼がハルヒの着替え中に更衣室に入ってしまい、ハルヒが女だとバレることに……え? この話まだ続くの?


  .hack//Roots #22「Bond」。少しでもハセヲの助けになればと、彼自身や彼のPKしたPCの回復をしまくるギルド「肉球団」を立ち上げたタビー。だけどギルドメンバーの清作と秀世は低レベルであっという間に全滅、呆れたトウタにさっさろレベル上げしてこいと叩きだされる。一方、憑神使いとして目覚めたクーンは、彼と接触したパイにそのままでは周囲の人間に迷惑をかけるから、自分たちの下へ来いと言われる。ギルドマスターとして仲間を引っ張ってきた自分がギルドを抜けて良いのか、悩むクーンだが……

 そういや、アバター自体はアニメでは全然姿は見せてないなぁ。ゲームの情報を知らない人は、一体パイやクーン、そしてハセヲになにが起こってるかわかるのかな?
 で、前回の予告で嫌な予感はしてた肉球団。まごうことなきバカギルドでした……決めポーズの後になぜかスーパー戦隊ものよろしく爆発も起こるし。レベル上げもせずポーズの研究ばかりしてるのも、バカ。どうもトウタは彼らをプロデュースしようとしてるらしいが、その目的はなんだろう? でも、やってるタビーは真剣そのもの。ハセヲが道を誤るのを、こうしてなんとか考え直させたいと思ってのこと。ハセヲは呆れつつも無視を決め込むことにするが、少し心が揺らぎ始めてるきざしはある。
 ただ、その肉球団も、メンバーの清作がタビーの中の人にむしろ興味があるらしく、ハセヲの方を向いてるタビーとちと食い違ってる印象が……タビーにとっては「旅団」が家族で、ハセヲは今TheWorld内にいるとわかってる唯一の家族だからなのだろうけど……

[その他] エヴァ新作映画化は本当らしい

 ニュータイプ今月号にいろいろインタビューで理由が語られてたが、ぶっちゃけ、ようわからんw


  新・華夷秩序と韓国日経 )。概ね個人的印象と合ってるかな。中国はわりと実利的に方針を決めてるけど、韓国は妙な理屈を立てて、自縄自縛になってる感じ。まあ、これまで中国以上に日本に対する道徳的優位が基盤としてきただけに……ぶっちゃけ、もう韓国スルーでいいんじゃないかという気もする。真面目になんとかしようとしてる韓国の方には申し訳ないが。


  日中関係の論文、「反日」批判で閲覧停止 国際問題研朝日 )。まあ、閲覧停止はちと行き過ぎだけど、「靖国カルト」とかって扇動的なタームを使うに相応しい程度の組織か、とも思えるけどね。実際にはどっかから圧力があったわけではなく、批判苦情を受けて研究所が自主判断で、らしいから、この朝日の「言論弾圧だ」調の批判もちと的外れなんだが。


  過去の侵略行為と向き合うべきだ」共産党志位氏、靖国参拝批判で一致探る ( http://flash24.kyodo.co.jp/ 共同 )。いや、共産党はそれ以前にガタガタな自組織と向き合わないかんと思いますが……


  改めて無罪を主張 ウィニー最終弁論Y!hl )。想定される用途としては確実にそういった行為も入ってただろうけど、ソフトウェアの開発自体が違法、とされるってのは、ちとこれまでの海外の判決とも相容れないと思うのだけどなぁ……どうなるのか。


  「電話しようと思っていたら電話がきた」現象に挑む科学者excite News )。よし、うらごろしの新しいテーマが決まった! 「この現象はテレフォン・シンパシーといい……」って江戸時代じゃ電話ないじゃん! ダメじゃん!
 まあ、実際はなにか連絡しなきゃいけないことが心に引っかかってたり、頻繁に電話を受ける相手だからなんとなく心の中で待ち受けてたり、って感じのものなんだろうけどね。


  人気の「酸素入り水」に効果なし? 国立健康・栄養研朝日 )。……当たり前じゃん。


2006年09月09日() 旧暦 [n年日記]

[その他] 久々にイベント

 って、木登りのですが。参加人数的には大したことなかったのですが、こちら側スタッフの人数が少なかったのでそれなりに大変。今日は暑かったし。晴天だったのが幸いでしたけど。
 久々と言うと昨日も、久々に深+に行きましたわ。恒例シネマ・デイズ。いろいろ映画バカ話(バカ映画話でもOK)に花が咲きました。やっぱこういうのがいいやね。


  見なきゃダメだ!あの「エヴァ」が10年ぶりに映画で完結サンスポ )。
結末をめぐるネット上でのファンの論争は、現在のネット掲示板「2ちゃんねる」を作り出すきっかけにもなった。一方、同アニメのヒロイン、綾波レイのフィギュアなどが東京・秋葉原を中心に出回ったことからオタクたちが集まり、秋葉原が現在の“オタク都市”の顔を持つようになったともいわれている。
 知らないのに知ったかぶると恥をかくという見本。


  乙武洋匡さん:ブログ“炎上”紀子さまご出産への言及で毎日 )。
 乙武さんは7日付けのブログに、「紀子さま出産」というタイトルで「世間は昨日から『めでたい、めでたい』と騒いでるけど……ひとつの命が誕生したことがめでたいの?それとも誕生した命が『男児だったから』めでたいの?」などと書き込み。
 別になにも間違ったことは書いてないと思うが。


2006年09月10日() 旧暦 [n年日記]

[特撮] ボウケン#28とカブト#32

  ボウケンジャー #28「伝説の鎧」。新しいクエスターロボ「将(エリート)」を駆り、「伝説の鎧」というプレシャスを狙うガイとレイ。ところが、そんなときにタイミング悪く真墨のアクセルラーが壊れてしまう。ミッションからはずされ腐る真墨は、明石に「ないものを嘆いても仕方がない。あるもので出来ることを考えるんだ」と言われ、変身できないままにガイとレイがプレシャスを手に入れるのを防ごうとする。

 アクセルラーって予備ないんか! って、そういえば以前奪われたときも奪われっぱなしだったけな。用途を考えると相当耐久性を持たせてるはずなんだけど、それでも壊す真墨って……自業自得かどうか知らないが、明石の言葉に触発されて変身できないながらも知恵とハッタリでガイとレイを出し抜く真墨。こういうの似合うキャラだね。でも結局プレシャスは奪われるんだけど。
 ロボ戦は究極の防御力を持つ鎧を身にまとったクエスターロボ相手に持久戦を挑み、オーバーヒートを狙う。最強合体のアルティメットダイボウケンを敢えて出さず、組替え式のプレイバリューを強調したロボ戦でした。狙いは見え見えなんだけど、確かにこれ見たら組替えて遊んでみたくはなるよな。
 次回は新ロボ?新メンバー?の大剣人ズバーン登場。
 ところでスーパーヒーロータイム終了時の明石がここんところ崩れまくりなんですけど……


  カブト #32。シシーラワームであることが明らかになったひより。自分も知らなかった自分の正体にひよりは戸惑うが、天道はそれでも「相手がワームなら非情に徹する」と……独自の行動でひより確保をしだした間宮(ウカワーム)を出し抜くため、ZECTがひよりの身柄を拘束しようとし、加賀美は迷いながらもひよりを守るためにザビー並びにゼクトルーパーと対峙する。間宮率いるワームたちも加わり三つ巴の戦いになったが、そこへやってきた天道はカブトに変身すると、ひよりの変身したシシーラワームへライダーキックを放ち、爆散させてしまう……

 予告から「え〜〜!? マジ!?」という感じの展開だったのだけど、風間死亡展開からも多少予想された通り、ハッタリ。天道はひよりが死んだと見せかけ、独自に保護していた。って、クロックアップしても成虫になったワームはクロックアップの光景が見えてるんじゃなかったっけ……?
 それはともかく、天道がそこまでしてひよりをかばう理由が明かされ、これもまたちと驚愕の展開。ひよりは天道の妹だという。それもただ妹というだけではなく、ひよりの両親は天道の両親を殺しコピーしたワームで、そのとき天道の母のお腹の中にいた胎児ごとコピーしてしまい、その子がひよりだとのこと。ひよりはワームでありながらワームとしての記憶を持たず、生まれてからずっと人間として過ごした特殊な存在だったんですな。
 渋谷隕石のときに見たひよりが見た少年も昔の天道で、自分の両親をコピーしたひよりの両親を見つけ仇を討つつもりが、生まれる前に死んだ自分の妹のコピーであるひよりの嘆願に躊躇い、結局ひよりの両親は廃墟の崩落によって死んでしまって実際には手にかけてないらしい。そしてそれからずっと、ひよりを守ることだけを決意し、七年を過ごした。
 今の天道の目的はひより以外のすべてのワームを倒し、そしてすべてのゼクターを回収し、ひよりの安全を確保すること。第一話からの謎だった天道の動機は大分明らかになったけど、まだ他にもいろいろ謎が……すべてを聞いてしまい「俺に協力するか、倒されるか選べ」と言われ迷う加賀美も……こうシリアス展開だと、いつも通りバカ丸出しで「今こそ友情に報いるときだ」と現れる神代が一服の清涼剤。
 と、ここに及んで三島がハイパーゼクターの試験をしていた、鎖につながれた仮面の男も正体が……って、天道? 当の三島はハイパーゼクターの入ったトランクを持ったまま生死不明で海岸に打ち上げられてるし……たたみかけてるなぁ。
 次回は新しいライダー、キックホッパーが登場。パンチがあの人だって書いたけど、あの人はキックの方でしたわ。

[アニメ] 徹之進#35とおとぎ銃士#11とマイメロシャッフル#24

  それゆけ徹之進 #35「てつのしん運動会ではりきる」。犬楽園の運動会で優勝チームには百万バウの賞金が出ると聞き、はりきって参加した徹之進。ところが運動会に乗じて白金の犬たちがセトの持つ犬魔法の秘伝書を盗もうと画策し……
 相変わらずなんだか妙なノリが楽しい。メインとしては白金の犬たちの陰謀なのだけど、運動会の小ネタもきちんとショートコントになってるのが……イワンが借り物競争で(「バカ」というお題で)借り出されて初めて「バカで結構〜〜!」とか言ってたりとか。ポチの面白い顔ネタも以前のシルコ選手のときの話をきちんと受けてるし。
 セト様の秘伝書騒ぎは、徹之進の弁当のバスケットに潜り込んでたフェレットが騒ぎを起こして、秘伝書を盗もうとしてた白金のスパイも巻き込んでの争奪戦に。秘伝書は盗まれるが偽者だったので一安心、ってのはともかく、「トゥウェルブ」と呼ばれるスパイがメスらしいのが……やっぱ徹之進の身近な人物?
 それと、リニアにやる気を出させるために徹之進が血統書の巻物を犠牲にしてたり、なにげにちゃんと徹之進の成長を描いてるんだよなぁ。


  おとぎ銃士赤ずきん #11「草太と恋する魔法使い」。魔物がうろつく森で迷ったりんごはハーメルンに助けられるが、自分が一行の中では役立たずであることを指摘され、落ち込んでしまう。そんなとき、赤ずきんの母校の魔法学校をサンドリヨンの手がかりを求め訪れるのだが、りんごはなんとしても草太のそばにいようと、魔法を覚えようとする。

 周囲に魔物が歩き回るようになり霧でその姿を隠してるわりには普通に学園祭をやってる魔法学校って……おまけにグレーテルとランダージョも普通に潜入してるし。と、ゆるゆるなのはいつも通りなのだけど、りんごが役立たずなんてとんでもない! このパーティでりんごがいなかったら「ツッコミ役」がいなくなっちゃうじゃん! ヴァルじゃ不足だし、覚醒したいばらはきつすぎる上に滅多に覚醒しないし……落ちた草太を助けに飛び込んだりんごを魔法で助けた白雪は、そのままりんごに「自分に魔法が使えた」と誤解させたままにしておくのだけど……なんの解決にもなってないような。しかし学園祭の劇のりんごは異世界から使い魔を呼び出しそうなツンデレっぷりでした。


  マイメロシャッフル #24「おでんが売れたらイイナ!」。バコにとりついたダーちゃんが少しパワーを増したおかげでクロミーズ5を呼びさせるようになったクロミ。で、そのせいで不利になってしまったマイメロのパワーアップ話なのだけど……呪文のために早口言葉を練習してかみまくったおかげで、口が腫れたマイメロが、正直キモイ(笑)。
 パワーアップしたことでお助けキャラを二体呼び出せるようになったマイメロだけど、弱いキャラ二体引いてしまったら、あまり意味がないよなぁ……